【2024年】「江戸時代」のおすすめ 本 161選!人気ランキング
- 燃えよ剣(上) (新潮文庫)
- 関ケ原(上) (新潮文庫)
- 孤宿の人(上) (新潮文庫)
- 宮本武蔵(一) (新潮文庫)
- 八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
- おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)
- 室町無頼(上) (新潮文庫)
- 剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)
- 風林火山 (新潮文庫)
- 覇王の家(上) (新潮文庫)
1789年。フランス王国は破産の危機に瀕していた。大凶作による飢えと物価高騰で、苦しむ民衆の怒りは爆発寸前。財政立て直しのため、国王ルイ16世は170余年ぶりに全国三部会を召集する。貴族でありながら民衆から絶大な支持を得たミラボーは、平民代表として議会に乗り込むが、想像もしない難題が待ち受けていた-。男たちの理想が、野望が、歴史を変える!一大巨編、ここに開幕。
この二・二六事件が、日本の平和に関わった彼らの「その後」につながった… 作家である「私」は、国立新美術館を訪れた。そこで不思議な軍服姿の男を見かけたのだが、その姿はかき消えてしまう。「私」は、美術館の建物が、一九三六年に起こった、大きな歴史上のクーデター事件である「二・二六事件」ゆかりであることに思いを馳せる。 帝都叛乱の二月二十六日、彼らはそれぞれの夜を過ごしていた……。当時の首相だった岡田啓介、侍従長だった鈴木貫太郎と妻のタカ、昭和天皇の実弟・秩父宮、陸軍の歩兵として反乱軍と同じ部隊にいた本多猪四郎、吉田茂の娘であり湯河原で襲撃を受けた麻生和子。五人それぞれの二・二六事件。 日本の平和に関わった彼らの「その後」は、この「二・二六事件」につながっている。史実を題材にした連作短編集。 「身代わり」 義弟が身代わりになり命を落とした首相・岡田啓介は、やがて第二次大戦の終戦に尽力した。 「とどめ」 襲撃された鈴木貫太郎へのとどめを制止したのは、妻のタカだった。彼は終戦内閣の総理となる。 「夜汽車」 叛乱を起こした青年将校らが要と仰いだ秩父宮は、事件直後に弘前から夜汽車で上京した。 「富士山」 襲撃を受けながらも祖父を守った麻生和子は、父・吉田茂の講和条約を助ける存在に。 「逆襲」 何もわからず反乱軍と同じ部隊にいた本多猪四郎は、長い出兵を経て、「ゴジラ」の監督になった。 やがて戦争に突き進む一九三六年に起こった事件は、現代日本の舵取りについても大きな示唆に富む内容を訴えかけてくる。今の時代だからこその小説がここにある。
これで あなたも 江戸通に!! 江戸の香りを今に伝える浅草の老舗どじょう屋が30年余にわたって開催してきた講演サロン「江戸文化道場」。200回を超えるその中から選りすぐりの江戸噺をまとめた入門書! ・永六輔(作家) ・坂東三津之助(歌舞伎役者) ・坂野比呂志(香具師) ・悠玄亭玉介(幇間) ・坂本五郎(刺青師) ・関岡扇令(木版画摺師) ・入船亭扇橋(噺家) ・米吉(呼出し) ・橘右近(橘流寄席文字家元) ・永山久夫(食文化史研究家) ・小山観翁(古典芸能評論家)など 各界の第一人者に訊いた江戸文化のあれこれを一冊に! 江戸っ子による江戸好きのための教養書。 【目次】 第一章 教養編――江戸の暮らしと知恵を知る 第二章 実践編――粋なおとなの愉しみ 第三章 江戸・東京お買い物帖――名所に名店あり
