【2024年】「冷戦」のおすすめ 本 153選!人気ランキング
- ヨーロッパに架ける橋――東西冷戦とドイツ外交 上
- KGBの男-冷戦史上最大の二重スパイ (単行本)
- ヨーロッパに架ける橋――東西冷戦とドイツ外交 下
- グローバル冷戦史―第三世界への介入と現代世界の形成―
- グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀 (シリーズ アメリカ合衆国史)
- 反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー
- 詳説世界史研究
- 地図とタイムラインで読む第2次世界大戦全史
- 米中冷戦がもたらす経営の新常識15選
- 東西冷戦と代理戦争
脱植民地化による第三世界の台頭は、超大国の命運をどのようにかえていったのか? 冷戦の主要舞台であった第三世界諸国の苦闘と戦略的対応を縦横に叙述、超大国の蹉跌の真の原因を描き出す。第三世界から見た冷戦史の新たな全体像を示し、現代世界の諸問題の起源をも捉えた注目作。 日本語版のための序章 概念と定義 グローバルな冷戦における日本の役割 本書の議論と構成 第1章 自由の帝国 —— アメリカのイデオロギーと対外的介入 「いかなる闘争においても」 「外来者」と反共産主義 ヨーロッパを超えて 「ひとつの市場としての世界」 近代化、技術そしてアメリカのグローバリズム 第2章 公正の帝国 —— ソ連のイデオロギーと対外的介入 ロシア帝国とロシア革命 コミンテルンと第三世界 決定的介入 —— イラン、中国、朝鮮 ソ連による第三世界の再発見(1955-60年) 第3章 革命家たち —— 反植民地の政治とその変容 植民地主義とその影響 反植民地革命 新国家の創造 バンドンと非同盟運動 第4章 「第三世界」の形成 —— 革命に直面するアメリカ アメリカと脱植民地化に伴う最初の危機 イラン、スエズ、そしてアメリカの新たな役割 アメリカとアフリカの脱植民地化 ラテンアメリカ —— サンディーノからカストロへ 第三世界と冷戦の経済システム 第5章 キューバとベトナムの挑戦 中ソ対立と第三世界 革命の実例としてのキューバ ベトナムと東南アジア 冷戦と超大国のデタント 第6章 脱植民地化の危機 —— 南部アフリカ 南部アフリカの解放と超大国の冷戦 ポルトガル帝国の崩壊 アンゴラ内戦 アフリカにおける冷戦と超大国間デタントの後退 第7章 社会主義の可能性 —— エチオピアとアフリカの角 エチオピア革命と対抗勢力 ソ連=エチオピア同盟の出現 オガデン戦争 ソ連の介入主義とデタントの崩壊 第8章 イスラーム主義の反抗 —— イランとアフガニスタン イラン革命と冷戦 ソ連とアフガニスタン革命 内戦とアフガニスタン共産主義の分裂 ソ連の介入の決定 イスラーム主義者の対応 第9章 1980年代 —— レーガンの攻勢 第三世界の分解とレーガンの攻勢の起源 ニカラグアの戦争 アフガニスタンの戦争 アメリカとジハード 援助、貿易そしてイデオロギー 第10章 ゴルバチョフの撤退と冷戦の終焉 ゴルバチョフの攻勢 アフガニスタンからの脱出 ソ連撤退の原因 「第三世界」の終焉 終 章 革命、介入、大国崩壊
さまざまな局面で世界の歴史に多大な影響を与えてきたロシア。現代史を振り返ってみても、ロシア革命、ソ連崩壊、ともに20世紀最大級の「世界を揺るがした」歴史的大事件であった。本書はグローバルに影響を与え続けるロシアの歴史をわかりやすく紹介する。 はじめに 第Ⅰ部 ルーシからロシアへ 1 キエフ・ルーシの時代――国家の建設と諸公の分立 2 タタールのくびき――異民族支配のもとで 3 モスコーヴィア(モスクワ大公国)の台頭――第三のローマの誕生 4 大荒廃と動乱(スムータ)の時代――リューリク朝からロマノフ朝へ 5 ニーコンと古儀式派――17世紀の教会分裂 6 ウクライナ問題――もうひとつのルーシ 第Ⅱ部 ロシア帝国の時代 7 ツァーリと女帝――ピョートル改革に起因する女帝の誕生 8 ロシア帝国の領土拡張――多面的帝国の実相 9 コサック――ロシア帝国の尖兵 10 「大改革」の時代――西欧化と帝国の拡張 11 自由主義の時代――10月17日詔書への道 12 ユダヤ人問題――ロシアとユダヤの複雑な関係 13 19世紀の日露関係――通商関係樹立交渉から国境画定交渉へ 14 日露戦争と日露関係――敵国から同盟国へ 15 20世紀のロシア――帝国崩壊からソヴィエト体制へ 16 ベルジャーエフの時代――精神的転換と新たな世界観の探求 第Ⅲ部 ソ連邦の時代――「ユートピアの逆説」 17 レーニン――後進ロシアを社会主義の道へ [コラム1]ロシア革命と古儀式派 18 戦時共産主義とユートピア――新しい人間の創造 19 共産党の支配――「党=国家体制」の成立と党内政治 20 ネップの農村――農民との「結合」の試みとその破綻 21 笑顔のプロパガンダ――1930年代の政治・文化 [コラム2]ハリウッドとコルホーズ――「楽しい生活」の映画プロパガンダ 22 