【2023最新】「精神疾患」のおすすめ本!人気ランキング
- 精神疾患にかかわる人が最初に読む本
- 精神科の薬がわかる本 第4版
- 双極性障害 第3版: 病態の理解から治療戦略まで
- DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引
- カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 第3版
- 双極性障がい(躁うつ病)と共に生きる 病と上手につき合い幸せで楽しい人生をおくるコツ
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた
- 現代臨床精神医学
- 東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 心理学
精神医学の必要最小限の知識を、イラストを用いながら、ひとめでわかるように解説した精神医学の入門書 精神医学の必要最小限の知識を、イラストを用いながら、ひとめでわかるように解説した精神医学の入門書。 いろんな人とうまくかかわることが出来るようになるための 精神症状と疾患がわかるようになる1冊。 精神医学の必要最小限の知識を、イラストを用いながら、ひとめでわかるように解説した精神医学の入門書。いろんな人とうまくかかわることが出来るようになるための 精神症状と疾患がわかるようになる1冊。 第1章 ナースめぐみさんのある1日 第2章 精神症状 第3章 精神疾患 第4章 代表的な治療
好評定番書の内容改訂&オールカラー化!「精神科の薬を取り巻く環境の変化や新薬を、著者の臨床実践を基に追加」というコンセプトはそのままに、よりわかりやすく見やすく紙面を刷新。社会背景とともに変わっていく薬の評価や役割。氾濫する情報にまどわされないためにも、医療職だけでなく精神科の薬にかかわるすべての人が手元に置いておきたい1冊。
ねじ子先生が研修医や看護師などに向けて、不測の事態に対応できるような、精神疾患の患者だと思われる人への初期対応を説いた本。 あの「ねじ子先生」が研修医や看護師などに向けて、"不測の事態に対応できるような"、"精神疾患の患者だと思われる人への初期対応"を説いた本。 おなじみのイラストを中心にわかりやすく解説することで、精神科治療ではなく、「適切な精神医療につなげるため」の基礎知識をまとめることで、精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけ、専門家にきちんと届けるための1冊 Part1 心の病って何? Part2 統合失調症の世界 Part3 躁うつ病の世界 Part4 うつ病の世界 Part5 神経症の世界 Part6 人格障害の世界 Part7 子どもの精神または発達障害の世界 Part8 依存症の世界 (Column) 原因は必ずある、あるに違いない、きっとあるはず 枯れた薬の水平思考 病名を告げない、またはあいまいな病名しか伝えないということ フロイト的アプローチは本当に科学なのか 処方薬は医者のもの、だからこそ 「発達が送れている状態」をどう分けているのか、または言葉の定義について 措置入院とその限界
統合失調症と並ぶ精神疾患、双極性障害(双極症)。この病気の性格と対処法とはどのようなものか。 統合失調症と並ぶ精神疾患、双極性障害(双極症)。この病気の性格と対処法とはどのようなものか。最新の研究成果と豊富なQ&Aを収めたロングセラーの第2版。
精神科の診断と治療・支援のあり方、国際診断基準の特徴と利点・注意点について詳解し、うつ病を中心に気分障害の項目を大幅改訂。 精神科の診断と治療・支援のあり方、国際診断基準の特徴と利点・注意点について詳解し、うつ病を中心に気分障害の項目を大幅改訂。 0はじめに 原因と症状と診断・治療・支援 [付記]国際診断基準 1主に心因によるもの 1-1 心身症―心理的影響による身体的変化 (1).定義と問題のありか (2).心身症のおきかた (3).臨床場面でみられるもの (4).心身医学的配慮と医療のありかた 1-2 神経症・ストレス関連障害 (1).定義と問題のありか (2).症状:さまざまな病型 第1群:不安状態、抑うつ状態 第2群:恐怖状態 第3群:強迫状態、解離・転換状態 第4群:環境反応 第5群:妄想状態 1-3睡眠・摂食・性関連障害 (1).睡眠障害 (2).摂食障害 (3).性関連障害 1-4治療と援助 (1).心理的な治療と援助 (2).薬物療法 2 主に内因によるもの 2-1気分(感情)障害 (1).うつ病 a.症状 b.抑うつ症状の国際診断基準 c.病型・成因・経過・治療指針 (2).躁うつ病(双極性感情障害) (3).治療と援助 a.心理的な支援 b.薬物療法 2-2統合失調症 (1).症状 a.妄想・幻覚 b.感情と意欲の障害 c.思考と認知の障害 d.その他の諸症状 e.統合失調症の国際診断基準 (2).病型・経過・症状のおきかた a.病型 b.経過 c.症状のおきかた (3).治療と援助 a.心理・社会面の治療と援助 b.薬物療法 3 主に器質因によるもの 3-1脳の急性障害 (1).意識と意識障害 (2).意識障害を生ずる病気・薬物 3-2脳の慢性障害 (1).共通の諸症状 a.全体症状(認知症) b.部分症状(失語・失行・失認などの脳巣症状) c.てんかん発作 d.その他の精神症状 (2).主な病気・損傷 a.アルツハイマー病型認知症 b.血管性認知症 c.その他の認知症をきたす疾患 d.てんかん e.一般的身体疾患および生理的変化 3-3 アルコール・薬物関連障害 (1).アルコール関連障害 a.急性中毒 b.有害な使用 c.依存症候群 d.離脱状態 e.せん妄をともなう離脱状態 f.精神病性障害 g.健忘症候群 h.残遺性および遅発性の精神病性障害 (2).覚醒剤関連障害 (3).モルヒネ関連障害 (4).その他の薬物関連障害 3-4治療と援助 (1).脳の急性障害への対応 (2).脳の慢性障害の治療と援助 a.認知症の介護と援助 b.失語・失行・失認への対応 c.てんかんの治療と援助 d.その他の諸症状への対応 (3).アルコール・薬物関連障害の治療と援助 a.アルコール対策 b.その他の薬物関連障害の対策 4 児童・青年期精神医学 4-1情緒と行動の障害 (1).神経症圏の諸問題 a.分離不安 b.選択性かん黙 c.チック d.その他の諸問題 (2).社会的行動の諸問題 a.不登校 b.暴力行為・非行 c.ひきこもり d.自傷行為 (3).注意欠陥・多動性障害 a.症状 b.経過 4-2発達障害 (1).言葉のおくれ (2).学習障害 (3).広汎性発達障害 a.小児自閉症 b.その他の障害 4-3精神遅滞(知的障害) (1).知能と知能検査 (2).精神遅滞の症状と程度 a.軽度精神遅滞 b.中等度および重度精神遅滞 c.最重度精神遅滞 (3).精神遅滞の原因 a.生理的要因 b.病理的要因 4-4治療と援助 (1).子供の心理的成長 (2).心理療法 a.子供の自己表現 b.人とのコミュニケーション c.心理的な成長と発達 (3).治療教育 5 性格のかたより (1).定義と問題のありか (2).性格のつくられかた (3).性格のかたよりの類型 (4).性格のとらえかたと対応 6 精神保健福祉法 (1).精神医学と医療・福祉の流れ (2).精神保健福祉法ができるまで (3).精神保健福祉法抜粋 7 司法精神医学 (1).精神鑑定 (2).心神喪失者等医療観察法抜粋 付表1 国際疾患分類第10回改訂版(ICD-10)の概要 付表2 向精神薬の一覧表
