【2023最新】「進化生物学」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「進化生物学」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
  2. カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)
  3. 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
  4. カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学 (ブルーバックス)
  5. キャンベル生物学 原書11版
  6. エッセンシャル・キャンベル生物学 原書6版
  7. ネアンデルタール人は私たちと交配した
  8. エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)
  9. タンパク質の一生: 生命活動の舞台裏 (岩波新書)
  10. 生態学入門(第2版)
他90件
No.2
100

生物と環境はどう相互作用するのか、個体同士、群とのかかわりと生物多様性の意味、激変する地球環境に対応するための施策を考える 第5巻では生態学の概要を学ぶことができる。第23章では生物とその外部環境から構成される生態系、それを研究する学問である生態学とは何かが記載され、生態学の重要概念である個体群、群落、景観、生物圏、エコシステム、バイオームなどが紹介されている。第24章では個体群の動態とその制御について、第25章では生物種間相互作用について、第26章では群落及び群落における生物種多様性の重要さについて、第27章では地球のエコシステムについて、興味深い実験を交えて紹介されている。地球のエコシステムは人類の活動によって大きく影響を受け、気候は大きく変化し、生物種多様性は急速に失われつつある。このエコシステムを回復するためには、科学的知識が必要であることはもちろんであるが、国際的な強調が不可欠である。本書227ページの「最先端」に記載されているように「人類は協調性を持つように特異に進化した」とすれば、我々人類はその特質を生かしてエコシステムの回復を目指さなければならない。本書230ページに「我々は科学技術にもとづく文明を持っている。そして我々は賢明にも、ほとんど誰も科学技術を知らなくてもすむように文明を発展させた。これが場合によっては大惨事につながることは容易に想像できるだろう。つかの間、この無知とパワーの危険な混沌状態から目をそらすことはできるだろうが、早晩大惨事がやってくることになる。(中略)科学技術のパワーが適切かつ慎重に利用されるためには、我々自身が科学技術を理解しなければならない」というカール・セーガンの言葉が紹介されているが、第5巻を読了すればこの言葉の重みが実感されるであろう。 第23章 環境における生物 第24章 個体群 第25章 生物種間相互作用の生態学的・進化論的意義 第26章 生態学的群落(コミュニティ) 第27章 地球のエコシステム

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No.3
97

『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』――(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』――(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評) 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか

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No.4
96

生物はどのように進化してきたのか。進化理論の発見と応用、系統樹の重要性とその利用法、さらに生物の進化と多様性の関係を解説する 「本シリーズは、容易に通読可能で魅力的な図が豊富に存在することから、細かい知識が詳述された大部分の教科書よりも格段に優れているといえる。……『どんなに学習がつらいものでも、無知の方がずっと高くつくものである』(第3巻375頁)」(「監訳者まえがき」より) 第4巻の特長 ・MITの他、アメリカの数多くの大学で採用されている『LIFE』のエッセンスをまとめた姉妹版『PRINCIPLES OF LIFE』を忠実に翻訳。 ・ミクロの生物学を中心に翻訳した第1~3巻に、第4・5巻でマクロの生物学を加えることで、現代生物学を概観できる。 ・イラストや写真を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解できる。 ・「研究」「理論を応用してみよう」「最先端」といった実践的、発展的コラムにより知識を深め、考えるクセとスキルが身につく。 第1章 進化のメカニズム  突然変異、自然淘汰、遺伝子流入、ゲノムの中立過程と淘汰過程 第2章 系統樹の復元とその利用  系統樹は生物分類の基礎 第3章 種分化 生殖隔離、集団分岐、地理的分離、生殖分離 第4章 地球上における生命の歴史 地理的環境の変化、化石記録から読み解く 第5章 桃物の進化と多様性 ボディプラン、左右相称動物、前口動物、節足動物、後口動物、 脊椎動物、霊長類、人類

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No.5
95
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No.6
94

世界的定番教科書『キャンベル生物学』のコンパクト版。高校・大学生の教科書としてはもちろん、独学したい初心者にもおすすめ。

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No.7
93
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No.10
90

生態学入門(第2版)

日本生態学会
東京化学同人

第1章生態学とはどんな学問か?-遺伝子から地球環境まで 三つの階層(遺伝子~個体群/異種個体群~生物群集/景観~地球環境へ)を縦断して,生態学の個々の分野が各章とどのように有機的に関連づけられるかを,基礎から応用まで概観する. 第2章生物界の共通性と多様性 生命の共通特性である自己境界性,自己維持性,自己複製性をベースに,細胞とDNAの共通性を示し,さらに地域ごと見られる膨大な多様性を解き,地球の古環境と歴史にも触れる. 第3章進化からみた生態 How?とWhy?の二つの疑問をもとに,進化生態学の代表的な事例であるダーウィンフィンチのくちばしへの自然選択,マイマイ等の頻度依存選択と左右性の進化,イチジクとイチジクコバチの共種分化,カワスズメの適応放散などを題材に,自然界の生物を理解する時,進化と生態は両輪である視点の重要性を解く.また,現代進化学のもう一つの大きな理論的支柱である分子進化の中立説と分子時計を解説する. 第4章生活史の適応進化 生活史進化の適応戦略,繁殖のコスト,r-K選択説,最近重要性が着目されている表現型可塑性,そして有性生殖の進化理論,「進化的に安定な戦略(ESS)」による性比調節の進化などを解説している. 第5章生理生態的特性の適応戦略 植物は固着生物であるため光をめぐる葉の競争がダイレクトに生理生態的特性に反映される.また,化石燃料の燃焼により二酸化炭素濃度が高まると植物に何が起こるのかも解説している.動物が生活する時の必須要素は水分と温度であり,それらを調節する生理的メカニズムを平易に解説している.さらに,概日リズムにも解説が及ぶ. 第6章動物の行動と社会 競争関係となわばり,配偶行動と繁殖システム,性選択,そして社会生物学で血縁選択と利他行動の進化を解説する. 第7章個体間の相互作用と同種・異種の個体群 個体群はなぜ増え続けないのか?トナカイや野ネズミなど,さまざまな密度効果の働き方を解説する.また,異種間の相互作用として,種間競争,食う-食われるの捕食作用,メタ個体群動態,そして個体群のサイクル変動へと進む.寄生と共生は豊富な事例で解説する. 第8章生物群集とその分布 種間相互作用のネットワークを組上げると見えてくるものは何か?生物群集でのカスケード効果やギルド内捕食から,生物群集の多種共存のメカニズムを解説し,植生遷移からさらに世界と日本のバイオームを解説する. 第9章生態系の構造と機能 生態系の多様性と生態系機能との相互関連を解き,さらに,地球の生態系ごとに一次生産速度を説明する.IPCC第4次報告書による全地球の炭素循環なども数値付きで見せている.生態系のエネルギー流と生産力ピラミッドについても解説する. 第10章 生態系の保全と地球環境 生態系の人為的変容の全体像をまず見せ,生態系サービスを取り上げ,人為的変容による環境問題(森林伐採,砂漠化,富栄養化,酸性雨,乱獲,外来種侵入など),絶滅リスクとレッドリスト,生物多様性の保全,気候変動,統合的流域管理,順応的管理などを総合的に解説する.また,生物多様性国家戦略と国内法にも言及する. 付録: 分子系統樹をベースに,生物の分類と系統を概括する.原核生物,原生生物,陸上植物,菌類,動物の各界の高次分類を中心に解説する.

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No.12
90

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

V・S・ラマチャンドラン
角川書店(角川グループパブリッシング)

先生、切断したはずの腕が痛むんです――。脳の不思議なメカニズムとは? ●切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手 ●自分の体の一部を他人のものだと主張する患者 ●両親を本人と認めず、偽物だと主張する青年 ――など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに「脳の不思議な仕組みや働き」について考える。  「わくわくするほどおもしろい」脳の世界を、当代きっての神経科学者であり、幻肢の専門家である著者が、独自の切り口でわかりやすく読み解いてみせた、歴史に残る名著!  本書では、“脳の働きについていろいろな仮説を立て、それを立証するための実験をしているのだが、それはこうした症例が、「正常な心と脳の働きの原理を説明する事例であり、身体イメージや言語、笑い、夢などの解明に役立ち、自己の本質にかかわる問題に取り組む手がかりとなる」と考えているからだ。著者が提唱する仮説はどれも興味深いが、その一つに、左脳が一貫性のある信念体系(モデル)をつって現状維持をはかるのに対し、右脳は異常や矛盾を検出し、それがある閾値(いきち)に達するとモデル全体の改変を強行するという説がある。”……“いま脳の分野でいちばんホットなテーマといえば、いわゆる「脳のハードプロブレム」、意識をめぐる問題だろう。なかでもおもしろいのが、脳のニューロンの活動から、どのようにして「赤い」とか「冷たい」といった主観的世界の感覚が生まれるのかというクオリア問題だ(と私は思う)。著者は最終章の十二章で、それまでの章で紹介した症例や、実験結果や考察をまとめ、意識、クオリア、自己などについて言及している。”(本書・訳者あとがきより)  わかりやすい語り口で、次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、その後の脳ブームの先駆けとなった現代科学の最先端を切り開いた話題作が、ついに文庫化! 解説:養老孟司 ●V・S・ラマチャンドラン:カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授および所長。また、ソーク研究所の兼任教授でもある。10代の頃に書いた論文が科学誌「ネイチャー」に掲載された気鋭の神経科学者。視覚や幻肢の研究で知られ、その研究内容が新聞やテレビで報道され大きな反響を呼んだ。 切断された手足がまだあると感じる。体の一部を他人のものだと主張する。両親を本人と認めず偽物だと主張する。著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手掛かりに、脳の仕組みや働きについて考える。  目次  序  はじめに 第1章 内なる幻 第2章 「どこをかけばいいかがわかる」 第3章 幻を追う 第4章 脳の中のゾンビ 第5章 ジェイムズ・サーバーの秘密の生活 第6章 鏡のむこうに 第7章 片手が鳴る音 第8章 存在の耐えられない類似 第9章 神と大脳辺縁系 第10章 笑い死にをした女性 第11章 「双子の一人がおなかに残っていました」 第12章 火星人は赤を見るか  訳者あとがき  文庫版に寄せて  解説  原註  参考文献

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No.13
90
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No.14
80

今テレビで話題の生物学者・五箇公一氏による“大人”向け生物学入門書! 『全力! 脱力タイムズ』などさまざまなメディアに出演! 異色の生物学者による“心に残る"生物学講義、開講!!

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No.15
80
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No.16
80
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No.17
80

人類は「生命の謎」とどう格闘してきたか。古代ギリシャの自然観から近代の進化論、現代の分子生物学まで、SF作家による科学啓蒙書 SF作家として知られるアシモフは、ボストン大学医学部の教授も務め、多くの科学啓蒙書も著した。古代ギリシャに始まる生物学は、博物学や医術、遺伝学や化学のあいだで揺れ動き、20世紀になってようやく、自然科学の一分野として体系がまとまり大きな進歩をとげた。この長く複雑な生物学の歩みを、アシモフは極めて平易に興味深く描き出す。人類は生命の謎にいかに取り組んできたか。いま最も熱い学問分野への恰好の入門書。 『われはロボット』『黒後家蜘蛛の会』などのSF作品やミステリーで世界中に読者をもつアイザック・アシモフは、作家であると同時に、ボストン大学医学部の教授を務め、生化学の研究者として多くの一般向け科学啓蒙書も著している。 本書は、アメリカの自然史博物館が出版したAmerican Museum Science Books という叢書の1冊として刊行された。 生物学は、生命についての関心から始まり、古代より長い歴史を持つが、博物学や医術、遺伝学や化学のあいだで揺れ動き、自然科学の一分野として体系がまとまり大きな進歩をとげたのは、20世紀に入ってからだった。特に20世紀後半の分子レベルで生命現象を捉える研究は日進月歩である。 こうした、長く、広範、複雑な生物学の歩みを、一人の著者が簡潔にまとめあげるのは至難の業だが、アシモフの博学と文才はそれをなんなくこなしている。 生命と非生命の境目はなにか。人類は生命の謎にいかに取り組んできたか。いま最も熱い学問分野の基礎知識を整理した、恰好の生物学入門書。 〔原本:『生物学小史』(「アシモフ選集」生物編1)、1969年、共立出版刊。 原著:A Short History of Biology, 1964〕 訳者まえがき 第一章 古代の生物学 科学のはじまり/イオニア/アテネ/アレキサンドリア/ローマ 第二章 中世の生物学 暗黒時代/ルネッサンス/過渡期 第三章 現代生物学の誕生 新しい解剖学/血液の循環/生化学のはじまり/顕微鏡 第四章 生物の分類 自然発生/種を配列すること/進化への接近/地質学的背景 第五章 化合物と細胞 気体と生物/有機化合物/組織と胚 第六章 進 化 自然選択/進化をめぐる争い/人間の進化/進化の支流 第七章 遺伝学のはじまり ダーウィン説の欠陥/メンデルのエンドウ/突然変異/染色体 第八章 生気論の衰微 窒素と食物/熱量測定/発酵/酵素 第九章 病気との闘い 種痘/病気の胚種説/細菌学/コン虫類/食物因子/ビタミン 第一〇章 神経系 催眠術/神経と脳/行動/神経電位 第一一章 血 液 ホルモン/血清学/血液型/ウイルス病/アレルギー 第一二章 物質交代 化学療法/抗生物質と殺虫剤/物質交代の中間物質/放射性同位元素 第一三章 分子生物学――タンパク質 酵素と助酵素/電気泳動とX線回折/クロマトグラフィー/アミノ酸配列 第一四章 分子生物学――核酸 ウイルスと遺伝子/DNAの重要性/核酸の構造/遺伝暗号/生命の起源

