【2024年】「安全保障」のおすすめ 本 82選!人気ランキング
- 軍事学入門
- 国際政治学 (New Liberal Arts Selection)
- 経済安全保障の深層 課題克服の12の論点
- 国際政治 - 恐怖と希望 (中公新書 108)
- 国際政治学をつかむ 新版 (テキストブックス[つかむ])
- 国際政治史 -- 主権国家体系のあゆみ (有斐閣ストゥディア)
- 国際紛争 -- 理論と歴史 原書第10版
- 国際関係論 <第3版> (Next教科書シリーズ)
- 危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)
- ソフト・パワー: 21世紀国際政治を制する見えざる力
国際政治学を専攻する3人の著者が,各人の得意分野を生かし,総花的であるよりも深く掘り下げようと心がけて書き上げた教科書。 国際政治を歴史的観点からとらえる,社会科学としての国際政治学を基本的研究手法とする,理論的枠組みをふまえつつ国際政治の諸側面について実証分析を行う,という著者3人が,各人の得意分野を生かし,総花的であるよりも深く掘り下げようと心がけた教科書。 序 章 分析枠組みとしての国際政治学 第1章 国際政治学の見取り図 第2章 国際政治の歴史的視角 第3章 対外政策の選択 第4章 国際秩序 第5章 安全保障 第6章 国際政治経済 第7章 越境的世界 引用文献 事項索引 人名索引
経済安全保障を論じる視座 経済安保のキーワードはデリスキングとリマニュファクチャリング 輸出規制をめぐる米中の攻防と日本の対応 最先端の科学技術研究をどう進めるか 技術流出の防止 兵器の開発と技術の発展 防衛技術研究開発戦略はどう転換すべきか 防衛産業の再生なくして防衛力の強化なし 日本の武器輸出政策の戦略課題 安全保障における宇宙利用 中国などによる先端技術・情報入手をどのように防ぐか サイバー安全保障は企業経営の大前提 日本の経済安保政策のための16の提案
初版刊行以降に起こった国際政治の動きをふまえて新版化。新たに,「科学技術とエネルギー」のunitを追加している。 「歴史」「理論」「アクター」「イシュー」という4つの章から,バランスよく国際政治学を学べると好評の入門テキストの新版。近年の国際政治の動きをふまえて,各unitをアップデートし,さらに新unit「科学技術とエネルギー」を追加。 unit0 国際政治学を学ぶ 第1章 国際政治のあゆみ unit1 主権国家の誕生/unit2 ナショナリズムと帝国主義の時代/unit3 第一次世界大戦/unit4 第二次世界大戦/unit5 冷戦 第2章 国際政治の見方 unit6 パワーと国益/unit7 対立と協調/unit8 支配と従属/unit9 規範と制度/unit10 安全保障/unit11 国際政治経済/unit12 国際政治における文化 第3章 国際政治のしくみ unit13 政治体制/unit14 対外政策決定過程/unit15 外交交渉/unit16 国連の役割/unit17 地域主義/unit18 脱国家的主体 第4章 国際政治の課題 unit19 核/unit20 新しい戦争/unit21 国連PKO,人道的介入,平和構築/unit22 人権と民主主義/unit23 グローバリゼーション/unit24 開発援助/unit25 地球環境問題/unit26 科学技術とエネルギー unit27 さらに国際政治学を学ぶために
主権国家体系の成立と展開に着目し歴史的な観点から国際政治の歩みを辿る。宗教改革からトランプ大統領の誕生までをこの一冊で。 現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。 序 章 なぜ国際政治史を学ぶのか 第1部 主権国家体系の誕生と展開 第1章 近代主権国家体系の生成 第2章 勢力均衡とナショナリズム 第3章 帝国主義の時代 第2部 2度の世界大戦 第4章 第一次世界大戦の衝撃 第5章 第一次世界大戦後の国際秩序 第6章 国際秩序の崩壊 第3部 冷 戦 第7章 冷戦の起源と分断体制の形成 第8章 グローバル化する冷戦 第9章 冷戦体制の変容 第10章 冷戦終結への道 第4部 主権国家体系を超えて 第11章 湾岸戦争とソ連解体 第12章 EUの誕生と深化・拡大 第13章 冷戦後の地域紛争・民族紛争 第14章 新興国の台頭 第15章 21世紀の国際政治
世界中の多くの大学で使われている国際政治学の定番教科書を,近年の国際紛争の引火点を扱う新章を追加して改訂。2色刷。 世界中の多くの大学で使われている国際政治学の定番教科書の最新版。東欧や中東の紛争,中国の台頭,北朝鮮の脅威など,国際紛争の引火点を理論と歴史の両面から説明する新たな章を加えた。各章の学習目標を示し関連年表を増やし,2色刷となってますます充実。 第1章 世界政治における紛争と協調には一貫した論理があるか? 第2章 紛争と協調を説明する──知の技法 第3章 ウェストファリアから第一次世界大戦まで 第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦 第5章 冷 戦 第6章 冷戦後の紛争と協調 第7章 現在の引火点 第8章 グローバリゼーションと相互依存 第9章 情報革命と脱国家的主体 第10章 未来に何を期待できるか?
