【2024年】「詩」のおすすめ 本 132選!人気ランキング
- 繰り返し読みたい日本の名詩一〇〇
- 萩原朔太郎詩集 (岩波文庫 緑 62-1)
- すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間
- 汚れつちまつた悲しみに…… 中原中也詩集 (角川文庫)
- 自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)
- 倚りかからず (ちくま文庫)
- くじけないで
- 智恵子抄 (新潮文庫)
- 生きる (日本傑作絵本シリーズ)
- ミルクとはちみつ
中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、金子みすヾ……。繰り返し読みたい珠玉の詩100編を収録。新しい現代詩アンソロジー。 中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、金子みすヾ……。繰り返し読みたい珠玉の詩100編を収録。新しい現代詩アンソロジー。
二十億光年の孤独 十八歳 六十二のソネット 62のソネット+36 愛について 絵本 あなたに 21 落首九十九 谷川俊太郎詩集 谷川俊太郎詩集 旅 谷川俊太郎詩集 谷川俊太郎詩集 うつむく青年 谷川俊太郎詩集 ことばあそびうた 空に小鳥がいなくなった日 夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった 定義 タラマイカ偽書残闕 谷川俊太郎詩集. 続 そのほかに コカコーラ・レッスン ことばあそびうた. また わらべうた わらべうた. 続 みみをすます 日々の地図 どきん 対詩 手紙 日本語のカタログ 詩めくり よしなしうた いちねんせい はだか メランコリーの川下り 魂のいちばんおいしいところ 女に 詩を贈ろうとすることは 子どもの肖像 世間知ラズ ふじさんとおひさま モーツァルトを聴く人 真っ白でいるよりも クレーの絵本 谷川俊太郎詩集 みんなやわらかい クレーの天使 minimal 夜のミッキー・マウス シャガールと木の葉 すき 私 子どもたちの遺言 トロムソコラージュ 詩の本
20代女性の深い共感を呼んで100万部を突破した、若き作家のデビュー詩集。「ニューヨーク・タイムズ」No.1ベストセラー、… これは詩によって 生き抜いた旅 これは21年にわたる 血と汗と涙 これはあなたの手の中にある 私の心 これは 傷つけること 愛すること 壊れること 癒やすこと(本書より) 父や恋人との苦い経験の先に見つけた、甘くて大切なもの――。愛、喪失、トラウマ、虐待、癒し、そして女性であることの意味を正直な言葉で描き、20代の女性を中心に深い共感を呼ぶ、若き作家によるデビュー詩集。その作品は「すべての女性が読むべき詩人」(ハフポスト)、「同世代の声」(USAトゥデイ)と評されている。「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストで1位を獲得し100万部を突破、30ヶ国語に翻訳されている。 傷つくこと 愛すること 壊れること 癒やすこと
「こだまでしょうか」で再び注目を集める金子みすゞ。彼女が残した名詩をお求めやすい文庫版で刊行します。 「こだまでしょうか」で再び注目を集める金子みすゞ。彼女が残した名詩をお求めやすい文庫版で刊行します。
三角みづ紀の第8詩集は、詩人の記憶を重ねた13歳を描く33篇の書き下ろし。 詩集『よいひかり』(小社)に続く、三角みづ紀の第8詩集は、詩人の記憶を重ねた13歳を描く33篇の書き下ろしです。 誰もが感じてきた変わっていく心と身体と家族との関係性、教室の疎外感や世界の美しさを、失った記憶が蘇るように描きだします。 タイトルの『どこにでもあるケーキ』をはじめ、一見すると否定的な言葉に、どこかそうありたいとも願う繊細な感情が見事に詩となっています。 すべて一人の目線で描かれるため、主人公のいる短い物語としても読め、しばらく詩から離れていたなという方にも、親しみやすい一冊です。
