【2023最新】「神経科学」のおすすめ本!人気ランキング
- 意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論
- あなたの知らない脳──意識は傍観者である (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-
- アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書
- 単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)
- これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
- 21世紀の脳科学 人生を豊かにする3つの「脳力」
- 脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)
- 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
NHKスペシャル『立花隆 臨死体験』出演の天才脳科学者、初の翻訳! 脳は意識を生み出すが、コンピューターは意識を生み出さない。では両者の違いはどこにあるのか。クリストフ・コッホが「意識に関して唯一、真に有望な基礎理論」と評した、意識の謎を解明するトノーニの「統合情報理論」を紹介。わくわくするようなエピソード満載でわかりやすく語られる脳科学の最先端、待望の翻訳! 【本書が挑む脳科学最前線の驚異の事例】 ・脳幹に傷を負い植物状態に見えるロックトイン症候群患者(映画「潜水服は蝶の夢を見るか」の主人公)。彼らの意識の有無はどう診断すればいいのか? ・麻酔薬を投与するとなぜ意識が失われるのか? 麻酔時に意識が醒めてしまうとどうなるのか(1000人に1人はそうなる) ・右脳と左脳をつなぐ脳梁を切断する(スプリットブレイン。てんかん治療で行われることがある)と、1つの脳のなかに意識が2つ生まれる!?
第1編 イントロダクション-エンジニアのための脳科学とは?(脳の構造から機能を探る ハードウェアとしての耳-耳の構造と人工内耳の発明 脳の予測機能-22個の電極が3万本の聴神経を代替できる理由) 第2編 神経細胞編(神経細胞とネットワーク-なぜ脳には"シワ"があるのか 神経信号の正体-神経細胞が電気で情報を伝える仕組み 神経細胞の情報処理メカニズムと神経インターフェイス-人間に五感をもたらす仕組み) 第3編 運動編(筋肉と骨格-生物の運動をつくり出す機構と制御 筋肉の制御回路-運動ニューロンによる身体の動作制御 脊髄-運動パターン生成器 大脳皮質のうんづ関連領野-階層的な運動制御 小脳-フィードバック誤差学習による身体モデル構築) 第4編 知覚編(おばあさん細胞仮説-脳の階層性がもたらす"概念"の形成 神経細胞の情報処理メカニズムと分散表現-神経細胞のチームプレーを可能にする脳内クロック 機能マップと神経ダーウィニズム-脳による学習のメカニズム 脳の省エネ戦略-自己組織化マップと深層学習による効率的な情報表現 脳をリバース・エンジニアリングしてみよう-脳の仕組みを、機能に結びつける) 第5編 芸術編(脳と芸術-脳は分布に反応する 好き嫌いの法則性-ヒトの"好み"に作用する進化の淘汰圧とドーパミン報酬信号 芸術の法則性と芸術家の芸風-芸術のエッセンスは脳への訴求力)
思考、感情、運動、聴覚、視覚、伝達、理解、そして記憶…。脳の8つのエリアが目覚める66のトレーニングメニュー。 1 脳を"理想の形"につくり変えよう! 2 思考系脳番地トレーニング 3 感情系脳番地トレーニング 4 伝達系脳番地トレーニング 5 理解系脳番地トレーニング 6 運動系脳番地トレーニング 7 聴覚系脳番地トレーニング 8 視覚系脳番地トレーニング 9 記憶系脳番地トレーニング
私とは何か、心はどこから生まれるのか。最新知見をもとに、脳の巧妙なシステムを縦横無尽に語り尽くしたベストセラーを新書化。 「心」はいかにして生み出されるのか? 最先端の脳科学を読み解くスリリングな講義。脳科学の深海へ一気にダイブ! ベストセラー『進化しすぎた脳』の著者が、母校で行った連続講義。私たちがふだん抱く「心」のイメージが、最新の研究によって次々と覆されていく──。「一番思い入れがあって、一番好きな本」と著者自らが語る知的興奮に満ちた一冊。 第一章 脳は私のことをホントに理解しているのか 第二章 脳は空から心を眺めている 第三章 脳はゆらいで自由をつくりあげる 第四章 脳はノイズから生命を生み出す
人間をソーシャル(社会的な)存在にしたのは3つの脳の力のおかげだった。最新の脳科学の知見をもとに、その仕組みを解き明かす。 あなたはまだ脳の本当の力を知らない 「つながる」「心を読む」「調和する」――人間(の脳)に与えられたこの3つの力こそ、人類発展のカギであり、私たちがより良くくらすためのヒントとなる。社会認知神経科学の第一人者が語る、脳研究の最前線。 (本書の主な内容) オフタイムにこそ脳が標準化される シーソーのように働くふたつの知性 群れで暮らすメリットとデメリット からだの痛みと失恋の痛み 前帯状皮質と「愛着行動」 利他主義――他者の幸せこそが自分の幸せ 相手の心を読むミラクルな心 自閉症の子どもたちの目に映る世界 他人のものだった“自己” パノプティコンな私たち なぜ、お金と幸せは関係がないのか 理想の生活は「大学寮」 成功するリーダーに最も必要なもの 第1部 進化と社会性 1 人間とはどんな生き物なのか? 2 「休憩タイム」の脳の働き 第2部 つながる脳 3 壊れたハートと折れた脚 4 公平さはチョコレートの甘い喜び 第3部 心を読む脳 5 メンタル・マジック・トリック 6 ミラー・ミラー 第4部 調和する脳 8 トロイの馬の自己 9 パノラマ的な自己抑制 第5部 もっと賢く、もっと幸せに、もっと充実した毎日を 10 ”つながり脳”で生きる 11 ”つながり脳”を仕事に活かす 12 ”つながり脳”を教育に活かす
