【2025年】「近代史」のおすすめ 本 151選!人気ランキング
- 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
- 300点の写真とイラストで大図解 世界史
- 最新世界史図説タペストリー 十九訂版
- 美術の物語
- 読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
- 詳説世界史研究
- 世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)
- 教養としての「世界史」の読み方
- 東大教授がおしえる やばい日本史
- 日本近現代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ (中公新書)
この本は、現役教師が書いた新感覚の世界史教科書で、YouTubeでの授業動画が話題となり、50万部を突破しています。一般的な教科書とは異なり、年号を使わずに世界史を一つのストーリーとして解説し、読者が自然に知識を身につけられるよう工夫されています。高校生から社会人まで幅広い層に向けた内容で、歴史を数珠つなぎに学ぶ新しいアプローチを提案しています。著者は福岡県立高校の教諭で、YouTubeでの授業動画が多くの支持を得て「神授業」として評判です。
この書籍は、人類の1000万年の歴史を網羅した内容で、先史時代から現代までの各時代を章ごとに解説しています。著者は歴史学者のジェレミー・ブラックで、彼はイギリスのエクセター大学の教授です。また、藤崎衛と下田明子も関与しており、藤崎は西洋中世史の専門家、下田は翻訳者として活動しています。
時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 オリジナルな視点でまとめた特集も多数掲載。 時代の流れと地域のつながりが分かる詳しい世界史資料集。 オリジナルな視点でまとめた特集も多数掲載。
この図説は、ただの資料集ではありません。ページをめくるたびに、時代が鮮やかに蘇る感覚を味わえます。「時代の流れと地域のつながり」をここまで直感的に理解できる資料集は他にないのではないでしょうか。特に、特集ページは圧巻で、例えば「シルクロードの交易路」や「冷戦下の国際関係」の図解は感動的なほど分かりやすい。細部まで描き込まれた地図や年表は、まるで壮大な歴史ドラマを観ているかのような没入感を与えてくれます。歴史を「学ぶ」だけでなく「体感する」資料集です!
この書籍は、美術史を洞窟壁画から現代美術までの視点で物語のように描き出しており、絶えず変化しながらも繋がっている美術の流れを紹介しています。目次には、先史時代や古代文明、ギリシャ・ローマ時代、ビザンティン、イスラム、中国など多様な文化の美術が含まれています。著者エルンスト・H・ゴンブリッチは20世紀の著名な美術史家であり、彼の作品は明瞭で説得力があり、美術への深い愛情が表れています。
本書は、日本の歴史を網羅し、教科書には載っていない意外なエピソードも紹介する楽しい日本史の決定版です。旧石器時代から平成までの各時代を分かりやすく解説し、現代人が人生をより良く生きるためのヒントを提供しています。著者は教育評論家の後藤武士氏で、全国で講演活動を行っています。
『詳説世界史』に基づき、10年ぶりに全面改訂された世界通史のロングセラー。内容は先史時代から現代までを網羅し、オリエント、地中海、アジア、ヨーロッパの発展や帝国主義、世界大戦、冷戦などを詳述。著者は東京大学名誉教授の木村靖二、岸本美緒、お茶の水女子大学教授と小松久男。
この書籍は、日本の歴史を形成した著名な人物たちの「すごい」面と「やばい」面を紹介し、歴史の流れを理解しやすくしています。聖徳太子や織田信長など、様々な時代の人物のユニークなエピソードを通じて、日本史への興味を引き出します。著者は歴史学者や漫画家で構成されており、楽しみながら学べる内容になっています。
令和から見た日本近現代史 立憲革命としての明治維新 日清戦争と東アジア 日露戦争と近代国際社会 第一次世界大戦と日中対立の原点 近代日中関係の変容期 政党内閣と満洲事変 戦間期の軍縮会議と危機の外交 「南進」と対米開戦 米国の日本占領政策とその転換 東京裁判における法と政治 日本植民地支配と歴史認識問題 戦後日中関係 ポスト平成に向けた歴史観の問題
「西洋美術史」の決定版が刊行され、古代から現代アートまでの通史を全11章で学べる内容です。700点以上のビジュアルを用い、重要項目を見開きで紹介することで、読みやすさを追求しています。美術系大学でも教科書として採用されており、第一線の研究者11名による最新の視点から解説されています。美術を学ぶ初心者にも、知識を深めたい人にも適した一冊です。
この書籍は、アステカ帝国の滅亡を引き起こした天然痘など、歴史を変える疫病の影響に焦点を当てています。紀元前500年から紀元1200年までの感染症の流行が文明に与えた影響を探り、従来の歴史観では見落とされがちな流行病の重要性を描いています。著者はウィリアム・H・マクニールで、歴史学の権威です。
後藤武士の『読むだけですっきりわかる世界史』は、2010年から2012年にかけて出版されたシリーズの内容を一冊にまとめたもので、古代から第二次世界大戦までの歴史を解説しています。人類の誕生から歴史的な重要人物や出来事を網羅し、因果関係を明確にすることで、理解を深めることを目的としています。著者は教育評論家としても知られ、幅広いメディアで活動しています。
この本は、世界史を楽しく学ぶための入門書で、特に教科書が面白くない、覚えることが多すぎる、歴史の流れがつかめないと感じる人に最適です。フルカラーのマンガ形式で有名な歴史人物を紹介し、国ごとに古代から現代までの歴史を整理して学べます。大手予備校の講師によるわかりやすい解説も特徴で、初学者や大学入試の基礎固めにも役立ちます。内容はフランス、朝鮮半島、ロシア、インド、アメリカ、中国など、13の国の歴史が網羅されています。
