菓の辞典
「人が動けばお菓子も動く」だった! 約130種類の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とと… ラムセス3世が親しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。 約130種類の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。 … ラムセス3世が親しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。 約130種類の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。 お菓子一つひとつが持つストーリーを古代から現代へと並べて掲載。 ぺージをめくるたびに現代へと近づき、まるで「お菓子」で時代を旅する気分に。 ▶十字軍が遠征したり、王族の子女が他国に嫁いだりすると、もれなくお菓子文化が発展していた。 ▶人から人へ、国から国へ。「人が動けばお菓子も動く」だったのです。 「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。 はじめに 目次 古代のお菓子たち 中世(5〜14C) 001 古代の香りただよう濃厚な味わい ..........チーズケーキ P20 002 マフィアも虜にしたリコッタクリーム ..........カンノーリ P22 003 禁じられるほど美しい 復活祭のお菓子 ..........カッサータ P24 004 チンギス・ハンも認めた滋養ケーキ ..........パン・デピス P26 005 凸凹の格子模様がトレードマーク ..........ワッフル(ゴーフル) P28 006 お菓子作りの発展に大貢献したパン? ..........エショデ P32 007 タータンチェックは英国菓子のほこり ..........ショートブレッド P34 008 世界最古の”生命の“ クッキー ..........レープクーヘン P36 009 塩味から始まったフランス家庭菓子 ..........フラン P38 010 ひと切れずつ食べながらクリスマスを待つ ..........シュトレン P40 011 ローマ皇帝も魅せられたエレガントなケーキ ..........ガトー・ド・サヴォワ P42 012 サヴォイア家のフィンガービスケット .......サヴォイアルディ&ザバイオーネ P44 013 甘酸っぱい禁断の実のお菓子 ..........アップルパイ P46 014 アーモンドが主役の白いゼリー ..........ブランマンジェ P48 近世(15〜17C) 015 セザンヌの故郷に生まれた小さな銘菓 ..........カリソン P52 016 ドーム型の大きなパン菓子 ..........パネットーネ P54 017 古代から珍重された薬効ケーキ ..........ジンジャーブレッド P56 018 じっくりゆっくり焼いた年輪模様 ..........バウムクーヘン P57 019 決め手は修道士の真っ赤なリキュール ..........ズッパ・イングレーゼ P58 020 建築家が作った初のセミフレッド ..........ズッコット P60 021 船上料理人が考案した蒸し料理 ..........プリン P62 022 不名誉な名前の大人気デザート ..........トライフル P64 023 優雅な香りのヴィエノワズリー ..........ブリオッシュ P66 024 フランスで花開いたイタリアみやげ ..........マカロン P68 025 ワインの産地に生まれた逸品 ..........カヌレ P72 026 悪酔いしないカーニバル菓子 ..........クラプフェン&ボンボローニ P74 027 宗教心の詰まった小さな丸いパイ ..........ミンス・パイ P76 028 エピファニーを祝う王様のお菓子 ..........ガレット・デ・ロワ P78 029 世界デビューしたアーモンドタルト ..........アマンディーヌ P82 030 スプーンで割って食べれば幸せになる ..........クレーム・ブリュレ P84 031 薄い生地で巻いたオーストリア銘菓 ..........アプフェルシュトゥルーデル P86 032 主人の名をあげたアーモンド菓子 ..........プラリーヌ P88 033 修道女がつくった偶然の産物 ..........スフォリア・テッラ P90 034 はじまりはクルミつきの丸い揚げ菓子 ..........ドーナツ P92 035 粥から生まれた王妃お気に入りのスイーツ ..........クレープ P94 036 伝統のダークチェリージャムをはさんで ..........ガトー・バスク P96 037 その名は「クリーム入りキャベツ」 ..........シュークリーム P98 038 歯がたたない固焼きビスケット ..........カントゥッチ(ビスコッティ・ディ・プラート) P99 039 マリー・アントワネットご所望の朝食 ..........クグロフ P100 近代(18〜19C) 040 抜群の汎用性はふたつの材料から ..........メレンゲ P108 041 世間をザワつかせた愛の名前 ..........ピュイ・ダムール P110 042 ポルトガルの国民的菓子 ..........パステル・デ・ナタ P112 043 貝殻の形がまとうバターの芳香 ..........マドレーヌ P113 044 華やかな帽子をケーキに仕立てて ..........シャルロット P114 045 パリ最古の菓子店の看板商品 ..........ババ P116 046 有名な型になった「できそこない」 ..........ガトー・マンケ P118 047 小さなシューで作るピエス・モンテ ..........クロカンブッシュ P120 048 ドイツ・バイエルン地方がルーツの冷菓 ..........