飢饉とテロル――1930年代の悲劇 23 スターリン――20世紀が生んだ独裁者 24 大祖国戦争――偉大なる戦勝体験 25 米ソ冷戦と抑留問題――ソ連による捕虜の「ソヴィエト化」と米占領軍の「防衛網」 26 冷戦とソ連の核開発――米国製原爆のコピーから独自体制の構築へ 27 ソヴィエト農業の悲劇と勝利――最後の緊張の年1945~1970年 第Ⅳ部 変容するソ連――「危機の30年」 28 フルシチョフ改革――非スターリン化から共産主義建設へ 29 冷戦と米ソ関係――対立と協調の二重螺旋 30 日ソ交渉と日ソ関係――北方領土交渉の原点・共同宣言 31 ソ連と中国――同盟、対抗、そして戦略的パートナーシップへ 32 待ちの政治家ブレジネフ――「停滞の時代」と米ソデタントが象徴 33 デタントとエネルギー――エネルギー大国への道 [コラム3]デタント時代における日ソエネルギー協力について 34 ブレジネフ時代の社会――安定と停滞 35 ゴルバチョフ――冷戦を終わらせた男 36 世界を変えた「新思考外交」――冷戦の終結をもたらすが、残された課題も多く [コラム4]「新思考」と北方領土――逃した接近の機会 37 ペレストロイカと民族問題――立て直し/改革/崩壊 38 国民の総意に基づかないソ連解体――主因はペレストロイカとレーガンの対ソ戦略 第Ⅴ部 よみがえるロシア 39 エリツィンとその時代――苦難に満ちた体制転換 40 ウクライナとロシア――ウクライナの対ロ姿勢と内政 41 ロシア連邦の民族問題――進行する二つのナショナリズム 42 よみがえる宗教――民族的伝統としての正教と正教民族としての記憶 43 経済体制の転換――石油・ガスに依存する粗野な資本主義の実現 44 農業・農村問題――生産の集中化と農村の過疎化の進行 45 プーチン――無名の治安幹部から世界レベルの大統領へ 46 オリガルヒ――国有エネルギー資産の民営化で生まれた寡占資本家 47 プーチン外交――欧米との「協調」から「対立」へ 48 ロシア独自の安全保障観――影響圏的発想と過剰な国防意識 49 ロシアと未承認国家問題――ロシアの近い外国に対する重要な外交カード 50 日ロ関係――ペレストロイカから21世紀へ ロシアに未来はあるか――おわりにかえて 参考文献 ロシアの歴史を学ぶためのブックガイド ロシアの歴史を知るための50章関連年表
時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 オリジナルな視点でまとめた特集も多数掲載。 時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 オリジナルな視点でまとめた特集も多数掲載。
国際政治学を専攻する3人の著者が,各人の得意分野を生かし,総花的であるよりも深く掘り下げようと心がけて書き上げた教科書。 国際政治を歴史的観点からとらえる,社会科学としての国際政治学を基本的研究手法とする,理論的枠組みをふまえつつ国際政治の諸側面について実証分析を行う,という著者3人が,各人の得意分野を生かし,総花的であるよりも深く掘り下げようと心がけた教科書。 序 章 分析枠組みとしての国際政治学 第1章 国際政治学の見取り図 第2章 国際政治の歴史的視角 第3章 対外政策の選択 第4章 国際秩序 第5章 安全保障 第6章 国際政治経済 第7章 越境的世界 引用文献 事項索引 人名索引
主権国家体系の成立と展開に着目し歴史的な観点から国際政治の歩みを辿る。宗教改革からトランプ大統領の誕生までをこの一冊で。 現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。 序 章 なぜ国際政治史を学ぶのか 第1部 主権国家体系の誕生と展開 第1章 近代主権国家体系の生成 第2章 勢力均衡とナショナリズム 第3章 帝国主義の時代 第2部 2度の世界大戦 第4章 第一次世界大戦の衝撃 第5章 第一次世界大戦後の国際秩序 第6章 国際秩序の崩壊 第3部 冷 戦 第7章 冷戦の起源と分断体制の形成 第8章 グローバル化する冷戦 第9章 冷戦体制の変容 第10章 冷戦終結への道 第4部 主権国家体系を超えて 第11章 湾岸戦争とソ連解体 第12章 EUの誕生と深化・拡大 第13章 冷戦後の地域紛争・民族紛争 第14章 新興国の台頭 第15章 21世紀の国際政治
