【2023最新】「心理カウンセラー」のおすすめ本!人気ランキング
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)
- マンガでわかる! 心理学超入門
- 幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
- 本当にわかる心理学
- 相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング
- ステップアップ心理学シリーズ 心理学入門 こころを科学する10のアプローチ (KS心理学専門書)
- Newton別冊『ゼロからわかる心理学』 (ニュートン別冊)
- 東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 心理学
- 今日から使える行動心理学 (スッキリわかるシリーズ)
人間はどのように世界を認識しているか? 「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さと,それを補って余りある環境との相互作用を,記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介. 【円城塔氏(作家)推薦の辞】 「この本を読むと,人間は自分で思っているよりも,いい加減なものだとわかる.いい加減な人が読むべきなのはもちろんだが,自分はしっかりしていると思っている人こそ,読むべきである.」 【長谷川寿一氏(東京大学教授)】 「知性とは何か? この問いに挑む認知科学は諸科学が交わるホットスポットだ. 東大駒場の名物講義を是非あなたにも.」 第1章 認知的に人を見る 認知科学とは 知的システム しくみ、はたらき、なりたち 学際科学としての認知科学 情報——分野をつなぐもの 生物学的シフト 認知科学を取り巻く常識? 第2章 認知科学のフレームワーク 表象と計算という考え方 さまざまな表象 知識の表象のしかた 認知プロセスにおける表象の役割 第3章 記憶のベーシックス 記憶の流れ 記憶と意図 一瞬だけの記憶——感覚記憶 人の記憶はRAMか——短期記憶とチャンク ワーキングメモリ——保持と処理のための記憶 知識のありか——長期記憶 情報を加工する——短期記憶から長期記憶へ 思い出しやすさ——符号化特定性原理 思い出していないのに思い出す——潜在記憶とプライミング まとめ 第4章 生み出す知性——表象とその生成 はかない知覚表象 言葉と表象 作り出される記憶 記憶の書き換え 仮想的な知識——アナロジー まとめ——表象とは何なのか 第5章 思考のベーシックス 新たな情報を生み出す——推論 目標を達成する——問題解決 選ぶ——意思決定 人間の思考のクセ まとめ 第6章 ゆらぎつつ進化する知性 四枚カード問題、アゲイン データに基づき考える 思考の発達におけるゆらぎ ひらめきはいつ訪れるのか まとめ——多様なリソースのゆらぎと思考の変化 第7章 知性の姿のこれから 表象の生成性 身体化されたプロセスとしての表象 世界への表象の投射 思考のゆらぎと冗長性 世界というリソース おわりに 引用文献 索引
「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す実用的社会学。 全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本 「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位! NHK「おはよう日本」 日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん) TBS系列「林先生が驚く初耳学!」 朝日新聞「売れてる本」(武田砂鉄さん) 各メディアで紹介されて話題沸騰! ! 「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。 人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本! 友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。 「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。 これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。 【反響の声、ぞくぞく! 】 まずは目次を見てほしい。 友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。 この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。 人間関係とは何か。どうすればいいか。 カンタンで深い答えがここにあります。 齋藤孝さん(明治大学教授) わたしは、人付き合いが苦手。 でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。 多くの人が独りでいたいし、皆といたい…… そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。 壇蜜さん(タレント) 近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。 共感という幻想から自由になる方法。 刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。 茂木健一郎さん(脳科学者) 私たちは世間という幻想の中に住んでいる。 中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。 読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。 小島慶子さん(エッセイスト) かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。 だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。 本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。 これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。 宮台真司さん(社会学者) 『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。 南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号 お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか? 自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。 西研さん(哲学者) 第1章 人は一人では生きられない? 第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす 第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか 第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」 第5章 熱心さゆえの教育幻想 第6章 家族との関係と、大人になること 第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想 第8章 言葉によって自分を作り変える
臨床心理学の基礎知識から心理検査・カウンセリング・心理療法まで、わかりやすく解説しています 本書では、臨床心理学の基礎知識から心理検査・カウンセリング・心理療法まで、最新の研究知見もふまえ、イラストや図表を多く使用しながらわかりやすく解説しています。心理学に興味のある方から、心理学部の学生、心理職を目指す方まで、幅広く手にとっていただける入門書の決定版です パート1 臨床心理学で、心のつらさを軽くする パート2 心理学的援助の基本を学ぶ パート3 代表的な心理療法を理解する パート4 心の問題、障害の改善をめざす パート5 臨床心理学を社会に役立てる
Ⅲ種は一般社員を対象とし、組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進を目標とする。 コロナ禍による働き方の変容や労働施策総合推進法等の諸法令・通達の改正を踏まえた最新版。Ⅲ種は一般社員を対象とし、組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進を目標とする。
第1章 心理学への招待-心理学とその歴史 第2章 心と個性-性格心理学 第3章 人とのかかわり-社会心理学 第4章 心の育ち方-発達心理学 第5章 心のしくみ-知覚心理学・学習心理学・認知心理学 第6章 心のダメージ-臨床心理学の基礎 第7章 心のケアと支援-臨床心理学の実践
中高生のほとんどは,心理学とはどういうものかを知らないが,いろんなイメージはもっている。高校の教室で行った大学教授の授業から,現代の心理学の姿を描く。「総合学習で学ぶ心のしくみとはたらき」と題した付録冊子付き。 日本では心理学が学校の教科になっていない。そのために,多くの中高生は心理学がどういうものかを知らずに,さまざまなイメージをえがいているのが現状だ。本書では,高校1年生のクラスで行なった大学教授の授業という形式で,現代の心理学の全体像とその姿をえがいていく。心理学の本当のおもしろさにふれられます。 1章 心理学で人の心が読める? 操れる? 1 心理学ってすごい? こわい? 2 人の心を読むことはできる? ウソ発見器はウソを見破れるか 心理カウンセラーの仕事 心理学の法則は統計的なもの 3 人の心を変えることはできる? 悪徳商法とカルト教団の手口 人間の心理的傾向がうまく利用されている 人が説得されやすいとき 4 質問の時間 2章 心理学ってうさんくさい? 1 心理学は占いのようなもの? 2 知能検査というもの ビネーの知能検査 知能検査のその後 知能検査の思い出 知能検査は信頼できるか――代表性と再現性 知能検査は役に立つか――診断力と予測力 3 性格検査というもの 類型論と特性論 質問紙による性格検査の作り方 投影法と作業検査法による性格検査 性格検査の有効性 4 質問の時間 3章 心理学は常識的なことばかり? 1 心のことなんて,もう知ってる? 2 心理学は何を研究するの? 意識と内観 心理実験――錯視を例に 心に代わって「行動」を研究する 無意識の存在と防衛機制 3 心理学の理論と方法って? 意識だけでは心のしくみはわからない 心理学では理論とデータが大切 学習意欲の出なくなったM君をどう理解するか 4 質問の時間 4章 心理学を学びたい人に 1 心理学にはどんな分野があるの? 2 心理学を学ぶには(1)――本を読む 3 心理学を学ぶには(2)――大学に行く 4 心理学を生かせる仕事は?