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No.19
77

攻撃―悪の自然誌

コンラート・ローレンツ
みすず書房
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No.20
75
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No.21
75

本書の改訂新版にあたる「 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学」が、2021年2月18日発売となります 本書の改訂新版にあたる「カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学」が、2021年2月18日発売となります。 (第2巻「分子遺伝学」は2021年3月18日発売、第3巻「生化学・分子生物学」は2021年4月15日発売) 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(eighth edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全57章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。 第1章 細胞:生命の機能単位 第2章 ダイナミックな細胞膜 第3章 エネルギー、酵素、代謝 第4章 化学エネルギーを獲得する経路 第5章 光合成:日光からのエネルギー

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No.22
75

MITの全学生が学ぶ「世界基準」の教科書!  シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場 MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。  第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行 第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行 第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行 『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。 【第2巻 分子遺伝学】第8章 細胞周期と細胞分裂/第9章 遺伝、遺伝子と染色体/第10章 DNAと遺伝におけるその役割/第11章 DNAからタンパク質へ:遺伝子発現/第12章 遺伝子変異と分子医学/第13章 遺伝子発現の制御 【第1巻 細胞生物学】 第1章 生命を学ぶ/第2章 生命を作る低分子とその化学/第3章 タンパク質、糖質、脂質/第4章 核酸と生命の起源/第5章 細胞:生命の機能単位/第6章 細胞膜/第7章 細胞の情報伝達と多細胞性 【第3巻 生化学・分子生物学】 第14章 エネルギー、酵素、代謝/ 第15章 化学エネルギーを獲得する経路/第16章 光合成:日光からのエネルギー/第17章 ゲノム/第18章 組換えDNAとバイオテクノロジー /第19章 遺伝子、発生、進化

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No.23
75

CGと化石写真を駆使して生命37億年の驚異的な全貌を解説した大迫力図鑑。最新内容に全面改訂し、コンパクトなサイズで新登場。 世界初! 生命37億年の驚異的な全貌。CGと化石写真を豊富に使った全生物の大迫力図鑑。最新の研究に基づいて内容を全面改訂し、新しい図版を多数加えて、コンパクトなサイズで新登場。

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No.24
74

「生命とは何か」という永遠の命題に迫る! ●年を取ると一年が早く過ぎるのは、「体内時計の遅れ」のため。●見ている「事実」は脳によって「加工済み」。●記憶が存在するのは「細胞と細胞の間」。●人間は考える「管」である。●ガン細胞とES細胞には共通の「問題点」がある…など、さまざまなテーマから、「生命とは何か」という永遠の謎に迫っていく。発表当時、各界から絶賛され、12万部を突破した話題作をついに新書化。最新の知見に基づいて大幅な加筆を行い、さらに画期的な論考を新章として書き下ろし、「命の不思議」の新たな深みに読者を誘う。哲学する分子生物学者・福岡ハカセの生命理論、決定版! 【編集担当からのおすすめ情報】 『動的平衡』は発売当時から評判が高かった本ですが、今回、ES細胞やiPS細胞などについて最新の知見を踏まえ、加筆していただきました。さらに、『動的平衡』そのものについての、先生の研究成果を取り入れた画期的な論考を新章として追加しました。初めて読む方が面白く読めるのはもちろん、既に単行本で読んでいる方は、新章を読むことで「動的平衡」の深化がわかります! 「人間は考える管である」「見ている事実は脳によって加工されている」など、さまざまなテーマから「生命とは何か」を問う、傑作ノンフィクションを大幅加筆のうえ新書化! 新たな章で、画期的な仮説も発表する。

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No.25
74

私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。 第1章 重力の七不思議 第2章 伸び縮みする時間と空間-特殊相対論の世界 第3章 重力はなぜ生じるのか-一般相対論の世界 第4章 ブラックホールと宇宙の始まり-アインシュタイン理論の限界 第5章 猫は生きているのか死んでいるのか-量子力学の世界 第6章 宇宙玉ねぎの芯に迫る-超弦理論の登場 第7章 ブラックホールに投げ込まれた本の運命-重力のホログラフィー原理 第8章 この世界の最も奥深い真実-超弦理論の可能性

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No.26
74

シリーズ累計30万部突破の『アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズの全面改訂版。最新11版で日進月歩の生物学最前線を学ぶ MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。  第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行 第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行 第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。

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No.27
74

本書の改訂新版にあたる「カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学」が、2021年3月18日に発売 ※本書の改訂新版にあたる「カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学」が、2021年3月18日に発売となります。 (第1巻「細胞生物学」は2021年2月18日発売、第3巻「生化学・分子生物学」は2021年4月15日発売) 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(eighth edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全57章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。 第6章 染色体、細胞周期および細胞分裂 第7章 遺伝学:メンデルとその後 第8章 DNAと遺伝におけるその役割 第9章 DNAからタンパク質、遺伝子型から表現型まで 第10章 ウイルスと原核生物の遺伝学 第11章 真核生物のゲノムと遺伝子発現

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No.28
73

本書の改訂新版にあたる「アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学」が、2021年4月15日に発売 ※本書の改訂新版にあたる「カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学」が、2021年4月15日に発売となります。(第1巻「細胞生物学」は2021年2月18日発売、第2巻「分子遺伝学」は2021年3月18日発売) 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(eighth edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全57章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。 第12章 細胞の情報伝達 第13章 組換えDNA技術とバイオテクノロジー 第14章 分子生物学、ゲノムプロジェクト、医学 第15章 免疫:遺伝子と生体防御システム 第16章 発生における特異的遺伝子発現 第17章 発生と進化による変化

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No.29
73

ブラックホールの歴史的流れを作り出した物理学・天文学者を中心に、多くのエピソードを交えながら、それが受容されていく様を記す。 17世紀以降の古典力学の時代にも現代の「ブラックホール」につながるアイデアは考え出されたが、当時の天文学の範疇では、ありえない天体または天文現象として考慮されることはなかった。20世紀に入っても、アインシュタインの一般相対性理論の解として「ブラックホール」の可能性が考えられたが、恒星など現実の天体ではありえないものとして拒絶された。20世紀後半になって、天体の重力崩壊現象が「ブラックホール」と名づけられたときも、まだそれを確かめる観測手段はなかったが、同時期にパルサー(中性子星)、クエーサーなどの天体が発見され、その後、エックス線天体が見つかりその膨大なエネルギーを賄う機構として「ブラックホール」が現実の天体として検討されるようになった。21世紀の現在、ブラックホールの衝突合体による重力波が驚くべき精度で実際に観測され、見えない天体「ブラックホール」の直接的証拠が提示され、ブラックホールは実在する天体としての地位を得た。本書は、それらの歴史的流れを作り出した物理学者、天文学者を中心に、多くのエピソードを紹介しながらブラックホール受容の変遷を辿っている。 第1章 宇宙で最大級に明るい天体が見えなくなる理由  ニュートン、ミッチェル、ラプラス 第2章 ニュートンよ、許したまえ  アインシュタイン 第3章 気が付けば、幾何学の国に  シュヴァルツシルト 第4章 恒星がこれほど非常識な振る舞いをするはずがない。何か自然の法則があるはず!  チャンドラセカール、エディントン 第5章 厄介者登場  バーデ、ツヴィッキー 第6章 重力場だけが存続  ランダウ、オッペンハイマー 第7章 物理学者になって最高でした  ホイーラー、ゼルドヴィッチ、ペンローズ 第8章 こんな奇妙なスペクトルは見たことがない  シュミット 第9章 ブラックホールって呼べば?  カー 第10章 中世の拷問台  ホイーラー 第11章 スティーヴン・ホーキングは一般相対論やブラックホールに多額の投資をする一方で、保険をかけることも忘れていなかった  ホーキング、ソーン 第12章 ブラックホールはそれほど黒くない  ホーキング

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No.31
73

利己的な遺伝子 <増補新装版>

リチャード・ドーキンス
紀伊國屋書店

「なぜ世の中から争いがなくならないのか」「なぜ男は浮気をするのか」-本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などが、なぜ進化したかを説き明かす。この謎解きに当り、著者は、視点を個体から遺伝子に移し、自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性から快刀乱麻、明快な解答を与える。初刷30年目を記念し、ドーキンス自身による序文などを追加した版の全訳。 人はなぜいるのか 自己複製子 不滅のコイル 遺伝子機械 攻撃-安定性と利己的機械 遺伝子道 家族計画 世代間の争い 雄と雌の争い ぼくの背中を掻いておくれ、お返しに背中をふみつけてやろう ミーム-新登場の自己複製子 気のいい奴が一番になる 遺伝子の長い腕

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No.32
72

生物の中で人間だけが隠れてセックスをし、生殖を目的としない性行為を楽しむ。人間社会のあり方を決定づけてきた性の謎に挑む。 ヒトはなぜ隠れてセックスをし、セックスそのものを楽しむのか。私たちの性はなぜ、かくも奇妙に進化したのか。人間社会のあり方を決定づけてきた性の謎に挑む。単行本サイエンスマスターズ12『セックスはなぜ楽しいか』を改題して文庫化。

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No.33
72

自然の歌を聴け 顕在化した危機の中で コロナは自然からのリベンジ 思い通りにいかないことに耳を澄ます コロナがあぶり出した社会のひずみ 鼎談・ポストコロナの生命哲学 ニューヨーク・京都・東京

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No.34
72

ケイン生物学(第5版)

Singh‐Cundy,Anu
東京化学同人

主要目次:Ⅰ.生命の多様性(生命と自然科学/細菌,アーキアから始まった生物多様性/原生生物界,植物界,菌界/動物界)Ⅱ.細胞:生命の基本単位(生命の化学/細胞構造と内部区画/細胞膜,輸送,情報伝達/エネルギー代謝と酵素/光合成と細胞呼吸/細胞分裂/幹細胞,がん,人間の健康)Ⅲ.遺伝(遺伝の様式/染色体とヒトの遺伝学/DNAと遺伝子/遺伝子からタンパク質へ/DNAテクノロジー)Ⅳ.進化(進化の仕組み/集団の進化/種分化と生物多様性の諸起源/生命の進化史)Ⅴ.環境(生物圏/個体群の成長/生物間の相互作用/生態系/地球規模の変化)Ⅵ.動物の形態と機能(体内環境とホメオスタシス/栄養と消化/血液循環とガス交換/動物のホルモン/神経系と感覚系/骨格,筋肉,運動/病気と生体防御/生殖と発生/動物の行動)Ⅶ.植物の形態と機能(植物の構造,栄養,輸送/植物の成長と生殖)

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No.35
72

歌う動物、言葉をもったヒト。媚びを売るメス鳥?言葉をまねるゾウ?小鳥も赤ちゃんも、「文法の種」をもっている。高校生と考える、コミュニケーションの起源とこれから。 1章 鳥も、「媚び」をうる?-進化生物学で考えるコミュニケーション(隣の知らない人を、紹介してみよう コミュニケーションを考えることは、心のひみつに近づくこと ほか) 2章 はじまりは、「歌」だった-言葉の起源を考える(死ぬのが嫌なのは、人間だけ? 「未来」をつくっているものは何? ほか) 3章 隠したいのに、伝わってしまうのはなぜ?-感情の砂時計と、正直な信号(言葉で切り分けられる前の心 痛みを感じる魚、恐怖を感じるハチ? ほか) 4章 つながるために、思考するために-心はひとりじゃ生まれなかった(ダンゴムシを困らせてみると… 意識って、何だろう ほか)

