【2023最新】「政治」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「政治」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

政治学

川出 良枝
東京大学出版会
おすすめ度
100
紹介文
政治学のエッセンスが1冊で学べる,コンパクトでリーダブルなテキスト.民主政治の起源,仕組み,概念を明快に解説する.選挙制度,議会と政党,地方自治,グローバル化など,重要なトピックをカバー.政治学の基本を知りたい学生,学び直したい社会人必読. 第1章 民主政治の起源 第2章 民主政治の変容 第3章 福祉と政治 第4章 民主政治のさまざまな仕組み 第5章 選挙  第6章 議会と政党 第7章 政策過程と官僚・利益集団 第8章 世論とマスメディア 第9章 地方自治 第10章 グローバル化 第11章 民主政治の現在 【本文・コラム執筆者】 飯尾潤,池本大輔,犬塚 元,井柳美紀,上神貴佳,内山 融,宇野重規,逢坂 巌,川崎 修,川出良枝,杉田 敦,谷口将紀,中神由美子,早川 誠,前田幸男

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

馬屋原 吉博
すばる舎
おすすめ度
93
紹介文
通常国会、比例代表制、官房長官、審議会、憲法改正…新聞やテレビのニュースで、なんとなく字面で見たことはあっても、結局それが何なのか、何のためにあるのかまでは説明できない。政治のことをじつは全然わかってなくて恥ずかしい。学校の授業、ちゃんと聞いていればよかった。テスト勉強、ちゃんとすればよかった……。無知な自分に秘かにコンプレックスを持っている人に向けた「学び直し」の本。著者は中学受験の社会科のカリスマ講師。複雑な政治の仕組みを小学生にもわかりやすく解説。

政治学 補訂版 (New Liberal Arts Selection)

久米 郁男
有斐閣
おすすめ度
90
紹介文
国民(本人)が政府(代理人)を雇い自らの利益の実現を図るという観点から,政治学の理論や考え方,対象を体系的に解説。2色刷 主権者である国民(本人)が政府(代理人)を雇って自らの利益の実現(共通の目的)を図ると,本人─代理人関係に注目して政治をとらえ,その課題から政治学の理論や考え方,対象を体系的に整理・解説する。事実関係やデータの更新など補訂を施した。2色刷。 序 章 「七人の侍」の政治学 第1部 統治の正統性──政治の課題とは何か   第1章 政策の対立軸/第2章 政治と経済/第3章 自由と自由主義/第4章 福祉国家/第5章 国家と権力/第6章 市民社会と国民国家/第7章 国内社会と国際関係/第8章 国際関係における安全保障/第9章 国際関係における富の配分 第2部 統治の効率──代理人の設計   第10章 議 会/第11章 執政部/第12章 官僚制/第13章 中央地方関係/第14章 国際制度 第3部 統治のプロセス──代理人の活動   第15章 政策過程/第16章 対外政策の形成/第17章 制度と政策 第4部 統治のモニタリング──何がデモクラシーを支えるか   第18章 デモクラシー/第19章 投票行動/第20章 政治の心理/第21章 世論とメディア/第22章 選挙と政治参加/第23章 利益団体と政治/第24章 政 党   引用文献/事項索引/人名索引

政治学の第一歩〔新版〕 (有斐閣ストゥディア)

庸介, 砂原
有斐閣
おすすめ度
84
紹介文
一貫した視点(合理的選択と戦略的相互作用)による簡潔な説明によって,好評を博したテキストの新版。視点はそのままに,取り上げるトピックや構成を見直したり,データを更新したりして,より読みやすくなるよう工夫している。ウェブサポートもさらに充実!〈2色刷〉 新版にあたって/はじめに 第1章 政治のとらえ方 第2章 国家という枠組み 第3章 政治体制 第4章 選挙と投票 第5章 政党と政党システム 第6章 政権とアカウンタビリティ 第7章 執政・立法・司法 第8章 政策過程と官僚制・利益団体 第9章 連邦制と地方制度 第10章 安全保障と平和 第11章 国際政治経済 第12章 国際社会と集団・個人 読書案内/索引

国際政治学 (New Liberal Arts Selection)

中西 寛
有斐閣
おすすめ度
83
紹介文
現代人と現代社会に対する全体的な洞察力を養うための古典的「教養」の枠を超え、リアリティをとらえる21世紀日本の新しいテキスト。 序章 分析枠組みとしての国際政治学 第1章 国際政治学の見取り図 第2章 国際政治の歴史的視角 第3章 対外政策の選択 第4章 国際秩序 第5章 安全保障 第6章 国際政治経済 第7章 越境的世界

国際政治 - 恐怖と希望 (中公新書)

高坂 正堯
中央公論新社
おすすめ度
76
紹介文
世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか――この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。

ポピュリズムとは何か - 民主主義の敵か、改革の希望か (中公新書)

水島 治郎
中央公論新社
おすすめ度
75

国際紛争 -- 理論と歴史 原書第10版

ジョセフ・S.ナイ ジュニア
有斐閣
おすすめ度
75
紹介文
世界中の多くの大学で使われている国際政治学の定番教科書の最新版。東欧や中東の紛争,中国の台頭,北朝鮮の脅威など,国際紛争の引火点を理論と歴史の両面から説明する新たな章を加えた。各章の学習目標を示し関連年表を増やし,2色刷となってますます充実。 第1章 世界政治における紛争と協調には一貫した論理があるか? 第2章 紛争と協調を説明する──知の技法 第3章 ウェストファリアから第一次世界大戦まで 第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦 第5章 冷  戦 第6章 冷戦後の紛争と協調 第7章 現在の引火点 第8章 グローバリゼーションと相互依存 第9章 情報革命と脱国家的主体 第10章 未来に何を期待できるか?

代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す (中公新書)

待鳥 聡史
中央公論新社
おすすめ度
74
紹介文
有権者が選挙を通じて政治家を選び、政治家が政策決定を行う。これが代議制民主主義の仕組みである。議会の発展、大統領制と議院内閣制の確立、選挙権の拡大を経て定着したこのシステムは、第二次世界大戦後に黄金期を迎えた。しかし、経済成長の鈍化やグローバル化の影響を受け、今や世界各国で機能不全に陥っている。代議制民主主義はもはや過去の政治制度なのか。民意と政治家の緊張関係から、その本質を問い直す。 序章 代議制民主主義への疑問-議会なんて要らない? 第1章 歴史から読み解く-自由主義と民主主義の両輪 第2章 課題から読み解く-危機の実態と変革の模索 第3章 制度から読み解く-その構造と四類型 第4章 将来を読み解く-改革のゆくえ 終章 代議制民主主義の存在意義-バランスの視点から

政治学の第一歩 (有斐閣ストゥディア)

砂原 庸介
有斐閣
おすすめ度
74
紹介文
自由な意思をもつ個人が寄り集まってできている社会。そうした個人が協力し合い、互いに望ましい状態をつくりだすためにはどうすればよいのか。安定した秩序を築くためのルール作りとそれを守っていくしくみを、平易な言葉で説明します。 政治のとらえ方 国家という枠組み 政治体制 選挙と投票 政党と政党システム 政権とアカウンタビリティ 執政・立法・司法 政策過程と官僚制・利益団体 連邦制と地方制度 安全保障と平和 国際政治経済 国際社会と集団・個人

比較政治学

粕谷祐子
ミネルヴァ書房
おすすめ度
74
紹介文
主要テーマを網羅し、理論・枠組みをわかりやすく解説。初学者から研究者レベルまで必読の、本格テキスト。 はじめに 序 章 比較政治学とは何か  1 「なぜ」を問う  2 比較政治学という学問領域  3 比較政治学の誕生と発展  4 本書の特徴と構成  5 なぜ比較政治学を学ぶのか  第Ⅰ部 国家と社会 第1章 国家建設  1 古くて新しい問題  2 国家および国家建設とは何か  3 西欧における国家建設  4 非西欧における国家建設  5 国家をめぐる研究の今後 第2章 市民社会  1 市民社会の台頭  2 市民社会という「問題」  3 市民団体形成の理論  4 市民社会の政治的効果  5 市民社会研究の今後 第3章 ナショナリズム  1 ナショナリズムの多面性  2 ナショナリズムの分析枠組み  3 マクロレベルの説明  4 ミクロレベルの説明  5 ナショナリズムのガバナンス帰結  6 ナショナリズム研究の今後 第4章 内 戦  1 内戦研究台頭の背景  2 内戦の定義と実態  3 内戦の経済・社会的要因  4 内戦の政治的要因  5 内戦研究の今後  第Ⅱ部 政治体制 第5章 政治体制としての民主主義  1 民主主義という難問  2 政治体制の諸類型  3 民主主義体制の定義  4 民主主義体制の測定  5 民主主義体制の下位類型  6 体制分析の今後 第6章 民主化  1 「民主化の第3の波」と民主化研究  2 民主化の歴史的展開  3 帰納的アプローチをとる民主化研究  4 演繹的アプローチをとる民主化研究  5 民主化研究の今後 第7章 民主主義体制と政治文化  1 文化をめぐる論争  2 文化をどう分析するか  3 政治的態度と民主主義  4 宗教と民主主義  5 政治文化研究の今後 第8章 権威主義体制の持続  1 独裁者の抱える2つの問題  2 政権内コントロール問題  3 社会的コントロール問題  4 権威主義体制研究の今後  第Ⅲ部 民主主義の多様性 第9章 選挙制度  1 選挙と民主主義  2 世界の選挙制度  3 選挙制度の帰結  4 選挙制度の選択  5 選挙制度研究の今後 第10章 政党と政党システム  1 政党をめぐる論点  2 政党の定義と類型  3 政党システムの形成  4 政党システムと政党の政策位置  5 政党研究の今後 第11章 執行府・議会関係  1 執行府・議会関係への注目  2 定義,実態,本人・代理人モデル  3 議院内閣制・大統領制・半大統領制の政治的帰結  4 執行府・議会関係研究の今後 第12章 福祉国家  1 福祉国家をめぐる論争  2 概念と歴史  3 戦後の発展  4 1980年代以降を対象とした福祉国家研究  5 福祉国家研究の今後 参考文献 おわりに 索  引

政治学と因果推論 (シリーズソーシャル・サイエンス)

松林 哲也
岩波書店
おすすめ度
73
紹介文
因果推論とデータ分析の基礎から書き起こし、政治学でのさまざまな研究例を用いて各手法を解説する。 政治学の分野で重要性を増している「因果推論」。本書ではその基礎から書き起こし、さまざまな研究例を用いて無作為化実験、自然実験、不連続回帰デザイン、操作変数法、差の差法といった具体的手法を解説していく。さらに研究の基本的な流れや進めかたなども論じ、読者を研究の実践へといざなう。 第1章 政治学と因果推論  1 原因と結果の政治学  2 単純な比較はうまくいかない  3 反事実という考え方  4 なぜ因果推論なのか  5 本書の特徴  6 ロードマップ 第2章 因果効果の定義と自己選択バイアス  1 変数とは何か  2 因果効果の定義  3 因果効果の測定  4 自己選択バイアスの影響  5 自己選択バイアスの例 第3章 統制に基づく比較の限界と自己選択バイアスの克服  1 交絡変数の統制  2 回帰分析による複数の交絡変数の統制  3 無作為割り当て  4 5つの研究デザイン 第4章 無作為割り当てを利用する比較:無作為化実験  1 世論調査と社会的望ましさバイアス  2 回答方式が回答傾向に与えた因果効果の推定  3 応用例1:サーベイ実験  4 応用例2:フィールド実験 第5章 偶然の割り当てを利用する比較:自然実験  1 投票コストと投票参加  2 自然実験と回帰分析の仕組み  3 台風が投票率に与えた因果効果の推定  4 応用例 第6章 カットオフ周辺での割り当てを利用する比較:不連続回帰デザイン  1 選挙競争と現職効果  2 不連続回帰デザインの仕組み  3 党派的現職優位効果の推定  4 仮定の確認  5 応用例 第7章 偶然が引き起こす連鎖反応を利用する比較:操作変数法  1 投票率と選挙結果  2 操作変数法の仕組み  3 投票率が政党得票率に与えた因果効果の推定  4 応用例 第8章 経時的変化を利用する比較:差の差法  1 女性の政治参入  2 差の差法の仕組み  3 市町村合併が女性候補者比率に与えた因果効果の推定  4 イベントスタディの仕組み  5 ごく少数の介入事例に注目する合成統制法  6 応用例 第9章 因果推論のはじめかた  1 研究を構成するパーツ  2 リサーチクエッションの設定  3 良い仮説の見つけかた 第10章 因果推論のゆくえ  1 因果推論の弊害?  2 因果推論と日本政治分析 参考文献 あとがき

