【2023年】「進化心理学」のおすすめ 本 100選!人気ランキング

この記事では、「進化心理学」のおすすめ 本 をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. 心理学・入門 -- 心理学はこんなに面白い 改訂版 (有斐閣アルマ > Interest)
  2. 進化心理学入門 (心理学エレメンタルズ)
  3. 進化心理学を学びたいあなたへ: パイオニアからのメッセージ
  4. 眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話: ヒトの心と行動の謎をゼロからトコトン解説!
  5. 心理学 第5版補訂版
  6. 心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)
  7. マズロ-心理学入門: 人間性心理学の源流を求めて
  8. アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)
  9. 教養としての心理学101
  10. 進化発達心理学―ヒトの本性の起源
他90件
No.1
100

心理学の定番入門書がそのままのコンパクトさで生まれ変わりました。「心理学の仕事」「研究法」「研究倫理」などのトピックが加わりいっそう社会に生きる心理学を感じられる内容に。ブックガイドも充実した心理学の必携書。公認心理師を目指す方にも。 序 章 心理学ってなんだ?──心理学の仕事とテーマ 第Ⅰ部 身近に感じる心理学  第1章 心理に関する支援を行う──臨床心理学  第2章 性格は変えられるか──性格と個人差の心理学 第Ⅱ部 心理学で日常生活を読み解く  第3章 身近な人や社会との関係──社会的行動の心理学  第4章 人が生まれてから死ぬまで──発達心理学  第5章 心を測る──心理学的アセスメント 第Ⅲ部 心理学のコアな原理  第6章 世界をどうとらえるか──知覚・認知・記憶の心理学  第7章 あなたはなぜそのように行動するのか──行動と学習の心理学 第Ⅳ部 心理学の歴史と方法  第8章 心はどう探究されてきたか──心理学の歴史  第9章 データから心を探る──心理学の研究法

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No.3
87

なぜ進化という考え方がそれほど魅惑的なのか,脳から認知・発達,社会・文化,組織・経営に至るまで,どれほど幅広く有効に応用できるか——「進化」に憑りつかれ,誤解と闘いながら険しい道を切り拓いてきた心理学者たちから,これから進化心理学を志す読者への熱いメッセージ. Ⅰ そもそもなぜ進化なのか——進化心理学の基本問題   1 進化心理学という科学革命に参加して(デヴィッド・M・バス)  2 進化は心の仮説生成器(マーティン・デイリー&マーゴ・ウィルソン)  3 進化心理学の来し方と行く末(ロビン・I・ダンバー)  4 心という塗り絵にひそむ動機と合理性(ダグラス・ケンリック)  5 心を生む1100グラム——脳という物質 ヴィクター・S・ジョンストン)  6 反発あってこその進化心理学(ロバート・クルツバーン) II 心と社会を進化から考える   1 ヒトは社会の中で進化した(ユージーン・バーンスタイン)  2 家族関係の進化心理学——出生順と立場争い(フランク・J・サロウェイ)  3 配偶者選びは商品選びと似ている?(ノーマン・P・リー[李天正])  4 自己欺瞞、見栄、そして父子関係(チャン・レイ[張雷])  5 あなたの家族は誰?——血縁関係がわかるわけ(デボラ・リーバーマン)  6 集団間の偏見は自然の摂理(カルロス・ナヴァレット) III 認知と発達を進化から考える   1 120万人と人口の0.1%——書き方で数の印象が変わるのはなぜ?(ゲイリー・ブレイズ)  2 交換と安全——人はどこまで論理的か?(ローレンス・フィディック)  3 ヒトは何を覚えてきたのか——記憶の進化心理学(スタンレー・クライン)  4 ヒトの成長を進化からとらえる(ブルース・J・エリス)  5 思春期の到来と自己欺瞞(ミシェル・K・サービー) IV 意思決定と組織運営を進化から考える   1 ヒューリスティクス——不確実な世界を生き抜く意思決定の方法(ゲルト・ギーゲレンツァー)  2 進化心理学へのシンプルな道(ピーター・トッド)  3 究極の選択を迫られたとき(王暁田)  4 男と女が無理する理由(サラ・E・ヒル)  5 医者の不養生——産業組織心理学者がルールを守らないわけ(ステファン・M・コラレリ)  6 仕事と性差(キングスレー・R・ブラウン)  7 ビジネスとマネジメントに進化心理学を導入する(ナイジェル・ニコルソン) V 文化と知性を進化から考える   1 文化抜きにはヒトの進化は語れない(ピーター・J・リチャーソン)  2 制度という環境の中でヒトは生きる(山岸俊男)  3 ヒトを特別なチンパンジーたらしめるもの(長谷川寿一)  4 話すことと書くこと(デヴィッド・C・ギアリー)  5 脳が自らを研究するとき——氏と育ちの二分法を超えて(クラーク・バレット) VI 未来の進化心理学者たちへ   1 苦労の末学んだ12の教訓(ダニエル・M・T・フェスラー)  2 生態学者が進化心理学者になるまで——新しい分野への挑戦(ボビー・S・ロウ)  3 消費するヒト(ガッド・サード)  4 レポートが論文になるまで——進化心理学は科学たりうるか?(ティモシー・カテラー)  5 進化に興味をもつ人たちへの4つのアドバイス(ジェフリー・ミラー) 監訳者あとがき ○北京大学出版会から2011年に出版された“Thus Spake Evolutionary Psychologists”(『進化心理学家如是説』)を翻訳.

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No.5
78

心理学の全体像を見通し,体系立てて学べる定番テキストの第5版補訂版.新たに編者を迎え,4章(記憶関連部分)を全面的にアップデート.その他,認知神経科学関連の情報を中心に,内容を補充.概要をつかみたい初学者から,ポイントを押さえて復習したい大学院受験者まで,幅広いニーズに対応. 〈本書の特色〉 ・心の働きのさまざまな側面を包括的にとらえる視点を提供する「こころの科学」の入門書 ・認知・行動・発達・臨床・社会から心理学史まで,各領域の第一人者が執筆 ・豊富な図版と2色刷り,平易な記述と相互参照の充実で通読しやすい工夫 ・重要語句(カラー太字),理解を深めるトピックなど,ニーズに応じた使い方が可能 〈主な改訂点〉 ・4章:「記憶」「学習・記憶の脳メカニズム」の節を全面的に改訂 ・5章:「視知覚」の節に,「盲点」に関する記述・図版を追加 ・6章:「脳損傷と高次機能の障害」の節に,「失名辞失語」「言語の半球優位と半球間抑制機能」の項を追加 ・7・8章:DSM-5に基づき,一部の記述を見直し ・10章:一部トピックを改変,トピック「デフォルトモードネットワーク」「人工知能」追加 Ⅰ こころのありか 1章 心理学の視点(鹿取廣人,渡邊正孝)  2章 行動の基本様式(鹿取廣人,鳥居修晃)  3章 発達―環境と遺伝(鹿取廣人,斎賀久敬,石垣琢麿) II こころのはたらき 4章 学習・記憶(篠原彰一,斎賀久敬,渡邊正孝,河内十郎) 5章 感覚・知覚(鳥居修晃,下條信輔,河内十郎,重野 純,鹿取廣人,杉本敏夫) 6章 思考・言語(杉本敏夫,斎賀久敬,鹿取廣人,河内十郎) 7章 動機づけ・情動(金城辰夫,鹿取廣人,石垣琢麿) 8章 個人差(金城辰夫,丹野義彦,鹿取廣人,石垣琢麿) 9章 社会行動(斎賀久敬,安藤清志,末永俊郎,鹿取廣人,鳥居修晃) III こころの探求 10章 心理学の歴史(末永俊郎,杉本敏夫,鹿取廣人,鳥居修晃,河内十郎,渡邊正孝,長谷川寿一)

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No.9
67

心理学の各分野の101の重要タームを網羅。大学時代に履修した心理学を教養として学び直せる一冊です。 心理学の各分野の101の重要タームを網羅。知れば人生をより豊かにする心理学の「礎」を知ることができます。大学時代に履修した心理学を教養として学び直せる一冊です。 大学の教養過程で学ぶ心理学を101の重要タームごとに解説。 心理学の教養を深め、知性を刺激し、人間性を涵養する一冊! 「なぜ買い占めは起きてしまうのか?」 「リーダーに必要な資質とは何か?」 「『自分ならできる!』という気持ちの高め方とは?」 その答えがこの一冊でわかります!! そして、ビジネス、人材教育、子育てなど、人生のさまざまな場面で応用できる、心理学の教養を身につけることができます。 心理学の「脳・感覚・知覚」「認知」「学習」「社会」「発達」「自己」「臨床」「調査・統計解析」の各分野から重要タームを厳選し、公認心理師や臨床心理士が編集・監修を手掛けました。 解説では各タームの学術的な定義を説明し、ワンポイントレッスンでは、その知識を日常生活でどのように活用すべきかを解説しています。 この一冊で、ビジネス、人材教育、子育てなど、人生のさまざまな場面で応用できる、心理学の本物の教養を身につけることができます。 大学時代に一般教養科目として履修した心理学の授業は、実は知識と教養の宝庫。 せっかく学習したことを単位取得のためだけの勉強に留めておくのはもったいないと思いませんか? 本書では、「認知」「社会」「発達」などの基礎心理学から、「条件づけ」「メタ認知」「ステレオタイプ」「自閉症スペクトラム障害」といった押さえておきたいタームはもちろんのこと、 「臨床」分野からは、「社会的ひきこもり」「児童虐待」「ラポール」「アサーション」といった近年話題となっている心理学タームまで網羅しています。 この一冊を通して、大学で学習した心理学が人生をより豊かにする心理学の教養となります。 心理学という学問を知る一冊目としておすすめです。 公認心理師試験対策や心理系大学院の入試対策としてもご活用ください。 【目次】 Chap.1 「脳・感覚・知覚」 ~心と体を司る機序を知る~ Chap.2 「認知」 ~思考や行動をコントロールする働きを知る~ Chap.3 「学習」 ~経験を通して学ぶ仕組みを知る~ Chap.4 「社会」 ~人を動かすメカニズムを知る~ Chap.5 「発達」 ~心がどのように成長していくのかを知る~ Chap.6 「自己」 ~自分とは何かを知る~ Chap.7 「臨床」 ~心の構造と問題を知る~ Chap.8 「調査・統計解析」 ~心を客観的に捉える術を知る~ ■ Chap.1 脳・感覚・知覚 心と体を司る機序を知る 001 ニューロン 002 自律神経 003 失語症 004 高次脳機能障害 005 認知症 006 レム睡眠・ノンレム睡眠 007 図と地 008 錯視 009 奥行き知覚 010 仮現運動 011 ストループ効果 012 選択的注意 ■ Chap.2 認知 思考や行動をコントロールする働きを知る 013 短期記憶 014 長期記憶 015 プライミング 016 忘却 017 スキーマ 018 トップダウン処理・ボトムアップ処理 019 内言と外言 020 知能 021 推論 022 問題解決 023 フレーミング効果 024 批判的思考 025 潜在学習 026 目撃証言の信憑性 027 メタ認知 ■ Chap.3 学習 経験を通して学ぶ仕組みを知る 028 古典的条件づけ 029 オペラント条件づけ 030 強化・消去 031 般化 032 馴化 033 転移 034 潜在学習 035 試行錯誤 036 洞察 037 言語獲得装置 038 学習性無力感 039 応用行動分析 ■ Chap.4 社会 人を動かすメカニズムを知る 040 葛藤 041 社会的ジレンマ 042 帰属理論 043 ステレオタイプ 044 社会的促進 045 傍観者効果 046 ピグマリオン効果 047 単純接触効果 048 同調 049 服従 050 集団意思決定 051 認知的不協和理論 052 PM理論 ■ Chap.5 発達 心がどのように成長していくのかを知る 053 遺伝と環境 054 刷り込み 055 臨界期と敏感期 056 同化と調節 057 レディネス 058 愛着 059 モデリング 060 心の理論 061 自閉症スペクトラム障害 062 学習障害 063 ADHD 064 動機づけ 065 欲求の階層説 066 ソーシャルスキルトレーニング ■ Chap.6 自己 自分とは何かを知る 067 自己概念 068 自尊感情 069 自我同一性 070 ライフサイクル論 071 自己効力感 072 コーピング 073 弾力性 074 自伝的記憶 075 自己呈示 076 類型論・特性論 077 ビッグ・ファイブ ■ Chap.7 臨床 心の構造と問題を知る 078 局所論 079 構造論 080 防衛機制 081 傾聴 082 自動思考 083 ホメオスタシス 084 ナラティブセラピー 085 共感 086 ラポール 087 アサーション 088 グリーフワーク 089 社会的ひきこもり 090 バーンアウト 091 不登校 092 PTSD 093 児童虐待 ■ Chap.8 調査・統計解析 心を客観的に捉える術を知る 094 量的研究 095 質的研究 096 信頼性・妥当性 097 尺度水準 098 代表値 099 仮説検定 100 有意差 101 相関分析