ついに全面新改訂! 国と人を守る論理──初版刊行以来、読者の圧倒的な支持を得てきた定番が、11年目にして大改訂を施した。執筆陣も若返り、アップ・ツー・デートな問題意識で「いま問われるべき課題群」に切り込んだ。教科書に、討論の刺激剤に、そして安全保障的思考の訓練に使える一冊。 新訂第4版へのはしがき 初版へのはしがき 第1部 安全保障学入門 第1章 安全保障の概念 1 普遍的定義の欠如 2 伝統的な安全保障概念とその変容 3 新しい安全保障の諸概念 第2章 戦争と平和の理論 1 国際システムからみた国家間戦争の生起 2 二国間関係からみた国家間戦争の生起 3 国家からみた国家間戦争の生起 4 内戦の発生原因 第3章 国際安全保障体制論 1 国際安全保障体制とは 2 覇権モデル 3 勢力均衡モデル 4 集団安全保障モデル 5 集団防衛モデル 6 協調的安全保障モデル 7 「共通の安全保障」モデル 8 ポスト冷戦時代の安全保障体制 第4章 安全保障とパワー 1 ハードパワー・ソフトパワー・スマートパワー 2 パワー行使の諸形態 3 軍事力と安全保障 4 情報と安全保障 5 科学技術と安全保障 第5章 核と安全保障 1 核兵器国の核戦略 2 核拡散の動向 3 核兵器と国際政治 第6章 軍備管理・軍縮 1 軍縮と軍備管理の概念 2 軍備管理・軍縮の諸形態 3 「軍備管理・軍縮」から「軍縮・不拡散」へ 第7章 政軍関係論 ── シビリアン・コントロール 1 現代の軍事組織 2 軍事専門職主義 3 シビリアン・コントロール 第8章 現代紛争の管理 1 紛争の諸形態 2 紛争の予防と管理 3 人道的介入 4 信頼醸成措置 5 危機管理 6 紛争解決 第9章 安全保障の非軍事的側面 1 非軍事的安全保障の概念的枠組み 2 非軍事的安全保障の諸目的 3 安全保障の非軍事的手段 第10章 非伝統的脅威と安全保障 1 「非伝統的脅威」とは何か 2 テロリズム 3 海賊 4 越境組織犯罪 5 大量破壊兵器の拡散 第11章 国連と安全保障 1 集団安全保障機構としての国連 2 冷戦と国連の集団安全保障の空洞化 3 国連平和維持活動(PKO)の発達 4 冷戦の終結と国連の平和機能の活性化 5 『平和の課題』 6 ガリ構想の実践と挫折 7 『平和への課題への追補』 8 ブラヒミ・レポート 9 国連平和機能強化の限界 第12章 1 国際法の法的性質 2 集団安全保障 3 武力紛争法 第13章 ポスト九・一一の安全保障 1 冷戦の終結 2 秩序構想の不在と現実の先行 3 脅威の性格の変化と安全保障への二種類のアプローチ 4 安全保障環境の地域的不均質性 5 九・一一テロ・世界秩序・米国の役割 6 平和と軍事力に関する発送転換の進行 7 安全保障工具の新次元 第2部 日本の安全保障政策の基礎知識 Ⅰ 戦後日本の安全保障政策 Ⅱ 防衛計画の大綱 Ⅲ 日本の安全保障政策の原則 Ⅳ 日本の安全保障関連法制 Ⅴ 日米同盟 Ⅵ 集団的自衛権 Ⅶ 日本の国際平和協力活動 Ⅷ 日本の地域安全保障協力 Ⅸ 日本の軍縮・不拡散政策 Ⅹ 日本の危機管理体制 ⅩⅠ 日本のテロ対策 ⅩⅡ ミサイル防衛 ⅩⅢ 非伝統的安全保障への取り組み 参考文献 執筆者紹介
普段、メディアを通して知る国際政治の動きや事件を手がかりに、国民と国家の安全とは何か、いまどんな脅威から何を守ろうとしているのか、どのようにして安全を確保するのかなど、「安全保障」に欠かせない論点を第一線の専門家が懇切丁寧に解説。ますます混沌とする国際情勢を「安全保障」の視点から読み解き、国際社会における日本の立場と将来像を浮き彫りにする。 好評既刊『最新版 安全保障学入門』がセミプロ対象とすれば、本書は一般読者対象の「超」入門書と言える! 序 論——本書の狙いと特徴 第1章何を守るのか——拡大する安全保障の概念 1. 国家・国際社会・人間の安全保障 2. 経済の安全保障 3. 環境の安全保障 4. 資源・食糧の安全保障 5. 政治・文化の安全保障 日本の視点 「総合安全保障」という目標 第2章安全を脅かすものは何か——伝統的脅威 1. 侵略と現状不満国 2. 地域安全保障環境 3. 国際安全保障環境 4. 国内紛争と国外勢力の介入 日本の視点 東アジアと「不安定の弧」の脅威 第3章安全を脅かすものは何か——非伝統的脅威 1. 国際テロリズム 2. 大量破壊兵器の拡散 3. 破綻国家 4. 移民 5. 海賊・麻薬 日本の視点 求められる国家的戦略 第4章何で安全を担保するのか——手段 1. 軍事力 2. 外交 3. 経済的手段 4. 情報と技術 5. ソフトパワー 日本の視点 日本の安全保障の手段——可能性と限界 第5章どのように安全を担保するのか——方法 1. 勢力均衡と同盟 2. 国連と集団安全保障 3. 協調的安全保障 4. 国際法と安全保障レジーム 5. 安全保障共同体 日本の視点 日米同盟を機軸とする複合的アプローチ 参考文献 あとがき
領土問題から台湾有事、グローバル・サウスの動向まで元国家安全保障局次長が語る安全保障入門講義。 昭和後期に完成された日本は揺らぎ、崩れ始めている。日本が、地球的規模で広がってきた自由主義社会を守り、グローバル・サウスに広げていくリーダーになるために今、問われるべきこととは――。歴史的背景、領土問題、台湾有事、経済安全保障、そしてグローバル・サウスの動向まで、元国家安全保障局次長が語る安全保障入門講義。 第1章 日本の安全 第2章 価値観の外交の時代 第3章 グローバル・サウスと自由主義的国際秩序 第4章 安定と安全がもたらす国際社会の平和 第5章 対中大戦略の構築 第6章 台湾有事にどう備えるか 第7章 安保3文書と国家安全保障会議 第8章 新しい戦場 第9章 日本の領土問題と尖閣諸島 第10章 自由主義貿易の未来と地政学 第11章 経済安全保障