対話 見えない配達夫 鎮魂歌 茨木のり子詩集 人名詩集 自分の感受性くらい 寸志 茨木のり子 食卓に珈琲の匂い流れ 倚りかからず 茨木のり子集 言の葉. 3 歳月 『茨木のり子全詩集』所収「「スクラップブック」から」より 美しい言葉を求めて
中原中也賞最年少受賞詩人、文月悠光、第3詩集。“恋にまつわる”26篇。 人の心には一匹の猫がいて、そのもらい手を絶えず探している。自分で自分を飼いならすのはひどく難しいから、だれもが尻尾を丸め、人のふりして暮らしている。 恋する私たちを描く、文月悠光の第3詩集。 空の合図 わたしたちの猫 選ばせたもの みんな甘えたがり 夜明けのうつわ 愛は比べようもなく 四月一日の告白 ばらの花 女の子という名のわたし たてがみのように レモンの涙 砂漠 主人公 夏の観測席 まぶたの傷 春にはいない虫 片袖の魚 耳のはばたき 教室という小箱 わたしは光 ふたりの狭間 スローファイヤー 片手のゆくえ 卒業 迷い猫 物語の恋人 あとがき
中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞し、21世紀の現代詩をリードする文月悠光の記念碑的第一詩集が待望の文庫化!解説 町屋良平 中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞し、21世紀の現代詩をリードする文月悠光の記念碑的第一詩集が待望の文庫化!解説 町屋良平
今、いちばん新しい谷川俊太郎 メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた。 ―あとがきより 83歳の今も、新しい挑戦をつづけている谷川さん。半世紀以上にわたって第一線で書き続けてきた詩人の最新作は、37篇の詩すべてにさまざまな〈あたし〉と〈あなた〉が登場します。 工芸品のような一冊を 最初に原稿を読んだ時、この言葉たちの動きや遠さや近さを、どうやって本という物質にしたらいいのか、悩みました。その結果、一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙なのではないかと考えました。あなたの指先に、やっと届けることができて嬉しく思います。 ―はさみ込みのしおりより 装丁担当 名久井直子 書籍の常識を超える工芸品のようなデザインは、気鋭のブックデザイナー・名久井直子さん。「一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙」(名久井さん)というコンセプトから、本書の制作は「この本のためだけの特別な紙」を作ることからスタートしました。伝統の高級越前和紙で知られる石川製紙株式会社の協力を得て、しっとりとした質感の鮮やかなブルーの紙が誕生しました。まさに、日本の職人技から生まれた贅沢な一冊です。
詩の極北に屹立する詩人・左川ちかの全貌がついに明らかになる──。 萩原朔太郎や西脇順三郎らに激賞された現代詩の先駆者、初の全集。 すべての詩・散文・書簡、翻訳を収録。編者による充実の年譜・解題・解説を付す。 装幀:名久井直子
日本の代表的歌人の秀歌を堪能するアンソロジー「コレクション歌人選」(3期・全60冊)。鎌倉幕府第三代将軍、源実朝。 うたの森に、ようこそ。 柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、源実朝です。 うたの森に、ようこそ。 柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、源実朝です。 彼は、「自分の現実」にそっぽを向いて、 「ススんだ都会の文化」である和歌に生きがいを見いだすしかありませんでした。 「お飾りの将軍」だった彼は、それをしても許される立場にいて、 彼のまわりには、彼のことを理解してくれる人なんか一人もいなかったのです。 橋本 治 源実朝(みなもとのさねとも) 雪の夜、鶴岡八幡宮参拝のおりに甥の公暁(くぎょう)に暗殺され、二十八歳の若さで散った鎌倉幕府第三代将軍。肉親御家人を巻き込んで権力闘争を続けた北条氏に担がれて将軍職に就いた。それでも東国の王者として和歌の道を積極的に学び、定家を師と仰いで、家集『金槐集(きんかいしゅう)』を残した。『百人一首』にいう鎌倉右大臣である。