科学技術の進展に伴い飛躍的に発展を続け，素粒子論や一般相対性理論，統計力学などさまざまな分野とも密接な関係をもつ現代の宇宙論．読者が最前線の研究分野へと進んでいくために必要な基礎的素養が身に付くよう，広い視点からていねいに解説する． はじめに 第１章　天文学から宇宙論へ 第２章　宇宙原理と観測量 第３章　膨張宇宙の力学 第４章　宇宙の熱史 第５章　初期宇宙とインフレーション 第６章　構造形成の基礎I 第７章　構造形成の基礎II 第８章　非一様宇宙の観測量 第９章　宇宙の大規模構造と重力レンズ 第10章　宇宙マイクロ波背景放射の非等方性 付録Ａ　有用な数値 付録Ｂ　一般相対論の基本公式 参考文献／索引

人類が生きる場所としての宇宙 宇宙総合学とは何か 日本の有人宇宙活動 宇宙機の軌道設計 太陽の脅威とスーパーフレア 宇宙医学・生理学 宇宙倫理

人類は宇宙をどう見てきたか 科学的宇宙論の発展 宇宙論 オーロラ 宇宙の覗き方〈京都大学3.8m望遠鏡〉 宇宙と人の心と宗教 宇宙人文学

解説 さくいん

人類はなぜ宇宙へ行くのか 太陽系探査 生命の起源と宇宙 宇宙から宇宙を見る 人工衛星はどうやって飛んでいるのか 宇宙災害 人が宇宙へ行く意味

宇宙にひろがる文明 宇宙はどのように進化したか 系外惑星と宇宙生物学 太陽活動の長期変動と地球気候〈宇宙気候〉 インターネットの発展からみた宇宙開発の産業化 宇宙太陽光発電 宇宙人との出会い

宇宙倫理学とは何か 宇宙活動はなぜ倫理学を必要とするか 宇宙倫理学とエビデンス 宇宙の道と人の道 政治哲学から見た宇宙政策 科学技術社会論から見た宇宙事故災害 宇宙時代における環境倫理学 宇宙に拡大する環境問題 惑星改造の許容可能性 宇宙ビジネスにおける社会的責任 宇宙における安全保障 宇宙資源の採掘に関する道徳的懸念 宇宙倫理とロボット倫理 人類存続は宇宙開発の根拠になるか

クオ・ヴァディス・アントロポス? 天文学者から人類学への問いかけ 人類学のフィールドとしての宇宙 ファースト・コンタクトの人類学 宇宙空間での生は私たちに何を教えるか 未来の二つの顔 果てしなき果てをめざして

初めて星の化学組成を明らかにしたロンドンのアマチュア天文家ハギンス，太陽をガス体と見なした特許調査官レーン，自作の望遠鏡で天空を探査した音楽家ハーシェル…… 18世紀末から19世紀中葉にかけて現代天文学の扉を開いた彼らは，いずれも学界に縁のないアマチュア天文家だった。星の位置と運動を対象とする古典天文学から天体の物理的構造を探る天体物理学へ，その転換期を担った人々の生涯と研究を軸に，現代天文学の歴史をたどる

宇宙の進化

超新星爆発という大規模な爆発を起こす星があります。なぜこのような爆発が起こるのでしょうか。超新星爆発入門書の決定版！ 夜空の星はいつも変わらず輝いているように見えますが、星のなかには一生を終えるときに大規模な爆発を起こし、非常に明るく輝くものがあります。これを超新星爆発といいます。なぜこのような爆発が起こるのでしょうか。そのとき、星の中では何が起こっているのでしょうか。古くから観測されてきた超新星爆発は、いまもなお私たちに多くの難問を突きつけています。本書は基礎から最先端のテーマまで丁寧に解説。超新星爆発入門書の決定版！ 第Ⅰ部　超新星爆発の存在が明らかになるまで 　1章　星は爆発している 　2章　歴史に残る超新星爆発 　3章　「超新星」の登場 第Ⅱ部 　4章　星の一生 　5章　星はなぜ爆発するのか(1)―重い星の場合 　6章　超新星はなぜ輝くのか 　7章　星はなぜ爆発するのか(2)―軽い星の場合 　8章　元素の起源と超新星爆発 第Ⅲ部　超新星爆発研究の最前線 　9章　宇宙最大の爆発―ガンマ線バースト 10章　金をつくる「超速新星」？ 11章　超新星爆発研究のこれから

生命の起源をたどる！「宇宙地図」でわかるまったく新しい宇宙図鑑 広大な宇宙へ「生命の起源」を探しに行こう！地球から宇宙の果てまで天体の場所が一望できる「宇宙地図」つきだからわかりやすい！ブラックホールに宇宙探査機、地球外生命…ワクワクの最新情報が満載の宇宙図鑑！ 地球から宇宙の果てまで！ いざ壮大な宇宙の旅へ!!38億年前に地球の海で生まれた生命。その材料はいったいどこからやってきたのでしょうか？「宇宙と生命」というまったく新しい切り口で、最新研究をぎゅっとまとめた3歳から高学年まで長く使える宇宙図鑑の新定番！難しくなりがちな「宇宙」の知識を、わかりやすく伝える工夫と特典が満載です。≪特典≫●地球から宇宙の果てまで、宇宙の全体像が”距離別”に一目でわかる大迫力の「宇宙地図」観音ページつき！●QRコードから見られる大ボリューム解説動画を収録。NASAやESAの探査機が撮影した本物の映像で理解と想像が膨らむ！●宇宙飛行士の野口聡一氏完全監修の第5章「宇宙へ進出する人類」では、野口氏によるナビゲーションやQ&Aで学びが深まる！●大人気まんが学習シリーズ『どっちが強い!?』特別描き下ろし漫画&キャラクターたちのナビゲーションでむずかしい内容もわかりやすい！●無料WEBサービス特典『GET!＋(ゲットプラス)』で、天体やロケットのカードをコレクションできるアクティブラーニングのしかけが満載！写真：NASA, ESA, CSA, STScI, NIRCam、NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute)、NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing: Thomas Thomopoulos、CC BY、NASA/JPL-Caltech、NASA/Charlie Duke.、NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Christopher Go、アフロ 第1章　地球・月 第2章　太陽系 第3章　恒星と天の川銀河 第4章　無数の銀河とその先の宇宙 第5章　宇宙へ進出する人類

