【2023最新】「国際情勢」のおすすめ本!人気ランキング
- 地政学でわかるわたしたちの世界: 12の地図が語る国際情勢 (児童図書館・絵本の部屋)
- 世界史と時事ニュースが同時にわかる 新 地政学 (だからわかるシリーズ)
- 恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図
- 「女性目線」のマーケティング入門
- <ヴィジュアル版>ラルース 地図で見る国際関係: 現代の地政学
- 地図とタイムラインで読む第2次世界大戦全史
- 国際政治 - 恐怖と希望 (中公新書)
- 第二次世界大戦 1 (河出文庫)
- 国際政治の基礎知識
- 新版 政治と経済のしくみがわかるおとな事典
世界情勢を地政学―地理、歴史、政治を結びつけた見地―から読み解く本。豊富なイラストと解説で私たちをとりまく国際社会を知ろう! 私たちの住む土地が、世界中の戦争や政治、社会のあり方に影響を与えていることに着目し、12枚の地図を提示して、それぞれの国の歴史や政治を読み解く絵本形式の本です。豊富なイラストと詳細な解説で、「なぜ貧しい国と富める国があるのか?」「なぜ人間は戦争をするのか?」「なぜアメリカ合衆国は強いのか?」……など、さまざまな国際情勢に迫ります。 私たちの住む土地が、世界中の戦争や政治、社会のあり方に影響を与えていることに着目し、12枚の地図を提示して国々の歴史や政治を読み解く絵本形式の本。豊富なイラストと詳細な解説で、さまざまな国際情勢に迫ります。 「地政学でわかるわたしたちの世界」ってどういうこと?/ロシア/中国/アメリカ合衆国/カナダ/ヨーロッパ/アフリカ/中東地域/インド、パキスタン/朝鮮半島と日本/ラテンアメリカ/オーストラリア/北極圏/未来にむけて
大航海時代から冷戦終結までの近現代史や、米中関係やEU内格差などの時事ニュースを解説した、最新地政学の決定版。既刊シリーズ同様、オールカラーで地図や相関図、写真などを贅沢に使用。今さら聞けない地政学の基礎知識もきちんと網羅。
一目でわかる新たな国際情勢。苦悩する超大国アメリカとEU、BRICsの野望とアフリカの躍進、資源と領土・領海をめぐる東アジアの緊張…地政学的観点から描かれた、縮尺の異なる150以上の地図が、ズーム効果によって空間的・歴史的な流れを浮き彫りにする。 第1部 現代の地政学(さまざまに使用される言葉 権力と領土 ほか) 第2部 アメリカ合衆国:困難をかかえる超大国(アメリカ合衆国:世界システムの中心たる超大国 あいつぐ紛争に直面する国 ほか) 第3部 大国の地政学(EUとNATO フランス:西ヨーロッパの十字路 ほか) 第4部 世界の緊迫地域(アフリカ:新たな黄金郷 地中海:世界の大緊迫地帯 ほか)
地図とタイムラインで、大戦の全貌がリアルに浮かび上がる、新しい歴史地図が登場! 写真資料も充実し、新学習指導要領にも最適。 いつ、どこで、何が起きていたのか――地図とタイムラインで、大戦の全貌がリアルに浮かび上がる、新しい歴史地図が登場! 写真資料やコラムも充実し、新学習指導要領にも最適の一冊。
世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか――この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。
強力な統率力と強靭な抵抗精神でイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導き、戦時政治家としては屈指の能力を発揮したチャーチル。抜群の記憶力と鮮やかな筆致で、本書はノーベル文学賞を受賞。
国際政治の基礎理論から現代の世界情勢まで-豊富な項目、文献案内、原典紹介など国際政治学の入門書として最適。 第1部 国際政治の理論と概念(国際政治の基礎概念 国際政治とイデオロギー 国際政治学の理論) 第2部 国際政治の歴史と現在(第二次世界大戦以前の国際政治 冷戦期の国際政治 「ポスト冷戦」の国際政治 現代国際政治の諸問題 国際政治の中の日本) 第3部 国際政治のアクター(国家と外交政策 国際機構の役割 非国家的アクター)
ニュース解説の達人、池上先生が今さら聞けない政治・経済・世界のしくみの基礎の基礎を解説。新社会人・学生必読の実用ガイドブック ニュース解説の達人、池上彰先生が政治・経済・世界のしくみの基礎の基礎を教えてくれました。新社会人としてスタートしたときに、最低これだけは知っておきたい政治と経済、国際情勢のしくみとその裏側を池上先生監修で、わかりやすくイラスト図解。漫画とチャートが満載で、ポイントがひと目で理解できます。この一冊があれば、先輩、上司からの評価は急上昇。また、就活中の学生にも役立つ実用ガイドブック! 【「大人としての最低限の知識」が身につく】 新社会人としてスタートしたときに、最低これだけは知っておきたい政治と経済、国際情勢のしくみとその裏側を、池上彰氏監修で、わかりやすくイラスト図解。漫画とチャートが満載で、ポイントがひと目で理解できます。この一冊があれば、先輩、上司からの評価は急上昇。また、就活中の学生にも役立つ実用ガイドブック! 《2012 年3 月に刊行した『政治と経済のしくみがわかるおとな事典』の新版》 激動する世の中に対応するため、最新情報を加え、バージョンアップ。 【本書の特徴】 1. 政治、経済、国際情勢の3つの視点で解説した充実の180ページ! これ一冊で基礎の基礎を学べる! 2. 大人であれば、これくらいは知っておきたい社会の常識を学べる! 3. 1テーマ見開き完結型のイラスト図解でスイスイわかる! 【本書の内容構成】 第1章 政治を知らなければおとなじゃない! 政治の基本/国会のしくみ/内閣のしくみ/選挙のしくみ/政治のかたち/地方の政治/憲法 第2章 企業活動に必須! 経済の基礎知識 経済活動/金融/税金/年金・保険/国際経済 第3章 国際情勢を知れば、日本がみえてくる 世界をみる視点/資源と環境/日本と世界/世界の課題
理論なくして複雑な現実を理解することはできない。本書は、国際関係論の主要な理論をわかりやすく紹介するスタンダードな教科書。初めて学ぶ人のためのやさしい用語解説、もっと学びたい人のための詳細な文献ガイドつき。 国際関係理論序説 第1部 国際関係理論のアプローチ(近代国際システムの興隆 定性的研究方法への道案内 分析レベルと分析アプローチ) 第2部 戦争と平和の国際関係理論(リアリズム リベラリズム) 第3部 国際関係の政治経済理論(国際政治経済論 従属論と世界システム論) 第4部 多様化する国際関係理論(コンストラクティビズム 規範理論 批判的国際理論)
中東情勢の基本が驚くほどよくわかる 国際紛争の震源地ともいえる中東。 イスラム過激派によるテロが頻発し、大勢の難民が欧州に流入。 なぜこんなことになってしまったのか? その答えを見いだすには、歴史のどの地点から見直せばよいのか? 池上さんは、現在の中東の混乱は、1978年のソ連によるアフガニスタン侵攻から振り返るとわかりやすい、と言います。 自称「イスラム国」(IS)が誕生して世界でテロが頻発するようになるまで、約40年の間に何があったのか? 大国の身勝手、イスラム教の宗派対立、土地や資源をめぐる争い。 理解しがたい中東の真実が、池上さんによって鮮やかに解説されます。 本書は、池上彰が選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する『池上彰の世界の見方』シリーズの4冊め。 中東とイスラムの基礎・基本がよくわかります。 【編集担当からのおすすめ情報】 中東だけをテーマに、基礎からじっくり解説した池上さん初の「中東本」です。 こんがらがった糸をほぐすように、誰にもわかるように解説する、池上さんの真骨頂の本です。 現在の中東の混乱は、1978年のソ連によるアフガニスタン侵攻から始まる、とする池上オリジナル解説。テロ組織の系譜、イスラム教、難民の欧州流入、石油利権など、都立国際高校での特別授業をもとに構成。 第1章 「混乱の始まり」から見る中東 誰が自称「イスラム国」(IS)を生んだのか?/アフガニスタンにソ連が侵攻してきた/「ジハード」の意味は「イスラムの教えを守る努力」/パキスタンのスパイ組織がタリバンをつくった/イラクがクウェートに侵攻した/9.11アメリカ同時多発テロの背景 第2章 「戦争とテロ」から見る中東 アメリカはアフガニスタンを放置した/アメリカがイラクへ攻め込んだ/アメリカの無知が混乱を招いた/イラクは内戦状態に/自称「イスラム国」が生まれた/「アラブの春」が「イスラム国」の勢力を拡大した/自称「イスラム国」の野望は何か? 第3章 「地理・民族・歴史」から見る中東 どこから見て、中東なのか/中東15か国とはどんな国か/中東問題とその核心とは/イギリスの三枚舌が、パレスチナ問題の原因/600万人ものユダヤ人が虐殺された/国連がパレスチナを分割した/パレスチナ難民が生まれた/イスラエルの首都はテルアビブか? エルサレムか? 第4章 「イスラム教」から見る中東 イスラム教とユダヤ教とキリスト教は、同じ神様を信じている/イエス・キリストはユダヤ教徒だった/ムハンマドが神様の声を聞いた/ムハンマドは、偶像崇拝を禁止した/すべては『コーラン』に従う/イスラム教がシーア派とスンナ派に分かれた 第5章 「石油利権」から見る中東 石油の利権争いで、オイルショックが起こった/「オイルマネー」と「南南問題」/シェール革命で、何が変わったか?/OPECは石油の減産に反対した/ロシアはどう対応したのか 第6章 「難民大発生」から見る中東 スマートホンの普及と難民の大移動/その人たちは、難民か? 移民か?/「アラブ民族の大移動」は歴史に何を残すのか/難民に対する日本の対応 真の国際貢献とは、何か 中東・アラブ・イスラムの違い地図 中東略年表
現代人と現代社会に対する全体的な洞察力を養うための古典的「教養」の枠を超え、リアリティをとらえる21世紀日本の新しいテキスト。 序章 分析枠組みとしての国際政治学 第1章 国際政治学の見取り図 第2章 国際政治の歴史的視角 第3章 対外政策の選択 第4章 国際秩序 第5章 安全保障 第6章 国際政治経済 第7章 越境的世界
現代世界を理解するためには,それを形作ってきた歴史を把握することが必要不可欠である.16世紀から第二次世界大戦終結に至る国際関係史を,ヨーロッパからアメリカ大陸,アジア,アフリカ,中東まで広く視野に入れ,平易かつ丁寧に描いた決定版通史. 第I章 ヨーロッパの勢力拡張開始期の世界 第II章 大西洋圏の諸革命とウィーン体制 第III章 イギリスの経済的優越と新たな国民国家の登場 第IV章 帝国主義の時代の国際関係 第V章 帝国主義世界とヨーロッパの大国間関係 第VI章 第一次世界大戦と国際情勢の新展開 第VII章 パリ講和と戦後世界の混乱 第VIII章 相対的な安定の回復 第IX章 国際秩序の崩壊と戦争の勃発 第X章 地球規模の戦争としての第二次世界大戦 終章 国際関係史の中の第二次世界大戦 参考文献/年表
現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。 序 章 なぜ国際政治史を学ぶのか 第Ⅰ部 主権国家体系の誕生と展開 第1章 近代主権国家体系の生成 第2章 勢力均衡とナショナリズム 第3章 帝国主義の時代 第Ⅱ部 2度の世界大戦 第4章 第一次世界大戦の衝撃 第5章 第一次世界大戦後の国際秩序 第6章 国際秩序の崩壊 第Ⅲ部 冷 戦 第7章 冷戦の起源と分断体制の形成 第8章 グローバル化する冷戦 第9章 冷戦体制の変容 第10章 冷戦終結への道 第Ⅳ部 主権国家体系を超えて 第11章 湾岸戦争とソ連解体 第12章 EUの誕生と深化・拡大 第13章 冷戦後の地域紛争・民族紛争 第14章 新興国の台頭 第15章 21世紀の国際政治
「近現代史って、こんなに面白かったのか!」の声、続々……これは“動く歴史教科書”だ! 的確かつ丁寧な解説でお茶の間でも人気の池上彰氏が、100年以上も前の日露戦争の映像から、20世紀初頭の探検家たちの苦闘記録、死者・行方不明者10万人以上を出した関東大震災、日本が国連脱退を決めた決定的場面、独裁者ヒトラーの怒号のような演説、そして真珠湾攻撃のカラー映像まで、国内外の貴重なニュース映像をもとに20世紀史をわかりやすく解説する完全保存版DVDブック。BSジャパンの同名番組の中から選りすぐりの15回分を収録した123分DVDとカラーMAP満載テキストで構成。歴史ファンや受験生へのプレゼントにも最適の1冊。 これは“動く歴史教科書”だ!
