【2023最新】「行動経済学」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「行動経済学」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

佐藤 雅彦
マガジンハウス
おすすめ度
100
紹介文
人は、なぜそれを買うのか。 安いから? 質がいいから? 否。そんなまっとうな理由だけで、人は行動しない。 そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。 この本には、その原理が描かれている。 漫画という娯楽の形を借りながら。 雑誌「BRUTUS」の人気マンガ連載「ヘンテコノミクス」が ついに単行本化! いま最も注目されている学問「行動経済学」の理論が サザエさん並みに楽しく学べる唯一無二の一冊です! 人間の経済行動の真実とその理論が なんと漫画になってあなたに迫る! 全23話にのぼる「行動経済学まんが」から内容をいくつか紹介 ◎「塀の落書き」の巻――報酬が動機を阻害する 悪ガキたちの塀の落書きに悩む家の主が 行った秘策とは?   ――【アンダーマイニング効果】 ◎「れんが亭の新メニュー」の巻――真ん中を選ぶ心理 仲良し三人組がよく使うレストランに新メニューSが登場。 その時から、彼女たちはいつも避けていた 高いランチAを選んでしまうのであった。それはなぜ?   ――【極端回避性】 ◎「保母さんの名案」の巻――罰金による罪の意識の軽減 お迎えの時刻を守らない母親たちに対して 保育園が取った対抗策は なんと逆の結果を招くのであった。  ――【社会を成立させているのは、モラルかお金か】 全23話の「行動経済学まんが」に加え、 書き下ろしコラム「発見!こんなところにヘンテコノミクス」、 ユニークなビジネス用語解説マンガ「ヘンテコミック」など 愉快痛快でためになるページが次から次へと連続登場! 発見と驚きがクセになる「行動経済学」の決定版。 読むと、新しいあなたがそこにいます。 ここには、本当の経済学がある!

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ダン アリエリー
早川書房
おすすめ度
98
紹介文
ゆかいな実験が満載の行動経済学ベストセラーが、文庫に! 推薦/大竹文雄大阪大学教授

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)

友野 典男
光文社
おすすめ度
96
紹介文
「経済人」という特別の人々をご存知だろうか?禁煙や禁酒やダイエットに失敗するなんてことはありえない。しょっちゅう電車の中に傘を忘れたり、ダブルブッキングをして友人を不愉快な気持ちにさせたり、当たるはずのない宝くじに大金を投じたりはしない。経済活動を行なっている人、つまりわれわれすべてがこのような人物であるという想定の下で、標準的経済学は構築されている。感情などに振り回されない、超合理的な経済人を扱う経済学は、どこか現実にそぐわない。感情、直感、記憶など、心のはたらきを重視し、私たちの現実により即した経済学を再構築しようとする新しい学問、「行動経済学」の基礎を、詳しく解説。 第1章 経済学と心理学の復縁-行動経済学の誕生 第2章 人は限定合理的に行動する-合理的決定の難しさ 第3章 ヒューリスティクスとバイアス-「直感」のはたらき 第4章 プロスペクト理論(1)理論-リスクのもとでの判断 第5章 プロスペクト理論(2)応用-「持っているもの」へのこだわり 第6章 フレーミング効果と選好の形成-選好はうつろいやすい 第7章 近視眼的な心-時間選好 第8章 他者を顧みる心-社会的選好 第9章 理性と感情のダンス-行動経済学最前線

行動経済学入門

義郎, 筒井
東洋経済新報社
おすすめ度
94
紹介文
行動経済学の入門テキスト。具体例や実証結果などを用いながら、基礎から実世界との関わりまで学べる。各章末に練習問題つき。 日本初の入門テキスト! 行動ファイナンス、幸福の経済学、実践的な内容まで、幅広く網羅した決定版 人間の非合理な感情や行動を体系的に解き明かす! 第1章 行動経済学はどのようなものか 第2章 ヒューリスティクス 第3章 時間選好 第4章 リスク選好とプロスペクト理論 第5章 社会的選好 第6章 お金に関する経済心理 第7章 行動ファイナンス 第8章 幸福の経済学 第9章 実世界における行動経済学 ブックガイド

行動経済学の使い方 (岩波新書)

文雄, 大竹
岩波書店
おすすめ度
90
紹介文
より良い意思決定と行動を引き出す知恵と工夫.それが「ナッジ」だ.行動経済学の応用力を身につけよう. 学ぶだけではもう足りない。研究と応用が進み、行動経済学は「使う」段階に来ているのだ。本書では「ナッジ」の作り方を解説する。人間の行動の特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定、より良い行動を引き出す。その知恵と工夫が「ナッジ」だ。この本を通して、行動経済学の応用力を身につけよう。 はじめに 第1章 行動経済学の基礎知識  1 プロスペクト理論   リスクのもとでの意思決定/確実性効果/損失回避/フレーミング効果/保有効果  2 現在バイアス   先延ばし行動/コミットメント手段の利用  3 互恵性と利他性   社会的選好/互恵性  4 ヒューリスティックス   近道による意思決定/サンクコストの誤謬/意思力/選択過剰負荷と情報過剰負荷/平柊への回帰/メンタル・アカウンティング/利用可能性ヒューリスティックと代表性ヒューリスティック/アンカリング効果/極端回避性/社会規範と同調効果/プロジェクション・バイアス 第2章 ナッジとは何か  1 ナッジを作る   軽く肘でつつく/行動の特性を考える/行動変容を本人が望んでいるか/ナッジの選び方  2 ナッジのチェックリスト   Nudges/EAST/MINDSPACE  3 ナッジの実際例   老後貯蓄の意思決定/自然災害時の予防的避難/ナッジは危険なのか? 第3章 仕事のなかの行動経済学  1 三つの例から   バイトのシフトをどう入れるか/タクシー運転手の行動予測/行動経済学で解釈すると/プロゴルファーの損失回避  2 ピア効果   優秀な同僚が入ってきたら/スーパーマーケットのレジ打ち/競泳のタイム決勝 第4章 先延ばし行動  1 賃金について考える   参照点による効果/伝統的経済学による年功賃金の説明/行動経済学による年功賃金の説明  2 バイアスに着目する   失業期間を短くする/長期失業を防ぐナッジ/社会保障給付申請の現在バイアス/長時間労働と先延ばし行動 第5章 社会的選好を利用する  1 贈与交換   贈与交換で生産性は上がるか/負の贈与の影響/贈与のイメージを意識させる  2 昇進格差はなぜ生まれる?   競争選好に男女差はあるか/マサイ族とカシ族での実験  3 多数派の行動を強調する   女性の取締役を増やすナッジ/無断キャンセルを減らすナッジ 第6章 本当に働き方を変えるためのナッジ  1 仕事への意欲を高める   際限なく続く仕事/「シーシュポスの岩」の実験/意味のある仕事  2 目標と行動のギャップを埋める   達成できない目標/実行計画を書き出す/量ではなく時間で/合理的行動の落とし穴/習慣化できるルールを作る/次善の策がベストの策 第7章 医療・健康活動への応用  1 デフォルトの利用   ナッジで変える健康活動/大腸がん検診の受診率向上ナッジ/ワクチン接種率の向上ナッジ/オプト・イン/終末期医療の選択  2 メッセージの影響を考慮する   利得フレームと損失フレーム/治療法の説明  3 成果の不確実性を考慮する   ダイエットのナッジ/ジェネリック薬品への切り替え  4 臓器提供のナッジ   イギリスでの実験/日本での実験 第8章 公共政策への応用  1 消費税の問題   重く見える消費税負担/同じ税負担でも消費行動が変わる/誤計算バイアス/軽減税率はなぜ好まれるのか/軽減税率は補助金と同じ/軽減税率の行動経済学  2 保険料負担の問題   一般の人の理解/伝統的経済学での理解/現実はどちらか  3 保険制度の問題   公的年金・公的健康保険の必要性/モラルハザード/法案提出と損失回避/少数派として意識させる  4 O型の人はなぜ献血をするのか   血液型性格判断/献血行動と血液型/血液型の特性に着目する おわりに 文献解題

医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者

文雄, 大竹
東洋経済新報社
おすすめ度
89
紹介文
医療現場での「決められない」「先延ばし」はなぜ起こってしまうのか? 行動経済学を用いて理論的背景とその解決策を示す。 医者「なぜ患者さんは治療方針を決められないのか」 患者「なぜお医者さんは不安な気持ちをわかってくれないのか」 人間心理のクセがわかれば、溝は埋められる! 「ここまでやって来たのだから続けたい」 「まだ大丈夫だからこのままでいい」 「『がんが消えた』という広告があった」 「本人は延命治療を拒否しているが、家族としては延命治療をしてほしい」 「一度始めた人工呼吸管理はやめられない」 といった診療現場での会話例から、行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。 医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊! シェアード・ディシジョン・メーキングに欠かせない必読の書。 「行動経済学では、人間の意思決定には、合理的な意思決定から系統的に逸脱する傾向、すなわちバイアスが存在すると想定している。そのため、同じ情報であっても、その表現の仕方次第で私たちの意思決定が違ってくることが知られている。医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを知っていたならば、患者により合理的な意思決定をうまくさせることができるようになる。また、医療者自身にも様々な意思決定におけるバイアスがある。そうしたバイアスから逃れて、できるだけ合理的な意思決定ができるようにしたい。患者も行動経済学を知ることで、自分自身でよりよい意思決定ができるようになるだろう。」――「はじめに」より 【主要目次】 第1部 医療行動経済学とは  第1章 診療現場での会話  第2章 行動経済学の枠組み  第3章 医療行動経済学の現状 第2部 患者と家族の意思決定  第4章 どうすればがん治療で適切な意思決定支援ができるのか  第5章 どうすればがん検診の受診率を上げられるのか  第6章 なぜ子宮頸がんの予防行動が進まないのか  第7章 どうすれば遺族の後悔を減らせるのか  第8章 どうすれば高齢患者に適切な意思決定支援ができるのか  第9章 臓器提供の意思をどう示すか 第3部 医療者の意思決定  第10章 なぜ一度始めた人工呼吸管理はやめられないのか  第11章 なぜ急性期の意思決定は難しいのか  第12章 なぜ医師の診療パターンに違いがあるのか  第13章 他人を思いやる人ほど看護師に向いているのか

実践 行動経済学

リチャード・セイラー
日経BP
おすすめ度
89
紹介文
市場には何が足りないのだろう?ごく凡庸な我々は、様々な人生の決断において自らの不合理性とひ弱さに振り回され続ける。制度に"ナッジ"を組み込めば、社会はもう少し暮らしやすくなる。"使える"行動経済学の全米ベストセラー。世界的な金融危機を読み解いた「国際版あとがき」も収録。 第1部 ヒューマンの世界とエコノの世界(バイアスと誤謬 「誘惑」の先回りをする ほか) 第2部 個人における貯蓄、投資、借金(意志力を問わない貯蓄戦略 オメデタ過ぎる投資法 ほか) 第3部 社会における医療、環境、婚姻制度(社会保障制度の民営化-ビュッフェ方式 複雑きわまりない薬剤給付プログラム ほか) 第4部 ナッジの拡張と想定される異論(一二のミニナッジ 異論に答えよう ほか)

マンガでわかる行動経済学 いつも同じ店で食事をしてしまうのは?なぜギャンブラーは自信満々なのか? (サイエンス・アイ新書)

ポーポー・ポロダクション
SBクリエイティブ
おすすめ度
80
紹介文
おもしろくてカンタン、感情で動く経済の話 理論的に動いているつもりでも、実は感情で動いていることがヒトには数多くあり、それを利用してさまざまな商売が成り立っていたりするのです。本書では行動経済学とはなにかから、さまざまな経済心理の実例について、マンガでわかりやすく解説していきます。 序章 行動経済学とは? なぜいつも同じ店で食事してしまうのか? もし給料が突然下がったとしたら? 女性の顔があるとお金が集まる 行動経済学とは 行動経済学の歴史 視覚は間違う 記憶力もあてにならない 私たちはたいして賢くない 第1章 不思議な経済心理 一度手にすると商品の価値が上がる 宝くじを他人に譲るとしたらいくらで売りたい? 1980円に感じる魅力(端数価格) 値札が赤いとついつい買ってしまう 人は「竹」が好き

行動経済学 -- 伝統的経済学との統合による新しい経済学を目指して 新版

大垣 昌夫
有斐閣
おすすめ度
79
紹介文
初版刊行以来,行動経済学の体系的テキストとして好評を博した本書を,近年の研究成果を盛り込み大幅改訂。研究の進展が著しい社会的選好と規範行動経済学の章を,それぞれ「基礎と発展」「理論と応用・政策」に分けて,「ナッジ」などの最新のトピックを追加。 第Ⅰ部 行動経済学と神経経済学  第1章 行動経済学とは何か?  第2章 神経経済学とは何か? 第Ⅱ部 プロスペクト理論と限定合理性  第3章 不確実性下の経済行動  第4章 プロスペクト理論  第5章 限定合理性 第Ⅲ部 時間割引と社会的選好  第6章 時間を通じた行動  第7章 学習理論と神経経済学の実験  第8章 社会的選好:基礎編  第9章 社会的選好:発展編 第Ⅳ部 行動経済学のフロンティア  第10章 文化とアイデンティティ  第11章 幸福の経済学  第12章 規範行動経済学:理論編  第13章 規範行動経済学:応用・政策編

今日から使える行動経済学 (スッキリわかる!)

