【2025年】「イスラム国」のおすすめ 本 92選!人気ランキング
- イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)
- イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)
- イスラム国の正体 (朝日新書)
- 「イスラム国」の内部へ:悪夢の10日間
- 決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
- となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代
- イスラム国の野望 (幻冬舎新書)
- 図説 十字軍 (ふくろうの本/世界の歴史)
- イスラム国の正体 (ベスト新書)
- イスラム国 テロリストが国家をつくる時
本書は、イスラーム文化の本質を探求し、宗教、法と倫理、内面の道を通じてその根底にある要素を明らかにします。著者は、顕教と密教の対立を考察し、イスラーム文化の深層に迫る内容となっています。
ノンフィクション書評サイト「HONZ」が10周年を迎え、サイエンスや医学、歴史など多様なジャンルから厳選した100冊の書籍をレビューと共に紹介しています。著者は成毛眞氏で、元日本マイクロソフト社長です。
仲良くやっていきましょう。テロ、戦争を起こさないために―大勢のイスラム教徒と共存するために―― 仲良くやっていきましょう。テロ、戦争を起こさないために―大勢のイスラム教徒と共存するために――現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解… 仲良くやっていきましょう。 テロ、戦争を起こさないために― 大勢のイスラム教徒と共存するために―― 現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解説。 「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。 序章 世界を救える国はどこか? 第1章 衝突は「今」起きたわけではない 第2章 イスラム教徒とは、どういう人か 第3章 西欧世界とイスラム世界はもとは同じ 第4章 となりのイスラム教徒と共に 第5章 ほんとはやさしいイスラム教徒 第6章 日本人が気になる12の疑問 第7章 イスラムの「病」を癒すために 終章 戦争、テロが起きないために私たちができること
本書は、第一次大戦からアフガン空爆に至るまでの戦争における政府やメディアによるプロパガンダの手法を分析し、戦争の正当化や世論操作のメカニズムを明らかにする。歴史学者の著者は、戦争当事国が流布する「嘘」を通じて、正義がどのように捏造されるかを探求している。目次には、戦争に対する一般的な主張や、敵を悪魔化する論理が並び、メディアリテラシーの重要性が強調されている。
「イスラーム国」はイラク戦争とシリア内戦で生まれた マーリキー政権の光と影 隠された二つの「クーデタ」 クルディスタンとその係争地 揺らぐイラクの石油の支配 「イスラーム国」とシリア紛争 「イスラーム国」とアルカーイダ シーア派イスラーム革命体制としてのイランの利害と介入の範囲 「イスラーム国」が浮き彫りにする国際政治の闇
〈キリスト教対イスラーム〉を超えて、多様な人々からなる社会の全体像へ――。精緻な史料分析により初めて解明。 〈キリスト教対イスラーム〉を超えて、多様な人々からなる社会の全体像へ――。精緻な史料分析により「聖地防衛国家」の姿を初めて解明した画期的労作。 〈キリスト教対イスラーム〉を超えて、多様な人々からなる社会の全体像へ――。第1回十字軍によって生まれた「聖地防衛国家」は、内と外の異教徒とともになぜ存続しえたのか。祈る人、戦う人、働く人が都市と農村で形づくる王国の姿を、ヨーロッパとの関係も含め、精緻な史料分析から初めて解明した画期的労作。 