直近9回分の試験問題を厳選し詳細に解説する。試験の直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。 直近9回分の試験問題を厳選し、公式テキストに従って分類したうえで詳細に解説する。試験の直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。新公式テキスト〈第5版〉に完全対応。
面接の枠組み、応答法、トレーニング法など、初心者が悩む点を重点的に解説。押さえておきたいカウンセリングの勘どころがつかめる 素人の悩み相談とプロの心理面接は何が違うのか。そもそも共感的カウンセリングとは何をしようとするものなのか。心理面接の枠組みと流れ、傾聴的応答法の具体例、そして、プロカウンセラーとしてどうすれば力がつくのかを網羅。心理カウンセラーを目指す人、さらに力をつけたい人必読のテキスト。著者によるカウンセリング動画も無料ダウンロードできる。 はじめに 第1章 悩み相談とプロのカウンセリングの違い 1 悩み相談とプロのカウンセリングは何が違うのか 2 あるテレビの人生相談から 3 カウンセリングは変容の過程 第2章 共感的カウンセリングにおける倫理 1 倫理の前提 2 秘密保持原則 3 自傷の危険性がある場合 4 秘密保持に関する倫理的ジレンマ 5 カウンセラー自身が持つ未解決の心理的問題 6 カウンセラーにかかる情緒的ストレス 7 来談者とのカウンセリング外関係 8 来談者との性的関係 第3章 人間の心の成り立ち 1 理論がなぜ大切か 2 人は人の間で傷つき、人の間で癒やされる 3 深く強烈な四つの心理的衝動①――自己実現を求める衝動 4 深く強烈な四つの心理的衝動②――無条件の愛を求める欲求 5 深く強烈な四つの心理的衝動③――「自分を表現したい」と求める衝動 6 深く強烈な四つの心理的衝動④――「傷つきたくない、変化するのは怖い」と求める衝動 7 抑圧の源は親子関係 8 なぜ人は、共感的カウンセリングを通して変化するのか 第4章 共感 1 感情の量ではなく、質を味わう 2 来談者と一緒になって怒ることが共感ではない 3 共感と観察の両方が必要 4 来談者の矛盾する感情や思考に共感する 5 共感できなかったカウンセラー 6 共感は複数のチャンネルで伝わる 7 共感的カウンセラーの身体 8 共感するとつらくなる? 9 理論は共感のためにある 第5章 無条件の受容 1 受容と共感はセットで存在する 2 無条件に受容しようという意図について 3 真の自己肯定感とは 4 変化には否定が含まれている 5 来談者を変えたくなるとき 6 共感的カウンセリングでは来談者に何をするのか 7 アドバイスをしてはいけないというルールがある? 8 来談者の心にどんな変化が起きるか 9 共感と無条件の受容はすぐには伝わらない 第6章 防衛と抵抗 1 防衛とは 2 ある感情を避けるために、別の感情を利用することがある 3 カウンセラー自身の防衛 4 抵抗とは何か 5 抵抗の表れ方 第7章 転移とは何か 1 陽性転移 2 陰性転移 3 陽性転移と陰性転移は同時に存在する 4 転移反応への対応において留意すべきこと①――転移であるという事実を理解する 5 転移反応への対応において留意すべきこと②――来談者の孤独感に共感する 6 転移反応への対応において留意すべきこと③――カウンセリングの枠を守る 7 カウンセリングにおいて留意すべきこと①――転移関係における新しい経験が、癒やしと変容をも たらすことを理解する 8 カウンセリングにおいて留意すべきこと②――転移感情を十分に話せるよう応答する 9 カウンセリングのおいて留意すべきこと③――自分自身の未解決の心の葛藤を高い程度に解決する 第8章 共感的カウンセリングの実際1 1 事例――男性が怖いと訴える女子大生とのカウンセリング対話 2 解説――女子大生とのカウンセリング対話 3 セッションの終わり方 4 治療同盟について 第9章 共感的カウンセリングの実際2 1 事例――非行少年と呼ばれた男子中学生とのカウンセリング対話 2 解説――男子中学生とのカウンセリング対話 第10章 来談者の質問にはどう対応すればいいか 1 来談者の質問は何かの婉曲な表現 2 私の失敗から 3 質問が不安の表れであるとき 4 カウンセラーの意見を求めているように見える来談者 5 質問がカウンセラーへの不信感の表現である場合 6 質問することが来談者の不適応パターンの表れ 7 質問が何の表現であるかがわからないとき 8 質問に答えたくなる心理 第11章 インテーク面接 1 インテーク面接とカウンセリング面接は違うもの? 2 インテーク面接の目的 3 インテーク面接の特徴 4 インテーク面接の目標 5 ネガティブな思いに対応する 6 初回面接から来談者の転移が表れる 7 来談者についての情報を集めるとはどういうことか 8 初回面接における対話例 9 カウンセリング契約 10 危機介入 11 自殺危険度のアセスメント 第12章 カウンセリングの終結 1 共感的カウンセリングは終わらない 2 終結は重要なカウンセリング過程のひとつ 3 カウンセリングを後に再開することもある 4 終結時期を確認する 5 終結の課題 6 うまく終結できなかった私の経験 第13章 共感的カウンセリングの実践に関わる諸問題 1 カウンセリングの「枠」について 2 面接の頻度について 3 沈黙 4 話さない来談者への対応について 5 来談者の不満を汲み取る 6 共感的カウンセリングにおける恥の意識 7 来談者が語りすぎたと感じているとき 8 逆転移がカウンセリングをさまたげる 9 逆転移をカウンセリングに活かす 10 協働関係 第14章 力のつくトレーニング 1 カウンセリング効果を左右するのは、流派よりもカウンセラー自身 2 意識 3 援助力の高いカウンセラーになるトレーニングの四つの柱 4 援助力を高めるトレーニングの四つの柱①――カウンセリングを受けることを通して心の癒やしと成長に取り組む 5 援助力を高めるトレーニングの四つの柱②――実践に役立つ理論の学びをする 6 援助力を高めるトレーニングの四つの柱③――面接の練習を繰り返す 7 援助力を高めるトレーニングの四つの柱④――カウンセリングを行って個人指導(個人スーパービジョン)を受ける 8 おわりに 文献 おわりに 謝辞
