【2024年】「出口治明」のおすすめ 本 34選!人気ランキング
- 一気読み世界史
- 人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)
- 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 (角川oneテーマ21)
- 決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
- 逆境を生き抜くための教養 (幻冬舎新書 691)
- 教養が身につく最強の読書 (PHP文庫)
- 定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)
- 堕落論 (新潮文庫)
- 白痴 (新潮文庫)
- 御社のシステム発注は、なぜ「ベンダー選び」で失敗するのか
単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しい-誰もが無頼派と呼んで怪しまぬ安吾は、誰よりも冷徹に時代をねめつけ、誰よりも自由に歴史を嗤い、そして誰よりも言葉について文学について疑い続けた作家だった。どうしても書かねばならぬことを、ただその必要にのみ応じて書きつくすという強靱な意志の軌跡を、新たな視点と詳細な年譜によって辿る決定版評論集。 今後の寺院生活に対する私考 FARCEに就て 文学のふるさと 日本文化私観 芸道地に堕つ 堕落論 天皇小論 続堕落論 特攻隊に捧ぐ 教祖の文学〔ほか〕
今日の世界を覆う 「資本主義的世界経済」 の出発点となった、16世紀ヨーロッパを中心とする近代世界システムの誕生の軌跡を鮮やかに描き出す。歴史および社会諸科学の記述を大きく塗り替えて、現代の古典となった記念碑的著作の第1巻。ウォーラーステインによる新たな序文を付した新版。 (全4巻) *岩波書店様から刊行された2巻本の 『近代世界システム』 (1981年岩波現代選書、2006年岩波モダンクラシックス、原著の第Ⅰ巻に対応) は、今回刊行する新版の第Ⅰ巻にまとめられます。 2011年版への序 序 章 社会変動の研究のために 第1章 近代への序曲 第2章 新たなヨーロッパ分業体制の確立 —— 1450年頃から1640年頃まで 第3章 絶対王政と国家機構の強化 第4章 セビーリャからアムステルダムへ —— 帝国の挫折 第5章 強力な中核諸国家 —— 階級形成と国際商業 第6章 「ヨーロッパ世界経済」 —— その周辺と外部世界 第7章 理論的総括 訳者あとがき
本物の眼力を自分のものとするために――。ビジネスの最前線にあって、読書の達人でもある著者が精選した最新ブックガイド108冊! 【第1章】世界史と出会う旅 …17冊 【第2章】古代への飛翔 …17冊 【第3章】芸術を再読する …22冊 【第4章】自然という叡智 …13冊 【第5章】リーダーたちの悲喜劇 …17冊 【第6章】現代社会への視座 …22冊
当代随一の読書家・教養人による「初の人生相談」! なぜ働くか。なぜ学ぶか。なぜ生きるか――人生の問題、悩みがすっと消える本。 当代随一の教養人として知られる出口先生が、 みんなの「疑問」「相談」「悩み」にお答えします! 人づきあい、働き方、ライフワークバランス、恋愛、夫婦関係、 お金、孤独……。生き方も考え方も人それぞれですが、 結局、みんな「同じこと」で悩んでいます。 ◎「苦手な人」と、どう接すればいい? ◎「場の空気」を読みすぎて、疲れます ◎仕事と育児のバランスは、どう取ればいい? ◎「孤独」とどう向き合えばいい? ◎自分に「向いている仕事」がわからない ◎読書を仕事に活かすには、どうすればいい? ◎この結婚で、本当によかったのでしょうか? ◎「出世コース」から外れてしまいました… 人生にはちょっと「見方を変える」だけで、 簡単に解決することもあります。 「人生を楽しむ」極意が満載の1冊です!