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No.36
72
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No.37
72

利己的なのは、遺伝子を操る細胞だった!  著者は、小社刊『遺伝子と文化選択』 で「ヒト」という種が「人間」になるためには「自然選択」による遺伝子の進化だけでなく「文化選択」が必要であったことを提唱し、生命科学や心理学に新たな視点をもたらしました。本書は、35億年前の始原細胞から細菌、植物、動物、そしてヒトに至る生物進化を細胞の変遷の歴史としてたどり、ドーキンスの『利己的遺伝子』に言うように「遺伝子が乗り物を操る」というより、「乗り物としての細胞が遺伝子を操る」のであり、「利己的なのは細胞である」という結論に至ります。遺伝子と細胞の進化を新しい視点から捉えた、一般読者にも興味尽きない一冊です。 利己的細胞 目次 はじめに 第1章 利己的遺伝子と乗り物の戦い  「遺伝子」と「細胞」とは  「利己的遺伝子」と「乗り物」とは  典型的な利己的遺伝子としての多剤耐性因子  プラスミドは利己的遺伝子として振る舞う  バクテリオファージは利己的遺伝子として振る舞う  細菌の兵器となってゆく利己的遺伝子  細菌の防衛型兵器  細菌の資源争いの平和的解決  栄養不足が決める細菌の運命 第2章 利己的遺伝子が進めた細菌の遺伝子進化  細菌の進化の歴史  遺伝子進化の全貌から見た、細菌の進化を進めた要因  遺伝子の水平伝搬が細菌のゲノム進化の推進力  「赤の女王」仮説にしたがう海洋細菌とファージの共進化  腸内での細菌と、ファージの集団的な互恵関係  細菌世界の進化のまとめ 第3章 真核細胞の出現  真核細胞の特徴  真核細胞出現のシナリオ  ミトコンドリアがもたらした、真核生物のエネルギー革命  染色体と核の成立  Ⅱ型イントロンが導いた真核細胞の成立  利己的遺伝子が誘導した、真核細胞成立のシナリオ  まだ続いている、利己的遺伝子と真核細胞との戦い  多細胞体系への進化 第4章 真核細胞の寿命と死  個体発生における細胞の増殖のしくみ  「細胞の競争」という細胞間の利己的争い  体細胞には細胞寿命がある  アポトーシスは、動物細胞の「自殺」  細胞死の誘導のしくみ  動物ウイルスも宿主細胞の自殺装置を利用する  なぜ、ミトコンドリアはアポトーシスとかかわりがあるのか  真核細胞と細菌の自殺装置はよく似ている  自殺装置の進化は「葉隠」の精神に通じる 第5章 動物細胞の利己性  永遠に生きる生殖細胞は利己的か  生殖細胞と体細胞は互換性がある  精子の利己的選択  脳(神経)細胞は利己的か  がん細胞は利己的か  利己的細胞として永遠に生きる伝染性がん細胞  人間が作りだした利己的細胞たち 第6章 人間が「利己的遺伝子」を操る時代  「ゲノム編集」という新たな武器  マラリアを撲滅する計画  人間は、「利己的遺伝子」は作れるが、「乗り物」は作れない 第7章 始原細胞はどのようにして創られたか  始原細胞は設計図なしに創られた  始原細胞は「遺伝子」と「乗り物」だけで自立増殖を始めた  始原的「乗り物」は、それ自体で成長と分裂をくりかえす  始原的な遺伝子はRNAだった  始原細胞誕生のシナリオ  始原細胞の遺伝子数は、どれくらい必要だったのか 第8章 「利己的遺伝子」仮説から「利己的細胞」仮説へ  これまでのまとめ  「利己的遺伝子」の科学的実体  増殖機械を規定する利己的遺伝子の実体を解明する研究  「細胞」は「利己的遺伝子」を乗せた「増殖機械」  「利己的遺伝子」と「統合進化学説」  遺伝子型と表現型の対応関係  「ブリコラージュ」と「エンジニアリング」  生物進化における選択圧は、生き物のどの水準ではたらくか  利己的なのは遺伝子ではなくて、細胞である エピローグ  今、地球上の生き物たちは  そして、われわれは あとがき 用語解説 参考文献 装幀=新曜社デザイン室

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No.38
72

「生まれか育ちか」の時代は終わった。ゲノム解読で見えてきた遺伝子の驚くべき仕組み

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No.39
72

京大発の新・定番テキスト!「学部を問わず、学生がまず初めに取り組むべきテキスト」をコンセプトに編集。 京大発の大学生向け教科書。「学部を問わず、学生がまず初めに取り組むべきテキスト」をコンセプトに編集。カラー図、コラムも満載。 京大発の大学生向け教科書。「学部を問わず、学生がまず初めに取り組むべきテキスト」をコンセプトに編集。 1章 生き物の由来 地球と生命の進化 2章 生き物の体 微生物,ウイルス,動物,植物 3章 体をつくる成分 糖,脂質,アミノ酸,タンパク質,細胞外基質 4章 細胞の形を保つしくみ 生体膜,細胞内輸送,細胞骨格,細胞接着 5章 身体を保つしくみ 代謝とホルモン 6章 細胞の中の工場 細胞内小器官,エネルギー産生,光合成 7章 遺伝情報の担い手-DNA DNAの複製と修復 8章 遺伝情報の流れ セントラルドグマとタンパク質合成,転写制御 9章 反応する細胞 シグナル伝達 10章 細胞の増えるしくみ 細胞周期とがん 11章 身体の司令塔 脳と神経 12章 形づくりの不思議 動物・植物の発生 13章 体を守るしくみ 動物と植物の生体防御機構 14章 なぜ老いるのか 老化の生物学 15章 なぜ細胞は積極的に死ぬのか 細胞死の生物学 16章 何が病気を引き起こす? 病気と創薬の生物学的基礎 17章 がんはなぜ賢くなるのか ハイジャックされたダーウィン進化 18章 体の設計図を読む ゲノム情報と進化 19章 生き物を精密に理解する 分節時計 20章 ハイテク生物学の未来 生物医工学,1分子イメージング,バイオセンサー 21章 環境と生命 遺伝子組換え作物と微生物,および新しい育種技術 22章 生物の多様性を考える 生態学と分類学 1章 生き物の由来 地球と生命の進化 2章 生き物の体 微生物,ウイルス,動物,植物 3章 体をつくる成分 糖,脂質,アミノ酸,タンパク質,細胞外基質 4章 細胞の形を保つしくみ 生体膜,細胞内輸送,細胞骨格,細胞接着 5章 身体を保つしくみ 代謝とホルモン 6章 細胞の中の工場 細胞内小器官,エネルギー産生,光合成 7章 遺伝情報の担い手-DNA DNAの複製と修復 8章 遺伝情報の流れ セントラルドグマとタンパク質合成,転写制御 9章 反応する細胞 シグナル伝達 10章 細胞の増えるしくみ 細胞周期とがん 11章 身体の司令塔 脳と神経 12章 形づくりの不思議 動物・植物の発生 13章 体を守るしくみ 動物と植物の生体防御機構 14章 なぜ老いるのか 老化の生物学 15章 なぜ細胞は積極的に死ぬのか 細胞死の生物学 16章 何が病気を引き起こす? 病気と創薬の生物学的基礎 17章 がんはなぜ賢くなるのか ハイジャックされたダーウィン進化 18章 体の設計図を読む ゲノム情報と進化 19章 生き物を精密に理解する 分節時計 20章 ハイテク生物学の未来 生物医工学,1分子イメージング,バイオセンサー 21章 環境と生命 遺伝子組換え作物と微生物,および新しい育種技術 22章 生物の多様性を考える 生態学と分類学

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No.40
72
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No.41
72
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No.42
72

生物系統地理学―種の進化を探る

ジョン・C. エイビス
東京大学出版会

「系統地理学」の概念を確立・浸透させた,世界的な定番テキストの日本語版! 豊富な実例分析とケース別の詳細な解説により,基礎から応用までを身につけることができる.自然史に関わる生物学の各分野,生態学,生物多様性・進化の分野に携わる人に必携の書. John C.Avise, PHYLOGEOGRAPHY(Harvard University Press,2000)を翻訳. まえがき 日本語版まえがき 監訳者まえがき I 系統地理学の歴史と概念的背景 第1章 系統地理学の歴史と対象範囲 第2章 個体群統計学と系統学の関連 II 種内系統地理学の実例 第3章 人類の研究から学ぶ 第4章 ヒト以外の動物——その種内パターン III 系譜の一致:種分化、さらに種分化を超えて 第5章 系譜の一致 第6章 種分化過程と拡張された系譜 参考文献 監訳者あとがき

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No.44
72
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No.45
71

生命はどのように地球上に出現したのか。いつか物理・化学的原理で説明可能になるのか。人類最大の謎に答える道筋を、科学と哲学の最先端の研究から提示する。学士院奨学金賞とパリ大学総局賞文系部門をダブル受賞した俊英による、フランス科学哲学の最前線。 第1章 生命とさまざまな生命起源論 第2章 生命のさまざまな起源論-歴史的にみた問題点 第3章 生命のさまざまな起源論-物理・化学的にみた問題点 第4章 創発概念の発展の核心をなす生命 第5章 さまざまな形をとる創発 第6章 創発と説明 第7章 実用主義的な創発 第8章 われわれの知識の現状に即して考える生命の創発性 第9章 生命は将来もずっと創発的であるのか-前生物的な化学的過程と化学進化の検討 第10章 生命は将来もずっと創発的であるのか-前生物的な自己組織化の検討

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No.46
71
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No.47
71

われわれはウイルスと共に進化してきた! 生命観を一変させる衝撃の科学書。解説/長沼毅

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No.48
71

生物学の新手法「理論生物学」を包括的に紹介 現在、生物の高次機能を作り出す分子メカニズムが次々と明らかにされている。その結果、遺伝子や蛋白質などの多数の生体分子が相互作用する制御ネットワークが、生命現象を作り出す根源だと分かってきた。これらの複雑で動的なシステムを解明するために、数理科学や計算機シミュレーションなどの理論的方法が期待されている。しかし、実験生物学を専門にするものにとって、数理科学や物理学などの理論的手法はまだ敷居が高い。また生物学に関心をもつ理論系の研究者にとっても、生物学研究についての適当な解説書はほとんどない。  このような背景のもと、生物学における新しい手法である理論生物学を解説し、紹介する目的で本書は執筆された。本書は二つの側面を柱として持っており、「生命現象の理解に適した理論的手法のレクチャー」、及び「最先端の理論生物学研究の紹介」を目的とする。学際領域であり発展途上である理論生物学を、できるだけ包括的に紹介するために、分担執筆の形をとっている。本書は4つの章から構成されており、第1章で理論生物学の基本的な考え方や数理的手法の解説を行う。続く三つの章で、生体分子制御(第2章)、細胞機能(第3章)、形態形成(第4章)、それぞれの生命現象に対する理論を紹介しており、全体として分子から細胞以上のレベルまでを対象としている。  実験生物学分野の学生と、数理科学や物理学など理論系分野の学生の双方が、興味を持てる内容を目指した。本書は、生命科学に関心を持つ多くの読者の興味をひきつけると確信しているが、同時に本書をきっかけにして、理論生物学分野そのものが活性化することを期待している。 第1章 イントロダクション 1-1 はじめに -本書の読み方- (望月敦史) 1-2 理論生物学の眺め方 (石原秀至・杉村 薫) 1-3 バクテリア走化性のシステム論的実験と理論の展開 (柴田達夫) 第2章 生体分子の動態と制御ネットワーク 2-1 概日時計の周期の意味 (黒澤 元・齋藤大助・津元国親) 2-2 不確定環境下における細胞の運命決定理論 (小林徹也) 2-3 生体分子制御ネットワークの構造の力学的解明 (望月敦史) 第3章 分子から細胞へ 3-1 細胞における情報処理の確率性と自発的対称性の破れ (柴田 達夫・上田昌宏) 3-2 微生物の集団的な振舞い (澤井 哲) 3-3 細胞骨格の力に依存した細胞構造の動態 (大浪修一) 3-4 視覚学習を構成論的に理解する -網膜視蓋系における方向選択制の学習を例に-(本田 稔・黒田真也) 3-5 真正粘菌の運動と知性 (小林 亮・中垣俊之) 第4章 形態形成 4-1 反応拡散系のパターン形成現象への応用 (三浦 岳) 4-2 多細胞体形態形成のための細胞モデル (本多久夫) 4-3 器官形成ダイナミクスの数理 (森下喜弘)

