【2024年】「教育論」のおすすめ 本 179選!人気ランキング
- 改訂版 たのしく学べる最新教育心理学: 教職に関わるすべての人に
- よくわかる教育心理学[第2版] (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)
- やさしい教育心理学 第5版 (有斐閣アルマ > Interest)
- 絶対役立つ教育心理学[第2版]:実践の理論、理論を実践
- エピソードに学ぶ 教育心理学 (有斐閣ストゥディア)
- モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象
- 幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
- あなたの経験とつながる教育心理学
- アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)
- 「やる気脳」を育てる (単行本)
子どもたちの小さな日常に注目したEPISODEなど,学ぶ意欲を引き出し考えさせる工夫が豊富で理解を深めやすい入門書です 【QUESTION】や【EPISODE】を手がかりに,子どもたちの小さな日常から学びを深める入門書。章末には教師やSCなどがよくであう困難事例/指導場面/判断に迷う場面の【EPISODE】と検討課題が示され,理解確認とさらなる学びを促します。 序章 エピソードに学ぶ──困難な時代の子どもの学びと育ちの豊かさ Ⅰ部 子どもの育ち──発達を理解する 1章 思考の育ち──認知発達 2章 喜怒哀楽の育ち──情動発達 3章「わたし」の育ち──社会化と自己の発達 Ⅱ部 学校で育つ子ども──学びの過程を理解する 4章 学びの基礎──学習,記憶,メタ認知 5章 やる気がでるとき,でないとき──動機づけ 6章 教え方,学び方──学習指導 7章 学びの捉え方──教育評価 Ⅲ部 教室づくり,仲間づくり──学びあう場を支える 8章 仲間との学びあい──協同学習 9章 仲間との関係──適応,社会的学習,ソーシャルスキル 10章 学びと育ちを支える教室──教師─子ども関係,学級風土・学校文化 Ⅳ部 みんなのための学校──個に寄りそい,育ちあう 11章 子どもの困難の理解と支援──学校カウンセリング 12章 個のニーズに応じた学び──特別支援教育
「潜在連想」という視点から実証的に生徒のホンネに迫り,「偽装○○嫌い」の検出と救出を試みる。「教育の科学化」への挑戦。 日本の中学生の4割以上は「数学嫌い」であるというアンケート調査の結果は,本当に「科学的」であると言えるのか? 本書では,「潜在連想」という視点から実証的に生徒のホンネへと迫り,「偽装○○嫌い」の検出と救出を試みる。中学校教諭と教育心理学者による「教育の科学化」への挑戦。集団式簡易潜在連想テストの実施マニュアル付き。 ◆主な目次 はじめに 第1章 証拠に基づく教育の必要性 第2章 国際調査での日本の子どもたちの成績 第3章 アンケート調査の問題点 第4章 潜在連想構造を探る新しい検査法:こころのX線検査 第5章 学校教育現場で使える集団式潜在連想テストの開発 第6章 「偽装数学嫌い」生徒の検出 第7章 「偽装数学嫌い」生徒の救出 第8章 「こころのX線検査」のその他の活用例 第9章 教育の科学的研究の重要性:まとめに代えて 付 章 FUMIEテスト実施マニュアル おわりに はじめに 第1章 証拠に基づく教育の必要性 1.教育は間違った印象に左右されやすい 2.証拠に基づく教育 3.何が証拠なのか 1)調査結果は証拠にならない 2)因果関係の証拠はランダム化比較対照実験でしか得られない 3)ランダム化比較対照実験だというだけでは証拠不十分 4.この本で述べたいこと 第2章 国際調査での日本の子どもたちの成績 1.国際学力調査 2.PISA調査 1)「ゆとり教育」とPISAショック 2)幻だったPISAショック 3.TIMSS調査 1)TIMSS調査に現れた日本の子どもの特徴 2)「成績が良くて好き」から「成績が良いのに嫌い」になる 4.日本の子どもは嘘をついているのではないか 第3章 アンケート調査の問題点 1.学校で多用されるアンケート調査 2.アンケート調査の問題点:回答者が嘘をつく 1)嘘を見破る工夫 2)嘘をつかせない工夫 3)善意の嘘 3.アンケート調査の問題点:意識と無意識 1)フロイトの無意識とヘルムホルツの無意識 2)ロールシャッハテストの限界 4.国際学力調査のアンケート結果も正しいとは限らない 第4章 潜在連想構造を探る新しい検査法:こころのX線検査 1.潜在意識の科学的研究:プライミング効果 2.知識ネットワークモデルと潜在的認知プロセス 3.潜在的社会的態度測定のための潜在連想テストの開発 1)潜在的プロセスを反応時間で探る 2)反応時間の差に表れる潜在連想構造 4.潜在連想テストの活用の広がりと発展 1)プロジェクト・インプリシット 2)単一の測定対象のための潜在連想テスト 第5章 学校教育現場で使える集団式潜在連想テストの開発 1.学校では潜在連想テストは使えない 2.紙版の潜在連想テストというアイディア 3.集団式簡易潜在連想テスト「FUMIEテスト」の開発 1)キー押し反応の代わりに○×をつける 2)「速さ」を1分間の作業量で測る 3)ターゲット分類課題の廃止 4)評価語の選択と単語の提示順序の決定 5)作成されたFUMIEテストの信頼性と妥当性を測る 6)より良いものにするため改良を重ねる 第6章 「偽装数学嫌い」生徒の検出 1.学校での「研究」とは 2.FUMIEテストを用いた「偽装数学嫌い」生徒の検出 1)なぜ日本の中学生は数学を嫌うのか 2)中学生のホンネを探る 3.なぜ「数学嫌い」を偽装するのだろうか 第7章 「偽装数学嫌い」生徒の救出 1.やらなければ負けない 2.「偽装数学嫌い」生徒の戦略 1)数学と性差のステレオタイプとその真偽 2)不安と自信と自己暗示 3)間違った自己暗示の修正 3.「偽装を見破ること」の効果の科学的検証:ランダム化比較対照実験 1)「偽装数学嫌い」生徒の検出と2分割 2)「偽装数学嫌い」生徒の半分への潜在意識調査結果のフィードバック 3)効果の検証 4.この研究から得られた「証拠」 1)嘘の情報では効果が見られない 2)より確かな「証拠」とするために 第8章 「こころのX線検査」のその他の活用例 1.世界から取り残される日本の教育研究者たち 2.「こころのX線検査」の活用例 1)中学生の教科嫌いと潜在意識の乖離 2)中学生の集団登山前後での「登山」に対する潜在意識の変化 3)障害者に対する潜在的態度測定 4)外国人に対する潜在的態度測定 3.その他の「こころのX線検査」の活用の可能性 1)「学校」に対して否定的な潜在イメージを持つ生徒への予防対策 2)不登校児童生徒の「学校」に対する潜在イメージの変化 3)「ひらめき☆ときめきサイエンス」の効果の科学的検証 4)中学生の潜在的な価値観:中学生にとって一番「良いイメージのもの」 4.「こころのX線検査」という新しいツール 第9章 教育の科学的研究の重要性:まとめに代えて 1.教育の科学化 2.ランダム化も比較対照も科学の常識 1)比較対照条件の重要性 2)ランダム化が必要な人文社会科学系の実験 3.実験を120年以上前に導入した心理学 4.「教育の科学化」と実験教育学・教育心理学 5.教育心理学の停滞と復権 6.学校におけるランダム化比較対照実験の重要性の理解と協力 付 章 FUMIEテスト実施マニュアル おわりに 文献 索引
猿蟹合戦とは何か.国語入試問題必勝法.時代食堂の特別料理.靄の中の終章.ブガロンチョのルノアール風マルケロ酒煮.いわゆるひとつのトータル的な長嶋節.人間の風景
算数や国語の学力、粘り強さ、自己制御力、思いやり……、生まれた瞬間から最初の数年間に、親や保育者が子どもとどれだけ「話したか」ですべてが決まる。日本の子育て、保育が抱える課題とその解決策を、科学的な裏づけと著者自身の具体的な実践から示した書。 第1章 つながり:小児人工内耳外科医が社会科学者になったわけ 第2章 ハートとリズリー:保護者の話し言葉をめぐる先駆者 第3章 脳の可塑性:脳科学革命の波に乗る 第4章 保護者が話す言葉、そのパワー:言葉から始めて、人生全体の見通しへ 第5章 3つのT:脳が十分に発達するための基礎を用意する パート1:科学から実践へ パート2:「3つのT」の実際 第6章 社会に及ぼす影響:脳の可塑性の科学は私たちをどこへ導くのか 第7章 「3000万語」を伝え、広げていく:次のステップ エピローグ 岸に立つ傍観者であることをやめる 解説 子どもの言葉を育む環境づくり(高山静子) 訳者あとがき(掛札逸美)