凡 例 全体地図 序 1 聖地周辺域の十字軍国家略史 2 十字軍国家の構造に関する全体的な研究史 第I部 祈る人――教会人たち 第1章 教会形成と王権 1 先行研究と問題の所在 2 教会創設とそれに伴う司教の選出 3 教会制度の確立過程と王権――聖墳墓教会を中心に 4 エルサレム・アンティオキア総大司教区の境界問題 5 小 括 第2章 国王戴冠と司教任命 1 エルサレム王国に関する年代記史料 2 国王戴冠とその意味 3 国王と司教任命 4 小 括 第3章 国政面における王権と教会 1 内政面に見る国王と聖職者の関係の推移――証書史料の分析より 2 外交面における聖職者の役割 3 王権と結び付く聖職者たち――エルサレム王国における「移動」の意味 4 小括――「封建王国」モデル・「聖地防衛国家」モデルの限界と可能性 5 後期エルサレム王国の状況点描 第4章 一三世紀の聖地周辺域における托鉢修道会士の活動 1 ムスリムの改宗の実態 2 キリスト教徒への回心活動 3 小括 4 補――『ジャン・ディブランの書』に見るエルサレム王国軍 第II部 戦う人――騎士修道会、およびフランク人に仕えた現地人たち 第5章 聖ヨハネ修道会の「軍事化」に見る国制構造の変化 1 研究史と問題の所在 2 修道会長の称号の変遷 3 副署人リストに見る聖ヨハネ修道会の認識の変化 4 所領獲得状況の推移 5 防衛要素から攻撃要素へ 6 小 括 第6章 騎士修道会と国王宮廷会議 1 国王宮廷会議と騎士修道会 2 国王宮廷会議に列席する騎士修道会士たち 3 聖ヨハネ修道会とテンプル騎士修道会との比較 4 小 括 第7章 騎士修道会の発展 1 条約締結権 2 有力者との関係に見る政治的役割の展開 3 エルサレム王国の会議・集会と騎士修道会 4 小 括 第8章 フランク人に仕えた現地人たち 1 叙述史料に現れる者たち 2 国王宮廷サークルの一員となった者たち――証書史料の分析(1) 3 領主となった者たち――証書史料の分析(2) 4 トゥルコポーレース――証書史料の分析(3) 5 小 括 第III部 働く人(1)――ブルジョワと都市社会 第9章 前期エルサレム王国における都市統治構造 ――都市エルサレムのブルジョワを中心に 1 研究史と問題の所在 2 都市エルサレムのブルジョワと都市行政 3 国王会議とブルジョワ 4 小 括 第10章 十字軍国家における都市統治構造 1 都市アッコンのブルジョワ 2 都市エルサレム・アッコン以外のエルサレム王国の都市行政 3 アンティオキア侯国およびトリポリ伯国における都市行政 4 小 括 第11章 「医者」から見る都市社会の構造 1 叙述史料の分析 2 法書史料の分析 3 証書史料の分析 4 小 括 第12章 ヨーロッパ商業都市と十字軍国家 1 ハッティーンの戦いまでの状況 2 ハッティーンの戦いからロンバルディア戦争終結までの状況 3 ロンバルディア戦争終結以降の状況 4 「封建家臣」となった者たち 5 小 括 第IV部 働く人(2)――フランク人と農村社会 第13章 「ナブルス逃亡事件」とその背景 1 史料および補足説明 2 戦争による農村運営への影響 3 農村世界の変容――フランク人人口の増加と「新村」の創設 4 小 括 第14章 十字軍国家における農村支配 ――通訳官・書記官・ライース 1 フランク人支配領域に残留する農民たち 2 「下級役人」に関するカエンとライリー=スミスの成果 3 フランク人と農村を繋ぐ媒介者たち 4 小 括 第15章 フランク人による農村支配の変容とほころび ――マルシリオ・ゾルジの『報告書』を手がかりに 1 『報告書』作成の目的 2 ティール市内の模様 3 ティール領のトポグラフィー 4 ティール領内の農村における現地人支配 5 小括――現地人支配のほころび:分割所有の功罪 第16章 フランク人による農村支配の限界 1 フランク人による農村支配の変容 2 バイバルスによるフランク人と農村との切り離し政策 3 一二八三年の条約に見るアッコン領内の農村支配 4 一二八五年の条約に見るティール領内の農村支配 5 「新参者」による農村への攻撃 6 小 括 結 あとがき 家系図・付表 注 参考文献 図表一覧 索 引 櫻井康人著;0201;01;〈キリスト教対イスラーム〉を超えて、多様な人々からなる社会の全体像へ――。精緻な史料分析により初めて解明。;20200701
世界はなぜ2つに分かれたのか プーチンはスターリンの再来なのか 対立しても尖閣で一致するわけ なぜ核で「一発逆転」狙うのか 日本にも飛び火?イスラエルやシリアの紛争 世界が核戦争寸前になった瞬間 アメリカ最大最悪のトラウマ 大虐殺「ポル・ポト」という謎 「反日」の原点を知っておこう 「経済成長」の代償を支払う日 お金が「商品」になった 石油を「武器」にした人々 「ひとつのヨーロッパ」という夢と挫折 世界はテロから何を学べる?