待望の「現代史」決定版。戦争、経済構造、宗教、地政学…「世界のシステム」がわかる。人類史を一望する大人気シリーズついに完結! 待望の「現代史」決定版! 戦争、経済構造、宗教、地政学……「世界のシステム」がわかる。ビジネス教養に効く、人類史を一望する大人気シリーズ、ついに完結! 欧州二国間の事件が深刻化した第一次世界大戦では、四つの帝国が崩壊した。 その戦後処理の因果から、人類史上最悪の第二次世界大戦が勃発。 軍事力、経済力、生産力をぶつけ合う総力戦で疲弊した世界は冷戦へ突入。 核の抑止力が秩序を保ち、オイルショックを経て、自由主義の勝利に終わる。 かつてない繁栄を謳歌する一方、気候変動の危機、世界のシステムの綻びといった 難題の中、人類は歴史から何を学び、どんな未来を創造するのか。 第十三章 第五千年紀後半の世界、その5 二〇世紀の世界(一九〇一年から二〇〇〇年まで) (1) 第一次世界大戦 日英同盟と日露戦争/日露戦争の幕引きと日比谷焼き討ち事件/ 英仏協商及び英露協商から三国協商へ/アジアの動き 第一次世界大戦が始まる/ロシア革命/第一次世界大戦の結末 (2) 戦間期 ヴェルサイユ体制の問題点/ワシントン会議/つかのまの平和 日本の満洲侵略(柳条湖事件)から五・一五事件まで/ヒトラーの権力掌握 第三帝国の誕生/二・二六事件/西安事件から日中戦争へ/ミュンヘン会談 (3) 第二次世界大戦 第二次世界大戦勃発へ/日本がアジア・太平洋戦争を始める アメリカの国力が世界大戦の帰趨を決めた/イタリアはドイツに宣戦布告 ドイツ・日本の降伏で第二次世界大戦は終結 (4) 冷戦の時代 第二次世界大戦直後の東アジア 早くも激化する東西対立、チャーチルの「鉄のカーテン」演説 マーシャル・プランとコミンフォルム/ソ連のベルリン封鎖と第一次中東戦争 ソ連の原爆実験と中華人民共和国の成立/朝鮮戦争と日本の復帰 アメリカの水爆実験と第三世界の台頭 アジア・アフリカ会議の開催とフルシチョフのスターリン批判 スエズ運河の国有化とハンガリー動乱/スプートニク一号の打ち上げに成功 ド・ゴールがフランス大統領に就任(第五共和政)、ピッグス湾事件 ソ連のロケットが月面到達、フルシチョフは得意の絶頂へ 戦後の世界秩序が固まった一九六〇年 ケネディの登場、ガガーリン宇宙へ、ベルリンの壁 キューバ危機、アデナウアーとド・ゴールの見識、部分的核実験禁止条約 ベトナム戦争/日韓基本条約と文化大革命 ベトナム戦争の泥沼化、人心が荒れていくアメリカ 第三次中東戦争、日本の名目GDPが世界第二位に 中ソの武力衝突、ブラントの東方外交/米中の関係正常化とキッシンジャーの中国訪問 ウォーターゲート事件からベトナム戦争終結へ ピノチェトのクーデター、第四次中東戦争とオイルショック 東西ドイツ基本条約、G7サミット/鄧小平体制、日中国交正常化 サーダートによるイスラエルとの和平 中国の先富論、イラン革命、ソ連のアフガニスタン侵攻 ユーゴスラビア内戦とイラン・イラク戦争/鄧小平はキングメーカーに ゴルバチョフの登場、プラザ合意/冷戦の終結(マルタ会談) ソ連の崩壊と消滅、湾岸戦争/冷戦勝利宣言と地球サミット (5) 新しい動き オスロ合意/ソマリアの内戦、フォチャの虐殺、ルワンダ大虐殺、アメリカはベトナムと国交回復 上海協力機構、アジア通貨危機、京都議定書/EUがユーロ導入 二〇世紀の後半は冷戦の時代だった。その後に平和の配当が生まれた 終 章 第六千年紀の世界(二〇〇一年から二〇五〇年の世界) どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀 アメリカの同時多発テロ事件(9・11)/リーマン・ショック アラブの春/世界は確実に良くなっている/二〇五〇年の世界
交戦国の外交戦略と経済情勢、技術革新の実態のみならず銃後の世論の変遷も詳説した、イギリスの代表的研究者による定評ある入門書。 交戦国の外交戦略と経済情勢、技術革新の実態のみならず銃後の世論・国民感情の変遷も詳説した、イギリスの代表的研究者による定評ある入門書。 地球上のあらゆる海で戦われ、すべての大陸の国家が参戦した未曾有の世界戦争は、一部の都市生活者の熱狂と、大多数の人びとの黙認のもとで始まった。イギリスの代表的研究者が平易な言葉で「人びとが戦争をする理由」に迫った定評ある入門書。各国の外交戦略と経済情勢、技術革新の実態のみならず銃後の世論・国民感情の変遷も詳説し、欧州の一地域紛争が世界を戦火に巻きこんでいく過程を描く。 第1章 一九一四年のヨーロッパ 第2章 戦争勃発 第3章 一九一四年──緒戦 第4章 一九一五年──戦争継続 第5章 一九一六年──消耗戦 第6章 アメリカ参戦 第7章 一九一七年──危機の年 第8章 一九一八年──決着の年 第9章 講和 訳註 訳者あとがき 地図 付録 I ウィルソン大統領の平和原則14カ条 付録 II 戦争の被害 読書案内 索引
主体・地域・新領域 国際連合 地域集団防衛から安全保障グローバル・ガバナンスへ BRICSと国際金融ガバナンス NGOと子ども人権ガバナンス イスラーム世界のグローバル・ガバナンス グローバル・ガバナンスにおけるEUと国連 ASEANと国連 国連とOSCEの東部欧州ガバナンス 人の移動をめぐるガバナンス グローバル・エイズ・ガバナンスとアフリカ サイバーセキュリティ テロリズムの原因と対策 地球を覆い尽くすガバナンス体系
