【2023最新】「科学」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「科学」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

池谷 裕二
講談社
おすすめ度
100
紹介文
『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』――(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』――(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評) 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

ジュリオ・トノーニ
亜紀書房
おすすめ度
80
紹介文
NHKスペシャル『立花隆 臨死体験』出演の天才脳科学者、初の翻訳! 脳は意識を生み出すが、コンピューターは意識を生み出さない。では両者の違いはどこにあるのか。クリストフ・コッホが「意識に関して唯一、真に有望な基礎理論」と評した、意識の謎を解明するトノーニの「統合情報理論」を紹介。わくわくするようなエピソード満載でわかりやすく語られる脳科学の最先端、待望の翻訳! 【本書が挑む脳科学最前線の驚異の事例】 ・脳幹に傷を負い植物状態に見えるロックトイン症候群患者(映画「潜水服は蝶の夢を見るか」の主人公)。彼らの意識の有無はどう診断すればいいのか? ・麻酔薬を投与するとなぜ意識が失われるのか?  麻酔時に意識が醒めてしまうとどうなるのか(1000人に1人はそうなる) ・右脳と左脳をつなぐ脳梁を切断する(スプリットブレイン。てんかん治療で行われることがある)と、1つの脳のなかに意識が2つ生まれる!?

メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-

高橋 宏知
日刊工業新聞社
おすすめ度
78
紹介文
第1編 イントロダクション-エンジニアのための脳科学とは?(脳の構造から機能を探る ハードウェアとしての耳-耳の構造と人工内耳の発明 脳の予測機能-22個の電極が3万本の聴神経を代替できる理由) 第2編 神経細胞編(神経細胞とネットワーク-なぜ脳には"シワ"があるのか 神経信号の正体-神経細胞が電気で情報を伝える仕組み 神経細胞の情報処理メカニズムと神経インターフェイス-人間に五感をもたらす仕組み) 第3編 運動編(筋肉と骨格-生物の運動をつくり出す機構と制御 筋肉の制御回路-運動ニューロンによる身体の動作制御 脊髄-運動パターン生成器 大脳皮質のうんづ関連領野-階層的な運動制御 小脳-フィードバック誤差学習による身体モデル構築) 第4編 知覚編(おばあさん細胞仮説-脳の階層性がもたらす"概念"の形成 神経細胞の情報処理メカニズムと分散表現-神経細胞のチームプレーを可能にする脳内クロック 機能マップと神経ダーウィニズム-脳による学習のメカニズム 脳の省エネ戦略-自己組織化マップと深層学習による効率的な情報表現 脳をリバース・エンジニアリングしてみよう-脳の仕組みを、機能に結びつける) 第5編 芸術編(脳と芸術-脳は分布に反応する 好き嫌いの法則性-ヒトの"好み"に作用する進化の淘汰圧とドーパミン報酬信号 芸術の法則性と芸術家の芸風-芸術のエッセンスは脳への訴求力)

教養としての認知科学

鈴木 宏昭
東京大学出版会
おすすめ度
76
紹介文
人間はどのように世界を認識しているか? 「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さと,それを補って余りある環境との相互作用を,記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介. 【円城塔氏(作家)推薦の辞】 「この本を読むと,人間は自分で思っているよりも,いい加減なものだとわかる.いい加減な人が読むべきなのはもちろんだが,自分はしっかりしていると思っている人こそ,読むべきである.」 【長谷川寿一氏(東京大学教授)】 「知性とは何か? この問いに挑む認知科学は諸科学が交わるホットスポットだ. 東大駒場の名物講義を是非あなたにも.」 第1章 認知的に人を見る  認知科学とは  知的システム  しくみ、はたらき、なりたち  学際科学としての認知科学  情報——分野をつなぐもの  生物学的シフト  認知科学を取り巻く常識?  第2章 認知科学のフレームワーク  表象と計算という考え方  さまざまな表象  知識の表象のしかた  認知プロセスにおける表象の役割 第3章 記憶のベーシックス  記憶の流れ  記憶と意図  一瞬だけの記憶——感覚記憶  人の記憶はRAMか——短期記憶とチャンク  ワーキングメモリ——保持と処理のための記憶  知識のありか——長期記憶  情報を加工する——短期記憶から長期記憶へ  思い出しやすさ——符号化特定性原理  思い出していないのに思い出す——潜在記憶とプライミング  まとめ 第4章 生み出す知性——表象とその生成  はかない知覚表象  言葉と表象  作り出される記憶  記憶の書き換え  仮想的な知識——アナロジー  まとめ——表象とは何なのか 第5章 思考のベーシックス  新たな情報を生み出す——推論  目標を達成する——問題解決  選ぶ——意思決定  人間の思考のクセ  まとめ 第6章 ゆらぎつつ進化する知性  四枚カード問題、アゲイン  データに基づき考える  思考の発達におけるゆらぎ  ひらめきはいつ訪れるのか  まとめ——多様なリソースのゆらぎと思考の変化 第7章 知性の姿のこれから  表象の生成性  身体化されたプロセスとしての表象  世界への表象の投射  思考のゆらぎと冗長性  世界というリソース  おわりに 引用文献 索引

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

加藤 俊徳
あさ出版
おすすめ度
76
紹介文
思考、感情、運動、聴覚、視覚、伝達、理解、そして記憶…。脳の8つのエリアが目覚める66のトレーニングメニュー。 1 脳を"理想の形"につくり変えよう! 2 思考系脳番地トレーニング 3 感情系脳番地トレーニング 4 伝達系脳番地トレーニング 5 理解系脳番地トレーニング 6 運動系脳番地トレーニング 7 聴覚系脳番地トレーニング 8 視覚系脳番地トレーニング 9 記憶系脳番地トレーニング

単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)

池谷 裕二
講談社
おすすめ度
76
紹介文
私とは何か、心はどこから生まれるのか。最新知見をもとに、脳の巧妙なシステムを縦横無尽に語り尽くしたベストセラーを新書化。 「心」はいかにして生み出されるのか? 最先端の脳科学を読み解くスリリングな講義。脳科学の深海へ一気にダイブ! ベストセラー『進化しすぎた脳』の著者が、母校で行った連続講義。私たちがふだん抱く「心」のイメージが、最新の研究によって次々と覆されていく──。「一番思い入れがあって、一番好きな本」と著者自らが語る知的興奮に満ちた一冊。 第一章 脳は私のことをホントに理解しているのか 第二章 脳は空から心を眺めている 第三章 脳はゆらいで自由をつくりあげる 第四章 脳はノイズから生命を生み出す

量子革命: アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 (新潮文庫)

クマール,マンジット
新潮社
おすすめ度
76
紹介文
現代の科学技術を支える量子論はニュートン以来の古典的世界像をどう一変させたのか? 量子の謎に挑んだ天才物理学者たちの百年史。 1900年、放射線の不可思議な現象を説明するため、M・プランクは「量子」という概念を考案した。その後、天才物理学者たちはこれを武器に19世紀のニュートン力学を覆し、新しい世界像を次々と提示し続ける。量子力学の解釈をめぐるアインシュタインとボーアの論争を軸に、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレーディンガーなどの人間ドラマも交え物理学百年の流れを追った白熱の科学ノンフィクション。

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

レイティ,ジョン J.
NHK出版
おすすめ度
70
紹介文
最新科学でわかった脳細胞の増やし方。 第1章 革命へようこそ-運動と脳に関するケーススタディ 第2章 学習-脳細胞を育てよう 第3章 ストレス-最大の障害 第4章 不安-パニックを避ける 第5章 うつ-気分をよくする 第6章 注意欠陥障害-注意散漫から脱け出す 第7章 依存症-セルフコントロールのしくみを再生する 第8章 ホルモンの変化-女性の脳に及ぼす影響 第9章 加齢-賢く老いる 第10章 鍛錬-脳を作る

小論文の完全ネタ本改訂版 自然科学系編

神崎 史彦
文英堂
おすすめ度
70
紹介文
小論文試験に勝つためのネタを完全収録! 小論文試験に勝つためのネタを完全収録! ① 自然科学系学部の入試頻出のテーマを完全収録。 31のテーマについて,「定義」「問題点」「解決策・対応策」などをくわしく解説。「小論文対策のポイント」も掲載しています。 ② 各テーマに関連するキーワードを細かく解説。 各テーマに関連する571のキーワードについてていねいに解説しています。テーマの背景から最新のキーワードまでしっかり学べます。 ③ 実際の入試問題例や答案例も掲載。 過去の入試問題例を多数掲載。どういう形で問われるのかがわかります。各テーマの代表的な問題例を挙げ,模範解答も掲載しています。

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)

アントニオ・R・ダマシオ
筑摩書房
おすすめ度
70

[新版]科学の実験 DVDつき: あそび・工作・手品 (小学館の図鑑・NEO 17)

NPO法人ガリレオ工房
小学館
おすすめ度
70
紹介文
学校の先生たちが考えた、楽しい科学実験 直径1.5mのビニルプールで作った「巨大空気砲」、太陽光で目玉やきが作れる「ソーラークッカー」、簡単にできる「リニアモーターカー」、料理の実験「手作りアイスクリーム」などをはじめ、学校の先生たちが考えた、新しくて楽しい科学実験を約200種類紹介。簡単なあそびから少し歯ごたえのある本格的な工作まで、実験のレベルを3段階に分け、興味や理解に合わせて楽しむことができます。楽しむだけでなく、科学的な原理を解説するコーナーも充実。理科の知識や考え方などが身につきます。ドラえもんと一緒に実験を楽しむ、85分の特典DVDつき。本誌で紹介する実験から約30種類を映像で紹介します。カバー裏ポスター「科学の実験と発明・発見の年表」もお見逃しなく!自由研究や、理科の知識をさらに深めるのにぴったりな、ボリューム満点の本格図鑑。 【編集担当からのおすすめ情報】 学校の先生たちが考え、おすすめする楽しい科学実験がたくさん詰まった図鑑です。実験の原理も詳しく解説していますので、楽しみながらたくさんの知識が身につきます。ドラえもんと楽しむ85分の科学実験DVDや、カバー裏ポスター「科学の実験と発明・発見の年表」も必見! 直径1.5mのビニルプールで作った「巨大空気砲」、太陽光で目玉やきを作る「ソーラークッカー」、驚くほど簡単にできる「リニアモーターカー」など、楽しい科学実験を約200種類紹介。85分の特典DVDつき。 ドラえもん・のび太の びっくり!科学の実験DVD 科学の部屋へようこそ!・・・6 科学は実験で進歩する・・・8 実験の心がまえ・・・10 楽しい実験・・・14 光・・・30 音・・・50 温度と熱・・・58 燃焼・・・72 びっくり手品実験・・・76 力・・・84 電気・・・98 磁石・・・114 おもしろ実験・・・132 水溶液・・・140 酸・アルカリ・・・148 実験をまとめよう・・・156 材料を手に入れよう・・・160 カバー裏・・・科学の実験と発明・発見の年表

認知科学への招待

苫米地 英人
サイゾー
おすすめ度
70

脳と心のしくみ (大人のための図鑑)

池谷裕二
新星出版社
おすすめ度
68
紹介文
「右脳派は創造的、左脳派は論理的」はウソ-知られざる驚愕の事実。 プロローグ1 ここまで見えてきた脳 プロローグ2 脳研究から見た自我や意識の正体とは? 第1章 脳の機能を知る 第2章 心の一生 第3章 脳と心の不思議 第4章 脳と心の病気 第5章 未来の脳と心 エピローグ1 脳と心を探る歴史 エピローグ2 脳のポテンシャルを開拓し次世代につなげる池谷脳創発プロジェクト

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

福岡 伸一
講談社
おすすめ度
68
紹介文
生命とは何か? 分子生物学者福岡ハカセが誘う読み始めたら止まらない極上の科学ミステリー。累計75万部突破! 生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!? 「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える! 【怒濤の大推薦!!!】 「福岡伸一さんほど生物のことを熟知し、文章がうまい人は希有である。サイエンスと詩的な感性の幸福な結びつきが、生命の奇跡を照らし出す。」――茂木健一郎氏 「超微細な次元における生命のふるまいは、恐ろしいほどに、美しいほどに私たちの日々のふるまいに似ている。」――内田樹氏 「スリルと絶望そして夢と希望と反逆の心にあふれたどきどきする読み物です! 大推薦します。」――よしもとばなな氏 「こんなにおもしろい本を、途中でやめることなど、誰ができよう。」――幸田真音氏 「優れた科学者の書いたものは、昔から、凡百の文学者の書いたものより、遥かに、人間的叡智に満ちたものだった。つまり、文学だった。そのことを、ぼくは、あらためて確認させられたのだった。」――高橋源一郎氏 【第29回サントリー学芸賞<社会・風俗部門>受賞】 【第1回新書大賞受賞(2008年)】 第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク 第2章 アンサング・ヒーロー 第3章 フォー・レター・ワード 第4章 シャルガフのパズル 第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ 第6章 ダークサイド・オブ・DNA 第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ 第8章 原子が秩序を生み出すとき 第9章 動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)とは何か 第10章 タンパク質のかすかな口づけ 第11章 内部の内部は外部である 第12章 細胞膜のダイナミズム

科学の実験大図鑑

ロバート・ウィンストン
新星出版社
おすすめ度
68
紹介文
ねばねばとした手触りが楽しい「スライム」、ゴムバンドで作る「惑星」、ペットボトルと風船で「肺の模型」、小麦粉で「火山」など、イギリスの著名な科学者であるロバート・ウィンストン博士による楽しい28の実験を掲載! 実験の手順はすべて写真付きでわかりやすく紹介。子どもの「なぜ?どうして?」に応える、実験の背後にある科学のしくみもしっかり説明しています。材料は全て手に入りやすい身近なものだけ!夏休みの自由研究や工作、プレゼントにおすすめ。子どもの「考える力」「観察する力」「やりきる力」=「理系アタマ」を大きく育てる1冊! イギリスの著名な科学者であるロバート・ウィンストン博士による28の実験を掲載! 夏休みの自由研究や、プレゼントにおすすめ。

法学・経済学・自然科学から考える環境問題

青木 淳一
慶應義塾大学出版会
おすすめ度
68
紹介文
環境問題の3つの重要なテーマ(循環型社会、生物多様性、気候変動と温暖化対策)について法学・経済学・自然科学の各分野から解説。 環境問題の3つの重要なテーマ(循環型社会、生物多様性、気候変動と温暖化対策)について、いま何が問題で、どう解決すべきかを、法学・経済学・自然科学の各分野から解説。また、身近な問題についても多面的に考えていく。 ▼これ一冊で、文理両面から同時に学べます! 安定した地球の未来と持続可能な社会を実現するために、循環型社会、生物多様性、気候変動と地球温暖化について、多様な視点をもった考え方を身につけるのに最適です。 ▼3つの環境問題を、法学・経済学・自然科学の専門家がやさしく解説。 ▼総合理解を深めるため、身近な問題についてのディスカッションを各章末に掲載。 環境問題の3つの重要なテーマ(循環型社会、生物多様性、気候変動と温暖化対策)について、いま何が問題で、どう解決すべきかを、法学・経済学・自然科学の各分野から解説。また各章の最後では、ディスカッションの形式で、身近な問題について多面的に考えていく。 第1章 循環型社会  1.1 循環する社会をめざす取組み【法学】  1.2 地球の生態システムが循環の基本【生物学】  1.3 経済のしくみを支える自然環境【経済学】  1.4 身近な問題から考える【全員】      調べてみよう、考えてみよう 第2章 生物多様性  2.1 多様性を守らなければならない理由【法学】  2.2 多様になった生物【生物学】  2.3 多様性を守ることの合理性【経済学】  2.4 身近な問題から考える【全員】      調べてみよう、考えてみよう 第3章 気候変動と温暖化対策  3.1 国際的な視点の必要性【法学】  3.2 人類がもたらした温暖化【物理学】  3.3 経済的なしくみによる解決【経済学】  3.4 エネルギーの視点【物理学】  3.5 身近な問題から考える【全員】      調べてみよう、考えてみよう おススメの本 索引 コラム目次  [第1章] 環境法の歩む道   水俣病の実態を学ぼう   入山料・入園料の考えかた   カーボンニュートラルと炭素固定化  [第2章] 絶滅鳥類ドードーと「つながり」があった植物   環境基本法の基本理念   スケールフリーネットワークと樹形図構造   種子と遺伝子バンク   絶滅に瀕した生物たち   野生生物の個体数調節   フランスと日本のちがい  [第3章] IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)   法律の目的規定を読む   「食料」と「食糧」   グリッドの安定強化   第6番目の生物絶滅期

ビジネスに活かす脳科学

萩原 一平
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
おすすめ度
68
紹介文
脳科学の知見をマーケティングはじめビジネスに応用することは、欧米先進企業ではいまや当たり前。では、脳の何を知れば仕事に役立てられるのか?多くの企業とともに、脳科学の産業応用について研究を重ねている著者が、できるかぎり専門用語を使わずに、誰もが知っておきたい脳の知識を八つの領域にしぼって解説。 プロローグ 脳を知らずにビジネスはできない 第1章 人は無意識に操られている-消費者の頭の中を知ることはできるか 第2章 記憶を作る-商品開発はユーザーの記憶を知ることから始めよ 第3章 感情と行動を決めるもの-顧客は何を心地よく感じるのか 第4章 人の意思を左右する脳のバイアス-あなたの意思決定は大丈夫か 第5章 脳のトップダウン処理-一流のプロの学ぶ脳の使い方 第6章 クロスモーダル効果-マーケティングに必須の脳のメカニズム知識 第7章 相手を知る「鍵」ミラーニューロン-新しいマーケティング手法への期待 第8章 感情を作る脳内化学物質-重要な神経伝達物質の働き エピローグ 脳科学が拓くビジネスの未来

イラストで学ぶ 認知科学 (KS情報科学専門書)