秋月りすの4コマ漫画『OL進化論』を楽しみながら思考の技法を学ぶ。初心者のためのクリティカルシンキング超入門書。 「ものの見方・考え方」を、人気四コマまんが家・秋月りす氏のマンガ77編を楽しみながら身につけられる,画期的な本。心理学と論理学をベースに全くの一般人向けに書かれた「思考」の本。 秋月りすの4コマ漫画『OL進化論』を楽しみながら思考の技法を学ぶ。 初心者のためのクリティカルシンキング超入門書。 自分の周囲の人や種々の問題について,正確に理解し,自分の力で考え,適切な判断をしていくのがクリティカルな態度であり,その思考である。クリティカル思考は複雑化した現代社会に適応していく上でも必要となろう。本書では,ユーモアあふれる4コマ漫画を題材にわかりやすく楽しく身につけてもらうことをめざした。 はじめに 本書はこう読もう 序章 クリティカル思考とは ●「クリティカル」の意味 1.クリティカルに原因を推論する 2.クリティカルに何かを判断する 3.クリティカルに情報を選択する 4.クリティカルにいろいろ考える ●クリティカル思考の定義 1.クリティカル思考とは 2.事実と意見を分ける――クリティカル思考のための準備 3.議論を分析する――クリティカル思考のための第一歩 1章 推論の仕方は妥当か ●クリティカルに推論するとは? ●クリティカルに推論するやり方 1.あてはまらない例はないか? 2.一緒に変化するか? 3.四分割表で考える 4.四分割表「的に」考える 5.共通点と相違点に着目すれば 6.一致と差異に組織的に着目する 7.誰のせいかを考える 8.誰のせいかを「じっくり」考える ●因果関係を検討する上での留意点 1.一つの結果はいろいろな原因から生じる(1) 2.一つの結果はいろいろな原因から生じる(2) 3.一つの結果はいろいろな原因から生じる(3) 4.一つの結果はいろいろな原因から生じる(4) 5.一緒に変化したら因果関係と言える? 6.結果が原因で結果をひきおこす? 7.偶然という可能性も忘れずに 8.こうなることは初めから分かっていた? ●前後論法のもつ罠 1.変化したのは何のせい? 2.他にも出来事がなかった? 3.時間がたっただけじゃないの? 4.極端な状態はもとに戻る ●間違った議論のいろいろ 1.理由が理由になってるの? 2.あんなヤツに何が言えるんだ? 3.お前なんか簡単に倒せるよ 4.似てるからきっと同じだよ 5.そのままどんどん転がっていく? 6.シロじゃなければクロだ! 7.経験者は正しい? 2章 根拠としての「事実」は正しいか ●クリティカルに「事実」を検討するとは? ●事実検討の基本的スタンス 1.あなたの常識が一般の常識? 2.体験談そのものは事実だとしても…… 3.記憶とは事実とは限らない 4.情報の歪み方にはパターンがある 5.専門家の意見だから信じるの? 6.数字なら信用できる? ●スキーマによる事実の歪み 1.スキーマを通してものを見る 2.スキーマは情報をつなぎ,意味づけるための枠組み 3.スキーマによって同じ情報が違う意味にもなる 4.スキーマは未知・未確認の部分を埋める 5.スキーマは情報の取捨選択をガイドする 6.スキーマを見直すか,スキーマにこじつけるか ●偏った事実を「事実」とする過ち 1.一部分の事実から全体を推測する 2.偏ったサンプルが誤った結論をつくり出す 3.先入観に合う事実を見つけ出す 4.当たってないケースには注意が向きにくい 5.めだつ×めだつ=関連? 6.一面性の出来事に注意 7.欲しい情報だけを集め,欲しくない情報は無視するバイアス 8.反証となりうる情報も探せ ●「事実そういう人か」の検討 1.人を見るときのスキーマに気づこう 2.型にはまった固定観念 3.身近な人はさまざまだけど,遠い人は一くくり 4.そういうことをしたのはそういう人だから? 5.状況でもあり,個人でもある……かも 6.行為者と観察者の視点は違う 7.役割と個人は必ずしも同じではない 3章 クリティカルシンカーへの道 ●クリティカルシンカーの特性 1.クリティカルシンカーはものごとを疑う 2.クリティカルシンカーは思考の落とし穴を知っている 3.クリティカルシンカーは柔軟である 4.クリティカルシンカーは客観的である 5.クリティカルシンカーは単純化しない 6.クリティカルシンカーはあいまいさに耐える ●クリティカルに生活しよう 1.ものごとを他の面からもみるためには 2.ポジティブ思考に気をつけよう 3.後知恵から脱却するためには 4.要するにマインドフル 5.ちょっとクリシン――ちょっとクリティカルシンキング 6.あっからクリシン――「あっ」から始めるクリティカルシンキング 7.ユーモア精神で行こう!! おわりに──今日から始めるクリティカル思考 本書を読んだ人のための今後の読書案内 秋月りすから一言
まんがで知り、解説で納得! 知っておくべきキーワードが満載。 教師が成長する上でいま求められる資質・能力と必要な知識が、主人公・吉良先生の言葉と奮闘する教師仲間のストーリーを通してわかります。 まんがで知り、解説で納得! 知っておくべき教育関連キーワードが満載 「教師は生涯かけて教師になる」 成長したいと願い、学び続けるすべての教師のために――。 いま求められる資質・能力と必要な知識が、主人公・吉良良介先生の言葉と奮闘する仲間のストーリーを通してわかります。現役教頭先生が文字通り「描く」、深くて広い、そして明るい未来へとつながる学びの世界。 コラムも充実!◎実感を込めておすすめする「絶対読みたいビジネス書」 第1章「そもそも思考」で考えよう ――そもそも、学ぶとは何か? 第2章 技術的合理主義の限界 ――省察(リフレクション)を繰り返しながら成長する 第3章 リフレクションと自己改善 ――成長するためには授業観を磨くこと 第4章 タイムマネジメント ――多忙感に負けない仕事術 第5章 学び合いと社会的構成主義 ――授業形態の真似で終わらせないために 第6章 発達の最近接領域の理論と実践知・学問知 ――専門家集団がビジョンを共有すれば… 第7章 教師に必要な21世紀型能力 ――自身の強みを生かした未来設計 第8章 レジリエンスと学習する組織 ――学び続ける教師とは
探究! 教育心理学の世界 目次 まえがき 習得編 1 教育心理学とは 教育心理学の定義と課題 藤澤伸介 教育心理学の魅力と方法 無藤 隆 2 発達のメカニズム 教育と遺伝要因 安藤寿康 発達理論と発達段階 中澤 潤 発達研究法 飯高晶子 身体の発達と心への影響 松嵜くみ子 言語と認知の発達 内田伸子 社会性と情緒の発達 大久保智生 道徳性の発達 二宮克美 3 学習のメカニズム 学習とは何か 藤澤伸介 記憶のメカニズム 井上 毅 知識としての記憶 井上 毅 記憶と転移 寺尾 敦 習得のための学習法 藤澤伸介 探究力と創造性の獲得 楠見 孝 態度 犬塚美輪 4 学習を支える教育実践 教授学習の行動主義的基礎 小野浩一 目標・診断・評価 藤澤伸介 学習意欲 鹿毛雅治 授業づくり 鹿毛雅治 学習スタイルと教授スタイル 小林寛子 5 「ニーズ」と援助 学校教育とカウンセリング 伊藤亜矢子 しつけと学習の援助 鈴木雅之 学級風土と学級経営 伊藤亜矢子 6 特別支援教育 教師教育における特別支援 小沼 豊 障碍の理解─通常の学級における特別支援教育 小貫 悟 人権と特別支援教育 松田信夫 7 教育とICT 教育の情報化 田中俊也 情報機器活用の可能性と評価 田中俊也 ネット化浸透の負の側面 高比良美詠子 探究・活用編 1 教育 トピック1-1 教育理解の諸アプローチ 中澤 潤 トピック1-2 日本の学校教育と心理学 市川伸一 2 発達 トピック2-1 ピアジェ理論を考える 中澤 潤 トピック2-2 ギリシア神話と心理学 小川俊樹 トピック2-3 モンテッソーリ教育を考える 