【2024年】「植物学」のおすすめ 本 162選!人気ランキング
- 植物の体の中では何が起こっているのか (BERET SCIENCE)
- 大事なことは植物が教えてくれる
- 面白くて眠れなくなる植物学 (PHP文庫)
- 観察する目が変わる植物学入門 (BERET SCIENCE)
- キャンベル生物学 原書11版
- 新しい植物ホルモンの科学 第3版 (KS生命科学専門書)
- はじめての植物学: 植物たちの生き残り戦略 (ちくまプリマー新書 193)
- 今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい光合成の本
- 眠れなくなるほど面白い 図解 植物の話
- 基礎から学ぶ植物代謝生化学
動き回ることのできない植物。どのようにして地球上で繁栄してきたのか。植物の体の中で起こっている「生きる仕組み」を解説する。 動物のように動き回ることのできない植物。しかし、地球上に多種多様な植物が繁栄していることからわかるように、彼らは環境の変化にうまく対応し、進化してきたのです。植物たちは、まわりの環境をどのように感じとり、どのようなメカニズムをもって生きているのでしょうか。本書は、意外と知らない光合成や、生長や代謝にかかせない植物ホルモンのはたらきなど、植物の体の中で起こっている「生きる仕組み」を紹介します。
植物と一口に言っても様々な形のものがあります。それらの形は植物が磨き上げた進化の証。形から植物の生きる仕組みを考えます。 「タンポポ」のように茎が短く地面を這うように生えるもの。 「玉サボテン」のようにトゲがあり球体のもの。 水草である「キクモ」のように水中と水上で葉の形が異なるもの。 植物と一口に言っても、さまざまな形のものがあります。葉や花はもちろん、茎や幹、根、果実、種子、花粉、細胞など、その形は千差万別です。これらは植物が生きてきたなかで手に入れた形なのです。本書は、形から植物の生きるメカニズムを探り、ほかの生物との関係性や進化についても考えます。 第1章 葉はなぜ平たいのか 第2章 葉の断面の形を考えてみよう 第3章 葉の厚みの多様性を考える 第4章 葉の大きさと形の意味 第5章 茎はなぜ長細いのか 第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか 第7章 花の色と形の多様性 第8章 果実の形は何が決めるのか 第9章 草の形・木の形を決める要因 第10章 生物と環境のかかわり
シロイヌナズナを知らずして植物学は語れない.この10年,植物学の現場で何が起きているのか? 従来の学問分野の垣根を取り払い,ゲノムからシステム生物学へと急速に広がる植物学研究の今を生き生きと描き出す.生物学研究をめざす若き学徒への熱きエール. 1 モデル植物——シロイヌナズナを受け入れるまで 2 シロイヌナズナ研究隆盛の陰で 3 昔は大腸菌と酵母だった 4 DNAとゲノムという共通言語の登場による変革 補章 論文発表を巡る変化
19世紀ドイツの植物生理学の名著を翻訳。オジギソウなど、さまざまな植物の触覚器官の仕組みを解説。 オジギソウやムジナモが昆虫などの接触を感じてかなりの速度で運動することは当時からよく知られていた。Haberlandt はそこに生理的解剖学を導入した.本書では、植物のどこで昆虫の接触や植物自身が動くことにより支持物体に接触したことを受容するのか,また,そのような機械刺激が受容される仕組みを,単に植物を観察するだけでなく,針や毛を使って感受細胞を探し,顕微鏡切片を作って解明しようとしている.さまざまな植物の運動器官に加え,カメムシやヒザラガイなど動物の接触刺激の感受器官との対比や系統発生から見た感受器官の進化など,非常に広範な内容を含んでいる.2021 年ノーベル医学・生理学賞は「感覚センサー分子の発見」をしたArdem Patapoutian とDavid Julius の両氏に送られた.まさにHaberlandt が100 年以上前に想定した機械刺激の受容体が姿を現そうとしている. 訳者まえがき 著者略歴 図版,註と用語の日本語訳について 初版へのまえがき 第2版へのまえがき 第1章 序 I. 課 題 II.歴 史 III.概念規定と用語について IV. 研究方法 第2章 特定研究 I.おしべ II.柱頭,花柱,ずい柱 III.花 被 IV.普通葉 V.食虫植物 VI.巻きひげ,ツル 第3章 まとめと結論 I.構造タイプ一覧 II.機械刺激の特性 III.構造原理総論 IV.系統に関するコメント V.刺激伝達 VI.動物と植物での機械刺激の受容器官の比較 図版について 訳者あとがき 本書に出てくる植物