北原 義典
講談社
おすすめ度
68
紹介文
イラストを満載した、情報系学生のための入門書! 感覚、意思決定、情動などの心的活動を、情報処理のプロセスから解説した一冊!   ★ 人間は巧妙にできている。――実に面白い!!★   ・全ページフルカラーのこれまでにない入門書! 見開き構成でわかりやすい! ・感覚、記憶、意思決定、情動、コミュニケーション、言語理解など、人間が行う心的活動を情報処理のプロセスと捉えて、体系的に解説した。 ・実験心理学や神経科学をはじめとして、言語学、コンピュータサイエンス、哲学の側面からも認知科学を網羅的に解説した。 ・数理工学モデルも含め、認知プロセスの「モデル」を多く紹介。情報系の学生にも最適な一冊! 【主な内容】 1章 認知科学概論 2章 感覚 3章 知覚・認知 4章 記憶 5章 注意 6章 知識 7章 問題解決 8章 意思決定 9章 創造 10章 言語理解 11章 情動 12章 社会的認知 13章 コミュニケーション 14章 錯覚 15章 脳 1章 認知科学概論  認知科学  認知科学のたどった道  認知科学研究の方法  モデル  人間の情報処理モデルと認知科学のスコープ 2章 感覚  感覚の種類と特性  感覚信号の伝達  視覚機構  聴覚機構  体性感覚  感覚の相互作用  コンピュータによる画像・音声の特徴抽出   3章 知覚・認知  トップダウン処理  ゲシュタルト特性  形状知覚・認知  音声知覚・認知  空間知覚  認知地図  時間知覚  コンピュータによる音声認識 4章 記憶  記憶の構造  短期記憶からワーキングメモリへ  長期記憶  宣言的記憶と手続き的記憶  忘却  コンピュータの記憶装置 5章 注意  選択的注意  焦点的注意と分割的注意  視覚的注意  聴覚的注意  コンピュータによる音源方向推定 6章 知識  知識の表現と構造  意味  概念とカテゴリー化  プロダクションルールを用いた知識処理 7章 問題解決  問題空間と方略  良定義問題の解決プロセス  推論  ウェイソンの選択課題  コンピュータによるゲーム戦略 8章 意思決定  効用と文脈  プロスペクト理論  選好モデル  葛藤状態における意思決定 9章 創造  再生的思考と生産的思考  洞察  アナロジーを用いた発想  発想支援手法 10章 言語理解  自然言語と人工言語  言語の多層構造とメンタルレキシコン  単語認知  統語論的言語産出・理解モデル  意味論的言語産出・理解モデル  チューリングマシンとオートマトン  形式文法  コンピュータによる自然言語処理 11章 情動  情動と認知  情動による身体的変化と測定指標  情動のモデル  表情の認知 12章 社会的認知  対人認知  顔の記憶と認知  社会的推論  態度の変容  集団の影響 13章 コミュニケーション  コミュニケーションにおける非言語チャンネル  説得的コミュニケーション  コミュニケーションの変容  インターネットにおけるコミュニケーション 14章 錯覚  形の錯視  明るさ・色の錯視  運動錯視  錯聴  体性感覚の錯覚 15章 脳  脳の構造  感覚と脳  記憶と脳  思考と脳  情動と脳  脳における信号の伝達  脳神経活動計測  ディープラーニング

脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

フォックス,エレーヌ
文藝春秋
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68
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快楽と不安の二項対立。修道院の奇妙な実験。恐怖を感じない女。成長するタクシー運転手の海馬。脳科学が明らかにする驚異の世界。

免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か (ブルーバックス)

宮坂 昌之
講談社
おすすめ度
68
紹介文
最新の免疫学の研究で、だらだらと続く「慢性炎症」が、万病の素であることがわかってきた。健康長寿の人生を送るため有用な知識満載 最新の免疫学の研究で、だらだらと続く「慢性炎症」が、「がん」「肥満、糖尿病」「脂質異常症」「心筋梗塞」「脳梗塞」「肝炎・肝硬変」「関節リウマチ」「認知症」「うつ病」「潰瘍性大腸炎」などの発症にかかわる、万病の素であることがわかってきた。健康長寿の人生を送るためには、この慢性炎症を解消することが不可欠だ。日本の免疫研究の指導者として知られる著者が、慢性炎症の治療法と予防法を平易にわかりやすく解説 病原体などの異物が体内に侵入すると免疫反応が発動されて、組織が赤くなり、腫れて熱を持ち、痛むようになる。いわゆる「炎症」反応だ。 通常、炎症は、からだの中で起きている異常状態に対する正常な応答=防御反応で一過的なものだが、例外的にダラダラとくすぶるように続くことがある。これを「慢性炎症」と呼ぶが、最新の免疫学の研究で、慢性炎症が「万病の素」になっていることがわかってきた。慢性炎症が深く関わっている疾患としては、「がん」「肥満、糖尿病」「脂質異常症」「心筋梗塞」「脳梗塞」「肝炎・肝硬変」「アトピー性皮膚炎」「喘息」「関節リウマチ」「老化、認知症、アルツハイマー病」「うつ病」「潰瘍性大腸炎」などがあり、現代人を悩ませる病気ほぼすべてに関与しているとといっていい。 慢性炎症は「サイレントキラー」と呼ばれ、はっきりとした自覚症状のないまま進行し、本人が異常を自覚したときには身体に回復不能なダメージが及んでいることが多い。それゆえ、慢性炎症は「死に至る病」と言われる、実に怖い病気なのだ。日本の免疫研究の指導者として知られる著者が、平易な文章と明快な図解を用いて、一般にはほとんど認知されていない「慢性炎症」のメカニズムと、その対処法をわかりやすく解説する。話題の免疫チェックポイント阻害薬を用いたがん免疫療法や頑固なアトピー性皮膚炎に対する新しい治療法なども取り上げており、こうした病気に悩まされている患者や家族にとっても有用な情報が盛り込まれている。 目次 第1章 慢性炎症は万病のもと 第2章 炎症を起こす役者たち 第3章 慢性炎症はなぜ起こる? 第4章 慢性炎症が引き起こすさまざまな病気 第5章 最新免疫研究が教える効果的な治療法 第6章 慢性炎症は予防できるのか? 慢性炎症は万病のもと 炎症を起こす役者たち 慢性炎症はなぜ起こる? 慢性炎症が引き起こすさまざまな病気 最新免疫研究が教える効果的な治療法 慢性炎症は予防できるのか?

はじめての認知科学 (認知科学のススメ)

内村 直之
新曜社
おすすめ度
66
紹介文
◆「認知科学のススメ」シリーズの刊行にあたって   人間や動物は、どのように外界の情報を処理し、適切に反応しているのでしょうか?認知科学は、このような関心から。動物も含めた人間の知能や、人工知能システムなどの知的システムの性質や処理メカニズムを理解しようとする学問です。人間や動物のさまざまな現象にかかわるため、認知科学は、心理学、進化学、情報科学(とくに人工知能)、ロボティクス、言語学、文化人類学、神経科学・脳科学、身体運動科学、哲学などの幅広い分野の研究者が集まって作られました。そのため認知科学は、これらの諸分野を横断する学際的な学問分野となっていて、数学、物理、歴史などの伝統的な分野と比べて、体系化することは容易ではありません。そのためもあってか、私たち自身について知るための基本的な学問であるにもかかわらず、これまで中学校や高校の教育の中で教えられることはありませんでした。しかし学問の存在を知らなければ、その道へ進もうと志す人もなかなか現れません。  第1巻では、認知科学の基本や多彩な取り組み全体をクイズやコラムを交えて紹介します。 はじめての認知科学 目次 まえがき 序章 ヒトはどんなふうにものを考えるか?  パズルで試す「ヒトの考え方」   直感と論理の差がある   確率的なものをどう捉えるか?   常識的ってなんだろう?    序章の読書案内 1 章 出発点 こころを問うひとびと  こころの研究を「科学」にする  条件反射から行動主義心理学へ  こころの中の「認知地図」  こころの中にあるもの  表象という「なにか」  情報科学がもたらしたもの   Box アラン・チューリング /ジョン・フォン・ノイマン     ノーバート・ウィーナー /クロード・シャノン   Column こころを持った機械への夢とチューリング・テスト  双子の学問の誕生  情報科学からこころを追うと……定理証明プログラム  モデルという理解の仕方  問題を解く「こころ」とコンピュータ・プログラム  境界を越えて   Column 日本に認知科学がやってきたとき   1章の読書案内 2 章 こころをわかるために章 ――記号,表象,計算,意味,理解  こころの働きを情報処理になぞらえる   大きな枠組で理解する   情動を伝える2つのルート  形式的に扱う=計算論的扱い  計算主義・記号主義とレイヤー  ことばのないネコ,知性と言語  ヒトのこころとことば   文を作る能力は生得的か?   ヒトに固有な言語活動  ことばを獲得するとき  ことばの意味がわかる,とは  記号接地問題  使いやすいヒューリスティックな思考   Column もう1 つの計算主義 ニューラルネットワーク   2章の読書案内 3 章 こころと身体と言語 表情も身体だ  身体を動かしたほうがクリエイティブ  身体とミラーニューロン   Box 「共感」と「心の理論」――他者に共鳴する能力   Column 神経科学のあゆみ  問題解決に役立つ心内シミュレーション  記号だけに頼れない?  身体とアフォーダンス  身体と触れ合う世界  ことばを持つ「意味」とヒトの能力   Column 身体を持ったロボットは知性を持つのか   3 章の読書案内  4 章 動物らしさvs. ヒトらしさ  あなどれない動物の認知システム   イルカの「音」の世界   オオカミからイヌへ   キツネの家畜化からわかるもの  動物とヒトはどう違うのか   数字の短期記憶実験   推移的推論はできるか   対称性についての奇妙な結果  ヒトの認知システムの基本を探る  推論の基本  ヒトの知性をがっちり支える道具=アブダクション  発達とは学び続けること   Column 脳をのぞく――画像撮影装置の発展   4 章の読書案内 間奏曲 認知科学対話   I  根っこから外れる節操の無さ  役に立つか  人とモノの間で   II  がんばれ東ロボくん!  会話プログラムと川柳  文脈と忘却   III  どんな状況にも対応できるヒトのこころ  ボトムからもトップからも考えるヒト  情動を超えて  生き残る仕事はなにか見極めるために 5 章 認知科学のここまで,そしてこれから  認知科学は何をやってきたのか  1995 年から2012 年の日本の認知科学  認知科学は社会とつながる   情報社会を認知科学すると  これからの問題は   Column 認知科学を学ぶには あとがき 文献一覧 索引                           装幀=荒川伸生                           イラスト=大橋慶子

脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

紺野 大地
講談社
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脳にAIを埋め込んだら何ができる?脳をネット接続したら世界はどう見える?脳とAI研究の融合で「人類の能力の限界」を突破する! 【松尾豊氏、絶賛!】 「脳とAIが融合する未来。怖いと感じるでしょうか、わくわくするでしょうか。 脳に知識をダウンロードできたら? 互いの脳をインターネットでつなぐことができたら? ――そんな未来が可能になりつつあることを、本書は垣間見せてくれます。 グローバルな科学技術の進展と、それが産業化するときのスピード。 それに対し、自分たちがどう考え、どう備えないといけないのか。そんなことをこの本は問いかけてくれます。 著者の人間と技術への愛と好奇心、そして洞察に満ちた、読後になぜか心が温かくなるような良書です。 科学技術、そして我々の社会の未来を考える人、必読です。」松尾豊(人工知能研究者、東京大学大学院教授) 脳と人工知能をつないで「脳を改造」したら、何が起こるのか? ・会話せずに相手に思っていることを伝えられる ・念じるだけでインターネット検索ができる ・睡眠を司る脳領域を刺激して、一瞬で深い眠りについたり目覚めたりできる ・食欲を司る脳領域を刺激して、苦労せずにダイエットできる ・脳の健康状態をAIがチェックして、うつになる前にメンテナンスしてくれる ・紫外線や赤外線が「見える」ようになる ・アインシュタインなど過去の偉人の"脳"を借りられる ・コンピュータ上に自分の脳を再現できる これは、SFの世界の話ではありません。 科学者たちが真剣に見据えている近未来なのです。 脳と人工知能の融合研究によって、 これまでは想像もできなかったような成果が次々と生まれ始めています。 計り知れない可能性を秘めた「脳」を持つ私たちは、 「身体」という物理的な制限から解放されるかもしれません。 二つの研究分野の最先端で、今何が起こっているのか。そして未来には何が起こるのか。 気鋭の脳研究者たちが「人類の限界」に挑む! ■目次 イントロダクション ――2XXX年の未来予測 第1章 脳とAI融合の「過去」 第2章 脳とAI融合の「現在」 第3章 脳とAI融合の「未来」

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)

奈佐原 顕郎
講談社
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Linuxの根底にある概念に触れながら丁寧に解説する入門書。「だからLinuxはこうなのか!」と納得して深く理解できる一冊。 さまざまな事情からLinuxを使い始める(学び始める)人が増えています。そうしたLinux初心者がまず戸惑うのは、コマンドを使って操作する点ではないでしょうか。WindowsやMacならマウスを使う操作を、なぜコマンドで行うのか。本書では、実際に数々のコマンドを打ち込みながら、その理由を学んでいきます。本格的にLinuxを学び始める前に知っておくと便利なことを、さくっと読める一冊です。 本書は、Linuxを学ぼうとする人の多くが知りたいと思う「Linuxってどういうものなのだろか」を主なテーマに書かれたものです。 「進学や就職などの事情で、Linuxを使わねばならなくなった!」 「Raspberry PiでLinux系のOSを使い始め、コマンド操作に興味を持った!」 「WindowsやMacはある程度使えているから、今度はLinuxも使えるようになりたい!」 といった方々が、「Linuxらしい使い方」を心地よく理解できるように構成されています。 また、「Linux専門の厚めの入門書にチャレンジしようかと迷っている」といった方にとっては、気軽に読みやすい一冊です。 LinuxをLinuxらしく使うために、避けて通れないのがコマンドを使う操作です。コマンドを上手に使うことによって、多様で複雑・繊細な要求を、シンプル・柔軟にコンピュータに伝えることができます。本書では、実際に数々のコマンドを打ち込んで、その操作結果を確認しながら学習を進めていきます。コマンドは、シンプルなものから、ウェブカメラの画像を用いて動画を作成するといった少し複雑なものまで、単に暗記してもらうためではなく、Linuxの特徴を楽しみながら学べるものを選出。読み終える頃には、ご自身のLinuxへの理解が深まっていることを実感できます。 なお、本書に掲載しているコマンドは、Ubuntu 16.04 LTSとRaspbian(NOOBS v1.9.2とv1.9.3)で動作することを確認しています。またシェルはbashを前提としています。 できるだけ多くのLinux(やUnix)で動作するコマンドを掲載する方針で選定していますが、ここで紹介した以外の環境の場合、本書の内容と同じように動作しない可能性があります(掲載されている情報は2016年9月のものです)。 第1章 Linuxとは? 第2章 Linuxを使ってみよう! でもどこで……? 第3章 シェル初体験! 第4章 ディレクトリ 第5章 ファイル 第6章 標準入出力 第7章 ユーザーと管理者 第8章 ワンライナーでプログラミングしてみよう! 第9章 awkを使ってみよう! 第10章 定番のテキストエディターvi 第11章 シェルをもっと知ろう 第12章 プロセスの管理と操作 第13章 応用! 終章 「Linux力」をつけるには?

なぜ?どうして?科学のお話3年生 (よみとく10分)

大山光晴
学研プラス
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身近な科学の疑問に答えるお話や伝記など、知って楽しい科学のお話がたくさん。巻頭にはちょっと考えてみたくなるお話も。 「からだには骨が何本あるの?」「どうして星は光るの?」など、3年生に身近な科学の疑問に答えるお話を中心に、ライト兄弟やガリレオの伝記など、知って楽しい科学のお話が45話。巻頭にはちょっと考えてみたくなるお話もプラス。朝の読書にもおすすめ。

ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

メディナ,ジョン
東洋経済新報社
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100年人生をよりよく生きるために、脳を若く、健康に保つ10のルールを紹介。この本のルールを守れば、きっと人生が楽しくなる! ★前著『脳の力を100%活用するブレイン・ルール』が世界31言語に翻訳、50万部以上売れた著者による、「100年人生」を楽しく過ごすための、脳にいい生き方の本。 【本書の主な主張】 ■脳には非常に適応力があり、環境の変化に加え、自らの変化にも反応する ■脳は加齢によるシステムの崩壊を、自ら修復することができる ■若い世代とつきあおう。ストレスや不安が減り、うつ病にもなりにくい ■ダンスは運動になり、社会的交流を増やし、認知機能を高める ■老化に対して楽観的でいることは、脳に良い効果をもたらす ■65歳以上のアメリカ人の10人にひとりはアルツハイマー病を患っている ■カロリー制限は、睡眠と気分を改善し、エネルギー・レベルを高める 【本書で紹介されるルール】 ■ルール1 友だちを作ろう。友だちになってもらおう ・パーティに行く人ほどインフルエンザに強い ・あらゆる年齢層の友人を持つのが理想的 ・1日に15分の体のふれあいでも効果的 ■ルール3 マインドフルネスは脳を静めるだけでなく改善する ・長引くストレスは海馬を破壊する ・正しいマインドフルネスを選ぼう ・マインドフルネスは脳の配線を変える ■ルール8 思考を明晰にするために、十分な(しかし、長すぎない)睡眠をとろう ・ちょうどいい睡眠時間は6~8時間 ・眠るのに最適な気温は、およそ18℃ ・ベッドに入る4~6時間前の行動に注意する ■ルール10 引退は絶対にやめよう、そして、郷愁を大切にしよう ・理想的ライフスタイルを「ブルーゾーン」に学ぶ ・引退すると、うつ病になるリスクが40%高まる ・1日に3時間半以上本を読むと寿命が23%延びる 序章 科学的に証明された「100年脳トレ」 1 社交には驚きのプラス効果がある 第1章 すぐにダンスを始めよう 第2章 楽観的に、感謝を忘れず過ごそう 2 脳の劣化を抑えるための具体的方法 第3章 正しいマインドフルネス――最強のストレス対処法 第4章 記憶力を維持するには 第5章 テレビゲームは脳に効く――認知プロセスを鍛える 第6章 アルツハイマー病の(今わかっている)すべてを語ろう 3 体と脳の深いつながりを意識しよう 第7章 脳機能を高める食事と運動 第8章 思考をクリアに保つ睡眠習慣 4 脳に良いライフスタイルで過ごそう 第9章 なぜあの人の脳は衰えないのか 第10章 決して引退してはいけない