憲法改正の前になすべきこと 「国民安全保障」を構想する 日本の歴史から考える 三つの安全を求めて 第一次近衛内閣と日中戦争 戦後の安全保障を検討する 自衛隊と統治機構 自衛隊とは何か 日本の特殊性をはかる イギリスにおける政軍関係 インドネシアの政軍関係 岐路に立つ日本の政軍関係
経済制裁、安全保障輸出管理、経済サイバー諜報、エネルギー・食料安全保障等、経済安全保障をめぐる諸課題を国際法の観点から考察。 経済制裁、安全保障輸出管理、経済サイバー諜報、エネルギー・食料安全保障等、経済安全保障をめぐる諸課題を国際法の観点から考察。 ★経済安全保障をめぐる諸課題を国際法の観点から考察★ 経済制裁、外資規制、安全保障輸出管理、経済サイバー諜報、エネルギー・食料安全保障など、幅広く関係する重要テーマを1冊にまとめる。国家により引き起こされる重大な国際法違反や、力による現状変更の地政学的リスクが高まっている現代国際社会において必読の書。 『経済安全保障と国際法』 中谷和弘(東海大学法学部教授) 著 【目 次】 ・はしがき ◆Ⅰ 国際法から見た経済安全保障の諸相 1 経済安全保障の定義(外縁) 2 安全保障輸出管理,先端技術安全保障と国際法 3 外資規制と国際法 4 経済サイバー諜報と国際法 5 エネルギー・鉱物資源・食料安全保障と国際法 6 経済制裁と経済的威圧は異なる ◆Ⅱ 国家安全保障に基づく経済的規制措置 ― 国際法的考察 1 はじめに 2 グローバル化と国家安全保障 3 国際法から見た国際経済分野での規制措置 4 安全保障条項が不存在の場合と不明確の場合の対応 5 国家安全保障のための通商規制 6 国家安全保障のための投資規制 7 経済制裁措置と国家安全保障に基づく経済的規制措置の関係及び国際法違反に対する有責者の金融資産凍結と入国禁止 8 国家安全保障に基づく輸出管理法の域外適用の衝突をめぐって 9 おわりに ◆Ⅲ 外資規制とグローバル化の中での国益保護 1 はじめに 2 安全保障,公の秩序に基づく外資規制 3 Jパワー事件とその教訓 4 空港会社に対する規制のあり方をめぐって 5 航空協定における国籍条項をめぐる新動向 6 外国人土地法をめぐって 7 政府系ファンドの受入れ ◆Ⅳ 外資規制と国際法 ― 国家安全保障,公の秩序の維持に基づく外資規制の位相 1 はじめに 2 OECD「資本移動自由化コード」および「国家安全保障に関する受入国の投資政策のための指針」 3 主要国首脳会議,GATS,BIT における国家安全保障に基づく外資規制の扱い 4 我が国における外資規制 5 おわりに ◆Ⅴ 安全保障輸出管理と国際法 1 はじめに 2 非拘束的合意(ソフトロー)としての安全保障輸出管理レジーム 3 省 察 ◆Ⅵ 国際法から見た経済制裁 1 はじめに― 経済安全保障と経済制裁 2 経済制裁の分類 3 国連安保理決議に基づく経済制裁 4 国家の単独の決定に基づく経済制裁 5 米国法と中国法の域外適用― 板挟みになる第三国企業 6 経済制裁措置の「実効性」 7 経済制裁措置の国内的履行 8 対ロシア経済制裁の法的評価 ◆Ⅶ ロシアに対する経済制裁 1 はじめに 2 経済制裁とは 3 ロシアに対する貿易制裁 4 ロシアに対する金融制裁 5 ロシア中央銀行の資産凍結 6 ロシアによる非友好国の企業の資産の接収の恐れとそれへの対応 7 ウクライナ支援のためのロシア資産の充当の可能性 ◆Ⅷ ロシアに対する経済制裁,ロシアからの企業撤退及び戦略物資の確保をめぐる国際法上の諸課題 1 はじめに 2 国際法からみた経済制裁 3 ロシアに対する貿易制裁と国際法 4 ロシアに対する金融制裁と国際法 5 ロシアからの企業撤退とロシアによる資産接収のおそれ 6 ロシア側との国際取引の法的処理 7 我慢比べ」としての経済制裁 8 ロシアからの戦略物資の輸入の見直しに向けて ◆Ⅸ 中国政府系金融機関による途上国への貸付契約の特異性 1 はじめに 2 中国政府系金融機関による途上国への貸付契約における諸条項 3 パリ・クラブと中国 4 おわりに ◆Ⅹ サイバー諜報と国際法 1 はじめに 2 諜 報 3 サイバー諜報 4 経済サイバー諜報 5 省 察 ◆ⅩⅠ エストニアのデータ大使館と国際法 1 はじめに 2 データ及び情報システムのホスティングに関するルクセンブルクとエストニアの協定 3 省 察 4 おわりに ◆ⅩⅡ サイバー犯罪に対処するための越境リモートアクセスと国際法 1 はじめに 2 国際法における執行管轄権と主権侵害について 3 越境リモートアクセスの全般的特徴 4 正当な権限を有する者の同意を得てなされる越境リモートアクセス 5 正当な権限を有する者の同意なしになされる越境リモートアクセス 6 サイバー犯罪捜査における越境リモートアクセスの必要性 7 送達条約第10 条(a)への拒否宣言と越境リモートアクセス 8 まとめ ◆ⅩⅢ 国際法から見たエネルギー安全保障及び食料安全保障 ― ロシアのウクライナ侵略以降の状況に照らしつつ 1 はじめに 2 エネルギー安全保障,食料安全保障とは 3 ロシアのウクライナ侵略に伴うエネルギー・食料をめぐる状況 4 「武器」としてのエネルギー・食料 5 緊急時対応としての備蓄と融通の国際的スキーム 6 輸送問題の重要性 7 おわりに