高知県佐川村の造り酒屋「岸屋」に生まれた牧野富太郎は、 植物学に魅せられ、植物学者としての険しい道を歩みます。 「日本植物学の父」と称される植物学者牧野富太郎が、 ひたむき… 高知県佐川村の造り酒屋「岸屋」に生まれた牧野富太郎は、 幼い頃から勉学に秀で、商家の跡取りとして祖母の期待を受けますが 植物学に魅せられ、東京に出て植物学者としての険しい道を歩みます。 後に「日本植物学の父」と称される植物学者牧野富太郎が、天真らんまんに そしてひたむきに植物への愛を貫いた生涯を描きます。 目次 1 きょうからは富太郎 2 佐川山分、学びはじめ 3 地獄と天狗 4 さらば小学校 5 富太郎、教壇に立つ 6 新たな出会い 7 ファミリーとの出会い 8 いざ東京へ 9 幸運な出会い 10 仙人の教え 11 結網子の「赭鞭一撻」 12 巣立ちどき 13 開かれたとびら 14 青長屋の住人たち 15 なんじゃもんじゃ 16 石に描く植物 17 名づけ親 18 恋まんじゅう 19 新たなスタート 20 テリゴヌム・ヤポニクム 21 ムジナのしっぽ 22 吹き荒れるあらし 23 店じまい 24 救世主あらわる 25 喜びと嘆きの大出版 26 新聞記事と青年 27 名誉の貧乏学者 28 永遠のスエコザサ
機能性成分として近年ますます関心が高まるポリフェノールの基礎から応用まで網羅的に解説。 ・自然界には数千種類のポリフェノールが存在し,近年その多様な健康効果が明らかにされつつある。・本書ではポリフェノールの基礎科学から最新の知見まで網羅的に解説。・基礎研究はもとより,商品開発や栄養指導などにも活用できる一冊。【主な目次】Ⅰ ポリフェノールの化学(基礎編) 1.ポリフェノール研究の歴史 2.分類と化学構造 3.植物におけるポリフェノールの存在意義と生合成・機能性 4.抗酸化性,抗菌・抗ウイルス活性 5.生化学・分子生物学活性 6.ポリフェノールの生体利用性(ADME)Ⅱ ポリフェノールの健康機能(発展編) 7.心血管疾患の予防 8.メタボリックシンドロームの予防 9.ロコモティブシンドロームの予防 10.腸内細菌叢との関わり 11.免疫系との関わり 12.抗ストレスと体内時計 13.神経系との関わり 14.ホルミシス 15.疫学研究 16.メタボロミクスⅢ ポリフェノールの健康機能(実践編) 17.分析方法の標準化と含有量データベース 18.推定摂取量 19.調理加工による影響 20.安全性 21.ポリフェノール研究の将来展望
植物の気持ちがわかる大学教授が、樹木や自然霊から聞いて知った、植物の人生について語るスピリチュアルな植物エッセイ集 植物の気持ちがわかる大学教授が、樹木や自然霊から聞いて知った、植物の人生について語るスピリチュアルな植物エッセイ集 植物をこよなく愛する大学教授が、ある日森の精から「植物にも人間と同じように心と魂があり、それぞれの人生を一生懸命に生きながら自然を作っている」ことを教えられた。 植物の中には、人間と話ができるほどに進化した者や、地球レベルでの役割を担う者もいるという。 「植物は地球の生命エネルギーを表現している」「植物には癒しの力がある」「どんな植物にも個性と使命が埋め込まれている」「自然界に必要のない植物はない」「自然の強さは植物の種類の多さで決まる」「植物は過酷な環境でもやる気があれば育つ」など、科学者ならではの切り口で 植物の世界を描き出し、自然に対する見方を変えてくれる。 物質文明とのバランスを取るために、植物や土地や地球の生命エネルギーを感じる感性や、自然と共生する思いを取り戻すことが必要だ。”目に見えないからといって、それがないとは言えない” ― 科学者でもある著者が、科学を超えた世界の存在を語る植物エッセイ。本書を一読した後には、もう植物を”もの”として見ることはできなくなる。 