【2023最新】「詩」のおすすめ本!人気ランキング
- 繰り返し読みたい日本の名詩一〇〇
- 最後だとわかっていたなら
- ゲーテ詩集 (新潮文庫)
- 萩原朔太郎詩集 (岩波文庫)
- くじけないで
- 金子みすゞ名詩集
- ミルクとはちみつ
- 空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集― (新潮文庫)
- すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間
- 汚れつちまつた悲しみに…… 中原中也詩集 (角川文庫)
中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、金子みすヾ……。繰り返し読みたい珠玉の詩100編を収録。新しい現代詩アンソロジー。 中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、金子みすヾ……。繰り返し読みたい珠玉の詩100編を収録。新しい現代詩アンソロジー。
愛憐詩篇(「純情小曲集」より) 犀星序 自 序 出版に際して 夜汽車 こころ 女 よ 桜 旅 上 金 魚 静 物 涙 蟻地獄 利根川のほとり 浜 辺 緑 蔭 再 会 地 上 花 鳥 初夏の印象 洋銀の皿 月光と海月 「月に吠える」抄 白秋序 自 序 竹とその哀傷 地面の底の病気の顔 草の茎 竹 竹 すえたる菊 亀 笛 冬 天上縊死 卵 雲雀料理 感傷の手 山 居 殺人事件 雲雀料理 掌上の種 天 景 焦 心 悲しい月夜 かなしい遠景 悲しい月夜 死 危険な散歩 酒精中毒者の死 干からびた犯罪 くさつた蛤 内部に居る人が畸形な病人に見える理由 春 夜 ばくてりやの世界 ありあけ 猫 貝 麦畑の一隅にて 陽 春 くさつた蛤 春の実体 贈物にそへて さびしい情慾 愛 憐 恋を恋する人 五月の貴公子 さびしい人格 見しらぬ犬 見しらぬ犬 青樹の梢をあふぎて 蛙 よ 山に登る 孤 独 白い共同椅子 田舎を恐る ○ 雲雀の巣 「松葉に光る」抄(「月に吠える」拾遺) 松葉に光る 天路巡歴 巣 懺 悔 極 光 「青 猫」抄 序 幻の寝台 薄暮の部屋 寝台を求む 強い腕に抱かる 群集の中を求めて歩く その手は菓子である 青 猫 月 夜 春の感情 蠅の唱歌 恐ろしく憂鬱なる 憂鬱なる桜 憂鬱なる花見 夢に見る空家の庭の秘密 黒い風琴 憂鬱の川辺 仏の見たる幻想の世界 鶏 さびしい青猫 恐ろしい山 題のない歌 艶めかしい墓場 鴉毛の婦人 緑色の笛 寄生蟹のうた かなしい囚人 憂鬱な風景 野 鼠 輪廻と転生 さびしい来歴 閑雅な食慾 怠惰の暦 閑雅な食慾 馬車の中で 青 空 笛の音のする里へ行かうよ 意志と無明 蒼ざめた馬 思想は一つの意匠であるか 悪い季節 遺 伝 白い牡鶏 艶めける霊魂 花やかなる情緒 夢 春 宵 ○ 軍 隊 「蝶を夢む」抄(「青猫」拾遺一) 蝶を夢む 腕のある寝台 青空に飛び行く 冬の海の光を感ず 内部への月影 陸 橋 灰色の道 その襟足は魚である 春の芽生 黒い蝙蝠 石竹と青猫 海 鳥 眺 望 蟾 蜍 家 畜 野 景 絶望の逃走 僕等の親分 涅 槃 かつて信仰は地上にあつた 商 業 まづしき展望 農 夫 波止場の烟 「桃李の道」抄(「青猫」拾遺二) 桃李の道 風船乗りの夢 古風な博覧会 まどろすの歌 荒寥地方 仏 陀 ある風景の内殻から 輪廻と樹木 暦の亡魂 沿海地方 大砲を撃つ 海 豹 猫の死骸 沼沢地方 鴉 駱 駝 大井町 吉 原 大工の弟子 ○ 郵便局の窓口で 時 計 郷土望景詩(「純情小曲集」より) 中学の校庭 波宜亭 二子山附近 才川町 小出新道 新前橋駅 大渡橋 広瀬川 利根の松原 公園の椅子 監獄裏の林 「氷 島」抄 自 序 漂泊者の歌 乃木坂俱楽部 帰 郷 珈琲店 酔月 晩 秋 品川沖観艦式 告 別 「散文詩」抄 AULD LANG SYNE! 情緒よ! 君は帰らざるか 死なない蛸 神々の生活 郵便局 主よ。休息をあたへ給へ! 虚無の歌 あとがき……(三 好 達 治)
「人生いつだってこれから」98歳の詩人、トヨさんがつむぎ出すみずみずしい言葉の数々。 母 目を閉じて 生きる力 倅に 風や日射しが 溶けてゆく 私 返事 先生に 自分に〔ほか〕
「こだまでしょうか」で再び注目を集める金子みすゞ。彼女が残した名詩をお求めやすい文庫版で刊行します。 「こだまでしょうか」で再び注目を集める金子みすゞ。彼女が残した名詩をお求めやすい文庫版で刊行します。
20代女性の深い共感を呼んで100万部を突破した、若き作家のデビュー詩集。「ニューヨーク・タイムズ」No.1ベストセラー、… これは詩によって 生き抜いた旅 これは21年にわたる 血と汗と涙 これはあなたの手の中にある 私の心 これは 傷つけること 愛すること 壊れること 癒やすこと(本書より) 父や恋人との苦い経験の先に見つけた、甘くて大切なもの――。愛、喪失、トラウマ、虐待、癒し、そして女性であることの意味を正直な言葉で描き、20代の女性を中心に深い共感を呼ぶ、若き作家によるデビュー詩集。その作品は「すべての女性が読むべき詩人」(ハフポスト)、「同世代の声」(USAトゥデイ)と評されている。「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストで1位を獲得し100万部を突破、30ヶ国語に翻訳されている。 傷つくこと 愛すること 壊れること 癒やすこと
夭折の天才詩人・中原中也の作品がいま蘇る!まったく新しいアンソロジー。 「汝陰鬱なる汚濁の許容よ、更めてわれを目覚ますことなかれ!」(羊の歌『山羊の歌』所収より)。 日本の近代詩史に偉大な足跡を残した夭折の天才詩人中原中也。30年の生涯の間に作られた詩の中に頻出し、テーマとなることが多かった三つの言葉、「生きる」「恋する」「悲しむ」を基軸に、制作年月推定順に作品を精選。代表作「汚れつちまつた悲しみに……」をはじめとする、今なお心を揺さぶられる詩篇の数々から、中也の素顔を浮かび上がらせるまったく新しいアンソロジー詩集。 16歳で詩人として出発し、30歳で夭折した中原中也。昭和初期、疾風怒濤の時代を駆け抜けた稀有な詩人の代表作品を、生きる、恋する、悲しむという3つの視点で分類。いま改めて読み直したい、中也の魂の軌跡。
