【2024年】「感情」のおすすめ 本 139選!人気ランキング
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)
- 本当にわかる心理学
- アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
- 心理学・入門 -- 心理学はこんなに面白い 改訂版 (有斐閣アルマ > Interest)
- マンガでやさしくわかるアドラー心理学
- マンガでわかる! 心理学超入門
- スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)
- ベスト・パートナーになるために: 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫 お 6-5)
- スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
心理学の定番入門書がそのままのコンパクトさで生まれ変わりました。「心理学の仕事」「研究法」「研究倫理」などのトピックが加わりいっそう社会に生きる心理学を感じられる内容に。ブックガイドも充実した心理学の必携書。公認心理師を目指す方にも。 序 章 心理学ってなんだ?──心理学の仕事とテーマ 第Ⅰ部 身近に感じる心理学 第1章 心理に関する支援を行う──臨床心理学 第2章 性格は変えられるか──性格と個人差の心理学 第Ⅱ部 心理学で日常生活を読み解く 第3章 身近な人や社会との関係──社会的行動の心理学 第4章 人が生まれてから死ぬまで──発達心理学 第5章 心を測る──心理学的アセスメント 第Ⅲ部 心理学のコアな原理 第6章 世界をどうとらえるか──知覚・認知・記憶の心理学 第7章 あなたはなぜそのように行動するのか──行動と学習の心理学 第Ⅳ部 心理学の歴史と方法 第8章 心はどう探究されてきたか──心理学の歴史 第9章 データから心を探る──心理学の研究法
人間はどのように世界を認識しているか? 「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さと,それを補って余りある環境との相互作用を,記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介. 【円城塔氏(作家)推薦の辞】 「この本を読むと,人間は自分で思っているよりも,いい加減なものだとわかる.いい加減な人が読むべきなのはもちろんだが,自分はしっかりしていると思っている人こそ,読むべきである.」 【長谷川寿一氏(東京大学教授)】 「知性とは何か? この問いに挑む認知科学は諸科学が交わるホットスポットだ. 東大駒場の名物講義を是非あなたにも.」 第1章 認知的に人を見る 認知科学とは 知的システム しくみ、はたらき、なりたち 学際科学としての認知科学 情報——分野をつなぐもの 生物学的シフト 認知科学を取り巻く常識? 第2章 認知科学のフレームワーク 表象と計算という考え方 さまざまな表象 知識の表象のしかた 認知プロセスにおける表象の役割 第3章 記憶のベーシックス 記憶の流れ 記憶と意図 一瞬だけの記憶——感覚記憶 人の記憶はRAMか——短期記憶とチャンク ワーキングメモリ——保持と処理のための記憶 知識のありか——長期記憶 情報を加工する——短期記憶から長期記憶へ 思い出しやすさ——符号化特定性原理 思い出していないのに思い出す——潜在記憶とプライミング まとめ 第4章 生み出す知性——表象とその生成 はかない知覚表象 言葉と表象 作り出される記憶 記憶の書き換え 仮想的な知識——アナロジー まとめ——表象とは何なのか 第5章 思考のベーシックス 新たな情報を生み出す——推論 目標を達成する——問題解決 選ぶ——意思決定 人間の思考のクセ まとめ 第6章 ゆらぎつつ進化する知性 四枚カード問題、アゲイン データに基づき考える 思考の発達におけるゆらぎ ひらめきはいつ訪れるのか まとめ——多様なリソースのゆらぎと思考の変化 第7章 知性の姿のこれから 表象の生成性 身体化されたプロセスとしての表象 世界への表象の投射 思考のゆらぎと冗長性 世界というリソース おわりに 引用文献 索引
「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す実用的社会学。 全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本 「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位! NHK「おはよう日本」 日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん) TBS系列「林先生が驚く初耳学!」 朝日新聞「売れてる本」(武田砂鉄さん) 各メディアで紹介されて話題沸騰! ! 「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。 人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本! 友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。 「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。 これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。 【反響の声、ぞくぞく! 】 まずは目次を見てほしい。 友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。 この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。 人間関係とは何か。どうすればいいか。 カンタンで深い答えがここにあります。 齋藤孝さん(明治大学教授) わたしは、人付き合いが苦手。 でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。 多くの人が独りでいたいし、皆といたい…… そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。 壇蜜さん(タレント) 近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。 共感という幻想から自由になる方法。 刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。 茂木健一郎さん(脳科学者) 私たちは世間という幻想の中に住んでいる。 中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。 読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。 小島慶子さん(エッセイスト) かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。 だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。 本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。 これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。 宮台真司さん(社会学者) 『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。 南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号 お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか? 自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。 西研さん(哲学者) 第1章 人は一人では生きられない? 第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす 第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか 第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」 第5章 熱心さゆえの教育幻想 第6章 家族との関係と、大人になること 第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想 第8章 言葉によって自分を作り変える
中高生のほとんどは,心理学とはどういうものかを知らないが,いろんなイメージはもっている。高校の教室で行った大学教授の授業から,現代の心理学の姿を描く。「総合学習で学ぶ心のしくみとはたらき」と題した付録冊子付き。 日本では心理学が学校の教科になっていない。そのために,多くの中高生は心理学がどういうものかを知らずに,さまざまなイメージをえがいているのが現状だ。本書では,高校1年生のクラスで行なった大学教授の授業という形式で,現代の心理学の全体像とその姿をえがいていく。心理学の本当のおもしろさにふれられます。 1章 心理学で人の心が読める? 操れる? 1 心理学ってすごい? こわい? 2 人の心を読むことはできる? ウソ発見器はウソを見破れるか 心理カウンセラーの仕事 心理学の法則は統計的なもの 3 人の心を変えることはできる? 悪徳商法とカルト教団の手口 人間の心理的傾向がうまく利用されている 人が説得されやすいとき 4 質問の時間 2章 心理学ってうさんくさい? 1 心理学は占いのようなもの? 2 知能検査というもの ビネーの知能検査 知能検査のその後 知能検査の思い出 知能検査は信頼できるか――代表性と再現性 知能検査は役に立つか――診断力と予測力 3 性格検査というもの 類型論と特性論 質問紙による性格検査の作り方 投影法と作業検査法による性格検査 性格検査の有効性 4 質問の時間 3章 心理学は常識的なことばかり? 1 心のことなんて,もう知ってる? 2 心理学は何を研究するの? 意識と内観 心理実験――錯視を例に 心に代わって「行動」を研究する 無意識の存在と防衛機制 3 心理学の理論と方法って? 意識だけでは心のしくみはわからない 心理学では理論とデータが大切 学習意欲の出なくなったM君をどう理解するか 4 質問の時間 4章 心理学を学びたい人に 1 心理学にはどんな分野があるの? 2 心理学を学ぶには(1)――本を読む 3 心理学を学ぶには(2)――大学に行く 4 心理学を生かせる仕事は?