20世紀とはいかなる時代であったのか? 帝国主義、2つの大戦、冷戦、地域紛争の惨禍を経験した激動の世紀の実像を手際よく描き出し、多元主義的国際社会実現の可能性を考える。豊富な図版・資料とともに、現代の国際政治の流れを新たな叙述で描き切った信頼のテキスト。 序 章 20世紀と国際政治 1 「国際社会」 と 「国際政治」 2 20世紀はどんな時代であったか 第Ⅰ部 2つの世界大戦の時代 第1章 帝国主義の時代と第一次世界大戦 1 帝国主義の時代 2 第一次世界大戦と各国の戦争目的 第2章 第一次世界大戦後の国際体制 1 ロシア革命とウィルソンの14カ条 2 大戦の終結とヴェルサイユ講和会議 3 ヴェルサイユ=ワシントン体制 第3章 1930年代危機と第二次世界大戦の起源 1 世界恐慌と国際体制の崩壊 2 ファシズム諸国の対外侵略と宥和政策 3 第二次世界大戦への道 第4章 第二次世界大戦 1 枢軸国の攻勢と戦線の拡大 2 反ファシズム連合の形成 3 ヨーロッパ第二戦線問題 第5章 第二次世界大戦の終結と戦後秩序 1 戦後秩序の形成 2 大戦の終結と諸結果 第Ⅱ部 冷戦と地域紛争の時代 第6章 冷戦の起源とヨーロッパの分裂 1 米、ソの戦後政策と冷戦の起源 2 ヨーロッパ分断への政治過程 第7章 冷戦と超大国の支配 1 覇権システムとしての冷戦体制 2 アジアと冷戦 第8章 冷戦の諸相 1 冷戦と核兵器体系 2 デタントから冷戦終結へ 第9章 冷戦後の世界と地域紛争 1 「冷戦後」 と地域紛争 2 民族・宗教と地域紛争 —— ユーゴスラヴィア 第10章 中東紛争と湾岸戦争 1 中東紛争と大国の歴史的責任 2 湾岸戦争とその遺産 第11章 テロとの戦争 —— アフガニスタンとイラク 1 9.11事件とアフガニスタン戦争 2 イラク戦争と国際秩序 終 章 21世紀の国際社会と国際政治 1 その後の国際社会 2 21世紀の課題 付 録 : 国際連合憲章
いま世界では、パンデミックの混乱がつづくなか、ロシアのウクライナ侵攻や切迫する台湾有事、北朝鮮のミサイル発射など、物騒なニュースがたえません。なぜこうした問題が起きているのかを考えるとき、さまざまな解釈の方法があるでしょう。 「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。 地理というのは、時代が変わっても変わりません。ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。地政学ではこう考えるわけです。 混沌として先の見えない時代です。だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。それによって、より自信をもって世界と向き合うことができるはずです。 (「はじめに」より)
国際政治と国際経済の相互作用に着目し、現代の国際社会が抱えるさまざまな問題を「理論と歴史」「事例分析」「展望」という3部構成でわかりやすく説明する。大学で基礎科目・専門科目として国際政治経済学、国際関係論を学ぶ際のテキストに好適。 「経済」の論理と「政治」の論理-国際政治経済学の視点 第1部 国際政治経済学の理論と歴史(国際政治経済の見方 力の構造と国際経済体制-ブレトンウッズ体制の成立 冷戦とブレトンウッズ体制-アメリカの論理と西側世界) 第2部 国際政治経済体制の動態(安全保障と経済 保護貿易をめぐる政治と経済-自由貿易の原則と保護主義圧力 金融グローバル化の構図-マネー、市場、国家 科学技術と現代国際関係 移民をめぐる政治と経済 経済発展と人権、民主化地球環境をめぐる政治経済) 第3部 国際政治経済秩序の模索(グローバル・レベルの国際秩序の模索 リージョナル・レベルの国際秩序の模索 ナショナル・レベルからの国際秩序の模索) 国際政治経済学の未来像-グローバル・ポリティカル・エコノミーの世界へ
元アメリカ大統領が生涯をかけて記録した大戦の真実とは?翻訳を手掛けた歴史家がまったく新しい第二次世界大戦の見方を提示。 「フーバーは自身の感情を抑え、可能なかぎり資料に語らせることを心掛けた。 第二次世界大戦をこの『裏切られた自由』に触れずして語ることはもはやできない。 あの戦争は始まりも終わりも腑に落ちないことばかりであった。 『裏切られた自由』にはその不可解さを説く重要なヒントが溢れている」(本書より) 第三十一代米国大統領フーバーの記念碑的著作『裏切られた自由』を翻訳した歴史家が、 同書の読みどころを紹介しながら新解釈の「第二次世界大戦史」を提示する一冊。 アメリカによる「正義の戦争」という従来の史観とはまったく異なる視点から第二次世界大戦の謎に迫る。 文庫版のためのまえがき はじめに 第一章ハーバート・フーバーの生い立ち 少年時代 スタンフォード大学時代、豪州での経験 中国時代、鉱山開発事業 ロンドン時代、ビルマでの起業 第一次世界大戦と食糧支援 商務長官時代、大統領時代 第二章 『裏切られた自由』 を読み解く――その一:共産主義の拡散とヨーロッパ大陸の情勢 「編者序文」を読み解く:なぜ出版が遅れたのか、歴史修正主義とは何か ルーズベルト外交の最初の失敗、ソビエトの国家承認 一九三八年(開戦前年)の分析 ヒトラーとの会談 チェンバレンとの会談 第三章 『裏切られた自由』 を読み解く―その二:チェンバレンの「世紀の過ち」とルーズベルトの干渉 ルーズベルトの尻尾が見えた「隔離演説」 行動を起こしたヒトラー (1)ズデーテンラント併合とミュンヘン協定 行動を起こしたヒトラー (2)チェコスロバキアの自壊 チェンバレンの世紀の愚策、ポーランドの独立保障 バーゲニング・パワーを得たスターリンと外交的袋小路に入ったチェンバレン 第四章 『裏切られた自由』 を読み解く―その三:ルーズベルトの戦争準備 中立法修正、干渉主義の最初の勝利 国民世論工作 武器貸与法 独ソ戦 戦争への道:ドイツと日本を刺激する (1)大西洋憲章の噓 戦争への道:ドイツと日本を刺激する (2)日本を追い込む 真珠湾攻撃 (1)前夜 真珠湾攻撃 (2)調査委員会 第五章 連合国首脳は何を協議したのか 二回のワシントン会談 対独戦争優先の決定、原爆開発 カサブランカ会談 無条件降伏要求 カイロ・テヘラン会談 (1)第一回カイロ会談 カイロ・テヘラン会談 (2)テヘラン会談前夜 カイロ・テヘラン会談 (3)テヘラン会談 第二回モスクワ会談 ヤルタ会談 (1)FDR、死に至る病 ヤルタ会談 (2)表の合意 ヤルタ会談 (3)裏の合意(秘密協定)、極東合意 ルーズベルトの死とトルーマン副大統領の昇格 ポツダム会談 原爆投下 おわりに 文庫版のためのまえがき はじめに 第一章ハーバート・フーバーの生い立ち 少年時代 スタンフォード大学時代、豪州での経験 中国時代、鉱山開発事業 ロンドン時代、ビルマでの起業 第一次世界大戦と食糧支援 商務長官時代、大統領時代 第二章 『裏切られた自由』 を読み解く――その一:共産主義の拡散とヨーロッパ大陸の情勢 「編者序文」を読み解く:なぜ出版が遅れたのか、歴史修正主義とは何か ルーズベルト外交の最初の失敗、ソビエトの国家承認 一九三八年(開戦前年)の分析 ヒトラーとの会談 チェンバレンとの会談 第三章 『裏切られた自由』 を読み解く――その二:チェンバレンの「世紀の過ち」とルーズベルトの干渉 ルーズベルトの尻尾が見えた「隔離演説」 行動を起こしたヒトラー (1)ズデーテンラント併合とミュンヘン協定 行動を起こしたヒトラー (2)チェコスロバキアの自壊 チェンバレンの世紀の愚策、ポーランドの独立保障 バーゲニング・パワーを得たスターリンと外交的袋小路に入ったチェンバレン 第四章 『裏切られた自由』 を読み解く――その三:ルーズベルトの戦争準備 中立法修正、干渉主義の最初の勝利 国民世論工作 武器貸与法 独ソ戦 戦争への道:ドイツと日本を刺激する (1)大西洋憲章の噓 戦争への道:ドイツと日本を刺激する (2)日本を追い込む 真珠湾攻撃 (1)前夜 真珠湾攻撃 (2)調査委員会 第五章 連合国首脳は何を協議したのか 二回のワシントン会談 対独戦争優先の決定、原爆開発 カサブランカ会談 無条件降伏要求 カイロ・テヘラン会談 (1)第一回カイロ会談 カイロ・テヘラン会談 (2)テヘラン会談前夜 カイロ・テヘラン会談 (3)テヘラン会談 第二回モスクワ会談 ヤルタ会談 (1)FDR、死に至る病 ヤルタ会談 (2)表の合意 ヤルタ会談 (3)裏の合意(秘密協定)、極東合意 ルーズベルトの死とトルーマン副大統領の昇格 ポツダム会談 原爆投下 おわりに
これまでの国際関係学の膨大な蓄積と今日の到達点を歴史・思想・理論の面から明快かつ一貫した視点と論理で丁寧に説いた待望のテキスト。気鋭の著者がポスト冷戦から21世紀世界にまで本格的に踏み込み渾身の力をこめて体系化に挑んだ注目の意欲作。 第1編 生成-歴史と思想(国際社会の誕生 国際関係思想の潮流) 第2編 発展-リアリズムと批判者たち(国際関係学の登場 代替理論の模索-リアリズム批判へ) 第3編 転回-グローバル化の海(冷戦後世界から 脱構造主義の諸相) 第4編 射程-21世紀世界へ(国際関係学の政策 国際協力政策-共生型世界の倫理)
授業の予習や通信教育での独習に適した初学者向けの大学テキスト 近年、国際関係論は、国際系学部、法学部、政経学部ばかりではなく、経済学部、商学部、短期大学などでも開設されており、受講者が増加しています。テキストも初歩的なものから体系的なものまで多く出版されていますが、初学者が国際関係について幅広く、かつ、まとまった内容を理解でき、より専門的な研究への導入となるようなテキストは、あまり多くないように思われます。 本書は、国家間の政治、権力関係などを中心に扱う国際政治学を核に、非国家的アクターの活動や貧困・環境・開発など地球的課題を分かりやすく説明し、また、用語解説・コラム・参考文献を充実させより広く深い研究への導入の役割を果たすことにより、国際関係論(学)の入門的・発展的テキストとすることを目標としています。 第Ⅰ編 序論と歴史分析 第1 章国際関係論はどのような学問なのか 第2 章20 世紀の国際関係をどう理解するのか 第Ⅱ編 国際関係の現状分析 第3 章今日の国際関係をどう読むのか 第4 章グローバリゼーションの時代をどう読むのか 第5 章現代の安全保障をどう読むのか 第6 章北東アジアの政治と国際関係をどう読むのか 第7 章国際社会における日本の位置づけをどう読むのか 第Ⅲ編 国際関係の理論的分析 第8 章国際関係理論とは何か 第9 章国際レジーム論とグローバル・ガバナンス論 第10章リージョナリズムと欧州統合 第Ⅳ編 現代国際関係の課題 第11章南北問題をどう解決するのか 第12章地球環境問題をどう解決するのか 第13章非国家アクターの台頭をどう見るのか 第14章市民社会は世界を動かすことができるのか 第15章国際紛争・国内紛争をどう解決するのか 用語解説 索引
日本はこんな国!絵と写真でひと目でわかる 日本ってどんな国?日本の自然・文化・社会・経済などへの疑問を、小学生のために池上彰氏が易しく解説。イラストや写真を多様したビジュアル中心の構成なので、楽しく読めます。小学生が十分理解できるように、総ルビ、平易な文章で分かりやすく説明しています。【特色】1.昔のことから最新の時事問題まで、「地理・自然」「歴史・文化」「政治・経済」「社会・科学」の4つのジャンルに分け、全部で56項目を取り上げています。最初の項目に日本地図を掲載。日本の位置や領土がひと目で分かります。2.小学3年生のさくらと4年生の翔太が案内役。二人と一緒に日本のことについて易しい文章で分かりやすく解説しています。総ルビなので、低学年から読めます。3.写真・イラスト・図解を多用。日本のことがひと目で分かります。4.項目ごとにクイズがあります。そうだったのか、なるほど!と知識が広がります。5.項目ごとに、池上先生から「考えてみよう」のメッセージ。知識を増やすだけでなく、思考力が身につきます。6.世の中の変化に応じて修正した内容をウェブサイトからダウンロードできます。 日本ってどんな国?日本の自然・文化・社会・経済などへの疑問を池上彰氏が易しく解説。イラストや写真を多用しビジュアル中心に構成。小学生が十分理解できるように、総ルビ、平易な文章で分かりやすく説明します。 第1章 「地理・自然」 ○日本ってどんな国? ○都道府県や市町村があるのはなぜ? ○国道1号線の1っていう数字はなに? ○どうして日本は地震が多いの? ○どうして冬になると日本海側は雪がたくさん降るの? 第2章 「歴史・文化」 ○日本にはどんな時代があったの? ○将軍と天皇の違いは? ○日本にはどんな行事があるの? ○日本人はなんでお米を食べるの? ○寺と神社ってどう違うの? 第3章 「政治・経済」 ○どうして日本の総理大臣はすぐに替わるの? ○どうして沖縄にアメリカ軍の基地が多いの? ○日本の領土問題ってどんなもの? ○どうして増税について議論されているの? ○国も破産するの? 第4章 「社会・科学技術」 ○社会保障制度ってなに? ○仕事がしたいのに働けないのはなぜ? ○なんで人は右側で車は左側なの? ○原子力発電所って必要なの? ○地震に強い家ってどんな家?
