【2023最新】「統合失調症」のおすすめ本30選!人気ランキング

この記事では、「統合失調症」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. 統合失調症がよくわかる本
  2. メガバンク銀行員ぐだぐだ日記――このたびの件、深くお詫び申しあげます (日記シリーズ)
  3. マンガでわかる! 統合失調症〔家族の対応編〕
  4. ウルトラ図解 統合失調症: オールカラー家庭の医学
  5. 人体の全貌を知れ──私たちの生き方を左右する新しい人体科学
  6. 脳のなかの天使と刺客: 心の健康を支配する免疫細胞
  7. 統合失調症を治す―栄養療法による驚異的回復!
  8. 統合失調症の一族: 遺伝か、環境か
  9. 読めば気持ちがす~っと軽くなる 本人・家族に優しい統合失調症のお話 ココロの健康シリーズ
  10. ずっとのおうちを探して: 世界で一番古い動物保護施設〈バタシー〉の物語
他20件
No.1
100

統合失調症がよくわかる本

E.フラー トーリー
日本評論社

病気の内的世界-内側からみた統合失調症 診断-外側からみた統合失調症 統合失調症と間違われやすい病気 発症、予後、経過 病因についての研究 病因についての仮説 薬による治療 薬以外の治療とケア リハビリテーション 大事な問題一〇項目 患者と家族が、統合失調症に向き合って生きていくには よくある質問 一般社会における統合失調症 不幸な状況 権利擁護のために

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No.2
100

【日記シリーズ】メガバンクM銀行の現役行員が描く、システム障害の内実、銀行業界のオモテとウラ。その笑いと悲哀の記録! ベストセラー【日記シリーズ】最新刊!! 今回もすべて実話の生々しさ。 メガバンクM銀行の現役行員が描く、システム障害の内実、銀行業界のオモテとウラ。その笑いと悲哀の記録! ★目次より~銀行の常識は、世間の非常識/パワハラ支店長/ 住宅ローン審査秘密/これが銀行ヒエラルキ-だ/人事異動は突然に etc.

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No.3
88

統合失調症の方の回復力を高める、心穏やかに暮らすための接し方の工夫やヒントが満載!最強コンビによる集大成、遂に刊行! 第1章 統合失調症の人の気持ちを理解する 第2章 回復力を高める接し方 第3章 サポートの方法

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No.4
83

決して珍しくない統合失調症を確かに理解して、治療と回復をサポート。周囲の人々の理解と協力も得て社会復帰をめざすためのガイド。 100人に1人が発症するとされる統合失調症は代表的な心の病気で、若いうちに発症する人が多いのが特徴です。最近の治療方法の進歩もあり、統合失調症は十分に社会復帰が可能な病気となっています。本書は理解が難しい部分もあるこの病気の原因・要因、症状のでかた、受診のポイント、治療とリハビリ、回復に向けた生活、社会的な支援制度などを、豊富な図解でわかりやすく説明。家族をはじめとした周囲の人の対応が病状を左右するとされる統合失調症を、より深く理解して、患者さんとともにより良い人生を歩むための確かな情報を、幅広く提供しています。 【第1章】統合失調症とは、どんな病気? 原因不明の精神疾患「統合失調症」/脳の働きが心をコントロールする/統合失調症の発症の要因は?/統合失調症の発症から予後/再発を防ぐ注意が必要/患者さんへの誤解や偏見を持たない/〔コラム〕かつての「統合失調症の病型分類」 【第2章】統合失調症の症状について 統合失調症は患者さんに病識がないことが多い/統合失調症の特徴的な症状/急性期に多く見られる「陽性症状」/休息期・回復期に多くみられる「陰性症状」/生活活動にかかわる第3の症状「認知機能障害」/早期発見と早期治療が回復を早める/〔コラム〕統合失調症と間違えやすい病気は? 【第3章】診断と急性期の治療について 病気か否かの自己判断より、まずは受診を/病気を突きとめる診察の流れ/診断には世界標準も参考にする/治療はどのように行われるのか?/急性期の治療/〔コラム〕自傷他害の恐れがあるときの措置入院(行政処分)  【第4章】維持療養期について 休息期・回復期の心得/治療は継続して行われる/症状が落ち着いたあとに始める療法/社会復帰のための療法/家族ができる復帰へのサポート/療養生活をサポートする訪問看護/〔コラム〕統合失調症の家族心理教育 【第5章】病気とともに生きるために 統合失調症を患者さんとともに克服する/入院中に家族ができること/自宅療養中に家族ができること/専門スタッフによる支援/患者さんのための支援制度/前向きな、明るい人生を

