命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~
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敗戦後75年企画。12万人以上いた戦争孤児たちの声に耳をすます渾身のノンフィクション。 10歳のときに神戸空襲で両親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、共に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの、声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。 第二次世界大戦後、戦争孤児は日本全国に12万人以上いたといわれている。彼らは誰からも守られず、地を這うように生きた。 山田清一郎さんは、10歳で天涯孤独となり、路上で暮らした過酷な日々の記憶を、長い間胸の奥に閉じこめて暮らしてきた。語り始めたのは60歳を過ぎてからだ。 話したくはない。でも、今話さなければ、誰が仲間たちの声を伝えるのか…。 あなたには、届くだろうか。敗戦後75年目の節目に問う作品。 プロローグ 第一章 かあちゃんの歌 第二章 形のない別れ 第三章 一九四五年六月五日、神戸 第四章 テンキュー、ヨーカン 第五章 野良犬と呼ばれて 第六章 アキラとトマト 第七章 帰命頂礼(きみょうちょうらい) 第八章 アキラのお父さん 第九章 浮浪児仲間の歌 第十章 旅立ち エピローク あとがき
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