【2024年】「交流分析」のおすすめ 本 121選!人気ランキング
- 紙上ゼミナールで学ぶやさしい交流分析
- エリック・バーンの交流分析
- 新しい交流分析の実際:TA・ゲシュタルト療法の試み
- 図解&ワークでわかる・身につく初学者のための交流分析の基礎
- 交流分析にもとづくカウンセリング :再決断療法・人格適応論・感情処理法をとおして学ぶ
- TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版
- ギスギスした人間関係をまーるくする心理学―エリック・バーンのTA
- スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)
- 図解ヒトのココロがわかるフロイトの話
- あなたが演じるゲームと脚本―交流分析で探る心のうら・おもて
日本風の交流分析ではなく、TAの生みの親、エリック・バーンの理論に基づいて書かれた元祖TA本。 TAの理論・事例とワーク(実習)の3つに分かれていて、この1冊でTAの基礎が理解できるようになっています。
日本の神々の物語をまとめた本、これが『古事記』です。日本には、ギリシャ神話や北欧神話にも匹敵する、神々の豊かな物語があります。 太陽神アマテラスが洞窟のなかに隠れて世界が暗黒におおわれたという「天石屋戸隠れ」、毎年娘を襲いにくる大蛇と闘う英雄スサノオの「ヤマタノオロチ退治」、八十神に騙されたウサギをオオクニヌシが救う「因幡の白兎」、天上の神が高千穂に降り立つ「天孫降臨」、地方の抵抗勢力を若きヤマトタケルが次々に平定する「ヤマトタケルの戦い」……『古事記』を読んだことのない人でも、「ああ、あの物語か」「その神の名前なら聞いたことがある」など、断片的な知識はあるのではないでしょうか。 単に物語を読むだけでなく、『古事記』にはどのようなメッセージが隠されているのか、さまざまな謎を掘り下げる面白さもあります。 『古事記』は大和政権側の視点でまとめられています。全体としては、大和政権側の「天つ神」が、地方の「国つ神」を平定するという構造になっています。この構造を知っているだけでも、神話への理解が深まります。 また、今も各地にまつられている神々の物語を知ることで、その地方のルーツを改めて見直すこともできます。 本書では、さまざまな側面から『古事記』に迫っています。 本書を通して、ミステリアスで奥深い魅力をはなつ『古事記』の世界を堪能していただけたら幸いです。
心理療法の治療要因を突き詰めていくと,「共通要因」と「治療外要因」の存在が7割を占めると言われている。──この本は,そんなさまざまな心理療法に共通する治療要因を賦活させ,その後,治療外要因を増強させる戦略をもった臨床心理アプローチ「改訂スリー・ステップス・モデル」の理論と方法をまとめたものである。 2011年の東日本震災以降,編著者らは,被災者の悲嘆やトラウマ反応にこころを痛め,その中で生まれたのがスリー・ステップス・モデルで,多くの臨床家が実践でき,短期間で効果のあるアプローチであったという。その後,森田正馬の「自然回復」などの考えも取り入れ,トラウマ反応だけではなく,さまざまなこころの問題に対処できるよう磨かれたのが,改訂モデルである。 「改訂スリー・ステップス・モデル」は,アプローチの種類を問わず多くの心理療法家も実践できるものであり,この本に,そのABCがだれでもわかりやすくまとめられている。多くの臨床家にとって必読の一冊である。 第1章 心理療法の効果要因 二本松直人 第2章 改訂スリー・ステップス・モデル 若島孔文・鴨志田冴子・二本松直人 第3章 2nd stepに関する研究 小岩広平 第4章 3rd step介入 鴨志田冴子・二本松直人・若島孔文 第5章 実践とディスカッションを通じた接近 小林 智 第6章 シングル・セッション・ソリューション(3S:スリーエス)と改訂スリー・ステップス・モデル 二本松直人・鴨志田冴子・若島孔文 第7章 子どもを対象にした改訂スリー・ステップス・モデルの実践 浅井このみ・浅井継悟 第8章 1st stepを重視した改訂スリー・ステップス・モデルの実践 戸田さやか 第9章 家族療法の実践と改訂スリー・ステップス・モデル 平泉 拓・鴨志田冴子 第10章 改訂スリー・ステップス・モデルに基づき実施した“休息”介入の試みが効果的であった事例 春山蘭乃・内山彩香
メールや手紙など、文章をやり取りするカウンセリング。その特徴や強み、実践上の工夫を文例とともに解説。遠隔心理支援でも使える メールやチャットなど、まとまった文章(テキスト)を継時的にやり取りするカウンセリングを概説した書。その特徴や強みを把握して活用できるよう、理論編と6つの事例で構成。相談現場でも、クライエントと何らかの手続き等をテキストによってやり取りすることが増えているいま、SNSカウンセリングや遠隔心理支援などでの返信時にもヒントとなる文例や情報を紹介。対面のみではないカウンリングの可能性の拡がりを、つかみ取ることができる。 はじめに [杉原保史] 第Ⅰ部 理論編 Chapter 1 テキスト・カウンセリングとは [杉原保史] 1.テキスト・カウンセリングとは 2.文字によるコミュニケーション 3.伝統的なカウンセリングのなかの「書く技法」 4.