精神診療に必要かつ不可欠な内容をハンディサイズに収載。臨床における迷いを払拭するコンパクトマニュアル。よく遭遇する疾患に関する記述を充実させレアな疾患の記述は抑えるなどし、「本当に必要なものに絞る」ことを徹底。改訂により新たに2つの章を追加し全体をアップデート、約30頁増。定価据え置き。拡大版(Grande)も同時発売。精神科後期研修医はもちろん、他科の医師、初期研修医、看護師、薬剤師、さらには公認心理師など、幅広い職種にお薦め。
【精神疾患のある人へのチームアプローチがこの1冊でわかる!】 精神疾患のある人を地域で、チームで、支えるための知識・方法をわかりやすく解説。豊富な事例により、理解が深まります。 ◇かかわりのポイントがわかる 疾患・症状を丁寧に解説 統合失調症やうつ病、パーソナリティ障害など10の疾患・症状の特徴とそれをふまえた各疾患のある人へのかかわり方を詳しくまとめています。 ◇家族関係の読み解き方をやさしく理解 家族を「システム」としてとらえる考え方を、具体例を織り交ぜながらわかりやすく説明しています。 ◇利用者主体の多職種連携がわかる 3つの実践事例を通じて、ケアマネジャー、訪問看護師、相談支援専門員等多職種における役割分担や情報共有の方法を具体的に理解できます。 ◇精神疾患のある人を支える具体的なアプローチ方法も掲載 オープンダイアローグやTIC(トラウマ・インフォームドケア)といったかかわりの手法や考え方もわかりやすく解説しています。
精神科で用いられる主要薬剤全てを1つずつ見開きページで解説。患者・家族、コメディカルにも役立つ情報が満載の2019年最新版。 見て読んですぐに役立つ向精神薬ハンドブックのスタンダード、2019年最新版。精神科の主要薬剤のすべてを1つずつ見開きページでわかりやすく解説。実際に使用したときのエピソード、服用や処方のポイントなど役立つ情報が満載。巻頭に主要薬剤のPTP包装写真、巻末には識別コードを後発品も含め全薬掲載しており、処方する医師、服用する患者、薬剤の管理に携わる医療スタッフ、家族など多くの方々に利用していただける必携書。
ICD‐10「精神および行動の障害」の分類における特定項目のための注釈 診断カテゴリーのリスト(症状性を含む器質性精神障害 精神作用物質使用による精神および行動の障害 統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害 気分(感情)障害 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 成人のパーソナリティおよび行動の障害 精神遅滞(知的障害) 心理的発達の障害 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 ほか) 臨床記述と診断ガイドライン 付録 精神および行動の障害にしばしば随伴するICD‐10の他の章の項目リスト
きれいごと一切ナシ! 口は悪いが役に立つ! 同じ精神科の最前線で働く者だけが知る共感力を全開にした「超実践的アドバイス」集は、いよいよ第3版へ。クレーマー対策、援助者としてのアイデンティティの保ち方、当事者・家族に対峙する時のちょっとしたコツなど、「こんなこと、誰も教えてくれなかった」度はますますアップ! はじめて精神科に足を踏み入れたなら誰もが感じる「不安」が、優しく解きほぐされます。
臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持が最優先-あなたの身の回りにそんな人はいませんか?あるいは、あなた自身そういう自覚がありませんか?自閉症とアスペルガー症候群の垣根を取り払い、連続した1つの状態と捉えることで、障害の概念を根本から覆す「自閉症スペクトラム」の考え方が注目されています。10人に1人が潜在的に抱える「生きづらさ」の原因を解明するとともに、早期発見や療育、支援の方法まで、多角的に解説します。 第1章 あなたも「自閉症スペクトラム」かもしれない!?(「自閉症スペクトラム」を知っていますか? 「広汎性発達障害」から「自閉症スペクトラム」へ ほか) 第2章 特徴から理解する自閉症スペクトラム(共通する特徴1:臨機応変な対人関係が苦手 共通する特徴2:「こだわり」が強い ほか) 第3章 線引きが難しい自閉症スペクトラムの境界線(障害か?それとも個性か? 自閉症スペクトラムは、どのくらいいるのか?) 第4章 自閉症スペクトラムの人をいかに支えるか(特有の発達スタイルに応じた支援 思春期より前の支援 ほか) 第5章 自分が自閉症スペクトラムかもしれないと思ったら…(しておくべきこと 自閉症スペクトラム障害の場合 ほか)
内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程をたどる。ユング思想の全体を浮かびあがらせる絶好の入門書。 集合的無意識の概念を紹介し、個性化過程の考えを打ちだし、ユング心理学の基礎を築き上げた初期代表作。内面のドラマともいうべき、無意識的な心の変遷過程を個々の例を挙げながら分りやすく説くという点で、ユング思想の全体像を浮かびあがらせる入門書。 第一部 意識におよぼす無意識の諸作用 第一章 個人的無意識と集合的無意識 第二章 無意識の同化作用のおこす後続現象 第三章 集合的心の一部としてのペルソナ 第四章 集合的心からの個性解放の試み A ペルソナの退行的復元 B 集合的心との同一化 第二部 個性化 第一章 無意識の機能 第二章 アニマとアニムス 第三章 自我と無意識の諸形象とを区別する技術 第四章 マナ=人格 訳者解説 無意識とユング
気持ちが沈んだり、ちょっと不安になったり、人間関係に悩んだり、自分を変えたいと思ったり…このノートはそんなあなたのやさしい味方です。毎日すこしずつ読んですこしずつ書き込んでいくうちにあなたのものの見かたや考えかたが変わり、憂うつな気分や不安がしだいにほぐれていきます。 1 認知療法を理解しよう 2 あなたの問題に取り組んでみよう(ストレスに気づこう 問題をはっきりさせよう バランスのよい考え方をしよう 問題を解決しよう 人間関係を改善しよう スキーマに挑戦しよう)
医療や福祉に携わる方やカウンセラーなどの専門職を目指す方向けに、こころの病気の原因と種類、治療法、患者を支える社会制度など、精神医学の基礎と最新情報をやさしく解説。やさしい文章とイラストを使った図解、丁寧な用語解説で、はじめて学ぶ方もすんなり読めるようになっています。国際的な診断基準であるDSM-5に対応しながら、近年使用されている薬や精神療法、患者と家族を支援する法制度など、最新情報を網羅しました。