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No.10
67
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No.13
64
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アドラー心理学を分かりやすく教えてくれる名著。この本を読むことで普段の悩みが嘘のようになくなった。他人と自分の課題を分離して考えて嫌われる勇気を持って生きることで社会のしがらむや無駄な人間関係に悩むことがなくなる。ぜひ悩める多くの人に手にとって欲しい書籍。
アドラー心理学をもとに、哲人が青年の悩みをヒアリングしながら教えを解く話。2人の会話がベースだから難しい心理学の内容も理解しやすい。極端な教えが多いけれど、自分の日常の悩みを軽くしてくれるし、この考えを持って生活すればより生きやすい自分に近づきそう。承認欲求で溢れる現代に疲れている人におすすめ!
No.15
63
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No.16
63

理解を促し楽しく学べる工夫が満載。基礎から応用まで心理学の世界の考え方・理論のエッセンスをコンパクトに解説。 誰もがもつ素朴な疑問から読み進められる構成で,WHITEBOARDやPOINTツール等,読んで・見て・考えながら学べる工夫が満載。基礎~応用まで広い心理学の世界を概観でき,それぞれの考え方・理論のエッセンスがつまったコンパクトな入門テキスト。 序 章 心は目に見えない─計量心理学 第1部 さまざまな心のとらえ方  第1章 目は心の一部である─知覚心理学  第2章 心は見えないが行動は見える      ─学習心理学  第3章 ヒトの心の特徴      ─進化心理学  第4章 心は脳のどこにあるのか      ─神経心理学  第5章 それぞれの人にそれぞれの心      ─個人差心理学 第2部 さまざまな心のメカニズム  第6章 心は機械で置き換えられるのか      ─認知心理学  第7章 ヒトは白紙で生まれてくるのか      ─発達心理学  第8章 感情はどのような役割を果たしているのか─感情心理学  第9章 いい人? 悪い人?─社会心理学 第3部 心の問題のとらえ方  第10章 なんだかいやな気持ち─ストレスと心の病気  第11章 発達の偏りと多様性─発達障害  第12章 心の問題へのアプローチ      ─アセスメントと支援

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No.17
63

1冊で学位 心理学

アラン ポーター
ニュートンプレス
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No.18
63

引用文献:p225~@

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No.19
63
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No.20
63

ヒルガードの心理学 第16版

スーザン・ノーレン・ホークセマ
金剛出版
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No.22
63
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No.24
62
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No.30
62
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No.32
62
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No.35
62

オレオレ詐欺、マインドコントロール、マジックにだまされるのは、あなたの脳が、あなたを裏切っているからだ。心理学者が解き明…

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No.39
62
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No.40
62
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No.41
62

初学者にも動物心理学の面白さが伝わるよう,また,大学一般教養の教科書としても使えるよう,十分厳選されたトピックで構成 扱うテーマは私たちの現代社会が直面している課題に関するものばかりです。動物研究を通して,動物とヒトとを比べることで,こころへの新しい視点が得られるはずです。初学者の関心に沿った構成,かつ大学の入門講義に必要なトピックを厳選しました。 序章 動物心理学のすすめ──こころの謎を動物たちと解いてみよう 1章 脳から探る──こころの基盤は脳なのだろうか?  Column①動物心理学の歴史 Column②動物実験倫理 2章 動物の多様性から探る──こころと脳の個人差はどう作られるのか?  Column③内分泌かく乱 3章 動物たちが見せる絆から探る──こころが通うとはどういうことか?  Column④動物の発達障害 Column⑤動物心理学研究で使うユニークな行動テスト 4章 動物の社会的葛藤から探る──ヒトはなぜ葛藤し,衝突するのか?  Column⑥不合理な行動で,不条理な世界を生き延びる 5章 動物の感覚・知覚から探る──彼らの感じている世界は我われと同じか?  Column⑦動物心理学研究で使う神経科学的手法 6章 動物の学習から探る──どのように学び,忘れるのか?  Column⑧行動薬理 7章 動物のこころの不調から探る──なぜ悩み,病むのか?  Column⑨ノーベル賞と動物心理学 Column⑩動物心理学はSDGsにどう貢献しうるか?

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No.42
62
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No.45
62
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No.47
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環境心理学〈上〉原理と実践

ロバート ギフォード
北大路書房

次代の環境心理学のグローバルスタンダード。欧米の環境心理学の教育プログラムにおいて高い評価を得ている。日本においても,より多くの人が興味をもち,人間と環境が関わる全ての分野に多大な示唆を与えることが期待される。 本書は欧米における環境心理学の教育プログラムにおいて,専攻する学生,主として大学院生が必ず読むべき基本書として指定され,現在の環境心理学の領域を包括的にカバーした教科書である。本書が環境心理学に興味のある人を増やし,人間と環境が関わるすべての分野の人々に対して多大な示唆を与えてくれることを期待する。

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No.48
62

環境心理学 下―原理と実践

ロバート ギフォード
北大路書房

次代の環境心理学のグローバルスタンダード,待望の上下巻完結。本巻では都市・住居・教室・オフィスなど身近な環境を扱う。心理学にとどまらず,建築学・人間工学・教育学など,人間−環境系をより精緻に理解するために。 環境心理学はこころのはたらきを仲介とした人と環境の結びつき,相互作用を探求する学際的な学問であり日々進展している。そのような中,本書は現在の環境心理学の領域を包括的にカバーした定評のある基本テキスト。好評の上巻に続いて,下巻では都市,住居,教室,オフィスといった身近に接する環境を取り上げ詳説する。

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No.51
62

心理学検定 公式問題集 2023年版

一般社団法人日本心理学諸学会連合 心理学検定局
実務教育出版
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No.52
62

読むとはこと。書くとはこと。認知心理学の知見を解きほぐして、文章と心の関係に迫る。 文章を読み書きする時,頭の中では何がおこっているのか。読む・書く時の心のしくみについて知り,どうやって読む・書く力をつけたらよいのかを考える。従来のハウツー本とは違い,読み書きの知識が自然に身につけられる。 読むとはこと。書くとはこと。 認知心理学の知見を解きほぐして、文章と心の関係に迫る。 題名をみて「国語の参考書か入試攻略本かな」と思う人がいるかもしれない。本書は,文章を読んだり書いたりする時に,頭の中で何がおこっているのか,読む・書く時の心のしくみについて知ってもらうための本である。この本を読むことで読む時書く時に,自分の心を見つめるまなざしが変わってくるはずだ。 序章 読者のみなさんに伝えたいこと 「読むこと」「書くこと」のしくみを理解し読み書きの楽しさを知ろう  ・今からでも遅くない読解力と作文力アップ  ・しくみをわかる  ・心の中に辞書がある  ・読むことは対面交通  ・この本の構成 1章 読むことはつなぐこと 1 文から文章へとつなぐ  ・分けるとつなぐ  ・読みは組み立て作業か? 2 文を読むためのルール  ・知識が決め手  ・読んだことを活用する  ・推測のルールみつけ  ・ルールで学ぶ単語と漢字 3 文をつなぐ推論をしよう  ・さまざまな橋渡し  ・つなぐことのむずかしさ 4 埋め込まれた手がかりに注意しよう  ・シグナルとしての接続詞  ・挿し絵や図のはたらき 5 文章構造の知識を使う  ・予想を導く  ・まとまりを与える 6 読むことのコツ  ・読みの方略  ・要約の作り方 2章 理解を確かめる 1 自分の理解を評価する  ・理解をチェック  ・評価の観点  ・わかったつもりが邪魔をする 2 批判的読みをマスターする  ・疑う者は救われる  ・批判的読みを助けるモデル  ・別の視点がないかを考えよう  ・手がかりの言葉に目をつける  ・多様な解釈にも正誤がある 3章 書くことは気づくこと 1 作文の過程とは  ・書くという問題解決  ・書く過程を解剖する  ・行ったり来たりの過程 2 プラニングのコツ  ・プラニングのスタイル  ・書き出しで悩まない  ・道具の活用  ・具体的な表現選び 3 推敲は診断  ・推敲の達人  ・ズレを感じたら原因を診断しよう  ・人にうまく頼る 終章 「読み方上手」「書き方上手」になろう  ・この本を読み終えるにあたって  ・「苦手よ,さらば」  ・3つの「変える」

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No.53
62

心理学の基本ともいえる「実験心理学」のエッセンスを初学者にもわかりやすく紹介、心理学の基本用語や基礎知識も幅広く網羅 心理学の基本ともいえる「実験心理学」のエッセンスを初学者にもわかりやすく紹介、心理学の基本用語や基礎知識も幅広く網羅 実験データを基礎にして「心」という抽象的なものの仕組みを解明しようとする心理学の基礎領域、実験心理学。心理学初学者にもそのエッセンスをわかりやすく紹介するため、「実験」の解説には、読者が容易に実験内容を理解できるよう図表を多用、丁寧な解説を付す。また、心理学の基本用語や基礎知識を幅広く網羅し、心理学をしっかりと身につけられるよう工夫が凝らされている。公認心理師試験の基礎領域の勉強に大いに役立つと好評を得ているものをさらに充実させ改訂 1章:心理学のプロフィール  2章:感覚  3章:知覚  4章:学習  5章:記憶と忘却  6章:認知  7章:情緒・動機づけ  8章:発達  9章:性格

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No.54
62

大学で心理学を学ぶということ 心理の仕事 社会人入学を考えているあなたへ 心理学って何だろう? 心理学者ってどんな人? 心理学は科学なの,哲学なの,医学なの? 心理学を学ぶとどうなるの? 心理学を学ぶにはどうしたらいいの Webで学ぶ心理学 本で学ぶ心理学:どんな本を読めばよいのだろう?