コリン・グレイをはじめ戦略研究の大御所がこぞって絶賛した話題の軍事戦略入門書がさらにグレードアップ! コリン・グレイをはじめ戦略研究の大御所がこぞって絶賛した話題の軍事戦略入門書がさらにグレードアップ! コリン・グレイをはじめ戦略研究の大御所がこぞって絶賛した話題の軍事戦略入門書がさらにグレードアップ! ●古典戦略から現代戦略までを軍事作戦の領域別にまとめた入門書 ●孫子、クラウゼヴィッツ、ジョミニ、マハン、コーベット、リデルハート、ローレンス、毛沢東、ドゥーエ、ミッチェルなどの「古典」的人物から、トフラー夫妻、オーエンス、シャリカシュヴィリ、セブロウスキー、クレピネヴィッチ、スケールズ、クレフェルト、リンド、ランベス、ハメスなどの現代の専門家まで幅広く取り上げ、“戦略”をコンパクトに紹介 ●PKO(平和維持)に関する章が新たに加わったほか、安全保障環境の変化をふまえ、第1版(邦訳2015年刊)の全章にわたって大幅に加筆修正。現代の軍事情勢を反映した充実した内容となっている。 part1 伝統的な戦略の次元 第1章 シーパワー 第2章 ランドパワー 第3章 エアパワー 第4章 核戦力と抑止 part2 戦略と非国家主体 第5章 非正規戦―反乱、対反乱作戦、新しい戦争、そしてハイブリッド戦 第6章 平和維持、安定化、人道的介入 part3 科学技術と戦略 第7章 統合理論と軍事トランスフォーメーション 第8章 サイバー戦争 第9章 スペースパワー
米中の技術覇権をめぐる問題 経済制裁研究の視座について 輸出管理と自由貿易体制 経済安全保障と通商政策:技術優位への影響 権威主義体制下のイノベーション・エコシステムと技術優位 経済安全保障から見た重要技術とイノベーション・エコシステム:米国の事例から 新領域の防衛と技術イノベーション 拡大するイノベーション・エコシステムとコンセンサス形成 研究インテグリティと研究セキュリティに関する米国の動向
国際関係理論の構図 近代国際システムの興隆 定性的研究方法への道案内 定量的研究方法への道案内 分析レベルと分析アプローチ リアリズム リベラリズム 国際政治経済論 従属論と世界システム論 コンストラクティビズム 規範理論 批判的国際理論
国際関係論の理論を用いて,国際社会の現実のとらえ方を解説するテキスト。事例のアップデートを図り,新版化した。 国際関係論の理論を用いて,国際社会における現実のとらえ方を解説する好評テキストを,事例のアップデートを図り,新版化した。第Ⅰ部では,国際関係の主要な理論を整理し,わかりやすく説明を行い,第Ⅱ部では,具体的事例を理論に基づいて分析・解説する。 序 章 世界を分析する四つの見方 第Ⅰ部 国際関係の見方 第1章 リアリズム 第2章 リベラリズム 第Ⅱ部 国際社会のすがた 第3章 安全保障 第4章 国際経済関係 第5章 地球環境 第6章 人 権 終 章 世界のゆくえと理論的な見方
NATO加盟で変わること、変わらないこと。 見えるもの、見えないもの ー 北欧社会の深層。 スウェーデン在勤12年、妻はフィンランド人、警察官からITスペシャリストへ異例の転身を遂げた著者の第2弾! 豊かな社会と手厚い福祉で知られるスウェーデンとフィンランドは、ウクライナ戦争で長年の中立政策からNATO加盟という大転換に至った。国家安全保障環境が激変する中、暮らしと社会はどう変わるのか。 プロローグ 中立からの転換、NATO加盟へ 1 ウクライナ侵攻で一変した「魔女の宅急便」の舞台 2 安全と経済のはざまに揺れる国境の町 3 トルコがスウェーデン加盟に渋った理由 1章 ジェンダー平等と社会の幸福 1 女性目線のジェンダー除雪 2 移動手段の男女平等で交通排出量が減少 3 国会議員の女性の割合は46% 4 女性首相はもう当たり前 5 平等だから起きる男女平等のパラドックス 6 LGBTQ+も、進むマイノリティ対策 2章 おとなが育ちあう社会づくり 1 公園にお父さんは当たり前 2 ネウボラ保健師による一貫した育児支援 3 遊びながら創造性を育む制度と施設 4 手厚い制度だから出生率低下? 5 資格者育成が課題の保育士不足は悩みのタネ 6 誰も取り残さない社会へ、義務教育の延長 7 長所を見る、見つけるプログラム 3章 仕事・自由・自然が溶け込んだ生活 1 北欧流、出世しない自由 2 長い休暇をとれば手当が出る 3 デジタル教育+デジタル経済 4 少し不便がちょうどいい 5 「ほどほどが大事」幸福なライフスタイル 6 森と湖を守るカーボン・ニュートラル 7 社会のバランスを生む自由と規制の両立 4章 健康と尊厳は政治から 1 エリートより生涯スポーツへ 2 ホームドクター制度と長い診察待ち 3「孤独死」も尊厳ある終焉のひとつのかたち 4 若者が高齢者施設で暮らす 5 終活の心配なし 質素で心のこもった葬儀 6 高齢者コロナ政策の失敗 7 福祉国家でも民営化が進む高齢者介護 5章 移民多文化社会と治安のジレンマ 1 難民・移民の受け入れに賛否 2 映画を超える凶悪犯罪の急増 3 ヨーロッパで最も危険な国? 4 多発する爆弾事件と組織犯罪 5 未成年を巻き込むギャンググループ 6 見て見ぬふりをする「沈黙の文化」 7 国を変えるギャング犯罪と移民問題 6章 国家安全保障と知られざる戦史 1 第2次世界大戦の敗戦国・フィンランド 2「平和の島」の非武装中立は守れるか 3 ロシアという強大な影 4 身近に潜むロシアスパイ 5 生き残るために選択された「中立」の真相 6 核兵器開発と戦闘機グリペン 7 852人死亡の海難事故と軍事物資密輸の疑念 7章 NATO加盟と国民の幸福保障 1 パルメ首相の多文化主義 2 ウクライナ支援で取り戻した武器製造の誇り 3 軍需産業は国民を幸福にするか 4 いまだに真相不明パルメ首相暗殺事件 5 パルメ後の「新自由主義」が国を変えた 8章 幸福と経済 次の社会に向けて 1 経済とは本来幸せをつくる社会システム 2 金融システムと貨幣が幻想を生む 3 新自由主義による格差拡大が子どもを貧困に 4 現代経済システムの持続不可能な成長 5 軍需産業と紛争の長期拡大化 6 想いやりこそ成長への社会共通資本 資料・文献