『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』――(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』――(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評) 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか
「右脳派は創造的、左脳派は論理的」はウソ-知られざる驚愕の事実。 プロローグ1 ここまで見えてきた脳 プロローグ2 脳研究から見た自我や意識の正体とは? 第1章 脳の機能を知る 第2章 心の一生 第3章 脳と心の不思議 第4章 脳と心の病気 第5章 未来の脳と心 エピローグ1 脳と心を探る歴史 エピローグ2 脳のポテンシャルを開拓し次世代につなげる池谷脳創発プロジェクト
先生、切断したはずの腕が痛むんです――。脳の不思議なメカニズムとは? ●切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手 ●自分の体の一部を他人のものだと主張する患者 ●両親を本人と認めず、偽物だと主張する青年 ――など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに「脳の不思議な仕組みや働き」について考える。 「わくわくするほどおもしろい」脳の世界を、当代きっての神経科学者であり、幻肢の専門家である著者が、独自の切り口でわかりやすく読み解いてみせた、歴史に残る名著! 本書では、“脳の働きについていろいろな仮説を立て、それを立証するための実験をしているのだが、それはこうした症例が、「正常な心と脳の働きの原理を説明する事例であり、身体イメージや言語、笑い、夢などの解明に役立ち、自己の本質にかかわる問題に取り組む手がかりとなる」と考えているからだ。著者が提唱する仮説はどれも興味深いが、その一つに、左脳が一貫性のある信念体系(モデル)をつって現状維持をはかるのに対し、右脳は異常や矛盾を検出し、それがある閾値(いきち)に達するとモデル全体の改変を強行するという説がある。”……“いま脳の分野でいちばんホットなテーマといえば、いわゆる「脳のハードプロブレム」、意識をめぐる問題だろう。なかでもおもしろいのが、脳のニューロンの活動から、どのようにして「赤い」とか「冷たい」といった主観的世界の感覚が生まれるのかというクオリア問題だ(と私は思う)。著者は最終章の十二章で、それまでの章で紹介した症例や、実験結果や考察をまとめ、意識、クオリア、自己などについて言及している。”(本書・訳者あとがきより) わかりやすい語り口で、次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、その後の脳ブームの先駆けとなった現代科学の最先端を切り開いた話題作が、ついに文庫化! 解説:養老孟司 ●V・S・ラマチャンドラン:カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授および所長。また、ソーク研究所の兼任教授でもある。10代の頃に書いた論文が科学誌「ネイチャー」に掲載された気鋭の神経科学者。視覚や幻肢の研究で知られ、その研究内容が新聞やテレビで報道され大きな反響を呼んだ。 切断された手足がまだあると感じる。体の一部を他人のものだと主張する。両親を本人と認めず偽物だと主張する。著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手掛かりに、脳の仕組みや働きについて考える。 目次 序 はじめに 第1章 内なる幻 第2章 「どこをかけばいいかがわかる」 第3章 幻を追う 第4章 脳の中のゾンビ 第5章 ジェイムズ・サーバーの秘密の生活 第6章 鏡のむこうに 第7章 片手が鳴る音 第8章 存在の耐えられない類似 第9章 神と大脳辺縁系 第10章 笑い死にをした女性 第11章 「双子の一人がおなかに残っていました」 第12章 火星人は赤を見るか 訳者あとがき 文庫版に寄せて 解説 原註 参考文献
脳にAIを埋め込んだら何ができる?脳をネット接続したら世界はどう見える?脳とAI研究の融合で「人類の能力の限界」を突破する! 【松尾豊氏、絶賛!】 「脳とAIが融合する未来。怖いと感じるでしょうか、わくわくするでしょうか。 脳に知識をダウンロードできたら? 互いの脳をインターネットでつなぐことができたら? ――そんな未来が可能になりつつあることを、本書は垣間見せてくれます。 グローバルな科学技術の進展と、それが産業化するときのスピード。 それに対し、自分たちがどう考え、どう備えないといけないのか。そんなことをこの本は問いかけてくれます。 著者の人間と技術への愛と好奇心、そして洞察に満ちた、読後になぜか心が温かくなるような良書です。 科学技術、そして我々の社会の未来を考える人、必読です。」