山根 承子
ナツメ社
おすすめ度
78
紹介文
「人間の行動のクセ」を経済学に適用し、大きな成果を挙げている「行動経済学」。本書はマンガと豊富なイラストを掲載。 「人間の行動のクセ」を経済学に適用し、大きな成果を挙げている「行動経済学」。本書はそんな成果の中から「“損失の悲しみ”を使ったやる気管理」「“おとり効果”を使った顧客の誘導」といった、ビジネスで生かせるものに焦点を当てています。マンガと豊富なイラストも、読者の理解を助けます。 第1章 職場・チームの行動経済学 第2章 販売・集客に役立つ行動経済学 第3章 自己啓発・社会貢献に役立つ行動経済学 第4章 投資に役立つ行動経済学

知識ゼロでも今すぐ使える! 行動経済学見るだけノート

真壁 昭夫
宝島社
おすすめ度
78

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ダニエル・カーネマン
早川書房
おすすめ度
78
紹介文
直感的「速い思考」と論理的「遅い思考」による人間の意思決定メカニズムを徹底解剖。

行動経済学の逆襲

リチャード・セイラー
早川書房
おすすめ度
78
紹介文
経済学界から攻撃されつつも、今や社会に浸透した行動経済学。その波乱万丈の道のりとは? より良い世界を経済学でどう築けるのか? 人間は合理的。市場は正しい。こうした経済学の大前提に真っ向から挑んだ行動経済学。その第一人者が、自らの研究者人生を振り返りつつ、“異端の学問”が広く支持されるようになった過程を描く。

ずる――噓とごまかしの行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ダン・アリエリー
早川書房
おすすめ度
75
紹介文
行動経済学の第一人者が、誰しも抱く「少し得したい」という「ずる」の心理を徹底解明

あなたを変える行動経済学:よりよい意思決定・行動をめざして

大竹 文雄
東京書籍
おすすめ度
73
紹介文
大小関係なく多様な場面で人間は決断に悩む。悩みをもたらす原因を人間の特性から解き明かす行動経済学。行動経済学入門の決定版! 悩み多きあなたに行動経済学の考え方と応用例を紹介!  人生に悩みはつきもの。悩みにはさまざまなレベルがある。朝、何を着て出かけようか、昼ごはんには何を食べようか、という日常の小さな決断でも悩む。就職、転職、結婚という人生にとって大きな決断で悩むこともある。自動車や住宅という高額の買い物で悩む人も多い。私たちが悩むのは、どちらの選択肢も同じように魅力的だからである。人生の選択肢が無限に多い若者は、とりわけ悩みが多い。しかし、同じように魅力的に見える選択肢は、行動経済学的に考えてみると、バイアスのためだったかもしれない。  序章では、私たちの直感的意思決定が合理的な意思決定からずれてしまうことの例を紹介。第1章では、合理的意思決定からのずれが経済的な意思決定で生じやすいことをサンクコストという概念を使って紹介する。サンクコストをよく理解できれば、人生での悩みもずいぶん減ると思う。なんとか損を避けたいという気持ちも悩みをもたらす原因である。  第2章では、損を避けたい気持ちがバイアスをもたらすことを説明する。人生で後悔することが多いのは、どうしてあの時先延ばししたのかということ。先延ばしをする原因について第3章で説明。先延ばしの対策には、積極的な意思決定をしなくても良い状況(デフォルト)をあらかじめつくっておくことが有効である。  第4章では、デフォルトを利用した例を紹介。私たちは、周囲の人がどのような行動をしているかという社会規範の影響を大きく受ける。そのような社会規範の影響については第5章で解説する。  第6章では、行動経済を応用してより良い意思決定をもたらすためにナッジという考え方を紹介する。第7章では、仕事や勉強に行動経済学を応用する具体例を説明する。 序章 直観が邪魔をする 三つの問題を考えてください/アメリカの一流大学でも正答率は高くない/3問とも正解した人の特性は?/「錯視」と行動経済学 第1章 「もったいない」を考える あなたならどうしますか?/典型的なパターンはなぜ起きるのか/サンクコストは忘れることが大事/豊作でレタスを廃棄?/「サンクコスト」をよく理解する//オランダ語を捨てて英語を学ぶ?/二つの教訓 第2章 損失は避けたい どちらを選びますか?/安全策をとるか、ギャンブルをするか?/「損失回避」とは?/参照点にしがみついて非合理な意思決定をする/利得よりも損失を2・5倍大きく感じる/ポイントは参照点をどこに置くか 第3章 先延ばしの心理 どちらを選びますか?/「現在バイアス」とは/日本人の貯蓄目的は変わった/ライフサイクル仮説とは?/現在バイアス――意思決定と実行の乖離/老後貯蓄の現実と対策/「現在バイアス」があることを理解しておくことが大切 第4章 暗黙の選択の利用 復習――サンクコスト・損失回避・現在バイアス/「現在バイアス」の実験例1/「現在バイアス」の実験例2/「現在バイアス」にどう対処するか/デフォルトの設定次第で意思決定が変わる/「延命治療」か「緩和ケア」か?/デフォルトに類似した誘導方式/誘導で自死者を減らすことができる/レジ袋有料化は「デフォルト」と「損失回避」の組み合わせ/デフォルトの問題点/デフォルトとコミットメントの組み合わせ 第5章 みんながしています 合理的な人とは?/純粋な利他性と不純な利他性/ヒューリスティックス/社会的選好と社会規範/社会規範と相対所得仮説/「自由放任」の考え方と行動経済学/社会規範についての研究/ボトルネックはどこにあったのか?/社会規範とコミットメントは有効な手段/限定合理性と数当てゲーム/フレーミング効果の事例/代表性ヒューリスティックと「リンダ問題」/あなたはどちらだと思いますか?/利用可能性ヒューリスティック/私たちの判断は「アンカー」に影響される/最初に見せる数字がポイントになる/まったく関係ない数字にも影響される 第6章 ナッジとは何か? ナッジとリバタリアン・パターナリズム/選択の自由を確保することが重要/大きな金額をかけないことも重要/ナッジ」と「スラッジ」/ナッジ設計のプロセスフロー「BASIC」/ナッジのチェックリスト「EAST」/ナッジを選ぶ際のポイント/ボトルネックを引き起こす行動経済学的特性/行動のボトルネックの特性と対策/ダイエットはなぜ難しいのか/ダイエットのナッジ/社会規範と分かりやすさを使った残業削減ナッジ/ナッジに対する批判/デフォルトを用いた行政の取り組み例/男性職員の育児休業取得を増やす/後発薬を増やして医療費を下げた/人との接触を8割減らす10のポイント/「ナッジ」から見た三つの見出し/手指消毒のナッジ/はみ出し喫煙のナッジ 第7章 仕事や勉強の中の行動経済学 参照点とピア効果/正のピア効果と負のピア効果/スーパーのレジ打ちの「ピア効果」の研究/水泳選手の「ピア効果」の研究/「シーシュポスの岩」と「賽の河原の石積み」/意味のある仕事の重要性/「意味のある条件」と「シーシュポスの条件」/目標と行動のギャップを埋める/行動計画の効果を検証した研究/職探し研究の行動経済学的意味/賢く見える提案とは?/コミットメント・ピア効果・現在バイアス/コミットメントの設計は難しい

世界最前線の研究でわかる! スゴい! 行動経済学

橋本 之克
総合法令出版
おすすめ度
72
紹介文
人間は不合理な生き物です。例えば、つまらないものに愛着を感じてはいつまでも持っていたり、非常ベルが鳴っているのに周りが動かなければ自分も避難しなかったり、特段欲しくもないものを買ってしまったり……。そんな人間の不思議な判断や行動、事象に応えるのが行動経済学です。効率や利益ではなく人間重視へと変化する今の時代だからこそ注目される、心理学と経済学が一体となった考え方です。本書は、日常生活の中から誰もが体現させられる事象を、実例とその原因を示しながら行動経済学の観点から解説します。 第1章 行動経済学は「にんげん」らしくあるために 第2章 無駄な努力はやめましょう――行動経済学と深層心理 第3章 それでもお金とは仲良くしておきたい――行動経済学とお金 第4章 今より少しだけ良い世界に――行動経済学と社会

ヤバい行動経済学: 絶対に損をしない方法

之克, 橋本
日本文芸社
おすすめ度
70
紹介文
日常の人間の性質や行動に基づく消費・投資などの経済活動について解き明かす「行動経済学」をわかりやすく解説。 もう絶対に損をしない!市場に渦巻くヤバい経済の仕組みが丸わかり! 日常の人間の性質や行動に基づく買い物・投資などの経済活動について解き明かす「行動経済学」をわかりやすく解説。一般的なシチュエーションに置き換えて、売り手側の思惑と買い手側のの心理などを知っておくことで、その商品は本当に必要なものなのか、正しい価値があるのか、といった本質が見えてきます。ヤバい行動経済学で、絶対に損をしない感覚を手に入れましょう。 はじめに 1章|STEP1 行動経済学で見る人間の本質 2章|STEP2 もっと行動経済学で見る人間の本質 3章|STEP3 行動経済学を使った「売り手の戦略」を見抜く 4章|STEP4 行動経済学を使った「売り手の戦略」をもっと見抜く 5章|日常生活に潜む行動経済学のワナ コラム ・行動経済学ってどうやって生まれたの? ・「ホモ・エコノミクス」ってなに? ・行動経済学のえらい人「ハーバート・サイモン」 ・行動経済学でノーベル賞「ダニエル・カーネマン」 ・脳のはたらきから経済行動を解明する「神経経済学」 「ヤバい行動経済学」用語集

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)

永井 孝尚
PHP研究所
おすすめ度
69
紹介文
1本25万円の生ハムセラーが順番待ちの理由は? 値上げから値下げまで「儲かる価格の仕組み」を日常的な例で面白く分かりやすく解説。

経済は感情で動く : はじめての行動経済学

マッテオ・モッテルリーニ
紀伊國屋書店
おすすめ度
68
紹介文
経済学って、こんなに人間的で、面白い学問だったのか。最新の行動経済学は、経済の主体であるところの人間の行動、その判断と選択に心理学の視点から光を当てる。そこに見えてきたのは、合理性とは似つかない「人間的で、あまりに人間的な」一面。クイズ形式で楽しく読み進むうちに、「目からうろこ」、ビジネスでのヒントに溢れ、お金をめぐるあなたの常識を覆す。 1 日常のなかの非合理(頭はこう計算する 矛盾した結論を出す 錯覚、罠、呪い 「先入観」という魔物 見方によっては得 どうして損ばかりしているのか お金についての錯覚) 2 自分自身を知れ(リスクの感じ方はこんなに違う リスクとの駆け引き 知ってるつもり 経験がじゃまをする 投資の心理学 将来を読む) 3 判断するのは感情か理性か(人が相手の損得ゲーム 怒れるニューロン 心を読むミラーゲーム 理性より感情がものを言う 人間的な、あまりに人間的なわれわれの脳)

データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

キャス・サンスティーン
日経BP
おすすめ度
67
紹介文
本書は、「ナッジ」をうまく活用することで、 人々を「よりよい行動」に導くための技術書です。 新型コロナウィルスの流行―― 政府の対応が国によって違う裏側には、 各国民の「ナッジへの反応度」が関係していた!? ・日本人の、政府の働きかけに対する反応は、やっぱり「特殊」!? ・アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ……各国民はどう考えているのか? ・中国と韓国がいつも「過剰に反応」しているように見える理由 各国民の深層心理が見える、全世界規模調査を大公開! --------------------- アメリカは活用に積極的。 デンマークは慎重派。 では、日本は……? 「ナッジ(Nudge)を用いることを検討している担当者、 そしてナッジに警戒心をもっている人々の必読書」 (大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄氏[解説]より) “使える経済学=ナッジ"を 大事なプレゼン、キャッチコピーづくり、 マーケティング、コンサルティングの現場で、 賢く役立てよう 「誰が、どのように働きかけたら、大勢の賛同を得られるか」がデータでわかる。 「ナッジ」の提唱者の一人が贈る、「ナッジ」活用の基本原則。 --------------------- ナッジとは、 強制や金銭的動機付け(インセンティブ)に頼らず、 選択の自由を残しながらも、望ましい方向に誘導する、 ちょっとした工夫です。 どのようにナッジを活用すれば、 人々が自身の選択に納得感を持ち、満足できるのか。 「習慣化したいけれど、面倒くさいこと」を難なく継続し、 「悪いことだとわかっているけれど、やめられないもの」を無理なく断つという、 「ナッジのメリット」を享受できるのか。 本書には、ナッジを最も効果的に活用するためのヒントが満載です。 --------------------- [本書の調査対象国一覧] 日本 アメリカ アイルランド イギリス イタリア オーストラリア カナダ 韓国 中国 デンマーク ドイツ ハンガリー ブラジル フランス ベルギー 南アフリカ メキシコ ロシア 解説 ナッジが備えるべき条件 大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄 はじめに 行動経済学(ナッジ)を最も有効に活用する方法 第1章 ナッジ導入における「世論」の重要性 「ナッジ」とは何か? 第2章 アメリカ1調査結果のまとめ アメリカにおけるナッジの評価 アメリカで人気のあるナッジ アメリカ人はどんなナッジを嫌うのか? 第3章 アメリカ2調査から明らかになったナッジへの反応 アメリカで受け入れられるナッジ・拒否されるナッジは何が違うのか? 第4章 ヨーロッパでの調査結果とナッジへの評価 ヨーロッパにおけるナッジへの反応 調査結果の分析 ヨーロッパ6ヵ国における調査結果の分析 ヨーロッパ6ヵ国の人々はナッジをどうとらえているのか? 第5章 ナッジに対する世界的な評価は定まっているのか? 世界的なナッジへの評価の検討 日本をはじめとする8カ国の調査方法 日本をはじめとする8カ国の調査結果の分析 第6章 ナッジの真実 「相手への信頼感」はどの程度、人々の判断を変えるのか? ナッジへの賛成・反対は何によって決まるのか? ナッジへの賛成を決める要素の正体 ナッジを賢く役立てるために 第7章 教育的ナッジと非教育的ナッジ――主体性からナッジを見る 主体性の度合いは、ナッジへの評価を左右するのか? アメリカにおける「主体性」の意味 「貯蓄、喫煙、環境」についての結果のまとめ 「有権者登録、子どもの肥満、中絶」についての結果のまとめ 人々を動かすための「世論、法律、公共政策」の扱い方 第8章 ナッジについての7つの誤解 「ナッジ」はいま、大いに誤解されている 第9章 あらゆるナッジに適用されるべきわれわれの権利とは? ナッジの正当性 ナッジの権利章典を策定する 公共の福祉と自律性について 謝辞 註釈

ビジネス教養 行動経済学 (サクッとわかるビジネス教養)

阿部 誠
新星出版社
おすすめ度
67
紹介文
行動経済学の基本となる考え方をイラスト図解で簡単に示し、それをビジネスや生活に生かす為の方法を豊富な実例とともに紹介します。 行動経済学は個人の心理を扱う経済学で、知識ゼロの人でも理解しやすく、かつ実際のビジネスに役立つテーマです。行動経済学の研究対象である、人間の非合理的な意思決定方法を学べば、営業職にも企画職にも生かすことができます。例えば、宿泊予約サイトにリアルタイムの閲覧者数を表示することで、「これだけ注目されているならいいホテルに違いない」「急がないと埋まってしまうかもしれない」と思わせて予約を促す仕組みは行動経済学の活用と言えます。 本書は行動経済学の基本となる考え方をイラスト図解で簡単に示し、それをビジネスや生活に生かすための方法を豊富な実例とともに紹介します。「見るだけで会話・説明ができる」というシリーズコンセプトの通り、この本を読めば行動経済学的な視点で戦略や企画を提案することができるようになります。 著者は『東大教授が教えるヤバいマーケティング』(KADOKAWA)など著書多数の東大教授、阿部誠先生。個人の心理に着目したマーケティング研究の第一人者がおくる、ビジネスパーソンのための行動経済学の本です。

【新装版】人蕩し術 (アラヤ識シリーズ)

無能 唱元
日本経営合理化協会出版局
おすすめ度
67

不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ダン・アリエリー
早川書房
おすすめ度
63
紹介文
人間の行動は矛盾だらけ! 仕事や私生活でより良い決断を下すための行動経済学入門書

ミクロ・マクロの前に 今さら聞けない行動経済学の超基本

橋本 之克
朝日新聞出版
おすすめ度
63
紹介文
行動経済学を改めていちから学び、かしこい消費者を目指す本。様々な実例や実験を図解でわかりやすく説明しているので、経済学が苦手な人でもスッとよくわかる。「カモにならない」など、すぐに役立つ囲みコラムも楽しい。

トリガー 人を動かす行動経済学26の切り口

楠本 和矢
イースト・プレス
おすすめ度
61
紹介文
行動経済学を、マーケティング領域へ! ものが売れない時代の最強ツール 本書の狙いは、行動経済学を「マーケティング」につなげること−−。 今、最もホットなビジネス理論の1つである「行動経済学」。 しかしながら、その注目度に反して、ビジネスプラニングの表舞台に上がってくる機会は決して多くありません。 この学問に興味を持ったビジネスパーソンからも、いかに「転用」すればいいかわからず、活用を断念したという声をよく聞きます。 その主な理由は以下の3つ。 ①言葉が難しいから ②体系化されていないから ③検討フレームワークになっていないから こうした課題を解決し、行動経済学をマーケティング領域で実践的に活用するためのエッセンスまとめたのが本書です。 行動経済学の基礎についての説明を行うほか、 各理論を目的別5カテゴリーに分類し、26の切り口として整理、 アナロジカル・シンキングを使って、現場で使える施策に落としこむまでを順を追って解説します。 理屈だけでは突破できない昨今の成熟化社会において、生活者の感情的、非論理的な判断や選択のメカニズムを説き明かし、それを逆手に取った攻略法、いわば「心のスキ」を突く手法が、まさにこんな時代における事業戦略やマーケティング戦略を考える上での一つの突破口になり得るはずです。 本書が、読者の皆さまが新たなマーケティング施策アイデアを創発する際の、一助になれれば幸いです。 行動経済学を、マーケティング領域へ!ものが売れない時代の最強ツール はじめに ■CHAPTER1 マーケティング戦略と、行動経済学との距離感 ・通念としての「マーケティング戦略」とは何か ・典型的な「非合理的な判断」 ・行動経済学は、なぜ使いにくいのか ・行動経済学を、マーケティング領域へ ・参考編 各種理論の整理 コラム1 「ナッジ」について ■CHAPTER2 行動経済学をマーケティングにつなげる26の切り口 ・効率良く「好感認知」をつくるための5つの切り口 1ユーザーを広告塔に 2それとわかるデザイン 3強力パートナーに乗る 4社会的トピックに紐付け 5ファンから情報発信 コラム2 クレジットカードに対するホンネ ・新たなニーズを創るための7つの切り口 6リスクを強制想起 7新たな「敵」の紹介 8新習慣の創出 9いい言い訳の提供 10節目需要の創出 11ひとまず保有させる 12とにかく近くに コラム3 ある家電量販店にいた、PCのセールスパーソン ・魅力的なものに見せるための5つの切り口 13とにかくNo.1 14レア感の醸成 15優良なる未知のもの 16共感醸成ストーリー 17第三者レコメンド コラム4 「ジンクピリチオン効果」の最強事例と思うもの ・購入ストレスを低減するための4つの切り口 18購入リスクがゼロ 19選択肢の絞り込み 20面倒ごとの先送り 21相対的に選ばせる コラム5  マイナンバーの普及率はなぜ低いか ・自然に継続させるための5つの切り口 22「継続する状態」を最初から 23「一定期間の利用」が前提 24こまめな達成感 25更新タイミング可視化 26続けないと損 コラム6  続けるには、とにかく「宣言」することがベスト ■CHAPTER 3 「26の切り口」を使って、マーケティングアイデアを創出する方法 ・アナロジカル・シンキングとは ・「26の切り口」を基点とした、アナロジカル・シンキングの手順 ・シミュレーション・ワーク    ステップ1:前提条件の整理    ステップ2:「顧客価値」の掘り起こし    ステップ3:「阻害要因」の探索    ステップ4:「26の切り口」を使ったアイデア導出    ステップ5:アイデアの絞り込みと精緻化 おわりに

無料より安いものもある:お金の行動経済学 (ハヤカワ文庫NF)

ダン・アリエリー
早川書房
おすすめ度
61
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そのお買いもの、ほんとうに合理的? セールやくじ、貯金のしかたなど身近な場面で失敗しなくなる、行動経済学のたのしい入門書

思わずためしてみたくなる マンガ 行動経済学1年生

平野 敦士 カール
宝島社
おすすめ度
60
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ベストセラー『マンガ 思わず試してみたくなる心理学入門』に続く、4コママンガでシンプルにわかる入門書シリーズです。「税金を払わない人がサラッと払ってくれる」「何も言わなくてもお客さんがキレイに行列してくれる」「値段を上げてもお客さんが気持ちよく払ってくれる」など、行動経済学の驚くべき魔法のワザを紹介。またゲームに課金してしまう心理やクラウドファンディングにお金が集まる理由など、必ずしも合理的でない人間心理をマンガで解説。

〔エッセンシャル版〕行動経済学

ミシェル バデリー
早川書房
おすすめ度
60
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昨年のノーベル賞で話題の行動経済学の肝を最短で学べる入門書。基礎知識からEU離脱をめぐる英国民の認知バイアスなど最新時事まで 昨年のノーベル経済学賞で一躍話題の行動経済学。その肝を超ショートカットで学べる1冊が登場! 基礎知識はもちろん、EU離脱をめぐる英国民の認知バイアスなど最新時事までを網羅。多忙を極めるビジネスパーソンから経済学・心理学ビギナーの学生まで必携

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

シーナ アイエンガー
文藝春秋
おすすめ度
60
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社長が平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ? NHK白熱教室でも話題になった盲目の女性教授の研究を書籍化 社長が平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ?

行動経済学入門

多田 洋介
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
おすすめ度
60
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最もわかりやすい名テキストを文庫化。心理学が拓く経済学のフロンティア。「ものぐさ」「思い込み」「お人好し」-不合理な面をもつ「普通の人間」を前提とした新たなアプローチで経済・社会・人間行動を読み解く。 第1章 行動経済学とは何か?-「限界知らずの経済人間」への挑戦 第2章 人間はどこまで合理的か?-限定合理性の経済学 第3章 近道を選ぶと失敗する-信念や判断に潜む罠 第4章 プロスペクト理論-リスクが存在する下での選好理論 第5章 非合理的な投資家は市場を狂わす-行動ファイナンスの世界 第6章 人間は「超」自制的か-先送り、その場の快楽、自己制御 第7章 人間は他人の目を気にするもの-「目には目を歯には歯を」の経済学 終章 心理学的アプローチの限界と可能性

「意思決定」の科学 なぜ、それを選ぶのか (ブルーバックス)

川越 敏司
講談社
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59
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あなたにとっての「最善の選択」とはなにか。「意思決定理論」をもとにした「15の実験」でわかる、あなたの選択のタイプとは! あなたにとっての「最善の選択」とはなにか。 「意思決定理論」をもとにした「15の実験」でわかる、あなたの選択のタイプとは? 天才科学者フォン・ノイマンらによって体系化され、現在も発展を続ける「意思決定理論」。 その足跡をたどりながら最新研究までを紹介し、さまざまな状況下での選択のあり方について、実験形式で楽しく理解することができる! 数学者・ベルヌーイが指摘した「期待値」計算の矛盾から導入された、個人の満足度を表す「効用」とはなにかを説明したうえで、この「効用」をもとにした「期待効用理論」から「リスクに対する態度」を測定し、読者それぞれのリスク下での選択のタイプを判断していく。 次に、行動経済学において発展してきた「プロスペクト理論」を紹介しながら、リスク下での選択について、さらに詳細に分析する。 そして、利益や損失を受け取るタイミングに関する「時間選好」、「他者」との分配に関する「社会的選好」、「認知能力」の測定と、さまざまな状況下での選択について、個人の選好を分析し、最終的にそれらを統合した実験をとおして、読者ひとりひとりが自分自身における「最善の選択」を知ることができる。 また本書では、より簡単に実験を行いたい人のために「Scratch」による実験プログラムにもアクセス可能。さらに数学的な背景をより詳しく知りたい読者のための「補論」や、統計ソフト「R」によるプログラミング例にもサイトに掲載している。 意思決定に対する満足度は、ひとりひとり異なるものである。 個人における選択のあり方を徹底的に掘り下げ、より良い選択ができるようになる考え方を紹介する、最新「意思決定理論」の決定版!