唐船を造営し宋に渡ろうとしたが挫折、結局政争の犠牲となり、源氏三代の最後を迎えた「悲劇の人」の心を映す、知的な歌作りを明らかにする。 01 けさ見れば山もかすみて久方の天の原より春は来にけり 02 この寝ぬる朝明の風にかをるなり軒端の梅の春の初花 03 みふゆつぎ春し来ぬれば青柳の葛城山に霞たなびく 04 ながめつつ思ふも悲し帰る雁行くらむ方の夕暮れの空 05 山風の桜吹きまく音すなり吉野の滝の岩もとどろに 06 山桜今はの頃の花の枝に夕べの雨の露ぞこぼるる 07 行きて見むと思ひしほどに散りにけりあやなの花や風立たぬまに 08 君ならで誰にか見せむわが宿の軒端ににほふ梅の初花 09 あしびきの山時鳥深山出でて夜ぶかき月の影に鳴くなり 10 萩の花暮れぐれまでもありつるが月出でて見るになきがはかなさ 11 海の原八重の潮路に飛ぶ雁の翼の波に秋風ぞ吹く 12 濡れて折る袖の月影ふけにけり籬の菊の花の上の露 13 雁鳴きて寒き朝明の露霜に矢野の神山色づきにけり 14 風寒み夜の更けゆけば妹が島形見の浦に千鳥鳴くなり 15 夕されば潮風寒し波間より見ゆる小島に雪は降りつつ 16 乳房吸ふまだいとけなき嬰児とともに泣きぬる年の暮れかな 17 はかなくて今宵明けなば行く年の思ひ出でもなき春にやあはなむ 18 もののふの矢並つくろふ籠手の上に霰たばしる那須の篠原 19 千々の春万の秋にながらへて月と花とを君ぞみるべき 20 黒木もて君がつくれる宿なれば万代経とも古りずもありなむ 21 宿にある桜の花は咲きにけり千歳の春も常かくし見む 22 ちはやぶる伊豆の御山の玉椿八百万代も色は変はらじ 23 宮柱ふとしき立てて万代に今ぞ栄えむ鎌倉の里 24 うき波の雄島の海人の濡れ衣濡るとな言ひそ朽ちは果つとも 25 小笹原おく露寒み秋されば松虫の音になかぬ夜ぞなき 26 来むとしも頼めぬ上の空にだに秋風ふけば雁は来にけり 27 草深みさしも荒れたる宿なるを露を形見に尋ね来しかな 28 涙こそ行方も知らね三輪の崎佐野の渡りの雨の夕暮れ 29 旅寝する伊勢の浜荻露ながら結ぶ枕に宿る月影 30 住の江の岸の松ふく秋風を頼めて波のよるを待ちける 31 沖つ波八十島かけて住む千鳥心ひとつといかが頼まむ 32 恋しとも思はで言はば久方の天照る神も空に知るらむ 33 世の中は常にもがもな渚こぐ海人の小舟の綱手かなしも 34 物いはぬ四方の獣すらだにもあはれなるかなや親の子を思ふ 35 いとほしや見るに涙も止まらず親もなき子の母を尋ぬる 36 炎のみ虚空にみてる阿鼻地獄行方もなしと言ふもはかなし 37 塔をくみ堂をつくるも人の嘆き懺悔にまさる功徳やはある 38 時により過ぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ 39 うば玉や闇の暗きに天雲の八重雲がくれ雁ぞ鳴くなる 40 紅の千入のまふり山の端に日の入るときの空にぞありける 41 玉くしげ箱根のみ湖けけれあれや二国かけて中にたゆたふ 42 箱根路をわれ越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ 43 空や海うみやそらともえぞ分かぬ霞も波も立ち満ちにつつ 44 大海の磯もとどろに寄する波われてくだけてさけてちるかも 45 君が代になほ永らへて月清み秋のみ空の影を待たなむ 46 山は裂け海はあせなむ世なりとも君に二心わがあらめやも 47 出でて去なば主なき宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな 歌人略伝 略年譜 解説「源実朝の和歌」(三木麻子) 読書案内 【付録エッセイ】古典は生きている(橋本治)
本書では、今日望みうる限りのランボー学の成果を取り入れるとともに、近ごろ顧みられることの少ない中原中也、小林秀雄、金子光晴の優れた訳業を再評価し、「日本のランボー」決定版を編纂した。清岡卓行、渋沢孝輔ら現代詩人のほか、粟津則雄、宇佐美斉ら研究者による精緻な訳詩とともに、編者による『地獄の季節』全篇の新訳に書き下ろしのランボー論を加えて、今なお時代の尖端に位置する詩人の精髄を極めた一冊になっている。 幸福 最も高い塔の歌 飢餓の祭り 永遠 オフェリヤ 酩酊船 僕の小さな恋人たち ジャンヌ・マリーの手 キャバレ「緑」 牧神の頭〔ほか〕
