【2023最新】「江戸時代」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「江戸時代」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

司馬 遼太郎
新潮社
おすすめ度
100
紹介文
女の夜市 六車斬り 七里研之助 わいわい天王 分倍河原 月と泥 江戸道場 桂小五郎 八王子討入り スタスタ坊主 疫病神 浪士組 清河と芹沢 ついに誕生 四条大橋 高瀬川 祇園「山の尾」 士道 再会 二帖半敷町の辻 局中法度書 池田屋 断章・池田屋 京師の乱 長州軍乱入 伊東甲子太郎 甲子太郎、京へ 慶応元年正月 憎まれ歳三 四条橋の雲 堀川の雨 お雪 紅白 与兵衛の店

関ケ原(上) (新潮文庫)

遼太郎, 司馬
新潮社
おすすめ度
93

風林火山 (新潮文庫)

靖, 井上
新潮社
おすすめ度
88

宮本武蔵(一) (新潮文庫)

吉川 英治
新潮社
おすすめ度
87
紹介文
関ヶ原の落人となり、故郷でも身を追われ、憎しみに荒ぶる野獣、武蔵。彼はいかに求道し剣豪となり得たのか。若さ滾る、第一幕! 屍ひしめく関ヶ原で命からがら落ち延びた武蔵(たけぞう)と又八。お甲・朱実母娘の世話になり一年後、武蔵はひとり故郷に戻るが、その身を追われ……。憎しみに任せ、次から次へと敵を打ち殺す野獣武蔵に対峙する、沢庵。殺めるためではなく護るための剣とは? 一介の武弁が二天一流の開祖宮本武蔵(むさし)に至るまで志を磨く道、ここに始まる! 日本人なら一度は読みたい、超骨太なエンタテイメント。

孤宿の人(上) (新潮文庫)

みゆき, 宮部
新潮社
おすすめ度
84

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

高田 郁
角川春樹事務所
おすすめ度
78

咸臨丸、サンフランシスコにて (角川文庫)

植松 三十里
KADOKAWA
おすすめ度
76
紹介文
新田賞&中山賞作家の原点、歴史文学賞受賞作。書き下ろし作品も収録! 安政7年、遣米使節団を乗せ出航した咸臨丸には、吉松たち日本人水夫も乗り組んでいた。歴史の渦に消えた男たちの運命を辿った歴史文学賞受賞作が大幅改稿を経て待望の文庫化。書き下ろし後日譚も併載。 安政7年、遣米使節団を乗せ出航した咸臨丸には、吉松たち日本人水夫も乗り組んでいた。歴史の渦に消えた男たちの運命を辿った歴史文学賞受賞作が大幅改稿を経て待望の文庫化。書き下ろし後日譚も併載。

天地雷動 (角川文庫)

伊東 潤
KADOKAWA
おすすめ度
76
紹介文
最強武田軍vs信長・秀吉・家康軍! 戦国の大転換点、長篠の戦いを描く! 信玄亡き後、戦国最強の武田軍を背負った勝頼。信長、秀吉ら率いる敵軍だけでなく家中にも敵を抱えた勝頼は……。かつてない臨場感と震えるほどの興奮! 熱き人間ドラマと壮絶な合戦を描ききった歴史長編! 信玄亡き後、戦国最強の武田軍を背負った勝頼。信長、秀吉ら率いる敵軍だけでなく家中にも敵を抱えた勝頼は……。かつてない臨場感と震えるほどの興奮! 熱き人間ドラマと壮絶な合戦を描ききった歴史長編!

霧隠才蔵 上 (角川文庫)

火坂 雅志
KADOKAWA
おすすめ度
71
紹介文
大坂の陣前夜、伝説の忍者が甦る! 伊賀屈指の忍者・霧隠才蔵――。関ヶ原合戦後、徳川家に雇われた才蔵は、幕府の根底を覆す謎の巻物の探索を命じられた。だがその眼前に、豊臣家再興を画す真田幸村の放った甲賀忍者・猿飛佐助が現れた! 伊賀屈指の忍者・霧隠才蔵――。関ヶ原合戦後、徳川家に雇われた才蔵は、幕府の根底を覆す謎の巻物の探索を命じられた。だがその眼前に、豊臣家再興を画す真田幸村の放った甲賀忍者・猿飛佐助が現れた!

武田家滅亡 (角川文庫)

伊東 潤
角川書店(角川グループパブリッシング)
おすすめ度
70
紹介文
戦国最強を誇った軍団はなぜ滅びたのか? 戦国時代最強を誇った武田の軍団は、なぜ信長の侵攻からわずかひと月で跡形もなく潰えてしまったのか? 戦国史上最大ともいえるその謎を、本格歴史小説界の俊英が解き明かす壮大な歴史長編。 戦国時代最強を誇った武田の軍団は、なぜ信長の侵攻からわずかひと月で跡形もなく潰えてしまったのか? 戦国史上最大ともいえるその謎を、本格歴史小説界の俊英が解き明かす壮大な歴史長編。

覇王の家(上) (新潮文庫)

遼太郎, 司馬
新潮社
おすすめ度
70

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

次郎, 浅田
文藝春秋
おすすめ度
70
紹介文
「死にたぐねえから人を斬るのす」新選組で、ただひとり庶民の心を失わなかった吉村貫一郎の非業の生涯を描く浅田次郎版「新選組」

藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)

寛, 菊池
新潮社
おすすめ度
69

漂流 (新潮文庫)

昭, 吉村
新潮社
おすすめ度
69

五郎治殿御始末 (新潮文庫)

次郎, 浅田
新潮社
おすすめ度
69

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

竜, 和田
新潮社
おすすめ度
69
紹介文
信長vs.本願寺、睨み合いが続く難波海に敢然と向かう女。史実に基づく、壮大な歴史巨編! 時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞! 木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。

大友の聖将

赤神諒
角川春樹事務所
おすすめ度
69

新選組血風録 新装版 (角川文庫)

司馬 遼太郎
角川書店
おすすめ度
69
紹介文
司馬文学の傑作にして、新選組小説の代表作が、読みやすい新装版で登場! 勤王佐幕の血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京洛に、その治安維持を任務として組織された新選組。騒乱の世を、それぞれの夢と野心を抱いて白刃とともに生きた男たちを鮮烈に描く。司馬文学の代表作。 勤王佐幕の血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京洛に、その治安維持を任務として組織された新選組。騒乱の世を、それぞれの夢と野心を抱いて白刃とともに生きた男たちを鮮烈に描く。司馬文学の代表作。

弥勒の月 (光文社時代小説文庫)

あさの あつこ
光文社
おすすめ度
69
紹介文
小間物問屋遠野屋の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之介の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之介に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治とともに、事件を追い始める…。"闇"と"乾き"しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは?哀感溢れる時代小説。

仇討ち (角川文庫)