<ヴィジュアル版>ラルース 地図で見る国際関係: 現代の地政学

イヴ ラコスト
原書房
おすすめ度
72
紹介文
一目でわかる新たな国際情勢。苦悩する超大国アメリカとEU、BRICsの野望とアフリカの躍進、資源と領土・領海をめぐる東アジアの緊張…地政学的観点から描かれた、縮尺の異なる150以上の地図が、ズーム効果によって空間的・歴史的な流れを浮き彫りにする。 第1部 現代の地政学(さまざまに使用される言葉 権力と領土 ほか) 第2部 アメリカ合衆国:困難をかかえる超大国(アメリカ合衆国:世界システムの中心たる超大国 あいつぐ紛争に直面する国 ほか) 第3部 大国の地政学(EUとNATO フランス:西ヨーロッパの十字路 ほか) 第4部 世界の緊迫地域(アフリカ:新たな黄金郷 地中海:世界の大緊迫地帯 ほか)

民王 シベリアの陰謀

池井戸 潤
KADOKAWA
おすすめ度
72
紹介文
謎のウイルスをぶっ飛ばせ!! 「マドンナ・ウイルス? なんじゃそりゃ」第二次内閣を発足させたばかりの武藤泰山を絶体絶命のピンチが襲う。目玉として指名したマドンナこと高西麗子・環境大臣が、発症すると凶暴化する謎のウイルスに冒され、急速に感染が拡がっているのだ。緊急事態宣言を発令し、終息を図る泰山に、世論の逆風が吹き荒れる。一方、泰山のバカ息子・翔は、仕事で訪れた大学の研究室で「狼男化」した教授に襲われる。マドンナと教授には共通点が……!? 泰山は、翔と秘書の貝原らとともに、ウイルスの謎に迫る!! 発症したら凶暴化する謎のウイルスに、マドンナ大臣こと高西麗子が感染した。止まらぬ市中感染に、ピンチに陥った総理大臣・武藤泰山。バカ息子の翔、秘書・貝原らと解き明かす、その驚愕の真相とは……!?

政治学 第2版

川出 良枝
東京大学出版会
おすすめ度
66
紹介文
政治学のエッセンスが学べる好評テキストの最新版。最新の政治状況をふまえて全面改訂。民主政治のしくみと基本的な考え方を明快に解説する。選挙制度、議会と政党、戦後の国際政治とグローバル化など、日本と世界の今がわかるテーマをカバー。学生、社会人必携の一冊。 第1章 民主政治の起源 第2章 民主政治の変容 第3章 福祉と政治 第4章 民主政治のさまざまな仕組み 第5章 選挙 第6章 議会と政党 第7章 政策過程と官僚・利益集団 第8章 世論とマスメディア 第9章 地方自治 第10章 グローバル化 第11章 民主政治の現在

教養としての政治学入門 (ちくま新書)

成蹊大学法学部
筑摩書房
おすすめ度
66
紹介文
いま政治学では何が問題なのか。政治史・政治理論・国際政治・福祉・行政学など12のテーマで初学者を導く政治学への道案内。 いま政治学では何が問題になっているのか。政治史・政治理論・国際政治・福祉・行政学・地方自治などの専門研究者が12のテーマで初学者を導く政治学への道案内。

国際政治学をつかむ 新版 (テキストブックス[つかむ])

村田 晃嗣
有斐閣
おすすめ度
66
紹介文
初版刊行以降に起こった国際政治の動きをふまえて新版化。新たに,「科学技術とエネルギー」のunitを追加している。 「歴史」「理論」「アクター」「イシュー」という4つの章から,バランスよく国際政治学を学べると好評の入門テキストの新版。近年の国際政治の動きをふまえて,各unitをアップデートし,さらに新unit「科学技術とエネルギー」を追加。 unit0 国際政治学を学ぶ 第1章 国際政治のあゆみ unit1 主権国家の誕生/unit2 ナショナリズムと帝国主義の時代/unit3 第一次世界大戦/unit4 第二次世界大戦/unit5 冷戦 第2章 国際政治の見方 unit6 パワーと国益/unit7 対立と協調/unit8 支配と従属/unit9 規範と制度/unit10 安全保障/unit11 国際政治経済/unit12 国際政治における文化 第3章 国際政治のしくみ unit13 政治体制/unit14 対外政策決定過程/unit15 外交交渉/unit16 国連の役割/unit17 地域主義/unit18 脱国家的主体 第4章 国際政治の課題 unit19 核/unit20 新しい戦争/unit21 国連PKO,人道的介入,平和構築/unit22 人権と民主主義/unit23 グローバリゼーション/unit24 開発援助/unit25 地球環境問題/unit26 科学技術とエネルギー unit27 さらに国際政治学を学ぶために

図解でわかる 14歳から知る日本戦後政治史

インフォビジュアル研究所
太田出版
おすすめ度
64

国際政治の基礎知識

加藤 秀治郎
芦書房
おすすめ度
64
紹介文
国際政治の基礎理論から現代の世界情勢まで-豊富な項目、文献案内、原典紹介など国際政治学の入門書として最適。 第1部 国際政治の理論と概念(国際政治の基礎概念 国際政治とイデオロギー 国際政治学の理論) 第2部 国際政治の歴史と現在(第二次世界大戦以前の国際政治 冷戦期の国際政治 「ポスト冷戦」の国際政治 現代国際政治の諸問題 国際政治の中の日本) 第3部 国際政治のアクター(国家と外交政策 国際機構の役割 非国家的アクター)

政治学の方法 (有斐閣アルマ)

加藤 淳子
有斐閣
おすすめ度
64
紹介文
政治学は、社会科学の他分野の問題関心や考え方を柔軟にとりいれてきた。事例研究、計量分析、フォーマル・モデリング、実験といった政治学の多様な方法を、相互に体系的に関係づけたうえで説明する。 第1章 政治学の方法とは 第2章 事例研究 第3章 計量分析 第4章 フォーマル・モデリング 第5章 実験の方法 第6章 政治学の方法の展開

国際関係理論 (勁草テキスト・セレクション)

直人, 吉川
勁草書房
おすすめ度
64
紹介文
理論なくして複雑な現実を理解することはできない。本書は、国際関係論の主要な理論をわかりやすく紹介するスタンダードな教科書。初めて学ぶ人のためのやさしい用語解説、もっと学びたい人のための詳細な文献ガイドつき。 国際関係理論序説 第1部 国際関係理論のアプローチ(近代国際システムの興隆 定性的研究方法への道案内 分析レベルと分析アプローチ) 第2部 戦争と平和の国際関係理論(リアリズム リベラリズム) 第3部 国際関係の政治経済理論(国際政治経済論 従属論と世界システム論) 第4部 多様化する国際関係理論(コンストラクティビズム 規範理論 批判的国際理論)

政治学講義 第2版

佐々木 毅
東京大学出版会
おすすめ度
64
紹介文
政治をどのように読み解くか.政治についてどのように思考するか.金融市場の肥大化,政治基盤の液状化,イデオロギーの現代的展開などを踏まえて政治はどこへ向かうのかを展望する,定評あるテキストの待望の改訂版. 序論 第一章 現代政治学の展開 第二章 理論・概念・価値判断 第一部 原論 第一章 人間 第二章 政治 第三章 権力と政治権力 第四章 政治システム・政府 第五章 正統性 第六章 リーダーとリーダーシップ 第七章 公共の利益と公民の徳 第二部 現代民主政治論 第一章 民主政治 第二章 民主政治の諸条件 第三章 民主政治の制度 第四章 投票行動と政治意識 第五章 政党 第六章 官僚制 第七章 利益集団 第八章 政治経済体制と民主政治 第九章 エスノポリティクス 第一〇章 政治思潮とイデオロギー むすび 政治判断について

比較議会政治論: ウェストミンスターモデルと押収大陸型モデル

大山 礼子
岩波書店
おすすめ度
64
紹介文
政治・国会改革論議に新たな視点を提示する

政治の絵本 新版―学校で教えてくれない選挙の話

たかまつ なな
弘文堂
おすすめ度
64
紹介文
「おバカは選挙に行かない方がいいの?」と子どもに聞かれたら、なんと答えますか? 「おバカは選挙に行かない方がいいの?」と子どもに聞かれたら、なんと答えますか?  「分かりやすい!」「面白い!」「生徒が飽きない」と大好評の笑下村塾の政治の授業を書籍化しました。3年前、18歳選挙権が導入された時に、「笑いの力で若者たちに政治への関心を持ってほしい!」「芸人100人を教育の現場に派遣したい!」とお笑いジャーナリストの「たかまつなな」が株式会社 笑下村塾を設立。現在、全国の高校や企業で主権者教育やSDGsの出張授業を行っています。  本書はすでに3万人以上の高校生が受講した「笑える!政治教育ショー」を完全書籍化し、より学びを深くできるコラムなどを加えた主権者教育教材です。全頁に人気挿画家による美麗カラーイラストを入れ、文章は総ルビで小学生から楽しく読めます。  巻末には、選挙に行かないと不利益を被ることを実感してもらう「逆転投票シミュレーションゲーム」、「悪い政治家を見抜く人狼ゲーム」用のカードが付いています。 ●1時間目 政治についてのよくある疑問 Q1 そもそも政治って何? Q2 おバカは選挙に行かないほうがいい? Q3 悩みすぎて決められないときは? Q4 投票先はどうやって選ぶ? Q5 若者の政治参加は悪いこと? Q6 選挙は義務?それとも権利? [コラム]世界のおもしろ政治 [コラム]地方政治って何ざます? ●2時間目 3分で分かる民主主義 [コラム]世界の政治のルール [コラム]権力の暴走を防ぐ三権分立 ●3時間目 選挙に行かないと損する仕組み [コラム]選挙に行きたくても行けない人へ ●4時間目 逆転投票シミュレーション 逆転投票シミュレーションゲーム 集計表 [コラム]憲法と法律の違い ●5時間目 未来を切りひらく10代ニュース 藤子・F・不二雄 マーク・ザッカーバーグ マララ・ユスフザイ [コラム]選挙の落とし穴 ●6時間目 1分で分かる日本の課題 課題1 公園でのボール遊びを禁止する 課題2 救急車を有料にする 課題3 大学までの学費を無料にする 課題4 学校の新年度を9月にする 課題5 政治家になる権利を18歳からにする 課題6 消費税を増税する 課題7 原発を廃止する 課題8 年金制度を廃止する 課題9 普天間基地を辺野古に移設する 課題10 憲法を改正する 視聴覚室 総務省制作 主権者教育動画「まなべ!センキョッキョ」 [コラム]もっと政治を知る方法 [コラム]世界のおもしろ選挙 ●放課後 悪い政治家を見抜く人狼ゲーム ゲームのタイムライン ゲームの進め方 ●付録 その1 逆転投票シミュレーションゲーム用カード その2 悪い政治家を見抜く人狼ゲーム用カード その3 賛成・反対カード