Ⅱ種は管理監督者を対象とし、部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進を目標とする。 コロナ禍による働き方の変容や労働施策総合推進法等の諸法令・通達の改正を踏まえた最新版。Ⅱ種は管理監督者を対象とし、部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進を目標とする。
この1冊でカウンセリングの実際と具体的な進め方がまるごとわかる!重要技法の使いどころを完全網羅した現場で役立つ画期的な技法書 カウンセリングにおける様々な技法が、最も効果を発揮する場面はどこなのか。技術の効果を引き出すためには具体的にどうすれば良いのか。著者が長年の経験で培った、カウンセリングを円滑に成功に導く技術を伝授する。ロジャーズのクライアント中心療法をベースに、情報収集、クライアントと接触する際の押さえるべきポイントを、面接の初期・中期・後期にわけて解説する。 第1章 はじめて学ぶ人のために ①―あらゆるカウンセリングの基本 第2章 はじめて学ぶ人のために ②―よい「傾聴」の基本姿勢 第3章 カウンセリングの基本的な流れ―カウンセリングのプロセスは「三段階方式」 第4章 六つの種類のカウンセリング・プロセス 第5章 面接の前に―カウンセリングの「五つの枠」を整えておく 第6章 いよいよ開始!―受付時とインテークで聴いておくべきポイント 第7章 初期の面接の技法 第8章 クライアントの理解を深めるために―面接記録の作成とスーパービジョン 第9章 中期の面接の技法 第10章 ケース理解を深める 第11章 後期の面接の技法 第12章 カウンセリングの終結 第13章 カウンセリング学習における「技法」の位置づけ
厚生労働省の調べによれば、1999年から2005年までのたった6年間で、うつ病患者は2倍以上に激増。ついに日本は、うつ病患者100万人突破の時代を迎えた。本書は、現役精神科医がその増加の原因を客観的データで読み解いた、他に類を見ない「現代うつ病論」の決定版。 第1章 うつ病患者が増えている 第2章 なぜ一九九九年からうつ病患者が増えたのか 第3章 なぜ「SSRI現象」は起きるのか 第4章 「SSRI現象」によるうつ病診療への影響 第5章 抗うつ薬の有効性について 第6章 増え続けるメンタル休職への取り組み
臨床心理学の世界には多様な人間観に基づく多彩な理論がある。今に生きる古典理論から現代の臨床に必要とされる最新の知識・方法までを、図表・イラストを用いながら、親しみやすい叙述でコンパクトにまとめた。3つのアプローチを比較しながら学べる、新時代の入門テキスト。 臨床心理学と社会 第1部 臨床心理学の理論(臨床心理学とは何か-歴史とその広がり 心理的問題の理解と方法-心理アセスメント 精神力動アプローチ1-学問の発展とそれを支えた研究者たち ほか) 第2部 臨床心理学の実践(セラピーを行う-アプローチの比較 臨床心理学の研究-効果研究の変遷と発展 臨床家の訓練と成長)
ヒトは未完成な状態として生まれ「学習」に依って「人」となる。このようにヒトが人となるために必要な学習機能についてまとめる。育児や保育ならびに学校での教育実践(教育領域),適応的行動の形成や不適応行動の改善(臨床領域),学習機能に障害を持つ人々のサポート(障害領域)に資する基礎的研究や実践的研究を解説。 ◆◆◆おもな目次◆◆◆ 第1章 学習心理学へのいざない 第2章 学習の基礎研究:動物を使って学習の仕組みを探る 第3章 記憶のプロセスの研究:知識獲得のメカニズム 第4章 メタ認知:知識による行動の制御 第5章 学習意欲の研究とその応用 ◎現場の声1 学ぶ意欲をはぐくむ学級経営と授業 ◎現場の声2 定時制高校ではぐくむ学ぶ意欲 第6章 心理臨床と学習心理学 ◎現場の声3 病気の子どもと家族を支える ◎現場の声4 産業領域に活きる学習心理学の理解 第7章 学習指導と学習心理学 ◎現場の声5 授業はカレー。理論がルウで,実践知が具。煮込むほど美味しくなる ◎現場の声6 小学校5年生,勉強に悩みはじめる ◎現場の声7 小学校3年生,算数の考え方を説明し,次に生かす 第8章 一人ひとりの特性に応じた指導と学習心理学 ◎現場の声8 通級指導教室での子どもに応じた指導 ◎現場の声9 「学習に困難」がある子どもたちがおかれている現状 ◆◆◆シリーズ心理学と仕事 全20巻 ラインナップ紹介◆◆◆ 1感覚・知覚心理学/2神経・生理心理学/3認知心理学/4学習心理学/ 5発達心理学/6高齢者心理学/7教育・学校心理学/8臨床心理学/ 9知能・性格心理学/10社会心理学/11産業・組織心理学/12健康心理学/ 13スポーツ心理学/14福祉心理学/15障害者心理学/16司法・犯罪心理学/ 17環境心理学/18交通心理学/19音響・音楽心理学/20ICT・情報行動心理学 心理学を活かした仕事を目指す高校生・大学生・社会人,そして, 進路指導や心理学教育に携わる教育関係者に向けて,多彩な心理学ワールドを紹介。 実際に働く人々の「現場の声」も交えながら,シリーズ総勢 300名以上の執筆陣が, 心理学の今を伝える。 心理学って面白そう! どんな仕事で活かされている? 国家資格として「公認心理師」が定められ, 心理学と仕事とのつながりに関心が高まる中,シリーズ[全20巻]刊行! 監修のことば はじめに 第1章 学習心理学へのいざない 1節 学習心理学とは 2節 学習心理学の展望と本書の構成 第2章 学習の基礎研究:動物を使って学習の仕組みを探る 1節 はじめに 2節 学習を効率的に行う訓練法(1):古典的条件づけ 3節 学習を効率的に行う訓練法(2):オペラント条件づけ 4節 条件づけでは説明のできない動物の行動変化 5節 最後に 第3章 記憶のプロセスの研究:知識獲得のメカニズム 1節 知識獲得(学習)のメカニズム 2節 知識の構造と記憶の区分 3節 記憶の過程 第4章 メタ認知:知識による行動の制御 1節 知識による行動の制御のメカニズム 2節 メタ認知の仕組み 3節 メタ認知の指導 第5章 学習意欲の研究とその応用 1節 学習意欲のとらえ方 2節 学習意欲の測定法:学習理由と有能感ではかる 3節 自律的な学習意欲の育て方 ◎現場の声1 学ぶ意欲をはぐくむ学級経営と授業 ◎現場の声2 定時制高校ではぐくむ学ぶ意欲 第6章 心理臨床と学習心理学 1節 心理臨床の実際 2節 心理臨床に生かす「学習心理学」の理論 3節 学習心理学に基づく認知行動療法の技法 4節 心理臨床における「学習心理学」のさらなる応用 ◎現場の声3 病気の子どもと家族を支える ◎現場の声4 産業領域に活きる学習心理学の理解 第7章 学習指導と学習心理学 1節 長期記憶にするための学習方法 2節 学ぶ-振り返る-生かす 3節 アクティブ・ラーニング 4節 学習の評価 ◎現場の声5 授業はカレー。