影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果

マーティン,スティーブ・J.
誠信書房
おすすめ度
59
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『影響力の武器』シリーズ最新刊!仕事や日常での交渉・人間関係において絶大な効果をもたらす、53の”小さな工夫”を紹介 世界中でロングセラーを続ける『影響力の武器』シリーズの最新刊。「約束を守ってもらうのに効果的な方法とは?」「相手に、選んでほしい選択肢を選ばせるコツとは?」「目標達成に効果的な計画づくりとは?」など、“小さな”工夫ながら“絶大な”効果をもたらすことのできる、53の“スモール・ビッグ”を紹介。仕事や日常生活に使えるヒントが満載! 原書名:THE SMALL BIG:small changes that spark big influence 1 納税期限を守ってもらうための簡単な工夫 2 集団との結びつきを利用したスモール・ビッグ 3 社会規範の効果的な利用法 4 わずかな環境変化がもたらす大きなパワー 5 名前が生み出す驚くべき効果 6 共通点を探すことの大きなメリット 7 「よく知っている人」という思い込み 8 約束を守ってもらうためのスモール・ビッグ 9 行動力を倍加させる小さなコミットメント 10 思わぬ逆効果を防ぐためのひと工夫 11 従業員のやる気を高める簡単レシピ 12 「つながりが薄い人」の活用法 13 目標到達へのプラン作りが導く確実な成果  14 「未来へのロックイン」が導くよりよい選択 15 「将来の自分」への義務感が人を動かす 16 目標値の「幅」がやる気を誘う 17 「望ましい選択肢」を選んでもらう工夫 18 「先延ばし」に対処するためのスモール・ビッグ 19 待つ間の「苛立ち」を「楽しみ」に変える 20 「実績」に勝る「将来性」の魅力 21 退屈な会議を一変させる四つの工夫 22 成功を導く服の着こなし 23 説得は「自分が何をどう話すか」より「相手が何を思うか」 24 「自信なさげな専門家」の意外性が生み出す説得力 25 センターに位置することの重み 26 創造的な思考を引き出す環境の力 27 交渉を有利に進める舞台設定 28 自信を引き出すスモール・ビッグ 29 「愛こそはすべて」を実践する 30 喜ばれるプレゼントの選び方 31 生産性も高める「上手な」親切 32 感謝の表明はやる気を高める隠れた一手 33 意外性が生み出す意外な効果 34 助けが必要なとき、まず何をすべきか? 35 最初の提示が交渉を制する 36 提示額につけた端数の絶妙な効果 37 あなどってはいけない「左端」の数字 38 注文が増える順番の秘密 39 特典付加の思わぬ逆効果 40 個に注目させる「ユニットアスキング」 41 個を識別する工夫で得られる確実な効果 42 機会費用を利用して決定を後押し 43 「もう何個」と「あと何個」の賢い使い分けは? 44 「自由」より「制限」が目標達成を後押しする不思議 45 「分ける」だけで価値を高め負担を減らす 46 一歩引いて眺めるだけのスモール・ビッグ 47 他人の失敗から学ぶ成功への大きな一歩 48 失敗を生かして成功の糧に 49 ネットのレビューに信頼を与えるひと工夫 50 メールの書き方ひとつで変わる交渉結果 51 触れるだけで高まるモノの価値 52 ラストシーンは美しく豊かに 53 おまけの章

愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める

エヤル・ ヴィンター
早川書房
おすすめ度
59
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怒りや悲しみ、妬みといった感情は理性とは相入れないという通念は間違っている。感情とは合理的なものであり、知性にも感情的な側面があって、両者は切り離せないものなのだ……進化心理学、ゲーム理論なども加味して説き明かす、行動経済学解説の新たな収穫。

選択の科学

シーナ・アイエンガー
文藝春秋
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59
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社長は平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ?

「ココロ」の経済学: 行動経済学から読み解く人間のふしぎ (ちくま新書1228)

依田 高典
筑摩書房
おすすめ度
59
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世界は愚か者であふれている。なぜ私たちは不合理な行動をつづけるのか? 経済学、心理学、脳科学などの最新知見から、矛盾にみちた人間のココロを解明する。

PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間

ロバート・チャルディーニ
誠信書房
おすすめ度
59
紹介文
膨大な文献とプロフェッショナルたちの言動から説得に並外れたパワーをもたらす要素を明らかにした著者33年ぶりの単独書き下ろし 『影響力の武器』の著者、チャルディーニ博士による渾身の書き下ろし。六つの影響力の武器(返報性・行為・権威・社会的証明・希少性・一貫性)に真の威力を与える、第七の武器がついに明かされる。イメージや思い込みを排除し、社会心理学者の武器である科学的根拠を、さまざまな身近な事例を挙げながら示す。他人のみならず自分自身へ影響を与える思考の転換方法を、本書は与えてくれる。

行動を変えるデザイン ―心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する

Stephen Wendel
オライリージャパン
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59
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行動経済学と心理学をもとに、行動や日常習慣を変えるプロダクトをデザイン。ITプロダクトが使われていない分野での情報を提供。 行動経済学、心理学をサービスデザインに活用! 本書は、行動経済学と心理学をもとに、人々の行動、日常習慣を変えるためのプロダクトをデザインするための書籍です。主に医療(健康管理)、金融(資産管理)など、これまでITプロダクト(サービス、アプリなど)がなかなか使われてこなかった分野を対象に、ユーザーがやりたいと思っていたものの実行できなかったような行動を実現することを助けるプロダクトを作り出すための、実践的な情報を提供します。

行動経済学―感情に揺れる経済心理 (中公新書)

高典, 依田
中央公論新社
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59
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完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする-これが経済学の仮定する経済人である。だが、現実にはこのような人間はいない。情報はあまりに多く、買い物をしたあとでもっと安い店を知って後悔する。正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダイエットも失敗しがちだ。本書は、このような人間の特性に即した「行動経済学」を経済学史の中に位置づけ直し、その理論、可能性を詳しく紹介する。 第1章 行動経済学とはなにか 第2章 時間上の選択 第3章 不確実性下の選択 第4章 アディクション 第5章 ゲーム理論と利他性 第6章 行動経済学の挑戦

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房
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59
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社会で騙されたり丸め込まれたりしないために、私たちはどう身を守れば良いのか? ずるい相手が仕掛けてくる“弱味を突く戦略”の神髄をユーモラスに描いた、世界でロングセラーを続ける社会心理学の名著。待望の第三版は新訳でより一層読みやすくなった。楽しく読めるマンガを追加し、参考事例も大幅に増量。ネット時代の密かな広告戦略や学校無差別テロの原因など、社会を動かす力の秘密も体系的に理解できる。 第1章 影響力の武器 カチッ・サー 思考の近道に賭ける 誰が得をしているのか? 柔 道 まとめ 第2章 返報性―昔からある「ギブ・アンド・テイク」だが 返報性のルールはどのように働くか 譲り合い 拒否させた後に譲歩する 防衛法 まとめ 第3章 コミットメントと一貫性―心に住む小鬼 一貫性のテープが回る コミットメントが鍵 防衛法 まとめ 第4章 社会的証明―真実は私たちに 社会的証明の原理 死因は……不明(確なこと) 私のまねをしなさい……サルのように 防衛法 まとめ 第5章 好 意―優しそうな顔をした泥棒 友達になるのは、影響を及ぼすため あなたを好きになるのはなぜ? その理由を考えてみよう 条件づけと連合 防衛法 まとめ 第6章 権 威―導かれる服従 権威のもつ影響力の強さ 盲目的な服従のもつ魅力と危険性 重要なのは中身ではなく外見 防衛法 まとめ 第7章 希少性―わずかなものについての法則 少ないものがベスト 失うことはワースト 心理的リアクタンス 最適の条件 防衛法 まとめ 第8章 手っとり早い影響力―自動化された時代の原始的な承諾 原始的な自動性 現代の自動性 近道は神聖なもの

かくて行動経済学は生まれり

ルイス,マイケル
文藝春秋
おすすめ度
59
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なぜ人の直感は間違うか。『マネー・ボール』で著者が見落としたその問題を解いたカーネマンとトヴェルスキー、二人のユダヤ人の足跡 データ分析を武器に、貧乏球団を常勝軍団に作り変えたオークランド・アスレチックスGMを描いた『マネー・ボール』は、スポーツ界やビジネス界に「データ革命」を巻き起こした。刊行後、同書には数多くの反響が寄せられたが、その中である1つの批判的な書評が著者の目に止まった。「専門家の判断がなぜ彼らの頭の中で歪められてしまうのか。それは何年も前に2人の心理学者によって既に説明されている。それをこの著者は知らないのか」この指摘に衝撃を受けたマイケル・ルイスは、その2人のユダヤ人心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追いはじめた――。〈目次〉■序 章 見落としていた物語野球界にはびこるさまざまなバイアスと、それを逆手にとった貧乏球団のGMを描いた『マネー・ボール』。その刊行後、わたしはある批判的な書評を目にした。「著者は、野球選手の市場がなぜ非効率的なのか、もっと深い理由があることを知らないようだ」。その記事には2人の心理学者の名前が挙げられていた。■第1章 専門家はなぜ判断を誤るのか?あるNBAチームのGMは、スカウトの直感に不信感を抱いていた。彼らは自分にとって都合の良い証拠ばかりを集める「確証バイアス」に陥っていたのだ。彼らの頭の中では、いったい何が起きているのか。それは、かつてダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが直面し、解き明かした問題だった。■第2章 ダニエル・カーネマンは信用しないナチスからの過酷な逃亡生活を経たダニエルは、終戦後、独立戦争さなかのイスラエルに向かった。戦争中の体験から「人の頭の中」に強い興味を抱いた彼は、軍の心理学部隊に配属される。そこで課せられたのは、国家の軍事力を高めるべく、新人兵士の適性を正確に見抜く方法を作成せよという難問だった。■第3章 エイモス・トヴェルスキーは発見する高校卒業後、イスラエル軍の落下傘部隊に志願したエイモス。闘士として戦場を駆け回った彼は、創設直後のヘブライ大学心理学部に入学する。「CよりB、BよりAが好きな人は、必ずCよりAが好き」という人間像を前提とした既存の経済理論に疑問を持った彼は、刑務所の囚人を集めてある実験を行なった。■第4章 無意識の世界を可視化する人間の脳は無意識のうちにどんな働きをしているのか。その研究にとりかかったダニエルはやがて視覚に辿り着く。人の瞳孔は、好ましいものを見ると大きくなり、不快なものを見ると小さくなる。そしてその変化のスピードは、人が自分の好みを意識するより早かった。彼は、目から人の頭の中をのぞき始めた。■第5章 直感は間違える「人の直感は、統計的に正しい答えを導き出す」。長らく信じられてきたその通説を打ち破ったのは、ヘブライ大学で出会ったダニエルとエイモスの二人だった。たとえ統計学者でも、その直感に頼った判断はいとも簡単に間違うことを証明した二人の共同論文は、それまでの社会科学に反旗を翻すものだった。■第6章 脳は記憶にだまされる専門家の複雑な思考を解明するため、オレゴン研究所の心理学者たちは医師に簡単な質問をして、ごく単純なアルゴリズムを作成した。だが、手始めに作られたその「未完成のモデル」は、どの有能な医師よりも正確にがんの診断を下せる「最高の医師」になってしまった。いったいなぜそんなことが起きたのか?■第7章 人はストーリーを求める歴史研究家は偶然にすぎない出来事の数々に、辻褄のあった物語をあてはめてきた。それは、結果を知ってから過去が予測可能だったと思い込む「後知恵バイアス」のせいだ。スポーツの試合や選挙結果に対しても、人の脳は過去の事実を組み立て直し、それが当たり前だったかのような筋書きを勝手に作り出す。■第8章 まず医療の現場が注目した北米大陸では、自動車事故よりも多くの人が、医療事故で命を落としていた。医師の直感的な判断に大きな不信感が漂う中、医学界はダニエルとエイモスの研究に注目。医師の協力者を得た二人は、バイアスの研究を次々と医療に応用し始める。そしてダニエルは、患者の「苦痛の記憶の書き換え」に成功する。■第9章 そして経済学も「人は効用を最大にするように行動する」。この期待効用理論は、経済学の大前提として広く受け入れられてきた。だがそれでは、人が宝くじを買う理由すら説明できない。その矛盾に気づいたダニエルとエイモスは、心理学の知見から新たな理論を提唱する。その鍵となったのは、効用ではなく「後悔」だった。■第10章 説明のしかたで選択は変わる六百人中、二百人が助かる治療法と、四百人が死ぬ治療法。この二つの選択肢はまったく同じ意味であるにもかかわらず、人はその説明の違いに応じて異なる反応を見せる。ダニエルとエイモスが見つけたこの「プロスペクト理論」は、合理的な人間像を掲げてきた既存の経済学を、根底から揺るがすことになる。■第11章 終わりの始まり共同研究に対する賞賛は、エイモス一人に集中した。その状況に対し、徐々に妬ましさを感じ始めたダニエルは、エイモス抜きで新たな研究に取り掛かる。人が「もう一つの現実」を想像するときのバイアスに注目したそのプロジェクトが進行するなか、十年間に及ぶ二人の友情の物語は終焉へと近づいていく。■第12章 最後の共同研究ダニエルとエイモスの格差は広がる一方だった。そんな中、かつての指導教官をはじめ、彼らの研究は各方面からの攻撃に曝される。その反撃のため二人は再び手を組むも、ダニエルはその途中でエイモスと縁を切る決意を固める。二人の関係が終わったその直後、エイモスは医師から余命六か月と宣告される。■終 章 そして行動経済学は生まれた脳には限界があり、人の注意力には穴がある。ダニエルとエイモスが切り拓いたその新たな人間像をもとに、「行動経済学」は生まれた。エイモスの死後、その権威となったダニエルは、ノーベル経済学賞の候補者に選ばれる。発表当日、一人連絡を待つダニエルの胸には、エイモスへのさまざまな思いがよぎる。■解 説 「ポスト真実」のキメラ 月刊誌『FACTA』主筆 阿部重夫

