【2024年】「カウンセリング」のおすすめ 本 164選!人気ランキング
- 河合隼雄のカウンセリング入門:実技指導をとおして
- 新しいカウンセリングの技法 :カウンセリングのプロセスと具体的な進め方
- マンガでやさしくわかるアドラー心理学
- 本当にわかる心理学
- アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)
- マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ
- 心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)
- カウンセリングの理論 (上):三大アプローチと自己成長論
- キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
キャリアカウンセリングの現場で直面する苦労と悩みに,心理カウンセラーが平易に語りかけ,寄り添う。第1部では,相談をより深め有意義にするための基本的見方や考え方・ちょっとしたヒントやコツをエピソードで紹介。第2部では,実践に役立つ代表的な心理カウンセリングの理論と技法を,エッセンスにしぼって概説する。 ◆推薦のことば 信頼に足るキャリアコンサルタントは何が違うのか。 クライエントの心の機微を察知し、未来への道を切り拓く技術について, 明確に言語化した実践書である。 社員のキャリア形成に本気で取り組む企業関係者も一読すべき1冊。 工藤 啓 氏 (認定特定非営利活動法人 育て上げネット 理事長) キャリアコンサルタントの苦労と努力に共感する 心理カウンセラーの情熱で, キャリア支援の中心軸とカウンセリングの真髄とが, 見事に融和されていく。 三川 俊樹 氏 (追手門学院大学心理学部 教授) まえがき 第1部 実際編 1 キャリアカウンセラーの専門的援助 2 心理カウンセリングとキャリアカウンセリング 3 カウンセリングの学び方 4 カウンセラーの基本的態度 5 傾聴はアクティブ・リスニングです 6 クライエントの自己受容を助ける 7 自己アピールと嘘 8 クライエントと議論しない 9 何をしたいのかが分からないというクライエント 10 どうしても決められないクライエント 11 ラポールの形成 12 今ここへの注目 13 リファーのコツ 14 キャリアカウンセラーの現場 15 キャリアカウンセラーは社会の流動性を支える? 16 キャリア教育は勝ち組になるためのコーチング? 17 「留年は就職に不利」? 18 生活保護という困難 19 現代社会におけるキャリアカウンセリング 20 価値との接触を促進する 第2部 理論編 1 心理カウンセリングの理論 2 心理カウンセリングを大きく分類すると 3 もう少し、学派の整理 4 行動療法 エクスポージャーの考え方 5 行動療法 過剰な行動と過少な行動 6 行動療法 具体的に訊く 7 認知行動療法 自動思考に気づく 8 解決志向アプローチ 解決イメージを構築する 9 解決志向アプローチ 解決イメージを関係の中に置く 10 来談者中心療法 ロジャースの三原則 11 来談者中心療法 成長力への信頼 12 精神分析 無意識の心理学 13 精神分析 自由連想法と解釈 14 精神分析 抵抗の分析 15 精神分析 転移の分析 16 アドラー心理学 17 ユング心理学 18 統合的アプローチ あとがき
中高生のほとんどは,心理学とはどういうものかを知らないが,いろんなイメージはもっている。高校の教室で行った大学教授の授業から,現代の心理学の姿を描く。「総合学習で学ぶ心のしくみとはたらき」と題した付録冊子付き。 日本では心理学が学校の教科になっていない。そのために,多くの中高生は心理学がどういうものかを知らずに,さまざまなイメージをえがいているのが現状だ。本書では,高校1年生のクラスで行なった大学教授の授業という形式で,現代の心理学の全体像とその姿をえがいていく。心理学の本当のおもしろさにふれられます。 1章 心理学で人の心が読める? 操れる? 1 心理学ってすごい? こわい? 2 人の心を読むことはできる? ウソ発見器はウソを見破れるか 心理カウンセラーの仕事 心理学の法則は統計的なもの 3 人の心を変えることはできる? 悪徳商法とカルト教団の手口 人間の心理的傾向がうまく利用されている 人が説得されやすいとき 4 質問の時間 2章 心理学ってうさんくさい? 1 心理学は占いのようなもの? 2 知能検査というもの ビネーの知能検査 知能検査のその後 知能検査の思い出 知能検査は信頼できるか――代表性と再現性 知能検査は役に立つか――診断力と予測力 3 性格検査というもの 類型論と特性論 質問紙による性格検査の作り方 投影法と作業検査法による性格検査 性格検査の有効性 4 質問の時間 3章 心理学は常識的なことばかり? 1 心のことなんて,もう知ってる? 2 心理学は何を研究するの? 意識と内観 心理実験――錯視を例に 心に代わって「行動」を研究する 無意識の存在と防衛機制 3 心理学の理論と方法って? 意識だけでは心のしくみはわからない 心理学では理論とデータが大切 学習意欲の出なくなったM君をどう理解するか 4 質問の時間 4章 心理学を学びたい人に 1 心理学にはどんな分野があるの? 2 心理学を学ぶには(1)――本を読む 3 心理学を学ぶには(2)――大学に行く 4 心理学を生かせる仕事は?
