【2023最新】「戦争」のおすすめ本!人気ランキング
この記事では、「戦争」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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日清戦争から太平洋戦争まで多大な犠牲を払い列強に挑んだ日本。開戦の論理を繰り返し正当化したものは何か。白熱の近現代史講義。
膨大な犠牲と反省を残しながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思い、なお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。小林秀雄賞受賞。
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310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。
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一九四五年三月十日の東京大空襲で、十二歳の敏子は母と二人の妹を失った。焼け跡には、敏子の家にあったガラスのうさぎが、変わりはてた姿でころがっていた。うさぎは、燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを見つめ続けていたのだった…。戦争の中を生きぬいた著者が、平和への祈りをこめて少女時代の体験をつづった感動のノンフィクション。戦時用語など語句の解説を増やした待望の新版。小学校高学年・中学校向き。
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史上初、全選考委員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作! 独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。
1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。母を殺され、復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
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歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形第15巻
日独伊三国同盟を結んだ日本は、真珠湾を奇襲攻撃し、アメリカとの戦争に突入します。
世界最大の工業国アメリカの実力は圧倒的で、日本軍はしだいに劣勢に立たされ、
原子爆弾を落とされた日本は、ついに無条件降伏を受け入れます。
日本は、連合国軍の支配を受け、戦争放棄を明記した平和憲法を制定します。
講和条約を結んで独立した日本は、高度経済成長の時代に入り、経済大国への道を歩みはじめます。
【目次】
第1章 第二次世界大戦
第2章 敗戦からの出発
第3章 成長する日本
第4章 わたしたちが生きる世界へ
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第15巻は「昭和時代~平成」。
【目次】
第1章 第二次世界大戦
第2章 敗戦からの出発
第3章 成長する日本
第4章 わたしたちが生きる世界へ
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中国、満州、シベリア、フィリピン…で武器を手にした戦争体験者や軍事の専門家に聞いてわかった、教科書では学べない戦争の教訓。
「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」
(田中角栄)
本書は、歴史家や軍事評論家が書く戦争論ではなく、国際的な見識を持つ代表的なビジネスマンであり、中国をよく知る元中国大使の丹羽宇一郎氏が、軍事や戦争に対する本質的な疑問を、戦争体験者や軍事・安全保障の専門家にぶつけ、そこから得た知見と教訓をまとめたものです。
戦争の痛みも知らず、戦力の現実も知らないまま、気に入らない国は懲らしめろという勢いだけがよい意見にはリアリティがありません。私たちは、いまこそ戦争の真実を追ってみるべきです。その上でもう一度、日本の平和と防衛を考えてみるべきではないでしょうか。
日本人は72年間戦争をせずにきましたが、同時に戦争を知ろうとせずに過ごしてきました。あと10年もすれば戦争を知っている世代がいなくなるでしょう。私たちは戦争の語り部を失ってしまうのです。
いまが最後のチャンスです。
■本書の3大特徴
1.戦場の真実がわかる
資料をもとに歴史家が書いた権威ある戦争研究の書籍とは違い、著者自ら、日中戦争・太平洋戦争で武器を手にした体験者を訪れ、専門家から見過ごされてきた多くの事実を聞いています。中国の広大な大地で、戦争末期の満州で、極寒のシベリアで、フィリピンの山中で、いったい何があったのか?
2.日本の防衛力の真実がわかる
日本が自ら戦争を仕掛けることはないでしょう。しかし、北朝鮮や中国が日本を攻撃しないとは言い切れません。戦争に巻き込まれる危険は常にあります。日本を守るのは誰でしょうか? 自衛隊でしょうか? 米軍でしょうか? 軍事・安全保障の専門家に聞いた、本当の日本の防衛力。
3.日本が目指すべき道がわかる
日本が目指すべきは世界中から尊敬される国です。世界を屈服させる強国ではありません。世界が感服するよい手本となる国です。戦争はしてはいけない。戦争から得られるものは何もない。戦争体験の教訓を学ぶことが、日本を再び戦争に導かない力となり、同時に世界に貢献できる手がかりとなるでしょう。
はじめに
序章 それでも戦争を選ぶのか
1 戦争は勝っても負けても無傷ではすまない
2 国家経営と企業経営
第1章 戦場の真実
1 人は人を殺せるか
2 言葉にできない想いを汲み取る
3 戦場は人を狂わせる
4 天皇陛下万歳と叫んで死んだ兵はわずか
5 明暗を分けた終戦後の収容所生活
6 戦後はいまだに終わっていない
第2章 戦争勃発の真実 なぜ戦争は起きるのか
1 負ける戦争をしてはならない
2 戦争とマスメディアの責任
3 新興国と覇権国の衝突
4 何のために戦争をするのか
5 いま日本が戦争をする危険はあるか
第3章 日本を取り巻く脅威の真実
1 日本にとっての脅威の変遷
2 中華民族の夢
3 北朝鮮の軍事力の実力
4 北朝鮮軍の自暴自棄こそ最大の脅威
第4章 安全保障と防衛力の真相
1 安全保障と防衛力を同一視して議論する日本人
2 自衛隊の実力
3 日米安保条約の真実
4 日本の安全保障は誰が考えているのか
第5章 日本は特別な国であれ
1 日本は世界の手本となれ
2 A級戦犯合祀と靖国問題
3 日本人は勇気を持って敗者の歴史を学べ
4 最も重要な抑止力は政治家の質である
5 いまの日本が採るべき選択肢
おわりに
本書でお話をうかがった方々
参考文献
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紹介文
少女を救えるのは「魔物」だけ。第一次世界大戦を物語の魔力で描き切る!
第一次世界大戦下、両親を亡くしたポーランド人の少女リラは、不死の魔物である「伯爵」と館で暮らしていた。護衛のドイツ人兵士イェルクと共に、ヨーロッパ中で起こる悲劇を目の当たりにした彼女は、伯爵の力を借りて祖国を助ける計画を立てる。一方、イェルクもまた人類を救うため、大きな決断をする――。
なぜ人は争いを繰り返し、生きるのか。愚かで愛おしい人類の歴史と業を描き切る、重量級エンターテインメント長編。
愚かで愛おしい人類の歴史を見守る不死の「伯爵」と少女リラ。彼らの旅路に巻き込まれた兵士は、やがて世界を変える夢を見る――史実をもとに壮大なスケールで語られる、重量級歴史エンターテインメント!
第一部
1.半身
2.跳躍
3.銃後の人々
4.イェルク・実体(1)
5.エッフェル塔に集うもの
第二部
1.不滅の血
2.継承
第三部
1.夜の華
2.イェルク・実体(2)
3.キール港にて
4.其々の闘い
5.十一月革命
6.燃えゆく未来
解説 大矢博子
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ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった-。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!
思い出したくない
お嬢ちゃんたち、まだねんねじゃないか
恐怖の臭いと鞄いっぱいのチョコレート菓子
しきたりと生活
母のところに戻ったのは私一人だけ…
わが家には二つの戦争が同居してるの
受話器は弾丸を発しない
私たちの褒美は小さなメダルだった
お人形とライフル
死について、そして死を前にしたときの驚きについて〔ほか〕
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普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る-日本近現代史の最前線。
序章 日本近現代史を考える
1章 日清戦争-「侵略・被侵略」では見えてこないもの
2章 日露戦争-朝鮮か満州か、それが問題
3章 第一次世界大戦-日本が抱いた主観的な挫折
4章 満州事変と日中戦争-日本切腹、中国介錯論
5章 太平洋戦争-戦死者の死に場所を教えられなかった国
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なぜ戦争の拡大をとめることができなかったのか、なぜ一年早く戦争をやめることができなかったのか。繰り返された問いを解説する。
NHK教育テレビ「さかのぼり日本史」で放送された内容をもとに作った単行本「NHKさかのぼり日本史②昭和 とめられなかった戦争」の文庫化です。
「それまで侵略はなかった」と主張し続けてきた安倍首相に真っ向から対抗し、歴史家としての気概を見せた加藤陽子東京大学大学院教授。いまいちばん旬な歴史学者の加藤教授が、語り下ろし形式で、日本の近現代史をわかりやすく解説した本です。
本書は、「なぜ戦争の拡大をとめることができなかったのか」「なぜ一年早く戦争をやめることができなかったのか」がテーマ。繰り返されてきたこの問いを、人々の思いが今なお染みついた土地と史料から考え、日本の近現代史をわかりやすく解説していく歴史ガイド。
第1章 敗戦への道――1944年(昭和19年)
第2章 日米開戦 決断と記憶――1941年(昭和16年)
第3章 日中戦争 長期化の誤算――1937年(昭和12年)
第4章 満州事変 暴走の原点――1933年(昭和8年)
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原爆で父、姉、弟、妹を亡くし、母とともにゼロから再出発した中沢少年が、母の死をきっかけに、戦争責任と原爆の問題に向き合った。実体験をもとに『はだしのゲン』を生み出した漫画家の、不屈の人生。
第1章 母の死
第2章 ピカドン
第3章 残酷
第4章 生きる
第5章 出会い
第6章 上京
第7章 『はだしのゲン』誕生
第8章 肺がん
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世界史を通じて読み解く「戦争と平和」。カリスマ世界史講師だからこそ書けた、未来をも照らす本。
「戦い」を通じて「秩序」を作り上げてきた人間の営みとは?