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No.5
83

  《とんでもなく複雑で、とんでもなく精巧――内なる秘境、人体。さあ“秘密の人体”へ分け入る旅へ!》 私たちの未来に最もインパクトを与えるのは、自動運転車でもロボットでもない。 ──「ヒト生物学」だ。 ---------------------- 私たち自身の体内に広がる「ミクロの宇宙」。 知るためには、まず、見なければならない。 それぞれの時代時代で、研究によって得られた知識をもとに私たちは自らの体を「見て」、そして考えてきた。そこには、人体を見ようと奮闘した科学者たちの物語があった。その営みは今も脈々と続いている。 ---------------------- 新たなテクノロジーとツールによって明かされてきた人体の姿は、息を呑むほど精巧で、複雑で、多様性に溢れている。その光景は私たちに問いかける。 細胞とは何なのか、何をもって健康とするのか、そして、生命とは何か──。 「ヒト生物学」における近年の画期的発見の数々は、私たちの人生をいかに変えたのか。前著『美しき免疫の力』で優れたストーリーテラーぶりを披露し、英国で最先端の顕微鏡を用いて免疫細胞を研究するダニエル・M・デイヴィスによる、ヒト生物学の最前線。 ■科学者のみなさまへ ■はじめに ■一章……超高分解能で細胞を見る──顕微鏡の発展とともに ■二章……命の始まり──遺伝子検査とゲノム編集 ■三章……新しい治療法を生むテクノロジーの力──フローサイトメーター ■四章……色鮮やかに脳を染める──多色標識法と光遺伝学 ■五章……内なる他者との共生──マイクロバイオーム ■六章……包括的な遺伝コード──ホリスティックな医療へ ■七章……全体を見る ■謝辞 ■訳者あとがき ■原註 ■索引

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No.6
81

脳細胞ミクログリアを制御すれば、うつ病など精神疾患の治癒、認知症の予防は夢物語ではない。医学を書き変える科学発見の物語。 うつ病も、不安障害も、アルツハイマー病も、《ミクログリアの過活動》が原因だった 脳を守り、破壊もするミクログリア細胞―― その働きを制御すれば、精神疾患の治癒、認知症の予防は夢物語ではない。 「脳の免疫」の発見がもたらす医療革命を描くノンフィクション。 :::::::本書の推薦のことば::::::: 「小さな脳細胞ミクログリアについて、驚くべき発見の数々が説得力をもって語られる。そうした発見は、うつ病や不安障害、アルツハイマー病などの精神・神経疾患に対する考え方だけでなく、人間の心についての理解までをも変えてしまうかもしれない。希代のストーリーテラーで、手練れのジャーナリストによる見事な解説は、研究者から医師、一般の人々にまで、健康に対する革新的な視点を与えてくれる。ブラボー!」 ――ダニエル・J・シーゲル(カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部臨床医学 教授) 「著者は正確な情報と思いやりの心をもって、驚くべき科学発見のストーリーを語る。何世紀も続く医学の常識を覆し、精神医学と医療、心身の病の治療を根本から書き換える発見の数々にページを操る手が止まらなくなる。うつ病や不安障害、アルツハイマー病など『ミクログリア』病が急増しているなか、本書が示すのは明るい兆しと希望だ。認識がガラリと変わること請け合いの一冊」 ――クリスティーナ・ベセル(ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生学大学院 教授) 「私たちは、脳を守り修復できるという新しい可能性を秘めた時代に生きている。