「世界経済」の収縮局面に勃興するオランダと、その覇権に挑戦する英仏の抗争をダイナミックに描出、1つのシステムとしての「資本主義的世界経済」の全貌を捉えて、新しい世界史への扉を開く。現代の古典となった記念碑的著作の第2巻。ウォーラーステインによる新たな序文を付した新版。(全4巻) 図版出典 謝辞 2011年版への序 序 章 「17世紀の危機」は実在したか? 17世紀の意味 歴史の断絶点は16世紀か産業革命か 世界システム論のパースペクティヴ 第1章 収縮(B)局面 「収縮」の時代 通貨量・貿易・人口 「封建制の危機」と17世紀の違い――システムの強化 空間的な格差の確定 時期区分の問題 三十年戦争は衰退の原因か 14世紀と17世紀の対比 システムの凝集 「封建制の危機」の意味 「危機」からの脱出――資本主義的世界システムの生成 伝統的支配層の配置転換としての絶対王政 第2章 「世界経済」におけるオランダのヘゲモニー 重商主義 「ヘゲモニー国家」の定義 オランダのヘゲモニー 工業国としてのオランダ 海運業におけるオランダの優位 東方貿易 大西洋貿易 河川航行 コミッション制度の成立 金融上の優越――アムステルダム金融市場 「強力な」オランダ国家 ヘゲモニー国家の文化状況 アルミニウス派論争 ヘゲモニーの衰退へ 第3章 中核における抗争 ――第一の局面 1651年から1689年まで イギリスの挑戦 英・仏抗争へ 農業生産の対比 土地所有の構成 二つの農業経営者階層 工業の保護と競争 コルベール主義の意味 イギリスの海運・商業構造 輸入構造 イギリスの生命線――造船資財と鉄 英・仏の大西洋貿易の違い フランスの国内市場とイギリスの北米市場 為替決済をめぐる論争 地金の輸出先――システムの内と外 商品としての地金 フランスの銀貨とイギリスの金貨 「強い」国家とは何か 軍事力の問題 コルベール主義の位置 重なりあう貴族とブルジョワ――「ブルジョワ革命」とは イギリス革命の歴史的意味 フランスの状況 支配層内部の妥協と民衆の抑圧 第4章 低成長期における周辺諸地域 「世界経済」の下降局面 周辺の対応策二つ 東欧からの輸出の減少 「再版農奴制」の成長 賦役強化の背景 「ジェントリの共和国」の希求――東欧の貴族と資本家 南ヨーロッパの場合 アシエンダの成長――スペイン領アメリカ 銀輸出の減少 クリオーリョの困窮 強制労働から債務労働へ アシエンダの歴史的意味 中核諸国のカリブ海への進出 バッカニアの盛衰 密貿易から砂糖へ チェサピークの煙草とブラジルの金 アメリカにおける階級形成――商人とプランター 委託代理商制度 年季契約奉公人から黒人奴隷へ 第5章 岐路に立つ半周辺 半周辺とは スペインの「没落」 ポルトガルの併合と再独立 エリセイラ改革の崩壊――重商主義の失敗 スペインの中央集権化の試み メスエン条約のもたらしたもの=半周辺化 前貸問屋制すなわち「プロト工業」の展開 衰退か現状維持か――「ヨーロッパの屋台骨」 資本の域外逃避と土地への転向 上昇した国、スウェーデン 銅生産を基礎とするスウェーデンの勃興 軍制改革 鉄工業とその国際連鎖 経済帝国主義 国家機構の強化――「譲渡」政策から「大削減」へ 半周辺への上昇 周辺にとどまったデンマークの絶対王政 対スウェーデン戦争と列強の介入 プロイセンの半周辺への上昇 「大譲歩」=軍事力の創出 官僚制と国家機構の強化 半周辺国家オーストリアの重商主義 オーストリアとプロイセンの岐路 半周辺としての英領北アメリカ北・中部植民地 造船資材供給地か造船業の展開か 第6章 中核地域における抗争 ――第二の局面 1689年から1763年まで 英仏抗争期(1689~1763年) イギリスにおける海軍派と陸軍派 三国対立から二国対立へ イギリス・スコットランド合同の意味 パリ条約に至る英仏抗争 輸出奨励金によるイギリス農業の繁栄 フランスとの対比――農業と農業以外の部門 農業のイギリス・工業のフランス 砂糖と奴隷 東方貿易――「世界経済」の外延部 金融面での英仏競争――フランスの徴税請負制度 イギリスの財政革命 ジョン・ロー体制と南海泡沫事件 地主の時代――オランダ資金によるイギリスの優位 強いイギリス国家と弱いフランス国家 訳者あとがき 参考文献 索引
