【2024年】「経済史」のおすすめ 本 104選!人気ランキング
- グローバル経済史入門 (岩波新書)
- マンキュー入門経済学 (第2版)
- 戦後日本経済史 (日経文庫)
- 昭和恐慌と金融政策
- 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫 ひ 43-7)
- らくらく経済学入門たまご (らくらく経済学入門シリーズ)
- トヨトミの野望 (小学館文庫)
- やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門
- 現代東アジア経済論 (シリーズ・現代の世界経済)
- マクロ経済学 -- 入門の「一歩前」から応用まで (有斐閣ストゥディア)
新しい「東アジア経済論」を求めて 東アジアの経済成長 工業化政策と経済発展 経済格差と所得格差 国際的生産ネットワーク 東アジアにおける産業集積 国際金融環境と東アジア経済 東アジアの金融システム 経済発展の「北東アジアモデル」 東南アジア経済 東アジアの移行経済 東アジアの経済統合 東アジア経済を学ぶ
経済はなぜ成長するのか? いかに成長してきたのか? これらの問を入口に、人文社会科学の基本的概念を用いて俯瞰する歴史。 経済はなぜ成長するのか? 人類はいかにして生存してきたのか? 経済はいかに成長してきたのか? これらの問いを入口として,近代前から,分業,市場,貨幣といった経済学の用語のみならず,権力,文化,共同体等人文科学の基本的な概念も用いて俯瞰する歴史。 序章 経済史とは何か Ⅰ 導入──経済,社会,人間 1 経済成長と際限のない欲望/2 欲望充足の効率性と両義性 Ⅱ 前近代──欲望を制御する社会 3 総説:前近代と近現代/4 共同体と生産様式/5 前近代社会の持続可能性と停滞/6 前近代の市場,貨幣,資本 Ⅲ 近世──変容する社会と経済 7 総説:前近代から近代への移行/8 市場経済と資本主義/9 近世の市場と経済活動/10 近世の経済と国家/11 近世の経済規範/12 経済発展の型 Ⅳ 近代──欲望の充足を求める社会・経済 13 産業革命/14 資本主義の経済制度/15 国家と経済/16 自然と経済/17 家と経済/18 資本主義の世界体制 Ⅴ 現代──欲望の人為的維持 19 近代と現代/20 第一のグローバル経済と第一次大戦/21 第一次大戦後の経済/22 第二次世界大戦とその後の経済/23 第二のグローバル化の時代 終章 「現在」「未来」をどう生きるか
「機械をつくる機械」 の120年 ——。一国の技術水準を決定する工作機械工業で、現在わが国は世界の主導的立場にある。戦争をくぐり躍進はいかにして実現されたのか。「饗宴と飢餓」 の波に翻弄されつつ、後進性からの脱却のために費やされた努力の軌跡を丹念に追跡したライフワーク。 序 章 「機械をつくる機械」 の120年 第Ⅰ部 日本工作機械工業の形成 —— 戦前期 第1章 明治後期の工作機械工業 —— 重層的な市場・生産構造の形成 はじめに 1 明治後期の工作機械市場 2 明治後期の工作機械生産 おわりに 第2章 第1次世界大戦期の工作機械工業 —— 「饗宴」 と拡大 はじめに 1 工作機械市場の拡大 2 生産構造と工作機械生産者3類型の成立 おわりに 第3章 1920年代の工作機械工業 —— 「飢餓」 と縮小 はじめに 1 工作機械の需給構造 2 技術動向とメーカー・ユーザー間の交流 おわりに 第4章 1930年代の工作機械工業 —— 軍需・民需による拡大と市場・流通・生産構造の持続 はじめに 1 需要の急拡大と高度化 2 生産動向 おわりに 第5章 日本工作機械工業とアメリカ —— 戦前・戦中期 はじめに 1 アメリカ製工作機械の輸入 2 主要工作機械メーカーとアメリカ おわりに 補 論 アメリカ工作機械の輸入と商社 —— 1930~41年 第Ⅱ部 工作機械工業と経済統制 —— 戦時期 第6章 日中戦争期の工作機械工業 —— 戦時経済統制の展開と企業動向 はじめに 1 工作機械工業における戦時経済統制の展開過程 2 工作機械メーカーの動向 おわりに 第7章 太平洋戦争期の工作機械工業 —— 「飛躍」 の実態 はじめに 1 戦時生産の動向 : 計画と実績 2 戦時統制の展開 3 企業経営の諸側面 おわりに 第8章 「戦時型工作機械」 生産をめぐる諸問題 はじめに 1 戦時型工作機械構想の登場 2 戦時型工作機械の生産開始に向けた準備 3 戦時型工作機械生産の実態 おわりに 第Ⅲ部 戦前・戦時期の個別経営 第9章 唐津鉄工所 —— 自立的経営発展 はじめに 1 唐津鉄工所の経営発展 2 経営発展の諸条件 おわりに 