【2024年】「難しい」のおすすめ 本 170選!人気ランキング
- カラフル (文春文庫 も 20-1)
- そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
- 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
- かがみの孤城
- 星の王子さま (新潮文庫)
- 図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)
- 新世界より(上) (講談社文庫 き 60-1)
- クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
- 街とその不確かな壁
- 罪と罰 (1) (光文社古典新訳文庫 Aト 1-7)
魂が輪廻のサイクルから外された主人公が、天使業界の抽選に当たり、自殺未遂をした中学生・小林真の体に宿ることになる。彼は自分の罪を思い出しながら、真としての生活を通じて家族やクラスメイトとの関係が変化し、周囲の世界が色づいていく。これは、成長と再生を描いた感動的な青春小説で、実写映画やアニメ化もされた。著者は森絵都。
小6の時、友達の好きな本だったので読んで見た思い出の一冊です‼︎ちょっとだけ読むはずが一気に読んでしまいた。映自分の生き方にすごく悩まされました
怒涛の展開が…という小説ではないですが、生きる意味について考えさせられます。すこし思想が強い気もしますが、私にはそのくらいがちょうどいいです。初見で読みましたがとても印象に残りました。
孤島に招かれた十人の男女が、招待主不在の中で夕食時に過去の犯罪を暴露され、その後、童謡の歌詞に従って一人ずつ殺されていくサスペンス小説。著者はアガサ・クリスティーで、彼女は多くの作品を残し、世界的に愛されている。翻訳者は青木久惠。
『告白』は、中学校の女性教師が自らの子供・愛美をクラスメートに殺されたことを告白する物語です。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と変わる中で、事件の全貌が明らかになり、衝撃的なラストが話題を呼びました。この作品はデビュー作であり、第6回本屋大賞を受賞した国民的ベストセラーです。
映画化もされた「湊 かなえ」の代表作。あまり小説を読む方ではないが、この小説には惹き込まれた。
映画版を見てから気になりこちらも読みました。映画版も良かったのですが小説の方はやはり細かい心情の描写まで描かれていて読み応えありました。人間の愚かさや誰しもが抱える心の弱さだったりが読んでいて自分の心にもグサッと刺さりたまに休憩挟みました。下村本人も下村の母親も愛情があるのに愛情の表現の仕方が一方的過ぎて、その結果が母親刺殺になる所が1番深く刺さりました…。
深みがあってハマる!感動と鍵をみつけるミステリーが面白い!!
この本は学校にあったので、借りて読んでみると、とっても面白かったです。確か、去年金曜ロードショーで、アニメ版も放送されたのですが、お母さんからの許可が降りず、見られませんでした(関係ない話ですが、私は小六です。)でも、面白くて最後までページをめくる手が止まりませんでした。最後の真実には驚きました。〜あらすじ〜この本の主人公は、こころという子で、あることをきっかけに、学校へいけなくなります。そしてある日突然自分の部屋にあった鏡が光りだし、鏡の中へ入ってしまいます。その時は、逃げ出しましたが、また鏡の中へ入ってしまいます。そして、そこにはこころの他にも、6人の子どもたちがいました。そして、狼の格好をした。女の子もいました。そして、鍵を探せば願いが叶う。といいます。果たして、こころたちは、鍵を見つけられるのか?そして、その鍵は誰が使うのか?その人の望みとは何か?狼の少女の正体は?なぜ、このメンバーが集められたのか?などなど、いろいろな疑問が出てきます。長文失礼しました。
砂漠に不時着した「僕」が出会ったのは、地球にたどり着いた王子さま。『星の王子さま』は、60年以上経った今も心をつかむ宝石のような物語で、新訳が優しい日本語で再現されている。著者サン=テグジュペリはフランスの作家で、航空パイロットとしての経験を生かし、数々の作品を残した。河野万里子はフランス語学科卒業の翻訳者。
読みやすくておもしろいなとおもいました。
子供向けの物語かと思いきや、大人が読んでも深く人生について考えさせられる本。大切なものは目に見えないんだというセリフが好き。
2019年、日本では公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年を迎え、メディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。主人公の笠原郁は、図書隊に入隊し、行き過ぎた検閲から本を守るために奮闘する。彼女の情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されるが、物語は彼女の成長と恋愛を描くエンターテインメントである。著者は有川浩。
懐かしいー!小学生の時に、何回も読んでいました。本に関する規制が厳しくなった日本で、本を守るために戦う人たちの話です。臨場感あふれる描写のバトルファンタジーですが、恋愛風味もあり、2人の絶妙な距離感を味わいながら、楽しく読めます!