悪の脳科学 (集英社新書)

中野 信子
集英社
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喪黒福造の“騙しの方法”を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす! 巻末には藤子不二雄Ⓐとの対談も収録。 藤子不二雄Aの名作漫画『笑ゥせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。 喪黒は“誘惑の悪魔"として、様々な手段でターゲットを破滅に導く――。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。 そして、人間の心は簡単に操ることができる。 喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の“騙しと誘惑の手口"を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす! 巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。 ■主な内容 ココロと呼ばれるものの正体 「悪の教科書」というタブー 絶対に守れないルールを課す 「意志の力」は、いつか必ず負ける 人間の脳は、全体像ではなくパターンを認識する 心を開かせるために、相手の目を見て話す 相手が感じる「後ろめたさ」を利用する 優秀な営業マンが美男美女とはかぎらない理由 人間の「我慢の総量」はあらかじめ決まっている 喪黒福造が狙う月曜日 怖がらせることなく、命令する サイコパスの世界観 喪黒福造が誕生するまで 感情と理性 感情と理性 嫉妬心を認める ■目次 はじめに 簡単に騙される、人間という悲しい生きもの 第一章 あるべくして不完全な人間の脳《『笑ゥせぇるすまん』の世界観》「ココロのスキマ…お埋めします」という名刺 第二章 ラポールの形成《喪黒福造の接近テクニック》喪黒福造のコールド・リーディング 第三章 騙されるメカニズム《ターゲットの心を操る喪黒福造》人間の我慢の限界は、なにで決まるか 第四章 騙されやすい脳と、騙されにくい脳 詐欺師たちの常連客 第五章 藤子不二雄A×中野信子 対談「僕は喪黒福造に陥れられるターゲット側の人間ですよ」 ■著者プロフィール 中野信子(なかの のぶこ) 一九七五年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。 東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。 フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。東日本国際大学教授。 著書に『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』『サイコパス』『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』 『不倫』『キレる!脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」』『あなたの脳のしつけ方』など多数。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

大栗 博司
幻冬舎
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私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。 第1章 重力の七不思議 第2章 伸び縮みする時間と空間-特殊相対論の世界 第3章 重力はなぜ生じるのか-一般相対論の世界 第4章 ブラックホールと宇宙の始まり-アインシュタイン理論の限界 第5章 猫は生きているのか死んでいるのか-量子力学の世界 第6章 宇宙玉ねぎの芯に迫る-超弦理論の登場 第7章 ブラックホールに投げ込まれた本の運命-重力のホログラフィー原理 第8章 この世界の最も奥深い真実-超弦理論の可能性

選択と誘導の認知科学 (認知科学のススメ)

山田歩
新曜社
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 洗剤選びから政治的立場の決定まで、人の選択には無自覚に方向性を決める「癖」がある。選択結果を誘導する認知的環境や選択肢の設計はいかなるものか。誘導技術は善用できないのか。人の情報処理の仕組みを解明し、さらなる考察へと誘う入門書。 選択と誘導の認知科学 目次 まえがき  1章 物理的環境と選択の関係を考える ――選択に働きかける 1  街中の看板と貼り紙によるメッセージ  ファストフード店での滞在時間を決めるもの  電車のシートへの座り方  公園のベンチは誰が使うのか  街中の花壇の役目  なぜ看板や貼り紙がうまくいかないのか   Box 心理的リアクタンス  なぜ物理的環境がうまくいくのか  看板・貼り紙vs.物理的環境  まとめ――認知的環境と選択   Box 対応バイアス 2章 デフォルトの効果――選択に働きかける 2  「選択」に働きかける  デフォルト① 「質問」でのの有無は何を生むか  「オプトイン」と「オプトアウト」  デフォルト② 受診手続きと受診率  デフォルト③ 自動車保険を選ぶ  デフォルト④ エネルギーを選ぶ  デフォルト⑤ 臓器を提供するかしないか  デフォルト⑥ お金を運用する  なぜデフォルトの選択肢は選択されやすいのか  不幸になりたい人などいない  「選択アーキテクチャ」という考え方  原因と対処  自動システムと熟慮システム  興味や関心を刺激する働きかけと比較する  ミシュランのグルメガイドブックの起源は?  フォルクスワーゲンの「ファン・セオリー」  興味や関心を刺激する働きかけとの違い  まとめ 3章 選択肢を分割する効果――選択に働きかける 3    オバマ政権は支持されていたか  分割の効果① 自動車が動かない原因を考える  分割の効果② デート相手を選ぶ  分割の効果③ ホテルを選ぶ  分割の効果④ ワインを選ぶ  分割の効果⑤ 防衛政策を判断する  選択肢の操作で世論は変わるか  まとめ 4章 よい働きかけとはどういうものか ――選択に働きかける 4  選択アーキテクチャにはさまざまな問題がある  「する」と「しない」は同じか  「する」が満足に与える効果 「する」と「しない」から行為者の意図を読み取る 「する」は心理的な関与を高める デフォルトは規範を変える 選択と自律 一般人の反応 まとめ 5章 「理由」は選択を正しくあらわしているか ――選択を説明する 1   選択とそのための理由   経路実験――どうやって「経路」を選ぶか  ストッキング実験――置く位置か品  「理由」はあてにならない  条件づけ――良いものと一緒にされると好きになる   単純接触効果――見るほどに好きになる  サブリミナル効果――見えない刺激の力  働きかけに抵抗する人もいる  洗剤実験――選択の根拠は効能か反復か  まとめ 6章 「差別していない」は本音か言い訳か ――選択を説明する 2  「オートコンプリートの真実」  「母親 無職」と「父親 無職」に続くのは?  性別役割分担意識  ドクター・スミス課題  性別役割分担意識とステレオタイプ  職業と性差別  客観性の幻想  差別と曖昧さ  まとめ 7章 無理に理由を考えるとどうなるか ――選択を説明する 3  絵画実験――「2つの絵画について答えてください」  好かれも嫌われもする作品  好悪の理由を分析するのは難しい  難しくても,無理に理由を分析すると何が起こるか  「不自然な理由」が作り出される  目隠しテストで芸能人を格付けチェック  テイスティング方法と評価の関係は?  「ペプシ・パラドクス」現象  「ペプシ・パラドクス」を考え直す  ペプシ・コーラとコカ・コーラの味の「違い」とは  「ペプシ・パラドクス実験」もう一度  「ペプシ・パラドクス実験」のまとめ  まとめ――「もっともらしい理由」を作って決める判断とは あとがき 文献一覧 索引                           装幀=荒川伸生                           イラスト=大橋慶子

男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ

メンタリスト DaiGo
ダイヤモンド社
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言い方を変えるだけで売れる!見せ方を変えれば企画が通る!伝え方を変えたら信頼された!違いを知れば結果が出る。交渉、販売、営業、社内評価、面接・就活…に効く! 序章 たった5つのマインドセットで男性脳・女性脳のすべてがわかる(脳の違いを利用すれば、手に取るように相手の心が読める 男女脳の違いを解き明かす5つのマインドセットとは? ほか) 第1章 男性脳・女性脳を見破る10のポイント-何気ない行動から、脳のタイプを読み取る(脳と体の性別は同じじゃない!?見た目ではわからない相手の脳を見破るテクニック パソコンの画面を見ると- ほか) 第2章 男性脳・女性脳に合わせた「伝え方」-脳を揺さぶるだけで結果が180度変わる(脳に合わせた伝え方をするだけで、相手を思うままに誘導できる マネジメントの男女脳戦略。-やる気を高め、信頼を勝ち取る ほか) 第3章 3つのワークで異性脳を身につける-男性脳・女性脳を自在に操り最強のビジネスパーソンになる(男性脳・女性脳を使いこなす「異性脳」を手に入れるワークとは 言葉に隠された意味を読む ほか)

なぜ? どうして? 科学のふしぎな話

日本科学未来館
ナツメ社
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絵で楽しくわかるみぢかなぎもん100。低学年〜中学年向け。 生きもののふしぎ(なぜアサガオは朝にさくの? なぜしょくぶつは水をやらないとかれてしまうの? ほか) からだのふしぎ(ものはどのようなしくみで見えているの? なみだが出るのはなぜ? ほか) ちきゅう・うちゅうのふしぎ(雲はどうやってできるの? 風はどうしてふくの? ほか) くらしのふしぎ(なぜ石けんはよごれをおとすことができるの? つめたい水を入れたコップが水びたしになるのはなぜ? ほか) 食べもののふしぎ(タマネギを切ると、どうしてなみだが出るの? なぜレンコンにはあながあいているの? ほか)

カラー版 ビールの科学 麦芽とホップが生み出す「旨さ」の秘密 (ブルーバックス)

渡 淳二
講談社
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110年ぶりに“定義”が変わった!クラフトビールの流行で楽しみ方も多彩に。おいしく飲むための科学も伝授するビール学の決定版! 5000年以上にわたって人類に愛されてきた「麦の酒」。なぜゴクゴクと飲み続けることができるのか?個性的な泡や色、味を左右する「麦選び」の秘密とは?苦味と香味を決定するホップの役割は?麦汁をアルコールに変える発酵と熟成はどう進む?上面発酵ビールと下面発酵ビールの違いとは?世界各地のご当地ビール「飲み歩き」旅ガイドと「ビール料理」のレシピもついた「ビール大全」。 飲み方ひとつで「おいしさ」が変わる! 続々登場する「新ビール」は何が「新しい」のか? クラフトビールの個性を引き出す「理想の飲み順」とは? 麦芽が“魂”を宿らせ、ホップが“華”を添える――。 5000年以上にわたって人類に愛されてきた「麦の酒」。 なぜゴクゴクと飲み続けることができるのか? 個性的な泡や色、味を左右する「麦選び」の秘密とは? 苦味と香味を決定するホップの役割は? 麦汁をアルコールに変える発酵と熟成はどう進む? 上面発酵ビールと下面発酵ビールの違いとは? ビールを飲むとき、人は「2種類の香り」を感じている? 世界各地のご当地ビール「飲み歩き」旅ガイドと「ビール料理」のレシピもついた「ビール大全」。 【本書のもくじ】 第1章 「とりあえずビール」のその前に――いくつ知っていますか? ビール「基本の20題」 第2章 ビールはなぜ「おいしい」のか――コク、キレ、のど越しを科学する 第3章 「おいしいビール」はどう生まれるのか――醸造の科学と技術 第4章 明日もおいしく楽しもう!――「ビールの科学」最前線 第5章 人類とビールの5000年史――人はどのようにビールを造り、飲んできたか 第6章 ビールはどう進化するか――変わっていくもの、変わらないもの 第7章 科学的ビール堪能法――おいしく飲むための「三つの掟」 第8章 健康的にビールを楽しむ――長く楽しく、正しく付き合う 第9章 これぞマリアージュ! ビールと料理のハーモニーを楽しむ

MIT認知科学大事典

Robert A.Wilson
共立出版
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理科の図鑑: 小学生のうちに伸ばしたい 世界基準の理系脳を育てる (子供の科学ビジュアル図鑑)

子供の科学
誠文堂新光社
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身近な生物から物理、化学、宇宙まで、科学の全分野をカバーした図鑑。基礎知識が一目で身につくわかりやすい図版が魅力。総ルビ。 世界基準の理系脳が育ちます! 科学全分野の基礎をカラフルに図解したビジュアル図鑑 学年別構成ではないので、好奇心のまま理科力を身につけたい人から中学受験を控えた家庭にオススメ STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育に力を入れるイギリスで評判の、科学全分野を網羅した図鑑です。 生き物から、化学、エネルギーや力など物理の基本から、地球、宇宙の基礎知識まで日本の小学校では少ししか学ばない科学の基礎を、全項目カラフルな図解に仕上げています。 小学校で習う範囲+αとして、身近なテクノロジーのしくみまでやさしく解説。 工学的な応用を知ることで、獲得した基礎知識をさらに濃くすることができる構成です。 各ページの「やってみよう」コラムでは、家庭でできる実験のアイデアが散りばめられています。 数々の子供向けの理科書籍を執筆、監修をしている、お茶の水大学付属小学校の田中千尋先生を監修に迎え、用語を日本の教育現場にそろえるなど、さらに読みやすくなるような工夫をほどこしました。 この一冊で、理系先進国である欧米の小学生が身につける、「世界基準」とも呼べる科学リテラシーが身につきます。 参考書のような学年別のくくりにとらわれず、領域ごとに構成されているので、好奇心の流れを止めることなく、いつのまにか深い理解へとたどり着くような設計になっています。 小学校6年間で習う理科の範囲+αのことがわかりやすく学べるので、中学入試を考えている家庭にもピッタリです。 ■目次 1 はじめに 2 生命 3 物質 4 エネルギー 5 力 6 地球と宇宙 用語集 さくいん ********************************** 1 はじめに 2 生命 3 物質 4 エネルギー 5 力 6 地球と宇宙 用語集 さくいん

つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線 (ブルーバックス)

理化学研究所 脳科学総合研究センター
講談社
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頭の中には様々な「つながり」があった!? 9つの最新研究から、心を生む脳に迫る。人類最大のミステリー、脳の世界へようこそ! ものごとを考え、記憶し、日々の出来事に感情を揺さぶられる……謎めいていた脳のはたらきが、明らかになりつつある。グリア細胞とニューロン、進化と可塑性、場所細胞と空間記憶、情動と消去学習、海馬と扁桃体とエングラムセオリー――頭の中には、さまざまな「つながり」があった!?9つの最新研究から、心を生み出す脳に迫る! 頭の中にある“人類最大の謎”に挑む ものごとを考え、記憶し、日々の出来事に感情を揺さぶられる…… 謎めいていた脳のはたらきが、明らかになりつつある。 グリア細胞とニューロン、進化と可塑性、場所細胞と空間記憶、情動と消去学習、海馬と扁桃体とエングラムセオリー―― 頭の中には、さまざまな「つながり」があった!? 9つの最新研究から、心を生み出す脳に迫る! ――――― 第1章 記憶をつなげる脳   理化学研究所脳科学総合研究センター センター長 利根川進 第2章 脳と時空間のつながり  システム神経生理学研究チーム チームリーダー 藤澤茂義 第3章 ニューロンをつなぐ情報伝達 シナプス可塑性・回路制御研究チーム チームリーダー 合田裕紀子 第4章 外界とつながる脳 知覚神経回路機構研究チーム チームリーダー 風間北斗 第5章 数理モデルでつなげる脳の仕組み 神経適応理論研究チーム チームリーダー 豊泉太郎 第6章 脳と感情をつなげる神経回路 記憶神経回路研究チーム チームリーダー Joshua Johansen 第7章 脳研究をつなげる最新技術 細胞機能探索技術開発チーム チームリーダー 宮脇敦史 第8章 脳の病の治療につなげる 精神疾患動態研究チーム チームリーダー 加藤忠史 第9章 親子のつながりをつくる脳 親和性社会行動研究チーム チームリーダー 黒田公美 第1章 記憶をつなげる脳   理化学研究所脳科学総合研究センター センター長 利根川進 第2章 脳と時空間のつながり  システム神経生理学研究チーム チームリーダー 藤澤茂義 第3章 ニューロンをつなぐ情報伝達 シナプス可塑性・回路制御研究チーム チームリーダー 合田裕紀子 第4章 外界とつながる脳 知覚神経回路機構研究チーム チームリーダー 風間北斗 第5章 数理モデルでつなげる脳の仕組み 神経適応理論研究チーム チームリーダー 豊泉太郎 第6章 脳と感情をつなげる神経回路 記憶神経回路研究チーム チームリーダー Joshua Johansen 第7章 脳研究をつなげる最新技術 細胞機能探索技術開発チーム チームリーダー 宮脇敦史 第8章 脳の病の治療につなげる 精神疾患動態研究チーム チームリーダー 加藤忠史 第9章 親子のつながりを作る脳 親和性社会行動研究チーム チームリーダー 黒田公美

フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス)

藤岡 換太郎
講談社
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65
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日本列島を東西に真っ二つにするフォッサマグナはなぜできたのか? いまだに謎だらけの「巨大な割れ目」に地球科学の大御所が挑む! 明治初期にナウマンが発見した、日本列島を真っ二つに分断する「巨大な割れ目」フォッサマグナ。その成因、構造などはいまだに謎に包まれていて、一般向けに書かれた解説書はなかなかつくられない。しかし、フォッサマグナを抜きにして、日本列島の地形は語れないのだ! ブルーバックスで人気を集める地学のエキスパートが挑む! 「こんな光景がこの世にあるのだろうか。こんな大きな構造は見たこともない」 明治維新後まもない日本の地質を調査中だったドイツの若き地質学者ナウマンは、 長野県の平沢で激しい嵐に見舞われた翌朝、眼下に広がる異様な地形に言葉を失った。 約1500万年前に生まれた「怪物」が、その存在を初めて世に知られた瞬間だった。 ナウマンは、それが世界に二つとない稀有な地形であることを確信し、こう命名した。 “Fossa Magna”(「巨大な地溝」の意) 誰もがその名を知っていても、それが何かはよく知られていない「フォッサマグナ」は、 この国の「背骨」のど真ん中を横断する、深さ6000m以上におよぶ巨大地溝である。 それは地質だけでなく、動植物の分布から文化に至るまで日本列島を東西に分断し、 日本と日本人にきわめて大きな影響を与えつづけている。フォッサマグナを抜きにして、 日本列島の将来は語れないのだ。 それにもかかわらず、ナウマンの発見以来、この地形は幾多の研究者の挑戦を拒みつづけ、 その成り立ちも、本当の境界線はどこにあるのかさえも、いまだに謎に包まれている。 確かなのは、世界を見渡しても、このような地形はほかに類がないということだけなのだ。 いったいフォッサマグナとは何か?  「山」「海」「川」「石」を明快に解説した一連のブルーバックスが好評を博す地球科学の大家が、 それらの知見を総動員して、縦横無尽に「怪物」に斬り込む! 序 章 ナウマンの発見 第1章 フォッサマグナとは何か 第2章 地層から見たフォッサマグナ 第3章 海から見たフォッサマグナ――日本海の拡大 第4章 海から見たフォッサマグナ――フィリピン海の北上 第5章 世界にフォッサマグナはあるか 第6章 〈試論〉フォッサマグナはなぜできたのか 第7章 フォッサマグナは日本に何をしているのか コラム「フォッサマグナに会える場所」 ・糸魚川ジオパーク ・南アルプスジオパーク ・下仁田ジオパーク ・伊豆半島ジオパーク ・箱根ジオパーク  ・男鹿・大潟ジオパーク ・山陰海岸ジオパーク 序章 ナウマンの発見 第1章 フォッサマグナとは何か 第2章 地層から見たフォッサマグナ 第3章 海から見たフォッサマグナ――日本海の拡大 第4章 海から見たフォッサマグナ――フィリピン海の北上 第5章 世界にフォッサマグナはあるか 第6章 〈試論〉フォッサマグナはなぜできたのか 第7章 フォッサマグナは日本に何をしているのか