飯高晶子 トピック2-4 エリクソン理論を考える 山岸明子 トピック2-5 母語の獲得 大津由紀雄 トピック2-6 中高生の社会性 大久保智生 トピック2-7 知能について 安藤寿康 3 学習 トピック3-1 日本の学習者の実態 ─「高水準な義務教育の成果」の裏で 山森光陽 トピック3-2 ごまかし勉強 藤澤伸介 トピック3-3 学習観と学習法の選択 吉田寿夫 トピック3-4 学習習慣 藤澤伸介 トピック3-5 記憶と学習の意味 前野隆司 トピック3-6 自己調整学習 篠ヶ谷圭太 トピック3-7 予習の効果 篠ヶ谷圭太 トピック3-8 学習方略としての概念形成 藤澤伸介 トピック3-9 概念受容学習と概念発見学習 工藤与志文 トピック3-10 学習方略の活用 藤澤伸介 トピック3-11 ノートの活用 藤澤伸介 4 学習を支える教育実践 トピック4-1 ガニェの分類と学習指導要領 鈴木克明 トピック4-2 教師の成長 藤澤伸介 トピック4-3 学習指導要領と学校現場の乖離 藤澤伸介 トピック4-4 学力テストの実施法 藤澤伸介 トピック4-5 指導要録・通知表・内申書 鈴木雅之 トピック4-6 テストの統計的基礎 村井潤一郎 トピック4-7 指名と発問 藤澤伸介 トピック4-8 黒板の活用 藤澤伸介 トピック4-9 教授の基本原理 藤澤伸介 トピック4-10 集団思考と単独思考 釘原直樹 トピック4-11 教えて考えさせる授業 ─中学の数学を中心に 市川伸一 トピック4-12 習得の基礎としての「読解力」の指導 犬塚美輪 トピック4-13 母語獲得と外国語学習の違いから見えてくる 言語教育のあり方 大津由紀雄 トピック4-14 英語学習プロセスを探る ─中学生の英文主語把握 金谷 憲 トピック4-15 学習指導要領改訂と英語力経年変化 斉田智里 トピック4-16 理科教育における動機づけの可能性 飯高晶子 トピック4-17 社会科における誤概念の修正 進藤聡彦 トピック4-18 学級はどう変化していくか 伊藤亜矢子 トピック4-19 習熟度別少人数学習集団編制 山森光陽 トピック4-20 応用行動分析学の教室での活用 平澤紀子 トピック4-21 居眠り・私語・カンニング 釘原直樹 トピック4-22 学級崩壊 小林正幸 5 「ニーズ」と援助 トピック5-1 認知カウンセリング 藤澤伸介 トピック5-2 TET(教師生徒関係訓練法) ─望ましい教師と生徒関係 市川千秋 トピック5-3 予防的援助に一般意味論の活用を 藤澤伸介 トピック5-4 ブリーフカウンセリング ─解決焦点化アプローチ 市川千秋 トピック5-5 認知行動療法 神村栄一 トピック5-6 中1ギャップ 村栄一 トピック5-7 構成的エンカウンターグループ 野島一彦 トピック5-8 生理学的病態としての不登校理解 三池輝久 トピック5-9 モンスターペアレント 小野田正利 6 これからの教育を考える トピック6-1 日本の特別支援教育 山口豊一 トピック6-2 フィンランドの教育からの知見 福田誠治 トピック6-3 ニュージーランドの教育からの知見 植阪友理 トピック6-4 21世紀型教育 森 敏昭 あとがき 引用文献 索引 〔付録〕索引活用ガイド 著者一覧 装幀=藤澤伸介
不登校、引きこもり、摂食障害、等々、子育てをめぐる様々な悩みや 苦しみはなぜ生じるのか。その仕組みを心理学の概… 本書は、2010年9月に大隅書店から刊行された本と本文も装幀・造本もまったく同一のもので、2017年6月に版元名が大隅書店からさいはて社に変更されたことを受け、今回の増刷を機に、ISBNをあらためて発行するも… 不登校、引きこもり、摂食障害、等々…。子育てをめぐる様々な悩みや苦しみはなぜ生じるのか。その仕組みを心理学の概念で解き明かし、多数の事例を紹介しながら子どもとのコミュニケーションの望ましいあり方について具体的な方法を提案する。脳科学者/医師/臨床心理士/四児の父親/少年サッカーの指導者である著者による書き下ろし。 はじめに この本の目的と構成 Ⅰ 診察や面接で気がついたこと 1 親にできるのは自分が変わること 2 目に見えるものに偏りすぎていないか 3 勉強よりも大切なこと 4 先んずれば人を制す? 5 不登校は勇気ある行動である 6 子どもを信じて愛情を与える 7 まず好きになる 8 きちんとすることよりも好きになることを 9 子どもは導かないと成長しないのか Ⅱ 親子の関係 10親と子の別れ 11 子どもと親の距離――近すぎる親、遠すぎる親 12 近すぎる親の問題――子どもの出会う現実を加工する 13 遠すぎる親の問題――子どもの気持ちに無関心 14 現実を受け容れるということ 15 叱りすぎることの危険性 16 母親は子どもに去られるためにそこにいなければならない 17 空腹の自由、食欲の自由、排泄の自由 18 頼りないので手放さない 19 食べ物は毒? 20 優等生はなぜいじめられやすいのか 21 自分を守る心の仕組み――防衛機制について 22 自分の世界にこもることで自分を守る――引きこもりの防衛 23 不快をもたらす現実を受け容れない――否認の防衛 24 育児の不安、親の不安――置き換えの防衛 25 自分の思いを相手に映し出す――投影による防衛 26 子は親の鏡――だから親の昔を映すこともある 27 できたと思って喜ぶとすぐ逆戻り――打ち消しの防衛 28 なんでも思い通りになるという感覚――万能感による防衛 29 責められるより責める方が楽――攻撃者への同一化 30 親が子どもを守るということ Ⅲ 子どもとのコミュニケーション 31 先に進まない 32 小言を控える 33 指示しない 34 子どもに起きてくる変化 35 押しつけないことで伸びるものがある 36 子どもが失敗した時は愛情を与えるチャンス 37 おしゃれや化粧は自分を守る 38 衝動を制御する力はどう育つのか 39 家ではくつろがせてやる 40 子どものペースで 41 子どもは「嬉しい」や「悲しい」をどう学ぶのか 42 子どもをやる気にさせる 43 自分の意見を言える子どもはどうやれば育つのか 44 見守る 45 アイスクリーム療法 参考文献 おわりに
人気シリーズ第二弾。新学習指導要領の目玉・アクティブ・ラーニングをテーマに、今知っておくべきキーワードや改訂のポイントを驚くほどわかりやすく解説。 各章ともまんがに出てきた重要ポイントが、文章でさ… 今求められる教師の学びを、まんがで分かりやすく解説して大好評の『まんがで知る教師の学び――これからの学校教育を担うために』に続く、シリーズ第2弾。 今回は新学習指導要領の目玉・アクティブ・ラーニングをテーマに、今知っておくべきキーワードや改訂のポイントを驚くほどわかりやすく解説。 各章とも、まんがに出てきた重要ポイントが、解説ページでさらに深く説明されているので、理解が確かなものになります。 教師も必読のビジネス書を紹介して人気のコラムも、前作からさらに充実したラインナップで掲載。 この一冊を読めば、アクティブ・ラーニングは恐れるに足らず! 本当に目指すべきは何なのかが見えてきます。 第1章 持続可能な社会づくり――コラボレーション(協働) 第2章 新しい時代に必要な資質・能力――コンピテンシー(その人全体の能力) 第3章 主体的な学び――コーチング(対話による自発的な行動の促進) 第4章 対話的な学び――ストレッチ、リフレクション、エンジョイメント 第5章 深い学び――EQリーダーシップ(感情を理解する力) 第6章 リーダーシップ――アサーション(自分も相手も大切にする自己表現) 第7章 学習評価――ストーリーテリング(共感・感情移入からの理解) 第8章 カリキュラム・マネジメント――マネジメント(よりよい成果を上げるために)