自助本による介入(読書療法) 5.テキストカウンセリングの特徴 6.テキストによるコミュニケーションの弱みを補う工夫 7.テキストカウンセリングにおけるメッセージの受けとめ Chapter 2 治療的な文章表現の工夫 [杉原保史] 1.テキストカウンセリングのおける文章表現 2.言い回しの効果 3.言葉選びの工夫 4.メタメッセージ 5.相談にあたっての不安への配慮 6.非難のメタメッセージを避ける 7.クライエントは合理的な存在 8.まず額面どおりに受けとる 9.「なぜ」より「いつ」「何が」 10.問題よりも背後のニードを言葉に 11.変化に開かれた言葉を使う Column――ちょっとした言葉の工夫──その1 12.クライエントが環境に問題があると捉えていたら 13.責任を軽くする記述の仕方 14.葛藤の両面を穏やかに抱える Column――ちょっとした言葉の工夫──その2 15.アドバイスをクライエント自身の考えとして記述する 16.防衛を一時的に支持する Column――ちょっとした言葉の工夫──その3 17.おわりに Chapter 3 テキストカウンセリングの基本プロセス[長村明子] 1.はじめに──クライエントの言葉から 2.テキストカウンセリングに求められる基本スキル 3.テキストカウンセリング表現集 4.対応が難しい状況について 5.まとめ 第Ⅱ部 事例編 Case A パワハラと見なされた悔しさ――60代男性,会社員 [本田山郁子] Column――1回の返信にどれだけの内容を盛り込む? [杉原保史] Case B 仕事も人間関係もうまくいかない――30代女性,パート社員 [辻田奈保子] Column――文体について [杉原保史] Case C 我が子を愛したい――30代女性,専業主婦 [門田竜乃輔] Column――曖昧表現を使うべきところと避けるべきところ [杉原保史] Case D 就職活動に始まる負の連鎖――20代男性,大学4年生 [磯貝麻由] Column――外部サイトにある情報をリンクで活用 [杉原保史] Case E 自分の気持ちが分からないことへの戸惑い――10代男性,大学生 [野口多香子] Column――ビジネスの文章とプライベートな文章──親密性と冗長性 [杉原保史] Case F 家に縛られた人生――20代男性,会社員 [杉原保史] あとがき [原田陸]
キャリアカウンセリングの現場で直面する苦労と悩みに,心理カウンセラーが平易に語りかけ,寄り添う。第1部では,相談をより深め有意義にするための基本的見方や考え方・ちょっとしたヒントやコツをエピソードで紹介。第2部では,実践に役立つ代表的な心理カウンセリングの理論と技法を,エッセンスにしぼって概説する。 ◆推薦のことば 信頼に足るキャリアコンサルタントは何が違うのか。 クライエントの心の機微を察知し、未来への道を切り拓く技術について, 明確に言語化した実践書である。 社員のキャリア形成に本気で取り組む企業関係者も一読すべき1冊。 工藤 啓 氏 (認定特定非営利活動法人 育て上げネット 理事長) キャリアコンサルタントの苦労と努力に共感する 心理カウンセラーの情熱で, キャリア支援の中心軸とカウンセリングの真髄とが, 見事に融和されていく。 三川 俊樹 氏 (追手門学院大学心理学部 教授) まえがき 第1部 実際編 1 キャリアカウンセラーの専門的援助 2 心理カウンセリングとキャリアカウンセリング 3 カウンセリングの学び方 4 カウンセラーの基本的態度 5 傾聴はアクティブ・リスニングです 6 クライエントの自己受容を助ける 7 自己アピールと嘘 8 クライエントと議論しない 9 何をしたいのかが分からないというクライエント 10 どうしても決められないクライエント 11 ラポールの形成 12 今ここへの注目 13 リファーのコツ 14 キャリアカウンセラーの現場 15 キャリアカウンセラーは社会の流動性を支える? 16 キャリア教育は勝ち組になるためのコーチング? 17 「留年は就職に不利」? 18 生活保護という困難 19 現代社会におけるキャリアカウンセリング 20 価値との接触を促進する 第2部 理論編 1 心理カウンセリングの理論 2 心理カウンセリングを大きく分類すると 3 もう少し、学派の整理 4 行動療法 エクスポージャーの考え方 5 行動療法 過剰な行動と過少な行動 6 行動療法 具体的に訊く 7 認知行動療法 自動思考に気づく 8 解決志向アプローチ 解決イメージを構築する 9 解決志向アプローチ 解決イメージを関係の中に置く 10 来談者中心療法 ロジャースの三原則 11 来談者中心療法 成長力への信頼 12 精神分析 無意識の心理学 13 精神分析 自由連想法と解釈 14 精神分析 抵抗の分析 15 精神分析 転移の分析 16 アドラー心理学 17 ユング心理学 18 統合的アプローチ あとがき