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No.49
71

西田哲学と福岡生命科学は驚くほど似ている! 生命の定義と知の統合に向かう京都学派の記念碑的成果! 「動的平衡」概念の提唱者・福岡伸一氏(分子生物学者)が、西田哲学の継承者・池田善昭氏(哲学者)を指南役に、専門家でも難解とされる西田哲学を鮮やかに読み解く。その過程で2人の碩学は生命の真実をがっちり掴む1つの到達点=生命の定義=にたどり着く……。 西田哲学を共通項に、生命を「内からみること」を通して、時間論、西洋近代科学・西洋哲学の限界の超克、「知の統合」問題にも挑んだスリリングな異分野間の真剣"白熱"対話。 福岡伸一訳西田幾多郎「生命」、池田―福岡往復メール、書き下ろし(プロローグ、「動的平衡」理論編、エピローグ)も収録! プロローグ 西田幾多郎の生命論を解像度の高い言葉で語りなおす[福岡伸一] ダイアローグ 第1章 西田哲学の森に足を踏み入れる   西田哲学と福岡生命科学   哲学者からの期待   生物学のゴールとは何か   生命とは何かを語る言葉   よくわからなかった西田哲学   西田哲学は後ろから見れば解きやすい   ピュシス対ロゴス   存在と存在者   ピュシスに還れ   存在と無の「あいだ」   「あいだ」の思考 第2章 西田哲学の森に深く分け入る   「~でなければならない」という独特の文体   「歴史的自然の形成作用」   「主客未分」   「純粋経験」   「自覚」と「先回り」   「行為的直観」と「先回り」   今西錦司の「棲み分け理論」   「逆限定」   年輪と環境の「逆」限定   「絶対矛盾的自己同一」   ピュシスを語る言葉 第3章 西田の「逆限定」と格闘する   年輪は作られつつ歴史を作る   年輪から環境への逆向きの力とは何か   歴史は観測したときに初めて作られるのか   「年輪が環境を包む」と言えるためには何が必要か   逆限定を解く鍵は時間か   生命が時間を生み出す作用としての「逆限定」   福岡―池田往復メール   「逆限定」がピュシスの時間を生み出している   もう一度「自覚」について   「行為的直観」「場所」「絶対無」   「歴史的自然の形成作用」とは何か 第4章 福岡伸一、西田哲学を読む   西田の問いに対する真摯さ   西田の『生命』を読む:「個物的多」と「全体的一」   「多(一)の自己否定的一(多)」「過去と未来との矛盾的自己同一」   西田の『生命』における「ロゴス」   絶対現在の自己限定――時間と時刻   西田の生命論はそのまま「動的平衡」論である   福岡伸一訳西田哲学 第5章 動的平衡と絶対矛盾的自己同一の時間論   動的平衡論の「生命の定義」と西田の「歴史的自然の形成作用」   画期的な実在論としての「生命の定義」   西田哲学によって福岡生命科学を基礎づける   動的平衡論の「先回り」における時間   時間と空間はいかに取り違えられやすいか   かけがえのない「いま」を生きる   動的平衡の数理モデル(構想) 第6章 西田哲学をいまに活かす   ダイアローグの効用   対話によってもたらされた「5つの気づき」   近代科学では「時間」が消されている   モノを見過ぎた科学、自然が見えていなかった自然科学   動的平衡論vs機械論:マイナーであっても言い続ける   因果律では逆限定を語れない:「同時性」の問題   生と実在と論理は一つのものである:統合する学としての西田哲学   統合のために自分の道具を持つ   大切なことは隠されている ピュシスの側からみた動的平衡 理論編[福岡伸一] エピローグ 生命を「内から見ること」において統合される科学と哲学[池田善昭]

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No.50
71
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No.51
71

理論生物学の主要な話題と数理的方法を学べる教科書。理論生物学における新しい手法「構造理論」についても詳説する世界初の書籍。 数学や計算機シミュレーションなどの理論的方法を用いて,生命現象の解明に迫る理論生物学は,近年急速に台頭し,注目を集めている。本書は,分子生物学,細胞生物学,発生生物学にまたがる様々な理論研究を紹介し,同時に主要な数理的方法を解説した教科書である。各章では生命科学の重要なトピックを取り上げ,生命現象が理論的に解明される面白さと,数理的手法の重要性を,読みやすいストーリーで学べる形となっている。各章の末尾には「数理的手法」の項目を設け,各章で用いられた手法について,個人で学習できるレベルでまとめている。演習問題も多数掲載されている。 本書のもう一つの大きな特徴として,理論生物学における新しい方法である「構造理論」を学べる初めての教科書であることが挙げられる。構造理論は,力学システムの動的性質の重要な側面を,ネットワーク情報だけから決定する数学理論である。これは近年著者らが開発し,細胞分化の遺伝子ネットワークや,植物代謝ネットワークなどの実際の生命システムの解明に用いられ,かつてない成果を挙げている。また,生命システムを超えて様々な複雑システムに適用できる可能性があることから,広く理論科学分野で注目されている。 理論生物学の教科書であると同時に,数理的手法の学習書でもあり,新しい数理理論を学べる専門書としての側面を持つなど,本書は様々な特徴を備えている。 第1章 生命システム概論 【第1部 時間的な変動の数理】 第2章 1変数力学システム 第3章 遺伝子調節システムとそのダイナミクス 第4章 振動する生命システム Ⅰ ――体内時計と分節時計 第5章 振動する生命システム Ⅱ ――シアノバクテリア体内時計 【第2部 ネットワークの数理】 第6章 遺伝子調節システムと細胞の多様性 第7章 調節ネットワークの構造とダイナミクス 第8章 化学反応システム Ⅰ ――酵素による制御 第9章 化学反応システム Ⅱ ――振る舞いの多様性と分岐 【第3部 時空間パターンの数理】 第10章 神経細胞と興奮系の数理 第11章 反応拡散方程式とチューリングの拡散不安定性 第12章 生物で見られる様々な自己組織的周期パターン 第13章 自己組織的形態形成を実現する反応ネットワーク 第14章 細胞極性 第15章 細胞移動による形態形成 第16章 細胞や組織の変形ダイナミクス 参考文献 略 解

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No.52
71

甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす"環世界"の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。 環境と環世界 環世界の諸空間 最遠平面 知覚時間 単純な環世界 知覚標識としての形と運動 目的と設計 知覚像と作用像 なじみの道 家と故郷 仲間 探索像と探索トーン 魔術的環世界 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合

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No.53
71

友よ、答えは流れのなかに。6年ぶりのシリーズ最新作がついに登場! 友よ、答えは流れのなかに。6年ぶりのシリーズ最新作がついに登場! 第1章 動的平衡組織論 第2章 水について考える 第3章 老化とは何か 第4章 科学者は、なぜ捏造するのか 第5章 記憶の設計図 第6章 遺伝子をつかまえて 第7章 「がんと生きる」を考える 第8章 動的平衡芸術論 第9章 チャンスは準備された心にのみ降り立つ 第10章 微生物の狩人 サンガー会の思い出──あとがきにかえて

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No.55
71

形,構造,運動など「生きている」生物の性質をいかにして記述するか? 生命現象のダイナミクスに焦点をあて,数理的方法の初歩とその手法を,主に細胞スケールに適用して明らかにされる「生命の論理」について詳細に解説した,待望のテキスト. はじめに 第1章 生物学のための力学系入門  1.1 はじめに  1.2 数理的表現  1.3 状態の選択とモデル化にあたって  1.4 力学系  1.5 ヌルクラインと固定点  1.6 固定点の線形安定性  1.7 状態の時間変化とアトラクター  1.8 リミットサイクル  1.9 カオス  1.10 多くのアトラクターをもつ系とアトラクターのベイスン  1.11 ロトカ-ボルテラ方程式  1.12 変数の消去  1.13 細胞生物実験で力学系描像を調べる  1.14 アトラクターの生物学的意義  1.15 分岐 第2章 細胞の入出力関係  2.1 結合-解離反応の入出力関数  2.2 酵素反応の入出力関数  2.3 ネットワークモジュールの入出力関係  2.4 適応と走化性の入出力関係 第3章 細胞の振動性と興奮性  3.1 正と負のフィードバックの組み合わせ――興奮的応答と振動  3.2 相平面上の軌道  3.3 振動の条件  3.4 ホジキン-ハクスレー方程式  3.5 フィッツヒュー-南雲方程式 第4章 時空間パターン  4.1 拡散方程式  4.2 パターンの変換――フィードフォワード回路  4.3 自己組織化するパターン  4.4 進行波パターンと振動の同期現象 第5章 細胞内ダイナミクスの「ゆらぎ」  5.1 細胞の存立条件  5.2 分子の熱ゆらぎ  5.3 細胞の大きさ・細胞内の分子数  5.4 連続式と確率的なゆらぎ  5.5 実際の細胞はゆらいでいる  5.6 大数の法則と中心極限定理  5.7 ランダムウォークと拡散過程  5.8 ブラウン運動とアインシュタイン関係式  5.9 細胞生物学的事例 第6章 ランジュヴァン方程式とフォッカー-プランク方程式  6.1 ブラウン運動とミクロ記述(ランジュヴァン方程式)  6.2 ブラウン運動とマクロ記述(フォッカー-プランク方程式)  6.3 化学反応ランジュヴァン方程式  6.4 少数性による転移  6.5 細胞内のゆらぎとその意義 第7章 細胞分化  7.1 細胞分化と力学系モデル  7.2 ブーリアンネットワークによる発現制御ネットワークの解析  7.3 遺伝子発現力学系の細胞タイプ=アトラクター描像  7.4 幹細胞の確率的分化モデル  7.5 相互作用による細胞分化モデル  7.6 相互作用力学系による細胞分化の理論  7.7 細胞分化の2遺伝子モデル  7.8 分化比率の制御による集団レベルでの安定性  7.9 未分化細胞がもつダイナミクス  7.10 まとめと今後の課題 第8章 細胞が織りなす時空間パターン  8.1 近接相互作用によるパターン形成  8.2 セルオートマトン・連続系ハイブリッドモデル  8.3 位相方程式と同期現象  8.4 細胞の配置や形態のダイナミクス 第9章 生命の起源と複製系の数理  9.1 生物システムがもつべき性質  9.2 代謝が先か遺伝情報複製が先か――鶏が先か卵が先か  9.3 Spiegelmanの進化実験  9.4 自己複製系の数理モデル  9.5 エラーカタストロフ  9.6 ハイパーサイクル  9.7 区画化  9.8 Dysonの触媒反応系  9.9 触媒反応ネットワーク  9.10 少数分子による状態コントロール  9.11 生命の起源研究の今後 第10章 情報と生物  10.1 情報量の導入  10.2 シャノン情報理論の特徴  10.3 相互情報量  10.4 DNAの塩基配列における情報  10.5 速度論的校正  10.6 統計力学エントロピーと情報  10.7 デモンと情報  10.8 ダイナミクスと情報 Theoretical Biology of the Cell: A Dynamical-systems Perspective Kunihiko KANEKO, Satoshi SAWAI, Hiroaki TAKAGI, and Chikara FURUSAWA

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No.56
71

生物学とその周辺分野を学ぶ人たちのために、具体的な例を通して数学的概念と技法を紹介し、数学モデルを用いて生命現象をとらえることのおもしろさと、こういったモデルを理解し解析するテクニックの基礎を提供する。 第1部 生物の人口論 第1章 1種個体群のダイナミックス 第2章 種の競争 第3章 捕食者と餌のサイクル 第4章 離散時間モデル 第5章 齢構成とサイズ分布のダイナミックス 第6章 連続分布の動態 第7章 空間分布と生物拡散 第8章 個体の分布型 第9章 環境変動と絶滅 第2部 適応戦略 第10章 餌の選び方と探し方 第11章 成長と繁殖の戦略 第12章 スケジュールの動的最適化 第13章 変動環境における適応 第14章 さまざまなゲームモデル 第15章 スケジュールのゲーム 第16章 性表現と性システムの進化 第17章 性差と性淘汰 第18章 適応戦略の遺伝学的基礎 第3部 共存の原理 第19章 共存できる競争種の多様性 第20章 群集の安定性と共進化 第21章 生態系の生態学

