【2023最新】「実話」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「実話」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

潔, 清水
新潮社
おすすめ度
100

凍 (新潮文庫)

耕太郎, 沢木
新潮社
おすすめ度
86

僕らの仕事は応援団。 ~心をゆさぶられた8つの物語~

我武者羅應援團
大和書房
おすすめ度
84
紹介文
会社を辞めてまで作った日本で唯一のプロ応援団、実話にもとづく感動ストーリー。

殺人犯はそこにいる (新潮文庫)

潔, 清水
新潮社
おすすめ度
83
紹介文
5人の少女が姿を消した。冤罪「足利事件」の背後に潜む司法の闇。「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。 5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? だがそのうちの1件「足利事件」は“解決済み”だった。冤罪の背後に潜む司法の闇。執念の取材は“真犯人”の存在を炙り出すが……。知られざる大事件を明るみに出し、日本中に衝撃を与えた怒りの取材記録。「調査報道のバイブル」と絶賛された傑作、待望の文庫化。

夜と霧 新版

ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房
おすすめ度
79
紹介文
心理学者、強制収容所を体験する-飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。"人間とは何か"を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。 心理学者、強制収容所を体験する(知られざる強制収容所 上からの選抜と下からの選抜 ほか) 第1段階 収容(アウシュヴィッツ駅 最初の選別 ほか) 第2段階 収容所生活(感動の消滅 苦痛 ほか) 第3段階 収容所から解放されて(放免)

父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫 し 37-1)

「少年A」の父母
文藝春秋
おすすめ度
79
紹介文
14歳の息子Aが、神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」だったとは。Aとの暮らし、事件前後の姿を両親が綴った悔恨の手記

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

東田 直樹
KADOKAWA
おすすめ度
75
紹介文
28か国で翻訳、世界的ベストセラー!会話のできない自閉症者の心の声。 「僕が跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです」(本文より) 人との会話が困難で気持ちを伝えることができない自閉症者の心の声を、著者が13歳の時に記した本書。障害を個性に変えて生きる純粋でひたむきな言葉 は、当事者や家族だけでなく、海をも越えて人々に希望と感動をもたらした。世界的ベストセラーとなり、NHKドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」でも放映された話題作、待望の文庫化! デイヴィッド・ミッチェル(英語版翻訳者)による寄稿を収録。 「自閉の世界は、みんなから見れば謎だらけです」――会話のできない自閉症者である中学生がその心の声を綴り、世界に衝撃と感動をもたらした話題作。Q&A方式で、みんなが自閉症に感じる「なぜ」を語る。 はじめに 第一章 言葉について 口から出てくる不思議な音  筆談とは何ですか?/大きな声はなぜ出るのですか?/いつも同じことを尋ねるのはなぜですか? 他 第二章 対人関係について コミュニケーションとりたいけれど……  どうして目を見て話さないのですか?/自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか?/みんなといるよりひとりが好きなのですか? 他 第三章 感覚の違いについて ちょっと不思議な感じ方。なにが違うの?  跳びはねるのはなぜですか?/空中に字を書くのはなぜですか?/自閉症の人はどうして耳をふさぐのですか、うるさいときにふさぐのですか? 他 第四章 興味・関心について 好き嫌いってあるのかな?  色んな物を回しているのはなぜですか?/手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?/ミニカーやブロックを一列に並べるのは、なぜですか? 他 第五章 活動について どうしてそんなことするの? すぐにどこかに行ってしまうのはなぜですか?/すぐに迷子になってしまうのはなぜですか?/どうして家を出て行くのですか? (Q&A 全58項目) 短篇小説 側にいるから 文庫版あとがき 解説にかえて(デイヴィッド・ミッチェル)

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)

若林 正恭
KADOKAWA/メディアファクトリー
おすすめ度
75
紹介文
オードリー若林の大人気エッセイが文庫化! 単行本未収録作品完全収録 単行本未収録連載100ページ以上! 雑誌『ダ・ヴィンチ』読者支持第一位となったオードリー若林の「社会人」シリーズ、完全版となって文庫化! 彼が抱える社会との違和感、自意識との戦いの行方は……? 単行本未収録連載100ページ以上! 雑誌『ダ・ヴィンチ』読者支持第一位となったオードリー若林の「社会人」シリーズ、完全版となって文庫化! 彼が抱える社会との違和感、自意識との戦いの行方は……?

落日の轍 小説日産自動車 (文春文庫)

良, 高杉
文藝春秋
おすすめ度
73
紹介文
かつて日産に君臨した“天皇”塩路一郎。自動車労連会長にして、社長人事をも左右した男の正体に迫り、同社の企業体質を炙り出す。 2018年、会社を私物化した「カリスマ経営者」が逮捕された――。大企業の〝病巣〟はすでに40年前にあった!かつて日産自動車に君臨し〝天皇〟と畏怖された塩路一郎。組合員二十万人の労働組合の総帥として、社長人事に影響を及ぼし、経営を歪め、社内紛争を長引かせる一方、豪華クルーザーで遊び、愛人を囲い、私利私欲を極めた。なぜ彼は権勢をほしいままにできたのか。大企業の病巣に切り込む迫真の実録小説、緊急復刊!(『労働貴族』を改題)「救世主はいつから、なぜ、会社を食い物にするようになったのか」「人の営みに寄り添い、心情をすくい上げた作品は滅びない」――解説・加藤正文

1リットルの涙難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)

木藤 亜也
幻冬舎
おすすめ度
72
紹介文
15歳の夏、恐ろしい病魔が少女から青春を奪った。数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることが生きる支えだった。最期まで懸命に生きた少女の言葉が綴られたベストセラー。

激走! 日本アルプス大縦断 ~2018 終わりなき戦い~

齊藤 倫雄
集英社
おすすめ度
72
紹介文
2018年8月に開催された日本一過酷な山岳レース 「トランスジャパンアルプスレース」に、NHK取材班が完全密着。 (2018年10月27日、NHK BSプレミアムにて放送) 番組では放送されなかった未公開エピソードや レースの舞台裏を満載した、疾走ノンフィクション! 4連覇中の絶対王者、望月将悟選手が挑んだ新たなチャレンジとは? 王座を狙うルーキーたちの勝利戦略は? 襲いかかる疲労の中、リタイア寸前で見せた底力。 標高3,000メートルの山中で繰り広げられる、選手30人の熱き人間ドラマ。 ●「トランスジャパンアルプスレース」とは? ・行程/富山湾→(北・中央・南)アルプス縦断→駿河湾 ・距離/415キロ ・制限時間/8日間以内 ・累積標高差/2万7000メートル(富士山登山7回分) ・宿泊先/山小屋は不可。露営(テント、ツェルトなど)のみ ・幻覚、幻聴/ほとんどの選手が体験 ・賞金、賞品/一切なし ●参加選手たちの言葉 「最初からできたことなんてひとつもない」(近内京太) 「逃げてばかりの人生にケリをつけたい」(秋元恒郎) 「京都消防の代表として静岡消防には負けられない」(江口航平) 「肉離れで死んだ人など聞いたことがない」(及川耕太郎) 「1日100回くらい、やめたいと思う」(片野大輔) 「完走するかしないか、この先一生の酒の味に影響する」(有吉俊博) 「おっかさん、ありがとう」(男澤博樹) 「俺の人生は、大浜海岸で終わる」(垣内康介) 「結婚してください」(鹿野颯太) 「痛いのは気のせい。身体は心が動かす」(岡田泰三) 「このレースの面白さは……あまりない!!」(望月将悟) 2018年8月に開催。富山から静岡まで、北・中央・南アルプスを8日以内で走破。日本一過酷な山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」にNHK取材班が完全密着。大反響番組の完全書籍化!

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ハンス・ロスリング
日経BP
おすすめ度
72
紹介文
愛されて、【5冠】達成! ・2020年間ベストセラー【1位】(ビジネス書、トーハン調べ) ・オリコン年間BOOKランキング2020 ジャンル別「ビジネス書」【1位】 ・読者が選ぶビジネス書グランプリ2020 総合グランプリ【1位】(主催:グロービス経営大学院、フライヤー) ・ビジネス書大賞2020【大賞】(実行委員会:ディスカヴァー・トゥエンティワン) ・第30回TOPPOINT大賞【大賞】(2019年上半期TOPPOINT誌調べ) 100万部突破 テレビでも大反響! あさイチ(NHK)、ニュースシブ5時(NHK)、新・情報7daysニュースキャスター(TBS)、NEWS23(TBS)、ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)、Newsモーニングサテライト(テレビ東京) オリエンタルラジオ 中田敦彦さんYouTube大学で大絶賛! 「めちゃくちゃ面白い。これは読んでおかなきゃいけない! 」 ファクトフルネスとは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。 世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。 世界で300万部の大ベストセラー! ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛! 「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」 ビル・ゲイツ 「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」 バラク・オバマ元アメリカ大統領 特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。 ◆賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている 本書では世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズを紹介している。たとえば、こんな質問だ。 質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 答えは本書にある。どの質問も、大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解率が低い。 その理由は、10の本能が引き起こす思い込みにとらわれてしまっているからだ。 ◆教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。 イントロダクション 第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み 第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み 第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み 第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み 第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み 第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み 第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み 第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み 第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み 第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み 第11章  ファクトフルネスを実践しよう おわりに 付録 脚注 出典

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

橘 玲
幻冬舎
おすすめ度
72
紹介文
「五億円を日本から送金し、損金として処理してほしい」美しい女の要求は、脱税だった。四ヶ月後、女は消えた。五億ではなく五十億の金とともに。女と金はどこへ? 驚天動地の金融情報小説!