松尾豊(人工知能研究者、東京大学大学院教授) 脳と人工知能をつないで「脳を改造」したら、何が起こるのか? ・会話せずに相手に思っていることを伝えられる ・念じるだけでインターネット検索ができる ・睡眠を司る脳領域を刺激して、一瞬で深い眠りについたり目覚めたりできる ・食欲を司る脳領域を刺激して、苦労せずにダイエットできる ・脳の健康状態をAIがチェックして、うつになる前にメンテナンスしてくれる ・紫外線や赤外線が「見える」ようになる ・アインシュタインなど過去の偉人の"脳"を借りられる ・コンピュータ上に自分の脳を再現できる これは、SFの世界の話ではありません。 科学者たちが真剣に見据えている近未来なのです。 脳と人工知能の融合研究によって、 これまでは想像もできなかったような成果が次々と生まれ始めています。 計り知れない可能性を秘めた「脳」を持つ私たちは、 「身体」という物理的な制限から解放されるかもしれません。 二つの研究分野の最先端で、今何が起こっているのか。そして未来には何が起こるのか。 気鋭の脳研究者たちが「人類の限界」に挑む! ■目次 イントロダクション ――2XXX年の未来予測 第1章 脳とAI融合の「過去」 第2章 脳とAI融合の「現在」 第3章 脳とAI融合の「未来」
すべてが白黒に見える全色盲に陥った画家、激しいチックを起こすトゥレット症候群の外科医、「わたしは火星の人類学者のようだ」と漏らす自閉症の動物学者…脳神経科医サックスは、患者たちが抱える脳の病を単なる障害としては見ない。それらは揺るぎないアイデンティティと類まれな創造力の源なのだ。往診=交流を通じて、不可思議な人生を歩む彼らの姿を描か出し、人間存在の可能性を謳った驚きと感動の医学エッセイ。 色盲の画家 最後のヒッピー トゥレット症候群の外科医 「見えて」いても「見えない」 夢の風景 神童たち 火星の人類学者
100年人生をよりよく生きるために、脳を若く、健康に保つ10のルールを紹介。この本のルールを守れば、きっと人生が楽しくなる! ★前著『脳の力を100%活用するブレイン・ルール』が世界31言語に翻訳、50万部以上売れた著者による、「100年人生」を楽しく過ごすための、脳にいい生き方の本。 【本書の主な主張】 ■脳には非常に適応力があり、環境の変化に加え、自らの変化にも反応する ■脳は加齢によるシステムの崩壊を、自ら修復することができる ■若い世代とつきあおう。ストレスや不安が減り、うつ病にもなりにくい ■ダンスは運動になり、社会的交流を増やし、認知機能を高める ■老化に対して楽観的でいることは、脳に良い効果をもたらす ■65歳以上のアメリカ人の10人にひとりはアルツハイマー病を患っている ■カロリー制限は、睡眠と気分を改善し、エネルギー・レベルを高める 【本書で紹介されるルール】 ■ルール1 友だちを作ろう。友だちになってもらおう ・パーティに行く人ほどインフルエンザに強い ・あらゆる年齢層の友人を持つのが理想的 ・1日に15分の体のふれあいでも効果的 ■ルール3 マインドフルネスは脳を静めるだけでなく改善する ・長引くストレスは海馬を破壊する ・正しいマインドフルネスを選ぼう ・マインドフルネスは脳の配線を変える ■ルール8 思考を明晰にするために、十分な(しかし、長すぎない)睡眠をとろう ・ちょうどいい睡眠時間は6~8時間 ・眠るのに最適な気温は、およそ18℃ ・ベッドに入る4~6時間前の行動に注意する ■ルール10 引退は絶対にやめよう、そして、郷愁を大切にしよう ・理想的ライフスタイルを「ブルーゾーン」に学ぶ ・引退すると、うつ病になるリスクが40%高まる ・1日に3時間半以上本を読むと寿命が23%延びる 序章 科学的に証明された「100年脳トレ」 1 社交には驚きのプラス効果がある 第1章 すぐにダンスを始めよう 第2章 楽観的に、感謝を忘れず過ごそう 2 脳の劣化を抑えるための具体的方法 第3章 正しいマインドフルネス――最強のストレス対処法 第4章 記憶力を維持するには 第5章 テレビゲームは脳に効く――認知プロセスを鍛える 第6章 アルツハイマー病の(今わかっている)すべてを語ろう 3 体と脳の深いつながりを意識しよう 第7章 脳機能を高める食事と運動 第8章 思考をクリアに保つ睡眠習慣 4 脳に良いライフスタイルで過ごそう 第9章 なぜあの人の脳は衰えないのか 第10章 決して引退してはいけない
神経科学の大枠を理解でき、胸躍る知見に出会えると好評の世界的テキストが10年ぶりに大改訂。分子レベルの知識から高次脳機能まで ◆世界的に好評を博する神経科学テキスト、10年ぶりの大改訂! ◆特徴 ・神経科学の大枠や筋道を理解でき、多くの胸躍る新しい知見に出会える。 ・素晴らしくわかりやすいフルカラーイラストを随所に配し、内容を効果的に説明。 ・最新の分子レベルの知識から高次脳機能までを網羅。 ・ノーベル賞受賞者など、26人の世界トップクラスの科学者が、コラム「発見への道」を執筆。勤勉と忍耐、そして偶然と勘――発見するまでの息遣い、スリルを実感できる。 ◆対象 医学生、研修医、臨床医、リハビリ、理学、工学、心理学、企業マーケティング関係者など様々な分野で神経科学にかかわるすべての人へ ◆目次 第Ⅰ部 神経科学の基礎 第1章 神経科学入門―過去, 現在, そして未来 第2章 ニューロンとグリア 第3章 静止時のニューロン膜 第4章 活動電位 第5章 シナプス伝達 第6章 神経伝達物質 第7章 神経系の構造 付録:ヒトの神経解剖図譜 第Ⅱ部 感覚系と運動系 第8章 化学感覚系 第9章 末梢視覚系(眼) 第10章 中枢視覚系 第11章 聴覚と平衡感覚 第12章 体性感覚 第13章 脊髄による運動制御 第14章 脳による運動制御 第Ⅲ部 脳と行動 第15章 脳の行動の科学的制御 第16章 動機づけ 第17章 性と脳 第18章 脳と情動 第19章 脳のリズムと睡眠 第20章 言語 第21章 休んでいる脳, 注意, 意識 第22章 精神疾患 第Ⅳ部 変化する脳 第23章 脳の配線 第24章 記憶系 第25章 学習と記憶の分子メカニズム