うたの森に、ようこそ。 柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第1回配本、塚本邦雄です。 少年時代、私は一通の手紙で彼と出会い、彼の「楽園」に案内されたのであった。塚本邦雄は、実際に逢うまでは実在の人物かどうか、私たち愛読者にさえ謎であった。----寺山修司 塚本邦雄(つかもとくにお) 前衛短歌運動の輝ける旗手として、詩歌の可能性を飛躍的に拡大し、戦後日本で「短歌には何ができるか」を鋭く問いかけた。その苦闘の成果は、世界的な混迷を深める二十一世紀で、「芸術と人間は何をなすべきか」を見いだすための手がかりとなる。「前衛=難解」という従来のイメージを払拭(ふっしょく)し、塚本が追い求めた「短歌」の生命力に肉迫する。そのために、五十のキーワードに基づく秀歌五十首を選び、塚本ワールドへの入口とした。また、それぞれの歌を多角的に理解するために、本文では歌の鑑賞を行い、脚注では歌の背景を詳しく解説した。一首の歌を本文と脚注とで「二度味わう」ことで、塚本短歌の発生と影響力が、あますところなく解明される。 01 初戀の木陰うつろふねがはくは死より眞靑にいのちきらめけ 02 錐・蠍・旱・雁・掏摸・檻・囮・森・橇・二人・鎖・百合・塵 03 サッカーの制吒迦童子火のにほひ矜羯羅童子雪のかをりよ 04 詩歌變ともいふべき豫感夜の秋の水中に水奔るを視たり 05 革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ 06 燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕す 07 死に死に死に死にてをはりの明るまむ靑鱚の胎てのひらに透く 08 われがもつとも惡むものわれ、鹽壺の匙があぢさゐ色に腐れる 09 殺戮の果てし野にとり遺されしオルガンがひとり奏でる雅歌を 10 聖母像ばかりならべてある美術館の出口につづく火藥庫 11 帝王のかく閑かなる怒りもて割く新月の香のたちばなを 12 紫陽花のかなたなる血の調理臺 こよひ食人のたのしみあらむ 13 桔梗苦しこのにがみもて滿たしめむ男の世界全く昏れたり 14 夏もよしつねならぬ身と人はいへたかねに顯ちていかに花月は 15 涙 そそぐ 木の夕影に なびく藤きみは 寂しき死を ねむる 蝶 16 玩具凾のハーモニカにも人生と呼ぶ獨房の二十四の窓 17 一月十日 藍色に睛れヴェルレーヌの埋葬費用九百フラン 18 桐に藤いづれむらさきふかければきみに逢ふ日の狩衣は白 19 昔、男ありけり風の中の蓼ひとよりもかなしみと契りつ 20 おおはるかなる沖には雪のふるものを胡椒こぼれしあかときの皿 21 掌の釘の孔もてみづからをイエスは支ふ 風の雁來紅 22 ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事のなかなるピアノ一臺 23 ディヌ・リパッティ紺靑の樂句斷つ 死ははじめ空間のさざなみ 24 世界の黄昏をわがたそがれとしてカルズーの繪の針の帆柱 25 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ 26 突風に生卵割れ、かつてかく撃ちぬかれたる兵士の眼 27 にくしみに支へられたるわが生に暗綠の骨の夏薔薇の幹 28 夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちをおもひ出づるよすが 29 櫻桃にひかる夕べの雨かつて火の海たりし街よ未來も 30 ただ一燈それさへ暗きふるさとの夜夜をまもりて母老いたまふ 31 はつなつのゆふべひたひを光らせて保險屋が遠き死を賣りにくる 32 蕗煮つめたましひの贄つくる妻、婚姻ののち千一夜經つ 33 子を生しし非業のはての夕映えに草食獸の父の齒白き 34 さらば百合若 驟雨ののちをやすらへる昧爽の咽喉ゆふぐれの腋 35 獻身のきみに殉じて寢ねざりしそのあかつきの眼中の血 36 玲瓏と冬の虹たつ 昨日まひる刎頸の友が咽喉を切られし 37 ロミオ洋品店春服の靑年像下半身無し***さらば靑春 