ブラックホール: アイデアの誕生から観測へ

マーシャ・バトゥーシャク
地人書館
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紹介文
ブラックホールの歴史的流れを作り出した物理学・天文学者を中心に、多くのエピソードを交えながら、それが受容されていく様を記す。 17世紀以降の古典力学の時代にも現代の「ブラックホール」につながるアイデアは考え出されたが、当時の天文学の範疇では、ありえない天体または天文現象として考慮されることはなかった。20世紀に入っても、アインシュタインの一般相対性理論の解として「ブラックホール」の可能性が考えられたが、恒星など現実の天体ではありえないものとして拒絶された。20世紀後半になって、天体の重力崩壊現象が「ブラックホール」と名づけられたときも、まだそれを確かめる観測手段はなかったが、同時期にパルサー(中性子星)、クエーサーなどの天体が発見され、その後、エックス線天体が見つかりその膨大なエネルギーを賄う機構として「ブラックホール」が現実の天体として検討されるようになった。21世紀の現在、ブラックホールの衝突合体による重力波が驚くべき精度で実際に観測され、見えない天体「ブラックホール」の直接的証拠が提示され、ブラックホールは実在する天体としての地位を得た。本書は、それらの歴史的流れを作り出した物理学者、天文学者を中心に、多くのエピソードを紹介しながらブラックホール受容の変遷を辿っている。 第1章 宇宙で最大級に明るい天体が見えなくなる理由  ニュートン、ミッチェル、ラプラス 第2章 ニュートンよ、許したまえ  アインシュタイン 第3章 気が付けば、幾何学の国に  シュヴァルツシルト 第4章 恒星がこれほど非常識な振る舞いをするはずがない。何か自然の法則があるはず!  チャンドラセカール、エディントン 第5章 厄介者登場  バーデ、ツヴィッキー 第6章 重力場だけが存続  ランダウ、オッペンハイマー 第7章 物理学者になって最高でした  ホイーラー、ゼルドヴィッチ、ペンローズ 第8章 こんな奇妙なスペクトルは見たことがない  シュミット 第9章 ブラックホールって呼べば?  カー 第10章 中世の拷問台  ホイーラー 第11章 スティーヴン・ホーキングは一般相対論やブラックホールに多額の投資をする一方で、保険をかけることも忘れていなかった  ホーキング、ソーン 第12章 ブラックホールはそれほど黒くない  ホーキング

世界を変えた150の科学の本

ブライアン・クレッグ
創元社
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『ヒポクラテス全集』から『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。 全ての時代を通じて、最も鋭敏な知性によって著された本の数々。 それらをひも解き、サイエンスの歴史を語ることによって、本書はときに緩やかな、そしてときに革命的な変化をもたらした人類の努力の成果を明らかにする。 『ヒポクラテス全集』、アリストテレスの『自然学』から『ホーキング、宇宙を語る』『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。 【本書に登場する主なタイトル】 ヒポクラテス『ヒポクラテス全集』 アリストテレス『自然学』 ユークリッド『原論』 レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿 ニコラウス・コペルニクス『天球の回転について』 ガリレオ・ガリレイ『新科学対話』 アイザック・ニュートン『プリンキピア』 チャールズ・ライエル『地質学原理』 チャールズ・ダーウィン『種の起源』 グレゴール・メンデル『植物交雑に関する実験』 ジャン=アンリ・ファーブル『ファーブル昆虫記』 アルベルト・アインシュタイン『特殊および一般相対性理論について』 エルヴィン・シュレーディンガー『生命とは何か』 コンラート・ローレンツ『ソロモンの指環』 レイチェル・カーソン『沈黙の春』 リチャード・ファインマン『ファインマン物理学』 デズモンド・モリス『裸のサル』 リチャード・ドーキンス『利己的遺伝子』 スティーヴン・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る』 サイモン・シン『フェルマーの最終定理』 ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』 など 『ヒポクラテス全集』、アリストテレスの『自然学』から『ホーキング、宇宙を語る』『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。 第1章 古代世界――科学書の礎 第2章 ルネサンス期の活版印刷――書物に起きた大革命 第3章 近代古典――安定のヴィクトリア朝時代 第4章 近代古典の後――常識は覆る 第5章 次の時代へ――理解の変容 付 本書で取り上げた作品リスト

あなたの知らない脳──意識は傍観者である (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

デイヴィッド・イーグルマン
早川書房
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65
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あなたの行動を決定しているのは「自分の意識」ではなかった!? 驚異の脳の仕組みを解明

脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦 (中公新書)

渡辺 正峰
中央公論新社
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科学のフロンティアである「意識」。そこでは、いかなる議論がなされているのか。本書は、意識の問題に取り組む研究者による最前線からのレポートだ。豊富な実験成果などを通して、人間の意識のかたちが見えてくるはずだ。

認知脳科学

嶋田 総太郎
コロナ社
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紹介文
認知脳科学について,わかりやすく,かつ網羅的な専門知識を身につけるための教科書。図を多く掲載し,文系理系を問わず,初学者にも親しみやすい。脳部位の名称や機能,およびそれを調べた脳活動計測実験まで,基礎から最近の研究までバランスよくコンパクトにまとめている。認知脳科学研究の第一人者による大学テキストの決定版! ★主要目次★ 1. 認知脳科学とは  1.1 認知脳科学の来歴  1.2 認知脳科学の方法論 2. 脳のアーキテクチャ  2.1 神経系の区分  2.2 神経細胞  2.3 大脳皮質  2.4 皮質下構造 3. 視覚  3.1 視覚認知の性質  3.2 眼から脳へ  3.3 一次視覚野  3.4 高次視覚野における機能分化  3.5 腹側経路と背側経路 4. 視覚以外の感覚  4.1 感覚  4.2 味覚  4.3 嗅覚  4.4 聴覚  4.5 体性感覚 5. 運動  5.1 運動野の構造と働き  5.2 運動制御と反射  5.3 一次運動野  5.4 高次運動野  5.5 大脳基底核  5.6 小脳 6. 情動・感情  6.1 情動と感情  6.2 自律神経系・内分泌系  6.3 視床下部  6.4 扁桃体  6.5 島皮質  6.6 腹内側前頭前野・前頭眼窩野  6.7 報酬系 7. 記憶と学習  7.1 海馬  7.2 記憶のモデル  7.3 ワーキングメモリ  7.4 長期記憶の形成  7.5 潜在記憶 8. エグゼクティブ機能  8.1 前頭前野とエグゼクティブ機能  8.2 認知的制御  8.3 モニタリング機能  8.4 意思決定 9. 社会性認知  9.1 社会性認知とは  9.2 ミラーシステム  9.3 共感  9.4 「心の理論」  9.5 他者の認識  9.6 自己認識 付録 神経細胞  A.1 神経細胞の構造  A.2 静止膜電位と活動電位  A.3 神経細胞間の情報伝達  A.4 神経伝達物質  A.5 長期増強(LTP) 1. 認知脳科学とは 1.1 認知脳科学の来歴 1.2 認知脳科学の方法論  1.2.1 実験認知心理学  1.2.2 認知神経心理学  1.2.3 計算論的認知科学  1.2.4 脳機能イメージング 2. 脳のアーキテクチャ 2.1 神経系の区分 2.2 神経細胞 2.3 大脳皮質  2.3.1 大脳の構造  2.3.2 ブロードマン地図  2.3.3 脳における方向の表し方  2.3.4 一次感覚野と一次運動野  2.3.5 高次感覚野と連合野 2.4 皮質下構造  2.4.1 大脳辺縁系  2.4.2 大脳基底核  2.4.3 小脳  2.4.4 脳幹 3. 視覚 3.1 視覚認知の性質 3.2 眼から脳へ  3.2.1 眼の構造  3.2.2 視細胞  3.2.3 網膜でのエッジ検出処理  3.2.4 網膜での色識別処理  3.2.5 網膜から脳へ 3.3 一次視覚野  3.3.1 レティノトピー  3.3.2 方位選択性とコラム構造 3.4 高次視覚野における機能分化  3.4.1 一次視覚野から高次視覚野へ  3.4.2 色の知覚  3.4.3 形の知覚  3.4.4 動きの知覚 3.5 腹側経路と背側経路  3.5.1 腹側経路  3.5.2 背側経路 4. 視覚以外の感覚 4.1 感覚  4.1.1 感覚とは何か  4.1.2 感覚受容器 4.2 味覚 4.3 嗅覚 4.4 聴覚  4.4.1 音の性質  4.4.2 耳の構造と聴覚受容器  4.4.3 音源定位  4.4.4 大脳皮質における聴覚処理 4.5 体性感覚  4.5.1 体性感覚受容器  4.5.2 痛覚  4.5.3 自己受容感覚  4.5.4 一次体性感覚野と体部位局在性  4.5.5 高次体性感覚野 5. 運動 5.1 運動野の構造と働き 5.2 運動制御と反射 5.3 一次運動野  5.3.1 体部位局在性と入出力  5.3.2 運動情報の集団符号化 5.4 高次運動野  5.4.1 補足運動野と前補足運動野  5.4.2 背側運動前野と上頭頂小葉のネットワーク  5.4.3 腹側運動前野と下頭頂小葉のネットワーク 5.5 大脳基底核  5.5.1 皮質─基底核の運動系ループ回路  5.5.2 大脳基底核の損傷 5.6 小脳  5.6.1 小脳による運動制御  5.6.2 小脳の神経回路 6. 情動・感情 6.1 情動と感情  6.1.1 末梢起源説  6.1.2 中枢起源説  6.1.3 二つの経路モデル 6.2 自律神経系・内分泌系 6.3 視床下部 6.4 扁桃体  6.4.1 扁桃体の構造  6.4.2 恐怖条件づけ  6.4.3 表情認知 6.5 島皮質  6.5.1 島皮質の脳内身体表現  6.5.2 痛みの感情  6.5.3 内受容感覚と感情 6.6 腹内側前頭前野・前頭眼窩野  6.6.1 フィニアス・ゲージの症例  6.6.2 社会的感情 6.7 報酬系  6.7.1 ドーパミンニューロン  6.7.2 高次の報酬表現と意思決定  6.7.3 快感情の主観的経験 7. 記憶と学習 7.1 海馬  7.1.1 H.M.の症例  7.1.2 海馬の神経回路  7.1.3 海馬における長期増強と空間記憶 7.2 記憶のモデル  7.2.1 記憶の3ステージ  7.2.2 記憶のエラー  7.2.3 短期記憶と長期記憶  7.2.4 長期記憶の種類 7.3 ワーキングメモリ  7.3.1 ワーキングメモリの構成要素  7.3.2 ワーキングメモリの脳内基盤 7.4 長期記憶の形成  7.4.1 長期記憶のありか  7.4.2 記憶の固定化  7.4.3 記憶の固定化と睡眠時の脳活動  7.4.4 長期記憶の書き換え 7.5 潜在記憶  7.5.1 プライミング  7.5.2 条件づけと強化学習  7.5.3 運動技能 8. エグゼクティブ機能 8.1 前頭前野とエグゼクティブ機能 8.2 認知的制御  8.2.1 プランニング  8.2.2 ワーキングメモリにおける想起と選択  8.2.3 タスクスイッチング  8.2.4 抑制 8.3 モニタリング機能  8.3.1 エラーの検出  8.3.2 対立した反応の選択  8.3.3 心的状態のモニタリング 8.4 意思決定  8.4.1 プロスペクト理論  8.4.2 ニューロエコノミクス  8.4.3 ソマティックマーカー仮説 9. 社会性認知 9.1 社会性認知とは 9.2 ミラーシステム  9.2.1 シミュレーション仮説  9.2.2 運動選択性  9.2.3 目標指向性  9.2.4 模倣 9.3 共感  9.3.1 共感とミラーシステム  9.3.2 痛みへの共感  9.3.3 情動的共感と認知的共感 9.4 「心の理論」  9.4.1 誤信念課題  9.4.2 「心の理論」に関わる脳領野  9.4.3 ミラーシステムと「心の理論」領野 9.5 他者の認識  9.5.1 顔と身体の認  9.5.2 他者運動や視線の認知 9.6 自己認識  9.6.1 「自己」の概念  9.6.2 身体所有感と運動主体感  9.6.3 自己身体イメージの脳内基盤 付録 神経細胞 A.1 神経細胞の構造 A.2 静止膜電位と活動電位  A.2.1 静止膜電位  A.2.2 活動電位の発生  A.2.3 活動電位の伝導 A.3 神経細胞間の情報伝達  A.3.1 シナプスの構造  A.3.2 神経伝達物質の放出とシナプス後電位の発生 A.4 神経伝達物質 A.5 長期増強(LTP) 引用・参考文献 索引

挑戦する脳 (集英社新書)

茂木 健一郎
集英社
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日本を取り巻く困難はより深いものになっており、私たちは先の見えない日常を送っている。だが、このようなときにこそ、人間の脳が持つ「挑戦」の素晴らしい能力が生きてくる。脳はオープンエンドなシステムであり、試験に直面したときにこそ新たな力を発揮するのだ。私たちの日常の中に「挑戦」は遍在している。人間は誰もが、経験したことのない新たな世界と出合い、自分の存在を確立しようと奮闘して生きている。困難さを力に変えて生きるために、私たちはどうすればよいのか?さまざまな事象をもとに論じる、著者渾身の書。 暗闇の中を手探りで歩く 発見の文法 「挑戦」の普遍性 非典型的な脳 誰でも人とつながりたい 偶然を必然とする 盲目の天才ピアニスト 欠損は必ずしも欠損とならず 脳は転んでもただでは起きない 笑いが挑戦を支える 日本人の「挑戦する脳」 アンチからオルタナティヴへ 挑戦しない脳 死に臨む脳 臨死体験 自由と主体 「自由」の空気を作る方法 地震の後で できない リヴァイアサン

巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)

本間 希樹
講談社
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一般相対性理論によってブラックホールの存在が予言されてから100年。ついに、宇宙に開いた黒い穴の姿が捉えられようとしている。 太陽の100億倍もの質量を持つ巨大ブラックホールは、強力な重力で光さえ飲み込む一方で宇宙でいちばん明るく輝き、光速にちかい速さの「ジェット」を放出しています。200年以上前に予言されながら、まだ誰も見たことのなかったブラックホールの姿が、最先端の天文学によって明らかになりつつあります。 強力な重力で周囲の物質や光を引きつけ飲みこむ一方で、飲みこんだら最後、それらを二度と外に出さない。ブラックホールは、そんな一方通行の弁のような性質を持った、大変不思議な天体です。 SFの世界ではおなじみの天体ですが、こんなものが本当に存在するのでしょうか? じつは、最近の観測から宇宙にはこのような天体が多数存在することがわかってきています。 ブラックホールを科学的な形で初めて提唱したのは、イギリスのジョン・ミッチェルという科学者で1784年のことでした。さらに、20世紀になると、アインシュタインによる一般相対性理論が、ブラックホールに論理的な裏付けを与えます。そして現在、人類はようやくブラックホールの姿を「見る」ことができる力を手に入れました。 それは、電波干渉計という超高性能の電波望遠鏡です。この望遠鏡の視力は人間でいうと300万にも達します。これは、地球から月面上のテニスボールが見えるくらいの視力に相当します。 本書では、この最高の望遠鏡を使って今まさに観測が進められている、巨大ブラックホール直接撮像の挑戦に迫ります。 第1章 ブラックホールとは何か? 第2章 銀河の中心に潜む巨大な穴 第3章 200年前の驚くべき予言 第4章 巨大ブラックホール発見前夜 第5章 新しい目で宇宙を見る――電波天文学の誕生 第6章 ブラックホールの三種の神器 第7章 宇宙は巨大ブラックホールの動物園 第8章 巨大ブラックホールを探せ! 第9章 進む理解と深まる謎 第10 章 いよいよ見える巨大ブラックホール

マンガ 物理に強くなる―力学は野球よりやさしい (ブルーバックス)

関口 知彦
講談社
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紹介文
物理はボールを投げる、打つ、捕るより簡単 物理はちっともむずかしくない! 野球のボールを投げる、打つ、捕ることができるのは、すでに物理の原理を体で覚えているから。野球部のエースと楽しく学ぼう! 第1章 物理は野球よりやさしい 第2章 常識を疑え! 第3章 「変化」と「変化の速さ」 第4章 「速度」と「加速度」 第5章 ガリレイの発見 第6章 力のはたらき 第7章 「質量」とはなにか 第8章 わかるって面白い 第9章 観測者の立場 第10章 アインシュタインの相対論

科学のなぜ?新事典: 理系脳が育つ! (受験研究社)