複雑化する国際社会の「背骨」をなす国際法の規律の仕組みを、わかりやすい叙述によってコンパクトに解説。国際法のエッセンスと最新の問題を盛り込んだスタンダード・テキスト。 国際社会と国際法 国家と国際法 国家機関 国際組織と国際法 国際法の存在形態 条約法 国際法と国内法 国際法上の責任 陸の国際法 海の国際法 空と宇宙の国際法 人と国際法 国際刑事法 国際経済法 国際環境法 紛争の平和的解決 武力・経済力の行使と国際法 武力紛争・軍備管理の国際法
コミカルな筆致で描く、誰でも楽しめる歴史漫画 コミカルな筆致で描く、誰でも楽しめる歴史漫画 月刊ホビージャパンにて連載中のホリエカニコによる漫画「第二次世界大戦軍事録」を単行本化した一冊。 第二次世界大戦中の著名人にフィーチャーし、その生きざまを時にコミカルに、時にシニカルに描く新鮮な切り口の歴史漫画。 歴史上の人物の意外な一面も垣間見え、第二次世界大戦という大局の中で見逃されがちな人間模様が独特のテンションで描かれています。 全ページフルカラー・サイズはホビージャパンに連載されている原寸のまま掲載。年表などのおまけページも収録されており、漫画をより楽むことができます。
国際関係論の理論は国際社会の現実をどのようにとらえるのでしょうか。リアリズム、リベラリズム、コンストラクティヴィズムなどの主要な理論を整理し、わかりやすく紹介したうえで安全保障、国際経済、地球環境、人権の4分野について最近の具体的事例を二つずつ選び理論に基づいて多角的に分析・解説します。 世界を分析する四つの見方 第1部 国際関係の見方(リアリズム リベラリズム) 第2部 国際社会のすがた(安全保障 国際経済関係 地球環境 人権) 世界のゆくえと理論的な見方
米中覇権争いが激化する中、日本は近隣諸国とどう付き合えばよいのか。大人気予備校講師が地政学の視点から未来を読み解く。 2025年、南北朝鮮は統一している! ニュースではわからない各国の思惑を 「世界史×地理×イデオロギー」から完全予測! 国際情勢が混迷する中、日本は近隣諸国とどう付き合えばよいのか。 大人気予備校講師が世界史の教養から、米中覇権戦争と半島情勢を大胆予測! 日本の国益を守りつつ、無用な紛争に巻き込まれないための方策とは? (項目例) ▼地政学でなぜ国際情勢がわかるのか ▼東アジアで交錯する「八つのイデオロギー」 ▼半島国家・ギリシアに酷似する朝鮮半島 ▼ロシアと中国は永遠の仮想敵同士 なぜ中国は海へ出ようとするのか、なぜ韓国は「反日」が国是となってしまったのか、台湾はどこへ向かうのか、ロシアは何を考えているのか─その根本部分から理解しておけば、目先のできごとに右往左往しなくなります。本書は地政学という観点から、東アジアのプレーヤー七カ国の動きを読み解いたものです。地理的条件は不変ですから、未来予測もできるのです。 (「文庫版あとがき」より)
戦いの様相と、技術、政治及び軍事指導者のリーダーシップさらに政治制度や社会問題にも言及、事例研究に留まらない根源的な考察。 十の事例から個々の戦いの様相はもとより、技術、政治指導者及び軍事指導者のリーダーシップ、さらに政治制度や社会のあり方をめぐる問題などにも言及、20世紀の戦争をめぐる根源的な考察。 第一章 「電撃戦」と「フランスの戦い」 第二章 「バトル・オブ・ブリテン」 第三章 「大西洋の戦い」 第四章 「バルバロッサ」作戦 第五章 北アフリカ戦線 第六章 イタリア戦線 第七章 ノルマンディ上陸作戦 第八章 戦略爆撃 第九章 「マーケット・ガーデン」作戦 第十章 バルジの戦い
中学校教科書にはビジネスパーソンが習得すべき基礎知識のすべてが詰まっている。池上彰氏、佐藤優氏が12社54冊分を読み解いた 生き残れるかどうかは、基礎学力が鍵になる。 超多忙な社会人の学びなおしに最適のツールだ! 【公民】自分を支配する社会のシステムを再点検せよ! 【理科】日常を成立させる科学の基礎を理解せよ! 【地歴】世界を鷲掴みにするために、地理と歴史は欠かせない! 中学校教科書には、ビジネスパーソンが習得すべき基礎知識のすべてが詰まっている。 地理、歴史、公民、理科、国語、数学、英語、そして道徳まで。激動の世界を爆走し続ける池上彰、佐藤優の両巨匠が12社54冊分を読み解いた。中学校教科書で足元を固めろ。 ポストコロナの世界、AI社会を生き抜くためには、付け焼刃の知識じゃ太刀打ちできない。生き残りをかけ、基礎力を鍛え直せば、社会の深層が見えてくる。
地球規模の問題群に政治学はどう向き合うのか まえがき 略語表 序章 平和は可能か はじめに 第一節 平和概念の再検討 第二節 組織化された暴力のコントロール 第三節 相克とその解決 第四節 平和的な変動と時間 第Ⅰ部 地球的問題群 第一章 感染症 第一節 ペストとは何か 第二節 在来型感染症 第三節 新興感染症とアウトブレーク・レスポンス 第四節 生態系の攪乱と都市化・グローバル化 第五節 疫学転換とエイズ まとめ 第二章 人 口 第一節 世界人口 第二節 人口の罠 第三節 宇宙船地球号の操縦可能性 第四節 よみがえるマルサス 第五節 技術的突破の可能性 第三章 飢 饉 第一節 アフリカの飢饉 第二節 飢饉――定義と要因 第三節 政治の失敗 第四節 飢餓と飽食の共存 第四章 資源枯渇 第一節 エネルギー問題とは何か 第二節 グレイト・ゲーム 第三節 国際的なグレイト・ゲーム 第四節 「米国の石油」の終わり まとめ 第五章 環境破壊 第一節 森林消失 第二節 生態系と人間 第三節 環境破壊のグローバル化 まとめ 第六章 人の移動 第一節 移民と自由主義 第二節 難民と民族国家 まとめ 第七章 第二の核時代 第一節 核拡散の進展 第二節 核不拡散体制の破綻 第三節 核の技術移転 第四節 米国の「拡散阻止」政策 まとめ 第Ⅱ部 国際政治から地球政治へ 第八章 地球市民社会の存在理由 はじめに 第一節 二つの構造的矛盾――市民台頭の文脈 第二節 地球政治モデルの脱国家化 第三節 地球市民の課題 第九章 ポスト主権状況 第一節 ウェストファリア聖堂はなぜ倒壊しないのか 第二節 主権基準の変化 第三節 主権国家システムの思考様式 第四節 ポスト主権状況 第一〇章 ポストナショナルな安全保障 第一節 E・H・カーの「二重の構想」 第二節 安全保障と国際統合 第三節 安全保障論の類型 第四節 カーの宿題 第一一章 地域統合の政治構想 第一節 EUとは何か 第二節 乖離構造という政治体 第三節 政治統合と経済的相互浸透 第四節 統合における民主主義 まとめ 第一二章 国際経済機構の政策転換 はじめに 第一節 発展の失敗 第二節 世界銀行の転換 まとめ 第一三章 NGOの可能性 第一節 NGO――オクスファムの事例 第二節 NGOの有効性と正統性 第三節 主体としてのNGO まとめ あとがき 索 引
豊富な図解とまんがでランドパワーとシーパワー、新冷戦の構図がよくわかる! ロシアのウクライナ侵攻をはじめ、世界各国の紛争は地政学に基づいて起きています。本書はまんがと図解を用いて、地政学の観点から現在の世界情勢を解説。地政学の基本を理解した後、エリアごとに主要な政争・紛争等の原因を解説してきます。
凡 例 来るべき平和の創造者たちへ 一九八一年刷りへの序文 第二版への序文 第一版への序文 第一部 国際政治学 第一章 学問の出発 政治学における目的と分析/ユートピアニズムの役割/リアリズムの衝撃 第二章 ユートピアとリアリティ 自由意志と決定論/理論と現実/知識人と官僚/左派と右派/倫理と政治 第二部 国際的危機 第三章 ユートピア的背景 ユートピアニズムの基盤/ベンサム功利主義の移植/合理主義と国際連盟/世論の神格化/ユートピアニズムの敵/判断の問題 第四章 利益の調和 ユートピア的統合/自由放任の楽園/政治におけるダーウィニズム/国際的調和/共通利益としての平和/国際的経済調和/調和の崩壊 第五章 リアリストからの批判 リアリズムの基盤/思想の相対性/目的に適応する思想/国益と普遍的利益/利益調和に対するリアリストの批判/国際主義に対するリアリストの批判 第六章 リアリズムの限界 第三部 政治、権力、そして道義 第七章 政治の本質 第八章 国際政治における権力 軍事力/経済力/意見を支配する力 第九章 国際政治における道義 国際道義の本質/国際道義の理論/国際道義に関する一般的な考え/個人的道義と国家的道義の違い/国際共同体は存在するのか/平等の原則/全体の利益と部分の利益 第四部 法と変革 第十章 法の基盤 国際法の本質/法に関する自然主義者の見解/法に関するリアリストの見解/政治社会の機能としての法 第十一章 条約の拘束性 条約の法的効力と道義的効力/強迫のもとで署名された条約/不公平な条約/権力の手段としての条約 第十二章 国際紛争の司法的解決 裁判に付託できる紛争と裁判に付託できない紛争/「すべてを仲裁裁判に」という企て/「政治的」紛争に対する司法手続きは不適当であること 第十三章 平和的変革 政治的変革における権力の役割/政治的変革における道義の役割 結 論 第十四章 新しい国際秩序への展望 旧い秩序の終焉/国家は権力の単位として生き残れるか/新しい国際秩序における権力/新しい国際秩序における道義 訳者解説 訳者あとがき 人名索引 原 注
「地政学」とは、地図をもとに政治や軍事を考えていく学問です。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。 地理というのは、時代が変わっても変わりません。ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。地政学ではこう考えるわけです。 混沌として先の見えない時代だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。それによって自信をもって世界と向き合うことができるはずです。
第1部 世界像の展開(市民社会論 平和主義 ほか) 第2部 国家の営み(国家間関係 政治体制 ほか) 第3部 ヒューマン・イシュー(人権 アジア的人権論 ほか) 第4部 グローバル・イシュー(国際組織 グローバリゼーション ほか)
はじめに──それぞれの人にとっての先生 …… 池上 彰 センセイの最期 …… しりあがり寿 西日の渡り廊下で …… 天野 篤 想像力は無限だ …… 岡野雅行 「歌の時間」 …… 稲泉 連 先生がくれた、光 …… 押切もえ 先生は…… …… 関口光太郎 大切な「症状」 …… 田中茂樹 手 紙 …… 増田ユリヤ 柔道とは? …… 山口 香 中学・高校生に願うこと …… 柳沢幸雄 巨大な疑問符を与えてくれた …… 鈴木邦男 実はすごい、日本の教育 …… パックン 「抗う」こと …… 安田菜津紀 学びの同志おっちゃん …… 市川 力 八〇歳を超えた中学生 …… 太田直子 紅茶の味 …… 李 相 日 ことばの裏にある子どもの声を聴く …… 渡辺恵津子 「消費者的感覚」に立ち向かう …… 武富健治 作る、壊す、作る …… 武田美穂 人生最初の「先生!」は…… …… 姉小路 祐 逃げろ、逃げろ! 昂 先生と子どもの関係 …… 鈴木 翔 色えんぴつ …… 乙武洋匡 詩が開いた心の扉 …… 寮美千子 自分の物差し …… 山口絵理子 とらわれちゃだめだ …… 平田オリザ 〈インタビュー〉学問を武器にして生徒とわかりあう …… 太田 光
未曾有の大戦の全容を網羅し、明瞭かつ精彩に描いた通史。英国の戦史ノンフィクション作家による全三巻の超大作。 半藤一利氏推薦! 正しい「歴史認識」のための必読書 「東西の戦史の全容を網羅した決定版であり、正しい『歴史認識』のための必読書である」半藤一利 ノモンハン事件から、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、スターリングラード戦、アウシュヴィッツ、ノルマンディー上陸作戦、ベルリン陥落、沖縄戦、東京大空襲、広島・長崎への原爆投下までを描く超大作。 記述は、各国元首たち、戦闘司令官の動向や思惑といった鳥瞰的な「鳥の目」を中心に、ビーヴァーが得意とする、市民や兵卒、犠牲者などの「虫の目」が随所に光る。また、戦闘の描写は精彩に富み、アジアや欧州中小国、中東やアフリカに目を配って幅広い戦域を包含し、まさに世界大戦の全容を把握できる。 やはり気になるのは、日本がどう描かれているかということだろう。難しいテーマが多いが、最新の研究成果を採り入れ、日本軍の蛮行にも触れ、厳格に論じている。 ビーヴァーの筆力と情報力は他の追随を許さず、質量ともに圧巻ともいうべき本書は、世界二四か国で刊行、大反響を巻き起こしている「決定版」。