心理学の定番入門書がそのままのコンパクトさで生まれ変わりました。「心理学の仕事」「研究法」「研究倫理」などのトピックが加わりいっそう社会に生きる心理学を感じられる内容に。ブックガイドも充実した心理学の必携書。公認心理師を目指す方にも。 序 章 心理学ってなんだ?──心理学の仕事とテーマ 第Ⅰ部 身近に感じる心理学 第1章 心理に関する支援を行う──臨床心理学 第2章 性格は変えられるか──性格と個人差の心理学 第Ⅱ部 心理学で日常生活を読み解く 第3章 身近な人や社会との関係──社会的行動の心理学 第4章 人が生まれてから死ぬまで──発達心理学 第5章 心を測る──心理学的アセスメント 第Ⅲ部 心理学のコアな原理 第6章 世界をどうとらえるか──知覚・認知・記憶の心理学 第7章 あなたはなぜそのように行動するのか──行動と学習の心理学 第Ⅳ部 心理学の歴史と方法 第8章 心はどう探究されてきたか──心理学の歴史 第9章 データから心を探る──心理学の研究法
ロジャーズの生涯,クライエント中心療法の全体像をつかめる好評の新書をリニューアル。PCAの新しい動向をふまえて章を追加。 ロジャーズの生涯,クライエント中心療法の全体像と核心をつかめる入門書として,最適。ロジャーズの死後20年以上が経過した今明らかになった,より多面的なロジャーズの人間像や,PCAの最新動向等,初版刊行後約30年間の研究をふまえて新版化。 第1章 ロジャーズの生涯と思想 第2章 非指示的療法 第3章 クライエント中心療法 第4章 ロジャーズのパーソナリティ理論 第5章 クライエント中心療法の研究 第6章 エンカウンター・グループとPCA 第7章 クライエント中心療法の理論的・実践的な展開 第8章 クライエント中心療法近縁の心理療法 ロジャーズ年表/ロジャーズ主要著作一覧
わが国における最初の本格的な心理療法の効果研究のほか、精神分裂病者の治療の事例報告を初めて行った論考まで、事例研究へと研究活動の重心を移す以前の法則定立的な研究のなかから、後世に遺すべき代表的な5本の論文を収める。 1 心理療法による治療効果の測定に関する研究 序論 従来の研究の概観 研究方法と手続き 結果の整理及び考察 綜括 2 人格心理学におけるひとつの問題 1. 序論 2.1 心理学的自己への接近─その歴史 2.2 ジェームズの自己(Self: I and me) 2.3 精神分析学における自我(Ego) 2.4 分析学における自我論への批判 3.1 自己への現象学的接近 3.2 現象的自己の特性 3.3 現象的自己についての資料 3.4 現象的自己理論についての諸問題 3 TAT 序論 A. Murrayにおける欲求圧力理論 TAT物語の理解の問題点 TAT解釈の仮説 TAT解釈の実際 結語 4 精神分裂病者との治療関係の研究 序論 1 本研究の意味 2 本研究の方法及び資料の展望 3 治療関係内の分裂病者の行動 4 分裂病者との治療関係における治療者の問題とその行動 要約 5 展望 精神分裂病者に対する心理学的接近:序論 1 序 2 代表的な研究者による心理学的接近 3 精神分裂病患者の認知の研究 4 精神分裂病者の予後の研究 5 精神分裂病者に対する心理療法の試み(事例研究) 6 むすび 解説 近藤邦夫(東京大学名誉教授)
今に生きる古典理論から現代に必要な知識・方法までをコンパクトに解説。異なるアプローチを比較しながら学べる新時代の入門書。 そのセラピーが基づいている理論とは?その理論はどのような人間観をもっているのか?今に生きる古典理論から現代に必要な知識・方法までをわかりやすくコンパクトにまとめた。異なるアプローチを比較しながら学べるつくりで,それぞれの特長と限界がわかる。 序 章 臨床心理学と社会 第Ⅰ部 臨床心理学の理論 第1章 臨床心理学とは何か─歴史とその広がり 第2章 心理的問題の理解と方法─心理アセスメント 第3章 精神力動アプローチ①─学問の発展とそれを支えた研究者たち 第4章 精神力動アプローチ②─臨床の実際 第5章 ヒューマニスティックアプローチ①─学問の発展とそれを支えた研究者たち 第6章 ヒューマニスティックアプローチ②─臨床の実際 第7章 認知行動アプローチ①─学問の発展とそれを支えた研究者たち 第8章 認知行動アプローチ②─臨床の実際 第9章 統合的アプローチ 第Ⅱ部 臨床心理学の実際 第10章 セラピーを行う─アプローチの比較 第11章 臨床心理学の研究─効果研究の変遷と発展 第12章 臨床家の訓練と成長