受験研究社
増進堂・受験研究社
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65
紹介文
科学的な現象やことがらについて,子どもたちが「なぜ?」と思っている疑問に答える形式の事典です。 ○取り上げるテーマを,地球・宇宙のふしぎ,植物のふしぎ,動物のふしぎ,私たちのからだのふしぎ,身近なふしぎの5つの分野に分けて,いろいろな「なぜ?」を紹介しています。 ○カラーの写真・イラストをふんだんに使って,小学生が理解しやすいように本文をまとめています。 ○AI博士,ペンすけ,ペンジーの3つのキャラクターが協力して,みんなの疑問に答えてくれます。 ○実験・観察の方法なども紹介しています。 <地球・宇宙のふしぎ> いつどのように地球はできたの? 月で体重をはかるとどうなるの? 太陽が東から西に動くのはなぜ? 春・夏・秋・冬の順番が変わらないのはなぜ? 2月29日が4年に1回あるのはなぜ? 人が宇宙へ行くと息ができなくなるの? 地球のなかまの星ってどんな星? 天の川は何でできているの? どうして流れ星はすぐに消えちゃうの? 月にウサギは見えないんだけど? 月の形はなぜ変わっていくの? 海の波はどうやってできるの? 日食や月食ってどうして起こるの? 地球の温暖化ってどういうこと? 川の水はどこからやってきたの? ダムは何のためにあるの? 川の水が地形を変えているの? マグマって何? 日本から地球を通りぬける穴をほるとブラジルへ出られるの? 山はどうやってできたの? 火山が噴火するとどうなるの? どうして地震が起こるの? 地震のゆれはどのようにして伝わるの? 地面がずれたり曲がっているのはなぜ? 津波ってどんな波なの? 化石って何? 恐竜はいつごろ現れたの? 恐竜にはどんななかまがいたの? 恐竜はなぜ絶滅してしまったの? 日本にも恐竜がいたの? 高い山の上ではなぜ息がしづらいの? 山の高さはどうやってはかるの? 海の水はどうしてしょっぱいの? 雲があるのになぜ晴れなの? アマガエルが鳴くと雨が降るの? 天気はどうやって予報するの? 天気はなぜ変わるの? 雲はどうやってできるの? 雨や雪はどうして降るの? 雨のつぶはどんな形なの? どうして晴れていても雨が降るの? どうして雪は積もるの? つゆってどんな雨なの? 風はどうしてふくの? 台風はどうやってできるの? 山の天気はなぜ変わりやすいの? <植物のふしぎ> 季節によってさく花がちがうのはどうして? サクラは季節によってどう変化するの? アサガオはどうして朝にしかさかないの? 種子から芽が出るには何が必要なの? 植物の成長に必要なものは? はちで育てている花は,どんなときに植えかえないといけないの? 植物の実はどうやってできるの? チューリップには種子ができるの? 種子をつくらない植物もあるの? 花粉はめしべまでどうやって運ばれるの? 花に虫たちが集まってくるのはどうして? イネとタンポポはどうちがうの? タンポポの花はどのようなつくりになっているの? 植物は水をどこから吸収しているの? 根から吸収されたあと,水はどうなるの? ヒマワリの花は太陽のほうを向くの? 植物の葉が緑色なのはどうして? 秋にイチョウの葉が黄色くなるのはどうして? サボテンにはどうしてとげがあるの? 四つ葉のクローバーができるのはなぜ? 植物はごはんを食べなくてもだいじょうぶなの? 野菜として食べているのは植物のどの部分? メロンのあみ目はどのようにしてできるの? イチゴの種子はどこにあるの? タンポポの綿毛って何? スイカのしま模様は何のためにあるの? バナナの皮に黒いはん点ができるのはなぜ? タマネギを切るとなみだが出るのはどうして? 緑色のピーマンをそのまま育て続けるとどうなるの? レンコンにはどうして穴があいているの? もやしが白いのはどうして? どうして木は大きく育つことができるの? 植物はどのように進化してきたの? 森がなくなるとどんなことが起こるの? かれた木にキノコがはえるのはどうして? <動物のふしぎ> こん虫はどうやって育つの? こん虫のからだはどんなつくりなの? チョウが見る花はどんな色? こん虫も耳で音を聞くの? こん虫も口で呼吸しているの? コオロギの鳴き声はどこから出ているの? カブトムシはどうしてかたいの? チョウのはねに粉がついてるのはなぜ? テントウムシが枝をのぼるのはなぜ? テントウムシの黄色い液はなんのため? アリの行列はどうしてできるの? アリはどうしてアブラムシと仲がいいの? カにさされるとなんでかゆいの? セミの鳴き声はなんで大きいの? セミが飛ぶときにおしっこするのはなぜ? トンボの目はなぜあんなに大きいの? トンボがおしりを水に入れるのはなぜ? 同じ種類なのに色のちがうバッタがいるのはなぜ? ハチは,はちみつをどのようにつくるの? ホタルが光るのはなぜなの? クモはこん虫じゃないの? クモはどうやって糸をつくるの? ダンゴムシが丸まるのはどんなとき? ダンゴムシは何を食べているの? ミミズの頭はどっちにあるの? イカやタコは魚のなかまなの? ヨーグルトやチーズは菌がつくるの? 落ち葉はなんでなくなってしまうの? キノコは植物なの? 冬みんするのはクマだけなの? ネコのひげを切るとどうなるの? イヌが暑いとき舌を出しているのはなぜ? イヌの鼻はどれくらいいいの? ウサギの耳が長いのはなぜ? ウシには胃が4つもあるの? カンガルーのおなかにふくろがあるのはなぜ? コアラが食べるのはユーカリの葉だけなの? ゴリラがむねをたたくのはなぜ? パンダはタケやササしか食べないの? ライオンは肉しか食べないの? ラクダのこぶはなんのためにあるの? シロクマが氷の上で寒くないのはなぜ? アシカとアザラシはどこがちがうの? ラッコはおなかの上で何をたたいているの? ラッコは水にういたままねるの? イルカの耳はどこにあるの? クジラが潮をふくのはなぜなの? 地球最大の動物はなんなの? コウモリはなぜさかさまにぶら下がるの? ニワトリが毎日たまごを産めるのはなぜ? ペンギンは飛べないけど本当に鳥なの? クジャクはなぜ羽を広げるの? 魚はいつねているの? 魚がしずまないのはなぜ? メダカのたまごはどのように変化するの? 人食いザメはどんなサメなの? サケが海から川へもどってくるのはなぜ? カメのこうらはどうなってるの? カメレオンはどうやってからだの色を変えているの? カエルのたまごはどのように育つの? 生き物はどこからきたの? 生きた化石って大昔から生きてるの? <私たちのからだのふしぎ> 赤ちゃんはどのようにして生まれてくるの? 赤ちゃんの性別が決まるのはいつ? 母乳は何からできているの? 目はどうして2つあるの? 明るいときと暗いときでひとみの大きさがちがうのはなぜ? なみだはどうして出るの? 鼻血はどうして出るの? 人によって声がちがうのはどうして? 舌はどんな味がわかるの? 夜になるとねむくなるのはなぜ? どうして夢を見るの? しゃっくりはどうして出るの? 人はなぜ呼吸をしないと生きていけないの? 心臓がドクンドクンするのはどうして? わきの下で体温をはかるのはなぜ? 正座をすると足がしびれるのはどうして? かさぶたはどうしてできるの? 血液型はどうやってわかるの? なぜごはんを食べないといけないの? げっぷはどうして出るの? だ液はなぜ出るの? 食べたものはどうなるの? うんちの量が食べたものの量より少ないのはどうして? なぜ人はあせをかくの? どうしておしっこが出るの? 人の骨は何本あるの? 背はどうやってのびるの? どのようにしてうでは曲がるの? かみの毛がのびるのはどうして? 頭をぶつけるとなぜたんこぶができるの? まゆ毛やまつ毛はなぜ生えているの? 歯が生えかわるのはどうして? 虫歯はどうしてできるの? 男性は大人になるとどうしてひげが生えるの? 手や足の指にはどうして指もんがあるの? おふろに入ると指先にしわができるのはどうして? つめはどうやってのびてくるの? 年をとるとどうしてしわができるの? 寒いと鳥はだがたつのはどうして? おへそにごまがあるのはどうして? ほくろはどうしてできるの? 日焼けすると皮ふが黒くなるのはどうして? おなかがすくとグーと音が出るのはどうして? 冷たいものを食べすぎるとおなかが痛くなるのはどうして? 走るとわき腹が痛くなるのはどうして? 乗り物にようのはどうして? かぜとインフルエンザはどうちがうの? なぜかぜをひくと熱やせきが出るの? <身近なふしぎ> 雨上がりににじが見えるのはなぜ? シャボン玉が7色に光るのはなぜ? 鏡の中ではなぜ左右が反対なの? おふろに手を入れると折れ曲がって見えるのはなぜ? 虫めがねで見ると大きく見えるのはなぜ? なんで音は水中でも聞こえるの? 山びこはなぜ聞こえるの? ピアノの音の高さはどうやって決まるの? コンピュータって何ができるの? かみなりはどうして落ちるの? セーターをぬぐときパチパチと音がするのはなぜ? つないだ豆電球の明るさがすべて同じになるつなぎ方は? つなぐかん電池の数をふやすと豆電球は明るくなるの? LEDってどんなもの? 光から電気がつくれるの? モーターが回るしくみは? リニアモーターカーのしくみはどうなっているの? 電気はどうやってつくるの? IH(電磁)調理器はどうして熱くなるの? コンセントの電気とかん電池の電気は同じなの? 電気器具の「ワット」って何? テレビがうつるしくみはどうなっているの? 電子レンジでものがあたたまるのはなぜ? レントゲンに骨がうつるのはなぜ? 形を変えるとものの重さも変わるの? ふりこのふれ方は何で変わるの? 小さい力で重いものを持ち上げるにはどうする? 投げたボールが落ちてくるのはなぜ? とがったえん筆でつつくと痛いのはなぜ? 飛行機の中で耳がキーンとなるのはなぜ? 人のからだが水にうくのはなぜ? 重いものは軽いものよりはやく落ちるの? 電車の中でジャンプしても同じ場所に落ちるのはなぜ? 熱気球はなぜ空へ上がるの? レールのつなぎ目にすき間があるのはなぜ? お湯がわくときに出てくるあわは何? 氷水を入れたコップに水てきがつくのはなぜ? 空気って何? ものが燃えるってどういうことなの? 鉄がさびてしまうのはなぜ? かいろがあたたかくなるのはなぜ? ホットケーキはなぜふくらむの? 花火の色はどうやってつけるの? たまごをゆでると固まるのはなぜ? 水にとけたものが見えなくなるのはなぜ? 石けんでよごれが落ちるのはなぜ? 食塩水と砂糖水を見分けるにはどうするの? かん電池のほかにも電池はあるの? 酸性とかアルカリ性ってなんのこと? さくいん

脳の大統一理論: 自由エネルギー原理とはなにか (岩波科学ライブラリー 299)

乾 敏郎
岩波書店
おすすめ度
65
紹介文
脳は推論するシステムだ! 脳の多様な機能を統一的に説明する「自由エネルギー原理」。注目の理論を解説する。 脳は推論するシステムだ! 知覚、認知、運動、思考、意識──それぞれの仕組みの解明は進んできたが、それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった。神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し、単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した。注目の理論を解説する初の入門書。 まえがき 脳の構造 1 知 覚——脳は推論する 2 注 意——信号の精度を操る 3 運 動——制御理論の大転換 4 意思決定——二つの価値のバランス 5 感 情——内臓感覚の現れ 6 好奇心と洞察——仮説を巡らす脳 7 統合失調症と自閉症——精度制御との関わり 8 認知発達と進化、意識——自由エネルギー原理の可能性 あとがき 参考文献 付録 自由エネルギー原理の数理を垣間見る

「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」 (ブルーバックス)

櫻井 武
講談社
おすすめ度
65
紹介文
私たちは悲しいからから泣くのか? 泣くから悲しいのか? 脳科学の根源的なテーマ「情動」と「こころ」の謎に第一人者が迫る!  人は悲しいから泣くのか? それとも泣くから悲しいのか? これは脳科学では昔から論争が続いている根源的なテーマです。実は動物やヒトの行動は「理性」よりもはるかに強く「情動」によって支配されています。情動がなければ、私たちは意思決定さえままなりません。そしてヒトはさらに、情動より複雑で厄介な「こころ」を身につけました。それはいかにして生まれるのか? 私たちを支配するものの「正体」に第一人者が迫ります! 人は悲しいから泣くのか? 泣くから悲しいのか? 世界的トップランナーが解き明かす「こころ」の正体! 私たちは、自分の行動は自分が考えて決めていると思っている。 己を動かすものは、己の「理性」のみであると信じている。 だが、残念ながらそれは錯覚にすぎない。 行動は理性よりもはるかに、「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐怖」などの 「情動」に強く支配されているのだ。 情動とは、生き残る確率を高めるために脳にプログラミングされた、 下等動物からヒトにまで共通する必須の機能なのである。 ところがヒトは、情動よりもさらに複雑な行動決定のメカニズムを獲得した。 それが「こころ」である。 ヒトにはなぜ、このように不可思議で厄介なしくみが備わったのだろうか。 「こころ」はいかにして生まれ、私たちに何をしているのだろうか。 脳神経科学の第一人者が「こころ」の生成プロセスと作動原理を解き明かし、 私たちを支配しているものの「正体」に迫る! 第1章 脳の情報処理システム 第2章 「こころ」と情動 第3章 情動をあやつり、表現する脳 第4章 情動を見る・測る 第5章 海馬と扁桃体 第6章 おそるべき報酬系 第7章 「こころ」を動かす物質とホルモン 終 章 「こころ」とは何か 著者略歴 1964年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。日本学術振興会特別研究員、筑波大学基礎医学系講師、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院准教授、金沢大学医薬保健研究域教授を経て、現在、筑波大学医学医療系および国際統合睡眠医科学研究機構教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。平成12年度つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞、平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞、第2回塩野賞受賞。著書に『睡眠の科学・改訂新版』『食欲の科学』(いずれもブルーバックス)、『「眠り」をめぐるミステリー』(NHK出版新書)など。 第1章 脳の情報処理システム 第2章 「こころ」と情動 第3章 情動をあやつり、表現する脳 第4章 情動を見る・測る 第5章 海馬と扁桃体 第6章 おそるべき報酬系 第7章 「こころ」を動かす物質とホルモン 終 章 「こころ」とは何か

ちのはなし (かがくのとも絵本)

堀内 誠一
福音館書店
おすすめ度
65

自然科学はじめの一歩〔改訂版〕 (放送大学教材)

岸根 順一郎
放送大学教育振興会
おすすめ度
65
紹介文
1.自然科学の見方考え方  2.天文学からはじめよう:天文学と宇宙観  3.現在の地球  4.地球史の科学  5.生命の科学(1)生物の多様性  6.生命の科学(2)生物間の関係性  7.生命の科学(3)分子からなる生物  8.物質の科学(1)化学  9.物質の科学(2)化学  10.物質の科学(3)物理学の視点  11.物質の科学(4)量子の世界  12.数学(1)数学の言葉と論理 13.数学(2)数学の基本思考  14.自然科学と数学  15.自然科学の展望

「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで (ブルーバックス)

国立がん研究センター研究所
講談社
おすすめ度
65
紹介文
病の皇帝と呼ばれる「がん」の撲滅は本当に可能なのか。最新ゲノム医学でわかった「がんの正体」とは?  いまや日本人の2人に1人が一生に一度はがんにかかり、年間100万人以上が新たにがんを発症する時代。高齢化に伴い、今後も患者は増加すると予測されるが、現時点ではがんを根治する治療法は見つかっていない。しかし、ゲノム医療の急速な進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきた。世界トップレベルの研究者たちが語ったがん研究の最前線 日本のがん罹患者数は年々増加し、最近では年間約100万人が新たにがんを発症し、死亡者の3人に1人にあたる約37万人ががんで亡くなっています。近年の統計からは、日本人の2人に1人が生涯に一度はがんに罹り、男性の4人に1人、女性の6人に1人ががんで死亡するものと推計されています。同時に、がんの診断及び治療技術も近年急速に改善してきました。直近の統計では、がん患者全体の5年相対生存率は60%を超えており、がんの経験者やがん治療を継続されている「がんサバイバー」の数は既に数百万人、日本対がん協会によると700万人を数えているとされています。正に「がんは国民病」と言える時代になったと言えます。 がん撲滅に向けて、医学者や科学者たちは懸命の努力を続けていますが、いまだがんを根治する方法は見つかっていません。しかしながら、近年のゲノム医療の進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきています。分子標的薬によるオーダーメイド治療、免疫チェックポイント阻害薬などの画期的新薬も登場しています。日本のがん医療・研究の拠点として、がん研究に取り組んできた「国立がん研究センター研究所」のトップ科学者たちが、「がんのメカニズム」から最先端の「ゲノム医療」まで語り尽くします。 革新的な治療法や検査法が次々に開発 ※血液1滴でがんの早期発見できる「エクソソーム解析」 ※最適な抗がん剤が見つかる網羅的遺伝子検査 ※「魔法の弾丸」分子標的薬でオーダーメイド治療 ※公的医療保険が適用できるゲノム医療 第1章 がんとは何か? 第2章 どうして生じるか? 第3章 がんがしぶとく活きる術 第4章 がんと老化の複雑な関係 第5章 再発と転移 第6章 がんを見つける、見極める 第7章 予防できるのか? 第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

ケリー・マクゴニガル
大和書房
おすすめ度
65
紹介文
60万部のベストセラーがついに文庫化!これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊。 Introduction 「自分を変える教室」へようこそ-意志力を磨けば、人生が変わる 第1章 やる力、やらない力、望む力-潜在能力を引き出す3つの力 第2章 意志力の本能-あなたの体はチーズケーキを拒むようにできている 第3章 疲れていると抵抗できない-自制心が筋肉に似ている理由 第4章 罪のライセンス-よいことをすると悪いことをしたくなる 第5章 脳が大きなウソをつく-欲求を幸せと勘ちがいする理由 第6章 どうにでもなれ-気分の落ち込みが挫折につながる 第7章 将来を売りとばす-手軽な快楽の経済学 第8章 感染した!-意志力はうつる 第9章 この章は読まないで-「やらない力」の限界 第10章 おわりに-自分自身をじっと見つめる

月へ行きたい (たくさんのふしぎ傑作集)

松岡 徹
福音館書店
おすすめ度
65
紹介文
満月の夜、男の子は月へ行く方法を、あれこれと考えはじめました。人類が旅したいちばん遠い場所、月まで38万キロの旅へ出発! 1969年にアポロ11号が月面に到着して以来、12人が地球からロケットで月へ行きました。でもじつは、月へ行く方法はロケットしかない、というわけではありません。 満月の夜、男の子は、月へ行く方法を、あれこれと考えはじめました。巨大な橋を月へわたそうか、風船でとんで行くのもいいなぁ……。さてさて、そんなことで月へ行けるのでしょうか。人類が旅したいちばん遠い場所、月まで38万キロの旅へ、いざ出発! 満月の夜、男の子は月へ行く方法をあれこれ考えはじめました。巨大な橋、高い高い塔、風船、エレベーター。人類が旅したいちばん遠い場所、月まで38万キロの旅へ出発!