池波 正太郎
角川書店
おすすめ度
68
紹介文
仇討ち制度に翻弄される人間たちの皮肉な運命 夏目半介は四十八歳になっていた。父の仇笠原孫七郎を追って三十年。今は娼家のお君に溺れる日々……仇討ちの非人間性とそれに翻弄される人間の運命を鮮やかに浮き彫りにする。 夏目半介は四十八歳になっていた。父の仇笠原孫七郎を追って三十年。今は娼家のお君に溺れる日々……仇討ちの非人間性とそれに翻弄される人間の運命を鮮やかに浮き彫りにする。

天地明察(上) (角川文庫)

冲方 丁
KADOKAWA
おすすめ度
68
紹介文
第7回本屋大賞受賞作、待望の文庫化! 4代将軍家綱の治世、日本独自の暦を作る事業が立ち上がる。当時の暦は正確さを失いずれが生じ始めていた。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく描く時代小説! 第7回本屋大賞受賞作。 4代将軍家綱の治世、日本独自の暦を作る事業が立ち上がる。当時の暦は正確さを失いずれが生じ始めていた。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく描く時代小説! 第7回本屋大賞受賞作。

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

司馬 遼太郎
文藝春秋
おすすめ度
68
紹介文
松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に、維新から日露戦争の勝利に至る明治日本を描く大河小説。全八冊

忍者丹波大介 (角川文庫)

池波 正太郎
KADOKAWA
おすすめ度
68
紹介文
甲賀を捨て己の信じるもののためにだけに戦う一匹の忍び。 関ヶ原の合戦で徳川方が勝利をおさめると、激変する時代の波のなかで、信義をモットーにしていた甲賀忍者のありかたも変質していく。丹波大介は甲賀を捨て一匹狼となり、黒い刃と闘うが……。 関ヶ原の合戦で徳川方が勝利をおさめると、激変する時代の波のなかで、信義をモットーにしていた甲賀忍者のありかたも変質していく。丹波大介は甲賀を捨て一匹狼となり、黒い刃と闘うが……。

賊将 (角川文庫)

池波 正太郎
角川書店
おすすめ度
68
紹介文
西南戦争に散った快男児〈人斬り半次郎〉こと桐野利秋を描く表題作ほか、応仁の乱に何ら力を発揮できない足利義政の苦悩を描く「応仁の乱」など、直木賞受賞直前の力作を収録した珠玉短編集。 西南戦争に散った快男児〈人斬り半次郎〉こと桐野利秋を描く表題作ほか、応仁の乱に何ら力を発揮できない足利義政の苦悩を描く「応仁の乱」など、直木賞受賞直前の力作を収録した珠玉短編集。

剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)

池波 正太郎
新潮社
おすすめ度
68

国盗り物語(一) (新潮文庫)

遼太郎, 司馬
新潮社
おすすめ度
68

天と地と 上 (文春文庫)

海音寺潮五郎
文藝春秋
おすすめ度
68
紹介文
戦国史上最も戦巧者であり、いまなお語り継がれる武将・上杉謙信の半生と武田信玄との川中島合戦の死闘を活写した大河歴史小説!!

山河果てるとも 天正伊賀悲雲録 (角川文庫)

伊東 潤
角川書店(角川グループパブリッシング)
おすすめ度
68
紹介文
織田信長に翻弄された伊賀国と若者たちの運命。長編歴史小説! 「五百年不乱行の国」と謳われた伊賀国に暗雲が垂れ込めていた。急成長する織田信長が触手を伸ばし始めたのだ。国衆の子、左衛門、忠兵衛、小源太、勘六の4人も、非情の運命に飲み込まれていく。歴史長編。 「五百年不乱行の国」と謳われた伊賀国に暗雲が垂れ込めていた。急成長する織田信長が触手を伸ばし始めたのだ。国衆の子、左衛門、忠兵衛、小源太、勘六の4人も、非情の運命に飲み込まれていく。歴史長編。

亀井琉球守 (角川文庫)

岩井 三四二
角川学芸出版
おすすめ度
68
紹介文
乱世に夢を追いかけた男の生涯を描く、本格歴史長編。 生き延びることが最大の勝利だった戦国の世、流浪の身から大名にまで出世した男が、戦塵の果てに辿りついたのは――。豊臣秀吉に琉球征伐を願い、乱世に夢を追い続けた亀井茲矩の生涯を描く、本格歴史長編。 生き延びることが最大の勝利だった戦国の世、流浪の身から大名にまで出世した男が、戦塵の果てに辿りついたのは――。豊臣秀吉に琉球征伐を願い、乱世に夢を追い続けた亀井茲矩の生涯を描く、本格歴史長編。

影法師 (講談社文庫)

百田 尚樹
講談社
おすすめ度
68
紹介文
光があるから影ができるのか。影があるから光が生まれるのか。国家老・名倉障蔵が追った竹馬の友・彦四郎の不遇の死、その真相とは。 「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」 友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。 頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。 「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」 勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。 単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!

新選組一番組長 沖田総司の生涯 (新人物往来社文庫)

菊地 明
新人物往来社
おすすめ度
68
紹介文
病に力尽きた若き天才剣士-沖田総司。幼少時代から死の瞬間までその短い生涯が膨大な史料からよみがえる。 序章 沖田家(専称寺と墓碑 沖田家の系譜 ほか) 第1章 沖田惣次郎の日々(総司誕生 試衛館の所在地 ほか) 第2章 沖田総司京都の日々(浪士組の結集と編成 浪人組、入京する ほか) 第3章 沖田総司江戸の日々(最後の手紙 発病の記録 ほか)

のぼうの城 上 (小学館文庫)

竜, 和田
小学館
おすすめ度
68
紹介文
2012年秋映画化原作!戦国エンタメ大作 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 カバー装画は、単行本に続き、カリスマ漫画家、オノ・ナツメ氏に描いてもらいました。上巻は、単行本時と同じ、「のぼう様」こと成田長親、下巻は、描き下ろしの石田三成。上下巻を合わせると、どこかクールなのに迫力に満ちた両雄が激突するような絵柄が立ち上がってきます。 時は戦国。敵の十分の一以下の兵力で挑む男がいた。その男の愛称は、でくのぼう! 全く新しい英傑像を提示した痛快戦国エンターテインメント小説!