ファイナンシャルプランナーとして活躍する著者が、多くの「お金持ち」から学んできたお金にまつわる習慣、考え方を具体的に紹介! 著者は、前職の不動産テック企業の営業パーソンとして、地主や物件オーナーなど多くの「お金持ち」や「超・富裕層」の人と接する経験をしてきた。それ以前は「ザ・庶民」で、銀行残高が100円以下になったことすらあるが、仕事で出会うお金持ちから彼らの習慣や考え方を学び取り、自分でもそれらを真似ることで、トントン拍子に出世する。そして、ついには自身もいわゆる「お金持ち」の仲間入りを果たした。現在は「お金のプロ」であるファイナンシャルプランナーとして活躍する著者が、多くの「お金持ち」「富裕層」から学んできた、意外にも堅実で合理的、コスパ最高のお金にまつわる習慣、さらにはその考え方を具体的に紹介する1冊。もしあなたに、少しでもお金持ちになりたい、という気持ちがあるのなら、本書がその第一歩となるでしょう!(こんな方にオススメ)・自分もいつかお金持ちになりたいけれど、いわゆる「庶民的」な考え方や習慣が身に染み付いている方。・お金持ち習慣や思考法を、自分にも取り入れたい方。・お金持ちや超富裕層と呼ばれる人たちがどんな暮らしや考え方をしているか、覗き見てみたい方。 などなど 第1章 お金持ちの「お金の使い方」はココが違う! ・お金持ちは、「お値段以上」のときしかお金を出さない ・「お値段以上」かどうかサボらず考える。それがお金持ちへの分かれ道 ・「買わされる」シチュエーションに入っていかない ・お金で直接買えないものにこそ、しっかりとお金をかける ・「健康」はお金で買えないが、「不健康」は買えてしまう!? ・人脈維持のために消え物のお土産を買う ・高額商品は見栄えや目先の価格よりも維持費やリセールバリューに注目する ・「これでいい」でなく「これがいい」を基準に選択して支出を減らす ・「毎日長時間使う物」から順にお金をかけて生活満足度を高める 第2章 行動経済学を無効化する「お金持ちマインド」 ・お金持ちは行動経済学に左右されない合理的な判断と行動ができる ・お金持ちは「みんなが持っている」などの流行に振り回されない ・「期間限定」などチャンスを逃すと損をするという呼びかけに応じない ・「お金を払った分だけ元をとろう」とは考えない ・値下げされた商品は、通常価格を見ずに商品価値で見極める ・「成功率90%」と「失敗率10%」を同じ感覚で捉える ・割引率に惑わされず、「割引額」そのものを見る ・収入が増えても、支出は連動して増やさない 第3章 お金を自由に使いたければライフプランを設計せよ ・お金を自由に使うための第一歩は、およその生涯収入と支出を把握すること ・ライフプラン作成のポイント① 収入 一生で手に入れるお金を棚卸して試算しよう ・ライフプラン作成のポイント② 支出 夢や希望を叶えるために必要なお金を試算しよう ・使えるお金を増やすために「貯蓄のゴールデンタイム」を活用しよう ・お金が増えたら素直に喜び、「汚いもの」として扱わないこと 第4章 未来への投資としての「お金の活用法」 ・お金の価値を最大限に引き出すためにお金の使用に複数の意味を持たせる ・【投資】にお金を使うことで資産も自分も成長させる ・【知識】にお金を使い、自分を磨いて美意識を高める ・【人脈】にお金を使い、信頼という財産を貯める ・【時間】をお金で買い、人生を人の何倍も生きる ・【健康】にお金を使い、お金の価値を引き出せる身体を作る ・【リスク対策】にお金を使い資産を守る ・【子ども】に投資して、一族の力を最大化する 第5章 お金の最大の価値は「経験」を買えること ・「経験」への投資効果は晩年に最大化する ・世代別の「経験」への投資、いつ何に挑戦すべきか? ・お金を貯めても幸せは貯まらない ・死ぬまでにやりたいことリストを作成しよう ・お金の使い方は「今を生きる」と合理的になる
フランス革命・産業革命の神話的理解を排して、大きな反響を巻き起こした記念碑的著作の第3巻。「世界経済」 の第二の大拡大期におけるイギリスのヘゲモニーの確立と、ロシア、オスマン帝国、インド、西アフリカの組み込みを描きだす。ウォーラーステインによる新たな序文を付した新版。 (全4巻) 2011年版への序 第1章 工業とブルジョワ 第2章 中核部における抗争の第三局面 —— 1763年から1815年まで 第3章 広大な新地域の 「世界経済」 への組み込み —— 1750年から1850年まで 第4章 南北アメリカにおける定住植民地の解放 —— 1763年から1833年まで 訳者あとがき