最近「認知バイアス」という言葉が注目を集めています。認知バイアスとは,私たちの誰もがもつ「思考の偏り」や,「考え方のクセ」のことです。私たちの毎日の行動は,無意識のうちに認知バイアスの影響を受けています。 たとえば,限定品と書かれると,それまで欲しくなかった商品もつい買いたくなってしまいませんか? これは「希少性バイアス」という認知バイアスの一種です。また,災害で危険がせまっているのに「まだ大丈夫」と思いこんでしまうのも,「正常性バイアス」というものです。私たちは,さまざまな心のクセによって,合理的でない判断や行動をしているのです。 本書では,さまざまな認知バイアスについて,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。認知バイアスについて知れば,思いこみや偏見のない判断ができ,日々の生活や人間関係の役に立つにちがいありません! 認知バイアスの世界をお楽しみください! 1時間目:誰の心にもひそむ考え方のクセ STEP1. 知覚と認識のバイアス 認知バイアスって何? 脳がつくりだす「見えている」世界 人は「目の前の変化」を見落とす A型の人が几帳面に見えるのはなぜ? 単純なのにまちがえる「2-4-6課題」 占いの結果は誰にでもあてはまる? 「成功から学ぶ」だけでは見落としがある STEP2. さまざまな問題につながる認知のゆがみ 悪いことがおきた人は「悪い人」なのか 自分の不幸は「社会のせい」ではない? 他人の失敗は実力のせい? 人は無意識に自分を正当化する 慣習や知識が「ちがう使い方」を見えなくする 2時間目:思わぬ危機をまねく思いこみや先入観 STEP1. 悪い状況なのに変えたくない心理 「まだそれほど危険じゃない」には要注意 ! 損切りできない「サンクコスト効果」 失敗を恐れ挑戦を避ける「現状維持バイアス」 聞き方次第で答えが変わる「フレーミング効果」 STEP2. 想像以上に変化しやすい私たちの記憶 「後出し」で記憶を修正する 記憶は言葉一つで,簡単に変わってしまう 後からつくられる「過誤記憶」の恐ろしさ 人は「中断されたこと」をより覚えている 3時間目:知っておきたい判断と行動のバイアス STEP1. 言葉や情報に影響される「判断」 「○○について考えるな」と言われると……? 「協力」より「競争」と考えるのはなぜか レアものや限定品がほしくなるワケ 具体的な数字を示されると,それが基準になる STEP2. 「好き」と思う意外な理由 ドキドキするのは「つり橋が揺れる」から? 「何度も見る」と好きになるのはなぜ? 誤った情報でも,くりかえし接すると……? STEP3. 思いこみやイメージで変わる「行動」 人は「イメージ」で評価しがち 確率が低いのに「もっともらしい」ほうを選ぶ理由 期待されると,成績はほんとうに上がる? 手間ひまかけると「同じモノ」でも価値が上がる 偽薬でも症状が改善する「プラセボ効果」 4時間目:無意識が影響する集団と人間関係 STEP1. 正しいと思っているのは自分だけ? 認識をゆがめる「固定概念」 他人は思ったより「あなた」に興味がない? あなたの気持ち,意外と見抜かれていないかも 自分だけは「偏向報道」の影響を受けていない? 思いだしやすいものが「実際に多い」とは限らない STEP2. 要注意! 対人関係が悪化する論法 相手が攻撃しているのは「わら人形」かもしれない 人格攻撃にも利用される「お前だって論法」 同じことをいっているだけなのに,なぜか説得される 白か黒かだけではない「二分法の誤謬」 STEP3. 「集団」が生みだすさまざまな心理 自分が属さない集団の人は,みな同じに見える 自国チームの勝利は実力,相手チームの勝利は運? 他者の行動に合わせたくなるのはなぜか 集団の意見に合わせてしまう理由 少数でも「一貫した人」には合わせることがある STEP4. 集団ならではの「便乗」と「無責任」 勝ち馬に乗って,自分も勝者になりたい ! 権威のある人には無条件にしたがってしまう!? 人がたくさんいると「傍観者」になる? 集団だと極端な結論がみちびかれやすい なぜ誰も望んでいない旅行に出かけたのか 5時間目:数字にまつわる思いこみや勘ちがい STEP1. 直感とことなる「確率」や「統計」 5回連続で黒が出たら,次は赤の確率が高い? 選択を変えたほうが確率が上がる!? 「精度99%の検査で陽性」のほんとうの意味とは ビールが売れると水難事故が増える? 「全体」と「部分」でことなる結論になる
内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程をたどる。ユング思想の全体を浮かびあがらせる絶好の入門書。 集合的無意識の概念を紹介し、個性化過程の考えを打ちだし、ユング心理学の基礎を築き上げた初期代表作。内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程を個々の例を挙げながら分りやすく説くという点で、ユング思想の全体像を浮かびあがらせる入門書。 第一部 意識におよぼす無意識の諸作用 第一章 個人的無意識と集合的無意識 第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象 第三章 集合的心の一部としてのペルソナ 第四章 集合的心からの個性解放の試み A ペルソナの退行的復元 B 集合的心との同一化 第二部 個性化 第一章 無意識の機能 第二章 アニマとアニムス 第三章 自我と無意識の諸形象とを区別する技術 第四章 マナ=人格 訳者解説 無意識とユング