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

陽子, 加藤
新潮社
おすすめ度
72
紹介文
日清戦争から太平洋戦争まで多大な犠牲を払い列強に挑んだ日本。開戦の論理を繰り返し正当化したものは何か。白熱の近現代史講義。 膨大な犠牲と反省を残しながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思い、なお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。小林秀雄賞受賞。

とめられなかった戦争 (文春文庫)

陽子, 加藤
文藝春秋
おすすめ度
66
紹介文
なぜ戦争の拡大をとめることができなかったのか、なぜ一年早く戦争をやめることができなかったのか。繰り返された問いを解説する。 NHK教育テレビ「さかのぼり日本史」で放送された内容をもとに作った単行本「NHKさかのぼり日本史②昭和 とめられなかった戦争」の文庫化です。 「それまで侵略はなかった」と主張し続けてきた安倍首相に真っ向から対抗し、歴史家としての気概を見せた加藤陽子東京大学大学院教授。いまいちばん旬な歴史学者の加藤教授が、語り下ろし形式で、日本の近現代史をわかりやすく解説した本です。 本書は、「なぜ戦争の拡大をとめることができなかったのか」「なぜ一年早く戦争をやめることができなかったのか」がテーマ。繰り返されてきたこの問いを、人々の思いが今なお染みついた土地と史料から考え、日本の近現代史をわかりやすく解説していく歴史ガイド。 第1章 敗戦への道――1944年(昭和19年) 第2章 日米開戦 決断と記憶――1941年(昭和16年) 第3章 日中戦争 長期化の誤算――1937年(昭和12年) 第4章 満州事変 暴走の原点――1933年(昭和8年)

半沢直樹 アルルカンと道化師

池井戸 潤
講談社
おすすめ度
66
紹介文
「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作! 謎を解くカギは、絵画「アルルカンとピエロ」の中にある――。 ★★★「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作!★★★ 半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー! 「やられたら、倍返しだ」。 明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。 大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場! *** 東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。 ***

エイズの臨床から

竹内 輝江
日本看護協会出版会
おすすめ度
66

ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね

St.ジョン・グリーン
イースト・プレス
おすすめ度
65
紹介文
英・サマセット州、2010年。幼い2人の息子と夫を残し、ある女性が乳ガンのために38歳で亡くなった。彼女はまさに生命の炎の消える直前まである「リスト」を書き続け、宿題として家族に残した……それは、自分の死後も“息子たちが最高の人生を送れるように”、夫に残した「ウィッシュリスト」でもあった。 本書は、愛する妻とのこの約束を重くせつなく胸に抱いて幼い2人の息子との暮らしを始めた著者による「喪失の絶望」との格闘の記録、そして愛と命の物語である。

図説 太平洋戦争

太平洋戦争研究会
河出書房新社
おすすめ度
65
紹介文
なぜ引き起こされたのか。どんな戦いだったのか。太平洋戦争の原因・主な戦闘の経過を写真図版350点と共に追う決定版。終戦60周年記念出版として、カラー口絵「真珠湾奇襲」、原爆投下や終戦工作などを増補。

裁かれる医薬産業―サリドマイド

ヘニング・シェストレーム
岩波書店
おすすめ度
65

ラッキーマン (ソフトバンク文庫)

マイケル・J・フォックス
ソフトバンククリエイティブ
おすすめ度
65

憧れのまほうつかい (新潮文庫)

さくら ももこ
新潮社
おすすめ度
65

神々の山嶺 上 (集英社文庫)

夢枕 獏
集英社
おすすめ度
65
紹介文
カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。

シークレット・レース (小学館文庫)

ハミルトン,タイラー
小学館
おすすめ度
64
紹介文
自転車競技を支配するドーピングに鋭く迫る 過酷なまでの勝利の追求がもたらしたドーピングとその隠蔽――自転車レースを支配する闇の世界に、ランス・アームストロングのマイヨジョーヌに貢献した元プロ選手タイラー・ハミルトンとノンフィクション作家ダニエル・コイルがメスを入れた。 そこは、煌びやかなプロ自転車競技界の裏側にある幾重にも連なった腐敗と恐ろしいまでに不穏な世界だった。 「現時点における、自転車競技の薬物問題に関する最も包括的で、誰もが入手できる報告である」(NYタイムズ)。 過酷なまでの勝利の追求がもたらしたドーピングとその隠蔽――自転車レースを支配する闇の世界に、ランス・アームストロングのマイヨジョーヌに貢献した元選手とノンフィクション作家がメスを入れた全米衝撃の書。

遠い幻影 (文春文庫)

吉村 昭
文藝春秋
おすすめ度
64
紹介文
戦死した兄の思い出を辿るうち、胸に呼び起こされた不幸な事故の記憶。あれは本当にあったことなのか……。滋味深い十二の短篇集

煎茶の旅―文人の足跡を訪ねて (朝日カルチャーVブックス)

佃 一輝
大阪書籍
おすすめ度
64

味の風

裕久, 小山
柴田書店
おすすめ度
63

日中戦争全史 上巻

笠原 十九司
高文研
おすすめ度
63
紹介文
戦争には「前史」と「前夜」がある。日本の戦争指導者たちが踏み越えていった、数々の「point of no return(戦争回避不能な段階)」とは何か-日中戦争研究の第一人者による集大成! 序章 戦争には「前史」と「前夜」がある 1 日本はいつから満州事変・日中戦争への道を歩みはじめたのか(一九一五年の対華二十一カ条要求 戦争「前史」の転換点となった一九二八年) 2 日本軍は「満州」で何をおこなったのか(関東軍の謀略により開始された満州事変 「満州国」の設立 ほか) 3 日中戦争はどのように準備されたか(二・二六事件と軍部強権政治体制の確立 陸軍の華北分離工作の推進 ほか) 4 日中戦争はどのように始まったか(盧溝橋事件から「北支事変」へ 海軍の謀略・大山事件から第二次上海事変へ ほか)

わたしが看護師だったころ 命の声に耳を傾けた20年

クリスティー・ワトスン
早川書房
おすすめ度
63
紹介文
元看護師の小説家が、ロンドン市内の病院に勤務した20年間を回顧するエッセイ。《ガーディアン》ほか年間ベスト・ブックに多数選出 わたしが看護師だったころ──命の声に耳を傾けた20年看護とは、切断された手足を運ぶこと、患者の声音から投薬のタイミングを察すること、死にゆく子どもの足型をとること……ロンドンの病院で20年間勤務し、現在は小説家として活躍する著者が、看護師としての経験とその仕事の本質を優しくも冷静な眼差しで綴る

ボブという名のストリート・キャット

ジェームズ・ボーエン
辰巳出版
おすすめ度
63
紹介文
ロンドンでプロのミュージシャンを志したものの様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズ。人生に目的も目標も持てないままいつまでもヘロイン中毒から抜けだせずにいた。そんな彼の前に突然現れた、一匹の野良猫ボブ。ホームレスの青年と野良猫の友情物語。 出会い 回復までの道のり 手術 乗車券 注目の的 ふたりの職場 闘う仲間 正式に飼い主になる 逃げたアーティスト ひとりと一匹のメリークリスマス〔ほか〕

プルーストの記憶、セザンヌの眼―脳科学を先取りした芸術家たち

ジョナ レーラー
白揚社
おすすめ度
63
紹介文
プルースト、セザンヌ、ストラヴィンスキー、ヴァージニア・ウルフら、孤高の芸術家の試みを脳科学という全く新しい視点から読み解く。 第1章 ウォルト・ホイットマン-感情の本質 第2章 ジョージ・エリオット-自由の生物学 第3章 オーギュスト・エスコフィエ-味の本質 第4章 マルセル・プルースト-記憶の方法 第5章 ポール・セザンヌ-視覚のプロセス 第6章 イーゴリ・ストラヴィンスキー-音楽の源泉 第7章 ガートルード・スタイン-言語の構造 第8章 ヴァージニア・ウルフ-立ち現れる自己

官僚たちの夏 (新潮文庫)

三郎, 城山
新潮社
おすすめ度
63

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

アンネ フランク
文藝春秋
おすすめ度
63
紹介文
自分用と公開用の二種の日記に父親が削っていた部分を再現した「完全版」に新たに発見された五頁を追加。今明かされる親への思い

マグマ (角川文庫)

真山 仁
KADOKAWA
おすすめ度
63
紹介文
世界の浮沈を握る新エネルギーとは!? 『ハゲタカ』の著者が描く衝撃作 地熱発電の研究に命をかける研究者、原発廃止を提唱する政治家。様々な思惑が交錯する中、新ビジネスに成功の道はあるのか? 今まさに注目される次世代エネルギーの可能性を探る、大型経済情報小説。 地熱発電の研究に命をかける研究者、原発廃止を提唱する政治家。様々な思惑が交錯する中、新ビジネスに成功の道はあるのか? 今まさに注目される次世代エネルギーの可能性を探る、大型経済情報小説。

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マイケル・ルイス
ランダムハウス講談社
おすすめ度
63
紹介文
理不尽なまでに合理的なトップダウン経営が、野球の常識を根底から破壊した-。痛快!カリスマGM(ゼネラルマネジャー)と落ちこぼれ選手の野球革命。貧乏球団アスレチックスは、なぜ勝ちつづけるのか?小説ではぜったい書けない男たちの熱いドラマ。 第1章 才能という名の呪い 第2章 メジャーリーガーはどこにいる 第3章 悟り 第4章 フィールド・オブ・ナンセンス 第5章 ジェレミー・ブラウン狂騒曲 第6章 不公平に打ち克つ科学 第7章 ジオンビーの穴 第8章 ゴロさばき機械 第9章 トレードのからくり 第10章 サブマリナー誕生 第11章 人をあやつる糸 第12章 ひらめきを乗せた船

太平洋戦争の名将たち (PHP新書)