理論がルウで,実践知が具。煮込むほど美味しくなる ◎現場の声6 小学校5年生,勉強に悩みはじめる ◎現場の声7 小学校3年生,算数の考え方を説明し,次に生かす 第8章 一人ひとりの特性に応じた指導と学習心理学 1節 学習障害とは 2節 学習障害と社会参加 3節 学びを保障する特別支援教育 4節 特別支援教育と学習心理学 ◎現場の声8 通級指導教室での子どもに応じた指導 ◎現場の声9 「学習に困難」がある子どもたちがおかれている現状 付録 さらに勉強するための推薦図書 文献 人名索引 事項索引
「深い」そして「つながる」! 人の心理にかかわる小難しい理論もすっと理解できる、ビジュアルメインの図解用語辞典。 「60分で心理学をおさらいできる本」 ――為末 大さん推薦!(元陸上選手/Deportare Partners代表) ベストセラー『哲学用語図鑑』の著者が、心理学用語を徹底図解! 人は何を感じ、考えているのか。 太古の昔から大きなテーマである。 心理学は人間の心を読み解く学問として発達し、今やニュースやバラエティで取り上げられるなど、極めて身近な存在となっている。 しかし、ニュースなどで目にする心理学用語を、私たちは正しく理解しているのだろうか? 「自我」、「愛着」、「同調」、「集団圧力」、「服従の心理」、「コンプレックス」、「自己実現」等、知っていそうでじつはきちんと理解していない言葉は多い。 本書は、人の心理にかかわる小難しい理論もすっと理解できる、ビジュアルメインの図解用語辞典。 約100人の心理学者と150以上の用語を解説。その特徴は、「深い」そして「つながる」こと。 用語同士の関連、心理学者の関係性なども、シンプルな図解で表現されていて、印象に残りやすい。 仕事や人間関係などで必ず役立つ教養としての心理学が、楽しみながらしっかりと身に付く本。 ■目次抜粋 ◇心理学者名鑑(96名) アルフレッド・アドラー、エリク・H・エリクソン、ミッシェル・ロスほか ●心理学者年表 ◇心理学用語図鑑(158語) ●心理学の誕生 魂の三分説、機能主義ほか ●行動主義 古典的条件づけ、行動主義ほか ●ゲシュタルト心理学 仮現現象、図|地ほか ●精神分析 無意識、夢判断ほか ●臨床心理学 劣等コンプレックス、ABC理論ほか ●認知心理学 マジカルナンバー7、スキーマほか ●発達心理学 自己中心性、ボボ人形実験ほか ●人間関係の心理学 セルフ・モニタリング、ブーメラン効果ほか ●社会心理学 マージナルマン、マイノリティ・インフルエンスほか ●性格の心理学 価値類型、自己実現の欲求ほか ・主な参考文献 ・索引 ********************************** ◇心理学者名鑑(96名) アルフレッド・アドラー、エリク・H・エリクソン、ミッシェル・ロスほか ●心理学者年表 ◇心理学用語図鑑(158語) ●心理学の誕生 魂の三分説、機能主義ほか ●行動主義 古典的条件づけ、行動主義ほか ●ゲシュタルト心理学 仮現現象、図|地ほか ●精神分析 無意識、夢判断ほか ●臨床心理学 劣等コンプレックス、ABC理論ほか ●認知心理学 マジカルナンバー7、スキーマほか ●発達心理学 自己中心性、ボボ人形実験ほか ●人間関係の心理学 セルフ・モニタリング、ブーメラン効果ほか ●社会心理学 マージナルマン、マイノリティ・インフルエンスほか ●性格の心理学 価値類型、自己実現の欲求ほか ・主な参考文献 ・索引
直近9回分の試験問題を厳選し詳細に解説。試験の直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。 直近9回分の試験問題を厳選し、公式テキストに従って分類したうえで詳細に解説する。試験の直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。新公式テキスト〈第5版〉に完全対応。
心ってなに?どうして心は壊れるの?どうやって心の健康をとりもどすの?心理学の成り立ちと現状がやさしくわかる臨床心理学が楽しく学べる入門書。 1 臨床心理学とは 2 臨床心理学の主な理論 3 こころのしくみ 4 心理査定 5 さまざまな心の問題とその理解 6 どんなカウンセリング方法があるか 7 カウンセリングの実際 8 社会の中の臨床心理学 9 臨床心理学の関連領域 10 臨床心理学を専門的に学ぶには
第1章 マイクロカウンセリングの基本を学ぼう(マイクロカウンセリングとは マイクロカウンセリングの特徴 マイクロカウンセリング技法) 第2章 マイクロカウンセリングを現場で活用しよう1(基本的傾聴技法の連鎖 肯定的資質の探求 基本的傾聴技法と積極技法の連携 意図性) 第3章 マイクロカウンセリングを現場で活用しよう2(グループアプローチ コンサルテーション サイコエデュケーション) 第4章 マイクロカウンセリングを身につけよう(トレーニング スーパービジョン)
「『臨床心理学は学問であるか』,『臨床心理学は科学であるか』,このことは,私がこの道に進んで以来,常に考え続けていたことである。しかし,他方,そんなことよりも何よりも,今,自分の目の前で悩んでいる人,苦しんでいる人に,何らかの意味で役立つことをしたい,という気持ちも強かった」――本書は,多彩な顔を持つ著者の,一臨床家としての実際的にして実践的な論考をまとめたものである。 臨床心理学というフィールドは,医療から,教育,産業,社会福祉,司法・矯正・警察などとさまざまな領域に,ここ十数年で飛躍的に広がっている。それに応ずるかのように,「臨床」という言葉もより大きな意味をもって捉えられ,臨床哲学,臨床教育学,臨床社会学など,学際的領域が広がりつつある。そうした広がりは,理論と実践の乖離を推し進めてしまった「科学」の思考法自体を変えていこうとさえしている。
