パウロ 十字架の使徒 (岩波新書)

青野 太潮
岩波書店
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まえがき 第1章 パウロの生涯  生い立ち/謎の青年時代/迫害者/復活のイエス/ガリラヤか、エルサレムか/回心/アラビアでの宣教/エルサレムへの上京/使徒会議/伝道の旅へ/コリント教会/最後の旅 第2章 パウロの手紙  1 正典としてのパウロの手紙  2 パウロの手紙はどう読まれたか  伝道のための手紙/朗読される手紙/複製される手紙/マルキオンの正典  3 七つの真筆の手紙  テサロニケ人への第一の手紙/コリント人への第一の手紙/コリント人への第二の手紙/ガラテヤ人への手紙/フィリピ人への手紙/フィレモンへの手紙/ローマ人への手紙 第3章 十字架の神学  1 イエスの最期  パウロは何が許せなかったのか/心の内に現われたイエス/イエスの最期についての資料/ 「十字架の神学」の核心  2 十字架につけられたままのキリスト  生き続けるイエス/イエスの殺害/十字架の逆説/十字架刑の残酷さ/ 「十字架につけられたまま」とは何か  3 呪いこそ解放、そして祝福  律法の呪いからの贖い出し/ 「十字架」と「死」の区別/ 「贖罪」とは何か/ 「義なる方」である神/律法とは何か/罪とは何か  4 「弱さ」を生きる   「弱さこそ強さ」という逆説/両面作戦を戦う/異邦人の告白の逆説/弱さゆえの十字架/正反対のパウロ?/イエスの言葉の反映/ 「強い」生き方への警鐘 第4章 パウロの思想と現代  1 パウロの思想の影響  再発見者たち/アウグスティヌス/マルティン・ルター/カール・バルト  2 神の啓示をめぐって  3 イエスの贖罪をめぐって  イエスの叫び/贖罪論の危うさ/ 「犠牲」について/ルカの誤解/イエスの福音の中心 あとがき

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