全て「求めない」で始まるベストセラー詩集 「求めない――すると 心が広くなる」「求めない――すると恐怖感が消えてゆく」「求めない――するとひととの調和が起こる」「求めない――すると待つことを知るようになる」……。 「求めない――すると……」という言葉が繰り返される本、『求めない』。けれど、信州伊那谷の自然の中で暮らす著者・加島祥造氏は、何度となく「人間は求める存在だ」とも言います。求めることを否定せず、なぜ私たちは、もう足りているのに求めてしまうのだろうかとやさしく問いかけるのです。そして、求めることをほんのちょっとやめてみたら、生きることが楽になり、日々が楽しくなり、思いがけない可能性が開けるかもしれないよと笑顔で誘います。現代人の心に響き渡る45万部の大ベストセラー詩集。 「求めない――すると 何かがかわる」 息苦しい社会で生きる私たちは、いまこそ「求めない」を読むことで、心の平安を取り戻すことができるはずです。 【編集担当からのおすすめ情報】 NHK「心の時代」「おはよう日本」、TBS「王様のブランチ」をはじめ、メディアで大々的にとりあげられ、詩集としては異例の45万部という大ベストセラーとなったこの小さな詩集に、全国の読者から感動の声が続々届きました。 「他人と比べたり、他人に期待したり、自分らしく生きていないことに気づいた」(27歳女性)、「心の栄養になりました。何度も読み返しています」(37歳男性)、「うつ病の夫と暮らしています。今、そしてこれからの私たちの道しるべが出来たような気がします」(40歳女性)、「親の介護で忙しい中、この本に出会いました。心が軽くなりました」(59歳女性)、「心のトゲトゲを取り除いてくれました」(67歳女性)……。繰り返し読めば読むほど、心が軽くなるはずです。 ・ 「ほんの3分でも求めないでいてごらん。不思議なことが起こるから――」迷ったとき、苦しくなった時、自分にささやいてみる、「求めない」と。”伊那谷の老子”の45万部突破大ベストセラー詩集、待望の文庫化。
レバノンの詩人・哲学者・画家である著者が人間の普遍的テーマについて深く語りかけている。小型携帯版 レバノンの詩人・哲学者・画家である著者のカリール・ジブラン。20世紀のウィリアム・ブレイクとも称され、多くの詩人・思想家・政治家のみならず、サブカルチャーにも影響を及ぼした偉人が、人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情など26の項目について深く語りかける詩集。ひとりひとりの心の奥底に大切にしまっておける、お気に入りの一節が必ず見つかることでしょう。 小型携帯版 20世紀のウィリアム・ブレイクとも称され、多くの詩人・思想家・政治家のみならずサブカルチャーにも影響を及ぼした作者が、人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情などについて深く語りかける詩集。小型携帯版
日常を見つめつつも、明日への前向きな気持ちをつづる、銀色夏生の応援歌! ★撮り下ろし&書き下ろし 待望の写真詩集★ 日常を見つめつつも、明日への前向きな気持ちがひしひしと伝わってくる、銀色さんからの強い応援歌! ――私を支えるものを私が忘れる時 私は自由になる 私が支えたものを私が忘れる時 私は解放される――身の回りの自然をありのまま写した写真と、素直な言葉で綴られる詩は、自分の中に眠っている前向きな気持ちを、呼び起こしてくれる。今を生きる人たちへ贈る、力強い応援歌。私たちはここじゃないここへ行こう。ここにいながら、ここじゃないここで、何度でも希望を持とう。ここじゃないどこか、ではなく、ここじゃないここで。 私を支えるものを 私が忘れる時 私は自由になる 私が支えたものを 私が忘れる時 私は解放される――煮詰まったときこそ空を見上げてみると、きっと何かが変わるはず。 銀色さんからのエールをあなたに
谷川俊太郎の詩『生きる』が、初めて絵本になった。小学生のきょうだいと家族の夏の一日を描き、私たちが生きるいまをとらえる。 生きていること いま生きていること……とさまざまな人生の瞬間の情景を連ねる、谷川俊太郎の詩『生きる』が初めて絵本になりました。小学生のきょうだいと家族がすごすある夏の一日を描き、私たちが生きるいまをとらえます。足元のアリをじっと見つめること、気ままに絵を描くこと、夕暮れの町で母と買い物をすること……。子どもたちがすごす何気ない日常のなかにこそ、生きていることのすべてがある、その事実がたちあがってきます。 生きていること いま生きていること……谷川俊太郎の詩『生きる』が初めて絵本に。小学生のきょうだいと家族がすごすある夏の一日を描き、私たちが生きるいまをとらえる。
社会のあり様や働き人の暮らし、家族の営みや自然の移り変わりを、日々を生きる者の飾らない眼差しでとらえ、深く柔らかくそしてユーモラスに練り上げた言葉でうたう詩人・吉野弘。名詩「I was born」や「祝婚歌」など、やさしく誠実な者たちの魂の重力を探った戦後五十年にわたる詩群のなかから代表作品を選び、季節・生活・言葉遊びなどテーマごとに配置する。 四季 生きる 日常さまざま 言葉いろいろ 漢字遊び 空山海・樹ほか
390曲に及ぶ全自作詞を網羅.レノンやピンチョンの名訳者による最高の対訳で贈る. 390曲に及ぶ全自作詞を網羅。アメリカ大衆歌謡の伝統を汲みながら詩に新地平をひらき、音楽とことばの限界を超えていった現代の吟遊詩人の神髄を、レノンやピンチョンの名訳者による最高の対訳で贈る。風に舞う問いとともに雷鳴を引きつれ、血の滲む運命の道を歩みつづけた50年にわたる創作の軌跡。詩神との至福の対話がここに。 【1961-1973】 フォークの新星として現れた『ボブ・ディラン』から、ザ・バンドとともに製作しビルボード1位を獲得した『プラネット・ウェイヴズ』まで、自作詞全200篇を収録。風に舞う問いをたずさえ、水銀の音を手に入れ、時代とともに変わり続けた十余年の軌跡。収録曲「風に舞っている」「はげしい雨が降る」「時代は変わる」「自由の鐘」「サブテレニアン・ホームシック・ブルース」「ミスター・タンブリンマン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「雨の日の女」「ジョハンナの幻影」「見張塔にずらりと」など。 ボブ・ディラン/フリーホイーリン・ボブ・ディラン/時代は変わる/アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン/ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム/追憶のハイウェイ61/ブロンド・オン・ブロンド/ジョン・ウェズリー・ハーディング/ナッシュヴィル・スカイライン/セルフ・ポートレイト/新しい夜明け/地下室(ザ・ベースメント・テープス)/ビリー・ザ・キッド/プラネット・ウェイヴズ
あらゆるおかしさがひしめきあうへんてこりんな世界。全地球的財産『マザー・グース』の軽妙絶妙の訳に、たのしい挿絵がついた。 おもしろくってくそまじめ、ナンセンスまた奇怪千万、ユーモア、ペーソス、どたばたにやり……。あらゆるおかしさがひしめきあうへんてこりんな世界。いまや全地球的財産になった「マザー・グース」の軽妙絶妙の訳に、たのしい挿絵がついた。この巻にはハンプティ・ダンプティ等が登場して全96篇。全4巻。