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 自然科学

資格試験研究会
実務教育出版
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65
紹介文
公務員試験対策で圧倒的支持!常に進化し続ける超定番シリーズ!自然科学編。 公務員試験対策で圧倒的支持!常に進化し続ける超定番シリーズ!自然科学編。

脳の地図を書き換える: 神経科学の冒険

デイヴィッド・イーグルマン
早川書房
おすすめ度
65
紹介文
人が視覚や聴覚、または身体の一部を失った時に脳内ではどのようなことが起きているのか。また科学技術を駆使して脳の機能を拡張させ、身体に五感以外の新たな感覚をつくることは可能か。最先端の脳科学と人類の未知なる可能性を著名な神経科学者が語り尽くす

ブラックホールをのぞいてみたら

大須賀 健
KADOKAWA
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65
紹介文
本当にあるの? 吸い込まれたらどうなる? 不思議に満ちた天体を大解剖! 光さえも吸い込み、真に黒いブラックホール。そもそもなぜできるの? 宇宙を吸い込みつくしたら? この不思議な天体を多くのイラストを使いながらやさしく紹介。しかも数式はゼロ! 宇宙の魅力に酔いしれよう 第1章 ブラックホールってなんだろう  ブラックホールに地面はない  ブラックホールが黒いわけ  ブラックホールの黒は本当の黒  事象の地平面は一方通行  事象の地平面の外も危険  特異点の謎  ブラックホールの作り方  まとめ  事象の地平面をもっと理解しよう  ブラックホールで時間が止まる  宇宙船が事象の地平面で止まる?  ブラックホールとタイムマシン 第2章 アインシュタインは何をしたの?  アインシュタインの功績  一般相対性理論の予言する空間のゆがみ  空間のゆがみと重力の関係  正しいのはどっち?  一般相対性理論とブラックホール  色のズレと時間の遅れ  重力波ってなに?  アインシュタインの間違い 第3章 ブラックホールは本当にあるの?  ブラックホールは山ほど見つかっている!  ブラックホールの予言  チャンドラセカールの大活躍  理論物理学がブラックホールを認める  ブラックホールの発見  今世紀のブラックホール天文学 第4章 光り輝くブラックホール?  ブラックホールを取り巻くガス円盤  ガスに吸い込まれるには摩擦が必要  ガス円盤が輝く秘密  ガス円盤はどれほど明るいのか?  ブラックホールはいつでも明るいわけではない  謎の天体クェーサー  クェーサーの正体  ブラックホールを見る 第5章 大質量ブラックホールはどうやってきたの?  大質量ブラックホールの急速成長問題  エディントン限界  エディントン限界とブラックホールの成長の関係  エディントン限界を突破して  ブラックホールの合体と超大質量星の崩壊  大質量ブラックホールと銀河の美しすぎる関係  ブラックホールによる星形成への影響  ブラックホール ジェット  大質量ブラックホールの謎に挑む 第6章 宇宙の未来はブラックホールだらけ?  ブラックホールだらけの宇宙  ホーキング放射とブラックホールの消滅  宇宙の死

絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)

本川 達雄
福音館書店
おすすめ度
64
紹介文
大きくてゆったりしたゾウ。小さくてチョコマカしてるネズミ。でも、一生に心臓がうつ回数を調べると、アレ? 意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。

あなたの脳のはなし:神経学者が解き明かす意識の謎 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

デイヴィッド イーグルマン
早川書房
おすすめ度
64
紹介文
あなたの脳についてあなたほど無知な人はいない! 100点以上の図版を駆使して脳に関する知られざる誤解を正す脳神経学入門。

星が「死ぬ」とはどういうことか (BERET SCIENCE)

田中 雅臣
ベレ出版
おすすめ度
64
紹介文
超新星爆発という大規模な爆発を起こす星があります。なぜこのような爆発が起こるのでしょうか。超新星爆発入門書の決定版! 夜空の星はいつも変わらず輝いているように見えますが、星のなかには一生を終えるときに大規模な爆発を起こし、非常に明るく輝くものがあります。これを超新星爆発といいます。なぜこのような爆発が起こるのでしょうか。そのとき、星の中では何が起こっているのでしょうか。古くから観測されてきた超新星爆発は、いまもなお私たちに多くの難問を突きつけています。本書は基礎から最先端のテーマまで丁寧に解説。超新星爆発入門書の決定版! 第Ⅰ部 超新星爆発の存在が明らかになるまで  1章 星は爆発している  2章 歴史に残る超新星爆発  3章 「超新星」の登場 第Ⅱ部  4章 星の一生  5章 星はなぜ爆発するのか(1)―重い星の場合  6章 超新星はなぜ輝くのか  7章 星はなぜ爆発するのか(2)―軽い星の場合  8章 元素の起源と超新星爆発 第Ⅲ部 超新星爆発研究の最前線  9章 宇宙最大の爆発―ガンマ線バースト 10章 金をつくる「超速新星」? 11章 超新星爆発研究のこれから

量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)

竹内 繁樹
講談社
おすすめ度
64
紹介文
現在のスーパーコンピュータを圧倒する、量子コンピュータのしくみを平易に解説。 「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる? 莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ? まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。 「0と1の重ね合わせ状態」で高速計算! 「量子ビット」を使った「超並列計算」で、答えを1つに確定できるのはなぜ? 現在のスーパーコンピュータを圧倒する、量子コンピュータのしくみを平易に解説。 第1章 量子計算でできること 第2章 「量子」とはなにか 第3章 量子の不思議 第4章 「量子」を使った計算機 第5章 量子アルゴリズム 第6章 実現にむけた挑戦 第7章 量子コンピュータの周辺に広がる世界と量子暗号

1人でできる子になるテキトー子育て 世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった!

はせがわわか
SBクリエイティブ
おすすめ度
64
紹介文
テキトーこそ、最高の子育て! 「子どもが自立する!」 「イライラしない!」 「育児がラクになる!」 など、いいこと尽くめ。 世界トップ機関による1000以上の研究から 科学的に証明されたテキトー子育てを1冊にまとめました。 「1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。 だからこそ、部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、ドリルにしっかり取り組む、早寝早起き、どれもできるようになってもらわないと。 でもうちの子、何度注意しても、なかなかできるようにならない…。 本当にイライラしてくる!」 これ、すごくわかります。 しかし、です。 いったん冷静になって考えてみますと、 ほとんどが親が子に「こうであってほしい」と望んでいる、そして、その通りに行動してくれないから、イライラしてくる。 残念ながら、これが実態になっているようです。 実は、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、むしろ無駄だったリ、成長を止めてしまうなど悪い方向に向かってしまっているのです…。 例えば、いつもモタモタしている子どもに「早くしなさい!」と言ったとしましょう。 でも、なかなか動き出そうとしない子どもこそ、よく考えて主体的に行動しているのです。 せかしてしまうと、子どもが考える行為を妨げてしまいます。 他にも、例えば次のことが子育てでは正解なのです! ・「挨拶しなさい」と言わない ・お手伝いが遊びになっても気にしない ・友だちをえこひいきしても気にしない ・無理に部屋の片づけをさせなくてもいい ・早寝早起きにこだわらない ・食べ物の好き嫌いがあっても気にしない 以上のどれもが、国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、たどり着いた結論なのです。 本書で紹介する育児法を眺めていたところ、ある共通点を見つけました。 それはズバリ、「テキトー」。 テキトーとは「こうじゃないとダメ」ということにこだわるのではなく、「こだわらなくていいことにはこだわらない」という意味です。 「子どもを雑に扱う」とか「完全にほったらかしにする」という意味ではありません! ただ、テキトーを取り入れることで、親はイライラしなくなる、子どもはのびのびと育って自立するなど、いいこと尽くめなのです。 完璧主義で頑張り屋のお母さん、お父さんこそ、手に取っていただければ嬉しいです。 【第1章】コミュニケーション ・ヤル気を出させようとしない ・動きが遅い子どもをせかさない ・「我慢しなさい」と言っても無駄 ・「挨拶しなさい」と言わない ・「他人の気持ちになって考えてみてよ」と言わない ・「何回言ったら分かるの?」は禁句 ・「~しちゃダメ」と言わない ・うぬぼれていても、放っておく ・お手伝いが遊びになっても気にしない ・「優しい子になって」と言わない ・友だちをえこひいきしても気にしない ・「どっちでも一緒でしょ!」とは言わない ・部屋の片づけをさせなくてもいい ・「なんでなんで?」と聞かれても、「そういうもの」と答えても構わない ・他人のSNSなどでのリア充ぶり見て、自己嫌悪に陥らなくてもいい ・1日1分、ボーっとする 【第2章】生活習慣 ・早寝早起きにこだわらない ・夜中に起きても一生懸命に付き合わず、さっさと寝かす ・親も家事より、まずはたっぷり睡眠 ・好き嫌いがあっても気にしない ・食事は30分でおしまい ・むら食いを気にしない ・お箸を使うのを急がせない ・適度なテレビやスマホ動画で子どもも親も息抜き 【第3章】遊び ・頭をよくしそうな遊びに興味を持たなくても、気にしない ・ジコチューでも気にしない ・遊んでばかりの幼稚園/保育園でも気にしない ・ひっこみ思案でも心配しない 【第4章】学習 ・幼児教室には行かなくていい ・子どものそばで自分が好きな本を読むだけでも、立派な教育になる ・文字を無理に書かせなくていい ・子どもの知育に迷ったら、絵本を読んでおけば間違いない ・小学校に入るまでは作文を書かせない ・お風呂で数を数えさせない ・ドリルでのミスを正さない

ダーウィンの「種の起源」: はじめての進化論

Radeva,Sabina
岩波書店
おすすめ度
64
紹介文
世界を変えたダーウィンの名著を,美しい絵と文章でわかりやすく語りなおした,すべての人のための科学絵本. なぜ生きものは環境に合わせて、さまざまな見かけや性質を身につけるのか。ある生きものが絶滅して、ある生きものが生きのこるのはなぜか――生命の「なぜ」を説明した、ダーウィンの『種の起源』。世界を大きく変えたこの本を、美しい絵と文章でわかりやすく語りなおした、こどもからおとなまで楽しめる科学絵本。

続 メカ屋のための脳科学入門-記憶・学習/意識 編-

高橋 宏知
日刊工業新聞社
おすすめ度
64
紹介文
手法編(顕微鏡-脳のミクロ構造を見る 診断装置-外部から脳を見る ほか) 記憶・学習編(海馬(1)-記憶の生成装置 海馬(2)-脳のナビゲーションシステム ほか) 意識編(大脳辺縁系-情動と感情 脳のゆらぎ-無意識な意志決定 ほか) 倫理編(骨相学に学ぶ 社会が価値を決める ほか)

眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密

ペネロペ・ルイス
インターシフト
おすすめ度
64
紹介文
眠りと夢と記憶の秘密を解き明かし、<快眠>を超えた<活眠>(脳を活かす眠り)へと案内する、かけがえのない1冊。 <ひと晩寝ると問題がすっきり解けるわけ> 「お休みなさい」の後で、脳は猛烈に働いている。 それは、疲れをとるといった消極的なものではなく、 きわめてアクティブな役割であることが、最新の脳科学によって明かされつつある。 たとえば、眠っているとき、脳はこんな凄いことをしている・・・ ◎心の大掃除: 重要な情報をより際立たせ、不要な記憶は刈り込んでいく ◎情報の統合&要約: 新しいアイデアを生む発想力や洞察力を高める ◎気分の調整&記憶の再固定化: これを応用して「嫌な記憶」を削除できるようになる ・・・ほかにも、IQ(知能指数)と睡眠のかかわり、記憶力や学習効果を高める方法、
 アラン・ホブソン以降の夢の理論など、最新の知見が満載。 眠りと夢と記憶の秘密を解き明かし、
 脳を活かす<活眠>へと案内するかけがえのない1冊。 ★『Nature』誌も絶賛!
    睡眠についての、目の覚めるような素晴らしい科学本だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::著者:: ペネロペ・ルイス マンチェスター大学の脳神経科学者。同大学の「睡眠と記憶の研究所」所長。 その研究は『ネイチャー』誌やBBC放送などでも取り上げられ、大きな注目を集めている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::目次:: 第1章: なぜ眠るのか 第2章: 睡眠は脳にとってどれほど大切か 第3章: 脳と記憶の仕組み 第4章: 目覚めと眠りのコントロール 第5章: 眠りは心の大掃除 第6章: 記憶はどう再生され、固まっていくか 第7章: なぜ夢を見るのか 第8章: ひと晩寝ると問題が解けるわけ 第9章: いつまでも忘れられない記憶 第10章: 睡眠は心の傷を癒す? 第11章: 眠りのパターン、IQ、睡眠障害 第12章: 記憶力を高め、学習を促進する方法 第13章: 快適睡眠を実現するガイド

「やる気脳」を育てる (単行本)

澤口 俊之
小学館
おすすめ度
64
紹介文
脳が「やる気」を出せば、子どもは伸びる! 目的があれば、小学生でも勉強する。子どもは、ほめられたことが好きになる。好きになると好循環が起こる。こういうことにはすべて脳科学の裏付けがあります。小さな成功体験を繰り返すと、決断力がつく、というのも本当です。 脳の働きですから、誰にでも平等に起こります。それを上手に使えるかどうかは、親を含めた周囲の環境に左右されます。 バラエティ番組で大人気の澤口先生は、実は超一流の脳科学者。本書では、脳が「やる気」を出すようになる理論とコツをわかりやすく紹介します。親に知識があるかないか、ちょっとした工夫をするかしないかで、子どもの「やる気」が大きく違ってきます。この本を実践して、ぜひ子どもの脳を育ててください。 「ホンマでっか!?TV」「教科書にのせたい!」などのテレビ出演で大人気の脳科学者、澤口センセイが“面白まじめ”に解説する、脳を最大限に活用して子どもの能力を伸ばす方法。賢い子どもに育てるコツ満載です。

自然科学の統計学 (基礎統計学)

東京大学教養学部統計学教室
東京大学出版会
おすすめ度
64
紹介文
自然科学・工学・医学等への応用をめざしつつ,さまざまな統計学的考え方を紹介し,その基礎をわかりやすく解説する.シリーズIと同様に,豊富に実際例を用いつつ,図表を多くとり入れて,視覚的にもわかりやすく統計学を親しみながら学べるよう編集した. 第1章 確率の基礎(矢島美寛) 第2章 線形モデルと最小二乗法(廣津千尋) 第3章 実験データの分析(藤野和建) 第4章 最尤法(廣津千尋) 第5章 適合度検定(廣津千尋) 第6章 検定と標本の大きさ(竹村彰通) 第7章 分布の仮定(竹内 啓,藤野和建) 第8章 質的データの統計的分析(縄田和満) 第9章 ベイズ決定(松原 望) 第10章 確率過程の基礎(矢島美寛) 第11章 乱数の性質(伏見正則)

生命の内と外 (新潮選書)

永田 和宏
新潮社
おすすめ度
64
紹介文
生物は「膜」である。閉じつつ開きながら、必要なものを摂取し、不要なものを拒む。「境界」から見えてくる、驚くべき生命の本質。 私たちの命は、どのような働きで維持されているのか? 生物はあたかも「膜」のようである。内と外との境界で閉じつつ開きながら、必要なものを摂取し、不要なものを拒み排除している。恒常性(ホメオスタシス)とは、そうして生命を維持させていくシステムのこと。身体のあらゆる箇所で機能している緻密で考え抜かれた生命の本質を、日本を代表する細胞生物学者が平易な言葉で説く。

サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること (ブルーバックス)

中島 明日香
講談社
おすすめ度
64
紹介文
身を守るために、敵の手口を学べ! ソフトの脆弱性を突くサイバー攻撃の原理・方法とは? 正義のハッカーによる超入門書。 サイバー攻撃から身を守るには、攻撃者の手口を知る必要がある。サイバー攻撃の足がかりとなるソフトウェアの「脆弱性」は、なぜ生まれてしまうのか? 脆弱性はどのように悪用されるのか? 脆弱性が発見されると、誰がどんな対応をとるのか? さまざまな事例を使い、情報セキュリティの舞台裏で繰り広げられる攻防戦を解説する。さらに、脆弱性情報が売買される巨大市場や、すでに起きているサイバー戦争を紹介する。 村井純氏(慶應義塾大学環境情報学部 教授) 推薦! 「インターネットを前提としたデジタル文明が開化した。 テクノロジーは善用するのが前提だけど悪用する奴もいる。 セキュリティ研究の先端研究に携わる著者がネットのリスクについて丁寧に解説する。 すべての人に読んでもらいたい。」 サイバー攻撃から身を守るには、攻撃者の手口を知る必要がある。気鋭の研究者による、情報セキュリティの超入門書! サイバー攻撃の足がかりとなるソフトウェアの「脆弱性」は、なぜ生まれてしまうのか? 脆弱性はどのように悪用されるのか? 脆弱性が発見されると、誰がどんな対応をとるのか? さまざまな事例を使い、情報セキュリティの舞台裏で繰り広げられる攻防戦を解説する。さらに、脆弱性情報が売買される巨大市場や、すでに起きているサイバー戦争を紹介する。 【おもな内容】 第1章 サイバー攻撃で悪用される「脆弱性」とは何か 第2章 サイバー攻撃は防げるか:脆弱性の発見・管理・修正 第3章 プログラムの制御はいかにして乗っ取られるか:バッファオーバーフローの脆弱性 第4章 文字列の整形機能はいかにして攻撃に悪用されるか:書式指定文字列の脆弱性 第5章 いかにしてWebサイトに悪意あるコードが埋め込まれるか:クロスサイト・スクリプティングの脆弱性 第6章 機密情報はいかにして盗まれるか:SQLインジェクションの脆弱性 第7章 脆弱性と社会:脆弱性市場からサイバー戦争まで 第1章 サイバー攻撃で悪用される「脆弱性」とは何か 第2章 サイバー攻撃は防げるか:脆弱性の発見・管理・修正 第3章 プログラムの制御はいかにして乗っ取られるか:バッファオーバーフローの脆弱性 第4章 文字列の整形機能はいかにして攻撃に悪用されるか:書式指定文字列の脆弱性 第5章 いかにしてWebサイトに悪意あるコードが埋め込まれるか:クロスサイト・スクリプティングの脆弱性 第6章 機密情報はいかにして盗まれるか:SQLインジェクションの脆弱性 第7章 脆弱性と社会:脆弱性市場からサイバー戦争まで