1000年後の日本、神栖66町という集落では、念動力を持つ子どもたちが純粋な歓声を上げている。しかし、彼らは思考の自由を奪われ、管理されている。外部からの穢れが侵入しないこの町は、隠された先史文明の真実を知るまでは平和に見えるが、実際にはその力が社会を支配する枷となっている。
貧しく孤独な少年ジョバンニが親友カムパネルラと共に銀河鉄道で美しい夜空を旅する「銀河鉄道の夜」をはじめ、イーハトーヴォの多彩で切ない物語を収めた14編の童話集。作品には「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」などが含まれ、賢治の豊かな世界観を楽しめる。
中学に進んだ少女まいは、学校に行けなくなり、初夏の一ヶ月を魔女のおばあちゃん・ママのもとで過ごす。彼女は魔女修行を通じて、自分で決めることの大切さを学び、喜びや希望、幸せを見つけていく。物語には「渡りの一日」も併録されている。著者は梨木香歩で、受賞歴もある児童文学作家。
村田沙耶香の「コンビニ人間」は、36歳未婚の古倉恵子が18年間コンビニで働く中で、日常生活や自身の存在意義を問い直す物語です。彼女はコンビニの仕事を通じて社会の一部としての役割を感じているが、婚活目的の新入り男性・白羽からその生き方を否定される。現代の実存を軽やかに描いた作品で、第155回芥川賞を受賞し、170万部以上が売れ、40カ国語に翻訳されている。
隣に座った女性は図書館で見かける気になる人。片道15分のローカル線で、乗客の人生が交差し、小さな奇跡が起こる。恋や別れ、途中下車など、様々なドラマが展開され、希望の物語が紡がれるほっこりした長篇小説。著者は有川浩。
高校教師の石神は、隣人の靖子に恋心を抱き、彼女とその娘が前夫を殺害したことを知り、二人を救うために完全犯罪を計画する。しかし、その謎を解くのは彼の親友である物理学者の湯川学となる。これはガリレオシリーズの初の長篇で、直木賞を受賞した作品である。著者は東野圭吾。
不思議な雑貨店が舞台の物語で、過去の悩み相談の手紙が現代に届く。逃げ込んだ悪事を働いた3人は、店主の代わりに返事を書くうちに雑貨店の秘密と児童養護施設との関係が明らかになる。彼らは悩める人々を救うため、再び奇跡を起こせるのかが描かれている。著者は東野圭吾。
まんこなめたい
東野圭吾の書籍はそれほど読まないのだが、これはふと読んでみて感動した一冊。東野圭吾はサスペンス系のイメージがあったがこの書籍でイメージが変わった!