駿台予備学校世界史科、超人気講師が核心に迫る!
願っているだけでは平和は守れない!
“悲惨な腫れ物”として扱うだけでは、戦争はなくならない。
緊迫する米中関係、朝鮮半島、中東――。
秒単位で激変する国際情勢下で、私たちは今こそ史実から学ぶ必要がある。
情緒を抑え、冷静に事実のエッセンスをえぐり取った、
ベストセラー著者茂木誠の集大成、渾身の書き下ろし!
「人類は戦闘を繰り広げながら、食い止める努力も積み重ねてきた」
“古人類学による戦争の起源”から“21世紀の東アジアの未来”までをわかりやすく凝縮!
世界の“戦争史”を振り返りながら、わが国が関わった戦争も手に取るようにわかる!
空気に流されず、日本人が本当にしなければならないことを学ぶために最適の1冊。
政治的立場の違いを越えて、令和以降の未来を歩むための必読書
「宗教」「外交と諜報」「戦時国際法」「軍隊の人事」「派閥抗争」「地政学」「集団安全保障」etc.……。通史を重層的な視点で捉えながら、戦争と平和のメカニズムが理解できる!
著者新境地! 人類の起源?現在に至るまで、「戦争と平和」の歴史を学ぶことで、日本人の生き方を示唆してくれる究極の1冊
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なぜ引き起こされたのか。どんな戦いだったのか。太平洋戦争の原因・主な戦闘の経過を写真図版350点と共に追う決定版。終戦60周年記念出版として、カラー口絵「真珠湾奇襲」、原爆投下や終戦工作などを増補。
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世界史教育の最先端=グローバル・ヒストリーを採用した初めての歴史まんが
1939年から1945年までの6年間、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連・中国を中心とする連合国とドイツ・イタリア・日本を中心とする枢軸国の間で、世界規模の戦争が起こります。これを第二次世界大戦と呼びます。日本で300万人、世界全体で6000万人以上がこの戦争で亡くなりました。全体主義が力を持った日本とドイツの動きに注目しながら、この悲惨な戦争に至る過程と戦争の経過をたどってみましょう。
【目次】
もしも第二次世界大戦の指導者たちが異世界転移したら!?
第1章 中国の国民革命と日中戦争
第2章 ファシズムの台頭
第3章 第二次世界大戦
第4章 太平洋戦争と大戦の終結
最先端の歴史理解の方法=「グローバル・ヒストリー」を採用した新構成! さらに進化した「東大流」で、歴史の「横のつながり」をつかむ工夫が満載! まったく新しい歴史まんが、ついに誕生!
【目次】
もしも第二次世界大戦の指導者たちが異世界転移したら!?
第1章 中国の国民革命と日中戦争
第2章 ファシズムの台頭
第3章 第二次世界大戦
第4章 太平洋戦争と大戦の終結
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目次
まえがき
昭和十六年秋、参謀本部 / p2
真珠湾空襲 / p33
マレー沖海戦 / p68
フィリピン進攻、ウェーキ島攻略 / p95
香港、シンガポール攻略 / p118
蘭印、バターン半島攻略戦 / p164
東京空襲とミッドウェー海戦 / p199
ガダルカナル島の死闘 / p249
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小学一年の時から戦争だった長崎のまちで、戦艦武蔵の雄姿に胸おどらせた少年は、やがて軍事教練、勤労動員、空襲と戦争の渦にまきこまれる。そして15歳の夏、惨劇は起こった。今こそ語りたい、あの日に見た地獄のこと、死んでいった同級生や家族のこと。21世紀を生きていく人々への被爆者からのメッセージ。
1 ナガサキを知っていますか
2 小国民と戦艦「武蔵」
3 戦争している国の中学生
4 一九四五年八月九日
5 われわれの8.9
6 爆心地をこえて
7 再び爆心地へ
8 ナガサキ・デイ・アフター
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1944年、アウシュヴィッツ強制収容所に作られた秘密の図書館。本の所持が禁じられているなか、図書係をつとめる十四歳のユダヤ人少女ディタは、命がけで本を隠し持つ。実話に基づいた感涙必至の大作!
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俳優 吉永小百合の平和への願いが詰まった一冊。読書感想文に最適!
小学四年生のみどり。おばあちゃんの病気をきっかけに、原爆のことを考えはじめるが……。現代の小学生の目線で原爆を追体験する書き下ろしストーリーと、実際に原爆を体験した人たちが作った原爆詩20編を収録。
小学四年生のみどり。おばあちゃんの病気をきっかけに、原爆のことを考えはじめるが……。現代の小学生の目線で原爆を追体験する書き下ろしストーリーと、実際に原爆を体験した人たちが作った原爆詩20編を収録。
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「日清・日露戦争」「満州事変」そして「大東亜戦争」…明治維新で国家を建設しやがて、あえて「負ける戦争」に突入していった日本近代の「謎」を解く鍵はここにある。
第1章 富国強兵-「強兵」はいつから「富国」に優先されたか
第2章 和魂洋才-大和魂とはそもそも「もののあはれを知る心」だった
第3章 自由民権-なぜ明治の日本から「自由」が消えていったか
第4章 帝国主義-「日清・日露戦争」「日韓併合」は「侵略」だったのか
第5章 昭和維新-暴走したのは本当に「軍」だけだったか
第6章 五族協和-「日本の軍事力でアジアを解放」は本気だった?
第7章 八紘一宇-日本を「大東亜戦争」に引きずり込んだのは誰か
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朝鮮戦争の裏の狙いは日本の共産化だった!韓国侵攻と時を同じくして起こる日本国内の暴動。保守は赤化の危機をどう乗り越えたのか?
日本人の多くは、朝鮮戦争に関してわが国は傍観者だったと思っている。だが、実は当時の日本国内には共産革命の司令塔・極東コミンフォルムによる「武装闘争」指令が下っていた。わが国は戦争と革命の波に巻き込まれていたのだ。GHQ、トルーマン、スターリン、毛沢東らは日本とアジアをどのように改造しようとしたのか。朝鮮戦争はいかにして起こり、日本は紛争に巻き込まれたのか。知られざる日本・台湾の「侵略」工作とともに、敗戦後から朝鮮戦争に至る空白の戦後史が遂に正体を現す。●敗戦後の日本を襲った「敗戦革命」●野坂参三の「平和革命」工作●日本共産党と朝鮮労働党の共謀●革命の司令塔・極東コミンフォルム●中国共産党に操られたトルーマン民主党政権●台湾を守れ――根本博と「白団」の活躍●原爆開発と朝鮮戦争への道●朝鮮戦争をめぐる中ソの思惑と対立●日本共産党の武装闘争●北海道侵略の危機●左右の全体主義と戦った日本社会党
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戦争には「前史」と「前夜」がある。日本の戦争指導者たちが踏み越えていった、数々の「point of no return(戦争回避不能な段階)」とは何か-日中戦争研究の第一人者による集大成!
序章 戦争には「前史」と「前夜」がある
1 日本はいつから満州事変・日中戦争への道を歩みはじめたのか(一九一五年の対華二十一カ条要求
戦争「前史」の転換点となった一九二八年)
2 日本軍は「満州」で何をおこなったのか(関東軍の謀略により開始された満州事変
「満州国」の設立 ほか)
3 日中戦争はどのように準備されたか(二・二六事件と軍部強権政治体制の確立
陸軍の華北分離工作の推進 ほか)
4 日中戦争はどのように始まったか(盧溝橋事件から「北支事変」へ
海軍の謀略・大山事件から第二次上海事変へ ほか)
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吉永小百合の平和への思いあふれる一冊、長崎編が登場。読書感想文に最適!
長崎で「あの日」起こったおそろしいこと、それは──。
1945年8月9日、それはとても静かな、夏の日でした。
せみの声しか聞こえません。
──ピカッ グォーッ!
とつぜん投下された一発の原子爆弾によって、
長崎の町は一瞬で廃墟となりました。
そしてたくさんの命が炎に焼かれました。
3歳で実際に原爆を体験した筒井茅乃さんのお話「娘よ、ここが長崎です」で語られる
突然の母との別れ、混乱する浦上の町のようす、救助に当たる父の姿……
これらはすべて「本当にあったこと」なのです。
この物語のほかに、原爆詩6編と手記2編も収録。
“核のない世界”を強く願う、吉永小百合の平和への思いあふれる一冊!