「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す実用的社会学。 全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本 「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位! NHK「おはよう日本」 日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん) TBS系列「林先生が驚く初耳学!」 朝日新聞「売れてる本」(武田砂鉄さん) 各メディアで紹介されて話題沸騰! ! 「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。 人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本! 友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。 「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。 これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。 【反響の声、ぞくぞく! 】 まずは目次を見てほしい。 友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。 この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。 人間関係とは何か。どうすればいいか。 カンタンで深い答えがここにあります。 齋藤孝さん(明治大学教授) わたしは、人付き合いが苦手。 でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。 多くの人が独りでいたいし、皆といたい…… そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。 壇蜜さん(タレント) 近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。 共感という幻想から自由になる方法。 刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。 茂木健一郎さん(脳科学者) 私たちは世間という幻想の中に住んでいる。 中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。 読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。 小島慶子さん(エッセイスト) かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。 だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。 本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。 これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。 宮台真司さん(社会学者) 『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。 南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号 お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか? 自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。 西研さん(哲学者) 第1章 人は一人では生きられない? 第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす 第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか 第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」 第5章 熱心さゆえの教育幻想 第6章 家族との関係と、大人になること 第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想 第8章 言葉によって自分を作り変える
アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。 大学生協文庫年間ランキング2年連続1位! 2018年1月~2019年12月 (大学生協事業連合調べ) 歴代の東大生・京大生が根強く支持する異例のベスト&ロングセラー! 刊行から34年で124刷・253万部突破! 「もっと若い時に読んでいれば……」 そう思わずにはいられませんでした。 ――松本大介さん 自分の頭で考え、自力で飛翔するためのヒントが詰まった学術エッセイ。 アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に即し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。 考えることの楽しさを満喫させてくれる一冊。 