こんな方にオススメします: ●植物が好きな方「植物は思いを持っている」 植物学の世界では、植物が単に生理的な反応をしているのではなく、森の植物が全体でコミュニケーションをとっていること、経験を積んだ古木が若い木を指導していることなど、植物も知性を持っているという新しい植物観が生まれつつあります。そうした類書が示唆しながらも、正面から語ることができなかった「植物の思い」についても深く納得できます。 ● 環境問題に興味のある方「自然にも存在の権利がある」 「地球には生命がある」「植物には魂がある」と語る著者の主張は、誰にでもわかるエコロジー思想であり、環境保護運動にこそ必要な視点かもしれません。 ● 地方創生のヒントがほしい方「森の癒しの力」 豊かな自然を見る目が変わったら、森の癒しの力や里山の活用など、地方創生の文脈で新たなアイデアのヒントが得られるかも。 ●自然農法に興味がある方 「土地も土も生きている」 「土地も土も生きている」「植物には意思がある」という、人間が自然とより深く付き合うための新しい見方を提供してくれます。農業や林業に携わる方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。 ●スピリチュアル好き「磁場を作る自然霊」 全てに意識があるというアニミズム的な世界観が、科学者の目からみてもどのように真実であるかを、植物を題材に解き明かした本です。 はじめに 1 プロローグ − 地球に植物がある根源的なわけ 2 植物と癒し − 自然にもいろいろな深さの段階がある 3 トマトのやる気、稲のやる気 − トマトが巨大化するのはなぜか 4 植物の適応 − 植物は環境の中で自らを変えていく 5 ディープネイチャーとライトネイチャー − 原生林は地球のエネルギーの緩衝帯である 6 不忍池のハス − 土地の磁場を浄化する陰のエネルギー 7 屋久島探訪記 − 生命の神秘を表現する古代杉 8 青森ヒバ − 極寒に耐えるからこそ生まれる強い生命力 9 白神山地のブナ − 植物は地球の環境を維持するために働いている 10 アップルロード − リンゴ栽培は病気との戦い 11 ソメイヨシノの魂 − 新しい植物が生まれるとき 12 花梨の性格と薬効 − 植物は果実にエネルギーを込めている 13 アジサイの精 − 植物の魂はどのように増えていくのか 14 プリンセスミチコとフローレンス・ナイチンゲール − 地植えの花は枯れてもエネルギーを発散する 15 ニュートンのリンゴ − 木と人間にも個人的な縁がある 16 スギと花粉 − 単体の植林で杉は飢餓状態になる 17 植物の寿命 − 植物はなぜ環境に適応できるのか 18 マルコポーロ − 植物はなぜ切られても生きているのか 19 雑草の生き方 − 知られざる雑草の効用 20 イヌブナ − 壊れたバランスを修復する植物との交流 21 菜の花 − 群生する植物の力を借りてヒーリングができる 22 シュタイナーと農業 − 生命体としての地球 23 園芸の魔術師バーバンク− 実をつけたアーリーローズの秘密 24 水のらせん運動とシャウベルガー − 水を旋回させると酸化還元電位が下がる 25 シャウベルガーの鋤 − 土は生きている 26 コンコードの自然とソロー − アメリカの精神文明の源流の地 27 カスケードの杉林 − シャスタ山の精霊が住む森 28 植物と話すということ − 魂と魂のダイレクトな交信 29 エネルギーのバランス − 地球を蝕むネガティブな思い おわりに
「ここでは毎日、何かしら新しいことが起きた。赴任して25年になるが、飽きることはない」。 四季の豊かな自然のなかで、可憐な花も、身近な木々も、深い森の巨木も、それぞれが驚くべき〝生き方〟をもっている。環境に適応して子孫を残すために、植物たちは何億年も進化の旅を続けてきた。土や水、大気と太陽、虫、鳥、菌類、そして人間活動との多様で複雑な関わり。その不思議さ、美しさ、素晴らしさ。植物学者が〝未知の世界との境界線〟を逍遥し、樹木と草花の「生」を見つめるエッセイ60篇。