民主主義の条件

砂原 庸介
東洋経済新報社
おすすめ度
64
紹介文
なぜ自民党しか勝てないのか? 一週間で政治ニュースの見方が変わる。新進気鋭の政治学者、サントリー学芸賞受賞後初の単著! 大人が学んでおきたい「政治のしくみ」基礎のキソ。 民主主義の根幹を、サントリー学芸賞受賞・新進気鋭の政治学者が一からわかりやすく解説する。 日本政治をリアルに理解するための新常識が、この1冊に凝縮! ・そもそも選挙で「いちばんいい候補」を選べるの? ・自民党はなぜ強いのか?これからも強いのか?? ・なぜ、町村議会議員は「無所属」ばかりなのか? ・18歳が選挙権を持つってどういうこと? ・ダメ党首を辞めさせるには? ・参議院っていらなくない? ・どうして「高齢者」と「農村」が優先されるのか? ・「AKB総選挙」とふつうの選挙の共通点は? ・「統一地方選挙」って何の意味があるの? 読めば、こんなソボクな疑問もスッキリ解けて、 明日からニュースの見方が変わる! 序章 【第I部 選挙制度】   第1章 ダメ、ゼッタイ――罪深き中選挙区制   第2章 あちらを立てればこちらが立たず―― 多数制と比例制   第3章 混ぜるなキケン!?――混合制 【第II部 政党組織】   第4章 ヒーローなんていらない――政党組織   第5章 先立つものはカネ――政治資金と政党規制   第6章 ケンカをやめて――政党内デモクラシー 【第III部 権力分立】   第7章 つかず離れず――二院制の役割   第8章 てんでバラバラ――多様な地方政治   第9章 時は来た、それだけだ――選挙のタイミング 【第IV部 選挙管理】   第10章 審判との戦い?―― 選挙管理機関   第11章 看板に偽りあり――一票の格差と定数不均衡   第12章 伝わらなければ意味がない――投票環境の整備 【選挙制度改革】 あとがき 引用文献

公務員Vテキスト 15 新版―地方上級・国家2種 国際関係

TAC公務員講座
TAC出版
おすすめ度
63

国際関係史―16世紀から1945年まで

有賀 貞
東京大学出版会
おすすめ度
63
紹介文
現代世界を理解するためには,それを形作ってきた歴史を把握することが必要不可欠である.16世紀から第二次世界大戦終結に至る国際関係史を,ヨーロッパからアメリカ大陸,アジア,アフリカ,中東まで広く視野に入れ,平易かつ丁寧に描いた決定版通史. 第I章 ヨーロッパの勢力拡張開始期の世界 第II章 大西洋圏の諸革命とウィーン体制 第III章 イギリスの経済的優越と新たな国民国家の登場 第IV章 帝国主義の時代の国際関係 第V章 帝国主義世界とヨーロッパの大国間関係 第VI章 第一次世界大戦と国際情勢の新展開 第VII章 パリ講和と戦後世界の混乱 第VIII章 相対的な安定の回復 第IX章 国際秩序の崩壊と戦争の勃発 第X章 地球規模の戦争としての第二次世界大戦 終章 国際関係史の中の第二次世界大戦 参考文献/年表

現代政治学 第4版 (有斐閣アルマ)

加茂 利男
有斐閣
おすすめ度
63
紹介文
好評を得てきた政治学の入門テキストの第4版。政治学の新たな研究成果と,現実政治の変化を反映させ,新版化した。 政治学の入門書として好評を得てきたテキストの第4版。政治学の主な領域の重要な知識を網羅的・体系的に解説するという特長を維持しつつ,新たな研究成果と,日本で起こった政権交代や中東諸国の民主化,世界的な経済危機といった現実の変化を反映させ,新版化した。 序 章 政治学のアイデンティティー 第1章 政治の世界 第2章 政治体制と変動 第3章 政治,経済,福祉 第4章 政治制度と政治過程 第5章 公共政策と行政 第6章 政党と政党制 第7章 政治意識と政治文化 第8章 政治空間の再編成 第9章 近代の国際政治と現代の国際政治 第10章 グローバル・プロブレマティーク 第11章 政治学の潮流 終 章 『現代政治学』からのメッセージ

日本政治思想史: 十七~十九世紀

渡辺 浩
東京大学出版会
おすすめ度
63
紹介文
「御威光」の支配から文明開化へ——激動の時代に生み出された政治をめぐる思想を,まったく新しい視点でとらえなおす通史.徂徠,宣長,そして武士や女性など,いかに生きるべきかを問い,苦闘する人々の,真摯な思索の軌跡をたどる. 序 章 本書への招待 第一章 「中華」の政治思想——儒学 第二章 武士たちの悩み 第三章 「御威光」の構造——徳川政治体制 第四章 「家職国家」と「立身出世」 第五章 魅力的な危険思想——儒学の摂取と軋轢 第六章 隣国の正統——朱子学の体系 第七章 「愛」の逆説——伊藤仁斎(東涯)の思想 第八章 「日本国王」のために——新井白石の思想と政策 第九章 反「近代」の構想——荻生徂徠の思想 第十章 無頼と放伐——徂徠学の崩壊 第十一章 反都市のユートピア——安藤昌益の思想 第十二章 「御百姓」たちと強訴 第十三章 奇妙な「真心」——本居宣長の思想 第十四章 民ヲウカス——海保青陵の思想 第十五章 「日本」とは何か——構造と変化 第十六章 「性」の不思議 第十七章 「西洋」とは何か——構造と変化 第十八章 思想問題としての「開国」 第十九章 「瓦解」と「一新」 第二十章 「文明開化」 第二十一章 福沢諭吉の「誓願」 第二十二章 ルソーと理義——中江兆民の思想 あとがき

反知性主義 (新潮選書)

森本 あんり
新潮社
おすすめ度
63
紹介文
民主主義の破壊者か。格差是正の救世主か。米国のキリスト教と自己啓発の歴史から、反知性主義の恐るべきパワーと意外な効用を描く。 民主主義の破壊者か。あるいは格差是正の救世主か。アメリカでは、なぜ反インテリの風潮が強いのか。なぜキリスト教が異様に盛んなのか。なぜビジネスマンが自己啓発に熱心なのか。なぜ政治が極端な道徳主義に走るのか。そのすべての謎を解く鍵は、米国のキリスト教が育んだ「反知性主義」にある。反知性主義の歴史を辿りながら、その恐るべきパワーと意外な効用を描く。

国際政治史 -- 主権国家体系のあゆみ (有斐閣ストゥディア)

小川 浩之
有斐閣
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63
紹介文
現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。 序 章 なぜ国際政治史を学ぶのか  第Ⅰ部 主権国家体系の誕生と展開 第1章 近代主権国家体系の生成 第2章 勢力均衡とナショナリズム 第3章 帝国主義の時代  第Ⅱ部 2度の世界大戦 第4章 第一次世界大戦の衝撃 第5章 第一次世界大戦後の国際秩序 第6章 国際秩序の崩壊  第Ⅲ部 冷  戦 第7章 冷戦の起源と分断体制の形成 第8章 グローバル化する冷戦 第9章 冷戦体制の変容 第10章 冷戦終結への道  第Ⅳ部 主権国家体系を超えて 第11章 湾岸戦争とソ連解体   第12章 EUの誕生と深化・拡大 第13章 冷戦後の地域紛争・民族紛争 第14章 新興国の台頭 第15章 21世紀の国際政治

カエルの楽園 (新潮文庫)

百田 尚樹
新潮社
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63
紹介文
国を追われた二匹のアマガエルは、辛い放浪の末に夢の楽園にたどり着く。その国は「三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇妙な歌によって守られていた。だが、南の沼に棲む凶暴なウシガエルの魔の手が迫り、楽園の本当の姿が明らかになる……。単行本刊行後、物語の内容を思わせる出来事が現実に起こり、一部では「予言書」とも言われた現代の寓話にして、国家の意味を問う警世の書。

読むだけですっきりわかる政治と経済 (宝島SUGOI文庫)

後藤 武士
宝島社
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63

国際政治史―世界戦争の時代から21世紀へ―

佐々木 雄太
名古屋大学出版会
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63
紹介文
20世紀とはいかなる時代であったのか? 帝国主義、2つの大戦、冷戦、地域紛争の惨禍を経験した激動の世紀の実像を手際よく描き出し、多元主義的国際社会実現の可能性を考える。豊富な図版・資料とともに、現代の国際政治の流れを新たな叙述で描き切った信頼のテキスト。 序 章 20世紀と国際政治    1 「国際社会」 と 「国際政治」    2 20世紀はどんな時代であったか     第Ⅰ部 2つの世界大戦の時代 第1章 帝国主義の時代と第一次世界大戦    1 帝国主義の時代    2 第一次世界大戦と各国の戦争目的 第2章 第一次世界大戦後の国際体制    1 ロシア革命とウィルソンの14カ条    2 大戦の終結とヴェルサイユ講和会議    3 ヴェルサイユ=ワシントン体制 第3章 1930年代危機と第二次世界大戦の起源    1 世界恐慌と国際体制の崩壊    2 ファシズム諸国の対外侵略と宥和政策    3 第二次世界大戦への道 第4章 第二次世界大戦    1 枢軸国の攻勢と戦線の拡大    2 反ファシズム連合の形成    3 ヨーロッパ第二戦線問題 第5章 第二次世界大戦の終結と戦後秩序    1 戦後秩序の形成    2 大戦の終結と諸結果     第Ⅱ部 冷戦と地域紛争の時代 第6章 冷戦の起源とヨーロッパの分裂    1 米、ソの戦後政策と冷戦の起源    2 ヨーロッパ分断への政治過程 第7章 冷戦と超大国の支配    1 覇権システムとしての冷戦体制    2 アジアと冷戦 第8章 冷戦の諸相    1 冷戦と核兵器体系    2 デタントから冷戦終結へ 第9章 冷戦後の世界と地域紛争    1 「冷戦後」 と地域紛争    2 民族・宗教と地域紛争 —— ユーゴスラヴィア 第10章 中東紛争と湾岸戦争    1 中東紛争と大国の歴史的責任    2 湾岸戦争とその遺産 第11章 テロとの戦争 —— アフガニスタンとイラク    1 9.11事件とアフガニスタン戦争    2 イラク戦争と国際秩序 終 章 21世紀の国際社会と国際政治    1 その後の国際社会    2 21世紀の課題 付 録 : 国際連合憲章

比較政治制度論 (有斐閣アルマ)

建林 正彦
有斐閣
おすすめ度
63
紹介文
比較政治学は、政治的安定や腐敗などの政治的帰結、経済成長や財政赤字などの経済的帰結に国ごとの違いを見出して、その違いがなぜ生じるのかを議論してきた。本書はとくに、政治制度と政治的・経済的帰結の関係を扱う新制度論を整理して紹介する。 第1章 比較政治学とは何か 第2章 制度論 第3章 選挙制度 第4章 執政制度 第5章 政党制度 第6章 議会制度 第7章 官僚制 第8章 司法制度 第9章 中央銀行制度 第10章 中央・地方関係制度

国際政治経済学・入門 第3版 (有斐閣アルマ)

野林 健
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
国際政治と国際経済の相互作用に着目し、現代の国際社会が抱えるさまざまな問題を「理論と歴史」「事例分析」「展望」という3部構成でわかりやすく説明する。大学で基礎科目・専門科目として国際政治経済学、国際関係論を学ぶ際のテキストに好適。 「経済」の論理と「政治」の論理-国際政治経済学の視点 第1部 国際政治経済学の理論と歴史(国際政治経済の見方 力の構造と国際経済体制-ブレトンウッズ体制の成立 冷戦とブレトンウッズ体制-アメリカの論理と西側世界) 第2部 国際政治経済体制の動態(安全保障と経済 保護貿易をめぐる政治と経済-自由貿易の原則と保護主義圧力 金融グローバル化の構図-マネー、市場、国家 科学技術と現代国際関係 移民をめぐる政治と経済 経済発展と人権、民主化地球環境をめぐる政治経済) 第3部 国際政治経済秩序の模索(グローバル・レベルの国際秩序の模索 リージョナル・レベルの国際秩序の模索 ナショナル・レベルからの国際秩序の模索) 国際政治経済学の未来像-グローバル・ポリティカル・エコノミーの世界へ

もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語

木山 泰嗣
日本実業出版社
おすすめ度
62
紹介文
初めて法律を学ぼうとする人のために、物語形式で面白く、優しく教える六法の超入門書

現代政治分析 (岩波現代文庫)

R.A.ダール
岩波書店
おすすめ度
62

国際法 第2版 (有斐閣アルマ)