精神科の処方の第一人者である吉尾隆先生が、豊富な症例に基づいて処方の意図を解説します。 全国の多くの薬局が日々、応需している「精神科の薬」の処方箋。多剤大量処方、適応外使用、同効薬の併用なども多く、医師がどんな意図で処方したのか読み取りにくい、分からないと感じている薬剤師も多いのではないでしょうか。 本書では、精神科の処方の第一人者である吉尾隆先生(東邦大薬学部教授、日本精神薬学会理事長)が、豊富な症例に基づいて処方の意図を解説します。5分野(大うつ病性障害、双極性障害、神経性障害、統合失調症、認知症)です。 精神科の処方の第一人者である吉尾隆先生が、豊富な症例に基づいて処方の意図を解説します。 1)大うつ病性障害(うつ病) 2種類の抗うつ薬が併用処方された症例など 2)双極性障害 双極性障害のうつ状態に抗うつ薬が投与された症例など 3)神経症性障害(神経症)・心身症 β遮断薬が投与された症例など 4)統合失調症 抗精神病薬がリスペリドンからアリピプラゾールに変更された症例など 5)認知症 抗認知症薬と抗精神病薬が併用投与された症例など
日本初!大人のアスペルガー症候群の人のためのコミュニケーション力を高める実践的教科書。「人とうまく話せない」「コミュニケーションが苦手」「人づきあいするのが気が重い」「人に誤解されやすい」など、人づきあいが苦手でじょうずに話せないあなたの不安を解消し、会話力を身につけるためのシーン別メソッドを数多く紹介します。《本書の内容》PART1・アスペルガーの人が誤解されやすい日常会話シーン/PART2〈基本編〉コミュニケーション力を高める日常会話基本の「き」(「ありがとう」の魔法/「ごめんなさい」「すみません」/あいさつをする/「よろしくお願いします」「お世話になります」と言おう/敬語を使おう/うなずく、相槌を打つ/ストレートにいいすぎない/思ったことはすぐに口に出さない/電話で気をつけたいこと/メールでのコミュニケースオンで気をつけるべきこと/etc)/PART3〈実践編〉シーン別アスペルガー会話メソッド(勤務先編/近所づきあいとママ友編/男女関係編/夫と妻編/子どもの学校編/子どもとの会話編)
子どもは必ず動き出す。成長を信じて待つための一冊。不登校の子ども・親と関わってきた現役の教師・医師たちが、原因、心構え、対応策などをまとめた一問一答のハンドブック。親が言ってはいけない言葉、お勧めの対応法がわかる!全100項目。 1 不登校Q&A(不登校の概要 不登校の原因 家庭生活 遊び・長期休暇 家族 学校生活 担任 進学・新年度・新学期 居場所 医療) 2 義務教育後の進路を考える
米国精神医学会(APA)の精神疾患の診断分類、改訂第5版。DSM-Ⅳが発表された1994年以来、19年ぶりの改訂となった今回は、自閉スペクトラム症の新設や双極性障害の独立など従来の診断カテゴリーから大幅な変更が施されることとなった。また日本語版については、日本語版監修として新たに日本精神神経学会が加わった。
自分の言葉で心理学を思考し、心を観察し、今そこにある問題を考える。簡潔な文章と多彩なイラストでヒトの心の不可解に迫る入門書 簡潔な文章と多彩なイラストで一読である程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。入門書に最適。 読むだけである程度理解できる「簡潔性」、知識の詰め込みではなく考える材料になる「思考促進性」、現代人が抱える悩みや課題にこたえる「現在性」に留意したたいへん読みやすい一冊。教科書としてだけではなく一般書としても読み応え十分。一読すれば、いまそこにある心の問題が見えてくる。 はじめに 心理学を学ぶ喜びと意義 1章 荒川歩 心理学とは:心理学に何を期待するのか? コラム1 フェヒナーの精神物理学と感覚の尺度化 2章 三星宗雄・荒川歩 知覚:人の目はカメラとどう違うのか? コラム2 騒色公害の系譜とその解決 3章 三星宗雄・荒川歩 知覚の障害:私たちに見える世界は共通か? コラム3 ユニバーサルデザインとカラーユニバーサルデザイン 4章 浅井千絵 記憶と学習:人はどのように学ぶのか? コラム4 感情と色彩 5章 浅井千絵 認知:人はどのように世界を理解するのか? コラム5 絵画・デザイン制作の認知科学 6章 荒川歩 感情:感情は何のためにあるのか? コラム6 無意識 7章 荒川歩 自己:私はどこにあるのか? コラム7 アイデンティティ拡散と回復 8章 荒川歩・河野直子 発達:それぞれの年代において人はどんな課題とむきあうか? コラム8 子どもの絵の発達 コラム9 氏か育ちか、氏も育ちも 9章 遠藤架児 発達の障害:障害なのか? 個性なのか? コラム10 サヴァン症候群 10章 桂 瑠以 性格と社会的認知:何が人の性格や態度を決めるのか? コラム11 心理(性格)検査って何? 11章 桂 瑠以 人間関係 : 人と人とは、どう関わるか? コラム12 コミュニケーションメディアの使い分け 12章 桂 瑠以 社会的影響と集団:集団はどのような影響を及ぼすか? コラム13 商品開発と心理学 コラム14 広告と心理学 13章 河野直子・荒川歩 心と脳:心はどのような脳内メカニズムに支えられているか? コラム15 心とからだ コラム16 アフォーダンス 14章 河野直子・尾崎紀夫 病理:精神疾患とどう付き合っていくか? コラム17 病跡学:作品や人物を精神病理で理解する コラム18 芸術療法:アートと心理学のもう1つの関係 引用文献 索引
「しかる・ほめる・慣れさせる」という方法では効果は期待できません。親も子も先生も楽になる気になる子の育て方。どう接したらいいか、そのヒントが詰まった一冊。 1章 ちょっと気になる子どもたち(発達障害について知っておきたいこと 発達障害の子と接するときのポイント その子の事情に合ったサポートを考える 早期トレーニングではなく早期理解を) 2章 幼稚園・保育園でのサポート実例(小学校より園のほうが刺激が多い) 3章 学校生活でのサポート実例(障害のある子も、ない子も伸びるクラスに) 4章 家庭生活でのサポート実例(親が味方になることで子どもは成長する) 5章 学校と家庭が連携して支援する(学校と協力関係をつくる なくてはならない保護者支援 パニックを起こしたときはこのように対処する)
気楽に読み進めながら自然と精神科薬物療法の「基本知識」や「考え方」が身につくことをめざして企画された本書は、これから精神科治療薬について学ぼうとしている研修医や、臨床心理士・看護師などのコメディカル・スタッフを主な読者対象とした、精神科薬物療法の「技」を磨くための一冊! 第1講 抗精神病薬 第2講 抗うつ薬 第3講 気分安定薬 第4講 抗不安薬 第5講 睡眠薬 第6講 中枢刺激薬とノルアドレナリン再取り込み阻害薬 第7講 抗てんかん薬 第8講 漢方薬
精神神経科疾患を図示化し,要点をまとめた書籍.より平易で,正確に,より具体的に,をコンセプトにまとめた一冊. 総論では解剖や構造を可視化し,各論では原因,症状・臨床所見,検査・分類・診断,治療という日々の診療の流れに沿って,病態理解を容易にするためのイラスト,シェーマ,画像写真などを取り入れて解説.総論と各論を対応させて大局的な理解が可能.