牧野富太郎の植物図鑑の多くは「レファレンス本」として館内閲覧ですが、本書はソフトカバーの並製、価格も廉価で、束も40ミリと薄く、貸出用の牧野図鑑としてご活用いただける体裁・造本です。 本書は、昭和18年に北隆館から刊行された牧野富太郎の『牧野日本植物圖鑑』初版(3刷)の復刻版です。当時の版型と同じA5判の版面のまま復刻し、オリジナル版の雰囲気をそのまま楽しめます。現在、『牧野日本植物圖鑑』のオリジナル版は縮刷版しか新刊になく、本書は、牧野富太郎に関心のある読者が気軽に手にとれる「普及版」を目指しました。製本を並製のソフトカバー(4色)造本とし、厚さ(40ミリ)と重量(1100グラム)を抑え、低価格を実現しました。本図鑑は、牧野植物学の集大成ともいえる図鑑であり、総収録種数は、日本に産する固有種を広く網羅するとともに、外国産の日本に植栽される植物及び日本に渡来し自生する植物も含む「3206種」を掲載します。併せて、近似種や亜種など、文中に解説した種を含めると、実に「3500種」以上の植物を網羅し、1冊の植物図鑑としては日本最大の植物図鑑です。新しい植物図鑑では味わうことのできない牧野の精密な線画と滋味溢れる漢文崩し調の解説を楽しめます。版面のクオリティーもスキャニング技術、印刷技術の進展によって高品質な復元に成功し、自信をもってお奨めできる水準に達しました。牧野富太郎が作り上げた「永続する愉(たの)しみの世界」をそのままパッケージ化した「オリジナル普及版」の登場です!
改訂版ではめざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載し、呼吸と光合成、免疫、神経、生物多様性、進化のしくみ等を充実。 改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。 本書は2017年の初版刊行以来、幸いにも多くの大学などで教科書として採用されてきた。 2023年の改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。 本書の内容をより深く理解できるように、著者による講義動画をYouTubeで公開した。 本書で学んだ生物学の基本概念を、健康で平和で豊かで持続的な人間社会を築くために役立てていただきたいと願っている。 1.生体を構成する物質 2.タンパク質の立体構造と機能 3.細胞の構造 4.酵素 5.代謝 6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質 7.細胞分裂と細胞周期 8.遺伝子 9.遺伝子操作 10.生殖 11.発生 12.恒常性 13.環境応答 14.生命を支える地球環境 15.生物の系統分類と進化
生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えた――人間観がゆさぶられる一冊! 生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。 生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。
本書は植物バイオマスを利用し、現在の大量消費社会から持続可能な循環型社会へと移行していくための、最先端バイオ技術を紹介する。 本書は、石油の代わりに植物バイオマスを利用し、現在の大量消費社会から持続可能な循環型社会へと移行していくための、最先端バイオ技術を紹介する。また、いま注目の「セルロースナノファイバー」についても詳しく紹介した。 スーパーバイオマスで持続的な社会を実現! 少ない肥料で大きく育ち,多くの二酸化炭素を固定できるスーパー植物。その開発から,植物バイオマスを用いた高付加価値な製品展開まで,最新のバイオ技術をわかりやすく解説する。 本書では,石油の代わりに植物バイオマスを利用し,現在の大量消費社会から持続可能な循環型社会へと移行していくための,最先端バイオ技術を紹介する。第1章から第5章は,バイオマス資源となる植物の改変をテーマとして,基本的な知識から技術開発の現状までを紹介する。第6章から第8章は,バイオリファイナリー技術開発の最前線や,工業的規模で植物バイオマスを利用するバイオコンビナート構想について紹介する。最後の第9章では,植物から製品がつくられ廃棄されリサイクルされるまでの全工程が,持続可能かどうかを評価するライフサイクルアセスメント(LCA)について述べる。 いま注目の「セルロースナノファイバー」についても詳しく紹介した。 