アメリカ現代詩研究の第一人者による、アメリカ詩を知るための最良の入門書! 百年の荒れ野の詩を読む― アメリカ詩は、それまでの伝統的な西洋の詩とはまったく異なる、独自の発展を遂げてきている。固有の詩形、実験的なラインブレイク、口語や俗語の頻用、漢詩や俳句の詩作法、事物を列挙するカタログ手法など、次々と生み出されるその型破りなスタイルは、文学の世界のみならず、他の芸術分野にも大きな影響を与えてきた。モダニズムの礎を築いたエズラ・パウンドから、ビート・ジェネレーションの先導者アレン・ギンズバーグや、変貌するフェミニスト、エイドリアン・リッチ、そして現代最高の吟遊詩人ボブ・ディランまでーーアメリカ現代詩を代表する一九人の三〇作品を、一篇ずつ、丹念に読み解く。アメリカ現代詩研究の第一人者による、アメリカ詩を知るための最良の入門書! はじめに 序章 アメリカ現代詩入門 第一世代: エズラ・パウンド―モダニズムの仕掛け人 ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ―アメリカ土着のモダニズム ウォレス・スティーヴンズ―究極の虚構の詩人 T.S.エリオット―都市をうたう現代詩人 E.E.カミングズ―詩絵の世界 H.D.―イマジストからフェミニストへ マリアン・ムーア―細密画の詩人 ロバート・フロスト―光と影の詩人 第二世代: チャールズ・オルソン―ポストモダンの長篇詩 アドリエンヌ・リッチ―社会を変えるフェミニスト詩人 ロバート・ロウエル―時代と個人の狂気 エリザベス・ビショップ―喪失から生まれるもの 第三世代: アレン・ギンズバーグ―国家を糾弾する裸の詩人 フランク・オハラ―都市生活のエレジー ゲーリー・スナイダー―野性のスポークス・パースン ボブ・ディランとアメリカ詩―「激しい雨が降りそうだ」を読む あとがき(感謝をこめて) 著者が選んだ〈ベスト・アメリカンポエトリー100冊〉 使用作品クレジット
生誕百年を迎えた夭折詩人・中原中也。日本近代詩の結晶が今この1冊に! 昭和12年(1937)、友人の小林秀雄に詩集『在りし日の歌』の原稿を託し、30歳で夭折した中原中也。喪失の悲しみに耐え、詩と人生に衝突するように時代を駆け抜けていった希有な詩人の魂の軌跡を一冊に収録。歌集『末黒野』、第一詩集『山羊の歌』、没後刊行の第二詩集『在りし日の歌』、生前発表詩篇、草稿・ノート類に残された未発表詩篇を全て網羅した決定版全詩集。巻末に大岡昇平「中原中也伝――揺籃」を収録。 歌集『末黒野』、第一詩集『山羊の歌』、没後刊行の第二詩集『在りし日の歌』、生前発表詩篇、草稿・ノート類に残された未発表詩篇をすべて網羅した決定版。巻末に大岡昇平「中原中也伝――揺籃」を収録。
ひとりの少年が1対1で宇宙と向き合い生まれた、言葉のひとつぶひとつぶ。青春の孤独と未来を見つめ、今なお愛され続ける詩人の原点を英訳付の二カ国語版で初文庫化。著者18歳の時の自筆ノートを(一部)特別収録。 生長 わたくしは 運命について 世代 大志 絵 霧雨 春 停留所で 祈り〔ほか〕
第一次世界大戦前後のジュネーブやマドリードで前衛主義の洗礼を受けた後、「宿命」のブエノスアイレスに帰還したボルヘスは、斬新な「ウルトライスモ」の旗幟を掲げて詩壇に打った出た。しかし、それぞれ『審問』と『伝奇集』で代表されるエッセー、短篇のような他ジャンルに関るあいだに、詩風を一変させる。中年に至ってホメーロスやミルトンと同じく失明の悲運に遭遇したこともあって、記憶と推敲に便利なソネットのような定型を用い、月、川、砂、薔薇、虎、鏡といった伝統的な隠喩を借り、古今東西の神話、伝説、文学。思想からの引用を頼りながら、宇宙と存在の永遠の在りようを探る形而上学的な詩人へと変貌したのだ。本書では、『創造者』以降の晩年の詩集からできる限り多くの作品を採ることによって、反時代的であるが故にかえって時代に新鮮な衝撃を与えた、めくるめく「時間の迷宮」の主の姿を鮮明に浮かび上がらせようとした。 見知らぬ街 サン・マルティン広場 ロサス 散策 夜明け サン・フアン街の夜 バラ色の店のある街 町外れの地平線を眺めながら 別れ キローガ将軍、馬車で死に向かう 平安を誇る〔ほか〕
いまこそ我々の道を照らすことばたち 平坦ではない道を歩む私たちの行く手をそっと照らしてくれる言葉の数々を厳選。大ベスト&ロングセラー『にんげんだもの 逢』の対になる、いまこそ読みたい言葉を詰め込んだ文庫オリジナル版。 平坦ではない道を歩む私たちの行く手をそっと照らしてくれる言葉の数々を厳選。大ベスト&ロングセラー『にんげんだもの 逢』の対になる、いまこそ読みたい言葉を詰め込んだ文庫オリジナル版。
〝赤ちゃんをいつくしんでやれているのなら、それで大丈夫〟。世界中の母親たちを励ましている詩を、日本のすべてのお母さんに。 ニュージーランドを中心とする英語圏に、赤ちゃんを育てている母親たちにエールを送る詩が伝わっています。子どもの世話に大わらわで、余裕をなくしているお母さんに、〝いま、かけがえのないこの子をいつくしんでやれているのなら、それで大丈夫だよ〟とやさしく寄りそう詩行は、世界中の養育者を励ましています。その英詩に、ふさわしい日本語訳と絵により、たしかな形が与えられました。すべてのお母さんに贈る、小さな本です。 〝いま、かけがえのないこの子をいつくしんでやれているのなら、それで大丈夫〟。世界中で、赤ちゃんを育てている母親たちを励ましている詩を、日本のすべてのお母さんに。
本書ではシェイクスピアを初めて体験する読者にも親しみやすい内容とすることに配慮し、収録作品すべてに解説を付した。特にソネットでは西欧文学全体の流れの中でのシェイクスピアの位置付けを主眼とし、有名作品はすべて収録した。一方、戯曲では知名度の高い『ジュリアス・シーザー』、『リチャード3世』、『ハムレット』、『ロミオとジュリエット』、『マクベス』を選び、解説でドラマ全体の流れも理解できるよう試みた。また愛誦し鑑賞したい読者のために、著名作品や有名科白には原文と注も一部収録した。 ソネット ジュリアス・シーザーより リチャード3世より ハムレットより ロミオとジュリエットより マクベスより
青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の、くやしさと未来への夢。スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる、主張のある詩、論理の詩。素直な表現で、人を励まし奮い立たせてくれる、"現代詩の長女"茨木のり子のエッセンス。 『対話』 『見えない配達夫』 『鎮魂歌』 『茨木のり子詩集』 『人名詩集』 『自分の感受性くらい』 『寸志』 『茨木のり子』(花神ブックス1) 『食卓に珈琲の匂い流れ』 『倚りかからず』 『茨木のり子 言の葉3』 『歳月』 『茨木のり子全詩集』所収「「スクラップブック」から」より
ますます自在な詩法、深く緩やかな言葉で綴られた、静かに心をつないでゆく、寛ぎのときのための詩集。 窓のある物語 机のまえの時間 なくてはならないもの 世界はうつくしいと 人生の午後のある日 みんな、どこへいったか 大いなる、小さなものについて フリードリヒの一枚の絵 二〇〇四年冬の、或る午後 シェーカー・ロッキング・チェア〔ほか〕