具体的に何が経済安全保障上問題となるのか。実務の観点から、領域や技術ごとのケース・スタディを通じた実践論を説く。 具体的に何が経済安全保障上問題となるのか。実務の観点から、領域や技術ごとのケース・スタディを通じた実践論を説く。 ◆具体的に何が経済安全保障上問題となるのか―実務の観点から、領域や技術ごとのケース・スタディを通じた実践論を説く◆ 実務に精通し、第一線で活躍する著者が、米国、中国、欧州及び日本の政策動向を俯瞰し、1冊にまとめた貴重な書。世界経済と安全保障をめぐる動きが一層激しくなってきた今、研究やビジネス、学習に幅広く有用の書。 『経済安全保障と先端・重要技術―実践論』 風木 淳(政策研究大学院大学政策研究院参与) 著 【目 次】 ・はしがき ◆第1章 経済安全保障と先端・重要技術を巡る世界の動きと定義 1 概観・経済安全保障の定義 2 米国が展開する主要な経済安全保障政策 3 中国が展開する主要な経済安全保障政策 4 EUが展開する主要な経済安全保障政策 ◆第2章 日本の政策展開(経済安全保障と先端・重要技術) 1 概 観 2 産業構造審議会安全保障貿易管理小委員会の中間報告2019 3 統合イノベーション戦略2020 4 科学技術政策のこれまでの流れ 5 防衛技術・装備政策との関係 6 成長戦略実行計画・骨太方針・統合イノベーション戦略2021及びその後2022年の動き 7 骨太方針・成長戦略のこれまでの流れ ◆第3章 経済安全保障推進法と先端・重要技術/国家安全保障戦略における位置付け 1 経済安全保障推進法の4本柱 2 特定重要技術研究開発の柱(基本指針等) 3 今後の課題 4 国家安全保障戦略における経済安全保障と先端・重要技術 ◆第4章 経済安全保障と企業経営・対外経済政策(通商政策) 1 企業経営の視点/企業関連の規制措置(輸出管理、投資管理等) 2 通商政策と経済安全保障の関係 3 通商政策の執行面(紛争処理、経済威圧への対抗、貿易救済措置含む) ◆第5章 ロシアのウクライナ侵略・経済制裁と先端・重要技術(ケース・スタディ) 1 経済制裁の経緯 ◆第6章 経済安全保障と先端・重要技術のケース・スタディ 1 経済安全保障と半導体 2 経済安全保障と量子 3 経済安全保障とAI 4 経済安全保障とバイオテクノロジー 5 経済安全保障とレアアース(特に輸出規制関係) 6 今後のケース・スタディ ・お わ り に 風木 淳 著;0301;01;具体的に何が経済安全保障上問題となるのか。実務の観点から、領域や技術ごとのケース・スタディを通じた実践論を説く。;20230601
日本が食料の自給力を高めることが食料安全保障上必要。それを補完する手段としていかに安定的に食料を輸入するかという課題を検討。 日本が食料の自給力を高めることが食料安全保障上必要。それを補完する手段としていかに安定的に食料を輸入するかという課題を検討。 安定的に食料を確保するかは、日本が食料の自給力を高めることが食料安全保障上最も有効かつ必要な方策となるが、それらを補完する手段として、いかに安定的に食料を輸入するかという課題の検討も求められる。本書は、国・企業・消費者といった多様なステークホルダーの視点から整理した書籍である。 序章 日本における食料安全保障の議論と検討課題 第1章 日本の食料安全保障をめぐる情勢について 第2章 穀物の国際市場動向 第3章 北米における穀物生産をめぐる動向─流通および農地の動向にも注目して─ 第4章 南米南部における農業生産・輸出動向とその変化─牛肉からの一考察─ 第5章 2010年代における中国の穀物需給 第6章 北米における穀物集荷業の構造変化と企業行動 第7章 日本の油糧種子調達の実態と課題 第8章 日本の配合飼料産業における企業行動の実態と課題 第9章 日本の製粉産業における企業行動の実態と課題 第10章 日本における肥料原料調達の現状と調達システムの変化 第11章 大豆ミートへの消費者選好─原料大豆の特性や消費者の健康志向に焦点を当てて─ 第12章 香港における日本産食肉の輸入拡大に関する実証分析 第13章 中国上海市での日本産和牛への消費者評価─霜降り肉と赤身肉を評価する消費者層の異質性─ 終章 日本の食料安全保障と国際環境
今なお変化し続けるヨーロッパの姿を,近代にまで遡って考察する。終章に「9.11以後のヨーロッパ」を追加し,新版化した。 今なお新たな国際秩序像を模索し続けるヨーロッパの現実の姿を,近代西欧国家体系にまで遡って,歴史的に考察する。新版化に際し,最新のヨーロッパ国際関係史の研究成果を盛り込み,終章として新たに「9.11以後のヨーロッパの国際関係」と題する章を設けた。 新版はじめに 初版はじめに 序 章 ヨーロッパ国際関係史の視点 第1章 ヨーロッパの繁栄と凋落 第2章 分断された平和 第3章 ヨーロッパの復興と自立 第4章 多極化する世界の中のヨーロッパ 第5章 「新冷戦」から冷戦終焉へ 第6章 ポスト冷戦のヨーロッパ新秩序 終 章 9.11以後のヨーロッパの国際関係
ロシア・ウクライナ戦争と領域横断の戦い ハイブリッド戦争の概念 先端技術の進化と領域統合の戦い サイバー活動・電磁波・宇宙に関する技術的展開の国際人道法への影響 民間企業活動と新領域における安全保障問題 サイバー領域の安全保障と法的課題 サイバー攻撃対処をめぐる諸課題 サイバー領域の安全保障政策の方向性 国内法制度とサイバー分野 国際法上合法なサイバー作戦の範囲 宇宙領域のアセット防護 宇宙領域の安全保障の法的課題 電磁波領域の安全保障利用と法的課題 無人兵器の発展と法的課題 無人兵器の運用と法的課題 無人兵器の国際法規制 新領域の安全保障体制のあり方と法的課題〈提言〉
米国主導「戦時」の半導体戦略 デカップリング対応を模索する中国 中国における「軍民融合発展戦略」の展開 中国のエコノミック・ステイトクラフト 外交孤立の台湾、危うい「シリコンの盾」 ASEAN、米中の狭間で風見鶏 インド経済外交の多元方程式 アジア・ゼロエミッション共同体の展望 分断を超えたアジア経済安保戦略の構築