江戸時代、鎖国中の日本には「和算」という独自の数学があった。殿さまから子供まで、遊びのような感覚で数学を楽しみ、寺子屋の教科書として普及した驚異の数学書『塵劫記』は「一家に一冊」という大ベストセラーに。一方で、関孝和、建部賢弘といった和算家たちの残した業績は、世界にひけをとらないレベルにあった。知られざる江戸の数学ワールドを案内しながら、驚くべき和算の魅力を探る。 第1章 大名から子供まで、江戸時代は数学フィーバー(受験もないのに数学が流行した江戸時代 「算額」という独自の数学文化 ほか) 第2章 円周率を求めよ!和算家たちの挑戦(東大の入試問題「円周率が3・05より大きいことを証明せよ」 「内接する正八角形の周」に着目すれば勝ったも同然 ほか) 第3章 現代に生きる和算(数学の「競技人口」が多かった江戸時代 受験勉強が狭める数学の裾野 ほか) 和算の練習問題(鶴亀算 からす算 ほか)
寛永十三年〈一六三六〉時代の始まりの熱気と気品 万治三年〈一六六〇〉文化的インフラ整備期 寛文十三年〈延宝元年〉〈一六七三〉転換期の豊穣 元禄十四年〈一七〇一〉中世の終焉 享保十六年〈一七三二〉復古と革新 江戸時代の折り返し地点 元文三年〈一七三八〉大嘗会の再興と上方中心文化の終焉 宝暦十三年〈一七六三〉繋ぎ転換していく節目の年 明和五年〈一七六八〉上方の成熟、江戸の胎動 天明八年〈一七八八〉天変地異と文化の転換 寛政二年〈一七九〇〉社会の綻びへの対処と文芸の変質 文化五年〈一八〇八〉異国情報と尚古 知のダイナミズム 文政八年〈一八二五〉爛熟する庶民文化が示す江戸の深奥 嘉永六年〈一八五三〉内から外へとひらかれる視点 明治元年〈一八六八〉政治・文化の解体と再構築 明治二十年〈一八八七〉大量即製時代のはじまり
女性作家8名による、色とりどりの「捕物帳」アンソロジー! 宇江佐真理、澤田瞳子、藤原緋沙子、北原亞以子、藤水名子、杉本章子、澤田ふじ子、宮部みゆき――当代を代表する女性作家8名による、色とりどりの捕物帳アンソロジー。宮部みゆき選、日本ペンクラブ編。 宇江佐真理、澤田瞳子、藤原緋沙子、北原亞以子、藤水名子、杉本章子、澤田ふじ子、宮部みゆき――当代を代表する女性作家8名による、色とりどりの捕物帳アンソロジー。宮部みゆき選、日本ペンクラブ編。
近代はどこに向かうべきか、そのヒントは江戸にある。近代的評価にとらわれず江戸に即して眺めることで、江戸の本当の姿を理解する。 三百年をかけて文化を成熟させた江戸時代。行き詰まる現代社会が成熟するためのヒントがそこにある。社会・思想・書物・絵画ー従来の近代主義的な評価にとらわれず、江戸に即して眺めることで、「江戸の本当の姿」を理解する。 近代はどこに向かうべきか。 そのヒントは江戸にある。 泰平の世、三百年をかけて文化を成熟させた江戸時代。 歪み、行き詰まる現代社会が成熟するためのヒントがそこにある。 社会・思想・書物・絵画ー従来の近代主義的な評価にとらわれず、 江戸に即して眺めることで、「江戸の本当の姿」を理解する。 江戸文学研究の泰斗による講演会を収録! 【新しい世の中、新しい二十一世紀というものが始まっていくとすれば、そのときに一番大事なことは、江戸というものを江戸に即して眺めるという姿勢であろうと思います。戦後の日本は、江戸の中の近代主義的に評価できる部分だけをピンセットで摘まみ上げて、それだけを評価してきたんですね。それが、これまでの日本の近代であったわけです。