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【2024年】「ウクライナ」のおすすめ 本 65選!人気ランキング

この記事では、「ウクライナ」のおすすめ 本 をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. 物語ウクライナの歴史: ヨ-ロッパ最後の大国 (中公新書 1655)
  2. ウクライナを知るための65章 (エリア・スタディーズ169)
  3. 終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来 (文春新書 1419)
  4. 講義 ウクライナの歴史
  5. ウクライナ戦争の200日 (文春新書 1378)
  6. 中学生から知りたいウクライナのこと
  7. ウクライナ・ファンブック: 東スラヴの源泉・中東欧の穴場国 (ニッチジャーニー)
  8. SUMMER KITCHENS 故郷ウクライナ追憶のレシピ
  9. CD付 初級ウクライナ語文法
  10. ウクライナ戦争と世界のゆくえ (UP plus)
他55件
No.1
100
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No.2
83

2014年ウクライナのクリミアをロシアが併合したことは全世界を驚かせた。そもそもウクライナとはどういう国なのか。本書は、ウクライナを自然環境、歴史、民族、言語、宗教など様々な面から、ウクライナに長らくかかわってきた執筆者によって紹介する。  はじめに Ⅰ ウクライナのシンボルと風景 第1章 「ウクライナ」とは何か――国名の由来とその解釈 第2章 青と黄のシンボリカ――ウクライナの国旗・国章・国歌 第3章 多様な自然環境――森林、ステップ、そして海 第4章 高い科学と技術の水準――スキタイからITまで 第5章 世界史の舞台としてのウクライナ――交流と紛争の舞台裏 第6章 「森の都」キエフとドニプロ川――「ルーシ諸都市の母」はいかにして生まれたか 第7章 多様で錯綜した西ウクライナ――ハリチナー、ザカルパッチャ、ブコヴィナ 第8章 ウクライナ文化揺籃の地となった北東部――シーヴェルシチナ・スロボジャンシチナ・ポルタウシチナ 第9章 ドンバス地域――政治・経済変動の震源地 【コラム1】帝政ロシア時代のイギリス資本によるドンバス開発――炭鉱と軍需産業のルーツ 第10章 クリミア――変転極まりない歴史 第11章 オデッサ――「黒海の真珠」の光と影 Ⅱ ウクライナの民族・言語・宗教 第12章 民族・言語構成――スラヴ、ゲルマン、ロマンスからテュルクまで 第13章 ウクライナ人――その人類学的素描 第14章 ロシアにとってのウクライナ――西欧に近いエキゾチックな辺境 第15章 ウクライナにおけるポーランド人――支配者からマイノリティに転換した1000年 第16章 ウクライナとユダヤ人の古くて新しい関係――恩讐の彼方に 第17章 ウクライナ語、ロシア語、スールジク――進展するウクライナ語の国語化  ♯ウクライナ語の簡易表現♯ 第18章 ウクライナ、ルシン、レムコの多層的な関係――国家の隙間に生きる人々と言葉 第19章 三つの正教会と東方典礼教会――交錯するキリスト教世界 第20章 ウクライナ人ディアスポラ――遠い祖国への熱き想い Ⅲ ウクライナの歴史 第21章 スキタイ――黄金に魅せられた騎馬民族 第22章 キエフ・ルーシとビザンツ帝国――ウクライナの前史 第23章 コサックとウクライナ――ウクライナ独立を求める戦いの始まり 【コラム2】コサックの伝統・文化――ウクライナ人はコサックの一族? 第24章 リトアニア・ポーランドによる支配――大国の狭間における自主の萌芽 第25章 ロシア帝国下のウクライナ――「小ロシア人」から「ウクライナ人」へ 第26章 ハプスブルク帝国下のウクライナ――多民族国家の縮図ガリツィア 第27章 第一次世界大戦とロシア革命――帝国の崩壊と独立闘争 第28章 大飢饉「ホロドモール」――ウクライナを「慟哭の大地」と化した「過酷な収穫」 第29章 第二次世界大戦とウクライナ――「流血の大地」を生んだ7年間 第30章 シベリア抑留とウクライナ――ユーラシア大陸を横断した日本人捕虜 第31章 ソ連体制下のウクライナ――雌伏の時を経て独立へ 第32章 あの人もウクライナ出身――文学者、芸術家、政治家 Ⅳ ウクライナの芸術と文化 第33章 国民詩人タラス・シェフチェンコ――ウクライナ民族の魂 第34章 ウクライナを愛した女性たち――民族と国家のはざまで 第35章 現代文学――現在ウクライナで読まれているジャンルや作品 第36章 ロシア文学とウクライナ――言語、民族、トポスの錯綜 【コラム3】レーピン絵画の中のシェフチェンコ――ウクライナに共感したロシア知識人たち 第37章 ウクライナの祝祭日――伝統の復活と変わりゆく伝統 第38章 伝統工芸の復活――ピーサンキとウクライナ刺繍 【コラム4】ゲルダン――ウクライナの衣装を彩るビーズ細工 第39章 ウクライナ料理へのいざない――ボルシチはロシア料理にあらず 第40章 サブカルチャー、ポップカルチャー――若者文化とアイデンティティの探求 第41章 映画の中のウクライナ――オデッサの階段、ひまわり畑、愛のトンネル 第42章 現代ウクライナにおける日本文化の受容――ステレオタイプを超えて 【コラム5】ウクライナにおける日本語教育事情――学習者の多様化と今後の課題 第43章 ウクライナのスポーツ事情――ブブカ、シェフチェンコ以外の有名選手は 第44章 傷だらけのウクライナ・サッカー――深刻な財政難と客離れ 第45章 ウクライナ観光の見所と魅力――世界遺産からチェルノブイリまで Ⅴ 現代ウクライナの諸問題 第46章 独立ウクライナの歩みの概観――東西の狭間で苦悩 第47章 ウクライナの憲法・国家体制――大統領・議会・内閣・地域 第48章 オレンジ革命――ウクライナ民主化の夜明け 第49章 ユーロマイダン革命(尊厳の革命)――「脱露入欧」の夢と現実 第50章 ドンバス紛争――「ドンバス人民の自衛」か「ロシアの侵略」か 第51章 ウクライナとクリミア――ロシアによる併合に至る前史と底流 第52章 ユーロマイダン革命とクリミア――内部から見たクリミア併合の真相 第53章 ウクライナ経済の軌跡――荒波に翻弄され乱高下 第54章 ウクライナの産業と企業――変わらぬオリガルヒ支配 第55章 ウクライナのエネルギー事情――市場改革と対ロ依存の狭間で 第56章 今日のウクライナ社会――生活水準が欧州最低レベルに落ち込む 【コラム6】今日のウクライナの世相――闇の中を彷徨うウクライナ 第57章 チェルノブイリ原子力発電所事故――放射能汚染と健康被害の実態 【コラム7】チェルノブイリを観光する――ユートピアとダークツーリズム 第58章 ウクライナの軍需産業――中国や北朝鮮との繋がりも 第59章 ウクライナの軍事力――紛争に直面し整備が急務に 第60章 ウクライナの欧州統合――ウクライナの国造りに向けた戦略 第61章 ウクライナ・ポーランド関係――歴史問題に揺れる両国 第62章 ウクライナとNATO――遠い加盟への道のり 第63章 ウクライナの対ロシア関係――深まる一方の不毛な対立 第64章 日本とウクライナの外交関係――基本的価値の共有からさらなる関係強化へ 第65章 日本とウクライナの経済関係――乗用車輸出が最大のビジネス  おわりに  ウクライナを知るための参考文献  地名・人名索引