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No.59
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人格心理学 (放送大学教材)

大山泰宏
放送大学教育振興会
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No.61
62

本書を理解するための脳の基礎知識 痛みは感情 痛みという内的体験 痛みの修飾と共感 痛みの性差と月経周期 新生児の痛みへの理解とその影響 アロマセラピーは痛みを癒すか リラクセーションがもたらす癒し なぜ他者の痛みを癒そうとするのか 痛みに強い脳をつくる

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No.63
62
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No.64
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生理心理学誕生の歴史的経緯から,研究法の基礎的内容までを重点的に解説。動物実験も含めた脳と行動の関係,および身体各部位の生体反応の計測技術と解析方法について詳述する。生理心理学の基礎的知見と研究方法についての体系的理解を得るために,網羅性を担保しており,国家資格試験の試験対策としても好適。 ◆第I巻の主な目次 第1部 生理心理学とは何か  第1章 生理心理学の歴史  第2章 脳科学としての生理心理学研究法 第2部 脳と行動の研究法(動物実験)  第3章 脳への操作による心理・行動研究  第4章 脳の直接的操作  第5章 脳と行動の遺伝子操作  第6章 動物を用いた脳の組織学的研究法 第3部 生体反応の計測技術1:中枢反応  第7章 中枢活動1:脳波  第8章 中枢活動2:脳イメージングの技法 第4部 生体反応の計測技術2:末梢反応  第9章 心臓循環器系  第10章 呼吸器活動  第11章 温熱系  第12章 視覚-運動系  第13章 骨格筋系  第14章 生化学的指標 まえがき 第Ⅰ巻の編集者を代表して 第1部 生理心理学とは何か  第1章 生理心理学の歴史   1節 生理心理学の誕生と隣接領域の展開    1.生理心理学の誕生    2.生理心理学の隣接領域における主な展開    3.生理心理学の展開と境界設定   2節 20世紀の到達点と今後の課題    1.現在の生理心理学    2.これまでの到達点    3.生理心理学のこれからの展開と課題    4.今後の生理心理学の道筋  第2章 脳科学としての生理心理学研究法   1節 生理心理学研究法の基礎知識    1.生理心理学と精神生理学の考え方   2節 神経系の構造    1.中枢神経系(CNS)    2.末梢神経系(PNS)    3.髄膜と脳室系   3節 ニューロンの構造と活動電位    1.ニューロンの構造    2.活動電位の発生メカニズム    3.活動電位の伝導   4節 シナプスにおける情報伝達と神経伝達物質    1.シナプスにおける情報伝達    2.神経伝達物質   5節 発達的観点:経験・記憶・発達の神経メカニズム    1.生理心理学と発達的観点    2.発達とは    3.発達的心理生物学的システム論    4.発達と環境:経験の効果    5.経験と遺伝子発現(記憶のメカニズム) 第2部 脳と行動の研究法(動物実験)  第3章 脳への操作による心理・行動研究   1節 古典的条件づけ    1.古典的条件づけの手続き    2.古典的条件づけと神経活動   2節 オペラント条件づけ    1.オペラント条件づけの強化スケジュール    2.オペラント条件づけと神経活動    3.オペラント条件づけと機能的脳部位    4.ニューラルオペラント   3節 空間学習    1.対象空間の規模    2.場所同定のための手がかり    3.認知地図    4.空間学習と関連する脳領域   4節 社会的学習    1.社会行動を動物で研究する意義    2.社会的手がかりを与える対象(他個体の提示)    3.利用可能な感覚情報    4.単体で行う学習課題と同様の課題を他個体の存在下で行う事態    5.向社会的行動(援助行動)    6.観察学習,モデリング    7.ミラーニューロン  第4章 脳の直接的操作   1節 損傷法    1.不可逆的損傷    2.可逆的損傷    3.脳定位手術   2節 電気刺激法    1.電気刺激法の目的別分類    2.電気刺激法の技術   3節 薬理的刺激法  第5章 脳と行動の遺伝子操作   1節 行動と遺伝子   2節 遺伝子改変技術   3節 遺伝子改変動物の行動研究  第6章 動物を用いた脳の組織学的研究法   1節 生理心理学における組織学的研究法    1.生理活性物質の局在を組織学的に見る方法    2.ニューロンの活動を組織学的に見る方法   2節 標識追跡法    1.順行性追跡    2.逆行性追跡    3.双方向性追跡    4.ウイルスによる感染を用いた標識    5.経シナプス性追跡    6.固定標本における技法   3節 脳活動の測定法    1.ニューロン活動の記録    2.化学的活動の記録法(マイクロダイアリシス法)   4節 内分泌系の測定    1.血中濃度測定    2.測定法   5節 脳画像を読む    1.脳解剖の基礎知識    2.画像の基礎知識    3.脳画像(MRI)の評価・解析法    4.基本的な画像の見かた:脳部位の同定   6節 初めて脳画像を見る人のために    1.脳の座標系    2.脳の断面の画像    3.解剖学での方向・軸に関する用語    4.脳領域の名称    5.MRICron 第3部 生体反応の計測技術1:中枢反応  第7章 中枢活動1:脳波   1節 脳波基礎律動    1.脳波の特徴    2.脳波の発生メカニズム    3.脳波記録法    4.脳波解析    5.健常成人の脳波に関する最近の知見    6.Fmθ   2節 事象関連電位の測定と解析    1.概要    2.ERPの測定    3.ERP波形の算出    4.ERPの解析  第8章 中枢活動2:脳イメージングの技法   1節 Functional MRI    1.BOLD効果    2.fMRIによる脳活動の測定と解析    3.fMRIの特徴    4.fMRIの解釈    5.fMRIの応用   2節 VBM・DTI    1.磁気共鳴の原理と核磁気共鳴画像    2.磁気共鳴画像装置(MRI装置)    3.ボクセルベース形態計測    4.拡散テンソル画像法   3節 fNIRS    1.はじめに    2.計測原理    3.装置構成    4.測定    5.解析   4節 MEG    1.脳磁図とは    2.脳磁図の計測    3.脳磁図の解析    4.脳磁図の生理心理学への応用    5.脳磁図の問題点と将来   5節 PET    1.はじめに    2.PETの計測原理と装置    3.PETによる脳機能計測    4.多彩なPETプローブとその応用    5.まとめ   6節 経頭蓋磁気刺激    1.経頭蓋磁気刺激の原理    2.脳機能計測法としてのTMSの特徴    3.反復磁気刺激    4.経頭蓋電気刺激 第4部 生体反応の計測技術2:末梢反応  第9章 心臓循環器系   1節 心電図    1.心臓活動の概観    2.自律神経系による支配    3.測定法・測定原理    4.研究事例    5.むすび   2節 脈波    1.はじめに    2.光電式容積脈波の基本    3.実場面における光電式指尖容積脈波の測定    4.脈波測定の展開   3節 血圧    1.はじめに    2.心臓血管系の基礎    3.血圧の基礎    4.血圧の測定法    5.典型的な血圧反応(血圧反応の見方)  第10章 呼吸器活動   1節 呼吸の生理学    1.呼吸活動の機序    2.呼吸の調節機構(化学性調節・神経性調節・行動性調節)    3.メカニカルな調節機構    4.呼吸活動の測定方法   2節 呼吸リズム解析の正常・異常    1.胸部-腹部呼吸運動系の協調とゆらぎ    2.ダイナミカル・システムとしての呼吸運動システム    3.呼吸運動協調システムと生理心理    4.まとめ  第11章 温熱系   1節 発汗    1.皮膚と汗腺    2.発汗の分類    3.精神性の発汗と皮膚電気活動    4.EDAの特徴と定位反応    5.EDAの研究動向   2節 皮膚電気活動(EDA)    1.EDAの分類    2.EDAの測定   3節 体温    1.体温調節の概略    2.体温調節機構    3.熱放散機構としての末梢循環    4.末梢循環の測定    5.まとめ  第12章 視覚-運動系   1節 眼球運動    1.眼球運動の生理的基盤    2.眼球運動の種類    3.眼球運動の測定    4.眼球運動と認知過程   2節 瞳孔運動    1.瞳孔運動の生理的基盤    2.瞳孔運動の記録と分析    3.瞳孔と心的過程   3節 瞬目活動    1.瞬目活動の生理的基盤    2.瞬目活動の種類    3.瞬目の計測    4.瞬目の解析    5.従属変数としての瞬目と独立変数としての瞬目  第13章 骨格筋系   1節 筋電図法:筋電図計測技術・解析技法    1.骨格筋の組織学と生理学    2.筋電図の計測技術と解析技法   2節 動作解析:3D動作解析技術    1.3D動作解析とは    2.3D動作解析の種類    3.3D動作解析における位置の記述方法    4.3D動作解析の将来性   3節 活動量・アクチグラフの原理,リズム解析    1.アクチグラフの原理  第14章 生化学的指標   1節 概論    1.ストレスに対する生理学的な反応    2.各指標の概観   2節 内分泌系指標    1.唾液の採取法    2.コルチゾール    3.性ホルモン    4.唾液中ステロイドホルモンの測定法:ELISA   3節 自律神経系指標    1.カテコールアミン(アドレナリン,ノルアドレナリン)    2.カテコールアミンに代わるANSあるいはそれに関連する指標    3.質量分析   4節 免疫系指標    1.免疫系の概略    2.リンパ球サブセット    3.サイトカイン    4.C反応性蛋白(CRP)    5.唾液中分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)    6.血中免疫指標の計測手法   5節 各指標を利用する際の留意点    1.実験前の制限事項や留意事項    2.実験の時間帯    3.唾液検体を扱う際の留意点    4.生化学的指標の利用に向けて コラム①:生理心理学の始祖 ハンス・ベルガー コラム②:electroencephalogram, electroencephalograph, electroencephalography 引用文献・参考文献 索引 監修者のことば