中谷 和弘
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
複雑化する国際社会の「背骨」をなす国際法の規律の仕組みを、わかりやすい叙述によってコンパクトに解説。国際法のエッセンスと最新の問題を盛り込んだスタンダード・テキスト。 国際社会と国際法 国家と国際法 国家機関 国際組織と国際法 国際法の存在形態 条約法 国際法と国内法 国際法上の責任 陸の国際法 海の国際法 空と宇宙の国際法 人と国際法 国際刑事法 国際経済法 国際環境法 紛争の平和的解決 武力・経済力の行使と国際法 武力紛争・軍備管理の国際法

欧州複合危機 - 苦悶するEU、揺れる世界 (中公新書)

遠藤 乾
中央公論新社
おすすめ度
62
紹介文
EUは崩壊するのか、それとも…?一九九三年に誕生し、単一通貨ユーロの導入などヨーロッパ統合への壮大な試行錯誤を続けてきたEU(欧州連合)。だが、たび重なるユーロ危機、大量の難民流入、続発するテロ事件、イギリスの離脱決定と、厳しい試練が続いている。なぜこのような危機に陥ったのか、EUは本当に崩壊するのか、その引き金は何か、日本や世界への影響は…。欧州が直面する複合的な危機の本質を解き明かし、世界の今後を占う。 第1部 危機を生きるEU(ユーロ-未完の危機 欧州難民危機 欧州安全保障危機-ウクライナからパリ・ブリュッセル・ニースへ イギリスのEU離脱) 第2部 複合危機の本質(統合史のなかの危機-今回の危機は何が異なるのか 問題としてのEU なぜEUはしぶとく生き残るのか) 第3部 欧州と世界のゆくえ(イギリス離脱後の欧州と世界 危機の先にあるもの)

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

安倍 晋三
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
総理に返り咲いた著者による経済・外交安保の「政権公約」を附したベストセラーの完全版。保守の姿、この国のあり方を説く必読の書。 真の保守とは何か? 総理に返り咲いた著者による経済・外交安保の「政権公約」を附したベストセラーの完全版。保守の姿、この国のあり方を説く必読の書。

ブリッジブック国際法〔第2版〕 (ブリッジブックシリーズ)

尾崎 久仁子
信山社
おすすめ度
62
紹介文
評の国際法入門書の最新版

はじめての政治学〔第3版〕

佐藤 史郎
法律文化社
おすすめ度
62
紹介文
政治を自分の問題として捉え、考えられるようにわかりやすく解説した、好評入門書の改訂版。 政治を自分の問題として捉え・考えられるようにわかりやすく解説し、イラスト・図表にて概念を整理した、好評入門書の改訂版。

日本政治史 -- 外交と権力 増補版

北岡 伸一
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
近代国家は,国民の上に巨大な力を及ぼす一方で,国民の支持なしには存在できない。また,内政と国際関係が密接に結び付く。幕末から冷戦終結に至る130年余の日本の近代を,中央レベルの政治権力を対象として分析・考察する。「植民地とその後」を加筆。 第1章 幕藩体制の政治的特質 第2章 西洋の衝撃への対応 第3章 明治国家の建設 第4章 政府批判の噴出 第5章 明治憲法体制の成立 第6章 議会政治の定着 第7章 日清・日露戦争 第8章 帝国の膨張 第9章 政党政治の発展 第10章 国際協調と政党内閣 第11章 軍部の台頭 第12章 帝国の崩壊 第13章 敗戦・占領・講和 第14章 自民党政治の発展 第15章 国際秩序の変容と冷戦の終焉 補 章 植民地とその後

日本の戦後を知るための12人 池上彰の〈夜間授業〉

池上 彰
文藝春秋
おすすめ度
62
紹介文
田中角栄、渡邉恒雄、ホリエモンに池田大作…。毀誉褒貶ありつつも戦後日本を決定づけた面々を池上解説。人物評論の形の戦後史です。

地球的問題の政治学

中村 研一
岩波書店
おすすめ度
62
紹介文
地球規模の問題群に政治学はどう向き合うのか  まえがき  略語表 序章 平和は可能か  はじめに  第一節 平和概念の再検討  第二節 組織化された暴力のコントロール  第三節 相克とその解決  第四節 平和的な変動と時間 第Ⅰ部 地球的問題群  第一章 感染症   第一節 ペストとは何か   第二節 在来型感染症   第三節 新興感染症とアウトブレーク・レスポンス   第四節 生態系の攪乱と都市化・グローバル化   第五節 疫学転換とエイズ   まとめ  第二章 人 口   第一節 世界人口   第二節 人口の罠   第三節 宇宙船地球号の操縦可能性   第四節 よみがえるマルサス   第五節 技術的突破の可能性  第三章 飢 饉   第一節 アフリカの飢饉   第二節 飢饉――定義と要因   第三節 政治の失敗   第四節 飢餓と飽食の共存  第四章 資源枯渇   第一節 エネルギー問題とは何か   第二節 グレイト・ゲーム   第三節 国際的なグレイト・ゲーム   第四節 「米国の石油」の終わり   まとめ  第五章 環境破壊   第一節 森林消失   第二節 生態系と人間   第三節 環境破壊のグローバル化   まとめ  第六章 人の移動   第一節 移民と自由主義   第二節 難民と民族国家   まとめ  第七章 第二の核時代   第一節 核拡散の進展   第二節 核不拡散体制の破綻   第三節 核の技術移転   第四節 米国の「拡散阻止」政策   まとめ 第Ⅱ部 国際政治から地球政治へ  第八章 地球市民社会の存在理由   はじめに   第一節 二つの構造的矛盾――市民台頭の文脈   第二節 地球政治モデルの脱国家化   第三節 地球市民の課題  第九章 ポスト主権状況   第一節 ウェストファリア聖堂はなぜ倒壊しないのか   第二節 主権基準の変化   第三節 主権国家システムの思考様式   第四節 ポスト主権状況  第一〇章 ポストナショナルな安全保障   第一節 E・H・カーの「二重の構想」   第二節 安全保障と国際統合   第三節 安全保障論の類型   第四節 カーの宿題  第一一章 地域統合の政治構想   第一節 EUとは何か   第二節 乖離構造という政治体   第三節 政治統合と経済的相互浸透   第四節 統合における民主主義   まとめ  第一二章 国際経済機構の政策転換   はじめに   第一節 発展の失敗   第二節 世界銀行の転換   まとめ  第一三章 NGOの可能性   第一節 NGO――オクスファムの事例   第二節 NGOの有効性と正統性   第三節 主体としてのNGO   まとめ  あとがき  索 引

右傾化する日本政治 (岩波新書)

中野 晃一
岩波書店
おすすめ度
62
紹介文
序 章 自由化の果てに  1 現在を生んだ新右派転換  日本政治は「右傾化」したのか/寄せては返す新右派転換の「波」/世界のなかの新右派転換/日本の新右派連合(一)──新自由主義/日本の新右派連合(二)──国家主義  2 なぜ「反自由の政治」へ向かったのか  新右派連合をつなぐのは/さまざまな自由主義/新右派連合の変容 第一章 五五年体制とは何だったのか──旧右派連合の政治  1 二つの歯車──開発主義と恩顧主義  世界的な「国民政党」の時代のなかの五五年体制/吉田ドクトリンと旧右派連合の形成/旧右派連合とは(一)──開発主義/旧右派連合とは(二)──恩顧主義/旧右派連合の保守性  2 革新勢力──「三分の一」の役割と限界  冷戦のなかの保革対立/革新自治体と伯仲国会/中道の成立と保革対立構図の揺らぎ  3 なぜ旧右派連合は破綻したのか  成功の代償/旧右派連合の「コスト」/自由化と包括性 第二章 冷戦の終わり──新右派転換へ  1 新自由主義の時代へ  冷戦末期の国際政治経済/国際協調主義の展開/ 「ツケの政治」からの脱却/中曽根個人の復古的な国家主義/日米安保のなかの自衛力増強/新自由主義改革の幕開け/ 「大統領型」の政治手法と行政改革/民営化と労働組合再編/守勢に立たされた革新勢力/新自由主義化する都市中間層/旧右派連合への揺り戻し  2 自由化・多様化する日本政治  一党優位制の終わりの始まり/激動の一九八九年/ 「山が動いた」/複数政党制のなかの代替政権党づくりという難題/冷戦の終焉と国際協調主義の変化/新右派転換の旗手としての小沢一郎/ 『日本改造計画』/国連を中心とした「積極的・能動的平和主義」の提唱/百花繚乱の自由主義的改革論議/細川連立内閣と新右派転換  3 国家主義──新右派連合を支えるもう一つの柱  限定的な揺り戻しとしての自社さ政権/国際協調主義の最後の輝きとしての村山談話/橋本龍太郎への政権禅譲と新右派転換の再開/橋本行革/日米同盟の強化と国際協調主義のかげり/歴史修正主義バックラッシュの始まり/揺り戻しとしての一九九八年参議院選挙/ 「真空総理」小渕と「ゆ党」民主党/自自公連立から自公連立へ/世代交代と保守本流の分裂 第三章 「自由」と「民主」の危機──新右派連合の勝利  1 小泉政権──「政治の新自由主義化」の時代  パフォーマンスの政治へ/新右派転換の蓄積/聖域なき構造改革と郵政民営化改革/靖国参拝、排外主義、ジェンダー・バックラッシュ/同時多発テロと対米追随/民由合併──オルタナティブ形成への険しい道  2 安倍政権──そして「反自由の政治」が現出した  ポスト冷戦時代の復古的国家主義プリンス/グローバル化時代の国家主義の特性/二〇〇七年参議院選挙に始まった揺り戻し/民主党による「政権党交代」とその崩壊/ 「日本を、取り戻す。」/民主党の総崩れの帰結/衛星政党の誕生と「反自由の政治」  3 寡頭支配時代へ──立憲主義破壊の企て  新右派転換の終着点としての寡頭(少数派)支配/メディア統制とアベノミクス/立憲主義破壊の企てと特定秘密保護法/集団的自衛権──対米追随の寡頭制下の「安全保障」/復古的国家主義の暴走と海外展開/新右派連合の勝利と変質  4 日本政治は右傾化したのか  グローバルな寡頭支配の拡散/雇用劣化と格差社会/国家権力の集中強化と反自由の政治/戦争のできる国へ/歴史修正主義と排外主義/ 「まだ改革が足りない」か 終 章 オルタナティブは可能か  1 民主党の成功と挫折  結実したかに見えた「政治の自由化」/民衆なき「民主革命」/自由主義政党/パンケーキ政党/未完の「政権党交代」/民主党の分裂と崩壊  2 「リベラル左派連合」再生の条件  とめどない右傾化の危機/小選挙区制の廃止/新自由主義との訣別/同一性にもとづく団結から他者性を前提とした連帯へ あとがき 参考文献

日本政治外交史 (放送大学教材)

薫, 五百旗頭
放送大学教育振興会
おすすめ度
62

東大白熱ゼミ 国際政治の授業

小原 雅博
ディスカヴァー・トゥエンティワン
おすすめ度
62

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書)

曽我 謙悟
中央公論新社
おすすめ度
62
紹介文
都道府県、市区町村など、1700を超える地方自治体。近代以降の歴史を繙きつつ、20世紀末の地方分権改革後の実態、課題を描く。 日本には都道府県47、市790、町745など、1700を超える地方政府がある。一般に地方自治体、地方公共団体と呼ばれ、行政機構のみが存在する印象を与えてきた。だが20世紀末以降の地方分権改革は、教育、介護、空き家問題など、身近な課題に直面する各政府に大きな力を与えた。 本書は、政治制度、国との関係、地域社会・経済の3つの面から、国家の2.5倍の支出と4倍の人員を持つ地方政府の変貌と実態を描く。

国際関係論のパラダイム

龍平, 初瀬
有信堂高文社
おすすめ度
62
紹介文
第1部 世界像の展開(市民社会論 平和主義 ほか) 第2部 国家の営み(国家間関係 政治体制 ほか) 第3部 ヒューマン・イシュー(人権 アジア的人権論 ほか) 第4部 グローバル・イシュー(国際組織 グローバリゼーション ほか)

国際開発学入門―開発学の学際的構築 (勁草テキスト・セレクション)