伝説と謎に包まれる詩人ランボー。『地獄の一季節』全文を含む主要作品を原文・訳文・注解で味読する。 「季節よ、城よ、無疵な魂がどこにある?」── 10代半ばで詩を書きはじめ、20 歳で詩を捨てたランボー (1854-91) 。 放浪と切り離せない彼の詩は、5 年間にどんな変容を遂げたか。伝説と謎に包まれた少年詩人が天才と呼ばれるゆえんは何か。『地獄の一季節』全文を含む主要作品をフランス語と訳文で正確に対照し、注解では難解な作品の核心に迫る。 はじめに I 前期韻文詩(1870-1871年) [1] 孤児たちのお年玉 [2] 感覚 [3] オフィーリア [4] 皇帝の憤激 [5] 音楽会で [6] わが放浪 [7] 谷間に眠る男 [8] 道化の心臓 [9] ぼくのかわいい恋人たち [10] 七歳の詩人たち [11] 座った奴ら [12] 虱を探す女たち [13] 陶酔の船 [14] 母音 [15] ジャンヌ= マリの手 [『ジュティストのアルバム』(1871 年10—11 月)への寄稿] [16] 古参兵諸君 [17] 戒厳令? II 後期韻文詩(1872年) 我慢の祭(18-21) [18] 五月の幟 [19] 最も高い塔の歌 [20] 永遠 [21] 黄金時代 [22] 《あれは舞姫か…》 [23] 《季節よ、城よ…》 [24] 恥 [25] 《おれの〈心〉よ、何なのだ…》 [26] 記憶 [フェリックス・レガメのアルバムに記された十行詩] [27] 《砲弾を拾い上げた〈子供〉は…》 III 地獄の一季節(全文)(1873年) [28] ***** [29] 賤しい血 [30] 地獄の夜 [31] 錯乱Ⅰ 愚かな乙女 [32] 錯乱Ⅱ 言葉の錬金術 [33] 叶わぬこと [34] 稲妻 [35] 朝 [36] 訣別 IV 『イリュミナシオン』(1873—1875年?) [37] 大洪水のあと [38] おはなし [39] 美しき存在 [40] 出発 [41] 放浪者たち [42] 都会 [43] 夜明け [44] 精霊 [45] 特売品 [1875年10月14日付 ドラエー宛書簡に記された詩] [46] 夢 作品解説 コラム1 定型詩のしくみ コラム2 定型からの脱却 たえざる脱皮 ——詩人ランボーの軌跡 ランボー(1854-91)略年譜 書 誌 あとがき
はじめに 1 生まれて かなしみ……谷川俊太郎/芝生……谷川俊太郎/I was born……吉野弘/祭……ジャック・プレヴェール/伝説……会田綱雄/春の問題辻征夫 2 恋 唄 みちでバッタリ……岡真史/十一月……安西均/それは……黒田三郎/僕はまるでちがって……黒田三郎/君はかわいいと……安水稔和/鳩……高橋睦郎/葉月……阪田寛夫/練習問題……阪田寛夫/顔……松下育男/海鳴り……高良留美子/木……高良留美子/男について……滝口雅子/秋の接吻……滝口雅子/ふゆのさくら……新川和江/助言……ラングストン・ヒューズ 3 生きるじたばた くるあさごとに……岸田衿子/見えない季節……牟礼慶子/夕方の三十分……黒田三郎/ひどく……川崎洋/言葉……川崎洋/海で……川崎洋/地名論……大岡信/ちびへび……工藤直子/てつがくのライオン……工藤直子/便所掃除……濱口國雄/住所とギョウザ……岩田宏/風……石川逸子/寂しさの歌……金子光晴/愛……谷川俊太郎 4 峠 小学校の椅子……岸田衿子/一生おなじ歌を 歌い続けるのは……岸田衿子/新しい刃……安西均/生命は……吉野弘/その夜……石垣りん/くらし……石垣りん/諸国の天女……永瀬清子/旧い友人が……河上肇/老後無事……河上肇/味噌……河上肇 5 別 れ 幻の花……石垣りん/悲しめる友よ……永瀬清子/羊の歌……中原中也/アランブラ宮の壁の……岸田衿子
三角みづ紀の第8詩集は、詩人の記憶を重ねた13歳を描く33篇の書き下ろし。 詩集『よいひかり』(小社)に続く、三角みづ紀の第8詩集は、詩人の記憶を重ねた13歳を描く33篇の書き下ろしです。 誰もが感じてきた変わっていく心と身体と家族との関係性、教室の疎外感や世界の美しさを、失った記憶が蘇るように描きだします。 タイトルの『どこにでもあるケーキ』をはじめ、一見すると否定的な言葉に、どこかそうありたいとも願う繊細な感情が見事に詩となっています。 すべて一人の目線で描かれるため、主人公のいる短い物語としても読め、しばらく詩から離れていたなという方にも、親しみやすい一冊です。
中原中也賞最年少受賞詩人、文月悠光、第3詩集。“恋にまつわる”26篇。 人の心には一匹の猫がいて、そのもらい手を絶えず探している。自分で自分を飼いならすのはひどく難しいから、だれもが尻尾を丸め、人のふりして暮らしている。 恋する私たちを描く、文月悠光の第3詩集。 空の合図 わたしたちの猫 選ばせたもの みんな甘えたがり 夜明けのうつわ 愛は比べようもなく 四月一日の告白 ばらの花 女の子という名のわたし たてがみのように レモンの涙 砂漠 主人公 夏の観測席 まぶたの傷 春にはいない虫 片袖の魚 耳のはばたき 教室という小箱 わたしは光 ふたりの狭間 スローファイヤー 片手のゆくえ 卒業 迷い猫 物語の恋人 あとがき
かわらないものだけを見つめ、毎日を新鮮に生きた相田みつをの心の歳時記。 「誰のものでもない自分の言葉を、書という形式をかりて表現する」それが相田みつをの仕事だった。裸の自分を語りつづけた作品集。生きていくうえで様々な壁にぶつかり悩むとき、力づけてくれる言葉の数々。 「誰のものでもない自分の言葉を、書という形式をかりて表現する」それが相田みつをの仕事だった。裸の自分を語りつづけた作品集。生きていくうえで様々な壁にぶつかり悩むとき、力づけてくれる言葉の数々。
昔の少年は詩をよく読んだものだ。それも、とびきり上等の詩ばかりを、だ。そしてよく考え、「足る」を知った。みんなへっぴり腰を恥じて涼しげな目の下に、素朴な正義感をひそかにかくしていた。子どもよ、そして子どもの心を持った大人たちよ、この時代にとびきり志の高い詩を読みなさい。 雨ニモマケズ(宮沢賢治) 聴く力(茨木のり子) くまさん(まど・みちお) 学校(辻征夫) 虫の夢(大岡信) I was born(吉野弘) 系図(三木卓) ぼくがここに(まど・みちお) 秋の夜の会話(草野心平) 練習問題(阪田寛夫)〔ほか〕
中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞し、21世紀の現代詩をリードする文月悠光の記念碑的第一詩集が待望の文庫化!解説 町屋良平 中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞し、21世紀の現代詩をリードする文月悠光の記念碑的第一詩集が待望の文庫化!解説 町屋良平
「虎よ、虎よ、輝き燃える/夜の森のなかで…」(「虎」)-彫版師、画家、預言者…と多面的な顔をもつイギリスの詩人ウィリアム・ブレイク(1757‐1827)。『無垢と経験の歌』『セルの書』『天国と地獄の結婚』『詩的素描』など、イギリス・ロマン派のさきがけとなった詩人の神秘的な幻想詩のエッセンスを対訳形式で収録。 1 『無垢と経験の歌』 2 『セルの書』 3 『天国と地獄の結婚』より 4 『アルビヨンの娘たちの幻覚』 5 『詩的素描』より 6 『ピカリング稿本』より