学習を成功へと導く授業とは? 熟練教師の実践知とメタ分析によるエビデンスを融合。教職専門性を支えるマインドフレームを示す。 学習を成功へと導く授業とは? 熟練教師の実践知とメタ分析によるエビデンスを融合。教師のコンピテンシーと両輪となって,教職専門性を支える「心的枠組み」を示す。メタ認知,協働学習など,現場のリアルな課題に応える。 学習を成功へと導く授業とは? そのために,教育者はどのように自身の指導と役割を考えればよいのか。熟練教師の実践知とメタ分析によるエビデンスを融合。教師のコンピテンシーと両輪となって,教職専門性を支える10の「心的枠組み」を示す。メタ認知,フィードバック,協働的な学びなど,現場のリアルな課題に応える。 [原書]John Hattie & Klaus Zierer (2018). 10 Mindframes for Visible Learning: Teaching for success. Routledge ■本書の主な目次 Chapter0.はじめに:行なったことの影響をいかに考えるかは,いかに行なうかを考えるよりも重要である Chapter1.私は生徒の学習に及ぼす影響の評価者である Chapter2.アセスメントは自身の影響と次のステップを知らせてくれるものである Chapter3.進歩させたいと考えていることや自身の影響について同僚や生徒と協働する Chapter4.私は変化をもたらすエージェントであり,すべての生徒が改善できると信じている Chapter5.私は「最善を尽くす」だけでなく,チャレンジに努める Chapter6.私は生徒にフィードバックを提供して理解できるように支援し,私に与えられたフィードバックを解釈して行動する Chapter7.私は一方向の説明と同じくらい対話を取り入れる Chapter8.何ができたら成功なのかを最初から生徒に明確に伝える Chapter9.間違えても他者から学んでも安心して学習できるように人間関係と信頼を築く Chapter10.学習と学習中の言葉に集中する Chapter11.可視化された学習のビジョン 邦訳版の刊行に寄せて Chapter0.はじめに:行なったことの影響をいかに考えるかは、いかに行なうかを考えるよりも重要である 1.50人の教師との1万5000時間 2.サイモン・シネックとゴールデンサークル 3.ハワード・ガードナーと3つのE 4.教育の専門知識:コンピテンシーとマインドフレーム 5.なぜこの本なのか 6.可視化された学習とは何か 7.本書はどのように構成されているのか 8.この本は誰を対象としているのか 9.謝 辞 Chapter1.私は生徒の学習に及ぼす影響の評価者である 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.教師は診断したり介入指導をしたり評価したりする必要がある 4.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter2.アセスメントは自身の影響と次のステップを知らせてくれるものである 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.課題(アサインメント)、テスト、クイズ式問題など:退屈な義務というだけではない? 4.ワークシートがなくなってもワークシートは不滅である:過剰なワークシートに対する批判 5.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter3.進歩させたいと考えていることや自身の影響について同僚や生徒と協働する 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 交流と協同の成果としての集合的知性 3.チーム・ティーチング:自明のように思われる要因の可能性と限界 4.何から始めればよいか チェックリスト /エクササイズ Chapter4.私は変化をもたらすエージェントであり、すべての生徒が改善できると信じている 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.問題解決型学習 4.学習者は動機づけられる必要がある 5.多様性を目的にした多様性に対抗する:エビデンスに基づいたさまざまな方法の多様性を求める 6.限界質量:変化を成功させるための条件 7.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter5.私は「最善を尽くす」だけでなく、チャレンジに努める 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.学習にとってのフローとその意義 4.学習目標のタキソノミー:可視化された学習と成功を収める授業に向けた重要な段階5.ゴルディロックスの原理 6.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter6.私は生徒にフィードバックを提供して理解できるように支援し、私に与えられたフィードバックを解釈して行動する 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.あなたの影響を知ること:成功する指導の鍵としてのフィードバック 4.フィードバックのレベルを接合する 5.初心者・上級者・専門家:達成レベルの役割 6.過去・現在・未来:フィードバックの3つの視点 7.包括的なフィードバックの呼びかけ:フィードバック・マトリクス 8.ギブ・アンド・テイク:フィードバックの対話構造について 9.仲間についてはどうか:学習者から学習者へのフィードバック 10.フィードバックを成功させるための必須条件:間違いの文化 11.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter7.私は一方向の説明と同じくらい対話を取り入れる 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.協同学習:仲間の力を活用する 4.確実な習得指導:協同学習を補完する 5.学級規模:重要ではあるが対話にはどうしてもというわけではない 6.何から始めればよいか 7.チェックリスト/エクササイズ Chapter8.何ができたら成功なのかを最初から生徒に明確に伝える 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.目標と成功の基準:双子のような目 4.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter9.間違えても他者から学んでも安心して学習できるように人間関係と信頼を築く 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.IKEA効果 4.「できない」でなく「まだできない」 5.笑顔を見せよう 6.カメレオン効果とルールや習慣化の力 7.一度でも嘘をついたら常に嘘をつくようになる:信頼は教師と生徒の健全な関係の中核である 8.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter10.学習と学習中の言葉に集中する 自己省察のためのアンケート/エピソード 1.本章の概略 2.マインドフレームを支える要因は何か 3.学習ファシリテーター、学習コーチ、学習カウンセラーなのか、そうではなくて教師である 4.バカなやつともっとバカなやつ効果 5.「見えないゴリラ」研究 6.認知負荷理論とその指導のための示唆 7.学習スタイル:実証的教育研究の神話 8.自己概念:成功する学習への鍵 9.何から始めればよいか チェックリスト/エクササイズ Chapter11.可視化された学習のビジョン エピソード:テイラー・スウィフトと仲間たち、学習への情熱を引き出す方法 1.自然から学ぶ:ウェブモデル 2.可視化された教え方:授業計画を可視化する 3.将来の学校のビジョン 訳者代表あとがき 索引 文献 付録:指導要因と効果量ランキング
資質・能力とアクティブ・ラーニングを捉え直す 国語科で育てる「資質・能力」と「言葉による見方・考え方」 社会科における資質・能力形成の課題 体育科で育てる「資質・能力」とは何か コンピテンシーの育成と人格の形成 総合的な学習で育てる「資質・能力」と文脈を超えてゆく学び 深い学びを生み出すための豊かな教育内容研究 授業における目標の構造・機能と授業づくり アクティブ・ラーニングの自己目的化に異議あり! 「主体的・対話的で深い学び」の計り知れない困難 教育課程政策の中でのカリキュラム・マネジメント 学校現場発信のカリキュラム・マネジメントをさあ、はじめよう インクルーシブ教育におけるカリキュラム・マネジメント 子ども理解から始まるカリキュラム・マネジメント