大坪 滋
勁草書房
おすすめ度
62
紹介文
国際開発学の学際性を追求し開発学と開発政策の全体像を示す。経済学、政治学、社会学をコアに多学問領域ネットワーク型研究を構築。 国際開発学の学際性を追求し開発学と開発政策の全体像を示す。経済学、政治学、社会学をコアに多学問領域ネットワーク型研究を構築。 本書は、広く開発学を学ぼうとする初学者へのテキストとして編纂。課題(トピック・イシュー)として、「貧困」「ガバナンス(法、制度を含む)」「グローバリゼーション」「農村」「教育」「環境」「平和」を取り上げ、政治・経済・社会を融合した新政治経済学としての学際的取り組みを提示していく。文献・インターネットリソースガイドつき。 はしがき 序章 国際開発学へのいざない[木村宏恒・大坪滋・伊東早苗]  1.開発とは何であり,開発学とはどのようなものか   2.構造的・潜在的貧困層の存在と貧困削減の3本柱   3.開発戦略を支える国際開発学とその学際的構築   4.本書の編纂方針と構成について   引用文献  第I部 開発、国際開発とは何か 第1章 開発経済学の視座[大坪滋]   1.経済開発とは何か   2.開発経済学の歴史と「開発思想」のパラダイム・シフト   3.「開発」と経済成長─不平等─貧困削減の三角形   4.他分野とのかかわりをどう考えてきたか   5.経済開発の主要課題   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース 第2章 開発政治学の視座[木村宏恒]  1.政治学から見た開発とは何か   2.開発政治学分野における言説・歴史・パラダイム   3.開発政治学とガバナンス論の台頭   4.開発戦略の歴史とパラダイム・シフト:政治学の視座から   5.何を主要課題と考えているか   6.他分野とのかかわりをどう考えてきたか   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  第3章 開発社会学の視座[伊東早苗]   1.開発とは何か   2.開発社会学の歴史と開発思想のパラダイム・シフト   3.他分野とのかかわりをどう考えてきたか   4.何を主要課題と考えているか   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース 第II部 国際開発の主要課題 課題クラスター1 貧困[クラスター編者:伊東早苗]  C1-1.貧困とは何か   C1-2.貧困と経済成長   C1-3.貧困とNGO/市民社会   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター2 ガバナンス[クラスター編者:木村宏恒]   C2-1.開発におけるガバナンス   C2-2.開発における法の役割   C2-3.開発経済学から見た開発ガバナンス   C2-4.汚職と開発   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター3 グローバリゼーション[クラスター編者:大坪滋]   C3-1.グローバリゼーションとは何か   C3-2.グローバリゼーションと開発の経済的課題   C3-3.グローバリゼーションと開発の政治・制度的課題   C3-4.グローバリゼーションと開発の文化・社会的課題   C3-5.グローバリゼーション下の開発ガバナンス   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター4 農村[クラスター編者:西川芳昭]   C4-1.農村開発の視点と課題   C4-2.食料問題・国際貿易と農業開発   C4-3.戦後のアジアの農村開発政策の変遷   C4-4.農業・農村開発と技術開発・技術移転   C4-5.今後の農村開発を見る視点   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター5 教育[クラスター編者:北村友人]   C5-1.教育開発の理論と実践  C5-2.なぜ学校に行くのか:教育開発の社会学的考察   C5-3.グローバル化する高等教育市場   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター6 環境[クラスター編者:藤川清史]  C6-1.持続可能性を測る   C6-2.持続可能な開発と資源制約   C6-3.アジアの経済成長と環境政策   C6-4.持続可能な開発と環境運動   C6-5.気候変動と途上国   C6-6.持続可能性   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  課題クラスター7 平和[クラスター編者:中西久枝]  C7-1.平和構築とは何か   C7-2.平和構築における国際社会の役割   C7-3.平和構築支援における開発援助の役割と課題   C7-4.平和構築の理論と現実:アフガニスタンの国家再建の事例から   引用文献   参考文献ガイド   インターネット・リソース  結章 国際開発学の学際的構築[大坪滋・木村宏恒・伊東早苗]   1.「国際開発」の方向性と「国際開発学」   2.「国際開発学」の学際的構築   3.「国際開発の主要課題」への学際的取り組み  事項索引  人名索引  執筆者紹介

大阪―大都市は国家を超えるか (中公新書)

砂原 庸介
中央公論新社
おすすめ度
62
紹介文
停滞が続く日本。従来の「国土の均衡ある発展」は限界となり、経済成長の"エンジン"として大都市が注目を集めている。特に東京に比べ衰退著しい大阪は、橋下徹の登場、「大阪都構想」を中心に国政を巻き込んだ変革が行われ、脚光を浴びた。大都市は、日本の新たな成長の起爆剤になり得るのか-。本書は、近代以降、国家に抑圧された大阪の軌跡を追い、橋下と大阪維新の会が、なぜ強い支持を得るのかを探る。 大都市の成立と三つの対立軸-問題の根源 都市問題と政治-先進地域としての縮図 未完の再編成-拡張の模索 改革の時代-転換期に現れた橋下徹 大都市のゆくえ-ふたつの論理の相克 「大阪」の選択に向けて

職業としての政治 (岩波文庫)

マックス ヴェーバー
岩波書店
おすすめ度
62

維新支持の分析 -- ポピュリズムか,有権者の合理性か

善教 将大
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
「大阪維新」の政治について,有権者の維新への支持態度を実証的に分析することによって明らかにする。サーベイ実験などの手法を用いて,維新に扇動された有権者といったポピュリズム論を反証する。また有権者の批判的志向性を見出し,民主主義の可能性を探る。 序章 課題としての維新政治研究  第Ⅰ部 問いと仮説 第1章 維新をめぐる2つの謎 第2章 維新政治のパズルを解く  第Ⅱ部 維新支持と投票行動 第3章 維新支持とポピュリズム 第4章 なぜ維新は支持されるのか:維新RFSEによる検証 第5章 維新ラベルと投票選択:コンジョイント実験による検証  第Ⅲ部 特別区設置住民投票 第6章 都構想知識の分析 第7章 投票用紙は投票行動を変えるのか:投票用紙フレーミング実験による検証 第8章 特別区設置住民投票下の投票行動 終章 我々は民主主義を信頼できるのか 補論A 批判的志向性は反対を促すか:サーベイ実験による検証 補論B 都民ファーストの躍進とポピュリズム

平和政策 (有斐閣ブックス)

亮, 大芝
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
国際紛争はなぜ起こるのか。地域紛争や内戦など、開発途上地域を主な戦場とする「現代の戦争」に対して、どのような対応が可能なのか。達成されるべき政策目標として平和をとらえ、安全保障のみならず、政府の機能回復から社会経済の復興支援にいたるまでを含めた「平和構築」という政策領域を体系的に議論する、初めてのテキスト。国際政治の基礎理論、現代国際紛争の実態、平和構築の実際について、第一級の執筆陣が的確に分析・考察する。紛争事例などについてのコラムや、基本用語についての解説も充実し、現代の戦争や国際関係について初めて学ぶに最適。 政策としての平和 第1部 国際紛争をどうとらえるか(国際紛争はどうとらえられてきたのか 現代紛争の構造とグローバリゼーション 国際法と国際組織の役割 地域機構は役に立つのか 紛争と国際経済組織) 第2部 現代国際紛争の実態(植民地支配の遺産と開発途上国 兵器はどう規制されてきたか 核軍拡と拡軍縮 人の移動と難民保護 テロリズムとテロ対策) 第3部 平和構築の実際(軍事介入 平和構築における政治・法制度改革 紛争後選挙と選挙支援 国際犯罪と刑法 開発協力 平和構築とジェンダー NGOと市民社会) 国際紛争をこえて

政治のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り

池上 彰
海竜社
おすすめ度
62
紹介文
首相と大統領、どう違う?政治家と官僚の関係は?日本国憲法はどんな内容で、何が問題なの?天下りって何?いちばんわかりやすい「政治」の本。 第1章 「政治」とは何か?-「政治」には、どんなしくみがあるのか?「日本」という国は、どんなしくみで成り立っているのか?(「政治」とは何か? 「民主主義」とは何か? ほか) 第2章 「選挙」とは何か?-「選挙」はどのように生まれ、どんな経緯を経て現在の形になったのか?(選挙は社会において、どんな役割があるのか? 「普通選挙」はいつ、どのように始まったのか? ほか) 第3章 「国会」とは何か?-「国会」では、何が行われているのか?「国会議員」の仕事はどういうものなのか?(衆議院と参議院はどう違うのか? いろいろある「国会」。それぞれどう違うのか? ほか) 第4章 「内閣」とは何か?-「総理大臣」はどのように選ばれ、どんな仕事をしているのか?「国務大臣」は、どんな基準で選ばれるのか?(総理大臣は、毎日どんな仕事をしているのか? 総理大臣はどうやって選ばれるのか? ほか) 第5章 「憲法」「裁判所」「地方自治」とは何か?-国家にとって「憲法」はどんな存在なのか?「裁判所」とはどういう機関なのか?「地方自治」と国の行政の違いは?(「憲法」とは何か? 日本国憲法、その内容は?憲法で何が問題なのか? ほか)

マーガレット・サッチャー: 政治を変えた「鉄の女」 (新潮選書)

冨田 浩司
新潮社
おすすめ度
62
紹介文
経済再生と冷戦勝利だけではない。対メディア戦略・大統領型政治・選挙戦略……「鉄の女」が政治にもたらした革命の全貌を分析する。

新訂第4版 安全保障学入門

武田 康裕
亜紀書房
おすすめ度
62
紹介文
ついに全面新改訂! 国と人を守る論理──初版刊行以来、読者の圧倒的な支持を得てきた定番が、11年目にして大改訂を施した。執筆陣も若返り、アップ・ツー・デートな問題意識で「いま問われるべき課題群」に切り込んだ。教科書に、討論の刺激剤に、そして安全保障的思考の訓練に使える一冊。 新訂第4版へのはしがき 初版へのはしがき 第1部 安全保障学入門  第1章 安全保障の概念  1 普遍的定義の欠如  2 伝統的な安全保障概念とその変容  3 新しい安全保障の諸概念  第2章 戦争と平和の理論  1 国際システムからみた国家間戦争の生起  2 二国間関係からみた国家間戦争の生起  3 国家からみた国家間戦争の生起  4 内戦の発生原因  第3章 国際安全保障体制論  1 国際安全保障体制とは  2 覇権モデル  3 勢力均衡モデル  4 集団安全保障モデル  5 集団防衛モデル  6 協調的安全保障モデル  7 「共通の安全保障」モデル  8 ポスト冷戦時代の安全保障体制  第4章 安全保障とパワー  1 ハードパワー・ソフトパワー・スマートパワー  2 パワー行使の諸形態  3 軍事力と安全保障  4 情報と安全保障  5 科学技術と安全保障  第5章 核と安全保障  1 核兵器国の核戦略  2 核拡散の動向  3 核兵器と国際政治  第6章 軍備管理・軍縮  1 軍縮と軍備管理の概念  2 軍備管理・軍縮の諸形態  3 「軍備管理・軍縮」から「軍縮・不拡散」へ  第7章 政軍関係論 ── シビリアン・コントロール  1 現代の軍事組織  2 軍事専門職主義  3 シビリアン・コントロール  第8章 現代紛争の管理  1 紛争の諸形態  2 紛争の予防と管理  3 人道的介入  4 信頼醸成措置  5 危機管理  6 紛争解決  第9章 安全保障の非軍事的側面  1 非軍事的安全保障の概念的枠組み  2 非軍事的安全保障の諸目的  3 安全保障の非軍事的手段  第10章 非伝統的脅威と安全保障  1 「非伝統的脅威」とは何か  2 テロリズム  3 海賊  4 越境組織犯罪  5 大量破壊兵器の拡散  第11章 国連と安全保障  1 集団安全保障機構としての国連  2 冷戦と国連の集団安全保障の空洞化  3 国連平和維持活動(PKO)の発達  4 冷戦の終結と国連の平和機能の活性化  5 『平和の課題』  6 ガリ構想の実践と挫折  7 『平和への課題への追補』  8 ブラヒミ・レポート  9 国連平和機能強化の限界  第12章  1 国際法の法的性質  2 集団安全保障  3 武力紛争法    第13章 ポスト九・一一の安全保障  1 冷戦の終結  2 秩序構想の不在と現実の先行  3 脅威の性格の変化と安全保障への二種類のアプローチ  4 安全保障環境の地域的不均質性  5 九・一一テロ・世界秩序・米国の役割  6 平和と軍事力に関する発送転換の進行  7 安全保障工具の新次元 第2部 日本の安全保障政策の基礎知識  Ⅰ 戦後日本の安全保障政策  Ⅱ 防衛計画の大綱  Ⅲ 日本の安全保障政策の原則  Ⅳ 日本の安全保障関連法制  Ⅴ 日米同盟  Ⅵ 集団的自衛権  Ⅶ 日本の国際平和協力活動  Ⅷ 日本の地域安全保障協力  Ⅸ 日本の軍縮・不拡散政策  Ⅹ 日本の危機管理体制  ⅩⅠ 日本のテロ対策  ⅩⅡ ミサイル防衛  ⅩⅢ 非伝統的安全保障への取り組み 参考文献 執筆者紹介