38 建つるなら不忠魂碑を百あまりくれなゐの朴ひらく峠に 39 炎天ひややかにしづまりつ終の日はかならず紐育にも〓(記号)爆 40 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 41 おほきみはいかづちのうへわたくしの舌の上には烏賊のしほから 42 モネの僞「睡蓮」のうしろがぼくんちの後架ですそこをのいてください 43 歌すつる一事に懸けて晩秋のある夜うすくれなゐのいかづち 44 罌粟枯るるきりぎしのやみ綺語驅つていかなる生を寫さむとせし 45 七月の眞晝なれども紺靑のコモ湖こころのふかきさざなみ 46 右大臣は常に悲しく「眼中の血」の菅家「ちしほのまふり」實朝 47 イエスは架りわれはうちふす死のきはを天靑金に桃咲きみてり 48 枇杷の汁股間にしたたれるものをわれのみは老いざらむ老いざらむ 49 皐月待つことは水無月待ちかぬる皐月まちゐし若者の信念 50 醫師は安樂死を語れども逆光の自轉車屋の宙吊りの自轉車 歌人略伝 年譜 解説「前衛短歌の巨匠塚本邦雄」(島内景二) 読書案内 【付録エッセイ】ドードー鳥は悪の案内人--『塚本邦雄歌集』(寺山修司)
人類は文明の始まりに世界と魂をどう考えたか。古代オリエントからギリシア、中国、インドまで、世界哲学の起源を探究する。 人類は文明の始まりに世界と魂をどう考えたのか。古代オリエント、旧約聖書世界、ギリシアから、中国、インドまで、世界哲学が立ち現れた場に多角的に迫る。 人類は文明の始まりに世界と魂をどう考えたのか。古代オリエント、旧約聖書世界、ギリシアから、中国、インドまで、世界哲学が立ち現れた場に多角的に迫る。 序 章 世界哲学史に向けて 納富信留 第1章 哲学の誕生をめぐって 納富信留 第2章 古代西アジアにおける世界と魂 柴田大輔 第3章 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂 髙井啓介 第4章 中国の諸子百家における世界と魂 中島隆博 第5章 古代インドにおける世界と魂 赤松明彦 第6章 古代ギリシアの詩から哲学へ 松浦和也 第7章 ソクラテスとギリシア文化 栗原裕次 第8章 プラトンとアリストテレス 稲村一隆 第9章 ヘレニズムの哲学 荻原 理 第10章 ギリシアとインドの出会いと交流 金澤 修 コラム1 人新世の哲学 篠原雅武 コラム2 黒いアテナ論争 納富信留 コラム3 ギリシア科学 斎藤 憲
金子みすゞ、山村暮鳥、宮沢賢治、島崎藤村など、心がほっとする珠玉の詩100篇を収録。新しい現代詩アンソロジー。 金子みすゞ、山村暮鳥、宮沢賢治、島崎藤村など、心がほっとする珠玉の詩100篇を収録。新しい現代詩アンソロジー。
あなたの舌がつま弾きし わたし のなかにはいってくる すると わたしはからっぽになり めくるめく光で燃えあがる ちょうど 大きな拡大しつつある真珠の中にはいったみたい 「率直で論述に長け、熟考を重ねた末に展開される豊かな教養と知識―レクスロスは詩や散文で独自のスタイルを確立した」(ジョン・ソルト)。ジャズの演奏に合わせて詩を朗読した先達者で、「ビートの父」として知られるアナーキストを多角的に検証。その波瀾に満ちた生涯の軌跡を辿る。
『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』 (書肆ユリイカ、一九五九/花神社、一九八八/童話屋、二〇〇〇) 原子童話 雪崩のとき 祖国 挨拶 天馬の族 繭 夜話 よろこびの日に 白いものが 今日もひとりの 私の前にある鍋とお釜と燃える火と 日記より 女湯 手 顔 悲劇 盗難 三十の抄 屋根 犬のいる露地のはずれ 貧乏 家 夫婦 月給袋 風景 用意 私はこの頃 ひめごと この光あふれる中から 不出来な絵 ぬげた靴 風景 その夜 『表札など』 (思潮社、一九六八、二〇〇八/花神社、一九八九/童話屋、二〇〇〇) シジミ 子供 表札 くらし 夜毎 旅情 海辺 島 えしゃく 崖 健康な漁夫 貧しい町 落語 海のながめ 土地・家屋 鬼の食事 愚息の国 銭湯で 公共 弔詞 唱歌 生えてくる 『略歴』 (花神社、一九七九、一九八七/童話屋、二〇〇一) 村 儀式 略歴 行く 