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No.3
80

ウクライナ戦争勃発から500日。終わりの見えない戦争、世界情勢の行方は。『ウクライナ戦争の200日』に続く著者の最新分析。 ウクライナ戦争から500日が過ぎ、いよいよウクライナの反転攻勢が始まった。しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、膠着する戦線。戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は――。『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。 Ⅰ:ウクライナ戦争を終わらせることはできるのか ×千々和泰明 Ⅱ:プーチンと習近平の急所はどこにあるのか? ×熊倉潤 Ⅲ:ウクライナ戦争「超精密解説」     ×高橋杉雄 Ⅳ:逆襲のウクライナ ×高橋杉雄 Ⅴ:戦線は動くのか      ×高橋杉雄 Ⅵ:戦争の四年目が見えてきた ×高橋杉雄

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No.4
78

概論ウクライナの歴史 キエフ・ルーシ リトアニア・ポーランド支配の時代 帝国支配の時代 ウクライナ・ナショナリズムと帝国の崩壊 ウクライナにおけるユダヤ人の歴史 ソ連時代のウクライナ ウクライナとロシアの歴史認識問題 ウクライナの正教会と分裂の歴史 ウクライナの国家建設の挫折 ロシア・ウクライナ戦争と歴史的観点

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No.5
77

ロシアは絶対悪なのか 超マニアック戦争論 ウクライナ戦争百日間を振り返る ウクライナの「さらにいくつもの片隅に」 「独裁」と「戦争」の世界史を語る 徹底解説ウクライナ戦争の戦略と戦術 ドイツと中国から見るウクライナ戦争

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No.6
72

生きることの歴史、生きのびるための道。 黒土地帯、第二次ポーランド分割、コサック…地理や世界史の教科書にも載っているこうした言葉に血を通わせる。 「ウクライナを知る」第一歩はここからはじまる。 二人の歴史学者が意を決しておこなった講義・対談を完全再現。緊急発刊! MSLive! BOOKSシリーズ 「小国を見過ごすことのない」歴史の学び方を、今こそ! ・ロシアが絶対に許されない理由…? ・西側諸国、日本が犯してきた罪…? ・「プーチンが悪い」という個人還元主義では、負の連鎖は止まらない…? 【イベント参加者の声】 ・歴史を知ることで、ニュースの解像度が上がり、そこに暮らす人びとの顔が見えてくるような感覚をおぼえました。 ・軍事評論家や国際政治学者の解説ではなく、こういう話が聞きたかったです。 ・「国」と「人」をいっしょくたにせず、どのように平和を築いていくのか。自分の姿勢を問い直す貴重な機会でした。 【MSLive! BOOKSとは?】 ミシマ社が2020年5月にスタートしたオンラインイベント、「MSLive!」。 「MSLive! BOOKS」は、オンラインイベントのライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。イベントに参加くださった方々から、イベントの内容を活字化したものを販売してほしいというリクエストをたくさんいただき、実現することになりました。 はじめに Ⅰ ウクライナの人びとに連帯する声明(自由と平和のための京大有志の会) Ⅱ ウクライナ侵攻について(藤原辰史) Ⅲ 講義 歴史学者と学ぶウクライナのこと  地域としてのウクライナの歴史(小山哲)  小国を見過ごすことのない歴史の学び方(藤原辰史) Ⅳ 対談 歴史学者と学ぶウクライナのこと(小山哲・藤原辰史) Ⅴ 中学生から知りたいウクライナのこと 今こそ構造的暴力を考える(藤原辰史) ウクライナの歴史をもっと知るための読書案内(小山哲) おわりに

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No.7
66

写真家としても活躍するウクライナ国営通信の日本人編集者がその魅力を余すこと無く伝えるフルカラー教養ガイドブック 旧ソ連・共産主義体制・チェルノブイリ・クリミア占領 う、暗いな… ▶▶▶ 素敵カフェ・お洒落レストラン・カラフルな街並み・美男美女 明るいな! ウクライナ国営通信の日本人編集者のフルカラー教養ガイドブック! 旧ソ連・共産主義体制 チェルノブイリ・クリミア占領 う、暗いな… ▼▼▼ 素敵カフェ・お洒落レストラン カラフルな街並み・美男美女 明るいな! 写真家としても活躍するウクライナ国営通信の日本人編集者がその魅力を余すこと無く伝えるフルカラー教養ガイドブック!! 一人あたりGDPがブータンやイラク、フィリピンよりも低い一方、 外国人旅行客数はチェコやベルギーを超えて世界26位の人気渡航先に! カラフルに塗り替えられたソ連式アパートの壁画やSNSで話題になった「愛のトンネル」、宮崎駿監督『ナウシカ』と繋がりのある腐海、そして一面のひまわり畑など想像以上に明るく、綺羅びやかな国ウクライナ。かねてから「欧州のパンかご」と呼ばれ、ボルシチ発祥の地であり、ウクライナ産ラーメンが登場するほどの美酒美肴なグルメ大国。子音・母音の連続を避ける音重視の響きが美しい言語。バンドゥーラやトレンビータで知られ、記録民謡数世界最大級の音楽大国。PayPalやWhatsAppの創始者を輩出するIT立国で、世界最大の輸送機ムリーヤを製造したアントノウ社の拠点。「自由の人」と呼ばれたコサックの末裔達はマイダン革命を成し遂げ、新大統領ゼレンシキーを選出後、いよいよ成長軌道に乗った!  直行便がないのが最大の欠点の、VISAなしで行ける格安天国! 目次 2……はじめに 4……目次 6……基本情報・旅行情報 8……ウクライナ地図 10……ウクライナへ行くには 12……ビザ・宿泊施設の探し方 13……空港からキーウ市中心部への移動 15……市内の移動 16……都市間の移動手段 18……キーウ(キエフ) 東スラヴの文化・宗教・歴史のはじまりの町 50……リヴィウ 諸民族が作った西ウクライナの中心地 60……オデーサ 黒海が香り、歴史建築が並び立つ国際都市 68……ハルキウ 産業と学術が盛んな北東部に位置する第二の都市 72……チェルニウツィー ルーマニアに近く、文化・言語の入り混じる街 76……チェルニヒウ ルーシ時代の建築物が残るウクライナ第二の古都 78……ルーツィク 城がシンボルの西ウクライナ最古の都市 80……リウネ州・愛のトンネル 愛とビールとお城の地方 82……ドニプロ ロケット・産業・アートのある川辺の大都市 86……ザポリッジャ 中洲の拠点で今も鍛えるコサック達 88……マリウポリ アゾフ海に面する宇露戦前線に近い港町 90……ヘルソン州 クリミアと隣接したスイカ名産の自然の宝庫 92……腐海・アラバト砂州・ピンクの湖 『風の谷のナウシカ』とクリミアの思わぬ繋がり 94……チョルノービリ(チェルノブイリ) 再注目されるダークツーリズム 98……村の生活  100……ウクライナ料理 肥沃な黒土を持つ農業大国の本領発揮 106……オデーサ料理 諸民族影響と黒海の恵みの魚介料理 108……クリミア・タタール料理 伝統と追放の中で維持・発展した味 110……ボルシチ 実はウクライナが発祥の代表的民族料理 112……ウクライナ・ビール 歴史と多様性を抱く東欧のビール天国 114……お土産 チョコやマグネットから陶器や民族衣装まで 116……音楽 バンドゥーラやトレンビータで知られ、記録民謡数世界最大級 118……ヴィシヴァンカ 現代も愛される華やかな刺繍の入った伝統服 120……ピサンカ(イースターエッグ) 卵に描かれる古来の色紋様 122……インタビュー ウクライナの現代芸術 イゾリャーツィヤ 126……インタビュー クリミア・タタール文化 クリミアの家 128……ウクライナ語 子音・母音の連続を避ける音重視の言語 130……観光会話帳 ウクライナ語・ロシア語・クリミア・タタール語 132……ウクライナ語とロシア語 並存する2つの異なる言語 136……スポーツ ビロディド、ブブカ、大鵬と多彩な顔ぶれ 138……ウクライナ人とは誰か 「自由の人」と呼ばれたコサックの末裔 141……民族マイノリティー 独自文化・歴史を持つ地域の隠れた主役達 146……クリミア・タタール語 クリミア・ハン国で発展した悠久の言葉 147……タタールと呼ばれる人々 ヴォルガ・タタールとクリミア・タタール ……特別寄稿『タタールスタンファンブック』櫻間瑞希 148……宗教 ウクライナ正教会、ギリシャ・カトリック、多神教の名残も 152……ウクライナ正教会の独立 キーウ・ルーシからの連続性の確認 156……ウクライナ史 様々な大国の間を生きた独自の歴史 156……・コサック時代 165……・ウクライナの民族意識 177……・ウクライナ化とスターリンによる大粛清 186……ロクソラーナ スルタン妃になった「スラヴの人」を意味する奴隷 188……ウクライナ史とロシア史 異なる視点が生む齟齬・対立 190……クリミア史 クリミア・ハン国、ロシアの南下、追放と移管 204……政治 権力者を嫌う、コサック由来の参加型・合議制との親和性 209……経済 一人辺りGDP地域最低水準だがとうとう成長の兆し 211……アントノウ社 現存1機の世界最大の輸送機ムリーヤを製造 212……IT大国 PayPalやWhatsApp、3D-Coatの創始者を輩出 214……模型 一向一揆のRed Boxや木造模型のUgears等個性メーカー 215……日宇関係 クリミア占領以降急接近、北方領土とサムライで親近感 221……参考文献 223……あとがき