雪つもりし朝 二・二六の人々

植松 三十里
KADOKAWA
おすすめ度
68
紹介文
この二・二六事件が、日本の平和に関わった彼らの「その後」につながった… 作家である「私」は、国立新美術館を訪れた。そこで不思議な軍服姿の男を見かけたのだが、その姿はかき消えてしまう。「私」は、美術館の建物が、一九三六年に起こった、大きな歴史上のクーデター事件である「二・二六事件」ゆかりであることに思いを馳せる。  帝都叛乱の二月二十六日、彼らはそれぞれの夜を過ごしていた……。当時の首相だった岡田啓介、侍従長だった鈴木貫太郎と妻のタカ、昭和天皇の実弟・秩父宮、陸軍の歩兵として反乱軍と同じ部隊にいた本多猪四郎、吉田茂の娘であり湯河原で襲撃を受けた麻生和子。五人それぞれの二・二六事件。 日本の平和に関わった彼らの「その後」は、この「二・二六事件」につながっている。史実を題材にした連作短編集。 「身代わり」  義弟が身代わりになり命を落とした首相・岡田啓介は、やがて第二次大戦の終戦に尽力した。 「とどめ」  襲撃された鈴木貫太郎へのとどめを制止したのは、妻のタカだった。彼は終戦内閣の総理となる。 「夜汽車」  叛乱を起こした青年将校らが要と仰いだ秩父宮は、事件直後に弘前から夜汽車で上京した。 「富士山」  襲撃を受けながらも祖父を守った麻生和子は、父・吉田茂の講和条約を助ける存在に。 「逆襲」  何もわからず反乱軍と同じ部隊にいた本多猪四郎は、長い出兵を経て、「ゴジラ」の監督になった。  やがて戦争に突き進む一九三六年に起こった事件は、現代日本の舵取りについても大きな示唆に富む内容を訴えかけてくる。今の時代だからこその小説がここにある。

三河雑兵心得 足軽仁義 (双葉文庫)

井原 忠政
双葉社
おすすめ度
68
紹介文
喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛。波乱の世に漕ぎ出すことになった新米足軽の運命やいかに!? 時は戦国、所は三河。喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することになる。だが、折しも一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は「君臣の縁は一代限り。弥陀との縁は未来永劫」と、一揆側につくことを決意する。武士人生ののっけから、「立身出世」どころか国主に弓を引く「謀反人」になってしまった茂兵衛。波乱の世に漕ぎ出すことになった新米足軽の運命やいかに!?

徳川家康(1) 出世乱離の巻 (山岡荘八歴史文庫)

山岡 荘八
講談社
おすすめ度
67
紹介文
竹千代(家康)が生まれた年、信玄は22歳、謙信は13歳、信長は9歳であった。動乱期の英傑が天下制覇の夢を抱くさなかの誕生。それは弱小松平党にとっては希望の星であった──剛毅と智謀を兼ね備えて泰平の世を拓いた家康の生涯を描いて、現代人の心に永遠の感動を刻む世紀の大河ドラマ発端篇!

ダブルエージェント 明智光秀 (幻冬舎文庫)

波多野 聖
幻冬舎
おすすめ度
67

真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

正太郎, 池波
新潮社
おすすめ度
67

家康<一> 信長との同盟 (幻冬舎時代小説文庫)

安部 龍太郎
幻冬舎
おすすめ度
67
紹介文
桶狭間の敗戦を機に、松平元康(後の家康) は葛藤の末、信長と同盟を結ぶ。先見性と経 済力を武器にのし上がる天才を目の当たりに し、単なる領地争いの時代が終わったことを 身をもって知る元康。三河一国を領し、欣求 浄土の理想を掲げ、平安の世を目指す。信長 でも秀吉でもなく、なぜ家康が戦国最後の覇 者となれたのか。かつてない大河歴史小説。

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

高橋 克彦
講談社
おすすめ度
67
紹介文
古代の英雄の生涯を空前のスケールで描く歴史冒険巨編。 辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。(講談社文庫) 吉川英治文学賞を受賞した、傑作歴史長編!8世紀、黄金を求めて押し寄せる朝廷の大軍を相手に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を展開した。古代の英雄の生涯を空前のスケールで描く歴史冒険巨編。 宿命 挑戦 震動 雷火

室町無頼(上) (新潮文庫)

涼介, 垣根
新潮社
おすすめ度
67
紹介文
応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。

機巧のイヴ (新潮文庫)

緑郎, 乾
新潮社
おすすめ度
67
紹介文
天府城に拠り国を支配する強大な幕府、女人にだけ帝位継承が許された天帝家。二つの巨大な勢力の狭間で揺れる都市・天府の片隅には、人知を超えた技術の結晶、美しき女の姿をした〈伊武 〉が存在していた! 天帝家を揺るがす秘密と、伊武誕生の謎。二つの歯車が回り始め、物語は未曾有の結末へと走りだす──。驚異的な想像力で築き上げられたSF伝奇小説の新たな歴史的傑作、ここに開幕!

江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし (PHP新書)

堀口 茉純
PHP研究所
おすすめ度
67
紹介文
ここまで楽しく素晴らしい町だったとは! 浮世絵などイラスト満載で、ページを開けばお江戸の世界。その魅力がみるみるわかる極上の書。

北条政子 (文春文庫 な 2-55)

永井 路子
文藝春秋
おすすめ度
63
紹介文
伊豆の豪族北条時政の娘は流人源頼朝に恋をする。源平の合戦、鎌倉幕府成立、歴史の激流にもまれ乱世を生き抜く女を描いた歴史長編。 2022大河ドラマ主人公・北条義時の姉にして、源頼朝の妻。 彼女はいつも動乱の渦中にいた。 伊豆の豪族・北条時政の娘に生まれ、流人源頼朝に遅い恋をした政子。やがて夫は平家への叛旗をあげる。源平の合戦、鎌倉幕府開設――御台所になった政子は、実子・頼家や実朝、北条一族、有力御家人達の間で自らの愛憎の深さに思い悩む。歴史の激流にもまれつつ乱世を生きぬいた女を描き、NHK大河ドラマ「草燃える」原作にもなった傑作歴史長編。 解説・大矢博子

江戸時代の暮らし方 (「もしも?」の図鑑)

小沢 詠美子
実業之日本社
おすすめ度
63
紹介文
江戸時代、江戸の人々の暮らしぶりがよくわかる空想歴史図鑑。 第1章 江戸時代って(江戸時代とは 身分制度 ほか) 第2章 町人の暮らしを見てみよう(支配のしくみ 長屋のつくり ほか) 第3章 江戸で遊んでみたら…(歌舞伎 浮世絵 ほか) 第4章 大名の暮らしを見てみよう(大名とは 大名のお仕事 ほか) 第5章 将軍と江戸城(江戸城の構成 「天守」のない城 ほか)

夢中になる!江戸の数学 (集英社文庫)

桜井 進
集英社
おすすめ度
63
紹介文
江戸時代、鎖国中の日本には「和算」という独自の数学があった。殿さまから子供まで、遊びのような感覚で数学を楽しみ、寺子屋の教科書として普及した驚異の数学書『塵劫記』は「一家に一冊」という大ベストセラーに。一方で、関孝和、建部賢弘といった和算家たちの残した業績は、世界にひけをとらないレベルにあった。知られざる江戸の数学ワールドを案内しながら、驚くべき和算の魅力を探る。 第1章 大名から子供まで、江戸時代は数学フィーバー(受験もないのに数学が流行した江戸時代 「算額」という独自の数学文化 ほか) 第2章 円周率を求めよ!和算家たちの挑戦(東大の入試問題「円周率が3・05より大きいことを証明せよ」 「内接する正八角形の周」に着目すれば勝ったも同然 ほか) 第3章 現代に生きる和算(数学の「競技人口」が多かった江戸時代 受験勉強が狭める数学の裾野 ほか) 和算の練習問題(鶴亀算 からす算 ほか)

仇討検校 (新潮文庫)