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感情・情動,認知,社会・健康,睡眠,犯罪,スポーツ領域における最新の成果を示し,当該領域での測定技術および解析について詳述。 応用的知見として心理学各領域への適用を扱う。感情・情動,認知,社会・健康,睡眠,犯罪,スポーツ領域における最新の成果を示しつつ,必要に応じて基礎的知見にも言及。生理心理学的測定技術および解析について詳述することで,読者の理解を図る。また,本章で触れられなかった動物実験に関しては3つのコラムで補填。 ◆第Ⅱ巻の主な目次 第1 部 感情・情動  1 章 ネガティブ感情の精神生理学  2 章 ポジティブ感情の精神生理学  3 章 感情と表出活動  4 章 音楽と生理反応  5 章 感情と脳 第2 部 認知  6 章 知覚・注意・認知過程  7 章 刺激入力前・反応出力  8 章 瞬目・眼球運動・瞳孔  9 章 言語(ERP)  10 章 実作業場面における認知状態の評価 第3 部 社会・健康  11 章 社会的要因と精神生理  12 章 集団意思決定  13 章 精神神経内分泌免疫学と健康  14 章 社会的痛み  15 章 アレキシサイミア 第4 部 睡眠  16 章 睡眠と覚醒の調節機構  17 章 睡眠と覚醒の評価法  18 章 睡眠中の精神活動と情報処理  19 章 夜間睡眠と日中の眠気  20 章 睡眠と生物リズム 第5 部 犯罪  21 章 精神生理学的情報検出: 犯罪捜査におけるポリグラフ検査  22 章 中枢神経系での隠匿情報検査: 事象関連電位(ERP)  23 章 末梢系での虚偽検出法  24 章 衝動性  25 章 サイコパシー 第6 部 スポーツ  26 章 スポーツと脳科学  27 章 プレッシャー  28 章 リラクセーション  29 章 運動イメージ  30 章 スポーツと内分泌・免疫応答 まえがき 第Ⅱ巻の編集者を代表して 第1 部 感情・情動  1 章 ネガティブ感情の精神生理学   1 節.感情と精神生理学的反応    1.感情とは    2.実験室における方法論上の留意点   2 節.ネガティブ感情の精神生理学的特徴    1.ネガティブ感情喚起時の生理反応    2.ネガティブ感情の持続と反復   3 節 ネガティブ感情の制御    1.これまでの感情制御研究    2.ネガティブ感情の制御と精神生理学的反応    3.これからの感情制御研究  2 章 ポジティブ感情の精神生理学   1 節 ポジティブ感情研究の始まり   2 節 ポジティブ感情と自律神経系活動   3 節 ポジティブ感情と内分泌系活動    1.コルチゾール    2.オキシトシン    3.その他のホルモン   4 節 ポジティブ感情と免疫系活動    1.ナチュラルキラー細胞    2.炎症反応    3.分泌型免疫グロブリンA(Secretory Immunoglobulin A,s-IgA)   5 節 ポジティブ感情の精神生理学研究の新しい展開  3 章 感情と表出活動   1 節 表情筋    1.表情筋による感情の表現    2.表情筋の生理学的測定    3.感情状態との対応    4.他者の表情表出に対する表情筋活動   2 節 音声    1.音声表出活動の生理的基盤    2.音声表出活動の記述方法    3.感情音声の収集方法    4.感情音声の音響的特徴   3 節 目の動き    1.眼球運動    2.瞳孔    3.瞬目    4.涙  4 章 音楽と生理反応   1 節 音楽と感情   2 節 音楽による感情と末梢神経活動および脳活動   3 節 音楽による強烈な感情と末梢神経活動および脳活動   4 節 感情がもたらす生理反応に関する音楽と他種刺激の比較  5 章 感情と脳   1 節 はじめに   2 節 感情の評価に関わる扁桃体   3 節 快の評価に関わる側坐核   4 節 感情に伴う行動・生理反応を喚起する視床下部・脳幹   5 節 感情を制御する前頭葉   6 節 感情を調整する小脳   7 節 おわりに 第2 部 認知  6 章 知覚・注意・認知過程   1 節 視覚    1.はじめに    2.空間位置への注意:P1・N1 の調節    3.特徴への注意:SN    4.一過性の注意の焦点化:N2pc    5.作業記憶の保持:CDA    6.予測に基づく逸脱事象の検出:vMMN    7.おわりに   2 節 聴覚    1.はじめに    2.選択的注意とHillyard のパラダイム    3.聴覚認知過程を反映するERP 成分    4.Näätänen のパラダイムと記憶痕跡モデル    5.まとめ   3 節 体性感覚・多感覚    1.体性感覚情報処理とERP    2.多感覚情報処理とERP  7 章 刺激入力前・反応出力   1 節 刺激入力前 CNV・SPN    1.刺激入力前における脳活動の測定(脳波緩電位成分)    2.随伴性陰性変動    3.非運動成分としての刺激先行陰性電位    4.SPN を測定するための実験パラダイム    5.CNV・SPN 測定時に考慮すべき点    6.SPN の分析方法    7.SPN の機能的意義(知覚か情動か?)    8.SPN の神経基盤    9.刺激前入力・SPN 研究の展望   2 節 反応出力に関わるERP 成分    1.反応準備や抑制に関わるERP 成分    2.エラー反応後に生じるERP 成分    3.反応関連ERP の応用とその貢献  8 章 瞬目・眼球運動・瞳孔   1 節 瞬目と認知活動   2 節 眼球運動と認知活動   3 節 瞳孔と認知活動   4 節 視覚運動系と認知活動  9 章 言語(ERP)   1 節 言語関連ERP の発見   2 節 意味と統語の区別   3 節 文処理過程とERP    1.ELAN(N125)    2.局所的LAN/ 一過性LAN   4 節 日本語のERP 研究    1.日本語とN400    2.日本語とP600   5 節 おわりに  10 章 実作業場面における認知状態の評価   1 節 はじめに   2 節 覚醒水準や心的疲労の評価   3 節 心的作業負荷の評価   4 節 特定の認知処理に対する資源配分の評価   5 節 おわりに 第3 部 社会・健康  11 章 社会的要因と精神生理   1 節 対人要因と心臓血管反応    1.導入    2.心臓血管系精神生理学の問題点    3.ストレスを増大させる対人要因    4.ストレスを緩和する対人要因    5.心臓血管反応説明モデルに照らした解釈    6.今後の展望   2 節 社会的感情と中枢神経活動    1.中枢神経系を指標とした怒りの研究    2.接近動機づけと左前頭外側部の活性化    3.怒り特性と接近動機づけ    4.左前頭部の活動抑制と怒りの反応    5.中枢神経系と自律神経系の同時計測    6.共感の中枢活動    7.今後の展望  12 章 集団意思決定   1 節 はじめに    1.行動モニタリング    2.行動結果の評価を反映するERP   2 節 社会的状況における行動結果の評価    1.他者との課題の遂行における行動結果の評価    2.集団意思決定に伴う結果の評価    3.他者との意見の葛藤   3 節 おわりに  13 章 精神神経内分泌免疫学と健康   1 節 ストレスと精神神経内分泌反応    1.アロスタティック負荷    2.ストレスとコルチゾール    3.まとめ   2 節 疲労研究と精神神経内分泌免疫学(PNEI)    1.疲労研究概況    2.疲労の定義,評価方法    3.疲労のメカニズムとPNEI    4.疲労研究の最新の動向    5.疲労とPNEI の応用研究  14 章 社会的痛み   1 節 社会的痛みとは?   2 節 社会的痛みの神経機序    1.オピオイド    2.前部帯状回と前島   3 節 社会的痛みの個人差   4 節 社会的痛みの制御   5 節 社会的痛みとサポート   6 節 社会的痛みの進化論的考察   7 節 痛みの心身共有機序を超えて  15 章 アレキシサイミア   1 節 アレキシサイミア概念の成り立ちと測定   2 節 感情認知に関する実験研究   3 節 精神生理学的な実験研究    1.Hyper-arousal theory を支持する実験研究    2.Hypo-arousal theory を支持する実験研究    3.近年の精神生理学的実験研究の動向    4.脳内基盤に関する実験研究 第4 部 睡眠  16 章 睡眠と覚醒の調節機構   1 節 睡眠の測定法    1.睡眠研究の歴史    2.脳波による睡眠判定    3.ヒトの睡眠経過    4.レム睡眠と夢    5.レム睡眠とノンレム睡眠の切替え機構    6.ノンレム睡眠の恒常性維持機構   2 節 内因性睡眠物質    1.PGD2 による睡眠誘発    2.PGD2 誘発睡眠の情報伝達系    3.生理的な睡眠調節におけるPGD2・アデノシン系の重要性    4.新たな睡眠中枢としての側坐核の同定  17 章 睡眠と覚醒の評価法   1 節 睡眠の評価法    1.はじめに    2.主観的評価    3.睡眠日誌と活動量の測定   2 節.覚醒と眠気の評価法    1.はじめに    2.睡眠潜時反復検査    3.覚醒維持検査    4.行動版覚醒維持検査法    5.エプワース眠気尺度    6.Kalorinska Drowsiness Test    7.α波減衰テスト    8.Pupillographic Sleepiness Test    9.精神運動ヴィジランス課題    10.PERCLOS    11.Johns Drowsiness Scale    12.主観的評価法  18 章 睡眠中の精神活動と情報処理   1 節 夢の精神生理    1.夢の科学的検討    2.レム睡眠中とノンレム睡眠中の夢    3.レム睡眠中の生理現象と夢    4.急速眼球運動に伴う視覚情報処理と夢    5.まとめ   2 節 睡眠と記憶    1.はじめに    2.記憶の種類    3.ノンレム睡眠,レム睡眠と記憶    4.理論モデル    5.シナプス恒常性仮説    6.二元プロセス仮説    7.逐次仮説    8.能動的システム定着仮説    9.最後に  19 章 夜間睡眠と日中の眠気   1 節 睡眠削減と睡眠延長    1.睡眠時間の削減と心身の健康    2.睡眠時間の削減が認知機能に与える影響    3.日本人の睡眠時間    4.睡眠時間延長の効果   2 節 日中の眠気と仮眠    1.日中の眠気    2.仮眠の効果  20 章 睡眠と生物リズム   1 節 生物リズム    1.生物リズムとは    2.サーカディアンリズム    3.生物時計の所在    4.光受容器    5.光への反応    6.脱同調    7.生理心理学・精神生理学における生物リズムの意義   2 節 睡眠の発達・性差    1.睡眠の発達的変化    2.睡眠の加齢変化    3.クロノタイプの変化    4.睡眠の性差 第5 部 犯罪  21 章 精神生理学的情報検出: 犯罪捜査におけるポリグラフ検査   1 節 隠匿情報検査とは   2 節 日本の犯罪捜査におけるCIT の実際   3 節 CIT の理論   4 節 CIT の正確性   5 節 ポリグラフ検査の周辺    1.CIT 以外のポリグラフ検査法    2.日本の特色    3.研究と実践    4.おわりに  22 章 中枢神経系での隠匿情報検査: 事象関連電位(ERP)   1 節 はじめに   2 節 ERP を用いたCIT    1. 検査手続き    2. 典型的な結果    3. P300 振幅の計測    4. 検査の正確性   3 節 犯罪捜査への応用に向けた研究    1. カウンターメジャー対策    2. 自律神経系反応との組み合わせ   4 節 検査中の認知過程に関する研究    1. 記銘時の状態の効果    2. 隠蔽の意図の効果   5 節 fMRI を用いた基礎研究とERP   6 節 まとめと今後の展望  23 章 末梢系での虚偽検出法   1 節 皮膚電気活動系    1.はじめに    2.CIT におけるSCR の特徴    3.解析方法    4.CIT の心理学的機序と生理学的機序    5.中枢神経系指標とEDA の同時計測の研究    6.判定指標としてのSCR    7.SCR に影響を及ぼす要因    8.展望   2 節 呼吸系    1.呼吸の測定    2.CIT 時の呼吸反応    3.展望   3 節 心臓血管系    1.緒言    2.指標および測度    3.解析方法    4.心臓血管系反応の生起メカニズム    5.展望  24 章 衝動性   1 節 衝動性とは何か   2 節 運動制御に関わる衝動性   3 節 報酬感受性にかかわる衝動性   4 節 衝動性と遺伝子との関連性    1.衝動性と遺伝子多型    2.衝動性とセロトニン    3.衝動性とドーパミン    4.トリプトファン急性枯渇法   5 節 むすび  25 章 サイコパシー   1 節 サイコパシーと犯罪    1. サイコパシーの特徴    2. サイコパスと犯罪者   2 節 サイコパシーと虚偽検出    1. 対照質問法    2. 隠匿情報検査   3 節 サイコパシーと末梢神経系の活動    1. 定位反応    2. 防御反応   4 節 サイコパシーと事象関連電位    1. 注意    2. 感情的評価    3. 行動制御 第6 部 スポーツ  26 章 スポーツと脳科学   1 節 スポーツにおける脳科学   2 節 スポーツパフォーマンスと脳活動   3 節 横断研究   4 節 縦断研究  27 章 プレッシャー   1 節 プレッシャーとは?   2 節 プレッシャーとパフォーマンスの関係   3 節 プレッシャーによるパフォーマンス低下の認知的説明   4 節 プレッシャーによる運動学的変化   5 節 プレッシャーによる動力学的変化   6 節 プレッシャーによる皮質脊髄路の興奮性の変化   7 節 プレッシャーによる視線行動の変化   8 節 実験研究の外的妥当性  28 章 リラクセーション   1 節 リラクセーションの概念    1.ストレスとリラクセーション    2.ストレスによる反応    3.リラクセーションの評価   2 節 スポーツとリラクセーション    1.身体運動によるリラクセーション    2.覚醒とパフォーマンス    3.覚醒とパフォーマンスに関係する要因   3 節 アスリートのリラクセーションの実践    1.アスリートが求めるリラクセーション    2.自律訓練法    3.漸進的弛緩法    4.呼吸法    5.バイオフィードバック法  29 章 運動イメージ   1 節 緒言   2 節 脳機能イメージング「前」の研究   3 節 脳機能イメージング「後」の研究   4 節 スキルレベルによる運動イメージ想起に伴う脳活動の違い   5 節 脳波を用いた運動イメージの研究   6 節 より効果的な運動イメージを描くための秘訣:PETTLEP   7 節 まとめ  30 章 スポーツと内分泌・免疫応答   1 節 はじめに:スポーツにおける精神神経内分泌免疫学概説-   2 節 スポーツの実施に伴う内分泌・免疫応答の生理学的特性    1.スポーツの実施に伴う内分泌応答    2.スポーツの実施に伴う免疫応答    3.まとめ-スポーツ心理学的指標としての内分泌・免疫応答   3 節 スポーツと内分泌・免疫応答に関連した研究動向    1.スポーツにおける主要なマーカー:コルチゾールの生理学的特性    2.起床時コルチゾール反応を用いた慢性ストレスに関する研究    3.競技不安に関連した研究    4.身体活動と生理心理学的ストレス反応に関する研究    5.オーバートレーニング症候群(Over Training Syndrome;OTS)に関する研究    6.スポーツ活動に伴う免疫応答:s-IgA を中心として   4 節 スポーツにおけるPNEI 指標を用いた研究の意義と展望    1.『こころ』か,『からだ』か    2.非侵襲的検査の展望 コラム①:ラットの援助行動 コラム②:恐怖と時間知覚 コラム③:ラットを用いた心的外傷後ストレス障害(PTSD)モデル 引用文献・参考文献 索引 監修者のことば