国際開発学の学際性を追求し開発学と開発政策の全体像を示す。経済学、政治学、社会学をコアに多学問領域ネットワーク型研究を構築。 国際開発学の学際性を追求し開発学と開発政策の全体像を示す。経済学、政治学、社会学をコアに多学問領域ネットワーク型研究を構築。 本書は、広く開発学を学ぼうとする初学者へのテキストとして編纂。課題(トピック・イシュー)として、「貧困」「ガバナンス(法、制度を含む)」「グローバリゼーション」「農村」「教育」「環境」「平和」を取り上げ、政治・経済・社会を融合した新政治経済学としての学際的取り組みを提示していく。文献・インターネットリソースガイドつき。 はしがき 序章 国際開発学へのいざない[木村宏恒・大坪滋・伊東早苗] 1.開発とは何であり,開発学とはどのようなものか 2.構造的・潜在的貧困層の存在と貧困削減の3本柱 3.開発戦略を支える国際開発学とその学際的構築 4.本書の編纂方針と構成について 引用文献 第I部 開発、国際開発とは何か 第1章 開発経済学の視座[大坪滋] 1.経済開発とは何か 2.開発経済学の歴史と「開発思想」のパラダイム・シフト 3.「開発」と経済成長─不平等─貧困削減の三角形 4.他分野とのかかわりをどう考えてきたか 5.経済開発の主要課題 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 第2章 開発政治学の視座[木村宏恒] 1.政治学から見た開発とは何か 2.開発政治学分野における言説・歴史・パラダイム 3.開発政治学とガバナンス論の台頭 4.開発戦略の歴史とパラダイム・シフト:政治学の視座から 5.何を主要課題と考えているか 6.他分野とのかかわりをどう考えてきたか 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 第3章 開発社会学の視座[伊東早苗] 1.開発とは何か 2.開発社会学の歴史と開発思想のパラダイム・シフト 3.他分野とのかかわりをどう考えてきたか 4.何を主要課題と考えているか 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 第II部 国際開発の主要課題 課題クラスター1 貧困[クラスター編者:伊東早苗] C1-1.貧困とは何か C1-2.貧困と経済成長 C1-3.貧困とNGO/市民社会 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター2 ガバナンス[クラスター編者:木村宏恒] C2-1.開発におけるガバナンス C2-2.開発における法の役割 C2-3.開発経済学から見た開発ガバナンス C2-4.汚職と開発 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター3 グローバリゼーション[クラスター編者:大坪滋] C3-1.グローバリゼーションとは何か C3-2.グローバリゼーションと開発の経済的課題 C3-3.グローバリゼーションと開発の政治・制度的課題 C3-4.グローバリゼーションと開発の文化・社会的課題 C3-5.グローバリゼーション下の開発ガバナンス 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター4 農村[クラスター編者:西川芳昭] C4-1.農村開発の視点と課題 C4-2.食料問題・国際貿易と農業開発 C4-3.戦後のアジアの農村開発政策の変遷 C4-4.農業・農村開発と技術開発・技術移転 C4-5.今後の農村開発を見る視点 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター5 教育[クラスター編者:北村友人] C5-1.教育開発の理論と実践 C5-2.なぜ学校に行くのか:教育開発の社会学的考察 C5-3.グローバル化する高等教育市場 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター6 環境[クラスター編者:藤川清史] C6-1.持続可能性を測る C6-2.持続可能な開発と資源制約 C6-3.アジアの経済成長と環境政策 C6-4.持続可能な開発と環境運動 C6-5.気候変動と途上国 C6-6.持続可能性 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 課題クラスター7 平和[クラスター編者:中西久枝] C7-1.平和構築とは何か C7-2.平和構築における国際社会の役割 C7-3.平和構築支援における開発援助の役割と課題 C7-4.平和構築の理論と現実:アフガニスタンの国家再建の事例から 引用文献 参考文献ガイド インターネット・リソース 結章 国際開発学の学際的構築[大坪滋・木村宏恒・伊東早苗] 1.「国際開発」の方向性と「国際開発学」 2.「国際開発学」の学際的構築 3.「国際開発の主要課題」への学際的取り組み 事項索引 人名索引 執筆者紹介
凡 例 日本語版への序文 初版への序文 第二版への序文 第三版への序文 第四版への序文 第五版への序文 改訂第五版への序文 第一部 国際政治の理論と実践 第一章 リアリストの国際政治理論 政治的リアリズムの六つの原理 第二章 国際政治の科学 国際政治の理解 国際平和問題の理解 第二部 権力闘争としての国際政治 第三章 政治権力 政治権力とは何か 政治権力の軽視 政治権力の軽視──その二つの根源 第四章 権力闘争──現状維持政策 第五章 権力闘争──帝国主義 帝国主義でないもの 帝国主義の経済理論 帝国主義のいろいろな型 帝国主義政策を見破りそれに対抗する方法 第六章 権力闘争──威信政策 外交儀礼 軍事力の誇示 威信政策の二つの目標 威信政策の三つの堕落 第七章 国際政治におけるイデオロギーの要素 政治的イデオロギーの本質 対外政策の典型的イデオロギー 識別のむずかしさ 第三部 国 力 第八章 国力の本質 国力とは何か 近代ナショナリズムの基盤 第九章 国力の諸要素 地 理 天然資源 工 業 力 軍 備 人 口 国 民 性 国民の士気 外交の質 政府の質 第一〇章 国力の評価 国力を評価する仕事 評価の典型的な誤り 原 注
地政学ブームの先駆けの前著『戦略の地政学』。新たな覇権の時代を読み解く増補・改訂版の誕生! 地政学ブームの先駆け王道書籍 待望の増補・改訂版! ! なぜロシアはウクライナに侵攻したのか。その鍵を握るのは「地政学」である。 冷戦後の世界秩序全体を揺るがす新たな新たな覇権の時代を読み解く増補・改訂版の誕生! Point 1 世界は専制主義 対 民主主義の時代へ Point 2 ロシアのウクライナ侵攻と「新冷戦」時代 Point 3 米国の力の低下と中露連帯のユーラシア権力の台頭 Point 4 インド太平洋を重視する英国と日本の特別な関係 Point 5 日本の地政戦略と新・日英同盟
国際紛争はなぜ起こるのか。地域紛争や内戦など、開発途上地域を主な戦場とする「現代の戦争」に対して、どのような対応が可能なのか。達成されるべき政策目標として平和をとらえ、安全保障のみならず、政府の機能回復から社会経済の復興支援にいたるまでを含めた「平和構築」という政策領域を体系的に議論する、初めてのテキスト。国際政治の基礎理論、現代国際紛争の実態、平和構築の実際について、第一級の執筆陣が的確に分析・考察する。紛争事例などについてのコラムや、基本用語についての解説も充実し、現代の戦争や国際関係について初めて学ぶに最適。 政策としての平和 第1部 国際紛争をどうとらえるか(国際紛争はどうとらえられてきたのか 現代紛争の構造とグローバリゼーション 国際法と国際組織の役割 地域機構は役に立つのか 紛争と国際経済組織) 第2部 現代国際紛争の実態(植民地支配の遺産と開発途上国 兵器はどう規制されてきたか 核軍拡と拡軍縮 人の移動と難民保護 テロリズムとテロ対策) 第3部 平和構築の実際(軍事介入 平和構築における政治・法制度改革 紛争後選挙と選挙支援 国際犯罪と刑法 開発協力 平和構築とジェンダー NGOと市民社会) 国際紛争をこえて
凡 例 第四部 国家権力の制限 ──バランス・オブ・パワー── 第一一章 バランス・オブ・パワー 社会的均衡 バランス・オブ・パワーの二つの主要なパターン 第一二章 バランス・オブ・パワーの諸方法 分割支配 代 償 軍 備 同 盟 バランスの「保持者」 第一三章 バランス・オブ・パワーの構造 優勢システムと従属システム バランス・オブ・パワーにおける構造的変化 第一四章 バランス・オブ・パワーの評価 バランス・オブ・パワーの不確実性 バランス・オブ・パワーの非現実性 バランス・オブ・パワーの不十分性 第五部 国家権力の制限 ──国際道義と世界世論── 第一五章 力の抑制要因としての道義、慣習、法 第一六章 国際道義 人命の保護 普遍的道義対民族的普遍主義 第一七章 世界世論 世界の心理的統一 技術的統合の曖昧さ ナショナリズムの障害 第六部 国家権力の制限 ──国 際 法── 第一八章 国際法の主要問題 国際法の一般的性質 国際法における法の定立機能 国際法における司法機能 国際法の執行 第一九章 主 権 主権の一般的性格 主権の同義語──独立、平等、全会一致 主権ではないもの 主権はどのようにして失われるか 主権は分割できるか 第七部 現代世界の国際政治 第二〇章 民族的普遍主義の新しい道義的力 古いナショナリズムと新しいナショナリズム 人心獲得のための闘争 宣伝の三つの原理 第二一章 新しいバランス・オブ・パワー 新しいバランス・オブ・パワーの硬直性 バランサーの消滅 植民地フロンティアの消滅 植民地革命 二極システムの潜在力 第二二章 全面戦争 全国民の戦争 全国民による戦争 全国民に対する戦争 戦争の機械化 すべてを賭けた戦争 全面的機械化、全面戦争、全体支配 原 注
ついに全面新改訂! 国と人を守る論理──初版刊行以来、読者の圧倒的な支持を得てきた定番が、11年目にして大改訂を施した。執筆陣も若返り、アップ・ツー・デートな問題意識で「いま問われるべき課題群」に切り込んだ。教科書に、討論の刺激剤に、そして安全保障的思考の訓練に使える一冊。 新訂第4版へのはしがき 初版へのはしがき 第1部 安全保障学入門 第1章 安全保障の概念 1 普遍的定義の欠如 2 伝統的な安全保障概念とその変容 3 新しい安全保障の諸概念 第2章 戦争と平和の理論 1 国際システムからみた国家間戦争の生起 2 二国間関係からみた国家間戦争の生起 3 国家からみた国家間戦争の生起 4 内戦の発生原因 第3章 国際安全保障体制論 1 国際安全保障体制とは 2 覇権モデル 3 勢力均衡モデル 4 集団安全保障モデル 5 集団防衛モデル 6 協調的安全保障モデル 7 「共通の安全保障」モデル 8 ポスト冷戦時代の安全保障体制 第4章 安全保障とパワー 1 ハードパワー・ソフトパワー・スマートパワー 2 パワー行使の諸形態 3 軍事力と安全保障 4 情報と安全保障 5 科学技術と安全保障 第5章 核と安全保障 1 核兵器国の核戦略 2 核拡散の動向 3 核兵器と国際政治 第6章 軍備管理・軍縮 1 軍縮と軍備管理の概念 2 軍備管理・軍縮の諸形態 3 「軍備管理・軍縮」から「軍縮・不拡散」へ 第7章 政軍関係論 ── シビリアン・コントロール 1 現代の軍事組織 2 軍事専門職主義 3 シビリアン・コントロール 第8章 現代紛争の管理 1 紛争の諸形態 2 紛争の予防と管理 3 人道的介入 4 信頼醸成措置 5 危機管理 6 紛争解決 第9章 安全保障の非軍事的側面 1 非軍事的安全保障の概念的枠組み 2 非軍事的安全保障の諸目的 3 安全保障の非軍事的手段 第10章 非伝統的脅威と安全保障 1 「非伝統的脅威」とは何か 2 テロリズム 3 海賊 4 越境組織犯罪 5 大量破壊兵器の拡散 第11章 国連と安全保障 1 集団安全保障機構としての国連 2 冷戦と国連の集団安全保障の空洞化 3 国連平和維持活動(PKO)の発達 4 冷戦の終結と国連の平和機能の活性化 5 『平和の課題』 6 ガリ構想の実践と挫折 7 『平和への課題への追補』 8 ブラヒミ・レポート 9 国連平和機能強化の限界 第12章 1 国際法の法的性質 2 集団安全保障 3 武力紛争法 第13章 ポスト九・一一の安全保障 1 冷戦の終結 2 秩序構想の不在と現実の先行 3 脅威の性格の変化と安全保障への二種類のアプローチ 4 安全保障環境の地域的不均質性 5 九・一一テロ・世界秩序・米国の役割 6 平和と軍事力に関する発送転換の進行 7 安全保障工具の新次元 第2部 日本の安全保障政策の基礎知識 Ⅰ 戦後日本の安全保障政策 Ⅱ 防衛計画の大綱 Ⅲ 日本の安全保障政策の原則 Ⅳ 日本の安全保障関連法制 Ⅴ 日米同盟 Ⅵ 集団的自衛権 Ⅶ 日本の国際平和協力活動 Ⅷ 日本の地域安全保障協力 Ⅸ 日本の軍縮・不拡散政策 Ⅹ 日本の危機管理体制 ⅩⅠ 日本のテロ対策 ⅩⅡ ミサイル防衛 ⅩⅢ 非伝統的安全保障への取り組み 参考文献 執筆者紹介
誰もが「決して起きない」と予想した戦争は、なぜ勃発したのか? 日本人はこの戦争の重要性を知らなさすぎる――。欧米では”The Great War” と称される第一次世界大戦。その実態を紐解くと、覇権国と新興国の鍔迫り合い、急速な技術革新とグローバリゼーションの進展など 、WW1開戦前夜と現代との共通点が驚くほどに見えてくる。旧来の研究の枠を超え、政治・経済・軍事・金融・メディア・テクノロジーなど幅広い観点から、戦争の背景・内実・影響を読み解く、日本人のための入門書。 今の世界情勢は、第一次世界大戦の開戦前夜と瓜二つ――。日本人だけが知らない彼の戦争の全貌を、政治・経済・金融・外交・メディア・テクノロジーなど、旧来の研究の枠組みを超えて描き出す。 まえがき 第1章 戦争技術の発達 第2章 国民国家意識の醸成 第3章 兵器産業の国際化と戦艦 第4章 世界から見た日露戦争 第5章 20世紀の新しい産業 第6章 第一次世界大戦勃発 第7章 日本参戦 第8章 戦線膠着 第9章 戦争の経済 第10章 消耗戦の中で 第11章 新兵器の誕生 第12章 終戦へ 第13章 戦後に残されたもの あとがき 文庫版あとがき 注釈 年表・人的損失
人はなぜその商品を選ぶのか、経済とは「感情」で動いている! ビジネスに使える最新経済学を“池上流”でわかりやすく解説! ★★★人は、なぜそれを買うのか? 使える! 最新経済学を池上彰氏がわかりやすく解説! ★★★ ・売上を上げたいなら、二択より三択! ・損切りができないのは「サンクコスト効果」のため? ・なぜイケアの家具は、愛着がわくのか? ・政治にも利用される「バンドワゴン効果」とは? ・人は必ずしも合理的に行動しない! ・「損したくない」で行動を決めている! ・意思を決定するのは「直感」! ? ・人を操る魔法の理論「ナッジ」とは? 人間の行動心理を読み解く「行動経済学」がいっきにわかる! 《目次構成》 introduction そもそも行動経済学とは何か? 序 章 経済は「人の心」で動いている! ?行動経済学のキホン? 第1章 身近にあふれる! 行動経済学を利用したビジネス戦略 第2章 意思決定をする直感?「ヒューリスティック」とは? ? 第3章 「損したくない」が行動を決める! ? ?「プロスペクト理論」とは? ? 第4章 人は将来よりも「今」を重視する! ?「現在バイアス」「社会的選好」とは? ? 第5章 人を操る魔法の理論?「ナッジ」とは? ? 第6章 行動経済学が切り拓く未来
人類史上かつてない広大な地域で戦闘が行われた第二次世界大戦の欧州大戦。ヒトラー、スターリン、チャーチルの戦略と野望、そして誤算──。彼らに蹂躙された、欧州・中近東19カ国「周辺国」の視点から、大戦の核心を多面的・重層的に描く。
E・H・カーから、ヴァンダナ・シヴァまで。変容し続ける国際関係の現実を批判的に乗り越え、オルタナティブを目指すための30冊。 第1部 「現実」をめぐって 第2部 法・規範と自由 第3部 資本と配分的正義 第4部 主権と権力 第5部 ヘゲモニーと複数性 第6部 「周辺」からの声と政治