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No.8
65

SUMMER KITCHENS 故郷ウクライナ追憶のレシピ

オリア・ハーキュリーズ
誠文堂新光社
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No.9
65
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No.10
63

戦争の衝撃 2022年2月24日にロシア・プーチン政権のウクライナ侵攻は世界に衝撃を与え、いまなお、日々リアルタイムに戦争の状況は報道され、戦争の終結は、今現在も見えていない状況である。本書は、いまもっともアクチュアルに活躍する地域・国際関係の研究者がこの状況を各専門分野から、ロシア・ウクライナ戦争と今後の世界を見通す。緊急出版! 国際政治経済学の鈴木一人、ロシア軍事・安全保障が専門の小泉悠、欧州政治・国際安全保障が専門の鶴岡路人, 現代アメリカ外交の森聡、アジア政治外交史・現代中国の川島真、中央アジア近現代史の宇山智彦、イスラム政治思想史・中東が専門の池内恵、各地域の第一線にいる研究者が見通す、この戦争と世界の未来。 戦争と相互依存――経済制裁は武力行使の代わりとなるか(鈴木一人)  1 経済制裁とは何か  2 対ロシア制裁のポイント  3 対ロシア経済制裁の行方 古くて新しいロシア・ウクライナ戦争(小泉 悠)  はじめに  1 二つの戦争パラダイム  2 「限定全面戦争」としてのロシア・ウクライナ戦争  3 古典的な軍事力の重要性  4 鍵を握る動員能力  5 核抑止の役割  6 「新しい戦争」としての側面  おわりに 欧州は目覚めたのか――ロシア・ウクライナ戦争で変わったものと変わらないもの(鶴岡路人)  はじめに  1 ドイツの「転換点」(とその限界)  2 NATO加盟に向かうフィンランドとスウェーデン  3 エネルギーの「脱ロシア」に向かうEU  4 維持されるNATOの中心性  5 未解決の「ロシア問題」  おわりにかえて――欧州の変化の促進・阻害要因 ウクライナと「ポスト・プライマシー」時代のアメリカによる現状防衛(森 聡)  はじめに  1 クリミア併合後のアメリカのウクライナ政策  2 侵攻前のバイデン政権の対応  3 ロシアによるウクライナ侵攻後のバイデン政権の対応  4 ウクライナ戦争とアメリカの戦略的な課題  おわりに――「ポスト・プライマシー」時代のアメリカは現状をどう守るか 制限なきパートナーシップ?――中国から見たロシア・ウクライナ戦争(川島 真)  はじめに――中国はロシアと「同じ」なのか?  1 中国国内の見方  2 二〇二二年の中国と新型コロナ  3 中国外交の大原則と米中「対立」という基本構造  4 中国の想定する世界像  5 中露関係の考え方  6 アジアの多数派を獲得する?  7 「力による現状変更」という括り方――「台湾有事」をめぐって  おわりに――ウクライナ戦争と日中関係   ウクライナ侵攻は中央アジアとロシアの関係をどう変えるか――戸惑い・危惧と変化への胎動(宇山智彦)  はじめに  1 ロシアと中央アジア――親密な関係と緊張の兆し  2 侵攻に対する態度――理解か中立か反対か  3 対ロシア経済制裁の影響と「利益」  4 今後の展望――ロシアの弱さがもたらしうる国際秩序の変化 ロシア・ウクライナ戦争をめぐる中東諸国の外交――「親米中立」の立ち位置と「多極世界」の希求(池内 恵)  はじめに  1 国連決議への対応  2 中東の主要な「親米」国の姿勢  3 中東主要国の反応に通底する要素 あとがき(川島 真)

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No.11
63
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No.12
63