童謡『ぞうさん』でおなじみの詩人がいのちの輝きを語りかける。 第1章 ぼくがボクでいられる喜び 第2章 一匹のアリ、一輪のタンポポにも個性がある 第3章 身近にある物たちも、いのちのお母さん 第4章 宇宙の永遠の中、みんな「今ここ」を生きている 第5章 言葉で遊ぶと心が自由になる 第6章 体って不思議。老いだって面白い 第7章 生かされていることに感謝
『くじけないで』+『百歳』+未発表作品を収録 くじけないで/朝はかならずやってくる/百歳/ありがとうと心から伝えたい/心のうた/単行本未収録作品/解説/柴田トヨ年表
万葉集から現代詩まで、日本語がもつ深い調べと美しいリズムをそなえた珠玉の作品を精選。 詩は本来,朗唱されるものです.焦がれる恋の思いを訴え,人の死を悼み,自然の美しさをほめ,ことば遊びをたのしむ.万葉集から現代詩まで,どの詩歌も魂は声となって人の心と心をつないできました.意味がわかりやすく,日本語がもつ深い調べと美しいリズムをそなえた珠玉の作品だけを選びました.声にだしておたのしみください. 凡 例 はじめに(大岡信) 古典和歌 近代短歌 歌謡・連句 近世俳句 近代俳句 近・現代詩 あとがき(谷川俊太郎) 索 引 挿画/カット 安野光雅
「文化大革命」という未曽有の動乱のただなかでひそかに清新な感性を書きとめていた詩人たちがやがて地下文学雑誌『今天』に結集し、「文革」後の疾風のような詩的想像力の解放の礎を築いた。言論統制の闇を切り裂いて登場したこの文学雑誌が中国現代詩に与えた衝撃は計り知れない。彼らを中心に80年代中頃まで展開された同時代中国の詩の動きをチャイナ・ミストという。既成の論壇から投げつけられた「朦朧としてわけがわからない」という嘲弄罵倒が今では逆に彼らの桂冠となって輝いている。本書はその朦朧詩の中心的存在であった北島、芒克ら『今天』派詩人11人のアンソロジーである。 1 北島詩篇 2 舒〓詩篇 3 顧城詩篇 4 芒克詩篇 5 楊〓@58AD@詩篇 6 江河詩篇 7 田暁青詩篇 8 食指詩篇 9 方含詩篇 10 厳力詩篇 11 多多詩篇
たちまち重版!短い言葉とイラストが心の傷を治す。テレビ、舞台、新聞などで紹介。第4類医薬品。10秒で効く! 短い言葉が 心の奥まで浸透して 傷を治します! 10秒の詩は、10秒で効く 読むクスリ〔第4類医薬品〕 たとえばこんな言葉 《いいことを沢山したのに神さまは見ていてくれませんでしたでも自分は見ていました》 ── 日常のストレスのドツボにはまってしまった傷ついた心を解き放ち「共感」によって治します。 ※「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」の作詞家・覚和歌子さんからいただいたお言葉! やさしさがみちる言葉。 なにげなさがみちる言葉。 みちて生まれた みちるさんの言葉たち。 (覚和歌子) 本文より こんな症状に ①自信がもてない ②ひとが信じられない ③やさしい気持ちになれない ④自分が嫌いになってしまった ⑤失恋のショックから抜けられない ⑥死にたいと思うことがある ⑦なんとなく元気がでない ⑧魅力的な自分になりたい 目次より ・大切なものを失ってしまったけれど ・ちかくにいるひと ・恋のちから ・あの頃に戻りたい ・いじめられて ・地球という星に住む ・未来を信じて 本文の言葉より ☆ やさしい雨が降っている だれもが 濡れてもいい と思ってる 空の香りの雨だから ☆ 「ありがとう」では言い足りなくて 「ごめんね」と 継ぎ足した ☆ 水溜りを避けて歩く私と 水溜りをずんずん進むあなた 映った空を見下ろす私と 映った空をずんずん進むあなた ☆ 眠ると 地球に近くなり 立ち上がると 空の星に近づく 行ったり来たり 私という 小さい星 目次より ・大切なものを失ってしまったけれど ・ちかくにいるひと ・恋のちから ・あの頃に戻りたい ・いじめられて ・地球という星に住む ・未来を信じて
戦後の高度経済成長時代のなか、多方面で活躍し、人々を魅了した才能・寺山修司は、一人の詩人としても大きな足跡を残した。 本書では、詩を中心に、短歌・俳句、歌謡曲までを厳選して収録。 「故郷の母のことを思い出したら」「幸福が遠すぎたら」「五月の詩」などをはじめとした、青春の痛みと優しさを包んだ、寺山修司のエッセンス。
金子みすゞ、山村暮鳥、宮沢賢治、島崎藤村など、心がほっとする珠玉の詩100篇を収録。新しい現代詩アンソロジー。 金子みすゞ、山村暮鳥、宮沢賢治、島崎藤村など、心がほっとする珠玉の詩100篇を収録。新しい現代詩アンソロジー。
『大岡信著作集 第三巻』(青土社,一九七七) ・「水底吹笛(初期詩篇)」(一九四六-一九五二)より 朝の頌歌 夏のおもひに 夢の散策 水底吹笛 寧日 懸崖 暗い夜明けに 朝の少女に捧げるうた 明るくて寂しい人に 木馬 鳴りひびくしじまの底 方舟 『記憶と現在』(書肆ユリイカ,一九五六) 青春 うたのように 1 うたのように 2 うたのように 3 青空 夜の旅 さむい夜明け 一九五一年降誕祭前後 春のために 神話は今日の中にしかない 地下水のように 詩人の死 二人 肖像 『大岡信詩集』(今日の詩人双書7,書肆ユリイカ,一九六〇) ・「転調するラヴ・ソング」(一九五四-一九五九)より さわる 転調するラヴ・ソング 捧げる詩篇 『わが詩と真実』(思潮社,一九六二) 静物 わが詩と真実 大佐とわたし お前の沼を マリリン 『大岡信詩集』(思潮社,一九六八) ・「物語の人々」(一九五四-一九五九)より 少年時 ・「水の生理」(一九六〇-一九六七)より 海はまだ 水と女 水の生理 花Ⅰ 花Ⅱ 炎のうた ・「献呈詩集」(一九五七-一九六七)より 環礁 ・「わが夜のいきものたち」(一九六一-一九六七)より ことばことば 夢の水底から噴きあがる夢 石と彫刻家 地名論 『透視図法-夏のための』(書肆山田,一九七二) あかつき葉っぱが生きている わたしは月にはいかないだろう 秋景武蔵野地誌 透視図法-夏のための 『遊星の寝返りの下で』(書肆山田,一九七五) 彼女の薫る肉体 『悲歌と祝祷』(青土社,一九七六) 祷 冬 風の説 死と微笑 花と鳥にさからつて 水の皮と種子のある詩 豊饒記 和唱達谷先生五句 とこしへの秋のうた(抄) そのかみ 薤露歌 初秋午前五時白い器の前にたたずみ谷川俊太郎を思つてうたふ述懐の唄 少年 『春 少女に』(書肆山田,一九七八) 丘のうなじ はじめてからだを そのとき きみに出会つた きみはぼくのとなりだつた 光のくだもの 春 少女に 虫の夢 神の生誕 銀河とかたつむり げに懐かしい曇天 『水府 みえないまち』(思潮社,一九八一) 調布Ⅰ 調布Ⅱ 調布Ⅴ 銀座運河 螢火府 サキの沼津 黙府 詩府 水府 『連詩 揺れる鏡の夜明け』(筑摩書房,一九八二) 13 過ぎてゆく鳥 『草府にて』(思潮社,一九八四) 双眸 私といふ他人 時間 ライフ・ストーリー 美術館へ 外は雪(「彎曲と感応 四篇」より) 秋の乾杯 草府にて わらべうた 『詩とはなにか』(青土社,一九八五) 序詩 詩とはなにか 1 詩とはなにか 16 詩とはなにか 17 松竹梅 『ぬばたまの夜,天の掃除器せまつてくる』(岩波書店,一九八七) 巻の十二 世界は紙にも還元できる 巻の十四 八月六日の小さな出来事 巻の二十四 へんな断片 巻の三十五 東京挽歌 巻の三十六 四季のうた 『故郷の水へのメッセージ』(花神社,一九八九) 誕生祭 悲しむとき 気ままな散歩 凧の思想 凧のうた はる なつ あき ふゆ 微醺詩 偶成 故郷の水へのメッセージ 昭和のための子守唄 『地上楽園の午後』(花神社,一九九二) 弥生人よ きみらはどうして 沖のくらし 枝の出産 『火の遺言』(花神社,一九九四) 母を喪ふ 『光のとりで』(花神社,一九九七) 音楽がぼくに囁いた 光と闇 『世紀の変り目にしやがみこんで』(思潮社,二〇〇一) 見る 夢みる 世紀の変り目にしやがみこんで 三島町奈良橋回想 雪童子 『旅みやげ にしひがし』(集英社,二〇〇二) 延時さんの上海 《解説》 ある愛の果実(三浦雅士) 大岡信略年譜