乾 緑郎
新潮社
おすすめ度
63
紹介文
鍼灸道を確立し、五代将軍綱吉の御殿医にまで登りつめた鍼聖・杉山検校。じつは、だった!? 一度でも人を斬り殺したものは、血塗られた仇討の連鎖からは逃れられないのか。怨念の呪縛に囚われ、自らを偽り、仕込み杖を携え盲目を装い、因果の大渦から逃げ続けた恩讐の彼方に、その目が見たものは――。目眩くほど壮絶な八十五年の生涯を描く、一気読み必至の大作。『見返り検校』改題。

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)

司馬 遼太郎
文藝春秋
おすすめ度
61
紹介文
青春小説の名作が読みやすくなって再登場。前半は、奥手だった幼年期から、剣術修行、脱藩、勝海舟との出会いと海軍塾設立までを描く

まんが・イラストでみる 江戸の暮らし 衣・食・住

「ポケット倶楽部」編集室
ノラ・コミュニケーションズ
おすすめ度
61

新装版 幕末新選組 (文春文庫)

池波 正太郎
文藝春秋
おすすめ度
61
紹介文
剣道の快感に没入した青春の血をそのまま新撰組に投じた永倉新八。女には弱いが、剣術では近藤勇以上と噂された新八の壮快な人生

江戸暮らしの内側-快適で平和に生きる知恵 (中公新書ラクレ)

森田 健司
中央公論新社
おすすめ度
61
紹介文
少ない物的資源を有効に使い、無駄なく再利用していたこと。狭くプライバシーも制限された住居に暮らしつつも、近隣の人々とうまく付き合い、和やかな人間関係を築いていたこと。そして、しっかりした教育を受け、よく本を読んでいたこと。「与えられた場で懸命に生きる」人生を自然に送っていたこと。こうした江戸庶民の生の「内側」を幅広く捉え、さまざまなエピソードとともに本書は紹介していきます。衣食住はもちろん、教育や出版、そして生老病死まで江戸庶民の「内側」を活写。江戸庶民のあり方は二一世紀に暮らす私たちにとって、「生きた」知恵の宝庫です。図版多数。

一日江戸人 (新潮文庫)

日向子, 杉浦
新潮社
おすすめ度
60

女性作家捕物帳アンソロジー 撫子が斬る 上 (角川文庫)

宮部 みゆき
KADOKAWA
おすすめ度
60
紹介文
女性作家8名による、色とりどりの「捕物帳」アンソロジー! 宇江佐真理、澤田瞳子、藤原緋沙子、北原亞以子、藤水名子、杉本章子、澤田ふじ子、宮部みゆき――当代を代表する女性作家8名による、色とりどりの捕物帳アンソロジー。宮部みゆき選、日本ペンクラブ編。 宇江佐真理、澤田瞳子、藤原緋沙子、北原亞以子、藤水名子、杉本章子、澤田ふじ子、宮部みゆき――当代を代表する女性作家8名による、色とりどりの捕物帳アンソロジー。宮部みゆき選、日本ペンクラブ編。

浮世絵でわかる! 江戸っ子の二十四時間 (青春新書インテリジェンス)

山本 博文
青春出版社
おすすめ度
60
紹介文
棒手振・朝湯・寺子屋・蕎麦・天ぷら・初鰹・富くじ・相撲・手習い・水茶屋・駕籠屋・火消し・祭り・吉原・百物語…浮世絵で見るからもっと面白い!江戸の暮らしの朝から晩まで。近年、発見され話題となった歌麿の肉筆画「雪月花」のひとつ『深川の雪』を収載。オールカラー128P。 棒手振・朝湯・寺子屋・蕎麦・天ぷら・初鰹・富くじ・相撲・手習い…浮世絵で見るからもっと面白い!江戸の暮らしの朝から晩まで。

新装版 美貌の女帝 (文春文庫)

永井 路子
文藝春秋
おすすめ度
60
紹介文
壬申の乱から藤原京、さらに平城京へと都がうつる激動の時代。その裏で皇位を巡って氷高皇女が懸命に守り抜こうとしたものは――。 悲劇の女帝を描いた長編歴史小説の新装版壬申の乱から藤原京、さらに平城京へと都がうつる激動の時代。その裏で皇位を巡って氷高皇女が懸命に守り抜こうとしたものは――。

西郷隆盛 新装版 (角川文庫)

池波 正太郎
KADOKAWA
おすすめ度
60
紹介文
名匠が描破する西郷隆盛 「本書によって西郷のみならず明治維新の革命の真相を理解できたと思う」(解説より)――作家・常盤新平氏 近代日本の夜明け、明治維新に燦として輝きを放つ西郷隆盛。「西郷は真の政治家でありながら、世に横行する政治家ではない。西郷は詩人の魂をもった理想家であり教育家であった。芸術家になっても、すばらしい業績をのこしていたろう。そしてさらに、西郷は軍人でもなかったのである」と著者が言い切った男の半世紀の足どりを克明に追った伝記小説。名匠が描いた維新史としても読みごたえ十分の力作。 薩摩の下級藩士の家に生まれ、幾多の苦難に見舞われながら幕末・維新を駆け抜けた西郷隆盛。歴史時代小説の名匠が、西郷の足跡を克明にたどり、維新史までを描破した力作。

江戸の庶民のかしこい暮らし術---人間らしく幸せに生きる知恵が学べる博学ビジュアル版 (イラスト図解版)

淡野 史良
河出書房新社
おすすめ度
60

マリー・アントワネットの日記 Rose (新潮文庫nex)

トリコ, 吉川
新潮社
おすすめ度
60
紹介文
このプリンセス、他人とは思えない! ハーイ、あたし、マリー・アントワネット。もうすぐ政略結婚する予定www 1770年 1 月 1 日、未来のフランス王妃は日記を綴り始めた。オーストリアを離れても嫁ぎ先へ連れてゆける唯一の友として。冷淡な夫、厳格な教育係、衆人環視の初夜……。サービス精神旺盛なアントワネットにもフランスはアウェイすぎた──。時代も国籍も身分も違う彼女に共感が止まらない、衝撃的な日記小説!