景気の読み方から働き方改革、人口減社会の未来まで、日本経済の基本的な知識について、講座形式で5日で学ぶ。 「私は、日本経済に関心を持つビジネスパーソンとしては、本書程度の内容は基本的な『たしなみ』として身につけておいてほしいと思って、……本書をまとめた」 著者の小峰氏が本書の冒頭で述べるように、本書はビジネスパーソンならぜひ知っておきたい日本経済の基本について、シンプルな理論で分かりやすくまとめたものです。 本書では、難しい経済学の解説はしません。「人口減少で国内市場は縮小する」「東京一極集中は是正すべき」など、 よく聞く「もっともらしい」議論に鋭く切り込み、経済学的視点から「正しい」結論を導きます。 ほかにも、国を挙げて取り組んでいる「働き方改革」についても、本質的な目的と改革に必要な「覚悟」を丁寧に解説。これから成長を続けるために、 企業に必要な施策は何か、一人ひとりの働く人に不可欠の心構えとは何かを説いています。 本書によって、経済に関する新聞やニュースがよく理解できるようになるだけでなく、自分なりに景気の先行きを占うことができるようになるなど、 経済の知識をビジネス現場で役立てることができるようになるでしょう。 新入社員の方々にもおすすめの一冊です。 まえがき 【第一講】 景気の読み方 はじめに 1 景気の現状をどうつかむか(1) GDPで見る景気 2 景気の現状をどうつかむか(2) 景気動向指数で見る景気の姿 3 景気の転換点 「山」と「谷」とは 4 政府と民間の景気判断を知る 5 景気を読み取るコツ(1) 三段階で変化する景気 6 景気を読み取るコツ(2) 特に重要な消費、設備投資、輸出 7 景気をどう予測するか(1) ESPフォーキャスト調査 ◆コラム コンセンサス予測はなぜ「良い」予測なのか 8 景気をどう予測するか(2) トリクルダウンはなぜ起きないのか 9 条件つき予測としての世界経済 10 米国経済と欧州・中国経済 【第二講】 アベノミクスの成果と限界 はじめに 1 当初のアベノミクスの目標と実績 2 当初のアベノミクスが成功した理由 3 異次元緩和の歩み 4 現れてきた金融政策の限界 5 評判が悪かったマイナス金利 6 方向転換を始めた金融政策 7 逆所得政策の提案 8 「新三本の矢」をどう評価するか 9 求められる経済政策の再構築(1) 劣化しつつある政策論議 10 求められる経済政策の再構築(2) エビデンスに基づいた政策を ◆コラム 重要な意味を持つ民進党の経済政策 【第三講】 構造改革のカギを握る働き方の改革 はじめに 1 アベノミクス下でひっ迫した雇用情勢 2 生産年齢人口と労働力人口の展望 3 アベノミクス下で増加した労働力人口 4 メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用 5 少子化の進展と働き方の関係 6 女性の経済参画と働き方 7 難しい働き方の変革 8 働き方革命の動き 9 同一労働同一賃金を考える 10 国際的制度間競争としての働き方改革 【第四講】 財政再建と社会保障 はじめに 1 アベノミクスの「枠外」に置かれた財政と社会保障 2 フローの財政赤字の姿 3 ストックの赤字とサステナビリティー 4 日本の財政は再建できるのか 5 財政・社会保障に大きく影響する「2025年問題」 6 人口オーナス下で行き詰まる社会保障(1) 年金 7 人口オーナス下で行き詰まる社会保障(2) 医療 8 人口オーナス下で行き詰まる社会保障(3) 介護 9 甘える民意と民意に媚びる政治 10 政治的な介入を弱めるための工夫 【第五講】 人口と地域を考える はじめに 1 人口オーナスがもたらす諸問題 2 人口1億人目標は達成できるのか 3 人口と経済成長の関係を考える 4 国内市場が縮むと考える人が多いのはなぜか 5 東京一極集中という診断は正しいか 6 人はなぜ集まるのか 7 一極集中の是正は出生率を上げるか 8 少子化対策の王道とは 9 これから求められているのはスマート・シュリンク 10 逆流する地域対策 ◆コラム カジノ法案をどう考えるのか
「長い19世紀」に確立し、現代世界をも決定づける中道自由主義のインパクトと、それに対抗する反システム運動の勃興を詳述、近代世界システムにおける自由主義国家の成立とその広範な影響を初めてとらえ、19世紀史を書き換える。著者のライフワークにして最高傑作、待望の新刊。 