100万人が信頼した脳科学者の 絶対に賢い子になる子育てバイブル

ジョン・メディナ
ダイヤモンド社
おすすめ度
64

脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論

ジェフ・ホーキンス
早川書房
おすすめ度
64
紹介文
細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか? カギは大脳新皮質の構成単位「皮質コラム」にあった。ひとつの物体や概念に対して何千ものコラムがモデルを持ち、次の入力を予測している――脳と人工知能の理解に革命を起こす「1000の脳」理論、初の解説書

盲目の時計職人

リチャード・ドーキンス
早川書房
おすすめ度
64
紹介文
ベストセラー『利己的な遺伝子』で、生物学ばかりか世界の思想界を震撼させたリチャード・ドーキンス。その彼が、いまだに批判・攻撃を受けるダーウィン理論のいくつかの面をとりあげ、異論のひとつひとつを徹底的に論破していく。本書は鮮烈なまでに見事なダーウィン主義の本であり、自然淘汰による進化が、われわれにとって最大の謎に答えるに十分なほど強力な理論であることを明らかにするだろう。その謎とはこうである-「われわれ自身が存在しているのはなぜか?」。 1章 とても起こりそうもないことを説明する 2章 すばらしいデザイン 3章 小さな変化を累積する 4章 動物空間を駆け抜ける 5章 力と公文書 6章 起源と奇跡 7章 建設的な進化 8章 爆発と螺旋 9章 区切り説に見切りをつける 10章 真実の生命の樹はひとつ 11章 ライバルたちの末路

幻覚剤は役に立つのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-10)

マイケル・ポーラン
亜紀書房
おすすめ度
64
紹介文
『雑食動物のジレンマ』『人間は料理する』で知られるジャーナリストが 自ら幻覚剤を体験し、タブーに挑む!  今どんな幻覚剤の研究がおこなわれているのか。  幻覚剤は脳にどんな影響を与えるのか。  そして、医療や人類の精神に、幻覚剤はいかに寄与しうるのか。 「不安障害」「依存症」「うつ病」「末期ガン」などへの医学的利用の可能性と、“変性する意識”の内的過程を探る画期的ノンフィクション。 ニューヨークタイムズ紙「今年の10冊」選出(2018年)、ガーディアン紙、絶賛! 一部の精神科医や心理学者が過去の幻覚剤研究の存在に気づき、発掘を始めたのは最近のことだ。 彼らは現代の基準で再実験をおこなって、その精神疾患治療薬としての可能性に驚愕し、(中略)幻覚剤が脳にどう働くのか調べはじめた。 ——幻覚剤ルネッサンスである。(宮﨑真紀) 第一章 ルネッサンス 第二章 博物学——キノコに酔う 第三章 歴史——幻覚剤研究の第一波 第四章 旅行記——地下に潜ってみる 第五章 神経科学——幻覚剤の影響下にある脳 第六章 トリップ治療——幻覚剤を使ったセラピー

重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち

ジャンナ ・レヴィン
早川書房
おすすめ度
64
紹介文
今年二月に世界を揺るがせた「重力波直接検出」という偉業は何を意味するのか。重力波そのものの解説に加え関係する科学者たちの苦悩と感動、喜びを初めて詳細に伝える待望の科学解説、緊急出版!

日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密 (ブルーバックス)

中島 春紫
講談社
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64
紹介文
和食文化が生み出した世界に類を見ない多様な発酵食品。その味の秘密から優れた伝統技術まで最新の「食の科学」で解き明かします。 味噌、醤油、納豆、清酒、酢、漬物、鰹節──。微生物を巧みに使いこなし、豊かな発酵文化を築いてきた日本。室町時代にはすでに麹菌を造る「種麹屋」が存在し、発酵の技術は古来から職人技として受け継がれてきました。多様な発酵食品の歴史をたどりながら、現代科学の視点からも理にかなった伝統の技を紹介、和食文化を支える世界に類を見ない多彩な発酵食品、その奥深い世界へと読者を誘います。 味噌、醤油、納豆、清酒、酢、漬物、鰹節──。微生物を巧みに使いこなし、豊かな発酵文化を築いてきた日本。室町時代にはすでに麹菌を造る「種麹屋」が存在し、発酵の技術は職人技として受け継がれてきました。多様な発酵食品の歴史をたどりながら、現代科学の視点からも理にかなった伝統の技を紹介、和食文化を支える世界に類を見ない多彩な発酵食品、その奥深い世界へと読者を誘います。 ”素材の旨味を引き出す名脇役である調味料の多くは、微生物の力を借りて作られる発酵食品である。「さしすせそ」と覚える日本料理の基本調味料は、「さ」砂糖、「し」塩、「す」酢、「せ」醤油、「そ」味噌の5つだが、そのうち「す」「せ」「そ」の3つが発酵食品である。さらに、漬物はもちろん、納豆、鰹節、清酒、さらにうま味調味料の製造にも微生物の力は欠かせない。”(「はじめに」より) 第1章 発酵食品と文化 第2章 発酵の基礎知識 第3章 発酵をになう微生物たち 第4章 納豆・味噌・醤油──大豆発酵食品と調味料 第5章 乳酸菌発酵食品 第6章 ひと味加える調味料と小麦生地の発酵 はじめに 第1章 発酵食品と文化 第2章 発酵の基礎知識 第3章 発酵をになう微生物たち 第4章 納豆・味噌・醤油──大豆発酵食品と調味料 第5章 乳酸菌発酵食品 第6章 ひと味加える調味料と小麦生地の発酵 おわりに

「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育 (講談社+α新書)

澤口 俊之
講談社
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64

ウイルスは生きている (講談社現代新書)

中屋敷 均
講談社
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64
紹介文
『生物と無生物のあいだ』から9年、新たなる科学スミステリーの傑作が誕生した。成毛眞氏が絶賛した「ウイルスを巡る不思議な物語」 ■第32回講談社科学出版賞受賞■ ■成毛眞氏絶賛■ 生命科学というパンドラの匣の中には、 ぎっしりとウイルスが詰まっていた。 果たしてかれらは生命なのか? 人間は幾多の を解明できるのか? 生命というミステリーの幕が開いた! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私たちのDNAの中には、 ウイルスのような遺伝子配列が多数保存されており、 生命活動で重要な役割を果たしている。 極言すれば、我々の体の中にウイルスがいるから、 我々は哺乳動物の「ヒト」として存在している。 果たしてウイルスとは何者なのか? 生物の進化に大きな役割を果たしたウイルスは「ただの物質」なのか? それともやはりある種の「生命体」と見なすべきなのか? 一気読み必死のサイエンスミステリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新型インフルエンザやエイズなど、人類を脅かす感染症を伝播する存在として、 忌み嫌われるウイルスだが、自然界には宿主に無害なウイルスも多い。 それどころか、宿主のために献身的に尽くすけなげなウイルスたちも多い。 実は、私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数存在し、 生物進化に重大な貢献をしてきたことが近年の研究でわかってきた。 ウイルスは私たちの中に、生きていたのだ! まえがき 序 章 「モンスター」の憂い 一九一八年の「モンスター」 七十二歳の情熱 モンスターの正体とオーストラリアのウサギ 第1章 生命を持った感染性の液体 マルティヌス・ベイエリンク─枠を突き抜けた純度を持つ男 生命を持った感染性の液体 結晶化する「生命体?」 第2章 丸刈りのパラドクス 丸刈りのパラドクス 細胞とウイルス ウイルスの基本的な構造 ウイルスのゲノム核酸 ウイルスの境界領域その1─転移因子 ウイルスの境界領域その2─キャプシドを持たないウイルス 第3章 宿主と共生するウイルスたち エイリアン ポリドナウイルス 不思議に満ちたポリドナウイルスの起源 聖アントニウスの火 第4章 伽藍とバザール 伽藍とバザール 胎盤形成 V(D)J再構成 遺伝子制御モジュール 空飛び、海泳ぐ遺伝子 遺伝子を運ぶ「オルガネラ」? 第5章 ウイルスから生命を考える 手足のイドラ 「移ろいゆく現象」としての生命 ウイルスと代謝 生命の鼓動 終章 新しいウイルス観と生命の輪 開かれた「パンドラ」の箱 生物に限りなく近い巨大ウイルスたち そして生命の輪

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

ベネディクト・キャリー
ダイヤモンド社
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64
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大学受験も、資格試験も、仕事の勉強も、勉強法を変えることから道は開ける。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、第一線の科学者らへの取材をもとに、もっとも効率のいい最新の記憶法・勉強法を徹底解明。この一冊で、あなたの勉強習慣が一変する! 1 脳はいかに学ぶか(学習マシンとしての脳-記憶という生命現象を解き明かす なぜ脳は忘れるのか-記憶のシステムを機能させる忘却の力) 2 記憶力を高める(環境に変化をつける-いつもの場所、静かな環境で勉強するのは非効率 勉強時間を分散する-一度に勉強するより分けたほうが効果的 無知を味方にする-最善のテスト対策は、自分で自分をテストすること) 3 解決力を高める(ひらめきを生む-アイデアの「孵化」が問題解決のカギ 創造性を飛躍させる-無から有をつくりあげる「抽出」のプロセス 反復学習の落とし穴-別のことを差し挟む「インターリーブ」の威力) 4 無意識を活用する(考えないで学ぶ-五感の判別能力を学習に活用する 眠りながら学ぶ-記憶を整理・定着させる睡眠の力を利用する)

人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)

中川 毅
講談社
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64
紹介文
1万年前、わずか数年で7℃もの温暖化があった。何万年にも及ぶ過去を克明に記録した地層「年縞」が明らかにする驚きの地球気候史。 福井県・水月湖に堆積する「年縞」。何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層で、現在、年代測定の世界標準となっている。その年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遥かにしのぐ「激変する気候」だった。人類は誕生から20万年、そのほとんどを現代とはまるで似ていない、気候激変の時代を生き延びてきたのだった。過去の詳細な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめ直します。 人類は、たいへんな時代を生きてきた! 驚きの地球気候史 福井県にある風光明媚な三方五湖のひとつ、水月湖に堆積する「年縞」。何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層で、現在、年代測定の世界標準となっている。その水月湖の年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遥かにしのぐ「激変する気候」だった。 人類は誕生してから20万年、そのほとんどを現代とはまるで似ていない、気候激変の時代を生き延びてきたのだった。過去の精密な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめなおします。 ○氷期と間氷期が繰り返す中、人類誕生以来、その歴史の大半は氷期だった。 ○現代の温暖化予想は100年で最大5℃の上昇だが、今から1万1600年前、わずか数年で7℃にも及ぶ温暖化が起きていた。 ○東京がモスクワになるような、今より10℃も気温が低下した寒冷化の時代が繰り返し訪れていた。 ○温暖化と寒冷化のあいだで、海面水位は100メートル以上も変動した。 ○縄文人はなぜ豊かな暮らしを営めたのか。 ○平均気温が毎年激しく変わるほどの異常気象が何百年も続く時代があった。 ○農耕が1万年前に始まった本当の理由。 「年縞」とは? 年縞とは、堆積物が地層のように積み重なり縞模様を成しているもので、樹木の年輪に相当します。2012年、福井県にある風光明媚は三方五湖のひとつ「水月湖」の年縞が、世界の年代測定の基準=「標準時計」になりました。世界中の研究が、その年代特定で福井県水月湖の「年縞」を参照するようになったのです。この快挙を実現したプロジェクトを率いたのが著者です。 「プロローグ」より 水月湖では、地質時代に「何が」起きたかだけではなく、それが「いつ」だったのかを世界最高の精度で知ることができる。タイミングが正確に分かるということは、変化のスピードや伝播の経路が正確に分かるということでもある。(中略)水月湖の年縞堆積物から気候変動を読み解くプロジェクトはまだ進行中であり、今も続々と新しい知見が得られつつある。本書ではそれらの新しい発見のうち、とくに私たち自身の未来と関連の深いものについて、なるべく分かりやすく紹介してみようと思う。 プロローグ──「想定」の限界 第1章 気候の歴史をさかのぼる 第2章 気候変動に法則性はあるのか 第3章 気候学のタイムマシン──縞模様の地層「年縞」 第4章 日本から生まれた世界標準 第5章 15万年前から現代へ──解明された太古の景色 第6章 過去の気候変動を再現する 第7章 激動の気候史を生き抜いた人類 エピローグ──次に来る時代 あとがき

細胞の中の分子生物学 最新・生命科学入門 (ブルーバックス)

森 和俊
講談社
おすすめ度
64
紹介文
人体を構成する細胞一つ一つに備わった生命を支える絶妙なメカニズム。京大名物講義をもとにした世界的研究者による生命科学入門。 今やさまざまな生命現象が細胞・分子レベルで解明され、生命の本質への理解が格段に深まっています。生命活動の基本は、DNAの暗号を解読してタンパク質を正しく作りつづけること。これが私たちの体のすみずみの、細胞ひとつひとつで24時間休みなく行われることによって、生命が維持されているのです。その要となる仕組みを解明した日本を代表する世界的研究者が、細胞内で働く巧妙なメカニズムをやさしくひもときます。 私たちの細胞内で休みなく働きつづける、生命を紡ぐ絶妙なメカニズム──。 世界的研究者による、京大名物講義をもとにした最新の生命科学入門!  今やさまざまな生命現象が細胞・分子レベルで解明され、生命の本質への理解が格段に深まっています。生命活動の基本は、DNAの暗号を解読し、タンパク質を正しく作りつづけること。これが私たちの体のすみずみの、細胞ひとつひとつで24時間休みなく行われることによって、生命が維持されているのです。その過程には、何段階ものステップがあり、そのたびにエラーを訂正する巧妙な機能が組み込まれています。  本書では、細胞内で繰り広げられる生命現象を、基本からやさしくひもときながら、最後は現在もっともホットな分野である「タンパク質の品質管理メカニズム」=「小胞体ストレス応答」研究の最先端を紹介します。  小胞体ストレス応答とはまだ一般には耳慣れない言葉ですが、生命の基盤としてタンパク質合成の要となり、糖尿病、アルツハイマー、動脈硬化、がんなど、さまざまな病気に関与しているとして世界中から注目を集めています。著者は、その仕組みを解明し、ノーベル賞の前哨戦と言われる数ある国際的な科学賞を総なめにした日本を代表する研究者。その著者が、10年以上にわたって磨きをかけてきた京都大学の名物講義をもとに書き下ろした、生命科学入門の決定版です。 はじめに 第1章 物質から生命へ 第2章 遺伝子からゲノムへ 第3章 DNAからタンパク質へ 第4章 細胞から細胞内小器官へ 第5章 タンパク質の形成と分解 第6章 驚異の復元力──小胞体ストレス応答の発見 第7章 生命の基盤を解き明かす──ヒトの小胞体ストレス応答研究の最前線 おわりに

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

久賀谷 亮
ダイヤモンド社
おすすめ度
64

宇宙は本当にひとつなのか―最新宇宙論入門 (ブルーバックス)

村山 斉
講談社
おすすめ度
64
紹介文
私たちが今ここに存在する「宇宙」とは何なのか? 万物の存在に根底からの問い直しを迫る宇宙論の最前線 最新の理論と実験から迫る全く新しい宇宙観宇宙の90パーセント以上は得体の知れない暗黒物質と暗黒エネルギーからできている。その正体を探っていくと多くの次元と宇宙が見え隠れしているというのだ。急展開を見せる宇宙の最前線をふまえて「宇宙とは何か」を問い直す最新宇宙論入門。(ブルーバックス・2011年7月刊) 最新の理論と実験から迫る全く新しい宇宙観宇宙の90パーセント以上は得体の知れない暗黒物質と暗黒エネルギーからできている。その正体を探っていくと多くの次元と宇宙が見え隠れしているというのだ。 最新の理論と実験から迫る新しい宇宙論 宇宙の全体を調べてみると、目に見える物質は5パーセントにも満たなくて、 残りの約96パーセントは正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーだというので す。私たちは、目に見える宇宙こそ宇宙だと思ってきましたが、最近になって それがまったくの間違いであることがわかってきたのです。暗黒物質と暗黒エ ネルギーの正体を探っていくと私たちには目に見えない多くの次元と無数の宇 宙が存在しているのではないかというのです。急展開を見せる宇宙の最前線を ふまえて「宇宙とは何か」を問い直す最新宇宙論入門。 <著者からのメッセージ> 宇宙はわかってくればわかってくるほど、さらに大きな謎が出てきます。この本ではまず、あまりにも大きい宇宙の大きさを少しでも実感できるように、地球から少しずつ離れ、太陽系、銀河、銀河団、と大きなものを見ていきます。そこでまず出会うのが暗黒物質。これがなくては星も銀河も私たちも生まれなかったのです。さらに遠くへ、つまり過去へと遡っていくと、宇宙の膨張を加速して引き裂いている暗黒エネルギーに。これが宇宙の運命を決めています。 この暗黒物質を説明するために真剣に議論されている異次元、そして暗黒エネルギーを説明するための多元宇宙。宇宙には目に見える3次元の空間だけでなくさらに異次元の空間があり、しかも宇宙そのものがとてつもない数、試行錯誤でできたのかもしれないというのです。 宇宙をわかりたいと飽くなき挑戦を続ける研究者たちの最新の考え方をご紹介します。 第1章 私たちの知っている宇宙 第2章 宇宙は暗黒物質に満ちている 第3章 宇宙の大規模構造 第4章 暗黒物質の正体を探る 第5章 宇宙の運命 第6章 多次元宇宙 第7章 異次元の存在 第8章 宇宙は本当にひとつなのか

三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス)