特に精神医学の分野では、神経炎症を特定し治療する手法によって、まったく新しい展開を迎えている。本書はこの革命的な進歩を鮮明に描き出す」 ――スザンナ・タイ(メイヨー・クリニック トランスレーショナル・ニューロサイエンス研究室室長、クイーンズランド脳研究所シニア・リサーチフェロー) 「脳の『シンデレラ細胞』の科学的なストーリーを見事に解説した。かつては脳のなかを掃除しているだけの細胞と思われていたミクログリアは、うつ病から認知症までさまざまな疾患で驚くべき役割を果たしている。脳が免疫の働く器官であるという新しい知見をもたらしたブレークスルーについて解説し、その科学的発見が脳と心の病気の治療に応用できる可能性を掘り下げる」 ――トーマス・インセル(マインドストロング・ヘルス社長、アメリカ国立精神衛生研究所前所長) 「心と体の緊密なつながりを証明する最新の研究によって、心的外傷後ストレス障害や依存症、うつ病、認知症に対する考え方が大きく変わる可能性がある。この本は、いま苦しんでいる人々に希望や前進する方法を与えてくれるだけでなく、今後数十年に科学者と医師たちによって起こされるであろうパラダイムシフトをガイドしてくれている」 ――ルース・レイニアス(ウエスタン・オンタリオ大学 教授、心的外傷後ストレス障害研究長) うつ病も、不安障害も、アルツハイマー病も、《ミクログリアの過活動》が原因。脳細胞ミクログリアを制御できれば、精神疾患の治癒、認知症の予防は夢物語ではない。医学を一変させた発見を描く科学読み物。 プロローグ 体が脳を攻撃する時 第 一 章 はからずも神経生物学者に 自然の学徒 神経科学の謎 ハウスキーパーは仮の姿 共通の起原 第 二 章 一〇メートルの井戸の底から三メートルだけ 名前のない恐怖 隔離された患者 第 三 章 脳内の友軍砲火 いくつもの顔を持つ細胞 第 四 章 ミクログリアはいたるところに  傷ついたミクログリア ミクログリア・コネクション 健康に対する新しい視点 「心の病気」と「体の病気」との境界線を取り払う 第 五 章 脳に架ける橋 髄膜に存在しないはずのないもの 脳へ続くパイプライン 第 六 章 「新しい解決策なんかありそうもない」 メンタルヘルスのショッキングな統計 第 七 章 流行する脳障害 微生物、病原体、およびヒトの振る舞い 清潔すぎると同時に不潔すぎる ミクログリアが狂う時 うつと不安──社会的病原体による流行病なのか 病める少女たち 第 八 章 脳ハッキング 経頭蓋磁気刺激で苦しみは癒えるか? ミクログリアとニューロンのつながり──脳を再生する 第 九 章 悩める心 変化へのカウントダウン 医療の新時代 第 十 章 アルツハイマー病の解決 ミクログリアと遺伝子とアルツハイマー病 アルツハイマー病バイオマーカー発見のレース 早期の介入法があったら 希望に満ちた前途 第十一章 死に物狂いで健全なシナプスを探す 脳波を読む ニューロフィードバックでミクログリアをハッキング ミクログリアと痛覚のフィードバックループ 第十二章 家族のまとめ役を再起動する 初回治療――脳を褒める 治療六回目――ささやかな変化 治療九回目――一進一退 治療一四回目――体の変化 治療一八回目――心の変化 治療二二回目――自己制御 最終治療 第十三章 脳のための消火器を探して 脳の損傷と荒れ狂ったミクログリア 第十四章 絶食で絶好調? 腸の感覚──ミクログリアと微生物叢の関連 一週間の挑戦 第十五章 将来の医療 セロトニンを超えて 遺伝子を標的とした治療 脳のための免疫療法 体内最大の神経が脳の最小の細胞をリセット? 幻覚誘発薬 強力な組み合わせ効果 第十六章 最終分析 将来への希望 エピローグ 謝辞 訳者あとがき 原注