池上彰が6つのテーマで世界を丸ごと解説 池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で、世界を大胆に丸ごと解説する本です。 世界は今、どうなっているのか? 各地で格差問題や、民族、宗教の対立が起きています。しかし、なぜそうなるのか、ニュースに出てくる国が本当はどんな国なのか、ぼんやりとした理解に留まっているのが実状です。 池上氏は、「お金」「宗教」「資源」といった具体的なテーマで「串刺し」にしてみると、今の世界がわかりやすい、と言います。この手法こそ「池上彰の世界の見方」。 「高校1年生にわかるように話すと実は大人も読みやすい」という池上氏の経験と、18歳選挙権を見据えての意義を考え、九段中等教育学校(東京都千代田区)で6時間の授業を実施。世界史でも地理でもない、現代世界を生き抜く為のスーパー授業をもとに構成しました。 【編集担当からのおすすめ情報】 海外取材へ行くたびに、現地で地図を買うのが趣味、という池上さん。集めた地図を駆使しての授業は、圧巻でした(第1章「地図」から見る世界)! 本書は、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの1冊目となります。 2冊目以降は「アメリカ」「中国・香港・台湾」「ドイツとEU諸国」など、国や地域別に、池上さんが独自に選ぶ6つのテーマで解説していく予定です。 池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で世界を丸ごと串刺し解説。東京の九段中等教育学校3年生に語った、世界のカラクリがすっきり見えてくるスーパー授業をもとに構成。 第1章 「地図」から見る世界 私たちの知らない世界地図/逆さまにした地図を見る/韓国には、日本海がありません /アラビア湾とペルシャ湾の違いを知っていますか?/国名のない地図もあります /「実効支配」と地図の色/地図から読む、台中問題/定規で引いたような国境線の謎 /「敵の敵は味方」という考え方/地図から北朝鮮の本心を読み解く/常識を疑うことが大切 第2章 「お金」から見る世界 「お金」って、何だろう?/「お金」は、こうして生まれた/ただの紙切れが「お金」になった理由とは? /お札から見えてくる、その国の事情/1ドル=1円から、1ドル=360円へ/世界経済は、アメリカ・ドルを中心にまわる/「お金」に対する信用の裏付けがなくなった/そして、「お金」自体が商品になった /平和への願いが生んだ通貨/実態を持たない仮想通貨が登場した/改めて考える。「お金」って何だろう? 第3章 「宗教」から見る世界 イスラム教は、過激な思想を持った宗教なのか?/世界でも特殊な日本人の宗教観 /ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係を知る/イエスはユダヤ教徒だった/ユダヤ人とは何者か /キリスト教の3大教派/キリスト教にも原理主義がある/イスラム教の聖書は『コーラン』だけではなかった/『コーラン』ではユダヤ教徒もキリスト教徒も啓典の民/聖地エルサレムは、誰のもの? /仏教とはどんな宗教?/仏教の教えとは/ヒンドゥー教と仏教は兄弟のようなもの/ヒンドゥー教には教典がない/先住民族のために生まれたカースト制度/宗教を考えることは、国際社会を考えること 第4章 「資源」から見る世界 セブンシスターズが石油利権を握っていた/オイルショックで、中東にオイルマネーが流れこむ /国際政治をも動かす石油の力/シェール革命で、エネルギーを巡る世界のパワーバランスが変わった /日ロ関係にも大きな影響をおよぼす石油価格/アジアへのシーレーンは、誰が守る? /シェール革命の明暗/石油依存から、新しいエネルギーへ/地球温暖化とエネルギー政策 第5章 「文化」から見る世界 アメリカでは、『ドラえもん』の描写はこう変わる/所変われば常識も異なる/文化にあわせてカスタマイズ/アニメが世界文化交流の架け橋となる/日本のアニメや漫画が世界を魅了する理由 /共産主義と表現の不自由/ジャーナリズム精神と表現の自由/歴史を記録するという発想/映画から読み解く国際情勢 第6章 「情報」から見る世界 東西冷戦がインターネットの生みの親/パソコンの普及で、インターネットが世界中の人々のものに/ 自由競争が携帯電話の普及を促進した/インターネットの登場によって、新たな脅威が生まれた/ アラブの春とインターネットの真相/インターネット上の情報は、信用できるか?/情報化時代を生き抜く鍵は、メディアリテラシー これからの時代を、生きていくすべての人へのメッセージ
日米豪印は中国の覇権主義にいかに向き合うか。安倍元首相が提唱し、その最大の遺産となった対中戦略論を地政学の視点で読み解く 「自由で開かれたルールに基づくインド太平洋秩序を維持する挑戦に立ち向かう際、『インド太平洋戦略』 は分析を通じて自由を愛する人々を啓発する」 コンチータ・カルピオ・モラレス(元フィリピン共和国最高裁判所判事) 「政策立案者や戦略家にとって、『インド太平洋戦略』よりも最新で理論的に洗練された有益な本を見つけることは難しいだろう」 マイケル・R・オースリン(スタンフォード大学) 「地政学における新時代の複雑性に対処する学者や政策立案者にとって不可欠かつ包括的なリソース」 ローリー・メドカーフ(オーストラリア国立大学) 「広域なこの舞台にまたがる主要アクターの視点と、理論的で実践的な深い洞察を組み合わせる『インド太平洋戦略』は、東半球で展開する地政学的変化に関心を持つ学者にとって格好の軸となる」 C.ラジャ・モハン(シンガポール国立大学) 自由で開かれた世界を守れるか―。中国の覇権主義に向き合う日米豪印が「インド太平洋」を舞台に繰り広げる戦略的競争を地政学で読み解く。基軸となる四ヵ国に、EU、ASEAN、アラブ諸国などの視点も加え、世界各国の俊秀11人が寄稿。 「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の提唱者・安倍元首相による「序文」と「日本語版に向けてのメッセージ」(遺稿)、2007年にインド国会でおこなった記念碑的な演説「二つの海の交わり」を収録。 自由で開かれたインド太平洋構想について ――日本語版読者へのメッセージ 安倍晋三 一読者として感謝したい――序文にかえて 安倍晋三
第一次世界大戦はいかにして始まったのか。戦争勃発の全貌を活写し、異例の反響を呼んだ、第一次世界大戦研究の決定版。 史上初の総力戦、第一次世界大戦はどのように始まったのか。バルカン半島の紛争が未曾有の世界大戦へと展開する過程を克明に描いた本書は、歴史学の新たな扉を開いた。 「20世紀の最初の災厄であり、あらゆる災厄はここから湧き出した」と言われるように第一次世界大戦は20世紀を決定づけ、現在の政治的危機の源流となった。だがその全貌を捉えるのは難しい。史料は膨大かつ各国の利害関係に彩られ、「史料の世界大戦」と呼ばれる状況を呈している。 「それでもなお、1914年夏の危機の原因を追究する21世紀の読者に強い印象を与えるに違いないのは、その剥き出しの現代性のためである」(本文より)。著者クラークは、イギリス、フランス、ドイツ、セルビア、ロシアなどの多数の文書館史料を渉猟し、緻密な考証を経て、19世紀末から戦争勃発の1914年7月まで、ヨーロッパが第一次世界大戦に突入する過程を見事に浮かび上がらせる。 原著はドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、セルビア語、中国語などに翻訳され、カンディル賞優秀賞、ロサンゼルス・タイムズ書籍賞、ヘッセル=ティトマン賞、ローラ・シャノン賞に輝いている。現在の紛争の火種がすべてここにあることを示す、第一次世界大戦研究の決定版。全2巻。 謝辞 序 第一部 サライェヴォへの道 第一章 セルビアの亡霊たち ベオグラードの殺人/「無責任な連中」/精神地図/離反/激化/3つのトルコ戦争/陰謀/ニコラ・パシッチ、応酬する 第二章 特性のない帝国 対立と均衡/チェスの指し手たち/嘘と贋物/偽りの静穏/タカ派とハト派 第二部 分断された大陸 第三章 ヨーロッパの分極化 1887-1907 危険な関係──露仏同盟/パリの判断/イギリスの中立の終了/遅れてきた帝国──ドイツ/大いなる転換点?/相手を悪魔に仕立てる 第四章 喧々囂々のヨーロッパ外交 最高意思決定者たち/サンクトペテルブルクを治むるは誰か/パリを治むるは誰か/ベルリンを治むるは誰か/エドワード・グレイ卿の厄介な覇権/1911年のアガディール危機/武官と文官/新聞と世論/権力の流動性 原註
国連は創設60年を迎え改革論議が活発化し,EUは拡大と憲法の批准拒否に揺れ,他の地域的機構やNGOは多様な展開を見せるなど,国際機構は大きなうねりの中にある.国際機構の全体像を示し現代世界におけるその存在意義を問うテキスト,待望の全面改訂. 第1章 国際機構小史 第2章 国際連合 第3章 国連改革 第4章 地域的国際機構 第5章 国際機構創設の動因 第6章 構造・機能・意思決定 第7章 国際機構論の方法 第8章 国際機構の理論化
凡 例 第八部 平和の問題 ──制限による平和── 第二三章 軍 縮 現代における平和の問題 軍縮の歴史 軍縮に関する四つの問題 軍備管理 第二四章 安全保障 集団安全保障 国際警察軍 第二五章 司法的解決 司法機能の本質 国際的対立の本質──緊張と紛争 司法機能の限界 第二六章 平和的変更 国内における平和的変更 国際問題における平和的変更 第二七章 国際統治 神聖同盟 国際連盟 第二八章 国際統治──国際連合 憲章に則した国際連合 国際連合──政治的現実 国際連合と平和の問題 第九部 平和の問題 ──変革による平和── 第二九章 世界国家 国内平和の条件 世界国家の問題 二つの誤った解答 第三〇章 世界共同体 文化的アプローチ──ユネスコ 機能的アプローチ 第一〇部 平和の問題 ──調整による平和── 第三一章 外 交 外交の四つの仕事 外交の手段 外交の衰退 第三二章 外交の将来 いかにして外交を復活させるか 外交への期待──九つの方式 結 論 解 説 あとがき 人名索引 原 注
相互依存関係における敏感性と脆弱性を豊富な事例により多角的に検証。複合的相互依存というキー概念により、国際政治への新たな視点を切り開いた相互依存論の古典的名著を初邦訳。 第1部 相互依存関係を理解する(世界政治のなかの相互依存関係 リアリズムと複合的相互依存関係 国際レジームの変容を説明する) 第2部 海洋と通貨の問題領域におけるレジーム変容(海洋と通貨の問題領域における政治-歴史的概観 海洋と通貨の問題領域における複合的相互依存関係 海洋と通貨におけるルール形成の政治) 第3部 レジームと2国間関係(米加関係と米豪関係) 第4部 アメリカと複合的相互依存関係(相互依存関係への対処) 第5部 グローバリズムと情報の時代(パワー・相互依存関係・情報の時代 パワー・相互依存関係・グローバリズム) 第6部 理論と政策についての再考(1989年)
戦争は世界のビッグビジネスだ!? 21世紀の戦争は「お金を得るための戦争」だった? これまで誰も指摘してこなかった、「資本主義社会における“戦争”の位置づけ」に池上彰が切り込む! 「なぜ、世界から戦争がなくならないのか?」 世界の戦争史を振り返っても、侵略のためだったり独立のためだったり、宗教による争い、資源の独占、内乱などなど、その要因はさまざまです。 しかし、21世紀に突入してからの戦争に目を向けると、「お金儲けのための戦争」、すなわち「戦争ビジネス」という側面が浮かび上がってきます。 そう、世界には「戦争」によって生活が成り立っている大勢の人々がいるのも真実なのです。 本書では、戦争がなくならない原因に向き合うことから、戦争に対する解決の糸口を探ります。 「戦争が世界のビッグビジネスである」という新たな切り口から、資本主義社会における「戦争」を客観的にとらえることができる1冊です。 2016年2月12日にフジテレビで放送され、大反響を呼んだ「金曜プレミアム 『池上彰緊急スペシャル』」を書籍化! 「素晴らしい内容」「戦争に対する心ある警鐘」「あらゆる世代に見てほしい」「ぜひ再放送を!」などの視聴者からの声も多数寄せられた、高視聴率番組。 1章 戦争がなくならない理由を、今気になる「最新中東情勢」から学ぶ ・過激派組織「イスラム国」の動きに注目! 実は、彼らには、2000年から20年に渡る、まさに、世界をイスラム化するための行動計画書があった! そして、現実社会とも恐ろしいほどの一致が! ・見えてくる戦いの目的は、「イスラム帝国の復活」。 ・「イスラム国」その資金源は? ・「イスラム国」を巡っては、周辺各国それぞれの思惑が違うため足並みがそろわないという現実も。 今や、マスコミの中には「第三次世界大戦」をもにおわす論調も出てきている。 2章 戦争という「ビッグビジネス」 ・戦争でお金が儲かる!?21世紀の戦争は「お金を得るための戦争」だった? ・軍需産業とは何なのか? ・各国軍事費比較では、アメリカがずば抜けている!実際にアメリカにはどんな企業があるのか? ・武器を作るだけが軍需産業ではない。意外な軍需産業とは? ・「広告代理店」も戦争に関係している?後から明らかになった広告代理店と戦争の関係性とは! ・アメリカを湾岸戦争に導いたクウェートの少女ナイラさんの米議会証言は真っ赤なウソだった! ~真実を暴いたジャーナリストの驚くべき証言とは!? ・軍需産業と経済との関係から戦争がなくならない理由に迫る! ・2014年「防衛装備移転三原則」によって、日本も「防衛産業」というビッグビジネスに参入!? ・「武器輸出」拡大で景気回復? 防衛産業がアベノミクスを後押しするって本当!? 3章 戦争をなくすために人類はどんな努力をしているか? ・第二次世界大戦の敗戦国ドイツは「戦争」を、教育を通してどのように伝えているのか。現地のとある学校を徹底取材! ・身近な所にある戦争を忘れないための遺産(モニュメント)の数々を取材 4章 戦争に向かわせたリーダーたちの言葉 ・戦争を決断したリーダーたちは、その事を国民にどう伝え、戦争に向かわせたのか? 第二次世界大戦時のアドルフ・ヒトラーや、太平洋戦争の東条英機、さらにイラク戦争のジョージ・W・ブッシュなどを紹介。 そして、いかに国民は熱狂し、戦争に向かっていったのか。 5章 戦争とメディア ・日中戦争時の新聞や、湾岸戦争時のテレビなど、歴史からメディアと戦争の関係を解説する。 ・メディアが戦争をあおって部数を伸ばしていた!