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ワーキングメモリ,デフォルトモードネットワークを中心に脳のはたらきに関する最新研究を紹介。発達・教育・臨床領域への展開も。 第1部ではワーキングメモリや今後研究の進展が期待されるデフォルトモードネットワークを中心に,脳のはたらきに関する最新の研究成果を紹介。第2部以下では発達・教育・臨床各領域への展開として,乳幼児の前頭葉の発達,読み書き処理と脳活動,統合失調症における脳波研究,ADHDにおける注意機能と実行機能などを扱う。 ◆主な目次 ●第1部 ワーキングメモリとかかわる脳のはたらき 1章 言語性ワーキングメモリと脳 2章 視覚性ワーキングメモリと脳 3章 ワーキングメモリと注意:ERPからのアプローチ 4章 色の認知・記憶と脳 5章 自己と脳 6章 視覚的注意と脳 7章 心的イメージと視覚性ワーキングメモリ 8章 ワーキングメモリネットワークとデフォルトモードネットワーク 9章 デフォルト・モード・ネットワークと瞬き 10章 安静状態脳活動と心理機能 ●第2部 発達・教育領域への展開 11章 乳幼児期における前頭葉機能の発達 12章 視線から探る乳児の心 13章 眼球運動と認知 14章 文字列の初期処理と読みの学習・発達・障害 15章 読み書き処理と脳活動 16章 暴力的ゲームにおける生理心理学的影響 17章 胎児期・乳幼児期のストレスとストレス応答 ●第3部 臨床領域への展開 18章 統合失調症における自己の障害 19章 統合失調症における聴知覚処理障害:脳波による病態理解から診断への応用 20章 自閉症スペクトラム障害におけるヒト認知 21章 自閉スペクトラム症の注意 22章 自閉スペクトラム症の聴覚特性と言語発達:MEGを用いた検討 23章 ADHDにおける注意機能と実行機能 24章 視覚障害者の脳波とイメージ想起による変動 25章 重症心身障害への生理心理学的アプローチ まえがき 刊行に添えて 第Ⅲ巻の編集者を代表して 第1部 ワーキングメモリとかかわる脳のはたらき  1章 言語性ワーキングメモリと脳   1節 はじめに   2節 ワーキングメモリの成立の背景    1.マルチコンポーネントモデル   3節 言語について    1.言語の進化と脳    2.言語の発達と脳   4節 言語処理を担う脳    1.音韻処理を担う脳    2.意味処理を担う脳    3.文処理を担う脳   5節 言語性ワーキングメモリ    1.言語性ワーキングメモリと視空間性ワーキングメモリ    2.音韻ループのモデル   6節 言語性ワーキングメモリを支える神経ネットワーク    1.音韻ループを支える神経基盤   7節 中央実行系を支える神経基盤   8節 フォーカス語に注目した言語性ワーキングメモリ研究   9節 経頭蓋直流電気刺激法を用いた検討   10節 おわりに  2章 視覚性ワーキングメモリと脳   1節 視覚性ワーキングメモリの心理学的特徴    1.視覚性ワーキングメモリの容量制約    2.視覚性ワーキングメモリ容量の単位    3.視覚性ワーキングメモリと高次認知機能    4.視覚性ワーキングメモリの発達   2節 視覚性ワーキングメモリの神経科学的特徴    1.単一細胞記録から見た視覚性ワーキングメモリ    2.ヒトの視覚性ワーキングメモリの脳機序(fMRIとTMSによる検討)    3.視覚性ワーキングメモリ容量の脳機序(ERPによる検討)    4.脳神経活動の同期と視覚性ワーキングメモリの容量制約    5.視覚性ワーキングメモリと注意    6.目の前に存在する物体に対する視覚容量の制約   3節 まとめと展望  3章 ワーキングメモリと注意:ERPからのアプローチ   1節 ワーキングメモリモデル    1.Baddeley & Hitchのワーキングメモリモデル    2.ワーキングメモリモデルの発展    3.ワーキングメモリと注意   2節 ワーキングメモリ容量の個人差   3節 注意課題とワーキングメモリ容量の関係    1.反応抑制課題とワーキングメモリ容量    2.ワーキングメモリ容量における目標維持と反応抑制    3.両耳分離聴課題とワーキングメモリ容量    4.まとめ   4節 ワーキングメモリ容量の個人差とERP    1.課題関連刺激に注目した研究    2.聴覚妨害刺激に対する研究   5節 視空間ワーキングメモリのトレーニング効果の領域性    1.ワーキングメモリのトレーニング    2.ERPによるWMトレーニング効果の検討   6節 今後の展望  4章 色の認知・記憶と脳   1節 色の知覚   2節 カテゴリカル色知覚    1.色名とカテゴリー    2.実験パラダイム    3.カテゴリカル色知覚の神経基盤    4.文化差    5.新たなカテゴリーの獲得    6.まとめ   3節 色の記憶    1.色記憶の特徴    2.色のワーキングメモリ    3.色記憶の神経基盤  5章 自己と脳   1節 自己認識とその変容   2節 身体的自己とその認知神経基盤    1.身体保持感の脳内基盤    2.行為の主体感とその脳内神経基盤   3節 心的自己とその認知神経基盤    1.自己表象の認知的性質    2.心的自己表象に関わる脳領域   4節 統合された自己  6章 視覚的注意と脳   1節 見えの意識と視覚的注意   2節 空間的注意課題と局所的な脳活動   3節 空間的注意課題とネットワークとしての脳活動   4節 時間的注意課題と脳活動   5節 おわりに  7章 心的イメージと視覚性ワーキングメモリ   1節 はじめに    1.心的イメージとは    2.心的イメージと脳活動    3.心的イメージの計算論モデル    4.心的イメージと視覚性ワーキングメモリ   2節 視覚性ワーキングメモリ    1.視覚性ワーキングメモリ    2.視覚性ワーキングメモリとCDA   3節 心的イメージと視覚性ワーキングメモリ    1.文字イメージ課題    2.文字イメージ課題中のCDA    3.心的イメージと視覚性ワーキングメモリを支える脳内処理  8章 ワーキングメモリネットワークとデフォルトモードネットワーク   1節 はじめに   2節 ワーキングメモリネットワーク(WMN)    1.WMNの概観    2.中央実行系機能   3節 デフォルトモードネットワーク(DMN)    1.DMNの概観    2.DMNとマインドワンダリング    3.DMNのマインドワンダリング以外の活動    4.DMNの活動の低下と課題によって誘発された活動の低下   4節 WMNとDMNの関係    1.WMNとDMNの競合    2.WMNとDMNの協調    3.WMNとDMNの競合と協調のダイナミックな変化    4.ネットワークの機能的異質性    5.WMNとDMN間の切り替え   5節 WMNとDMNの障害  9章 デフォルトモードネットワークと瞬き   1節 デフォルトモードネットワーク    1.デフォルトモードネットワークの発見    2.デフォルトモードネットワークの機能   2節 自発性瞬目    1.自発性瞬目の機能    2.瞬きと分節化:映像観察時の瞬きの研究   3節 デフォルトモードネットワークと瞬き   1.注意解除の神経メカニズム   2.映像観察時の瞬きに伴う脳活動変化   3.デフォルトモードネットワークの新たな機能  10章 安静状態脳活動と心的機能   1節 内因性脳活動の生理学的理解    1.内因性脳活動とそのパターン    2.内因性脳活動の状態差と個人差    3.内因性脳活動の操作    4.内因性脳活動の生理学的研究の心理学的意義   2節 内因性脳活動と認知能力,性格特性,精神疾患との関連    1.認知能力との関連    2.性格特性との関連    3.精神疾患との関連    4.内因性脳活動と性格特性等との関連を検討した研究の心理学的意義   3節 安静-刺激相互作用    1.内因性脳活動と意思決定との関連    2.刺激提示前の安静状態脳活動と刺激との関連    3.安静刺激相互作用研究の心理学的意義   4節 安静状態脳活動研究の限界と留意点    1.安静時の心的状態    2.安静状態脳活動の統制   5節 おわりに 第2部 発達・教育領域への展開  11章 乳幼児期における前頭葉機能の発達   1節 前頭前野とその発達   2節 実行機能とその発達   3節 乳児期の実行機能とその脳内基盤   4節 幼児期の実行機能とその発達   5節 社会的認識とその脳内機構   6節 今後に向けて  12章 視線から探る乳児の心   1節 乳児の視線計測の重要性   2節 乳児の眼球運動計測の基礎   3節 視線から覗く乳児の心   4節 心の起源を知るツールとしての視線の利用    1.乳児の視覚    2.乳児の学習    3.乳児の認知    4.視線計測技術の発展がもたらした乳児研究に対する新たな期待  13章 眼球運動と認知   1節 認知研究の指標としての眼球運動   2節 眼球運動の制御系    1.脳幹の制御系    2.上丘におけるサッカードの表現    3.前頭眼野とサッカード   3節 顕在的注意と潜在的注意    1.潜在的注意とサッカード軌道の関連    2.サッカード軌道湾曲と抑制の時間特性   4節 注意のPremotor説   5節 むすび  14章 文字列の初期処理と読みの学習・発達・障害   1節 はじめに   2節 文字列N170の基本的性質と機能的意義    1.文字列に対する増強    2.左半球優位性と神経基盤    3.文字列N170に反映される処理   3節 文字列N170の発達的変化    1.文字列への感度と左半球優位性の発達過程    2.読み能力との関連性   4節 発達性ディスレクシアにおける文字列N170    1.文字列N170の発達・出現の非定型性    2.原因仮説とのリンク    3.診断と介入評価への応用   5節 まとめと今後の展望  15章 読み書き処理と脳活動   1節 はじめに    1.読むという行為    2.書くという行為    3.読み書きの認知と階層性   2節 読み処理と脳活動    1.文字に対する早期の視覚処理段階    2.視覚情報から音情報への変換    3.発話    4.まとめ   3節 書き処理と脳活動    1.視覚表象の形成    2.視覚表象から運動企画へ    3.書き出し    4.まとめ   4節 読み書きの困難と脳活動    1.発達性読み書き障害    2.読みの困難に関わる脳機能   5節 まとめ:読み書き処理への立体的なアプローチ  16章 暴力的ゲームにおける生理心理学的影響   1節 暴力的ゲーム研究の台頭と社会的背景   2節 一般的攻撃モデルと生理心理的研究    1.メディアに対する心拍数の変動要因    2.ゲーム遂行中の生理心理的反応:情動と認知    3.脱感作と事象関連電位    4.動機システム活性化特性の影響   3節 暴力的ゲーム経験と動機活性化特性が情動的反応に及ぼす影響    1.実験参加者間要因の測定    2.生理心理測定実験    3.結果    4.考察    5.終わりに  17章 胎児期・乳幼児期のストレスとストレス応答   1節 ストレス応答の生体機構   2節 PNEI指標を用いた代表的な研究   3節 発達とストレス応答    1.新生児期・乳児期のコルチゾール分泌    2.胎児期ストレスと出生後のストレス応答    3.乳幼児期のストレスとストレス応答   4節 おわりに 第3部 臨床領域への展開  18章 統合失調症における自己の障害   1節 自己感の区別   2節 作為体験   3節 幻聴   4節 セルフ・モニタリング仮説   5節 自己主体感の多層モデル:最適手がかり統合仮説   6節 予測エラー信号の失調:階層的ベイズモデル   7節 自己作用感の低下と過剰な内省  19章 統合失調症における聴知覚処理障害:脳波による病態理解から診断への応用   1節 はじめに   2節 誘発電位・事象関連電位    1.P50成分    2.聴覚性MMN成分    3.LDAEP    4.神経心理検査との関連と聴知覚訓練   3節 神経同期    1.安静時δ律動    2.安静時γ律動    3.ASSRパラダイムにおける誘発γ律動    4.課題関連γ律動   4節 脳波を用いたBiotype分類への応用  20章 自閉症スペクトラム障害におけるヒト認知   1節 自閉症スペクトラム障害(ASD)に見られる認知の背景   2節 視覚を手がかりとした認知    1.顔    2.運動視   3節 聴覚を手がかりとした認知    1.声    2.発話   4節 ヒト認知機能評価の展望  21章 自閉スペクトラム症の注意   1節 はじめに:ASD研究の流れ    1.ASD研究の流れ   2節 新奇性の検出    1.MMN/MMF    2.P300   3節 視覚的定位    1.ギャップ-オーバーラップ課題    2.注意解放の困難さ    3.注意解放の発達    4.ASDの注意解放の特徴のまとめ   4節 おわりに  22章 自閉スペクトラム症の聴覚特性と言語発達:MEGを用いた検討   1節 自閉スペクトラム症の聴覚情報処理過程に関する古典的研究    1.はじめに    2.行動的特徴   2節 MEGによる自閉スペクトラム症の聴覚研究    1.M100(N1m)を指標とした検討    2.MMF(MMNm)を指標とした検討    3.MEGを用いた自閉スペクトラム症の聴覚・言語研究  23章 ADHDにおける注意機能と実行機能   1節 ADHDとは    1.診断基準    2.神経基盤    3.神経心理学的評価    4.ADHDの心理学的背景   2節 ADHDの注意機能と実行機能    1.ADHDにおける注意機能    2.ADHDにおける実行機能    3.動機づけ   3節 ADHD児への支援における生理心理学の寄与    1.薬物治療の効果に対する生理心理学の寄与    2.心理学的アプローチと生理心理学的研究   4節 おわりに  24章 視覚障害者の脳波とイメージ想起による変動   1節 視覚障害者の脳波について    1.1930年代における視覚障害者のα波研究    2.失明時期とα波の関連    3.視覚障害者のα波の優勢部位    4.先天性完全盲の視覚障害者の脳波    5.刺激によるα波の変化とその意味   2節 早期失明の視覚障害者における形態認知・イメージ能力と脳波変化    1.早期失明の視覚障害者はイメージ形成が可能か?    2.早期失明の視覚障害者における形態認知能力の個人差    3.視覚障害者の認知活動及びイメージ想起と脳波α帯域パワの変動   3節 まとめ  25章 重症心身障害への生理心理学的アプローチ   1節 重度・重複障害と重症心身障害    1.重度・重複障害とは    2.重症心身障害とは   2節 生理心理指標を用いた重症児の感覚機能評価    1.視覚機能評価    2.聴覚機能評価    3.その他の感覚機能評価   3節 身近な生理心理計測法を用いた重症児の機能評価    1.心拍変動からみる定位反応評価    2.心拍変動と唾液マーカーからみるストレス評価    3.パルスオキシメータを利用した食事状態評価    4.心拍変動を利用した期待反応評価   4節 重症児の機能評価に生理心理指標を用いる意義と限界 引用文献・参考文献 索引 監修者のことば