宇宙マイクロ波背景放射

身近な太陽系から，恒星，銀河，そして宇宙論まで，宇宙科学を幅広く網羅し，解説した入門書．第２版にあたって，系外惑星の発見やダークマター・ダークエネルギーの発見，また太陽系構造の知見の発展など，最近10年の最新の研究成果を加筆した． 第１章　大きく進展する宇宙科学 第２章　太陽と太陽系 第３章　恒星の世界 第４章　わが銀河系 第５章　銀河宇宙 第６章　現代の宇宙論 第７章　宇宙の中の人間

素粒子から細胞へ

光・赤外天文学

電波天文学

高エネルギー天文学

銀河系

最高レベルの被引用件数を誇った前著から７年，一次元モデルだった降着ガス運動を，渦を巻き外に吹き出すという多次元モデルに発展させ，また，ガス降着を促進す磁場について十分記述することで，より実際に近い降着円盤モデルを提示する．現行のパラダイムを開いた著者たちが，最新の観測データに基づき，新しい理論枠組を示す． Preface Contents Part Ⅰ Concepts of Accretion Disks Chap.1 Introduction 1.1 Accretion Energy -- Historical Origin 1.2 Accretion-Disk Paradigm -- Active Universe 1.3 Accretion-Powered Objects -- Observational Reviews 1.4 X-Ray Binaries and Ultra-Luminous Sources 1.5 Active Galactic Nuclei 1.6 Present Paradigm Chap.2 Physical Processes Related to Accretion 2.1 Eddington Luminosity 2.2 Bondi Accretion 2.3 Viscous Process 2.4 Magnetic Instabilities 2.5 Relativistic Effects Part Ⅱ Classical Picture Chap.3 Classical Models 3.1 Viscous Accretion Disks 3.2 Standard Disks 3.3 Optically Thin Disks 3.4 Accretion Disk Coronae 3.5Relativistic Standard Disks 3.6 Relativistic Tori Chap.4 Secular and Thermal Instabilities 4.1 Secular Instability 4.2 Thermal Instability 4.3 Stability Examination on -Σ and T-Σ Planes 4.4 Mathematical Derivation of the Stability Criterion Chap.5 Dwarf-Nova Type Instability 5.1 Thermal-Ionization Instability 5.2 Time Evolution of Disks in X-Ray Novae Chap.6 Observability of Relativistic Effects 6.1 Ray Tracing 6.2 Imaging -- Black Hole Silhouette 6.3 Spectroscopy -- Continuum and Line 6.4 Photometry -- Light Curve Diagnosis 6.5 Other Effects -- Lensing and Jets Part Ⅲ Modern Picture Chap.7 Equations to Construct Generalized Models 7.1 Basic Equations and Importance of Advection 7.2 One-Temperature Disks 7.3 Two-Temperature Disks 7.4 Time-Dependent Equations Chap.8 Transonic Nature of Accretion Flows 8.1 Topology of Black-Hole Accretion 8.2 Regularity Condition at a Critical Radius 8.3 Topology around the Critical Radius in Isothermal Disks 8.4 Numerical Examples of Transonic Flows 8.5 Transonic Flows with Standing Shocks Chap.9 Radiatively Inefficient Accretion Flows 9.1 Advection- Dominated Accretion Flow 9.2 Radial Structure of Advection-Dominated Flow 9.3 Radiation Spectra of Advection-Dominated Flow 9.4 Stability of Advection-Dominated Flow 9.5 Multi-Dimensional Effects Chap.10 Slim Accretion Disks and Supercritical Flows 10.1 Photon Trapping and Slim Disk Model 10.2 Radial Structure of Slim Disks 10.3 Radiation Spectra of Slim Disks 10.4 Relaxation Oscillations in Hot Accretion Disks 10.5 Multi-Dimensional Effects of Supercritical Flow 10.6 Neutrino-Cooled Disks Part Ⅳ Oscillations and Waves Chap.11 Fundamentals of Disk Oscillations 11.1 Classification of Disk Oscillations 11.2 Basic Equations 11.3 Dispersion Relation and Basic Properties 11.4 One-Armed Low-Frequency Global Oscillations 11.5 Amplification of Disk Oscillations by Viscosity Chap.12 Quasi-Periodic Oscillations 12.1 Observations of Quasi-Periodic Oscillations 12.2 Sonic-Point Instability and Trapped Oscillations 12.3 Resonant Oscillations in Warped Disks 12.4 Comparison of Warp Models with Observations 12.5 Other Disk-Oscillation Models of QPOs Appendix A Kerr Metric and its Basic Properties B Navier-Stokes Equations C Equations for Relativistic Viscous Fluid D Radiative Transfer Equations E Equations for Relativistic radiation Hydrodynamics F Magnetohydrodynamical Equations G Equations for Relativistic Magnetohydrodynamics H Relativistic Equation of State I Cooling of Relativistic Gas List of Symbols Index Credits

太陽系外惑星

ISSに泊まる旅行

銀河と宇宙の階層構造