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ダニエル・カーネマン
早川書房
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59
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FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ハンス・ロスリング
日経BP
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愛されて、【5冠】達成! ・2020年間ベストセラー【1位】(ビジネス書、トーハン調べ) ・オリコン年間BOOKランキング2020 ジャンル別「ビジネス書」【1位】 ・読者が選ぶビジネス書グランプリ2020 総合グランプリ【1位】(主催:グロービス経営大学院、フライヤー) ・ビジネス書大賞2020【大賞】(実行委員会:ディスカヴァー・トゥエンティワン) ・第30回TOPPOINT大賞【大賞】(2019年上半期TOPPOINT誌調べ) 100万部突破 テレビでも大反響! あさイチ(NHK)、ニュースシブ5時(NHK)、新・情報7daysニュースキャスター(TBS)、NEWS23(TBS)、ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)、Newsモーニングサテライト(テレビ東京) オリエンタルラジオ 中田敦彦さんYouTube大学で大絶賛! 「めちゃくちゃ面白い。これは読んでおかなきゃいけない! 」 ファクトフルネスとは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。 世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。 世界で300万部の大ベストセラー! ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛! 「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」 ビル・ゲイツ 「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」 バラク・オバマ元アメリカ大統領 特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。 ◆賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている 本書では世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズを紹介している。たとえば、こんな質問だ。 質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 答えは本書にある。どの質問も、大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解率が低い。 その理由は、10の本能が引き起こす思い込みにとらわれてしまっているからだ。 ◆教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。 イントロダクション 第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み 第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み 第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み 第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み 第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み 第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み 第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み 第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み 第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み 第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み 第11章  ファクトフルネスを実践しよう おわりに 付録 脚注 出典

投資賢者の心理学: 行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」

大江 英樹
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
おすすめ度
59
紹介文
第1章 誰もが思い込んでいる資産運用7つの勘違い 第2章 投資の基本、ありがちな間違いは? 第3章 年金や保険にもあふれている勘違い 第4章 株式投資に潜む心の罠 第5章 投資信託は知らないことがいっぱい! 第6章 マーケットや制度にも罠がある 終章 では、どうすればいいのか?

行動経済学 人を動かす88の原理

小泉 修平
三恵社
おすすめ度
59

行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)

杉山 尚子
集英社
おすすめ度
59
紹介文
失敗行動や犯罪の原因は、"心"に求められることが多い。「あいつはやる気がない」「過去のトラウマだ」等々。しかし、これでは評価にこそなりえても、問題解決にはつながらない。行動分析学は、ヒト及び動物の行動を「行動随伴性」という独自の概念によって明らかにするもので、行動の原因を個体内部、つまり心ではなく、個体を取り巻く外的環境に求めていく。アメリカの心理学者スキナーが創始した学問体系である。介護や医療、ビジネス、スポーツ、家庭などさまざまな現場で応用されており、大きな成果をあげてきた。本書は、日本における第一人者による、わが国初の一般用入門書である。 第1章 心理学をめぐる誤解(心とこころ 心理学にはいろいろある ほか) 第2章 行動の原理(好子出現の強化 嫌子消失の強化 ほか) 第3章 行動をどのように変えるか(新年の誓いはなぜ破られるか? 知識こそが行動の源なのか? ほか) 第4章 スキナーの思想と実験的行動分析(スキナーの哲学 はじめはネズミ、そしてハトへ ほか) 第5章 言語行動(人間の特徴は、言葉の使用である スキナーの『言語行動』 ほか)

NUDGE 実践 行動経済学 完全版

リチャード・セイラー
日経BP
おすすめ度
59
紹介文
全米ベストセラー! ノーベル賞受賞の経済学者が、もっともわかりやすく、一般向けに書いた、「使える経済学」の決定版。 「行動経済学」最高の入門書! ノーベル経済学賞受賞! セイラー教授の代表作が、 「最新の話題」を盛り込み、より「役に立つ」かたちになってリニューアル! 「NUDGE(ナッジ)」とは 親ゾウが、子ゾウの背中を鼻でちょっと押すように、 強制や禁止をせずに 本人の「よりよい選択」を後押しする「使える」経済学! ◆     ◆     ◆ 「うっかりしていた」「知らなかった」「じっくり考える時間がなかった」…… 実はその「損」、ナッジの活用で防げます! ・ジム、動画、音楽、雑誌……サブスクの「解約し忘れ」はなぜ起こる? ・保険料を得して医療費を安く抑える保険の選び方 ・老後の年金を結果的に「一番多く」する方法 ・事故多発の道路を安全に変えた「ある工夫」 ・地球温暖化防止、ドナー登録……不快感を生まずに参加者を増やす方法は? ・我慢や強制ではなく、「健康的な生活」を“自然に”送るには? ・新型コロナウイルスのワクチン接種、最初から接種率が高かった自治体の手法は? …… ◆     ◆     ◆ ◆「賢い人」「思慮深い人」ほど要注意!「ナッジ」で「認知バイアス」を乗り越えよう。 本書ではナッジにまつわる面白い実験を紹介している。たとえば、こんな実験だ。 あなたはいま、視覚認知テストを受けている6人の集団のなかにいる。 大きな白いカードに1本の線が描かれており、それをほかの3本の線と比べて、長さが同じものはどれか答える。3問目まではなにごともなく全員が同じ答えを選ぶ。 しかし、4問目であなた以外の5人が先に同じ線を選ぶのだが、それがどう見てもまちがっている。さあ、今度はあなたが答える番だ。あなたはどうするだろう。 ・自分が「正解だ」と思った線を選ぶ ・前の5人が選んだ線を選ぶ あなたは自信を持って、「正解だ」と思った線を選べるだろうか?  3問目までと比べて、少しためらいながら答えることになるのではないだろうか? 実は、このシチュエーションで、前の5人が選んだ線を選んでしまう人は珍しくはない。 ナッジとは、他人の回答に惑わされてしまう人間にとって、実に役に立つものなのだ。 第1部 ホモ・エコノミクスとホモ・サピエンス 「なぜナッジは必要か?」  第1章 バイアスと誤謬――「最適な選択」は人にはむずかしすぎる  第2章 「誘惑」をはねのけることは、ほんとうにできる?――ナッジの役割  第3章 「みんなはどうか」が判断基準――みんなと同じことを、私もしたい 第2部 選択アーキテクト(選択設計)のツール ――それぞれの「よりよい選択」を実現する方法  第4章 ナッジは「いつ」必要か――ナッジを使うべきタイミングのはかり方  第5章 選択アーキテクチャー 「よい選択」をうながす仕組みをつくる  第6章 テレビショッピングの魔力――「待ってください、これだけじゃないんです!」  第7章 スマート・ディスクロージャー――すぐれた情報開示が賢い行動を生む  第8章 #スラッジ ――ナッジの「悪用」に要注意 第3部 お金のこと  第9章 「明日はもっとお金を貯めよう」――老後の資金は賢く貯めろ  第10章 ナッジの効果は永遠に続くのか――スウェーデンのケース  第11章 「今日はもっと借りてもいいか」――住宅ローンとクレジットカードの甘いささやき  第12章 「保険」についての考え方――「小さなことにくよくよするな」で万事解決? 第4部 社会を見渡す  第13章 臓器提供――「すぐれたデフォルトですべて解決」は幻想にすぎない  第14章 私たちの地球を救え――これからのナッジ活用 第5部 「ナッジの苦情、受け付けます」――「ナッジの問題点」について考える  第15章 ナッジをめぐる「から騒ぎ」――ナッジは「選択の自由」を実現できるか?

ゼロからわかる 知らないと損する 行動経済学

ポーポー・ポロダクション
日本文芸社
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「経済学」×「心理学」読むだけでお金が増える行動経済学の本!最新科学で解き明かすリアルな経済活動! 「経済学」×「心理学」 読むだけでお金が増える 行動経済学の本! ・お守りは高いほうが効く? ・「押すな」と言われると押したくなるボタン ・人は「得」より「損」のほうを気にしている ・人は鳥居の前でゴミを捨てない ・松竹梅では「竹」がもっとも売れる ・じつは、美容室はコンビニの○倍ある ・ギャンブルにはまるメカニズム ・身近な企業に投資したくなる心理 ・ネット通販には行動経済学のワナがいっぱい ・本当に売りたいものは「○番目」に見せる ・成績を上げたいならボーナスは先に渡す ・結婚はするほうが「得」?しないほうが「得」? ・「収入が上がったら幸せになれる」はウソ? ・数字の並びに意味を見つけようとする人の心理 ・貯金ができないのは○○のせい ・くつを買うと、服やバッグまでほしくなる心理 など、最新科学で解き明かすリアルな経済活動! Contents Part1 経済は感情とイメージで動いている Part2 経済を動かす人の性質「損失回避性」 Part3 人の不合理な判断システム Part4 読むだけでお金が増える経済心理 Part5 ビジネス・マーケティングで使える行動経済学 Part6 幸福感のあるお金の増やし方・使い方 「経済学」×「心理学」読むだけでお金が増える行動経済学の本!貯金ができないのは○○のせい、本当に売りたいものは何番目に見せる? 1980円はなぜ安く感じる?など最新科学で解き明かすリアルな経済活動! はじめに 行動経済学ってなんだ? あなたの周りにある、あれもこれも行動経済学 よりよい選択に導く「ナッジ」とは 私たちは「バイアス」がかかった判断をする コロナ社会が生んだ人の行動変化 行動経済学を学ぶ6つのメリット① 行動経済学を学ぶ6つのメリット② 登場キャラクター紹介 Part.1 経済は感情とイメージで動いている Part.2 経済を動かす人の性質「損失回避性」 Part.3 人の不合理な判断システム Part.4 読むだけでお金が増える経済心理 Part.5 ビジネス・マーケティングで使える行動経済学 Part.6 幸福感のあるお金の増やし方・使い方 おわりに

自分を操る超集中力

メンタリストDaiGo
かんき出版
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セイラー教授の行動経済学入門

リチャード・セイラー
ダイヤモンド社
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59
紹介文
伝統的な経済学が前提とする、「自己利益の最大化」のために「最も合理的な」選択をするという人間行動の原則は、現実を反映したものとはいえない。本書では、経済理論では説明のつかない身近な市場の矛盾や、例外とする経済現象にスポットを当て、心理学と融合した新しい経済学のアプローチを示す。 経済理論と「例外」-合理的行動モデルはどこまで正しいか 協調戦略-人はいつどんな理由から協力するようになるか 最終提案ゲーム-「不公平なら断ってしまえ」という意思 産業間賃金格差-同じ職種なのになぜ給料に差が出るのか オークション-勝者は「敗者」となる呪いをかけられている 損失回避-手放すものは得るものより価値がある 選好の逆転現象-選好の順位付けはプロセスのなかで構築される 期間選択-金利と割引率についての損得勘定 心理会計-貯蓄と消費は人間的に行われる ギャンブル市場-競馬と宝クジにみる「市場の効率性と合理性」 株式予測(1)-株式市場のカレンダー効果 株式世族(2)-株価は平均値に回帰する 投資家感情仮説-クローズド・エンド型ファンドの不思議 外国為替市場-金利差と為替レートの謎

一瞬でYESを引き出す 心理戦略。

メンタリスト DaiGo
ダイヤモンド社
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59

9割の人間は行動経済学のカモである ―非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす

橋本 之克
経済界
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人間はこんなにも損をしたがる動物なのか。もっと知的に、賢く生きろ。我々の常識は全部、間違っていた。読まない人は一生分の損をする。パズドラからAKBまでカモる人間になる方法。 第1章 行動経済学は人間を意のままに動かす最強の学問 第2章 1割の人間は「プロスペクト理論」を知っている 第3章 犯した過ちはすべて「ヒューリスティクス」にある 第4章 「フレーミング理論」活用の儲かるビジネス 第5章 「時間選好」を知ったら、もっと儲けられる 第6章 行動経済学で「儲かる体質」に変えよ

An Introduction to Behavioral Economics

Wilkinson, Nick
Red Globe Press
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59

Behavioral Economics (Routledge Advanced Texts in Economics and Finance)

Cartwright, Edward
Routledge
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59

Behavioral Economics: Evidence, Theory, and Welfare

Lehr, Brandon
Routledge
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行動意思決定論―バイアスの罠