自分の言葉で心理学を思考し、心を観察し、今そこにある問題を考える。簡潔な文章と多彩なイラストでヒトの心の不可解に迫る入門書 簡潔な文章と多彩なイラストで一読である程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。入門書に最適。 読むだけである程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。教科書としてだけではなく一般書としても読み応え十分。一読すれば、いまそこにある心の問題が見えてくる。 はじめに 心理学を学ぶ喜びと意義 1章 荒川歩 心理学とは:心理学に何を期待するのか? コラム1 フェヒナーの精神物理学と感覚の尺度化 2章 三星宗雄・荒川歩 知覚:人の目はカメラとどう違うのか? コラム2 騒色公害の系譜とその解決 3章 三星宗雄・荒川歩 知覚の障害:私たちに見える世界は共通か? コラム3 ユニバーサルデザインとカラーユニバーサルデザイン 4章 浅井千絵 記憶と学習:人はどのように学ぶのか? コラム4 感情と色彩 5章 浅井千絵 認知:人はどのように世界を理解するのか? コラム5 絵画・デザイン制作の認知科学 6章 荒川歩 感情:感情は何のためにあるのか? コラム6 無意識 7章 荒川歩 自己:私はどこにあるのか? コラム7 アイデンティティ拡散と回復 8章 荒川歩・河野直子 発達:それぞれの年代において人はどんな課題とむきあうか? コラム8 子どもの絵の発達 コラム9 氏か育ちか、氏も育ちも 9章 遠藤架児 発達の障害:障害なのか? 個性なのか? コラム10 サヴァン症候群 10章 桂 瑠以 性格と社会的認知:何が人の性格や態度を決めるのか? コラム11 心理(性格)検査って何? 11章 桂 瑠以 人間関係 : 人と人とは、どう関わるか? コラム12 コミュニケーションメディアの使い分け 12章 桂 瑠以 社会的影響と集団:集団はどのような影響を及ぼすか? コラム13 商品開発と心理学 コラム14 広告と心理学 13章 河野直子・荒川歩 心と脳:心はどのような脳内メカニズムに支えられているか? コラム15 心とからだ コラム16 アフォーダンス 14章 河野直子・尾崎紀夫 病理:精神疾患とどう付き合っていくか? コラム17 病跡学:作品や人物を精神病理で理解する コラム18 芸術療法:アートと心理学のもう1つの関係 引用文献 索引
心理療法の治療要因を突き詰めていくと,「共通要因」と「治療外要因」の存在が7割を占めると言われている。──この本は,そんなさまざまな心理療法に共通する治療要因を賦活させ,その後,治療外要因を増強させる戦略をもった臨床心理アプローチ「改訂スリー・ステップス・モデル」の理論と方法をまとめたものである。 2011年の東日本震災以降,編著者らは,被災者の悲嘆やトラウマ反応にこころを痛め,その中で生まれたのがスリー・ステップス・モデルで,多くの臨床家が実践でき,短期間で効果のあるアプローチであったという。その後,森田正馬の「自然回復」などの考えも取り入れ,トラウマ反応だけではなく,さまざまなこころの問題に対処できるよう磨かれたのが,改訂モデルである。 「改訂スリー・ステップス・モデル」は,アプローチの種類を問わず多くの心理療法家も実践できるものであり,この本に,そのABCがだれでもわかりやすくまとめられている。多くの臨床家にとって必読の一冊である。 第1章 心理療法の効果要因 二本松直人 第2章 改訂スリー・ステップス・モデル 若島孔文・鴨志田冴子・二本松直人 第3章 2nd stepに関する研究 小岩広平 第4章 3rd step介入 鴨志田冴子・二本松直人・若島孔文 第5章 実践とディスカッションを通じた接近 小林 智 第6章 シングル・セッション・ソリューション(3S:スリーエス)と改訂スリー・ステップス・モデル 二本松直人・鴨志田冴子・若島孔文 第7章 子どもを対象にした改訂スリー・ステップス・モデルの実践 浅井このみ・浅井継悟 第8章 1st stepを重視した改訂スリー・ステップス・モデルの実践 戸田さやか 第9章 家族療法の実践と改訂スリー・ステップス・モデル 平泉 拓・鴨志田冴子 第10章 改訂スリー・ステップス・モデルに基づき実施した“休息”介入の試みが効果的であった事例 春山蘭乃・内山彩香
「認識」について,実験の醍醐味に触れながら,基礎的な内容から新しい知見までをカバーした,コンパクトで読みやすい入門書。 人間は世界をどのように認識しているのか。当たり前になしえている「認識」の背後にからみ合う複雑な営みを,1つ1つ解き明かしていく実証的・科学的手法の醍醐味を堪能してほしい。初版刊行後の新しい知見も盛り込んだ,コンパクトで読みやすい入門書。 第1章 認知心理学の誕生と変貌――情報工学から機能的生物学へ=道又 爾 第2章 知覚の基礎――環境とのファーストコンタクト=北〓崎充晃 第3章 高次の知覚――見ることから理解することへ=道又 爾 第4章 注 意――情報の選択と資源の集中=大久保街亜・道又 爾 第5章 表 象――こころの中身,その形式=大久保街亜 第6章 記 憶――過去・現在・未来の自己をつなぐ=今井久登 第7章 言 語――成長する心の辞書システム=山川恵子 第8章 問題解決と推論――普遍性と領域固有性の間で=黒沢 学