戦国、まずい飯! (インターナショナル新書)

黒澤 はゆま
集英社インターナショナル
おすすめ度
60
紹介文
戦国時代の武将や足軽たちは何を食べていたのか? 干し飯、糠味噌汁、スギナ……。まずい飯の数々を再現し、歴史へと思いを馳せる。 あの時、あの武将はいったい何を食べていた? 薄味を供した料理人を殺せと命じた信長、糠(ぬか)味噌汁を残して叱られた井伊直政、逃避行中に雑草を食べた真田信之、生米は水に浸してから食べよと心づかいする家康……。 歴史小説家である著者が、さまざまな文献から戦国の食にまつわる面白いエピソードを紹介。さらに文献に登場する料理を再現し、実食する。果たしてその味は……。どれだけまずいのか!? 食を通して、当時の暮らしぶりを知り、戦国の世と先人たちに思いを馳せる。 ――第2章より ある夜、井伊万千代は、大久保忠世から、若い衆がうち集まって旨い料理を食べているからいらっしゃいと招待を受けた。 (中略) 若者たちは焚火に顔をあぶられつつ、生煮えの芋汁を食べている。皆、余計な口はきかない。ただ、汁のすする音、舌を打つ音だけが、騒がしい。三河ものらしい野卑な食べ方である。万千代にも碗にうずたかく芋を盛られたものが与えられた。こちらは碗を持つ手も典雅に、さらさらと口に流し入れる。 が、 「!」 まずい。とても食べられたものではない。万千代は黙って碗を下に置いた。 (原典は『故老諸談』。著者の意訳による) ――目次 第1章 赤米 稲米として最悪のもの? 第2章 糠味噌汁 醤油は贅沢? 叱られた井伊直政 第3章 芋がら縄 戦国時代のインスタントスープ 第4章 干し飯 最重要の保存食を腐らせた武将とは? 第5章 スギナ はなはだ食べづらきもの 真田信之の述懐 第6章 粕取焼酎 ツボいっぱいに詰めてくれ! 真田信繁の好物 第7章 牛肉 宣教師の陰謀か? みんな虜の牛肉料理 第8章 ほうとう 戦国時代の麺食の実態とは? 第9章 味噌 行軍中にできる謎の味噌の正体を追う ■著者略歴 黒澤はゆま(くろさわはゆま) 歴史小説家。1979年、宮崎県生まれ。著者に『劉邦の宦官』(双葉社)、『九度山秘録』(河出書房新社) 、『なぜ闘う男は少年が好きなのか』(KKベストセラーズ)がある。好きなものは酒と猫。

孟嘗君(1) (講談社文庫)

宮城谷 昌光
講談社
おすすめ度
60
紹介文
中国戦国時代、血風吹きすさぶ大河ロマン。中華に輝く盛名を得た孟嘗君・田文の、数奇な出生の秘密。壮大な物語の幕開け。全5巻。 斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾・青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母・青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文こと孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。全5巻。(講談社文庫) 中国戦国時代――壮大華麗な歴史ロマン 斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文・孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。(全5巻) 消えた赤子 流れ雲 大望の道 西方の風 決 断 天下往来CR

江戸庶民風俗図絵 (中公文庫)

三谷 一馬
中央公論新社
おすすめ度
60

にっぽん怪盗伝 新装版 (角川文庫)

池波 正太郎
KADOKAWA
おすすめ度
59
紹介文
「鬼平」外伝ともいうべき江戸捕物帳、待望の新装改版! 火付盗賊改方の頭に就任した長谷川平蔵は、迷うことなく捕らえた強盗団に断罪を下した! その深い理由とは? 「鬼平」外伝ともいうべきロングセラー捕物帳全12編が、文字が大きく読みやすい新装改版で登場。 火付盗賊改方の頭に就任した長谷川平蔵は、迷うことなく捕らえた強盗団に断罪を下した! その深い理由とは? 「鬼平」外伝ともいうべきロングセラー捕物帳全12編が、文字が大きく読みやすい新装改版で登場。

復元 江戸生活図鑑

笹間 良彦
柏書房
おすすめ度
59
紹介文
江戸時代の武士や庶民の生活を復元した図集。服装と結髪、武家社会と生活、庶民社会と生活の3部構成。小・中・高校の歴史授業にも利用できるようルビを多用する。各復元図には解説を付す。-活字ではわからなかった、絵で読む江戸の社会と暮らし。 武家と庶民の服装と結髪 復元武家社会と生活 復元庶民社会と生活

小説十八史略(一) (講談社文庫)

陳 舜臣
講談社
おすすめ度
59
紹介文
英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。 夏に先だつ幾千年、中国中原に君臨した神々。時代は下り、やがて殷へ。暴君紂王を倒して次なる世界を開いたのは、周だった。その周も大動乱をへて、秦に統一される。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。<全6巻>

海賊とよばれた男 上

百田 尚樹
講談社
おすすめ度
59
紹介文
2013年本屋大賞受賞!第1位に輝いたノンフィクション・ノベル。世界を驚倒させた「日章丸事件」を百田氏が発掘、命を吹き込んだ 2013年本屋大賞受賞!第1位に輝いた、ノンフィクションノベルの最高傑作!「私が、『この小説のモデルとなった出光佐三という偉大な男の生き様を、一人でも多くの日本人に知ってもらいたい!』と強く思ったように、『海賊とよばれた男』を読んでくれた書店員の皆さんもまた同じ気持ちを抱いてくれたのかもしれません。全国の書店員の皆さま、本当にありがとうございました」(著者・百田尚樹さん) 「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。 「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。

江戸庶民の読書と学び

長友千代治
勉誠出版
おすすめ度
59
紹介文
教養熱(ブーム)は江戸時代にもあった! 出版文化が花開いた江戸時代、さまざまな知識が書物によって伝播していく中で、人びとのなかに「学び」への熱が高まっていった。 彼ら・彼女らはどのような知識を求め、どのような体系のなかで知を自家薬籠中のものとしていったのか。 そして、それを担う書物はどのように読者の手に伝えられたのか。 当時のベストセラーである啓蒙書や教養書、そして、版元・貸本屋の記録など、人びとの読書と学びの痕跡を残す諸資料の博捜により、日本近世における教養形成・書物流通の実情を描き出す。 はしがき 第一章 近世初頭の書物と読書瞥見  一 書物の探索と入手  二 書物書写と慶長写本  三 印刷本  四 書物の譲渡、融通、本売  五 虫払と目録  六 読書始、進講、講釈、会読 第二章 近世における出版と読書  一 寛永期の整版本出版  二 元禄期三世代目の出版  三 享保期より四世代目以降の出版  四 四民の学習 第三章 近世庶民の学問とは何か  はじめに  一 学習・学問の普及  二 学習・学問をする理由は何か  三 学習・学問の究極の目標は何か  四 原則的な教科課程  五 庶民の自学自習の教科課程  六 教材は出版本屋の製作本  七 学習の成果は  八 裏返しの茶化し 第四章 江戸初心者の勉学  一 学門入学吉日  二 学文十徳  三 手習教訓書  四 躾方教訓書  五 入学文章  六 京 学  七 七夕の文事  八 小児、娘子の教育  九 早学問  十 算は渡世の第一  十一 相手尊重の教え  十二 手習子風情  十三 一代の総論 第五章 日常生活の中の文事  一 手習い子  二 読書を楽しむ  三 文字を書く知恵  四 墨・筆・硯・紙  五 経師屋・哥書絵双子・書林物之本屋・唐本屋・浄瑠璃草紙屋・板木屋  六 生活の中の本 第六章 江戸美人の読書  一 読書は知的美人の象徴  二 遊女の読書  三 知識を身に付け楽しむ読書  四 町娘の読書  五 人気作者の本の読書 第七章 再説・浄瑠璃本の需要と供給  一 町浄瑠璃の繁昌  二 稽古本のはじめ  三 正本の性格  四 浄瑠璃本屋  五 五行、六行本  六 浄瑠璃本の見料 第八章 食事作法  一 食礼  二 『諸礼筆記』の「飲食」記事  三 食事作法図 第九章 貸本屋略史  一 商業本屋の開始  二 行商本屋  三 貸物屋、貸本屋 第十章 名古屋の貸本屋大惣  一 名古屋の本屋と大惣の位置  二 大惣略年表  三 大惣の文壇、利用者  四 近代の大惣本研究  五 現在の大惣研究  終わりに あとがきに代えて―『浄土宗回向文和訓図会』― 初出一覧 索 引