こんなとき、どうしたらいいのか?カウンセリングにおけるさまざまな問題に、河合隼雄が答える。 カウンセリングとは-はじめての人のために(ともかく「聴く」 「聴く」練習-ロールプレイ さまざまな問題への対処のしかた) 実技指導(学校現場でのカウンセリング 職場でのカウンセリング結婚に関するカウンセリング 精神分析的なカウンセリング)
夢は、心を映す鏡ともいわれ、普段は気づかないあなたの姿を映し出しています。その夢を読み解くことは、「未知なる自分の心」を知ること。本書は、その手助けとなるよう、とくに、夢に出る機会の多いキーワードを集めて、解説、構成しています。 第1章 夢の世界-夢のメカニズムと夢の読み解き方 第2章 人物・身体-人物や体のパーツ、職業などを網羅 第3章 自然-時間や自然災害、色などを網羅 第4章 場所-建物や地域などを網羅 第5章 生き物-動物、植物、昆虫などを網羅 第6章 生活品・食品-食べ物や生活用品、乗り物などを網羅 第7章 行動-すべてのアクションを網羅
Ⅰ種は人事労務管理スタッフや経営幹部を対象とし、社内のメンタルヘルス対策の推進を目標とする。 コロナ禍による働き方の変容や労働施策総合推進法等の諸法令・通達の改正を踏まえた最新版。Ⅰ種は人事労務管理スタッフや経営幹部を対象とし、社内のメンタルヘルス対策の推進を目標とする。
直前6回分の試験問題を厳選し、新公式テキスト〈第5版〉に従って分類したうえで詳細に解説する。 直前6回分の試験問題を厳選し、新公式テキスト〈第5版〉に従って分類したうえで詳細に解説する。試験直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。論述試験は直近4回分を収録。
薬が効かず、慢性化するうつ病が増えている。本書では現代うつ病がもつ問題点を明確にし、森田療法による治療手順を具体的に解説。 薬が効かず、慢性化するうつ病が増えている。本書は、森田療法から見たうつ病の慢性化を分析し、森田療法による治療への介入方法を豊富な症例により具体的に解説する。休職を繰り返す、長い引きこもり、家族もうつ状態に……といった慢性うつ病で悩む本人・家族の助けとなる一冊である。慢性うつ病には、薬物療法や認知行動療法が決して万能ではなく、森田療法がクローズアップされる。 現代はうつ病の時代といわれている。”新型うつ病”に代表されるように、病態は多様化し、そして慢性化している。このように薬が効かない、治らない、慢性化して深刻な状態になってしまうのは、なぜか。 一般的なうつ病の治療法は、西洋の精神医学からもたらされた科学的手法によるものである。原因を想定し、そこに介入するという観点から薬物療法、そして世界的にも標準的となった精神療法である認知行動療法などがあるが、決して万能でなく、また成功しているとは言い難い。そこでクローズアップされるのが森田療法である。 本書では、現代うつ病がもつ問題点を明確にし、森田療法からみたうつ病の慢性化を分析する。また豊富な症例から森田療法による治療の介入方法を具体的に解説する。すでに薬物療法をおこなっていてもよくならない、休職をなんども繰り返す、長い間引きこもっている、家族もうつ状態になっている……といった慢性化したうつ病で悩む本人・家族の助けとなる一冊。 【本書の内容構成】 プロローグ「 抑うつ」を嫌う現代社会 第一章 自然療法としての森田療法 第二章 自然論に基づく治療法の原則 第三章 自然論からみた現代のうつ病 第四章 生き方の行きづまりとしての慢性抑うつ 第五章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(1)――内因性うつ病、双極性型の場合 第六章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(2)――神経症性うつ病 エピローグ 二人の作家の回復ストーリーから プロローグ “抑うつ”を嫌う現代社会 第一章 自然療法としての森田療法 第二章 自然論に基づく治療法の原則 第三章 自然論から見た現代のうつ病 第四章 生き方の行きづまりとしての慢性抑うつ 第五章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(1)――内因性うつ病、双極2型の場合 第六章 森田療法による慢性うつ病からの離脱(2)――神経症性うつ病の場合 エピローグ 二人の作家の回復ストーリーから
本書では、伝統的な臨床心理学をベースとして、最近の臨床心理学の発展を考えながら、できるだけ新しい動きを含み入れることを試みた。 第1章 臨床心理学の基本的発想 第2章 臨床アセスメントの方法 第3章 臨床面接の進め方 第4章 臨床心理学の対象 第5章 臨床アプローチの形態 第6章 学校教育臨床の展開 第7章 子どもの社会的スキル訓練 第8章 障害児への取り組み 第9章 臨床心理学から健康心理学へ
初めて心理学を学ぼうとする人だけでなく、大学院入試や心理学検定の準備・対策を考える人にも有用なテキストが誕生! 初めて心理学を学ぼうとする人だけでなく、大学院入試や心理学検定の準備・対策を考える人にも有用なテキストが誕生! 広大な心理学の全分野に目配りした入門テキストとして、わかりやすく、バランスよく、ポイントをしぼって書かれた一冊。それぞれの分野を代表する執筆陣による充実した内容で、初学者向けのテキストとして最適な内容となっている。また、「心理学検定」の対策としても使いやすいように、試験科目に対応した10の領域から構成されている。 第1章 原理・研究法・歴史[サトウタツヤ] 1.心理学史(歴史)を学ぶ意味 2.心理学史の前史 3.近代心理学の成立と展開:1879年以降の心理学 4.第二次世界大戦後の心理学 5.日本における近代心理学の成立と展開 第2章 学習・認知・知覚[太田信夫・生駒忍] 1.学習 2.認知 3.知覚 第3章 発達・教育[子安増生] 1.発達・教育研究の歴史と課題 2.20世紀の新たな課題 3.発達心理学の基礎 4.教育心理学の基礎 5.発達・教育の研究法 6.むすび 21世紀の課題:生涯発達と生涯学習 第4章 社会・感情・性格[池上知子] 1.パーソナリティ 2.感情 3.社会 第5章 臨床・障害[杉浦義典] 1.臨床心理学を俯瞰する図式 2.精神病理学 3.