ロシアのウクライナ侵攻に端を発する21世紀最大の戦争。その戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が全貌を読み解く。 2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はなぜ起こり、戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が、その全貌を読み解く。 2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はなぜ起こり、戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が、その全貌を読み解く。 ●プーチンの野望とはいったい何か? ●戦場でいま何が起きているのか? ●核兵器使用の可能性は? ●第3次世界大戦はあり得るのか? ●いつ、どうしたら終わるのか? 歴史的事件の全貌を読み解く、待望の書き下ろし! 2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、第二次世界大戦以降最大規模の戦争が始まった。国際世論の非難を浴びながらも、かたくなに「特別軍事作戦」を続けるプーチン、国内にとどまりNATO諸国の支援を受けて徹底抗戦を続けるゼレンシキー。そもそもこの戦争はなぜ始まり、戦場では一体何が起きているのか? 数多くのメディアに出演し、抜群の人気と信頼を誇る軍事研究者が、世界を一変させた歴史的事件の全貌を伝える待望の書き下ろし。 「大戦争は決して歴史の彼方になど過ぎ去っていなかった、というのが今回の戦争の教えるところであろう。テクノロジーの進化や社会の変化によって闘争の方法は様々に「拡張」していく。だが、それは大規模な軍隊同士の暴力闘争という、最も古典的な闘争形態が消えて無くなることを意味していたわけではなかった。」(本文より) 地図  略語表  はじめに  「世界の終わり」を待っていた場所で/舞い戻ってきた大戦争/本書の問いと構成/一当事者としての視点/若干の補足 第1章 2021年春の軍事的危機 2021年1月〜5 月  1 バイデン政権成立後の米露関係  集結するロシア軍/あっけない幕切れ/トランプ退場に神経を尖らせるロシア/牽制は効いたか?/ウクライナ・ゲート/ナヴァリヌィ・ファクター  2 ゼレンシキー政権との関係 コメディアンvsスパイ/シュタインマイヤー方式をめぐって/窮地に立たされるゼレンシキー/メドヴェチュークの政界復帰/ゼレンシキーの焦り 第2章 開戦前夜 2021年9月〜2022年2月21日  1 終わり、そして続き  ロシア軍の再集結/高まる緊張/米国の「情報攻勢」とロシアの「外交攻勢」  2 プーチンの野望  グラデーション状の勢力圏/「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」/歴史、主権、「パートナーシップ」/プーチン論文をどう読むか  3 整った侵攻準備  公開情報が暴くロシア軍の動き/ベラルーシが前線基地に/非核と中立も放棄  4 プーチンのジェットコースター  迷う二人の筆者/プーチンの「ハラショー」/「虐殺」発言と膨れあがるロシア軍/針の筵に座らされるラヴロフ/パワハラ会議 第3章 「特別軍事作戦」 2022年2月24日〜7 月  1 失敗した短期決戦の目論見 斬首作戦/ロシアが張り巡らせた秘密ネットワーク/「特別軍事作戦」とは何なのか/逃げ出す内通者たち/高慢と偏見/「死ななかった」ゼレンシキー  2 ウクライナの抵抗 持ち堪えるウクライナ軍/「聖ジャヴェリン」の加護の下で/ウクライナの「三位一体」/全力を出せないロシア軍  3 撤退と停戦 ロシア軍のキーウ撤退/会議は踊る/西側の大規模軍事援助/振り出しに戻った停戦交渉/ブチャ  4 東部をめぐる攻防 ロシアによる核の威嚇/「武器が足りない!」/マリウポリの陥落とルハンシクの完全制圧/ロシア軍の成功要因 第4章 転機を迎える第二次ロシア・ウクライナ戦争 2022年8月〜  1 綻びるロシアの戦争指導  軍への不信を強めるプーチン/将軍たちの失脚/情報機関との軋轢  2 ウクライナの巻き返し HIMARSがもたらしたロシアの攻勢限界/ウクライナが与えられるものと与えられないもの/主導権はついにウクライナへ  3 動員をめぐって 「我々はまだ何一つ本気を出していない」/プーチンの「ヴァイ……」/ロシアの動員態勢/総動員は本当にできるのか/それでも総動員を発令できないプーチン/部分動員へ  4 核使用の可能性 核兵器の使用という賭け/エスカレーション抑止は機能するか/核のメッセージング/効かなかった非核エスカレーション抑止 第5章 この戦争をどう理解するか  1 新しい戦争? テクノロジーが変えるもの、変えないもの/ Enabler とEnabled /ハイブリッド戦争 ―「戦場の外部」をめぐる戦い/ロシアの「ハイブリッドな戦争」とウクライナの「ハイブリッド戦争」  2 ロシアの軍事理論から見た今次戦争 「新型戦争」/「新世代戦争」/プーチン少年の破れた夢/限定全体戦争?  3 プーチンの主張を検証する ウクライナは「ネオナチ国家」か/根拠の薄い大量破壊兵器開発説/ロシアはなぜ北欧を攻撃しないのか/プーチンの野望説とその限界 おわりに 「古い戦争」としての第二次ロシア・ウクライナ戦争/逃れられない核の呪縛/主体的な議論の必要性 あとがき ―小さな名前のために  参考文献

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No.13
63
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No.14
63

19回目を迎えた本屋大賞の発表号。一次投票、二次投票、翻訳部門、発掘部門とすべてを網羅。 19回目を迎えた本屋大賞の発表号。一次投票、二次投票、翻訳部門、発掘部門とすべてを網羅。 [本屋大賞ベストテン] 大賞受賞作家の言葉 全国書店員からの推薦の声 得点BEST2-BEST10 二次投票最終結果&大賞受賞作データ 書店員推薦の声 本屋大賞2018〜2021歴代BEST10 [一次投票結果] 得点BEST1-BEST30 一次投票BEST30 書店員推薦の声 獲得ポイント別一次投票31位以下全結果 書店員推薦の声 本屋大賞2011〜2017歴代BEST10 [特別企画] 本屋大賞翻訳小説部門 発掘本 本屋大賞2004〜2010歴代BEST10

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No.16
60

新しいストッキング トンボ 暗い部屋の花たち しぼりたての牛乳 イロンカのための青リンゴ 未亡人 ある恋の物語 天空の神秘の彼方に ミシコとユルコ キエフの坊ちゃん 脱出 桜の樹の下で 友の葬送 田舎っぺ 十五分間の憩いのとき 彼と彼女の話

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No.19
59
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No.20
59
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No.21
58

ウクライナは,ロシアに次ぐ人口と経済的重要度をもつ新しい独立国である.本書は,ウクライナ・ナショナリズムの歴史的背景,第二次世界大戦からペレストロイカまでの運動の軌跡と独立のプロセスを描き出し,独立後のさまざまなディレンマを明らかにする.

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No.22
58

世界と日本が大きくゆらいだ、平成初期の時代を池上彰がわかりやすく解説する はじめに  パート1 昭和から平成へ ◯そのとき日本では? 新元号は平成 ●そのとき世界では? 世界の民主化の動き ●そのとき世界では? 天安門事件 ◯そのとき日本では? 消費税スタート ◯そのとき日本では? 参議院で与野党逆転 ●そのとき世界では? ポーランドの革命 ●そのとき世界では? 東ヨーロッパ諸国の革命 ●そのとき世界では? 「ベルリンの壁」崩壊 ●そのとき世界では? ソ連解体 もっと知りたい! ロシアという国 もっと知りたい! 冷戦終結は宇宙から!? ◯そのとき日本では? 雲仙普賢岳で大火砕流発生  パート2 バブルの崩壊 ●そのとき世界では? イラクのクウェート侵攻 ●そのとき世界では? 湾岸戦争 ●そのとき世界では? 地球サミット開かれる ◯そのとき日本では? 国内の環境意識の高まり ◯そのとき日本では? バブル崩壊 ◯そのとき日本では? この時代の日本の子どもたち もっと知りたい! 子どもの権利条約 ●そのとき世界では? 世界の核兵器をめぐる動き ◯そのとき日本では? 戦後の核反対の歴史 ●そのとき世界では? オスロ合意に調印 もっと知りたい! 戦後のイスラエル ◯そのとき日本では? 55年体制が終わる もっと知りたい! 日本のはじめての世界遺産 この時期の4つの賞 資料編1 おぼえておきたい!用語集 資料編2 年表で時代を整理! さくいん

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No.23
58
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No.24
58

日本が知らないウクライナ

ユリヤ・ジャブコ
大学教育出版
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No.25
58
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No.26
58

第二次世界大戦後に起きた主な戦争・紛争について、SDGsの観点から学ぶ本。現代の紛争と解決を読者が知り、考える構成。 第二次世界大戦後に起きた、または現在も続く主な戦争・紛争について、SDGsの観点から学ぶ本。現代の紛争とその解決について、SDGsがどのような役割を果たせるかを読者が知り、自らできることを考え、実行することにつながる内容となっている。

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No.28
58
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No.29
58

おやすみ、ぼく[新版]

アンドリュー・ダッド
クレヨンハウス
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No.30
58

いろいろな事から平和の意味を考える絵本。 へいわってどんなこと? 「きっとね、へいわってこんなこと。せんそうをしない。ばくだんなんかおとさない。いえやまちをはかいしない……」いろいろな視点から平和を考え、平和の意味を問い返します。本シリーズは、日本の絵本作家が中国と韓国の絵本作家に呼びかけ、三か国12人の協力で実現した平和を訴える絵本です。三年以上の歳月をかけ、国を越えた意見交換を積み重ね、各国の歴史を踏まえて実現した画期的な取り組み。

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No.31
58
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No.32
57
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No.33
57
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No.34
57

ウクライナ、地下壕から届いた俳句 The Wings of a Butterfly

ウラジスラバ・シモノバ
集英社インターナショナル
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No.35
57
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No.36
57
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No.37
57

ウクライナ現代史 (河出新書)

アレクサンドラ・グージョン
河出書房新社
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No.39
57
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No.40
57