定年 遥拝 町 へんなオルゴール 追悼 神楽坂 まこちゃんが死んだ日 ケムリの道 風俗 十三夜 河口 『やさしい言葉』 (花神社、一九八四、一九八七/童話屋、二〇〇二) ことば 木のイメージ 還暦 跳躍 青い鏡 兵士の世代 坂道 洗剤のある風景 『レモンとねずみ』 (童話屋、二〇〇八) レモンとねずみ すべては欲しいものばかり 年を越える ゆたんぽ いじわるの詩 私の日記 夜の詩 墓 声 単行詩集未収録詩篇から 花のことば いくさの季節 帰郷 下品な詩 黒い影 ふざけた謝罪 落伍 犬 駆けだす この道 発言 掌上千里 記憶 それから 南極 道のはずれに ラッシュアワー……だな 汗をかく 捨て科白 嫉妬 きこえない 鳥がなく 夜道 東京の夜 グラウンド 猫がなく おでんやのいる風景 葉かげ 貝がら たそがれの光景 夏の朝 言い草 (無題) * 解説(伊藤比呂美) 石垣りん自筆年譜
ふる雨にこころ打たるるよろこびを知らぬみずうみ皮膚をもたねば たとえば斜めにふる雨に ときには人のかなしみに 天体の冴えた光にふれるたび 生きることに恋をする。 祈りと官能の歌世界。 百年の間こうして あづみ野 なんきんまめをかたみにふくみ 円 卓 顔 水の父 あだし野 雪の中のオレンジ 冬へ深紅を 『夢、十夜』より 第五夜 第七夜 ある四月の記録 ある四月の記録 葉 身 階 段 蠅 封筒の中のナイフ 薄暮八景 田中流さんの風景写真によせて 凍 蝶 そ ら は る す そして三月 月百首 あとがき
あなたが何者なのか、あなたには見えていない、あなたに見えているのは、あなたの影。アジアで初めてのノーベル文学賞に輝いた詩聖タゴール。1916年の日本滞在にゆかりのある珠玉の英文詩集、初版英文テキストを併記した完訳版。
韓国詩壇において舞楽条件と美学性を兼ね備えた詩を書く、数少ない詩人といわれる宋燦鎬(ソン・チャンホ)のエッセンスがつまった詩集 その列車には美しい監獄がある 速力は美しい ふと、その美しさが車窓を遮った 列車は汽笛を鳴らす 豚たちの声がかれる 車両ごとに不安が渦巻いている ああ、その尊い酒も すでに血まみれになった 宋燦鎬は大学を卒業した後に一年ほどサラリーマン生活をおくったことがあるが、都会生活が性に合わず退職し、故郷に戻って現在まで農業を営みながら詩を書いている。農村生活の中で生まれた宋燦鎬の詩には、童話の世界が広がっており、草・花・木・鳥・蝶・動物などのような自然が主な主人公である。 「訳者あとがき」より
日本語のリズムやことばの楽しさにふれる、ピカピカシリーズ第2弾 NHKの人気番組『にほんごであそぼ』総合指導の齋藤孝先生が、小学校に入る前から、高学年まで楽しめる、名作とよばれる詩を31点厳選して紹介します。子供たちに分かりやすい解説と、想像力を広げるイラストは、絵本としても充分に楽しめます。近年注目された金子みすゞの『こだまでしょうか』や、谷川俊太郎の『朝のリレー』など、詩の魅力と日本語のおもしろさを発見できる、朝の音読にもぴったりの書籍です。
近代抒情詩の画期的名著。「雪」など、新詩の可能性を追究する詩人・達治が“現代抒情詩”を展開させた画期的詩集。 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。無限のイメージを喚起するわずか二行の詩「雪」他を収録の第1詩集『測量船』。「乳母車」「甃のうえ」「鳥語」「獅子」等、日本古典の詩風と西欧象徴詩風が混然と融合し、魅了する全92篇(「測量船拾遺」を含む)。新詩の可能性を追究する若き詩人・達治が“現代抒情詩”を展開させた画期的詩集。
なぜヴァレリーは引用されるのか。作品という装置について、時間と行為について、身体について語られた旺盛な言葉から読む哲学。 習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。 膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは? ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。 著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通。 1 作品 第一章 装置としての作品 第二章 装置を作る 2 時間 第一章 形式としての「現在」 第二章 抵抗としての「持続」――注意をめぐって 第三章 行為の法則化――リズムをめぐって 3 身体 第一章 《主観的》な感覚 第二章 生理学