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

浅田 次郎
講談社
おすすめ度
59
紹介文
極貧の少年に与えられた途方もない予言 そこに「希望」が生まれた 魂をうつベストセラー大作待望の文庫化! 汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう――中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつベストセラー大作! もう引き返すことはできない。春児は荷台に仰向いたまま唇を噛んだ。満月に照らし上げられた夜空は明るく、星は少なかった。「昴はどこにあるの――」誰に訊ねるともなく、春児は口ずさんだ。声はシャボンのような形になって浮き上がり、夜空に吸いこまれて行った。途方に昏(く)れ、荒野にただひとり寝転んでいるような気分だった。「あまた星々を統べる、昴の星か……さて、どこにあるものやら」老人は放心した春児を宥(なだ)めるように、静かに胡弓を弾き、細い、消え入りそうな声で唄った。――<本文より> 第一章 科挙登第 第二章 乾隆の玉

ナポレオン 1 台頭篇

佐藤 賢一
集英社
おすすめ度
59
紹介文
離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。 彼はいかにして「英雄」となったのか。 フランス国民を熱狂させたカリスマの素顔とは。 ナポレオン生誕250周年に、西洋歴史小説の第一人者が満を持して放つ、英雄小説の決定版! 全3巻、刊行開始!! 1769年8月15日、コルシカ島の小貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオン。地元のガキ大将だった彼は、パリの陸軍士官学校を出て、コルシカの英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ、島を追われる羽目に。 故郷を追われたナポレオンは、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クー・デタでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオン自身も投獄の憂き目に……。 だが、男はそこで終わらなかった。 パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。 【著者略歴】 佐藤賢一(さとう・けんいち) 1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞。2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞。『ハンニバル戦争』『遺訓』『テンプル騎士団』など著書多数。 離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。ナポレオン生誕250周年に西洋歴史小説の第一人者が満を持して放つ、英雄小説の決定版!

天地明察

冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
おすすめ度
59
紹介文
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること-。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。

浮世絵に見る 江戸の食卓

林綾野
美術出版社
おすすめ度
59

炎の女帝 持統天皇 (学研M文庫)

三田 誠広
学研プラス
おすすめ度
59

業政駈ける (角川文庫)

火坂 雅志
角川学芸出版
おすすめ度
59
紹介文
武田信玄を恐れさせた男・長野業政。上州侍の誇りを貫いた気骨の生涯を描く 西上野の地侍達から盟主と仰がれた箕輪城主・長野業政。河越夜戦で逝った息子への誓いと上州侍の誇りを胸に、義の戦いへおのれの最後を賭す。度重なる武田軍の侵攻に敢然と立ち向かった気骨の生涯を描く! 西上野の地侍達から盟主と仰がれた箕輪城主・長野業政。河越夜戦で逝った息子への誓いと上州侍の誇りを胸に、義の戦いへおのれの最後を賭す。度重なる武田軍の侵攻に敢然と立ち向かった気骨の生涯を描く!

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

磯田 道史
新潮社
おすすめ度
59

軍師の門 上 (角川文庫)

火坂 雅志
KADOKAWA
おすすめ度
59
紹介文
半兵衛と官兵衛――。「生涯の友」となる二人の運命が、いま交錯する! 豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師がいた。野心家の心と世捨て人の心を併せ持つ竹中半兵衛、己の志を貫きまっすぐに生きようとする黒田官兵衛。混迷の現代に共感を呼ぶ長編歴史小説。 豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師がいた。野心家の心と世捨て人の心を併せ持つ竹中半兵衛、己の志を貫きまっすぐに生きようとする黒田官兵衛。混迷の現代に共感を呼ぶ長編歴史小説。

小説 平清盛

高橋 直樹
潮出版社
おすすめ度
59
紹介文
天下は、一本の矢だけでは動かない。時代の潮流は、清盛と頼朝をどこへ押し流すのか-。五二〇枚・渾身の書き下ろし。

鎌倉擾乱 (文春文庫)

高橋 直樹
文藝春秋
おすすめ度
59

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

高田 郁
幻冬舎
おすすめ度
59
紹介文
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。

江戸の武士 仕事と暮らし大図鑑 (廣済堂ベストムック)

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廣済堂出版
おすすめ度
59

武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景 (角川ソフィア文庫)

大岡 敏昭
KADOKAWA/角川学芸出版
おすすめ度
59
紹介文
『石城日記』で読み解く幕末日本の武士の暮らしと住まい 忍藩の下級武士が描いた『石城日記』。飄々とした作者の人柄がにじみ出ており、思わず吹き出すような滑稽味にも溢れている。貧しくも心豊かな武士の日常生活の貴重な記録。『幕末下級武士の絵日記』を改題。 忍藩の下級武士が描いた『石城日記』。飄々とした作者の人柄がにじみ出ており、思わず吹き出すような滑稽味にも溢れている。貧しくも心豊かな武士の日常生活の貴重な記録。『幕末下級武士の絵日記』を改題。

竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末 上 万里波濤編 (講談社文庫)

上田 秀人
講談社
おすすめ度
59
紹介文
学問を積み、いちはやく世界一周する機会をつかんだ仙台藩下級藩士・玉虫左太夫は、奥州の”坂本龍馬”となれるか? 仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は、学問を究めるため江戸に出奔した。昌平坂学問所の林復斎に認められ、仙台藩江戸藩邸の儒学者・大槻磐渓に邂逅する。世は、黒船騒動から安政の大獄の時代。蘭学を学ぼうとした左太夫は、日米修好通商条約のために渡米する外国奉行・新見豊前守の従者となる機会をつかむ。安政七年、咸臨丸の勝海舟を追うように、左太夫の乗った船は品川沖を旅立った。左太夫にアメリカはどう映ったのか?