日本国民のための 【明解】政治学入門

高橋洋一
あさ出版
おすすめ度
62
紹介文
〈政治〉とは何なのか。〈政治〉を知る必要はどうしてあるのか。現役内閣官房参与(経済・財政政策担当)が根本から解説。 〈政治〉とは何なのか。〈政治〉を知る必要はどうしてあるのか。それによってなにがわかってくるのか。なぜ知るべきなのか――。根本からわかりやすく解説。

ビスマルク - ドイツ帝国を築いた政治外交術 (中公新書)

飯田 洋介
中央公論新社
おすすめ度
62
紹介文
一九世紀ヨーロッパを代表する政治家、ビスマルクの業績は華々しい。一八七一年のドイツ帝国創建、三度にわたるドイツ統一戦争での勝利、欧州に同盟システムを構築した外交手腕、普通選挙や社会保険制度の導入-。しかし彼の評価は「英霊」から「ヒトラーの先駆者」まで揺れ動いてきた。「鉄血宰相」「誠実なる仲買人」「白色革命家」など数多の異名に彩られるドイツ帝国宰相、その等身大の姿と政治外交術の真髄に迫る。 第1章 「破天荒なビスマルク」として-ある若きユンカーの苦悩 第2章 代議士として-政治家ビスマルクの「修業時代」 第3章 外交官として-外交家ビスマルクの「遍歴時代」 第4章 プロイセン首相として-革命を起こされるよりは起こす 第5章 北ドイツ連邦宰相として-「プロイセンの政治家」から「ドイツの政治家」へ 第6章 ドイツ帝国宰相として-ビスマルク体制下のドイツ帝国 第7章 「誠実なる仲買人」として-ビスマルク体制下のヨーロッパ 第8章 カリスマ的存在へ-フリードリヒスルーでの晩年

グローバル政治理論 (ブックガイドシリーズ―基本の30冊)

弘之, 土佐
人文書院
おすすめ度
62
紹介文
E・H・カーから、ヴァンダナ・シヴァまで。変容し続ける国際関係の現実を批判的に乗り越え、オルタナティブを目指すための30冊。 第1部 「現実」をめぐって 第2部 法・規範と自由 第3部 資本と配分的正義 第4部 主権と権力 第5部 ヘゲモニーと複数性 第6部 「周辺」からの声と政治

国際機構論

最上 敏樹
東京大学出版会
おすすめ度
62
紹介文
国連は創設60年を迎え改革論議が活発化し,EUは拡大と憲法の批准拒否に揺れ,他の地域的機構やNGOは多様な展開を見せるなど,国際機構は大きなうねりの中にある.国際機構の全体像を示し現代世界におけるその存在意義を問うテキスト,待望の全面改訂. 第1章 国際機構小史 第2章 国際連合 第3章 国連改革 第4章 地域的国際機構 第5章 国際機構創設の動因 第6章 構造・機能・意思決定 第7章 国際機構論の方法 第8章 国際機構の理論化

比較政治学の考え方 (有斐閣ストゥディア)

久保 慶一
有斐閣
おすすめ度
62
紹介文
クーデタ、内戦、デモなど、世界では、さまざまな政治現象が起こっています。そうした政治現象を理解するためには、どういった点に着目すればよいのでしょうか。本書は、とくに新興国の政治現象を理解するうえで重要なテーマを取り上げ、構造、制度、アクターという3つの点に着目して、比較政治学の「考え方」を説明していきます。 比較政治学の方法と着眼点 国家 民主化 民主主義体制の持続 権威主義体制の持続 内戦 執政制度 政党制度 軍 社会運動 民族集団 民主主義の質 新自由主義改革 比較政治学の方法と着眼点の活用法

定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)

ベネディクト・アンダーソン
書籍工房早山
おすすめ度
61

新国際機構論 上

横田 洋三
国際書院
おすすめ度
61

田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像 (中公新書)

早野 透
中央公論新社
おすすめ度
61
紹介文
「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から五四歳で首相の座に就いた田中角栄。「新潟三区」という雪深い地盤に"利益誘導"を行い、「日本列島改造」を掲げた角栄は、戦後政治の象徴だった。だが彼の金権政治は強い批判を浴び、政権は二年半で終わる。その後も巨大な「田中派」を背景に力を持ったが、ロッキード事件では有罪判決が下った。角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実。 第1章 青少年期の思い 第2章 政治の世界へ-無名の一〇年間 第3章 新潟三区-越山会と越後交通という力の源泉 第4章 閣僚としての手腕-岸・池田政権時代 第5章 権力トップへの道程-佐藤栄作の値踏み 第6章 首相時代-頂点からの滑落 第7章 ロッキード事件の衝撃-刑事被告人へ 終章 「今太閤」の栄光と死-判決後の圧勝と田中派離反

民族とネイション: ナショナリズムという難問 (岩波新書)

塩川 伸明
岩波書店
おすすめ度
61

平和学をつくる

池尾 靖志
晃洋書房
おすすめ度
61
紹介文
地域紛争は絶えることはなく、温暖化をはじめとするグローバルな諸問題が出現し、人類にその解決を迫っている。時代を見据えながら「平和」のつくり手になるため、最良の手がかりを提供する。 平和学の課題 第1部 国際関係をみる視点(国際システムの形成からグローバル化の時代へ グローバル化時代のガバナンス) 第2部 平和学のイシュー(核兵器のない世界に向けて グローバル化時代における紛争と小型武器拡散問題 人道支援と平和構築 世界の不均等な構造と社会発展 ほか)

ポピュリズムとは何か

ヤン=ヴェルナー・ミュラー
岩波書店
おすすめ度
61
紹介文
現代世界を席巻している「ポピュリズム」。だが、そもそもポピュリズムとは何を意味するのか。民主主義とどのように区別できるのか-。気鋭の政治思想史家が、古今の様々なポピュリズム現象やポピュリストの論理を緻密に分析し、「人民を代表するのは自分たちだけだ」という反多元主義的な語りに注目して明確な定義づけを試みる。ポピュリズムへの対処法に関しても示唆に富む一冊。 序章 誰もがポピュリスト? 第1章 ポピュリストが語ること(ポピュリズムを理解すること-袋小路 ポピュリズムのロジック そもそもポピュリストは何を代表すると主張しているのか? ポピュリスト・リーダーシップ 再論-では、誰もがポピュリストではないのか?) 第2章 ポピュリストがすること、あるいは政権を握ったポピュリズム(ポピュリストによる三つの統治テクニックとその道徳的正当化 政権を握ったポピュリズムは「非リベラルな民主主義」と同義なのか? ポピュリストの憲法-語義矛盾? 人民は「われら人民」と言えないのか?) 第3章 ポピュリズムへの対処法(ポピュリズムと破られた民主主義の約束 ポピュリズムに対する自由民主主義的な批判-三つの問題 代表の危機?アメリカの情況 ポピュリズムとテクノクラシーの狭間のヨーロッパ) 結論 ポピュリズムについての七つのテーゼ

こどもナルホド政治学 ~マンガで発見! 君が社会を良くする方法

鈴木文矢
えほんの杜
おすすめ度
61
紹介文
目まぐるしく変わり、大きく動く国内外の政治・経済・社会情勢のニュースを見ない日はなく、子どもたちも理解は出来なくとも毎日、その報道を目にし耳にして過ごしているでしょう。そんな時代だからこそ、子どもにはまず「政治」というものの仕組み・考え方・関わり方を理解することが必要と考え本書が企画されました。 本書の特徴は、政治の仕組みの理解で終わらず、そこから一歩進んだ「小学生でも政治参加できる」というメッセージとその方法や事例を掲載していることです。「政治」を生活に密着した身近なものとして感じることを本書の最終的な狙いとしています。 読者である子どもたちに、「政治」を自分事として考えてもらうために、マンガを掲載しています。主人公である小学生4人が、公園の利用方法が変更されたことに不満を抱き、自分たちでできることを考え、行動する物語です。その過程で、「国民主権」「民主主義」「選挙権」などの政治の仕組みを学び、政治への参加も体験します。ストーリー仕立てのマンガで課題を提示してから解説という展開で、共感・理解がしやすい構成となっています。 諸外国では学校教育の中で「政治・社会参加」の学習がされ、若者の積極的な政治参加が見られます。長年、低投票率のままの日本において、子どもたちが「国民一人ひとりの力が政治を決める」という意識を持つことは重要であり、本書がその一助となるでしょう。

西洋政治思想史 (有斐閣アルマ)

宇野 重規
有斐閣
おすすめ度
61
紹介文
古代ギリシアにおけるデモクラシーの誕生から19世紀までの政治思想の流れを平易に説明したテキスト。 古代ギリシアにおけるデモクラシーの誕生以来の政治思想の流れを平易に説明したテキスト。政治的人文主義や共和主義といった,近年活発に議論されている考え方を盛り込み,グローバル・ヒストリーの時代にふさわしい新しい政治思想史を構想する。 はじめに 政治思想史とは何か 第1章 古代ギリシアの政治思想 第2章 ローマの政治思想 第3章 中世ヨーロッパの政治思想 第4章 ルネサンスと宗教改革 第5章 17世紀イングランドの政治思想 第6章 18世紀の政治思想 第7章 米仏二つの革命 第8章 19世紀の政治思想 結 章 20世紀の政治思想

ナショナリズムとは何か (ちくま学芸文庫)

Smith,Anthony D.
筑摩書房
おすすめ度
61
紹介文
ナショナリズムは創られたものか、それとも自然なものか。この矛盾に満ちた心性の正体を、世界的権威が徹底的に解説する。最良の入門書、本邦初訳。

ドラえもん社会ワールド ー政治のしくみー (ビッグ・コロタン)

寛, 鈴木
小学館
おすすめ度
61
紹介文
ドラえもんを読んで政治のしくみを学ぼう 小・中学校の社会科教科書の内容に準拠しながら、地域の暮らしや身近な所にもある政治のしくみ、選挙制度のこと、世界のいろいろな政治の形や歴史など、政治に関する様々なテーマをわかりやすく解説します。国会だけでなく身近な地方自治などもとりあげ、読者に政治を身近に感じてもらえるような視点をこころがけていきます。 【編集担当からのおすすめ情報】 政治のしくみについて、楽しくわかりやすく学べる入門書です。お子様だけでなく、ぜひ家族そろってお読みください。 ドラえもんまんがの中から政治や公共をテーマにした作品を取り上げ、私たちの身の回りにある政治の仕組みや、政治の歴史、政治はみんなが主役だということなどを、楽しくわかりやすく勉強できる学習単行本です。

行政学 (有斐閣アルマ)

曽我 謙悟
有斐閣
おすすめ度
61
紹介文
「分業」と「委任」という概念をキーワードに、現代日本の行政の実態を、他国や過去との比較を通して描き出す。豊富なデータと明快な理論枠組みを提供し、その全体像の体系的な理解へと導く。 読み始める前のガイダンス(行政学というとらえにくい学問 行政学の誕生と発展 ほか) 第1部 政治と行政(政治と行政の関係 日本における政治と行政の実態 ほか) 第2部 行政組織(行政組織の形態 日本の行政組織の実態 ほか) 第3部 マルチレベルの行政(マルチレベルの行政-中央・地方関係と国際関係 日本におけるマルチレベルの行政 ほか) 第4部 ガバナンスと行政(ガバナンスの様態 日本におけるガバナンスの変化 ほか)

