日本のサル: 哺乳類学としてのニホンザル研究

辻 大和
東京大学出版会
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ニホンザル研究の最前線——生態学,行動学,認知科学など,多様な分野の気鋭の研究者が執筆.伝統的な日本の霊長類研究の歴史をふまえて,これからのニホンザル研究を展望し,新しい野生動物学の地平を拓く.野生動物の研究や保護管理に携わる人たちの必読書. 序 章 日本の哺乳類学とニホンザル研究の過去から現在(中川尚史)  第I部 ニホンザル研究の再考  第1章 食性と食物選択(澤田晶子)  第2章 毛づくろいの行動学(上野将敬)  第3章 亜成獣期の存在に着目した社会行動の発達(勝 野吏子)  第4章 行動の伝播,伝承,変容と文化的地域変異(中川尚史)  第5章 オスの生活史ならびに社会構造の共通性と多様性(川添達朗) 第II部 ニホンザル研究の新展開  第6章 中立的・機能的遺伝子の多様性(鈴木-橋戸南美)  第7章 四足歩行や二足歩行による身体の移動(日暮泰男)  第8章 コミュニケーションと認知(香田啓貴)  第9章 群れの維持メカニズム(西川真理)  第10章 寄生虫との関わり(座馬耕一郎)  第11章 他種との関係(辻 大和) 第III部 人間生活とニホンザル  第12章 動物園の現状と課題(青木孝平)  第13章 共存をめぐる現実と未来(江成広斗)  第14章 福島第一原発災害による放射能汚染問題(羽山伸一) 終 章 これからのニホンザル研究(辻 大和) あとがき(辻 大和・中川尚史) Monkeys of Japan: A Mammalogical Studies of Japanese Macaques Yamato TSUJI and Naofumi NAKAGAWA, Editors

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