【2023最新】「セルフコンパッション」のおすすめ本!人気ランキング
- セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる
- マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック
- 実践 セルフ・コンパッション: 自分を追いつめず自信を築き上げる方法
- ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ( )
- サイコパス 秘められた能力
- 科学的な適職【ビジネス書グランプリ2021 自己啓発部門 受賞! 】
- 呼吸による癒し 実践ヴィパッサナー瞑想
- 自分を思いやるレッスン~マインドフル・セルフ・コンパッション入門
- 記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック
- 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
「自分を思いやる」ことで心身の健康や回復力を向上させる心理プログラム。豊富なエクササイズや瞑想実践を通じてその方法を学ぶ。 マインドフル・セルフ・コンパッションは,他者へ向けるような優しさと理解を自分自身にも向けることで心身の健康や困難からの回復力(レジリエンス)を向上させる,実証的根拠のある心理プログラムである。本書ではその概要を学び,豊富なエクササイズや瞑想実践を通じて,コンパッション(思いやり)を持って自分に接するトレーニングを積むことができる。ストレスフルな現代にもっと自分に優しくなって,より充実した人生を送るためのワークブック。
思いやりがなく、自己中心的で、破滅的だが、一方で自信にあふれ、カリスマ性があり、冷静に目的を達成する有能なサイコパスがいる。「光」と「影」両方の性質を解き明かし、典型的なサイコパス観をくつがえす社会心理学のニューウェーブ。大統領も、CEOも、凄腕スパイも、じつはサイコパスだった!?「犯罪者」と「成功者」、その分かれ目はどこにあるのか。 1 サソリのひと刺し 2 サイコパスとは何者なのか 3 闇に潜む光 4 人生で成功するヒント 5 サイコパスに「変身」する 6 七つの決定的勝因 7 正気を超える正気
エビデンスに基づく心のトレーニングがここに! ハーバード大学の医療現場や世界各国が実践する「人生の満足度を上げる」科学的トレーニングを実践できる一冊! 不安やストレスが減り、良好な対人関係や健康的なライフスタイルを選択できる セルフ・コンパッションとは、他の人を思いやるように、自分のことを思いやる、という考えで、現在英語圏を中心に非常に発展・研究されています。 困難な状況、ストレスを感じる場面で、多くの人は自己批判の思考を繰り返してしまいがち。 しかしそうした場面でも、自分に思いやりの気持ちを向けられる人ほど、困難に対応する力や周囲と調和した行動力があり、自己を成長させるモチベーションや幸福感が高いことが明らかになっています。 セルフ・コンパッションは意識して、伸ばすことができます。 本書では、そのセルフ・コンパッションを高める方法をわかりやすく丁寧に紹介します。
「戦略の大家」が、ものすごくわかりやすい戦略の本を書きました! ■良い戦略は単純明快だ! 1805年、イギリスは、重大な危機に直面していた。ナポレオンがヨーロッパの大半を征服し、イギリス侵攻をもくろんでいたのだ。フランスとスペインは、ジブラルタル海峡に程近いトラファルガー岬に33隻の艦船を結集。27隻で編成されたイギリス海軍と対峙した。 さて、通常の海戦であれば、両軍が向かい合い、艦砲射撃で敵艦にダメージを与えた後に接近戦に移行するのが定石である。だが、ネルソン提督の考えた戦略はちがった。2列縦隊をつくり、仏西連合艦隊にいきなり真横から突っ込ませた。 当然、先頭の船は非常な危険にさらされる。だが、連合艦隊の砲手は練度が低く、その日の海はうねりが大きかった。敵艦隊には真横から突入する我々を正確に狙い打つ腕はない、と読んだのだ。 結果、トラファルガーの海戦は、イギリス側の圧倒的勝利に終わった。イギリス海軍は、艦船を一隻も失わなかった。 ■あなたの「戦略」は、その名にふさわしいか? このように、良い戦略は、単純かつ明快である。パワーポイントを使った説明も、マトリクスやチャートも無用。必要なのは、打つ手の効果が一気に高まるポイントを見きわめ、そこに狙いを絞って資源と行動を集中させることだ。 ネルソン提督の課題は、敵の艦隊のほうが数で上回っていたことだった。そこで、敵の艦隊を分断するため、先頭の船を死地に飛び込ませるリスクをとるという選択をした。敵が分断され統率を失えば、経験豊富なイギリスのほうが優勢だと判断していた。 このように良い戦略は、組織が前に進むにはどうしたらよいかを明確に示す。難局から目をそらさず、それを乗り越えるための指針が示されている。「いま何をすべきか」がはっきりと実現可能な形で示されていない戦略は、欠陥品だ。 ■世界的な戦略の研究者による第一級の著作! だが世の中の「戦略」のほとんどは、戦略の体を為していない。本書の目的は、「良い戦略」と「悪い戦略」の驚くべきちがいを示し、「良い戦略」を立てる手助けをすることにある。著者ルメルトは世界的な経営学の研究者を表彰するThinkers50に選ばれた人物であり、長年にわたって戦略を研究してきた第一人者。本書は超一流の著者による「経営戦略」の書だ! ■本書に寄せられた賛辞 「必読書! 戦略に興味があるすべての人に本書を強力に推薦したい」 ――W・チャン・キム(『ブルー・オーシャン戦略』著者) 「あなたの会社がライバルたちを圧倒する業績を上げる準備ができていて、未来へ先んじる用意があるなら、本書を買わなくていい。もしもその逆なら、もしも少しでも不安が残るなら、いますぐに本書を開いたほうがいい! 」 ――ゲイリー・ハメル(『コア・コンピタンス経営』著者) 序 章 手強い敵 第1部 良い戦略、悪い戦略 第1章 良い戦略は驚きである 第2章 強みを発見する 第3章 悪い戦略の4つの特徴 第4章 悪い戦略がはびこるのはなぜか 第5章 良い戦略の基本構造 第2部 良い戦略に活かされる強みの源泉 第6章 テコ入れ効果 第7章 近い目標 第8章 鎖構造 第9章 設計 第10章 フォーカス 第11章 成長路線の罠と健全な成長 第12章 優位性 第13章 ダイナミクス 第14章 慣性とエントロピー 第15章 すべての強みをまとめる 第3部 ストラテジストの思考法 第16章 戦略と科学的仮説 第17章 戦略思考のテクニック 第18章 自らの判断を貫く 謝辞 訳者あとがき 原註
認知療法の気分改善効果は、驚くべきものである。うつ病に対して、抗うつ薬と同等か、それ以上の治療効果があると証明された初めての精神療法、それが認知療法である。本書は、人生を明るく生き、憂うつな気分をなくすための認知療法と呼ばれる最新の科学的方法を示す。抑うつ気分を改善し、自分の気分をコントロールする方法を身につけるための最適の書。 第1部 理論と研究(うつ病治療の画期的進歩 どうやって気分を診断するか-治療の第一歩 自分の感情を理解する-考え方で気分は変わる) 第2部 応用(自己評価を確立することから始めよう 虚無主義-いかにして克服するか 言葉の柔道-批判を言い返すことを学ぶ あなたの怒り指数はいくつか-怒りのコントロール法 罪悪感の克服法) 第3部 現実的なうつ病(哀しみはうつ病ではない) 第4部 予防と人間的成長(憂うつの根本的な原因 いつも認められたい 愛情への依存 仕事だけがあなたの価値を決めるのではない 中ぐらいであれ!完全主義の克服法) 第5部 絶望感と自殺に打ち勝つ(最終的な勝利-生への選択) 第6部 日々のストレスに打ち勝つには(自分の理論を私自身にいかに当てはめているか) 第7部 感情の化学(抗うつ薬の消費者ガイド)
たった2週間でつらい気持ちを解消する心のトレーニング方法「セルフ・コンパッション」の実践ワークブック。 たった2週間でつらい気持ちを解消して,堂々とした自分になれる心のトレーニング方法「セルフ・コンパッション」の実践ワークブック。 具体的な事例やエクササイズの紹介に始まり,「過去の傷を癒す」「喜びを育む」などのトレーニングセッションについて、フローチャートや数多くの実践例を交えてわかりやすく解説。 アメリカで大流行している,この“幸せを身につける方法”を明日から実践しよう!