1945年8月9日、一発の原子爆弾によって長崎の町は廃墟となり、たくさんの命が炎に焼かれました。3歳で実際に原爆を体験した筒井茅乃さん作「娘よ、ここが長崎です」の物語ほか、原爆詩6編と手記2編を収録。
【第一部】
「娘よ、ここが長崎です」 作・筒井茅乃
【第二部】
手記
萩野美智子(当時十歳)
深堀葉子(当時十一歳)
原爆詩集
「母を恋うる歌」福田須磨子
「帰り来ぬ夏の思い」下田秀枝
「入浴」福田須磨子
「原爆のうた」福田須磨子
「あの雲消して」香月クニ子
「花こをは心のいこい」福田須磨子
【あとがき】
吉永小百合
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「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父レフの戦時中の体験を取材していた。ナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた十七歳のレフは、軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された。饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索を始めることになるが、飢餓のさなか、一体どこに卵が?逆境に抗って逞しく生きる若者達の友情と冒険を描く、傑作長篇。
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2013年来日講演録(広島、長崎、沖縄、東京)
広島編 なぜ原爆が落とされたのか(第8回平和首長会議でのオリバー・ストーンの講演(2013年8月5日 広島国際会議場にて)-「ヒロシマ」と「ナガサキ」が二度と起こらないように
8・6ヒロシマ平和へのつどい2013 パネルディスカッション(2013年8月5日広島・ゲバントホールにて)-勝者も敗者も歴史でウソをつく
原水爆禁止2013年世界大会 オリバー・ストーンとピーター・カズニックの講演(2013年8月6日広島県立総合体育館にて)-悲しみを超えて)
長崎編 自分たちの歴史を知らない日本人(アメリカン大学・立命館大学の学生とのセッション(2013年8月8日 長崎原爆被災者協議会にて)-加害者でもある日本
原水爆禁止2013年世界大会オリバー・ストーンの講演(2013年8月9日 長崎市民会館体育館にて)-「歴史」を学ぶことの意味とは)
東京編 真実が最良のプロパガンダ(『アジア太平洋ジャーナルジャパン・フォーカス』『週刊金曜日』合同インタビュー(2013年8月11日 東京都内にて)-語られない米国の暗部
外国特派員協会での会見時の質疑応答(2013年8月12日 外国特派員協会にて)-世界を変える時間はある)
沖縄編 米軍基地が居座ることの愚かさ(稲嶺進名護市長訪問(2013年8月14日 沖縄県名護市長室にて)-「闘う人fighter」との出会い
琉球新報創刊120年記念オリバー・ストーン基地の島OKINAWAを語る(2013年8月14日)(全ての国で抵抗運動を
米国に幻想を抱いてはいけない))
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1943年、捕虜の軍医ドリゴは〈死の鉄道〉建設で地獄のような日々を闘っていた。そこへ一通の手紙が届きすべてが変わってしまう…
ブッカー賞受賞作品
1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。
本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。
作家は、「泰緬鉄道」から生還した父親の捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げたという。東西の詩人の言葉を刻みながら、人間性の複雑さ、戦争や世界の多層性を織り上げていく。時と場所を交差させ、登場人物の心情を丹念にたどり、読者の胸に強く迫ってくる。
「戦争小説の最高傑作。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』以来、こんなに心揺さぶられた作品はない」(『ワシントン・ポスト』)と、世界の主要メディアも「傑作のなかの傑作」と激賞している。
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海で、空で、陸で…。男たちは何をかけて戦い散ったのか。あの戦争から70年余。名将、闘将たちの知られざる素顔と真実に迫る!
国力がはるかに勝る米国との戦争。それは当然ながら、苛烈な戦闘と決死の覚悟を日本の将兵に強いた。昭和から平成、そして令和に時代が変わった今でも、その「記憶」が消し去られることはない。兵を率いる指揮官には、理性派や闘将型、さまざまなタイプがあったが、刻々と変わる状況下で求められるのは、相手の出方を読む冷静な判断力に加え、「肉を切らせて骨を断つ」強烈な気迫であった。リーダーに迷いがあれば、部下はついてこない。そして、そのような将たちにも、守るべき家族がいた──。
海軍からは、山本五十六、山口多聞、角田覚治。陸軍からは、中川州男、栗林忠道、今村均の戦略や戦術、采配を分析。真珠湾攻撃やミッドウェー海戦、南太平洋海戦、ペリリュー島や硫黄島の戦いなど、太平洋戦争の分岐点となった数々の戦闘を取り上げ、その背景や位置づけ、勝敗を分けた要因について詳しく解説。父祖たちが残した激闘の軌跡から、現代の我々が受け取るべきものとは。
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東京大空襲の夜、炎の中を走り抜けた親友は戻らなかった――
『ウルトラQ』『ウルトラマン』『泣いてたまるか』の監督・飯島敏宏が自らの戦争体験をもとに、「少国民」と呼ばれた子どもたちの姿を鮮烈に描きだす、初の自伝的小説。
東京・本郷で生まれ育った弘は、悪ガキ仲間と毎日を謳歌していた。だが、戦争により日常は変わっていく。不気味な特高警察、姿を消した外国人の友人、代用品になったお菓子、軍国主義一辺倒の先生。そんな中でも、弘たちは未来を見ていた。しかし、1945年3月、中学受験のため疎開先から戻った彼らを襲ったのは、想像を絶する大空襲だった――。終戦後の混乱の中、自分たちの道を探そうともがく子どもたちの姿を描く、著者渾身の書き下ろし中篇「心に花を持って」も収録!
東京下町育ちの弘の生活に、戦争は徐々に不穏な影を落としはじめる。「少国民」と呼ばれた子どもたちを描く、著者の自伝的物語。主人公たちの戦後の物語を書き下ろし収録。『ギブミー・チョコレート』改題。
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第二次世界大戦の真実を明らかにする……
「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。
「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。
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パリで平穏に暮らす45歳のアメリカ人記者ジュリアは戦時中にこの街で起きたユダヤ人迫害事件を取材することに。しかしその事件が彼女の、そして家族の人生を深く、大きくゆさぶりはじめる…。
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1945年の敗戦後、マッカーサーを頂点にGHQの支配下に置かれた日本。当初占領政策は非軍事化・民主化を推進、平和主義を追求した日本国憲法が花開く。だが冷戦が深まる中、日本を「反共親米」にすべく、政策は経済復興に転換される。51年、朝鮮戦争の最中に結ばれたサンフランシスコ講和条約は日米安保条約とセットの締結となった。本書は、21世紀まで続く「戦後体制」が創られた日本占領7年間の全貌を描く。
占領した者とされた者-東京・ワシントン・沖縄
第1章 敗戦と占領-非軍事化、民主化へ(日本降伏からGHQの成立へ
戦後政治の起動)
第2章 占領改革と政党政治の再出発(日本国憲法の誕生
公職追放から新生議会へ)
第3章 中道政権の軌跡-改革の転換点(片山内閣の誕生-日米「改革派」連合の形成
動揺する中道政権-求められる経済安定)
第4章 占領政策の転換-民主化から経済復興へ(中道政権の限界-片山内閣から芦田内閣へ
ドッジ・ライン-日米「保守派」連合の形成)
第5章 サンフランシスコ講和-占領の終結(講和への道-全面講和か単独講和か
米軍駐留容認と朝鮮戦争の激化
二つの条約締結へ-講和と日米安保)
占領と戦後日本
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沖縄戦に倒れた乙女たちによる、真実の記録!
太平洋戦争末期、国内で唯一戦場となった沖縄では、多くの県民を含む二十数万人が犠牲となった。特に悲惨だったひめゆり学徒の最後を、引率教師だった著者が彼女たちの手記と自らの体験で綴る戦争の実録。
太平洋戦争末期、国内で唯一戦場となった沖縄では、多くの県民を含む二十数万人が犠牲となった。特に悲惨だったひめゆり学徒の最後を、引率教師だった著者が彼女たちの手記と自らの体験で綴る戦争の実録。
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「死んで来い」という上官の命令を無視し、戦果をあげて9回生還した特攻兵がいた。なぜ彼は、命の尊厳を守り抜くことができたのか。
太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏に鴻上尚史氏がインタビュー。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。命を消費する日本型組織から抜け出すには。
太平洋戦争の末期に実施された”特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。
だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。
鴻上尚史氏が生前の佐々木氏本人へインタビュー。
飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。
我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。
戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。
本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。
命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。
第1章 帰ってきた特攻兵
振武寮という地獄/第一回の特攻隊/札幌の病院で
第2章 戦争のリアル
艦船を沈める難しさ/万朶隊の結成/「臆病者」/無能なリーダー
第3章 2015年のインタビュー
死なない強さ/生き残った者として/佐々木さんを支えたもの
第4章 特攻の実像
守られたエリート/精神主義の末路/日本人の性質と特攻 他
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「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
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【太平洋戦争開戦80年企画】瀬戸内寂聴から佐野洋子まで、開戦時20歳未満だった女性27名が戦時の日常を描いた随筆を精選。
【太平洋戦争開戦80年企画】
「サヨナラ」も言えぬまま別れた若き兵士との一瞬の邂逅、防空壕で友と感想を語り合った吉屋信子の少女小説、東京大空襲の翌日に食べたヤケッパチの〈最後の昼餐〉……戦時にも疎開や空襲以外の日々の営みがあり、青春があった。
太平洋戦争開戦時20歳未満、妻でも母でもなく〈少女〉だった27人の女性たちが見つめた、戦時下の日常。すぐれた書き手による随筆を精選したオリジナル・アンソロジー。
〈目次〉
若い日の私●瀬戸内寂聴
美しい五月になって●石井好子
私を変えた戦時下の修学旅行/十五日正午、緊迫のNHK放送室●近藤富枝
「サヨナラ」がいえなかった●佐藤愛子
空襲・終戦・いさぎよく死のう●橋田壽賀子
海苔巻きと土佐日記●杉本苑子
続 牛乳●武田百合子
半年だけの恩師●河野多惠子
はたちが敗戦●茨木のり子
人間が懐しい●石牟礼道子
親へ詫びる●森崎和江
戦争/敗戦の夜●馬場あき子
「田辺写真館」焼失 母は強し●田辺聖子
めぐり来る八月●津村節子
葦の中の声●須賀敦子
被爆前後/一個●竹西寛子
にがく、酸い青春●新川和江
ごはん●向田邦子
か細い声●青木 玉
国旗/終戦の日●林 京子
よみがえる歌●澤地久枝
夏の太陽●大庭みな子
子供の愛国心●有吉佐和子
スルメ●黒柳徹子
サハリン時代●吉田知子
戦争の〈おかげ〉●中村メイコ
青い空、白い歯●佐野洋子
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テレビ東京の人気番組「池上彰の戦争を考える」、待望の書籍化!