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No.7
80
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No.8
80

6人の子どもたちはある日突然、幻覚を見るようになった。12人中6人の子どもが統合失調症を発症した理由とは。一家に潜む闇に迫る 第二次大戦後、ギャルヴィン一家はコロラド州に移住し、12人の子宝に恵まれた。しかし子どものうち6人に異変が起きる。修道士のようにふるまう長男、自分はポール・マッカトニーだと言い張る末っ子……。彼らはなぜ統合失調症を発症したのか。家族の闇に迫る

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No.9
79

シリーズ第3弾 症状改善に効果大。食事と運動に関する最新情報を収載!クスッと笑える4コマ漫画でカラダもココロも楽になる! リカバリーのカギは【食事】と【運動】! 最新の研究から 症状改善に有効な方法をご紹介! ★☆★ 本書の特長 ★☆★ ・最新の研究結果をやさしく解説~語りかけ調で頭にスーと入る! ・クスッと笑える4コマ漫画~医師からのアドバイス満載! ・お薬も詳しく紹介~種類・副作用・服用のコツetc. ・食生活の改善が有効~朝食力・心が整う栄養素・腸内細菌etc. ・運動はメリットいっぱい~海馬を大きく・まずは5分間ウォーキングetc. ・家族が心がけるポイント~患者さんを支えるコツを伝授! ★自分なりのリカバリー・ストーリーをつくろう★ 「働きたい」 「結婚したい」 「毎日少しずつ学んでいきたい」 「家族と穏やかに暮らしたい」 etc. 障がいがあっても「自分はこうしたい」と希望をもって人生を歩むことはできます。 それがリカバリーです! がんばりすぎず、でも決してあきらめないで、 自分のリカバリー・ストーリーをつくりましょう。 本書にはそのヒントがいっぱいあります。 【監修者の紹介】 功刀 浩(くぬぎ・ひろし) 現職:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部・部長。 医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会指導医、日本臨床栄養学会指導医。 1986年東京大学医学部卒。1994年ロンドン大学精神医学研究所にて研究。 1998年帝京大学医学部精神科学教室講師を経て、2002年より現職。 早稲田大学、山梨大学客員教授、東京医科歯科大学、東北大学連携教授を兼務。 日本生物学的精神医学会副理事長、日本統合失調症学会評議員、日本栄養・食糧学会代議員などを務める。 【目次】 PART1 統合失調症はどんな病気? PART2 脳の中で何が起きているのでしょう PART3 治療のお話 PART4 食事と運動がリカバリーのカギを握ります PART5 本人を支えるために家族が心がけたいこと PART6 回復のサポートと自立へのアプローチ PART 1 統合失調症はどんな病気?   1 統合失調症はよくなる病気です  2 発症のきっかけはあるのでしょうか  3 経過・症状を知ることから始めましょう  4 前駆期は病気の前ぶれがあらわれます  5 急性期に多い陽性症状  6 陽性症状で起こること  7 急性期から消耗期に多い陰性症状  8 陰性症状で起こること  9 消耗期から回復期に目立つ認知機能障害  10 認知機能障害で起こること  11 再発には十分な注意を  COLUMN 1 自殺に注意してください PART 2 脳の中で何が起きているのでしょう   1 脳の神経ネットワークがうまく働かなくなっている状態です  2 陽性症状のカギを握るドーパミン  3 統合失調症の新たな視点「PPI」  4 統合失調症と関連のある病気  5 診断名にとらわれすぎないでください  6 早めの受診がその後の経過を左右します  7 統合失調症を専門に診るのは精神科です  8 診断は問診が中心になります  9 診察のときに、医師から聞かれること  10 脳画像検査でわかること  COLUMN 2 病院選びのポイント PART 3 治療のお話   1 どんな治療が行われるの?  2 治療の目標はリカバリーです  3 統合失調症の治療に使う薬  4 薬の服用は治療のかなめです  5 薬の副作用のお話  6 抗精神病薬といっしょに使われる薬  7 自分に合う薬の形を見つけましょう  8 薬のここが知りたい  9 入院治療が必要なときもあります  10 薬物療法と併用して行うリハビリテーション  11 生活能力を上げるリハビリプログラム  12 療養生活を助ける精神療法  COLUMN 3 元気回復行動プラン~「ラップ」でめざせリカバリー! PART 4 食事と運動がリカバリーのカギを握ります   1 元気な脳は「食事」がつくります  2 統合失調症の人が肥満・メタボになりやすいわけ  3 生活改善の第1歩!朝食力をつけましょう  4 食事は中身が大事です  5 【心が整う栄養素(1)】ビタミン  6 【心が整う栄養素(2)】DHA、EPA(魚の油)、アミノ酸  7 【心が整う栄養素(3)】ミネラル  8 統合失調症の人に、いいこといっぱい!緑茶の効用  9 脳や心の健康にも影響を及ぼす腸内細菌のチカラ  10 脳を健康にし、心を整える「食生活7つのお約束」  11 運動は症状改善に有効。生活の質も高まります  12 運動が脳機能を鍛えるメカニズム  13 運動は、統合失調症の人にメリットいっぱい!  14 最初の1歩は、調子のよいときの5分間ウオーキング  15 慣れてきたら早歩きに挑戦しましょう  16 ふだんの生活の中でも体を動かす習慣を  COLUMN 4 きっとよくなる!病気治療の心得5か条 PART 5 本人を支えるために家族が心がけたいこと   1 病気を理解してあせらず・あきらめず明るいサポートを  2 接し方の基本は本人を尊重して受け入れること  3 傾聴を学び、本人の話をよく聞きましょう  4 傾聴のために心がけたい5つのポイント  5 否定的な感情を伝えるにはちょっとしたコツが必要  6 依頼のコツは、わかりやすく伝えること  7 統合失調症の人の回復を助ける「家族SST」  8 回復を早める日常生活のサポート  9 日常の生活リズムをつくる援助をしましょう  10 暴力行動は症状悪化のサインです  11 家族自身の生活も大事にしましょう  12 分かち合いの場である家族会に参加しましょう  COLUMN 5 ほめ上手、ねぎらい上手になりましょう PART 6 回復のサポートと自立へのアプローチ   1 リカバリーを支える専門スタッフ  2 社会復帰のための足慣らしの場となるデイケアと地域活動支援センター  3 自立のための就労支援があります  4 社会復帰は、希望をもってゆっくりと1歩ずつ  5 経済的支援を活用しましょう  6 住居に関するさまざまな支援があります  7 同じ病気の仲間と交流を深めましょう  8 おもな相談窓口  COLUMN 6 重い障がいがある人のリカバリーを支援する「ACT」

