シネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)

ジル ドゥルーズ
法政大学出版局
商品プロモーションを含む場合があります

戦前戦後の映画の流れを縦断しつつ「イメージと記号の分類」を試み,時間や運動をめぐる哲学の新たな概念を創造する。ドゥルーズの思考が多様に注入された結晶。 哲学者による単なる映画史・映画論ではなく、「映画に現れるかぎりでのイメージと記号の分類」の創造的な試み。映画芸術を思考することによって時間や運動をめぐる哲学の新たな概念を創出する。哲学と映画との唯一無二の出会いを記す書物であり、生、知覚、記憶、身体、言語、脳、集団、政治などのドゥルーズのあらゆる思考が多様に注入され、再編成され、結晶した現代の古典。 第1章 運動イメージを超えて 第2章 イメージと記号の再検討 第3章 回想から夢へ──第三のベルクソン注釈 第4章 時間の結晶 第5章 現在の諸先端と過去の諸層──第四のベルクソン注釈 第6章 偽なるものの力能 第7章 思考と映画 第8章 映画、身体と脳、思考 第9章 イメージの構成要素 第10章 結論 映画用語一覧 訳者あとがき 注・索引

みんなのレビュー
まだレビューはありません
search