論理トレーニングは国語に行き着いた――好評『国語ゼミ』の内容はそのままに新原稿を収録。基礎の基礎から応用、質問や反論の力へ。 論理トレーニングは国語に行き着いた!――好評『国語ゼミ』が、内容はそのままに新たな原稿を加えパワーアップした。言葉の力をあなたの味方に変える実践の書。
プラトン、フッサールの哲学は、互いの意見から共通了解をつくる「対話」の哲学であった。それを確かめ、現在に活かす方法を考える。 プラトン、フッサールの哲学は、互いの意見を確かめ、共通了解をつくりだす「対話」の哲学であった。そのことを丁寧に確かめ、現在の対話に活かす方法を考える。 プラトン、フッサールの哲学は、互いの意見を確かめ、共通了解をつくりだす「対話」の哲学であった。そのことを丁寧に確かめ、現在の対話に活かす方法を考える。
ホッブズにおける信頼と「ホッブズ問題」 ヒュームとカントの信頼の思想 エスノメソドロジーにおける信頼概念 行動科学とその余波 政治学における信頼研究 社会心理学における信頼 ビジネスにおけるステークホルダー間の信頼関係 教育学における信頼 医療における信頼 機械・ロボットに対する信頼 障害者福祉における信頼 ヘイト・スピーチ 高等教育における授業設計と信頼 人工的な他者への信頼
大人気シリーズ第3弾 働き方改革、新学習指導要領、カリキュラム・マネジメント、学校と社会の連携など、今注目のテーマについて、知っておくべきキーワードや知識が、まんがで分かりやすく学べます。 著者の前田康裕先生は熊本市の教育センターでの教員指導に加え、先駆的な実践やICTの活用など多彩な教育活動で知られ、現在は熊本大学教職大学院准教授。熊本市立向山小学校教頭時代に熊本地震で被災され、本書では勤務校が避難所になった体験も描かれています。 新学習指導要領の理念である「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」ための一例を提示。 人気コラム「これからの人生と社会を考えるビジネス書」も充実のラインナップ。思わず手に取りたくなる本が各章で紹介されています。 第1章 学校の多忙化 ――学校における働き方改革 第2章 教育課程と学習指導要領 ――社会に開かれた教育課程 第3章 熊本地震 ――教職員のメンタルヘルス 第4章 避難所としての学校 ――自助・共助・公助 第5章 学習する組織とシステム思考 ――人生100年時代 第6章 カリキュラム・マネジメント ――ゆとり世代 第7章 学校と社会との連携 ――業務改善と5S 第8章 まちづくりと共同体の再構築 ――他責社会から感謝社会へ
日本の教育改革の主な政策措置 初等中等学校の教育課程改革 ITリテラシーとプログラミング教育 高度な科学技術人材の育成をめざす教育 グローバル人材を育てるカリキュラム改革 児童生徒の学習評価と大学入試改革 大学の教育課程の改革動向 グローバル化時代における大学の国際化政策 第4次産業革命に対応する新型職業大学 教師教育をめぐる改革動向 日本の教育発展のこれからの課題
ピア・ラーニングとは 必要な援助を求める 人と比べ合って学ぶ ピアとかかわる動機づけ 何をめざして学ぶか ピアとともに自ら学ぶ 「一人で読む」を超えて 子どもはピアに援助をどう求めるか 協同による問題解決過程 ピアを介した概念変化のプロセス メタ認知におけるピアの役割 協同による教育実践の創造 日本語教育におけるピア・ラーニング 発達に遅れや凸凹のある子どもの協同 豊かな学びあいに向けて
シュタイナー学校の公的承認をめぐる一〇〇年の闘い 世界に広がるシュタイナー教育 シュタイナー学校とICT教育 シュタイナー学校の理科教育 シュタイナー学校の地理教育 シュタイナー学校にしみ渡る道徳教育 シュタイナー学校の教師として生きる シュタイナー幼児教育の道を歩み続けて 稲作文化に根ざしたシュタイナー幼児教育の実践 シュタイナー教育に学ぶ子育ての実践
最近「認知バイアス」という言葉が注目を集めています。認知バイアスとは,私たちの誰もがもつ「思考の偏り」や,「考え方のクセ」のことです。私たちの毎日の行動は,無意識のうちに認知バイアスの影響を受けています。 たとえば,限定品と書かれると,それまで欲しくなかった商品もつい買いたくなってしまいませんか? これは「希少性バイアス」という認知バイアスの一種です。また,災害で危険がせまっているのに「まだ大丈夫」と思いこんでしまうのも,「正常性バイアス」というものです。私たちは,さまざまな心のクセによって,合理的でない判断や行動をしているのです。 本書では,さまざまな認知バイアスについて,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。認知バイアスについて知れば,思いこみや偏見のない判断ができ,日々の生活や人間関係の役に立つにちがいありません! 認知バイアスの世界をお楽しみください! 1時間目:誰の心にもひそむ考え方のクセ STEP1. 知覚と認識のバイアス 認知バイアスって何? 脳がつくりだす「見えている」世界 人は「目の前の変化」を見落とす A型の人が几帳面に見えるのはなぜ? 単純なのにまちがえる「2-4-6課題」 占いの結果は誰にでもあてはまる? 「成功から学ぶ」だけでは見落としがある STEP2. さまざまな問題につながる認知のゆがみ 悪いことがおきた人は「悪い人」なのか 自分の不幸は「社会のせい」ではない? 他人の失敗は実力のせい? 人は無意識に自分を正当化する 慣習や知識が「ちがう使い方」を見えなくする 2時間目:思わぬ危機をまねく思いこみや先入観 STEP1. 悪い状況なのに変えたくない心理 「まだそれほど危険じゃない」には要注意 ! 損切りできない「サンクコスト効果」 失敗を恐れ挑戦を避ける「現状維持バイアス」 聞き方次第で答えが変わる「フレーミング効果」 STEP2. 想像以上に変化しやすい私たちの記憶 「後出し」で記憶を修正する 記憶は言葉一つで,簡単に変わってしまう 後からつくられる「過誤記憶」の恐ろしさ 人は「中断されたこと」をより覚えている 3時間目:知っておきたい判断と行動のバイアス STEP1. 言葉や情報に影響される「判断」 「○○について考えるな」と言われると……? 「協力」より「競争」と考えるのはなぜか レアものや限定品がほしくなるワケ 具体的な数字を示されると,それが基準になる STEP2. 「好き」と思う意外な理由 ドキドキするのは「つり橋が揺れる」から? 「何度も見る」と好きになるのはなぜ? 誤った情報でも,くりかえし接すると……? STEP3. 思いこみやイメージで変わる「行動」 人は「イメージ」で評価しがち 確率が低いのに「もっともらしい」ほうを選ぶ理由 期待されると,成績はほんとうに上がる? 手間ひまかけると「同じモノ」でも価値が上がる 偽薬でも症状が改善する「プラセボ効果」 4時間目:無意識が影響する集団と人間関係 STEP1. 正しいと思っているのは自分だけ? 認識をゆがめる「固定概念」 他人は思ったより「あなた」に興味がない? あなたの気持ち,意外と見抜かれていないかも 自分だけは「偏向報道」の影響を受けていない? 思いだしやすいものが「実際に多い」とは限らない STEP2. 要注意! 対人関係が悪化する論法 相手が攻撃しているのは「わら人形」かもしれない 人格攻撃にも利用される「お前だって論法」 同じことをいっているだけなのに,なぜか説得される 白か黒かだけではない「二分法の誤謬」 STEP3. 「集団」が生みだすさまざまな心理 自分が属さない集団の人は,みな同じに見える 自国チームの勝利は実力,相手チームの勝利は運? 他者の行動に合わせたくなるのはなぜか 集団の意見に合わせてしまう理由 少数でも「一貫した人」には合わせることがある STEP4. 集団ならではの「便乗」と「無責任」 勝ち馬に乗って,自分も勝者になりたい ! 権威のある人には無条件にしたがってしまう!? 人がたくさんいると「傍観者」になる? 集団だと極端な結論がみちびかれやすい なぜ誰も望んでいない旅行に出かけたのか 5時間目:数字にまつわる思いこみや勘ちがい STEP1. 直感とことなる「確率」や「統計」 5回連続で黒が出たら,次は赤の確率が高い? 選択を変えたほうが確率が上がる!? 「精度99%の検査で陽性」のほんとうの意味とは ビールが売れると水難事故が増える? 「全体」と「部分」でことなる結論になる