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No.10
79

これまでに300万頭の犬猫を助けてきた、イギリスの世界で一番古い動物保護施設〈バタシー〉の歴史を、貴重な写真とともにつづる。 1860年、ロンドン。犬たちを飢えや虐待から救おうと立ち上がったひとりの女性がいた。世間の偏見と戦いながら設立した動物保護施設――のちの〈バタシー〉は現在も活動を続け、たくさんの犬猫を救っている。 〈バタシー〉と動物保護活動の波乱の歴史を、貴重な写真とともにたどりながら、保護され無事に譲渡された犬や猫たちのエピソードを数多く紹介。〈バタシー〉の物語を通して、動物福祉について改めて考える一冊。 バタシー(バタシー・ドッグズ&キャッツ・ホーム)とは? 動物福祉の先進国、イギリスのロンドンにある動物保護施設。1860年設立。 助けを必要としている犬や猫を受け入れ、どんなに時間がかかっても、飼い主や愛情あふれる新しい家が見つかるまで世話をすることを目標としている。2020年に助けた犬猫は、3,000匹以上にのぼる。イギリス王室とも関係が深く、バタシー出身の保護犬が、これまでに何匹も王室に引き取られている。 https://www.battersea.org.uk(英語) 【目次】 プロローグ 第1章 謎の「トゥルルビー夫人」 第2章 「イズリントンのわれらがレディ」 第3章  ずっと残る偉業 第4章  新しい場所へ 第5章  恐怖の原因――狂犬病と生体実験 第6章  猫――新しい仲間 第7章 人間の真の友 第8章 所有物としての犬 第9章 一日に二〇〇匹の犬 第10章 ホームの信用のために 第11章 国王と国のために 第12章 見捨てられた迷い犬たち 第13章 犬飼育許可証の発行日 第14章 いちばんよかった時代 第15章 改革に熱心な新事務局長 第16章 わたしが好きなら、わたしの犬も 第17章 世代交代 第18章 使い捨て社会の影響 第19章 問題は増えるばかり 第20章 すばらしいとき 第21章 二十一世紀のホーム 謝辞 索引 プロローグ 第1章 謎の「トゥルルビー夫人」 第2章 「イズリントンのわれらがレディ」 第3章  ずっと残る偉業 第4章  新しい場所へ 第5章  恐怖の原因――狂犬病と生体実験 第6章  猫――新しい仲間 第7章 人間の真の友 第8章 所有物としての犬 第9章 一日に二〇〇匹の犬 第10章 ホームの信用のために 第11章 国王と国のために 第12章 見捨てられた迷い犬たち 第13章 犬飼育許可証の発行日 第14章 いちばんよかった時代 第15章 改革に熱心な新事務局長 第16章 わたしが好きなら、わたしの犬も 第17章 世代交代 第18章 使い捨て社会の影響 第19章 問題は増えるばかり 第20章 すばらしいとき 第21章 二十一世紀のホーム 謝辞 索引

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No.11
78

いまはなき四つの都市に焦点をあてて、これまであまり触れられてこなかった視点から、人類の歴史を見つめなおす。 滅び去った四つの都市が教えてくれる、1000年後のわたしたち いまから1万年近く前に築かれた人類史上最初期の都市、火砕流の犠牲になったローマの華やかな都市、運河や灌漑設備によって繁栄しジャングルに消えた王国の首都、11世紀には当時のパリよりも多くの人口を擁した北米の大都市。いまはなき四つの都市に焦点をあてて、都市から人類の歴史を見つめなおす。考古学の最新の成果から繁栄と消滅を繰りかえす都市の謎をときあかし、これまであまり触れられてこなかった奴隷、労働者、女性、移民といった要素にもふれながら描き出される、あたらしい人類史。

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No.12
78

スペクトラムは何を意味するのか、診断はどのように行われるのか。統合失調症スペクトラムの全貌を解き明かす、正しい理解と治療法! 近年、統合失調症へのとらえ方が変わり、軽症から重症まで連続している(スペクトラム)疾患とされるようになっています。また治療法が進み、治らない病気ではなくなりました。幻覚や妄想など統合失調症と思われる症状を発症しても、必ずしも「統合失調症」ではないかもしれません。薬物療法から社会復帰の方法まで最新情報を盛り込んで解説します。 ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリーイラスト版》 【幻覚・妄想があっても「統合失調症」とは限らない ――新しい概念で解説する入門書】 かつて治療がむずかしい精神疾患と思われていた統合失調症。近年、治療法が進み、治らない病気ではなくなりました。また、統合失調症へのとらえ方が変わり、軽症から重症まで連続している(スペクトラム)疾患とされるようになっています。そもそも精神疾患は診断がむずかしく、医師によって診断名が変わることが少なくありません。 本書ではその理由を解き明かし、統合失調症スペクトラムをわかりやすく図解していきます。幻覚や妄想など統合失調症と思われる症状を発症しても、必ずしも統合失調症ではないかもしれません。希望を捨てずに前向きに治療に取り組めるように、薬物療法から社会復帰の方法まで最新情報を盛り込んで解説します。 【本書の内容構成】 第1章 中心となる5つの症状がある 第2章 統合失調症スペクトラムと周辺の病気 第3章 症状に対する薬物療法と家族の対応 第4章 精神療法で心の調子を整える 第5章 心のリハビリで生活の質を向上させる