国際関係論の理論を用いて,国際社会の現実のとらえ方を解説するテキスト。事例のアップデートを図り,新版化した。 国際関係論の理論を用いて,国際社会における現実のとらえ方を解説する好評テキストを,事例のアップデートを図り,新版化した。第Ⅰ部では,国際関係の主要な理論を整理し,わかりやすく説明を行い,第Ⅱ部では,具体的事例を理論に基づいて分析・解説する。 序 章 世界を分析する四つの見方 第Ⅰ部 国際関係の見方 第1章 リアリズム 第2章 リベラリズム 第Ⅱ部 国際社会のすがた 第3章 安全保障 第4章 国際経済関係 第5章 地球環境 第6章 人 権 終 章 世界のゆくえと理論的な見方
反日への決定的転換をもたらした世紀の失政の原因を詳細な実証により解明、満州問題、加藤高明の外交構想、世論、第一次世界大戦などを手がかりに、謎の多い外交交渉の全貌をバランスよく描き出す。今日の日中関係、東アジア国際関係をも展望してその大きな影響を捉えた必読の成果。 序 章 満州問題 —— 二十一ヵ条要求の起源 第Ⅰ部 二十一ヵ条要求はなぜ提出されたのか 第1章 二十一ヵ条要求提出の背景 1 日清・日露戦争期 2 韓国併合期 3 辛亥革命期 第2章 参戦外交再考 1 第二次大隈重信内閣の成立 2 第一次世界大戦の勃発と日本の参戦 第3章 参戦をめぐる世論と国内政治 1 世論の構図 2 権益拡張熱の高まり 3 経済界の第一次世界大戦観 第4章 二十一ヵ条要求の策定過程 1 政府内部の検討過程 2 対外硬派の圧力 3 要求の確定 第Ⅱ部 二十一ヵ条要求の提出とその波紋 第5章 二十一ヵ条要求をめぐる外交交渉 1 交渉の開始 2 交渉の難航と妥結 第6章 二十一ヵ条要求と国内政治 1 大隈重信首相・同志会と二十一ヵ条要求 2 原敬・政友会と二十一ヵ条要求 第7章 二十一ヵ条要求と世論 1 経済雑誌の二十一ヵ条要求評価 2 高橋義雄の二十一ヵ条要求評価 終 章 二十一ヵ条要求とは何だったのか 付録1 二十一ヵ条要求 付録2 二十一ヵ条要求変遷一覧表 付録3 二十一ヵ条要求関係年表 付録4 加藤高明講演 「大正四年に於ける日支交渉の顚末」
トランプ現象とはなにか。知られざるアメリカ保守思想と右派政治運動の展開をたどり、危険な反動思想につながる本質を明らかにする。 トランプ現象とはなにか。ラッセル・カークらから始まる知られざるアメリカ保守思想とニクソン、ニューライトなど右派政治運動の展開をたどり、危険な反動思想につながる本質を明らかにする。 2016年アメリカ大統領選を席巻するトランプ現象。 疲弊し没落しつつある中流層、とりわけ貧困層に落ちる不安を抱えた中流層下半分の白人の不満と怒り、絶望がトランプ支持に結びついたことはいかなる未来を暗示しているのか? 1950年代、すなわち公民権法以前のアメリカへのノスタルジーを喚起するトランプはいかなる思想に支えられているのか? 第二次大戦後、ラッセル・カーク、ノーマン・ポドレッツらから始まり、ネオコン第2世代にいたる複雑な近代的なアメリカ保守思想の潮流と、思想が政治運動にいかに結びついてきたのか、ニクソンの南部戦略やニューライトの運動、レーガン政権へ向けた保守の大連合など現代アメリカ政治史の流れをたどり、トランプ現象の本質を本格的に捉え直す。 単なるポピュリズムではない、反動思想としてのトランプ現象を暴く。 第1章 壊れゆくアメリカ 1 トランプ現象があぶりだすもの PCなんてクソくらえ! 政策からみたトランプの実像 トランプを支持する心理 2 トランプはいかにして指名を獲得したのか 二〇一六年大統領選挙まで そしてレースが始まった 予備選挙での戦術 指名獲得 3 いま、アメリカに何が起きているのか 「アメリカ」が壊れてゆく 追い込まれる中産階級 クリントン政権と金融バブル ニューライトからはじまる保守派政治運動 繰り返される信仰復活運動 トランプ現象とニューライト アメリカ政治の三十年サイクル 第2章 トランプという男 生い立ち 不動産王トランプへ 四度の破産 トランプの家族 第3章 トランプの反動思想 1 保守派の願望 一九五〇年代へのノスタルジー 保守思想の原点 ニクソンの南部戦略 一九六四年のゴールドウォーター ネオコンの登場 レーガン政権の保守大連合 2 再び混迷する保守思想 内を向いたアメリカ 新世代ネオコンと九・一一 3 トランピズムに流れ込む反動思想 ブキャナンをなぞるトランプ トランプが揺り起こしているのは何か あとがき
ロシアの歴史のうち、古代ヨーロッパ東方平原の東スラヴ族が現れ、古代国家の成立と公国の分裂、遊牧民族の支配を経て、再び自由を取り戻し皇帝による統一国家の形成を見るまで描く。さらに、身分制の矛盾は農奴制廃止への機運を生んでいく流れを記述する。 まえがき 【ロシアの歴史 古代から16世紀末まで 6年生】 序文 第1章 古代ルーシ 1.東スラヴ族 2.東スラヴ族の隣人 3.古代ロシア国家の形成 4.キエフの最初の諸侯 5.ウラジーミル・スヴャトスラヴィチ公――キリスト教の受容 6.古代ロシア国家の最盛期――賢公・ヤロスラフ公時代 7.古代ルーシの文化 8.古代ルーシの日常生活と慣習 第2章 ルーシにおける政治的分裂 9.古代ロシア国家の分裂の始まり 10-11.ルーシの主要な政治的中心地 12.東方からの襲来 13.西方の侵略者とロシアの戦い 14.