本書では、今日望みうる限りのランボー学の成果を取り入れるとともに、近ごろ顧みられることの少ない中原中也、小林秀雄、金子光晴の優れた訳業を再評価し、「日本のランボー」決定版を編纂した。清岡卓行、渋沢孝輔ら現代詩人のほか、粟津則雄、宇佐美斉ら研究者による精緻な訳詩とともに、編者による『地獄の季節』全篇の新訳に書き下ろしのランボー論を加えて、今なお時代の尖端に位置する詩人の精髄を極めた一冊になっている。 幸福 最も高い塔の歌 飢餓の祭り 永遠 オフェリヤ 酩酊船 僕の小さな恋人たち ジャンヌ・マリーの手 キャバレ「緑」 牧神の頭〔ほか〕
1 人生の季節のなかで(かなしくなったときは(寺山修司) あるひのたび(岸田衿子) いのちを風に(馬越悠紀子) ほか) 2 高校生がつくった詩(春(金谷恵子) 麦のほ(長広章子) 蝶(芳恵子) ほか) 3 愛・生きる(あい(谷川俊太郎) あいたくて(工藤直子) ヒ・ミ・ツ(三島慶子) ほか)
たとえば、とても会いたかった人にばったり出会った時。たいした事が起きたわけでもないのに、おかしくて笑いが止まらない時。それは天使のしわざです。目に見えなくても、いろんな天使がそこらじゅうにいます。この本の天使図鑑や、見つけるためのコツを読んで、天使たちと仲良くなってください。文庫化にあたって絵をすべて描下ろしました。いちばん大切な人にあげてください。 Prologue ひかるもの 1 天使図鑑 2 メリークリスマス 3 天使のゆびにさわる方法 Epilogue 人間になりたかった天使の話
若い読者を励まし、忙しい中でもすぐに読めて、生き方を考えさせてくれる詩集。詩人の作品からJポップの歌詞まで魅力的な詩を収録。 詩を読んでみませんか? 多感な時期を生きる忙しい中学生が、すぐに読めて読んだあとに何かしら温かさが残り、「頑張って生きていこう」という気持ちになれる詩を集めました。「自分」「友だち」「恋」「将来」「毎日」そして「歌」の6つのテーマにそった詩の中には、自分にぴったりな、自分のための詩じゃないかと思えるものがあるかもしれません。▼詩は短いものが多いので、活字が苦手でも時間がなくても1編だけでも読めるのがよいところ。各章のはじめに詩を読む楽しさ、詩の読み方を教えてくれる編者のエッセイがついています。▼悲しい時、寂しい時、心が疲れた時、中学生なりの毎日に嫌になったり投げ出したいと思うことがあっても、1編の詩との出会いが心を支えてくれることがあります。そして、詩を読んだり好きな詩を知っている自分って、ちょっとかっこいい。▼少し大人の自分を感じる、心と言葉が豊かになる、朝読にも音読にもおすすめの詩集です。
詩人としても優れた才能を発揮したシェイクスピアの詩世界が、流麗な訳と懇切丁寧な注釈で堪能できる。『ソネット詩集』対訳の決定版 ★恋愛詩集の傑作を、対訳で味わう あふれる愛、身を焦がす思い、やるせない悲しみ…。ソネット(十四行詩)154篇に現れる、さまざまな愛の形から見えてくるものとは? 詩人としても優れた才能を発揮したシェイクスピアの詩世界が、流麗な訳と懇切丁寧な注釈で堪能できる。『ソネット詩集』対訳の決定版。 作品内で展開される、語り手である詩人の美貌の青年に寄せる愛、そして、その二人を誘惑する謎の「ダーク・レディ」の登場といった、謎めいたストーリーも愉しめる。 図版一覧 凡例 略語表 THE SONNETS 補遺 あとがき
中学生から読む愛の詩集。 少年詩壇の頂点に立つ作者の、愛をうたう31編の書き下ろし詩集。 揺れる心、恋情をうたう。 中学生から読む愛の詩集。 少年詩壇の頂点に立つ作者の、愛をうたう31編の書き下ろし詩集。
春と修羅 一 序 屈 折 率 くらかけ山の雪 丘 の 眩 惑 ぬ す び と 春 と 修 羅 明 雲 の 信 號 風 景 休 息 眞 空 溶 媒 蠕 蟲 舞 手 小岩井農場 パート二 風 景 觀 察 官 岩 手 山 高 原 原 體 劍 舞 連 グランド電柱 電 線 工 夫 マ サ ニ エ ロ 永 訣 の 朝 松 の 針 樺 太 鐵 道 鈴 谷 平 原 不 貪 慾 戒 風景とオルゴール 第 四 梯 形 火 藥 と 紙 幣 情 炎 一 本 木 野 鎔 岩 流 春と修羅 二 明 と 傷 痍 五 輪 峠 意 早 春 獨 白 休 息 烏 海 蝕 臺 地 明 浮世繪 北上山地の春 國立意見 春 曠 原 淑 女 牛 谷の昧爽に關する構想 鳥 の 遷 移 葱嶺先生の散步 寄 鳥 想 亡 妹 水 源 手 記 撰 定 靑年會 業の花びら(異稿) 善 鬼 呪 禁 遠 足 許 可 母 に 言 ふ 霜 林 幻 想 郊 外 命 令 程 幻 想 蟻 鑛染とネクタイ 岩手輕⺼ 下背に日の出をもつ山に關する構想 春と修羅 三 岩手輕⺼ 氷 質 の 冗 談 昇 羃 銀 盤 作品第四〇九番ノ一 未來圈からの影 詩 へ の 愛 憎 水 汲 み はるかな作業 圃 道 白 菜 畑 病 院 作品第一〇〇四番 作品第一〇〇八番ノ一 作品第一〇一五番 作品第一〇一六番 開 墾 作品第一〇一七番ノ二 札 幌 市 野 の 師 父 作品第一〇二二番 つかれてねむいひるまごろ 作品第一〇三一番 市 場 歸 り 悍 馬 政 治 家 作品第一〇五四番 縣技師の雲に對するステートメント 僚 友 稻 作 插 話 和風は河谷いつぱいに吹く 祈 り 會 合 停留喫す 穗 孕 期 春と修羅 四 阿耨達池幻想曲 譜 雀 若き耕地課技手の Iris に對するレシタティヴ 毘沙門天の寶庫 (下で別れたさつきの人は) (まあこの空の雲の量と) (こつちの顏と) 生徒諸君に寄せる 東 京 浮 世 繪 丸善階上煙室小景 文 語 詩 稿 岩 手 病 院 (川しろじろとまじはりて) 上 流 家 (林の中の柴小屋に) 雪 の 宿 (萌黃いろなるその頸を) 米 穀 商 流 氷 峽 野 早 春 早 春 川 祭 日 齒 科 醫 院 母 主 崖 下 の 床 屋 旱 害 地 帶 橋場線七っ森下を過ぐ 氷 上 (うたがふをやめよ) 二 ⺼ 岩 頸 列 (巨なるどろのもとにて) 僧 園 幻 想 祭 日 谷 (このみちのいつともしらね) 烏 百 態 縣 道 (われらひとしく丘にたち) 肺 炎 詩 篇 (いまわたくしの胸は) (その扇ろしい黑雲が) 夜 病 相 眼にて言ふ (手は熱く足はなゆれど) 手 帳 よ り 十 半おどろきさめ) 十 一 ⺼ 三 日(雨ニモマケズ) 歌 曲 牧 歌 註 解 說 谷 川 徹 三