本文二色刷にカラー口絵付。豊富な図表,読書案内,練習問題,最新トピック紹介等により,高い学習効果を備えた決定版テキスト。 最新の研究知見を取り入れつつ,基本的な考え方,用語,概念の理解を目指し,豊富な図表と厚みのある解説を施した本格テキスト。第一線の研究者による最新トピック紹介,本文2色刷とカラー口絵,読書案内,練習問題などにより,高い学習効果を備えた決定版! 第Ⅰ部 認知心理学の基礎:感性・注意・記憶 第1章 認知心理学の歴史とテーマ/第2章 視覚認知/第3章 感性認知/第4章 注意/第5章 ワーキングメモリ/第6章 長期記憶/第7章 日常認知/第8章 カテゴリー化 第Ⅱ部 高次の認知心理学:言語・思考・感情 第9章 知識の表象と構造/第10章 言語理解/第11章 問題解決と推論/第12章 判断と意思決定/第13章 認知と感情 第Ⅲ部 認知心理学の展開:進化・社会・文化 第14章 認知進化と脳/第15章 認知発達/第16章 社会的認知/第17章 文化と認知/第18章 メディア情報と社会認識
自分のイライラと上手に付き合いたい人へ! 1年かけてトレーニング。Before & Afterの変化が見える1冊。 人間関係の複雑化や価値観の多様化に伴い、学校や職場、また家庭のなかでも子育てや介護などと現代人はストレスフルな状況に直面し、怒りの感情を抱くことがふえています。そこで社会的に注目が高まっている「アンガーマネジメント」を、身近な「社会人としてのリテラシー・スキル」として、日常生活の中でより活用・実践しやすい手帳にすることで、日々の取り組みの効果を見えやすくし、「怒りの体質改善」につなげます。 「アンガーマネジメント トレーニングブック2023年版」を手にされたあなたへ ミラクルな1年後を描こう アンガーマネジメント トレーニングブックの使い方 スケジュール 2023年~2025年3カ年カレンダー 今年の予定 月間スケジュール 週間スケジュール アンガーマネジメントのエッセンス 第1章 はじめに 第2章 アンガーマネジメントって何? 第3章 怒りとはどんなもの? 第4章 怒りと3つのコントロール 第5章 急な怒りを静める8つの対処術 第6章 怒りの体質改善に効く5つのエクササイズ 第7章 やってはいけない怒り方・上手な怒り方 Let's 実践!フォーマット 1 アンガーログフォーマット 2 べきログフォーマット 3 3コラムテクニックフォーマット 4 変化ログフォーマット 5 私のリラックスメニューリスト メモ 年齢早見表・厄年 結婚記念式の名称・長寿のお祝いといわれ·星座・誕生石 パーソナルデータ
EQの提唱者ゴールマン博士が、コンピテンシー研究の権威ボヤツィス教授と共同で、EQとリーダーシップ、そしてビジネスでの成功の関係を鮮やかに解き明かす。欧米有名企業の実例を豊富に盛り込み、優れた「EQ型リーダー」になる方法をあなたに伝授する。 第1部 六つのリーダーシップ・スタイル(リーダーの一番大切な仕事 共鳴型リーダーと不協和型リーダー EQとリーダーシップ 前向きなリーダーシップ・スタイル-ビジョン型、コーチ型、関係重視型、民主型 危険なリーダーシップ・スタイル-ペースセッター型と強制型) 第2部 EQリーダーへの道(EQリーダーを作る五つの発見 EQリーダーへの出発点 理想のリーダーシップをめざして) 第3部 EQの高い組織を築く(集団のEQをどう高めるか 組織の現実、組織の理想 進化しつづける組織)
理論と実践の双方向から「行動分析学」を体系的に解説。幅広い内容をコンパクトに収めた決定版。各種ツールも充実。 「行動分析学」を初めて学ぶ方に向けた概説テキスト。行動の分析を一つの軸に,基礎理論と臨床・日常場面への応用をリンクさせる一冊です。演習問題や事例紹介など,充実のツールで学びをサポート。医療福祉の現場に立つ方にもおすすめ。 第1章 心とは何か──行動分析学から接近する 第2章 観察法と実験法──行動を科学するために 第3章 生得性行動──経験によらない個体の行動とは 第4章 レスポンデント──環境の機能を変える方法を知る 第5章 オペラント──行動やその出現機会を作り出す方法を知る 第6章 強化随伴性──行動変容のための諸変数と規則 第7章 刺激性制御──はじめての環境に個体が出会うとき 第8章 反応遮断化理論と選択行動──強化と価値を考える 第9章 言語行動と文化随伴性──行動分析学から展望する