アセスメント論 4.心理療法論 5.臨床心理学の広がり 6.臨床心理学の研究 第6章 神経・生理[佐藤德] 1.脳の構造と機能 2.脳における情報伝達 3.神経活動の測定法とその応用 4.遺伝 第7章 統計・測定・評価[繁桝算男] 1.測定 2.統計 3.テスト理論 第8章 産業・組織[小野公一・杉本徹雄] 1.産業・組織心理学の成立と初期の展開 2.人事 3.組織行動 4.作業 5.消費者行動 第9章 健康・福祉[山田冨美雄・秋葉理乃] 1.健康と福祉のための心理学専門領域 2.国民の健康と福祉の問題 3.予防心理学 4.危機状況での健康心理学的支援 第10章 犯罪・非行[齊藤文夫] 1.古典学派と実証学派 2.犯罪生物学の展開 3.逸脱行動論の系譜 4.心理学的な犯罪理解:力動論と学習論 5.非行少年の実像,少年鑑別と矯正処遇 6.精神鑑定,犯罪捜査と防犯,被害者支援など 7.犯罪・非行領域の心理実務者たち 8.むすび 引用文献 事項索引 人名索引 コラム 1.記憶力に心配は無用 2.映画に描かれた障害者たち 3.小説と映画から学ぶ偏見と差別の心理 4.レジリエンスとポジティブ臨床心理学 5.臨床心理学の対象となる社会問題 6.認知行動療法が奏功するメカニズムの理解の変遷 7.ミラーニューロンとエピジェネティクス 8.ブレイン・マシン・インタフェースと脳神経倫理学 9.検定に代わる仮説評価 10.若者の離職率と育成 11.3つのバウム
ミュージシャンと深層心理学者。2つの領域を橋渡ししてきた編著者がライフワークとして取り組んだ音楽とこころの不思議な関係。楽しくて、ちょっとせつなくて、懐かしいこころにまつわる35の物語。 第1章 ひとりの空間 第2章 言葉にできない 第3章 いつも誰かがいてくれる 第4章 肩の力をぬいて 第5章 悲しみと向き合う 第6章 記憶の奥に 第7章 いつしか生まれてくるもの
本書は、子どもの遊戯療法事例の実際を一つひとつ提示し、それぞれに河合隼雄がコメントを加えるかたちで構成されている。本書の画期的な意図は、事例とコメントを有機的に組み合わせることによって、遊戯療法の本質そのものを明らかにしようとすることにある。遊戯療法は遊びを通して行うイメージ主体の心理療法であり、その本質を理解するには、体系化された知識や理論を超えて、何よりも生き生きとした現場の感じを味わいながら考えを深めることが必要だからである。 総論 遊戯療法とその豊かな可能性について 事例1 場面緘黙Z君の箱庭&プレイセラピー 事例2 パワーを求めて 事例3 プレイセラピーにおいて「遊び」が「遊び」でなくなる瞬間-集団になじめない小学校高学年男子の事例を通して 事例4 遊戯療法としての「遊び」を可能にする視点 事例5 自分らしくあるということ-いじめられる啓太君の事例を通して 事例6 三角関係を生き抜くこと-チックを主訴とする4歳女児とその母との関わりを通して 事例7 出生以来施設育ちの子のプレイセラピー-「僕はどこからきたの?」と問うまで 事例8 青いビニールボールに導かれたイメージの世界
キャリアカウンセリングの現場で直面する苦労と悩みに,心理カウンセラーが平易に語りかけ,寄り添う。第1部では,相談をより深め有意義にするための基本的見方や考え方・ちょっとしたヒントやコツをエピソードで紹介。第2部では,実践に役立つ代表的な心理カウンセリングの理論と技法を,エッセンスにしぼって概説する。 ◆推薦のことば 信頼に足るキャリアコンサルタントは何が違うのか。 クライエントの心の機微を察知し、未来への道を切り拓く技術について, 明確に言語化した実践書である。 社員のキャリア形成に本気で取り組む企業関係者も一読すべき1冊。 工藤 啓 氏 (認定特定非営利活動法人 育て上げネット 理事長) キャリアコンサルタントの苦労と努力に共感する 心理カウンセラーの情熱で, キャリア支援の中心軸とカウンセリングの真髄とが, 見事に融和されていく。 三川 俊樹 氏 (追手門学院大学心理学部 教授) まえがき 第1部 実際編 1 キャリアカウンセラーの専門的援助 2 心理カウンセリングとキャリアカウンセリング 3 カウンセリングの学び方 4 カウンセラーの基本的態度 5 傾聴はアクティブ・リスニングです 6 クライエントの自己受容を助ける 7 自己アピールと嘘 8 クライエントと議論しない 9 何をしたいのかが分からないというクライエント 10 どうしても決められないクライエント 11 ラポールの形成 12 今ここへの注目 13 リファーのコツ 14 キャリアカウンセラーの現場 15 キャリアカウンセラーは社会の流動性を支える? 16 キャリア教育は勝ち組になるためのコーチング? 17 「留年は就職に不利」? 18 生活保護という困難 19 現代社会におけるキャリアカウンセリング 20 価値との接触を促進する 第2部 理論編 1 心理カウンセリングの理論 2 心理カウンセリングを大きく分類すると 3 もう少し、学派の整理 4 行動療法 エクスポージャーの考え方 5 行動療法 過剰な行動と過少な行動 6 行動療法 具体的に訊く 7 認知行動療法 自動思考に気づく 8 解決志向アプローチ 解決イメージを構築する 9 解決志向アプローチ 解決イメージを関係の中に置く 10 来談者中心療法 ロジャースの三原則 11 来談者中心療法 成長力への信頼 12 精神分析 無意識の心理学 13 精神分析 自由連想法と解釈 14 精神分析 抵抗の分析 15 精神分析 転移の分析 16 アドラー心理学 17 ユング心理学 18 統合的アプローチ あとがき
カウンセリングを学ぶ学生や一般の初心者にぜひとも読んでもらいたい文献とその内容を紹介。前著2冊の内容を1冊分に集約し紹介文も一新。 1章 カウンセリングと心理療法-カウンセリングの基本書・主な技法の概観(『癒しの森』 『エンカウンター・グループ』 ほか) 2章 精神医学と精神分析-精神医学と科学的知の基礎的文献(『エスとの対話』 『狂気と家族』 ほか) 3章 隣接領域(心理学一般)-心の多層的・多角的性格を理解するために(『意識と本質』 『意識の起源史』 ほか) 4章 近接領域(文化・哲学・宗教etc.)-人間と文化のより深い洞察のために(『「甘え」の構造』 『生きがいについて』 ほか)