凡 例 序 章 『近代世界システム』全巻の構成 『近代世界システム』における本巻の位置 第I巻の構成 第II巻と「ヘゲモニー国家」の概念 第III巻――イギリスのヘゲモニーへ 第IV巻 第1章 イデオロギーとしての中道自由主義 フランス革命と保守主義 自由主義とは何か ギゾーとベンタム 社会主義 「変化の常態化」への三つの対応 歴史の主役は誰か 三つのイデオロギーと国家 自由主義と社会主義の同盟 保守主義の自由主義への接近 唯一のイデオロギーとしての自由主義 第2章 自由主義国家の建設 ――1815年から1830年まで―― 英仏抗争の終結――自由主義国家モデルの共有 主権在民というスローガン 秩序崩壊の危機感を共有した英仏 誰が国民なのか――労働者の排除 フランスでも進んだ工業化 イギリス――工業収益率の低下を補う海外投資益 大差のなかった英仏の経済実績 「ヨーロッパ協調体制」 イギリスのヘゲモニー確立に必要だったフランスのリハビリ 労働運動の抑圧 フランスにおける自由主義の確立 ジオカルチャーとしての自由主義 海外での社会変革――自由主義者の立場 ギリシアの独立運動 ヨーロッパの起源はギリシアかエジプトか 自由主義による労働運動の抑圧 七月王政――自由主義国家の勝利 ベルギーのフランスへの併合 ポーランド反乱の意味 イギリスにおけるカトリックの解放 1830年になぜイギリスに革命がなかったのか 英仏などにおける中道自由主義国家の成立 第3章 自由主義国家と階級闘争 ――1830年から1875年まで―― 中道自由主義国家の確立 英仏両国の労働運動 英仏友好協商体制の成立 フランス国家の脆弱性 ボナパルティスム――フランスとイタリア イギリスの対外干渉 穀物法の廃止 レッセ・フェールという神話 フランスの成熟 イギリスの銀行論争とフランスの金融事情 改革をすすめるイギリス国家 フランスの場合 インターステイト・システムの作用 自由貿易帝国の形成 自由貿易の功罪 フランスの自由主義と帝国――クリミア戦争の意味 英仏による世界支配の動揺――アメリカとドイツの台頭 労働者の市民への組み込み 「危険な階級」の台頭 自由主義の完成形としての保守主義 第4章 自由主義国家の市民 フランス革命と市民権の概念 包摂と排除――「市民」とは? 受動的市民と能動的市民 女性の排除 黒人(解放奴隷)の排除 労働者の排除 社会的統合と二項対立概念の存続 1848年の世界革命 排除を切り崩す――社会革命とナショナリズム 労働・社会運動 労働運動の起点 ブルジョワとプロレタリア 職人から労働者へ 急進主義(社会主義)の台頭 イギリスの新組合主義 労働運動と社会主義政党 フランスの場合――すべての道は改良主義へ 社会主義者の国政関与 アメリカ――民族・国籍による労働者の排除 社会主義にとっての植民地問題 女性・フェミニスト運動 プロレタリアの反フェミニズム 「ファミリ・ウェイジ」を拒否したフェミニストたち 社会主義政党とフェミニストたち――ドイツとフランスの場合 イタリアその他の場合 反奴隷制運動と女性――イギリスの場合 サン=シモン主義とフーリエ主義 1848年が生んだ成果 公共圏のジェンダー 政治的フェミニスト――女性参政権運動 社会的フェミニストと優生学の対立 平和運動と女性 民族・人種運動 女性の権利と黒人の権利 保守化するフェミニズム 人種主義の強化 有機体としての国民――他者排除の装置 排除を正当化する科学 第5章 社会科学としての自由主義 激変する世界をどう認識するか――社会科学の成立 「二つの文化」の発明 近代世界システムの成立と知 社会科学の誕生 社会運動としての社会科学 英米における社会科学の運動 講壇社会主義――ドイツの場合 社会科学における専門化と価値中立性 「価値からの自由」 社会生物学から優生学へ 科学的歴史学の創出 歴史学の科学化――史料批判 中道自由主義国家にとっての歴史学の意味 法則定立的な学の創出 三位一体の社会科学 政治経済学から経済学へ デュルケームとフランス社会学 A・スモールとアメリカの社会学 ブートミとシアンス・ポ コロンビア大学政治学部 ウェブ夫妻とLSE 西洋以外の世界 「残りの世界」――人類学と東洋学の対象 中道自由主義に奉仕する学 ヨーロッパ文化の起源 エジプトかギリシアか ドイツのインド学・中国学 人類複数起源説――人類学と人種差別 第6章 再 論 訳者解説 参考文献 索 引
俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な陰謀を分析、陰謀論を論破! ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし! 本能寺の変に黒幕あり? 関ヶ原は家康の陰謀? 義経は陰謀の犠牲者? 俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、 “陰謀論”を徹底論破する。 史実とフィクションは明瞭に違う! ◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ ◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた ◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった 他、 ■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい ■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!? ■富子はスケープゴートにされた ■騙されやすかった信長 ■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説 ■「小山評定」は架空の会議 「事実」はドラマや小説より面白い。 陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!! トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。 陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書! 本能寺の変に黒幕あり?関ヶ原は家康の陰謀?等、ベストセラー『応仁の乱』の著者が史上有名な陰謀をたどりつつ、陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破。さらに陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書! まえがき 第一章 貴族の陰謀に武力が加わり中世が生まれた 第一節 保元の乱 崇徳と頼長に謀反の意思はなかったetc 第二節 平治の乱 平清盛の熊野参詣に裏はない/後白河黒幕説は成り立たないetc. 第二章 陰謀を軸に『平家物語』を読みなおす 第一節 平氏一門と反平氏勢力の抗争 清盛が陰謀をでっちあげた/以仁王の失敗は必然だったetc 第二節 源義経は陰謀の犠牲者か 後白河は頼朝の怒りを予想していなかった/源義経の権力は砂上の楼閣だったetc 第三章 鎌倉幕府の歴史は陰謀の連続だった 第一節 源氏将軍家断絶 源頼家暴君説は疑問/策士・時政が策に溺れた「牧氏事件」etc 第二節 北条得宗家と陰謀 時頼黒幕説は穿ちすぎ/霜月騒動は正規戦だったetc 第四章 足利尊氏は陰謀家か 第一節 打倒鎌倉幕府の陰謀 後醍醐の倒幕計画は二回ではなく一回/尊氏は後醍醐の下で満足していたetc 第二節 観応の擾乱 尊氏がつくった北朝は尊氏の手で葬られた/足利尊氏=陰謀家説は疑わしいetc 第五章 日野富子は悪女か 第一節 応仁の乱と日野富子 日野富子は足利義視に接近していた/足利義政は後継者問題を解決していたetc 第二節 『応仁記』が生んだ富子悪女説 史実は『応仁記』と正反対/富子悪女説が浸透した三つの理由etc 第六章 本能寺の変に黒幕はいたか 第一節 単独犯行説の紹介 ドラマで好まれる光秀勤王家説と光秀幕臣説etc 第二節 黒幕説の紹介 一九九〇年代に登場した朝廷黒幕説/「足利義昭黒幕説」は衝撃を与えた/荒唐無稽すぎるイエズス会黒幕説etc 第三節 黒幕説は陰謀論 黒幕説の特徴/近年主流化しつつある四国政策転換説/空論etc 第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか 第一節 秀次事件 豊臣秀次は冤罪だった/新説「秀吉は秀次の命を奪う気はなかった」etc 第二節 七将襲撃事件 「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説etc 第三節 関ヶ原への道 「内府ちがいの条々」で家康は窮地に陥った/「小山評定」は架空の会議/転換点は岐阜城攻略戦etc 終章 陰謀論はなぜ人気があるのか? 第一節 陰謀論の特徴 因果関係の単純すぎる説明/論理の飛躍/結果から逆行して原因を引き出す/挙証責任の転嫁 第二節 人はなぜ陰謀論を信じるのか インテリ、高学歴者ほど騙されやすい/疑似科学との類似性/専門家の問題点etc あとがき 主要参考文献
常識から目を覚ますために。大いなる知性が紡ぐ「考えるための道しるべ」 第1部 考えるための道しるべ(知識とは何か 自分の頭で考えるために 文科系学問は役に立つのか) 第2部 学問と実存(フランスへの道のり フランス大学事情 何がしたいのか、何ができるのか、何をすべきか) 異邦人のまなざし