考え方・基本理論の理解から実践につなげることを目指した入門書。公認心理師カリキュラム・出題基準に対応。 健康・医療心理学をはじめて学ぶ人,医療現場で働く心理職を目指す人に向けて,考え方・基本理論の理解から実践につなげることまでを意識した入門書。最新の統計データ・学説を盛り込み,公認心理師カリキュラムにも対応。 第1部 健康・医療心理学とは何か 第1章 健康とウェルビーイング 第2章 健康リスクへのアプローチ 第3章 健康心理学と臨床心理学 第2部 ウェルビーイングの心理学 第4章 ストレスとウェルビーイング 第5章 食生活とウェルビーイング 第6章 身体活動と睡眠とウェルビーイング 第3部 健康リスクと支援の心理学 第7章 感情と健康リスク 第8章 行動と健康リスク 第9章 発達・加齢に伴う健康リスクと支援 第10章 働く人の健康リスクと支援 第4部 健康・医療心理学の課題 第11章 医療における行動と心理 第12章 健康・医療心理学の臨床的展開 第13章 医療におけるコミュニケーションと課題 第14章 災害による健康リスクと支援 第15章 医療制度と心理職の社会的役割
からだを温める。深く呼吸する。自分と打ち合わせをする。体や心をたいせつにするワークで、自分の気持ちに気づいて心地よく変わる。 からだを温める。深く呼吸する。自分と打ち合わせをする。自分の年表を作る。体や心をたいせつにするワークで、自分の気持ちに気づいて心地よく変わる。 からだを温める。深く呼吸する。自分と打ち合わせをする。自分の年表を作る。体や心をたいせつにするワークで、自分の気持ちに気づいて心地よく変わる。
自己,身体,脳,認知,発達,進化,文化,人間関係等のテーマ毎に編集された章を通して読者に明確なパースペクティブを与える。 感情に纏わる様々な研究を渉猟し現時点の到達点を示す。個人内過程,個人間の差異,さらに社会との関わり,という観点から内容を構成。自己,身体,脳,認知,発達,進化,文化,人間関係,コミュニケーション等のテーマ毎に編集された章を通して読者に明確なパースペクティブを与える。感情心理学を学ぶ者にとっての必読書。 はじめに 第1部 感情とは何か 1 章 感情の定義と理論 1 節 はじめに 1.感情と情動の操作的定義とモジュール仮説 2.ニューロンとモジュール機能 3.情動・感情の個体差 2 節 感情概念のパースペクティブ 1.いとぐち 2.用語の問題 3.感情を表す語の変遷 4.感情の構造 5.道徳感情 6.感情研究の多様性と重要性 3 節 感情の理論 1.古典的な二大感情理論 2.二大感情理論の論争と共通背景 3.論点1:感情経験の起源 4.論点2:感情の適応的意義・現代的機能 2 章 進化と感情 1 節 はじめに 2 節 進化心理学の基礎 1.至近要因と究極要因による説明 2.ヒトの社会性に関わる進化の理論 3.適応論的説明に対する誤解 3 節 感情と適応的行動 1.適応的行動と感情 2.なぜ認知ではなく感情なのか? 3.感情の非適応的側面 4 節 表情と進化 1.表情は適応か? 2.シグナルの進化 3.表情はシグナルなのか? 5 節 まとめ 3 章 文化と感情:文化的自己観,文化比較研究からみた感情 1 節 感情の「普遍性」 2 節 感情表出と認知における多様性 3 節 感情の意味づけ 4 節 文化的自己観 5 節 感情概念の多様性 6 節 まとめ 4 章 自己と感情 1 節 中核自己感 1.身体的自己感 2.