「経済からのアプローチ」、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。 「経済からのアプローチ」、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。心理学の知識がなくても読みやすく、幅広い読者におすすめできる1冊。教科書にも最適。 意思決定研究の基礎はこれで学べる! 行動経済学を生み、医療や科学技術のリスコミにも欠かせないリスクと意思決定の基礎知識が満載! 好評入門書の第3版! ▼学界で好評を得た「行動的意思決定」の入門書を10年ぶりに改版! 「意思決定とリスク」に関わる概念・理論についての心理学的知見の蓄積と最新の動向をいち早く紹介した入門書の第3版。行動経済学やリスクコミュニケーションが注目される今、「経済からのアプローチ」をはじめ、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。心理学の知識がなくても読みやすく、幅広い読者におすすめできる1冊。教科書にも最適。 はじめに 改訂版によせて 第3版刊行にあたって 第Ⅰ章 意思決定、不確実性と心理学 Ⅰ―1 意思決定とは Ⅰ―2 ギャンブルと不確実性 Ⅰ―3 事故・災害、環境問題のリスク Ⅰ―4 医療意思決定、その他領域での展開 Ⅰ―5 集団での行動、意思決定と生産性 Ⅰ―6 リスクと不確実性、曖昧性 Ⅰ―7 曖昧さは嫌われる? 第Ⅱ章 認知からのアプローチ Ⅱ―1 不確実性下での意思決定と期待効用 Ⅱ―2 経済学における意思決定(1)効用逓減と期待効用理論 Ⅱ―3 経済学における意思決定(2)期待効用理論の侵犯 Ⅱ―4 代表性ヒューリスティック(1) Ⅱ―5 代表性ヒューリスティック(2)基準比率の無視 Ⅱ―6 利用可能性ヒューリスティック Ⅱ―7 係留と調整ヒューリスティック Ⅱ―8 感情ヒューリスティック、適応的ヒューリスティック Ⅱ―9 枠組み効果 Ⅱ―10 プロスペクト理論 Ⅱ―11 意思決定の二重過程モデル Ⅱ―12 ヒューリスティックス&バイアス研究への批判 Ⅱ―13 その他の認知的意思決定理論 第Ⅲ章 知覚からのアプローチ Ⅲ―1 ランダムネスの知覚と生成 Ⅲ―2 共変関係の知覚 Ⅲ―3 錯誤相関 Ⅲ―4 原因帰属理論 Ⅲ―5 制御幻想 Ⅲ―6 抑うつのリアリズム Ⅲ―7 自信過剰 第Ⅳ章 感情・直観からのアプローチ Ⅳ―1 感情が判断や意思決定に与える影響 Ⅳ―2 ストレスと意思決定 Ⅳ―3 決定後の心理:認知的不協和の低減 Ⅳ―4 単純接触効果 Ⅳ―5 選択と理由 Ⅳ―6 後悔 Ⅳ―7 予測と経験 第Ⅴ章 行動からのアプローチ Ⅴ―1 動物の選択行動 Ⅴ―2 迷信行動とギャンブル行動 Ⅴ―3 動物行動研究から見た遅延割引 Ⅴ―4 自己制御(セルフコントロール)と衝動性 Ⅴ―5 ヒトの価値割引研究への展開 Ⅴ―6 選択行動研究とマッチングの法則 Ⅴ―7 行動生態学 第Ⅵ章 社会からのアプローチ Ⅵ―1 集団の影響 Ⅵ―2 集団の問題解決 Ⅵ―3 集団の意思決定と合議(1) Ⅵ―4 集団の意思決定と合議(2) Ⅵ―5 集団の意思決定と合議(3)集合知 Ⅵ―6 リスク心理研究(1) Ⅵ―7 リスク心理研究(2)リスクコミュニケーション Ⅵ―8 科学情報のコミュニケーション Ⅵ―9 リスクリテラシー 第Ⅶ章 経済からのアプローチ Ⅶ―1 行動経済学(1)需要供給分析 Ⅶ―2 行動経済学(2)無差別曲線分析 Ⅶ―3 心の会計とサンクコスト効果 Ⅶ―4 保有効果と現状維持バイアス Ⅶ―5 行動ファイナンス Ⅶ―6 神経経済学 引用文献一覧 索 引 BOX 目次 ( )内は執筆者 1 Blue seven 現象(坂上) 2 選択肢は多いほどよいか?(山田) 3 平均への回帰(増田) 4 様々な合理性の見解(広田) 5 マーフィーの法則を科学する(増田) 6 好物は後で? 上昇選好(井垣) 7 終わり良ければすべてよし? ピーク・エンドの法則(井垣) 8 競合分割効果(広田) 9 時間と意思決定(広田) 10 飛行爆弾は狙って打ち込まれたか?(増田) 11 読みやすい名前は好かれる?(森) 12 最高を求めると不幸になる?(森) 13 誠意のコスト(森) 14 自己制御の技術(坂上) 15 動物も不公平を嫌う?(石井) 16 ただ乗り問題と共有地の悲劇 社会的ジレンマ(広田) 17 1円はどこへ消えた?(広田) 18 「直観」が全てを知っている?! 現実場面での意思決定(三田地) 19 デフォルト(山田) 20 貨幣錯覚(井垣) 21 ソマティックマーカー仮説(石井)
論文の読み方入門書。『心理学論文の書き方』の姉妹篇。論文読破に必要となる概説的な知識や論文の形式・ルールをやさしく解説。 「書く」のためには,まずは「読む」ことから!『心理学論文の書き方』の姉妹篇。論文を読むことは学問という知的な世界を旅することである。論文読破に必要となる概説的な知識や形式・ルールをやさしい筆致でコンパクトにまとめた,論文ビギナー必携の入門書。 プロローグ 論文を読もうとする人に Step1 論文を読む前に 第1章 なぜ論文を読むのか 第2章 論文の作法を知る 第3章 読む前に大切なこと Step2 論文を読む 第4章 論文の構造をつかむ 第5章 いろいろな読み方を試してみる 第6章 読むときに役立つこと 第7章 図表を読む 第8章 統計の結果を読む 第9章 読んだ後にすべきこと 第10章 英語論文を読む 第11章 論文を探すコツ エピローグ 論文の読み方を極める