本書はイスラーム教の理解を深めるためのもので、アラブ人の思考様式やイスラーム教の歴史、現代の中東情勢について解説しています。内容は、アラビア民族の特性、イスラーム教の成立と預言者の時代、イスラーム世界の多様化、イスラーム教徒の生活、そして現代の中東におけるイスラームの影響などに分かれています。著者の渥美堅持は、エジプトでの留学経験を持ち、アラブ政治情勢の分析を長年行っています。
本書は、イスラム教についての日本における偏った通説を検証し、イスラム教の実態を明らかにすることを目的としています。著者の飯山陽は、過激派テロや信教の自由、LGBTの否定、子供への体罰、女性の地位など、多様な側面からイスラム教を分析し、学者やメディアが作り上げた「常識」を問い直します。各章では、イスラム教の平和性、異教徒への寛容さ、過激派の原因、女性の権利、イスラム教徒の多様性などがテーマに取り上げられ、正しい理解のための道筋が示されています。
世界の4人に1人はイスラーム。イスラームを知らずして、世界は何も語れず、何もわからない! イスラーム法学の世界的権威、ハサン中田考先生が、47のQ&Aで、イスラームの基礎をマンガで完全解説!! 「面白い! ハサン中田考先生の中には涼しい寛容と火を吐くような決断が不思議な比率で同居しています。先生のお話を聴いていると、イスラームが人間的に成熟することなしには実践できない〈成人の宗教〉なのだということがよくわかります。」内田樹(神戸女学院大学名誉教授) その1 イスラームについての素朴な疑問 Q. 1 そもそも「イスラーム」ってなに? 宗教? それとも国のこと? Q. 2 「ムスリム」って? Q. 3 「ムハンマド」って? Q. 4 「コーラン」? 「クルアーン」? Q. 5 「マッカ」ってどんな場所? Q. 6 「イスラーム原理主義」ってどういうこと? Q. 7 「ジハード(聖戦)」って? Q. 8 「中東」「アラブ」「イスラーム圏」の違い Q. 9 ムスリムは世界中でどれくらいの数いるの? Q. 10 イスラームにも宗派はあるの? その2 イスラームの教義そのものについて Q. 11 「アッラー」ってどういう存在? Q. 12 預言者って? Q. 13 ユダヤ教・キリスト教との違いはなに? Q. 14 「クルアーン」と「ハディース」 Q. 15 「イスラーム法」(シャリーア)ってなに? Q. 16 六信五行について Q. 17 イスラームに教会はあるの? Q. 18 イスラームに聖職者はいるの? その3 ムスリムってどんな人たち? Q. 19 イスラームの人間観 Q. 20 イスラームの女性観 Q. 21 一夫多妻って本当? Q. 22 ムスリムはマザコン? Q. 23 ムスリムの同胞愛 Q. 24 ムスリムは勉強熱心? Q. 25 ムスリムのお葬式 Q. 26 ムスリムと病気 Q. 27 ムスリムから見た日本人 その4 ムスリムの日常はどんなもの? Q. 28 ムスリムは早起き!? Q. 29 ムスリムのお祭り Q. 30 ムスリムの食べ物 Q. 31 ムスリムはお酒がダメなの? Q. 32 ムスリムの服装 Q. 33 ムスリムの娯楽 Q. 34 ムスリムの結婚 Q. 35 ムスリムの宗教アイテム その5 イスラームの歴史について Q. 36 世界のはじまり Q. 37 ムハンマドの到来 Q. 38 「正統カリフの時代」って? Q. 39 十字軍の侵攻 Q. 40 モンゴルの襲来 Q. 41 カリフ制の廃止とその後 Q. 42 アラブの春と「イスラム国(IS)」の台頭 その6 イスラームと時事 Q. 43 イスラームとLGBT Q. 44 イスラームは政教一致? Q. 45 ISについてムスリムはどう思ってるの? Q. 46 マイノリティのムスリム Q. 47 ハラール認証制度