行為主体としての自己の感覚 2 節 意識の主観性,経験の一人称性 3 節 他者との関わりの中の自己の感覚 1.意図の間主観的制作 2.他者という鏡 3.自己意識の社会性 4 節 おわりに 5 章 感情心理学の潮流 1 節 感情研究に対する関心の高まり 2 節 感情の捉え方 3 節 感情研究の展開 1.進化論的立場 2.身体学的立場 3.神経学的立場 4.認知的評価の立場 4 節 感情心理学における課題 5 節 国際感情学会の創立と日本感情心理学会の創立 1.国際感情学会の創設 2.日本感情心理学会の創設 第2部 感情の基本要素 6 章 感情の評価・知識・経験 1 節 現代の感情理論における感情の基本要素 2 節 評価要素と主観的情感要素の定義 1.評価要素 2.主観的情感要素 3 節 現代の感情理論における評価要素と主観的情感要素 4 節 評価理論の「風味」 5 節 コンポーネント・プロセス・モデルにおける感情の評価・知識・経験 1.評価:刺激評価チェックと構成要素パターニング 2.経験:主観的情感と最頻的感情 3.知識:主観的情感のカテゴリー化と言語化 4.CPM の実証的展開 6 節 心理学的構成主義における感情の評価・知識・経験 1.経験と知識:アフェクトと感情概念 2.構成感情理論における感情概念の発達と個人差 7 節 評価理論と心理学的構成主義の対立をいかに考えるか 1.感情と言語・文化 2.Scherer とBarrett の主張の重なりとずれ 3.感情理論の風味検出・次元化・階層化 8 節 補足とまとめ 7 章 感情のコミュニケーション:表情, 声, 身体接触, 言語, 文化差 1 節 表情 2 節 声 3 節 身体接触 4 節 言語(感情語) 5 節 文化差 8 章 感情の身体的変化 1 節 自律神経系の解剖学的構造と機能 1.神経系の分類 2.交感神経系と副交感神経系 3.自律神経系活動の指標と測定方法 2 節 感情理論における身体的変化 1.末梢起源説と中枢起源説 2.ソマティック・マーカー仮説 3.脳内における感情の身体化 4.心理学的構成理論における身体的変化 3 節 感情と自律神経系反応 1.防衛反応としての自律神経系活動 2.自律神経系活動による感情の分類 3.心拍変動による感情制御能力の個人差 9 章 感情の脳科学 1 節 はじめに:感情への神経科学的アプローチ 2 節 感情を生み出す脳 1.恐れることを失った脳 2.多様な感情を支える脳 3.感情に関わる神経伝達物質 3 節 感情と認知の相互作用 1.認知機能を調節する感情の神経基盤 2.認知機能による感情の制御 4 節 社会性と感情 1.社会的感情 2.道徳感情の神経基盤 3.神経科学からみる共感 5 節 感情の個人差とライフスパン 1.感情の個人差を生じさせる神経遺伝機序 2.感情の神経基盤の変化:発達と加齢 6 節 おわりに:今後の感情と脳科学の方向性 10 章 感情科学の展開:内受容感覚の予測的符号化と感情経験の創発 1 節 はじめに 2 節 心理学的構成主義における感情の構造 1.内受容感覚によりコア・アフェクトが形成される 2.なぜ内受容感覚が重要なのか 3 節 内受容感覚の予測的符号化 1.運動と知覚 2.予測的符号化と自由エネルギー原理 3.予測的符号化の解剖学的基盤 4.内受容感覚への拡張 5.予測的符号化における感情 4 節 実証的研究と計算論モデル 1.予測的符号化の脳機能に関する実証的知見 2.内受容感覚の計算論モデル 3.予測誤差の変化により感情が創発される 4.内受容感覚の病理 5 節 結語:今後の研究における課題 1.内受容感覚は領域一般的か領域特異的か 2.内受容感覚の予測的符号化過程の実証的検討 3.カテゴリー化過程の理論的・実証的検討 4.疾患や健康への応用 第3部 感情と社会生活 11 章 感情の発達 1 節 感情の初期発達 1.感情の発達モデル 2.基本感情の発達 3.自己意識的な感情の芽生え 4.初期の感情発達に必要なこと 2 節 感情制御の発達 1.