本書は,トラウマ(PTSD)の治療に有効だといわれるコンパッション・フォーカスト・セラピー(Compassion Focused Therapy;CFT)と呼ばれる心理療法を基礎としている。CFTは自分自身に手を差し伸べ,支援し,励ますことを教え,私たちを実際に癒すことができる。 トラウマ経験に苦しみ,現在も苦痛を伴うフラッシュバックや記憶,感情に苦しんでいる人々を支援するために書かれた本書は,パートⅠではトラウマ的な出来事の影響や反応,脅威を解説し,慈悲の心により脅威の感情を消すことがきること,子どもの頃に受けた思いやりの経験がセルフ・コンパッションの発達に影響を与えることを紹介し,パートⅡでは,慈悲の心を養うために必要なスキルを取り上げ,パートⅢでは,トラウマを抱えた心を癒すために慈悲の心の特性を用い,自らのライフ・ストーリーを振り返って,人生に対するより優しく慈悲的な見方を生み出し,前進させる手助けをワークシートを通して解説し,個人,あるいはセラピストと一緒に取り組めるように構成されている。 慈悲は人間のウェル・ビーイングにとって非常に重要なものであり,心の慈悲の性質が健康とウェル・ビーイングと同様に実際に脳や体,社会的な関係に影響を与えることを,近年の科学的な研究の結果が明らかにしている。 トラウマを抱えた人々と20年にわたり接してきた著者が,多くの事例とエクササイズを通して,過去のトラウマ体験やトラウマを克服し,望ましい人生と相応しい人生を手に入れるための実践的な方法を紹介する。
睡眠を疎かにする人は人生に成功できない。自ら「不眠」に悩んだ著者が、人生をよりよくする「快眠」のコツを科学的に明らかにする。 「眠れない夜のために」この一冊を!睡眠を疎かにする人は人生に成功できない。自ら「不眠」に悩んだ著者が、人生をよりよくする「快眠」のコツを科学的に明らかにする。有名大学での科学実験で実証されたその方法、披露いたしますはじめに さぁ、この本を手にして目覚めよう私自身が「眠りの科学」に関心を寄せるようになったのは「夜驚症」に襲われたからだ。睡眠の質を改善することなくして豊かな人生は望めない。さぁ、レッスンを始めようレッスン1 睡眠は「時計じかけの世界」だった昼間寝て深夜研究する睡眠学者には変人が多い? だが彼らのおかげで、脳と体の中で毎晩どんなことが起きているかが解明され、レム睡眠が発見され、時差ぼけ解消も可能になったレッスン2 健康でしあわせな、豊かで賢い人になるには長すぎる睡眠を目の敵にし電球を発明したエジソン。だが、不眠、睡眠不足は「死にいたる病」を引き起こし、ゾンビを生み出しかねない。ぐっすり眠ることがなぜ大事なのかレッスン3 老若男女から赤ちゃんまで 熟睡のためのノウハウ大人なら寝室では睡眠とセックス以外は厳禁。赤ん坊とは一緒のベッドでは寝ないのがお互いのためになる……。そのほか、「短時間睡眠」の真実を知り、ぐっすり眠れる秘訣を学ぶレッスン4 「夢遊病」と「夜驚症」と「睡眠時無呼吸症候群」と「鼾」の謎夜中に眠ったまま裸で芝刈りをしたり、クレーンによじ登っていく夢遊病の人たち。そのほか睡眠がらみで発生する、特殊な障害とその解決法レッスン5 睡眠学習、昼寝、居眠りは「脳細胞」を活性化するか睡眠学習で外国語をマスターしたという人がいるが、それは科学的に証明可能なのか? 短時間の仮眠・昼寝・居眠りは記憶力をアップさせるのか? 驚くべき事実が明らかになったレッスン6 フロイトが解読する「夢」の世界は幻だったのかフロイト以前の古代メソポタミア・ギリシアの時代から夢は超常現象と見られていた。さて、「夢」はビールの泡のように無意味なものか、それとも何らかの予言なのかレッスン7 うつ病やストレス解消のための「夢のセラピー」夜驚症に悩んだからこそ、スティーヴンソンは『ジキルとハイド』を書けた。このように、夢は個々人の自己の向上のみならず、世界を大きく変える力まであるのだレッスン8 楽しい夢、明晰夢を見るにはどうすればいいのか夢を操作し、悪夢を遠ざけるにはどうすればいいのか。逆に、減量、禁煙、キャリアアップなどの自己啓発の目標達成のために明晰夢を見るための方法はあるのかおわりに 読み終えたら、静かにおやすみなさい私たちは「睡眠の神話」を壊し、眠りと夢について大人も子どもも知っておくべきことがらを明らかにした。このマニフェストが広く世界に知られることを願う特別付録 ドナルドと象の、学校での一日