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No.13
78

エビデンス不在のまま推進される社会運動や医療慣行の存在に気付いた著者が、緻密な調査でその歪みを暴く。真に迫るルポルタージュ。 著者アリス・ドレガーは科学史・医学史を専門とする歴史学者であり、インターセックスの権利の確立を求める活動家でもある。ドレガーは、アメリカにおける学術研究や医療を取り巻く事実と証拠の軽視、ひいては学問の自由の危機に警鐘を鳴らす。 インターセックスへの医療的介入、トランスジェンダーや性行動に関する科学的研究、人間の本性に関する人類学的考察といったテーマは、アイデンティティやイデオロギーの観点から物議をかもしやすい。論争の果てに、悪とみなされた研究者たちは、地位を追われることさえある。その姿は、宗教裁判で有罪とされたガリレオさながらである。しかし果たして、そうした「有罪判決」は事実にもとづいていたのだろうか? 必ずしもそうではない、とドレガーは述べる。ポリティカル・コレクトでない研究結果だからといって真実ではないわけではないし、ポリティカル・コレクトな主張だからといってそれが真実だとは限らない。 事実にもとづかない告発に脅かされる研究者や、科学的証拠にもとづかない医療の不利益を被る患者のために、なにが守られるべきなのか。真実を希求した一人の研究者による、渾身のルポルタージュ。日本語版刊行に寄せた著者による序文も収録。 はじめに 日本語版に寄せて 序章 私のお守り 第一章 奇妙な見かけ 第二章 ウサギの穴に迷い込む 第三章 複雑に絡み合う糸 第四章 「ショー・ミー」の州にて 第五章 学会内部の腐敗 第六章 闇の奥へ 第七章 危険なビジネス 第八章 保護なき被験者 第九章 歴史は繰り返される? 終章 真実、正義、そしてアメリカ流 エピローグ ポストカード あとがき なぜノースウエスタン大学を去ったのか? 謝辞 原注 索引

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No.14
78

●『統合失調症薬物治療ガイドライン』を「読みやすく」・「わかりやすく」編集しました ●『統合失調症薬物治療ガイドライン』を「読みやすく」・「わかりやすく」編集しました ●さまざまなメンバーが意見を出し合って作成した患者さんと医療者をつなぐガイドブック 本書は2015年に専門医向けに作成された『統合失調症薬物治療ガイドライン』に準拠し、ガイドラインをさまざまな医療者や患者さん・支援者にもわかりやすく・読みやすいものとするために、医師や医療スタッフだけでなく、患者さんやその支援者も意見を出し合い編集した「ガイドライン」を理解するための「ガイド」です。 患者さんや支援者の言葉で質問事項を掲げ、ガイドラインのクリニカルクエスチョンと連動する「わかりやすい目次」や用語解説など、ガイドラインにはない要素も取り入れ、統合失調症の薬物治療の考え方を医療者と患者さん・支援者で共有しながら、最適な治療方針を決めていくための一助として、多く関係者に読んでいただきたい1冊です。

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No.16
77

早稲田大学を出てアニメーション制作会社へ入ったごく普通の青年がいた。駆け出しながら人気アニメ作品の演出にも携わるようになったが、24歳のある日を境に、仕事場では突飛な大言壮語をし、新聞記事を勝手に自分宛のメッセージと感じ、また盗聴されている、毒を盛られるといった妄想を抱き始め…。四半世紀に亘る病の経過を患者本人が綴る稀有な闘病記にして、一つの青春記。 第1章 兆候(一九六二年〜一九八四年) 第2章 現実との闘い(一九八四年〜一九八六年) 第3章 意識革命(一九八六年七月) 第4章 幻覚妄想(一九八六年七月二十五日〜七月二十七日) 第5章 入院(一九八六年七月〜十一月) 第6章 出発(一九八六年十一月〜一九八八年十二月) 第7章 想像と妄想の狭間(一九八九年一月〜十月) 第8章 躁病、そして再入院(一九八九年十月〜十二月) 第9章 再出発(一九九〇年一月〜一九九一年四月) 最終章 障害があっても(一九九一年〜現在)

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No.17
77

それは、突然やってきた─。幻覚・幻聴だけじゃない!水色ともちゃんが描く100人に1人のトウシツ世界。 茂木健一郎推薦! 【推薦】茂木健一郎さん(脳科学者)  日々の浮き沈み、悩み、そして夢。  この見事な「心の見取り図」が、  多くの人の助けとなり、希望になるでしょう。 それは、突然やってきた─。 幻覚・幻聴だけじゃない!水色ともちゃんが描く100人に1人のトウシツ世界。 第1章 統合失調症のはじまり─小学校6年生から高校入学まで 第2章 入院生活と退院生活─15歳、統合失調症になる 第3章 私の頭の中の風景─心と頭で感じるものが妄想を生む 第4章 母との不安定な距離感─デイケアに行ってみた 第5章 薬と治療のこと─薬だけではよくなれない 第6章 働かなくちゃ!!─社会に出てみる

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No.18
77

統合失調症からの生還

織田耕太郎
アメージング出版
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No.19
77

「統合失調症」の起源を明らかにし、この言葉に込められた病名の変遷の歴史と、回復可能性を、中井久夫、患者、医師がともにたどる。 「統合失調症」の起源を明らかにし、この言葉に込められた回復可能性を、中井久夫、患者、医師がともにたどる。 2002年、「精神分裂病」から「統合失調症」に名称変更した。 この名称変更によって何が起こったのか? 本書は、中井が、患者と家族、一般の方々に向けて、病名の変遷の歴史と、病名に込められた治療のポイントをわかりやすく解説した講演会を収録。中井とともに、患者と医師が体験から語る。  はじめに ─── 3 第一章 講演 統合失調症の過去・現在・未来 中井久夫 ─── 11 注と解説  高 宜良 第二章 講演を受けて語る 統合失調症の実体験 考える患者たち ─── 103 病名変更の影響/統合失調症の特徴/回復の阻害要因と対処法 /回復を促すもの 第三章 講演の理解を深める 患者と医師の対話 考える患者たち/高 宜良・胡桃澤 伸 ─── 127  謝辞――あとがきにかえて ─── 173  付録――仕事のみならず、一般に生活再開に当っての助言 ─── 177