はじめに ―― 私たちはいかにして循環型社会をめざすのか(福田裕穂) 1 21世紀の課題 2 植物バイオマス利用の重要性 3 植物CO2資源化研究拠点ネットワークの活動 4 本書の構成と内容 第1章 ゲノムのパワーで植物を変える(江面 浩) 1.1 食料生産とバイオマス生産 ―― 競合と共存 1.2 ゲノムパワーを引き出す植物の育種改良 1.3 植物の育種改良の手順 1.4 遺伝子組換え育種技術 ―― 従来の育種の壁を越える,加速する 1.5 イネ科バイオマス植物の改良戦略 1.5.1 エリアンサス 1.5.2 ソルガム 1.5.3 遺伝子組換えバイオマス植物の環境影響評価試験 1.6 応用への期待と今後の課題 第2章 光合成の効率向上とスーパーバイオマス(坂本 亘) 2.1 光合成は難しい? 2.2 光合成の効率向上と作物の改良 2.3 光合成効率向上のターゲット 2.3.1 光化学系の効率化 ―― 電子伝達と光阻害 2.3.2 炭酸固定系の効率化 ―― ルビスコとCO2濃縮 2.3.3 その他の改変ターゲット 2.4 光合成の改変への試み ―― ケーススタディ 2.4.1 葉緑体膜を強化するVIPP1タンパク質 2.4.2 CO2取り込みと炭酸固定系の改変 2.5 応用への期待と今後の課題 ―― スーパーバイオマスへの利用 第3章 低肥料栽培への挑戦(藤原 徹) 3.1 農業生産と肥料消費の現状 3.2 収量漸減の法則 3.3 減肥の必要性 3.4 肥料低減技術 3.5 施肥技術の改良 3.6 リン酸による菌根菌共生の抑制 3.7 ライブイメージングにより菌根菌感染の仕組みを明らかにする 3.8 栄養輸送の改変による低肥料耐性植物の作出の試み 3.9 栄養応答の改変による低肥料耐性植物作出の試み 3.10 応用への期待と今後の課題 第4章 植物ホルモンを操りバイオマスを増やす(榊原 均) 4.1 形質制御のキープレイヤー,植物ホルモン 4.2 植物ホルモンの動態を定量的にとらえる 4.3 シュートの成長を促進制御するサイトカイニン 4.4 サイトカイニンの作用は量的にも質的にも制御されている 4.5 サイトカイニンの長距離輸送にかかわる遺伝子 4.6 窒素の栄養情報の一部はサイトカイニン情報に変換される 4.7 時空間的なサイトカイニン活性調節の試み 4.8 応用への期待と今後の課題 第5章 スーパー樹木で木質バイオマスを増やす(出村 拓) 5.1 木質バイオマスって何? 5.2 木質バイオマスを増やす 5.3 スーパー樹木 5.4 木質バイオマスをつくる遺伝子の発見 5.5 木質バイオマスをつくる仕組みの進化 5.6 木質バイオマスの質と量を改変する 5.7 今後のスーパー樹木の開発の方向性 第6章 バイオリファイナリー ―― バイオマスと微生物によるものづくり(荻野千秋・川口秀夫・近藤昭彦) 6.1 バイオリファイナリーとは? 6.2 身のまわりにあるバイオ由来の製品群 6.3 微生物によるものづくり ―― 一貫プロセスの重要性 6.4 原料となる植物バイオマスの紹介 6.5 植物バイオマスの前処理法 6.6 微生物によるものづくりの実例 6.7 バイオコンビナートの重要性 6.8 植物バイオマス利用に向けたバイオコンビナートのシナリオ 6.8.1 日本における製紙業との連携によるバイオコンビナート構想 6.8.2 東南アジアにおけるプランテーションとの連携によるバイオ コンビナート構想 6.9 現在の世界の状況とバイオコンビナートの設立に向けて 第7章 微生物を用いたバイオマスの利活用技術(高谷直樹・桝尾俊介) 7.1 微生物に何ができるのか? 7.2 微生物を使う利点 7.3 微生物の力を使ってできる化成品 7.4 微生物がプラスチックをつくる! 