本書は、イスラーム教徒が約16億人に達する中、外部からは理解しづらいその行動原理を解説するもので、世界的宗教学者がイスラームの1400年の歴史を概観しています。誕生から近代化、世俗化との葛藤までを宗教運動や思想的背景とともに説明し、特に西洋が作り上げた歪んだイスラーム像を指摘し、理解の修正を促します。目次には、イスラームの成立、国家の発展、繁栄、世界帝国の時代、近代的ムスリム国家の概念が含まれています。著者はカレン・アームストロングと翻訳者の小林朋則です。
本書は、アメリカのPR戦略がいかにして国際世論を形成し、セルビアの「民族浄化」報道を操作したかを描いています。著者の高木徹は、情報戦の実態を通じて「情報を制する国が勝つ」というテーマを探求し、講談社ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞を受賞した作品です。目次には、国務省の策謀や強制収容所など、歴史的な出来事が含まれています。
極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。ではどう読めばよいのか?聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。 生きている聖典にふれる極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。ではどう読めばよいのか?聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。信徒のみならず、人類にとっての「聖典」となる可能性を問う。 シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(第1期・全10巻)、第二弾! 生きている聖典にふれる 極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。 ではどう読めばよいのか? 聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。 信徒のみならず、人類にとっての「聖典」となる可能性を問う。 序 この聖典は誰のもの? 生きている書物 誰がクルアーンを読むのか――読者のタイプの六分類 本書の目指すこと Ⅰ 「作者」は神か人か? 1 「作者」をめぐって――ムスリムと非ムスリムの間 「聖典」としてのクルアーン ムスリムから見たムハンマドの生涯 神の声を聞く ヒジュラ(聖遷)――メッカからメディナへ 啓示が下された状況 身の回りの状況の反映 非ムスリムにとってのムハンマド ムハンマドの同時代人 神の言葉の「創造」という神学問題の難しさ 2 議論を生む書物としての成立と展開 ムスリム伝承の伝える編纂経緯 「ウスマーン版」の誕生 クルアーン編纂の研究史 初期の写本を読み解く 書承媒体の変遷――写本から印刷、そしてデジタルへ 印刷はヨーロッパから 3 異文化との邂逅――翻訳と受容 「翻訳」の是非 西洋諸言語への翻訳 アジア諸言語への翻訳 日本語への翻訳 西洋社会と日本社会での受容 Ⅱ 生の言葉による「説得」 1 生(なま)の言葉が訴えること 構成と文体 クルアーンは退屈か? 