ベイザーマン,マックス・H.
白桃書房
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紹介文
人間の意思決定は気づかないうちにさまざまなバイアスを帯びている。ハーバード大学教授の手になる本書は、行動意思決定研究の広範かつ最新の成果を踏まえて、経営上の意思決定がどのような認知的・動機的バイアスを帯びるかを解説し、読者に意思決定改善の指針を提供する。 第1章 経営意思決定へのイントロダクション 第2章 一般的なバイアス 第3章 覚知の限界 第4章 フレーミングと選好逆転 第5章 動機と感情が意思決定に及ぼす影響 第6章 コミットメントのエスカレーション 第7章 意思決定における公正と倫理 第8章 一般的な投資の過ち 第9章 交渉における合理的な意思決定 第10章 交渉者の認知 第11章 意思決定の改善

日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義

アトキンソン,デービッド
東洋経済新報社
おすすめ度
59
紹介文
あのデービッド・アトキンソンが「118人の外国人エコノミストの英知」を結集し、人口減少ニッポンの処方箋を「すべて」描ききる。 「日本人の優秀さ」こそ、この国の宝だ――。 日本在住30年、元ゴールドマン・サックス「伝説のアナリスト」、 日本文化に精通する「国宝の守り人」、日本を愛するイギリス人だから書けた! 外国人エコノミスト118人の英知を結集して示す、日本人の未来。 「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。 ■筆者からのコメント■ 日本に拠点を移してから30年、さまざまな出来事を目の当たりにしてきました。 経済の低迷、それにともなう子どもの貧困、地方の疲弊、文化の衰退 ――見るに耐えなかったというのが、正直な気持ちです。 厚かましいと言われても、大好きな日本を何とかしたい。 これが私の偽らざる本心で、本書に込めた願いです。 世界的に見て、日本人はきわめて優秀です。 すべての日本人が「日本人の勝算」に気づき、行動を開始することを願って止みません。 ――デービッド・アトキンソン ■主要目次■ 第1章 人口減少を直視せよ――今という「最後のチャンス」を逃すな 第2章 資本主義をアップデートせよ――「高付加価値・高所得経済」への転換 第3章 海外市場を目指せ――日本は「輸出できるもの」の宝庫だ 第4章 企業規模を拡大せよ――「日本人の底力」は大企業でこそ生きる 第5章 最低賃金を引き上げよ――「正当な評価」は人を動かす 第6章 生産性を高めよ――日本は「賃上げショック」で生まれ変わる 第7章 人材育成トレーニングを「強制」せよ――「大人の学び」は制度で増やせる 第1章 人口減少を直視せよ――今という「最後のチャンス」を逃すな 第2章 資本主義をアップデートせよ――「高付加価値・高所得経済」への転換 第3章 海外市場を目指せ――日本は「輸出できるもの」の宝庫だ 第4章 企業規模を拡大せよ――「日本人の底力」は大企業でこそ生きる 第5章 最低賃金を引き上げよ――「正当な評価」は人を動かす 第6章 生産性を高めよ――日本は「賃上げショック」で生まれ変わる 第7章 人材育成トレーニングを「強制」せよ――「大人の学び」は制度で増やせる

実験経済学・行動経済学15講 (ライブラリ経済学15講 APPLIED編)

良子, 和田
新世社
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紹介文
人間の経済行動と経済理論の対応を追究した2つのアプローチ, 実験経済学と行動経済学について,イラストも交え初学者にも親しみやすく愉しく説き明かす入門テキスト.それら2つの学問の研究成果と相違点をテーマごとに解説し,現実の問題への応用や手法についても紹介する.図表を豊富に採り入れたビジュアルな構成+2色刷. 人間の経済行動と経済理論の対応を追究した2つのアプローチ, 実験経済学と行動経済学について,イラストも交え初学者にも親しみやすく愉しく説き明かす入門テキスト.2つの学問の研究成果と相違点をテーマごとに解説. イントロダクション/オークションによる資源配分/確実性下の意思決定理論/リスク下の意思決定理論と行動経済学/ナイト流不確実性下の意思決定理論と実験経済学/ナイーブなポートフォリオ選択/株式市場におけるバブルの形成と実験経済学/株式市場における情報のアップデート/時間選好率のアノマリー/環境経済学と実験経済学/ゲーム理論と社会的ジレンマ/利他主義を測る/社会選択の理論/行動経済学の実践/実験手法と検証法

行動経済学

室岡 健志
日本評論社
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伝統的な経済学の拡張・発展としての行動経済学。その理論と応用、実証、実験を最新研究も含めて体系的にまとめ上げた決定版! 伝統的な経済学の拡張・発展としての行動経済学。 その理論と応用を最新研究まで含めて体系的にまとめ上げた決定版! ■本書の特長 ・行動経済学の理論と伝統的な経済学の理論のつながり、その背後にあるエビデンスを明確に示しながら解説。 ・行動経済学の理論が、経済学の各分野でどのように応用されているかを具体的に紹介。 ・行動経済学に関連する政策、データ収集、実験などの実施を考えるための理論的な基盤を提供。 行動経済学研究をリードする気鋭の著者が、「経済学としての行動経済学」の基礎から研究の最前線までを徹底解説。 ■主な目次  第1章 行動経済学への招待 第I部 異時点間の選択  第2章 セルフコントロール問題とコミットメント  第3章 セルフコントロール問題に対するナイーブさと先延ばし  第4章 投影バイアスと異時点間の選択に関するその他の理論 第II部 不確実性下の選択  第5章 期待効用理論  第6章 プロスペクト理論  第7章 参照点依存の理論の発展と応用  第8章 確率加重の発展と不確実性下の選択に関するその他の理論 第III部 感情と意思決定  第9章 信念から得られる効用  第10章 社会的選好(1):利得の結果のみに基づく感情  第11章 社会的選好(2):利得の結果以外に基づく感情 第IV部 意思決定における歪み  第12章 行動ゲーム理論  第13章 不注意の理論とその応用  第14章 その他の理論:確率計算・フレーミング効果・自信過剰 伝統的な経済学の拡張・発展としての行動経済学。その理論と応用、実証、実験を最新研究も含めて体系的にまとめ上げた決定版! 第1章 行動経済学への招待   1.1 市場分析と政策への応用:契約の自動更新   1.2 行動経済学とは何か   1.3 なぜ経済学に行動経済学が必要か   1.4 行動経済学と実験経済学   1.5 行動経済学の潮流 第I部 異時点間の選択  第2章 セルフコントロール問題とコミットメント   2.1 はじめに   2.2 セルフコントロール問題:わかっちゃいるけど、やめられない   2.3 異時点間の選択の設定   2.4 近視眼性を組み入れたモデル   2.5 コミットメントと厚生評価   2.6 貯蓄行動への応用   2.7 求職活動・労働契約への応用   2.8 課税政策への応用:愚行税   2.9 年金政策への応用:デフォルト効果  第3章 セルフコントロール問題に対するナイーブさと先延ばし   3.1 はじめに   3.2 セルフコントロール問題に対するナイーブさ:わかっちゃいないし、やめられない   3.3 近視眼性に対するナイーブさを組み入れたモデル   3.4 ナイーブな個人の分析例:宿題と先延ばし   3.5 厚生評価と長期的な効用   3.6 ナイーブな消費者の搾取と消費者保護政策への応用   3.7 価格差別と競争政策への応用   3.8 一般的なナイーブな個人の予想と均衡の定義  第4章 投影バイアスと異時点間の選択に関するその他の理論   4.1 はじめに   4.2 投影バイアス:おやつ選択のフィールド実験   4.3 投影バイアスを組み入れたモデル   4.4 投影バイアスの応用   4.5 投影バイアスの検証   4.6 投影バイアスに関連する理論   4.7 その他の異時点間の選択の理論 第II部 不確実性下の選択  第5章 期待効用理論   5.1 はじめに   5.2 不確実性下の選択の設定   5.3 期待効用理論の定義   5.4 アレーとゼックハウザーのパラドックス   5.5 期待効用理論の限界  第6章 プロスペクト理論   6.1 はじめに   6.2 プロスペクト理論の定義   6.3 プロスペクト理論の性質   6.4 プロスペクト理論とアレーのパラドックス  第7章 参照点依存の理論の発展と応用   7.1 はじめに   7.2 プロスペクト理論における参照点の設定   7.3 KRモデルの定義   7.4 作業割当への応用   7.5 企業の価格設定への応用   7.6 労働供給への応用   7.7 期待効用理論の限界とKRモデル   7.8 KRモデルにおける均衡:UPEとPPE  第8章 確率加重の発展と不確実性下の選択に関するその他の理論   8.1 はじめに   8.2 累積プロスペクト理論の確率加重   8.3 確率加重の応用   8.4 確率加重の進展と検証   8.5 その他の不確実性下の選択の理論 第III部 感情と意思決定  第9章 信念から得られる効用   9.1 はじめに   9.2 信念から得られる効用:2つのアンケート調査による実証   9.3 信念から得られる効用の理論   9.4 自己欺瞞の理論   9.5 信念から得られる効用の新展開  第10章 社会的選好(1):利得の結果のみに基づく感情   10.1 はじめに   10.2 社会的選好:独裁者ゲーム   10.3 利得の結果のみに基づく社会的選好の理論   10.4 再分配政策への含意と発展   10.5 所得比較の実証研究  第11章 社会的選好(2):利得の結果以外に基づく感情   11.1 はじめに   11.2 独裁者ゲームは何を測っているのか   11.3 独裁者ゲーム関連の実験研究の発展   11.4 最後通牒ゲーム、信頼ゲーム、および関連理論   11.5 実証研究 第IV部 意思決定における歪み  第12章 行動ゲーム理論   12.1 はじめに   12.2 限定合理的な戦略的思考:情報開示実験   12.3 誤った推論の理論   12.4 その他の限定合理的な戦略的思考の理論  第13章 不注意の理論とその応用   13.1 はじめに   13.2 税制と公共政策への応用   13.3 市場競争への応用   13.4 不注意の同定に関する理論と実証  第14章 その他の理論:確率計算・フレーミング効果・自信過剰   14.1 はじめに   14.2 限定合理的な確率計算   14.3 フレーミング効果とその関連理論   14.4 自信過剰とその関連理論

行動ゲーム理論入門 第2版

川越敏司
NTT出版
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59
紹介文
行動経済学・実験経済学を取り入れたゲーム理論 実験経済学の研究から生まれた最新分野「行動ゲーム理論」の初めての本格的入門書。従来のゲーム理論がもっていた「クールで合理的な人間」という前提を修正し、感情をもった不合理な、リアルな人間の行動の解明をめざす。第1版刊行10年を経て、この間の研究の進展を反映してアップデートした待望の第2版! 第0章 行動ゲーム理論の概要 第1章 決定不能性 第2章 混合戦略 第3章 学習理論 第4章 予測と推論 第5章 ロジット均衡 第6章 コーディネーションとコミュニケーション 第7章 メカニズム・デザイン論 第8章 社会的学習と制度変化 参考文献/索引

The Foundations of Behavioral Economic Analysis

Dhami, Sanjit
Oxford Univ Pr
おすすめ度
59

Handbook of Behavioral Economics - Foundations and Applications 1 (Volume 1) (Handbooks in Economics)

Bernheim, Douglas
North Holland
おすすめ度
59

最後通牒ゲームの謎 ◇進化心理学からみた行動ゲーム理論入門

小林佳世子
日本評論社
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59
紹介文
最後通牒ゲームを題材として、進化心理学の考え方を使い、「経済人」ではない人間行動の原理に迫る。 最後通牒ゲームを題材として、進化心理学の考え方を使い、「経済人」ではない人間行動の原理に迫る。 第1章 謎解きの道具 第2章 ホモ・エコノミクスを探して  2-1 見知らぬ人と分かちあう  2-2 実験:やってみなくちゃわからない! 第3章 「目」と「評判」を恐れる心――なぜ独り占めしようとしないのか?  3-1 独裁者ゲーム:ノーとはいわせない!  3-2 観察者の目:見てるぞ~~~  3-3 絆と孤独はアメとムチ   コラム:孤独について  3-4 独裁者ゲーム:バリエーション   コラム:奇妙な(WEIRD)……?人々 第4章 不公平への怒り――なぜ損をしてまでノー!というのか?  4-1 アンフェアは許せない!!  4-2 損をしてでも罰したい!!  4-3 罰の甘き喜び   コラム:男の子はヒーローがお好き!?  4-4 第三者罰7  4-5 見えざる手がもつ諸刃の剣 第5章 脳に刻まれた「力」――裏切り者は、見つけられ、覚えられ、広められる  5-1 裏切り者を見つける力  5-2 裏切り者を覚え伝える力  5-3 エラー管理理論    コラム:エラー管理理論の応用1:行為者への敏感さ    コラム:エラー管理理論の応用2:初対面の人への「無難な」ふるまい  5-4 ゲームからわかってきたこと 第6章 進化の光  6-1 適応合理性    コラム:進化の中の肥満  6-2 協力行動の進化    コラム:自粛警察 あとがき もっと勉強したい方へ ゲームの詳細補足――公共財ゲーム・順序付き囚人のジレンマゲーム・信頼ゲーム 引用文献