高校生の僕が病院で拾った文庫本「共病文庫」は、クラスメイトの山内桜良が書いた日記で、彼女の余命が膵臓の病気で短いことが記されている。感動的な内容で、青春小説として大ヒットした作品。著者は住野よるで、デビュー作「君の膵臓をたべたい」が本屋大賞第2位を受賞した。
元私立探偵の成瀬将虎は、フィットネスクラブの愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼される。自殺を試みていた麻宮さくらを救ったことで運命的な出会いを果たす。著者の歌野晶午は数々のミステリー賞を受賞した作家で、本作は再読必至のミステリー小説である。
『7つの習慣』の超入門書は、成功と幸せを手に入れる方法をストーリーと授業形式で学べる内容です。主要な習慣として、主体的であること、終わりを思い描くこと、最優先事項を優先すること、Win-Winを考えることなどが紹介されています。
星新一の大好きなショートショートシリーズ。小さい頃に読み漁ったなぁ・・・
学生の頃この本を少し読んでから寝る。という習慣がありました。それをするとボッコちゃんの夢を見ることが高確率であったからです。毎日ワクワクしながら読んで今日の夢はどんなだろろうと眠りについていたのを覚えています。星新一さんの本はSSが多くどれも読みやすいですが中でもボッコちゃんが一番大好きです。
アドラー心理学をもとに、「他者の期待ではなく、自分の信じる道を生きる」大切さを説く一冊。承認欲求から解放され、人生を前向きに変えるヒントが満載。シンプルだが深い哲学が心に響く良書!
10代20代を不登校自暴自棄で友達全員いなくなって中退退職自殺未遂絶望に中毒状態ときて30代でこの本に出会い自分を変える原動力の一つになりました。この本だけでは人目が気にならなくなるようにするのは難しいですが本気で変わりたいと思う人には強力な思考法でした。ただ強力過ぎて今の自分にある程度の心の余裕がないと危険かもしれません。今の自分を変えたいと本気で覚悟しているのならとても力になってくれる本だと思います。
チャーリイ・ゴードンは32歳で幼児並みの知能を持つが、大学の教授から知能を向上させる手術を受けるチャンスを得る。手術後、彼は天才に変貌し、愛や孤独を通じて人間の心の真実を学ぶ。これは感動的なストーリーで、著者ダニエル・キイスの代表作として知られ、世界的なベストセラーとなった。
ドラマ版を見てから原作も気になり購入。もう涙が止まらなすぎて途中で手を止めないと読み進められないです。知的障害者のチャーリーにとって、知恵を得ることや真実を知る事は必ずしも幸せなのだろうかと考えさせられました。チャーリーが手術後に賢くなってから周りの人達は自分をただバカにしていた事や母親から虐待を受けていた事を気付いた時の心情が、、、言葉に表せないぐらい辛いのです。最終章の方でのチャーリーは自分もアルジャーノンと同じように知能が落ちてしまっていくと気付いた時の絶望感。それでも心から友達と言える、友達に出会えたことは彼の救いになったと思えました。
号泣するしかないです。
アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。 大学生協文庫年間ランキング2年連続1位! 2018年1月~2019年12月 (大学生協事業連合調べ) 歴代の東大生・京大生が根強く支持する異例のベスト&ロングセラー! 刊行から34年で124刷・253万部突破! 「もっと若い時に読んでいれば……」 そう思わずにはいられませんでした。 ――松本大介さん 自分の頭で考え、自力で飛翔するためのヒントが詰まった学術エッセイ。 アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に即し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。 考えることの楽しさを満喫させてくれる一冊。 2008 年に東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1 位を獲得して以来、12年間の間にともに7度の売上1 位を獲得。 「東大・京大で一番読まれた本」として知名度を高め、新たな読者を増やし続けています。 ■なぜ東大生が根強く支持するのか? 東大生の感想……外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より ・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。 ・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。 ・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。 ・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。 ・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。 ・メモをとり、整理する癖がつきました! ・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。 ・高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。 ・今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。 ・時を経ても変わらない価値がある。 ・この本を読んでいないなんて、人生の半分を損している。
本書は、効率的な読書法や本の選び方、活用法を体系的に解説したもので、著者「ぶっくま」さんのオリジナルメソッドを紹介しています。読書を通じて人生や仕事を向上させたいが方法が分からない人に向けて、具体的な手法や習慣化のポイントを図解付きで提供。内容は、選書の重要性、効率的な読み方、アウトプットの方法、読書習慣の確立など多岐にわたり、誰でも実践可能な内容となっています。
この本は、まさに「本の使い方」を教えてくれる究極のガイドです!これまで私は、何となく興味のある本を手に取り、漫然と読んでいましたが、この本を読んでからは、自分が本に何を求めているのか、どう活用すれば良いのかがクリアになりました。特に、図解が豊富で、「ひと目でわかる」作りになっているので、文章だけでは掴みにくいコツやテクニックが直感的に理解できます。「目的別に読む方法」や「読んだ本を記憶に定着させるテクニック」など、実生活ですぐに試したくなるヒントが満載で、読書の楽しさと効率が倍増しました。本好きはもちろん、これから読書を始めたい人にもぜひおすすめです!
