【2024年】「毒親」のおすすめ 本 113選!人気ランキング
- 毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+アルファ文庫 F 35-1)
- 母がしんどい
- 気づけない毒親
- 子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)
- 不幸にする親 人生を奪われる子供 (講談社+アルファ文庫 F 35-2)
- 「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から ((新潮新書))
- 毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル
- 子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523)
- 愛着障害 (光文社新書)
- 砂に埋もれる犬
親の生き方が、子を苦しめている―― 精神科医が解き明かす「親と子」の真実。 子は親が好きだからこそ「心の病」になり、親を救おうとしている。精神科医である著者が説く、親子という「生きづらさ」の原点とその解決。 著者は「引きこもり」や「拒食症」で悩む多くの子どもたちに向き合い、心の声に耳を傾けてきた。どの子も親が大好きで、「自分が役に立っているだろうか」「必要とされているだろうか」と考えている。しかし思春期になり、親から逃れようとする心と、従おうとする心の葛藤に悩み「心の病」になってしまう。真の解決は、親が子を救い出すのではなく、子に親が救われるのだと分かった時に訪れる。 プロローグ 心の「宇宙期」 第1章 息子は親を救うために引きこもった 第2章 娘の摂食障害が、母親の人生を回復させた 第3章 虐待されて育った子は「善と悪が逆」になっている 第4章 親とのつながりを持てなかった子の不思議な訴え 第5章 心の発達段階の最後、「宇宙期」とは何か
10万部超えベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆の最新刊! 「母」の呪いに、小説・漫画・ドラマ・映画等のフィクションはどう向き合ってきたのか?「母」との関係に悩むすべての「… 10万部超えベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆の最新刊! 「母」の呪いに、小説・漫画・ドラマ・映画等のフィクションはどう向き合ってきたのか?「母」との関係に悩むすべての「娘」たちに贈る、渾身の文芸評論! 「毒母」「呪い」「母がしんどい」「母が重い」――いまや社会現象となっている「母と娘の葛藤」は、フィクション作品の中でも繰り返し描かれ、その解法が探られてきた。 本書では、注目の若手批評家・三宅香帆の視点をもとに、「母と娘の物語」を描いた作品を分析し、「母娘問題」のひとつの「解」――「母殺し」の具体的方法を提示する。 「あまりに物騒なタイトルに、いささか驚いた人もいるかもしれないが、もちろん「母殺し」とは、物理的な殺人を意味するものではない。そうではなく、本書で主張したいのは、古来多くのフィクションが、息子の成熟の物語として「父殺し」を描いてきたように、娘もまた精神的な位相において「母殺し」をおこなう必要があるのではないか、ということだ。」――まえがきより 【本書で取り上げる作品一覧】 『イグアナの娘』『ポーの一族』『残酷な神が支配する』萩尾望都/『砂時計』芦原妃名子/『日出処の天子』山岸凉子/『イマジン』槇村さとる/『なんて素敵にジャパネスク』氷室冴子/『乳と卵』川上未映子/『爪と目』藤野可織/『吹上奇譚』『キッチン』『大川端奇譚』吉本ばなな/『銀の夜』角田光代/『凪のお暇』コナリミサト/『SPY×FAMILY』遠藤達哉/『Mother』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』坂元裕二/『くるまの娘』宇佐見りん/『愛すべき娘たち』よしながふみ/『私ときどきレッサーパンダ』ドミー・シー/『娘について』キム・ヘジン/『肥満体恐怖症』『最愛の子ども』松浦理英子/『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩 【目次】 第一章 「母殺し」の困難 1 母が私を許さない 2 母が死ぬ物語―「イグアナの娘」『砂時計』「肥満体恐怖症」 3 「母殺し」はなぜ難しいのか? 