学習と動機づけに関する心理学の視点から,教育実践における指導の方法や技術を包括的に捉える。自己調整学習をはじめ,自ら学ぶ意欲,協同学習の技法など,具体的な研究知見を,教育の現場とのつながりをもたせたわかりやすい表現で紹介。教職課程科目「教育方法・技術論」や「教育の方法と技術」等での使用を想定して編纂。 ◆主な目次 序章 児童生徒の学びを支える指導 第1章 学力の分類と指導 第2章 教育における目標 第3章 教室文化と学習規律 第4章 授業における教授方法 第5章 授業における指導の技術 第6章 学習意欲を促す指導 第7章 仲間との協同による学習 第8章 自律的な問題解決を促す指導 第9章 ICTを用いた指導方法 第10章 授業外の学習の指導 第11章 教師の専門性を高める「子どものつまずき」に応じた指導 第12章 障害のある児童生徒の理解と支援 第13章 教育における評価と学習 第14章 テストの作成と運用 終 章 自ら学び続ける教師を目指して ◆執筆者一覧(執筆順) 伊藤 崇達 編者 序章,第3章 中谷 素之 編者 序章,第6章 岡田 涼 編者 序章,第13章 深谷 達史 群馬大学大学院教育学研究科 第1章 進藤 聡彦 山梨大学大学院総合研究部 第2章 小林 寛子 東京未来大学モチベーション行動科学部 第4章 犬塚 美輪 大正大学人間学部 第5章 瀬尾美紀子 日本女子大学人間社会学部 第7章 梅本 貴豊 京都外国語大学総合企画室 第8章 髙橋麻衣子 日本学術振興会/東京大学先端科学技術研究センター 第9章 篠ヶ谷圭太 日本大学経済学部 第10章 植阪 友理 東京大学大学院教育学研究科 第11章 田爪 宏二 京都教育大学教育学部 第12章 鈴木 雅之 昭和女子大学人間社会学部 第14章 塚野 州一 編者 終章 序章 児童生徒の学びを支える指導 1.指導と学習 2.自己調整学習の視点 3.本書のねらいと構成 第1章 学力の分類と指導 1.学力観の変遷 2.学力とは 3.学力を育てる 第2章 教育における目標 1.教育目標の特徴 2.教育目標と授業の構成 3.教育目標と授業の実際 第3章 教室文化と学習規律 1.文化や風土としての教室 2.教室文化を支えるもの 3.自ら学ぶ学習規律の育成に向けて 第4章 授業における教授方法 1.発見学習 2.受容学習 3.その他の教授方法 第5章 授業における指導の技術 1.授業が「わかる」とはどういうことか 2.説明する技術 3.発問する技術 4.学び方を示す技術 第6章 学習意欲を促す指導 1.学習意欲とは 2.学習意欲を促す指導 3.21世紀型学力と動機づけ 第7章 仲間との協同による学習 1.仲間との協同による学習 2.協同による学習効果とその仕組み 3.協同による学習指導を考えるために 第8章 自律的な問題解決を促す指導 1.課題探究と問題解決 2.PBLとは何か 3.PBLの活用 第9章 ICTを用いた指導方法 1.教育場面におけるICTとは 2.知識の習得・理解の深化を促すICT 3.協調学習を支援するICT 4.学習者の能力を補償するICT 第10章 授業外の学習の指導 1.授業外学習の重要性 2.学習習慣の定着に向けて 3.予習の指導 4.復習の指導 5.授業外学習の指導のポイント 第11章 教師の専門性を高める「子どものつまずき」に応じた指導――個別学習指導(認知カウンセリング)から一斉授業まで―― 1.教師の専門性としての「子どものつまずき」をみとる力 2.個別学習を通じた学習上のつまずきへの対処――認知カウンセリング 3.学習上のつまずきを診断するテストとその活用 4.学習上のつまずきを一斉指導に生かす――「教えて考えさせる授業」 5.結びにかえて――ATIを越えた新たな個に応じた指導を目指して 第12章 障害のある児童生徒の理解と支援 1.心身の障害と教育 2.発達における障害の理解 3.学習場面における障害の理解と支援 4.対人関係における障害の理解と支援 5.障害のある児童生徒の理解と関わり方の姿勢 第13章 教育における評価と学習 1.教育評価とは 2.評価の基準 3.評価の主体 4.評価の時期 5.新しい評価をめぐって 第14章 テストの作成と運用 1.テストに期待される役割 2.テストによる学力の測定 3.テストの実施が学習者に与える影響 4.テストのフィードバック 5.テストに対する学習者の知識・認識とインフォームドアセスメント 終章 自ら学び続ける教師を目指して 1.これからの社会と求められる教師像 2.近年の学習心理学とメタ認知 3.メタ認知を活かした学習理論――自己調整学習 4.省察のもう1つの意義
日本のすべての教師に勇気と自信を与えつづける永遠の名著!技術があれば授業がうまくなり、子供たちは学校が好きになる。 第1章 授業の原則(趣意説明の原則 一時一事の原則 ほか) 第2章 教師の技量(子供に好かれる教師 子供が教わりたい教師 ほか) 第3章 授業の腕を上げる法則(根拠をもって実態をつかめ 教師の技量を向上させる常識的方法 ほか) 第4章 新しい教育文化の創造(「授業分析・授業解説」の力を付ける 教師の共通問題への挑戦 ほか)
日本のすべての教師に勇気と自信を与えつづけるスーパー名著!新卒の教師でもすぐに子供を動かせるようになる「法則」。 第1章 子供を動かす原理原則編(子供を動かす法則(群れとして動かす場合)-一つの法則と五つの補則 子供を動かす原則(組織として動かす場合)-三つの原則と九つの技能 新卒教師の教室は、なぜ混乱するか 「いじめ」の構造を、まず破壊せよ! 「プロの目」は、修業によって培われる 存在感が実感できてこそ子供は動く) 第2章 子供を動かす実践編(厳しく「教える」だけが動かす方法ではない 朝会に全校児童を集合させる 応援団の子供たちを動かす 指導方法を工夫して子供を動かす やるべきことを一人一人に示せ-卒業式よびかけの練習)
教育分野における公認心理師の活動のために 基礎から臨床まで心理学を基盤とした支援を学ぶ 教育・学校心理学の入門書 公認心理師は「チーム学校」の担い手として,子ども,教師,保護者と支え合いながら,スクールカウンセリング業務や学校・家庭・地域連携のキーパーソンとしての活動を通して,子どもの心の健康や学校生活の質を維持向上させることが期待される。教育分野で公認心理師として活動するための必須の知識を学ぶ1冊。 2022年の生徒指導提要の改訂を反映させた第3版です。 第1部 基礎編:教育・学校心理学の理論を学ぶ 第1章 教育・学校心理学の意義 石隈利紀 第2章 子どもの発達課題への取り組みの理解と援助 松本真理子 第3章 子どもの教育課題への取り組みの援助 増田健太郎 第4章 スクールカウンセリングの枠組み――何を援助するか 大河原美以 第5章 子どもの多様な援助者によるチーム援助 田村節子 第6章 3段階の心理教育的援助サービス――すべての子ども,苦戦している子ども,特別な援助ニーズを要する子ども 水野治久 第2部 実践編:子どもと学校を援助する 第7章 発達障害の理解と援助 小野純平 第8章 不登校の理解と援助 本間友巳 第9章 いじめの理解と援助 濱口佳和 第10章 非行の理解と非行をする子どもの援助 押切久遠 第11章 学校における危機対応 窪田由紀 第12章 学級づくりの援助――スクールカウンセラーの役割を中心に 伊藤亜矢子 第13章 学校づくりの援助 家近早苗 第14章 地域ネットワークづくりの援助 石川悦子 第15章 教育・学校心理学と公認心理師の実践 石隈利紀