なぜヨーロッパは世界を席巻することができたのか?「宗教と科学の相剋」という視点から、激動の五〇〇年を一望のもとに描き出す。 なぜヨーロッパは世界を席巻することができたのか。「宗教と科学の相剋」という視点から、ルネサンスに始まり第一次世界大戦に終わる激動の五〇〇年を一望する。 なぜヨーロッパは世界を席巻することができたのか。「宗教と科学の相剋」という視点から、ルネサンスに始まり第一次世界大戦に終わる激動の五〇〇年を一望する。
この書籍は、農業革命と国家形成に関する新たな視点を提供し、定住と穀物栽培が人類や動植物に与えた影響を探求しています。著者は、古代国家が形成される過程で非エリート層がどのような負担を強いられたのか、また農業国家の強制手法やその脆弱性について考察しています。最新の考古学や人類学の成果を基に、従来の歴史観を覆す壮大な仮説が展開されています。著者はイェール大学の教授であり、農民の抵抗に関する研究を行っています。
著者の網野善彦は、日本中世の歴史を再評価し、農業中心社会のイメージや商工業者、芸能民の賤視について考察しています。文明史的大転換期における貨幣経済、階級差別、権力、信仰、女性の地位、多様な民族社会の実態を明らかにし、均質な日本社会像に疑問を呈しています。書籍は続編と共に文庫化され、歴史の多様な側面を平易に語ります。
この書籍は、ホモ・サピエンスが他の人類種に対して繁栄した理由を探求し、国家や貨幣、企業といった虚構が文明の発展をもたらしたことを論じています。内容は三部構成で、認知革命、農業革命、人類の統一について詳述されています。著者はイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリで、彼の研究や講義も広く知られています。
全ての人にオススメしたい書籍。我々ホモ・サピエンスはなぜここまで繁栄することができたのかを著名人類学者が語る。全世界で大ヒットしているだけあって非常に面白い。ボリューミーだが、目からウロコの内容ばかりでどんどん読み進められる。
本書は、與那覇潤による日本史の新たな視点を提供する作品で、従来の「西洋化」や「近代化」の枠組みを捨て、「中国化」や「再江戸時代化」という概念を用いて日本の歴史を再構築します。源平合戦から東日本大震災までを俯瞰し、歴史の流れを新しい視点で描き直す内容です。また、宇野常寛との特別対談も収録されています。著者は愛知県立大学の准教授で、日本近現代史を専門としています。
この作品は、豊臣政権の崩壊と家康による権力掌握を描いた歴史小説で、戦国時代の主要な武将たちの人間像を浮き彫りにしています。著者の司馬遼太郎は、戦闘の詳細や人物の苦闘を通じて、歴史の深い洞察を提供しています。
本書『歴史とは何か』は、E.H.カーによる歴史学の入門講義を基にしたもので、歴史の理解には現在と過去の対話が不可欠であると説いています。内容は「歴史家とその事実」や「社会と個人」などの重要テーマを扱い、カーの未完の第2版に向けた序文や自叙伝、解説が追加されています。新訳により、知的刺激とユーモアに満ちた名講義が再現されており、歴史学の古典として広く評価されています。
本書は、美術鑑賞の入門書であり、ギリシャ美術から現代美術までの歴史を簡潔にまとめています。専門用語や美術の概念をQ&A形式でわかりやすく解説し、学芸員の対話や猫の素朴な質問を通じて読者の理解を深めます。美術館での作品鑑賞をより楽しむための知識を提供し、特に海外旅行前に読むことで美術館体験が豊かになることを目的としています。
「歴史漫画サバイバル」シリーズの増補改訂版で、現代の小学生カノン、リュウ、ジュンが戦国時代にタイムワープし、織田信長や武田信玄などの大名と出会いながら歴史を学ぶ冒険を描いています。彼らは元の世界に戻るために戦乱の中で様々なピンチに立ち向かいます。小学校低学年向けの内容です。著者は歴史研究家の河合敦とマンガ家のトリルです。
衛生ということばも概念もなかった時代、感染症の流行は人びとにとって突然の、恐怖の対象であった。今日では交通機関が発達し、人とモノが移動しやすい。ある地域の風土病が、その流れで世界規模に「新しい感染症」として拡散している。それでも個人的に予防できる方法は、日常的に手洗いを心がけ、うがいをし、飲み水に注意するということである。これが、過去の感染症の流行から教えられたもののひとつである。 花火と「手洗い」 1 近代先進国の産業革命と貿易活動 2 欧州「検疫」体制と西洋医学の受容 3 転換期の西洋医学と日本人の「不潔」 4 新政府発足後の西洋経験と医療行政の設計 5 衛生政策と外来伝説病のコレラ情報 6 コレラ「衛生の警鐘」と伝染病対策 7 改正条約の実施と伝染病の国際関係
本書は、宮崎市定による唐と宋の間の時代変革を論じた通史で、平易な文章と明確な論旨が特徴です。上巻では歴史の定義や時代区分を紹介し、古代から近世までの歴史的特徴を概観し、夏殷周から唐五代に至る内容を扱っています。全2冊から成ります。
俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な陰謀を分析、陰謀論を論破! ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし! 本能寺の変に黒幕あり? 関ヶ原は家康の陰謀? 義経は陰謀の犠牲者? 俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、 “陰謀論”を徹底論破する。 史実とフィクションは明瞭に違う! ◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ ◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた ◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった 他、 ■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい ■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!? ■富子はスケープゴートにされた ■騙されやすかった信長 ■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説 ■「小山評定」は架空の会議 「事実」はドラマや小説より面白い。 陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!! トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。 陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書! 本能寺の変に黒幕あり?関ヶ原は家康の陰謀?等、ベストセラー『応仁の乱』の著者が史上有名な陰謀をたどりつつ、陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破。さらに陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書! まえがき 第一章 貴族の陰謀に武力が加わり中世が生まれた 第一節 保元の乱 崇徳と頼長に謀反の意思はなかったetc 第二節 平治の乱 平清盛の熊野参詣に裏はない/後白河黒幕説は成り立たないetc. 第二章 陰謀を軸に『平家物語』を読みなおす 第一節 平氏一門と反平氏勢力の抗争 清盛が陰謀をでっちあげた/以仁王の失敗は必然だったetc 第二節 源義経は陰謀の犠牲者か 後白河は頼朝の怒りを予想していなかった/源義経の権力は砂上の楼閣だったetc 第三章 鎌倉幕府の歴史は陰謀の連続だった 第一節 源氏将軍家断絶 源頼家暴君説は疑問/策士・時政が策に溺れた「牧氏事件」etc 第二節 北条得宗家と陰謀 時頼黒幕説は穿ちすぎ/霜月騒動は正規戦だったetc 第四章 足利尊氏は陰謀家か 第一節 打倒鎌倉幕府の陰謀 後醍醐の倒幕計画は二回ではなく一回/尊氏は後醍醐の下で満足していたetc 第二節 観応の擾乱 尊氏がつくった北朝は尊氏の手で葬られた/足利尊氏=陰謀家説は疑わしいetc 第五章 日野富子は悪女か 第一節 応仁の乱と日野富子 日野富子は足利義視に接近していた/足利義政は後継者問題を解決していたetc 第二節 『応仁記』が生んだ富子悪女説 史実は『応仁記』と正反対/富子悪女説が浸透した三つの理由etc 第六章 本能寺の変に黒幕はいたか 第一節 単独犯行説の紹介 ドラマで好まれる光秀勤王家説と光秀幕臣説etc 第二節 黒幕説の紹介 一九九〇年代に登場した朝廷黒幕説/「足利義昭黒幕説」は衝撃を与えた/荒唐無稽すぎるイエズス会黒幕説etc 第三節 黒幕説は陰謀論 黒幕説の特徴/近年主流化しつつある四国政策転換説/空論etc 第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか 第一節 秀次事件 豊臣秀次は冤罪だった/新説「秀吉は秀次の命を奪う気はなかった」etc 第二節 七将襲撃事件 「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説etc 第三節 関ヶ原への道 「内府ちがいの条々」で家康は窮地に陥った/「小山評定」は架空の会議/転換点は岐阜城攻略戦etc 終章 陰謀論はなぜ人気があるのか? 第一節 陰謀論の特徴 因果関係の単純すぎる説明/論理の飛躍/結果から逆行して原因を引き出す/挙証責任の転嫁 第二節 人はなぜ陰謀論を信じるのか インテリ、高学歴者ほど騙されやすい/疑似科学との類似性/専門家の問題点etc あとがき 主要参考文献
この作品は、幕末の動乱期に新選組副長として剣に生きた土方歳三の生涯を描いています。彼は武州石田村の百姓の子として生まれ、喧嘩好きと組織作りの才能を活かして、新選組を強力な集団へと成長させました。物語は、彼の影響が日本の歴史にどのような波紋を投げかけたかを探ります。著者は司馬遼太郎で、彼の作品は歴史小説の新たな地平を切り開き、多くの賞を受賞しています。
新選組の土方歳三の視点で、幕末を描いた小説。新選組の存在や土方歳三の存在はもちろん知っていたが、具体的にどんな人だったのか?は知らなかった。燃えよ剣を読んで強い組織の作り方や時流に乗る大切さや信念を貫き通すかっこよさなどを学べた。歴史が好きならぜひ読むべき1冊。
「A Short Guide to Writing About Art」(第7版)の日本語版は、美術に関する文章を書くための必携書で、学生や美術ブロガーなど幅広い読者に向けて、美術を言葉で表現するテクニックを解説しています。内容は、作品の見方や具体的な文章技術に至るまで多岐にわたり、レポートや論文、展覧会レビューなどの執筆方法を詳しく説明しています。著者は美術史に詳しいバーネットと竹内順一で、各章には美術を書くための具体的な指針が示されています。
『歴史漫画タイムワープシリーズ通史編』は全14巻のセットで、子どもたちが主役となり、歴史を体験しながら学べる新しい学習漫画です。特典として別巻『学習指導要領完全対応50人・重要人物で覚える日本の歴史』が付属し、小学生向けに重要な歴史人物を解説しています。セットは特別定価で提供され、小学校低学年からの学習におすすめです。
ナポレオン・ボナパルトの生涯を描いた小説で、彼がコルシカ島の貧乏貴族からフランス皇帝へと成り上がる過程を描いています。フランス革命の影響を受け、故郷を追われたナポレオンは、フランス共和国軍の砲兵指揮官として成功を収め、再びパリの舞台に立つことになります。著者は佐藤賢一で、この作品は第24回司馬遼太郎賞を受賞し、全3巻の文庫版が刊行されています。
この書籍は、人類の始まりから現代までの歴史を85項目に分け、図解でわかりやすく解説しています。主要なテーマは「始まり」、「拡大」、「侵略」、「混迷」で、各章では重要な出来事や人物が紹介されており、パラパラとめくるだけで時代の雰囲気を理解できます。受験やビジネスの教養にも役立つ内容です。著者は歴史や古典文学に詳しい福田智弘、イラストは塩浦信太郎が手がけています。