7.5 植物バイオマスから芳香族材料への挑戦 7.6 芳香族化合物の生合成 7.7 シキミ酸経路の改変による芳香族生産 7.8 芳香族アミンの生産と利用 7.9 芳香族アミンをつくる新たな生合成反応 7.10 新たな酵素の探索の重要性 7.11 応用への期待と今後の課題 第8章 植物種と製法を異にするセルロースナノファイバーとナノ複合材料(西野 孝) 8.1 はじめに 8.2 セルロースの構造ヒエラルキー 8.3 セルロースの構造と基本物性 8.3.1 力学物性 8.3.2 熱物性 8.4 セルロース系複合材料 8.5 製造法を異にするセルロースナノファイバー 8.6 植物種を異にするセルロースナノファイバー 8.7 セルロースナノファイバーを用いたAll-セルロースナノ複合材料 8.8 応用への期待と今後の課題 第9章 持続可能なバイオマス資源社会へ向けて(渕上智子) 9.1 バイオマス資源の影響を考える 9.2 バイオマス資源のライフサイクル 9.3 LCAによるGHG排出量の評価 9.4 新規バイオマス素材開発研究における評価事例 9.5 持続可能性の視点 9.6 持続可能性の評価 9.7 応用への期待と今後の課題 おわりに ―― 編集後記に代えて(稲田のりこ) 索 引 編者紹介・著者一覧
1908年にドイツで刊行された植物生理学の古典的名著の日本語訳。原著の分類別リストや模式図、図版等も忠実に再現。 葉緑体の「能動的な動き」とは? スイスの植物学者グスタフ・ゼンは、「葉緑体の多様な配置と定位運動は、細胞の形で多くは決まっている。それは細胞内を光線がどのように進むかを調べれば理解できる」と考え、それを解明する成果を著作『Die Gestalts- und Lageveranderungen der Pflanzen-Chromatophoren』に残した。 1908年にドイツで刊行された植物生理学の古典的名著の日本語訳。原著の分類別リストや模式図、図版等も忠実に再現し、丁寧な注釈とともにゼンの発見と観察の視点を解説。当時の植物学を概観する。 Ⅰ.葉緑体の形態変化 Ⅱ.葉緑体の転位 Ⅲ.葉緑体の形態と配置が植物の色合いに与える影響 Ⅳ.葉緑体の形態変化と転位の生物学的意義 Ⅴ.総合考察 付録:生きている植物細胞での光の屈折
なぜ進化生物学を学ぶのか? それは過去から現在までを知り、生物多様性を生み出した普遍的なメカニズムを明らかにして、さらに生物の本質を知るためである。ネズミ、アシカ・アザラシ、そしてパンダまで、さまざまな動物たちの進化の謎に迫る。 はじめに 第1章 美しい島 1.1 多島海/1.2 素朴な疑問/1.3 記録媒体/1.4 遺伝的変異/1.5 島のネズミと地史/1.6 第1章のまとめ 第2章 日本列島と進化 2.1 進化の仕組み/2.2 有限がもたらす進化/2.3 日本列島の特殊性/2.4 どこからきたのか?/2.5 なぜそこにいないのか?/2.6 第2章のまとめ 第3章 進化の痕跡 3.1 大進化/3.2 パンダではあるがパンダではない/ 3.3 分類論争/3.4 収斂進化・平行進化/3.5 地球環境と進化/3.6 第3章のまとめ 第4章 退化の痕跡 4.1 退化と遺伝子の死/4.2 味覚の意義/4.3 味覚の退化/4.4 発見/4.5 味覚喪失の意味/4.6 第4章のまとめ 第5章 テクノロジーと進化 5.1 DNAの増幅/5.2 DNAの解読/5.3 シークエンス技術の革新/5.4 第2世代DNAシークエンサーを使った進化生物学/5.5 テクノロジーとの付き合い方/5.6 第5章のまとめ 第6章 なぜ進化生物学を学ぶのか 6.1 進化の面白さ/6.2 生物の本質/6.3 役に立つのか/6.4 危機にある社会/6.5 進化生物学と歩む/6.6 第6章のまとめ さらに学びたい人へ 引用文献 索引
生き残りをかけた、植物の進化を見つめると、「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることがわかる。勇気づけられる、植物たちの話。 生き残りをかけた、植物の進化を見つめると、その「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることがわかる。勇気づけられる、植物たちの話。 生き残りをかけた、植物の進化を見つめると、その「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることがわかる。勇気づけられる、植物たちの話。
光合成生物という生命の生き方 光合成の本質を探る 光合成生物の歴史と多様性 海・湖沼での光合成生物〈藻類・水草〉の暮らしとそれを支えるメカニズム 陸上環境への適応と,環境シグナルの受容 真核光合成生物のゲノム科学 バイオテクノロジーの現状と課題 人類がもたらす地球環境変動と植物