テレビ東京が毎年夏に放送してきた「池上彰の戦争を考えるSP」。
2020年には第12回を迎える。
本番組では、これまで真珠湾攻撃、終戦秘話、沖縄戦、昭和天皇、マッカーサー、松岡洋右外相、原爆、特攻、独裁者など、様々なテーマで戦争を考えてきた。
本書では、「戦争はなぜ始まりどう終わるのか」をテーマに、番組の内容を書籍化したもの。
戦争をあらためて考えるためのきっかけの書だ。
テレビ東京の人気番組「池上彰の戦争を考える」が待望の書籍に。~戦争はなぜ始まりどう終わるのか~戦争をあらためて考えるためのきっかけの書だ。
はじめに/アジア・太平洋戦争の戦線/100年戦争年表
●第1章 戦争はなぜ始まりどう終わるのか
第2次世界大戦と太平洋戦争はイコールではない/戦争への道のりを語るうえで欠かせない場所「満州」/日本が国際連盟を脱退。国際社会から孤立していく/日中戦争始まる。悪化する米英との関係/ハワイ真珠湾の奇襲攻撃/「日独伊」対「米英」 国民生活は窮屈に/勝負を分けたミッドウェー海戦/優位に立ったアメリカ軍の次なる標的はガダルカナル島/本土への大空襲、死の沖縄戦/終戦の日は8月15日ではない!?
●第2章 戦争を終わらせることの難しさと戦後復興
天皇から国運を託された鈴木貫太郎/「subject to」をどう訳すか/陸軍の戦争継続派によるクーデターが勃発/GHQの占領下に置かれた日本。アメリカのしたたかな戦略/終戦前後に起きた4大地震
●第3章 戦争を起こした独裁者と熱狂
庶民の生活はだんだん窮屈に/お国のためと熱狂する国民をさらに煽ったマスコミ/ヨーロッパでも熱狂があった。独裁者の共通点は?/「ユダヤ人」という敵をつくりドイツ国民を団結させたヒトラー/独裁者ヒトラーがいまに続く「あの問題」を生んだ
●第4章 戦争をどう伝え、人々はどう受け止めたか?
12月8日、真珠湾攻撃。そのとき日米はどう動いた?/ハワイの日系人に対し地元の日本語新聞は?/「大本営発表」のウソ。戦果は6倍、損害は5分の1/軍に屈せず、軍の大演習を批判。一人で戦ったジャーナリスト/規制と戦ったメディア、戦略に利用されたメディア
●第5章 戦争の悲劇が生み出した言葉
なぜ沖縄が戦場となったのか/ひめゆり学徒たちの悲劇/「北のひめゆり」、9人の乙女が残した言葉/若くして非業の死を遂げた学徒たち。遺書や遺稿に心の叫び/発表されなかったもう一通の遺書に痛烈な軍部批判が綴られていた
●第6章 あの言葉が世界を変えた!?
外交のキーパーソン松岡洋右の狙いはどこにあった?/ヒトラーが台頭したミュンヘン。ビアホールでの演説と熱狂/東西冷戦のまっただ中にいたケネディの言葉とは?
●戦争の現場を訪ねて
旧ユーゴスラビア内戦の町、 サラエボの戦争の爪痕/戦争体験を次の世代にどう伝えていくのか?/現代の独裁者カダフィとは何だったのか?/ナチス・ヒトラーの殺人工場。アウシュビッツ強制収容所
●Column
あの戦争を何と呼ぶか?/戦後レジームからの脱却!? 歴史修正主義者とは?/首相談話とは何か?/「日本国憲法の前文」に注目/憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認へ!?/歌で現代史をたどる・戦争と平和
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終戦直後の朝鮮半島と日本で、日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験を赤裸々に綴る、息もつかせぬ、愛と涙のサバイバルストーリー。
第1章 擁子の章(一)-深夜に突然の来客。それ以降、私たちの生活が一変した
第2章 擁子の章(二)-羅南駅への道のりも、いつも父を迎えに行くのとは違う気分だった
第3章 擁子の章(三)-赤十字列車を降り、本格的に母子三人の逃避行が始まった
第4章 淑世の章(一)-そのとき兄・淑世は羅南の弾薬工場にいた
第5章 擁子の章(四)-間一髪の危機を脱出し、再び母子三人で京城を目指す
第6章 淑世の章(二)-友人たちと別れ、兄・淑世は一人で京城へ向かっていた
第7章 擁子の章(五)-朝鮮半島を離れ、ようやく祖国・日本にたどり着く
第8章 母の章-母と離れ、女学校での生活はさらに不安なものとなった
第9章 好の章-姉の後悔。そして私たちは、新しい生活の拠点で再スタートを切った
第10章 擁子の章(六)-新年早々現実に直面。そんなとき、私は生活を一変させるきっかけに出会う
第11章 淑世の章(三)-吹雪の中で力尽きた兄・淑世。彼が求めた明かりの正体は
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先の大戦の知られざる真実20。世界は日本をどう評価したのか?教科書に載っていない5人の軍人。「もしも…」の大東亜戦争論など戦後70年の今、田母神俊雄がどうしても伝えたいこと。「大東亜戦争」の本当の意味と意義を知る。
今こそ考えたい「大東亜戦争」の本当の意味と意義(世界の偉人はあの戦争をどう評価したのか?
「大東亜戦争」は聖戦だった!)
第1章 大東亜戦争の知られざる真実20(コミンテルンの策謀で日本は戦争に巻き込まれた
満州国は治安のいい国だった ほか)
第2章 教科書に載っていない五人の軍人(安達二十三陸軍中将
今村均陸軍大将 ほか)
第3章 「もしも…」の大東亜戦争論(勝つ見込みが低くても、戦えと言われたら戦うのが軍人
どの時点で戦争を終わらせるのか-難しい決断 ほか)
第4章 これからの日本は世界とどう戦うべきか(靖国参拝ができて初めて一人前の国に
中韓ではなく、あの党に遠慮して靖国参拝ができない ほか)
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反軍部を貫いた外交評論家が戦時下の政局や生活を記した貴重な記録。二度と戦争に近づかないために、立ち返るべき原点がここにある!