第二章 「母殺し」の実践 1 対幻想による代替―1970~1980年代の「母殺し」の実践 2 虚構による代替―1990年代の「母殺し」の実践 3 母を嫌悪する―2000年代以降の「母殺し」の実践 第三章 「母殺し」の再生産 1 自ら「母」になる―もうひとつの「母殺し」の実践 2 夫の問題 3 父の問題 第四章 「母殺し」の脱構築 1 母と娘の脱構築 2 二項対立からの脱却 3 「母殺し」の物語 まえがき 第一章 「母殺し」の困難 1 母が私を許さない ・「それは母が、ゆるさない」 ・2018年の滋賀医科大学生母親殺害事件の存在 ・「私の行為は決して母から許されません」 ・なぜ「母から許されたい」と思ってしまうのか ・ 大人になるとは「父殺し」をすることである ・どうすれば「母殺し」は可能になるか? ・「できれば母/娘と仲良くいたい」 ・「母と娘の物語」を読む 2 母が死ぬ物語―「イグアナの娘」『砂時計』「肥満体恐怖症」 ・「イグアナの娘」と母の呪い ・『砂時計』が見せる「母殺し」の困難さ ・「肥満体恐怖症」と母への愛着 ・「母を許せない自分」を愛せない 3 「母殺し」はなぜ難しいのか? ・戦後日本の専業主婦文化が生んだ母娘密着 ・「母」が専業主婦じゃなくなっても ・ ジェンダーギャップと娘にケアを求める母 ・「母殺し」が困難な社会で 第二章 「母殺し」の実践 1 対幻想による代替―1970~1980年代の「母殺し」の実践 ・『残酷な神が支配する』と母娘の主題 ・「母に代わるパートナーを見つける」という「母殺し」 ・「ポーの一族」と永遠のパートナー ・落ちる母、飛ぶ娘 ・山岸凉子のキャラクターはなぜ「細い」のか? ・『日出処の天子』の母の嫌悪とミソジニー ・「母と娘の物語」として読む『日出処の天子』 ・母の代替の不可能性 ・『日出処の天子』「ポーの一族」それぞれの代理母 ・厩戸王子が「母殺し」を達成する方法はなかったのか? 2 虚構による代替―1990年代の「母殺し」の実践 ・アダルト・チルドレンと1990年代 ・1990年代の「自由な母」という流行 ・戦後中流家庭の「親」への抵抗 ・「母のような女になること」がゴールの物語 ・「母殺し」の必要がない「理想の母」 ・「理想の母」は母への幻想を強化する ・現実に「理想の母」は存在しない ・『なんて素敵にジャパネスク』と母の承認 ・なぜ瑠璃姫の母は死んだのか? ・母のいない世界で、娘は自由に生きられる 3 母を嫌悪する―2000年代以降の「母殺し」の実践 ・『乳と卵』が描いた、母への嫌悪 ・川上未映子が『乳と卵』を描いた時代 ・『乳と卵』の達成と限界 ・「母殺し」の物語としての『爪と目』 ・『爪と目』が浮き彫りにする「母殺し」の困難さ ・団塊ジュニア世代と「毒母」の流行 第三章 「母殺し」の再生産 1 自ら「母」になる―もうひとつの「母殺し」の実践 ・『銀の夜』と母娘の「生きなおし」 ・自己実現の規範の再生産 ・「母殺し」の実践としての出産 ・『吹上奇譚』と終わらない「母殺し」 ・吉本ばななと「母になろうとする娘」 ・『キッチン』とごはんを用意する「母」 ・ごはんをつくらない「母」 ・「大川端奇譚」の無自覚な娘 ・母からの規範に気がつかない娘 2 夫の問題 ・「母殺し」の実践と困難 ・『凪のお暇』と母の規範の再生産 ・夫の逃走、娘によるケア 3 父の問題 ・シングルファザーの育児物語 ・なぜ『SPY×FAMILY』のアーニャは人の心が読めるのか ・『Mother』の物語において「父」はいなくてもいい ・『カルテット』と夫婦のディスコミュニケーション ・坂元裕二の主題としての「コミュニケーション」 ・『大豆田とわ子と三人の元夫』の提示したディスコミュニケーションの解決策 ・「甘えさせる母」としてのシングルマザー ・3人の息子に囲まれた大豆田とわ子 ・子どものいる夫婦の対等なコミュニケーションは描かれ得るか? 第四章 「母殺し」の脱構築 1 母と娘の脱構築 ・母娘の構造 ・「母殺し」の達成条件 ・母娘関係の脱構築 ・新たな規範を手に入れる ・母の唯一無二性から脱却する『愛すべき娘たち』 ・『私ときどきレッサーパンダ』と更新される「母殺し」 ・ 母のコンプレックスが娘のチャームになる ・母の規範が破られるとき ・他者への欲望に気づくことで、母の規範を相対化する 2 二項対立からの脱却 ・『娘について』が描いた「母にできること」 ・母の規範、娘の幸福 ・娘以外の他者を入れる必要性 ・甘いケーキだけが幸福ではない ・母娘が、お互いを唯一無二の存在だと思わないために 3 「母殺し」の物語 ・自分の欲望を優先する ・厩戸王子はどうすれば「母殺し」ができたのか? ・ひとつの解を提示する『最愛の子ども』 ・娘たちよ、母ではない他者を求めよ ・母娘という名の密室を脱出するために ・「母殺しの物語」を生きる あとがき
打ち明けられないあなたへ 死にたいあなたが楽になるために 自分の身体は、誰のもの? まともだからこそ「死にたい」と思う 逃げ道、つくります? 「死にたい」気持ちを研究する 愚痴は生き延びるための技術だ 未来なんてない 深夜の犬みこし 「つらいのは今だけだよ」なんて言わないけれど 死にたくてもいい 「死にたい」人はすでに戦っている 不安に襲われたら、身体の味方をしてみる 不安とは他者である 「いいね!」から自分を守る「軸」 「太っていて醜い私」という呪いから解き放たれて 「自分を好きになろう!」という暴力 孤独から芽吹くことば 他人はほっとくくらいがちょうどいい 心の傷がキレイな模様になるまで 嫌なものは嫌 家族を嫌いでいてもいい 我慢しなくていいんだよ 現実からは逃げていい 踏み出した"重み"を足がかりに