アンチ・スペクタクル-沸騰する映像文化の考古学〈アルケオロジー〉

長谷 正人(編訳
東京大学出版会
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「モダニティとテクノロジーの経験」としての映像文化とは何か? 発展著しい英米圏の映画学の中核をなす記念碑的論文を本邦初めて翻訳・集成.気鋭の社会学者/映画研究者による充実した解題を付す.メディア,文化,社会の研究に必須となる基本論集. 序論 「想起」としての映像文化史(長谷正人) I 痕跡としての映像——テクノロジーとしてのカメラ  第1章 光(リュミエール)あれ      ——リュミエール映画と自主性(ダイ・ヴォーン)  第2章 フロイト,マレー,そして映画      ——時間性,保存,読解可能性(メアリー・アン・ドーン)  第3章 個人の身体を追跡する      ——写真,探偵,そして初期映画(トム・ガニング) II 循環する映像——資本主義と視覚文化  第4章 解き放たれる視覚      ——マネと「注意」概念の出現をめぐって(ジョナサン・クレイリー)  第5章 幽霊のイメージと近代的顕現現象      ——心霊写真,マジック劇場,トリック映画,そして写真における不気味なもの(トム・ガニング)  第6章 世紀末パリにおける大衆のリアリティ嗜好      ——モルグ,蝋人形館,パノラマ(ヴァネッサ・シュワルツ) III 映像のショック作用——大衆的身体感覚と初期映画  第7章 モダニティ,ハイパー刺激,そして大衆的センセーショナリズムの誕生(ベン・シンガー)  第8章 アトラクションの映画(トム・ガニング)

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