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No.20
76

統合失調症のお母ちゃんとの生活で得た回復を促す知恵とヒントが満載!長年介護してきた家族のメンタル維持の秘訣は? 統合失調症のお母ちゃんとの生活で得た回復を促す知恵とヒントが満載!長年介護してきた家族のメンタル維持の秘訣は? 毎日がてんやわんや コラム 「選べる自由」が「納得」につながる ルポ あたりまえの医療って!?    ―――まきび病院をたずねて 『非告知投薬』みんなで議論しませんか? 相談する時の工夫いろいろ 家族ってなんだろう? 父の訃報と娘の決別 水中毒にきをつけよう! わが家のメンタルヘルス ストレスで沈みかけた夏 ストレスと上手に付き合おう 病まないための工夫いろいろ わが家流回避術 毎日が高森デー オシャレスイッチ 10年後のご報告 あとがき

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No.21
76
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No.22
76
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No.23
76

a 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる 《講談社こころライブラリーイラスト版》 【回復に向けた助けになる一冊】 統合失調症の人はいったいどのような苦痛に苛まれているのか! 本人の気持ちは勿論、家族が生活で感じる苦労や悩みも図解で紹介。 当事者の心のあり方を知ることで回復に向けた助けになる一冊。 (まえがきより) この本では、地域精神保健福祉機構(コンボ)で行った、統合失調症の本人とその家族によるアンケートがもとになっています。本人、家族、それぞれがふだんの生活で感じるさまざまな苦労や悩み、さらにそれを解決するヒントがたくさん含まれています。豊かなアンケートの内容がこの本に的確に反映され、みなさんのもとに「役立つ言葉」として送り届けられることを、監修者としてこころから願っています。 【本書のおもな内容】 《第1章 統合失調症とともに歩む Aさんのケース》 再発をのりこえて、就職・結婚したAさん 《第2章 本人のこころ こんなことで悩んでいる》 【急性期には】私の言動を否定しないで 【消耗期、回復期には】「次」を要求されるのがつらい /「あたりまえ」がこころに刺さる 【このひと言がつらい】「気晴らし」をする気にすらならない 他 《第3章 家族のこころ 心配が大きく戸惑うばかり》 【病気にとらわれる】「病気さえなければ」と思う 【対応の困難なとき】いけないと思いつつ、否定してしまう /「死」を口にしたとき、対処できない 【対応のしかたがわからない】症状かあまえか、見極められない 他 《第4章 本人が気持ちを伝えるために役立つ工夫》 【伝えかた】手紙やメールでわかりやすく伝える /根気よく、伝わるまでくりかえす 【心がけ】伝えたいことや優先順位を決める /苦手なことを伝え、無理を避ける 【メッセージ集】 他 《第5章 家族がわかり合うために心がけたいこと》 【接しかた】本人ができることは本人にまかせる /しっかり聞き、ゆっくり話す 【心がけ】あせらない、あせらせない /自分の時間を充実させる 【メッセージ集】 他 「急性期」「消耗期」「回復期」の3つの時期がある 周囲の対応、サポートが回復をあと押しする 《第1章 統合失調症とともに歩む Aさんのケース》 再発をのりこえて、就職・結婚したAさん 《第2章 本人のこころ こんなことで悩んでいる》 本人がぶつかる3つの壁 【急性期には】私の言動を否定しないで /家族の説得で治療を受けることにした 【診察を受けるとき】医師に病状をうまく説明できない /ときには家族といっしょに受診したい 【消耗期、回復期には】病気の症状だとわかってほしい /「次」を要求されるのがつらい /「あたりまえ」がこころに刺さる 【周囲への告知】拒絶のつらさ、無理解のつらさがある /就職・復帰の際に、伝えるべきか迷う 【このひと言がつらい】周囲の何気ないひと言に傷つく /「気晴らし」をする気にすらならない /「どうしたの?」に答えられない 《第3章 家族のこころ 心配が大きく戸惑うばかり》 家族の接しかたが本人の状態に深くかかわる 【過去にとらわれる】「あのとき、ああしていれば」と責める 【病気にとらわれる】「病気さえなければ」と思う 【対応の困難なとき】いけないと思いつつ、否定してしまう /「死」を口にしたとき、対処できない 【対応のしかたがわからない】症状かあまえか、見極められない 【将来への不安】病気の不安、生活の不安がある 《第4章 本人が気持ちを伝えるために役立つ工夫》 自分の気持ちを整理して伝えかたを工夫しよう 【伝えかた】手紙やメールでわかりやすく伝える /根気よく、伝わるまでくりかえす /身近な例を使って説明する 【心がけ】伝えたいことや優先順位を決める /苦手なことを伝え、無理を避ける /体調をととのえ、よい関係をつくる 【伝え合う】「ピアカウンセリング」が広がりつつある 【メッセージ集】 《第5章 家族がわかり合うために心がけたいこと》 【伝えかた】話し合いのなかで愛情を伝える 【接しかた】本人ができることは本人にまかせる /しっかり聞き、ゆっくり話す 【心がけ】あせらない、あせらせない /自分の時間を充実させる 【メッセージ集】