歴史街道編集部
PHP研究所
おすすめ度
63
紹介文
海で、空で、陸で…。男たちは何をかけて戦い散ったのか。あの戦争から70年余。名将、闘将たちの知られざる素顔と真実に迫る! 国力がはるかに勝る米国との戦争。それは当然ながら、苛烈な戦闘と決死の覚悟を日本の将兵に強いた。昭和から平成、そして令和に時代が変わった今でも、その「記憶」が消し去られることはない。兵を率いる指揮官には、理性派や闘将型、さまざまなタイプがあったが、刻々と変わる状況下で求められるのは、相手の出方を読む冷静な判断力に加え、「肉を切らせて骨を断つ」強烈な気迫であった。リーダーに迷いがあれば、部下はついてこない。そして、そのような将たちにも、守るべき家族がいた──。 海軍からは、山本五十六、山口多聞、角田覚治。陸軍からは、中川州男、栗林忠道、今村均の戦略や戦術、采配を分析。真珠湾攻撃やミッドウェー海戦、南太平洋海戦、ペリリュー島や硫黄島の戦いなど、太平洋戦争の分岐点となった数々の戦闘を取り上げ、その背景や位置づけ、勝敗を分けた要因について詳しく解説。父祖たちが残した激闘の軌跡から、現代の我々が受け取るべきものとは。

新装版 青春を山に賭けて (文春文庫)

植村 直己
文藝春秋
おすすめ度
63
紹介文
大学時代、ドングリとあだ名された著者が、無一文で日本を脱出し、五大陸最高峰に初登頂し、アマゾン筏下りに成功するまでの青春記

エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告【新版】

ハンナ・アーレント
みすず書房
おすすめ度
63
紹介文
アイヒマン裁判に著者が見、考え、判断したことは? 現代史・政治学・アーレント研究の現在から、邦訳旧版に大幅に手を加えた新版。 〈彼は愚かではなかった。まったく思考していないこと――これは愚かさとは決して同じではない――、それが彼があの時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ。このことが「陳腐」であり、それのみか滑稽であるとしても、またいかに努力してみてもアイヒマンから悪魔的なまたは鬼神に憑かれたような底の知れなさを引き出すことは不可能だとしても、やはりこれは決してありふれたことではない。死に直面した人間が、しかも絞首台の下で、これまでいつも葬式のさいに聞いてきた言葉のほか何も考えられず、しかもその「高貴な言葉」に心を奪われて自分の死という現実をすっかり忘れてしまうなどというようなことは、何としてもそうざらにあることではない。このような現実離れや思考していないことは、人間のうちにおそらくは潜んでいる悪の本能のすべてを挙げてかかったよりも猛威を逞(たくま)しくすることがあるということ――これが事実エルサレムにおいて学び得た教訓であった。しかしこれは一つの教訓であって、この現象の解明でもそれに関する理論でもなかったのである〉 組織と個人、ホロコーストと法、正義、人類への罪… アイヒマン裁判から著者が見、考え、判断したことは。最新の研究成果にしたがい、より正確かつ読みやすくし、新たな解説も付した新版を刊行する。 新版にあたって――凡例 読者に 第一章 法廷 第二章 被告 第三章 ユダヤ人問題専門家 第四章 第一の解決――追放 第五章 第二の解決――強制収容 第六章 最終的解決――殺戮 第七章 ヴァンゼー会議、あるいはポンテオ・ピラト 第八章 法を遵守する市民の義務 第九章 ライヒ――ドイツ、オーストリアおよび保護領――からの移送 第十章 西ヨーロッパ――フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、イタリア――からの移送 第十一章 バルカン――ユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア――からの移送 第十二章 中欧――ハンガリア、スロヴァキア――からの移送 第十三章 東方の殺戮センター 第十四章 証拠と証人 第十五章 判決、上告、処刑 エピローグ 追記 解説  大久保和郎 新版への解説  山田正行 関係年譜/文献/事項索引/人名索引

太平洋戦争への道 1931-1941 (NHK出版新書 659, 659)

半藤 一利
NHK出版
おすすめ度
63
紹介文
NHKラジオで放送されて話題を呼んだスペシャル鼎談の書籍化。昭和日本が犯した「最大の失敗」から、令和日本が進む道を提言する。 満州事変から、真珠湾攻撃へ―― 日本を亡国に導いた6つの分岐点 2017年の終戦の日、昭和史研究のスペシャリスト3人が集結して話題を呼んだNHKラジオ番組「太平洋戦争への道」。本書は、その貴重な鼎談に、保阪正康氏の解説と図版・写真を加えた「日米開戦80年企画」として刊行するものです。1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃へと至るその過程には、見逃せない6つの分岐点があったと3人は口をそろえます。各氏の視点と語り口が絶妙に交差しながら、昭和日本の闇へと迫る展開は、歴史好きの方にはもちろん、一般の方にも重層的な歴史理解を促すに違いありません。私たちは歴史から何を学ぶべきなのか。昭和日本が犯した「最大の失敗」から、令和日本が進むべき道を提言します。 序 章 太平洋戦争とは何か 第一章 関東軍の暴走  1931 満州事変 - 1932 満州国建国 第二章 国際協調の放棄  1931 リットン報告書 - 1933 国際連盟脱退 第三章 言論・思想の統制  1932 五・一五事件 - 1936 二・二六事件 第四章 中国侵攻の拡大  1937 盧溝橋事件 - 1938 国家総動員法制定 第五章 三国同盟の締結  1939 第二次世界大戦勃発 - 1940 日独伊三国同盟 第六章 日米交渉の失敗  1941 野村・ハル会談 - 真珠湾攻撃 戦争までの歩みから、私たちが学ぶべき教訓 序 章 太平洋戦争とは何か 第一章 関東軍の暴走  1931 満州事変 - 1932 満州国建国 第二章 国際協調の放棄  1931 リットン報告書 - 1933 国際連盟脱退 第三章 言論・思想の統制  1932 五・一五事件 - 1936 二・二六事件 第四章 中国侵攻の拡大  1937 盧溝橋事件 - 1938 国家総動員法制定 第五章 三国同盟の締結  1939 第二次世界大戦勃発 - 1940 日独伊三国同盟 第六章 日米交渉の失敗  1941 野村・ハル会談 - 真珠湾攻撃 戦争までの歩みから、私たちが学ぶべき教訓

プラチナタウン (祥伝社文庫)

楡 周平
祥伝社
おすすめ度
63
紹介文
出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが…。

北壁の死闘 (創元推理文庫) (創元ノヴェルズ ラ 1-6)

ボブ・ラングレー
東京創元社
おすすめ度
63

蒼天見ゆ (角川文庫)

葉室 麟
KADOKAWA
おすすめ度
63
紹介文
父の無念を 晴らせるか。日本史上最後の仇討ちを描いた歴史長篇。 時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。 武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。 一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち! 日本中が開国と攘夷に揺れる時世。 西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。 だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。 息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。 生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。 時代にあらがい、信念を貫いた”最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。 「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」 秋月藩士の父、そして母までも惨殺された臼井六郎は、固く仇討ちを誓う。だが武士の世では美風とされた仇討ちが明治に入ると禁じられてしまう。おのれは何をなすべきなのか。六郎が下した決断とは?

ノモンハンの夏 (文春文庫)

半藤 一利
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
司馬遼太郎氏が最後にとり組もうとして果たせなかったテーマを、共に取材した著者がモスクワ・ベルリンの動静を絡めつつ描いた傑作

荒野へ (集英社文庫)

ジョン・クラカワー
集英社
おすすめ度
62
紹介文
アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。 アラスカ内陸部 スタンピード・トレイル カーシッジ ディトライトゥル・ウォシュ ブルヘッドシティ アンサーボレッゴ カーシッジ アラスカ デイヴィス・ガルチ フェアバンクス チェサピーク・ビーチ アナンデール ヴァージニア・ビーチ スティキーン氷冠 アラスカ内陸部 スタンピード・トレイル

少女たちの戦争 (単行本)

中央公論新社
中央公論新社
おすすめ度
62
紹介文
【太平洋戦争開戦80年企画】瀬戸内寂聴から佐野洋子まで、開戦時20歳未満だった女性27名が戦時の日常を描いた随筆を精選。 【太平洋戦争開戦80年企画】 「サヨナラ」も言えぬまま別れた若き兵士との一瞬の邂逅、防空壕で友と感想を語り合った吉屋信子の少女小説、東京大空襲の翌日に食べたヤケッパチの〈最後の昼餐〉……戦時にも疎開や空襲以外の日々の営みがあり、青春があった。 太平洋戦争開戦時20歳未満、妻でも母でもなく〈少女〉だった27人の女性たちが見つめた、戦時下の日常。すぐれた書き手による随筆を精選したオリジナル・アンソロジー。 〈目次〉 若い日の私●瀬戸内寂聴 美しい五月になって●石井好子 私を変えた戦時下の修学旅行/十五日正午、緊迫のNHK放送室●近藤富枝 「サヨナラ」がいえなかった●佐藤愛子 空襲・終戦・いさぎよく死のう●橋田壽賀子 海苔巻きと土佐日記●杉本苑子 続 牛乳●武田百合子 半年だけの恩師●河野多惠子 はたちが敗戦●茨木のり子 人間が懐しい●石牟礼道子 親へ詫びる●森崎和江 戦争/敗戦の夜●馬場あき子 「田辺写真館」焼失 母は強し●田辺聖子 めぐり来る八月●津村節子 葦の中の声●須賀敦子 被爆前後/一個●竹西寛子 にがく、酸い青春●新川和江 ごはん●向田邦子 か細い声●青木 玉 国旗/終戦の日●林 京子 よみがえる歌●澤地久枝 夏の太陽●大庭みな子 子供の愛国心●有吉佐和子 スルメ●黒柳徹子 サハリン時代●吉田知子 戦争の〈おかげ〉●中村メイコ 青い空、白い歯●佐野洋子

春を背負って (文春文庫)

笹本 稜平
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く感動の山岳短編小説集。二〇一四年六月東宝より映画公開予定。 監督・木村大作、主演・松山ケンイチで感動の映画化!奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く感動の山岳短編小説集。二〇一四年六月東宝より映画公開予定。

雨にも負けず ITベンチャー奮闘記 (角川文庫)

高杉 良
KADOKAWA
おすすめ度
62
紹介文
どんな困難にも立ち向かう信念の男。全ての働く人への応援歌! 巨大世界企業 VS 技術と信念のベンチャー企業! 誰もが勇気をもらえる、痛快ビジネスエンタメの最高峰! 熱血保険営業マン、北野譲治は、ITベンチャーの創業者、財津から猛烈なスカウトを受ける。 新しいビジネスへの挑戦にロマンと意義を感じた北野は、独立起業した保険代理店の社長の座を捨て、 財津の下で働くことを決意する。しかし、会社の実態は想像とかけ離れたものだった。 創業者の横暴、経営危機、そして巨大企業との闘いと、どんな困難にも不屈の精神で挑んだ、 実在の経営者の姿を描く、全ての働く人への応援歌! ITベンチャーにヘッドハントされた、凄腕の保険営業マン・北野。しかし、会社の実情は、入社前の話とはかけ離れていて......。次々と起きるトラブル。北野は経営を立て直すことができるのか?