今日の世界を覆う 「資本主義的世界経済」 の出発点となった、16世紀ヨーロッパを中心とする近代世界システムの誕生の軌跡を鮮やかに描き出す。歴史および社会諸科学の記述を大きく塗り替えて、現代の古典となった記念碑的著作の第1巻。ウォーラーステインによる新たな序文を付した新版。 (全4巻) *岩波書店様から刊行された2巻本の 『近代世界システム』 (1981年岩波現代選書、2006年岩波モダンクラシックス、原著の第Ⅰ巻に対応) は、今回刊行する新版の第Ⅰ巻にまとめられます。 2011年版への序 序 章 社会変動の研究のために 第1章 近代への序曲 第2章 新たなヨーロッパ分業体制の確立 —— 1450年頃から1640年頃まで 第3章 絶対王政と国家機構の強化 第4章 セビーリャからアムステルダムへ —— 帝国の挫折 第5章 強力な中核諸国家 —— 階級形成と国際商業 第6章 「ヨーロッパ世界経済」 —— その周辺と外部世界 第7章 理論的総括 訳者あとがき
世界史の各時代を成り立たせている根本的な要素や性質(=歴史の本質)を徹底的に読み解き、「世界史を再発見」する一冊。 世界史の各時代を成り立たせている根本的な要素や性質(=歴史の本質)を徹底的に読み解き、「世界史を再発見」する一冊。 世界史の各時代を成り立たせている根本的な要素や性質(=歴史の本質)を徹底的に読み解き、「世界史を再発見」する一冊。 個々の歴史事象は単独で起きているわけではありません。歴史にはそれぞれの時代を方向づけている原動力となるものがあります。本書では、まず通史で世界史を俯瞰したあと、各時代の本質的な特色をあぶり出しながら、世界史の全体像をつかみつつ、歴史の「なぜ」を明らかにしていきます。さらに歴史の細部を丹念に読み解いていくことによって、より具体的に時代に通底する本質に触れることができ、歴史の理解が深まります。 本書を読み進めるほど、耳にしたことのある断片的な世界史の知識が高次元でつながり、さらなる知的興奮を覚えることができるでしょう。 第Ⅰ部 世界史を俯瞰するための通史 第1章 古代 第2章 中世 第3章 近世 第4章 近代 第Ⅱ部 時代区分から読み解く歴史の本質 第1章 古代とは? 1 そもそも時代区分とは?―「特徴」=「システム」 2 都市国家と領域国家 3 「世界帝国」―古代の集大成 第2章 中世とは? 1 ヨーロッパにしかない時代、中世 2 2度の民族大移動が中世を作った 3 「ヨーロッパ世界」の誕生―キリスト教の時代が完成 4 第二次民族大移動―「外部勢力」と地方分権の時代 第3章 近世とは? 1 どっちつかずの時代?? 2 大航海時代―商業の時代! 3 近代世界システム―「世界の一体化」が始まる! 第4章 近代とは? 1 産業革命―大量生産の時代が到来 2 ナショナリズム―前近代に「国民」はいなかった!! 終章 世界史の全体像―古代、中世、近世、近代を整理する 第Ⅲ部 世界史を再発見する歴史の視点―より深い理解へ導く見方 第1章 交通網がつないだ帝国―すべての帝国は道を通す! 1 帝国が必ず手掛けるものとは?? 2 ローマ街道―街道から広がるローマ支配 3 ユダヤ教の成立―一神教という画期的宗教! 4 キリスト教―布教が世界を席巻する! 第2章 中世と馬―1241年、東西の騎馬が対峙したとき 1 「騎士」とは何か? 2 騎士の戦術―馬具が決定づけた「衝突撃」 3 騎馬遊牧民と馬―交易と戦闘のエキスパートたち 4 1241年、モヒの戦い―ヨーロッパと騎馬遊牧民、決戦の舞台 第3章 辺境から始まった近現代 1 近代はスイスより始まる? 2 資本主義の拡大―カルヴァンと予定説 3 もうひとつの近代―社会主義の根源
本書は、ミケランジェロやダ・ヴィンチなどの名画を366作品紹介し、1日5分で美術の基礎知識を学べる内容です。1週間で7つのテーマ(美術史、主題、ジャンル、画家の逸話、技法、謎・フェイク、周辺)を通じて西洋美術の見方を深めることができます。著者は美術評論家の瀧澤秀保氏で、長年にわたり美術教育に携わってきました。
坂本竜馬の劇的な生涯を中心に、幕末維新期に活躍した若者たちを描いた長篇小説。竜馬は土佐の郷士の次男で浪人ながら、重要な歴史的出来事に大きな影響を与えた。
坂本龍馬の半生を綴った物語。坂本龍馬に対して歴史の教科書で学ぶくらいの知識しかなかったが、これを読むことで幕末の時代を駆け抜けた坂本龍馬という男に対する理解が深まる。激動の時代を生き抜く今の日本を形作った男の生き様を知ることで勇気をもらえる。
幕末期、欧米に対し日本の自立はどのように守られたか なぜ明治の国家は天皇を必要としたか 日清・日露戦争は日本の何を変えたのか 大正デモクラシーとはどんなデモクラシーだったのか 一九三〇年代の戦争は何をめぐる闘争だったのか なぜ開戦を回避できなかったのか 占領改革は日本を変えたのか なぜ日本は高度成長ができたのか 歴史はどこへ行くのか なぜ近現代日本の通史を学ぶのか
本書『室内画の世界』は、美しい部屋の情景を描いた366点の「室内画」を紹介し、フェルメールやマティスなどの巨匠から知られざる名作まで幅広く取り上げています。著者の海野弘氏が各作品のテーマや画家について楽しく解説し、絵画の見方や知識を深める内容です。1日1作を楽しむ形式で、画家たちの自邸に招かれたような体験が提供されます。
本書は、地政学の観点から戦争や紛争の原因を探求し、地理的要因が国家に与える影響を考察しています。中国やロシアの動向、アメリカの地理的優位性の変化などを通じて、国際情勢の複雑さを明らかにします。20枚の地図を用いて、地球上の危機と平和を分析し、地形、歴史、宗教、人種、文化がどのように絡み合っているかを示しています。著者は国際情勢の取材経験が豊富なジャーナリスト、ティム・マーシャルです。
『忘れてしまった高校の世界史を復習する本』のコミック版が登場。古代から現代までを全8章の漫画と図解で学べる内容で、歴史の出来事がつながるストーリーが展開される。著者は祝田秀全で、漫画は絶牙が担当。