表面はいい人、陰で執拗に攻撃する「マニピュレーター」から身を守る方法を、 豊富な臨床例をもつ心理学者が具体的に紹介。 複雑な人間関係に悩む現代人必読の書。 単行本『あなたの心を操る隣人たち―― 忍びよる「マニピュレーター」の見分け方、対処法』改題。
なぜ進化という考え方がそれほど魅惑的なのか,脳から認知・発達,社会・文化,組織・経営に至るまで,どれほど幅広く有効に応用できるか——「進化」に憑りつかれ,誤解と闘いながら険しい道を切り拓いてきた心理学者たちから,これから進化心理学を志す読者への熱いメッセージ. Ⅰ そもそもなぜ進化なのか——進化心理学の基本問題 1 進化心理学という科学革命に参加して(デヴィッド・M・バス) 2 進化は心の仮説生成器(マーティン・デイリー&マーゴ・ウィルソン) 3 進化心理学の来し方と行く末(ロビン・I・ダンバー) 4 心という塗り絵にひそむ動機と合理性(ダグラス・ケンリック) 5 心を生む1100グラム——脳という物質 ヴィクター・S・ジョンストン) 6 反発あってこその進化心理学(ロバート・クルツバーン) II 心と社会を進化から考える 1 ヒトは社会の中で進化した(ユージーン・バーンスタイン) 2 家族関係の進化心理学——出生順と立場争い(フランク・J・サロウェイ) 3 配偶者選びは商品選びと似ている?(ノーマン・P・リー[李天正]) 4 自己欺瞞、見栄、そして父子関係(チャン・レイ[張雷]) 5 あなたの家族は誰?——血縁関係がわかるわけ(デボラ・リーバーマン) 6 集団間の偏見は自然の摂理(カルロス・ナヴァレット) III 認知と発達を進化から考える 1 120万人と人口の0.1%——書き方で数の印象が変わるのはなぜ?(ゲイリー・ブレイズ) 2 交換と安全——人はどこまで論理的か?(ローレンス・フィディック) 3 ヒトは何を覚えてきたのか——記憶の進化心理学(スタンレー・クライン) 4 ヒトの成長を進化からとらえる(ブルース・J・エリス) 5 思春期の到来と自己欺瞞(ミシェル・K・サービー) IV 意思決定と組織運営を進化から考える 1 ヒューリスティクス——不確実な世界を生き抜く意思決定の方法(ゲルト・ギーゲレンツァー) 2 進化心理学へのシンプルな道(ピーター・トッド) 3 究極の選択を迫られたとき(王暁田) 4 男と女が無理する理由(サラ・E・ヒル) 5 医者の不養生——産業組織心理学者がルールを守らないわけ(ステファン・M・コラレリ) 6 仕事と性差(キングスレー・R・ブラウン) 7 ビジネスとマネジメントに進化心理学を導入する(ナイジェル・ニコルソン) V 文化と知性を進化から考える 1 文化抜きにはヒトの進化は語れない(ピーター・J・リチャーソン) 2 制度という環境の中でヒトは生きる(山岸俊男) 3 ヒトを特別なチンパンジーたらしめるもの(長谷川寿一) 4 話すことと書くこと(デヴィッド・C・ギアリー) 5 脳が自らを研究するとき——氏と育ちの二分法を超えて(クラーク・バレット) VI 未来の進化心理学者たちへ 1 苦労の末学んだ12の教訓(ダニエル・M・T・フェスラー) 2 生態学者が進化心理学者になるまで——新しい分野への挑戦(ボビー・S・ロウ) 3 消費するヒト(ガッド・サード) 4 レポートが論文になるまで——進化心理学は科学たりうるか?(ティモシー・カテラー) 5 進化に興味をもつ人たちへの4つのアドバイス(ジェフリー・ミラー) 監訳者あとがき ○北京大学出版会から2011年に出版された“Thus Spake Evolutionary Psychologists”(『進化心理学家如是説』)を翻訳.