現代語訳 暗黒日記: 昭和十七年十二月~昭和二十年五月

清沢 洌
東洋経済新報社
おすすめ度
62
紹介文
反軍部を貫いた外交評論家が戦時下の政局や生活を記した貴重な記録。二度と戦争に近づかないために、立ち返るべき原点がここにある! 大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争である。筆を持つ者が、後世のために、何らかの筆跡を残すことは、その義務である。すなわち書いたことのない日記をここに始める。将来、大東亜外交史の資料とするためである。神よ、日本を救え。 昭和十八年十月一日 清沢 洌 *** 日本人はもう二度と戦争などするはずがない。恐らく日本人のほとんどはそう考えているだろう。しかし、その確信は極めて頼りない、むしろ大きな勘違いであることは、清沢洌の『暗黒日記』を読めばわかるはずだ。 清沢の日記に綴られている戦時下の日本人とその社会の姿は、驚くほど現代と似ている。まるで我々の現在のありさまが清沢に見透かされていたかのようだ。相手変われど主変わらずというが、何かひとつきっかけを得たならば、日本人はたちどころに、戦前のような好戦的な国民になってしまいかねないという危惧さえ覚えずにはいられない。 戦争というのは、どこまで行っても手段のはずだ。それも非常手段だ。目的ではない。にもかかわらず、戦時日本では、いつの間にか手段であるはずの戦争が目的となってしまった。 なぜ我々は、いや権力者は、殺し合いの決断をしてしまったのか。なぜ我々は戦争国、神の国日本への橋を渡ってしまったのか。なぜ300万人を超える犠牲者を出すまで戦争をやめることができなかったのか。そして、今の我々日本人のどこがその後変わったと言うのだろうか。問題の答えも、また『暗黒日記』の中にある。――はじめにより 序 章 暗黒日記の前史 第1章 昭和十七年十二月~昭和十八年十二月      ──日本はなぜ勝ち目のない戦争に突っ込んでいったのか 第2章 昭和十九年一月~九月      ──政治の強権化と情報統制に逆らえないメディア 第3章 昭和十九年十月~昭和二十年五月      ──現実とかけはなれた銃後の国民意識 終 章 暗黒日記の後の日本

子どもへのまなざし (福音館の単行本)

佐々木 正美
福音館書店
おすすめ度
62
紹介文
人格の基礎を作る乳幼児期の育児の大切さについて、30年近く様々な子どもと接してきた児童精神科医がまとめた育児の本。 子どもにとっての乳幼児期は、人間の基礎をつくるもっとも重要な時期です。児童精神科医の著者が、臨床経験をふまえて乳幼児期の育児の大切さを語る、育児に関わる人の必読書です。

トヨトミの野望 (小学館文庫)

三郎, 梶山
小学館
おすすめ度
62
紹介文
経済界を震撼させた超問題作奇跡の文庫化 「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。 これについて、巨大自動車企業に極めて近い経営者は99%が事実と私に言い切った。一方で良識ある自動車業界担当の官僚は、まあ、半分くらいじゃないですかね、と口を濁す。名古屋界隈の書店から本書はすべて消えた、とか(中略)さまざまな噂が駆け巡るが、真実を知るものは本書の登場人物のモデルとされる人物だけだろうし、彼らが本書の真偽を語ることは絶対にないだろう。 本書は週刊誌ではないのだから、真偽のほどなどどうでもいい。フィクションと割り切って読むと、これほど面白い企業小説はない」(夏野剛氏による解説より) 叩き上げの剛腕社長・武田剛平と創業家出身の豊臣統一。巨大自動車会社トヨトミは血みどろの権力闘争を抱えていた! あまりにもリアルで詳しすぎる極秘情報満載の企業小説、覆面作家・梶山三郎とは何者か!? 序 章 荒ぶる夜 第一章 ふたりの使用人 第二章 社内事情 第三章 北京の怪人 第四章 ジュニアの憂鬱 第五章 暴君 第六章 ハイブリッド 第七章 異端児 第八章 萌芽 第九章 去りゆく男 第十章 スキャンダル 第十一章 クーデター 第十二章 ナッパ服の王さま 第十三章 そして、公聴会へ 第十四章 誤算 終 章 幕が上がる

完全版 アンネの日記 (文春文庫)

アンネ・フランク
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
アンネは二種類の日記を残していた。自分に宛てた手紙のかたちで書いた最初の日記と、のちに公表することを期して清書した第二の日記である。没後半世紀、いまその全貌が公開される。思春期の夢と悩みを赤裸々に綴る鋭い感性と驚くべき表現力-アンネ像がぐっとふくらみました。今日からこの"完全版"が定本とされる。

人間の土地へ

小松 由佳
集英社インターナショナル
おすすめ度
62
紹介文
世界で最も困難な山、K2に日本人女性で初登頂した著者と、今世紀最大の人道危機、シリア内戦に翻弄された男性の波瀾万丈の物語。 世界で最も困難な山、K2に日本人女性として初登頂した著者と、 今世紀最大の人道危機、シリア内戦に翻弄された沙漠の男。 平和な沙漠の民が内戦の大きな渦に巻き込まれていく様を 二人の目を通し、内側から描いたノンフィクション。 角幡唯介、ヤマザキマリ 絶賛! 角幡唯介 「小松さんが山を下りてから どういう生き方をしているのか気になっていた。 混迷のシリアで人間の生の条件を見つづけた彼女の記録は、 とても貴重だ」 ヤマザキマリ 「登山で知った自然界の過酷を、 シリアの混乱と向き合うエネルギーに昇華させ、 全身全霊で地球を生きる女性の姿がここにある」 世界第2の高峰K2に日本人女性として初めて登頂した小松由佳。 標高8200メートルでビバークを余儀なくされた小松は、命からがら下山し、 自分が大きな時間の流れの中で生かされているにすぎないと知る。 シリア沙漠で出会った半遊牧民の男性、ラドワンと恋に落ち、やがて彼の大家族の一員として受け入れられる。 平和だったシリアにも「アラブの春」の波は訪れ、百頭のラクダと共に長閑に暮らしていた一家も、否応なく内戦に巻き込まれていく。 徴兵により政府軍兵士となったラドワンだが、同胞に銃は向けられないと軍を脱走し、難民となる。しかし安全を手にしたはずのヨルダンで、難民としての境遇に悩み、再び戦場であるシリアに自らの生きる意味を求めようとする。 小松とラドワンは、お互いの文化の壁に戸惑いながらも、明日の希望に向かって歩み続ける。 小松由佳(こまつ ゆか) フォトグラファー。1982年、秋田県生まれ。高校時代から登山に魅せられ、内外の山に登る。2006年、世界第二位の高峰K2(8,611m/パキスタン)に、日本人女性として初めて登頂(女性としては世界で8人目)。植村直己冒険賞、秋田県民栄誉章を受賞。草原や沙漠など自然と共に生きる人間の暮らしに惹かれ、旅をするなかで、シリアで半遊牧民のラドワンと知り合い、結婚。2012年からシリア内戦・難民をテーマに撮影を続ける。著書に『オリーブの丘へ続くシリアの小道で ふるさとを失った難民たちの日々』(河出書房新社)がある。

残された山靴 (ヤマケイ文庫)

佐瀬稔
山と渓谷社
おすすめ度
62

あの戦争から遠く離れて: 私につながる歴史をたどる旅 (新潮文庫)

久枝, 城戸
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
父は戦争孤児だった。満州で家族と生き別れ、中国人として育てられた。文化大革命の嵐が吹き荒れるさなか、自力で祖国日本への帰国を果たすが、それは自分を守り、育ててくれた、優しい養母との長い別れも意味していた。父の半生を知りたい。21歳の秋、私は中国へ旅立った──。家族の歴史と運命を描き出し、戦争と人間の真実に迫る。圧倒的評価でノンフィクション賞 3 冠に輝いた不朽の傑作。

オレたちバブル入行組

池井戸 潤
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
崩壊した銀行不倒神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く長篇小説

25年目の「ただいま」

サルー・ブライアリー
静山社
おすすめ度
62

吉村昭 昭和の戦争1 開戦前夜に

吉村 昭
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
戦後70年記念出版。たじろがぬ眼で戦争の真実をみつめた戦史小説の金字塔!『零式戦闘機』『大本営が震えた日』他収録。語注付き。 戦後70年記念出版。たじろがぬ眼で真実をみつめた戦史小説の金字塔! 綿密な取材をもとに、明晰な筆致で抉り出す“戦争と人間”、その真実の姿――。1巻には、零戦の開発から、その末路までを描く『零式戦闘機』と開戦前夜の緊迫のドキュメント『大本営が震えた日』他、2巻には、巨艦「武蔵」をめぐる人間ドラマ『戦艦武蔵』と軍艦事故に隠された帝国海軍の暗部を描く『陸奥爆沈』他を収録。語注付き。