アメリカにおける対内直接投資規制の変遷から経済の領域における安全保障の意義を探り,日本の法制度に与えた影響について検討する。 アメリカにおける対内直接投資規制の変遷から経済の領域における安全保障の意義を探り,日本の法制度に与えた影響について検討する。 ◆米国の対内直接投資規制と日本への示唆 ― 今、外交やビジネスに置いて、最も重要なテーマの1つとして、喫緊の課題となっている「経済安全保障」について、法学者が歴史的・比較法的視座から精緻な研究を行った待望の書◆ アメリカにおける対内直接投資規制の変遷から経済の領域における安全保障の意義を探り,それが日本の法制度に与えた影響についての検討を試みる。外交やビジネスにおける最重要テーマを、歴史的・比較法的視座から法的に検討する。【本書の内容:経済規制と安全保障を根拠とする措置/アメリカにおける対内直接投資規制/日本における対内直接投資規制/経済安全保障と日本の行方 等】 『経済安全保障と対内直接投資―アメリカにおける規制の変遷と日本の動向(学術選書240)』 渡井理佳子(慶應義塾大学大学院法務研究科教授) 著 【目 次】 は し が き 略 語 一 覧 第1章 経済規制と安全保障を根拠とする措置 第1節 問題の所在―経済規制と安全保障 第2節 経済規制とその本質 第3節 安全保障に基づく措置と対内直接投資規制 1 安全保障に基づく措置と規制緩和 2 経済協力開発機構と資本移動自由化コード 第2章 アメリカにおける対内直接投資規制―1988年エクソン・フロリオ条項 第1節 エクソン・フロリオ条項制定の背景 第2節 エクソン・フロリオ条項の概要 1 審査制度 (1)審査の概要 (2)エクソン・フロリオ条項の下での審査数 2 安全保障の概念 (1)安全保障の定義と考慮要素 (2)MAMCO事件 (3)NTT-Verio事件 (4)ホリングス法案 3 1992年バード修正 (1)外国政府による支配と政府系ファンド A.政府系ファンドの定義と分類 B.政府系ファンドの課題とサンティアゴの原則 (2)議会への報告義務 (3)エクソン・フロリオ条項と安全保障 第3章 アメリカにおける対内直接投資規制―2007年外国投資及び安全保障法 第1節 エクソン・フロリオ条項の改正契機 1 Unocal事件 2 Dubai Ports World事件 第2節 FINSAの成立とCFIUSの審査 1 FINSAの成立 (1)CFIUSの審査体制 (2)軽減合意 (3)施行規則 2 審査制度 第3節 安全保障の概念 1 審査基準としての考慮要素 (1)重要技術(Critical Technology) (2)重要インフラ(Critical Infrastructure) 2 議会の関与 3 通知件数と第2次審査 4 軽減合意 第4節 FINSAにおける大統領の中止命令 1 Ralls事件 (1)経 緯 (2)CFIUSの審査 (3)大統領の審査 (4)Rallsの提訴 (5)連邦地裁判決 A.RallsⅠ判決の概要 B.RallsⅠ判決後の動き C.RallsⅡ判決 (6)連邦高裁判決 A.大統領の主張に対する判断 B.Rallsの主張に対する判断 C.CFIUSの命令に対する判断 D.情報の開示と適正手続 (7)Ralls事件の評価 2 AIXTRON事件 (1)経 緯 (2)CFIUSの審査 (3)大統領の審査 (4)AIXTRON事件の評価 3 Lattice事件 4 中止命令の教訓 第5節 安全保障の概念の拡大 1 環境と安全保障 2 食料と安全保障 (1)世界食料安全保障と国家安全保障 (2)アメリカにおける食料安全保障 A.食料確保法案の概要 B.Smithfield事件 C.Syngenta事件 D.安全保障と食料安全保障 第4章 アメリカにおける対内直接投資規制―2018年外国投資リスク現代化法 第1節 FINSAの改正 第2節 FIRRMAの成立とCFIUSの審査 1 FIRRMAの成立 2 FIRRMAにおけるCFIUSの審査 3 審査制度 (1)FIRRMAと審査対象 (2)対 象 取 引 A.TIDアメリカ事業と支配概念の排除 B.重 要 技 術 (3)対象不動産取引 (4)FIRRMAの審査プロセス (5)例 外 国 (6)申告の新設と義務的申告 (7)軽 減 合 意 (8)CFIUSと並行して行われる審査 A.国防カウンターインテリジェンス・保全庁による審査 B.チーム・テレコムによる審査 第3節 大統領の中止命令 1 StayNTouch事件 2 ByteDance(TikTok)事件 (1)ByteDanceによる買収 (2)トランプ大統領の2つの命令 (3)バイデン政権下での動き 第4節 安全保障の概念 1 議会決議と特別懸念国 2 2022年の大統領令 (1)考慮要素の具体化 A.サプライチェーンの強靱性の確保 B.技術面のリーダーシップの確保 (2)追加の考慮要素 A.特定の分野・技術に対する投資の増加傾向の把握 B.サイバーセキュリティの確保 C.データ保護 D.重要インフラのサイバーインシデント報告法 3 2022年の執行・制裁ガイドライン (1)違反行為の類型 (2)加重・軽減要因 4 審査事例 5 逆CFIUS(Reverse CFIUS)の導入 6 FAQの更新 第5節 エコノミック・ステイトクラフトと経済安全保障 第5章 日本における対内直接投資規制 第1節 日本における対内直接投資規制の変遷 1 外資に関する法律による規制 (1)外 資 法 (2)外資法とOECDコード (3)外資法による規制の正当性 2 外国為替及び外国貿易管理法による規制 (1)外国為替及び外国貿易管理法 (2)事後報告制への移行 第2節 外国為替及び外国貿易法による規制 1 2007年の動き 2 2017年の動き (1)改正の背景 (2)特 定 取 得 (3)措 置 命 令 3 2019年の動き (1)事前届出の拡大 (2)事前届出対象業種 (3)外為法改正と免除制度 A.閾値の改正 B.免除制度の導入 C.