「なぜ人権教育が必要?」「同和教育との関係は?」「学校で大事にすべきことは?」など、よくある25問にやさしく答えた入門書。さまざまな教育運動との関係、視点と方法、政策的動向や今後の課題などをまとめた大幅改訂新版 「なぜ人権教育が必要?」「同和教育との関係は?」「学校で大事にすべきことは?」など、よくある25問にやさしく答えた入門書。さまざまな教育運動との関係、視点と方法、政策的動向や今後の課題などをまとめた大幅改訂新版 はじめに 問1 人権教育とは何ですか? 問2 今の子どもや若者たちになぜ人権教育が必要なのでしょうか? 問3 人権と言われてもぴんときません。人権とはどのようなものでしょうか? 問4 なぜ「人間は平等だ」といえるのですか? 問5 「人権」があるなら、「猫の権利」や「メダカの権利」はどうでしょうか? 問6 人権のなかに矛盾や対立はないのですか? 問7 セルフエスティームやレジリエンスとはどんな意味でしょうか? 問8 「機会の平等」「結果の平等」とは何ですか? 問9 環境教育、持続可能な開発のための教育、シティズンシップ教育などと人権教育はどのようにかかわっているのですか? 問10 同和教育など、日本国内の反差別の教育と人権教育の関係は? 問11 多様性教育は人権教育とどう、かかわりますか。 問12 心の教育や道徳教育と人権教育の関係は? 問13 部落問題や在日韓国・朝鮮人問題などを学びましたが、なかなか身近に感じられません。 問14 人権ばかり学んでいては、責任感や義務感が育たないのではないですか? 問15 人権教育の手法にはどんなものがありますか? 問16 擬似体験やゲームで差別や人権の問題がわかるのでしょうか? 問17 参加型を活用した人権学習プログラムはどう組み立てればよいでしょうか? 問18 ファシリテーターは誰でもできるのでしょうか? 問19 学校ではまず何を大切にすべきでしょうか? 問20 人権総合学習とは何ですか? 問21 人権教育のために国際連合はどんなことをしてきましたか。 問22 「人権文化」とはどのような意味でしょうか? 問23 日本の人権教育に何か特徴がありますか? 問24 日本の政府や自治体は、どんなことをしているのでしょうか? 問25 日本でのこれからの課題はどんなことでしょうか? 参考図書の紹介
教師になること/教師であることの現在 学校は、なぜこんなにも評価まみれなのか まじめな教師の罪と罰 新人教員の苦悩に対して教員養成には何ができるか 「若手教師」の成長を支えるもの 同僚に学びながら教師になっていく 中堅期からの飛躍 受験体制の中で自分の教育観にこだわる 教師バッシングはもうやめて 教師はどのようにして生徒の学びが〈みえる〉ようになっていくのか 制度としての「評価の圧力」の下での実践の創造 学校の「しんどさ」とどうつきあうか
子どもが自分の気持ちや他人の気持ちに気づき、感情を調節し、他人とうまくかかわっていくためのワークブック。家庭や保育園・幼稚園、学校などで、親や先生と一緒に楽しく学べるよう、工夫をこらしたワークを満載。対象は幼児から小学校中学年程度まで。 まえがき 感情について知ろう! 1 感情とは 2 感情についての知識 3 最近の子どもたち 4 考えること、行動すること 5 感情の調節 6 感情の発達 7 感情のリテラシーの発達 8 感情の表出の発達 9 感情を育てる 10 感情を育てる方法 11 感情のカリキュラムの説明 感情を育てよう! 対象年齢:幼児から小学校低学年 01 いま、どんな気持ち? 02 友だちはどんな気持ちかな? 03 がまんするって? 04 わたしとあなたの思いは違う 05 気持ちと言葉のマッチング 06 友だちの表情を読み取る 07 負けてくやしいとき、どうする? 08 友だちを励ましてみよう! 09 気持ちを色であらわしてみよう! 10 うれしいときの顔は? 11 気持ちを巻き戻してみる 12 うまくかかわる言葉を探そう 対象年齢:小学校低学年から中学年 13 ポジティブな気持ちって? 14 大事なお友だちについて考える 15 ああ、迷っちゃう! 16 怒りのコントロール日記 17 どっちにしようか迷ったとき 18 困ったときに何をしてあげる? 19 立ち止まって考える 20 「ごめんね」の気持ちを伝える 21 こんなときどうする?ゲーム 22 物語から感情を学ぶ 23 気持ちにぴったりの言葉 24 気持ちを知ったうえでかかわる 25 心と身体はつながっている 26 友だちの言葉に耳をすます 27 怒りのレベルはどれくらい? 28 「協力」できるかな? 29 「おこりんぼうさん」になるとき 30 ノンバーバルから気持ちに気づく 31 感情コントロールスキル 32 そっと教えちゃうノート 33 入り混じった感情に気づく 34 共感力を育てる 35 状況をポジティブにとらえる 36 相手の気持ちになってかかわる 対象年齢:幼児から小学校低学年 37 「代わりばんこ」できるかな?
はしがき 3 第1話 仮説実験授業の授業運営法 ……………………… 11 「授業書」を使う(11) 授業書を読むことから授業がはじまる(12) 予想の選択肢(13) 予想分布を黒板上に集計(14) 理由の発表(15) 討論(15) 実験−その前に予想変更(17) 次の問題に (17) 読み物の役割(18) カリキュラムは作らない(19) まず一つの授業書だけやってみること(20) 感想文を書いてもらう(21) 第2話 仮説実験授業の発想と理論 …………………… 23 仮説実験授業の原則的な考え方(23) 「授業」と「学習」(25) 「予想」と「仮説」(27) 授業の法則性の追求と「授業書」(29)みんなの共有財産としての「授業書」(30) 仮説実験授業の骨組み(31) 教育の民主性と「○×」 式(33) 問題の意図を明確に(34) 頭のよさは着想の豊かさ(37) まちがえ方の教育を(39) 成功・失敗の基準をきめておく(41) 近代科学の成立に学ぶ(44) 第3話 評 価 論 ………………………………………………………… 47 ──なぜ,何を教育するかの原理論 1.誰が何を評価するのか ……………………………………………… 47 目標があれば評価もある(47) 教師の目標・子どもの目標−目的意識に合わせた自己評価(48) 2.相対評価の根源と効用 ……………………………………………… 51 相対評価の根源−ホンネとタテマエ(51) 強引な相対評価批判の誤り−点数のたし算のできる根拠(54) 選択があれば競争がおこる−合理的な相対評価もある(57) 「できる」と思われたいから「できる」−優等生的学習意欲(59) 3.教育内容の改変を …………………………………………………… 62 「みんながやらなければならないこと」は何か(62) 実用的価値と哲学的価値(64) 知らなくてもよいが知っていると楽しいこと(66) 4. 絶対評価の基本 …………………………………………………… 69 合格と不合格の2段階−目標がはっきりしていること(69) 自分のすばらしさがわかる評価−できないことがわかってから教える(72) 学びたいものを学ぶ−テストされたいことをテストする(73) 5. いろいろな場面での評価 ………………………………………… 76 評価は絶えず行われている(76) 感想文−おたがいに評価しあっている内容を知る(77) 孤立して孤立しない論理−自信をもって生きるために(79) 見えない心の動きを見る(80) 態度や探究心−大切だからこそ評価してはいけない(82) 第4話 仮説実験授業の理論の多様化 ……………… 85 ──イメージ検証授業・仮説証明授業・新総合読本・もの作りの授業 松本キミ子さんの絵の授業と仮説実験授業(86) 仮説実験授業とは何であったのか(87) 〈キミ子方式〉の絵の授業の特長(89) 『たのしい授業』の創刊と仮説実験授業(92) イメージ検証授業と仮説実験授業(93) 仮説証明授業と仮説実験授業(96) もの作りの授業と仮説実験授業(99) 新総合読本の作成運動と『社会の発明発見物語』の重要性(100) 授業書の作成について(100) 第5話 どんな授業書があるか …………………………… 104 ──授業書その他の教材一覧 授業書の作成は力学分野からはじまったが……(104) 統一カリキュラムは作らないのが原則(106) 検定教科書にヒントを求めるのも一便法(107) 授業書は途中をとばさないで用いること(108)完成度の高い授業書と教材の解説一覧(109) A.小学校低学年でもできる授業書 ………………………………… 110 足はなんぼん? 背骨のある動物たち にている親子・にてない親子 空気と水 ドライアイスであそぼう かげとひかり ふしぎな石−じしゃく,その他 タネと発芽 おもりのはたらき,その他 B.