パン屋再襲撃 象の消滅 ファミリー・アフェア 双子と沈んだ大陸 ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界 ねじまき鳥と火曜日の女たち
その青年は、神か悪魔か? 無垢な祈りは世界を覆う呪いになる――。 病院に忽然と現われ、子どもたちの願いを叶える謎めいた黒服の青年。難病も嘘のように完治するが、子どもたちの態度が豹変し異様な言動をするという。心霊案件を扱う佐々木事務所に相次いで同様の相談が舞い込んだ。原因を探るるみは、土地にまつわる月と観音信仰が鍵だと掴むが、怪異は治まらない。孤独な闘いの中、彼女はある恐ろしい疑惑に捕らわれる――願いは代償を要求し、祈りは呪いに変貌する。底なしの悪夢に引きずりこむ民俗学カルトホラー! 子どもの前にだけ現われ、その願いを叶えて回る神様。だが、その後子どもたちは意味不明の言葉で祈り、おかしくなるという――。青山が不在の佐々木事務所に依頼が持ち込まれ、るみは調査に乗り出すが……。 第一章 晦 第二章 三日月 第三章 半月 第四章 十三夜 第五章 待宵 終章 満月
内容は予めぼんやりと知っていたのだが想像よりもグロテスクで救いが全くなかった。それに加えこれはフィクションだと言いきれないような事が貧困国には起こってそうで読み進めるのが辛い部分があった。 だが小説としてはとても素晴らしい出来でした。生きる事にしがみつく人間はここまで強欲に、そして提供されるクローンにここまで無慈悲にできるのかと人間の愚かさがこれほどまでに書かれていて、読み終わったあとは人間不信になる感覚でした。
14歳からの「考える」のための教科書。「自分とは何か」「死」「家族」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」など30のテーマ。 今の学校教育に欠けている14歳からの「考える」の為の教科書。「言葉」「自分とは何か」「死」「家族」「社会」「理想と現実」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」等30のテーマ。 人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の意味[2] 29 存在の謎[1] 30 存在の謎[2]
誰もが知る名著なので一度は目を通しておくべきだが、内容は冗長で個人的にはあまりはまらなかった。重要度×緊急度のマトリクスの話が一番重要で、そこだけ理解しておけばいい気がする。緊急度は低いが重要度が高いタスクになるべく長期的な視点で取り組めるようになるべき。
漫画で分かりやすく読めるお金にまつわる話。現代にも通用するお金に関する根本的な考え方が学べる。将来のお金に不安がある人は、まずこの書籍から読んでみると良いと思う。
日本人による、日本人のためのプリニウス入門書。 プリニウスの生涯やプリニウスが生きた時代のローマ帝国についてだけではなく、プリニウスが後世に与えた様々な影響、そして『プリニウスの博物誌』を通じて、プリニウスの思想に迫る。 1章 人と自然 2章 ローマの平和とナチュラルヒストリー 3章 神々の孤独 4章 人生の栄冠と悲哀 5章 わが友 6章 ポモナと大地の贈りもの 7章 魔術と医術 8章 アルスの森 9章 ローマの不幸 10章 征服されゆく自然 終章 火山に死す
人間の自然本性(ピュシス)は宇宙全体の自然本性と連続的である、とゼノンは考えた。——ストア派の創始者たちの著作はすべて失われ、後代の著作家による引用の中でしかその実態を知ることはできない。ストア派のみならずギリシア哲学全般に関心を寄せる読者にとって必携の一書。第1分冊はゼノンとその弟子たちの断片を収録。本邦初訳。