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No.57
71

まえがき 第一章 この問題に対して古典物理学者はどう近づくか? 第二章 遺伝のしくみ 第三章 突然変異 第四章 量子力学によりはじめて明らかにされること 第五章 デルブリュックの模型の検討と吟味 第六章 秩序、無秩序、エントロピー 第七章 生命は物理学の法則に支配されているか? エピローグ 決定論と自由意思について 岩波新書版(一九七五年)への訳者あとがき 二一世紀前半の読者にとっての本書の意義  ──岩波文庫への収録(二〇〇八年)に際しての訳者あとがき

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No.58
71
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No.59
71

数理生物学テキストの世界的権威書。数理生物学の基本的モデルである個体群生物学や生理学だけにとどまらず、数理生物学全般を解説。

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No.60
71

はしがき 第一章 生物の多様性と進化の考え  1 生物の多様性  2 事実としての生物進化  3 進化論発達の歴史   ラマルクとダーウィン   メンデルの貢献 第二章 遺伝学に基づく進化機構論の発達史  1 波瀾の幕開け  2 集団遺伝学の形成  3 進化総合説と淘汰万能主義  4 分子進化の研究と中立説  5 その他の進化理論 第三章 進化の道すじをたどる  1 生命の歴史のあらすじ  2 脊椎動物の進化  3 哺乳類の進化  4 霊長類の進化と人類の出現 第四章 進化要因としての突然変異  1 遺伝学的生命観  2 突然変異の性質と種類  3 遺伝子突然変異の本質  4 遺伝子突然変異の表現効果 第五章 自然淘汰と適応の考え  1 ダーウィンによる自然淘汰の考え  2 自然淘汰説の近代的発展 第六章 集団遺伝学入門  1 集団遺伝学とは  2 遺伝子頻度と交配様式  3 遺伝的な平衡について  4 遺伝的浮動について  5 集団中における突然変異遺伝子の行動 第七章 分子進化学序説  1 分子進化研究の前夜  2 分子進化を理解するための基礎知識  3 分子進化の速度の推定  4 分子進化の特徴  5 突然変異の種内への蓄積過程 第八章 中立説と分子進化  1 中立説による説明  2 分子レベルの種内変異  3 分子進化時計と分子系統学  4 中立進化に関連した他の話題  5 分子進化と表現型進化の橋渡し 第九章 進化遺伝学的世界観  1 進化の産物としてのヒト  2 優生の問題を考える  3 積極的優生と人類の未来  4 人類の宇宙的発展と進化 参考文献

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No.61
71

盲目の時計職人

リチャード・ドーキンス
早川書房
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No.63
71

 はじめに 第1章 生物の多様性と適応  種の多様性  生活史・サイズその他における多様性  うまくできたデザインや行動 第2章 生命の長い鎖──つながっていく存在としての生物──  進化ということ  生き物の定義  遺伝子のもと──DNA  DNAの複製  タンパク質の合成  親から子へ  ゲノムと遺伝子  個体変異と進化  化石が語るもの  地球上のすべての生命のもと 第3章 自然淘汰と適応  適応が生じる仕組み  個体変異  個体群の増加  資源をめぐる競争  適応度  自然淘汰の働き  フィンチの嘴  嘴の厚さの変異と遺伝  誰が生き残ったか?  アノールトカゲの足  自然淘汰に目的はない  進化は進歩ではない  適応は万能ではない 第4章 変異の性質と淘汰の種類  変異の源泉  点突然変異  大規模な突然変異  遺伝子の重複  突然変異率  有害か有利か  組み替え  淘汰の種類──安定化淘汰・方向性淘汰・分断淘汰  中立な変異  分子進化の中立説  中立な変化の速度  ヘモグロビンのβ鎖  形態の変化と適応 第5章 新しい種の誕生  種とは何か?  新しい種の出現  種内変異とクライン  輪状種  異所的種分化  同所的種分化  種分化の速度  南極海に住むコオリウオの仲間の進化  種の多様性 第6章 進化的軍拡競争と共進化  アリとチョウの幼虫  食う・食われる・食われないの軍拡競争  花と動物  果実と動物  カッコウの托卵 第7章 最適化の理論  最適採食戦略  餌場の防衛  最適一腹卵数 第8章 頻度依存による自然淘汰  闘争とゲーム理論  タカ-ハトゲーム  進化的に安定な戦略  タカ-ハト-ブルジョワゲーム  タンガニーカ湖の魚の曲がった口  雄と雌の数──性比  フィッシャーの性比の理論  近親交配する昆虫の性比 第9章 雄と雌はなぜ違う?  有性生殖と無性生殖  雄と雌  性の起源の謎  有性生殖の二倍のコスト  赤の女王仮説  性淘汰の理論──性差はなぜあるのか?  ダーウィンの性淘汰の考え  繁殖の速度と性比  配偶者獲得をめぐる同性間の競争  配偶者の選り好み 第10章 進化の考えがたどった道  博物学の伝統と新世界の発見  リンネによる分類  ペイリーのデザイン論  進化の考え  ダーウィン登場  総合説の時代  現代の発展  おわりに  図版引用文献  キーワード

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No.64
71

身近で幅広い分野や現象に対して応用し、とくに発生学、進化学、医学といった生物学の重要な問題を解説した数理生物学のテキスト。

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No.65
71

 本書は,生命現象に対する数理モデルの数学的解析への入門として,数理生物学(Mathematical Biology)の典型的な基礎数理モデルと関連する基礎概念,その解析に必要とされる基本的な数学的手法を解説する教科書です。本書は,大学理系学部教養課程半期の数理生物学入門相当の講義に活用されることを視野に入れた内容に限定しています。想定される講義の重要な目的は,数理生物学に現れる典型的な基本数理モデルを紹介しつつ,生物学の概念に係る数理モデル解析において用いられる基本的な数学的手法を受講生に解説することとしました。  読者(=本書内容の講義の受講生)には,数学・数理科学系のみならず,生命科学系の学生も想定していますが,高校数学の知識,および,その延長としての大学理系学部初年次に学ぶ微分積分学,線形代数学の内容に通例含まれる基礎項目の知識を前提としています。ただし,意欲のある高校生でも取り組めるように,大学レベルのこれらの数学基礎に関わる内容については,参考書を適宜示しました。また,必ずしも数理生物学や数理生態学を専門としない授業担当者が講義のために使うことも想定し,講義の準備に足る内容を記載することにも配慮しています。そして,受講生(=読者)が理解をより深める手助けとなるように,関連する基礎的な内容の演習問題も編み込み,その詳しい(ときに発展的内容も含む)解説を巻末につけました。  本書では,大学学部における入門的講義に活用されるのに適当な内容に厳選していますが,本書の内容の奥や先にある,さらなる数理を学ぶ参考書として,兄弟本である【展開編】と2冊セットで,大学院におけるセミナーでの活用も想定しています。 序 章 数理生物学 第1章 個体群ダイナミクス 第2章 数理モデルとしてのねずみ算 第3章 1次元微分方程式モデル 第4章 1次元差分方程式モデル 第5章 常微分方程式系モデルI 第6章 常微分方程式系モデルII 第7章 差分方程式系モデル 付録A 定数係数斉次線形差分方程式 付録B 1階線形常微分方程式 付録C 2次元データへの直線のあてはめ:線形最小二乗法 付録D Taylor 展開(Taylor の定理) 付録E テント写像の分岐解析 演習問題解説 参考文献

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No.66
71

妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家、からだの感覚を失って姿勢が保てなくなってしまった若い母親、オルゴールのように懐かしい音楽が聞こえ続ける老婦人-脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちは、その障害にもかかわらず、人間として精いっぱいに生きていく。そんな患者たちの豊かな世界を愛情こめて描きあげた、24篇の驚きと感動の医学エッセイの傑作、待望の文庫化。 第1部 喪失(妻を帽子とまちがえた男 ただよう船乗り ほか) 第2部 過剰(機知あふれるチック症のレイ キューピッド病 ほか) 第3部 移行(追想 おさえがたき郷愁 ほか) 第4部 純真(詩人レベッカ 生き字引き ほか)

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No.68
71

円周率22,500桁を暗唱、10ヵ国語を話す天才の「頭と心の中」をサヴァン症候群でアスペルガー症候群の青年が語る感動の手記 『博士の愛した数式』の小川洋子さん絶賛。「思慮深く、優しい声で、ダニエルは私たちにそっと教えてくれる。この世界は、生きるに値する場所である、と」。円周率22,500桁を暗唱、10ヵ国語を話す天才の「頭と心の中」をサヴァン症候群でアスペルガー症候群の青年が語る感動の手記。全米大ベストセラー! 数字と外国語の天才が「頭の中」を語った。2万桁以上の円周率暗唱記録を持ち、6ヵ国語を話す高機能自閉症の英国の青年が、半生をたどりながら、自分の内面世界を表現豊かに描き出す感動の記録。

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No.69
71

本書は,兄弟本【基礎編】の入門的内容からさらに深く,生命現象に対する数理モデルの数理的意味や,その数学的解析,関連する理論へ踏み込むための基礎を提供することを主旨として執筆されています。内容は,学部の卒業研究や大学院初年度でのゼミナールに活用されるテキストを想定し,兄弟本【基礎編】と同様に,数理生物学に現れる典型的な基本数理モデルを題材として,生物学の概念に係る数理モデル解析において用いられる基本的な数学的概念や手法の解説を提供しています。兄弟本【基礎編】が提供した基礎知識をベースに本書【展開編】の内容が展開されます。読者としては,数学・数理科学系のみならず,生命科学系の学生や研究者も想定していますが,この【展開編】の主要部には,大学理系学部初年次に学ぶ微分積分学,線形代数学等の基礎数学の内容に通例含まれる基本知識を必要とする内容が少なからず含まれます。もっとも,それらは,読者が大学教科書などから必要な情報を容易に入手できる範囲の知識です。むしろ,本書に現れる数学的内容の詳細やその先に関心のある読者にはもの足りないかもしれませんが,そのような読者が適宜示されている参考文献などからその関心に応じたさらなる奥に進むことも決して難しくないはずです。本書も【基礎編】同様に,読者が基本的な数学的概念を把握し,数理モデルの解析手法を十分に理解するための手助けとなるように,内容に関連する演習問題を編み込み,その詳しい(ときに発展的内容も含む)解説を巻末につけました。 第1章 出生・死亡過程の数理モデル 1.1 Yule-Furry過程 1.2 Malthus型増殖過程 1.3 死亡過程 1.4 純増殖率 1.5 Logistic方程式 第2章 捕食過程の数理モデル 2.1 搾取型競争:1餌-独立2捕食者系 2.2 捕食による競争緩和:2種競争系+単食性捕食者 2.3 見かけの競争:独立2餌-1捕食者系 2.4 多食性捕食者と複数の独立餌種の共存 2.5 古典的餌選択理論 2.6 レプリケータダイナミクス 2.7 スウィッチング捕食 第3章 構造をもつ個体群の数理モデル 3.1 個体群内の構造と状態変数 3.2 構造をもつ個体群の離散世代ダイナミクス 3.3 安定状態分布 3.4 繁殖価 3.5 感度分析 3.6 連続状態変数による個体群ダイナミクス 3.7 特性曲線上の密度分布関数 3.8 von Foerster方程式 3.9 Leslie行列とvon Foerster方程式 3.10 死亡過程による齢分布 第4章 構造を伴う感染症伝染ダイナミクスモデル 4.1 Kermack-McKendrickモデル再考 4.2 有限感染齢構造をもつSIRモデル 4.3 未回復確率による平均感染期間の定式化 4.4 感染齢構造下の基本再生産数 4.5 感染齢構造下の最終規模方程式 4.6 無限感染齢構造をもつSIRモデル 4.7 時間遅れの入ったSIRモデル 4.8 出生・死亡項をもつSIRモデル 4.9 公共場で交わる2集団SIRモデル 第5章 個体群ダイナミクスの格子モデル 5.1 格子空間上の感染症伝染ダイナミクス 5.2 隣接格子点ペアの状態遷移 5.3 状態頻度の時間変動 5.4 平均場近似モデル 5.5 ペア近似モデル 5.6 格子モデルの基本再生産数 5.7 感染症のない平衡点の局所安定性 5.8 最終規模 5.9 初期感染者数と空間構造 5.10 より精度の高いペア近似における課題:ループ 付録A Poisson過程/Poisson分布/生起時間間隔 付録B Lotka-Volterra方程式系←→レプリケータ方程式系 付録C Stieltjes積分 付録D 感染齢構造をもつSIR モデルの解の存在と一意性 付録E Lyapunovの方法/LaSalleの不変原理 付録F 次世代行列による基本再生産数の導出 付録G Routh-Hurwitzの判定条件/Lienard-Chipartの判定条件 付録H Juryの安定性判別法 演習問題解説 参考文献 あとがき 索 引