感情制御に課題を抱える子どもの問題 2.安心・安全による制御の発達:愛着と感情制御 3.感情と言葉がつながることによる制御の発達:感情の社会化 4.感情制御の発達不全の問題 5.「発達障害」と感情制御の発達不全の問題 3 節 感情認知の発達 1.感情認知の萌芽 2.基本感情の弁別としての感情認知 3.行為あるいは状況の解釈としての感情認知 4.感情表出動機の認知 12 章 人間関係における感情 1 節 親密な関係における感情 1.はじめに 2.親密な関係における感情 3.親密な関係特有の感情 4.親密な関係における感情の働き 5.親密な関係が規定する感情経験 2 節 他者との関係性で生じる感情 3 節 道徳や法と感情 4 節 集団間感情 1.集団間感情理論 2.集団間感情が導く集団間行動 3.集団間感情の視点からの集団間紛争解決 13 章 感情と認知 1 節 社会的認知と感情 1.感情ネットワークモデル 2.記銘時の気分と想起時の気分の効果 3.感情導入の方法 4.他の認知機能への影響 5.ポジティブ・ネガティブ・非対称 6.社会的判断への影響 7.感情情報説 8.感情調整説 9.感情混入モデル 10.文化およびマインドセットへのさらなる展開 2 節 感情認知の神経基盤 1.はじめに 2.知覚過程 3.シミュレーション過程 4.状況評価過程 5.統合過程 6.まとめ 第4部 感情の個人差 14 章 感情特性 1 節 気質とパーソナリティ 1.気質とは 2.気質の連続性 3.気質からパーソナリティへ 4.幼少期以降の発達に及ぼす気質の影響 2 節 愛着の内的作業モデル 1.「愛着」とは 2.内的作業モデル 3.IWM の形成と安定 4.IWM の影響 5.IWM の測定 6.IWM の自動性 3 節 情動知能(EI) 1.成績や知能テストで測れないもの 2.情動に関する知能 3.EI の与える影響 4.測定方法への指摘 5.新たな解釈 4 節 感情の「感じやすさ」 1.感情体験のしやすさ 2.さまざまな感情特性の例 3.感情特性の測定方法に関する指摘 15 章 幼児期・児童期の感情障害 1 節 うつ病障害 1.うつ病/大うつ病性障害のおもな診断基準と症状 2.有病率と疫学 3.要因と治療,支援 2 節 双極性障害 1.双極性障害のおもな診断基準と症状 2.有病率と疫学 3.要因と治療,支援 3 節 不安障害 1.不安障害のおもな診断基準と症状 2.有病率と疫学 3.要因と治療,支援 4 節 強迫性障害 1.強迫性障害のおもな診断基準と症状 2.有病率と疫学 3.要因と治療,支援 16 章 青年期・成人期の感情障害 1 節 はじめに 2 節 感情障害に含まれる各疾患の特徴 1.悲しみの経験によって特徴づけられる疾患 2.ポジティブ感情の経験によって特徴づけられる疾患 3.不安・恐怖の経験によって特徴づけられる疾患 3 節 DSM-IV-TR からDSM-5 にかけての推移 4 節 各疾患の有病率と併存 5 節 感情障害の規定因 1.遺伝と環境 2.ストレスフルな出来事 3.反すうと反復性思考 4.心的イメージ 5.回避行動 6.衝動性 6 節 おわりに 17 章 感情とウェルビーイング 1 節 はじめに 2 節 ポジティブ感情とは 3 節 ポジティブ感情の理論:拡張-形成理論 1.ポジティブ感情の拡張機能 2.ポジティブ感情の形成機能 3.ポジティブ感情からウェルビーイングへ 4 節 ウェルビーイングとは 5 節 主観的ウェルビーイングの考え方1:ヘドニズム 6 節 主観的ウェルビーイングの考え方2:エウダイモニズム 7 節 主観的ウェルビーイングの考え方における統合と展開 18 章 感情制御:基本理論と個人差研究 1 節 感情制御とは? 2 節 Gross のプロセスモデル 1.モデルの概要 2.各段階におけるさまざまな感情制御方略 3 節 感情制御の個人差 1.個人差を捉える視点:頻度と成功 2.