「認識」について,実験の醍醐味に触れながら,基礎的な内容から新しい知見までをカバーした,コンパクトで読みやすい入門書。 人間は世界をどのように認識しているのか。当たり前になしえている「認識」の背後にからみ合う複雑な営みを,1つ1つ解き明かしていく実証的・科学的手法の醍醐味を堪能してほしい。初版刊行後の新しい知見も盛り込んだ,コンパクトで読みやすい入門書。 第1章 認知心理学の誕生と変貌――情報工学から機能的生物学へ=道又 爾 第2章 知覚の基礎――環境とのファーストコンタクト=北〓崎充晃 第3章 高次の知覚――見ることから理解することへ=道又 爾 第4章 注 意――情報の選択と資源の集中=大久保街亜・道又 爾 第5章 表 象――こころの中身,その形式=大久保街亜 第6章 記 憶――過去・現在・未来の自己をつなぐ=今井久登 第7章 言 語――成長する心の辞書システム=山川恵子 第8章 問題解決と推論――普遍性と領域固有性の間で=黒沢 学
じつは難しいうつ病の診断。典型的なうつ病から非定型うつ病、誤診されやすい病気まで。原因、症状、治療法を“初歩”から徹底図解! 本書は、好評だった既刊『入門うつ病のことがよくわかる本』(2010 年7 月刊行)の新版。近年、うつ病の治療法や病気の研究が進んでいます。治療の指針となる、新しい分類(DSM−5による)をはじめ、うつ病と見分けづらい心の病気、新薬など最新の情報を盛り込みました。そもそもうつ病は、どんな病気なのか、どのように診断されるのか、治るのか。うつ病の原因から治療法まで丸ごとわかる「入門書」の決定版です。 ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリーイラスト版》 【典型的なうつ病から薬の効かないうつ病まで】 うつ病の患者さんは年々増えつづけています。なかなか治らず慢性化している例も多くあります。ほかの病気と誤診されていたり、心の病を合併したりしていることも、うつ病を治りにくくしている大きな原因です。また、近年では、うつ病の治療法や病気の研究が進んでいます。 本書は、好評だった既刊『入門うつ病のことがよくわかる本』(2010 年7 月刊行)に治療の指針となる、新しい分類(DSM−5による)をはじめ、うつ病と見分けづらい心の病気、新薬など最新の情報を盛り込みました。 TVの健康番組やネット情報も氾濫する中、うつ病の本も数多く出版されていて、どれを選ぶか迷うほどです。本書はその中でも「入門書」として図解でわかりやすい、うつ病の原因から治療法まで丸ごとわかる決定版です! 【本書の内容構成】 第1章 発病には多くの要因が重なっている 第2章 じつはむずかしい、うつ病の診断 第3章 治療法のメニューを決める 第4章 うつになりやすい考え方を変える 第5章 新しい生活リズムをつくる
だるい、重い、つらい……。日々の不調はストレスよりも「質的栄養失調」が原因!? 毎日の食事では何よりタンパク質と鉄が重要。そして糖質減。薬に頼らず、うつを振り払う、栄養療法メソッドです! はじめに 第1章 うつ消しごはん――肉をたくさん食べなさい タンパク質をたっぷり摂りなさい ・タンパク質は生命活動の“第一人者” ・毎日分解と合成を繰り返すタンパク質 ・動物性のタンパク質が効率的 ・プロテインスコアで比較せよ 女性は鉄をどんどん摂りなさい ・女性のうつ・パニックは「鉄不足」が原因 ・日本人女性の鉄不足の現状 ・欧米などの他国では鉄分補給対策がある ・鉄不足が深刻な日本女性 ・鉄分をほうれん草には頼れない ・さまざまな鉄の働き 肉は何をどのように摂ればいいか ・肉は少なくとも200g毎日食べる ・肉は体に悪い? ・牛肉はタンパク質と鉄がたっぷり ・豚肉100g~で1日分のビタミンB1が摂れる ・鶏肉は消化がいい ・ラム肉や馬肉、ジビエにもタンパク質が豊富 第2章 うつ消しごはん――明るい食事の習慣術 質的な栄養失調から抜け出す方法 ・肉の安全性について ・食品添加物は神経質になりすぎない ・卵は完全栄養食、毎日2~5個食べよう ・卵かけご飯はNG ・マグロ、カツオ、赤身の魚が効率的 ・アサリ、シジミ等の貝類も大切 ・バター、生クリーム、MCTオイルもしっかり摂る ・生クリームをおやつに ・塩や砂糖の味付けについて ・日々のヒント「まごわやさしい」 サプリ活用で効果倍増 ・足りない分は鉄剤やプロテインで補う ・ヘム鉄神話からキレート鉄へ ・キレート鉄はキケン? ・女性はしっかりプロテインでタンパク質を補給 ・体重の1/2グラムのプロテインを摂る ・BUN20を目標にタンパク質摂取 ・どうしてもプロテインを摂れない 第3章 うつ消しごはん――糖質と悪い脂質を減らす 精製された糖は減らしなさい ・精製糖質(白米、小麦粉、砂糖)はインスリンを分泌させるので避ける ・砂糖は特に「減らす」食べ物 ・タンパク不足があると糖質制限がうまくいかない ・精製糖質の過剰摂取はがん、うつを引き起こす ・鉄不足の人は甘いものを欲しがる ・甘いものの過食に苦しむ方へ 狂った脂肪は即やめなさい ・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)はNG ・サラダ油もできるだけ減らす 質の悪い野菜は意味がない ・コンビニ野菜の栄養はわずか ・インスリン分泌が少ない全粒粉の小麦粉、イモ類等の根菜類はOK ・野菜ジュース、果物ジュースはNG 第4章 メガビタミン療法のすすめ――ATPブーストセットがあなたを救う ATPセットの効果 ・ATPをつくり出すためのエネルギー代謝 ・ATPはどのようにつくられるのか ・ATPブースト(激増)サプリメント4点セット ・鉄・タンパク不足の女性にATPブースト4点セットは有効 ・ADHD+LDの男の子がATPセットでこれだけ1年でよくなった ・過食症にはプロテイン+ATPセットが最強 ・ようやく三石巌先生と同じ治療ができるように メガビタミン療法について ・医学界の権威によるビタミンへの攻撃 ・もし私がメガファーマの新薬担当責任者だったら ・心身共に快適に過ごすための自己管理法 ・参考 私の日々の食事とサプリメント 第5章 栄養改善による症例集 症例が意味すること ・きちんと患者を診ているからいえること ・症例の血液検査が示す数値について ・フェリチン値について 完治への道 ・【症例】「高タンパク/低糖質食+鉄」でうつ病は完治する ・【症例】「職場の人間関係で体調が悪い」と訴える人は、実は栄養状態が悪い ・【症例】最も典型的。鉄・タンパク不足を伴うパニック障害 ・【症例】鉄・タンパク不足で頭が回らない女性もすっかり回復 ・【症例】パニック発作に苦しむ女性がプロテインで回復 ・【症例】ADHD傾向の4歳の男の子、3カ月で落ち着いてきた ・【症例】本を読んで受診した貧血+うつ病女性、1年弱でほぼ完治 ・【症例】学習障害(LD)の男の子、6カ月で優等生になった ・【症例】産後の鉄・タンパク不足にはATPセットが最強 ・【症例】プロテインと鉄剤を飲んでいても妊娠すると鉄・タンパク不足になる ・【症例】プロテイン+ATPセットで家庭崩壊の危機を救う ・【症例】中年の単身男性で糖質ばかり摂取 ・【症例】中高年の単身男性では鉄・タンパク不足になる ・【症例】起立性調節障害(OD)で不登校となった中学生、3カ月で元気になった あとがき 参考文献