試験に出る心理学用語(英語表記付き)をコンパクトに解説。公認心理師試験と臨床心理士試験の出題範囲に対応。 公認心理師試験や臨床心理士試験、指定大学院入試問題で出題される心理学用語と統計学用語について、英語表記を添えて、コンパクトにわかりやすく解説しました。DSM-5にも対応しています。また、巻末には、重要なキーパーソンとその主要な業績についても解説しています。 第1章 公認心理師としての職責 第2章 基礎心理学(統計) 第3章 基礎心理学(統計以外) 第4章 心理アセスメント 第5章 心理的支援 第6章 精神疾患とその治療 第7章 関係行政論 第8章 最重要キーパーソン
年齢や環境によって異なるこころの問題に専門的かつ的確にアドバイス・カウンセリングができる。 現代のストレス社会において潜在的に心の問題を抱える人は1,000万人以上といわれています。 企業内だけでなく、職場を離れた家庭内などでもケアが必要とされ、年齢や環境によって異なる心の問題に対し、専門的で的確な支援が行える人材が求められています。 本試験は、カウンセリングの現場で働く人のスキルアップのほか、個人のストレス対策にも役立ちます。 本書は、本試験の出題範囲を網羅した、実施団体唯一の公式テキストです。 今回の改訂ではストレスについての内容が追加され、本試験の出題内容に対応いたしました。 Part 1 こころって、何だろう? ―心理学の基本を知ろう― Part 2 こころの健康って、何だろう? ―精神医学の基本を知ろう― Part 3 こころの病って、どんなものだろう? ―主なメンタル疾患の基本と対策を知ろう― Part 4 人と人のかかわりって、何だろう? ―対人コミュニケーションの基本を知ろう― Part 5 ストレスって、何だろう? ―ストレス対処法の基本を知ろう―
治療者の仕事の目的は「安心の提供」。患者の「不安」に注目しつつ摂食障害の治療の実際を述べる、患者へのやさしさにあふれた本。 拒食症をPTSDのような障害としてみる治療者は少ないが、著者の実感では、拒食症はPTSDとほぼ同様の発症プロセスをもち、強迫性障害やPTSDのように不安障害とみたほうが現実の治療に即しているという。「安心することによって摂食障害は治っていく」という強い信念のもと、治療者の仕事の目的は「安心の提供」であると位置づけて、本書では、患者のもつ「不安」に注目しつつ摂食障害の治療の実際を述べてゆく。患者に対する視線が限りなくやさしい本である。 はじめに 第1章 摂食障害に対人関係療法的アプローチを適用する根拠 対人関係療法と認知行動療法─過食症に対する効果 それでも対人関係療法を用いる理由 医学モデル 摂食障害における問題領域の選択─維持因子への注目 第2章 摂食障害患者における不安を考える―「役割の変化」という視点 役割の変化 拒食症の発症プロセスにおける「役割の変化」 拒食症発症後の「役割の変化」 拒食症治療における「役割の変化」 「拒食」と「過食」 「過食」における「不安」 「過食」の症状発症後の不安 第3章 不安を扱う基本姿勢 感じるしかない不安と解決できる不安を区別する 不安そのものに焦点を当てない 心理教育で安心を提供する フォーミュレーションで安心を提供する 「過食」についての心理教育 人格と病気の混同を解消する ぶれない治療で安心を提供する 治療の中での変化を位置づける 第4章 症状を位置づける―患者の症状に干渉しないことの意味 治療に専念できる環境作り 症状を患者の代弁者とみなす 病気につながったパターンに気づく 家族のプロセスの尊重と患者への安心提供 過食という症状に干渉しないということ 「症状は神聖にして侵すべからず」 食と関係のない強迫症状の扱い 第5章 治療者の不安に向き合う 「脅迫的治療」の裏にある治療者の不安 対人関係療法治療者の基本的姿勢と摂食障害 危機的状況の中で病気と人格を区別するということ 治療者が抱えるリスクについての不安 第6章 家族の不安に向き合う 家族の「役割の変化」を認識する 家族に期待すべき役割 家族が精神科的障害や発達障害を持っているとき 家族のプロセスも尊重する 問題行動に伴う不安を扱う 第7章 不安をコントロールして現状を受け入れる│「位置づけ」という考え方 インテイク面接 対人関係質問項目 仮のフォーミュレーションの提供 第1回面接 フォーミュレーション 中期 父親を位置づける 不安の高まりはミクロな「役割の変化」 「コミュニケーション分析」と「感情の励まし」 不安のコントロールには結果よりもプロセスが重要 社会活動を位置づける 他人のネガティブな反応を位置づける 第8章 不安をコントロールして前進する―「土俵」に乗せるという考え方 ものごとを「自分の土俵」に乗せるということ 親密さへの不安 自己開示も自分の土俵に乗せる 摂食障害からの回復も自分の土俵に乗せる 第9章 病気と治療を「位置づける」 病気の意味を理解する 治らない摂食障害について 文献 あとがき
内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程をたどる。ユング思想の全体を浮かびあがらせる絶好の入門書。 集合的無意識の概念を紹介し、個性化過程の考えを打ちだし、ユング心理学の基礎を築き上げた初期代表作。内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程を個々の例を挙げながら分りやすく説くという点で、ユング思想の全体像を浮かびあがらせる入門書。 第一部 意識におよぼす無意識の諸作用 第一章 個人的無意識と集合的無意識 第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象 第三章 集合的心の一部としてのペルソナ 第四章 集合的心からの個性解放の試み A ペルソナの退行的復元 B 集合的心との同一化 第二部 個性化 第一章 無意識の機能 第二章 アニマとアニムス 第三章 自我と無意識の諸形象とを区別する技術 第四章 マナ=人格 訳者解説 無意識とユング