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No.24
76
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No.25
76

統合失調症の症状について知る 統合失調症とはどのような病気か? 治療をはじめる前に知っておきたいこと 統合失調症の治療(薬物療法 リハビリテーション) 入院による治療 再発予防と自宅療養のポイント 患者さんを支える社会制度と福祉サービス

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No.26
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No.27
76

患者さんの人生を大切にする真の精神医療を探究し、統合失調症治療に長年かかわってきた著者が、大事な13のエッセンスを伝える。 「真に患者さんのためになる医療とは、いったいどういうものだろうか?」「患者さんは、ひとりの尊厳ある人としての人生を送るために、どう統合失調症と向き合い、どう生きていけばよいのだろうか?」 この問いに答えられる精神医療を探究し、長年統合失調症治療にかかわってきた著者が、豊富な臨床経験をもとに具体的な方法や技術、考え方を伝えます。統合失調症治療で大事なことをわかりやすく、13のエッセンスにまとめました。患者さん、ご家族から、医療・福祉・行政関係の方々まで、幅広く役立つ内容です。

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No.28
76

うつ病に有効な認知療法の統合失調症での有効性,症状の認知的概念化,認知的アセスメントと治療の提案,統合認知モデルを提示 統合失調症のような複雑な障害の治療を準備するには,専門的な方略や技法の説明をはるかに越えるものが必要であることを指摘しておく必要がある。治療の成功は,この障害の現象学と原因とを深く理解することにかかっている。さらに,大工が設計図を必要とするのと同じように,治療者は手引きとなる概念的枠組みを必要とする。本書では,以下の3点の実現に努めた。第一に症状(妄想,幻覚,思考障害,陰性症状)の起源,発症,持続についての理解を進めること,第二に,症候学的理解と,この分野の研究により裏づけられた臨床経験とに基づき,治療の提案をすること,最後に,統合失調症に関する膨大な生物学的研究と,心理学的側面に関する比較的少数の研究とを統合し,統合失調症の包括的な心理生物学的モデルを提示することである。第1章で統合失調症を概観し,第2章でこの障害の複雑で興味深い神経生物学的側面を解説した後,妄想の臨床的,心理学的側面を広汎に検討する(第3章)。第4章では幻覚を扱う。幻覚体験が患者の思考や観念とどう関係しているかを指摘する。第5章では陰性症状を扱う。注意,記憶,心的柔軟性の障害が生産性の低下,快感消失,社会的引きこもりと関連する理由を考察する。形式的思考障害に関するわれわれの定式化(第6章)は,話のまとまりのなさを,欠陥のある抑制メカニズムの機能として,また思考の貧困を,リソースの節約努力として説明する。治療を扱うパートの最初の章(第7章)では,アセスメントで用いる多様な技法を包括的に考察する。第8章は,治療関係の構築における問題点を扱い,患者の沈黙,注意持続の短さ,多くの欠損,疑り深さに対処するガイドラインを提示する。第9章では,妄想のアセスメントと治療アプローチにおける具体的問題を説明し,それに対処する具体例を紹介する。同様に第10章では幻覚のアセスメントと治療を扱い,患者が幻聴に関連する苦悩を軽減できるよう,場合によっては完全に幻聴を消せるようにする各種の方略を説明する。陰性症状の治療は第11章で説明する。思考障害は,対人的な有効性や関係づくりの足かせとなることがある。第12章では,患者が自分のコミュニケーション上の困難をより適切にアセスメントできるようにするとともに,ストレスをもたらし,解体した発話につながる思考や行動を減らしていけるようにする治療アプローチを説明する。統合失調症における精神療法と薬物療法の関係について質問されることも多い。第13章は,両アプローチの併用について説明する。最終章(第14章)では,統合失調症について,素因とストレス因子と心理学的因子を統合する広汎なモデルの提示を試みる。(序文より抜粋) 第1章 統合失調症とは 第2章 生物学的な要因 第3章 妄想の認知的概念化 第4章 幻聴の認知的概念化 第5章 陰性症状の認知的概念化 第6章 形式的思考障害の認知的概念化 第7章 アセスメント 第8章 関係づくりと治療関係の促進 第9章 妄想の認知的アセスメントと治療 第10章 幻聴の認知的アセスメントと治療 第11章 陰性症状の認知的アセスメントと治療 第12章 形式的思考障害の認知的アセスメントと治療 第13章 認知療法と薬物療法 第14章 統合失調症の統合認知モデル 付録

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No.29
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