『プラテーロとわたし』は、スペインのノーベル文学賞作家ヒメネスが銀色のロバ・プラテーロとの旅の日々を書いた世界中で愛される物語詩集。全138篇のうち28篇に、大作曲家マリオ・カルテルヌイーヴォ=テデスコにより、原詩とギターの掛け合いで進むギター曲が付けられている。メゾソプラノ歌手波多野睦美が原詩のリズムを生かした日本語に訳し、自ら歌ったCDも9月に発売される。この28篇の新訳の詩に、1篇ごとに描きおろされた着彩銅版画28点が1見開きずつ交互に展開する詩画集。
愛する者よ、無垢なる日々よ-。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。 山羊の歌(初期詩篇 少年時 みちこ ほか) 在りし日の歌(在りし日の歌 永訣の秋) 未刊詩篇(ダダ音楽の歌詞 古代土器の印象 無題(疲れた魂と) ほか)
回復に導く詩の言葉 ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。 巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。 ........................................... ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。 繊細さだけではなく強さがある。 その元にあるものがこの詩にあらわれている。 ――斎藤真理子 ハン・ガンにとって詩は 内密な自分自身の声に正直なもの。 詩を書くことで、心身のバランスや 問いを直視し続ける力を回復していく。 ――きむ ふな ........................................... 一部 明け方に聞いた歌 二部 解剖劇場 三部 夜の葉 四部 鏡のむこうの冬 五部 真っ暗なともしびの家 対談 回復の過程に導く詩の言葉──訳者あとがきにかえて
古今東西の「賢者の言葉」を集めた心癒やすエッセイ。今年3月BTSのコンサートで紹介され話題に。他にも東方神起など愛読者多数。 どう生きるべきかわからなくなったとき、 不安なとき、眠れない夜を過ごしているとき―― 心を癒やしてくれる「人生の知恵」をあつめました。 ◆2005年教保文庫「もっとも売れた本」(全体) ◆2005年Yes24「今年の本」 ◆2020年教保文庫「もっとも売れた本」(韓国人著者) ◆2004~2014年教保文庫「10年間でもっとも売れた詩集」1位 2022年3月13日 BTS ソウル・コンサートのエンディングで紹介された 「みんなに贈りたい言葉」。 伝説級名作ドラマ『私の名前はキム・サムスン』(ヒョンビン主演)での 引用実績も。 * * * * * 幸せは旅であって目的地ではない 踊りなさい、誰も見ていないかのように。 愛しなさい、一度も傷ついたことなどないかのように。 歌いなさい、誰も聴いていないかのように。 働きなさい、お金など必要ないかのように。 生きなさい、今日が最後の日かのように。 アルフレッド・D・スーザ * * * * * BTSメンバーのRMによって歌詞に引用され(『Intro: Skool Luv Affair』)、 Vによってコンサートで「ファン(ARMY)のみんなに伝えたい言葉」として紹介された、 どこまでも美しく、やさしく、熱く胸を打つ言葉たち……。 「1日1ページで人生が変わった!」 「悩みがスーッと消えていきます」 「いつのまにか涙があふれてきて止まりません」 「何度も何度も読み返したくなる本」 本書やリュ・シファの作品を愛読している韓国のスターたち(一例) コン・ユ イ・ジョンソク ソン・へギョ カン・ハヌル チャン・グンソク ジェジュン チャンミン(東方神起) IU ファサ(MAMAMOO) キュー(THEBOYZ) ヒョンジュン(CRAVITY) RM&V(防弾少年団) ……etc.