第10章 大隈鉄工所 —— 下請管理の展開 はじめに 1 下請工場の構成と下請管理育成策の展開 2 戦時期における下請工場の動向 おわりに 第11章 碌々商店 —— 輸入商社からメーカーへ はじめに 1 碌々商店設立まで 2 碌々商店の設立と成長 3 自社工場の設立とその経営 4 戦間期の碌々商店と野田正一の業界活動 5 戦時下の碌々商店と野田正一 おわりに 第12章 津上製作所 —— 総合商社との関わりを中心に はじめに 1 創業期の津上製作所 2 三井物産の経営参加と津上製作所の拡大 おわりに —— 津上退助の辞任をめぐって 第Ⅳ部 工作機械工業の新展開 —— 戦後期 第13章 高度成長期の工作機械工業 —— 継承と変貌 はじめに 1 戦時期の遺産と戦後復興 2 高度成長期の業界動向と流通機構の変化 3 高度成長期における大手・中堅企業の経営と戦略 おわりに 第14章 NC化時代の到来と工作機械業界の構造変化 はじめに 1 1970年代後半から80年代の企業経営 2 1990年代・2000年代の新たな動き おわりに —— 工作機械工業の課題 終 章 日本工作機械工業の発展条件
最新の成果により、欧米・アジアなど世界各地域の発展過程をバランスよく解説した好評の入門書、大幅改訂による決定版。 欧米・アジアなど世界の発展プロセスをバランスよく解説、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ好評の経済史入門、大幅改訂による決定版。 世界の経済はどのような軌跡をたどってきたのか。グローバル・ヒストリーなど最新の成果をもとに、欧米・アジアや世界各地域の発展プロセスをバランスよく解説、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ好評の経済史入門、大幅改訂による決定版。 プロローグ なぜ経済史を学ぶのか I 通史編 第1章 東西文明の興隆 ——ローカル・ヒストリーの時代 1. 古代文明の農耕水準 2. 古代地域国家の経済制度 3. 民族移動と経済制度の変質 解説I-1 カール・ポランニーと経済人類学 第2章 東西世界の対決と交流 ——ローカル・ヒストリーからインターリージョナル・ヒストリーへ 1. 隋唐王朝の「世界帝国」化 2. イスラームの誕生と拡大 3. ゲルマン人国家とキリスト教社会 4. 東アジア・西アジア・ヨーロッパ諸勢力の対決と交流 解説I-2 マルク・ブロックと社会史 解説I-3 アジア交易圏論 第3章 東西世界の融合 ——インターリージョナル・ヒストリーの時代 1. 東の世界の商業発達 2. 西の世界の商業発達 3. アジア近世帝国の時代 4. ヨーロッパ近世王国の時代 解説I-4 フランクのアジアに対する眼差し 解説I-5 フェルナン・ブローデルと全体史 第4章 資本主義の生成と「近代」社会の登場 ——ナショナル・ヒストリーの勃興 1. 前近代の市場経済と近代の市場経済 2. 近代国家と資本主義の歴史的前提の東西比較 3. 封建制の崩壊と資本主義の生成 4. 産業革命と「近代」社会の登場 解説I-6 ドッブ-スウィージー論争とプロト工業化論 解説I-7 マックス・ウェーバーと大塚史学 第5章 資本主義による世界の再編成 ——ナショナル・ヒストリーからインターナショナル・ヒストリーへ 1. 海を基軸とした経済圏 2. ヨーロッパ・大西洋経済圏 3. 西アジア・インド洋経済圏 4. 東アジア・太平洋経済圏 5. 生産・流通面から見た近代資本主義 解説I-8 ロストウ/クズネッツの経済発展論 解説I-9 ガーシェンクロンとアジアの工業化 解説I-10 カール・マルクスと日本資本主義論争 第6章 資本主義世界経済体制の転回 ——インターナショナル・ヒストリーの時代 1. 19世紀末ヨーロッパ大不況とアジアの産業化 2. 世界経済の不均衡と帝国主義 3. 第一次世界大戦後の世界経済 4. 資本主義世界の恐慌とソ連経済の推移 解説I-11 古典的帝国主義論と自由貿易帝国主義論 解説I-12 社会主義計画経済システムの諸特徴 第7章 第二次世界大戦後の経済社会の展開 ——インターナショナル・ヒストリーからトランスナショナル・ヒストリーへ 1. 戦後経済体制の確立 2. 高度成長時代の展開と南北・南南格差の拡大 3. 低成長時代の到来と環境問題の表出 4. 21世紀への転換期の世界経済の実相 解説I-13 南北問題 解説I-14 ヨーロッパ統合 II テーマ編 第8章 市場経済の拡張とその限界 ——経済・経営活動の世界化 はじめに 1. ヒトの移動と経済圏の拡大 2. モノの移動と交易圏の拡大 3. カネの移動と世界化の限界 おわりに 解説II-1 ジェントルマン資本主義とアジアの資本主義 第9章 信用システムの生成と展開 ——経済活動と金融 はじめに 1. 