金馬宗昭氏が2年の歳月をかけて書き上げた青年期、成人期の「不登校 ひきこもり」のお子さん、その保護者に贈る実践的アドバイス。 3度泣ける教育書『不登校、ひきこもり-こころの解説書』を発表後、 金馬宗昭さんが2年の歳月をかけて書き上げた青年期、成人期の「不登校 ひきこもり」のお子さんと、 その保護者に贈る実践的アドバイス。 不登校やひきこもりになり、行動する力を失ってしまった人には、その時々に応じた対応が必要です。 段階に応じ、信じて待つ時もあれば、待っていても仕方が無いときもあるのです。 不登校やひきこもりの段階を「青信号」「黄信号」「赤信号」に分け、わかりやすくシンプルに解説していきます。 金馬宗昭さんは、20代の頃、非常勤の教員をしながら教員試験にチャレンジする若者でした。 しかし全力を尽くした教員採用試験に不合格、共に学んだ友人たちの合格を目の当たりにしたことを 機に数年のひきこもり生活を経験することになります。 その後、社会復帰し、通信制高校の教頭先生になって不登校の子どもたちのサポートに打ち込みます。 やがて「不登校・ひきこもりの若年層のためにより心血を注ぎたい」との思いで独立し、 書き上げたのがこの一冊です。 【著者の言葉】 子どもたちが「自分で考え行動」することによって 前よりもたくましくなり、数年後に「幸せ」を感じられるような 「道案内」をすることがこの本の目的だと思っております。 (「はじめに」より引用) 出版社からのコメント [増刷にあたり] 本書の著者、金馬宗昭先生は2016年11月26日、くも膜下出血のため47歳で逝去されました。 生前、教員、カウンセラーとして、不登校や学校生活で苦戦する子どもたち、 家族を支え続けられました。 それらの経験をまとめた本書は、さらに多くの読者を救い、親しまれ、 この度、重版の運びとなりました。 自身のひきこもり体験も含め、人生をかけて書き上げられた本書が、 いつまでも読み継がれることを願っております。 目次 はじめに 図について 第1章 「青信号」にいたけれど、ちょっとしたきっかけで… 第2章 自信がない、がんばれない「黄信号ゾーン」 第3章 孤立する「赤信号ゾーン」 第4章 「赤信号ゾーン」脱出はポイントを押さえて 第5章 もう一度「黄信号ゾーン」へ 第6章 成人期の同志たちへ~ひきこもりだった僕が伝えたいこと~ 第7章 「黄信号」で止まってしまわないための環境 第8章 失敗しても前に進む「青信号」へ 終わりに
「経済からのアプローチ」、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。 「経済からのアプローチ」、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。心理学の知識がなくても読みやすく、幅広い読者におすすめできる1冊。教科書にも最適。 意思決定研究の基礎はこれで学べる! 行動経済学を生み、医療や科学技術のリスコミにも欠かせないリスクと意思決定の基礎知識が満載! 好評入門書の第3版! ▼学界で好評を得た「行動的意思決定」の入門書を10年ぶりに改版! 「意思決定とリスク」に関わる概念・理論についての心理学的知見の蓄積と最新の動向をいち早く紹介した入門書の第3版。行動経済学やリスクコミュニケーションが注目される今、「経済からのアプローチ」をはじめ、「知覚からのアプローチ」「感情・直観からのアプローチ」といった章を新たに立て、構成を大幅に刷新。心理学の知識がなくても読みやすく、幅広い読者におすすめできる1冊。教科書にも最適。 はじめに 改訂版によせて 第3版刊行にあたって 第Ⅰ章 意思決定、不確実性と心理学 Ⅰ―1 意思決定とは Ⅰ―2 ギャンブルと不確実性 Ⅰ―3 事故・災害、環境問題のリスク Ⅰ―4 医療意思決定、その他領域での展開 Ⅰ―5 集団での行動、意思決定と生産性 Ⅰ―6 リスクと不確実性、曖昧性 Ⅰ―7 曖昧さは嫌われる? 第Ⅱ章 認知からのアプローチ Ⅱ―1 不確実性下での意思決定と期待効用 Ⅱ―2 経済学における意思決定(1)効用逓減と期待効用理論 Ⅱ―3 経済学における意思決定(2)期待効用理論の侵犯 Ⅱ―4 代表性ヒューリスティック(1) Ⅱ―5 代表性ヒューリスティック(2)基準比率の無視 Ⅱ―6 利用可能性ヒューリスティック Ⅱ―7 係留と調整ヒューリスティック Ⅱ―8 感情ヒューリスティック、適応的ヒューリスティック Ⅱ―9 枠組み効果 Ⅱ―10 プロスペクト理論 Ⅱ―11 意思決定の二重過程モデル Ⅱ―12 ヒューリスティックス&バイアス研究への批判 Ⅱ―13 その他の認知的意思決定理論 第Ⅲ章 知覚からのアプローチ Ⅲ―1 ランダムネスの知覚と生成 Ⅲ―2 共変関係の知覚 Ⅲ―3 錯誤相関 Ⅲ―4 原因帰属理論 Ⅲ―5 制御幻想 Ⅲ―6 抑うつのリアリズム Ⅲ―7 自信過剰 第Ⅳ章 感情・直観からのアプローチ Ⅳ―1 感情が判断や意思決定に与える影響 Ⅳ―2 ストレスと意思決定 Ⅳ―3 決定後の心理:認知的不協和の低減 Ⅳ―4 単純接触効果 Ⅳ―5 選択と理由 Ⅳ―6 後悔 Ⅳ―7 予測と経験 第Ⅴ章 行動からのアプローチ Ⅴ―1 動物の選択行動 Ⅴ―2 迷信行動とギャンブル行動 Ⅴ―3 動物行動研究から見た遅延割引 Ⅴ―4 自己制御(セルフコントロール)と衝動性 Ⅴ―5 ヒトの価値割引研究への展開 Ⅴ―6 選択行動研究とマッチングの法則 Ⅴ―7 行動生態学 第Ⅵ章 社会からのアプローチ Ⅵ―1 集団の影響 Ⅵ―2 集団の問題解決 Ⅵ―3 集団の意思決定と合議(1) Ⅵ―4 集団の意思決定と合議(2) Ⅵ―5 集団の意思決定と合議(3)集合知 Ⅵ―6 リスク心理研究(1) Ⅵ―7 リスク心理研究(2)リスクコミュニケーション Ⅵ―8 科学情報のコミュニケーション Ⅵ―9 リスクリテラシー 第Ⅶ章 経済からのアプローチ Ⅶ―1 行動経済学(1)需要供給分析 Ⅶ―2 行動経済学(2)無差別曲線分析 Ⅶ―3 心の会計とサンクコスト効果 Ⅶ―4 保有効果と現状維持バイアス Ⅶ―5 行動ファイナンス Ⅶ―6 神経経済学 引用文献一覧 索 引 BOX 目次 ( )内は執筆者 1 Blue seven 現象(坂上) 2 選択肢は多いほどよいか?