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No.70
71
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No.71
71

錯覚の科学 (文春文庫)

チャブリス,クリストファー
文藝春秋

ハーバード大学の俊才たちが、最先端科学実験で次々に明らかにする、あなたの記憶のウソ、認知の歪み、理解の錯覚。科学読み物。 文春文庫サイエンス&ビジネス第二弾!ハーバード大学の俊才たちが、最先端科学実験で次々に明らかにする、あなたの記憶のウソ、認知の歪み、理解の錯覚。科学読み物。

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No.72
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No.73
71
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No.74
71

生命システムのモデル作りとシミュレーション  最近、「システム生物学」という、何やら訳のわからない言葉が生物学の世界に飛び交いだした。英語では"Systems Biology"といって、システムが複数形になっている。これはゲノム解読後の生命科学の新たなチャレンジで、「生命をシステムとして理解しよう」というものだ。こう言われてもいったい何なのだろう? シグナル伝達経路、遺伝子制御ネットワーク、代謝経路などなど、コンピュータを使っていったい何ができるのだろう?  こうした疑問と不安をもった人は、本書を読みつつ、付録のCD-ROMに入っているセルイラストレータというソフトの簡易版を利用しながら学習すれば、複雑な生命システムのモデル作りとシミュレーションができる能力がつく。微分方程式やプログラミングなどまったく知らなくてもよく、大学の学部や専門学校で生物系の半年~1年コースなどで使えるようになっている。 http://www.cellillustrator.com からお試し版をダウンロードすれば、さらに新たな挑戦へ意欲が湧いてくる。 第1章 序論 1.1 細胞の中で起きていること 1.2 細胞内の反応とパスウェイ 第2章 パスウェイのデータベース 2.1 パスウェイデータベースの紹介 2.2 パスウェイを表示するソフトウェアの紹介 2.3 パスウェイをとりまく表記規則 第3章 パスウェイシミュレーションソフトウェア 3.1 シミュレーションソフトウェアの裏側 3.2 シミュレーションのソフトウェア紹介 第4章 セルイラストレータをはじめよう 4.1 セルイラストレータのインストール 4.2 セルイラストレータの基本概念 4.3 セルイラストレータのはじめ方とモデルの編集方法 4.4 モデルの実行方法 4.5 シミュレーション規則 4.6 絵つきエレメントを用いたパスウェイのモデル化 4.7 セルイラストレータによるパスウェイのモデル作り 4.8 まとめ 第5章 パスウェイ表現とシミュレーション 5.1 シグナル伝達経路のモデル作り 5.2 代謝系のモデル作り 5.3 遺伝子制御ネットワークのモデル作り 5.4 まとめ 第6章 いろいろなパスウェイ 6.1 パン酵母の遺伝子ネットワーク 6.2 遺伝子ネットワークの解析方法 6.3 まとめ

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No.75
71

動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。 第1章 動物のサイズと時間 第2章 サイズと進化 第3章 サイズとエネルギー消費量 第4章 食事量・生息密度・行動圏 第5章 走る・飛ぶ・泳ぐ 第6章 なぜ車輪動物がいないのか 第7章 小さな泳ぎ手 第8章 呼吸系や循環系はなぜ必要か 第9章 器官のサイズ 第10章 時間と空間 第11章 細胞のサイズと生物の建築法 第12章 昆虫-小サイズの達人 第13章 動かない動物たち 第14章 棘皮動物-ちょっとだけ動く動物

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No.76
71
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No.77
71

遺伝子の突然変異だけでは、生命の進化は説明できない。そこには細菌細胞の融合と合体、共生というじつに生きものらしい過程があった!ヒトの細胞内にあるミトコンドリア、植物の光合成をになう葉緑体、神経や精子のしっぽまでが、遠い昔に合体した共生細菌だという-。生物学の常識に立ち向かい、ついに認められた「共生説」の第一人者が、生命の誕生、性の起源の謎に挑む。いま「共生」は生命観を支えるキーワードだ。 1 共生はいたるところに 2 正統に逆らう 3 取り込みで生じる個体 4 ブドウの名前 5 浮きかすから生まれた生命 6 受け継がれてきた性 7 上陸 8 ガイア

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No.78
71

外界と直接触れ合う皮膚は、環境の変化から生体を守るだけでなく、自己と他者を区別する重要な役割を担っている。人間のこころと身体に大きな影響を及ぼす皮膚は、脳からの指令を受ける一方で、その状態を自らモニターしながら独自の情報処理を行う。その精妙なシステムや、触覚・温度感覚のみならず、光や音にも反応している可能性など、皮膚をめぐる最新研究。 第1章 皮膚感覚は人間の心にどんな影響を及ぼすか 第2章 人間の皮膚ができるまで 第3章 皮膚の防御機能 第4章 表皮機能の破綻とその対策 第5章 皮膚の感覚について 第6章 皮膚が身体に発信するメッセージ 第7章 自己を生み出す皮膚感覚 第8章 彩られる皮膚 第9章 新しい皮膚のサイエンス

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No.79
71
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No.80
71

    はじめに 第1章 赤ちゃんも老化している!?      ヒトはどのように死ぬのか?      老化しない生物もいる?──細菌と原生生物      不死身な生きものプラナリア      樹木という生き方      一つ一つの細胞が老化する──ヘイフリックの実験      なかなか老化しない細胞① 幹細胞、神経細胞      なかなか老化しない細胞② 生殖細胞      卵や精子も老化する      細胞が老化するとどうなる?      「プログラム仮説」と「エラー蓄積仮説」      死滅する神経細胞      脳の老化の原因      ヒト早期老化症(早老症)      個体の寿命は延ばせるの?      ホルモンと個体老化      閉経後の三〇年は「余計」ではない      おばあちゃん仮説      ホルモン治療で若返る?      個体の死と細胞の死      なぜヒトは死ぬのか? 第2章 いのちの回数券はある?      人生はカウントダウン?      ちょっと復習──細胞分裂とDNAの複製      DNA合成酵素の二つの「くせ」      それでも変異はたまっていく      iPS細胞も老化する      染色体の端っこ問題      テロメラーゼで元に戻す      テロメアは分裂回数を数える      テロメアは唯一のいのちの回数券か? 第3章 DNA修復という若返り術      メンデルと遺伝子──遺伝子って、何?      遺伝子はDNAでできている──大腸菌はえらい!      遺伝子は「情報」、DNAは「もの」      意外とか弱いDNA      発電所ミトコンドリアの功罪      強い味方! DNA修復機構      細胞周期を止めて傷を修復      修復機構の破たんは、病気を引き起こす      ゲノムの守護神p53      DNAの傷とガン化      ゲノムの傷と細胞の老化      新しい細胞に渡す「きれいなゲノム」      それでも傷つくゲノム──修復の限界 第4章 長生き遺伝子の解明      「長生き遺伝子」はあるのか?      環境も寿命を延ばす      ヒトの長寿遺伝子の探索      長寿遺伝子の正体      モデル生物を使った長寿遺伝子の探索      マウスは老化研究に向いていない!      三〇年生きるハダカデバネズミ      老化研究に最適な生きもの① ハエ、線虫      老化研究に最適な生きもの② 酵母菌      ゲノムには壊れやすいところがある      巨大反復配列リボソームRNA遺伝子      リボソームRNA遺伝子は裸の王様!?      遺伝子増幅機構の正体      Sir2とFob1は寿命に関わる遺伝子である      rDNAが寿命を決めている!      ヒトでもrDNAは老化速度を決めている?      サーチュインとrDNA      細胞老化のrDNA仮説      長寿遺伝子を活性化させるには      NMNは夢の若返り薬か? 終章 寿命はなぜ決まっているのか      老化がなければ人類絶滅!?      寿命が延びると幸せか?      老化は必要?      老化はガンを防ぎ、生きものを進化させた!      高齢になるとガンになるのはなぜ?      ヒトの寿命は操れるか?      最後はガンと認知症との戦いか?      人類は長寿社会を維持できるか      少子化を少しでもくい止めるには      科学にウルトラCを期待しない      寿命はなぜあるのか     おわりに     キーワード