関ヶ原で生き延びた武蔵と又八は、お甲・朱実母娘の助けを受けた後、武蔵は故郷に戻るが追われる身となる。憎しみに満ちた武蔵は次々と敵を討つが、沢庵は「護るための剣」とは何かを問いかける。武蔵が二天一流の開祖に至るまでの成長を描いた物語。著者は吉川英治。
この本は、スウェーデン発の子ども向けに書かれた人類史の入門書で、楽しいイラストを交えながら「ホモ・サピエンス」がどのように世界を形成してきたかを探ります。人類の進化や農業の始まり、文化の交流、科学の発展、経済の仕組みについて解説し、SDGsの重要性も理解できる内容です。小学校高学年以上向けで、漢字にはルビがついており、朝読にも適しています。著者は子ども向けの科学書を多く手掛ける作家とイラストレーターです。
『ねこねこ日本史』は、歴史上の重要人物をかわいい猫のイラストと共に解説し、日本史を楽しく学べる内容です。弥生時代から江戸時代までの人物が紹介されています。著者はそにしけんじと福田智弘です。
日本文化論に関する重要かつ基本的なキーワードと代表的な古典を,歴史的・相対的な視点からわかりやすく解説した書。 日本文化論に関する重要かつ基本的なキーワードと代表的な古典を,わかりやすく解説。「両立型」という概念を軸に,歴史的・相対的な視点から選び出された125のキーワードで,日本文化を読み解く。日本文化論を学ぶ学生,日本に関心をもつ留学生にお勧め。 総 論 第1章 日本文化のキーワード 第2章 古典を通して「日本」を読む 第3章 日本文化はどう論じられてきたか 第4章 日本文化論はイデオロギーか 第5章 外から見た「日本」 引用・参考文献一覧 事項索引 人名索引
日本の歴史を権力者に焦点を当てて解説した本で、15の時代における15人の権力者をイラスト図解で示し、権力構造を理解しやすくしています。詳細な解説があり、大人の学びなおしにも適しています。目次には、各時代の主要な権力者とその政治体制が紹介されています。
本書は、日本史を世界史とつなげて学ぶ重要性を説いています。著者は、日本人の起源や歴史的な出来事を通じて、日本がどのように国際的な文脈で存在しているのかを探ります。内容は、日本人のルーツ、古代の国家形成、戦国時代の国際関係、そして近代の鎖国政策まで多岐にわたり、グローバルな視点から日本の歴史を再評価することを目的としています。著者は人気の世界史講師であり、視覚的な授業スタイルが評価されています。
本書は、西洋の歴史に関する様々な「論点」を集め、真実を求める主張がどのように対立しているかを探求するテキストです。各項目は「史実」「論点」「歴史学的に考察するポイント」の3パートから成り、豊富な語句説明やクロスリファレンスにより、世界史の知識がなくても理解しやすい内容となっています。著者は歴史学の専門家であり、古代から現代に至る西洋史の主要な論点を取り上げています。
本書は、日本と世界の歴史を変えた重要な事件や出来事を漫画形式で紹介しています。目次には、文明の起源から始まり、古代国家、武家政治、近代日本、二度の世界大戦、戦後の状況までが含まれています。著者はムロタニツネ象で、1953年にデビューした歴史漫画家です。
西アジアからエジプトまでの広がりを古代オリエント世界という。ティグリス・ユーフラテス河の間に広がるメソポタミアの平野、ナイルの恵みに育まれたエジプト。ここで人類は五〇〇〇年以上前に文明を築き、数多くの神をつくり出した。豊作をもたらす神、都市を守る神、人の願いを最高神に伝える神や神を生む神――数千年にわたる諸文明の興亡をたどりながら、人がいかに神を求め、神を生み、神とともに生きたかを描く。
1931年から1945年まで15年の長きにわたる戦争で、日本は中国にも敗北した。多様な人々の視点を通して全体像を復元する。解説 一ノ瀬俊也 1931年から1945年の15年にわたる戦争で、日本はアメリカにのみならず中国にも敗北したのだ 著者は、陸軍の企図・満州利権・戦費調達など国内の政治経済的背景に加え、中国側の論理も含めて戦争の経緯を解く。生々しい戦場の実態や兵士の証言など、個々人にも強い焦点をあてた著者特有の記述が、戦争の真の全体像を浮き彫りにし、戦後日本社会の深層に与えた影響も説明する。歴史教育現場からの発言を続けた著者が豊富な史料を交え、人間の内なる「戦争へのあこがれ」に抗すべく、平和への熱情を注ぎこんだロングセラー。 概 観 日中戦争と太平洋戦争 一つの質問 / 忘れられた感覚 第1章 中国革命にはむかうもの 国民革命と日本 / 山東出兵 「田中外交」の展開 / 張作霖爆殺事件 第2章 乾いた大陸 満州事変 一九三一年九月十八日 日中十五年戦争の開始 / ゼロアワーへの道 満州事変はなぜ起こったか / 関東軍と陸軍参謀本部 ある「謀略」の構造 第3章 満州占領 「王道楽土」の現実 たたかいの日々 / 「満州国」の誕生 第4章 上海のたたかい ある「序曲」 「爆弾三勇士」 / 「国際都市」上海のたたかい / 上海停戦協定 第5章 万里の長城をこえるとき 「ドミノ理論」のゆくえ 国際連盟・脱退 / 「王道楽土」の幻影 / 「華北分離工作」の形成 第6章 統一中国への道 大長征 よみがえる中国共産党 / 「幣制改革」 経済統一の進展 / 西安事変 第7章 日中全面戦争の開始 「七夕」の夜の銃声 蘆溝橋事件 / 一九三七年夏・東京 / 「支那事変」の成立 第8章 苦悶する中国 南京「陥落」 / 第二次国共合作の成立 八路軍の誕生 第9章 「国民政府を対手とせず」 いわゆる「不拡大派」の敗退 / 近衛声明 / どこへゆく? 近衛内閣 第10章 たたかいの日々 徐州・漢口・広東 一九三八年 徐州 「対支消極持久」方針の成立 / 『麦と兵隊』ノート / 一九三八年 漢口・広東 第11章 生と死の構造 ひもじさの間奏曲 / まずしき兵站線 / 死者たちの群像 苦痛のカルテ 第12章 北のくにの「銃後」 「赤紙」がきた / 「銃後」万華鏡 第13章 もう一つの「中華民国」 ある「偽国」の成立 汪兆銘工作 / 「中華民国」政府の成立 和平交渉の終末点 第14章 「点と線」への道 華中と華南のたたかい / 百団大戦 八路軍が反撃する / 八路軍のたたかい方 ただ一つの「秘密の兵器」 第15章 「軍国化」の経済構造 軍国財政と国民生活 / 国家総動員法の成立と展開 / 軍国日本の土台 戦争が社会を変える 第16章 ある「共和国」の誕生 「辺区」の抵抗の構造 巷にて / 晋察冀辺区のなりたち / 「辺区」展開図 第17章 ある中国理解者の生涯 尾崎秀実の生と死 尾崎・ゾルゲ事件 / 彗星の出現 / ある死刑囚の最期 “Ecce Homo” 第18章 日中戦争から日米戦争へ 日中戦争と日独伊三国同盟 / 日中戦争と日米交渉 第19章 たたかいのはてに 12枚のカード たたかいのなかのたたかい 終 局 文庫版解説 戦争の全体像復元の壮大な試み 一ノ瀬俊也