危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)

E.H.カー
岩波書店
おすすめ度
61
紹介文
凡  例 来るべき平和の創造者たちへ 一九八一年刷りへの序文 第二版への序文 第一版への序文 第一部 国際政治学 第一章 学問の出発  政治学における目的と分析/ユートピアニズムの役割/リアリズムの衝撃 第二章 ユートピアとリアリティ  自由意志と決定論/理論と現実/知識人と官僚/左派と右派/倫理と政治 第二部 国際的危機 第三章 ユートピア的背景  ユートピアニズムの基盤/ベンサム功利主義の移植/合理主義と国際連盟/世論の神格化/ユートピアニズムの敵/判断の問題 第四章 利益の調和  ユートピア的統合/自由放任の楽園/政治におけるダーウィニズム/国際的調和/共通利益としての平和/国際的経済調和/調和の崩壊 第五章 リアリストからの批判  リアリズムの基盤/思想の相対性/目的に適応する思想/国益と普遍的利益/利益調和に対するリアリストの批判/国際主義に対するリアリストの批判 第六章 リアリズムの限界 第三部 政治、権力、そして道義 第七章 政治の本質 第八章 国際政治における権力  軍事力/経済力/意見を支配する力 第九章 国際政治における道義  国際道義の本質/国際道義の理論/国際道義に関する一般的な考え/個人的道義と国家的道義の違い/国際共同体は存在するのか/平等の原則/全体の利益と部分の利益 第四部 法と変革 第十章 法の基盤  国際法の本質/法に関する自然主義者の見解/法に関するリアリストの見解/政治社会の機能としての法 第十一章 条約の拘束性  条約の法的効力と道義的効力/強迫のもとで署名された条約/不公平な条約/権力の手段としての条約 第十二章 国際紛争の司法的解決  裁判に付託できる紛争と裁判に付託できない紛争/「すべてを仲裁裁判に」という企て/「政治的」紛争に対する司法手続きは不適当であること 第十三章 平和的変革  政治的変革における権力の役割/政治的変革における道義の役割 結  論 第十四章 新しい国際秩序への展望  旧い秩序の終焉/国家は権力の単位として生き残れるか/新しい国際秩序における権力/新しい国際秩序における道義 訳者解説 訳者あとがき 人名索引 原  注

公共政策学の基礎〔第3版〕 (有斐閣ブックス)

貴雄, 秋吉
有斐閣
おすすめ度
61
紹介文
近年,ますますその重要性が認識されてきている公共政策学。そのエッセンスを,この1冊で学べると好評を得てきたテキストの最新版。新しい研究成果や具体例を盛り込み,アップデートを図っている。公共政策を学ぶ学生,公務員志望の人に最適。 第Ⅰ部 公共政策へのアプローチ  第1章 公共政策学とは何か?  第2章 公共政策とは何か? 第Ⅱ部 公共政策のデザイン  第3章 アジェンダ設定  第4章 政策問題の構造化  第5章 公共政策の手段  第6章 規範的判断 第Ⅲ部 公共政策の決定  第7章 政策決定と合理性  第8章 政策決定と利益  第9章 政策決定と制度  第10章 政策決定とアイディア 第Ⅳ部 公共政策のガバナンス  第11章 公共政策の実施  第12章 公共政策の評価  第13章 公共政策管理のシステム

クルーグマン ミクロ経済学(第2版)

クルーグマン,ポール
東洋経済新報社
おすすめ度
61
紹介文
平明な文章で高い人気の著者が、そのノウハウを最大限に投入したミクロ経済テキストの改訂版。「使える経済学」を学びたい人に最適。 ◆ノーベル経済学賞受賞!経済学者クルーグマンによる入門テキスト。 ◆クルーグマン流「アカデミック・エンターテインメント」の集大成。 ◆まったくの初学者でも、読むだけで経済学のエッセンスが身につく。 ◆豊富な事例、とくに現実のビジネスにそくしたエピソードが満載。 【第2版はここが変わった!】 ◆第9章「個人と企業の意思決定」に 行動経済学についての節を新たに追加。 ◆第18章「福祉国家の経済学」では格差・貧困問題についても解説。 ◆各章にビジネス・ケースが入り、さらに事例が豊富に。 第Ⅰ部 経済学ってどんな学問?  序 章 日常の生活  第1章 最初の原理  第2章 経済モデル:トレードオフと取引  付 録 経済学のグラフ 第Ⅱ部 供給と需要  第3章 供給と需要  第4章 消費者余剰と生産者余剰  第5章 価格統制と割当て:市場へのおせっかい  第6章 弾力性 第Ⅲ部 個人と市場  第7章 税  第8章 国際貿易 第Ⅳ部 経済学と意思決定  第9章 個人と企業の意思決定 第Ⅴ部 消費者  第10章 合理的な消費者  付 録 消費者の選好と消費選択 第Ⅵ部 生産者  第11章 供給曲線の裏側:投入物と費用  第12章 完全競争と供給曲線 第Ⅶ部 市場構造:完全競争を超えて  第13章 独占  第14章 寡占  第15章 独占的競争と製品差別化 第Ⅷ部 ミクロ経済学と公共政策  第16章 外部性  第17章 公共財と共有資源  第18章 福祉国家の経済学 第Ⅸ部 要素市場とリスク  第19章 要素市場と所得分配  付  録 労働供給の無差別曲線分析  第20章 不確実性・リスク・私的情報

クルーグマン マクロ経済学 第2版

Krugman,Paul
東洋経済新報社
おすすめ度
61
紹介文
平明な文章で高い人気の著者が、そのノウハウを最大限に投入したマクロ経済テキストの改訂版。「使える経済学」を学びたい人に最適。 ◆ノーベル経済学賞受賞!経済学者クルーグマンによる入門テキスト。 ◆クルーグマン流「アカデミック・エンターテインメント」の集大成。 ◆まったくの初学者でも、読むだけで経済学のエッセンスが身につく。 ◆豊富な事例、とくに現実のビジネスにそくしたエピソードが満載。 【第2版はここが変わった!】 ◆第9章「長期の経済成長」では、世界経済の持続可能性についても解説。 ◆第17章「危機とそれがもたらしたもの」を新たに追加。 ◆各章にビジネス・ケースが入り、さらに事例が豊富に。 Part1 経済学ってどんな学問?  序章 日常の生活  第1章 最初の原理  第2章 経済モデル:トレードオフと取引  付録 経済学のグラフ Part 2 供給と需要  第3章 供給と需要  第4章 価格統制と割当て:市場へのおせっかい  第5章 国際貿易  付録 消費者余剰と生産者余剰 Part 3 マクロ経済学入門  第6章 マクロ経済学:経済の全体像  第7章 GDPとCPI:マクロ経済を追跡する  第8章 失業とインフレーション Part 4 長期の経済成長  第9章 長期の経済成長  第10章 貯蓄、投資支出、金融システム  付録 現在価値をより深く理解するために Part 5 短期の経済変動  第11章 所得と支出  付録 乗数を代数的に導く  第12章 総需要と総供給 Part 6 安定化政策  第13章 財政政策  付録 税と乗数  第14章 貨幣、銀行、連邦準備制度  第15章 金融政策  付録 利子率の2つのモデルを整合させる  第16章 インフレ、ディスインフレ、デフレ  第17章 危機とそれがもたらしたもの Part 7 事件とアイデア  第18章 マクロ経済学:事件とアイデア Part 8開放経済  第19章 開放経済のマクロ経済学

モーゲンソー 国際政治(上)――権力と平和 (岩波文庫)

モーゲンソー
岩波書店
おすすめ度
61
紹介文
凡  例 日本語版への序文 初版への序文 第二版への序文 第三版への序文 第四版への序文 第五版への序文 改訂第五版への序文 第一部 国際政治の理論と実践 第一章 リアリストの国際政治理論  政治的リアリズムの六つの原理 第二章 国際政治の科学  国際政治の理解  国際平和問題の理解 第二部 権力闘争としての国際政治 第三章 政治権力  政治権力とは何か  政治権力の軽視  政治権力の軽視──その二つの根源 第四章 権力闘争──現状維持政策 第五章 権力闘争──帝国主義  帝国主義でないもの  帝国主義の経済理論  帝国主義のいろいろな型  帝国主義政策を見破りそれに対抗する方法 第六章 権力闘争──威信政策  外交儀礼  軍事力の誇示  威信政策の二つの目標  威信政策の三つの堕落 第七章 国際政治におけるイデオロギーの要素  政治的イデオロギーの本質  対外政策の典型的イデオロギー  識別のむずかしさ 第三部 国  力 第八章 国力の本質  国力とは何か  近代ナショナリズムの基盤 第九章 国力の諸要素  地  理  天然資源  工 業 力  軍  備  人  口  国 民 性  国民の士気  外交の質  政府の質 第一〇章 国力の評価  国力を評価する仕事  評価の典型的な誤り 原  注

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

飯尾 潤
中央公論新社
おすすめ度
61
紹介文
独特の官僚内閣制のもと、政治家が大胆な指導力を発揮できず、大統領制の導入さえ主張されてきた戦後日本政治。しかし一九九〇年代以降の一連の改革は、首相に対してアメリカ大統領以上の権能を与えるなど、日本国憲法が意図した議院内閣制に変えた。本書は、議会、内閣、首相、政治家、官僚、政党など議院内閣制の基盤を通し、その歴史的・国際的比較から、日本という国家の統治システムを明らかにするものである。 第1章 官僚内閣制 第2章 省庁代表制 第3章 政府・与党二元体制 第4章 政権交代なき政党政治 第5章 統治機構の比較-議院内閣制と大統領制 第6章 議院内閣制の確立 第7章 政党政治の限界と意義

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

竹中 治堅
中央公論新社
おすすめ度
61
紹介文
細川連立政権崩壊から一〇年以上が過ぎ、日本政治は再び自民党の長期政権の様相を呈している。しかしその内実は、かつての派閥による「支配」とは全く異なる。目の前にあるのは、一九九〇年代半ばから進んだ選挙制度改革、政治資金規正法強化、行政改革などによって強大な権力を手にした首相による「支配」なのだ。一九九四年以降の改革のプロセスを丹念に追い、浮かび上がった新しい日本の「政治体制」をここに提示する。 序章 新しい政治の幕開け 第1章 自民党の政権復帰と新進党の結成 第2章 橋本内閣と行政改革 第3章 新進党の崩壊と民主党の台頭 第4章 小渕恵三・森喜朗内閣-過渡期の政権 第5章 小泉純一郎と首相権力の確立 第6章 参議院という存在 第7章 郵政民営化と権力の行使 終章 権力の一元化と二〇〇一年体制の成立

正義論

ジョン・ロールズ
紀伊國屋書店
おすすめ度
61
紹介文
ロック、ルソー、カントに代表される社会契約の伝統的理論を受け継ぎ、功利主義の「最大多数の最大幸福」に取って代わる、著書が構想した"公正としての正義"とは…20世紀の名著、待望の新訳。 第1部 理論(公正としての正義 正義の諸原理 原初状態) 第2部 諸制度(平等な自由 分配上の取り分 義務と責務) 第3部 諸目的(合理性としての善さ 正義感覚 正義の善)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

マイケル サンデル
早川書房
おすすめ度
61
紹介文
「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義"JUSTICE"。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。 第1章 正しいことをする 第2章 最大幸福原理-功利主義 第3章 私は私のものか?-リバタリアニズム(自由至上主義) 第4章 雇われ助っ人-市場と道徳 第5章 重要なのは動機-イマヌエル・カント 第6章 平等の擁護-ジョン・ロールズ 第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争 第8章 誰が何に値するか?-アリストテレス 第9章 たがいに負うものは何か?-忠誠のジレンマ 第10章 正義と共通善

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

ロバート・ノージック
木鐸社
おすすめ度
61

集中講義! アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険 (NHKブックス)

