野生動物の行動観察法: 実践 日本の哺乳類学

英治, 井上
東京大学出版会
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野生動物の生態調査の基礎は直接観察法であり,その起源は日本の霊長類学にある.かつては「職人芸」とされたその方法について,ニホンザルをはじめニホンジカやニホンカモシカなど日本に生息する哺乳類の豊富な事例を交えて,野生動物について学ぶ人たちにわかりやすく解説する. はじめに 第1部 方法編 第1章 研究計画法 1 研究のプロセス概観/2 テーマ設定、研究計画の立て方 第2章 データ収集法 1 データ収集の前に/2 行動の定義・記述方法などの諸注意/3 データ収集法 第3章 データ解析法 1 データ入力/2 データ分析/3 成果発表 第2部 実践編 第4章 生態 1 行動圏、縄張り、土地利用/2 行動の時間配分と行動カテゴリー/3 採食 第5章 社会 1 地域個体群構成/2 群れサイズ、構成、移出入、空間配置/3 社会行動/4 社会関係 第6章 繁殖 1 求愛・交尾/2 出産、育児、および子供の発達 第7章 異種間関係 1 種間競争関係と捕食・被食関係/2 花粉分散と種子散布/3 異種混群 おわりに さらに学びたい人へ/引用文献/索引

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