幕末武家の回想録 (角川ソフィア文庫)

柴田 宵曲
KADOKAWA
おすすめ度
59
紹介文
大名から御家人まで、江戸時代の元武士たちが語った貴重な回想録 大名から御家人まで、江戸時代の元武士たちが明治維新後に語った回顧談。生活・習俗・規則などの話題から、薩英戦争や大政奉還のような大事件まで、当事者として居合わせた人々だからこそできる貴重な話を、江戸学の祖・三田村鳶魚の著作に携わった柴田宵曲が編む。親本は青蛙房から刊行された『幕末の武家』。文庫化にあたり新たな注釈を加えた。江戸時代を知るための必読の書。 解説・高尾善希 【内容(一部)】 ・江戸城の開門・閉門のしきたり ・米公使を言い負かした弁舌の立つ老中 ・悲惨な旧幕臣の静岡への移住 ・薩英戦争真っ只中のイギリス軍艦に乗り合わせた日本人 ・軍艦開陽丸を受け取りに行く途中インドネシアで難破した話 【目次】 解題  柴田宵曲 大名の日常生活  浅野長勲 大奥秘記  村山鎮 時の御太鼓  桂園 高家の話  大沢基輔 御船手の話  向井秋村 御朱印道中・御目付  桂園 御徒士物語  鈍我羅漢 勤番者  内藤鳴雪 お伽役の話  伊藤景直 廻り方の話  今泉雄作 雲助  宮崎三昧 幕末の話  梶金八、飯島半十郎、江原素六、柴太一郎、立花種恭、竹斎、六十匁道人、相陽道人、松本蘭疇、流行歌 明治元年  塚原渋柿 外国使臣の謁見  江連堯則 明治以前の支那貿易  山口挙直 幕末外交瑣談  田辺太一 目撃した薩英戦争  清水卯三郎 日蘭交渉の一片  長岡護美 徳川民部公子の渡仏  呉陽散士 和蘭留学の話  あられのや主人 幕府軍艦開陽丸の終始  沢太郎左衛門 江戸城の開閉門のしきたりから、薩英戦争の裏側まで、実際に経験した当事者だからこそできる貴重な回顧談を収集! 江戸の生活から幕末維新の大事件まで、江戸時代を知るための必読の書。 解題 柴田宵曲 大名の日常生活  浅野長勲 大奥秘記  村山鎮 時の御太鼓  桂園 高家の話  大沢基輔 御船手の話  向井秋村 御朱印道中・御目付  桂園 御徒士物語  鈍我羅漢 勤番者  内藤鳴雪 お伽役の話  伊藤景直 廻り方の話  今泉雄作 雲助  宮崎三昧 幕末の話  一  梶金八  二  飯島半十郎  三  江原素六  四  柴太一郎  五  立花種恭  六  竹斎  七  六十匁道人  八  相陽道人  九  松本蘭疇  十  流行歌 明治元年  塚原渋柿 外国使臣の謁見  江連堯則 明治以前の支那貿易  山口挙直 幕末外交瑣談  田辺太一 目撃した薩英戦争  清水卯三郎 日蘭交渉の一片  長岡護美 徳川民部公子の渡仏  呉陽散士 和蘭留学の話  あられのや主人 幕府軍艦開陽丸の終始  沢太郎左衛門

死ぬことと見つけたり(上) (新潮文庫)

慶一郎, 隆
新潮社
おすすめ度
59

義経 (新潮文庫)

登美子, 宮尾
新潮社
おすすめ度
59
紹介文
源氏と平氏と朝廷の確執に煽られて、一ノ谷から屋島、壇ノ浦、平泉へ。自らがやがて伝説と化すことも知らぬままに戦を重ねて、短い人生を駆け抜けた義経。生涯の全ての勝利が、非業の死を彩る虚しい供物にしかならなかった逆説ゆえに愛され、時を超えて絢爛たる光芒を放つ稀代のヒーローと、彼を慕った女たちの人生の流転を、哀感を滲ませた華麗な筆致で描き尽くす宮尾歴史文学の白眉。

TOKUGAWA 15(フィフティーン) 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本

堀口茉純
草思社
おすすめ度
59

城は踊る (角川文庫)

岩井 三四二
角川書店(角川グループパブリッシング)
おすすめ度
59
紹介文
この城攻め、なにかおかしい――。緊迫の城攻めエンタテインメント! 「この城攻め、何かおかしい――」急な陣触れと、無理難題の主命、そして敵方には貴族出の女城主。矢玉飛び交う戦場で運と欲に翻弄される人びとは、生き残りと恩賞をかけ、不可解かつ厄介な戦いに挑むが……。 「この城攻め、何かおかしい――」急な陣触れと、無理難題の主命、そして敵方には貴族出の女城主。矢玉飛び交う戦場で運と欲に翻弄される人びとは、生き残りと恩賞をかけ、不可解かつ厄介な戦いに挑むが……。

決定版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)

正太郎, 池波
文藝春秋
おすすめ度
59
紹介文
シリーズ誕生五十年になる『鬼平犯科帳』が、より読みやすい文庫決定版で順次刊行開始。さあ、読んでから観るか、観てから読むか。 アニメ化で話題沸騰中! 盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵。 2017年は、池波正太郎の「鬼平」誕生50周年にあたる。 このタイミングで、テレビアニメ「鬼平 ONIHEI」が、満を持しての登場。 そして、人気絶大の原作「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ぐんと読みやすくなった大きな文字とふりがなを増やした決定版で刊行開始 ! カバーも一新、アニメだけでなく、広重の世界が広がり、全巻揃える楽しみも倍増。 「読む快感とは、まさにこのことである」と納得がいく、池波文学の代表作。 この一年は鬼平とともにあり。 決定版をぜひ一度、手にとってみてください。 第一巻収録作品は、「啞の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」の8篇。 伝説の粋人・ジャズ評論家で、晩年は大の鬼平ファンでもあった植草甚一(1908~1979)が、第一巻で文庫解説を執筆。 J・J氏の魅力も全開です。

新史 太閤記(上) (新潮文庫)

遼太郎, 司馬
新潮社
おすすめ度
59

新装版 風の果て (上) (文春文庫)

藤沢 周平
文藝春秋
おすすめ度
59
紹介文
首席家老・又左衛門の許に果し状が届く。かつて同門の徒であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった―武家小説の傑作長篇。 首席家老・桑山又左衛門の許に、ある日果し状が届く。恥知る気あらば決闘に応じよ、と。かつて同じ部屋住みで、同門・片貝道場の友であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった。 策謀と収賄。権力に近づいて腐り果てるのがおぬしの望みか―面罵する市之丞に、又左衛門はどう応えるのか…?運命の非情な饗宴をくまなく描いた、武家小説の傑作。 新装版の文庫解説は直木賞作家・葉室麟氏。

遊廓と日本人 (講談社現代新書)

田中 優子
講談社
おすすめ度
59
紹介文
遊廓とは人権無視の悲哀の場か、それとも日本文化の聖域かーー? 江戸学の第一人者による「遊廓入門」の決定版! 人権無視の悲哀の場か、日本文化の聖域か。 「日本史の陰影(タブー)」を再考する。 江戸学の第一人者による「遊廓入門」の決定版! -------------------------------------------------------------- 遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、 造ることができない場所であり制度です。 一方で遊女が、高い教養を持ち、輸入香木を焚きしめ、とても良い香りを放ち、和歌を作り、三味線を弾き、生け花や抹茶の作法を知っており、一般社会よりもはるかに年中行事をしっかりおこない、日本文化を守り継承してきた存在でもあったことを忘れてはなりません。 ----------------------------------------------------------------- 【本書の目次】 はじめに 第一章 吉原遊廓の誕生 第二章 遊廓とはどういう場所か? 第三章 遊女とはどんな人たちか? 第四章 男女の「色道」と吉原文化 第五章 吉原遊廓の三六五日 第六章 近代以降の吉原遊廓 終章  遊廓をどう語り継ぐべきか 【本書の内容】 ・遊郭は「辺境の別世」「身分のない世界」 ・「不夜城」と呼ばれた吉原遊廓 ・「色好み」という日本文化の伝統 ・井原西鶴が描いた「床上手」な遊女たち ・恋を創るために読まれた「色道」 ・江戸の「いい男」「いい女」の条件とは ・遊女を世に知らしめた「洒落本」と「浮世絵」 ・遊女の人権が問われた「マリア・ルス号事件」 ・吉原遊廓の凋落と消えゆく江戸文化  ……ほか