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No.70
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道徳の教科化の流れのなか,モラルに関する心理学の最新知見を理論と実践の両面から幅広く論じる。 第1部では,道徳的な判断・感情・行動についての新旧の理論を解説。 第2部では,幼小期から成人までの各発達段階に応じたモラル教育の実践や,従来の道徳教育では扱われることが少なかった対象(発達症など)への実践も紹介。 第1部 理論編 第1章 道徳的判断  1節 認知発達論  2節 最近の道徳的判断研究 第2章 モラルと感情  1節 道徳的感情とその発達  2節 罪悪感・共感・感謝心 第3章 モラルの行動―道徳的行動はどのように生じるのか  1節 利他的行動―なぜ人を思いやる行動をとるのか  2節 攻撃行動―なぜ攻撃的にふるまうのか,そしてその対処法  3節 ビジネス倫理―キャリア・カウンセリングは人と企業の衝突を解決するのか  4節 情報モラル行動  5節 道徳的パーソナリティ―道徳性の育て方  6節 反社会的行動とサイコパス―理論的統合に向けた論考 第2部 実践編 第4章 これまでのモラル教育,これからのモラル教育  1節 価値変容モデル  2節 時代ごとの特徴  3節 新領域との関連  4節 現在―教科化との関連  5節 学校教育を終えた後に大人の道徳教育は存在するのか 第5章 モラルの教育―発達年齢に応じたモラルの教育にはどのようなものがあるか  1節 幼保小連携とモラル  2節 実践 道徳学習指導案―小学校低学年  3節 実践 道徳学習指導案―小学校中学年  4節 実践 道徳学習指導案―小学校高学年  5節 実践 道徳学習指導案―中学校(キャリア教育との関わり)  6節 ジャスト・コミュニティ・アプローチ  7節 高校生・大学生は討議経験により何を身につけるか  8節 成人のモラル教育―ジレンマを解く思考を教えるケース・メソッド(経営倫理教育の一手法として) 第6章 発達の多様性とモラル教育  1節 脳機能および脳機能障害と道徳  2節 小学生の自閉スペクトラム症への道徳教育  3節 中学生の学校不適応と発達症 第7章 進化心理学からみたモラル  1節 「なぜ」利他行動をするのか  2節 利他行動に適応した心  3節 利他性はどこから来たのか  4節 規範の誕生