2008 年に東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1 位を獲得して以来、12年間の間にともに7度の売上1 位を獲得。 「東大・京大で一番読まれた本」として知名度を高め、新たな読者を増やし続けています。 ■なぜ東大生が根強く支持するのか? 東大生の感想……外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より ・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。 ・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。 ・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。 ・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。 ・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。 ・メモをとり、整理する癖がつきました! ・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。 ・高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。 ・今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。 ・時を経ても変わらない価値がある。 ・この本を読んでいないなんて、人生の半分を損している。
アドラー最後の名著『Der Sinn des Lebens』邦訳。「生きる意味」と「生きる意義」。分析を行いその関係に迫る。 アドラー本人の原著! 名著『『Der Sinn des Lebens』翻訳。 本書にアドラー心理学のすべてが書かれてある。 生きることの意味とは何か? 子どもの心が正しく成長するために大事なことは何か? 精神と肉体の健全な成長に必要なこととは? 医師であり心理学者であるアルフレッド・アドラー(1870~1937年)によって1933年に発表された円熟の名著『生きる意味』。 2つの意味があるこの言葉を使って、アドラーはその主観的な面と客観的な面を描き出した。 ・甘やかされた子どもたちはどう成長するのか。 ・二つのコンプレックスとはなにか。 ・母親と父親が子どもの成長に影響を与えることとは。 ・なにが精神疾患を引き起こすのか。 ・『人生の意味』とはなにか。
エビデンスベーストの観点から臨床心理学の基礎,理論と実際,様々な心理的障害の理解と支援について懇切丁寧に解説。【二色刷】 エビデンスベイストの観点から,臨床心理学の基礎,理論と実際,様々な心理的障害の理解と支援について,体系的に整理。基礎知識から最新の研究動向までを,明快な説明と豊富な図表を駆使して懇切丁寧に解説した決定版テキスト。最新のDSM-5に対応。【二色刷】 第Ⅰ部 臨床心理学の基礎 第1章 臨床心理学とは何か 第2章 エビデンスにもとづく臨床心理学 第3章 パーソナリティ理論 第4章 臨床の基礎学としての心理学 第Ⅱ部 臨床心理学の理論と実際 第5章 臨床心理面接 第6章 臨床心理学的アセスメント 第7章 精神分析パラダイム/精神分析療法 第8章 人間性心理学パラダイム/クライエント中心療法 第9章 学習理論パラダイム/行動療法 第10章 認知理論パラダイム/認知療法 第11章 さまざまなパラダイム 第12章 臨床心理学の現場 第13章 臨床心理学研究法 第14章 心理士の専門性と倫理 第Ⅲ部 心理的障害の理解と支援 第15章 心理的障害の見取り図 第16章 うつの理解と支援 第17章 躁の理解と支援 第18章 社交不安症の理解と支援 第19章 パニック症の理解と支援 第20章 強迫症の理解と支援 第21章 心的外傷後ストレス障害の理解と支援 第22章 統合失調症の理解と支援 第23章 パーソナリティ障害の理解と支援 第24章 身体の不調に関連する心理的障害の理解と支援 第25章 発達に関する障害の理解と支援 第26章 認知症の理解と支援 第27章 依存・嗜癖の理解と支援
人間はどのように世界を認識しているか? 「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さと,それを補って余りある環境との相互作用を,記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介. 【円城塔氏(作家)推薦の辞】 「この本を読むと,人間は自分で思っているよりも,いい加減なものだとわかる.いい加減な人が読むべきなのはもちろんだが,自分はしっかりしていると思っている人こそ,読むべきである.」 【長谷川寿一氏(東京大学教授)】 「知性とは何か? この問いに挑む認知科学は諸科学が交わるホットスポットだ. 東大駒場の名物講義を是非あなたにも.」 第1章 認知的に人を見る 認知科学とは 知的システム しくみ、はたらき、なりたち 学際科学としての認知科学 情報——分野をつなぐもの 生物学的シフト 認知科学を取り巻く常識? 