詩の国を探検しよう! 面白い詩 楽しい詩 ちょっぴりこわい詩 子どもたちの未来へ贈る 103の詩の花束 ◆低学年◆ 「かもつれっしゃ」有馬 敲/「ほし」「ゆうひと おかあさん」矢崎節夫/「すずむしさんと きりんさん」「つらら きららら」本郷健一/「しいの実」さわださちこ/「うんどう会」新井 和/「はっぱのまど」「もりのおんがく」かやのたけこ/「しろい つえ」「試練」こやま峰子/「せっけん」「やまで じゃんけん」池田もと子/「あかちゃんの おめめ」「切り花は」宮田滋子/「はてな?」冨岡みち/「独楽」「雨つぶ」下田喜久美/「紙ひこうき」「かざぐるま」福田恵美子/「わたしの色」斗沢テルオ/「おかあさん、とよぶと」「かあさんの目」村瀬保子/「ちいさなうみ」「赤いクレヨン」かわかみまさと/「つぼみ」「みかんかんかん」柿本香苗/「はまべの怪」徳丸邦子/「さかさ かけことばうた」「うしさん うふふ」よしだていいち/「りすりすこりす」のろ・さかん/「ちいさい かわの うた」武鹿悦子 ◆中学年◆ 「しーん」谷川俊太郎/「なみ」「はつこい」内田麟太郎/「赤とんぼ」永窪綾子/「空」「羽根」峰松晶子/「返事」「さわやかな朝」中村多津子/「風になる」「やわらかな朝」井上一枝/「十二月」小泉周二/「チューリップ」「彼岸花」吉田百合子/「山里の朝」「涙腺」なりた・ひろみ/「みじかい ことば」「ヒキガエル」檜きみこ/「小さな水たまり」「風の匂い」田口栄一/「じんべいざめ」「寝っころがって」さくらいけいこ/「石」「ゆげ」「詩」中田智子/「夏のモビール」三谷恵子/「成長痛」岩本良子/「六色の虹」「上弦の月」堀田美幸/「電車ウサギ」小林雅子/「けんた君とおじぞうさん」大倉 元/「友だちかがみ」播磨カナコ/「憧憬」「タンポポ」三浦千賀子/「呼んでいる」新川和江 ◆高学年◆ 「今日からはじまる」高丸もと子/「さりさりと雪の降る日」「火事」山本なおこ/「準備」高階杞一/「おうち」藤井則行/「トカゲ」「秋へ」「カネタタキ」「真冬の夜の出来事」はたちよしこ/「出発」杉本深由起/「四行詩 光の楽章」成本和子/「走る」「ブロッコリー」津坂治男/「風の鳥」加茂照子/「風のアルバム」「みみたぶ」熊谷本郷/「林檎ランプ」尾崎まこと/「風の森」「石」西田 純/「二ほんの木」北原悠子/「言葉の鳥」青島江里/「わたしをひびかせて」藤井かなめ/「青い石」白根厚子/「折り紙」「花」橋爪さち子/「羊雲」小沢千恵/「朝」佐古祐二/「朝やけ」江口あけみ/「不思議な生きもの」榊 次郎/「たんぽぽ」大瀧 満/「手話」富田栄子/「初夏」菊永 謙/「うさぎじるしの夜」水野るり子/「キリンの首」「敵」菊田 守/「道」吉田享子/「教室」左子真由美