感情制御の個人差を規定するもの 4 節 感情制御の個人差研究の展望 1.感情制御の柔軟性 2.感情制御アフォーダンス 3.拡張版プロセスモデル 19 章 感情制御と心理学的介入 1 節 精神疾患と感情制御 2 節 認知行動療法による感情制御の改善 3 節 マインドフルネスに基づく介入による感情制御の改善 文献 人名索引 事項索引 あとがき ●トピックス 01 笑いと涙 02 犯罪不安 03 コンパッションの文化差 04 屈辱感 05 感情は複雑だからこそ研究は拡がる 06 顔表情データベースの活用 07 日本における抑うつと反すうの関連 08 羞恥感情と健康行動 09 養育者による情動的な映し出し 10 幸福感の含意と協調的幸福感 11 文化的自己観尺度について 12 ベジタリアンと嫌悪 13 顕在的・潜在的自尊感情の不一致がもたらすもの 14 化粧行動の発達 15 食科学が熱い 16 地域への愛着 17 少年院とマインドフルネストレーニング 18 若者の攻撃的衝動と音楽 19 悲しみのパラドックス 20 行動免疫と感情の心理学 21 熱き血潮にふれもみで―異性に対する接触回避と恋愛感情― 22 ストレスと循環する脳-身体 23 他者の感情を正確に判断できるのか 24 ステレオタイプ内容モデル 25 感情を偽る―感謝の嘘が獲得される背景― 26 微笑み・笑うタイミング―対話者どうしの微表情の時系列的変化― 27 グループワークにおける感情の変化 28 感情研究と教育モデルの構築 29 情動多様性と適応―加齢との関わり― 30 加齢とポジティビティ効果 31 上を向いて歩こう―姿勢と感情― 32 畏怖,または喝 33 トラウマの筆記開示が心身の機能に及ぼす影響 34 持たざる者の悪意 35 スマイルは0 円でも―職業場面における感情管理への注目― 36 高齢者と若年者の感情認知 37 認知症介護ストレスによるバーンアウトと感情労働 38 音楽における感情体験とは? 39 感動研究の動向 40 深さの怖れ 41 感情と言葉 42 武の術と心
パスカルから現在までの様々な理論を整理し,生物学的基盤/機能/進化/認知/発達/言語/病理/健康という切り口から読み解く 感情は人間考察の主題である。パスカルの時代から現在までの様々な理論を整理し直し,生物学的基盤と機能を明らかにし,さらに進化/認知/発達/言語/病理/健康という切り口から感情を読み解く。感情心理学の全体像をわかりやすくコンパクトにまとめた入門書。 序 章 感情心理学事始め(大平英樹) 第1章 感情の理論(大平英樹) 第2章 感情の生物学的基盤(大平英樹) 第3章 感情の機能(余語真夫) 第4章 感情と進化(河野和明) 第5章 感情と認知(大平英樹) 第6章 感情と発達(中村真) 第7章 感情と言語(湯川進太郎) 第8章 感情と病理(佐藤健二) 第9章 感情と健康(大竹恵子) 終 章 感情心理学の課題と展望(大平英樹)
現代感情研究の潮流 表情 感情と認知 感情の発達 感情と健康 感情と脳・自律反応 感情と文化 アレキシサイミア 攻撃性 罪悪感と羞恥心 感情とパーソナリティ
読むクスリ、処方します。小説で愉しむ「病」と「悩み」の処方箋。 悪魔に魂を売り渡したくなったとき 悪夢を見るとき 憧れがやまないとき 頭がよすぎるとき アルコール依存症のとき 怒りに我を忘れるとき 忙しすぎるとき 意欲がわかないとき インターネット中毒のとき インフルエンザにかかったとき〔ほか〕