ロシアとキプチャク・ハン国(金帳汗国) 15.ロシアとリトアニア 16.12~13世紀のロシア文化 第3章 モスクワ・ルーシ 17.「ルーシの地」統合の前提諸条件。モスクワ公国の興隆 18.オルダ支配(モンゴル・タタールのくびき)との闘争の要――モスクワ・クリコヴォの戦い 19.14世紀末~15世紀中ごろにおけるモスクワ公国とその隣国 20.統一ロシア国家の設立とオルダ支配(モンゴル・タタールのくびき)の終結 21.15世紀末~16世紀初頭におけるモスクワ国家 22.15世紀末~16世紀初頭の教会と国家 23.選抜会議の改革 24.イヴァン4世の対外政策 25.オプリチニナ 26.14~16世紀における教育、口承民族文芸、文学 27.14~16世紀の建築と絵画 28.15~16世紀の生活 まとめ 年表 【ロシアの歴史 16世紀末から18世紀まで 7年生】 第1章 16世紀から17世紀までのロシア267 1.ボリス・ゴドゥノフの内政と外交 2.動乱(スムータ) 3.スムータ時代の終焉 第2章 17世紀のロシア 4.経済における新しい現象 5.ロシア社会の主要な階級制度 6.国内の政治的発展 7.権力と教会。教会分離派 8.国民運動 9.外交 10.17世紀における教育と文化 11.階級ごとの生活。習慣と道徳 第3章 ピョートル時代のロシア366 12.ピョートルの改革の前提条件 13.ピョートル1世。世紀の狭間にあるロシア 14.北方戦争 15.ピョートル1世の改革 16.18世紀最初の四半世紀におけるロシアの経済 17.18世紀最初の四半世紀の国民の動き 18-19.18世紀最初の四半世紀の文化と生活の変化 第4章 1725~1762年のロシア 20-21.宮廷クーデター 22.1725~1762年の国内政治 23.1725~1762年のロシア外交 第5章 1762~1801年のロシア 24.エカチェリーナ2世の国内政治 25.E・I・プガチョフの農民戦争 26.18世紀後半ロシアの経済発展 27-28.エカチェリーナ2世の外交政策 29.パーヴェル1世のロシア 30.科学と教育 31-32.芸術文化 33.生活と習慣 まとめ 年表 【ロシアの歴史 19世紀 8年生】 序文 第1章 19世紀前半のロシア 1.1801~1806年のアレクサンドル1世の内政 2.1801~1812年の外交政策 3.M・M・スペランスキーの改革事業 4.1812年 祖国戦争 5.ロシア軍の国外進軍。1813~1825年の外交政策 6.1815~1825年のアレクサンドル1世の内政 7.1812年の祖国戦争後の社会経済の発展 8.アレクサンドル1世時代の社会運動 9.1825年の王朝の危機。デカブリストの乱 10.ニコライ1世の内政 11.1820~1850年代における社会経済発展 12.1826~1849年代のニコライ1世の外交 13.ニコライ1世の治世における社会運動 14.1853~1856年のクリミア戦争。セヴァストーポリの防衛 15.教育と学問 16.ロシアの最初の発見者と探検家 17.芸術文化 18.生活様式と慣習 年表
戦争の行方は、読者諸君に託されたーー。第二次世界大戦の8つの重大局面を舞台に、読者自身の選択で読み進める、刺激的なIF戦記! 戦争の行方は、読者諸君に託されたーー。第二次世界大戦の8つの重大局面を舞台に、様々な情報を検証しながら、読者自身の選択によって歴史が変わる、まったく新しいIF戦記!
本書は、農奴制廃止前夜から、幾多の曲折を経てそれを達成し、次第に民衆の声が重きをなしていく19世紀後半から始まる。その流れのなかでついに20世紀人類に大きな影響を及ぼしたロシア革命と社会主義国家ソ連の成立とその崩壊までを描く。 【ロシアの歴史 19世紀 8年生】 第2章 19世紀後半のロシア 19.農奴制廃止の前夜 20.1861年の農奴解放 21-22.1860~1870年代の自由主義的改革 23.農奴制廃止後の社会・経済の発展 24.社会運動 自由主義者と保守主義者 25.革命的ナロードニキ運動の発生とその思想 26.1860年代後半~1880年代初期の革命的ナロードニキの運動 27.アレクサンドル2世の外交政策 28.ロシア-トルコ(露土)戦争(1877~1878年) 29-30.アレクサンドル3世の国内政策 31.アレクサンドル3世治世時代の経済発展 32-33.主要な社会層の状態 34.1880~1890年代の社会運動 35.アレクサンドル3世の外交政策 36.教育と科学 37.文学及び美術 38.建築、音楽、演劇、工芸 39.生活様式――都市と農村の新しい生活の特徴 まとめ 年表 【ロシアの歴史 20世紀から21世紀初頭 9年生】 第1章 19世紀と20世紀の境期におけるロシア 1.19世紀末~20世紀初頭、国家とロシア社会 2.ロシアの経済発展 3.1894~1904年におけるロシアの社会・政治発展 4.対外政策 ロ日戦争、1904~1905年 5.第1次ロシア革命 政治体制の改革 6.経済改革 7.1907~1914年 政治活動 8.銀の時代の精神的活動 9.