科学のフロンティアである「意識」。そこでは、いかなる議論がなされているのか。本書は、意識の問題に取り組む研究者による最前線からのレポートだ。豊富な実験成果などを通して、人間の意識のかたちが見えてくるはずだ。
神経科学と行為との接続 ニューロリハビリテーションの原理 本書は著者が長い間、研究や教育の中で追究してきたテーマ、すなわち著者が敬愛するロシアの神経科学者アレクサンドル・ルリヤが提唱した「ロマンティック・リハビリテーション」への具体的な道筋をつくるための思考方法と、それを支える神経科学や認知心理学、発達科学などの知識の中でもリハビリテーションに直接関わるものを厳選して構成したものです。 さらに、著者らの研究グループによる数多くの研究成果が盛り込まれているのも、大きな特長です。 本書ではリハビリテーションの来るべき未来像を「ニューロリハビリテーション」とし、その実践のためには「人間の脳神経系の特質とは何か」「人間の喜怒哀楽とは何か」「人間同士のつながりとは何か」…常にこうしたいくつかの難しい問いかけを携えて進まなければならないことを提言します。 複雑をきわめる高次脳機能障害に対するリハビリテーション治療の中で、そうした複眼的な視点から人間の本質を探求する諸科学に関わる知識を活かしていくための手がかりや示唆が本書にはあふれています。 リハビリテーション科医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に好適なテキストです。 第1部 人間の高次脳機能 第1章 注意とワーキングメモリ 「注意する」ということ 日常生活における注意と神経ネットワーク 注意を説明するモデル 注意の種類 注意をブーストさせる覚醒・情動・報酬価値 空間参照枠と注意 空間におけるトップダウン注意とボトムアップ注意 ワーキングメモリ・システム 注意の複合システム 社会における注意システム 第2章 知覚とキネステーゼ 視床のマルチモダルな機能 視床の機能不全による多彩な臨床症状 視知覚に関連した情報処理の全体像 腹側視覚路における情報処理 背側視覚路における情報処理 能動的な体性感覚情報処理 触知覚の鮮明化と多感覚統合処理 腱振動刺激と運動錯覚 第3章 言語とコミュニケーション 言語とは 言語野の発見と情報処理モデル 大脳皮質のラテラリティと失語症の特徴 音声言語処理 語の認知と範疇化・概念化 文の理解と生成 言語の習得に関連する神経ネットワーク 身体的コミュニケーションとその神経基盤 共感と身体同調・運動共鳴 視点取得とメンタライジングネットワーク 二人称的神経科学とWe-mode 第4章 自己意識とディシジョンメイキング 「私」あるいは「自己」とは何か? 最小自己としての身体所有感 身体所有感の評価と神経基盤 身体所有感の生成メカニズム フルボディー錯覚とアバター化 行為主体感の概要と生成メカニズム 行為主体感の評価と神経基盤 この行為は誰が行ったものなのか? 社会生活の中での行為主体感 意思決定とは何か We-modeとしての共有意思決定へ 第2部 高次脳機能障害のニューロリハビリテーション 第5章 半側空間無視のニューロリハビリテーション 半側空間無視とは 視覚情報処理経路に基づく病態 半側空間無視と非空間性症状 半側空間無視の責任病巣およびネットワーク 自己中心空間の無視と物体中心空間の無視 半側空間無視の発現に関わる神経メカニズム 従来型のUSNに対する従来型臨床介入 ニューロモデュレーション技術の応用 病態メカニズムに応じた臨床意思決定のために 第6章 身体・病態失認のニューロリハビリテーション 身体失認あるいは病態失認とは 身体・病態失認のサブタイプ 身体・病態失認の責任病巣とそのネットワーク 身体・病態失認のメカニズム 身体・病態失認に対する評価 身体・病態失認に対するリハビリテーション 第7章 失行のニューロリハビリテーション 失行とは 失行のサブタイプ 失行の病巣とそのネットワーク 失行のメカニズム 失行に対する評価 失行に対するリハビリテーション
日本を取り巻く困難はより深いものになっており、私たちは先の見えない日常を送っている。だが、このようなときにこそ、人間の脳が持つ「挑戦」の素晴らしい能力が生きてくる。脳はオープンエンドなシステムであり、試験に直面したときにこそ新たな力を発揮するのだ。私たちの日常の中に「挑戦」は遍在している。人間は誰もが、経験したことのない新たな世界と出合い、自分の存在を確立しようと奮闘して生きている。困難さを力に変えて生きるために、私たちはどうすればよいのか?さまざまな事象をもとに論じる、著者渾身の書。 暗闇の中を手探りで歩く 発見の文法 「挑戦」の普遍性 非典型的な脳 誰でも人とつながりたい 偶然を必然とする 盲目の天才ピアニスト 欠損は必ずしも欠損とならず 脳は転んでもただでは起きない 笑いが挑戦を支える 日本人の「挑戦する脳」 アンチからオルタナティヴへ 挑戦しない脳 死に臨む脳 臨死体験 自由と主体 「自由」の空気を作る方法 地震の後で できない リヴァイアサン