地域紛争は絶えることはなく、温暖化をはじめとするグローバルな諸問題が出現し、人類にその解決を迫っている。時代を見据えながら「平和」のつくり手になるため、最良の手がかりを提供する。 平和学の課題 第1部 国際関係をみる視点(国際システムの形成からグローバル化の時代へ グローバル化時代のガバナンス) 第2部 平和学のイシュー(核兵器のない世界に向けて グローバル化時代における紛争と小型武器拡散問題 人道支援と平和構築 世界の不均等な構造と社会発展 ほか)
ウクライナ侵攻のロシア、一帯一路政策の中国──二大国の行動原理を、地政学の祖・マッキンダーの考え方をベースに解き明かす。 ロシアのウクライナ侵攻、中国の「一帯一路」政策の動きは、「帝国シンドローム(症候群)」とも見ることができる。ロシア帝国の復興を目ざすプーチン、中華文明の復興を目ざす習近平が、軍事をからめて勢力を拡大しようとしているのである。 ロシアも中国もユーラシアの大国であるが、中央ユーラシアの戦略的重要性に着目し、その地域を「ハートランド(心臓部)」と命名したのが、後に地政学の祖といわれるハルフォード・マッキンダーである。マッキンダーは、「世界はイデオロギーで変わるのではなく、(食糧などの)諸資源の偏りと、戦略的要地の偏在により、資源と要地、その奪い合いで変遷した」と指摘している。その考えは今でも有用であると著者は捉える。 本書は、中ロの国家戦略を、「中央ユーラシア(ハートランド)」と「帝国シンドローム」を軸に世界史と地政学で解き明かす。地図や写真が多く、初心者でも興味をもって読み進めることができる。
第1部 問題と概念(現実主義・制度主義・協調 政治学・経済学・国際システム 国際政治経済における覇権) 第2部 協調と国際レジームの理論(協調と国際レジーム 合理的選択と機能主義的説明 国際レジームの機能主義理論 限定合理性と利己主義の再定義) 第3部 覇権と協調の現実(戦後の覇権的協調 覇権的レジームの不完全な衰退 消費国の石油レジーム-1974〜81年) 第4部 結論(制度の価値と柔軟性の費用)
ヒトラーがいなければ大戦争はなかったのか? 「定説」に真っ向から挑戦して大論争を呼び、研究史に画期をもたらした必読の名著。 第2次大戦は「邪悪なヒトラー」による計画的な侵略戦争だったのか? 「通説」に真っ向から挑戦して激しい論争を巻き起こし、大戦前史研究に画期をもたらした歴史的名著。「ドイツ問題」とナチをめぐって、ヨーロッパ列強の首脳たちはどのように誤謬を重ねていったか。1939年9月の大戦勃発に至る国際外交交渉の緊迫のプロセスを解き明かす。 何をなすべきであったかをいうのは、歴史家の義務などではない。歴史家のたった一つの義務は、生起した事実とその理由を発見することである。われわれが生起したあらゆることの原因をヒトラーに還元しつづける限り、何も発見できないであろう。……彼はある意味ではヴェルサイユ条約の落とし子であり、またある意味では現代ヨーロッパで一般的な思想の落とし子であった。だが何といっても彼はドイツ史の、また現代ドイツの落とし子であった。……ヒトラーはドイツ国民の共鳴板であった。――<「再版への序言」より> ※本書の原本は1977年3月、中央公論社より刊行されました。 第1章 忘れられた問題 第2章 第一次大戦の遺産 第3章 大戦後の10年間 第4章 ヴェルサイユ体制の終焉 第5章 エチオピア戦争とロカルノ条約の終末 第6章 半ば武装せる平和、1936~1938年 第7章 独墺合併(アンシュルス)――オーストリアの最後 第8章 チェコスロヴァキア危機 第9章 6ヵ月の平和 第10章 神経戦 第11章 ダンツィヒのための戦争
まるで劇を観ているような感覚で楽しく詳しく学べるシリーズ第5弾。第一次世界大戦の展開をドラマティックに描いていきます。 世界史における重要な局面を、劇を見ているような感覚で楽しく詳しく学べるシリーズ第5弾です。第一次世界大戦は戦争の常識を塗り替え、20世紀の世界に多大な影響を与えた避けることのできないテーマです。本書では第一次世界大戦の原因から結果までをヨーロッパ戦線を中心に扱い、近代兵器が続々と登場して、これまでにない惨禍をもたらした戦の内容をドラマティックに描いていきます。臨場感あふれる解説と“歴史が見える”イラストで学べる、まったく新しい歴史教養書! 第1章 第一次世界大戦前夜 第2章 1914年 第3章 1915年 第4章 1916年 第5章 1917年 第6章 1918年 第7章 パリ講和会議
世界地図を塗り替える新しい「国力」の概念とは?軍事力、経済力だけが国家のパワーではない-。国際政治の新たな枠組みを提示する注目の概念を、提唱者自身が詳述。 第1章 力の性格の変化(力とは何か ソフト・パワー ほか) 第2章 アメリカのソフト・パワーの源泉(反米感情の推移 ソフト・パワーの源泉としての文化 ほか) 第3章 他の国や組織のソフト・パワー(ソ連 ヨーロッパ ほか) 第4章 ソフト・パワーの活用(過去の実績 情報時代の広報外交 ほか) 第5章 ソフト・パワーとアメリカの外交政策(ソフト・パワー無視のコスト アメリカは帝国か ほか)
世界史教育の最先端=グローバル・ヒストリーを採用した初めての歴史まんが 1939年から1945年までの6年間、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連・中国を中心とする連合国とドイツ・イタリア・日本を中心とする枢軸国の間で、世界規模の戦争が起こります。これを第二次世界大戦と呼びます。日本で300万人、世界全体で6000万人以上がこの戦争で亡くなりました。全体主義が力を持った日本とドイツの動きに注目しながら、この悲惨な戦争に至る過程と戦争の経過をたどってみましょう。 【目次】 もしも第二次世界大戦の指導者たちが異世界転移したら!? 第1章 中国の国民革命と日中戦争 第2章 ファシズムの台頭 第3章 第二次世界大戦 第4章 太平洋戦争と大戦の終結 最先端の歴史理解の方法=「グローバル・ヒストリー」を採用した新構成! さらに進化した「東大流」で、歴史の「横のつながり」をつかむ工夫が満載! まったく新しい歴史まんが、ついに誕生! 【目次】 もしも第二次世界大戦の指導者たちが異世界転移したら!? 第1章 中国の国民革命と日中戦争 第2章 ファシズムの台頭 第3章 第二次世界大戦 第4章 太平洋戦争と大戦の終結
日本の領土のうち「北方領土」と「竹島」は、それぞれロシア、韓国の実効支配をゆるしています。「尖閣諸島」は中国が実効支配を狙っています。 日本が「歴史的にも国際法上も日本固有の領土」といくら正論を述べたところで、彼らは日本の領土を明け渡すことはありません。 いま必要なことは、現実的な思考ではないでしょうか。日本の周辺国がどのような戦略をもっているのか? それに対して日本はどのような戦略をとるべきか? しっかりとした戦略をもってのぞまないと日本の領土は守れません。 このような現実的な思考をするためのツールの1つが「地政学」です。「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。 ロシアのウクライナ侵攻や台湾有事の危機が報じられるなか、領土問題に対する関心が高まっています。本書が日本の領土について考える一助となれば幸いです。
1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった。豊富な写真で紹介する新装版。 1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった。恐るべき破壊と膨大な市民を殺戮した世界戦争を豊富な写真で紹介する。新装版で再登場。
本書は第31代アメリカ大統領ハーバート・フーバー(任期1929~33)が第二次世界大戦の過程を詳細に検証した回顧録です。誰もが避けたいと思っていたにもかかわらず、二度目の世界大戦が起こってしまったのはなぜか。そして、あの戦争についていまだ語られざる真実とは――。「正義の連合国」対「邪悪な全体主義国」という従来の見方を真っ向から否定する本書は長いあいだ公にされませんでしたが、2011年に米国で刊行され議論を呼んでいます。さまざまな情報にアクセスできたアメリカの最高権力者が、20年の歳月をかけて完成させた第一級の史料です。
仕事とは何か? 幸せに働くには? 小中学生にもわかりやすく、大人の心にも響く文章で、“働く”の本質を伝える現代の傑作。 仕事、お金、幸せ、AI、多様性、働きがい…。働くうえで考えるべきテーマをマンガと図解で伝えます。これから社会に出る若者たち、仕事に向き合い悩む大人たちが、未来に明るい希望を持てるように。そんな想いが込められた、温かくて前向きになれる一冊。
パラダイムシフトをもたらした名著をついに完訳。国と国との関係を決めるのは何か?政治家の手腕か?国家の体制か?国際政治のダイナミクスを科学的に考えぬき、国際システムの構造に光をあてる。 第1章 法則と理論 第2章 還元主義的理論 第3章 体系的なアプローチと理論 第4章 還元主義的理論と体系的理論 第5章 政治構造 第6章 アナーキーという秩序と勢力均衡 第7章 構造的原因と経済的影響 第8章 構造的原因と軍事的影響 第9章 国際関係の管理
増刷決定! 新装完全版の登場! “リアル・ポリティクス、攻撃的現実主義の教科書" 「ウクライナ紛争の責任はアメリカが持たなければならない! 」 国際政治学の第一人者による、意見表明(YouTube)に世界が驚いた。 今、最も注目すべきミアシャイマー(シカゴ大学終身教授)の主著。 原著オリジナル版に書き下ろし「日本語版に寄せて」を加え、 「中国は平和的に台頭できるか?」の章を収載。 訳者奥山真司による解説、注釈も充実。 米中の衝突を確実視し、世界各国の外交戦略を揺るがす、“攻撃的現実主義(オフェンシヴ・リアリズム)"とは!? 過去200年間の世界史的事実の検証から、きわめて明晰、冷徹、論理的に国際システムの構造を分析、北東アジアの危機と日本の運命も的確に予測する。 ミアシャイマーによる北東アジアの将来の見通しはあまり華やかなものではなく、むしろ彼自身が認めているように「悲劇的」なのだ。そしてこの「悲劇」は、モーゲンソーの言うような「人間の愚かさ」にあるのではなく、国際社会(国際システム)の構造による、人間の意志ではコントロールできないところで引き起こされるものだ。......本書のタイトルが『大国政治の“悲劇"』である理由は、まさにここにある。(「訳者解説」より) 《内容紹介》 ■改訂版のまえがき / 日本語版に寄せて ■はじめに ■第1章〈イントロダクション〉 (オフェンシヴ・リアリズム(攻撃的現実主義) / リベラリズム 対 リアリズム / リベラルなアメリカにおける権力政治(パワー・ポリティクス)) ■第2章〈アナーキーとパワーをめぐる争い〉 (国家はなぜパワーを求めるのか / 覇権の限界 / パワーと恐怖 / 国家目標の優先順位 / 世界秩序の創造 / 国家間の協力) ■第3章〈富とパワー〉 (パワーの物質的な基盤 / 人口と富:軍事力の根源 / 軍事力の経済的基礎 / 軍事的潜在力と軍事力のギャップ) ■第4章〈ランドパワーの優位〉 (征服 対 強制 / 独立シーパワーの限界 / 戦略エアーパワーの限界 / 陸軍の圧倒的な影響力 / 水の制止力 / 核兵器とバランス・オブ・パワー / 軍事力の計測の仕方) ■第5章〈生き残りのための戦略〉 (実践的な国家の目標 / パワー獲得のための戦略 / 侵略国を抑止するための戦略 / 避けるべき戦略 / リアリスト的な理由によるパワーの譲歩) ■第6章〈大国の実際の行動〉 (日本 1868〜1945年 / ドイツ 1862〜1945年 / ソヴィエト連邦 1917〜91年 / イタリア 1861〜1943年 / 自滅的な行動? / 核武装競争) ■第7章〈イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー〉 (アメリカのパワーの勃興 1800〜1900年 / アメリカとヨーロッパ 1900〜90年 / アメリカと北東アジア1900〜90年 / イギリスのグランドストラテジー 1792〜1999年) ■第8章〈バランシング 対 バック・パッシング〉 (どのような時に国家はバック・パッシングをするのか / 革命・ナポレオン時代のフランス 1789〜1815年 / ビスマルク時代のプロイセン 1862〜70年 / ヴィルヘルム皇帝時代のドイツ 1890〜1914年 / ナチス・ドイツ 1933〜41年 / 冷戦 1945〜90年) ■第9章〈大国間戦争の原因〉 (構造(structure)と戦争 /「二極システム」対「多極システム」/「安定した多極システム」対「不安定な多極システム」/ 近代ヨーロッパの大国間戦争 1792〜1990年 / 分析と結論) ■第10章〈中国は平和的に台頭できるか?〉 (オフェンシヴ・リアリズムのまとめ / アメリカの覇権の追求 / サムおじさんの後を追って / 来るべきバランシング同盟 / 戦争は起こるか? / 平和的台頭の希望) ■原注 ■訳者解説とあとがき
新興国ドイツ・日本が挑んだ世界金融支配体制とはなにか。戦前の日本が震撼した「在米資産凍結」という名の経済封鎖が戦争を起こすきっかけだった! 第1章 すべてはドイツの経済破綻から始まった 第2章 ナチスが台頭した経済的要因 第3章 日本とイギリスの経済戦争 第4章 満州利権を狙っていたアメリカ 第5章 軍部の暴走に日本国民は熱狂した 第6章 世界経済を壊したアメリカ 第7章 なぜアメリカが世界の石油を握っていたのか? 第8章 日米英独の誤算
大転換期の裏で進むものは? 独断か? 協調か? リーダーの決断を問う! 独断か? 協調か? ポスト・コロナの世界 リーダーの決断を問う! 突然世界を襲った新型コロナウイルス。 コロナウイルス危機への対策が世界で実行される中、その裏で世界の大問題は深刻化している。 大転換期を迎えた世界。アメリカ大統領選挙が行われる節目の年に、 世界のリーダーたちはどんな決断を下すのか。 独断か? 協調か? リーダーの力量が問われる中、世界が抱える大問題を知っておく必要がある。 人気シリーズ最新第11弾。信頼の池上ニュース解説の決定版。 突然世界を襲った新型コロナウイルス。コロナ危機対策の行方、そして大転換期の裏で進むものは? アメリカ大統領選挙が行われる2020年。独断か? 協調か? リーダーの決断を問う。人気新書・最新第11弾。 ●プロローグ 二極化する世界、深刻化する世界の大問題 ポスト・コロナに世界はどう備えるか?/イランの「イスラム革命防衛隊」司令官を殺害/トランプの大罪、「イラン核合意」からの離脱/米大統領選挙のゆくえ/トランプの党内人気は衰えず/イギリスがついにEU離脱/相次ぐ不祥事に長期政権の驕り/内在的論理を理解する 等 ●第1章 トランプ再選はあるのか? アメリカのいま 新型コロナ、トランプ相場を襲う/2020年の逆オイル・ショック/18年間の戦争に終止符/いまの共和党はトランプ党/福音派の一部がトランプ不支持を打ち出した/トクヴィルが予言した「多数者の専制」 等 ●第2章 イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し? イギリス、EU離脱、移行期間までの過程で注目は?/「北アイルランド紛争」再燃か/EUという「1つの大きな国」の組織/ロシアの憲法改正案。プーチンが陰の権力者として君臨? 等 ●第3章 アメリカが関心を失い、混乱する中東 中東で存在感を増す反米国家イラン/ソレイマニ司令官殺害は自分の選挙のため?/「川を渡っているときに馬を乗り換えるな」/トランプが「パレスチナ和平案」/シリアで新たな難民? 再びヨーロッパへ流入か/次のシリアはリビア?/トランプからプーチンへ中東の覇権移譲? 等 ●第4章 一触即発。火種だらけの東アジア 世界が注目! 台湾の天才IT大臣/「今日の香港は明日の台湾」/香港は「特別行政区」/先進国にも広がる「一帯一路」/5Gで米中が対立/中国を牽制する「人権法案」の数々 等 ●第5章 グローバル時代の世界の見えない敵 新型コロナ WHOが「パンデミック」と表明/第1次世界大戦を終わらせたのはスペイン風邪だった/宗教心が感染を広げる/温暖化のせいでヨーロッパが寒冷化?/各国の指導者を叱る17歳の環境活動家 等 ●第6章 問題山積の日本に、ぐらつく政権? 森友学園問題は「財務省」の忖度/加計学園問題は「文科省」の忖度/検事長の定年延長は安倍政権を守るため?/「桜を見る会」は何が問題か/いまにつながる中曽根康弘元首相の政治/「身の丈に合わせて……」萩生田発言に思う 等 ●エピローグ 2020年の風をどう読むか 東京オリンピック・パラリンピックが延期に/「難民の定義」を変えた緒方貞子さん/アフガニスタンで井戸を掘った中村哲さん/ポスト資本主義の時代/宇沢弘文が提起したもの/広い視野を持ち、多角的に考えるために 等
日 本 を 担う国 家 のリーダー たち へ 「日本の国家安全保障は大丈夫なのか?」 本書には、きっとなんらかのヒントがある。 地政学の原点。幻の名著。ついに完全版が復刊! 奥山真司 完訳 「古典地政学」から「批判地政学」へ 本書は「戦略学系の地政学研究の論文集」という日本ではまったく紹介されたことのない、かなり珍しいジャンルの本である。(奥山真司談) 第1章 なぜ地政学なのか 第2章 ハルフォード・マッキンダー卿 -ハートランド理論の流れ- 第3章 地政学者アルフレッド・セイヤー・マハン 第4章 エアパワー、スペースパワー、地理 第5章 宇宙時代の地政戦略-アストロポリティクスによる分析- 第6章 批判地政学の理解のために-地政学とリスク社会- 第7章 地政学 戦いの場としての国境 第8章 インフォメーションーパワー-戦略、地政学と第五次元- 第9章 逃れられない地理 第10章 帆船時代における天候、地理、そして海軍力 第11章 地理と戦争の関係について 第12章 ドイツ地政学-ハウスホーファー、ヒトラー、そしてレーベンスラウム 第13章 ロシアの地政学における事実と幻想 訳者解説◆奥山真司 地政学の「三位一体」
なぜ戦争は起こるのか? 戦争をなくすことはできるのか? 現代の戦争論・国際政治学の基礎をつくった不朽の名著をついに完訳! なぜ戦争は起こるのか? 戦争をなくすことはできるのか? 現代の戦争論・国際政治学の基礎をつくった不朽の名著をついに完訳!