ヒトは未完成な状態として生まれ「学習」に依って「人」となる。このようにヒトが人となるために必要な学習機能についてまとめる。育児や保育ならびに学校での教育実践(教育領域),適応的行動の形成や不適応行動の改善(臨床領域),学習機能に障害を持つ人々のサポート(障害領域)に資する基礎的研究や実践的研究を解説。 ◆◆◆おもな目次◆◆◆ 第1章 学習心理学へのいざない 第2章 学習の基礎研究:動物を使って学習の仕組みを探る 第3章 記憶のプロセスの研究:知識獲得のメカニズム 第4章 メタ認知:知識による行動の制御 第5章 学習意欲の研究とその応用 ◎現場の声1 学ぶ意欲をはぐくむ学級経営と授業 ◎現場の声2 定時制高校ではぐくむ学ぶ意欲 第6章 心理臨床と学習心理学 ◎現場の声3 病気の子どもと家族を支える ◎現場の声4 産業領域に活きる学習心理学の理解 第7章 学習指導と学習心理学 ◎現場の声5 授業はカレー。理論がルウで,実践知が具。煮込むほど美味しくなる ◎現場の声6 小学校5年生,勉強に悩みはじめる ◎現場の声7 小学校3年生,算数の考え方を説明し,次に生かす 第8章 一人ひとりの特性に応じた指導と学習心理学 ◎現場の声8 通級指導教室での子どもに応じた指導 ◎現場の声9 「学習に困難」がある子どもたちがおかれている現状 ◆◆◆シリーズ心理学と仕事 全20巻 ラインナップ紹介◆◆◆ 1感覚・知覚心理学/2神経・生理心理学/3認知心理学/4学習心理学/ 5発達心理学/6高齢者心理学/7教育・学校心理学/8臨床心理学/ 9知能・性格心理学/10社会心理学/11産業・組織心理学/12健康心理学/ 13スポーツ心理学/14福祉心理学/15障害者心理学/16司法・犯罪心理学/ 17環境心理学/18交通心理学/19音響・音楽心理学/20ICT・情報行動心理学 心理学を活かした仕事を目指す高校生・大学生・社会人,そして, 進路指導や心理学教育に携わる教育関係者に向けて,多彩な心理学ワールドを紹介。 実際に働く人々の「現場の声」も交えながら,シリーズ総勢 300名以上の執筆陣が, 心理学の今を伝える。 心理学って面白そう! どんな仕事で活かされている? 国家資格として「公認心理師」が定められ, 心理学と仕事とのつながりに関心が高まる中,シリーズ[全20巻]刊行! 監修のことば はじめに 第1章 学習心理学へのいざない 1節 学習心理学とは 2節 学習心理学の展望と本書の構成 第2章 学習の基礎研究:動物を使って学習の仕組みを探る 1節 はじめに 2節 学習を効率的に行う訓練法(1):古典的条件づけ 3節 学習を効率的に行う訓練法(2):オペラント条件づけ 4節 条件づけでは説明のできない動物の行動変化 5節 最後に 第3章 記憶のプロセスの研究:知識獲得のメカニズム 1節 知識獲得(学習)のメカニズム 2節 知識の構造と記憶の区分 3節 記憶の過程 第4章 メタ認知:知識による行動の制御 1節 知識による行動の制御のメカニズム 2節 メタ認知の仕組み 3節 メタ認知の指導 第5章 学習意欲の研究とその応用 1節 学習意欲のとらえ方 2節 学習意欲の測定法:学習理由と有能感ではかる 3節 自律的な学習意欲の育て方 ◎現場の声1 学ぶ意欲をはぐくむ学級経営と授業 ◎現場の声2 定時制高校ではぐくむ学ぶ意欲 第6章 心理臨床と学習心理学 1節 心理臨床の実際 2節 心理臨床に生かす「学習心理学」の理論 3節 学習心理学に基づく認知行動療法の技法 4節 心理臨床における「学習心理学」のさらなる応用 ◎現場の声3 病気の子どもと家族を支える ◎現場の声4 産業領域に活きる学習心理学の理解 第7章 学習指導と学習心理学 1節 長期記憶にするための学習方法 2節 学ぶ-振り返る-生かす 3節 アクティブ・ラーニング 4節 学習の評価 ◎現場の声5 授業はカレー。理論がルウで,実践知が具。煮込むほど美味しくなる ◎現場の声6 小学校5年生,勉強に悩みはじめる ◎現場の声7 小学校3年生,算数の考え方を説明し,次に生かす 第8章 一人ひとりの特性に応じた指導と学習心理学 1節 学習障害とは 2節 学習障害と社会参加 3節 学びを保障する特別支援教育 4節 特別支援教育と学習心理学 ◎現場の声8 通級指導教室での子どもに応じた指導 ◎現場の声9 「学習に困難」がある子どもたちがおかれている現状 付録 さらに勉強するための推薦図書 文献 人名索引 事項索引