楠木正成〈上〉 (中公文庫)

北方 謙三
中央公論新社
おすすめ度
59

お江戸ファッション図鑑

撫子 凛
マール社
おすすめ度
59
紹介文
江戸時代の浮世絵に描かれている人々の着こなしを、現代のイラストで楽しめる! 江戸着物を描きたい人のためのイラスト資料集です。 江戸時代の浮世絵に描かれている当時の人々の着こなしを、現代のイラストでアップデート。 「江戸の着物を描きたい、でも難しくてわからない…」そんなお悩みにお答えする、実用的なイラスト資料集です。 町娘から武家の若君・姫君、大名・女中、芸者や役者、遊女・花魁まで、様々な身分の美男美女を集めました。 帯結びや着物の文様、現代では聞き慣れない日本髪の種類など、作画に役立つ細部の資料も充実。 元にした浮世絵の絵師とタイトルも記載していますので、比べてみると新たな発見があるでしょう。 その作品が描かれた時代から、お江戸ファッションのおよその変遷がつかめます。 浮世絵からたどる江戸の服飾文化の豊かさをどうぞお楽しみください。 江戸時代の浮世絵に描かれている当時の人々の着こなしを、現代のイラストでアップデートしたイラスト資料集です。帯結びや着物の文様、日本髪の種類など、作画にも役立つ細部の資料も充実させました。 はじめに 第一章 市井の人々 ◆資料 女性の髪型—初期から中期 女性の髪型—中期から後期 男性の髪型—初期から中期 男性の髪型—中期から後期 若衆髷 男性の帯結び 着物の柄—縞 着物の柄—格子 ◆コラム 嚢物…038 懸守、腕守りほか…039 履き物…040 第二章 武家の人々 ◆資料 武士の装束—直垂、狩衣、烏帽子 武士の装束—上下(裃) 武士の装束—熨斗目 武士の髷 武家女性の御髪 大奥女性の帯結び ◆コラム 化粧道具…069 装身具…070 第三章 芸に生きる人々 ◆資料 合羽、外衣 女性用の上衣 帯結び 役者が流行らせた着物の柄 二代目瀬川菊之丞 女形の野郎帽子 男性のかぶりもの ◆コラム 下駄一覧 第四章 花街の人々 ◆資料 遊女の髪型—初期から中期 遊女の髪型—中期から後期 禿のファッション 遊女の帯結び ◆コラム 雨具 あとがき 参考文献

歴史道 Vol.10 (週刊朝日ムック)

朝日新聞出版
朝日新聞出版
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59
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『歴史道』Vol.10では「江戸三百藩の暮らしと仕事」(仮題)と題して大特集。北は松前藩から南は薩摩藩まで、日本全国の諸藩を網羅。幕藩体制の成り立ち、大名の格付け、藩士の日常生活、参勤交代と大名行列の実態、農民の暮らしぶり等々、詳細に解説する。

陽眠る

上田秀人
角川春樹事務所
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慶応四年一月。 鳥羽伏見の戦いには敗れたものの、十五代将軍・徳川慶喜は薩長に対し徹底抗戦を主張。幕軍は意気軒昂であった。 幕府がオランダに依頼して建造された〈開陽丸〉の艦将・榎本釜次郎武揚も、「ここからが海軍の出番」と自負していた。 しかし、家臣たちの前で徹底抗戦を宣言したその夜、慶喜は大坂に停泊していた旗艦開陽丸で江戸へ逃げてしまう。 失望した榎本武揚は、海軍時代から榎本の右腕だった副艦将・澤太郎左衛門と、 大坂城から持ち出した十八万両を持って、開陽丸ごと徳川海軍を脱走。北へと向かう──。

新装版 沖田総司【新装版】

大内 美予子
新人物往来社
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陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版 (文春文庫)

泰英, 佐伯
文藝春秋
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豊後関前藩の若き武士三人が互いを斬る窮地に陥る。哀しみを胸に江戸での浪人暮らしを始めた坂崎磐音は陰謀に巻き込まれ……。 平成を代表する人気時代小説〈決定版〉刊行開始!佐伯泰英さんの代表作「居眠り磐音」。全51巻の〈決定版〉の刊行が始まります。第一巻『陽炎の辻』は、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説。著者自らが再度、手を入れ〈決定版〉として蘇ります。2019年5月17日には松坂桃李主演の映画も公開予定。どうぞ、「居眠り磐音」の世界を存分にお楽しみください。

高杉晋作 (人物文庫)

三好 徹
学陽書房
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飛燕の簪 神田職人えにし譚 (時代小説文庫)

知野みさき
角川春樹事務所
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財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繡と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。 両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。 ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。 気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。 しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。 咲が施す刺繡が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!

新装版 霧の果て―神谷玄次郎捕物控 (文春文庫)

藤沢 周平
文藝春秋
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59
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剣の屈指の使い手であるにもかかわらず、役所きっての自堕落者と知られる玄次郎の心の闇とは? 虚しさと憐れみが去来する8篇

関ヶ原 (双葉文庫)

岡田 秀文
双葉社
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天下の覇者・豊臣秀吉が死去したことにより起きた豊臣家の内紛。秀吉の恩に報いようと西軍をまとめる石田三成と、天下への野望を持つ東軍の徳川家康が激突。世に名高い関ヶ原の合戦を、秀吉の正室・寧々の視点を交えて描く。不仲だといわれてきた寧々と三成の関係に新解釈を加える意欲作。

子育て飴 江戸菓子舗照月堂 (時代小説文庫)

篠綾子
角川春樹事務所
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梅香る頃、照月堂では、これまで注文を受けて作っていた煉り切りを店頭でも売り出した。 これも、幕府の有力者が贔屓にしてくれるようになったおかげと、主・久兵衛や番頭の太助は感謝しきりである。 忙しくなった厨房では、弟弟子を迎えたなつめが饅頭作りに挑んでいた。 そんなある日、ちょうど留守にしていた隠居の市兵衛を「旦那さん」と呼ぶ女が訪ねてきた。 どうもちょっとわけありらしい。店の面々は、市兵衛とその女の仲を疑って困惑するが……。 照月堂と、菓子職人をめざす娘なつめの物語、シリーズ第八作。

童の神 (ハルキ文庫 い 24-7 時代小説文庫)

今村翔吾
角川春樹事務所
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「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」 ――平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。 一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。 そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが――。 差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。 第一○回角川春樹小説賞(選考委員 北方謙三、今野敏、角川春樹 大激賞)受賞作にして、第一六◯回直木賞候補作。
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