心理学の全体像を見通し,体系立てて学べる定番テキストの第5版補訂版.新たに編者を迎え,4章(記憶関連部分)を全面的にアップデート.その他,認知神経科学関連の情報を中心に,内容を補充.概要をつかみたい初学者から,ポイントを押さえて復習したい大学院受験者まで,幅広いニーズに対応. 〈本書の特色〉 ・心の働きのさまざまな側面を包括的にとらえる視点を提供する「こころの科学」の入門書 ・認知・行動・発達・臨床・社会から心理学史まで,各領域の第一人者が執筆 ・豊富な図版と2色刷り,平易な記述と相互参照の充実で通読しやすい工夫 ・重要語句(カラー太字),理解を深めるトピックなど,ニーズに応じた使い方が可能 〈主な改訂点〉 ・4章:「記憶」「学習・記憶の脳メカニズム」の節を全面的に改訂 ・5章:「視知覚」の節に,「盲点」に関する記述・図版を追加 ・6章:「脳損傷と高次機能の障害」の節に,「失名辞失語」「言語の半球優位と半球間抑制機能」の項を追加 ・7・8章:DSM-5に基づき,一部の記述を見直し ・10章:一部トピックを改変,トピック「デフォルトモードネットワーク」「人工知能」追加 Ⅰ こころのありか 1章 心理学の視点(鹿取廣人,渡邊正孝) 2章 行動の基本様式(鹿取廣人,鳥居修晃) 3章 発達―環境と遺伝(鹿取廣人,斎賀久敬,石垣琢麿) II こころのはたらき 4章 学習・記憶(篠原彰一,斎賀久敬,渡邊正孝,河内十郎) 5章 感覚・知覚(鳥居修晃,下條信輔,河内十郎,重野 純,鹿取廣人,杉本敏夫) 6章 思考・言語(杉本敏夫,斎賀久敬,鹿取廣人,河内十郎) 7章 動機づけ・情動(金城辰夫,鹿取廣人,石垣琢麿) 8章 個人差(金城辰夫,丹野義彦,鹿取廣人,石垣琢麿) 9章 社会行動(斎賀久敬,安藤清志,末永俊郎,鹿取廣人,鳥居修晃) III こころの探求 10章 心理学の歴史(末永俊郎,杉本敏夫,鹿取廣人,鳥居修晃,河内十郎,渡邊正孝,長谷川寿一)
全国でも極めて自殺率の低い「自殺“最”希少地域」、徳島県旧海部町。生き辛さを取り除く、町民達のユニークな人生観と処世術とは。 【推薦の言葉】 「探検記」の傑作。誰も知らない(住んでいる人たちも自覚していない)謎の「パラダイス」が存在したという展開は、ソマリランド級のインパクト。日本のあらゆる社会問題解決の鍵は本書にある! と遠吠えしたくなった。 ―― 高野秀行、ノンフィクション作家、「謎の独立国家 ソマリランド」著者 徳島県南部の太平洋沿いにある小さな町、海部町(かいふちょう)(現海陽町)。 このありふれた田舎町が、全国でも極めて自殺率の低い「自殺“最”希少地域」であるとは、一見しただけではわかりようがない。この町の一体なにが、これほどまでに自殺の発生を抑えているというのだろう。 コミュニティと住民気質に鍵があると直感した著者は、四年間にわたる現地調査とデータ解析、精神医学から「日本むかしばなし」まで多様な領域を駆使しつつ、その謎解きに果敢に取り組む。 ゆるやかにつながる、「病」は市に出せ、“幸せ”でなくてもいい、損得勘定を馬鹿にしない、「野暮ラベル」の活用など、生きづらさを取り除いて共存しようとした先人たちの、時代を超えて守り伝えられてきた人生観と処世術が、次々とあぶり出されていく。 第1章 事のはじまり ―海部町にたどり着くまで 第2章 町で見つけた五つの自殺予防因子 ―現地調査と分析を重ねて いろんな人がいてもよい、いろんな人がいた方がよい/人物本位主義をつらぬく/ どうせ自分なんて、と考えない/「病」は市に出せ/ゆるやかにつながる 第3章 生き心地良さを求めたらこんな町になった ―無理なく長続きさせる秘訣とは 多様性重視がもたらすもの/関心と監視の違い/やり直しのきく生き方/ 弱音を吐かせるリスク管理術/人間の性と業を知る 第4章 虫の眼から鳥の眼へ ―全国を俯瞰し、海部町に戻る 「旧」市区町村にこだわる理由/最良のデータを求めて/指標が無いなら作るまで/ 海抜五百メートルの山と高原/地理的特性の直接・間接的影響/海部町の「サロン」活用法 第5章 明日から何ができるか ―対策に活かすために 「いいとこ取り」のすすめ/思考停止を回避する/“幸せ”でなくてもいい/ 危険因子はゼロにならない/人の業を利用する/「野暮ラベル」の効用
自分の言葉で心理学を思考し、心を観察し、今そこにある問題を考える。簡潔な文章と多彩なイラストでヒトの心の不可解に迫る入門書 簡潔な文章と多彩なイラストで一読である程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。入門書に最適。 読むだけである程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。教科書としてだけではなく一般書としても読み応え十分。一読すれば、いまそこにある心の問題が見えてくる。 はじめに 心理学を学ぶ喜びと意義 1章 荒川歩 心理学とは:心理学に何を期待するのか? コラム1 フェヒナーの精神物理学と感覚の尺度化 2章 三星宗雄・荒川歩 知覚:人の目はカメラとどう違うのか? コラム2 騒色公害の系譜とその解決 3章 三星宗雄・荒川歩 知覚の障害:私たちに見える世界は共通か? コラム3 ユニバーサルデザインとカラーユニバーサルデザイン 4章 浅井千絵 記憶と学習:人はどのように学ぶのか? コラム4 感情と色彩 5章 浅井千絵 認知:人はどのように世界を理解するのか? コラム5 絵画・デザイン制作の認知科学 6章 荒川歩 感情:感情は何のためにあるのか? コラム6 無意識 7章 荒川歩 自己:私はどこにあるのか? コラム7 アイデンティティ拡散と回復 8章 荒川歩・河野直子 発達:それぞれの年代において人はどんな課題とむきあうか? コラム8 子どもの絵の発達 コラム9 氏か育ちか、氏も育ちも 9章 遠藤架児 発達の障害:障害なのか? 個性なのか? コラム10 サヴァン症候群 10章 桂 瑠以 性格と社会的認知:何が人の性格や態度を決めるのか? コラム11 心理(性格)検査って何? 11章 桂 瑠以 人間関係 : 人と人とは、どう関わるか? コラム12 コミュニケーションメディアの使い分け 12章 桂 瑠以 社会的影響と集団:集団はどのような影響を及ぼすか? コラム13 商品開発と心理学 コラム14 広告と心理学 13章 河野直子・荒川歩 心と脳:心はどのような脳内メカニズムに支えられているか? コラム15 心とからだ コラム16 アフォーダンス 14章 河野直子・尾崎紀夫 病理:精神疾患とどう付き合っていくか? コラム17 病跡学:作品や人物を精神病理で理解する コラム18 芸術療法:アートと心理学のもう1つの関係 引用文献 索引