(中略)江戸を、近代主義的に良かろうが悪かろうが、良いところは良いところで簡単に評価することはできますけれども、一番近代的ではない部分も全部ひっくるめて、それが江戸の文化の姿だというふうに考えて、その中で江戸は立派な文明を作りあげた。それをちゃんと理解する。そういう姿勢を持つべきではないか。それが、これからの江戸文化に対する我々の姿勢。まさにそこにあるんではないかというふうに思います。】…「第一章 大勢五転 近代人の江戸観について」より はじめに 第一章 大勢五転 近代人の江戸観について 高まる江戸ブーム/「大勢五転」とは/従来の江戸観/時代とともに移り変わる江戸観/明治の江戸観/大正の江戸観/昭和戦前の江戸観/敗戦後の江戸観/江戸の近代主義的再評価/平成の江戸観/近代は終わったのか?/文化成熟のモデルとしての江戸/江戸文化に対する姿勢/「和本リテラシー」とは/明治以前の書物の実態/和本を通して過去と対話する/消えていく江戸の書物/古典の精神を熟成させた江戸 第二章 雅と俗と 江戸文化理解の根本理念 前回のまとめ/江戸に対するスタンスのとり方/江戸の「雅」と「俗」と/近代主義的な江戸の見方/スタンスを変えてみる/江戸に即して江戸を眺める/「雅」・「俗」の内容と評価/「雅」の優位性 ハイカルチャーとサブカルチャー/浮世絵に見る「雅」・「俗」/変化する美人画/「雅」の絵画に見る十八世紀/江戸らしさとは 第三章 江戸モデル封建制 その大いなる誤解 誤解された江戸の封建制/西洋型学問摂取の弊害/江戸中期の浪人の生活/庶民の女性たちの生活/侍の生活と心構え/江戸の身分制の実態/江戸時代の武士道/自己犠牲の精神/外国人が見た江戸の社会/世界の中の日本/『国学正義編』を読む/江戸人の世界感覚 第四章 近世的自我 思想史再考 江戸思想史再考/雅俗のバランス/新しい仏教思想研究への期待/本当に朱子学中心なのか/陽明学を基本とした江戸儒学/江戸モデルの儒学という視点/江戸モデル封建制/近世的自我/本当の中華趣味/黄檗文化の受用/黄檗大名 黄檗貴族/色刷り略歴「大小」の流行/浮世絵の色目と箋譜の色目/「朱子学」と「陽明学」/仁斎学/徂徠学/狂者と畸人/近代的自我との相違点 第五章 和本リテラシーの回復 その必要性 出版物に関する江戸の常識/木版本と活版本/変体仮名と草書体漢字の問題/リテラシーの保有者/明治以前の書物の総数と活字本の総数/空間軸と時間軸/近世の出版史/出版の技術/江戸に即して/初刷りと後刷りの比較 参考資料集
近世初頭の書物と読書瞥見 近世における出版と読書 近世庶民の学問とは何か 江戸初心者の勉学 日常生活の中の文事 江戸美人の読書 再説・浄瑠璃本の需要と供給 食事作法 貸本屋略史 名古屋の貸本屋大惣
戦国時代の武将や足軽たちは何を食べていたのか? 干し飯、糠味噌汁、スギナ……。まずい飯の数々を再現し、歴史へと思いを馳せる。 あの時、あの武将はいったい何を食べていた? 薄味を供した料理人を殺せと命じた信長、糠(ぬか)味噌汁を残して叱られた井伊直政、逃避行中に雑草を食べた真田信之、生米は水に浸してから食べよと心づかいする家康……。 歴史小説家である著者が、さまざまな文献から戦国の食にまつわる面白いエピソードを紹介。さらに文献に登場する料理を再現し、実食する。果たしてその味は……。どれだけまずいのか!? 食を通して、当時の暮らしぶりを知り、戦国の世と先人たちに思いを馳せる。 ――第2章より ある夜、井伊万千代は、大久保忠世から、若い衆がうち集まって旨い料理を食べているからいらっしゃいと招待を受けた。 (中略) 若者たちは焚火に顔をあぶられつつ、生煮えの芋汁を食べている。