ウクライナ女性は、なぜあんなに強く、前向きなの? ウクライナ女性の美と健康(料理)、恋愛、生き方まで、すべて教えます! 〈ウクライナにたくさんの応援・支援をいただき、ありがとうございます。〉ただ、今のウクライナの姿だけでなく、本来の美しく豊かなウクライナの大地、そこで自由に生きるウクライナの人々の姿も日本の人に知っていただけるとうれしいです。強く美しい、ウクライナ女性の生き方すべてを教えます。〈本書の内容〉PATR 1 祖国ウクライナの      ライフスタイルPATR 2 ウクライナ女性の      ファッションと美容PATR 3 ウクライナ女性たちの      恋愛と結婚、子育てPATR 4 祖国と戦争についてPATR 5 ウクライナの仕事とお金PATR 6 ウクライナ美人の食と健康〈番外編〉 健康美人になる        ウクライナの郷土料理

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No.41
57

ウクライナの夜:革命と侵攻の現代史

マーシ・ショア
慶應義塾大学出版会

分離主義武装勢力とウクライナ政府軍とのドンバス内戦へと続く事態を、ウクライナ社会の証言者たちの声を織り交ぜながら描き出す。 ロシアを後ろ盾とする分離主義武装勢力とウクライナ政府軍とのドンバス内戦へと続く事態を、大文字の歴史に、多様なウクライナ社会の証言者たちの声を織り交ぜながら立体的に描き出す。“生の声” によるウクライナ現代史。 マイダン革命・クリミア侵攻・ドンバス紛争―― 君たちはウクライナの夜を知っているか? ヨーロッパとロシアの狭間で、 血塗られた歴史を生きる人びとの魂の声を聴け。 君たちは ウクライナの夜 を知っているか? いいや、君たちは ウクライナの夜 を知ってはいない! ここでは 空は 煙で 黒く染まる                ――ウラジーミル・マヤコフスキー ウクライナとEUとの連合協定への署名を拒んだ ヤヌコーヴィチ政権を倒したマイダン革命、 そこにつけこんだロシアによるクリミア併合、 ロシアを後ろ盾とする反政府の分離主義武装勢力と ウクライナ政府軍とのドンバス紛争へと続く事態を、 大文字の歴史に、多様なウクライナ社会の証言者たちの声を 織り交ぜながら立体的に描き出す。 “生の声” によるウクライナ現代史。 序文 ウクライナ地図 ロシアの主張するノヴァロシア地図 キーウ(キーフ)中心部地図 トランスリテレーションについての注記 I マイダン革命  1 空を黒く染める煙  2 ゴーゴリの国  3 その壮大な意図  4 ガリツィアのファンタジー  5 存在しなかった革命  6 「いいね」を付けるだけじゃ駄目なんだ  7 父親たちと息子たち  8 自発的秩序形成  9 鐘楼  10 ノアの方舟  11 「自分の選択だったのだ」  12 時間が砕けたとき  13 オートマイダン  14 価値観  15 その雰囲気には何か特別なところがあった  16 非分析点  17 リヴィウからのバス  18 遺体  19 震撼させられた者たちの連帯  20 人の肉の焼ける臭い  21 「君たちは全員が死ぬことになる」  22 ポルノ風の肖像画  23 革命の魂  24 透明性の弁証法  25 チェーホフの銃 II キーウの東での戦争  26 ロシアの旅行者たち  27 門に立つカリギュラ  28 おばあちゃんの戦争  29 何一つ真実ではない(ダチョウのシュールレアリズム)  30 プーチンのサイレーンたち  31 ドニプロ川の「ジドバンデラ」  32 あなた方のように賢い子どもたち  33 「われわれは完璧に理解していた……」  34 ヴォランティア活動  35 共産主義の亡霊  36 文明的な選択  37 赤の広場の「黒トカゲ」  38 愛国者を自由にハグしよう  39 分断された家族  40 アルチェフスク  41 ドンバスのゾンビたち  42 時間の蝶番が外れてしまっている  43 世界秩序  44 グッバイ、レーニン  45 キケロのローマ  46 われわれはウクライナの夜を知っているか?  47 「われわれは買収されない」  48 不条理劇  49 ドストエフスキーの『悪霊』  50 「この兵士は一日の終わりに後悔するだろう」  51 アイススケートのレッスン  52 絶対的なものは存在しない  53 何でもありさ  解説「顔の見えるマイダン革命」  訳者あとがき  原註  インタビュー一覧  用語解説(翻訳可能語・翻訳不可能語辞典)

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No.42
57
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No.43
57

日本では全く知られていない、ウクライナ戦争の根本にある「経済破綻国家・ウクライナ」という不都合な真実を明らかにする。 国家破綻寸前だったウクライナ。隠れていた真実を明らかにする。小泉悠氏推薦「もつれ、積み重なった戦争の背景を丁寧に紐解いた一冊。複雑な事態を複雑なままに理解するために」◎ソ連時代。大飢饉で死者300万人の記憶◎軍閥=オリガルヒに支配された悲惨な国民◎資産隠しで退陣寸前だったゼレンスキー日本人には見えないリアルを描く【本書の内容】海洋への出口をめぐる300年の闘争/旧ソ連構成国をロシアは主権国家とみなさずウクライナ国内東部と西部はほとんど別の国/ソ連統治下で死者300万人の大飢饉なぜプーチンはウクライナを「ナチ」「ファシスト」と呼ぶのか経済規模はソ連時代の6割に縮小/ロシア産天然ガスのくびきからの解放ウクライナを食いものにしたオリガルヒたち

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No.44
57

ウクライナの真実

ナターリヤ・セメンチェンコ
未知谷
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No.45
57

ウクライナ戦争と国際法 ロシアの武力行使 ウクライナに対する武器移転の法的解釈 対ロ経済制裁〈2022.2.~2022.夏〉の特徴とその国際法上の位置づけ ロシアに対する金融制裁と国際法 経済制裁のジレンマ 対ロシア経済制裁のWTO協定適合性 対ロシア経済制裁措置のWTO法上の評価 ウクライナ戦争と国際投資法

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No.46
57

日本のみなさんへ ウクライナ侵攻と冷戦ver.2.0 ウクライナにおける選挙監視活動 なぜロシアはウクライナを侵攻したのか EUの対ロシア・ベラルーシ制裁の動向と展望 ウクライナ侵攻後のドイツの安全保障・エネルギー政策の変容 ウクライナ侵攻と「水の武器化」 ウクライナ侵略と国際政治

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No.47
57
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No.48
57