自然界の多様性をとりあげた基本的な授業書 ………………… 113 磁石 ふしぎな石じしゃく 電池と回路 自由電子が見えたなら ゼネコンで遊ぼう 光と虫めがね 宇宙への道 月と太陽と地球 花と実 30倍の世界 C.物性=原子分子の一般的な性質に関する授業書 ……………… 116 ものとその重さ 空気の重さ もしも原子が見えたなら 分子模型をつくろう 溶解 結晶 粒子と結晶 温度と沸とう 三態変化 水の表面 D.小学校でも教えられる力学関係の授業書 ……………………… 120 ばねと力 磁石と力 まさつ力と仕事量 滑車と仕事量 トルクと重心(てことりんじく・重心と物体のつりあい・天びんとさおばかり) 重さと力・浮力と密度 長い吹き矢,短い吹き矢 ふりこと振動 お茶の間仮説実験・ころりん サイエンスシアターシリーズ E.中学高校程度の物理学関係の授業書 …………………………… 123 速さと時間と距離 力と運動 電流 電流と磁石 ものとその電気 程度のもんだい 磁気カードの秘密 電子レンジと電磁波 偏光板の世界 光のスペクトルと原子 磁石につくコインつかないコイン サイエンスシアターシリーズ F.化学・生物・地学関係の授業書 …………………………………… 127 いろいろな気体 燃焼 錬金術入門 原子とその分類 熱はどこにたくわえられるか 生物と細胞 生物と種 地球 不思議な石,石灰石 G.社会の科学1 (日本の地理・歴史関係の授業書)……………… 129 日本の都道府県 ゆうびん番号 沖縄 日本歴史入門 歌って覚える歴史唱歌 日本歴史略年表 おかねと社会 鹿児島と明治維新 日本の戦争の歴史 えぞ地の和人とアイヌ 名産地・自給率・量率グラフの世界など 新総合読本の中の日本史関係の読み物教材 H.社会の科学2 (世界の地理・歴史関係の授業書)……………… 132 世界の国ぐに 世界の国旗 焼肉と唐辛子 はじめての世界史 世界が一つになってきた歴史 対数グラフの世界 コインと統計 オリンピックと平和 ハングルを読もう I.社会の科学3 (社会の科学・道徳・公害の授業書)…………… 134 社会にも法則があるか 三権分立 生類憐みの令 禁酒法と民主主義 差別と迷信 洗剤を洗う たべものとウンコ たべもの飲みものなんの色 ゴミドン 日本国憲法 靖国神社 道徳の授業プラン 新総合読本の中の〈社会の科学〉読み物 J.算数・数学の授業書 ………………………………………………… 137 つるかめ算 量の分数 分数の乗法 分数の除法 かけざん 2倍3倍の世界 電卓であそぼう 広さと面積 勾配と角度 図形と角度 図形と証明 落下運動の世界 K.国語・外国語などの授業書 ………………………………………… 140 漢字と漢和辞典 漢字の素粒子と原子 道路標識 変体仮名とその覚え方 読点の世界 たのしい授業プラン国語1〜3 1時間でできる国語 ことばの授業 新総合読本のリスト よみかた授業書案 検定国語教科書に収録されたことのある読み物 英語のこそあど 英語と国語のこぼれ話 読者指導に関するもの L.技術・体育・迷信・美術・その他の授業書 ……………………… 144 技術入門 物の投げ方の技術と技能 小久保式開脚とびの授業 コックリさんと遊ぼう 虹は七色か六色か キミ子方式の絵の授業 おやつだホイ! 煮干しの解剖 ベッコウあめ・折り染め・プラバン 仮説実験授業を受けた子どもたちへのメッセージ ……………… 147 たのしく学びつづけるために 予想・討論と実験と 心に残る思い出の授業 第6話 授業の進め方入門 藤森行人 …………………… 148 ──初めて仮説実験授業をする人のために 子どもに「先生」と思ってもらえるとき …………………………… 148 仮説実験授業の授業運営法 …………………………………………… 152 授業の評価は子どもが決める ………………………………………… 161 仮説実験授業研究会会則・趣旨説明 ……………………………………… 170 研究会の最近の活動 …………………………………………………………… 174 あとがき 176 授業書および実験器具等の価格一覧 178
「チーム学校」や,いじめ・不登校防止などの必須項目を解説しつつ,学校安全やキャリア教育といった近年の動向を踏まえた入門書。 「教職課程コアカリキュラム」を意識して主要な概念を解説。「チーム学校」や「学校安全」など、実践の場でも役立つ視点を取り入れる。図表や2頁単位の読み切り,キーワードの明示など初学者向けの工夫を施したテキスト。 「教職課程コアカリキュラム」に基づき,チーム学校やいじめ・不登校防止をはじめとする各領域の必須項目を解説。その上で,学校安全,ICT利用に関する問題への対応,キャリア教育の動向など実践の場でも役立つ視点を踏まえた内容を扱う。豊富な図表や見開き体裁,キーワードの強調など初学者向けの工夫を施した入門書。 はじめに 1章 学校適応援助 1.子どもの教育的ニーズと適応援助 2.学校適応と生徒指導 3.教育課程と生徒指導 4.学級・ホームルーム経営と子どもの学校適応 5.学校適応と課外活動 6.チーム学校 7.生徒指導にかかわる法律事項 8.生徒指導における体罰の問題 9.生徒指導の歴史 2章 問題行動の理解と対応 1.問題行動 2.生徒指導と教育相談の相違点 3.生徒指導の全校的な取り組み 4.学級経営 5.不登校の現状 6.不登校の早期発見・早期対応 7.不登校への対応 8.いじめ防止対策推進法 9.学校におけるいじめの防止等の対策のための組織 10.いじめをどう捉えるか 11.いじめへの対応 12.いじめとその周辺 13.いじめ重大事態 14.いじめの事実確認と再発防止 15.非行の諸相 16.子どもの暴力行為 17.出席停止制度と停学・退学 3章 発達障害の理解と援助 1.特別支援教育とインクルーシブ教育システム 2.学級担任の役割 3.知能と子どもの実態を把握するアセスメント 4.認知特性と特性に応じた指導 5.自閉スペクトラム症,自閉症スペクトラム障害 6.限局性学習症,限局性学習障害 7.注意・欠如多動症,注意欠如・多動性障害 8.ユニバーサルデザインによる教育 9.学習への援助 10.適応への援助 11.学級への援助 12.就学前の時期の留意事項 13.小学校低学年での留意事項 14.小学校高学年での留意事項 15.中学校・高等学校での留意事項 4章 学校教育相談 1.学校教育相談の意義と目的 2.児童生徒理解 3.子どもと子どもを取り巻く環境のアセスメント 4.援助の進め方 5.スクールカウンセラー 6.スクールソーシャルワーカー 7.教育相談とスクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーとの連携 8.性的マイノリティとされる児童生徒への配慮 9.自傷行為の理解と援助 10.心的外傷と回復 11.嗜癖の理解と対応 12.児童虐待の早期発見と対応 13.虐待を受けた子どもの理解と支援 5章 生徒指導における予防・開発的アプローチ 1.予防・開発的生徒指導 2.人とかかわる力の育成 3.心理教育プログラムの実際 4.自尊感情の育成 5.セルフコントロール力の育成 6.自殺予防教育 7.有害情報への対処 8.薬物乱用防止教育 6章 キャリア教育 1.キャリア教育とは 2.キャリア教育の理論:キャリア発達理論 3.キャリア教育の理論:職業選択理論 4.キャリア教育で育てる能力 5.キャリア教育の進め方 6.キャリア教育の方法:教育課程全体を通じた実践 7.キャリア教育の方法:職場体験 8.キャリア教育の評価 9.進路指導の実際 10.生涯キャリア発達の支援 7章 地域社会・保護者との連携 1.学校内外の連携 2.学校内の相談の構造 3.保健(母子保健,精神保健),医療との連携 4.福祉事務所との連携 5.児童相談所との連携 6.教育支援センターとの連携 7.警察との連携 8.保護者との連携・社会教育 8章 学校安全 1.学校における危機管理 2.交通安全と通学路の安全確保 3.福祉犯から児童生徒を守る 4.情報セキュリティ教育 5.学校内の事故防止又はスポーツ事故の防止 6.学校保健と生徒指導 7.食物アレルギーと給食指導 8.防災教育 引用・参考文献 索引