第二次世界大戦の起源と推移を辿るとともに、戦場の兵士および戦争を生き延びた民間人たちに戦争が及ぼした影響を考察。 50ヵ国以上が参戦、1億1000万人以上が動員された第二次世界大戦。 世界に未曾有の惨禍をもたらした戦争は、いかにして始まり、 いかなる経緯を辿ったのか。戦後、世界はどう変わったのか。 本書では、第一次世界大戦の講和会議から太平洋戦争の終結まで、各国の外交活動および主要な戦域における各軍の行動を解説する。 各戦域の布陣と展開を詳細に示した地図多数を収録。 世界50ヵ国以上が参戦し史上最大の戦争となった第二次世界大戦。ドイツのポーランド侵攻から太平洋戦争の終結まで、大戦の起源と推移を辿りながら、戦場の兵士および戦争を生き延びた民間人に、戦争が及ぼした影響を考察。 イントロダクション 第1章 戦間期 1 一九一九年の講和会議 2 第一次世界大戦後のドイツとヒトラーの台頭 3 ヒトラーに対する世界の反応 4 チェコスロヴァキアをめぐる危機 5 ドイツ、第二次世界大戦を開始す 第2章 第二次世界大戦勃発 1 ポーランド侵攻 2 海の戦い 3 ドイツによるデンマークとノルウェーへの侵攻 第3章 西部戦線――一九四〇年 1 戦争計画 2 西部戦線におけるドイツの勝利 3 米国の反応 4 ドイツ、ソ連侵攻を決断す 5 アフリカと中東における戦争 第4章 バルバロッサ作戦――ドイツのソ連侵攻 1 ソ連侵攻計画とホロコースト 2 ドイツ、ソ連に侵攻す 3 一九四一~四二年冬の東部戦線 4 占領下と非占領下のソ連地域 第5章 日本の中国戦線拡大 1 日本、戦争の拡大を決断す 2 日本の進撃 3 日本の攻勢の停止 4 より広域の戦争 第6章 形勢逆転――一九四二年秋~一九四四年春 1 東部戦線におけるドイツの一九四二年の攻勢と惨事 2 一九四三年東部戦線における主導権と地中海での変化 3 海戦と空戦 4 シチリアおよびイタリアにおける戦役 5 太平洋における戦争、一九四二~四三年 6 形勢が逆転するなかでの占領地域におけるレジスタンスと中立国の方針 第7章 銃後と技術・医療分野における変化 1 ドイツ 2 ポーランド 3 デンマーク、ノルウェー 4 オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス 5 イギリスおよび英連邦、植民地帝国 6 イタリア 7 ソ連 8 日本 9 中国 10 米国 11 中南米諸国、中立国、そして技術的発展 第8章 連合国の勝利、一九四四~四五年 1 枢軸国 2 連合国 3 ヨーロッパ 一九四四~四五年の冬 4 東アジアおよび太平洋における連合国の攻勢 5 日本の最終的な敗北 結論 訳者解説 参考文献 索引
1970年代半ばにアメリカで提案された「国際レジーム」論は、理論的な発展を遂げ、グローバリゼーションが進む冷戦後には非国家主体や規範の問題をも正面から取り扱い、「グローバル・ガバナンス」論の中心的部分を構成するようになった。現在の国際政治を分析する上で欠かせない基本概念である「国際レジーム」論を国際政治学全体の中に位置づけ、理論的にその内容を明らかにし、経済分野と安全保障分野に応用して、実証的にレジーム概念の分析的有効性を明らかにする書。 国際レジームとガバナンス-国際政治理論の展開の中で 第1部 国際レジーム-理論的な基礎(国際レジーム論の定義と位置づけ 力・利益・規範 レジームの形成・維持・変容 フィードバック・システム-レジームと行動) 第2部 レジームの複合体とガバナンス(レジーム複合体とレジーム間の相互作用 グローバル・ガバナンス) 第3部 経済分野における国際レジームとガバナンス(レジーム論から見たGATT/WTO 地域経済統合の展開) 第4部 安全保障分野における国際レジームとガバナンス(国際的安全保障システムの変容 安全保障システムの類型と安全保障レジーム 包括的安全保障レジームの実態-地域の比較から 安全保障のグローバル・ガバナンス化-素描と課題) 第5部 ガバナンスの射程(「私」の公共空間-プライベート・レジーム試論 国際レジームの可能性と課題)
あの歴史教科書の山川出版社が編集協力!! 歴史教科書で有名な山川出版社の編集協力を得て誕生した「学習まんが世界の歴史」です。山川出版社の世界史教科書の著作者に監修者になっていただき、教科書の流れを意識したつくりにすることに成功しました。受験や学校での日々の勉強にも十分役に立つ内容になっています。ただ内容は高校生レベルでも、小学校高学年であれば理解できるようにまんがは構成されています。ひいては、「併読すれば教科書や参考書がわかりやすく・おもしろくなるシリーズ」ということもできるでしょう。第15巻では、19世紀末~20世紀初めごろまでのヨーロッパを中心に扱っています。 【編集担当からのおすすめ情報】 このシリーズは歴史教科書の山川出版社の協力を得てつくられていますが、まんがの人間ドラマ化が図られているのも大きな特長の一つです。歴史を喜怒哀楽の人間模様の流れととらえて、まんがのシナリオを作成しました。一読していただければ、小学校高学年の方でも高校生レベルの歴史の流れがしぜんと頭に入ると思います。また十分な時代考証を経て、作画などがなされています。その結果、「えっ!」と驚く史実に編集者として数多く遭遇しました。読者のみなさんも「目からウロコ」の歴史の現実に驚かれることでしょう。 歴史教科書で有名な山川出版社の編集協力を得て誕生した「学習まんが世界の歴史」です。同社の世界史教科書の著作者が監修者になって、教科書の流れを意識したつくりにしています。本格的で、読んで安心です。 第15巻 第一次世界大戦とロシア革命 【巻頭カラー】 ・ヴィルヘルム2世/・大戦前夜の世界/ ・史上初めての世界大戦/・ロシアを襲う革命の嵐/ ・アール=ヌーヴォーの時代 【第一次世界大戦編】 第1章 ドイツ帝国の野望 ・皇帝のドイツ/・孤立 第2章 ヨーロッパの火薬庫 ・二つの魔の手/・サライェヴォ事件 第3章 広がりゆく戦火 ・ドイツ猛攻/・敵と味方/・アメリカの決断 〈学習ページ〉 新兵器の登場/秘密外交 【ロシア革命編】 第4章 変わりゆくロシア ・三月革命/・帰国した男/・新しいゆれ 【第一次世界大戦編】 第5章 崩れゆく皇帝の国 ・ロシアとの休戦/・ドイツの革命 《年表》
世界恐慌と数百万に及ぶ失業者の氾濫からの脱出を願って、ドイツ国民は、ヒトラーの率いるナチ党に期待を寄せたのである。 しかし、ヒトラーは、独裁権を掌握すると、戦争への道をつき進んだ。 本書は、ヒトラーの戦争計画を史料に則して詳細に展開させ、ヒトラーと日本との関係にも日独伊三国同盟締結の過程で言及した、ユニークなヒトラー伝である。 目次(内容と構成) はしがき プロローグ Ⅰ ドイツ国防軍とヒトラー Ⅱ 中央ヨーロッパの覇者として Ⅲ 東京・モスクワ・ベルリン Ⅳ ヒトラー・モロトフ会談 エピローグ 「新訂版」あとがき 年譜 参考文献 さくいん
「地域」とは何か。地域主義とは、地域制度とは何か。アジアにおける「地域」構築の試みに、「アジアの中の日本」のあり方を問う。 序章 アジアにおける重層的「地域」への着目 第1章 「地域」形成の論理とアジア 第2章 重層的「地域」の萌芽 第3章 「アジア太平洋」対「東アジア」 第4章 「東アジア」と「拡大東アジア」 第5章 「東南アジア」と「北東アジア」 第6章 変容する重層的「地域」 終章 重層的「地域」としてのアジア-課題と展望
兵器使用をめぐる規範はどう形成されてきたか。紛争のグローバル化が懸念される今日、国際関係の今後を展望する。 ヨーロッパから次第に形成されてきた「国家間社会」が、どのようにその外へ広がっていったか。その過程で、兵器使用に関する規範は、どのように変容して形成されてきたか。 紛争のグローバル化が懸念される今日、国際関係の今後を展望する。 序章 国際政治と規範 第一章 国際政治における規範の分析枠組み 国際政治における規範と社会/国際社会とはいかなる社会か/規範とは何か/規範ライフサイクル論/規範ライフサイクル論を越えて 第二章 「ヨーロッパ国家間社会」の誕生 兵器使用をめぐる規範/騎士道と毒使用禁止規範/武士道と銃使用禁止規範/「ヨーロッパ国家間社会」の誕生/戦争被害の拡大と反戦規範の出現/「文明的」な戦争? 第三章 「国家間社会」の誕生 「文明」基準の明確化/「ヨーロッパ国家間社会」から「国家間社会」へ/国内社会の変容と「国家間社会」への影響/「文明的」な戦争のルール/戦時における兵器使用をめぐる規範/第一次世界大戦の衝撃 第四章 「国家間社会」の普遍化 「文明」基準の消滅と「国家間社会」の変容/核兵器をめぐる規範の構成/「国家間社会」の一体性低下/冷戦終焉と兵器をめぐる規範 第五章 「国家間社会」の自律性低下 非国家主体のプレゼンス向上/対人地雷禁止条約の成立/クラスター弾に関する条約の成立/核不拡散レジームの揺らぎ/「新しい暗黒」? 終章 「国家間社会」と兵器使用をめぐる規範の行方 「国家間社会」の発展/[国家間社会]の自律性低下/国際社会と兵器をめぐる規範の変容から見る国際政治の行方
戦史イラストレーター、渡辺信吾による飛行機大図鑑!第二次大戦に活躍した軍用機256機、その構造と戦績を余すところなくイラス… 第二次大戦期の軍用機250機以上を掲載する空前の飛行機大図鑑!戦場の空を彩った世界各国の軍用機たち、その構造、性能、戦績の全てがカラーイラストとなって甦ります。手がけるのは気鋭の戦史イラストレーター渡辺信吾! 第二次世界大戦期の軍用機256機を掲載する空前の飛行機大図鑑!零戦、マスタング、Bf109といった世紀の傑作機から歴史の影に埋もれた失敗作にいたるまで、戦場の空を彩った世界各国の軍用機たちがカラーイラストとなって甦ります。第二次大戦中、国家の存亡をかけて戦った軍用機の数々は、いかなる思想の元設計されたのか?その性能は?戦績は?気になる疑問をわかりやすく解説。手がけるのは気鋭の戦史イラストレーター渡辺信吾!