ウクライナ情勢が泥沼化している。なぜ戦争は始まり、そしていつ終わるのか。様々な情報が飛び交う中、本書は、古代ルーシの歴史からこの地域の民族・宗教的背景、ウクライナ独立以降の現代政治、ナチズムをめぐり政治化する歴史認識問題、冷戦後の新世界秩序の問題など、それぞれの分野を代表する専門家が幅広い視野で戦争の背景を冷静に読み解く。第一線の専門家が叡智を集結して届ける渾身の一作は、この戦争について多角的な視点から考えるために欠かせない作品である。 第1章 総論――背景と展開(塩川伸明) ウクライナとロシア/国際的文脈――冷戦終焉後のNATOとロシア/クリミヤおよびドンバス/展開(2014-21年):ヤヌコーヴィチ政権からマイダン革命へ/ドンバス二州の動向/マイダン革命後のウクライナ(ポロシェンコ期)/マイダン革命後のウクライナ(ゼレンシキー期)/(2022-23年)開戦/戦況の展開ほか 第2章 ルーシの歴史とウクライナ(松里公孝) ルーシ世界の形成(9-12世紀)/東西ルーシの分裂(13-14世紀)/教会合同とルーシ世界の変容(15世紀)/ポーランドとカトリックの攻勢/ゲームチェンジャーとしてのコサック/ルーシ正教会の再統一/ルーシの再統一(18世紀)/19世紀ロシア帝国下のウクライナほか 第3章 現代ウクライナの政治――脆弱な中央政府・強靱な地方政府(大串 敦) なぜ脆弱な中央政府が生まれたのか/地方閥が競合する体制/ユーロマイダン革命とドネツィク閥の解体/ポロシェンコ政権――東部エリートの分裂と反ロシア・カード/ゼレンシキー政権――ポピュリスト体制誕生の背景/ロシア侵攻後のウクライナ――戦時体制への変容ほか 第4章 「歴史」をめぐる相克――ロシア・ウクライナ戦争の一側面(浜 由樹子) ウクライナと「ウクライナ史」/歴史を「書き直す」/ウクライナとロシアの歴史認識問題/ステパン・バンデラとは誰か/バンデラ論争/「ファシズム」か「ナショナリズム」か/歴史の政治紛争化/ロシアとウクライナのミラー・ゲーム/「ルースキー・ミール」概念ほか 第5章 自由主義的国際秩序とロシア・ウクライナ戦争――正義と邪悪の二分法を超えて(遠藤誠治) 西側諸国が理解する「戦争の構図」/正義と邪悪の二分法の問題点/自由主義的国際秩序とは何か/冷戦後の安全保障体制/人権のための戦争と体制転換のための戦争/戦略兵器をめぐる問題/グローバリゼーションの中の体制移行/オリガルヒに支えられた資本主義/冷戦後の国際秩序の問題点ほか

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No.49
57
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No.50
57

まるわかり!ウクライナ戦争の兵器・戦略・戦術!!ネットで話題の週プレ軍事班の知識が集結!! 伝説のスナイパー、最強の傭兵、、ドローン、ハイマース、MIG29、最新兵器が登場する現代戦の真実とは?陸海空自衛隊元将官、米陸軍元大尉、元傭兵、国際政治アナリスト、軍事カメラマンらがチームを組んで、ウクライナの軍事情勢を徹底分析。ネットで一番見られている軍事ニュース初の書籍化! はじめに 1 ウクライナ戦争関連年譜 13 ウクライナ戦争関連地図 20 コメンテーター略歴 22 [2022年1月31日配信] NATO東進に対抗、プーチンを動かす〝猜疑心の地政学〟25 [2022年3月9日配信] ウクライナへのミグ29戦闘機供与をめぐる駆け引き 33 [2022年3月17日配信] ロシアが生物・化学兵器に言及。ウクライナに危機が迫る? 38 [2022年3月25日配信] ロシア軍の「損耗率」から読み解く戦争の行方 44 [2022年3月28日配信] 異国で戦う「義勇兵」のリアル 50 [2022年3月30日配信] 元カナダ軍の〝伝説のスナイパー〟参戦 58 [2022年4月10日配信] ポーランドのウクライナへの戦車供与 67 [2022年4月17日配信] ウクライナへの地対艦ミサイル車供与は戦局を大きく変えるか? 73 [2022年4月20日配信] スロバキアがウクライナにミグ29供与を検討 79 [2022年4月23日配信] ロシア巡洋艦「モスクワ」はなぜ2発のミサイルで沈没したのか? 86 [2022年4月25日配信] ウクライナ軍「ドローン戦術」の意外な強さの秘密 92 [2022年4月29日配信] ウクライナとロシアの戦いで「戦場の無人化」が進む 103 [2022年5月19日配信] ウクライナ戦争でアメリカが得る「実戦データ」という利益 109 [2022年6月2日配信] ロシア軍の黒海封鎖を破り、世界を食糧難から救えるか? 115 [2022年6月10日配信] ウクライナが求める多連装ロケットシステム(MLRS)の威力 121 [2022年6月13日配信] ウクライナ軍の新たな「ドローン戦術」127 [2022年7月29日配信] ウクライナ軍無人機に対抗、ロシア軍を支える意外な挑戦者 137 [2022年8月3日配信] 親ロシア派支配地に送られる「北朝鮮労働者」の狙い 142 [2022年8月5日配信] 孤立したロシア軍を狙い撃つウクライナ軍の「ハイマース戦略」147 [2022年8月16日配信] ザポリージャ原発奪還作戦 152 [2022年8月30日配信] ロシアが描く「核戦略」の恐るべきシナリオ 156 [2022年9月9日配信] 空対地ミサイル「HARM」はウクライナ軍反撃の〝切り札〟となるか? 161 [2022年9月26日配信] ウクライナ軍のハルキウ反攻はなぜ成功したのか? 166 [2022年9月27日配信] ウクライナ軍が仕掛ける「航空総攻撃」シミュレーション 176 [2022年10月7日配信] パイプライン「ノルドストリーム」破壊で高まるロシア核使用の危機 182 [2022年10月12日配信] 数日の訓練で受刑者を最前線に送り込むロシア軍の兵力動員事情 187 [2022年10月19日配信] クリミア大橋爆破とロシア核兵器使用の「レッドライン」192 [2022年11月25日配信] USV(自爆型無人水上艇)がもたらす〝海戦パラダイムシフト〟198 [2023年1月5日配信] ロシア軍のキーウ再侵攻と、ウクライナ軍の「次の大反攻」のシナリオ 204 [2023年1月6日配信] 中国の働きかけでミグ29戦闘機の供与が中止された 209 [2023年1月13日配信] 米独仏が供与する「歩兵戦闘車」とウクライナ軍の領土奪回作戦 214 [2023年1月27日配信] 英独に続きアメリカも戦車提供か?ウクライナ軍機甲部隊の反攻・突破作戦 221 [2023年2月9日配信] 劣勢のウクライナがF‐16戦闘機を欲しがる理由 228 [2023年2月15日配信] 射程距離150キロの「ハイマース」はウクライナ軍巻き返しの切り札となるか? 234 [2023年2月26日配信] ウクライナにNATO戦闘機供与実現の可能性 239 [2023年3月20日配信] ワグネル傭兵部隊による決死の突撃。「バフムト攻防戦」を読み解く 246 [2023年3月24日配信] 岸田首相のウクライナ〝電撃訪問〟の情報が漏洩か? 日本の危機管理態勢の問題点 251 [2023年4月4日配信] 一進一退の激戦が続く「バフムト攻防戦」256 [2023年4月24日配信] ウクライナへの〝後方支援体制〟の完成。いよいよ「ロシア軍壊滅作戦」が始動か? 261 [2023年4月26日配信] ウクライナ軍の総反撃が始まる!?「クリミア奪還作戦」のシナリオとは 267 [2023年5月17日配信] ウクライナの「バフムト奪還作戦」始まる。ついに大反攻が現実になった! 273 [2023年6月20日配信] ついに始まった「ウクライナ大反攻」そのゴールはどこだ? 278 [2023年7月28日配信] ウクライナへの供与兵器のベストパフォーマンスを検証する 288 おわりに 301 資料 ウクライナに装甲戦闘車両・火砲・ミサイル・ロケット弾・航空機を提供した国々 315

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No.51
57
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No.52
57