(山田) 3 平均への回帰(増田) 4 様々な合理性の見解(広田) 5 マーフィーの法則を科学する(増田) 6 好物は後で? 上昇選好(井垣) 7 終わり良ければすべてよし? ピーク・エンドの法則(井垣) 8 競合分割効果(広田) 9 時間と意思決定(広田) 10 飛行爆弾は狙って打ち込まれたか?(増田) 11 読みやすい名前は好かれる?(森) 12 最高を求めると不幸になる?(森) 13 誠意のコスト(森) 14 自己制御の技術(坂上) 15 動物も不公平を嫌う?(石井) 16 ただ乗り問題と共有地の悲劇 社会的ジレンマ(広田) 17 1円はどこへ消えた?(広田) 18 「直観」が全てを知っている?! 現実場面での意思決定(三田地) 19 デフォルト(山田) 20 貨幣錯覚(井垣) 21 ソマティックマーカー仮説(石井)
論文の読み方入門書。『心理学論文の書き方』の姉妹篇。論文読破に必要となる概説的な知識や論文の形式・ルールをやさしく解説。 「書く」のためには,まずは「読む」ことから!『心理学論文の書き方』の姉妹篇。論文を読むことは学問という知的な世界を旅することである。論文読破に必要となる概説的な知識や形式・ルールをやさしい筆致でコンパクトにまとめた,論文ビギナー必携の入門書。 プロローグ 論文を読もうとする人に Step1 論文を読む前に 第1章 なぜ論文を読むのか 第2章 論文の作法を知る 第3章 読む前に大切なこと Step2 論文を読む 第4章 論文の構造をつかむ 第5章 いろいろな読み方を試してみる 第6章 読むときに役立つこと 第7章 図表を読む 第8章 統計の結果を読む 第9章 読んだ後にすべきこと 第10章 英語論文を読む 第11章 論文を探すコツ エピローグ 論文の読み方を極める
パニック障害とはどんな病気か。最新の薬物療法と精神療法。発作への対処法とメンタルケア。 第1章 パニック障害ではどのようなことが起こるか 第2章 パニック障害とはどのような病気か 第3章 パニック障害の診断・治療の進め方 第4章 回復に近づくための日常生活のケア 第5章 家族や周囲の人は患者さんをどう支えるか 第6章 症例集…回復のプロセス
これまでの心理学は、とかく人間の欠けているところ、できない部分に注目してそれを克服することに着目しがちでしたが、これからは人間のポジティブな側面にもっと注目し、人間の本来もつ強さを引き出すことによって個人や社会を支えるような学問を目指すべきだ、とする考え方が生まれています。本書は、スポーツ心理学、健康心理学に、新たに確立してきたポジティブ心理学をあわせて、積極的な人生追求のためのこころのサイエンスの最前線を紹介する入門書です。 目次 ●もくじ はじめに 第1部 スポーツ心理学 中込四郎 1‐1 スポーツ心理学 スポーツと心理学が出会う 1‐2 タレント発掘 早期トレーニングの功と罪 1‐3 青年期とスポーツ スポーツで「自己」を体験する 1‐4 アスリートのパーソナリティ スポーツによってパーソナリティをつくる 1‐5 こころの強化 スポーツメンタルトレーニングの今 1‐6 ピークパフォーマンス 実力発揮につながる心理的世界を知る 1‐7 積極的思考 弱気から強気に変える 1‐8 イメージトレーニング イメージをうまく活用する 1‐9 スポーツ・モニタリング・トレーニング こころと体の動きを知る 1‐10 ソーシャルサポート まわりの人的資源を活用する 1‐11 スランプ いくらやっても上達しない 1‐12 アスリートの燃え尽き 努力する割には報われない 1‐13 心因性動作失調 こころが動きを縛る 1‐14 スポーツセラピー スポーツでこころを癒やす 1‐15 運動の継続 運動の継続を妨げるもの 第2部 健康心理学 石崎一記 2‐1 健 康 心身ともにその人らしくいること 2‐2 健康心理学 健康をこころと体の結びつきの面から科学する 2‐3 健康の査定 健康ってはかれるの? 2‐4 生涯発達 一生変化し続けるもの 2‐5 QOL 人生の質、生活の質 2‐6 生きがい 生きる意味が感じられること 2‐7 ストレス ストレスって本当に悪いもの? 2‐8 ストレス・コーピング ストレスとの上手な付き合い方 2‐9 感 情 人を心底から動かすもの 2‐10 グループと自然の癒やし効果 人や自然と関わることで健康づくり 第3部 ポジティブ心理学 外山美樹 3‐1 ポジティブ心理学とは 人間のもつ「強さ」から考える 3‐2 学習性無力感 説明スタイルの違いから謎を解く 3‐3 楽観主義 自分の将来を楽観的に考える 3‐4 悲観主義ネガティブ思考のポジティブなパワー 3‐5 フロー経験 夢中になる 3‐6 目 標 自分の未来を導く 3‐7 自尊感情 揺れ動く自己 3‐8 認知的複雑性 物事を多面的に見る能力 3‐9 ネガティブ感情とポジティブ感情 感情の凹凸 3‐10 笑 い 人は幸福だから笑うのではない 3‐11 気晴らし 気晴らしにもコツがいる 3‐12 自己開示 こころをオープンにすると健康になる? 3‐13 アサーション 自己表現によってよりよい人間関係を築く 3‐14 ハーディネス ストレスに強い性格とは 3‐15 認知療法 考え方の癖を見ぬく 人名索引 事項索引 文 献
フラッシュバックや感情のまひ…… 症状の悪化をどう防ぎ、社会復帰するか。トラウマへの対処とPTSD治療の実際 【主なポイント】 ●トラウマは心の傷。さまざまなトラウマ反応の一部がPTSDに ●きっかけは、予測できない災害や事故、暴力や性犯罪など ●いじめや虐待が子どものトラウマを引き起こす ●PTSDの中核症状は「再体験」「回避・まひ」「過覚醒」の3つ ●PTSD・トラウマは治療を受ければ治るのか?受診のめやすと診断基準 ●治療方法は、認知行動療法・薬物療法・EMDRが中心 ●認知行動療法は嫌な記憶と正面から向き合い、ゆがんだ考え方を治す ●家族や友人にできるサポートの基本と注意点 第1章 PTSD、トラウマとは 第2章 トラウマはどんな苦しみをうむか 第3章 治療は長期的な視野に立って 第4章 症状の悪化を防ぐには 第5章 まわりの人にできること