行動経済学の現在と未来

依田 高典
日本評論社
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59
紹介文
狭い意味での合理性の仮定を見直し、人間が経済社会の中で実際にどう行動しているのかを研究する行動経済学の到達点を探る。 狭い意味での合理性の仮定を見直し、人間が経済社会の中で実際にどう行動しているのかを研究する行動経済学の到達点を探る。 第1部 行動経済学へのナッジ   第1章 金銭的インセンティブとナッジが健康増進に及ぼす効果     ーーフィールド実験によるエビデンス(依田高典・石原卓典)  第2章 医療現場の行動経済学     ーー意思決定のバイアスとナッジ(佐々木周作・大竹文雄)  第3章 行動変容のメカニズムと政策的含意(八木匡・瓜生原葉子)  第4章 マーケティングと行動経済学     ーー二重過程理論と文脈効果に関するレビューと購買履歴データ     からの実証分析(星野崇宏・竹内真登) 第2部 行動経済学の広がりと奥行き  第5章 心理学と行動経済学     ーー古典的心理学と確率荷重関数の関係を中心に(竹村和久・村上始)  第6章 実験経済学方法論に関する最近の研究動向     ーー報酬支払法を中心とした考察(川越敏司)  第7章 結婚と幸福:サーベイ(筒井義郎)  第8章 セルフコントロールの行動経済学(池田新介)  第9章 AIと行動ファイナンス(岡田克彦・羽室行信)  第10章 行動ファイナンスと新規株式公開(髙橋秀徳)  第11章 グリット研究とマインドセット研究の行動経済学的な含意     ーー労働生産性向上の議論への新しい視点(川西諭・田村輝之) 第3部 行動経済学の開く未来  第12章 民族多様性と市場メカニズムに関する実験研究     ーーケニアにおける相対取引実験(下村研一・大和毅彦)  第13章 所得再分配選好の形成分析の展開と展望     ーー反グローバル化時代における格差と人々の意識(山村英司)  第14章 規範行動経済学と共同体(大垣昌夫・大竹文雄)

やさしい行動経済学

日本経済新聞社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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人の行動を左右するこころの奥底に分け入る経済学、それが行動経済学だ。目からうろこが落ちるオリジナルの解説が満載の一冊です。 ●類書よりずっと面白いエピソード満載の決定版 2017年のノーベル経済学賞を受賞し、「行動経済学」は一大ブーム。 合理的な選択を行う人間を前提として組み立てられてきた近代経済学に、心理学のフレームワークを 応用することで「人が不合理な選択をしてしまうことは合理的に解説できる」という挑戦状をたたきつけましたが、行動経済学の類書は内容がワンパターンで、こころのメカニズムのほんの一部を解明しているにすぎません。 本書は、日本人と外国人、男女などの選択がなぜ違うのかを、経済学のアプローチで解明しようというもの。海外の研究を易しく解説する翻訳書が圧倒的に多かった行動経済学の類書とは一線を画す内容です。 取り上げるトピックスは、国民性の違い、倫理観・価値観、差別と偏見、メンタルヘルス、約束、男女の行動の違い、幸福、希望の役割、おもてなし、など幅広く、従来の行動経済学研究者による単著では取り上げきれなかったバラエティ豊かな内容となっています。 「幕府の官僚は「競争」という言葉に抵抗感を示した」「女性の方が平等重視」「震災は幸福感に影響を与えた」など、独自の調査も織り込んで、興味深く解説します。 第1章 日本人は競争が嫌い?――精神性の特徴(坂本達哉) 第2章 倫理観・価値観と絆(大垣昌夫) 第3章 男女の行動の違い(竹内幹) 第4章 差別と偏見のメカニズム(松井彰彦) 第5章 希望の役割を科学する(玄田有史) 第6章 幸福とは何か(山田昌弘) 第7章 幸福度を測るポイント(白石小百合) 第8章 「おもてなし」――心情をくむサービス(近藤隆雄) 第9章 日本の組織と心理的契約(服部泰宏) 第10章 やる気を引き出す仕組み(小野善生) 第11章 メンタルヘルスをどう守る(黒田祥子、山本勲) 終 章 経済学とこころはどう付き合ってきたか(依田高典) 【解説】人の「こころ」を組み込むモデルを提唱     ――2017年ノーベル経済学賞を読み解く

自滅する選択―先延ばしで後悔しないための新しい経済学

池田 新介
東洋経済新報社
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59
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本書では、最新の行動経済学や心理学により、目の前の快楽になびいて後悔する、人間の本能とも言える選択のクセを分析します。また、過食と拒食の分かれ目や、ダメな選択を賢く誘導する方法、喫煙・肥満・多重債務などの社会問題を解決する手立ても示します。 第1章 なぜ太っている人は借金をするのか?-自滅する選択のなぞ 第2章 せっかちさは変わる-時間割引の行動経済学 第3章 不本意な選択のメカニズム-双曲割引 第4章 分裂する自己の自制問題-先延ばし・前倒し・コミットメント 第5章 借金・肥満・ギャンブルに見る自滅選択 第6章 自制する知恵と手立て

そのビジネス、経済学でスケールできます。

ジョン・A・リスト
東洋経済新報社
おすすめ度
59
紹介文
すばらしいアイディアでも、なぜ世界中に広がるものと小さく終わるものがあるのか。行動経済学の巨人がアイディアの実現方法を講義。 スケールアップ(規模拡大)するアイデアと小さく終わるアイデアの違いを初めて見える化! あなたのアイデアの成否を決める5つのポイントとは? ウーバーのチーフエコノミストも務めた著者が、ビジネスと政策決定のための経済学実装の知恵を公開 ノーベル経済学賞最右翼! 最高峰の行動経済学者による書 The Voltage Effect: How to Make Good Ideas GreatIdeas ScaleIdeas Scale、待望の邦訳 【本書で登場する事例】 ・人気シェフ、ジェイミー・オリヴァーのレストランチェーンが失敗した理由 ・画期的な成果をあげた教育プログラムが、規模拡大するとうまくいかない理由 ・ヴァージン・アトランティック航空で数百万ドルを節減したパイロットへの秘策 ・ドミニカ共和国が税収を1億ドル増やした「行動経済学の知恵」 はじめに 失敗に終わるのか、拡大に向かうのか 第1部 アイデア実現のためのチェックリスト 第1章 チェックリスト① 偽陽性や詐欺ではないか 第2章 チェックリスト② 対象者を過大評価していないか 第3章 チェックリスト③ 大規模には再現できない特殊要素はないか 第4章 チェックリスト④ ネガティブなスピルオーバーはないか 第5章 チェックリスト⑤ コストがかかりすぎないか 第2部 最大の効果をもたらす4つの方法 第6章 方法① スケールするインセンティブを使う 第7章 方法② 「限界革命」を導入する 第8章 方法③ やめるが勝ち 第9章 方法④ スケーリングの文化に変える 結論 スケールアップするか、しないか

自分を変える方法──いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学

ケイティ・ミルクマン
ダイヤモンド社
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59
紹介文
「本書は間違いなく、あなたの人生を変える」。ノーベル賞行動経済学者をはじめ、各界で異例の絶賛続出の世界的ベストセラー。 「本書は間違いなく、あなたの人生を変える」。ノーベル賞行動経済学者をはじめ、各界で異例の絶賛続出の世界的ベストセラー。 0

行動インサイト

マイケル ホールズワース
ニュートンプレス
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 「行動インサイト」とは,人間の行動を観察することで心理的な傾向を分析,把握し,それを理論的に体系化していこうとする行動経済学の新たな技法です。ここ10年ほどで行政や企業を中心に爆発的な支持を得ており,国策から個人のダイエットに至るまでさまざまな分野で取り入れられています。  本書では,そんな行動インサイトの主な特徴を,行動インサイトが役立つことがわかる実例を用いて紹介していきます。具体的な例で言うと,税金の引き上げでタバコの売上げが落ちたこと。つまり強制的にやらせるのではなく,“それとなく”誘導することで,意識させないまま喫煙率が下がり,よい結果へ導くという考え方です。また,行動インサイトの歴史や今後の方向性もまとめ,近い将来,国の政策や企業の組織運営に必要となる行動インサイトの活用法にも迫っていきます。 第1章 行動インサイトとは  行動インサイトによる提案  行動インサイトというレンズ  行動インサイトは実践的で,実証的  行動インサイトのインパクト 第2章 行動インサイトの歴史と考え  行動経済学の進化  二重過程理論への道  行動について政府の考え方はどう変わったか  ナッジ  マインドスペース  行動インサイトチーム  行動インサイトのムーブメント  浮上した行動インサイトの「エコシステム」 第3章 行動インサイトの実用例  規則:デフォルトで環境にやさしく  インセンティブ:お金よりお金以外の見返りが好まれる場合  情報:だれが何をどう言ったかという影響  環境:作業場周辺の床スペースを見直して職場の安全性を高める  手順:ピークエンドの法則を利用して結腸内視鏡治療をもっと楽に 第4章 行動インサイトの応用  ステップ1:範囲を定める  ステップ2:課題を対応可能な要素に分ける  ステップ3:ターゲットとなる結果指標を特定する  ステップ4:関連する行動間の関係を明らかにする  ステップ5:それぞれの行動に影響を及ぼす要因を特定する  ステップ6:優先して対処するべき行動を選ぶ  ステップ7:優先する行動を生むためにエビデンスが導く介入を立案する  ステップ8:介入を実行する  ステップ9:効果を評価する  ステップ10:結果に基づいてさらなる措置をとる 第5章 行動インサイトへの評価,意見,そして限界について  行動インサイトはどの程度実用できるのか  理論やエビデンスは十分頑健か  行動インサイトのアプローチは倫理的で許容できるか 第6章 行動インサイトの未来  知見を整理統合する  優先順位をつける  標準化する   用語集

WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する

イリス・ボネット
NTT出版
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ハーバードで人気の授業「組織のための行動経済学」 無意識のバイアスはいたるところに潜んでいる。 各国の男女格差を測る「世界ジェンダーギャップ指数」を見ると、日本は144か国中114位。先進国では異例の低さだ。女性の社会進出は進んだが、男女の賃金格差、男性の長時間労働など、性別による格差は根強い。では、こうした問題はどうすれば解消できるのか。本書では、ハーバードで人気の行動経済学者が今注目の「行動デザイン」の手法を駆使し、エビデンスに基づく解決策を提示した話題作。有効かつ透明性の高い採用・昇進方法とは? ダイバーシティ研修には意味がない? 日本でも急ピッチで進む「働き方改革」や「女性活躍推進」にも使えるヒントが満載。 序章 行動デザインの力/第1部 問題/第2部 人事のデザイン/ 第3部 職場と学校のデザイン/第4部 ダイバーシティのデザイン

いつも「時間がない」あなたに (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ムッライナタン,センディル
早川書房
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金や時間などが足りないと感じたとき、認知能力は落ちている。欠乏が欠乏を生む仕組みを精査し、行動経済学の常識を塗り替える書

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

ウォルター・ ミシェル
早川書房
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『マシュマロをすぐ1個もらう?それとも我慢して、あとで2個もらう?』これは、行動科学で最も有名なテストのひとつマシュマロ・テストである。このテストの考案者である本書の著者ウォルター・ミシェルは、マシュマロを食べるのをがまんできた子・できなかった子のその後を半世紀にわたって追跡調査し、自制心と「成功」との関連を調べた。人生で成功する子は、初めから決まっているのか?それとも、そうではないのか?長年の追跡調査でわかってきた、人間の振る舞いの不思議を、マシュマロ・テストの生みの親自身が綴る待望の一冊。 第1部 先延ばしにする能力-自制を可能にする(スタンフォード大学のサプライズ・ルームで 彼らはどうやって成し遂げるのか? ホットに考える/クールに考える ほか) 第2部 保育園時代のマシュマロから老後の資金まで(成功の原動力-「できると思う!」 将来の自分 「今、ここ」を乗り越える ほか) 第3部 研究室から実生活へ(マシュマロと公共政策 中核戦略を応用する 人間の本質)