第1次世界大戦におけるロシア まとめ 第2章 大ロシア革命 1917~1921年 10.君主制の転覆 11.ロシア、1917年春から夏にかけて 12.10月革命 13.ソヴィエト国家体制の形成 14.内戦の始まり 15.内戦の戦線にて 16.赤色と白色の経済政策 17.1920年代初めの経済と政治危機 まとめ 第3章 新たな社会の建設へ向かうソ連 18.新経済政策(ネップ)への移行 19.ソヴィエト社会主義共和国連邦の形成 20.1920年代の国際情勢と対外政策 21.1920年代の政治の発展 22.1920年代のソ連の精神的活動 23.社会主義的工業化 24.農業の集団化 25.1930年代のソ連の政治システム 26.1930年代のソ連の精神的活動 27.1930年代ソ連の対外政策 まとめ 第4章 大祖国戦争(1941~1945年) 28.大祖国戦争前夜のソ連 29.大祖国戦争の始まり 30.1942年ドイツ軍の攻撃と転機の前提条件 31.大祖国戦争における銃後 32.大祖国戦争の根本的転機 33.ドイツ・ファシズムとの闘いにおけるソ連の諸民族 34.第2次世界大戦の最終段階におけるソ連 第5章 1945~1953年のソ連 35 経済復興 36.政治的発展 37.イデオロギーと文化 38.外交政策 第6章 1953~1960年代中期のソ連 39.政治システムの変化 40.ソ連の経済(1953~1964年) 41.精神活動における「雪どけ」 42.平和共存政策――その成功と矛盾 第7章 1960年代中期~1980年代中期のソ連583 43.政治体制の保守化 44.「発達した社会主義」経済 45.1960年代中期~1980年代中期の社会生活 46.緊張緩和政策――その希望と結果 第8章 ソ連におけるペレストロイカ(1985~1991年) 47.政治システムの改革――その目的、段階、結果 48.1985~1991年の経済改革 49.グラスノスチ政策 プラス面とマイナス面 50.新思考の弁証法 第9章 20世紀末~21世紀初頭のロシア 51.市場経済へ移行するロシア経済 52.政治活動――民主主義社会と法治国家へ向かうロシア 53.ロシアの精神的活動 54.新生ロシア連邦の建設 55.地政学的状況とロシアの外交政策 56.21世紀直前のロシア 年表
センセイの最期 西日の渡り廊下で 想像力は無限だ 歌の時間 先生がくれた、光 先生は…… 大切な「症状」 手紙 柔道とは? 中学・高校生に願うこと 巨大な疑問符を与えてくれた 実はすごい、日本の教育 「抗う」こと 学びの同志おっちゃん 八〇歳を超えた中学生 紅茶の味 ことばの裏にある子どもの声を聴く 「消費者的感覚」に立ち向かう 作る、壊す、作る 人生最初の「先生!」は…… 逃げろ、逃げろ! 先生と子どもの関係 色えんぴつ 詩が開いた心の扉 自分の物差し とらわれちゃだめだ 学問を武器にして生徒とわかりあう
増刷決定! 新装完全版の登場! “リアル・ポリティクス、攻撃的現実主義の教科書" 「ウクライナ紛争の責任はアメリカが持たなければならない! 」 国際政治学の第一人者による、意見表明(YouTube)に世界が驚いた。 今、最も注目すべきミアシャイマー(シカゴ大学終身教授)の主著。 原著オリジナル版に書き下ろし「日本語版に寄せて」を加え、 「中国は平和的に台頭できるか?」の章を収載。 訳者奥山真司による解説、注釈も充実。 米中の衝突を確実視し、世界各国の外交戦略を揺るがす、“攻撃的現実主義(オフェンシヴ・リアリズム)"とは!? 過去200年間の世界史的事実の検証から、きわめて明晰、冷徹、論理的に国際システムの構造を分析、北東アジアの危機と日本の運命も的確に予測する。 ミアシャイマーによる北東アジアの将来の見通しはあまり華やかなものではなく、むしろ彼自身が認めているように「悲劇的」なのだ。そしてこの「悲劇」は、モーゲンソーの言うような「人間の愚かさ」にあるのではなく、国際社会(国際システム)の構造による、人間の意志ではコントロールできないところで引き起こされるものだ。......本書のタイトルが『大国政治の“悲劇"』である理由は、まさにここにある。(「訳者解説」より) 《内容紹介》 ■改訂版のまえがき / 日本語版に寄せて ■はじめに ■第1章〈イントロダクション〉 (オフェンシヴ・リアリズム(攻撃的現実主義) / リベラリズム 対 リアリズム / リベラルなアメリカにおける権力政治(パワー・ポリティクス)) ■第2章〈アナーキーとパワーをめぐる争い〉 (国家はなぜパワーを求めるのか / 覇権の限界 / パワーと恐怖 / 国家目標の優先順位 / 世界秩序の創造 / 国家間の協力) ■第3章〈富とパワー〉 (パワーの物質的な基盤 / 人口と富:軍事力の根源 / 軍事力の経済的基礎 / 軍事的潜在力と軍事力のギャップ) ■第4章〈ランドパワーの優位〉 (征服 対 強制 / 独立シーパワーの限界 / 戦略エアーパワーの限界 / 陸軍の圧倒的な影響力 / 水の制止力 / 核兵器とバランス・オブ・パワー / 軍事力の計測の仕方) ■第5章〈生き残りのための戦略〉 (実践的な国家の目標 / パワー獲得のための戦略 / 侵略国を抑止するための戦略 / 避けるべき戦略 / リアリスト的な理由によるパワーの譲歩) ■第6章〈大国の実際の行動〉 (日本 1868〜1945年 / ドイツ 1862〜1945年 / ソヴィエト連邦 1917〜91年 / イタリア 1861〜1943年 / 自滅的な行動? / 核武装競争) ■第7章〈イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー〉 (アメリカのパワーの勃興 1800〜1900年 / アメリカとヨーロッパ 1900〜90年 / アメリカと北東アジア1900〜90年 / イギリスのグランドストラテジー 1792〜1999年) ■第8章〈バランシング 対 バック・パッシング〉 (どのような時に国家はバック・パッシングをするのか / 革命・ナポレオン時代のフランス 1789〜1815年 / ビスマルク時代のプロイセン 1862〜70年 / ヴィルヘルム皇帝時代のドイツ 1890〜1914年 / ナチス・ドイツ 1933〜41年 / 冷戦 1945〜90年) ■第9章〈大国間戦争の原因〉 (構造(structure)と戦争 /「二極システム」対「多極システム」/「安定した多極システム」対「不安定な多極システム」/ 近代ヨーロッパの大国間戦争 1792〜1990年 / 分析と結論) ■第10章〈中国は平和的に台頭できるか?〉 (オフェンシヴ・リアリズムのまとめ / アメリカの覇権の追求 / サムおじさんの後を追って / 来るべきバランシング同盟 / 戦争は起こるか? / 平和的台頭の希望) ■原注 ■訳者解説とあとがき
ネットも携帯電話も、今日の情報社会はこの男なしにはありえなかった。「情報理論の父」と呼ばれる孤高の天才数学者、初の評伝。 携帯電話、電子メール、インターネット、ストリーミング。今日の世界はこの男なしにはありえなかった。「情報理論の父」と呼ばれる孤高の天才数学者、初の評伝。
国際・地域レジームにおける外交構想や理念,交渉戦略を対象に,日本とアメリカの外交を従来とは異なる観点から検討する。 いかなる国の政策も国内では完結しないため,おかれた国際環境を整えようと働き掛ける。WTOやAPEC,FTAといった国際・地域レジームをめぐって,日米はどのような外交構想や交渉戦略を展開しているのか。両国の外交を従来とは異なる観点から分析する。 序 章 国際・地域レジームと複層政治過程 第Ⅰ部 変容する国際レジーム 第1章 WTOの危機?――新ラウンドをめぐるアメリカ政府の陥穽 第2章 法化したWTOと日本の受容――日米リンゴ紛争・WTO裁定の波紋 第3章 TRIPsへの道程――コンピュータ・プログラム問題をめぐる政府間交渉と民間対話 第4章 貿易紛争における「歴史」問題の影――日韓繊維紛争の非政治化の試み 第Ⅱ部 アジア太平洋・地域レジームの模索 第5章 日本によるAPEC提案――通産省の構想とアジアン・ウェイ 第6章 アメリカのAPEC政策の文脈――国内基盤と地域関与の境界 第7章 EVSLをめぐる衝突――乖離する日米のAPEC構想 第8章 FTAAPへの展開――アメリカのAPEC回帰 第Ⅲ部 FTAの選択と地域レジーム化 第9章 日本の政策転換――アメリカ型FTAの「学習」 第10章 アメリカのFTA政策――「先端」と「遅れ」 第11章 競合する広域FTA構想――EAFTA・CEPEA・FTAAP 終 章 交錯する変化と持続の力学
第一次大戦の大量死を人々はいかに超克したか。仲間意識・男らしさの称揚、英霊祭祀等が「戦争体験の神話」を構築する様を緻密に描く。解説 今井宏昌 第一次大戦の大量死を人々はいかに超克したか。仲間意識・男らしさの称揚、英霊祭祀等が「戦争体験の神話」を構築する様を緻密に描く。解説 今井宏昌 === 近代戦争による大量死はいかに克服され、それはどのような政治的帰結をもたらしたか。仲間意識や男らしさ、自由のための意義ある戦争――フランス革命以来、義勇兵が紡ぎ出し、詩や軍歌、文学作品等を通じて支持された神話は、記念碑や戦没者墓地によりシンボル化され国民に共有された。西欧諸国で起きた「戦争体験の神話化」はキリスト教や自然崇拝を取り込んで発展し、英霊祭祀によって死をも統合して、戦争への馴致と政治の残忍化を導いていく。それは第一次大戦後のドイツで頂点に達した……。18世紀末から第二次大戦後までを射程に、神話が犠牲に満ちた現実を覆い隠し、戦間期政治に影響する様を克明に描く。全面改訳。 解説 今井宏昌 === 戦争体験の神話化 大量死の現実はいかにして克服されたか。 フランス革命から第二次世界大戦後まで。 === 【目次】 第一章 新しい戦争 Ⅰ 起盤となるもの 第二章 義勇兵の戦争 1 革命戦争から解放戦争へ 2 ギリシア独立戦争 第三章 神話の創作 Ⅱ 第一次世界大戦 第四章 青年と戦争体験 第五章 英霊の祭祀 1 神話とキリスト教 2 埋葬地 3 無名戦士の墓 4 戦争モニュメント 第六章 自然の流用 1 自然 2 山 3 空 第七章 陳腐化の過程 1 玩具・絵はがき・子供たち 2 演劇・映画・観光旅行 Ⅲ 戦後の時代 第八章 ドイツ政治の残忍化 第九章 戦争の継続 1 「新しい人間」 2 スペイン内戦 3 平和主義 第十章 第二次世界大戦、神話、戦後世代 1 断絶 2 英霊祭祀の衰退 3 顕彰から警告へ 訳者あとがき 解説 『英霊』の遺したもの(今井宏昌) 第一章 新しい戦争 Ⅰ 起盤となるもの 第二章 義勇兵の戦争 1 革命戦争から解放戦争へ 2 ギリシア独立戦争 第三章 神話の創作 Ⅱ 第一次世界大戦 第四章 青年と戦争体験 第五章 英霊の祭祀 1 神話とキリスト教 2 埋葬地 3 無名戦士の墓 4 戦争モニュメント 第六章 自然の流用 1 自然 2 山 3 空 第七章 陳腐化の過程 1 玩具・絵はがき・子供たち 2 演劇・映画・観光旅行 Ⅲ 戦後の時代 第八章 ドイツ政治の残忍化 第九章 戦争の継続 1 「新しい人間」 2 スペイン内戦 3 平和主義 第十章 第二次世界大戦、神話、戦後世代 1 断絶 2 英霊祭祀の衰退 3 顕彰から警告へ 訳者あとがき 解説 『英霊』の遺したもの(今井宏昌)
アジアにおける「地域」構築の試みが,いかにしてアジアの安定と繁栄に寄与するのか。地域「構築」の展開を精緻に分析する。 ASEANなどさまざまな地域制度が重層的に設立されているアジアにおいて,地域「構築」の試みが重要性を増している。諸国家が,内部に対立を抱えつつも,共同で安定と繁栄を実現させようと政策協調や協力を進める姿に,日本への示唆を見る。 序 章 アジアにおける重層的「地域」への着目 第1章 「地域」形成の論理とアジア 第2章 重層的「地域」の萌芽 第3章 「アジア太平洋」対「東アジア」 第4章 「東アジア」と「拡大東アジア」 第5章 「東南アジア」と「北東アジア」 第6章 変容する重層的「地域」 終 章 重層的「地域」としてのアジア─課題と展望
フロンティアの流儀 技術の誕生と成長 インターネットの仕組み 変貌するインターネット インターネットを誰がどのように運用するのか インターネットプロトコル インターネットの再発明
中央政府の存在しない国際社会において,国家の枠を超える問題はどう解決されるのか.現代世界を理解し,運営していくキー・ワードとして注目される「グローバル・ガヴァナンス」概念の可能性と限界に包括的に接近しながら,政府なき秩序の可能性を模索する. 序章 グローバル・ガヴァナンスの射程(渡辺昭夫・土山實男) 第1部 現代国際関係理論とグローバル・ガヴァナンス 第1章 グローバル・ガヴァナンスの理論(オラン・R・ヤング) 第2章 グローバリゼーション論批判(スティーブン・D・クラズナー) 第3章 制度,覇権,グローバル・ガヴァナンス(G・ジョン・アイケンベリー) 第4章 アナーキー下のグローバル・ガヴァナンス(土山實男) 第2部 国際社会の制度化とグローバル・ガヴァナンス 第5章 国際法の視点(柘山堯司) 第6章 国際行政(城山英明) 第7章 国際機構(星野俊也) 第8章 国際機構におけるリーダーシップ(飯田敬輔) 第3部 争点領域とグローバル・ガヴァナンス 第9章 安全保障(山本吉宣) 第10章 国際経済(古城佳子) 第11章 国内政治からの分析(河野勝) 第12章 地球環境問題(太田宏)
理論・歴史・規範 グローバル・ガバナンス グローバル・ガバナンス論再考 国際秩序と権力 グローバル・ガバナンスと民主主義 グローバル・ガバナンスとしてのサミット 覇権システムとしての冷戦とグローバル・ガバナンスの変容 イギリス帝国からのコモンウェルスへの移行と戦後国際秩序 「開発」規範のグローバルな普及とリージョナル・アプローチ 戦争とグローバル・ガバナンス 貿易自由化ガバナンスにおける多角主義と地域主義 ウクライナ危機とブダペスト覚書 国連海洋法条約と日本外交 日本による人間の安全保障概念の普及
世界史上初の世界戦争・総力戦であった第一次世界大戦はなぜ起きたのか。 世界史上初の世界戦争・総力戦であった第一次世界大戦はなぜ起きたのか。帝国主義の時代の世界史を押さえつつ、第一次世界大戦に向かうドイツの歴史を描き出す。 世界史上初の世界戦争・総力戦であった第一次世界大戦はなぜ起きたのか。帝国主義の時代の世界史を押さえつつ、第一次世界大戦に向かうドイツの政治をさまざまな政治勢力のせめぎあいをとおして考察。さらに、近代社会が抱えた問題や深刻な矛盾がいっせいに噴き出して巨大な戦争へと向かっていく構造を明らかにする。この時代を特徴づける、戦争と平和、植民地支配と脱植民地化、国民の誕生とその分断、大衆の急進的ナショナリズムと排外主義、民衆内部の差別と偏見、パンデミックとグローバル化などは、まさにいま私たちが直面している問題にほかならない。 はじめに 第一章 帝国主義の国際政治と民衆の政治化 第二章 ドイツ第二帝政の政治 第三章 世界大戦への道とドイツの政治・社会 第四章 第一次世界大戦 おわりに