トラウマによる症状と、回復プロセス、支援の方法について、赤ずきんの物語仕立てで学ぶ。医療・福祉などの支援者と、当事者にも。 トラウマはなぜ苦しみを引き起こす? 被害と加害はなぜ繰り返される? 災害トラウマの特徴とその支援は? 赤ずきんとオオカミの物語仕立てで、トラウマによる症状、回復のプロセス、支援の方法について学んでいきます。 医療・保健・福祉・司法・教育などの場でトラウマを受けた人と関わるスタッフ、そして当事者とご家族も読める本です。 1章 トラウマを受けた人に伝えたい7つのこと (1)トラウマ記憶は「冷凍保存記憶」 (2)フラッシュバックという症状 (3)「過去の傷」を治すのではない「傷に影響を受ける今」を変える (4)「今・ここ」を豊かにする (5)語ることの意味 (6)「助けて」って言えてますか? (7)未来の安全を確保する 2章 慢性的なトラウマが引き起こす症状 (1)オオカミさんどうしたの? (2)DESNOSを読みとく 感情に何が起きるか/自分を傷つけてしまう理由/安定した飛 び方を学ぶ/記憶のコントロール/多重人格と「超」多重人格/ 身体の自然なコントロールができない/自分と相手/生きている 意味/嗜癖のこと (3)私は誰? 3章 トラウマからの回復 7つのステップ プロローグ オオカミさん、赤ずきんと会う ステップ(1) 思い出すかどうか選ぶのは自分 ステップ(2) あのときの痛みを語る ステップ(3) 自分の気持ちが受けとめられる ステップ(4) 「引き金」に気づく ステップ(5) 大切な自分の価値を認める ステップ(6) 関係を育てる ステップ(7) 人生という物語 コラム《ジュディス・ハーマンによる回復の3段階》 《メアリー・ハーヴェイによる回復の7段階》 《トラウマとアタッチメントの傷》 《さまざまな防衛と自我状態》 4章 災害トラウマの特徴と身体からのアプローチ プロローグ おとなになった赤ずきん PART(1) 森の村に何が起きたか PART(2) 災害トラウマとその治療 PART(3) 子どもたちへの影響 PART(4) 支援者たちの危機 PART(5) 身体は治ろうとしている コラム《災害が与える影響》 《ストレス反応&その後》 《被災者と地域の回復プロセス》 《災害トラウマ支援のために》 5章 支援者が知っておきたい大切なこと (1)支援することの意味 (2)支援の大原則とその具体化 (3)フラッシュバック・解離からの回復を促進する (4)段階的心理教育とスキル形成 (5)支援者にとっての境界 (6)代理受傷とその対処 ちょっと長めのあとがき 巻末資料
統合失調症の方の回復力を高める、心穏やかに暮らすための接し方の工夫やヒントが満載!最強コンビによる集大成、遂に刊行! 第1章 統合失調症の人の気持ちを理解する 第2章 回復力を高める接し方 第3章 サポートの方法
現代人の多くが抱えているパーソナリティ障害の諸問題と解決策を、精神医学の観点から詳細に解説。豊富な具体例がとても参考になる。 パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ障害であるという統計もある。▼本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。▼巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシートを利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。 [第1部]パーソナリティ障害の本質 ●第1章 パーソナリティ障害とは何か ●第2章 パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか [第2部]パーソナリティ障害のタイプと対処 ●第3章 愛を貪る人々―境界性パーソナリティ障害 ●第4章 賞賛だけがほしい人々―自己愛性パーソナリティ障害 ●第5章 主人公を演じる人々―演技性パーソナリティ障害 ●第6章 悪を生き甲斐にする人々―反社会性パーソナリティ障害 ●第7章 信じられない人々―妄想性パーソナリティ障害 ●第8章 頭の中で生きている人々―失調型パーソナリティ障害 ●第9章 親密な関係を求めない人々―シゾイドパーソナリティ障害 ●第10章 傷つきを恐れる人々―回避性パーソナリティ障害 ●第11章 一人では生きていけない人々―依存性パーソナリティ障害 ●第12章 義務感の強すぎる人々―強迫性パーソナリティ障害
◆第1巻の特徴◆ 鮮度の高い事例や普遍的なハウツーを盛り込みながら,どの研究法にも共通する基盤的知識を解説。研究倫理も手厚く扱う。実証に基づく科学としての心理学が「なるほど!」と理解できて,もっと研究したくなる入門書。 第1部では,心理学研究に着手する技能や技術を身につけるにあたって,最低限知っておきたい知識を解説。第2部では,心理学研究に必要な技能や技術についてのハウツーを述べる。効果量や検定力分析,ベイズ統計学の基本的考え方などについても鮮度高く解説。 第3部では,研究を「公表する」にあたって研究者が心がけるべき倫理について手厚く解説。仮説の後づけ(HARKing), p値ハッキング(p-hacking)など問題のある研究実践(QRPs)への警鐘をならし,モラル違反を抑止する策について述べる。 ◆第1巻 主なもくじ◆ 序章 心理学とは何か ―第1部 心理学を「研究する」ということ― 第1章 心理学のなりたち:心理学史 第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識 第3章 研究の準備:先行研究の探し方 ―第2部 心を「測定する」ということ― 第4章 研究の基礎:研究法概説 第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題 第6章 データの中身を知る:記述統計 第7章 データから対象を見通す:推測統計 ―第3部 研究を「公表する」ということ― 第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」 第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」 第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム 第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方 終章 よりよい心理学研究のために ◆◆◆『心理学ベーシック』全5巻-シリーズ監修 三浦 麻子-◆◆◆ 心のはたらきを科学的に見つめるまなざしを養い,「自らの手で研究すること」に力点をおいたシリーズ 第1巻 なるほど! 