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No.72
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1985年発足の「日本道徳性心理学研究会」の研究活動の集大成。過去,現在の道徳性およびその発達理論を紹介することにより,道徳性の特性を明確にすることを意図したものである。総勢23名の世界の心理学者の理論を紹介。 本書は,道徳性心理学についての書物である。1985年発足の「日本道徳性心理学研究会」の研究活動の集大成であり,過去,現在の道徳性およびその発達理論を紹介することにより,道徳性の特性を明確にすることを意図したものである。23名の心理学者の理論紹介と,現在の道徳教育への適用書。

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No.74
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図解 教養事典 心理学

ニッキー・ヘイズ
ニュートンプレス
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No.75
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共感の社会神経科学

デセティ,ジャン
勁草書房

共感とよばれる8つの現象 情動感染と共感 模倣されることの効果 共感と知識の投影 共感精度 共感的反応:同情と個人的苦悩 共感と教育 ロジャーズ派の共感 心理療法における共感:対話的・身体的な理解 共感的共鳴:神経科学的展望 共感と道徳と社会的慣習:サイコパスやその他の精神障害からの証拠 他者の苦痛を知覚する:共感の役割に関する実験的・臨床的証拠 共感に関する神経学的および進化的視点 「鏡よ,鏡,心の中の鏡よ」:共感と対人能力とミラー・ニューロン・システム 共感と個人的苦悩:神経科学からの最新の証拠 共感的処理:認知的次元・感情的次元と神経解剖学的基礎

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No.78
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No.79
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社会的行動に対する理解を深める 「社会心理学」・「集団心理学」・「家族心理学」3分野の重要トピックを概観する 社会的行動に対する理解を深める 「社会心理学」・「集団心理学」・「家族心理学」3分野の重要トピックを概観する 公認心理師を目指す人が,家族を含めた社会関係における,人の社会的行動,社会的相互作用を深く理解するための基礎知識を解説。 第1章 社会・集団・家族心理学とは何か 竹村和久 第2章 対人認知 宮本聡介 第3章 態度と行動 林 幹也 第4章 ステレオタイプと偏見 唐沢かおり 第5章 向社会的行動と反社会的行動―援助と攻撃 竹村和久 第6章 社会的促進と社会的抑制 今井芳昭 第7章 社会的影響 白岩祐子 第8章 集団過程 山口裕幸 第9章 社会的相互作用 大坪庸介 第10章 対人関係の形成と発展 金政祐司 第11章 家族の人間関係 布柴靖枝 第12章 ソーシャル・サポート 浦 光博 第13章 文化と社会心理 石井敬子 第14章 集合行動とマスコミュニケーション 三浦麻子

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No.84
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なぜ同じものを見ても、人によって捉え方が異なるのか? 事実の認識にズレを生む〈知覚〉の正体に迫る。 全員が同意する「客観的な世界」は存在しない――なぜ同じものを見ても、人によって捉え方が異なるのか? 事実の認識にズレを生む〈知覚〉の正体に迫る。 全員が同意する「客観的な世界」は存在しない友人と一緒だと、坂の勾配がゆるやかに見える。糖分を摂取すると、物までの距離を短く見積もる。嫌悪感を抱きやすいと、政治的に保守になりやすい。見る人によってはもちろん、同じ人でもその時々で、世界の見え方や物事に対する考え方は大きく違ってくる。なぜ、そんなことが起きるのか?事実の認識にズレを生む〈知覚〉の正体に心理学・科学的に迫り、個人だけでなく、社会や人類への影響までも俯瞰する。:::::::::本書の推薦のことば:::::::::人間というものを理解したい人は――それが部下に効率的に働いてもらうためであれ、人を幸せにするためであれ、他者の選択に影響を及ぼすためであれ――(……)人間の経験をとらえ直すところから始めねばならない。――ハイディ・グラント『人に頼む技術』『やり抜く人の9つの習慣』著者このうえなく刺激的で、読みやすい一冊。――メルヴィン・グッデイル『もうひとつの視覚』共著者だれもが蒙を啓かれ、読書の愉悦にひたることだろう。――スコット・バリー・カウフマン『FUTURE INTELLIGENCE』共著者 はじめに おれは電熱の肉体を歌う 【第一部 行う】 第一章 発達する 歩くことを学ぶ/視覚の機能をとらえなおす/視覚的断崖とゴンドラ猫/手でつかめば世界が把握できる/ゾーンに入る 第二章 歩く 坂の傾斜はどのように知覚されるのか/歩行が生んだ人間の世界/表現型に沿った生き方/世界は伸び縮みする 第三章 つかむ 人間の手(と行為)は心を宿している/手が語る人類の歴史/見えないのに見えている/手が注意を誘導する/利き手が善悪を決める 【第二部 知る】 第四章 考える ガットフィーリング/思考と生体エネルギー/流暢性/多様性が集団意思決定において重要なのはなぜか/フェイクニュースと身体化された思考 第五章 感じる 情動を知覚する/やれ、やるな/社会的痛み/感情の誤帰属とうつ/恐怖を感じると世界が歪む 第六章 話す 口と手のつながり/手を使って話す/インデックスは音声でも作られる/身体化された語源と記号接地問題/ボトックスと読解力との関係/動きによる読解 【第三部 帰属する】 第七章 つながる 心地よい接触がないと生きられない/皮膚は社会的器官である/MRIで手をつなぐ/友の存在が重荷を軽くする/母親と他者/絆の力/認知的加齢と社会的ネットワーク 第八章 同一化する 帰属する集団でものの見え方が変わる/他人種効果と没個性化/物語が持つ力/団結力の光と闇 第九章 文化に同化する 名誉の文化/文化相対主義/分析的思考と包括的思考/中国――稲作文化と麦作文化/社会的アフォーダンスと関係流動性 おわりに 歩くことで道はできる 謝辞 推薦図書 訳者あとがき 原註 索引

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No.85
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統計的推測は科学的心理学の根幹をなす方法であるが、心理学者でさえ混乱していることが多い。主流の仮説検定の問題点と誤解、ベイズ統計、尤度検定の導入まで、さまざまなアプローチの特徴と原理が前提となる科学哲学からよくわかる、類例のない入門書。  まえがき     1.カール・ポパーと境界設定  背景:論理実証主義  帰納の問題  批判的議論の役割  科学とは何か?  精神分析学、マルクス主義、相対性理論  反証可能性の程度  反証可能性  真実らしさ  客観的知識  確率的な理論と反証  心理学における理論は反証可能か?  知識社会学  真実、道具主義、現実主義  ポパーの考えを用いて研究論文を批判的に評価する  おわりに  ふりかえりと議論のための質問  理解を深めるための文献案内    2.クーンとラカトシュパラダイムとプログラム   トーマス・クーンとパラダイム  クーンの立場から見た危機  革命  概念形成についての覚書  クーン 対 ポパー  相対主義とポストモダニズム  ラカトシュと研究プログラム  前進と退行  ある例  新奇性  科学の方法論の選び方  クーンとラカトシュの考えを用いて研究を評価する  おわりに  ふりかえりと議論のための質問  理解を深めるための文献案内   3.ネイマン、ピアソンと仮説検定   フィッシャー、ネイマン、ピアソン  確率  データと仮説  仮説検定:α  仮説検定:αとβ  実際の検定力  感度  停止規則  多重検定  フィッシャー流の推測  有意性検定に関してよく誤解されるその他の点  信頼区間  ネイマン―ピアソンアプローチに対する批判  ネイマン―ピアソンアプローチを使用して研究論文を批判的に評価する  まとめ  ふりかえりと議論のための質問  理解を深めるための文献案内    4.ベイズと仮説の確率   主観的確率  ベイズの定理  尤度  ベイズ分析  停止規則  ベイジアンアプローチの弱点  ベイジアンアプローチを使用して研究論文を批判的に評価する  まとめネイマン―ピアソン 対 ベイズ  ふりかえりと議論のための質問  理解を深めるための文献案内  ベイズファクターを計算するためのMatlabのプログラム  付録1 個人のオッズを直接得る    5.フィッシャーと尤度――科学的知見への王道   有意性が証拠とならないのはなぜか  ベイズの事後分布が証拠とならないのはなぜか  尤度比が証拠となるのはなぜか  誤った結論につながる証拠や弱い証拠の確率  尤度区間  カテゴリカル変数の例  ほぼ正規性をもつデータの例  証拠を積み重ねる  モデルを選択する  真実を知る  ランダム化  尤度アプローチを使用して心理学研究を批判的に評価する  ネイマン―ピアソン、ベイズ、尤度推測のまとめ  ふりかえりと議論のための質問  付録2   A.比率に関するプログラム   B.2×2クロス集計表に関するプログラム   C.分散が未知の正規分布の平均に関するプログラム   D.参加者間の対比に関するプログラム    日本語版への補遺――開かれた社会と科学  訳者あとがき  用語集 / 参考文献 / 人名索引 / 事項索引          装幀=新曜社デザイン室