ファンは何を求めているのか? 米国で人気のクラウドソーシング・ホビー会社「スクイッシャブル」の経営者が説く、熱狂を生む方法 米国で人気のクラウドソーシング・ホビー会社「スクイッシャブル」の経営者と一緒に、あなたの関わる製品やコンテンツのファンを喜ばせる方法を考えよう! 初音ミクやスター・ウォーズなど多様な事例をもとに論じる。解説/若林恵(WIRED日本版編集長)
「できない」と言われると、人は本当にできなくなってしまう。 社会心理学者が解明した、思い込みとパフォーマンスの関係とは。 女性は数学が苦手、男性はケア職に向いていない、白人は差別に鈍感、年寄は記憶力が悪い 「できない」と言われると、人は本当にできなくなってしまう。 社会の刷り込みと人のパフォーマンスの関係を紐解いた「ステレオタイプ脅威」という現象。 社会心理学者が、そのメカニズムと対処法を解明する。 【ステレオタイプ脅威とは】 周囲からステレオタイプに基づく目で見られることを怖れ、その怖れに気をとられるうちに、実際にパフォーマンスが低下し、 怖れていた通りのステレオタイプをむしろ確証してしまうという現象。 ●直接差別的な扱いを受けたり、偏見の目を向けられたりしていなくても、社会にステレオタイプが存在するだけで、人は影響を受けてしまう。 ●努力をすればするほど、その影響は大きくなる。 ●自力で抜け出すのは難しいが、ちょっとした声がけや環境設定で無効化することができる。 (日本語版序文より一部抜粋) 「ステレオタイプ脅威」自体は、対人関係の問題を研究する学問である社会心理学の世界では有名なモデルである。しかし、実社会ではまだよく認識されていないように感じる。その理由の一つは、ステレオタイプが、「差別」と「偏見」と混同されやすいことにあるだろう。ステレオタイプは、あるカテゴリーの人にどういった「イメージ」があるかという認識面(認知という)に焦点をあてた概念で、社会心理学のなかでも「社会的認知」と呼ばれる研究領域で扱われる。これに対して偏見は、ネガティブな他者へのイメージに対する拒否的、嫌悪的、敵意的感情であり、この感情に基づいた行動が差別である。簡単に言えば、ステレオタイプは認知、偏見は感情、差別は行動ということになる。たとえば、社会全体にある「女性はリーダーシップ力が欠ける」というイメージはステレオタイプ。このイメージをもとに女性のリーダーや上司に不満を感じやすくなるのが偏見。差別は「だから登用しない」といったように、個々人の能力の査定に基づくのでなく、女性だからというステレオタイプで実質的な被害を他者に与えてしまうことである。さて、多くの研究や社会での施策では、実際に人々がいかに偏見を持つか、差別的な行動をとるかということを扱う。近年は、自分が自覚していなくても偏見を表明してしまう、無意識のバイアス(アンコンシャス・バイアス)という概念も注目されている。現実にまだまだこうした無意識のゆがみがあることで、その対象とされる人々は窮屈に感じる。たとえば、男性社員には決して言わないのに、女性社員にだけには「早く帰らないと子どもが大丈夫?」と言うのも、「子どもは女性が育てるもの」という無意識のバイアスのあらわれと言えるだろう。逆に、女性の方が多い保育や看護の職場では、男性が無意識のバイアスにさらされていることもある。しかし、この書籍のテーマは「どんな偏見の目を向けられるのか」「実際にどう差別されているか」ではない。周りからの偏見や差別がなかったとしても、「本人が周りからどう思われるかを怖れる」だけで、ステレオタイプ脅威の影響は出てしまうのである。 