大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争である。筆を持つ者が、後世のために、何らかの筆跡を残すことは、その義務である。すなわち書いたことのない日記をここに始める。将来、大東亜外交史の資料とするためである。神よ、日本を救え。
昭和十八年十月一日 清沢 洌
***
日本人はもう二度と戦争などするはずがない。恐らく日本人のほとんどはそう考えているだろう。しかし、その確信は極めて頼りない、むしろ大きな勘違いであることは、清沢洌の『暗黒日記』を読めばわかるはずだ。
清沢の日記に綴られている戦時下の日本人とその社会の姿は、驚くほど現代と似ている。まるで我々の現在のありさまが清沢に見透かされていたかのようだ。相手変われど主変わらずというが、何かひとつきっかけを得たならば、日本人はたちどころに、戦前のような好戦的な国民になってしまいかねないという危惧さえ覚えずにはいられない。
戦争というのは、どこまで行っても手段のはずだ。それも非常手段だ。目的ではない。にもかかわらず、戦時日本では、いつの間にか手段であるはずの戦争が目的となってしまった。
なぜ我々は、いや権力者は、殺し合いの決断をしてしまったのか。なぜ我々は戦争国、神の国日本への橋を渡ってしまったのか。なぜ300万人を超える犠牲者を出すまで戦争をやめることができなかったのか。そして、今の我々日本人のどこがその後変わったと言うのだろうか。問題の答えも、また『暗黒日記』の中にある。――はじめにより
序 章 暗黒日記の前史
第1章 昭和十七年十二月~昭和十八年十二月
──日本はなぜ勝ち目のない戦争に突っ込んでいったのか
第2章 昭和十九年一月~九月
──政治の強権化と情報統制に逆らえないメディア
第3章 昭和十九年十月~昭和二十年五月
──現実とかけはなれた銃後の国民意識
終 章 暗黒日記の後の日本
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昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎-。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。
第1部 涙の丘(駅までの四キロ
別離
無蓋貨車 ほか)
第2部 教会のある町(丘の下へ
墓場から来た男
歯型のついたお芋 ほか)
第3部 魔王の声(親書の秘密
赤土の泥の中をもがく
凍死の前 ほか)
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心理学者、強制収容所を体験する-飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。"人間とは何か"を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。
心理学者、強制収容所を体験する(知られざる強制収容所
上からの選抜と下からの選抜 ほか)
第1段階 収容(アウシュヴィッツ駅
最初の選別 ほか)
第2段階 収容所生活(感動の消滅
苦痛 ほか)
第3段階 収容所から解放されて(放免)
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紹介文
戦場
日日の歌
配給食品日記
お願い申します
疎開
東京大空襲
わが町は焼けたり
一九四五年八月六日
大阪全滅
飢えたるこどもたち
おてがみ
村へやってきた町の子
防空壕と壕舎
小学生
油と泥にまみれて
食
酒・タバコ・マッチ・石けん・長ぐつ・油
路傍の畑
産婆さんは大忙し
ゆがめられたおしゃれ
恥の記憶
汽車は行く
いろいろ
父よ夫よ
百姓日記
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紹介文
1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。コックでも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ――料理人だった祖母の影響でコック兵となったティム。冷静沈着なリーダーのエド、陽気で気の置けないディエゴ、口の悪い衛生兵スパークなど、個性豊かな仲間たちとともに、過酷な戦場の片隅に小さな「謎」をみつけることを心の慰めとしていたが……『ベルリンは晴れているか』で話題の気鋭による初長編が待望の文庫化。直木賞・本屋大賞候補作。
*第2位『このミステリーがすごい!2016年版』国内編ベスト10
*第2位「ミステリが読みたい!2016年版」国内篇
*第3位〈週刊文春〉2015年ミステリーベスト10/国内部門
*第154回直木賞候補
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歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形第14巻
明治天皇が崩御すると、大正デモクラシーとよばれる自由な風潮の世の中となりました。
帝国議会では政党内閣が組織され、普通選挙も行われるようになりました。
しかし、昭和の時代に入ると、軍部が力を増し、謀略によって満州事変を起こし、満州国を建設します。
続いて日中戦争を起こした日本に対し、中国に権益を持つヨーロッパ列強は警戒を強め、
日本は世界から孤立していくことになります。
【目次】
第1章 護憲運動と第一次世界大戦
第2章 政党内閣への期待
第3章 普通選挙の実現
第4章 中国への侵略――日中戦争
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第14巻は「大正~昭和時代初期」。
【目次】
第1章 護憲運動と第一次世界大戦
第2章 政党内閣への期待
第3章 普通選挙の実現
第4章 中国への侵略――日中戦争
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『新版 きけ わだつみのこえ』の読者へ……日本戦没学生記念会(わだつみ会)
凡 例
旧版序文
戦没学生の遺稿
Ⅰ 日中戦争期
Ⅱ アジア・太平洋戦争期
Ⅲ 敗戦
旧版あとがき
新版刊行にあたって……日本戦没学生記念会(わだつみ会)
年 表
地 図
手記筆者索引
主要語句索引
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紹介文
戦後70年記念出版。たじろがぬ眼で戦争の真実をみつめた戦史小説の金字塔!『零式戦闘機』『大本営が震えた日』他収録。語注付き。
戦後70年記念出版。たじろがぬ眼で真実をみつめた戦史小説の金字塔! 綿密な取材をもとに、明晰な筆致で抉り出す“戦争と人間”、その真実の姿――。1巻には、零戦の開発から、その末路までを描く『零式戦闘機』と開戦前夜の緊迫のドキュメント『大本営が震えた日』他、2巻には、巨艦「武蔵」をめぐる人間ドラマ『戦艦武蔵』と軍艦事故に隠された帝国海軍の暗部を描く『陸奥爆沈』他を収録。語注付き。
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紹介文
太平洋戦争中に秘密の研究をしていたといわれる、陸軍登戸研究所。大発見につながるとびらを開いたのは、高校生たちでした。
太平洋戦争が始まる四年前に神奈川県川崎市につくられ、戦争が終わる直前には長野県の伊那谷に移転したという、陸軍の秘密の研究所。登戸研究所とよばれたそこで、なにがおこなわれていたのかを調べようとしたところ、資料は見つからず、付近をたずねまわっても、「名前だけは聞いたことがある」「なにをしていたのか知らない」と答える人ばかり。戦争の歴史から消されてしまっていたのです。
戦争が終わってから40年ほどが過ぎたころ、秘密の研究所に興味をもった高校生がいました。ほぼ同じ時期に、川崎と伊那谷の高校生たちが、地道に調べ始めたのです。研究所で働いていた人たちも見つかりはしたものの、戦争当時の命令を守り、口をかたく閉ざしつづけます。「研究所でのことは、墓場までもっていく」と。
ところが、「大人には話したくない」と言っていた彼らが、「君たちには話そう。知っておいてほしい。あのようなことを、くりかえさないためにも……」と口を開きはじめ、高校生に向かってぽつりぽつりと語りはじめました。
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紹介文
重要な戦闘・作戦を細大漏らさず選択・収載した決定版太平洋戦争史。歴史学者の冷厳・客観的な分析に加え、豊かな発想、巧みな表現を随所にちりばめ、日米戦争の全貌と戦う将兵の素顔を活写した机上に備える基本的文献。
二〇年間の平和(一九一九年〜一九三九年)
日本、戦争への道をたどる
パールハーバーの災厄(一九四一年十二月七日)
極東での災厄(一九四一年七月〜一九四二年五月)
珊瑚海とミッドウェー(一九四一年十二月〜一九四二年六月)
ガダルカナル(一九四二年八月〜一九四三年二月)
太平洋を前進(一九四三年三月〜一九四四年四月)
ギルバート諸島とマーシャル諸島(一九四三年十一月〜一九四四年七月)
ニューギニアとマリアナ諸島(一九四四年四月〜八月)
レイテ(一九四四年九月〜十二月)〔ほか〕
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爆心地で奇跡的に一命を取り留め67年ぶりに再会を果たした幼なじみ、惨状を目の当たりにして呆然とする女性、救えなかった命の重みを思い続ける男性…。広島出身の女優・綾瀬はるかが被爆者や沖縄戦の関係者のもとを訪ねます。今まで語ることのできなかった辛い戦争の記憶。今、語り継いでいきたい大切な記録。
1 広島(「後家村」と呼ばれた村
一〇代で被爆した女性たちの声
救えなかった命
引き裂かれた婚約者)
2 長崎(未来に伝え継いでいきたい女性たちの物語
奇跡の少女、六七年目の再会
明かされる爆心地の惨状)
3 沖縄(学童疎開船、対馬丸の悲劇
ひめゆりの沖縄戦)
4 ハワイ(真珠湾に散った恋)
5 東北(原爆と津波 二つの悲劇
故郷・福島を追われた被爆者)
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紹介文
マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」。なぜ開戦を回避できず、長期化したのか。兵士や銃後の人々、アジアの民衆は、総力戦をいかに生き、死んでいったのか。矛盾を抱えて強行され、日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の諸相を描きながら、日米交渉から無条件降伏までの五年間をたどる。
第1章 開戦への道(三国同盟から対米英開戦へ
戦争の性格
なぜ開戦を回避できなかったのか)
第2章 初期作戦の成功と東条内閣(日本軍の軍事的傷利
「東条独裁」の成立)
第3章 戦局の転換(連合軍による反攻の開始
兵力動員をめぐる諸矛盾
「大東亜共栄圏」の現実
国民生活の実状)
第4章 総力戦の遂行と日本社会(マリアナ諸島の失陥と東条内閣
戦時下の社会変容)
第5章 敗戦(戦場と兵士
本土空襲の本格化と国民
戦争の終結へ)
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紹介文
太平洋戦争で激戦地となったガダルカナル・硫黄島などでは、数十万の兵士が命を落とした。島々に今も残る戦車・戦闘機の残骸や兵士たちの遺品は、戦争の過酷さを見る者に生々しく伝えてくれる。現地を歩きながら撮影した戦跡を多くの写真で紹介するとともに、どんな作戦のもとに戦闘が展開されていったのかを詳しく解説する。
第1部 硫黄島
第2部 南太平洋の激戦の島々(ガダルカナル島-「餓島」と呼ばれた悲劇の島
ラバウル、ニューギニア東部-もっとも過酷な戦場
ビアク島-ニューギニア西部の激戦地
トラック諸島-日本海軍の太平洋における一大拠点
マリアナ諸島-絶対国防圏の要衝
パラオ諸島‐ペリリュー島-洞窟持久作戦が始まった島
フィリピン-最大の戦死者を出した戦場)
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東京への空襲の全貌を明らかにする決定版写真集。初公開となる写真も含め、1400枚超をはじめて集成。詳細な解説と、「全空襲写真リスト」「本土空襲地域別死者数一覧」など豊富な関連資料を付す。
第1章 1942年4月
第2章 1944年11月
第3章 1944年12月
第4章 1945年1月
第5章 1945年2月
第6章 1945年3月
第7章 1945年4月
第8章 1945年5月
第9章 1945年8月
資料
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いつまで知らないでいるつもり!?
アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏(1967年生まれ)が、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。
登場する語り手は、真珠湾攻撃に参加したゼロ戦の元パイロット、「毒ガス島」で働いた元女子学徒、戦後GHQで働いた元事務員など、実にさまざま。日本人以上に日本社会に詳しいビナード氏が、自身の受けたアメリカの教育とも照らし合わせながら戦争に対する考察を深めます。日本民間放送連盟賞・2016年番組部門[ラジオ報道番組]最優秀賞を受賞した、文化放送「アーサー・ビナード『探しています』」を採録して再構成した書籍です。
ーー「『平和』って、無知のままでいること?」
「『戦後』って、いつの戦争のあと?」
【編集担当からのおすすめ情報】
近現代史を充分に勉強しないまま大人になってしまった社会人の方々や、日本の戦争のことをきちんと知りたい学生のみなさんに、ぜひ読んでほしい1冊です。ビナード氏の思索を手かがりに、わたしたちも考えてみませんか。
アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏が、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。日本民間放送連盟賞入賞のラジオ番組を採録して書籍化!
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1 ひめゆり平和祈念資料館で
2 沖縄戦前夜
1 一九四一年一二月八日
2 師範学校女子部で
3 緊迫する戦局
4 10・10空襲
5 引きのばされた卒業式
3 南風原陸軍病院で
1 兵舎での卒業式
2 生徒壕で
3 第二外科に配属される
4 一八壕で
5 金井大尉
6 艦砲射撃を受ける
7 負傷者・死者がつぎつぎと
4 喜屋武半島で
1 南風原からの脱出
2 南部撤退
3 山城壕から糸洲壕へ
4 中村少尉の死
5 艦砲射撃で死者が
6 馬乗り攻撃を受ける
7 伊原第一外科壕へ
5 死線をさまよう
1 解散
2 アダンの林で
3 自決か生か
4 国頭へ
5 負傷
6 ゼロからの出発
1 米軍病院で聞いた敗戦
2 母との再会
3 学校再開
4 戦場の夢
5 就職
6 平和憲法とひめゆりの心
あとがき
コラム 村上有慶
いまなぜ「ひめゆり」証言か
沖縄戦の経過
なぜひめゆり学徒隊は戦場へ行ったのか
沖縄戦の特徴
ひめゆりの悲劇はなぜ起こったのか
沖縄戦とは何だったのか
住民戦没者はなぜ多いか
沖縄戦から学ぶもの
南部戦跡観光
「ひめゆり平和祈念資料館」建設
「ひめゆり」が語りかけるもの
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ローマ教皇が配布「焼き場に立つ少年」収録
2017年、ローマ教皇・フランシスコが全世界のカトリック関係者に向けて、写真が印刷されたカードの配布を指示した「焼き場に立つ少年」をはじめて収録した写真集。
カードには「亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ少年。少年の悲しみは、かみしめて血のにじんだ唇に表れている」という説明も加えられている。
1945年、若い米軍の兵士ジョー・オダネルがヒロシマ、ナガサキほか焦土の日本を記録。非公式に私用カメラで撮った300枚のネガは帰国後、戦争のいまわしい記憶といっしょにトランクに入れ、封印された。
アメリカ国内の圧力で実現しなかった米スミソニアン博物館での幻の原爆写真展をここに再現。
四半世紀を越えて注目を集める“核と戦争を考える”ロングセラー写真集。
元米従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏が原爆投下後の広島、長崎の惨状を撮影し、戦後50年間、戦争の忌まわしい記憶とともにトランクの中で眠っていた写真を公開。話題となった「焼き場に立つ少年」も収録。
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日本の満州事変以降の15年にも亘るアジア太平洋侵略を振り返り、戦争過程から無条件降伏に至る迄を「新聞形式」を通して描く。
マレー侵攻から80年!日本の満州事変以降の15年にも亘るアジア太平洋侵略を振り返り、国を挙げて戦争へ突き進む過程と、最後には銃後の民間人を巻き添えにし無条件降伏に至る迄を「新聞形式」を通して時々刻々と描く書。
今年(2021年)9月18日は、日中戦争の発端となった満州事変が起きてから
90周年にあたる日でした。そして12月8日は、太平洋戦争の開始となった
真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80周年にあたります。
太平洋戦争は1941年(昭和16年)に突然始まったものではありません。
そこには「暴支膺懲」という尊大なスローガンで臨んだ中国との戦争、
さらには東南アジアを占領して、欧米の植民国家に代わって日本が盟主となる
という妄執(大東亜共栄圏)が、その初まりにありました。
本書は、満州事変以降、15年にもわたる一連の戦争を振り返りながら、
日本が国を挙げて戦争へとひたすらに突き進む過程と、最後は銃後の民間人まで
巻き込ながら無条件降伏に至るまでを、「新聞形式」のスタイルを通して
時々刻々と描くものです。
日中戦争・太平洋戦争をテーマにした書籍は、ともすれば前述した満州事変や
真珠湾攻撃を初め、満州国の建設、ミッドウェー海戦、東京大空襲、原爆投下
といった重大な局面がフィーチャーされるのが常ですが、
本書では戦争が長期化する中での「銃後の暮らし」の様子も数多く取り上げました。
1938(昭和13)年4月の「国家総動員法」公布によって、人的・物的資源の全てを
国家が全面的に統制できるようになると、民間人の生活も戦争に密着にしたものと
なります。やがてそれは衣料や食糧の配給制度、軍需工場への動員、「建物疎開」
「学童疎開」へと続いていきます。それでも、作家の吉村昭はこう書いています。
「戦争は一部の者がたしかに煽動してひき起したものかも知れないが、
戦争を根強く持続させたのは、やはり無数の人間たちであったにちがいない」
(『戦艦武蔵』)。満州事変から90年、真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80年を
迎えた今だからこそ、日本と日本人が選んだ「戦争」をもう一度見つめ直す
学びの機会として、本書は刊行されるのです。
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敗戦から50年あまりをへた今、戦争体験を語り伝える意味は失われたのだろうか?『東京大空襲』をまとめあげた著者は、女性一五人との交流・インタビューを通じて、あらためて語りつぐことの大切さを訴える。日本のみならず、中国・台湾の人々を含めたそれぞれの戦争体験の証言から、わたしたちは何を読みとるのか。
「被爆」を語りはじめる-神戸美和子さん
堺の炎の夜のこと-浜野絹子さん
「リンゴの唄」に秘めた思い-並木路子さん
夫と幼な子を失う-高木寿重さん
戦場を逃げまどううちに-安里要江さん
反戦思想の「不忠者」として-松崎浜子さん
生きてあるかぎり-鋤柄敏子さん
毒ガス製造に動員されて-岡田黎子さん
「愛国少女」とされた妹-卓清香さん
日本軍空襲下の悲劇-白素芳さん〔ほか〕
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盧溝橋事件から80年! 日中戦争はいかに始まり、「熾烈な泥沼の戦い」を経て、いかに終わったか。そのすべてを、この一冊で知る。
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東京裁判から70年! A級戦犯はなぜ、どのように裁かれたのか。日本の指導者の戦争責任を裁く。極東国際軍事裁判のすべて。
東京裁判から70年! A級戦犯はなぜ、どのように裁かれたのか。日本の指導者の戦争責任を裁く。極東国際軍事裁判のすべてを、この一冊で知る。
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中国における第二次世界大戦、国共内戦、日中戦争の同時俯瞰的な通史。日中米ソの史料を駆使し、軍事研究から歴史をとらえた意欲作。
東アジアの戦後秩序はどのように形成されたのか、それは必然だったのか。本書は20世紀前半に東アジアで戦われた戦争に焦点を絞り、軍事研究の側からこの問いに答えようしている。なぜならそれは、もっぱら戦争に関わるからである。その際本書は、諸戦争の複雑な相互関係と全体像をとらえるために多重戦争(nested wars)という概念を導入している。それは「内戦」「地域戦争」「世界戦争」が入れ子式に重なった一塊のものとして歴史を見る。
1911年の清朝崩壊に端を発し1949年の中華人民共和国誕生で終息を見た国民党と共産党の長い「内戦」。満洲事変に始まる日中戦争という「地域戦争」。太平洋戦争を含む「世界戦争」。これらの戦争は互いに重なるだけでなく、一方が他方の原因となり結果となることで、密接に絡み合っていた。諸戦を別々に扱う歴史叙述には欠けがちな重要側面である。
著者はアメリカ海軍大学校戦略・政策学科で教鞭を執る。そこでは「大きく考える」ことが求められるという。軍事研究は「軍事」という狭い領域の学問と思われがちだが、本書は逆に、軍事の視点から歴史の新たな全体像を描き出している。歴史学と軍事研究をつなぎ、日英中露語の史料を駆使した意欲作。
謝辞
表記について
第一部 恐怖と野心――日本、中国、ロシア
第一章 序論――第二次世界大戦のアジアにおける起源
第二章 日本 1931-36年――ロシアの封じ込めと「昭和維新」
第三章 中国 1926-36年――混沌、そして天命の探究
第四章 ロシア 1917-36年――迫り来る二正面戦争と世界革命
第二部 多重戦争――世界戦争のなかの地域戦争、地域戦争のなかの内戦
第五章 1911年、中国の長い内戦の始まり
第六章 地域戦争――日中戦争
第七章 世界戦争――第二次世界大戦
第八章 長い内戦の終幕
第九章 結論――地域戦争の序幕、世界戦争の終幕としての内戦
監訳者あとがき
原注
年表
索引
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長野県上田市の郊外に建つ、コンクリート打ち放しの平屋建て、建坪百二十坪の、十字袈形をした小さな私設美術館「無言館」。日中戦争、太平洋戦争で、卒業後、もしくは学業半ばで、戦地に駆り出され戦死した画学生の、遺作や遺品が約三百点、展示してある。建設のきっかけは、著者と画家・野見山暁治氏との出会いだった。「戦死した仲間たちの絵」の話に共感し、全国の戦没画学生の遺族を訪問する旅を、氏といっしょにはじめたのだった。
はじめに 「後ろめたさ」の美術館
第1章 「無言館」縁起
第2章 「無言館」の画家たち
第3章 「無言館」懴悔録
第4章 「無言館」その後
第5章 「無言館」への手紙
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太平洋戦争の開戦から終戦まで、海空戦で辿るドキュメント日米決戦の全容!月刊雑誌「丸」が収集した秘蔵写真の中から厳選して贈る愛蔵保存版太平洋戦史。
ハワイ作戦(真珠湾攻撃
単冠湾に機動部隊集結 ほか)
南方攻略作戦(香港攻略
マレー方面作戦 ほか)
中部・南部太平洋方面攻略作戦(ウェーキ島攻略
ウェーキ島攻略作戦における第6水雷戦隊の苦闘 ほか)
蘭印攻略作戦/インド洋作戦("ボルネオ"タラカン攻略
蘭印攻略作戦を目前にして ほか)
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元「NYタイムズ」東京支局長ヘンリー・S・ストークスの名著を普及版化!