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No.87
62

投票者は選挙からどんな影響を受けるのか? 斬新な方法論に基づき世界6ヵ国の大小の選挙のデータを収集。新しい投票行動の研究書。 本書の特徴は、「選挙の機能」の捉え方にある。伝統的な政治心理学における投票行動研究では、「政治の代表者の選出」をはじめとした制度に基づく機能に焦点が当てられてきた。しかし本書では、選挙には投票者を中心に据えた機能も備わっている、と考える。選挙は政府と市民、さらには市民同士の交流の機会となっていて、そのことが確かに個々の投票者に影響を与えている――これがその考えの中核である。著者らは選挙のそうした影響を知るため、「行動」「経験」「解決感」という三本の柱を分析の軸に据えた斬新な方法論を設計し、世界6ヵ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ジョージア、南アフリカ共和国)で大規模な調査を行った。対象とした選挙の中には、あのEU離脱国民投票や2016年のアメリカ大統領選挙といった、世界中の関心を広く集めた選挙も含まれる。実際に行った調査の方法はきわめてユニークである。自己報告型データ(標準的な質問票調査、選挙期間の前後の日記や、投票直後のインタビューなど)、観察データ(投票立会人による観察報告)、そして実験型データ(模擬投票のシーンを撮影し、その映像を分析するなど)と三方向から多彩な情報を収集。パーソナリティ特性や選挙の記憶、そして選挙のさまざまな段階で抱く感情などに着目して分析している。本書は従来の研究における想定を覆し、新たなスタンダードとなりうるか。国を問わず、誰もが関与しうる選挙。その大規模で普遍的なイベントをより深く理解するための、挑戦的研究。 序文と謝辞 各章の概要 1 ホモ・スフラーガートル 投票するヒト なぜホモ・スフラーガートルなのか? ホモ・スフラーガートルとは何者か? 個人と集団 入れ子構造になった長短のサイクル 不可解にして魅力的な投票者の心理 従属変数の転換 定着と改革のバランス――地図にある領域とない領域を進む 課題とパズル リサーチクエスチョンと運用上の課題 モデル 本書の真髄 2 投票者の心の地図を描く ホモ・スフラーガートルの解剖学 投票行動の心理学のベールを剥ぐ 選挙の社会化モデル 選挙の記憶と投票 「パーソナリティと投票」に関するパンドラの箱を開ける パーソナリティから倫理観へ 感情と投票行動 文脈の個人的側面とエコーチェンバー現象、および選挙の雰囲気 選挙の機能 選挙エルゴノミクスの概念 選挙は個人と社会の架け橋となるのか 社会志向的認識/個人志向的認識と投影 投票者の役割と共感的置き換えの問題 投影された有効性感覚 選挙のアイデンティティの概念――審判かサポーターか? 選挙がもたらす絶望と敵意 方法論的挑戦と条件 包括的な研究デザイン 従属変数へのアプローチと操作化 比較の範囲 第一の構成要素――大規模調査とパネル調査 第二の構成要素――インデプスインタビュー、スポットインタビュー、日記 第三の構成要素――視覚的実験 第四の構成要素――直接観察 方法論的トレードオフ 3 投票者の1日 投票日 高まる雰囲気 拡張現実 特別な1日 投票所にて 誰と投票に行くのか? いつ投票に行くのか? 感情の高まり 投票ブースの中で何を考えるのか? 一票に込められた思考 投票ブース内での思考――複雑な尺度 従来型投票者と、リモート投票者の思考を比較する 年齢と性別による差異 投票しない人の1日 エレクション・ナイト――投票日の夜 目まぐるしいエレクション・ナイト 試合後の審判とサポーター 終幕の機会 4 パーソナリティと倫理観 私的契約 8種類の個別のパーソナリティ特性 パーソナリティ特性の影響 派生的なパーソナリティ――選挙の文脈におけるパーソナリティ パーソナリティから倫理観へ 倫理観と選挙への参加 倫理観と左派/右派への投票 倫理観と過激主義 個人志向的/社会志向的投票の心理 個人志向的/社会志向的態度のバリエーション 社会志向性の尺度 社会志向性、選挙への参加、選挙での選択 投影的な市民――長期的な投影の力 モデルのステージ1――パーソナリティ、倫理観、社会志向性は重要なのか? 5 選挙の記憶 選挙の記憶とは何か? 国家としての決定的な瞬間と、個人的な物語――投票者はどちらを記憶するのか? 構築された幼少期の選挙の記憶 構築された特別な初投票の記憶 幼少期の選挙と、特別な初投票の物語 選挙の記憶と、個人と社会の接点 選挙の記憶の触覚的、聴覚的、感覚的要素 過去から現在へ――選挙の記憶の影響 選挙の記憶、共感的置き換え、有効性感覚 モデルのステージ2――選挙の記憶は重要なのか? 6 選挙のアイデンティティと、個人と社会のダイナミクス 選挙のアイデンティティの概念 認知的な障害としての機能 既存の類型論とその限界 選挙のアイデンティティの基本モデル――「審判」と「サポーター」 「サポーター」という選挙のアイデンティティ 「審判」という選挙のアイデンティティ 投票者としての役割を市民の言葉で表現する 審判/サポーターモデルの自発的な裏づけ 各国の審判とサポーター 真のアイデンティティ? 審判/サポーターアイデンティティの時を超えた安定性 審判とサポーター――社会的、人口統計学的、心理的な分析結果 選挙のアイデンティティがもたらす結果 鏡と投影――個人と社会の接合点としての選挙 将来をイメージする――長期的な投影と世代間の投影 アイデンティティの再統合――共感的置き換えと選挙のアイデンティティ 投影された有効性感覚 モデルのステージ3――選挙のアイデンティティ、投影、共感的置き換えは重要なのか? 7 選挙と感情 感情の内生的な性質 感情――選挙がもたらす緊張、涙、幸福感 選挙がもたらす涙 投票ブース内での肯定的な感情 選挙がもたらす感情は性別によって異なるのか 選挙がもたらす感情は年齢によって異なるのか 初体験の胸の高鳴り…… 感情の潜在的尺度 視覚的に表示された投票ブース内での感情と、キネシクス分析 感情の依存性 8 選挙エルゴノミクス 選挙エルゴノミクスの概念 リモート投票の謎 選挙エルゴノミクスについての事例研究 その1――投票所の重要性 選挙エルゴノミクスについての事例研究 その2――二世代物語? 選挙エルゴノミクスについての事例研究 その3――1枚の紙の重要性 選挙エルゴノミクスのすべての影響を理解する 9 選挙がもたらす解決感と雰囲気 希望から敵意まで 選挙がもたらす解決感――サイクルの終結 前代未聞の時代? 政府なき選挙? 選挙の雰囲気を解読する――イギリスの二つの事例研究 希望の光と選挙がもたらすハネムーンの概念 「どのみちこれ以上悪くなりようがないから」 絶望への対処法としての世代間の投影 敵意の表現 「憎しみ2.0」? 和解不能、サイロ化現象、ポピュリストによる分断 選挙がもたらす解決感を再考する 10 最終章 選挙の世界をひっくり返す 理性の時代を超えたホモ・スフラーガートル 照明を切り替える 投票者の心の謎に関する重要な発見 鶏が先か卵が先か? 選挙の真実は明らかになったのか? パーソナリティ、選挙の記憶、選挙のアイデンティティは重要なのか? 静的なモデル 相互作用する動的モデル 投票日の内面化 情熱的な経験 終わらないサイクル 人間の能力を最大限に引き出す ジキル博士とハイド氏? 敵意のパラドックス 宿敵と犠牲者 最終的な希望と最終的な危険性? 選挙がもたらす平和の心理 概念の用語解説 参考文献 索引

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No.92
62

動物心理学は動物の「心」を探る科学。動物心理学のさまざまな知見を初学者向けに解説し、「心とは何か」という問いに向き合う。 動物心理学は動物の「心」を探る科学。動物心理学のさまざまな知見を初学者向けに解説し、「心とは何か」という問いに向き合う。 動物心理学は動物の「心」を探る科学である。動物心理学のさまざまな知見を初学者向けに解説した本書は、「心とは何か」という大きな問いに向き合おうとする試みである。動物の「心」を探ることは「他者の心を知る」という行為の意義を考える上でも興味深い。 はじめに 第1章 動物心理学の枠組 第2章 感覚と知覚1 第3章 感覚と知覚2 第4章 本能 第5章 学習 第6章 記憶 第7章 コミュニケーションと「ことば」 第8章 思考 第9章 社会 第10章 発達と性格 おわりに

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No.94
62

心理学はビジネスに使える! 組織マネジメントや個人のキャリアにも生かせる世界最先端の知見が、ここにある。 ウェルビーイング、目標設定、自己肯定感、信頼、自律学習、レジリエンス、道徳的判断、集団パフォーマンス、心理的安全性……。個人のキャリアから組織のマネジメントまで、人の心や現実を正しく理解するために知っておきたいのが心理学の知見です。本書では、世界の学術研究、120以上の論文から見えてくるエビデンスに基づき、働き方にまつわる問題解決のヒントを探っていきます。 第1章 これからの働き方に求められる価値観 第2章 自律的なキャリアの実現に向けて 第3章 変化の時代に対応する 第4章 どのように判断や意思決定はなされるのか 第5章 難しい場面をどう乗り越えるか 第6章 協力して仕事を進める 第7章 人との関係性をうまく保つ 終章 心理学を問題解決にもっと活用するには

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No.95
61

小学生の心理をやさしく学べるテキスト。日本の研究成果を積極的に取り入れ,子どもを取り巻く現状を考慮し,臨床の側面を重視。 小学生(児童)の心理を,はじめて学ぶ学生向けにわかりやすく解説した入門テキスト。基礎的な概念,考え方をバランスよく学べます。最近の子どもを取り巻く状況に配慮して,子どもへの臨床的な側面を重視しました。旧版以降の新しい動向を盛り込みました。 第Ⅰ部 わたしは何者?  第1章 子どもをどうとらえるのか  第2章 現代に生きる子どもたち 第Ⅱ部 わかってほしい!  第3章 いつもビリはいやだ  第4章 ことばでうまく伝えたい  第5章 「頭がいい」ってどういうこと  第6章 授業がわかるようになりたい  第7章 なんで「やる気」が出ないの  第8章 自分をよく知りたい  第9章 友達と仲良くなりたい  第10章 人のために何かしたい  第11章 あの子が好きだ 第Ⅲ部 助けてほしい!  第12章 どんな心理臨床があるのか  第13章 学校に行けない  第14章 お父さんが怖い  第15章 「ハンディ」に負けたくない

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No.98
61

自己の社会心理学的研究は,対人関係や集団,文化の問題を考える重要な切り口としての役割がある。本書では,「わたしの成り立ち」「わたしと対人関係」「軋むわたし」という3つの区分を設定し,自己を成り立たせている過程や,人との関わりのなかでの自己の役割,安定的な自己に「軋み」を生じさせる事象を検討する。

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