機微技術をめぐる課題 4 2020年の動き (1)銘柄リストの公表と告示の改正 (2)考慮要素の改正 5 2023年の動き (1)経済安全保障推進法と外為法のコア業種 (2)今後の動き 第6章 経済安全保障と日本の行方 第1節 日本における経済安全保障 1 日本における経済安全保障の概念 2 経済安全保障推進法の成立 第2節 経済安全保障推進法 1 経済安全保障推進法の概要 2 4施策の概要 (1)特定重要物資の安定的な供給の確保 (2)特定社会基盤役務の安定的な提供の確保 (3)特定重要技術の開発支援 (4)特許出願の非公開 3 経済安全保障および経済安全保障推進法の課題 (1)セキュリティクリアランス (2)その他の課題 第7章 今後の展望 本書に関連する拙稿一覧 索 引 渡井理佳子 著;0301;01;アメリカにおける対内直接投資規制の変遷から経済の領域における安全保障の意義を探り,日本の法制度に与えた影響について検討する。;20231001
増刷決定! 新装完全版の登場! “リアル・ポリティクス、攻撃的現実主義の教科書" 「ウクライナ紛争の責任はアメリカが持たなければならない! 」 国際政治学の第一人者による、意見表明(YouTube)に世界が驚いた。 今、最も注目すべきミアシャイマー(シカゴ大学終身教授)の主著。 原著オリジナル版に書き下ろし「日本語版に寄せて」を加え、 「中国は平和的に台頭できるか?」の章を収載。 訳者奥山真司による解説、注釈も充実。 米中の衝突を確実視し、世界各国の外交戦略を揺るがす、“攻撃的現実主義(オフェンシヴ・リアリズム)"とは!? 過去200年間の世界史的事実の検証から、きわめて明晰、冷徹、論理的に国際システムの構造を分析、北東アジアの危機と日本の運命も的確に予測する。 ミアシャイマーによる北東アジアの将来の見通しはあまり華やかなものではなく、むしろ彼自身が認めているように「悲劇的」なのだ。そしてこの「悲劇」は、モーゲンソーの言うような「人間の愚かさ」にあるのではなく、国際社会(国際システム)の構造による、人間の意志ではコントロールできないところで引き起こされるものだ。......本書のタイトルが『大国政治の“悲劇"』である理由は、まさにここにある。(「訳者解説」より) 《内容紹介》 ■改訂版のまえがき / 日本語版に寄せて ■はじめに ■第1章〈イントロダクション〉 (オフェンシヴ・リアリズム(攻撃的現実主義) / リベラリズム 対 リアリズム / リベラルなアメリカにおける権力政治(パワー・ポリティクス)) ■第2章〈アナーキーとパワーをめぐる争い〉 (国家はなぜパワーを求めるのか / 覇権の限界 / パワーと恐怖 / 国家目標の優先順位 / 世界秩序の創造 / 国家間の協力) ■第3章〈富とパワー〉 (パワーの物質的な基盤 / 人口と富:軍事力の根源 / 軍事力の経済的基礎 / 軍事的潜在力と軍事力のギャップ) ■第4章〈ランドパワーの優位〉 (征服 対 強制 / 独立シーパワーの限界 / 戦略エアーパワーの限界 / 陸軍の圧倒的な影響力 / 水の制止力 / 核兵器とバランス・オブ・パワー / 軍事力の計測の仕方) ■第5章〈生き残りのための戦略〉 (実践的な国家の目標 / パワー獲得のための戦略 / 侵略国を抑止するための戦略 / 避けるべき戦略 / リアリスト的な理由によるパワーの譲歩) ■第6章〈大国の実際の行動〉 (日本 1868〜1945年 / ドイツ 1862〜1945年 / ソヴィエト連邦 1917〜91年 / イタリア 1861〜1943年 / 自滅的な行動? / 核武装競争) ■第7章〈イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー〉 (アメリカのパワーの勃興 1800〜1900年 / アメリカとヨーロッパ 1900〜90年 / アメリカと北東アジア1900〜90年 / イギリスのグランドストラテジー 1792〜1999年) ■第8章〈バランシング 対 バック・パッシング〉 (どのような時に国家はバック・パッシングをするのか / 革命・ナポレオン時代のフランス 1789〜1815年 / ビスマルク時代のプロイセン 1862〜70年 / ヴィルヘルム皇帝時代のドイツ 1890〜1914年 / ナチス・ドイツ 1933〜41年 / 冷戦 1945〜90年) ■第9章〈大国間戦争の原因〉 (構造(structure)と戦争 /「二極システム」対「多極システム」/「安定した多極システム」対「不安定な多極システム」/ 近代ヨーロッパの大国間戦争 1792〜1990年 / 分析と結論) ■第10章〈中国は平和的に台頭できるか?〉 (オフェンシヴ・リアリズムのまとめ / アメリカの覇権の追求 / サムおじさんの後を追って / 来るべきバランシング同盟 / 戦争は起こるか? / 平和的台頭の希望) ■原注 ■訳者解説とあとがき
国際・地域レジームにおける外交構想や理念,交渉戦略を対象に,日本とアメリカの外交を従来とは異なる観点から検討する。 いかなる国の政策も国内では完結しないため,おかれた国際環境を整えようと働き掛ける。WTOやAPEC,FTAといった国際・地域レジームをめぐって,日米はどのような外交構想や交渉戦略を展開しているのか。両国の外交を従来とは異なる観点から分析する。 序 章 国際・地域レジームと複層政治過程 第Ⅰ部 変容する国際レジーム 第1章 WTOの危機?――新ラウンドをめぐるアメリカ政府の陥穽 第2章 法化したWTOと日本の受容――日米リンゴ紛争・WTO裁定の波紋 第3章 TRIPsへの道程――コンピュータ・プログラム問題をめぐる政府間交渉と民間対話 第4章 貿易紛争における「歴史」問題の影――日韓繊維紛争の非政治化の試み 第Ⅱ部 アジア太平洋・地域レジームの模索 第5章 日本によるAPEC提案――通産省の構想とアジアン・ウェイ 第6章 アメリカのAPEC政策の文脈――国内基盤と地域関与の境界 第7章 EVSLをめぐる衝突――乖離する日米のAPEC構想 第8章 FTAAPへの展開――アメリカのAPEC回帰 第Ⅲ部 FTAの選択と地域レジーム化 第9章 日本の政策転換――アメリカ型FTAの「学習」 第10章 アメリカのFTA政策――「先端」と「遅れ」 第11章 競合する広域FTA構想――EAFTA・CEPEA・FTAAP 終 章 交錯する変化と持続の力学