あいあい傘 ねじれの位置 ふらふら ぐりこ にゃんこの目 別れの曲 千羽鶴 かげふみ 花いちもんめ きみの友だち
僕はこの本を読んで、自分とは違った友達の考え方がわかり、それに納得させられました。 特に松葉杖の女の子と病気によくかかる女の子の関係を読んで感動しました。
僕はこの本を読んで、自分とは違った友達の考え方がわかり、それに納得させられました。 特に松葉杖の女の子と病気によくかかる女の子の関係を読んで感動しました。
檸檬 城のある町にて 雪後 Kの昇天 冬の日 桜の樹の下には 冬の蠅 ある崖上の感情 闇の絵巻 交尾 のんきな患者 瀬山の話 海 温泉 同時代人の回想本質的な文学者 同時代人の回想交友の思い出はるか
ストア派の創始者たちの著作はすべて失われた。後代の著作家たちによる引用を系統別に整理編纂したH・フォン・アルニムの『初期ストア派断片集』を底本に、同時に最新の研究を踏まえながら、ストア派のみならず哲学全般に関心を寄せる読者にとって必携の一書となる断片集を信頼できる翻訳で紹介する。本書に収録したのは、ストア哲学の大成者クリュシッポスについての証言および断片のうち、論理学に関わる部門と、自然学の基礎理論の部分が含まれている。特にストアの論理学に関する部分は、現代哲学においても最も注目されているもので、その全貌がわが国においてはじめて紹介されることになる。自然学の残りの部分は第3分冊に収録される。
アルニム編『初期ストア派断片集』を底本に、最新の研究を踏まえながら、ストア派のみならず哲学全般に関心を寄せる読者にとって必携の一書となる断片集を信頼できる翻訳で紹介する。本書は自然学の各論部分を扱う。永劫回帰、宿命と自由、悪の存在など様々な議論を呼んだストア自然学の全貌がわが国においてはじめて紹介される。 第一部 クリュシッポス 第二章 クリュシッポスの思想 B 自 然 学 (承前) 2 宇宙について 一 万有と全体の違い 二 コスモスという言葉の二つの意味 三 宇宙は一つである 四 宇宙は有限で一体化しているが、無限の空虚によって取り囲まれている 五 宇宙は球形で安定している 六 宇宙の部分は何であり、どのような秩序にしたがっているか 七 宇宙は生じたものである 八 宇宙はいかにして生じたか 九 宇宙は滅びることになる 一〇 宇宙の大燃焼と再建の永遠的な交替 一一 宇宙は理性的な生きものである 3 天体と天空について 一 大地について 二 太陽について 三 月について 四 星々について 五 一年の部分 (四季) について 六 気象について 4 動物と植物について 一 植物について 二 理性のない動物について 三 人間の自然本性について 5 人間の魂について 一 魂の実質について 二 魂が物体であることを証明する議論 三 魂の動 四 魂の冷却による生成 五 魂は不死ではないが死後も存続する 六 魂の部分と機能について 七 魂の主導的部分について 八 感覚はいかにして起こるか 九 視覚と聴覚について 一〇 魂の生殖的部分について 一一 パトス (情動) について 一二 クリュシッポス『魂について』断片集 6 宿命について 一 宿命 (ヘイマルメネー) の諸定義 二 神的な宿命 三 万物を動かす一つの力 四 予言術は宿命の必然性を証する 五 原因の無限の系列 六 すべての命題は真であるか偽である 七 宿命を共有するもの (無為論) 八 宿命と可能性 九 宿命と運 (偶然) 一〇 宿命と自由意志 7 神々の本性について 一 人間はどこから神々の観念を得たか 二 神の存在は議論によって証明される 三 神はいかなるあり方をしているか 四 神は物体である 質料全体に行きわたる気息 五 神は変化しうる 六 神は人間の姿をしていない 七 ゼウスとヘラについて 八 他の民間信仰の神々 九 ダイモーンについて 8 摂理と技術的自然について 一 摂理があることは議論によって証明される 二 宇宙はよく治められた都市 (あるいは家) である 三 自然は技術的である 四 宇宙は摂理の作品である 五 動物 (と植物) は人間が利用するために作られた 六 なぜ摂理があるのに悪があるのか 9 占いについて 一 神が存在し摂理があるなら、占いが存在すること 二 夢について 三 技術的な占いについて 補 註 解 説 人名索引・事項索引