理解を促し楽しく学べる工夫が満載。基礎から応用まで心理学の世界の考え方・理論のエッセンスをコンパクトに解説。 誰もがもつ素朴な疑問から読み進められる構成で,WHITEBOARDやPOINTツール等,読んで・見て・考えながら学べる工夫が満載。基礎~応用まで広い心理学の世界を概観でき,それぞれの考え方・理論のエッセンスがつまったコンパクトな入門テキスト。 序 章 心は目に見えない─計量心理学 第1部 さまざまな心のとらえ方 第1章 目は心の一部である─知覚心理学 第2章 心は見えないが行動は見える ─学習心理学 第3章 ヒトの心の特徴 ─進化心理学 第4章 心は脳のどこにあるのか ─神経心理学 第5章 それぞれの人にそれぞれの心 ─個人差心理学 第2部 さまざまな心のメカニズム 第6章 心は機械で置き換えられるのか ─認知心理学 第7章 ヒトは白紙で生まれてくるのか ─発達心理学 第8章 感情はどのような役割を果たしているのか─感情心理学 第9章 いい人? 悪い人?─社会心理学 第3部 心の問題のとらえ方 第10章 なんだかいやな気持ち─ストレスと心の病気 第11章 発達の偏りと多様性─発達障害 第12章 心の問題へのアプローチ ─アセスメントと支援
これまでの心理学は、とかく人間の欠けているところ、できない部分に注目してそれを克服することに着目しがちでしたが、これからは人間のポジティブな側面にもっと注目し、人間の本来もつ強さを引き出すことによって個人や社会を支えるような学問を目指すべきだ、とする考え方が生まれています。本書は、スポーツ心理学、健康心理学に、新たに確立してきたポジティブ心理学をあわせて、積極的な人生追求のためのこころのサイエンスの最前線を紹介する入門書です。 目次 ●もくじ はじめに 第1部 スポーツ心理学 中込四郎 1‐1 スポーツ心理学 スポーツと心理学が出会う 1‐2 タレント発掘 早期トレーニングの功と罪 1‐3 青年期とスポーツ スポーツで「自己」を体験する 1‐4 アスリートのパーソナリティ スポーツによってパーソナリティをつくる 1‐5 こころの強化 スポーツメンタルトレーニングの今 1‐6 ピークパフォーマンス 実力発揮につながる心理的世界を知る 1‐7 積極的思考 弱気から強気に変える 1‐8 イメージトレーニング イメージをうまく活用する 1‐9 スポーツ・モニタリング・トレーニング こころと体の動きを知る 1‐10 ソーシャルサポート まわりの人的資源を活用する 1‐11 スランプ いくらやっても上達しない 1‐12 アスリートの燃え尽き 努力する割には報われない 1‐13 心因性動作失調 こころが動きを縛る 1‐14 スポーツセラピー スポーツでこころを癒やす 1‐15 運動の継続 運動の継続を妨げるもの 第2部 健康心理学 石崎一記 2‐1 健 康 心身ともにその人らしくいること 2‐2 健康心理学 健康をこころと体の結びつきの面から科学する 2‐3 健康の査定 健康ってはかれるの? 2‐4 生涯発達 一生変化し続けるもの 2‐5 QOL 人生の質、生活の質 2‐6 生きがい 生きる意味が感じられること 2‐7 ストレス ストレスって本当に悪いもの? 2‐8 ストレス・コーピング ストレスとの上手な付き合い方 2‐9 感 情 人を心底から動かすもの 2‐10 グループと自然の癒やし効果 人や自然と関わることで健康づくり 第3部 ポジティブ心理学 外山美樹 3‐1 ポジティブ心理学とは 人間のもつ「強さ」から考える 3‐2 学習性無力感 説明スタイルの違いから謎を解く 3‐3 楽観主義 自分の将来を楽観的に考える 3‐4 悲観主義ネガティブ思考のポジティブなパワー 3‐5 フロー経験 夢中になる 3‐6 目 標 自分の未来を導く 3‐7 自尊感情 揺れ動く自己 3‐8 認知的複雑性 物事を多面的に見る能力 3‐9 ネガティブ感情とポジティブ感情 感情の凹凸 3‐10 笑 い 人は幸福だから笑うのではない 3‐11 気晴らし 気晴らしにもコツがいる 3‐12 自己開示 こころをオープンにすると健康になる? 3‐13 アサーション 自己表現によってよりよい人間関係を築く 3‐14 ハーディネス ストレスに強い性格とは 3‐15 認知療法 考え方の癖を見ぬく 人名索引 事項索引 文 献
メールや手紙など、文章をやり取りするカウンセリング。その特徴や強み、実践上の工夫を文例とともに解説。遠隔心理支援でも使える メールやチャットなど、まとまった文章(テキスト)を継時的にやり取りするカウンセリングを概説した書。その特徴や強みを把握して活用できるよう、理論編と6つの事例で構成。相談現場でも、クライエントと何らかの手続き等をテキストによってやり取りすることが増えているいま、SNSカウンセリングや遠隔心理支援などでの返信時にもヒントとなる文例や情報を紹介。対面のみではないカウンリングの可能性の拡がりを、つかみ取ることができる。 はじめに [杉原保史] 第Ⅰ部 理論編 Chapter 1 テキスト・カウンセリングとは [杉原保史] 1.テキスト・カウンセリングとは 2.