この書籍は、歴史学の重要性や社会的役割について探求する内容です。著者は、歴史がどのように個人や社会に役立つのかを問い、歴史教科書の限界や相対主義・構造主義の批判に対して、歴史学が提供する「知の技法」の価値を示します。具体的には、歴史小説と歴史書の違いや従軍慰安婦論争を例に挙げ、歴史学の実用性や教育の意義を考察します。著者は社会経済史を専門とする東北大学の助教授です。
本書は、日本史の疑問を解明するために江戸時代から鎌倉時代に遡り、明治維新とフランス革命の違いや武士階級の没落、江戸時代の長期安定の理由、信長の戦国統一の真相、室町・鎌倉幕府の平家政権としての側面を探る内容です。
本書は、幕末から現代までの約150年間の日本の近現代史をマンガと解説でわかりやすくまとめたものです。明治維新以降の急速な近代化、戦争、復興、そして現代の社会問題や文化の多様化を10のキーワード(経済、政治、外交など)を通じて振り返ります。著者の河合敦は、複雑な歴史を整理し、読者が理解しやすいよう工夫しています。
この書籍は、日本の歴史を神話から現代までの各時代に分けて解説しており、著者の渡部昇一が日本人特有の視点で歴史を捉えています。内容は、古代の神話、武士政権の成立、中世の動乱、近世の戦国時代から江戸幕府の興亡、近代の西洋列強との対峙、そして戦後の復興に至るまで、多様な時代の日本の姿を探求しています。著者は上智大学の名誉教授であり、国内外の大学で学びの経験があります。
大坂の南部藩蔵屋敷に満身創痍の侍、吉村貫一郎がたどり着く。彼は貧しさから脱藩し、新選組に入隊した“人斬り貫一”として恐れられながらも、困っている人々には優しさを示す男。元隊士や教え子たちが彼の非業の生涯を語る。浅田次郎の作品で、全日本人の心を揺さぶる文学の金字塔として評価され、第十三回柴田錬三郎賞を受賞している。
「海のアジア」、それは外に広がる、交易ネットワークで結ばれたアジアだ。その中心は中国、英国、日本と移ったが、海で結ばれた有機的なシステムとして機能してきた。世界秩序が変貌しつつある今、日本はこのシステムとどうかかわっていくべきか。二世紀にわたる立体的歴史景観のなかにアジアを捉え、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイを比較史的に考察する。第一回読売・吉野作造賞受賞。 第1章 ラッフルズの夢 第2章 ブギス人の海 第3章 よちよち歩きのリヴァイアサン 第4章 複合社会の形成 第5章 文明化の論理 第6章 新しい帝国秩序 第7章 上からの国民国家建設 第8章 アジアをどう考えるか
この教科書は、「世界史のリテラシー」を身につけるためのもので、グローバル時代におけるリベラルアーツの重要性を強調しています。日本の若手知識人が集まり、西洋中心史観から脱却し、全世界的な視点で歴史を再考する内容になっています。高校の新科目「歴史総合」にも対応しており、ビジネスパーソンや高校生など幅広い層に新しい教養を提供します。内容は、近代の歴史学、空間的想像力、社会科学の基本概念を歴史的に考察する三部構成となっています。著者は立命館大学の教授、山下範久です。
パートナーたちは画家の生涯と作品にどのような影響を及ぼしたか。そこには様々な葛藤やドラマがあった。印象派を中心とした15人。 画家たちのパートナーに焦点を当てながら、彼らが画家の生涯と作品にどのようにかかわり、影響を及ぼしたかを探ってゆく。そこには実にさまざまな葛藤やドラマがある。印象派を中心とするフランスの著名画家ら15人を取り上げる。 はじめに 1 ヴィジェ=ルブラン──王妃マリー・アントワネットに愛された美貌の女流画家 2 カウフマン──名声と失意の女流〝歴史画家〟 3 グルーズ──悪妻に悩まされ続けた風俗画家 4 ダヴィド──激動の時代に君臨した巨匠 5 アングル──保守・伝統主義を貫いた〝良き夫〟 6 マ ネ──フランス近代絵画の先駆けとなったパリジャン 7 モ ネ──生活の苦しさ、創作の苦しさを支えたふたりの妻 8 ルノワール──多くの女性を愛し描いた「バラ色の人生」の画家 9 モリゾ──男社会での制約に悩みながらも、〝最も純粋な印象派〟を貫いた紅一点 10 ピサロとシスレー ピサロ──長年貧困に苦しんだ、印象派の「農民画家」 シスレー──終始不遇な人生だった〝晴の日〟の画家 11 モローとシャヴァンヌ モロー──ひとり〝象牙の塔〟に生きた世紀末の隠者 シャヴァンヌ──名家出身の貴婦人との遅すぎる結婚 12 セザンヌ──絵画において人もリンゴも同価値と見做した〝不器用な天才〟 13 ゴーガン──都会を捨て、未開の〝楽園〟に創造の源泉をもとめて おわりに 主要参照文献
第二次大戦で死没した日本兵の大半は飢餓や栄養失調によるものだった。彼らのあまりに悲惨な最期を詳述し、その責任を問う告発の書。 第二次大戦で死没した日本兵の大半は飢餓や栄養失調によるものだった。彼らのあまりに悲惨な最期を詳述し、その責任を問う告発の書。解説 一ノ瀬俊也
本書は、戦後日本の政治体制が官僚内閣制から議院内閣制へと変化した過程を探り、首相に大きな権限を与える改革の影響を分析しています。議会、内閣、政党などの要素を通じて、日本の統治システムを歴史的・国際的に比較しながら明らかにします。著者は飯尾潤で、政治学を専門とする大学教授です。