皆、余計な口はきかない。ただ、汁のすする音、舌を打つ音だけが、騒がしい。三河ものらしい野卑な食べ方である。万千代にも碗にうずたかく芋を盛られたものが与えられた。こちらは碗を持つ手も典雅に、さらさらと口に流し入れる。 が、 「!」 まずい。とても食べられたものではない。万千代は黙って碗を下に置いた。 (原典は『故老諸談』。著者の意訳による) ――目次 第1章 赤米 稲米として最悪のもの? 第2章 糠味噌汁 醤油は贅沢? 叱られた井伊直政 第3章 芋がら縄 戦国時代のインスタントスープ 第4章 干し飯 最重要の保存食を腐らせた武将とは? 第5章 スギナ はなはだ食べづらきもの 真田信之の述懐 第6章 粕取焼酎 ツボいっぱいに詰めてくれ! 真田信繁の好物 第7章 牛肉 宣教師の陰謀か? みんな虜の牛肉料理 第8章 ほうとう 戦国時代の麺食の実態とは? 第9章 味噌 行軍中にできる謎の味噌の正体を追う ■著者略歴 黒澤はゆま(くろさわはゆま) 歴史小説家。1979年、宮崎県生まれ。著者に『劉邦の宦官』(双葉社)、『九度山秘録』(河出書房新社) 、『なぜ闘う男は少年が好きなのか』(KKベストセラーズ)がある。好きなものは酒と猫。
学問を積み、いちはやく世界一周する機会をつかんだ仙台藩下級藩士・玉虫左太夫は、奥州の”坂本龍馬”となれるか? 仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は、学問を究めるため江戸に出奔した。昌平坂学問所の林復斎に認められ、仙台藩江戸藩邸の儒学者・大槻磐渓に邂逅する。世は、黒船騒動から安政の大獄の時代。蘭学を学ぼうとした左太夫は、日米修好通商条約のために渡米する外国奉行・新見豊前守の従者となる機会をつかむ。安政七年、咸臨丸の勝海舟を追うように、左太夫の乗った船は品川沖を旅立った。左太夫にアメリカはどう映ったのか?
源氏と平氏と朝廷の確執に煽られて、一ノ谷から屋島、壇ノ浦、平泉へ。自らがやがて伝説と化すことも知らぬままに戦を重ねて、短い人生を駆け抜けた義経。生涯の全ての勝利が、非業の死を彩る虚しい供物にしかならなかった逆説ゆえに愛され、時を超えて絢爛たる光芒を放つ稀代のヒーローと、彼を慕った女たちの人生の流転を、哀感を滲ませた華麗な筆致で描き尽くす宮尾歴史文学の白眉。
天下の覇者・豊臣秀吉が死去したことにより起きた豊臣家の内紛。秀吉の恩に報いようと西軍をまとめる石田三成と、天下への野望を持つ東軍の徳川家康が激突。世に名高い関ヶ原の合戦を、秀吉の正室・寧々の視点を交えて描く。不仲だといわれてきた寧々と三成の関係に新解釈を加える意欲作。
大好きだった兄の長太郎を亡くし たお瑛も、今は成次郎と夫婦にな り幸せに暮らしていた。そんな時、 圭太という男が現れる。料理茶屋 『柚木』の新しい奉公人だ。何く れとなくお瑛を助けてくれた女将 のお加津は、優しくて手際のよい 圭太を褒めちぎる。でも、何かお かしい……お瑛の胸はざわついた。 お加津さんは何を考えているの? お瑛は猪牙舟を大川に漕ぎだして いく。好評「みとや」シリーズ!
マンガで「日本」と「日本人」を写し出す アニメ、小説、それぞれの媒体の「性能」と「未来」 描きながら考え、道が見えてくる 「江戸時代」という時代の面白さ 書く自由を獲得するために 小説にしか出来ないこと ジャンルを変えればまたゼロに戻れる 江戸時代の科学技術と精神性 「泰姫」という生き方 どの時代も人間関係、感情でしか世の中は動かない 千年経っても共感できるもの