あなたの舌がつま弾きし わたし のなかにはいってくる すると わたしはからっぽになり めくるめく光で燃えあがる ちょうど 大きな拡大しつつある真珠の中にはいったみたい 「率直で論述に長け、熟考を重ねた末に展開される豊かな教養と知識―レクスロスは詩や散文で独自のスタイルを確立した」(ジョン・ソルト)。ジャズの演奏に合わせて詩を朗読した先達者で、「ビートの父」として知られるアナーキストを多角的に検証。その波瀾に満ちた生涯の軌跡を辿る。
390曲に及ぶ全自作詞を網羅.レノンやピンチョンの名訳者による最高の対訳で贈る. 390曲に及ぶ全自作詞を網羅。アメリカ大衆歌謡の伝統を汲みながら詩に新地平をひらき、音楽とことばの限界を超えていった現代の吟遊詩人の神髄を、レノンやピンチョンの名訳者による最高の対訳で贈る。風に舞う問いとともに雷鳴を引きつれ、血の滲む運命の道を歩みつづけた50年にわたる創作の軌跡。詩神との至福の対話がここに。 【1974-2012】 ディランの最高傑作ともいわれる『血の轍』から、ダークな凄みにより比類なき存在感をはなつ近作『テンペスト』まで、自作詞全187篇を収録。血の滲む運命の道をあゆみ、信仰への接近を経て、闇と雷鳴と嵐を引きつれ舞いもどった40年の軌跡。収録曲「ブルーにからまって」「運命のひとひねり」「ハリケーン」「アイシス」「今夜はどこに(暗い熱気を旅して)」「砂の一粒」「ジョーカーマン」「闇はこれから」「ハイランズ」「世の中変わった」「ミシシッピー」「山上の雷鳴」「ネティ・ムーア」「テンペスト」など。 血の轍/欲望/ストリート・リーガル/スロー・トレイン・カミング/セイヴド/ショット・オブ・ラブ/インフィデル/エンパイア・バーレスク/ノックト・アウト・ローデッド/ダウン・イン・ザ・グルーヴ/オー・マーシー/アンダー・ザ・レッド・スカイ/タイム・アウト・オブ・マインド/ラヴ・アンド・セフト/モダン・タイムズ/トゥゲザー・スルー・ライフ/テンペスト
『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』 (書肆ユリイカ、一九五九/花神社、一九八八/童話屋、二〇〇〇) 原子童話 雪崩のとき 祖国 挨拶 天馬の族 繭 夜話 よろこびの日に 白いものが 今日もひとりの 私の前にある鍋とお釜と燃える火と 日記より 女湯 手 顔 悲劇 盗難 三十の抄 屋根 犬のいる露地のはずれ 貧乏 家 夫婦 月給袋 風景 用意 私はこの頃 ひめごと この光あふれる中から 不出来な絵 ぬげた靴 風景 その夜 『表札など』 (思潮社、一九六八、二〇〇八/花神社、一九八九/童話屋、二〇〇〇) シジミ 子供 表札 くらし 夜毎 旅情 海辺 島 えしゃく 崖 健康な漁夫 貧しい町 落語 海のながめ 土地・家屋 鬼の食事 愚息の国 銭湯で 公共 弔詞 唱歌 生えてくる 『略歴』 (花神社、一九七九、一九八七/童話屋、二〇〇一) 村 儀式 略歴 行く 定年 遥拝 町 へんなオルゴール 追悼 神楽坂 まこちゃんが死んだ日 ケムリの道 風俗 十三夜 河口 『やさしい言葉』 (花神社、一九八四、一九八七/童話屋、二〇〇二) ことば 木のイメージ 還暦 跳躍 青い鏡 兵士の世代 坂道 洗剤のある風景 『レモンとねずみ』 (童話屋、二〇〇八) レモンとねずみ すべては欲しいものばかり 年を越える ゆたんぽ いじわるの詩 私の日記 夜の詩 墓 声 単行詩集未収録詩篇から 花のことば いくさの季節 帰郷 下品な詩 黒い影 ふざけた謝罪 落伍 犬 駆けだす この道 発言 掌上千里 記憶 それから 南極 道のはずれに ラッシュアワー……だな 汗をかく 捨て科白 嫉妬 きこえない 鳥がなく 夜道 東京の夜 グラウンド 猫がなく おでんやのいる風景 葉かげ 貝がら たそがれの光景 夏の朝 言い草 (無題) * 解説(伊藤比呂美) 石垣りん自筆年譜
あなたが何者なのか、あなたには見えていない、あなたに見えているのは、あなたの影。アジアで初めてのノーベル文学賞に輝いた詩聖タゴール。1916年の日本滞在にゆかりのある珠玉の英文詩集、初版英文テキストを併記した完訳版。
日本語のリズムやことばの楽しさにふれる、ピカピカシリーズ第2弾 NHKの人気番組『にほんごであそぼ』総合指導の齋藤孝先生が、小学校に入る前から、高学年まで楽しめる、名作とよばれる詩を31点厳選して紹介します。子供たちに分かりやすい解説と、想像力を広げるイラストは、絵本としても充分に楽しめます。近年注目された金子みすゞの『こだまでしょうか』や、谷川俊太郎の『朝のリレー』など、詩の魅力と日本語のおもしろさを発見できる、朝の音読にもぴったりの書籍です。
近代抒情詩の画期的名著。「雪」など、新詩の可能性を追究する詩人・達治が“現代抒情詩”を展開させた画期的詩集。 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。無限のイメージを喚起するわずか二行の詩「雪」他を収録の第1詩集『測量船』。「乳母車」「甃のうえ」「鳥語」「獅子」等、日本古典の詩風と西欧象徴詩風が混然と融合し、魅了する全92篇(「測量船拾遺」を含む)。新詩の可能性を追究する若き詩人・達治が“現代抒情詩”を展開させた画期的詩集。
なぜヴァレリーは引用されるのか。作品という装置について、時間と行為について、身体について語られた旺盛な言葉から読む哲学。 習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。 膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは? ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。 著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通。 1 作品 第一章 装置としての作品 第二章 装置を作る 2 時間 第一章 形式としての「現在」 第二章 抵抗としての「持続」――注意をめぐって 第三章 行為の法則化――リズムをめぐって 3 身体 第一章 《主観的》な感覚 第二章 生理学
くじら釣り 美しい季節 われらの父よ セーヌ通り 劣等生 帰郷 演奏会は失敗だった 葬式に行くカタツムリの唄 朝寝坊 景色が変る 血まみれの唄 こども狩り 家族の唄 わたしはわたしよ 手回しオルガン 朝の食事 絶望がベンチにこしかけている はがねのむすめ 鳥さしの唄 まっすぐな道 結構な家系 主顕節 脱穀機 自由な町筋 大きな赤い 唄 花屋で そして祭はつづく 日曜日 庭 夜のパリ 花束 バルバラ 鳥への挨拶 なくした時間 天使との戦い 地方色 あかりを消して ライムハウス 記憶のなかで 戦争 仲良く笑うために 荒涼たるデリカシイ サンギーヌ 鰯の罐詰を作る女工たちの唄 ひまわり 結構なくらし 恋する二人 水死人 練兵場にて 血と羽根 ピカソのエッチング 闘牛 祭 脳味噌のない小さなあたま はやくこないかな 雪掻き人夫のクリスマス イン・メモリアム 探険 五月の唄 幼年時代 小川 流れ星 祭(フィエスタ) 猫と小鳥 勘定 ある男 とかげ 銃殺された男 燈台守は鳥が好きで好きで 沖仲仕の心 キスして あなたが眠るとき 夜の音 へんな星だね 悲しい生きものたち こどものための冬の唄 学校から出てきたら 駝鳥 羚羊の生活より キリンのオペラ 島の馬 檻のなかの若いライオン 〈シャンソン〉 枯 葉 解説(小笠原豊樹) ほれた弱味(谷川俊太郎)