文字によるコミュニケーション 3.伝統的なカウンセリングのなかの「書く技法」 4.自助本による介入(読書療法) 5.テキストカウンセリングの特徴 6.テキストによるコミュニケーションの弱みを補う工夫 7.テキストカウンセリングにおけるメッセージの受けとめ Chapter 2 治療的な文章表現の工夫 [杉原保史] 1.テキストカウンセリングのおける文章表現 2.言い回しの効果 3.言葉選びの工夫 4.メタメッセージ 5.相談にあたっての不安への配慮 6.非難のメタメッセージを避ける 7.クライエントは合理的な存在 8.まず額面どおりに受けとる 9.「なぜ」より「いつ」「何が」 10.問題よりも背後のニードを言葉に 11.変化に開かれた言葉を使う Column――ちょっとした言葉の工夫──その1 12.クライエントが環境に問題があると捉えていたら 13.責任を軽くする記述の仕方 14.葛藤の両面を穏やかに抱える Column――ちょっとした言葉の工夫──その2 15.アドバイスをクライエント自身の考えとして記述する 16.防衛を一時的に支持する Column――ちょっとした言葉の工夫──その3 17.おわりに Chapter 3 テキストカウンセリングの基本プロセス[長村明子] 1.はじめに──クライエントの言葉から 2.テキストカウンセリングに求められる基本スキル 3.テキストカウンセリング表現集 4.対応が難しい状況について 5.まとめ 第Ⅱ部 事例編 Case A パワハラと見なされた悔しさ――60代男性,会社員 [本田山郁子] Column――1回の返信にどれだけの内容を盛り込む? [杉原保史] Case B 仕事も人間関係もうまくいかない――30代女性,パート社員 [辻田奈保子] Column――文体について [杉原保史] Case C 我が子を愛したい――30代女性,専業主婦 [門田竜乃輔] Column――曖昧表現を使うべきところと避けるべきところ [杉原保史] Case D 就職活動に始まる負の連鎖――20代男性,大学4年生 [磯貝麻由] Column――外部サイトにある情報をリンクで活用 [杉原保史] Case E 自分の気持ちが分からないことへの戸惑い――10代男性,大学生 [野口多香子] Column――ビジネスの文章とプライベートな文章──親密性と冗長性 [杉原保史] Case F 家に縛られた人生――20代男性,会社員 [杉原保史] あとがき [原田陸]
読むとはこと。書くとはこと。認知心理学の知見を解きほぐして、文章と心の関係に迫る。 文章を読み書きする時,頭の中では何がおこっているのか。読む・書く時の心のしくみについて知り,どうやって読む・書く力をつけたらよいのかを考える。従来のハウツー本とは違い,読み書きの知識が自然に身につけられる。 読むとはこと。書くとはこと。 認知心理学の知見を解きほぐして、文章と心の関係に迫る。 題名をみて「国語の参考書か入試攻略本かな」と思う人がいるかもしれない。本書は,文章を読んだり書いたりする時に,頭の中で何がおこっているのか,読む・書く時の心のしくみについて知ってもらうための本である。この本を読むことで読む時書く時に,自分の心を見つめるまなざしが変わってくるはずだ。 序章 読者のみなさんに伝えたいこと 「読むこと」「書くこと」のしくみを理解し読み書きの楽しさを知ろう ・今からでも遅くない読解力と作文力アップ ・しくみをわかる ・心の中に辞書がある ・読むことは対面交通 ・この本の構成 1章 読むことはつなぐこと 1 文から文章へとつなぐ ・分けるとつなぐ ・読みは組み立て作業か? 2 文を読むためのルール ・知識が決め手 ・読んだことを活用する ・推測のルールみつけ ・ルールで学ぶ単語と漢字 3 文をつなぐ推論をしよう ・さまざまな橋渡し ・つなぐことのむずかしさ 4 埋め込まれた手がかりに注意しよう ・シグナルとしての接続詞 ・挿し絵や図のはたらき 5 文章構造の知識を使う ・予想を導く ・まとまりを与える 6 読むことのコツ ・読みの方略 ・要約の作り方 2章 理解を確かめる 1 自分の理解を評価する ・理解をチェック ・評価の観点 ・わかったつもりが邪魔をする 2 批判的読みをマスターする ・疑う者は救われる ・批判的読みを助けるモデル ・別の視点がないかを考えよう ・手がかりの言葉に目をつける ・多様な解釈にも正誤がある 3章 書くことは気づくこと 1 作文の過程とは ・書くという問題解決 ・書く過程を解剖する ・行ったり来たりの過程 2 プラニングのコツ ・プラニングのスタイル ・書き出しで悩まない ・道具の活用 ・具体的な表現選び 3 推敲は診断 ・推敲の達人 ・ズレを感じたら原因を診断しよう ・人にうまく頼る 終章 「読み方上手」「書き方上手」になろう ・この本を読み終えるにあたって ・「苦手よ,さらば」 ・3つの「変える」
大学で心理学を学ぶということ 心理の仕事 社会人入学を考えているあなたへ 心理学って何だろう? 心理学者ってどんな人? 心理学は科学なの,哲学なの,医学なの? 心理学を学ぶとどうなるの? 心理学を学ぶにはどうしたらいいの Webで学ぶ心理学 本で学ぶ心理学:どんな本を読めばよいのだろう?