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)

新田 次郎
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
日露戦争直後、北アルプス立山連峰の劒岳山頂に三角点埋設の命を受けた測量官・柴崎芳太郎たちの困難を極めた記録を描く山岳小説

殺人鬼ゾディアック――犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-3)

ゲーリー・L・スチュワート
亜紀書房
おすすめ度
62
紹介文
平山夢明氏(ホラー小説家)推薦!! 1960年代末に全米を震え上がらせた正体不明の猟奇殺人犯「ゾディアック」。大胆にもマスコミに送りつけられた犯行声明、自身の本名が書かれたという解読不能の暗号文の数々……。警察と暗号解読のプロが長らく解くことができず、迷宮入りした連続殺人事件の隠された真相がついに明らかに!? 全米騒然の話題のノンフィクションがついに翻訳! (本文より) 「私は書斎に戻り、父の写真と指名手配のポスターにあるゾディアックの二枚の似顔絵を、細部に至るまでじっくり比べていった。驚異的に似ていた」 「私は三つの暗号文があたかも「スィーク・ア・ワード」誌のパズルでもあるかのように、ある一つの文字から出発して縦、横、斜めに父の名前を探していった。一目瞭然、すぐに見つかった。EV BEST Jr。私の父はほんとうにゾディアックだったのだ」

鉄の楽園

周平, 楡
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
じり貧続きの鉄道王国再建のカギは鉄道専門大学の創設にあった!中国との受注競争に勝利せよ!鉄道事業の未来を見通す痛快経済小説。 再生の鍵は「ソフトパワー×専門職大学」日本流観光列車で中国から覇権を奪還せよ! 東南アジアのR国の高速鉄道建設に向け、中国と熾烈な受注競争を繰り広げる四葉商事。一方、経営破綻寸前の海東学園に突如、中国企業への身売り話が舞い込む。打倒中国――。四葉と海東の想いは合致し、経産省を巻き込んだ世界初・鉄道専門大学の実現に向け奔走するのだが……。鉄道産業を予見する、痛快経済エンタメ小説。

選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論

ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ
講談社
おすすめ度
62
紹介文
「彼氏がいない」「とにかく結婚したい」そう願う全女性に向けて。大統領夫人に昇りつめた唯一の日本人、デヴィ夫人が教える婚活術。 「社交界の恋はゲーム」「大富豪を射止めるのは普通の女」「ハイスペック男性から求婚され続ける人生」「10カラットのダイヤをもらう方法」「男は浮気をする生き物」「男の視線はサプリメント」「白馬に乗った王子より、自分流に育てた男」「大好きな年収200万の男と好きでもない年収1億の男、どちらと結婚するべき?」……恋愛の主導権はいつも自分の側にあるというデヴィ夫人にしか語れない恋愛と結婚とは? 「今の時代にシンデレラなんていない!」 こう話すのは、華麗なる激動の時代を駆け抜けた最強の女性・デヴィ夫人。 すべての女性のための恋愛の新バイブルが誕生しました。 日本人でただ一人、海外の国家元首の妻に選ばれたデヴィ夫人。貧しい幼少時代から大統領の妻にまで上り詰めたその経験から全ての女性に向けて“幸せな結婚の極意”を1冊の本にまとめました。 「恋愛で報われない努力をしている女性がとっても多いじゃない? 頑張るんだったら、報われて幸せになる恋愛をするべきよ。 わたくしはみなさまに幸せになってもらいたいのです。 ですがら、今回は綺麗ごとを一切排除してお伝えしますね」 華麗であり壮絶でもある半生を送ったデヴィ夫人だからこその 重みのある言葉の数々を一部ご紹介しますと…… 「“大富豪の妻は普通の女”ってご存知かしら?」 「まずみなさんにお伝えしたいのは、「自分が選んだ男」は大抵大間違いだということです。だから、女性は自分から男の人を選んではいけません」 「付き合って2年以内に結婚したい」なんていう女性の願望を耳にしますが、わたくしに言わせれば、そんなの長すぎます! あら、わたくしですか? わたくしのレベルともなりますと大統領との結婚は、たった2週間で決まりました」 「いつまでも白馬に乗った王子を探していたら、あなたはどんどん年を取って婚期を逃してしまうわ。一般的な女性が男性に求める条件は、名誉、地位、収入、ルックス、そしてセックス。そのすべてをパーフェクトに満たしてくれる男性は、いったいどこにいるのかしら? だったら、その中の譲れないポイントをクリアした人を見つけたら、あとはご自分の好きなように男性をカスタムすればいいじゃない」 (本書より) いろいろな結婚の形がある今だからこそ、「私の一番の贅沢は経済的にも精神的にも独立していること」と語る夫人が、幸せな恋愛を歩むための道しるべをご案内します。

ドリームクエスト ~夢をたずねて世界を巡る旅(ビジュアルガイドシリーズ)

宗玄 浩
みらいパブリッシング
おすすめ度
62
紹介文
世界50ヶ国の国と地域で出会った人々に「夢」を尋ね歩き、写真と共に綴った旅の記録 「What is your dream?」と書いたスケッチブックを手に、世界中で “夢” を訪ね歩いた旅の記録を、世界50ヵ国の豊富なビジュアルと共にまとめました。33人の方のインタビュー記事、ご紹介しきれなかった方々を集めた人物&夢写真ページ、そして記事の合間に挿入された旅にまつわる5つのコラムページで構成され、旅ガイド・写真ドキュメンタリー・インタビュー・エッセイが同時に楽しめるビジュアルガイドです。さまざまな角度から味わうことができ、何度でも楽しめる一冊! 世界50ヶ国の国と地域で出会った人々に「夢」を尋ね歩き、写真と共に綴った旅の記録

アジア・太平洋戦争―シリーズ日本近現代史〈6〉 (岩波新書)

吉田 裕
岩波書店
おすすめ度
62
紹介文
マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」。なぜ開戦を回避できず、長期化したのか。兵士や銃後の人々、アジアの民衆は、総力戦をいかに生き、死んでいったのか。矛盾を抱えて強行され、日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の諸相を描きながら、日米交渉から無条件降伏までの五年間をたどる。 第1章 開戦への道(三国同盟から対米英開戦へ 戦争の性格 なぜ開戦を回避できなかったのか) 第2章 初期作戦の成功と東条内閣(日本軍の軍事的傷利 「東条独裁」の成立) 第3章 戦局の転換(連合軍による反攻の開始 兵力動員をめぐる諸矛盾 「大東亜共栄圏」の現実 国民生活の実状) 第4章 総力戦の遂行と日本社会(マリアナ諸島の失陥と東条内閣 戦時下の社会変容) 第5章 敗戦(戦場と兵士 本土空襲の本格化と国民 戦争の終結へ)

嫌いになれるまで好きでいたいし、自分のことも好きになりたい

ニャン
KADOKAWA
おすすめ度
62
紹介文
安心したい、生きる意味がほしいし、好きな人の一番になりたい 好きになってくれるだけで、人生なんて簡単に自信が持てる。 でも、もっともっと安心したいし、ぶっちゃけ本当は根本的に、自分をもっと好きになれたら人生がもっと楽しく生きられる気がする。 Twitterで65万人が共感。わかりみが深すぎる!と支持されるメンヘラホイホイ男子、ニャンの待望の書籍第2弾! 「嫉妬」をダメなことって思うからしんどいんだろ。みんなするし、普通だよ。 「誰にでも優しい」はむしろ優しくねえからな。 「好きな人を誰にも取られたくないな」って、元々自分のモノじゃないよね。 「信用してるよ」って思いが伝わる「束縛」をしたい。 生き辛い世の中、絶対的な正解なんてないって知ってるけど、でも幸せになりたい。 本当は自分で自分を好きになりたい。 気持ちに寄り添いながら、前にすすむ勇気をくれる1冊。 好きになってくれるだけで、人生なんて簡単に自信が持てる。もっともっと安心したいし、ぶっちゃけ本当は根本的に、自分をもっと好きになれたら人生がもっと楽しく生きられる気がする。恋愛と人生に勇気をくれる1冊 第1章●好きな人のことを考えて眠れなくなる夜 第2章●今日も眠れないまま、もう夜明けが近い 第3章●眠れないなら、無理に寝なくていいんじゃない?