神のいる学校 社会主義政権下での宗教実践 カトリシズム・リベラリズム・デモクラシー 言論統制下のカトリック もうひとつの「近代政治」 労働者の司教ケテラー 世紀転換期ドイツの赤い司祭 都市化とカトリック教会 奇蹟の聖地と医師 マフィアとカトリック教会 カトリック慈善の近代
「赤毛のエイリークのサガ」と「グリンランド人のサガ」についての情報が記載されている。著者は山元正憲で、1947年に宮崎県生まれの前大学教授。ブリティッシュ・コロンビア・アイスランド・クラブの会員であり、以前は日本中世英語英文学会にも所属していた。
『詳説世界史改定版』は、教科書に完全準拠した内容で、1,800点の写真、250点の地図・図版、140点以上の史料を収録しています。第3版では各テーマに問いを追加し、学習目的を明確化。大学入学共通テストに対応するため、関連する問いも増加しています。目次は先史時代から現代に至るまでの世界史を包括的にカバーしています。
この文章は、オリエンタリズムに関する書籍の目次を示しています。第1章では、東洋人の理解やオリエントのイメージ、オリエンタリズムの危機について論じられています。第2章では、オリエンタリズムの構成要素や再構成、宗教の世俗化、主要な学者の研究などが取り上げられ、特に英仏の巡礼者に焦点を当てています。
本書は、「天使と悪魔」「天国と地獄」をテーマにした絵画を集め、魅惑的なビジュアルと共にその背景にある伝説や文学を紹介しています。内容は「最後の審判」の特集を含む三章構成で、天国と地獄、天使と悪魔の系譜を探求。美術作品を通じてキリスト教の神秘的な世界を楽しむことができる一冊です。元は2015年に刊行された書籍の再編集版です。
「世界経済」の収縮局面に勃興するオランダと、その覇権に挑戦する英仏の抗争をダイナミックに描出、1つのシステムとしての「資本主義的世界経済」の全貌を捉えて、新しい世界史への扉を開く。現代の古典となった記念碑的著作の第2巻。ウォーラーステインによる新たな序文を付した新版。(全4巻) 図版出典 謝辞 2011年版への序 序 章 「17世紀の危機」は実在したか? 17世紀の意味 歴史の断絶点は16世紀か産業革命か 世界システム論のパースペクティヴ 第1章 収縮(B)局面 「収縮」の時代 通貨量・貿易・人口 「封建制の危機」と17世紀の違い――システムの強化 空間的な格差の確定 時期区分の問題 三十年戦争は衰退の原因か 14世紀と17世紀の対比 システムの凝集 「封建制の危機」の意味 「危機」からの脱出――資本主義的世界システムの生成 伝統的支配層の配置転換としての絶対王政 第2章 「世界経済」におけるオランダのヘゲモニー 重商主義 「ヘゲモニー国家」の定義 オランダのヘゲモニー 工業国としてのオランダ 海運業におけるオランダの優位 東方貿易 大西洋貿易 河川航行 コミッション制度の成立 金融上の優越――アムステルダム金融市場 「強力な」オランダ国家 ヘゲモニー国家の文化状況 アルミニウス派論争 ヘゲモニーの衰退へ 第3章 中核における抗争 ――第一の局面 1651年から1689年まで イギリスの挑戦 英・仏抗争へ 農業生産の対比 土地所有の構成 二つの農業経営者階層 工業の保護と競争 コルベール主義の意味 イギリスの海運・商業構造 輸入構造 イギリスの生命線――造船資財と鉄 英・仏の大西洋貿易の違い フランスの国内市場とイギリスの北米市場 為替決済をめぐる論争 地金の輸出先――システムの内と外 商品としての地金 フランスの銀貨とイギリスの金貨 「強い」国家とは何か 軍事力の問題 コルベール主義の位置 重なりあう貴族とブルジョワ――「ブルジョワ革命」とは イギリス革命の歴史的意味 フランスの状況 支配層内部の妥協と民衆の抑圧 第4章 低成長期における周辺諸地域 「世界経済」の下降局面 周辺の対応策二つ 東欧からの輸出の減少 「再版農奴制」の成長 賦役強化の背景 「ジェントリの共和国」の希求――東欧の貴族と資本家 南ヨーロッパの場合 アシエンダの成長――スペイン領アメリカ 銀輸出の減少 クリオーリョの困窮 強制労働から債務労働へ アシエンダの歴史的意味 中核諸国のカリブ海への進出 バッカニアの盛衰 密貿易から砂糖へ チェサピークの煙草とブラジルの金 アメリカにおける階級形成――商人とプランター 委託代理商制度 年季契約奉公人から黒人奴隷へ 第5章 岐路に立つ半周辺 半周辺とは スペインの「没落」 ポルトガルの併合と再独立 エリセイラ改革の崩壊――重商主義の失敗 スペインの中央集権化の試み メスエン条約のもたらしたもの=半周辺化 前貸問屋制すなわち「プロト工業」の展開 衰退か現状維持か――「ヨーロッパの屋台骨」 資本の域外逃避と土地への転向 上昇した国、スウェーデン 銅生産を基礎とするスウェーデンの勃興 軍制改革 鉄工業とその国際連鎖 経済帝国主義 国家機構の強化――「譲渡」政策から「大削減」へ 半周辺への上昇 周辺にとどまったデンマークの絶対王政 対スウェーデン戦争と列強の介入 プロイセンの半周辺への上昇 「大譲歩」=軍事力の創出 官僚制と国家機構の強化 半周辺国家オーストリアの重商主義 オーストリアとプロイセンの岐路 半周辺としての英領北アメリカ北・中部植民地 造船資材供給地か造船業の展開か 第6章 中核地域における抗争 ――第二の局面 1689年から1763年まで 英仏抗争期(1689~1763年) イギリスにおける海軍派と陸軍派 三国対立から二国対立へ イギリス・スコットランド合同の意味 パリ条約に至る英仏抗争 輸出奨励金によるイギリス農業の繁栄 フランスとの対比――農業と農業以外の部門 農業のイギリス・工業のフランス 砂糖と奴隷 東方貿易――「世界経済」の外延部 金融面での英仏競争――フランスの徴税請負制度 イギリスの財政革命 ジョン・ロー体制と南海泡沫事件 地主の時代――オランダ資金によるイギリスの優位 強いイギリス国家と弱いフランス国家 訳者あとがき 参考文献 索引