信用貨幣の発展——貨幣取扱業者から銀行へ 2. 中央銀行の生成と金融政策の形成 3. 手形交換制度の生成——預金通貨と信用創造 4. 国際通貨制度の展開 おわりに——変動相場制下の金融肥大化 解説II-2 スーザン・ストレンジのカジノ資本主義論 第10章 市場の発達とその応用 ——経営活動の組織化 はじめに 1. 上下関係の強い経営組織 2. 比較的平等な経営組織 3. 経営組織間のネットワーク おわりに 解説II-3 チャンドラーとシュンペーター 第11章 市場の失敗とその克服 ——経済活動の秩序化 はじめに 1. 生産面での経済活動の制約 2. 流通面での経済活動の制約 3. 大量消費と現代社会の環境問題 おわりに 解説II-4 ノースとウィリアムソン 第12章 近現代市場経済の諸問題と国家介入 ——経済活動と国家 はじめに 1. 自由主義経済秩序と国家 2. 市場の調整(コーディネーション)と国家 おわりに——規制と規制緩和 解説II-5 ケインズとハイエク 第13章 福祉のコーディネーションと社会経済 ——経済活動と福祉社会 はじめに 1. 社会保障の諸領域と諸原則 2. 近代的経済社会の生成と社会福祉——自由主義的経済秩序観と社会福祉 おわりに——社会的共同性と福祉社会の展望 解説II-6 イギリス福祉史研究の諸潮流 解説II-7 アジア社会福祉研究の諸潮流 第14章 経済史認識の展開と現代 はじめに 1. 経済学の歴史への応用と経営史学の誕生 2. アナール派社会経済史から世界システム論へ 3. 現代の社会経済史学界の諸潮流 おわりに——21世紀に入ってからの論点 解説II-8 世界システム論からグローバル・ヒストリーへ 主要参考文献リスト あとがき 索 引 金井雄一/中西聡/福澤直樹編;0302;04;欧米・アジアなど世界の発展プロセスをバランスよく解説、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ好評の経済史入門、大幅改訂による決定版。;20200802
家族、災害、健康、教育や娯楽、さらに森林やエネルギーなど、身近な生活環境を手がかりにして、経済社会の成り立ちをやさしく解説、消費や自然環境などの新たなテーマから、私たちの生活と経済の歴史の深いつながりを実感とともに学べる入門テキスト。 序 章 身近な生活から地域の環境を考えよう 第I部 地域社会と生活 第1章 家族・地域社会と経済活動 はじめに 1 家族と経済活動 2 「村」の役割 3 商店街とエスニック・グループ おわりに 解説1 無尽講と金融 第2章 災害と飢饉 はじめに 1 災害と飢饉 2 経済社会化と飢饉 3 江戸時代の災害・飢饉への対応 4 災害・飢饉への耐久性 おわりに 解説2 風評とデマ テーマI 社会史の方法 第II部 自然環境と生活 第3章 森林資源と土地所有 はじめに――地球環境問題と資源利用 1 森林資源利用の歴史 2 資源利用と土地所有 3 近現代日本の森林資源と過少利用問題 おわりに 解説3 温泉と開発 第4章 エネルギーと経済成長 はじめに――人新世の時代 1 石炭とイギリス産業革命 2 石炭・水力と日本の工業化 3 エネルギー革命と「東アジアの奇跡」 おわりに 解説4 日本の公害対策 テーマII 進歩と環境 第III部 近代化と生活 第5章 人口で測る経済力 はじめに――現代社会の人口と経済 1 人口に関する理論 2 日本の人口変遷 3 経済成長と人口 おわりに――人口の歴史は私たちに何を教えてくれるか 解説5 人口をめぐる思想と政策 第6章 健康と医薬 はじめに 1 健康と病い 2 生活と家計に見る健康と医薬 3 現代の健康と医薬 おわりに 解説6 感染症流行と経済発展 第7章 娯楽と消費 はじめに――「金」は天下の廻りもち 1 娯楽の産業化と消費社会 2 近代日本における娯楽の諸相 3 日記に見る人々の娯楽 おわりに――楽しみなしに人々は生きられるか 解説7 大衆消費社会論 テーマIII 共同体と近代 第IV部 社会環境と生活 第8章 教育と労働 はじめに――「学び」と「働き」の制度化 1 「学び」から「教育」へ 2 産業社会・労働の誕生と教育 3 子どもと女性から見た「教育」と「労働」 おわりに――戦後教育政策と新学歴社会の到来 解説8 集団就職 第9章 法と福祉 はじめに 1 慈善事業の時代 2 社会事業の時代 3 社会福祉の時代――第二次世界大戦後における生活をめぐる法整備 おわりに 解説9 育児と経済 第10章 帝国と植民地経済 はじめに――日本「帝国」史として考える 1 戦争と日本帝国の拡張 2 日本貿易の特徴 3 帝国内貿易の構造と植民地の生活 おわりに――「戦後/現代」と「帝国/植民地」 解説10A 植民地の近代をどう見るか 解説10B 経済競争と国際紛争 テーマIV システムという発想 終 章 競争と共存から未来を思い描こう 入門ガイド 文献史料と統計資料 参考文献 あとがき 索 引