僕は明日もお客さまに会いに行く。

川田 修
ダイヤモンド社
おすすめ度
62
紹介文
僕が伝説の営業マンと過ごした31日。そこで教えてもらったのは単なる営業テクニックではなく仕事そして人として本当に大切なことだった。現役外資系企業トップセールスである著者が初めて書いた経験に基づいた感動ストーリー。 何で僕が選ばれるんだ… 一カ月間、精いっぱい頑張ります やっぱ、営業は商談でしょ ま、明日からでいいか そんなつまらないこと頼めませんよ 伝説の営業マンってそんなもの? 僕に足りないもの… もう逃げるのはやめよう 感謝の心は細部に表れる まずはチューニングから〔ほか〕

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

西原 理恵子
KADOKAWA
おすすめ度
62
紹介文
女性のための新バイブル。各世代の共感と感涙でベストセラー26万部突破! ママ友の間でも、SNSでも各所で大反響!芸能人のブログやインスタにもたびたび登場! もっと早くこの本に出会えていれば! 自分が選んできた人生を、優しく撫でてもらったような気がします。号泣必至! ――ともさかりえ(女優) 大切な事に改めて気づき、日常が宝物に変わっていく。 永遠ではない愛しきバタバタな時間を大事にしたい。 ――佐田真由美(モデル) 妻が「娘達にも将来絶対に読ませる」と泣きながら読んでいたので 僕も拝借。なるほど大納得! ――つるの剛士(タレント) 七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。 「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」―― 目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、 血の通った経験則にもとづく幸せの極意。 これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載です! ・若さや美貌は、あっという間に資産価値がゼロになってしまう。 ・「あたしさえ辛抱すれば」は間違い。 ・娘が巣立つ日を迎えたら、母親の立場は、元カレと心得るべし。 ・うちのめされて、人は、初めて自分の立ち位置を知ることができる。 ・要らんプライドをへしおられてからが本当のはじまり。 ・「好きなことだから、お金はもらわなくてもいい」ではダメ。 ・若い頃の夢は、思いつめ過ぎず、ざっくり、そして、たくさんあった方がいい。 ・理不尽な暴力に心が壊れてしまう前に、逃げてください。 ・家族だからって仲良くしなくていい。 ・別に美人じゃなくたって、幸せになれるよ。 ・女の子の人生には、タイムキーパーが必要。 ・夢をつかむことより、夢破れても立ち直ることの方が大事。 ・ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。 ・いやなことほど、どう面白く表現するかが大事。 ・女も50をすぎれば、どんな失敗もざっくり笑い話になる。 ・今の場所が最低だと思うなら、そこを抜け出す戦略を立てる。 ・ あなたの人生は、あなたが幸せになるためにある。 「卒母」を宣言したサイバラかあさんの全人生を賭けたメッセージを凝縮! 愛娘が反旗を翻し、独立戦争勃発中のサイバラ家。巣立ちを目前に、どうしてもこれだけは語り継ぎたい母の教えを開陳!王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう―― はじめに 私が女の子だった頃 第一章  母と娘のガチバトル 第二章  スタート地点に立つために、できること 第三章  夢見る娘とお金のハナシ 第四章  かあさんの子育て卒業宣言 第五章  巣立ちのとき 第六章  女の子が生きていくときに、覚えていてほしい5つのこと。 終 章    女の子たちの〈エクソダス〉

よこどり 小説メガバンク人事抗争

小野 一起
講談社
おすすめ度
62
紹介文
舞台はメガバンク、主人公は広報部長。息をのむ裏切りの連続!「細部の圧倒的リアルさ。銀行小説の新たな金字塔だ」(作家・楡周平) 自分を見失った男たちへのレクイエム 組織は、あなたからどこまで奪うのか! メガバンクを舞台に「失われた30年の真因」を問う、緊迫のエンタテインメント。 「細部の圧倒的なリアルさ。銀行小説の新たな金字塔だ」――楡周平 【プロローグより】 「まず、君の手柄は、すべて私の手柄にする。いいな」 「はっ」 「それから、私の失敗は、すべて君のせいにする」 竜崎はおおきな執務机の前に寺田を立たせたまま、椅子の背に悠然と身体を預けていた。 「ただ、心配する必要はない。 君も、君の部下に同じようにやればいい。 それが銀行だ」 (引用ここまで) 舞台はメガバンク、主人公は広報部長―― 裏切り者は、中(なか)にいる! 元共同通信日銀キャップが書く 巨大銀行の仁義なき権力闘争 息をのむ裏切りの連続 最後に立っているのは、誰か―― 【ストーリー】 AG住永フィナンシャルグループの広報部長、寺田俊介は記者とのインタビュー中に 社長の竜崎太一郎が漏らした一言から、自らの出世の可能性を嗅ぎ取る。 吸い寄せられるように竜崎に服従する寺田は、経営難に転落した大手不動産をめぐる情報戦や大手証券との再編、バランスシートの膿、竜崎と相談役の人事抗争…と次々に訪れる難題に直面。掟破りの手段へと手を染め、メガバンクを覆う深い闇へと足を踏み入れていく。

子供たちに伝えたい日本の戦争 1894~1945年 あのとき なぜ戦ったのか (産経NF文庫)

皿木喜久
潮書房光人新社
おすすめ度
62

恋愛がらみ。: 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ

高山 真
小学館
おすすめ度
62
紹介文
女友達でも絶対に言わない「愛のダメ出し」 「知的ゲイは悩める女の共有財産」「辛気臭いのは御免。私たちはいつだって、華やかに叱られたい」とジェーン・スーさんも本書を絶賛! マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブ両氏とも旧知の間柄、フリーランス編集者でエッセイストの高山真、待望の新刊は「愛のダメ出し」満載の新感覚幸福論です。 著者はファッション誌『Oggi』誌上でオトコにも人生にも不器用な女子たちのお悩みに答え続けて祝10年。その超人気エッセイ「マナー美人の心意気」から「恋愛がらみ」に特化して書籍化した本書には、刺さるフレーズが満載です。 「恋愛を成果主義で考えるのはつまらないわ」「経済力のあるオトコを狙うなら、あなたもそのフィールドにいるべきよ」「スイートホーム? いえ、専用ラブホテル。そう考えるオトコもいるの」「つらい過去はネタにして、笑って学んで昇華させるの。それで未来って変わるわよ」…女友達でも絶対に言わない本音に、読者は笑いあり、涙ありでハマっていくのが高山節の真骨頂。「アタシたち、もっともっと幸せになっていいのよ」――熱いエールに背中を押され、自分にとっての幸せを見つめなおしたくなる一冊です。 オトコにも人生にも不器用な女子たちのお悩みに答え続けて祝10年。波瀾万丈なオンナ(正確にはゲイ)・高山真の「愛のダメ出し」がハートに刺さる新感覚幸福論、待望の書籍化です。女友達でも言わない本音が満載。 アタシの同志たる「不器用女子」たちへ ・「多数派に属していない」そんな理由だけで自分を責めないでほしいの ・元カレと別れなければ、今の人と出会えていない。あなた、ラッキーよ ・応援してくれるオンナに惹かれるのが、オトコってものじゃない? ・経済力のあるオトコを狙うなら、あなたもそのフィールドにいるべきよ ・次の恋のためにおなかペッコペコにするの、アタシは大好きよ ・完璧じゃないけど生きてる。アタシも、あなたも、そして愛する彼もね ・結婚がしたいのよね? アラ探しじゃなくて、アナ埋めスキルを磨いたら? ・オンナが腹をくくるべきタイミングって何度も訪れるのよね… ・あなたも「メンクイ」? 「グルメ」に成長する方法、伝授するわね ・すべてのオトコに有効なトリセツなんて存在しないわよ ・無自覚の”姫気質”が同性に向かうのはリスク高すぎよ ・「悪者」の覚悟もなく「ドロ沼から抜けたい」ですって? ・オクテなコほど、ヤンチャなオトコに引っかかるのよね ・年齢など数字にすぎない。そう言えるのは、中身を磨いた人だけね ・「彼ママ」は、愛する彼を素敵に育てた人生の大先輩なの ・「オトコの話に相づちを」そんなマニュアル以上に必要なこと、ご存じかしら? ・「愛ができることには限りがある」と知るのが大人の恋愛なのよね ・スイートホーム? いえ専用ラブホテル。そう考えるオトコもいるの ・もらえるものだけでオトコを選ぶのは、そろそろ卒業しない? ・占い、嫌いじゃないわ。でも弱っているときこそ、「自分と対話」しましょ ・誰もが、他人には見せずに「清濁併せ呑む人生」を生きているんじゃないかしら ・おごられ上手にジェラシー? あれはあれで才能がモノをいう世界よ ・恋愛対象ではないオトコとつきあうべき? そう悩む前にすべきこと ・人生は表と裏でひとつ。おばちゃん(ゲイだけど)はつねづねそう思うの ・現代女子のマスト科目ね。SNS世界はどう歩くのが美しいかしら? ・オトコは、機械じゃないの! したり顔で語るなんて無意味だわ ・恋人がいるほうが上、結婚しているほうが上、なんてまさか思ってないわよね? ・よかれと思ったことが、人を傷つけることもある。それを想像してほしいの ・おしゃべり女子と口ベタ男子がともに歩む道、探しましょ ・不幸を人のせいにするあわてん坊さんに未来はないと思うわ ・アタシにはない武器でオトコを落とす女子、リスペクトしちゃうわ ・前科ありの借金もち。驚愕の恋への助言法? あなたの腕の見せどころね ・イタい恋というけれど、恋ってそもそもイタいものじゃない? ・恋の仕方を忘れそう? やだ、自転車の乗り方を忘れる人はいないわよ ・迷惑キャラってね、自信のないコを標的にするものよ ・「頑張るあなたが大切」 その思い、きちんと伝えられてる? ・現代の女子を幸せにする「王子様」の正体、教えましょう ・できることは限られる。そう知ることがオトナの第一歩なのよ ・「男子には家事、女子には選択肢」って、アタシ意外と鬼才かも… ・大切なのは、結婚すること? いえ、幸せであることよ! ちょっと長いけれど、あとがきにかえて

バーティカル・リミット (ソニー・マガジンズ文庫 N 8)

メル・オドム
ソニー・マガジンズ
おすすめ度
62

偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件

レニー ソールズベリー
白水社
おすすめ度
62
紹介文
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。 「いいマティスが一点ほしいのだが」 狂乱する美術市場 絵を売る商売 一線を越える 奇妙な"ド・スタール" 自分自身を創った男 ICAへのアプローチ "ジャコメッティ"を描く 来歴の捏造 拡大する詐欺事業〔ほか〕

脱出山脈 (ハヤカワ文庫NV)

トマス・W・ヤング
早川書房
おすすめ度
62

知らなかった、ぼくらの戦争

ビナード,アーサー
小学館
おすすめ度
62
紹介文
いつまで知らないでいるつもり!? アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏(1967年生まれ)が、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。 登場する語り手は、真珠湾攻撃に参加したゼロ戦の元パイロット、「毒ガス島」で働いた元女子学徒、戦後GHQで働いた元事務員など、実にさまざま。日本人以上に日本社会に詳しいビナード氏が、自身の受けたアメリカの教育とも照らし合わせながら戦争に対する考察を深めます。日本民間放送連盟賞・2016年番組部門[ラジオ報道番組]最優秀賞を受賞した、文化放送「アーサー・ビナード『探しています』」を採録して再構成した書籍です。 ーー「『平和』って、無知のままでいること?」 「『戦後』って、いつの戦争のあと?」 【編集担当からのおすすめ情報】 近現代史を充分に勉強しないまま大人になってしまった社会人の方々や、日本の戦争のことをきちんと知りたい学生のみなさんに、ぜひ読んでほしい1冊です。ビナード氏の思索を手かがりに、わたしたちも考えてみませんか。 アメリカ出身の詩人アーサー・ビナード氏が、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。日本民間放送連盟賞入賞のラジオ番組を採録して書籍化!