脳は推論するシステムだ! 脳の多様な機能を統一的に説明する「自由エネルギー原理」。注目の理論を解説する。 脳は推論するシステムだ! 知覚、認知、運動、思考、意識──それぞれの仕組みの解明は進んできたが、それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった。神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し、単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した。注目の理論を解説する初の入門書。 まえがき 脳の構造 1 知 覚——脳は推論する 2 注 意——信号の精度を操る 3 運 動——制御理論の大転換 4 意思決定——二つの価値のバランス 5 感 情——内臓感覚の現れ 6 好奇心と洞察——仮説を巡らす脳 7 統合失調症と自閉症——精度制御との関わり 8 認知発達と進化、意識——自由エネルギー原理の可能性 あとがき 参考文献 付録 自由エネルギー原理の数理を垣間見る
著しく発展する脳神経科学の害を減らし、多くの恩恵を引き出すために必要な知識や心構えとは何か。氾濫する新しい知見のなかから事実を見きわめ、生活や社会に活かしていくために。 脳神経科学リテラシーに向けて 1 認知機能の脳神経科学(知覚:環境変化の見落としについて 記憶:偽記憶研究の現在と未来 自由意志:常識的な見方を問い直す 意思決定:薬物依存と意思決定の歪み 道徳:理性主義と感情主義 ほか) 2 脳神経科学と社会(マインド・リーディング:脳から人の心を読む ブレイン・マシン・インターフェイス:脳と機械を結びつける 精神疾患:心の病から脳の病へ スマートドラッグ:薬物によるエンハンスメント 教育:神経神話を問い直す ほか)
運動制御・感覚処理の理論と実験を中心に,計算論的神経科学の研究事例を多数紹介. 脳はいかにして複雑な感覚を処理し,精巧に身体を操るのか? その問いに計算理論/表現とアルゴリズム/実装の観点から挑むのが,計算論的神経科学(computational neuroscience)である.本書は運動制御・感覚処理の理論と実験を中心に,分野の成立当初から現代までの研究事例を多数紹介.計算論的神経科学の歩みと,脳の理解がどこまで来たのかを概観する. 計算論的アプローチに欠かせない制御理論,統計学,最適化数学,ニューラルネットワーク,信号解析といった数理的ツールについては基礎から解説し,どの分野の読者でも入門できるように配慮されている. ★推薦の言葉★ 手が届かなかった理論と数式の意味が,次々と腑に落ちていく快感.脳と理論を知悉する著者の親身の指導を体験すれば,神経科学者は脳の理論の,理論家は脳の機能の,深い理解に到達するだろう. ――北澤茂(大阪大学教授,神経科学) 脳の計算論に関して最新かつ重要な研究がほぼ網羅されている.これだけ多くの重要概念をひとりで網羅できる筆者の博識に圧倒され,背後に見え隠れする研究哲学には感銘を受ける.認知神経科学・認知心理学の学生・研究者に広くおすすめしたい. ――今水寛(東京大学教授,心理学) これこそ学際の教科書だ.制御理論と脳科学がどれほど深く繋がっているかをつぶさに見せてくれる好著. ――太田順(東京大学教授,ロボティクス) 第0章 計算論的神経科学 ―なぜ脳科学に計算論が必要なのか 第1章 身体運動の基礎 ―キネマティクス・ダイナミクス・座標変換,それらの脳内表現 第2章 決定論的最適制御 ―運動の背後に潜む最適化の計算原理 第3章 状態空間モデル ―運動過程と観測過程のモデル化 第4章 最適推定 ―感覚入力からの外界再構成 第5章 確率論的最適制御 ―ノイズ下でも正確な運動を可能にする制御 第6章 強化学習 ―報酬に基づく運動学習 第7章 システム同定 ―運動適応過程のリバースエンジニアリング 第8章 次元縮約と成分分解 ―脳のなかの真の自由度 第9章 デコーディングとブレイン・コンピュータ・インターフェイス ―脳の情報表現を読み取る 第10章 小脳の計算論モデル
人が視覚や聴覚、または身体の一部を失った時に脳内ではどのようなことが起きているのか。また科学技術を駆使して脳の機能を拡張させ、身体に五感以外の新たな感覚をつくることは可能か。最先端の脳科学と人類の未知なる可能性を著名な神経科学者が語り尽くす
テキトーこそ、最高の子育て! 「子どもが自立する!」 「イライラしない!」 「育児がラクになる!」 など、いいこと尽くめ。 世界トップ機関による1000以上の研究から 科学的に証明されたテキトー子育てを1冊にまとめました。 「1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。 だからこそ、部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、ドリルにしっかり取り組む、早寝早起き、どれもできるようになってもらわないと。 でもうちの子、何度注意しても、なかなかできるようにならない…。 本当にイライラしてくる!」 これ、すごくわかります。 しかし、です。 いったん冷静になって考えてみますと、 ほとんどが親が子に「こうであってほしい」と望んでいる、そして、その通りに行動してくれないから、イライラしてくる。 残念ながら、これが実態になっているようです。 実は、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、むしろ無駄だったリ、成長を止めてしまうなど悪い方向に向かってしまっているのです…。 例えば、いつもモタモタしている子どもに「早くしなさい!」と言ったとしましょう。 でも、なかなか動き出そうとしない子どもこそ、よく考えて主体的に行動しているのです。 せかしてしまうと、子どもが考える行為を妨げてしまいます。 他にも、例えば次のことが子育てでは正解なのです! ・「挨拶しなさい」と言わない ・お手伝いが遊びになっても気にしない ・友だちをえこひいきしても気にしない ・無理に部屋の片づけをさせなくてもいい ・早寝早起きにこだわらない ・食べ物の好き嫌いがあっても気にしない 以上のどれもが、国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、たどり着いた結論なのです。 