生きたデータを用い現実の経済とマクロ経済学の関係を体系的に説明する。データのアップデート、近年の変化を盛り込んだ最新版。二… 生きたデータを用いて現実の経済とマクロ経済学の関係を体系的に説明する大好評テキスト。データのアップデートを行い,アベノミクスなど近年の動向を盛り込んだ最新版。二色刷で図表も見やすく,マクロ経済学,日本経済の学習に最新の情報で学ぶことができる。 第1章 GDPとは何だろうか?─一国の経済力の指標 第2章 消費と貯蓄はどのようにして決まるか?─消費と貯蓄の理論 第3章 設備投資と在庫投資─何のために投資するのか? 第4章 金融と株価─マクロ経済における金融の役割 第5章 貨幣の需要と供給─貨幣の役割と貨幣供給 第6章 乗数理論とIS─LM分析─総需要に注目した経済分析 第7章 経済政策はなぜ必要か?─経済政策の有効性 第8章 財政赤字と国債─政府支出拡大のマイナス面 第9章 インフレとデフレ─価格調整とそのコスト 第10章 失 業─マクロ経済における労働市場 第11章 経済成長理論─経済はなぜ成長するのか? 第12章 オープン・マクロ経済─為替レートと経常収支
高校3年生や大学新入生のための,経済学の導入書。経済問題,理論,歴史,学習法を通して,経済学を学ぶことの有用性を伝える。 経済学とはどんな学問なのか─高校3年生や大学新入生に向けて,一橋大学経済学部の教員が平易な言葉で語りかける。経済問題,理論,歴史,学習法を通して,経済学を学ぶ中で培われる思考法が,人生における困難を克服するための力となりうることを示す。 第1章 大きな社会問題,身近な経済問題 (経済成長/TPP/ギリシャ問題/貧困/財政赤字/大学の学生数/医療/廃棄物/イノベーション) 第2章 経済学的な発想とは? (効率・格差・衡平/ミクロ経済学/マクロ経済学/ゲーム理論/マーケットデザイン/為替レート/金融工学/公正・自由・競争/増税と国債) 第3章 歴史の中の経済社会 (経済史/上海経済/中国の経済成長/ドイツの電力システム/ 資源利用の歴史/貨幣の歴史) 第4章 プロフェッショナルにとっての経済学 (数学/統計学/経済学の古典:『国富論』『資本論』『自由論』/外国語:中国語・英語/ 政策のプロフェッショナルにとっての経済学)
幸福を経済学でひもとくと 就職活動の仕組みはどうなっている? スポーツは経済学で成り立つ!? ケータイ買うならどれにする? 貯金したって意味がない!? 恋愛に役立つ経済のテクニック 結婚という行動を経済学で解剖する! みんなの給料はどうやって決まる? 現代の格差社会はアメか?ムチか? 保険って結局トクですか? 子どもは嫌いじゃないけれど 経済学で賢い人生設計をする
社内の権力闘争に翻弄されながらも、義を貫き再生を果たした一人の男の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という辞令を受けた主人公。社内の権力闘争に巻き込まれ翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という四月一日付の辞令を受けた主人公は、その日から机の配置も変わり部下のいない社員、いわゆる窓際族になった。しかし社内の権力闘争から再び表舞台へ上がるが……。権力闘争に巻き込まれるも同僚への思い遣りの心を大切にし、「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫く主人公の生き方は、聖書の言葉「日は昇り、日は沈みあえぎ戻り、また昇る」のごとく転変を繰り返す。本作品は、組織の掟と、義や情の間に揺れ動き翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語だが、定年後の人生をどう生きるか──という、誰もが抱える後半生の大きなテーマに光を当てた物語でもある。 第一章 止まって見えた大時計の針 第二章 抜け切れない会社人間 第三章 君は何を報告したのだ 第四章 あなたは運のいい人だ 第五章 言われたとおりにやれ 第六章 社長が行方不明です 第七章 今度は君が社長だ 第八章 賽は投げられた 第九章 最初に見せたのは誰だ 第十章 常務が自殺 終 章 夢、遙か あとがき