『プラテーロとわたし』は、スペインのノーベル文学賞作家ヒメネスが銀色のロバ・プラテーロとの旅の日々を書いた世界中で愛される物語詩集。全138篇のうち28篇に、大作曲家マリオ・カルテルヌイーヴォ=テデスコにより、原詩とギターの掛け合いで進むギター曲が付けられている。メゾソプラノ歌手波多野睦美が原詩のリズムを生かした日本語に訳し、自ら歌ったCDも9月に発売される。この28篇の新訳の詩に、1篇ごとに描きおろされた着彩銅版画28点が1見開きずつ交互に展開する詩画集。
愛する者よ、無垢なる日々よ-。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。 山羊の歌(初期詩篇 少年時 みちこ ほか) 在りし日の歌(在りし日の歌 永訣の秋) 未刊詩篇(ダダ音楽の歌詞 古代土器の印象 無題(疲れた魂と) ほか)
回復に導く詩の言葉 ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。 巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。 ........................................... ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。 繊細さだけではなく強さがある。 その元にあるものがこの詩にあらわれている。 ――斎藤真理子 ハン・ガンにとって詩は 内密な自分自身の声に正直なもの。 詩を書くことで、心身のバランスや 問いを直視し続ける力を回復していく。 ――きむ ふな ........................................... 一部 明け方に聞いた歌 二部 解剖劇場 三部 夜の葉 四部 鏡のむこうの冬 五部 真っ暗なともしびの家 対談 回復の過程に導く詩の言葉──訳者あとがきにかえて
古今東西の「賢者の言葉」を集めた心癒やすエッセイ。今年3月BTSのコンサートで紹介され話題に。他にも東方神起など愛読者多数。 どう生きるべきかわからなくなったとき、 不安なとき、眠れない夜を過ごしているとき―― 心を癒やしてくれる「人生の知恵」をあつめました。 ◆2005年教保文庫「もっとも売れた本」(全体) ◆2005年Yes24「今年の本」 ◆2020年教保文庫「もっとも売れた本」(韓国人著者) ◆2004~2014年教保文庫「10年間でもっとも売れた詩集」1位 2022年3月13日 BTS ソウル・コンサートのエンディングで紹介された 「みんなに贈りたい言葉」。 伝説級名作ドラマ『私の名前はキム・サムスン』(ヒョンビン主演)での 引用実績も。 * * * * * 幸せは旅であって目的地ではない 踊りなさい、誰も見ていないかのように。 愛しなさい、一度も傷ついたことなどないかのように。 歌いなさい、誰も聴いていないかのように。 働きなさい、お金など必要ないかのように。 生きなさい、今日が最後の日かのように。 アルフレッド・D・スーザ * * * * * BTSメンバーのRMによって歌詞に引用され(『Intro: Skool Luv Affair』)、 Vによってコンサートで「ファン(ARMY)のみんなに伝えたい言葉」として紹介された、 どこまでも美しく、やさしく、熱く胸を打つ言葉たち……。 「1日1ページで人生が変わった!」 「悩みがスーッと消えていきます」 「いつのまにか涙があふれてきて止まりません」 「何度も何度も読み返したくなる本」 本書やリュ・シファの作品を愛読している韓国のスターたち(一例) コン・ユ イ・ジョンソク ソン・へギョ カン・ハヌル チャン・グンソク ジェジュン チャンミン(東方神起) IU ファサ(MAMAMOO) キュー(THEBOYZ) ヒョンジュン(CRAVITY) RM&V(防弾少年団) ……etc.
詩の国を探検しよう! 面白い詩 楽しい詩 ちょっぴりこわい詩 子どもたちの未来へ贈る 103の詩の花束 ◆低学年◆ 「かもつれっしゃ」有馬 敲/「ほし」「ゆうひと おかあさん」矢崎節夫/「すずむしさんと きりんさん」「つらら きららら」本郷健一/「しいの実」さわださちこ/「うんどう会」新井 和/「はっぱのまど」「もりのおんがく」かやのたけこ/「しろい つえ」「試練」こやま峰子/「せっけん」「やまで じゃんけん」池田もと子/「あかちゃんの おめめ」「切り花は」宮田滋子/「はてな?」冨岡みち/「独楽」「雨つぶ」下田喜久美/「紙ひこうき」「かざぐるま」福田恵美子/「わたしの色」斗沢テルオ/「おかあさん、とよぶと」「かあさんの目」村瀬保子/「ちいさなうみ」「赤いクレヨン」かわかみまさと/「つぼみ」「みかんかんかん」柿本香苗/「はまべの怪」徳丸邦子/「さかさ かけことばうた」「うしさん うふふ」よしだていいち/「りすりすこりす」のろ・さかん/「ちいさい かわの うた」武鹿悦子 ◆中学年◆ 「しーん」谷川俊太郎/「なみ」「はつこい」内田麟太郎/「赤とんぼ」永窪綾子/「空」「羽根」峰松晶子/「返事」「さわやかな朝」中村多津子/「風になる」「やわらかな朝」井上一枝/「十二月」小泉周二/「チューリップ」「彼岸花」吉田百合子/「山里の朝」「涙腺」なりた・ひろみ/「みじかい ことば」「ヒキガエル」檜きみこ/「小さな水たまり」「風の匂い」田口栄一/「じんべいざめ」「寝っころがって」さくらいけいこ/「石」「ゆげ」「詩」中田智子/「夏のモビール」三谷恵子/「成長痛」岩本良子/「六色の虹」「上弦の月」堀田美幸/「電車ウサギ」小林雅子/「けんた君とおじぞうさん」大倉 元/「友だちかがみ」播磨カナコ/「憧憬」「タンポポ」三浦千賀子/「呼んでいる」新川和江 ◆高学年◆ 「今日からはじまる」高丸もと子/「さりさりと雪の降る日」「火事」山本なおこ/「準備」高階杞一/「おうち」藤井則行/「トカゲ」「秋へ」「カネタタキ」「真冬の夜の出来事」はたちよしこ/「出発」杉本深由起/「四行詩 光の楽章」成本和子/「走る」「ブロッコリー」津坂治男/「風の鳥」加茂照子/「風のアルバム」「みみたぶ」熊谷本郷/「林檎ランプ」尾崎まこと/「風の森」「石」西田 純/「二ほんの木」北原悠子/「言葉の鳥」青島江里/「わたしをひびかせて」藤井かなめ/「青い石」白根厚子/「折り紙」「花」橋爪さち子/「羊雲」小沢千恵/「朝」佐古祐二/「朝やけ」江口あけみ/「不思議な生きもの」榊 次郎/「たんぽぽ」大瀧 満/「手話」富田栄子/「初夏」菊永 謙/「うさぎじるしの夜」水野るり子/「キリンの首」「敵」菊田 守/「道」吉田享子/「教室」左子真由美