心理学研究法 三浦麻子 著 第2巻 なるほど! 心理学実験法 佐藤暢哉・小川洋和 著 第3巻 なるほど! 心理学調査法 大竹恵子 編著 第4巻 なるほど! 心理学観察法 佐藤 寛 編著 第5巻 なるほど! 心理学面接法 米山直樹・佐藤 寛 編著 ◆「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって(一部抜粋)◆ 「心理学を学ぶこと」をめぐる状況は,2015年に国家資格「公認心理師」の制度化が決まったことによって大きな岐路に立った。-略- しかしわれわれは,心理職としての現場での実践を有為なものとするためには,何よりもまず,心理学諸領域の基礎的な知見や理論を学び,それらをふまえて自らテーマを設定して研究を計画し,収集したデータを分析・考察するという一連の科学的実証手続きを遂行するためのスキルとテクニックを習得することが必要だという強い確信をもっている。 「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって はしがき 序章 心理学とは何か 1節 心理学の定義 2節 心理学を研究することの難しさ 3節 心理学を研究することの面白さ ―第1部 心理学を「研究する」ということ― 第1章 心理学のなりたち:心理学史 1節 心理学と哲学 2節 心理学と医学 3節 心理学と生物学 4節 近代心理学の創始とその発展 5節 第二次大戦後の心理学 6節 日本の心理学 第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識 1節 概念的定義と操作的定義 2節 信頼性と妥当性 3節 相関と因果 4節 さまざまな変数 第3章 研究の準備:先行研究の探し方 1節 リサーチ・クエスチョン 2節 巨人の肩の上に立つということ 3節 先行研究レビューの意義 4節 先行研究の収集法:概論 5節 心理学の研究論文に触れる 6節 心理学の研究テーマを知る 7節 さあ,歩きはじめよう ―第2部 心を「測定する」ということ― 第4章 研究の基礎:研究法概説 1節 実験法 2節 調査法 3節 観察法 4節 面接法 第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題 1節 参加者効果 2節 実験者効果 3節 努力の最小限化 4節 生態学的妥当性との両立 第6章 データの中身を知る:記述統計 1節 数値データの利点 2節 尺度 3節 記述統計 第7章 データから対象を見通す:推測統計 1節 推測統計とは 2節 標本抽出に伴う結果の変動 3節 統計的仮説検定 4節 統計的仮説検定における2種類の誤り 5節 効果量と検定力分析 6節 ベイズ統計学の基本的考え方 ―第3部 研究を「公表する」ということ― 第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」 1節 エシックスの基本的な考え方 2節 最小限のコストやリスク 3節 説明責任 4節 個人情報・データの保護 5節 成文化されたエシックス 6節 倫理審査 第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」 1節 モラルとしての研究倫理 2節 研究者が陥るかもしれない「地獄」 3節 仮説の後づけ(HARKing) 4節 p値ハッキング(p-hacking) 5節 蔓延するQRPs 第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム 1節 研究結果の再現可能性 2節 心理学界で起こった問題 3節 システムの整備 4節 心理学研究の「パラダイムシフト」 第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方 1節 論文のアウトライン 2節 論文の文章表現 3節 図表 4節 全体的なチェック [付録] 心理科学実験実習 レポート作成 チェックリスト 終章 よりよい心理学研究のために 1節 「研究」するということ 2節 よい研究とは何か 3節 心理学研究への船出 引用文献/索 引
解離性障害は、症状が他の精神疾患に似ているため、プロの精神科医でも診断が難しい。分かりにくい症状を図やチャートを用いて解説 「一人のはずなのに、うしろに誰かがいる」「現実なのに遠くの世界のよう」「体から魂が抜け出て自分を見下ろしている」「メールや電話の履歴があるのに記憶がない」……。このような解離症状がある心の病気は少なくなく、不安や恐怖を感じて受診しても、統合失調症やうつ病、境界性パーソナリティ障害などと診断され、改善せず慢性化してしまうケースが多い。解離はなぜ起きるのか。不思議な病態を解き明かし、回復に導く一冊。 解離性障害は一般的には数少ない心の病気ですが、解離の症状はけっして少なくあ りません。うつ病、統合失調症など、ほかの精神疾患にもみられる症状であるだけでなく、健常者にもある症状です。ところが、そのことが医師にもあまり知られていないため、ほかの精神疾患との誤診がたいへん多くなっています。本書では、解離の症状をもつ本人の訴えをとりあげ、精神医学的に解説します。わかりにくい症状を、イラスト やチャートなどを使い、ひと目見て理解できるようなページ構成になっています。 内容構成案 第1章 自分を見ている自分がいる 自覚症状、本人の体験、気持ちなど 第2章 こころが2つに割れてしまう病 解離とは、医師からの解説、解離性障害の分類など) 第3章 「健常」から「解離」にいたる原因は 病気と健康の境界、原因など 第4章 解離性症状があるこころの病気は多い 診断、疫学、患者像など 第5章 薬物療法と精神療法で回復をめざす 治療法、周囲の人の注意点など