その問題、経済学で解決できます。

ニーズィー,ウリ
東洋経済新報社
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どんなご褒美で成績は上がる? どうしたら差別をなくせる? 子育てから政策まで、何でも実験して答えを出す最新の行動経済学。 ノーベル経済学賞最右翼! 行動経済学ここに極まる! 「この50年で最大のイノベーションだ!」(『ヤバい経済学』著者レヴィット教授) 対象は教育・ビジネスから途上国支援まで 子どもの成績を上げるには?  ワインをたくさん売るには?  保育園のお迎えの遅刻をなくすには?  娘の競争力を高めるには?  お得に買い物をするには?  恵まれない子に寄付してもらうには?  社員の生産性を上げるには?  「人はインセンティヴで動く」は当たり前! 大事なのは、誰にいつどのように仕向けるか。 子どもの成績を上げたいとき、あなたならどうするだろうか? 実は、ご褒美をあげるだけでは不十分。ご褒美を渡すタイミングや種類によって、結果は全然違ってくる。 本書では、『フォーブス』誌で「世界で最も影響力のある経済学者」に選ばれた最先端の行動経済学者が、実地実験という最強の武器で、人をやる気にさせるものは何か、人はインセンティヴにどう反応するかを解き明かす。意思決定の奥深くをあぶり出し、ビジネスの現場にも差別や格差という大問題にも解決策を出す画期的な一冊! 【推薦の言葉】 「ジョン・リストとウリ・ニーズィーは世界最先端の行動経済学者だ。この本は彼らの画期的な研究を描いている。読んでてほんとに楽しい。」――ダニエル・ギルバート(『幸せはいつもちょっと先にある』著者) 「経済学のイノベーションの話をしていてウリとジョンに触れずにいるのは、ちょっと難しい。彼らがやってきた、経済学のきわどい裏の側面の追求に関してはとくにそうだ。」――ダン・アリエリー(『予想どおりに不合理』著者) 「本物の世界で本物の人間が本物の意思決定をどうやって下すかを描きだした本物のホームランだ。経済学の理論と実践の両方で新しい境地を切り開いている。」――ダロン・アセモグル(『国家はなぜ衰退するのか』著者) 「ジョン・リストの業績は実地実験に革命を起こした。」――ゲイリー・ベッカー(ノーベル記念経済学賞受賞者) 「ウリ・ニーズィーは道を切り拓く人だ。彼は実験室と現実の世界を隔てる壁を打ち壊した。」――アルヴィン・E・ロス(ノーベル記念経済学賞受賞者) 「ジョン・リストとウリ・ニーズィーは、大きくて難しい問題を経済学で扱う画期的な仕事をやってのけた。つまり、差別や、男女格差は生まれつきなのかそれとも社会から受ける圧力のせいなのか、都市部の生徒と裕福な地域に住む生徒の格差を埋めるには、といった問題だ。こうした問題でも他の深刻な問題でも、解決策を探す人なら誰だってこの本からたくさんのことが学べるだろう。」――タイラー・コーエン(『大停滞』著者) はじめに 思い込みの向こうへ [人がやってることって、どうしてそんなこと人はやってるんだろう?] 第1章 人にやってほしいことをやらせるには? [インセンティヴが働く(働かない)のはどんなときか、そしてそれはなぜか?] 第2章 女が男ほど稼げないのはなぜか? クレイグズリスト、迷路、それにボールとバケツでわかること [キリマンジャロのふもとの平原にて] 第3章 母系社会は女性と競争について何を教えてくれるだろう? [カーシ族を訪ねる] 第4章 惜しくも銀のメダリストと大健闘で銅のメダリストが成績格差を埋めてくれる、とは? [公的教育:6270億ドルの問題] 第5章 貧しい子がお金持ちの子にほんの数ヵ月でどうすれば追いつける? [保育園への旅] 第6章 いまどきの差別を終わらせるカンタンな一言とは? [君が嫌いってわけじゃないんだ、ただお金が愛しいってだけさ] 第7章 なにか選ぶときにはご用心。選んだものがあだになるかも [差別の隠れた動機] 第8章 ぼくたちをぼくたち自身から守るには? [実地実験を使って生きるか死ぬかの状況を学ぶ] 第9章 人に寄付をさせるのは 本当はなんだろう? [心に訴えてもだめ、見栄に訴えろ] 第10章 割れた唇と「これっきり」のチェック欄から、人が寄付をする理由についてわかること [おたがいさまというすばらしい現象] 第11章 管理職は絶滅の危機? [職場に実験の文化を作るには] おわりに 世界を変えるには……まあ、少なくとも得をするには 訳者あとがき 注

WILLPOWER 意志力の科学

ロイ・バウマイスター
インターシフト
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「意志力の科学」のリーダーによる世界的ベストセラーの決定版。 いますぐ人生を変える力がここに! 「意志力の科学」の国際的リーダーみずからが、 意志力とは何か、その活かし方、日々心がけるべきことを 実例をまじえてやさしく紹介! ★NYタイムズ・ベストセラー ★amazon.com年間ベストブック  2011(総合TOP100・科学部門TOP10) ★世界22か国で刊行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ロイ・バウマイスター(心理学者)は、意志力の科学の最重要キーマンだ。 「意志力=筋肉(意志力は筋肉のように疲労し、また鍛えることができる)」をはじめ、 多くの画期的な発見をしている。 ・意志力の源泉は一つだけで、そのエネルギー量には限りがある。 ・意志力が弱まると、かえって刺激・欲求を感じやすくなる。 ・意志力をすぐ強くできる方法がある。 ・大切なのは、意志力をいかに使わずに、重要な決断にとっておけるかだ。 ・計画を立てるだけで、実行しなくても効果がある。 ・「絶対やめる」ではなく、「あとでやろう」と思うとやめられる。 ・先延ばしをふせぐコツがある。 ・自己コントロールは、友人とともに進めるほうが上手くいく。 ・記録は細かいほうがいい。 ・・などなど 本書はバウマイスターとその研究グループが、世界で初めて発見した成果を大公開!  幸せと成功の鍵がここに! ::著者:: ロイ・バウマイスター フロリダ州立大学・社会心理学学部の教授。心理学者として世界で最も研究成果の引用が多く、影響力があるひとりとして知られる。「意志力の科学」の国際的リーダーであり、「意志力=筋肉」説の提唱者。 ジョン・ティアニー サイエンス・ライター。『ニューヨーク・タイムズ』紙をはじめ、多数のメディアに寄稿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::目次:: はじめに 幸せと成功の鍵 第1章 意志力とは何だろう? 第2章 意志力のもとになるエネルギーを高める 第3章 計画を立てるだけで効果あり 第4章 決定疲れ 第5章 自分を数値で知れば、行動が変わる 第6章 意志力はこうして鍛える 第7章 探検家に秘訣を学ぶ 第8章 特別な力 第9章 能力を伸ばすのは、自尊心より自制心 第10章 ダイエットせずに減量を成功させる 結論 守りよりも、攻めの戦略を ::絶賛:: NYタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、ワイアード、 BBCニュース、ガーディアン、インディペンデントなど、有力メディア多数が絶賛紹介!

善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学

ディーン・カーラン
みすず書房
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マイクロファイナンスのパンフレットにきれいな女性の写真を載せると申し込みは増える? 検査を受けた人にお金を払えばHIV感染率は下がる? 貴重な善意を最大限に活かすためにはどうしたらいいの? ガーナ、ケニア、南アフリカ、インド、フィリピン、ペルー、メキシコ……理論と現実が一致しない途上国の複雑な世界にわけいって、そこから「クール」な答えを、次々と導き出している〈新しい経済学〉のいまを紹介。 人間心理が陥りがちな落とし穴をやんわりと回避させるための後押し(=ナッジ)の手法をふんだんに盛り込み、開発経済学の新しい知見を一般向けにやさしく語ります。 その新しさの特徴は、開発プロジェクトの「なにがうまくいって、なにがだめなのか」を社会実験ではっきり実証する点、そして人間の非合理性を考慮した新しい発想に基づいている点にあります。 「この本には世界を変えるアイデアが詰まっている!」 P・シンガー(プリンストン大学教授) 「カーランは、経済学新世代のもっともエネルギッシュな研究者だ」 E・デュフロ(マサチューセッツ工科大学教授) 「深刻な問題に対する、精緻な分析と独創的な発想の勝利だ」 R・シラー(イェール大学教授) 『貧乏人の経済学』『最底辺のポートフォリオ』につづく、新・開発経済学の決定版。

経済は「競争」では繁栄しない――信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学

ポール・J・ザック
ダイヤモンド社
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経済を繁栄へと導くものは「天然資源」でも「勤労意欲」でもなく「信頼」だった!神経経済学を世界で初めて提唱した俊英が、信頼で経済が回るメカニズムを解き明かす! 序章 ヴァンパイア・ウェディング-信頼を司るホルモン「オキシトシン」を求めて 第1章 経済は「信頼」で繁栄する-アダム・スミスと「神経経済学」の夜明け 第2章 「利他的な遺伝子」は存在するのか?-信頼の起源と進化 第3章 群れと社会と「共感」と-「人間関係構築物質」としてのオキシトシン 第4章 なぜ競争を司る「テストステロン」は暴走するのか?-「性差」という厄介な問題 第5章 「欠乏」欠陥症と虐待-オキシトシンの作用を妨害するのは誰だ? 第6章 信仰と儀式、そして性-社会性促進剤としての「宗教」とダンスに迫る 第7章 モラル・マーケットプレイス-「神経経済学」で新しい資本主義を 第8章 長く幸せな人生を-社会を繁栄に導く「ボトムアップ型」の民主主義へ

意思決定理論入門

イツァーク・ギルボア
NTT出版
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問題集形式で、期待効用理論、ベイズの定理、プロスペクト理論などの重要な基礎理論を、ほとんど数式を使わずに解説。より良い意思決定をするために、意思決定理論がどのように役立つのかを検証する。「選択」「判断」について考えたい人、必読。 第1章 基礎概念 第2章 判断と選択におけるバイアス 第3章 統計データを理解する 第4章 リスク下の意思決定 第5章 不確実性下の意思決定 第6章 幸福度と幸福感

ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣

イアン エアーズ
文藝春秋
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これでダイエットも禁煙も達成できる!? 人にヤル気を出させる最も効果的な「アメとムチ」の組み立て方を、行動経済学が伝授します 「10キロダイエットするぞ!」「禁煙する」……人は様々な誓いを立てて、そして守ることができません。だれもが「我慢できない自分」と「論理的で、辛抱できる自分」の内なる闘争をくりひろげています。なぜ人は目標が達成できないのか。それは、生物が長期的な利益よりも、短期的な誘惑に極端に弱いからなのです。しかし、行動経済学はあまたの研究からこれを防ぐ秘訣を見出したのです! それは「コミットメント」。「もし目標のマラソンタイムを実現できなかったら、反・慈善団体に寄付金を払うよ」……!? より簡単な例でいうと、「10キロ痩せたら、テレビを買う」「タバコを吸ったら罰金1万円」……すなわち「アメとムチ」です。 え、そんなこと? というなかれ。本書は、膨大な実験的証拠から「アメとムチ」でいかに人のヤル気がコントロールできるかを解き明かします。人の心はその状況によってさまざまに違うもの。でもそれぞれに応じて、正しいコミットメントがあるはずです。「学校の成績があがったらお金を払う」「減量に失敗したら現金を払わなくてはいけない」「現金でなく旅行券をテストの賞品にする」……果たしてこれらの実験で、人は目標を達成できるのか、できないのか?『その数学が戦略を決める』でセンセーションを巻き起こしたイェール大教授の著者は、こうした「コミットメント」契約を提供するウェブ上の店舗「stickK.com」まで開設して、コミットメントの可能性を追究しています。 ビジネス契約から、ダイエット成功までのヒント満載。知的好奇心を満足させ、実用機能も備えた刺激的な一冊です。

アイデンティティ経済学

ジョージ・A・アカロフ、レイチェル・E・クラントン
東洋経済新報社
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本書はアイデンティティ経済学の入門書だ。アイデンティティ経済学を最も単純な方法で紹介するのが目的だった。アイデンティティ経済学の将来については、数々の理由から楽観視している。典型的な入門書は、新しい世界を開いてくれる。この入門書で、これから勉強すべき世界が開かれるだろう。 第1部 経済学とアイデンティティ(はじめに アイデンティティ経済学 ロゼッタストーン 今日の経済学での位置づけ) 第2部 仕事と学校(アイデンティティと組織の経済学 アイデンティティと教育経済学) 第3部 性別と人種(性別と仕事 人種とマイノリティの貧困) 第4部 今後の展望(アイデンティティ経済学と経済学の方法論 結論、そしてアイデンティティが経済学を変える五つのやり方)

Mixed Signals: How Incentives Really Work

Gneezy, Uri
Yale University Press
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Optimally Irrational

Page, Lionel
Cambridge University Press
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Social Preferences: An Introduction to Behavioural Economics and Experimental Research

Drouvelis, Michalis
Agenda Pub
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Noise: A Flaw in Human Judgment

Kahneman, Daniel
Little, Brown Spark
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NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル・カーネマン
早川書房
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保険料の見積りや企業の人事評価、また医師の診断や裁判など、均一な判断を下すことが前提とされる組織において判断のばらつき(ノイズ)が生じるのはなぜか? フェアな社会を実現するために、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な意思決定のあり方を考える

NOISE 下: 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル・カーネマン
早川書房
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保険料の見積りや企業の人事評価、また医師の診断や裁判など、均一な判断を下すことが前提とされる組織において判断のばらつき(ノイズ)が生じるのはなぜか? フェアな社会を実現するために、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な意思決定のあり方を考える

The Last Mile: Creating Social and Economic Value from Behavioral Insights (Rotman-Utp Publishing)

Soman, Dilip
Guidance Centre Univ of Toronto
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Policy and Choice: Public Finance through the Lens of Behavioral Economics

Congdon, William J.
Brookings Institution Press
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