本書で紹介する育児法を眺めていたところ、ある共通点を見つけました。 それはズバリ、「テキトー」。 テキトーとは「こうじゃないとダメ」ということにこだわるのではなく、「こだわらなくていいことにはこだわらない」という意味です。 「子どもを雑に扱う」とか「完全にほったらかしにする」という意味ではありません! ただ、テキトーを取り入れることで、親はイライラしなくなる、子どもはのびのびと育って自立するなど、いいこと尽くめなのです。 完璧主義で頑張り屋のお母さん、お父さんこそ、手に取っていただければ嬉しいです。 【第1章】コミュニケーション ・ヤル気を出させようとしない ・動きが遅い子どもをせかさない ・「我慢しなさい」と言っても無駄 ・「挨拶しなさい」と言わない ・「他人の気持ちになって考えてみてよ」と言わない ・「何回言ったら分かるの?」は禁句 ・「~しちゃダメ」と言わない ・うぬぼれていても、放っておく ・お手伝いが遊びになっても気にしない ・「優しい子になって」と言わない ・友だちをえこひいきしても気にしない ・「どっちでも一緒でしょ!」とは言わない ・部屋の片づけをさせなくてもいい ・「なんでなんで?」と聞かれても、「そういうもの」と答えても構わない ・他人のSNSなどでのリア充ぶり見て、自己嫌悪に陥らなくてもいい ・1日1分、ボーっとする 【第2章】生活習慣 ・早寝早起きにこだわらない ・夜中に起きても一生懸命に付き合わず、さっさと寝かす ・親も家事より、まずはたっぷり睡眠 ・好き嫌いがあっても気にしない ・食事は30分でおしまい ・むら食いを気にしない ・お箸を使うのを急がせない ・適度なテレビやスマホ動画で子どもも親も息抜き 【第3章】遊び ・頭をよくしそうな遊びに興味を持たなくても、気にしない ・ジコチューでも気にしない ・遊んでばかりの幼稚園/保育園でも気にしない ・ひっこみ思案でも心配しない 【第4章】学習 ・幼児教室には行かなくていい ・子どものそばで自分が好きな本を読むだけでも、立派な教育になる ・文字を無理に書かせなくていい ・子どもの知育に迷ったら、絵本を読んでおけば間違いない ・小学校に入るまでは作文を書かせない ・お風呂で数を数えさせない ・ドリルでのミスを正さない
手法編(顕微鏡-脳のミクロ構造を見る 診断装置-外部から脳を見る ほか) 記憶・学習編(海馬(1)-記憶の生成装置 海馬(2)-脳のナビゲーションシステム ほか) 意識編(大脳辺縁系-情動と感情 脳のゆらぎ-無意識な意志決定 ほか) 倫理編(骨相学に学ぶ 社会が価値を決める ほか)
ニューロンを支える接合組織にすぎないと見なされてきたグリア細胞だが、実は神経系に深く関与して、精神活動に関与していた! 脳の陰の支配者「グリア細胞」とはなにか?脳内の全細胞の8割以上を占める「グリア」。これまで、電気活動を行うニューロンの間を埋める単なる梱包材とみなされ、軽視されてきた。しかし、近年の研究で、グリア細胞は、ニューロンの活動を感知し、その動きを制御できることがわかってきた。脳に関する科学者の理解を揺るがす、グリア細胞の役割とは? 脳の陰の支配者「グリア細胞」とはなにか? 脳内の全細胞の8割以上を占める「グリア」。 しかし、電気活動を行うニューロンの間を埋める 単なる梱包材とみなされ、軽視されてきた。 しかし、近年の研究で、グリア細胞は、 ニューロンの活動を感知し、その動きを制御できることがわかってきた。 脳に関する科学者の理解を揺るがす、 グリア細胞の役割とは? 脳科学でいま「大変革」が起きている フィールズの到達した結論は、(略)神経科学の主流であり続けている「ニューロン中心主義」(略)という見解が、まったく不完全で、大きな変更を迫られており、実は「グリアがニューロンを制御する」という主客転倒、あるいはニューロン-グリア両立主義とも呼ぶべきものであるというのだ。これは大いなる驚きであり、つねに難問に挑み続ける多くの挑戦的な神経科学者たちにとっては、容易に看過できない言明である 「訳者あとがき」より 第1部 もう一つの脳の発見 1章 グリア細胞とは何か ― 梱包財か、優れた接着剤か 2章 脳の中を覗く ― 脳を構成する細胞群 3章 「もうひとつの脳」からの信号伝達 ― グリアは心を読んで制御している 第2部 健康と病気におけるグリア 4章 脳腫瘍 ― ニューロンはほぼ無関係 5章 脳と脊髄の傷害 6章 感染 7章 心の健康(メンタルヘルス) ― グリア、精神疾患の隠れた相棒 8章 神経変性疾患 9章 グリアと痛み ― 恩恵と災禍 10章 グリアと薬物中毒 ― ニューロンとグリアの依存関係 11章 母親と子供 12章 老化 ― グリアは絶えゆく光に抗って奮い立つ 第3部 思考と記憶におけるグリア 13章 「もうひとつの脳」の心 ― 意識と無意識を制御するグリア 14章 ニューロンを超えた記憶と脳の力 15章 シナプスを越えた思考 16章 未来に向けて ― 新しい脳
脳が「やる気」を出せば、子どもは伸びる! 目的があれば、小学生でも勉強する。子どもは、ほめられたことが好きになる。好きになると好循環が起こる。こういうことにはすべて脳科学の裏付けがあります。小さな成功体験を繰り返すと、決断力がつく、というのも本当です。脳の働きですから、誰にでも平等に起こります。それを上手に使えるかどうかは、親を含めた周囲の環境に左右されます。バラエティ番組で大人気の澤口先生は、実は超一流の脳科学者。本書では、脳が「やる気」を出すようになる理論とコツをわかりやすく紹介します。親に知識があるかないか、ちょっとした工夫をするかしないかで、子どもの「やる気」が大きく違ってきます。この本を実践して、ぜひ子どもの脳を育ててください。 「ホンマでっか!?TV」「教科書にのせたい!」などのテレビ出演で大人気の脳科学者、澤口センセイが“面白まじめ”に解説する、脳を最大限に活用して子どもの能力を伸ばす方法。賢い子どもに育てるコツ満載です。