女性は数学が苦手、男性はケア職に向いていない、白人は差別に鈍感、年寄は記憶力が悪い…「できない」と言われると、人は本当にできなくなってしまう。社会心理学者が解明した、そのメカニズムと対処法。 第1章 アイデンティティーを持つがゆえの制約 第2章 アイデンティティーと成績の不可思議な関係 ―「女性は数字に弱い」という誤解 第3章 ステレオタイプ脅威の正体 ―なにが実力発揮を妨げていたのか 第4章 なにを主要なアイデンティティーと捉えるか ―「別の人生」を歩むことを選んだ人々 第5章 誰しもが影響を受ける ―アジア系女子大生が教えてくれたこと 第6章 優秀な人ほど打ちのめされる ―過剰努力の悲劇 第7章 思考と身体への負担 ―蝕まれるワーキングメモリ 第8章 環境に潜む「サイン」の働き ―クリティカルマスの力 第9章 ステレオタイプ脅威を縮小する方法 ―ナラティブというトリック 第10章 わたしたちを分断するもの ―サウスウェスト航空のファーストクラス 第11章 人をつなぐ橋としてのアイデンティティー
3業界、7企業、26チームへの1万2000の日記調査から、「やりがいのある仕事が進捗するよう支援する」ことでチームやメンバーの創造性と生産性が高まることが判明。しかし、669人のマネジャーへの調査で衝撃の事実が明らかに。「進捗の支援」が大切だと答えた人は、わずか5%だった-。私たちは、マネジメントを誤解してきたのかもしれない。1万超の日誌分析、669人のマネジャー調査…ハーバード教授と心理学者が35年の研究でついに解明。生産性と創造性は、こうすれば高まる。 序章 三五年の研究から導き出した「マネジメントの新常識」 第1章 組織の最前線の風景から-世界的メーカーの破滅への道のり 第2章 インナーワークライフ-認識と感情とモチベーションの相互作用 第3章 インナーワークライフ効果-創造性と生産性が高まる 第4章 「進捗の法則」の発見-マネジャーにとって最も大切な仕事 第5章 進捗の法則-やりがいのある仕事が前に進むよう支援する 第6章 触媒ファクター-仕事がうまくいくよう支援する 第7章 栄養ファクター-人が気持ちよく働けるよう支援する 第8章 進捗チェックリスト-好循環を維持し、悪循環を断ち切る 終章 マネジャー自身のインナーワークライフ
本当の勉強法を知りたいのなら、この本は宝の山だ!──池谷裕二(東京大学薬学部教授) 最新の実証研究が解き明かす、驚くべき「記憶と学習の真実」。 「復習する」「同じ教科に集中して取り組む」「線引きを使い分ける」など、日本でも半ば通説的に正しいとされている学習方法が、実は効率が悪いことが明らかに! Amazon.comの教育・心理学部門で1位にもなった期待作。 【こんな人におススメ!】 ・現場で必要な知識・スキルを効率よく習得し、実践に生かしたいビジネスパーソン ・現役で働き続けるために技能を磨きたい方 ・実り多い指導を行い、生徒の力を最大限に引き出したい先生 ・真の実力を身につけたい受験生・大学生 1章 学びは誤解されている 本書の提言 「経験的証拠」対「理論、教訓、直観」 知識は「必要」条件だが「充分」条件ではない テストは計測手段か、学習ツールか まとめ 2章 学ぶために思い出す 「振り返る」ことは練習のひとつ テスト効果/研究室でテスト効果を確かめる 「現場」でテスト効果を確かめる テスト効果のさまざまな側面 まとめ 3章 練習を組み合わせる 集中練習の神話 間隔練習 交互練習 多様練習 判別力を身につける 複雑な技術を学びやすく 原則を幅広く応用する