待ち望まれる和平のために 待ち望まれる和平のために第一章 戦争の歴史 第二章 ウクライナ戦争第三章 和平法則第四章 パラダイムシフト 待ち望まれる和平のために第一章 戦争の歴史 第二章 ウクライナ戦争第三章 和平法則第四章 パラダイムシフト 第一章 戦争の歴史 第一節 第一次世界大戦 第一次世界大戦の勃発/第一次世界大戦の参戦国/戦時経費の調達/ブレスト=リトフスク条約の締結と末期の戦闘/ドイツの休 戦と革命/コンピエーニュの休戦協定/ヴェルサイユ講和条約 第二節 第一次世界大戦から第二次世界大戦まで ワイマール体制下ドイツのハイパー・インフレーション/ナチズムの台頭 第三節 第二次世界大戦 チェコスロヴァキア併合とポーランド侵攻の開始/第二次世界大戦のはじまり/独ソ戦の開始と反ファシズム連合の成立/太平洋戦争 に拡大/戦局の転換/ドイツと日本の敗退 第四節 第二次世界大戦後の世界 国際連合とブレトンウッズ体制/冷戦とその激化/社会主義陣営の崩壊 第二章 ウクライナ戦争 第一節 ウクライナ戦争の勃発 プーチン論文/ウクライナ戦争前夜/プーチンの開戦理由/戦闘の開始/ウクライナ戦争の情勢と戦況 第二節 和平への模索 和平交渉の開始/停戦協議の内容/ブチャでの民間人殺害/人道回廊と穀物輸出合意 第三章 和平法則 第一節 総論的な和平法則 囚人ジレンマの法則/真逆の法則/対話と合意の法則/正義に蓋の法則/「目には目を」不可能の法則/懲罰無効果の法則/和平先行の法則 第二節 手続的な和平法則 調停有効の法則/仲裁有望の法則) 第三節 実体的な和平法則 規範使用の法則/過酷条件回避の法則/卓抜の法則 第四章 パラダイムシフト 第一節 戦争の種子 種子の除去とパラダイムシフト/講和について 第二節 戦争から平和へのパラダイムシフト 軍縮と核廃絶/国家の壁/ポスト資本主義の展望

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No.53
57
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No.54
57
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No.55
57

ゼロからスタート ウクライナ語 文法編

オクサーナ・ピスクノーヴァ
Jリサーチ出版

ウクライナ出身の著者が、文字・発音から初級文法へとウクライナ語の基礎をわかりやすくガイド。活動に向けた会話実践力も身につく。 ウクライナ出身の著者が、文字・発音から初級文法へとウクライナ語の基礎をわかりやすくガイド。活動に向けた会話実践力も身につく。例文やコラムなどを通して、ウクライナの人々の生活や文化も学びながら学習できる。 本書は、文字・発音から文法まで、基本ウクライナ語をわかりやすく短期間で学べる入門書。 「文字と発音編」では、ウクライナ語のアルファベットと発音について、わかりやすく解説。「文法編」では、初級文法の7割程度の到達を目標に、25のテーマに分けて、一つ一つ無理なく学習を進めていく。 「文法編」の各課の解説では、人称代名詞や動詞の活用など、ひとめでわかる便利なチャートを豊富に掲載。会話を中心とした例文は実践的で、日常場面ですぐに役立つ。さらに、文法の基礎を積み上げるための要点を「文法公式」として提示し、ポイントを確認しやすいようにしている。 付属の音声には、本編で示したすべての例文を収録。また、カタカナルビで読み方のガイドを付け、ウクライナ語の発音の理解をサポート。巻末には、文法項目を整理する表や単語さくいん、文法公式のまとめが付いて便利。 また、ウクライナ・ドネツク州出身の著者によるコラムを通して、ウクライナの人々の生活の様子や文化に触れることができる。 ◆読者へのメッセージ ◆ウクライナ語の特徴 ◆本書の使い方 ◆[PART1] 文字と発音編 ◆[PART2] 文法編 Урок1 基本的な文の作り方(肯定-否定) Урок2 所有代名詞・名詞の性 Урок3 名詞の複数・指示代名詞 Урок4 疑問詞を使った文の作り方 Урок5 形容詞の使い方・名詞の性と数による変化 Урок6 動詞の不定形(辞書形) まとめ問題 Урок7 動詞の現在形活用 第1変化・第2変化 Урок8 「~語で、~語を」を使った表現 Урок9  格変化・名詞と形容詞の対格・「~を」の表現 Урок10 「~が欲しい」、「~したい」の表現 Урок11 「できる」を使った表現 Урок12 動詞を修飾する副詞 まとめ問題 Урок13 名詞の前置格(所格)・場所の表現 Урок14 生格を使った所有の表現(1) Урок15 所有の表現(2)・否定生格 Урок16 再帰動詞の活用 Урок17 動詞の過去形 Урок18 「be動詞」の過去形、現在形、未来形 まとめ問題 Урок19 名詞の与格 Урок20 呼格を使った話しかけ方 Урок21 動詞の命令形 Урок22 名詞の造格 Урок23 動詞の未来形① Урок24 動詞の未来形② Урок25 比較級と最上級 ◆文法整理表 ◆単語さくいん ◆文法公式のまとめ ◆すぐに使えるウクライナ語 必須単語&フレーズ集

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No.56
57

ウクライナ危機から考える「戦争」と「教育」

日本教育学会 国際交流委員会
教育開発研究所

ウクライナ情勢を考える ロシアの教育の変遷と、日本の教育のこれから 紛争のリアルと、日本の教育のこれから

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No.57
57
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No.58
57

ロシアによるウクライナへの侵攻から、2023年2月24日で1年が経過した。この間、この戦争にもっとも影響を受けたヨーロッパはどのように戦争に対処してきたのか。各国・各地域の研究を牽引する気鋭の研究者が、この1年を振り返り現況を再確認するとともに今後のゆくえについても言及する。そして、日本の取るべき対応とは――。 序 ウクライナ戦争はヨーロッパをどう変えたのか(細谷雄一) I ウクライナ戦争が変えたヨーロッパ 1 ロシアによるウクライナ侵略がEU拡大に及ぼした変化(東野篤子) 2 NATOはどう変わったのか――新たな対露・対中戦略(鶴岡路人) 3 ウクライナ「難民」危機とEU    ――難民保護のための国際協力は変わるのか?(岡部みどり) II ヨーロッパ各国にとってのウクライナ戦争 4 ウクライナ戦争とイギリス    ――「三つの衝撃」の間の相互作用と国内政治との連関(小川浩之) 5 ロシア・ウクライナ戦争とフランス(宮下雄一郎) 6 ドイツにとってのロシア・ウクライナ戦争    ――時代の転換(Zeitenwende)をめぐって(板橋拓己) 7 ウクライナ戦争とロシア人(廣瀬陽子) 8 ロシア・ウクライナ戦争とウクライナの人々    ――世論調査から見る抵抗の意思(合六 強) 9 NATOの東翼の結束と分裂(広瀬佳一) あとがき

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No.59
57

概観 プーチン大統領の戦略 戦局の展開と戦場における「相互作用」 ウクライナの戦争指導 バイデン政権とウクライナ侵略 NATOはロシアの侵攻にどう対応したか ウクライナ戦争に伴う経済制裁 ウクライナ危機で激変する国際エネルギー情勢 日本、中ロとの2正面対立の時代に ウクライナ戦争と核問題 ウクライナ戦争と中ロ関係、中台関係 ロシアのウクライナ軍事侵略と国際秩序