細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか? カギは大脳新皮質の構成単位「皮質コラム」にあった。ひとつの物体や概念に対して何千ものコラムがモデルを持ち、次の入力を予測している――脳と人工知能の理解に革命を起こす「1000の脳」理論、初の解説書
行動経済学によって、さまざまに系統的な不合理さが見えてきた。手をかけることが高評価をもたらすIKEA効果、やる気をそいでいる高額ボーナス、自分で思いついた(と思わせられた)意見は好ましい、雑用は一気に片づけるほうが楽…。行動経済学研究の第一人者が、わたしたちがなぜ、どのように不合理な行動をしてしまうのかをユニークな実験で紹介。わかりやすい数々の実例で経済の真の姿を解明し、よりよい決断へとつなげる話題作。 先延ばしと治療の副作用からの教訓 第1部 職場での理屈に合わない不合理な行動(高い報酬は逆効果-なぜ巨額のボーナスに効果があるとは限らないのか 働くことの意味-レゴが仕事の喜びについて教えてくれること イケア効果-なぜわたしたちは自分の作るものを過大評価するのか 自前主義のバイアス-なぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのか ほか) 第2部 家庭での理屈に合わない不合理な行動(順応について-なぜわたしたちはものごとに慣れるのか(ただし、いつでもどんなものにも慣れるとは限らない) イケてる?イケてない?-順応、同類婚、そして美の市場 市場が失敗するとき-オンラインデートの例 感情と共感について-なぜわたしたちは困っている一人は助けるのに、おおぜいを助けようとはしないのか ほか)
経済を繁栄へと導くものは「天然資源」でも「勤労意欲」でもなく「信頼」だった!神経経済学を世界で初めて提唱した俊英が、信頼で経済が回るメカニズムを解き明かす! 序章 ヴァンパイア・ウェディング-信頼を司るホルモン「オキシトシン」を求めて 第1章 経済は「信頼」で繁栄する-アダム・スミスと「神経経済学」の夜明け 第2章 「利他的な遺伝子」は存在するのか?-信頼の起源と進化 第3章 群れと社会と「共感」と-「人間関係構築物質」としてのオキシトシン 第4章 なぜ競争を司る「テストステロン」は暴走するのか?-「性差」という厄介な問題 第5章 「欠乏」欠陥症と虐待-オキシトシンの作用を妨害するのは誰だ? 第6章 信仰と儀式、そして性-社会性促進剤としての「宗教」とダンスに迫る 第7章 モラル・マーケットプレイス-「神経経済学」で新しい資本主義を 第8章 長く幸せな人生を-社会を繁栄に導く「ボトムアップ型」の民主主義へ
『雑食動物のジレンマ』『人間は料理する』で知られるジャーナリストが 自ら幻覚剤を体験し、タブーに挑む! 今どんな幻覚剤の研究がおこなわれているのか。 幻覚剤は脳にどんな影響を与えるのか。 そして、医療や人類の精神に、幻覚剤はいかに寄与しうるのか。 「不安障害」「依存症」「うつ病」「末期ガン」などへの医学的利用の可能性と、“変性する意識”の内的過程を探る画期的ノンフィクション。 ニューヨークタイムズ紙「今年の10冊」選出(2018年)、ガーディアン紙、絶賛! 一部の精神科医や心理学者が過去の幻覚剤研究の存在に気づき、発掘を始めたのは最近のことだ。 彼らは現代の基準で再実験をおこなって、その精神疾患治療薬としての可能性に驚愕し、(中略)幻覚剤が脳にどう働くのか調べはじめた。 ——幻覚剤ルネッサンスである。(宮﨑真紀) 第一章 ルネッサンス 第二章 博物学——キノコに酔う 第三章 歴史——幻覚剤研究の第一波 第四章 旅行記——地下に潜ってみる 第五章 神経科学——幻覚剤の影響下にある脳 第六章 トリップ治療——幻覚剤を使ったセラピー
大学受験も、資格試験も、仕事の勉強も、勉強法を変えることから道は開ける。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、第一線の科学者らへの取材をもとに、もっとも効率のいい最新の記憶法・勉強法を徹底解明。この一冊で、あなたの勉強習慣が一変する! 1 脳はいかに学ぶか(学習マシンとしての脳-記憶という生命現象を解き明かす なぜ脳は忘れるのか-記憶のシステムを機能させる忘却の力) 2 記憶力を高める(環境に変化をつける-いつもの場所、静かな環境で勉強するのは非効率 勉強時間を分散する-一度に勉強するより分けたほうが効果的 無知を味方にする-最善のテスト対策は、自分で自分をテストすること) 3 解決力を高める(ひらめきを生む-アイデアの「孵化」が問題解決のカギ 創造性を飛躍させる-無から有をつくりあげる「抽出」のプロセス 反復学習の落とし穴-別のことを差し挟む「インターリーブ」の威力) 4 無意識を活用する(考えないで学ぶ-五感の判別能力を学習に活用する 眠りながら学ぶ-記憶を整理・定着させる睡眠の力を利用する)
脳科学が解く!「がんばっているのに報われない」と思ったら読む本!「努力」のウソとホントを解き明かします! 「努力は報われる」って本当? 今一番注目されている脳科学者が、 大人は誰も口に出したがらなかった 「努力」のウソとホントを解き明かします!