まとめ 4章 むずかしさを歓迎する 学習のしくみ 学習の幅を広げる──想起の手がかりを更新する 「簡単」では効果がない なぜ努力は役立つのか 「望ましい困難」を取り入れたほかの学習法 「誤りなし学習」の神話 生涯学習の一例 望ましくない困難 まとめ 5章 知っていると錯覚しない ふたつの知覚システム 錯覚と記憶歪曲 メンタルモデル 能力不足で能力不足に気づかない 判断を修正するためのツールと習慣 6章 「学び方」を越える 「やってみて」学ぶ 成功する知能 ダイナミック・テスト 構造を作る 規則学習と先例学習 まとめ 7章 能力を伸ばす 神経の可塑性 IQは変わるか 脳は鍛えられるか 成長の意識 計画的な学習 記憶のてがかり まとめ 8章 学びを定着させる 学生へのアドバイス 生涯学習者へのアドバイス 指導者へのアドバイス トレーナーへのアドバイス
ポジティブ心理学の若手精鋭研究者による、怒りや自己顕示欲などの心のネガティブな面がもたらす効用に関するユニークな論考。 怒りは想像力の燃料となる、罪は改善を促す、自己暗示こそがパフォーマンスを向上する、わがままは勇気の源だ、非情(マインドレス)がよりよい決断につながる̶̶。ポジティブ心理学の若手精鋭研究者による、心のネガティブな面がもたらす効用に関するユニークな論考。どのような状況にも素早く対処できるように、あえていろんな感情に目を向ける力を持つこと、ありのままの自分と付き合うことの大切さをわかりやすく説く。 第1章 幸福を求めるほど不安になるのはなぜ? 第2章 快適な生活がもたらしたもの 第3章 嫌な気分にはメリットがある 第4章 ポジティブな感情こそが落とし穴である 第5章 マインドフルネスに気をつけろ 第6章 不快感をうまく処理する――セオドア効果 第7章 ありのままの自分とつきあう
「願えばかなう!」は真っ赤なウソ?心理学者が豊富なデータをもとに綴るポジティブ思考の害と、目標を叶える四つの方法。 夢や目標がある人に向けた定番のアドバイスがある。 ポジティブになろう!悪いことは考えず楽観的になろう!ダイエット、昇進、いい出会いなど、夢が叶った様子を想像すれば、たちまち思考は現実化する!…etc. しかし著者の研究によれば、「夢見る人」の多くは「実行する人」ではない。非現実的な空想でエネルギーを使い果たし、行動できなくなってしまう。気分がいいのはポジティブ本を読んでいる間だけ、現実に接すればたちまち夢はしぼむ。 たとえば減量プログラムに挑戦中の女性のうち、半数にはスリムになって外出する姿など、成功後のポジティブな夢を想像してもらい、半数にはドーナツの誘惑と必死で闘う姿など、ネガティブな障害を想像してもらった。すると一年後、ダイエットに成功したのはネガティブな障害を想像していたグループだった! 目標を達成するには、ひたすらポジティブに夢見るよりも、理想と現実のギャップに注目し、対策を立てたほうが効果的なのだ。困難も障害もない世界が存在するのは、ポジティブ本のなかだけなのだから。 本書では巷にはびこる安易な「ポジティブシンキング肯定論」に警鐘を鳴らし、科学的かつ実践的な「目標を達成する4つの方法」を提唱する。