アジアにおける「地域」構築の試みが,いかにしてアジアの安定と繁栄に寄与するのか。地域「構築」の展開を精緻に分析する。 ASEANなどさまざまな地域制度が重層的に設立されているアジアにおいて,地域「構築」の試みが重要性を増している。諸国家が,内部に対立を抱えつつも,共同で安定と繁栄を実現させようと政策協調や協力を進める姿に,日本への示唆を見る。 序 章 アジアにおける重層的「地域」への着目 第1章 「地域」形成の論理とアジア 第2章 重層的「地域」の萌芽 第3章 「アジア太平洋」対「東アジア」 第4章 「東アジア」と「拡大東アジア」 第5章 「東南アジア」と「北東アジア」 第6章 変容する重層的「地域」 終 章 重層的「地域」としてのアジア─課題と展望
中央政府の存在しない国際社会において,国家の枠を超える問題はどう解決されるのか.現代世界を理解し,運営していくキー・ワードとして注目される「グローバル・ガヴァナンス」概念の可能性と限界に包括的に接近しながら,政府なき秩序の可能性を模索する. 序章 グローバル・ガヴァナンスの射程(渡辺昭夫・土山實男) 第1部 現代国際関係理論とグローバル・ガヴァナンス 第1章 グローバル・ガヴァナンスの理論(オラン・R・ヤング) 第2章 グローバリゼーション論批判(スティーブン・D・クラズナー) 第3章 制度,覇権,グローバル・ガヴァナンス(G・ジョン・アイケンベリー) 第4章 アナーキー下のグローバル・ガヴァナンス(土山實男) 第2部 国際社会の制度化とグローバル・ガヴァナンス 第5章 国際法の視点(柘山堯司) 第6章 国際行政(城山英明) 第7章 国際機構(星野俊也) 第8章 国際機構におけるリーダーシップ(飯田敬輔) 第3部 争点領域とグローバル・ガヴァナンス 第9章 安全保障(山本吉宣) 第10章 国際経済(古城佳子) 第11章 国内政治からの分析(河野勝) 第12章 地球環境問題(太田宏)
理論・歴史・規範 グローバル・ガバナンス グローバル・ガバナンス論再考 国際秩序と権力 グローバル・ガバナンスと民主主義 グローバル・ガバナンスとしてのサミット 覇権システムとしての冷戦とグローバル・ガバナンスの変容 イギリス帝国からのコモンウェルスへの移行と戦後国際秩序 「開発」規範のグローバルな普及とリージョナル・アプローチ 戦争とグローバル・ガバナンス 貿易自由化ガバナンスにおける多角主義と地域主義 ウクライナ危機とブダペスト覚書 国連海洋法条約と日本外交 日本による人間の安全保障概念の普及
主体・地域・新領域 国際連合 地域集団防衛から安全保障グローバル・ガバナンスへ BRICSと国際金融ガバナンス NGOと子ども人権ガバナンス イスラーム世界のグローバル・ガバナンス グローバル・ガバナンスにおけるEUと国連 ASEANと国連 国連とOSCEの東部欧州ガバナンス 人の移動をめぐるガバナンス グローバル・エイズ・ガバナンスとアフリカ サイバーセキュリティ テロリズムの原因と対策 地球を覆い尽くすガバナンス体系
トランプ現象とはなにか。知られざるアメリカ保守思想と右派政治運動の展開をたどり、危険な反動思想につながる本質を明らかにする。 トランプ現象とはなにか。ラッセル・カークらから始まる知られざるアメリカ保守思想とニクソン、ニューライトなど右派政治運動の展開をたどり、危険な反動思想につながる本質を明らかにする。 2016年アメリカ大統領選を席巻するトランプ現象。 疲弊し没落しつつある中流層、とりわけ貧困層に落ちる不安を抱えた中流層下半分の白人の不満と怒り、絶望がトランプ支持に結びついたことはいかなる未来を暗示しているのか? 1950年代、すなわち公民権法以前のアメリカへのノスタルジーを喚起するトランプはいかなる思想に支えられているのか? 第二次大戦後、ラッセル・カーク、ノーマン・ポドレッツらから始まり、ネオコン第2世代にいたる複雑な近代的なアメリカ保守思想の潮流と、思想が政治運動にいかに結びついてきたのか、ニクソンの南部戦略やニューライトの運動、レーガン政権へ向けた保守の大連合など現代アメリカ政治史の流れをたどり、トランプ現象の本質を本格的に捉え直す。 単なるポピュリズムではない、反動思想としてのトランプ現象を暴く。 第1章 壊れゆくアメリカ 1 トランプ現象があぶりだすもの PCなんてクソくらえ! 政策からみたトランプの実像 トランプを支持する心理 2 トランプはいかにして指名を獲得したのか 二〇一六年大統領選挙まで そしてレースが始まった 予備選挙での戦術 指名獲得 3 いま、アメリカに何が起きているのか 「アメリカ」が壊れてゆく 追い込まれる中産階級 クリントン政権と金融バブル ニューライトからはじまる保守派政治運動 繰り返される信仰復活運動 トランプ現象とニューライト アメリカ政治の三十年サイクル 第2章 トランプという男 生い立ち 不動産王トランプへ 四度の破産 トランプの家族 第3章 トランプの反動思想 1 保守派の願望 一九五〇年代へのノスタルジー 保守思想の原点 ニクソンの南部戦略 一九六四年のゴールドウォーター ネオコンの登場 レーガン政権の保守大連合 2 再び混迷する保守思想 内を向いたアメリカ 新世代ネオコンと九・一一 3 トランピズムに流れ込む反動思想 ブキャナンをなぞるトランプ トランプが揺り起こしているのは何か あとがき