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

高橋 秀実
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
独創的な監督と下手でも生真面目に野球に取り組む、超進学校の選手たち。思わず爆笑、読んで納得の傑作ノンフィクション! 甲子園も夢じゃない!? 平成17年夏、東大合格者数日本一で有名な開成高校の野球部が甲子園大会東東京予選ベスト16に勝ち進んだ。グラウンド練習は週一日、トンネルでも空振りでもかまわない、勝負にこだわりドサクサに紛れて勝つ……。監督の独創的なセオリーと、下手を自覚しながら生真面目に野球に取り組む選手たちの日々。思わず爆笑、読んで納得の傑作ノンフィクション!

20代で得た知見

F
KADOKAWA
おすすめ度
62
紹介文
人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる 一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。  ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。そういったものによって人生は決定されたように思うのです。 私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。 (本文より) ◆ 第1章「不完全からの出発」では、絶望するな、しかし生き急げ/期待しない方が楽だが、退屈は生活の毒である/好きってなに、など普遍的かつ実践的な50の断片を収録。 第2章「現実に関する幾つかの身も蓋もない事実」では、才能と呼ばれるものの正体/社会人一年目から五年目までの教訓/不条理な世界と戦うための武器一式/審美眼とは違和感のことである、など、この時代を生き抜くのに必要な44の断片。 第3章 「アンチ・アンチロマンチック」では、もし我々が冬の星座に機関銃を撃つことができたら/ちょいとした堕落論/大人の悲哀、子供の悲哀など、心をえぐる50の断片。 最終章 「愛に関する幾つかの殴り書き」では、愛とは、本人が振り絞ることのできる全力のこと/同棲なんて軽率にしてしまえばよい/結婚は恋愛の墓場だが、墓場からは星が見える、など、愛に纏わる41の断片を収録。 「眠れぬ一人の夜を支えてくれる」「二十代を生きる上で大変参考になった」 「もっと早く知りたかった」といった反響多数。 著書累計75万部。F、待望の最新刊。 著書累計75万部。映画大ヒット公開中『真夜中乙女戦争』のF、待望の最新刊。人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる。これは人を孤独にさせない本。

会社を潰すな! (PHP文庫)

小島 俊一
PHP研究所
おすすめ度
62
紹介文
倒産寸前の赤字書店に出向されられた銀行マン・鏑木の運命はいかに!? 決算書とマーケティングの基本が学べるエンタメ小説。 「究極の実務ビジネス小説!」「はじめて『決算書って面白い!』と思えた」「痛快な快進撃。明るい気持ちをくれるさわやかな読後感・新しいことをしたいけど、一歩が踏み出せない。そんな方におススメの作品」「ビジネスに関わる全ての方へ、まず読んでおいて損はない一冊です!」(NetGalley会員レビューより、一部抜粋) 倒産寸前の赤字書店へと出向を命じられた銀行マン・鏑木健一(かぶらきけんいち)。期待と不安を胸に書店のドアを叩くと、待っていたのは会社経営に無知な女社長と、鏑木を敵視する6人の店長たちだった。しかし、鏑木の情熱に社員たちの心に少しずつ変化が……。 虚実交えた迫真のストーリーで、決算書の読み方からマーケティングやマネジメントの基本までが自然と身につく、ビジネスエンタメ小説! 解説:川上徹也(コピーライター) 『崖っぷち社員たちの逆襲』を改題し、再編集。

起業の星 (講談社文庫)

江波戸 哲夫
講談社
おすすめ度
62
紹介文
不況の不動産会社でリストラされた父と就職先とマッチせずネット起業をめざす息子。わかりあう日は来るのか。父と子のビジネス小説! 大手不動産会社で専務に命じられ五十人の首を切ったあげく、自らも解雇された田中辰夫。四十九歳の失業者に再就職の道は厳しい。息子の雅人は就職したシステム会社にさっさと見切りをつけ、同級生の相棒とネットで起業をめざしていた。遊んでいるようにしか見えなかった息子も、世間の荒波と格闘していたのか。それを知った父も、大手にはできない新たな不動産サービスを見いだそうとしていた。父と子の再建物語。TBS日曜劇場「集団左遷!!」原作で話題の江波戸哲夫のリストラ再建小説!(『起業の砦』改題)

土師 守
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
おじいちゃんのとこ、いってくるわ。ドアの閉まる音がして、淳は家を出ていきました。それが私たちが耳にした淳の最後の声でした。「神戸少年事件」の被害者家族が我が子に捧げる鎮魂の手記。 誕生と成長 永遠の別れ 変わり果てた姿 捜査 犯人逮捕 少年と人権 不信 報道被害 少年法 供述調書 卒業、そして一周忌 あとがきにかえて

アジア太平洋戦争新聞

太平洋戦争研究会
彩流社
おすすめ度
62
紹介文
日本の満州事変以降の15年にも亘るアジア太平洋侵略を振り返り、戦争過程から無条件降伏に至る迄を「新聞形式」を通して描く。 マレー侵攻から80年!日本の満州事変以降の15年にも亘るアジア太平洋侵略を振り返り、国を挙げて戦争へ突き進む過程と、最後には銃後の民間人を巻き添えにし無条件降伏に至る迄を「新聞形式」を通して時々刻々と描く書。 今年(2021年)9月18日は、日中戦争の発端となった満州事変が起きてから 90周年にあたる日でした。そして12月8日は、太平洋戦争の開始となった 真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80周年にあたります。 太平洋戦争は1941年(昭和16年)に突然始まったものではありません。 そこには「暴支膺懲」という尊大なスローガンで臨んだ中国との戦争、 さらには東南アジアを占領して、欧米の植民国家に代わって日本が盟主となる という妄執(大東亜共栄圏)が、その初まりにありました。 本書は、満州事変以降、15年にもわたる一連の戦争を振り返りながら、 日本が国を挙げて戦争へとひたすらに突き進む過程と、最後は銃後の民間人まで 巻き込ながら無条件降伏に至るまでを、「新聞形式」のスタイルを通して 時々刻々と描くものです。 日中戦争・太平洋戦争をテーマにした書籍は、ともすれば前述した満州事変や 真珠湾攻撃を初め、満州国の建設、ミッドウェー海戦、東京大空襲、原爆投下 といった重大な局面がフィーチャーされるのが常ですが、 本書では戦争が長期化する中での「銃後の暮らし」の様子も数多く取り上げました。 1938(昭和13)年4月の「国家総動員法」公布によって、人的・物的資源の全てを 国家が全面的に統制できるようになると、民間人の生活も戦争に密着にしたものと なります。やがてそれは衣料や食糧の配給制度、軍需工場への動員、「建物疎開」 「学童疎開」へと続いていきます。それでも、作家の吉村昭はこう書いています。 「戦争は一部の者がたしかに煽動してひき起したものかも知れないが、 戦争を根強く持続させたのは、やはり無数の人間たちであったにちがいない」 (『戦艦武蔵』)。満州事変から90年、真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80年を 迎えた今だからこそ、日本と日本人が選んだ「戦争」をもう一度見つめ直す 学びの機会として、本書は刊行されるのです。

オクテ女子のための恋愛基礎講座 (幻冬舎文庫)

アルテイシア
幻冬舎
おすすめ度
62

遥かなる未踏峰〈上〉 (新潮文庫)

ジェフリー アーチャー
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
世界最高峰への初登頂はいったい誰が、いつ成し遂げたのか?エヴェレストに挑み「なぜ登るのか?」と訊ねられ「そこに山があるからだ」と答えた悲劇の登山家ジョージ・マロリー。彼は頂上にたどり着くことができたのか?いまでも多くの謎に包まれている彼の最期-愛妻家としても知られる山男が残した手がかりとは…。稀代の英雄の挫折と栄光に巨匠が迫る、山岳小説の白眉。

美しいものを見に行くツアーひとり参加 (幻冬舎文庫)

益田 ミリ
幻冬舎
おすすめ度
62
紹介文
美しいものを見ておきたい。40歳になった時、 なぜかそんな気持ちになりました。北欧のオ ーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、フラ ンスのモンサンミッシェル、赤毛のアンの舞 台・プリンスエドワード島……。一人での海 外旅行は不安だけれど、ツアーなら大丈夫。 一度きりの人生。行きたい所に行って、見た いものを見て、食べたいものを食べるのだ。

命の授業

腰塚 勇人
ダイヤモンド社
おすすめ度
62
紹介文
30万人が泣いた奇跡の実話。「一生、寝たきり」と宣告され、自殺未遂までした中学校の教師が、家族や生徒の応援と、感謝の心により、復活を遂げる奇跡の実話。

遥かなる未踏峰〈下〉 (新潮文庫)

ジェフリー アーチャー
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
想像を絶する過酷な条件でのエヴェレスト行。防寒具は妻に編んでもらった毛糸の手袋程度、酸素ボンベは卑怯-。だが、一方のベース・キャンプではバスタブが用意され、何ケースものワインにシャンパン、葉巻が運ばれる。歓喜の絶頂と絶望の奈落を味わってきたマロリー、山頂に愛妻の写真を置いてくると誓った彼の最後の挑戦とは。壮大な夢を追い続けた男を描く、冒険小説の頂点。