「太平洋戦争」はアメリカの洗脳だった
この書は日本のプロパガンダではない。史実である。
日本よ 呪縛から解放されよ!
ヘンリー・S・ストークス 来日50年の総集編
世界史を俯瞰して明らかになった
大東亜戦争の真実
共産党などの左翼は、大東亜戦争は「侵略戦争」であったと言う。
そうであろうか? 史実を検証すると、そこには明らかに「アジア解放戦争」の側面が見て取れる。
アメリカの侵略戦争や、大英帝国の植民地支配での戦争とは、明らかに違った姿を現じている。
私は、大東亜戦争を日本がなぜ戦ったのか、その結果、何が世界に起こったのかは、
世界文明史的な俯瞰をもってしてはじめて、明らかになるものだと、そう思い始めた。
世界文明史の中で、大東亜戦争を位置づけようというような野心的な試みは、一冊の本で果たせるものでもないが、
その第一歩を英国人ジャーナリストの私が切り開くことで、世界中に多くの賛同者が出てくると、
そう確信している。(本文より)
1章 日本が戦ったのは「太平洋戦争」ではない!
2章 「太平洋戦争」史観で洗脳される日本
3章 日本は「和」の国である
4章 世界に冠たる日本の歴史
5章 オリエントにあった世界の文明と帝国
6章 侵略され侵略するイギリスの歴史
7章 アメリカの「マニフェスト・デスティニー」
8章 白人キリスト教徒による太平洋侵略
9章 マッカーサー親子によるフィリピン侵略
10章 大日本帝国と西欧列強の帝国主義の違い
11章 大日本帝国は「植民地支配」などしていない!
12章 日本は中国を侵略していない
13章 アメリカによる先制攻撃の「共同謀議」
14章 大統領がアメリカ国民を欺いた日
15章 大英帝国を滅ぼしたのは日本だった!
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全国を訪ね歩き、集めた、90歳を越える元戦士たちの「遺言」
終戦時、19歳から33歳だった大正生まれの若者は、「7人に1人」が太平洋戦争で戦死した。九死に一生を得て生還した兵士たちは、あの戦争をどう受け止め、自分の運命をどう捉えていたのか。
終戦時、19歳から33歳だった大正生まれの若者は、「7人に1人」が太平洋戦争で戦死した。九死に一生を得て生還した兵士たちは、あの戦争をどう受け止め、自分の運命をどう捉えていたのか。
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歴史は司馬遼太郎では語れない。近代日本が踏み込んだ日清戦争(1894年)からの50年戦争。知ることが認識になる。
歴史は司馬遼太郎では語れない
近代日本が踏み込んだ
日清戦争(1894年)からの50年戦争。
知ることが認識になる
〜 〜 〜 〜 〜
〈日清戦争〉は単なる〈戦争の記憶〉の一つである。しかしそれ以上でもある。近代日本が最初に取り組んだ対外戦争だから。首相伊藤博文や外相陸奥宗光は何を考えて、戦争に踏み切ったのか。日本の軍隊は外国でどのように戦ったのか。本書はそこには焦点をあてず、長いスパンで日本の戦争を捉え直す第Ⅰ部、日清戦争を受けとめた国民を考察した第Ⅱ部、日清戦後の日本を述べた第Ⅲ部の構成とした。その意味では本書はいわゆる〈司馬史観〉への反論である。(「プロローグ」より抜粋)
歴史は司馬遼太郎では語れない近代日本が踏み込んだ日清戦争(1894年)からの50年戦争。知ることが認識になる
プロローグ
Ⅰ 日本の戦争とは何だったのか
第1章 日本国民にとっての日清戦争
第2章 「明治一五〇年」と日本の戦争
第3章 「明治」期の三つの戦争は何をもたらしたか
第4章 『坂の上の雲』と日本近現代史
Ⅱ 戦争に向きあう日本社会
第5章 国権派の日清戦争─『九州日日新聞』を中心に─
第6章 日本国民の参戦熱
第7章 戦争を伝えた人びと─日清戦争と錦絵をめぐって─
第8章 軍隊と日清戦争の風景─文学と歴史学の接点─
第9章 戦争を受けいれる社会はどのように創られたのか
第10章 軍夫の日清戦争
Ⅲ 日清戦後の日本社会
第11章 「嘗胆臥薪」論と日清戦後社会
第12章 武士道はなぜ生き残ったのか─日本における近代軍隊の成立をめぐって─
第13章 東アジアの近代と韓国併合
エピローグ─〈明治一五〇年〉と日本の敗戦─
あとがき
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明治維新から終戦まで、日本と世界に何が起きていたのか?開国以降の日本の対外戦争を、戦況図と豊富なイラストで完全図解。そのとき日本、アジア、欧米で何が起こっていたのかが、ひと目でわかる歴史年表付き。
序章 開国以前の日本の対外戦争を知る(日本の幕開け
幕末から明治へ)
1章 日本の開国と日清・日露戦争(列強のアジア進出
日清戦争前夜
日清戦争
日露戦争前夜
日露戦争)
2章 世界大戦と戦争の時代(第1次世界大戦
大東亜戦争前夜
支那事変
大東亜戦争)
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日露戦争が変えたものから、特攻隊、戦艦大和、原子爆弾などあの戦争を通して見据える、日本人の本質とは。「昭和史」に続く決定版!
歴史とは、一筋の流である。戦争史の決定版
日露戦争が変えたものから、特攻隊、戦艦大和、原子爆弾などあの戦争を通して見据える、日本人の本質とは。「昭和史」に続く決定版!
