目に見えるものの署名: ジェイムソン映画論 (叢書・ウニベルシタス)
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数々の映画作品を分析することで「見る」という行為をめぐって展開される権力と欲望の闘争を抉り出し、来たるべき世界を予告する。 数々の映画作品を分析することで「見る」という行為をめぐって展開される権力と欲望の闘争を抉り出し、来たるべき世界を予告する。著者渾身の「映像の存在論」。 あらゆる映画はポルノグラフィである──。「見る」という行為を通して世界が所有される今日、映画は世界を容赦なく裸体にする。ポストモダンを代表する論客が『狼たちの午後』(シドニー・ルメット)、『シャイニング』(スタンリー・キューブリック)、『ディーバ』(ジャン=ジャック・ベネックス)など、数々の著名な映画作品を分析し、現代における権力と欲望の闘争を抉り出す。「映像の存在論」をなす著者渾身の論考群。 序論 第一部 第1章 大衆文化における物象化とユートピア 第2章 現代の大衆文化にみられる階級とアレゴリー──政治映画としての『狼たちの午後』 第3章 『ディーバ』とフランス社会主義 第4章 「破壊的要素に没入せよ」──ハンス=ユルゲン・ジーバーベルクと文化革命 第5章 『シャイニング』の語りと歴史主義 第6章 アレゴリーで読むヒッチコック 第7章 映画の魔術的リアリズム 第二部 第8章 イタリアの実存
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