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No.60
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1933年スターリンの飢饉テロにより餓死者700万人以上を出したウクライナを襲った20世紀最大の悲劇を描いた迫真の記録。 餓死者700万人以上、1933年のヨーロッパ穀倉地帯、ウクライナを襲った20世紀最大の悲劇。スターリンの飢饉テロや富農迫害、農業集団化などの惨状を明らかにした貴重な研究書。飢餓地獄をつぶさに描いた迫真のドキュ… 20世紀に出現した共産主義国家は、必ず無辜の自国民を大量に餓死させ続けた。飢餓が支配の手段だったからである。ソ連邦に組み込まれていたヨーロッパの穀倉地帯ウクライナでは、1932〜33年に餓死者700万人以上、全人口の約20%がスターリンの犠牲となった。 2022年2月24日、プーチンのロシアは隣国ウクライナに侵攻した。実にロシアが、手段を選ばぬソ連邦の正統的後継国家たることを証明する蛮行であった。本書は、そのロシア的蛮行の原型である「大飢饉」の衝撃の記録である。 まえがき 序文 第1部 主役たち ─党、農民、国家  第1章 農民と党   農民の伝統 農奴解放後 農民の副業 農民の暴動 ロシア農業の後進性   ロシア農民論 マルクス主義者の農民観  第2章 ウクライナ国家とレーニン主義   ウクライナの独立問題 ウクライナの歴史 ウクライナのロシア化 国家と民族問題   ウクライナ中央ラーダとボリシェヴィキ ゲートマン政権とウクライナ共産党   ディレクトリヤ政府と第二ソヴィエト政府 ウクライナのボリシェヴィズム   ウクライナ語の問題 ウクライナの「独立」  第3章 革命、農民戦争、飢饉 1917年〜1921年   農村共同体の復活 農村における階級闘争 農民からの食糧徴発 農民戦争   農民戦争の死亡者数 ロシア社会の崩壊 一九二一年の大飢饉  第4章 閉塞期 1921年〜1927年   ネップ(新経済政策) 民族問題の譲歩 スターリンの権力闘争と農民問題   経済回復の曙光 共産党の敵たち 村ソヴィエト 「富農」についての定義   「貧農」と「中農」についての定義 階層区分の困難 右派と左派   ウクライナ内部の抗争 不安定な政府 第2部 農民蹂躙  第5章 激突の年 1928年〜1929年   1928年の穀物危機 右派の敗北 ウラル・シベリア方式 シャーフトィ裁判   農民の階級闘争 第一次五カ年計画をめぐって 富農迫害の始まり 富農の抵抗   農村における党の活動 一九二九年 ─穀物不足 集団化の計画   トーズ(土地共同耕作組合) コルホーズ幻想 進まぬ集団化   1929年の混迷 要約  第6章 「富農」の運命   「富農階級」は存在しなかった 「階級の敵」を必要とした共産党   富農の分類とその処分 都市への富農の流入 犠牲になった「富農」の数   富農は虫けらのように抹殺されていった 富農の家族たち 強制移住の実態   生残れなかった人々  第7章  急激な集団化とその失敗。1930年1月〜3月   農業の集団化 農民の反乱 家畜の大量殺処分  第8章 自由農民の最後 1930年〜1932年   農家隣接地 コルホーズを離脱する農民 工業化と「国内旅券制」   工業化と資金調達 コルホーズの窮状 コルホーズ︱穀物徴発のシステム   「労働日」 国営農場(ソフホーズ) 馬とトラクター   機械トラクター・ステーション(MTS)   コルホーズの役割─消された経済学者たち 過大な予測と統計のウソ  第9章 中央アジアとカザフ人の悲劇   中央アジアにおける家畜と人口の減少 遊牧から農業への転換の困難   カザフ社会の「富農」撲滅 農業集団化とレジスタンス 人災の原因   放浪のカザフ人 少数民族の飢餓と逃亡  第10章 教会と民衆   無神論と農民 党の宗教政策 反宗教運動の強化 司祭への迫害   教会破壊と農民の抵抗 聖鐘とイコン キリスト教文化の破壊 福音派教会など   ウクライナ独立正教会とカトリック東方帰一教会 第3部 飢饉テロ  第11章 ウクライナへの猛攻 1930年〜1932年   知識人への迫害 第二の標的─農民 ウクライナ共産党の苦悶 餓死の始まり  第12章  飢饉の猛威   小麦を盗んで銃殺に 善意の人々 誠実なコルホーズ議長たち 活動分子と作業班   飽食の人々 蛮行にたいするショーロホフの批判とスターリンの反論   飢えを救うのは感傷的行為だ ─レーニン 農民の暴動   村をでた人々と「外国人専用店」 計画未達の村への制裁 割当てを達成しても有罪   ウクライナ共産党への批判 コシオールの見解 解任と銃刑   餓死する人々 ─1933年 生きた農婦にウジ虫が 飢饉による死亡率 飢餓の症状   人肉食い スターリニズムの病理 ─欺瞞  第13章  荒廃したウクライナ国土   雑草だらけの畑 救援対策 無責任なモスクワ指導部 駅で腐らせた穀物   ウクライナ民族主義への弾圧 ウクライナ知識人にたいする粛清 ─1933年   全滅のウクライナ ジェノサイド  第14章 クゥバーニ川、ドン川、ヴォルガ川   コサックの伝統 B・シェボルダーエフの闘い コサック村の潰滅   クゥバーニ川流域のウクライナ文化掃討 死の北カフカース   ヴォルガ・ドイツ自治共和国の惨状  第15章 子供たち   生存者のトラウマ 餓死する子供たち 母の涙と子供の生き方 浮浪児たち   子供の労働収容所と孤児院の実態 国家の犬にされた子供たち   子供の犠牲者 ─400万人  第16章 死亡者数   人口問題 飢饉による死亡者の数 いろいろな数字 飢饉以外の死 結論  第17章 西ヨーロッパの記録   スターリン ─欺瞞の手法 真実は隠せない 騙された人々 ウエッブ夫妻の大過   「最大の嘘つき」 ─W・デュランティ 欺瞞に荷担した人々  第18章 責任問題   政府の公式見解 スターリンの態度 飢饉の標的 ─ウクライナ   マルクス主義の責任 総括 エピローグ ─その後の推移  「勝利者の大会」 農村での粛清 ウクライナの解体 ウクライナの抵抗   その後のウクライナ政策 コルホーズ農業の失敗 大戦後の実績   ルィセーンコと「社会主義的労働の英雄」 その後のコルホーズ 官僚の非人間化   共産主義思想と大量殺戮 秘密主義 訳者あとがき 原  注 文献目録

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No.62
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ウクライナの地政学 (文庫クセジュ)

エマニュエル・アルマンドン
白水社
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No.63
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戦争報道はどうあるべきか。ウクライナ戦争が浮き彫りにした日本の国際報道が抱える構造的欠陥を指摘し、そのあるべき姿を提示する。 メディアはウクライナ戦争の非情な現実とその背景を伝え切れたか。日本の国際報道が抱える構造的欠陥を指摘し、激変する世界において果たすべき役割を考える。 メディアはウクライナ戦争の非情な現実とその背景を伝え切れたか。日本の国際報道が抱える構造的欠陥を指摘し、激変する世界において果たすべき役割を考える。 二〇二二年二月、ロシアのウクライナ侵攻によって世界は予測不能な激動の時代へと突入した。だがこの戦争の苛烈きわまる現実やその背景を、日本のメディアは的確に伝えられただろうか。「なぜこんな事態が起きたのか」という人々の切実な問いに向き合えただろうか。長年、国際報道の理想と現実の間で格闘してきた第一人者が、ウクライナ戦争によって浮き彫りになった日本メディアが抱えるジレンマを指摘するとともに、激変する世界を前に国際報道が果たすべき役割を考える。

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No.64
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プーチン勝利で訪れる戦慄のディストピア "プーチンの戦争"の本質は「永遠の政治」と「帝国主義」 脱グローバリゼーションで世界経済は「ブロック化」される 「世界の平和」はロシアが民主化されない限り訪れない この戦争は衰退する民主主義の存亡を賭けた戦いである 核武装ではなく米軍の駐留が「核の傘」を確実なものにする ロシアには触れてほしくない「隠された真実」がある

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No.65
57

ウクライナ戦争下の子どもたちの危機 子どもたちが見たウクライナ戦争 生活の現実に向き合い、心の安心と平和を育てあう ぼくも、わたしも、平和な社会で生きたい 戦争はやめて!

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