言葉の「まとまり」として読む 飲酒は完全に禁止? クルアーンの章構成 散文と韻文の間 二つの祈禱句の章 メディナ期の文体の特徴 謎の残る分割された文字 頻繁に変化する人称 井筒俊彦のクルアーン研究の意義 ムスリム側からの学問的アプローチ クルアーンの主要なテーマ 唯一神アッラー 九九の美称をもつ神 天使や悪魔、ジン ムハンマド以前の預言者たち 預言者たちが遣わされた理由 ムハンマドの周囲の人物たち 2 「神の言葉」が開いたもの 格差社会メッカから平等社会メディナへ 努力としてのジハードと戦闘の容認 ユダヤ教徒・キリスト教徒をどう認めるか アラビア語とクルアーンの相関関係 クルアーンから展開する諸思想潮流 イスラーム神学――神をどう把握するか イスラーム法――神にしたがって生きる イスラーム神秘主義――神を心の内面で体得する Ⅲ 「説得」から「共有」へ――二元論を超えて 1 「説得」のための時間軸 警告と吉報 アッラーによる天地創造 来世のための現世――人はどう生きるべきか 男女の関係性 飲食などの禁止規定 戦闘とジハード 終末から来世へ 2 今なお解釈される書物として 前近代のクルアーン解釈(タフスィール) 伝承によるクルアーン解釈 シーア派のクルアーン解釈 個人見解によるクルアーン解釈 スーフィー的クルアーン解釈 近代以降のタフスィール――科学的思考とイスラーム主義 英国支配下のエジプトとインド 科学的クルアーン解釈 文学的クルアーン解釈 イスラーム主義的クルアーン解釈 現代のクルアーン解釈――西洋文明の影響下で 3 見るクルアーン、聞くクルアーン 日々のなかのクルアーン 芸術作品のなかで 注 参考文献
十一世紀末から十字軍士の手により各地に建設された十字軍国家。多様な勢力が複雑に絡まり合う歴史の全容を、第一人者が描き出す。 十一世紀末から地中海地域など各地に建設され、ナポレオンのマルタ島攻撃まで七百年にもわたり存続した十字軍国家。知られざる興亡の歴史を第一人者が活写する。 十一世紀末から地中海地域など各地に建設され、ナポレオンのマルタ島攻撃まで七百年にもわたり存続した十字軍国家。知られざる興亡の歴史を第一人者が活写する。
フーシェ・ド・シャルトルなど実際に第1回十字軍(1069〜99)に参加した、3人の年代記作家によるそれぞれ異なった視点からの、遠征地における生々しい記録。中世ラテン語からの翻訳。 作者不詳『フランク人および他のエルサレムへの巡礼者の事績』 レーモン・ダジール(ダグレー)『エルサレムを占領したフランク人の物語』 フーシェ・ド・シャルトル『エルサレムへの巡礼者の物語』
『クルアーン やさしい和訳』は、イスラームの教えを易しく解説した和訳版です。著者たちは、従来の和訳が難解であるとの声を受け、表現を平易にし、見出しや注釈を工夫しました。これにより、読者がクルアーンの深い意味を理解しやすくし、心の安寧をもたらすことを目指しています。著者はイスラーム研究の専門家であり、日本におけるイスラームの理解促進に努めています。
本書は、イスラム教の教えに基づき、「イスラム国」が正当化される理由を探る内容です。著者は、コーランの教えが異教徒に対する暴力や奴隷化を許容し、ジハードを最高の倫理と捉えていることを示しています。著者はイスラム思想研究者で、イスラム教の本質が西側の倫理とどのように異なるかを描き出しています。目次には、イスラム教徒の義務、テロ行為の受容、民主主義との対立などが取り上げられています。
21世紀のキートン・太一は、オックスフォード大学卒業の元英国特殊空挺部隊員として、依然として危険な探偵業を続け、欧州古代文明の起源を追い求めている。物語は複数のクエストで構成されており、それぞれ異なる冒険が描かれている。