太平洋戦争大全[海空戦編]

太平洋戦争研究会
ビジネス社
おすすめ度
62

蟻たちの矜持

建倉圭介
光文社
おすすめ度
62

ジェニーのなかの400人

ジュディス スペンサー
早川書房
おすすめ度
62

謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)

高野 秀行
集英社
おすすめ度
62
紹介文
内紛の絶えない地域で民主主義を成立させる国がある、その名はソマリランド。国際社会で国として認められていない“そこ"に潜む謎を探るべく現地へ! 講談社ノンフィクション賞受賞作。(解説/野村進)

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

梯 久美子
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
島尾敏雄の『死の棘』の愛人の正体は?日記に書かれていた言葉は?不朽の名作の真実に迫り、妻ミホの生涯を辿る、渾身の決定版評伝。 戦後文学史に残る伝説的夫婦の真実に迫り、『死の棘』の謎を解く衝撃大作。島尾敏雄の『死の棘』に登場する愛人「あいつ」の正体とは。日記の残骸に読み取れた言葉とは。ミホの「『死の棘』の妻の場合」が未完成の理由は。そして本当に狂っていたのは妻か夫か――。未発表原稿や日記等の新資料によって不朽の名作の隠された事実を掘り起こし、妻・ミホの切実で痛みに満ちた生涯を辿る、渾身の決定版評伝。

凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)

「新潮45」編集部
新潮社
おすすめ度
62

聖の青春 (角川文庫)

大崎 善生
KADOKAWA/角川書店
おすすめ度
62
紹介文
難病と闘いながらA級棋士となり、29年の生涯を終えた棋士、村山聖の生涯 重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。第13回新潮学芸賞受賞。 重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。第13回新潮学芸賞受賞。

七つの会議 (集英社文庫)

池井戸 潤
集英社
おすすめ度
62
紹介文
ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。 会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)

図説 日中戦争 (ふくろうの本)

康平, 森山
河出書房新社
おすすめ度
62
紹介文
盧溝橋事件から80年! 日中戦争はいかに始まり、「熾烈な泥沼の戦い」を経て、いかに終わったか。そのすべてを、この一冊で知る。 盧溝橋事件から80年! 日中戦争はいかに始まり、「熾烈な泥沼の戦い」を経て、いかに終わったか。そのすべてを、この一冊で知る。

夢、遙か

砂原 和雄
静人舎
おすすめ度
62
紹介文
社内の権力闘争に翻弄されながらも、義を貫き再生を果たした一人の男の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という辞令を受けた主人公。社内の権力闘争に巻き込まれ翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という四月一日付の辞令を受けた主人公は、その日から机の配置も変わり部下のいない社員、いわゆる窓際族になった。しかし社内の権力闘争から再び表舞台へ上がるが……。権力闘争に巻き込まれるも同僚への思い遣りの心を大切にし、「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫く主人公の生き方は、聖書の言葉「日は昇り、日は沈みあえぎ戻り、また昇る」のごとく転変を繰り返す。本作品は、組織の掟と、義や情の間に揺れ動き翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語だが、定年後の人生をどう生きるか──という、誰もが抱える後半生の大きなテーマに光を当てた物語でもある。 第一章 止まって見えた大時計の針 第二章 抜け切れない会社人間 第三章 君は何を報告したのだ 第四章 あなたは運のいい人だ 第五章 言われたとおりにやれ 第六章 社長が行方不明です 第七章 今度は君が社長だ 第八章 賽は投げられた 第九章 最初に見せたのは誰だ 第十章 常務が自殺 終 章 夢、遙か あとがき

こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)

渡辺 一史
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
自分のことを自分でできない生き方には、尊厳がないのだろうか? 介護・福祉の現場で読み継がれる傑作ノンフィクション! 映画化決定! 大泉洋主演、2018年冬公開予定。ボランティアの現場、そこは「戦場」だった――自分のことを自分でできない生き方には、尊厳がないのだろうか? 介護・福祉の現場で読み継がれる傑作ノンフィクション!

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)

星野 博美
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
中国返還前の香港で、たくましく生き、様々に悩み、見果てぬ夢を追い続ける香港の人々の素顔。第32回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作

図説 東京裁判 (ふくろうの本)

柾緒, 平塚
河出書房新社
おすすめ度
62
紹介文
東京裁判から70年! A級戦犯はなぜ、どのように裁かれたのか。日本の指導者の戦争責任を裁く。極東国際軍事裁判のすべて。 東京裁判から70年! A級戦犯はなぜ、どのように裁かれたのか。日本の指導者の戦争責任を裁く。極東国際軍事裁判のすべてを、この一冊で知る。

世襲人事 (文春文庫)

良, 高杉
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
社長の父親に乞われ、商社から大手生命保険会社に転職した広岡。その人柄と能力で信頼を得て、新機軸を打ち立てる彼を襲う悲劇とは? 【あなたを守ってくれる上司はいますか?】大日生命保険で社長を務める父の強引な招きで、商社から取締役待遇で転職した広岡厳太郎。「世襲人事だ」との強い批判をものともせず、現場に学ぶため、外務員の〝生保のおばちゃん〟とともに汗を流し、次第に周囲から慕われていく。その後、保険の国際化、法人営業部の創設など革新的な新機軸を打ち立て、自社のみならず生保業界をもリードする逸材として期待されるのだが……。生保業界を駆け抜けた快男児を描き、働き方や同族経営の問題に切り込む長編経済小説。『いのちの風』改題。「親の跡を継ぐだけなら、帝王学を学ぶことでよかったかもしれない。しかし、古い体質の保険会社を改革し、会社を発展させていくには、親を乗り越えなければならない。……自分をいじめ抜き、生保マンとしての自分を鍛えることで、同族経営を乗り超えようとする『父殺し』の物語である」――解説・高成田享

極夜行 (文春文庫 か 67-3)

角幡 唯介
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
太陽が昇らない冬の北極。極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間では想定外のことばかり。一頭の犬と命がけで旅をした探検家の記録。 ノンフィクション界のトップランナーによる最高傑作。 ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞、W受賞! 探検家にとっていまや、世界中どこを探しても”未知の空間“を見つけることは難しい。大学時代から、様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。その行為はまだ誰も成し遂げていない”未知“の探検といってよかった。 シオラパルクという世界最北の小さな村に暮らす人々と交流し、力を貸してもらい、氷が張るとひとりで数十キロの橇を引いて探検に出た。相棒となる犬を一匹連れて。本番の「極夜の探検」をするには周到な準備が必要だった。それに3年を費やした。この文明の時代に、GPSを持たないと決めた探検家は、六分儀という天測により自分の位置を計る道具を用いたため、その実験や犬と自分の食料をあらかじめ数カ所に運んでおくデポ作業など、一年ずつ準備を積み上げていく必要があった。そしていよいよ迎えた本番。2016年~2017年の冬。ひたすら暗闇の中、ブリザードと戦い、食料が不足し、迷子になり……、アクシデントは続いた。果たして4カ月後、極夜が明けた時、彼はひとり太陽を目にして何を感じたのか。足かけ4年にわたるプロジェクトはどういう結末を迎えたのか。 読む者も暗闇世界に引き込まれ、太陽を渇望するような不思議な体験ができるのは、ノンフィクション界のトップランナーである筆者だからこそのなせる業である。

アジアの多重戦争1911-1949――日本・中国・ロシア

S・C・M・ペイン
みすず書房
おすすめ度
62
紹介文
中国における第二次世界大戦、国共内戦、日中戦争の同時俯瞰的な通史。日中米ソの史料を駆使し、軍事研究から歴史をとらえた意欲作。 東アジアの戦後秩序はどのように形成されたのか、それは必然だったのか。本書は20世紀前半に東アジアで戦われた戦争に焦点を絞り、軍事研究の側からこの問いに答えようしている。なぜならそれは、もっぱら戦争に関わるからである。その際本書は、諸戦争の複雑な相互関係と全体像をとらえるために多重戦争(nested wars)という概念を導入している。それは「内戦」「地域戦争」「世界戦争」が入れ子式に重なった一塊のものとして歴史を見る。 1911年の清朝崩壊に端を発し1949年の中華人民共和国誕生で終息を見た国民党と共産党の長い「内戦」。満洲事変に始まる日中戦争という「地域戦争」。太平洋戦争を含む「世界戦争」。これらの戦争は互いに重なるだけでなく、一方が他方の原因となり結果となることで、密接に絡み合っていた。諸戦を別々に扱う歴史叙述には欠けがちな重要側面である。 著者はアメリカ海軍大学校戦略・政策学科で教鞭を執る。そこでは「大きく考える」ことが求められるという。軍事研究は「軍事」という狭い領域の学問と思われがちだが、本書は逆に、軍事の視点から歴史の新たな全体像を描き出している。歴史学と軍事研究をつなぎ、日英中露語の史料を駆使した意欲作。 謝辞 表記について 第一部 恐怖と野心――日本、中国、ロシア 第一章 序論――第二次世界大戦のアジアにおける起源 第二章 日本 1931-36年――ロシアの封じ込めと「昭和維新」 第三章 中国 1926-36年――混沌、そして天命の探究 第四章 ロシア 1917-36年――迫り来る二正面戦争と世界革命 第二部 多重戦争――世界戦争のなかの地域戦争、地域戦争のなかの内戦 第五章 1911年、中国の長い内戦の始まり 第六章 地域戦争――日中戦争 第七章 世界戦争――第二次世界大戦 第八章 長い内戦の終幕 第九章 結論――地域戦争の序幕、世界戦争の終幕としての内戦 監訳者あとがき 原注 年表 索引
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