最高の人生はあなたの「考える力」によってしか手に入らない 思考停止せずに生きることは、自分次第で誰にでもできる! 自分の頭で考えている人は、自ら解決策を提案し、実践することで何かしらの結果に繋げるが、自分の頭で考えない人は、何度も同じ間違いを繰り返してしまう。なぜそういった人が多いのか? 脳の視点と社会的な視点の両方から解き明かす! なぜ、人は「考えること」をやめてしまうのか? 1億2000万人、総思考停止状態の日本を生き抜くトDr.トマベチ式・自発脳のつくり方。「脳が働いていない」という病気状態を脱し、「考える脳」を取り戻す! 第1章 思考停止する社会 ビジネスの世界でも思考停止は平然と行われている/なぜ優秀な学生であっても、3年働くとダメになるのか? /「自分の頭で考える力」が身につくと、何が得られるのか?/思考を停める人は、進化を止めた人 ほか 第2章 なぜ日本人の思考は停止するのか? なぜ、自分の頭で考えられないのか?/学校の暗記教育の弊害/思考をしていない人=ゴールがない人/親が自分で考える力を奪う/頭のいい権力者ほど、思考停止を望む ほか 第3章 自分の頭で考える技術 疑うことこそが、考える第一歩/「自他ともに認める「ノットノーマル」になれ!/思考停止させないためのゴールのつくり方/他人のゴールでは意味がない/簡単すぎるゴールはゴールではない/圧倒的な知識を習得する方法 ほか 第4章 思考停止しないための論理力 バカの壁を突破しなさい/1日1分の瞑想で情動を切り離す/言語運用能力を高める/なぜ日本人はロジックがないのか?/情報は発信すると集まる/迷うくらいなら、ランダムで決めたほうがいい ほか 5章 ヒルクライミングする「考え続ける脳」 ヒルクライムする脳のつくり方/脳は並列思考が当たり前/仕事の知識は一気に、すぐに手に入れろ/全体を把握するだけで、知識量が変わる/並列思考の鍛え方/脳をいつも100%の状態にしておこう/最高の睡眠が、最高の脳をつくる ほか 6章 最高の人生を手に入れる考える力 生き方・働き方で悩むのは、ビジネスに自己実現を求めるから/大金持ちは本当に金持ちか?/ゴールは8つ持ちなさい/自分の人生の価値は、あなたが決めなさい ほか
本書は脳に関する最新研究と科学的データを用い、日々の習慣が脳に与える影響を分析。継続的に生活改善に取り組む方法を伝授する。 本書ではわかりやすい数々の事例に加え、最新研究と豊富な科学的データで、習慣が脳に与える影響を徹底的に分析。上手に、かつ継続的に生活改善に取り組むためのモチベーションとその方法を伝授する。 老齢になっても明晰な頭を維持できる魔法の薬などない――脳の健康に関する第一人者である著者は、教育、食生活、運動、人間関係、そして睡眠という基本的な5つの生活習慣を健全なものにさえすれば、加齢とともに失われていく脳の能力は甦ると主張する。本書ではわかりやすい数々の事例に加え、最新研究と豊富な科学的データで、習慣が脳に与える影響を徹底的に分析。上手に、かつ継続的に生活改善に取り組むためのモチベーションとその方法を伝授する。
研究の歴史や発見の経緯から解説。複雑なしくみ・混乱しがちな機能も驚くほどわかる!著者描きおろしイラストに導かれて、脳研究の魅力を大発見! 第1部 基礎編-システムとしての脳の理解 第2部 機能編(感覚)-外界を認識するしくみ 第3部 機能編(運動)-脳からの運動命令の発信とその制御 第4部 脳と行動編-しくまれた自動調節装置 第5部 高次脳機能編-うまく生きていくための能力 第6部 脳の疾患編-脳の故障がもたらす多様な障害 第7部 「こころ」編-脳から心を考える