仲正 昌樹
NHK出版
おすすめ度
61
紹介文
格差社会から地域紛争まで、喫緊の課題をどう読み解くか。現実的な社会変革をめざす思想として、近年注目されるアメリカ発のリベラリズム。社会全体の「平等」と個人の「自由」の両立を構想することで、自由をめぐる現代的課題を考察したロールズの正義論からリバタリアニズムにコミュニタリアニズム、ネオコン思想まで。リベラリズムを中心とするアメリカ現代思想のあらましを、時代背景とともに明快に解説し、日本をはじめ現代の思想状況にリベラリズムが与えた影響を探る。 アメリカ発、思想のグローバリゼーション 1 リベラルの危機とロールズ(「自由の敵」を許容できるか-戦後アメリカのジレンマ 自由と平等を両立せよ!-「正義論」の衝撃) 2 リベラリズムの現代的展開(リバタリアニズムとコミュニタリアニズム-リベラルをめぐる三つ巴 共同体かアイデンティティか-文化をめぐる左右の戦争 ポストモダンとの遭遇-リベラルは価値中立から脱却できるか) 3 ポスト冷戦期のリベラリズム(政治的リベラリズムへの戦略転換-流動化する「自由」 "帝国"の自由-「歴史の終焉」と「九・一一」 リベラリズムから何を汲み取るべきか)

全体主義の起原 1――反ユダヤ主義 【新版】

ハンナ・アーレント
みすず書房
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61
紹介文
著者の主著に現代史・政治学・アーレント研究の現在から、邦訳旧版に大幅に手を加えた新版。1950年「初版まえがき」を初めて付す 〈反ユダヤ主義(たんなるユダヤ人憎悪ではなく)、帝国主義(たんなる征服ではなく)、全体主義(たんなる独裁ではなく)が――次から次へと、より残酷なかたちで――示したのは、人間の尊厳が、新しい政治原理、新しい地上の法においてのみ見出されうる新しい保証を必要とするということである。その有効性は今度こそは人類全体を包括する一方で、その力は厳密に限定され、新しく定義された領域的なものに根をおろし、それによって制御されなければならない〉 20世紀の中心に生じた「伝統の崩壊」、すなわち強制収容所・絶滅収容所という「地獄」という現実の出来事を、どうすれば理解することができるのか。厖大な文献を読み込み、じっくり考え、理解しようとする営為から、本書は生まれた。 国家や法という伝統、さらには人間の本質まで破壊した全体主義への道筋とシステムを描いた20世紀の記念碑的大著の新版を、最新の研究成果を反映し、より正確かつ読みやすくして、ここにおくる。 〈理解とは、現実に予断をくだすことなく注意深く向き合い、それに負けないことなのだ〉 新版にあたって――凡例 初版まえがき 序文(ドイツ語版より)  カール・ヤスパース まえがき(ドイツ語版より) まえがき(1968年の英語分冊版より) 第一章 反ユダヤ主義と常識 第二章 ユダヤ人と国民国家 1 解放の曖昧さとユダヤ人の御用銀行家 2 プロイセンの反ユダヤ主義からドイツにおける最初の反ユダヤ主義政党まで 3 左翼の反ユダヤ主義 4 黄金の安定期 第三章 ユダヤ人と社会 1 例外ユダヤ人 2 ベンジャミン・ディズレイリの政治的生涯 3 フォブール・サン=ジェルマン 第四章 ドレフュス事件 1 ユダヤ人と第三共和国 2 軍・聖職者 対 共和国 3 民衆とモッブ 4 大いなる和解 原註 参考文献 事項索引 人名索引

エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告【新版】

ハンナ・アーレント
みすず書房
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61
紹介文
アイヒマン裁判に著者が見、考え、判断したことは? 現代史・政治学・アーレント研究の現在から、邦訳旧版に大幅に手を加えた新版。 〈彼は愚かではなかった。まったく思考していないこと――これは愚かさとは決して同じではない――、それが彼があの時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ。このことが「陳腐」であり、それのみか滑稽であるとしても、またいかに努力してみてもアイヒマンから悪魔的なまたは鬼神に憑かれたような底の知れなさを引き出すことは不可能だとしても、やはりこれは決してありふれたことではない。死に直面した人間が、しかも絞首台の下で、これまでいつも葬式のさいに聞いてきた言葉のほか何も考えられず、しかもその「高貴な言葉」に心を奪われて自分の死という現実をすっかり忘れてしまうなどというようなことは、何としてもそうざらにあることではない。このような現実離れや思考していないことは、人間のうちにおそらくは潜んでいる悪の本能のすべてを挙げてかかったよりも猛威を逞(たくま)しくすることがあるということ――これが事実エルサレムにおいて学び得た教訓であった。しかしこれは一つの教訓であって、この現象の解明でもそれに関する理論でもなかったのである〉 組織と個人、ホロコーストと法、正義、人類への罪… アイヒマン裁判から著者が見、考え、判断したことは。最新の研究成果にしたがい、より正確かつ読みやすくし、新たな解説も付した新版を刊行する。 新版にあたって――凡例 読者に 第一章 法廷 第二章 被告 第三章 ユダヤ人問題専門家 第四章 第一の解決――追放 第五章 第二の解決――強制収容 第六章 最終的解決――殺戮 第七章 ヴァンゼー会議、あるいはポンテオ・ピラト 第八章 法を遵守する市民の義務 第九章 ライヒ――ドイツ、オーストリアおよび保護領――からの移送 第十章 西ヨーロッパ――フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、イタリア――からの移送 第十一章 バルカン――ユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア――からの移送 第十二章 中欧――ハンガリア、スロヴァキア――からの移送 第十三章 東方の殺戮センター 第十四章 証拠と証人 第十五章 判決、上告、処刑 エピローグ 追記 解説  大久保和郎 新版への解説  山田正行 関係年譜/文献/事項索引/人名索引

人間の条件 (ちくま学芸文庫 ア-7-1)

ハンナ アレント
筑摩書房
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61

社会思想の歴史―マキアヴェリからロールズまで―

坂本 達哉
名古屋大学出版会
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近代と向き合い、格闘し、支えた思想家たちの思考のエッセンスを平易に解説、自由と公共をめぐる思想的遺産を縦横に論じて、現代社会をよりよく考える基盤を指し示す。政治・経済・哲学の枠を超え、近代社会の通奏低音をなす思想の姿を浮かび上がらせた、刺激に満ちた最良の道案内。 序 章 社会思想とは何か      1 社会思想の歴史とは何か      2 社会思想史の方法      3 「時代」 と 「思想」 の文脈      4 社会思想の基本問題 —— 「自由」 と 「公共」 の相関 第1章 マキアヴェリの社会思想      1 「時代」 の文脈 —— 市場経済の復活と近代国家の胎動      2 「思想」 の文脈 —— イタリア・ルネサンスの人文主義      3 マキアヴェリの 「問題」      4 『君主論』 の人間観      5 『ディスコルシ』 の共和制論      6 マキアヴェリにおける 「自由」 と 「公共」 第2章 宗教改革の社会思想      1 「時代」 の文脈 —— 近代国家の出現と市場経済の発展      2 「思想」 の文脈 —— ルネサンスから宗教改革へ      3 宗教改革思想の 「問題」      4 ルターの信仰義認論と万人司祭主義      5 カルヴァンの予定説と資本主義の精神      6 宗教改革思想における 「自由」 と 「公共」 第3章 古典的 「社会契約」 思想の展開      1 「時代」 の文脈 —— 国際商業戦争の幕開け      2 「思想」 の文脈 —— 科学革命から自然法学へ      3 社会契約思想の 「問題」      4 ホッブズの機械論的人間観と絶対主権の理論      5 ロックの理性的人間観と政治社会論      6 社会契約思想における 「自由」 と 「公共」 第4章 啓蒙思想と文明社会論の展開      1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の発展      2 「思想」 の文脈 —— フランスとスコットランド      3 啓蒙思想の 「問題」      4 フランス啓蒙の文明社会像 —— ヴォルテールから重農主義まで      5 スコットランド啓蒙の文明社会像 —— ハチソンとヒューム      6 啓蒙思想における 「自由」 と 「公共」 第5章 ルソーの文明批判と人民主権論      1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機      2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から文明批判へ      3 ルソーの 「問題」      4 『社会契約論』 における一般意志と人民主権      5 ルソーにおける 「自由」 と 「公共」 第6章 スミスにおける経済学の成立      1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機を超えて      2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から社会科学へ      3 スミスの 「問題」      4 『道徳感情論』 における共感と道徳秩序      5 『国富論』 における分業・市場・富裕      6 スミスにおける 「自由」 と 「公共」 第7章 「哲学的急進主義」 の社会思想 —— 保守から改革へ      1 「時代」 の文脈 —— 二重革命のはじまり      2 「思想」 の文脈 —— バークとマルサス      3 哲学的急進主義の 「問題」      4 功利主義の思想 —— ベンサムとジェームズ・ミル      5 古典派経済学の思想 —— リカードウの 『経済学原理』      6 哲学的急進主義における 「自由」 と 「公共」 第8章 近代自由主義の批判と継承 —— 後進国における 「自由」      1 「時代」 の文脈 —— 二重革命の光と影      2 「思想」 の文脈 —— カント、フィヒテ、ロマン主義における自我の発見      3 ヘーゲルの 「問題」      4 ヘーゲルの学問論と市民社会論      5 ヘーゲルにおける 「自由」 と 「公共」 第9章 マルクスの資本主義批判      1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の危機      2 「思想」 の文脈 —— マルクス以前の社会主義      3 マルクスの 「問題」      4 哲学批判 —— 『経済学・哲学草稿』 から 『ドイツ・イデオロギー』 へ      5 『資本論』 の資本主義批判      6 マルクスにおける 「自由」 と 「公共」 第10章 J・S・ミルにおける文明社会論の再建      1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の変化と民主主義の進展      2 「思想」 の文脈 —— 哲学的急進主義の再検討      3 ミルの 「問題」      4 哲学と道徳の革新      5 社会主義の可能性      6 ミルにおける 「自由」 と 「公共」 第11章 西欧文明の危機とヴェーバー      1 「時代」 の文脈 —— 帝国主義と大衆社会      2 「思想」 の文脈 —— 実証主義の諸潮流      3 ヴェーバーの 「問題」      4 『職業としての学問』 と近代合理主義の起源      5 『職業としての政治』 と民主主義の運命      6 ヴェーバーにおける 「自由」 と 「公共」 第12章 「全体主義」 批判の社会思想 —— フランクフルト学派とケインズ、ハイエク      1 「時代」 の文脈 —— 世界大戦、ロシア革命、大恐慌      2 「思想」 の文脈 —— 全体主義批判の諸相      3 全体主義批判の 「問題」      4 『啓蒙の弁証法』 の資本主義文明批判      5 ケインズとハイエクにおける2つの自由主義      6 全体主義批判における 「自由」 と 「公共」 第13章 現代 「リベラリズム」 の諸潮流      1 「時代」 の文脈 —— 社会主義体制の成立と崩壊      2 「思想」 の文脈 —— 「歴史の終わり」 か 「文明の衝突」 か      3 現代リベラリズムの 「問題」      4 ハーバーマスとロールズ      5 ロールズにおける公正としての正義      6 現代リベラリズムにおける 「自由」 と 「公共」 終 章 社会思想の歴史から何を学ぶか      1 方法からの問い      2 現代における 「自由」 と 「公共」 の可能性

新自由主義―その歴史的展開と現在

デヴィッド ハーヴェイ
作品社
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紹介文
いかにして世界は、再編されているのか?21世紀世界を支配するに至った新自由主義の30年の政治経済的過程とその構造的メカニズムを世界的権威が初めて明らかにする。 第1章 自由とはこういうこと… 第2章 同意の形成 第3章 新自由主義国家 第4章 地理的不均等発展 第5章 「中国的特色のある」新自由主義 第6章 審判を受ける新自由主義 第7章 自由の展望 付録 日本の新自由主義-ハーヴェイ『新自由主義』に寄せて(渡辺治)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

マックス ヴェーバー
岩波書店
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訳者序文 文庫版への序 著者序言 第一章 問  題  一 信仰と社会層分化  二 資本主義の「精神」  三 ルッターの天職観念──研究の課題 第二章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理  一 世俗内的禁欲の宗教的諸基盤  二 禁欲と資本主義精神 訳者解説 主要索引
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