◆第1巻の特徴◆ 鮮度の高い事例や普遍的なハウツーを盛り込みながら,どの研究法にも共通する基盤的知識を解説。研究倫理も手厚く扱う。実証に基づく科学としての心理学が「なるほど!」と理解できて,もっと研究したくなる入門書。 第1部では,心理学研究に着手する技能や技術を身につけるにあたって,最低限知っておきたい知識を解説。第2部では,心理学研究に必要な技能や技術についてのハウツーを述べる。効果量や検定力分析,ベイズ統計学の基本的考え方などについても鮮度高く解説。 第3部では,研究を「公表する」にあたって研究者が心がけるべき倫理について手厚く解説。仮説の後づけ(HARKing), p値ハッキング(p-hacking)など問題のある研究実践(QRPs)への警鐘をならし,モラル違反を抑止する策について述べる。 ◆第1巻 主なもくじ◆ 序章 心理学とは何か ―第1部 心理学を「研究する」ということ― 第1章 心理学のなりたち:心理学史 第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識 第3章 研究の準備:先行研究の探し方 ―第2部 心を「測定する」ということ― 第4章 研究の基礎:研究法概説 第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題 第6章 データの中身を知る:記述統計 第7章 データから対象を見通す:推測統計 ―第3部 研究を「公表する」ということ― 第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」 第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」 第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム 第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方 終章 よりよい心理学研究のために ◆◆◆『心理学ベーシック』全5巻-シリーズ監修 三浦 麻子-◆◆◆ 心のはたらきを科学的に見つめるまなざしを養い,「自らの手で研究すること」に力点をおいたシリーズ 第1巻 なるほど! 心理学研究法 三浦麻子 著 第2巻 なるほど! 心理学実験法 佐藤暢哉・小川洋和 著 第3巻 なるほど! 心理学調査法 大竹恵子 編著 第4巻 なるほど! 心理学観察法 佐藤 寛 編著 第5巻 なるほど! 心理学面接法 米山直樹・佐藤 寛 編著 ◆「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって(一部抜粋)◆ 「心理学を学ぶこと」をめぐる状況は,2015年に国家資格「公認心理師」の制度化が決まったことによって大きな岐路に立った。-略- しかしわれわれは,心理職としての現場での実践を有為なものとするためには,何よりもまず,心理学諸領域の基礎的な知見や理論を学び,それらをふまえて自らテーマを設定して研究を計画し,収集したデータを分析・考察するという一連の科学的実証手続きを遂行するためのスキルとテクニックを習得することが必要だという強い確信をもっている。 「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって はしがき 序章 心理学とは何か 1節 心理学の定義 2節 心理学を研究することの難しさ 3節 心理学を研究することの面白さ ―第1部 心理学を「研究する」ということ― 第1章 心理学のなりたち:心理学史 1節 心理学と哲学 2節 心理学と医学 3節 心理学と生物学 4節 近代心理学の創始とその発展 5節 第二次大戦後の心理学 6節 日本の心理学 第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識 1節 概念的定義と操作的定義 2節 信頼性と妥当性 3節 相関と因果 4節 さまざまな変数 第3章 研究の準備:先行研究の探し方 1節 リサーチ・クエスチョン 2節 巨人の肩の上に立つということ 3節 先行研究レビューの意義 4節 先行研究の収集法:概論 5節 心理学の研究論文に触れる 6節 心理学の研究テーマを知る 7節 さあ,歩きはじめよう ―第2部 心を「測定する」ということ― 第4章 研究の基礎:研究法概説 1節 実験法 2節 調査法 3節 観察法 4節 面接法 第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題 1節 参加者効果 2節 実験者効果 3節 努力の最小限化 4節 生態学的妥当性との両立 第6章 データの中身を知る:記述統計 1節 数値データの利点 2節 尺度 3節 記述統計 第7章 データから対象を見通す:推測統計 1節 推測統計とは 2節 標本抽出に伴う結果の変動 3節 統計的仮説検定 4節 統計的仮説検定における2種類の誤り 5節 効果量と検定力分析 6節 ベイズ統計学の基本的考え方 ―第3部 研究を「公表する」ということ― 第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」 1節 エシックスの基本的な考え方 2節 最小限のコストやリスク 3節 説明責任 4節 個人情報・データの保護 5節 成文化されたエシックス 6節 倫理審査 第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」 1節 モラルとしての研究倫理 2節 研究者が陥るかもしれない「地獄」 3節 仮説の後づけ(HARKing) 4節 p値ハッキング(p-hacking) 5節 蔓延するQRPs 第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム 1節 研究結果の再現可能性 2節 心理学界で起こった問題 3節 システムの整備 4節 心理学研究の「パラダイムシフト」 第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方 1節 論文のアウトライン 2節 論文の文章表現 3節 図表 4節 全体的なチェック [付録] 心理科学実験実習 レポート作成 チェックリスト 終章 よりよい心理学研究のために 1節 「研究」するということ 2節 よい研究とは何か 3節 心理学研究への船出 引用文献/索 引
「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す実用的社会学。 全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本 「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位! NHK「おはよう日本」 日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん) TBS系列「林先生が驚く初耳学!」 朝日新聞「売れてる本」(武田砂鉄さん) 各メディアで紹介されて話題沸騰! ! 「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。 人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本! 友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。 「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。 これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。 【反響の声、ぞくぞく! 】 まずは目次を見てほしい。 友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。 この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。 人間関係とは何か。どうすればいいか。 カンタンで深い答えがここにあります。 齋藤孝さん(明治大学教授) わたしは、人付き合いが苦手。 でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。 多くの人が独りでいたいし、皆といたい…… そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。 壇蜜さん(タレント) 近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。 共感という幻想から自由になる方法。 刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。 茂木健一郎さん(脳科学者) 私たちは世間という幻想の中に住んでいる。 中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。 読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。 小島慶子さん(エッセイスト) かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。 だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。 本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。 これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。 宮台真司さん(社会学者) 『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。 南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号 お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか? 自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。 西研さん(哲学者) 第1章 人は一人では生きられない? 第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす 第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか 第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」 第5章 熱心さゆえの教育幻想 第6章 家族との関係と、大人になること 第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想 第8章 言葉によって自分を作り変える