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東亜同文書院生の大調査旅行の記録が『東亜同文書院中国調査手稿叢刊』として復刻。新たな資料から「日中戦争」にアプローチする。
東亜同文書院生の大調査旅行。日本に渡らなかった、調査末期(1938–43年)を含む報告記録が中国国家図書館編『東亜同文書院中国調査手稿叢刊』として復刻された。新たな資料から、激動する大陸に身をおいた彼らの「日中戦争」にアプローチする。
第1部 総論
第1章 日中戦争期の「卒業大旅行」 三好 章
第2章 1930年代の東亜同文書院における 記述の再生産と大調査旅行 野口 武
第3章 『調査報告書』など東亜同文関係資料の所蔵状況 石田卓生
補 論 『中国省別全誌四川巻』の中国語訳 李 彬
第2部 各論
第4章 1920、30年代における書院生の フルンボイル調査について 暁 敏
第5章 書院生が歩いた蒙疆 1937~1942 長谷川 怜
第6章 日本による蒙疆のカトリック工作
──伊東重美「大旅行報告書 蒙疆に於けるカトリツク宣教師の活動状況」(1939)を手掛かりに 長谷川 怜
第7章 蒙疆地域における教育の展開と目指された成果 ──大旅行調査報告書の分析から 長谷川 怜
第8章 東亜同文書院生が見た山西省新民会 ──大旅行調査の教育的意義 広中一成
補 論 日本軍占領下山西省における大旅行調査
──東亜同文書院第36期生の旅行日誌を手がかりに 広中一成
第9章 崑山 ──1941年夏 清郷工作開始前後 三好 章
第10章 蘇州・常熟の清郷(1943) ──亀井壯介報告から 三好 章
編者あとがき
東亜同文書院大学卒業大旅行報告書タイトル一覧:日中戦争全面化以後
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紹介文
かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。
より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。
この講義の目的は、みなさんの現在の日々の生活においても、将来的に大人になって社会人になった後においても、
交渉事にぶちあたったとき、なにか、よりよき選択ができるように、相手方の主張、それに対する自らの主張を、
掛け値なしにやりとりできるように、究極の問題例を挙げつつ、シミュレーションしようとしたことにあります。(「講義の終わり」により)
1章 国家が歴史を書くとき、歴史が生まれるとき
2章 「選択」するとき、そこで何が起きているのか ――リットン報告書を読む
3章 軍事同盟とはなにか ――20日間で結ばれた日独伊三国軍事同盟
4章 日本人が戦争を選んだのはなぜか ――日米交渉から見える痕跡と厚み
講義のおわりに 敗戦と憲法
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紹介文
敗戦後75年企画。12万人以上いた戦争孤児たちの声に耳をすます渾身のノンフィクション。
10歳のときに神戸空襲で両親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、共に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの、声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。
第二次世界大戦後、戦争孤児は日本全国に12万人以上いたといわれている。彼らは誰からも守られず、地を這うように生きた。
山田清一郎さんは、10歳で天涯孤独となり、路上で暮らした過酷な日々の記憶を、長い間胸の奥に閉じこめて暮らしてきた。語り始めたのは60歳を過ぎてからだ。
話したくはない。でも、今話さなければ、誰が仲間たちの声を伝えるのか…。
あなたには、届くだろうか。敗戦後75年目の節目に問う作品。
プロローグ
第一章 かあちゃんの歌
第二章 形のない別れ
第三章 一九四五年六月五日、神戸
第四章 テンキュー、ヨーカン
第五章 野良犬と呼ばれて
第六章 アキラとトマト
第七章 帰命頂礼(きみょうちょうらい)
第八章 アキラのお父さん
第九章 浮浪児仲間の歌
第十章 旅立ち
エピローク
あとがき
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紹介文
はじめに
第1章満州事変の四つの特質
1 相手の不在
2 政治と軍人
3 事変のかたち
4 膨張する満蒙概念
第2章特殊権益をめぐる攻防
1 列国は承認していたのか
2 アメリカ外交のめざしたもの
3 新四国借款団
4 不戦条約と自衛権
第3章突破された三つの前提
1 二つの体制
2 張作霖の時代の終わり
3 国防論の地平
第4章国際連盟脱退まで
1 直接交渉か連盟提訴か
2 ジュネーブで
3 焦土外交の裏面
第5章日中戦争へ
1 外交戦
2 二つの事件
3 宣戦布告なき戦争
おわりに
あとがき
参考文献
略年表
索引
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紹介文
近代日本最初の対外戦争!国民形成に決定的な役割を果たした日清戦争。朝鮮をめぐる日清の確執から台湾征服戦争まで、戦史を中心に全貌に迫り、近代日本の針路をアジア侵略へと導いた日清戦争を歴史的に位置付ける。
1 日清戦争への道(清日の出兵と外交交渉
七月二十三日戦争)
2 朝鮮の占領(豊島沖輸送船団襲撃戦
陸の緒戦-成歓の戦い
敵は誰か
平壌の戦い)
3 清国領への侵入(本格的海戦-黄海海戦
遼東半島の作戦
遼川平原の作戦
威海衛作戦と北洋水師の潰滅)
4 決戦準備・講和・台湾征服戦争(澎湖列島攻略作戦
講和の交渉と下関条約
三国干渉
台湾征服戦争)
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1894年の夏、日清両国が朝鮮の「支配」をめぐり開戦に至った日清戦争。朝鮮から満州を舞台に戦われた近代日本初の国家間戦争である。清の講和受諾によっていったん終わりをみるが、割譲された台湾では、なお泥沼の戦闘が続いた。本書は、開戦の経緯など通説に変更を迫りながら、平壌や旅順の戦いなど、各戦闘を詳述。兵士とほぼ同数の軍夫を動員、虐殺が散見され、前近代戦の様相を見せたこの戦争の全貌を描く。
第1章 戦争前夜の東アジア
第2章 朝鮮への出兵から日清開戦へ
第3章 朝鮮半島の占領
第4章 中国領土内への侵攻
第5章 戦争体験と「国民」の形成
第6章 下関講和条約と台湾侵攻
終章 日清戦争とは何だったのか
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日本はなぜ太平洋戦争に突入したのか? 明治維新以降の「戦争の論理」を解明した画期的近代日本論。
日本はなぜ太平洋戦争に突入していったのか。為政者はどんな理屈で戦争への道筋をつくり、国民はどんな感覚で参戦を納得し支持したのか。気鋭の学者が日清戦争以降の「戦争の論理」を解明した画期的日本論! (講談社現代新書)
日本はなぜ太平洋戦争に突入していったのか。為政者はどんな理屈で戦争への道筋をつくり、国民はどんな感覚で参戦を納得し支持したのか。気鋭の学者が日清戦争以降の「戦争の論理」を解明した画期的日本論!
第1講 「戦争」を学ぶ意味は何か
第2講 軍備拡張論はいかにして受け入れられたか
第3講 日本にとって朝鮮半島はなぜ重要だったか
第4講 利益線論はいかにして誕生したか
第5講 なぜ清は「改革を拒絶する国」とされたのか
第6講 なぜロシアは「文明の敵」とされたのか
第7講 第1次世界大戦が日本に与えた真の衝撃とは何か
第8講 なぜ満州事変は起こされたのか
第9講 なぜ日中・太平洋戦争へと拡大したのか
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初めて見る貴重なカラー写真を中心に、総数430点で迫る「幻の帝国」の全貌。満鉄の誕生と関東軍の登場から崩壊まで。新装版。
初めて見る貴重なカラー写真を中心に、総数430点で迫る「幻の帝国」の全貌。満鉄の誕生と関東軍の登場から、満州事変の勃発、満州国の誕生、そして各地の日本人街などを描く新装版。
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なぜ昭和の日本は戦争へと向かったのか。複雑きわまる戦前期を正確に理解すべく、俗説を排して信頼できる史料に依拠した研究成果。
なぜ昭和の日本は戦争へと向かったのか。
複雑きわまる戦前期を正確に理解すべく、俗説を排して信頼できる史料に依拠。
第一線の歴史家たちによる最新の研究成果。
1 ワシントン条約体制と幣原外交 渡邉公太
2 普通選挙法成立と大衆デモクラシーの開始 小山俊樹
3 北伐から張作霖爆殺事件へ 家近亮子
4 ロンドン海軍軍縮条約と宮中・政党・海軍 畑野勇
5 満州事変から国際連盟脱退へ 等松春夫
6 天皇機関説事件 柴田紳一
7 二・二六事件と昭和超国家主義運動 筒井清忠
8 盧溝橋事件──塘沽停戦協定からトラウトマン工作失敗まで 岩谷將
9 日中戦争の泥沼化と東亜新秩序声明 戸部良一
10 ノモンハン事件・日ソ中立条約 花田智之
11 日独伊三国同盟への道 武田知己
12 近衛新体制と革新官僚 牧野邦昭
13 日米交渉から開戦へ 森山優
14 「聖断」と「終戦」の政治過程 鈴木多聞
15 日本占領──アメリカの対日政策の国際的背景 井口治夫
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大艦巨砲主義に隠された戦争の実態は? なぜ国民は飛行機のために人、金、物を提供したのか? 気鋭の研究者が描く総力戦体制への道
なぜ国民は飛行機に夢を託し、人、金、物を提供したのか――。貧しい人びとの出世の手段としての航空兵。国民一人一人がお金を出しあって飛行機をつくる軍用機献納運動。防空演習ですり込まれる空襲の恐怖と、空中国防の必要性。学校、親への「説得」を通して行われる未成年の航空兵「志願」……。日本軍=大艦巨砲主義という通説をくつがえし、総力戦の象徴としての飛行機に焦点をあて、戦前、戦中の現実を描く。
なぜ国民は飛行機に夢を託し、人、金、物を提供したのか――。
貧しい人びとの出世の手段としての航空兵。
国民一人一人がお金を出しあって飛行機をつくる軍用機献納運動。
博覧会や女性誌・少年誌で描かれる「空」への憧れ。
防空演習ですり込まれる空襲の恐怖と、空中国防の必要性。
松根油の採取、工場への学徒動員。
学校、親への「説得」を通して行われる未成年の航空兵「志願」……
巨大戦艦による戦争が古い〈軍の戦争〉であるとすれば、飛行機は新しい〈国民の戦争〉だった! 日本軍=大艦巨砲主義という通説をくつがえし、総力戦の象徴としての飛行機に焦点をあて、膨大な軍事啓蒙書などを手がかりに、戦前、戦中の現実を描き出す一冊。
第一章 飛行機の衝撃――大正~昭和初期の陸海軍航空
1 飛行機の優劣が勝敗を分ける――航空軍備の建設
2 飛行機と戦艦
3 墜落と殉職――人びとの飛行機観
第二章 満洲事変後の航空軍備思想
1 軍用機献納運動
2 海軍と民間の対国民宣伝――「平和維持」と「経済」
3 空襲への恐怖と立身出世
第三章 日中戦争下の航空宣伝戦
1 「南京大空襲」――高揚する国民
2 飛行機に魅せられて――葬儀・教育・観覧飛行
第四章 太平洋戦争下の航空戦と国民
1 太平洋戦争の勃発――対米強硬論と大艦巨砲主義批判
2 航空総力戦と銃後