日本には国籍や母語、敬虔さなどからみて、多様で多彩なムスリム(イスラーム教徒)が暮らす。彼ら/彼女らの個々に異なる経験を鮮やかに描き出し、日本のムスリムを取り巻く歴史的・社会的状況を詳らかにした上で、受け入れや共生への課題や方向性を示す。 「イスラーム・ジェンダー・スタディーズ」シリーズ刊行にあたって――7『日本に暮らすムスリム』 はじめに 第Ⅰ部 日本でムスリマ/ムスリムとして生きる 第1章 ムスリム理解を考える――ムスリム“も”食べられるインクルーシブ給食と日本人ムスリマのヒジャーブの事例から[佐藤兼永] コラム1 日本の大学で「イスラーム」を教える[小野仁美] 第2章 「ムスリムであること」とどう向き合うか――第二世代の語りから[クレシサラ好美] コラム2 SYM名古屋モスク――日本中のみんなに伝えたい、一人じゃないよ[カン夢咲/パイン・ゼイイエトゥン/クレシ明留] 第3章 若いムスリム女性のアイデンティティ形成――日本とパキスタンにルーツをもつ女性たちの事例から[工藤正子] コラム3 日本の化粧品市場におけるハラール認証の実効性――インドネシア出身ムスリム住民への調査から見えたもの[武田沙南/石川真作] 第4章 日本でムスリムとして子どもを育てる[アズミ・ムクリサフ] 第5章 ヴェールの可視性から考える在日外国人ムスリム女性の葛藤[沈雨香/アキバリ・フーリエ] コラム4 中古車・中古部品貿易業と千葉のスリランカ人コミュニティ[福田友子] 第Ⅱ部 歴史と社会制度 第6章 見えにくいものを見るということ――日本のイスラーム社会の概要と実態把握上の課題[岡井宏文] コラム5 日本のイスラーム建築[大場卓/深見奈緒子] 第7章 日本の入国管理制度とグローバリゼーション――とくにムスリムの定住の観点から[伊藤弘子] コラム6 あるクルド人家族との出会いから[温井立央] 第8章 在日ムスリム定住化までの様相――イラン人とトルコ人を比較して[森田豊子] コラム7 インドネシア人技能実習生と考える地域の未来[西川慧] 第9章 インドネシア人女性の生きる闘い――エンターテイナーたちのライフヒストリー[佐伯奈津子] コラム8 日本-トルコ交流略史[三沢伸生] 第10章 「日本を懐かしむトルコ人」との邂逅――日本人特派員が描いたイスタンブルのタタール移民[沼田彩誉子] コラム9 1920~40年代の神戸のテュルク系ムスリムと教育活動[磯貝真澄] 第Ⅲ部 受け入れと共生 第11章 保健医療分野におけるムスリム対応とモスクによる取り組み[細谷幸子] コラム10 鹿児島マスジド――地方の外国人散在地域におけるムスリムの居場所[森田豊子] 第12章 ヨーロッパの「移民問題」から何を学ぶか[石川真作] コラム11 日本のムスリムと埋葬[岡井宏文/森田豊子] 第13章 日本とカナダの難民認定――アフマディーヤ・ムスリムのある一家を事例として[嶺崎寛子] 特論 アフガニスタン女性からのSOSを読み解く[小川玲子] 参考文献
イスラムの、豊かな意味の世界 イスラムの教えに従って生きるとはどのようなことか。「食べる」という、人間に共通する普遍的な行為をとおして、教義や儀礼を単純になぞるだけでは知り得ない、そこに広がる豊かな意味の世界を読み解く。 現代イスラムのリアルな姿に迫る、平明にして深い洞察に満ちた、現代の新たなる宗教論。(装幀=間村俊一) Pieria Books〔ピエリア・ブックス〕 Pieria(ピエリア)とは、ギリシア神話の舞台オリュンポス山北麓の地名で、 人間の芸術・知的活動を司る女神ムーサ(ミューズ)たちの生誕の地とされています。 混迷の度を深める世界にあって、たしかな知識と柔軟な思考、 そして豊かな精神を育んでゆきたいという思いを込めて名付けました。 Pieria Booksは、東京外国語大学出版会の叢書として、国際性・学際性に富んだ多彩なテーマを広く社会に発信し、来るべき時代を照らす松明となることをめざしてまいります。 第1章 イスラムにおける食 第2章 食物規範とその実践 第3章 意識化される食行動 ──規範とアイデンティティ 第4章 ラマダーン月の断食 第5章 祝祭の時としてのラマダーン月 第6章 「慈悲深き神の食卓」 第7章 人をつなぐ食