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No.81
71

現代人のための放射線生物学

賢志, 小松
京都大学学術出版会

人の体には修復機構がある。しかしそれは万能ではない。福島の事故から5年を経ても、根拠のない楽観論の一方で過剰な恐怖が語られることがある。放射線を正しく評価するには、それが人体に与える影響を分子レベルから理解することが必須だ。「放射線の実体」から始め、生物影響・医学利用・環境放射線・放射線防護・原子力災害までを幅広く解説 はじめに 第1部 放射線の実体 Chapter 1 放射線の性質 1.1 さまざまな放射線の発見    放射線と放射能の発見/放射線の種類と透過力の違い 1.2 電離のしくみと放射線の単位    放射線が電離を起こすしくみ/放射線と放射能の単位 1.3 放射線の性質を利用した線量計    電離を利用する測定器/半導体を用いた測定器    シンチレーションを利用する測定器    ガラスの発光を利用する測定器/バックグランドと計数効率 Chapter 2 原子核反応の利用 2.1 放射性核種の自然崩壊    原子核崩壊の種類と放射性同位元素     一定の半減期でおこる原子核の自然崩壊 2.2 原子力発電のしくみと廃棄物処理    原子核分裂を人工的に起こす/原子力発電のしくみ    核燃料サイクルとは/廃棄物処理の問題 2.3 軍事利用された原子核反応    原子爆弾に利用された原子核分裂    水素爆弾に利用された核融合 2.4 放射線の産業と学術利用    さまざまな工業利用/さまざまな農業利用    年代測定への利用 Q&A 第2部 放射線と人体 Chapter 3 細胞への放射線作用 3.1 放射線によるDNA鎖の切断    放射線の生物作用の時間経過    直接効果と間接効果で起こるDNA損傷    DNA 鎖切断端の化学型 3.2 生物影響の評価法と数式モデル    増殖死をコロニー法で測る/SLD回復は緩照射効果の指標    細胞生存率を数式で表す 3.3 生物影響を修飾する諸因子    放射線防護剤と緩和剤で障害を減らす    酸素が放射線作用を強める    放射線の種類で異なる線エネルギー付与(LET)効果 Chapter 4 放射線を防御するDNA修復 4.1 DNA二重鎖切断の二つの修復経路    DNA二重鎖切断修復の研究と放射線高感受性細胞    放射線DNA修復は相同組換え修復と非相同末端再結合の2種類 4.2 放射線照射直後に起こる細胞反応    細胞増殖を一時停止させるチェックポイント    DNA構造を弛めるクロマチン再編成    修復よりも細胞死を進めるアポトーシス 4.3 DNA修復がもたらす副作用    細胞周期依存性とSLD回復/放射線突然変異 解説 1 ─細胞に残るDNA二重鎖切断の爪痕 Chapter 5 組織・臓器の放射線障害 5.1 放射線の確定的影響と確率的影響    放射線障害は確定的影響と確率的影響に区分される    組織により変わる放射線感受性/放射線障害の発症経過 5.2 組織特有なさまざまな放射線障害    皮膚の障害/精巣と卵巣の障害/眼の障害    その他 5.3 死に結びつく放射線障害と治療例    被ばく線量と生存期間の関係/骨髄死/腸死    中枢神経死/重篤な被ばく事故での治療例 Chapter 6 放射線による発がん 6.1 自然発がんのしくみと放射線    がん遺伝子の活性化とがん抑制遺伝子の不活化    自然に起こるがん化のしくみ/放射線発がんのしくみ 6.2 ヒトの放射線発がん頻度    有用な疫学資料/白血病の発生頻度    固形がんの発生頻度 6.3 放射線発がんを左右する諸因子    被ばく年齢の影響/緩照射および放射線の種類    その他の発がん関連因子 6.4 放射線発がんリスクとLNT仮説    LNT仮説とは/放射線リスクの過小評価を避ける 解説 2 ─ DNA二重鎖切断がヒトの発がんを引き起こす確かな証拠 Chapter 7 放射線による先天異常 7.1 放射線に敏感な胎児期    着床前の胚死/器官形成期の奇形/胎児期の小頭症 7.2 遺伝的影響が発生するしくみ    放射線による染色体異常/単一遺伝子によるメンデル遺伝    さまざまなヒト遺伝性疾患 7.3 予想外に低い遺伝的影響リスク    遺伝的影響リスクの推定方法/マウスの倍加線量を求める    放射線の遺伝的影響リスクの計算値    原爆生存者の遺伝的影響は確認できてない    体内被ばくによる発がんと継世代影響の可能性 Q&A 第3部 放射線と医療 Chapter 8 がんを放射線でなおす 8.1 がん治療の放射線生物学    癌治療に有効な放射線照射/低酸素細胞と放射線治療    がんの放射線感受性/正常臓器の耐容線量と治療効果比 8.2 がんと正常臓器の感受性を変える    低酸素細胞を減少させて放射線感受性を上げる    抗がん剤を併用する/正常臓器の障害を減らす 8.3 がん治療に優れた放射線照射法    高エネルギーX線を用いた三次元原体照射法    強度変調放射線療法/定位放射線療法    陽子線治療法/重粒子線治療法/組織内照射法    ホウ素中性子捕捉療法 Chapter 9 診断に使われる放射線 9.1 X線を用いるさまざまな診断法    X線写真撮影の原理/X線発生装置/X線の検出    マンモグラフィ/X線CT    インターベンショナル・ラジオロジー 9.2 放射性核種を用いる診断法    単光子放射断層撮影法/陽電子放射断層撮影法 9.3 放射線診断で受ける被ばく線量 Q&A 第4部 生命とDNA修復 Chapter 10 DNA塩基修復と生命 10.1 太陽紫外線と喫煙からDNAを守る    太陽紫外線によるDNA塩基損傷    喫煙によるDNA塩基損傷 /ヌクレオチド除去修復    損傷乗越えDNA合成/皮膚がんと色素性乾皮症 10.2 酸素毒性からDNAを守る    酸化によるDNA塩基損傷/塩基除去修復    発がんと塩基除去修復 10.3 飲酒からDNAを守る    飲酒によるDNA塩基損傷/DNA 鎖架橋とファンコニ貧血 10.4 DNAの複製ミスを正す    誤ったDNA塩基の取り込み /ミスマッチ修復    家族性大腸がんとミスマッチ修復 10.5 放射線によるクラスターDNA損傷    酸素ラジカルによりDNA塩基損傷が作られる    放射線に特有なクラスターDNA損傷 Chapter 11 放射線DNA修復と生命 11.1 DNA二重鎖切断修復の起源    地球生物と太陽紫外線/地球生物と放射線    DNA二重鎖切断修復タンパク質の起源    放射線以外の原因によるDNA二重鎖切断 11.2 進化を促進したDNA修復系    突然変異の起源としての損傷乗越えDNA合成    相同組換えと遺伝的多様性 11.3 健康維持に働く修復タンパク質    免疫多様性と非相同末端再結合    発がんバリアーと放射線損傷シグナル    テロメア維持とATM    ATM による抗酸化ストレスと糖尿病抑制 Q&A 第5部 原子力災害と放射線防護 Chapter 12 福島第一原子力発電所の事故 12.1 事故の経過と指摘された問題点    緊急冷却装置とベントの構造/事故の経緯    事故で明らかになったいくつかの問題点 12.2 周辺地域の汚染状況と食品規制    放出された放射性物質/外部放射線量と環境内での動き    食品の規制/食品中セシウム137の規制値の計算例 12.3 被ばく線量と健康調査    住民の被ばく状況 /住民の健康調査    放射線作業者の被ばく状況と健康調査 解説 3 ─セシウム137の生物濃縮 Chapter 13 世界の原子力災害と関連事故 13.1 原子爆弾と核実験による被ばく    広島・長崎の原爆被爆 /ビキニでの核実験    中国での核実験 /セミパラチンスクでの核実験 13.2 福島以外の原子力発電所事故    チェルノブィリ原子力発電所事故    スリーマイル島原子力発電所事故 13.3 核燃料処理施設での被ばく    セラフィールド原子力施設/ハンフォード原子力施設    マヤック核物質製造施設/東海村JCO臨界事故 Chapter 14 身の回りに存在する放射線 14.1 我々を取り巻く自然放射線源    自然放射線源と人工放射線源/大地中の放射線源    空気中の放射線源/食べ物と体内の放射線源    宇宙放射線/さまざまな消費財からの被ばく 14.2 自然および人工放射線からの職業被ばく    鉱山での自然放射線からの被ばく    航空機搭乗に宇宙放射線からの被ばく    人工放射線源からの被ばく 14.3 世界の高放射線地域と影響調査    世界の高放射線地域/住民の放射線影響調査 Chapter 15 放射線を管理する 15.1 放射線被ばく防護の基本法則    外部被ばくの特徴と防護の基本原則    内部被ばくの特徴と防護の基本原則 15.2 体内の放射能を除去する薬剤    放射性ヨウ素の取り込みを少なくするヨウ化カリウム    放射性セシウムの除去に有効なプルシアンブルー 15.3 放射能汚染地域での生活の工夫    家屋周辺での除染方法    被ばくを避ける家庭での対策 15.4 放射線被ばの規制と核軍縮の歴史    ICRPの基本的な考え方と勧告    職業被ばく線量限度の歴史/公衆の線量限度の歴史    我が国の放射線障害防止法/世界の核軍縮の動向 Q&A 参考図書 放射線の歴史 索 引 コラム Column 1 もう一つのポアンカレ予想 Column 2 半減期の十進法表記 Column 3 ラジカルとオゾンホール Column 4 遺伝子命名法とタンパク質の呼ひ?方 Column 5 象はなぜがんにならないか Column 6 幹細胞/ES細胞/iPS細胞 Column 7 白血病と骨髄 Column 8 がんと癌 Column 9 我が国のがん発生 Column 10 ビートルズとX線CT Column 11 日本人に飼い慣らされた毒素菌 Column 12 同時代の先駆者ダーウィン/メンデル/ミーシャ Column 13 我が国での内部被ばくの最高値 Column 14 スパイとポロニウム210 Column 15 ダイアルペインターの悲劇

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No.82
71

人間よ、アリから学べ! 20万部突破の大ヒット単行本、文庫化! 働き者として知られる働きアリだが、実はその7割はいつも休んでいて、1割は一生働かない! だがこの事実にこそ、組織存続への秘密が隠されているのだという。これを発見した生物学者が著した、新感覚の生物学。 働き者として知られる働きアリだが、実はその7割はいつも休んでいて、1割は一生働かない! だがこの事実にこそ、組織存続への秘密が隠されているのだという。これを発見した生物学者が著した、新感覚の生物学。

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No.83
71

琉球列島に生息する右巻きのカタツムリが、カタツムリを捕食するヘビから逃れるために左巻きへと進化したという仮説を、西表島でのフィールドワークを通して解説する。 はじめに 第1章 生き物の右と左 一 体の左右がひっくり返るという進化   右利きと左利き    コラム 人間の利き手   古代湖の鱗食魚    コラム 進化の実験場-古代湖   イスカの嘴   鏡像花   左ヒラメの右カレイ   左右が逆転する進化 二 左巻きのカタツムリ   カタツムリの巻き型と交尾    コラム 種と、種分化と、種分化遺伝子   謎解きの始まり    コラム 「フィンチの嘴」 第2章 右利きのヘビ 一 「右利きのヘビ仮説」   きっかけは妄想から   イワサキセダカヘビとは?   カタツムリの食べ方   小さな確信 二 スロー・スターター   迷いの日々   理解者現る   砂をかむような日々 三 右利きのヘビ、発見!   小ビンの中の大発見   標本の威力 四 博物館のチカラ   標本を借りる   来る日も来る日もレントゲン   見えてきた歯列非対称性の全貌    コラム 表現型と遺伝型 第3章 西表島で調査する 一 島の暮らし   ヤマネコのすむ島   人の住む島    コラム 初の沖縄旅行  二 調査生活   住居編   物資購買編   交通手段編    コラム カタツムリの標識方法 三 夜の森にひとり   リベンジ   かすかな手がかり   森へ    コラム 調査の装備-服装・小物編    コラム 調査の装備-ライト編   夜の住民   魑魅魍魎   危険な生き物   眠れる住人    コラム ヘビの食性 四 幻のヘビ   アスファルトの川   路上のヘビ   餌食になったのは?   フンの中の真実    コラム 学会発表とは 第4章 検証・右利きのヘビ仮説 一 奇跡の実験   突然変異のカタツムリ    コラム 巻き型の遺伝様式   ニッポンマイマイ属   ホタルの島   植物園の地下室    コラム 私と京都大学植物園   試行錯誤   撮影の成功   結果が出た!   もうひとつの右利き   奇跡の実験    コラム 巻き型二型の謎1:クビレポリネシアマイマイ    コラム 巻き方二型の謎2:マレーマイマイ 二 博士を目指す   恐怖の公聴会   進化学会、再び    コラム 口頭発表でのトラブルあれこれ   「右利きのヘビ仮説」の検証   机上地球紀行   永遠は時々一瞬で終わる    コラム カタツムリとは 三 研究の終着駅   目指せ、論文投稿   痛恨のリジェクト   最後のあがき   一瞬の栄光   まだ、何も終わっていない あとがき 参考文献 索引

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No.84
71

私たちのからだを構成する数十兆という細胞がすべて同じなら、とても人間のような生物はできない。細胞たちは数百種類の技能集団に分けられ、外観・機能ともに、じつに多彩だ。たとえれば「パスタづくりの巨匠」「穴の底に住む怪人」「宝石づくりの魔術師」「スポーツ万能」…。多士済々の細胞紳士たちの姿を、最新技術によってとらえた。 人体ビルの建築士 領地を仕切る人垣 家内工場フル回転 選びぬかれた防衛隊 運河の街の生活者 運動のエリート 情報社会の管理職 能力は管理職なみ 子づくりの担当

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No.85
71

ワトソン DNAを語る 分子生物学の生き証人が語るDNAと生命の神秘 遺伝学の歴史から、クリック、ウィルキンスとの出会い、二重らせん発見のドラマ、遺伝子組み換え農業、ヒトゲノム計画の舞台裏までを分子生物学の第一人者が赤裸々に語る。 序章 生命の神秘 第1章 遺伝学の始まり――メンデルからヒトラーまで 第2章 二重らせん――これが生命だ 第3章 暗号の解読――DNAから生命へ 第4章 神を演じる――カスタマイズされるDNA分子 第5章 DNAと金と薬――バイオテクノロジーの誕生 第6章 シリアル箱の中の嵐――遺伝子組み換え農業 第7章 ヒトゲノム――生命のシナリオ