第2章 認知科学のフレームワーク 表象と計算という考え方 さまざまな表象 知識の表象のしかた 認知プロセスにおける表象の役割 第3章 記憶のベーシックス 記憶の流れ 記憶と意図 一瞬だけの記憶——感覚記憶 人の記憶はRAMか——短期記憶とチャンク ワーキングメモリ——保持と処理のための記憶 知識のありか——長期記憶 情報を加工する——短期記憶から長期記憶へ 思い出しやすさ——符号化特定性原理 思い出していないのに思い出す——潜在記憶とプライミング まとめ 第4章 生み出す知性——表象とその生成 はかない知覚表象 言葉と表象 作り出される記憶 記憶の書き換え 仮想的な知識——アナロジー まとめ——表象とは何なのか 第5章 思考のベーシックス 新たな情報を生み出す——推論 目標を達成する——問題解決 選ぶ——意思決定 人間の思考のクセ まとめ 第6章 ゆらぎつつ進化する知性 四枚カード問題、アゲイン データに基づき考える 思考の発達におけるゆらぎ ひらめきはいつ訪れるのか まとめ——多様なリソースのゆらぎと思考の変化 第7章 知性の姿のこれから 表象の生成性 身体化されたプロセスとしての表象 世界への表象の投射 思考のゆらぎと冗長性 世界というリソース おわりに 引用文献 索引
薬物依存からの当事者による回復実践を行う「ダルク」の30年以上の歴史を踏まえ、日本全国の代表者たちが「回復」「実践」「連携」をキーワードに、各地における個性豊かな活動とそこから得られた知見をまとめた。ダルクとして初めての書籍。 はじめに 第1部 回復 第1章 これからの回復支援――ダルクの向かう未来[中川賀雅(長崎ダルク)] 1 My story 2 To recovery 3 Tries to continue our journey 第2章 私たちの回復とは[加藤武士(木津川ダルク)] 1 薬物依存者相互援助の歴史 2 ダルクの特徴とは 3 回復の4つの側面 4 病気か犯罪か 5 ミーティング 6 サポートとスピリチュアリティ 7 アディクションの対極はコネクション 8 多様な回復 9 おわりに 第3章 回復の主体性[市川岳仁(三重ダルク)] 1 はじめに 2 回復とエンパワーメント 3 環境が回復を育てる 4 奇跡の人 5 ダルクスタッフの職業アイデンティティ 6 最大の危機と新たな役割 第4章 回復の役割[幸田実(東京ダルク)] 1 仲間の中での役割(誰もが誰かの役に立つ) 2 当事者同士だからこそできること 3 ダルクで働くということ(入寮者からスタッフへ) 4 先駆者たちから受け継ぐもの 5 前例がないからこそできること 6 時代がダルクを追い越してゆく? 7 役割分担 第5章 ダルクの独立性[飯室勉(仙台ダルク)] 1 ダルクとの出会い 2 ダルク創設者・近藤恒夫の流儀 3 ダルクと一般的な組織の違い 4 「横の関係」の問題点 5 これまでとこれから 6 ダルクの独立性 7 まとめ 第2部 実践 第6章 初期施設でのプログラム――藤岡モデル[山本大(藤岡ダルク)] はじめに 1 生活訓練 2 プログラム 3 就労支援 まとめ 第7章 回復支援施設における階層式プログラムの実践[栗坪千明(栃木ダルク)] はじめに 1 栃木ダルクの沿革 2 利用者の動向 3 理想的な回復とテーマ 4 階層式プログラム 5 ロールモデル 6 リビングスキル 7 就労支援 8 家族支援 9 事例紹介 10 その他の事業と他機関連携 11 総論・課題 おわりに 第8章 施設運営――山梨ダルクの実例[佐々木広(山梨ダルク)] はじめに 1 山梨ダルクの黎明期 2 山梨ダルク誕生期 3 山梨ダルク成長期 組織・事業の二分化――NPO法人山梨ダルク・山梨ダルク本部設立 4 「甲府市地域活動支援センター」スタート 5 支援団体について 6 こんにちの山梨ダルク 7 現在の問題点と課題 おわりに 第3部 連携 第9章 司法との連携[森亨(北海道ダルク)] 1 刑務所の経験 2 ダルクの生活の中で 3 北海道ダルクがスタートして 4 刑務所内の薬物依存離脱指導(R1) 5 刑の一部執行猶予制度 余談 第10章 医療との連携[白川雄一郎(千葉ダルク)] 1 従来のダルクと精神科医療機関との連携 2 千葉ダルクと医療機関との連携 3 下総精神医療センターとの連携 4 館山病院との連携――チバープ(認知行動療法)について 5 千葉県の精神保健福祉センターとの連携 総括 第11章 地域福祉との連携――重複障害の視点から[市川岳仁(三重ダルク)] はじめに 1 薬物依存者の生きづらさ 2 障害者総合支援法とダルク まとめ――依存症ネットワークの必要性 近藤恒夫との対話――これからの回復支援 ダルクは当事者が当事者とともにやっていく場所 ダルクが組織ではない、というのはどういうことか ダルクの活動と「余計なおせっかい」 今再び、ダルクのスピリットを共有する必要がある 特別寄稿 薬物依存症からの回復とダルク[成瀬暢也(埼玉県立精神医療センター副院長・埼玉ダルク理事)] はじめに 1 薬物依存症とは 2 薬物依存症の治療 3 これまでのわが国の依存症治療の問題点 4 海外で実践されている心理社会的治療 5 薬物依存症の背景にあるもの 6 薬物依存症からの回復とは 7 ダルクが示していること 8 ダルクの役割と課題 9 これからの回復支援 おわりに おわりに