中央政府の存在しない国際社会において,国家の枠を超える問題はどう解決されるのか.現代世界を理解し,運営していくキー・ワードとして注目される「グローバル・ガヴァナンス」概念の可能性と限界に包括的に接近しながら,政府なき秩序の可能性を模索する. 序章 グローバル・ガヴァナンスの射程(渡辺昭夫・土山實男) 第1部 現代国際関係理論とグローバル・ガヴァナンス 第1章 グローバル・ガヴァナンスの理論(オラン・R・ヤング) 第2章 グローバリゼーション論批判(スティーブン・D・クラズナー) 第3章 制度,覇権,グローバル・ガヴァナンス(G・ジョン・アイケンベリー) 第4章 アナーキー下のグローバル・ガヴァナンス(土山實男) 第2部 国際社会の制度化とグローバル・ガヴァナンス 第5章 国際法の視点(柘山堯司) 第6章 国際行政(城山英明) 第7章 国際機構(星野俊也) 第8章 国際機構におけるリーダーシップ(飯田敬輔) 第3部 争点領域とグローバル・ガヴァナンス 第9章 安全保障(山本吉宣) 第10章 国際経済(古城佳子) 第11章 国内政治からの分析(河野勝) 第12章 地球環境問題(太田宏)
グローバル・ガバナンスの概念と分析を今日の観点から洗いなおし、理論的考察・歴史的展開・国際規範の分析の順に論考を配置。 国際秩序のあり方に着目し、見取り図を描く― グローバル・ガバナンス学会5周年記念事業の一環として、研究潮流の最前線を示す。 [目次] 序章 グローバル・ガバナンス―国際秩序の「舵取り」の主体と方法〔大矢根 聡〕 ■1 理論―グローバル・ガバナンス論の再検討 第1章 グローバル・ガバナンス論再考―国際制度論の視点から〔古城 佳子〕 第2章 国際秩序と権力 〔初瀬龍平〕 第3章 グローバル・ガバナンスと民主主義―方法論的国家主義を超えて〔田村 哲樹〕 第4章 グローバル・ガバナンスとしてのサミット―政策調整「慣行」の視角から〔大矢根 聡〕 ■2 歴史―戦後国際関係史への視座 第5章 覇権システムとしての冷戦とグローバル・ガバナンスの変容〔菅 英輝〕 第6章 イギリス帝国からのコモンウェルスへの移行と戦後国際秩序〔山口 育人〕 第7章 「開発」規範のグローバルな普及とリージョナル・アプローチ―アジア開発銀行(ADB)創設を事例にして〔鄭 敬娥〕 第8章 戦争とグローバル・ガバナンス―戦争違法化は平和への進歩か?〔三牧 聖子〕 ■3 規範―規範創出・転換をめぐる外交 第9章 貿易自由化ガバナンスにおける多角主義と地域主義―マルチエージェント・シミュレーションによる行動規 範の分析〔鈴木 一敏〕 第10章 ウクライナ危機とブダペスト覚書―国際規範からの逸脱をめぐる国際社会の対応〔東野 篤子〕 第11章 国連海洋法条約と日本外交―問われる海洋国家像〔都留 康子〕 第12章 日本による人間の安全保障概念の普及―国連における多国間外交〔栗栖 薫子〕 グローバル・ガバナンス学会編;0301;01;グローバル・ガバナンスの概念と分析を今日の観点から洗いなおし、理論的考察・歴史的展開・国際規範の分析の順に論考を配置。;20180202
まるで劇を見ているような感覚で、世界史の一大局面が学べる人気シリーズ。ナチスドイツの動きを軸に、欧米各国の熾烈な争いを描く。 まるで劇を見ているような感覚で、世界史の一大局面が学べる人気シリーズ。ナチスドイツの動きを軸に、欧米各国の熾烈な争いを描く。 「まるで劇を観ているような感覚で、楽しみながら世界史の一大局面が学べる」まったく新しい教養書シリーズ! 本書では、ナチスが政権を奪取した直後から戦争終結まで、ナチスドイツの動きを軸に、第二次世界大戦のヨーロッパでの熾烈な争いを描きます。なぜ第二次世界大戦は避けられなかったのか? なぜドイツは敗れたのか? ヨーロッパ諸国の政治と軍事の動きを追いながらその真相に迫ります。“歴史が見える”イラストパネルと臨場感あふれる解説で、歴史を“体感”できる一冊となっています。 第1章 ヒトラー野心沸騰 第1幕 アメとムチ 第2幕 孤立への道 第3幕 狼の囁き 第4幕 禁断の一歩 第5幕 2つ目の穴 第6幕 雪辱を晴らす賭け 第7幕 東西からの危機 第8幕 独裁を決定づけた奇蹟 第9幕 第二次世界大戦の前哨戦 第2章 大戦前夜 第1幕 破滅の入口 第2幕 平和への生贄 第3幕 ヒトラーの確信 第4幕 故国滅亡の署名 第5幕 飽くなき野望 第6幕 国際均衡崩壊 第7章 “欧州情勢は複雑怪奇なり” 第3章 ドイツ快進撃 第1幕 第二次世界大戦の幕開け 第2幕 望まぬ戦い 第3幕 アルデンヌの森を抜けて 第4幕 我々の敗北は最終的か!? 第5幕 史上最大の空中戦 第4章 形勢逆転 第1幕 ローマ帝国の復興を我が手で! 第2幕 ムッソリーニの尻拭い 第3幕 積水なきバルバロッサ 第4幕 チャーチルの思惑 第5幕 -42℃の紅蓮地獄 第6幕 史上最大の市街戦 第5章 枢軸軍崩壊 第1幕 ロンメルの奮闘と失望 第2幕 唐突な“無条件降伏”発言 第3幕 署名なき宣言 第4幕 終局への約束 第5幕 パリは燃えているか? 第6幕 密談の末に 最終幕 “奇蹟”は起きず
グローバル・ガバナンスに係る制度化の進展と変容をふまえ、主体多様化、地域機構との連携、新領域における課題、に分け課題を検討。 国際秩序のあり方に着目し、見取り図を描く― グローバル・ガバナンス学会5周年記念事業の一環として、研究潮流の最前線を示す。 [目次] ■1 主体―グローバル・ガバナンスに関わる主体の多様化 第1章 国際連合―国連安全保障理事会に関するアカウンタビリティの関係の解明〔蓮生郁代〕 第2章 地域集団防衛から安全保障グローバル・ガバナンスへ―米欧安全保障共同体(NATO・EU)の収斂プロセス〔渡邊 啓貴〕 第3章 BRICSと国際金融ガバナンス―挑戦と逡巡の間で〔和田 洋典〕 第4章 NGO と子ども人権ガバナンス―日本への影響の事例検討〔大森 佐和〕 第5章 イスラーム世界のグローバル・ガバナンス―OIC とサブナショナルなアクターの挑戦〔山尾 大〕 ■2 連携―方法としての地域機構との連携 第6章 グローバル・ガバナンスにおけるUNとEUの役割―国連気候変動制御プロセスを事例として〔福田 耕治〕 第7章 ASEAN と国連―補完的関係の進展と地域ガバナンスの課題〔首藤 もと子〕 第8章 国連と OSCE の東部欧州ガバナンス〔宮脇 昇〕 ■3 展開―新領域におけるグローバル・ガバナンスの課題 第9章 人の移動をめぐるガバナンス〔坂井 一成〕 第10章 グローバル・エイズ・ガバナンスとアフリカ〔牧野 久美子〕 第11章 サイバーセキュリティ〔土屋 大洋〕 第12章 テロリズムの原因と対策〔宮坂 直史〕 終章 地球を覆い尽くすガバナンス体系―ジオ・ガバナンスの複合構造からみて〔山本 武彦〕 グローバル・ガバナンス学会編;0301;01;グローバル・ガバナンスに係る制度化の進展と変容をふまえ、主体多様化、地域機構との連携、新領域における課題、に分け課題を検討。;20180202
世界各国で長年、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次大戦を学ぶために不可欠の必読書。 英国、米国、ノルウェーなどで長年にわたり、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次世界大戦を学ぶために不可欠の必読書。 これまで信じられてきた、第二次世界大戦における通念の数々を、新たな視座に基づいた緻密な分析によって刷新し、その相貌を巨細にわたり描き切った決定的大著。 ◆本書は以下の2点の方針に基づき著されたものです。 ①大戦についての基本的な参考・指南書となり、大戦を構成し、同時進行していた時期もある二つの戦争をバランスよく一巻にまとめて記述し、その際にも、二つの戦争の各々を構成する部分部分を相互にバランスよく提示することとしたこと。 ②時系列順での「そして次に……」といった記述方式を避け、いつ・どこで・何が起きたかという記述態様よりは、出来事が実際にそのように起きた理由の追究を重視し、説明に際しては地域毎にではなく起きた時期に焦点を当て、どのように出来事が展開していったのかを明確にするようにしたこと。 日本語版へのまえがき 前言および謝辞 ◆第1章 新しい世界と新しい戦争 平和の問題/中国に対する日本の野心/日本と満洲/満洲事変への反響/ナチ・イデオロギー/ヒトラーと軍縮/ラインラント進駐/日中戦争の起源/中国の情勢/盧溝橋事件/中国における戦い 一九三七年/戦争の泥沼化/中国戦線 一九三八年/オーストリア併合とミュンヘン会談/ミュンヘン会談の影響/英ソの不信/独ソ不可侵条約/ヨーロッパ戦の勃発 ◆第2章 征服戦争の階梯 ドイツ国防軍の軍備/ポーランド軍と独軍の戦闘序列/北ポーランドにおける戦い/南ポーランドにおける戦い/ワルシャワ攻防戦/ソ連の介入/ポーランドの解体/ドイツの海軍戦略/ドイツの通商破壊戦/連合軍輸送船団とUボートの戦い/スカンディナヴィアの戦い 冬戦争/ソ連軍のフィンランド攻撃計画/ソ連軍の敗北と立ち直り/スカンディナヴィアにおける英仏の思惑/英仏の計画/独軍の計画/独軍の南ノルウェー占領/英仏軍の北ノルウェー撤退/西ヨーロッパにおける作戦/独軍の戦闘序列/英仏軍の計画/優劣の比較/仏軍の士気/開戦劈頭の動向/独軍のムーズ川渡河/セダンにおける仏軍の敗北/連合軍内部の軋轢/北仏戦線の崩壊/マジノ線突破/フランスの休戦協定受諾/ヨーロッパ列強の没落/錯綜するバルカン情勢/英本土航空決戦/屈せざるも無力な英国/選択に苦しむドイツ/伊軍のギリシャ侵攻/北アフリカの戦い/脆弱なイタリア/ドイツの介入/バルカンの戦い/ユーゴスラヴィア降伏/ギリシャにおける連合軍の敗北/クレタ島をめぐる戦い/大西洋の戦い/膠着した海洋戦/バルバロッサ作戦/独軍の作戦をめぐる問題/独軍の戦闘序列/独軍の無敵神話/ソ連とソ連軍の状況/準備不足のソ連/ソ連軍の戦闘序列/独ソ戦の開始/北部・中部戦線における作戦/南部戦線における作戦/ウクライナにおける独軍の攻勢/ソ連軍の抵抗/モスクワ攻略「台風」作戦/ソ連軍の反撃 ◆第3章 世界戦争への拡大 中国戦線で日本が直面する難問/日本の政策決定へのヨーロッパ情勢の影響/日本の機会と選択肢/米国の建艦計画とその影響/米国の対日経済制裁と誤算/真珠湾攻撃/日本軍の東南アジア侵攻/フィリピンの戦い/オランダ領東インドにおける戦い/マラヤとスマトラの戦い/ビルマの戦い/日本の作戦計画修正/珊瑚海とミッドウェーの戦い/ドイツの対米宣戦/北大西洋の戦い・一九四一年~四三年/連合国の苦境 一九四二年/連合軍の戦力増強/地中海戦線/地中海戦線・一九四〇年~四二年/枢軸諸国が直面する諸問題/米軍の中東戦線への介入/エルアラメインの戦いへ向けて/パプア・ニューギニアの戦い/ガダルカナルをめぐる攻防/ソロモン海域における海戦 一九四二年十一月/東部戦線・一九四二年/ソ連軍の成功の限界/ハリコフ攻勢/ドイツの戦略判断・一九四二年/独空軍の実態/独陸軍の実態/ドイツの同盟諸国の実態/枢軸軍占領地域の状況/独軍の作戦計画の弱点 一九四二年/独軍の夏季攻勢/独軍の作戦の欠陥/スターリングラードの戦い/エルアラメインの戦いと「トーチ」上陸作戦/チュニジアの戦い/ソ連軍の冬季攻勢/土星および小土星作戦/イタリア第八軍の壊滅/スタフカの南方攻勢計画/ギャロップおよび星作戦/独軍の戦線建て直し/ハリコフ攻勢再考
1914年8月の砲声は、なぜ世界史を塗り替える大戦争に至ったか。大戦争の本質を人物中心に描き出す。 1914年夏、「戦争と革命の世紀」が幕を開けた。交錯する列強各国の野望、暴発するナショナリズム、ボリシェヴィズムの脅威とアメリカの台頭……。ヴィルヘルム2世、 ロイド・ジョージ、 クレマンソー、レーニン、ウィルソンら指導者たちは何を考え、どう行動したのか。日本の進路に何をもたらしたか。「現代世界の起点」たる世界戦争を鮮やかに描く。 「戦争と革命の世紀」を始原から問い直す! 「落ち葉の頃には帰れる」――1914年8月の砲声は、なぜ世界史を塗り替える大戦争に至ったか。 「戦争と外交」を規定した大戦争の本質を人物中心に描き出す。 はしがき I 国益といい、自衛という論理 II 「勝利なき平和」における現実 III 古き良きヨーロッパのゆくえ IV 可能なことと、不可能なことと あとがき 参考文献 略年表