ババロア P122 049 じっくり時間をかけた栗の砂糖漬け ..........マロン・グラッセ P123 050 誰もが認めるチョコレートケーキの王様 ザ..........ッハトルテ P124 051 命名はパン・菓子職人の__________守護聖人から ..........サントノレ P126 052 美食家の名を冠したババの兄弟 ..........サバラン P128 053 パイの名は、椰子の葉、ハート、豚の耳 .パルミエ(シュバインスオーレン) P130 054 パリジャン最愛のキュートなシュー菓子 ..........エクレア P132 055 ブルダルー通りの大人気タルト ..........タルト・ブルダルー P134 056 バターの香りに酔う小さな焼き菓子 ..........サブレ P136 057 シューを修道女の姿に模して ..........ルリジューズ P138 058 スコットランド生まれの愛され菓子 ..........スコーン P140 059 チョコレートをはさんだ”貴婦人のキス“ ..........バーチ・ディ・ダーマ P144 060 名前の由来はアラビアの港町 ..........モカ P146 061 ブルターニュ産の有塩バターをたっぷり ..........クイニー・アマン P148 062 シンプルが基本のバターケーキ ..........カトル・カール P149 063 創作は敬愛する英国女王のため ..........ヴィクトリアサンドイッチケーキ P150 064 ”千枚の葉“ という詩的な名前 ..........ミルフイユ P152 065 歌姫お気に入りの天国の味 ..........トルタ・パラディーゾ P154 066 ヴィクトリア時代の市松模様のお菓子 ..........バッテンバーグケーキ P156 067 映えるお菓子の考案は出張料理人 ..........ヴァシュラン P158 068 「金の延べ棒」の味を堪能して ........フィナンシェ&ヴィジタンディーヌ P160 069 車輪を模したリングシュー ..........パリ・ブレスト P162 070 再現困難なエスコフィエの逸品 ..........ピーチ・メルバ P164 071 英国皇太子が命名した炎のデザート ..........クレープ・シュゼット P166 072 コーヒーと好相性の濃厚ケーキ ..........ブラウニー P168 073 逆さまにして完成する飴色タルト ..........タルト・タタン P169 074 カスタードの海にメレンゲの島 イル・フロッタント(ウー・ア・ラ・ネージュ) P170 075 薪型のケーキを食べてミサを待つ ..........ビュッシュ・ド・ノエル P172 076 パンとスイーツ、ふたつの顔 ..........アメリカンマフィン P174 077 飲み物を奪われた人々の苦肉のアイデア ..........サンデー P176 078 フランス発祥の「最中」的な洋菓子 ..........ダッコワーズ P178 079 イギリスの伝統的なクリスマス菓子 ..........クリスマス・プディング P180 080 甘酸っぱいクリームにメレンゲをたっぷり ..........レモンメレンゲパイ P182 081 港町で生まれたマーマレードの副産物 ..........ダンディー・ケーキ P184 082 イギリス名門校の大らかなデザート ..........イートン・メス P186 083 イギリスの真っ赤な夏のごちそう ..........サマー・プディング P188 084 祖先は古代の咳止めキャンディー ..........マシュマロ P190__ 現代(20C〜) 085 ヨーロッパの最高峰に思いを馳せて ..........モンブラン P198 086 ルーツは酪農家のごちそう ..........クレメ・ダンジュー P200 087 バレリーナのプリンは恋人のため ..........パンナ・コッタ P202 088 アル・カポネ一味が賞賛したお菓子 ..........トルタ・カプレーゼ P204 089 ケーキの王様は日本オリジナル ..........ショートケーキ P206 090 モチーフは世界的バレリーナのチュチュ ..........パヴロヴァ P208 091 ドイツの黒い森のケーキ ...シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(フォレ・ノワール) P210 092 20年間ベールに包まれていたレシピ ..........シフォンケーキ P212 093 アメリカ生まれの人気ナンバーワンクッキー ...チョコレートチップクッキー P213 094 老舗ホテルから生まれた名作デザート ..........プリン・ア・ラ・モード P214 095 イギリス政府が推した野菜ケーキ ..........キャロットケーキ P216 096 大女優が命名した南仏のタルト ..........トロペジェンヌ P218 097 優雅さはモナ・リザの微笑みのごとく ..........オペラ P220 098 元気になれるイタリアンスイーツ ..........ティラミス P222 099 赤いいちごをパリのバラに見立てて ..........フレジエ P224 100 完全完璧なコールドデザート ..........パフェ P226 はじめに P2 いろいろなワッフル 作り方、食べ方、形の違い P30 フランス各地のマカロン 由来と特徴 P70 ガレット・デ・ロワの模様(レイエ) 自然のモチーフに願いを込めて P80 アフタヌーン・ティーの楽しみ方 由来と知っておきたいマナー P142 Column 1 人物index P102 2 氷菓 P192 3 チョコレート P194 発酵菓子とワイン アレンジレシピとペアリング P229 お菓子MAP P236 おわりに P244 INDEX P247 BIBLIOGRAPHY P252