本書は、広義の「東洋史」をテーマに、アフロ・ユーラシア地域の歴史的論点を158項目にわたり解説したものです。各項目は背景、論点、探究のポイントに分かれており、語句説明やクロスリファレンスも豊富で、歴史研究の魅力を伝える内容となっています。著者は東京大学の吉澤誠一郎教授で、学生や研究者にとって必携の一冊です。
「KAGEROU PROJECT」とのコラボによる学習参考書が登場。マンガとキャラクターの会話を通じて、古代文明から現代までの中学歴史の重要45テーマを効率的に学べる内容。3ステップで概要をつかみ、時代を理解し、問題演習を行う構成で、予習・復習やテスト対策に役立つ。監修は「スタディサプリ」の伊藤賀一先生。特典として歴史年表とミニポスターも付属。
本書は、日本の歴史を最新の研究に基づいて整理し、全体像をわかりやすく紹介する内容です。縄文時代から平成までの重要なポイントを、豊富なカラー図版と共に解説し、歴史への苦手意識を克服しながら楽しめるように工夫されています。著者は教育評論家の後藤武士で、歴史を通じて現代社会の成り立ちを理解する手助けをします。大人としての教養を身につけるための一冊です。
この本は、芸人の房野史典が戦国時代の歴史を現代語でわかりやすく解説した入門書です。戦国武将たちのユニークなエピソードを通じて、歴史の重要なポイントを楽しく学ぶことができます。桶狭間の戦い、三方ヶ原の戦い、本能寺の変など、現代人が知っておくべき10の戦いを紹介し、歴史の面白さを伝えています。房野は歴史好きな芸人で、子供たちにも歴史の楽しさを教える活動を行っています。
この書籍は、15世紀から18世紀にかけての世界史の重要な出来事を描いた冒険物語です。大航海時代、ルネサンス、イギリスの産業革命、絶対主義国家の興亡、中国の漢民族国家の成立、オスマン帝国の成長、アメリカ建国の歴史など、各章でさまざまな歴史的テーマが紹介されています。著者は歴史学者の綿引弘、漫画家の小杉あきら、ほしのちあきの3人で構成されています。
この参考書は、中学歴史を楽しく学ぶためのもので、ボカロ曲とPV映像が組み合わさっています。収録曲には「千本桜」や「脳漿炸裂ガール」の歴史バージョンを含む10曲があり、歌詞や映像に重要な歴史の用語や流れが散りばめられています。オリジナル曲も多数収録されており、視覚と聴覚を使って学ぶことができます。
『イラストでサクッと理解! 流れが見えてくる日本史図鑑』の第2弾で、豊富なイラストを通じて世界史の流れを理解できる内容です。横長のワイド判で時間軸が見やすく、大人の復習や中高生の学習に適しています。各章は中国・東アジア、ヨーロッパ、中東・イスラーム、その他の地域、テーマ別に分かれています。
1517年に神聖ローマ帝国での修道士マルティン・ルターによる討論の呼びかけは、キリスト教の権威を大きく揺るがした。その後、聖書の解釈を最重要視する思想潮流はプロテスタンティズムと呼ばれ、ナショナリズム、保守主義、リベラリズムなど多面的な顔を持つにいたった。世界に広まる中で、政治や文化にも強い影響を及ぼしているプロテスタンティズムについて歴史的背景とともに解説し、その内実を明らかにする。 第1章 中世キリスト教世界と改革前夜 第2章 ハンマーの音は聞こえたのか 第3章 神聖ローマ帝国のリフォーム 第4章 宗教改革の終わり? 第5章 改革の改革へ 第6章 保守主義としてのプロテスタンティズム 第7章 リベラリズムとしてのプロテスタンティズム 終章 未完のプロジェクトとして
経済規模で、いずれ米国を凌駕すると予測される中国。富と力のシフトにより、世界秩序もまた確実に変容しつつある。しかしヘゲモニーの交代は果たして現実のものになるのか。近年の中国に対する周辺諸国の多様な動向に加えて、鍵を握るのが東アジア社会のチャイニーズ(華人)の急速なグローバル化である。中国の台頭にともない東アジアで起こっている複雑で多義的な事象を的確に理解するための、新しい視座を提示する。 第1章 東アジア地域秩序の変容(東アジア地域システム-その原型 東アジア地域システム-その変容 「東アジア共同体」構築 GMS(大メコン圏)協力 東シナ海の領土問題 中国の変容 米国のアジア再関与 日本の対応 東アジアからアジア太平洋へ まとめ) 第2章 周辺諸国の行動(タイ インドネシア ヴェトナム ミャンマー まとめ) 第3章 中国の経済協力(対外政策手段としての経済協力 ミャンマーの事例 ラオスの事例 インドネシアの事例 まとめ) 第4章 歴史比較のために(大元モンゴルの時代 大明の時代 一六世紀末・一七世紀初頭の東アジア 大清の時代 歴史の比較) 第5章 アングロ・チャイニーズの世界(中国=チャイナ、チャイニーズ 「まなざし」の変化 東南アジアのチャイニーズ-その先史 チャイニーズの形成 「日本化」と「アングロ・サクソン化」 アングロ・チャイニーズの台頭 ふたたび、「中国」とチャイニーズについて まとめ)
この書籍は、日本の歴史を図解でわかりやすく解説しており、さまざまな事件やエピソードを通じて楽しむことができます。内容は、縄文時代から弥生時代の日本文化の起源、律令国家の成立、大和政権、武士の時代、戦国時代を経て江戸幕府の成立、そして明治維新から太平洋戦争に至るまでの近代化の過程を扱っています。著者の河合敦は、難解な日本史を易しく解説することを目指しています。
この文章は、四大文明の誕生から帝国の形成、宗教や思想の発展、民族や文化の違いに関する歴史的な考察をまとめた内容です。具体的には、文明の発展が乾燥地帯に起因する理由、水の影響、宗教や思想が環境に左右されること、帝国の成立と衰退、周縁地域の歴史が世界史の理解を深めることについて述べています。また、著者の角田陽一郎の経歴やメディアビジネスにおける活動も紹介されています。
近世 近世ドイツの治安イメージとポリツァイ フランス絶対王政期の騎馬警察 一八世紀ロンドンの治安維持 近代 プロイセン警察からナチ警察へ 自由・国民・秩序 イギリス警察と「近代」 非ヨーロッパ 「政治」から「改革」へ 近代日本警察のなかのヨーロッパ 植民地警察はいかにして生みだされたか 植民地統治と警察