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No.86
71

これまで意味がないと思われてきたDNAの98%を占める非コードDNA領域が、生命の謎を解く最大の鍵だった。研究の最前線を紹介 サルとヒトで遺伝子はほとんど同じなのに、なぜ見た目はこんなにも違うのだろう? ヒトゲノムのうち遺伝子部分はわずか2%。遺伝子ではない「98%」にヒトの秘密が隠されていた! かつてはゴミ扱いされた”ジャンクDNA”が生命の謎を解き明かす。 ●サルとヒトで遺伝子はほとんど同じなのに、なぜ見た目はこんなにも違うのだろう? ヒトゲノム(ヒトの全遺伝情報)のうち、遺伝子部分はわずか2%。残りの98%は「非コードDNA」と呼ばれ、意味のない無駄なものと長らく考えられてきました。意味がない=ゴミということで「ジャンクDNA」とさえ呼ばれていたのです。ところが、じつはこの”ゴミ”こそが生命の不思議に迫る重要な役割を担っていることが近年になって分かってきました。サルとヒトの違いを生み出し、老化と寿命に関わり、進化の原動力ともなる「非コードDNA」の仕組み、そして驚きの発見の数々をエピソード豊富に紹介します。 【著者紹介】小林武彦(こばやし・たけひこ) 1963年生まれ。九州大学大学院修了(理学博士)、基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学分子細胞生物学研究所教授。日本遺伝学会会長。科研費新学術領域研究「ゲノムを支える非コードDNA領域の機能」代表。生命の連続性を支えるゲノムの再生(若返り)機構を解き明かすべく日夜研究に励む。海と演劇をこよなく愛する。著書に『寿命はなぜ決まっているのか──長生き遺伝子のヒミツ』(岩波書店)など。 ~~「はじめに」より~~  あなたの体で無駄な部分はありますか?  私の場合はお腹についた脂肪くらいで、他の部分はないと困るところばかりです。髪の毛はだいぶ薄くなってきましたが、別にいらないわけではありません。「日除け」としても働いているし、全部なくなると冬はおそらく寒いです。(中略)  進化の法則によると、「個体」のレベルでは環境に適応できたものは生き残り、そうでないものは絶滅していきます。この法則からすれば、体の中には不要なものなどあるはずがないということになります。(中略)  ところが、じつはヒトゲノムの98%は「遺伝子」の情報を持たない領域だったのです。いわば「意味のない無駄な情報」といえます。しかし、生物はこんな無駄を許すのでしょうか? じつはこの領域こそが生命を誕生させ、ヒトをヒトたらしめ、進化の原動力として働いた重要な装置であることが分かってきました。本書ではこの謎に満ちた暗黒領域「非コードDNA」に光をあて、最新の情報をもとにその役割について解説します。 はじめに 第1章 非コードDNAの発見、そしてゴミ箱へ 第2章 ゴミからの復権 第3章 非コードDNAと進化 第4章 非コードDNAの未来 おわりに 参考図書

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No.87
71

細胞同士のかかわり合いが生物の体をつくりあげていく発生現象のメカニズムを、最新の成果とともにわかりやすく解説。 生命の神秘が集約された「発生」の驚異! 卵というたった一つの細胞が受精して分裂を繰り返し、骨、筋肉、皮膚、内臓をつくり、複雑な構造の成体となる。この「発生」の仕組みと謎に挑む生物学の最新成果。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・2003年5月刊) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。 第1章 動物の体と形づくり 第2章 細胞分化のメカニズム 第3章 体をつくる最初の情報 第4章 胚誘導――コミュニケーションの始まり 第5章 体軸をつくる「分子」 第6章 器官形成――部分のパターンをつくる誘導 第7章 ガンと老化 第8章 再生医学の可能性

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No.88
71
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No.89
71

センス・オブ・ワンダー

レイチェル・L. カーソン
新潮社
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No.90
71

われらの時代の最大の科学のドラマ-分子生物学の誕生と生化学の確立に深くかかわった科学者が自らの研究生活を回想し、現代科学文明を鋭く批判、そのあるべき姿を示す。世紀末ヴィーン、二つの世界大戦を含む激動の時代のベルリン、パリ、アメリカの諸都市の様相も活写され、「青春の文学」とまで評価された自叙伝の名著。 理性の熱病 白き血、紅き雪 居心地悪さの効用 内部のアウトサイダー 子供が外出するには悪い夜 より愚かに、また、より賢明に 砕かれた断片をほめたたえて 学部とその持主 幸福な家族と、その不幸な家族員たち 名前と顔の大海 太陽と死 純銀製のメダル 年に見合って払え 熱さと灰色のもとでの 世界住来からの知識の増大〔ほか〕

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No.91
70

ハーバードで脳科学研究を行っていた女性科学者を襲った脳卒中――8年を経て「再生」を遂げた著者が贈る驚異と感動のメッセージ。 脳科学者である「わたし」の脳が壊れてしまった――。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が……。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。驚異と感動のメモワール。

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No.92
70

セックス、薬物、アルコール、高カロリー食、ギャンブル、慈善活動……最新科学でここまでわかった、なぜ私たちはあれにハマるのか? セックス、薬物、アルコール、高カロリー食、ギャンブル、慈善活動……数々の実験とエピソードを交えつつ、快感と依存のしくみを解明。最新科学でここまでわかった、なぜ私たちはあれにハマるのか?

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No.93
70

あのNHKスペシャルが遂に文庫化! 第10回パピルス賞受賞作! 私達は身体ではなく「心」を進化させてきたのだ――。人類の起源を追い求め、約20万年のホモ・サピエンスの歴史を遡る。構想12年を経て映像化された壮大なドキュメンタリー番組が、待望の文庫化!! 私達は身体ではなく「心」を進化させてきたのだ――。人類の起源を追い求め、約20万年のホモ・サピエンスの歴史を遡る。構想12年を経て映像化された壮大なドキュメンタリー番組が、待望の文庫化!!

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No.95
70

あなたの心を微生物たちはいかに操っているのか? あっと驚く、巧妙なからくりを明かす! amazon.com ベストブック! ::: あなたの心を、微生物たちはいかに操っているのか? ::: 微生物などの寄生生物は、私たちの脳神経に影響を与え、 感情や行動を操っている。 たとえば、気分や体臭、人格・認知能力を変えたり、 空腹感・体重もコントロール。 ネコやイヌからうつる寄生生物が、 交通事故や学習力低下の要因になりうることも明らかに。 また、人々の嫌悪感に働きかけ、道徳や文化、 社会の相違にまでかかわる。 その脳を操るワザは、あっと驚くほど巧妙だ。 こうした操作力を逆利用して、 うつや不安、ストレスを和らげる療法も開発中。 この分野(神経寄生生物学)の先端科学者たちに取材、 複雑精緻なからくりに迫っていく。 ★amazon.com ベストブック(月間)! きわめてオリジナルで、思考を刺激し、恐しくどきどきさせる・・・必読の1冊だ。 ーージョン・フォロ(amazon シニアエディター) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::著者:: キャスリン・マコーリフ サイエンスライター。多くのメディアに科学記事を執筆し、数々の賞を受賞。 年間の最も優れた科学記事を掲載するアンソロジー 『ベスト・アメリカン・サイエンス・ライティング』にも選ばれている。 ::訳者:: 西田美緒子 翻訳家。訳書は、ペネロペ・ルイス『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』、 ジェンマ・エルウィン・ハリス編著『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』、 フランク・スウェイン『ゾンビの科学』など。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

::目次:: はじめに: マインドコントロールの達人 第1章: 寄生生物が注目されるまで 第2章: 宿主の習慣や外見を変える 第3章: ゾンビ化して協力させる 第4章: ネコとの危険な情事 第5章: 人の心や認知能力を操る 第6章: 腸内細菌と脳のつながり 第7章: 空腹感と体重をコントロールする  第8章: 治癒をもたらす本能 第9章: 嫌悪と進化 第10章: 偏見と行動免疫システム 第11章: 道徳や宗教・政治への影響 第12章: 文化・社会の違いを生み出す

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No.96
70

体内微生物の生態系が破壊され、さまざまな問題を引き起こしている! 微生物生態系のしくみと健康との関係を科学的に解き明かす!

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No.97
70

みんな微生物が作り出していた!植物の根と、人の内臓は、豊かな微生物生態圏の中で、同じ働き方をしている。 肥満、アレルギー、コメ、ジャガイモ―― みんな微生物が作り出していた! 植物の根と、人の内臓は、豊かな微生物生態圏の中で、 同じ働き方をしている。 はじめに――農地と土壌と私たちのからだに棲む微生物への無差別攻撃の正当性が疑われている 第1章  庭から見えた、生命の車輪を回す小宇宙 死んだ土 堆肥を集める 夢にみた庭づくり 夏の日照りと冬の大雨 スターバックスのコーヒーかすと動物園の糞 手品のように消える有機物 花開く土壌生物の世界 五年間でできた沃野 庭から見えた「自然の隠れた半分」 第2章  高層大気から胃の中までどこにでもいる微生物 どこにでもいる微生物 生き続ける原始生物 遺伝子の水平伝播もしくはセックスによらない遺伝的乱交 牛力発電 第3章  生命の探究生物のほとんどは微生物 自然の名前――リンネの分類法 ちっぽけな動物たち――顕微鏡の発見 発酵する才能――パスツールが開いた扉 生命の木を揺さぶる手――ウーズの発見 ウイルスの分類 第4章  協力しあう微生物 なぜ「種」という概念が疑わしくなるのか 微生物の共生 細胞の一部でありながら一部ではない――ミトコンドリアと葉緑体 マーギュリスとグールド シンビオジェネシス――別個の微生物が合体する 生命の組み立て 第5章  土との戦争 氷期のあとで 光合成の発見 最少律 小さな魔法使い 還元の原則――ハーバーボッシュ法とハワードの実践的実験 化学肥料はステロイド剤 触媒としての微生物 「農業聖典」とアジアの小規模農業 土壌の肥沃度についてのパラダイムシフト 第二次大戦と化学肥料工場 第6章  地下の協力者の複雑なはたらき 土中の犬といそがしい細菌 太古のルーツ 根圏と微生物 食べ物の力 植物と根圏微生物の多彩な相互作用 菌類を呼ぶ――植物と菌類のコミュニケーション 沈黙のパートナー――土壌生態学が解明する地下の共生・共進化 第7章  ヒトの大腸微生物と免疫系の中心地 がんが見つかる 手術後に考えたこと――がんと食生活 サケの遡上と川の環境 コーヒーとスコーンの朝食 がん予防の食事――ハイジの皿 美食の海で溺れる 食事をラディカルに見直す 食べる薬を栽培する菜園 ヒトマイクロバイオーム・プロジェクト 人体の中の微生物 大腸はなぜ免疫系の中心なのか 第8章  体内の自然 減った病気と増えた病気 免疫の二面性 過ぎたるはなお 二つの免疫 恐れ知らずの探検家 抗原という言語 炎症のバランス 微生物の協力者 共生生物の種 バクテロイデス・フラギリスの奇妙な事例 ちょうどよい炎症 太古からの味方 第9章  見えない敵細菌、ウイルス、原生生物と伝染病 ポリオ 天然痘 センメルワイス反射 第10章  反目する救世主コッホとパスツール シルクとパスツール 顕微鏡とコッホ 細菌の分離 細菌論のルーツ――培養できる微生物に限定される 奇跡の薬 奇跡の値段 第11章  大腸の微生物相を変える実験 内側からの毒――腸内微生物と肥満 脂肪の二つの役割 腸内細菌相の移植 消化経路――胃・小腸・大腸の役割 ゴミを黄金に――大腸での発酵細菌の活躍 第12章  体内の庭 プレバイオティクス 婦人科医療と細菌のはたらき 糞便微生物移植の効果 穀物の問題――完全だった栄養パッケージをばらばらにする 内なる雑食動物 食生活を変えて腸内の微生物ガーデニングを意識する 第13章  ヒトの消化管をひっくり返すと植物の根と同じ働き 自然の預言者 減った栄養素 諸刃の遺産 ミクロの肥料 見えない境界線――根と大腸は同じはたらき 第14章  土壌の健康と人間の健康おわりにかえて  謝辞  訳者あとがき  キーワード解説  (巻末より)原註 参考文献 索引

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No.98
70

1909年、カナダで5億年前の不思議な化石小動物群が発見された。当初、節足動物と思われたその奇妙奇天烈、妙ちくりんな生きものたちはしかし、既存の分類体系のどこにも収まらず、しかもわれわれが抱く生物進化観に全面的な見直しを迫るものだった…100点以上の珍しい図版を駆使して化石発見と解釈にまつわる緊迫のドラマを再現し、歴史の偶発性と生命の素晴らしさを謳いあげる、進化生物学の旗手グールドの代表作。

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No.99
70

ダーウィン、グールドをも悩ませた爆発的進化の原因とは?5億4300万年前、生命最初の「眼」がすべてを変えた。生物はなぜ、突然、爆発的に進化したのか?そのカギをにぎる「光スイッチ」とは-。生命史最大の謎に迫る、驚きの新仮説。 第1章 進化のビッグバン 第2章 化石に生命を吹き込む 第3章 光明 第4章 夜のとばりにつつまれて 第5章 光、時間、進化、第6章 カンブリア紀に色彩はあったか 第7章 眼の謎を読み解く 第8章 殺戮本能と眼 第9章 生命史の大疑問への解答 第10章 では、なぜ眼は生まれたのか

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No.100
70
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全ての人にオススメしたい書籍。我々ホモ・サピエンスはなぜここまで繁栄することができたのかを著名人類学者が語る。全世界で大ヒットしているだけあって非常に面白い。ボリューミーだが、目からウロコの内容ばかりでどんどん読み進められる。
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