藤岡 換太郎
講談社
おすすめ度
64
紹介文
ややこしい知識は不要! 「石の名前」を三つ覚えるだけで、地球のなりたちや、岩石・鉱物の本質的なことがすらすら頭に入ってくる! 石の名前はとかく、ややこしい。それは「水の惑星」地球が、最も石の種類が豊富な「石の惑星」でもあるからだ。せっかくの石の深さ、面白さを、ややこしいからと知らないでいるのはあまりにも、もったいない。実は複雑に見える石の世界は、たった三つの石の名前を覚えるだけで、驚くほどすっきりと頭に入ってくる。そしてこの地球の意外ななりたちまで理解できてしまうのだ。では、その三つの石とは? 日本一やさしい石の入門書。 岩石や鉱物には興味があるけれど、石の名前がどうもややこしくて覚える気になれない……という人は多いようです。 たしかに一般向けの石の図鑑や入門書も、美しい石の紹介にとどまったものや、歴史的・文化的な側面から石を語るものが多く、正面から「石」を論じるものはあまりありません。 それも、石の名前があまりにも複雑で、一般の人にはハードルが高くなるからでしょう。 しかし、地球は「水の惑星」であると同時に、太陽系で最も多い数千種類もの石が存在する「石の惑星」でもあります。それだけに石の世界は科学的好奇心を刺激される深さ、面白さに満ちています。 せっかく地球に住んでいながら、その恩恵を享受しないのは、もったいないことです。 そこで、まったくの石の素人の読者でも、たった三つの石の名前を覚えるだけで石の世界が楽しめるように企画したのが本書です。 「しんかい6500」に51回乗船という記録をもつ、地球を知り尽くした著者が、石の世界のしくみやなりたち、地球の進化と石の濃密なかかわりなどを、三つの石の物語にのせてみごとに描ききりました。 読めば必ず、複雑そうな石の世界が驚くほどすっきりと頭に入り、地球が太陽系で特別な惑星に進化するまでの道筋がわかり、そして石がいとおしくなるはずです。 はじめに 序章 そもそも、石とは何だろうか 第1章 マントルをつくる緑の石──橄欖岩のプロフィール 第2章 海洋をつくる黒い石──玄武岩のプロフィール 第3章 大陸をつくる白い石──花崗岩のプロフィール 第4章 石のサイエンス──鉱物と結晶からわかること 第5章 三つの石と家族たち──火成岩ファミリーの面々 第6章 三つの石から見た地球の進化──地球の骨格ができるまで 終章 「他人の石」たち あとがき 参考資料

努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

中野信子
フォレスト出版
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64
紹介文
脳科学が解く!「がんばっているのに報われない」と思ったら読む本!「努力」のウソとホントを解き明かします! 「努力は報われる」って本当? 今一番注目されている脳科学者が、 大人は誰も口に出したがらなかった 「努力」のウソとホントを解き明かします!

暗黒物質とは何か 宇宙創成の謎に挑む (幻冬舎新書)

鈴木 洋一郎
幻冬舎
おすすめ度
64
紹介文
宇宙の全質量のうち、星や星間ガスなど「普通の物質」が占める割合はほんの5%弱。残り27%を「暗黒物質」(ダークマター)、68%を暗黒エネルギーが占めている。暗黒物質は今この空気中にも大量に存在するが、一切の光・電波を発しないため見ることができず、いまだ「正体不明(ダーク)の物質」だ。だが暗黒物質がなければ星も銀河も生まれず、まさに暗黒物質こそ宇宙創成の鍵を握る。その発見を目指して世界中で激しい競争がくり広げられる今、研究の最前線に立つ著者が、謎の物質の正体に迫る。 第1章 宇宙に満ちている「見えない何か」(神岡鉱山地下1000メートルに設置されたXMASS 「ある」のはたしかだが正体不明な暗黒物質 ほか) 第2章 暗黒物質の正体に迫る(物質を構成する最小の単位「素粒子」 素粒子群とそこに働く力を説明する「標準模型」 ほか) 第3章 暗黒物質をキャッチせよ!(地球に絶えず飛来している「宇宙線」とは? カミオカンデはニュートリノをキャッチ ほか) 第4章 XMASS実験の壮大な挑戦(カミオカンデの第一目的は「陽子崩壊」観測だった XMASSの最初の目的は「太陽ニュートリノ問題」解決 ほか) 第5章 私は「実験屋」(「科学」と「技術」は同じではない 物理学の「理論屋」と「実験屋」 ほか)

宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る (集英社新書)

羽澄 昌史
集英社
おすすめ度
64
紹介文
ビッグバン以前の宇宙を描き出すインフレーション理論。その実証実験の第一人者である著者が、宇宙マイクロ波背景放射や原始重力波など、観測の最先端を明らかにする。

自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)

池谷 裕二
講談社
おすすめ度
64
紹介文
認知バイアスの不思議な世界を気鋭の脳研究者が紹介。単行本『自分では気づかない、ココロの盲点』を大幅加筆、項目数倍増して新書化 買い物で、得だと思って選んだものが、よく考えればそうでなかったことはありませんか。こうした判断ミスをもたらす思考のクセは、「認知バイアス」と呼ばれます。認知バイアスは、無意識のうちに判断ミスを引き起こす、いわば思考の錯覚。その不思議な世界を気鋭の脳研究者がひもときます。認知バイアスの古典例から最新例までクイズ形式で実感することで、自分の持つ思考のクセだけでなく、他人のココロの動きまで分かります。 脳にそなわった「勘違い」する思考回路──「認知バイアス」の不思議な世界をクイズ形式で体感。  たとえば買い物で、得だと思って選んだものが、よく考えればそうでなかったことはありませんか。こうした判断ミスをもたらす思考のクセはたくさんあり、「認知バイアス」と呼ばれます。認知バイアスは、無意識のうちに勘違い、判断ミスを引き起こす、いわば思考の錯覚。その不思議な世界を気鋭の脳研究者がひもときます。身近な人間関係に役立つだけでなく、実際に、商品開発やマーケティングにも応用されている認知バイアス。その古典例から最新例までクイズ形式で実感することで、自分の持つ思考のクセだけでなく、他人のココロの動きまで分かります。 〈本書は、単行本『自分では気づかない、ココロの盲点』(2013年12月、朝日出版社刊)をもとに全面改稿、内容を3倍に増やし(30項目→80項目+付録)、新書化したものです〉 はじめに 1 大は小を兼ねる 2 思慮深い行動 3 麗しきあの方 4 候補生は将校の夢を見るか 5 やめられないとまらない 6 我が家の楽園 7 笑いのツボ 8 高慢と偏見 9 聖域なき行動観察 10 美味礼讃 11 数字たちの沈黙 12 対称の耐えられない軽さ 13 失われた時を求めて 14 忘れられる権利 15 気合! 16 名は体を表す 17 記憶力を強くする 18 鳥は鳥である 19 悪の華 20 愛をとるか、金をとるか 21 不思議な国のコイン 22 ココロのゲリラ豪雨 23 最近ノってるかい 24 真面目な人 25 こだわりの店 26 罪と罰 27 勝利への脱出 28 食にこだわる 29 我が生涯の最悪の年 30 赤と黒 31 大いなる遺産 32 副作用 33 損得勘定 34 買い物中の懲りない面々 35 スピード暗算 36 もの言えぬ証人 37 箱三つの楽しみ 38 地上より永遠に 39 生きるべきか死ぬべきか 40 私という名の狂騒曲 41 まわりは判ってくれない 42 出勤時間異状なし 43 迷作公開 44 自分中心で、愛を叫ぶ 45 戦争と平和 46 きっと…… 47 体重が気になる 48 愛と追憶の日々 49 地上最大のショウ 50 自分で自分をほめたい 51 勝ちに至る病 52 長いお別れ 53 浮雲 54 安心安全ブランド 55 ライブ当日 56 ある晴れた日に 57 矛盾に満ちた社会に生きる 58 ホント正しいあるよ 59 注文の多い喫茶店 60 許されざる者 61 お気に入りの価値 62 白の闇 63 気になる体型 64 君の名は希望 65 あぁそは彼の人か 66 外見だけでつかまえて 67 悲しみよこんにちは 68 心の友よ 69 歳と共に去りぬ 70 ペットのしつけ 71 自分探しの旅 72 キャンバスに描く 73 魔性の女 74 困難な自由 75 道徳の系譜 76 サグラダ・ファミリア 77 有害物質 78 感情の進化論 79 つむじ曲がり 80 お気に召すまま おわりに 推薦図書 錯視用語集50 認知バイアス用語集225

思考停止という病

苫米地 英人
KADOKAWA
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64
紹介文
最高の人生はあなたの「考える力」によってしか手に入らない 思考停止せずに生きることは、自分次第で誰にでもできる! 自分の頭で考えている人は、自ら解決策を提案し、実践することで何かしらの結果に繋げるが、自分の頭で考えない人は、何度も同じ間違いを繰り返してしまう。なぜそういった人が多いのか? 脳の視点と社会的な視点の両方から解き明かす! なぜ、人は「考えること」をやめてしまうのか? 1億2000万人、総思考停止状態の日本を生き抜くトDr.トマベチ式・自発脳のつくり方。「脳が働いていない」という病気状態を脱し、「考える脳」を取り戻す! 第1章 思考停止する社会 ビジネスの世界でも思考停止は平然と行われている/なぜ優秀な学生であっても、3年働くとダメになるのか? /「自分の頭で考える力」が身につくと、何が得られるのか?/思考を停める人は、進化を止めた人 ほか 第2章 なぜ日本人の思考は停止するのか? なぜ、自分の頭で考えられないのか?/学校の暗記教育の弊害/思考をしていない人=ゴールがない人/親が自分で考える力を奪う/頭のいい権力者ほど、思考停止を望む ほか 第3章 自分の頭で考える技術 疑うことこそが、考える第一歩/「自他ともに認める「ノットノーマル」になれ!/思考停止させないためのゴールのつくり方/他人のゴールでは意味がない/簡単すぎるゴールはゴールではない/圧倒的な知識を習得する方法 ほか 第4章 思考停止しないための論理力 バカの壁を突破しなさい/1日1分の瞑想で情動を切り離す/言語運用能力を高める/なぜ日本人はロジックがないのか?/情報は発信すると集まる/迷うくらいなら、ランダムで決めたほうがいい ほか 5章 ヒルクライミングする「考え続ける脳」 ヒルクライムする脳のつくり方/脳は並列思考が当たり前/仕事の知識は一気に、すぐに手に入れろ/全体を把握するだけで、知識量が変わる/並列思考の鍛え方/脳をいつも100%の状態にしておこう/最高の睡眠が、最高の脳をつくる ほか 6章 最高の人生を手に入れる考える力 生き方・働き方で悩むのは、ビジネスに自己実現を求めるから/大金持ちは本当に金持ちか?/ゴールは8つ持ちなさい/自分の人生の価値は、あなたが決めなさい ほか

宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)

村山 斉
講談社
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64
紹介文
我々の体は物質からできている。なぜ物質だけ残って反物質は消えたのか。その謎を解く鍵はニュートリノに。最新素粒子論が解明する! 宇宙の見方が変わる最新宇宙論私たちは星のかけらからできています。では、その星たちは何からできているのでしょうか。宇宙のはじまりにどんどん近づきながら、ニュートリノの不思議な性質をさぐりながら、ヒッグス粒子やインフレーション、そして暗黒物質との関わりを解き明かし、宇宙はどうやってできたのか、どうして私たちがこの宇宙に生まれ、存在することができたのかを考えていきましょう。(2013年1月刊) 宇宙の根源に迫る壮大なストーリー この宇宙に存在する「私」の起源に迫る 私たちは宇宙の塵からできているといわれています。じつは、宇宙が原子よりもっと小さくて熱かったころ、塵のもとになった物質と、その反物質が衝突しては消え、新しい物質と反物質が生まれては消えて……、そんなことを繰り返していました。 それがあるとき、宇宙の温度が少しだけ下がると同じ数だけあった物質と反物質のバランスが崩れ、ほんのわずかな反物質が物質に変わり、私たちが存在する物質だけの世界ができたお蔭で、私たちが生まれてきたというのです。その鍵を握っているのが、いままで質量がゼロだと思われていたニュートリノにあったのです。 ・いったいニュートリノにどうして質量が生まれたのか? ・ニュートリノはどうしてこんなにたくさん宇宙に存在しているのか? ・なぜニュートリノには左巻きしか存在しないのか? ・右巻きニュートリノはどこへ消えたのか? ・ヒッグス粒子によってニュートリノはどうやって質量を得たのか? ・右巻きニュートリノがインフレーションを起こしたって本当? ・ヒッグス粒子は「顔なし」ってどういうこと?         これらの謎を解き明かしていくと、そこには思いもよらない結末が……。 最新の素粒子理論を駆使して、最新の宇宙像に迫る、村山先生の最新作! スラスラといっきに読めて、しかも読み終わったあと、 宇宙の見方がぜったいに変わります。 第1章 恥ずかしがり屋のニュートリノ 宇宙はウオボロスのヘビ/宇宙は正体不明の物質で満ちている/消えたエネルギー 第2章 素粒子の世界 強い力の正体/弱い力の正体/四つの力の統一に向けて/CP対称性の破れ/小林―益川理論の登場 第3章 とても不思議なニュートリノの世界 鍵を握るニュートリノ/ニュートリノの重さ/ニュートリノは時間を感じる/カムランドの実験 第4章 ものすごく軽いニュートリノの謎 ニュートリノはいつも左巻き/左巻きニュートリノは超重量級/左巻きニュートリノが軽いわけ 第5章 ニュートリノはいたずらっ子? 力の統一とニュートリノ/宇宙に私たちがいるのはニュートリノのおかげ/物質と反物質のふるまい 第6章 ヒッグス粒子の正体 ヒッグス粒子は神の粒子?!/一〇〇〇兆回の衝突で一〇個のヒッグス粒子/光子とミューオンを探せ/自発的対称性の破れ/ヒッグス粒子が冷えて宇宙に秩序が/統一の時代 第7章 宇宙になぜ我々が存在するのか 宇宙は膨らんでいる/ビッグバンの証拠/インフレーション理論/素粒子のゆらぎのしわ /宇宙のはじまりに迫る/超ひも理論に期待/原子より小さかった宇宙の誕生に迫る/宇宙の過去を映し出す「すみれ計画」

ブレイン・バイブル

ジョン アーデン
アルファポリス
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64
紹介文
本書は脳に関する最新研究と科学的データを用い、日々の習慣が脳に与える影響を分析。継続的に生活改善に取り組む方法を伝授する。 本書ではわかりやすい数々の事例に加え、最新研究と豊富な科学的データで、習慣が脳に与える影響を徹底的に分析。上手に、かつ継続的に生活改善に取り組むためのモチベーションとその方法を伝授する。 老齢になっても明晰な頭を維持できる魔法の薬などない――脳の健康に関する第一人者である著者は、教育、食生活、運動、人間関係、そして睡眠という基本的な5つの生活習慣を健全なものにさえすれば、加齢とともに失われていく脳の能力は甦ると主張する。本書ではわかりやすい数々の事例に加え、最新研究と豊富な科学的データで、習慣が脳に与える影響を徹底的に分析。上手に、かつ継続的に生活改善に取り組むためのモチベーションとその方法を伝授する。

ブラックホール・膨張宇宙・重力波 一般相対性理論の100年と展開 (光文社新書)

真貝 寿明
光文社
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64

入門者のExcel VBA―初めての人にベストな学び方 (ブルーバックス)

立山 秀利
講談社
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64
紹介文
面倒な複数の操作をワンクリックで実行できるExcel VBAを、入門者ならではの疑問を知り尽くした著者が懇切丁寧に解説する。 手順通りにやれば必ずできるから、VBAのプログラミングが楽しくなる。VBAを使うと、面倒な複数のExcel操作をワンクリックで実行するしくみを作れます。本書は、典型的なVBAのプログラムを書きながら、基本的な文法を少しずつ学んでいくものです。「数行書いて動作確認」を繰り返して進むので、手順通りにやれば、未経験者でも挫折せずに、必ずVBAのプログラムを書けるようになります。 この一冊でExcelを動かすプログラムが書ける 手順通りにやれば必ずできるから、VBAのプログラミングが楽しくなる。 VBAを使うと、面倒な複数のExcel操作をワンクリックで実行するしくみを作れます。本書は、典型的なVBAのプログラムを書きながら、基本的な文法を少しずつ学んでいくものです。「数行書いて動作確認」を繰り返して進むので、手順通りにやれば、未経験者でも挫折せずに、必ずVBAのプログラムを書けるようになります。 次のようなVBAのプログラムを書けるようになります ●セルのデータを、指定した内容に書き換えるプログラム ●セルのデータを、指定の位置に転記するプログラム ●条件が成立する場合のみ、処理を実行するプログラム ●セルに現在の日付を表示させるプログラム ●同じ処理を繰り返すプログラム etc. 1章 VBAとは何だろう 2章 VBAを使ってメッセージボックスを表示させよう 3章 VBAを使ってセルを操作しよう 4章 条件に応じた処理を行おう 5章 同じ処理を繰り返し実行しよう 6章 VBA関数を学ぼう 7章 プログラムを改善しよう

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

松尾 豊
KADOKAWA/中経出版
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紹介文
人工知能は人間を超えるのか、その日は、いつやってくるのか? グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能とは何か、人間とは何かを問い直す。 グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能とは何か、人間とは何かを問い直す。

もっとよくわかる! 脳神経科学〜やっぱり脳はスゴイのだ! (実験医学別冊 もっとよくわかる! シリーズ)

工藤 佳久
羊土社
おすすめ度
64
紹介文
研究の歴史や発見の経緯から解説。複雑なしくみ・混乱しがちな機能も驚くほどわかる!著者描きおろしイラストに導かれて、脳研究の魅力を大発見! 第1部 基礎編-システムとしての脳の理解 第2部 機能編(感覚)-外界を認識するしくみ 第3部 機能編(運動)-脳からの運動命令の発信とその制御 第4部 脳と行動編-しくまれた自動調節装置 第5部 高次脳機能編-うまく生きていくための能力 第6部 脳の疾患編-脳の故障がもたらす多様な障害 第7部 「こころ」編-脳から心を考える
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