瞑想などの東洋の伝統を現代科学に融合し、人間のに迫る。現在に意識を集め、自らを受容する。 瞑想を通し感覚・感情を生み出す作用を意識する。過去や未来にとらわれず,「今」という瞬間に注意を傾ける。東洋の伝統に現代科学を融合し人間の持つ包括的な全体性に着目。自らを意識し受容することで自身を守る具体的方法。 認知行動療法の第3の波,マインドフルネス認知療法の源泉となるカバットジンの名手引書の復刊。呼吸への注意,静座瞑想,ボディースキャン,ヨーガ,歩行瞑想を体系的に組み合わせ,“禅思想”に通じた体験を得るためのエクササイズを一般人にわかりやすく紹介。著者の大学メディカルセンターで4000症例をもとに科学的に一般化。 はしがき(ティック・ナート・ハーン) 復刊に寄せての訳者の言葉 すいせんの言葉 日本の読者の皆さんへ プロローグ 第Ⅰ部 「マインドフルネス瞑想法」の実践 1章 “今”という瞬間を,意識的に生きる 2章 「マインドフルネス瞑想法」へのとり組み 3章 呼吸のもつ癒しの力――呼吸法 4章 自分の存在を感じ取る――静座瞑想法 5章 自分の体を感じとる――ボディー・スキャン 6章 心と体をリラックスさせる――ヨーガ瞑想法 7章 日常生活の中で,自分をとり戻す――歩行瞑想法 8章 プログラムをどう組みたてるか ――「マインドフルネス瞑想法」8週間プログラム 第Ⅱ部 瞑想によるストレス対処法 9章 体の声に耳を傾ける 10章 痛みを心でコントロールする 11章 時間の束縛からの解放――時間ストレス 12章 相手との関係を改善する――対人ストレス 13章 仕事をみずからのものにする――仕事ストレス 第Ⅲ部 健康と癒しの新しいパラダイム 14章 “全体性”の体験と癒し 15章 “癒し”ということ 16章 心のもつ癒しの力 ――健康と病気に対する新しい視点 17章 心のもち方と健康 ――思考・感情・性格が体におよぼす影響 18章 “結びつき”と自己治癒力 エピローグ 〔付録〕生活の体験カレンダー 参考文献
心が変われば、人生が変わる!集中力も、記憶力も、分析力も、頭の回転も…。驚くほどシンプルなヴィパッサナー瞑想の実践書。 序章 瞑想でどんな効果が得られるか 第1章 ヴィパッサナー瞑想の誕生 第2章 ヴィパッサナー瞑想とは何か 第3章 サマーディの光と影 第4章 基本瞑想の実践マニュアル 第5章 心を観る瞑想 第6章 慈悲の瞑想 終章 心を完成させる十二の方法
バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOにして、世界で最も尊敬される投資家ウォーレン・バフェット。その知られざる生活、価値観、投資戦略、そして後継者とは? 唯一執筆を許された著者が5年以上を費やした公認伝記。 アメリカで刊行された「Updated and Condensed版」を訳出。新章を2章追加。幼少期から現在に至るまで、もはや伝説となった投資家の戦略と人生哲学が緻密に描かれている。アマゾン・コムの「トップ・ビジネス・ブック」となり、《タイム》誌や《ピープル》誌が選ぶ「ベストブック」トップ10に入っています。 【上巻目次】 第1部 バブル 第1章 格好悪いほうの話 第2章 サン・バレー 第3章 習慣の生き物 第4章 ウォーレン、どうしたんだ? 第2部 内なるスコアカード 第5章 説教癖 第6章 バスタブ障害物競走 第7章 休戦記念日 第8章 一〇〇〇の方法 第9章 インクに染まった指 第10章 犯罪実話 第11章 彼女はずんぐりじゃない 第12章 第13章 競馬場の原則 第14章 象 第15章 面接 第16章 ワン・ストライク 第17章 エベレスト山 第18章 ミス・ネブラスカ 第19章 舞台負け 第3部 競馬場 第20章 グレアム‐ニューマン 第21章 どちらの側に立つか 第22章 隠れた輝き 第23章 オマハ・クラブ 第24章 機関車 第25章 風車戦争 第26章 黄金の千草の山 第27章 愚挙