博士は記憶力を失い、家政婦である私を常に“新しい”存在として扱います。博士との日々は、私の息子が加わることで驚きと喜びに満ちたものとなり、悲しみと温かさが交錯する愛の物語が展開されます。この作品は第1回本屋大賞を受賞しました。著者は小川洋子で、数々の文学賞を受賞しています。
失われたストア派の創始者たちの思想を、後代の著作家による引用を系統別に整理編纂したH・フォン・アルニムの『初期ストア派断片集』をもとに再現する。本書はストア派の思想形成に最も貢献したクリュシッポスの倫理学関係の断片のうち、倫理の基礎理論を扱う前半部を収載する。本邦初訳。(5分冊) III 第一部 クリュシッポス 第二章 クリュシッポスの思想(承前) C倫理学 1 究極目的 2 善と悪 3 中立的なもの 4 衝動と選択について 5 徳について 6 正義と法 7 パトスについて 8 行為について 補 註 解 説 人名索引
初期ストア派で最も重要な哲学者クリュシッポスの倫理学関係の断片を収録する。ストア派倫理学は人肉食や近親婚の容認、自殺の肯定など誤解を招く表現を多く含んでいるが、断片を読むことでこれまでの誤った想念を払拭することができる。クリュシッポスの後継者たちの思想断片も収め、断片資料集はここに完結する。本邦初訳。(5分冊) III 第一部 クリュシッポス 第二章 クリュシッポスの思想 C倫理学(承前) 9 知者と愚者について 一 知者はけっして誤たぬ 二 知者は万事をうまくやる 三 知者は災難に影響されない 四 知者は幸福である 五 知者は富み、美しく、自由である 六 知者は神的な事柄を理解している 七 知者は政治的・財政的な事柄を理解している 八 知者は知者同士も他の人々も益する 九 知者は厳格である、など 一〇 知者は愛されるであろう 一一 知者は技術を理解している 一二 愚者は不健全で不敬虔である 一三 愚者はきわめて不幸である 一四 愚者は粗野で追放された者である 一五 愚者は真のロゴスを熱心に求めない 10 生き方にかかわる個別的な指示——中間の適切な行為各論 一 生活と糧 二 政治にたずさわる生き方 三 国政にたずさわる生き方 四 閑暇学究の生き方 五 質素な生き方 六 愛 七 友情と好意 八 結婚と家族 九 子どもの教育と訓練 一〇 キュニコス派風の生き方 一一 合理的な自殺 付記(1)——ホメロス解釈 付記(2)——クリュシッポスの著作名への言及 第二部 クリュシッポスの弟子および後継者 第一章 タルソスのゼノン 第二章 バビュロニアのディオゲネス 第三章 タルソスのアンティパトロス 第四章 セレウケイアのアポロドロス 第五章 タルソスのアルケデモス 第六章 シドンのボエトス 第七章 年代不詳のストア派、パシレイデス、エウドロモス、クリニス 解 説 人名・事項・出典索引
セクストスの著作は,古代の懐疑主義の思想を今日に伝える重要な資料であるばかりではなく,論敵の学説をも紹介している点で,ギリシア哲学全般の資料集としても貴重である. 『ピュ口ン主義哲学の概要』とともに,ヨーロッパ思想史を読み解く上で必携の一 書である.本邦初訳. [3分冊] 第一巻 第二巻 第三巻 第四巻 第五巻 第六巻 補 註 解 説 固有名詞索引・事項索引・術語集・別表