【2024年】「石油」のおすすめ 本 75選!人気ランキング
- 資源争奪の世界史 スパイス、石油、サーキュラーエコノミー
- 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書 991)
- 決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
- もしも石油がなくなったら: エネルギーと産業 (教科書にでてくる産業と経済 9)
- Solutions Manual for the Engineer-In-Training Reference Manual: Si Units (Engineering Reference Manual)
- 石油の帝国―――エクソンモービルとアメリカのスーパーパワー
- 原油暴落の謎を解く (文春新書)
- 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫 ひ 43-7)
- 1001 Solved Engineering Fundamentals Problems
- マネーロンダリング (幻冬舎文庫 た 20-1)
ノンフィクション書評サイト「HONZ」が10周年を迎え、サイエンスや医学、歴史など多様なジャンルから厳選した100冊の書籍をレビューと共に紹介しています。著者は成毛眞氏で、元日本マイクロソフト社長です。
本書は、1945年の敗戦後、日本で一人の男、国岡鐡造が石油会社「国岡商店」を立ち上げ、困難を乗り越え再起を図る物語です。彼は全てを失いながらも、従業員を守りつつ、石油を武器に新たな戦いに挑む姿を描いています。著者は百田尚樹で、作品は経済歴史小説として感動的な内容が特徴です。
大阪西支店の融資課長・半沢は、支店長の命令で無理に融資を承認した会社が倒産し、責任を押し付けられそうになる。四面楚歌の状況で債権回収に追われる半沢は、辛い中間管理職の現実を描いた痛快なエンターテインメント小説。著者は池井戸潤。
「池井戸潤」の半沢直樹シリーズ。大ヒットしたドラマの原作であり本も非常に面白い。物語としても面白いながら、普通に銀行ビジネスや大組織での立ち回りなど勉強になる部分も多い。
本書は、愛知県のトヨトミ自動車を舞台にした企業小説で、主人公の武田剛平が左遷から社長に昇りつめ、ハイブリッドカーの量産に挑む姿を描く。創業家出身の豊臣統一との確執や、自動車業界の経済戦争を通じて、フィクションと現実の境界が曖昧なストーリーが展開される。真偽のほどは不明だが、面白さは保証されている。
直木賞受賞作『下町ロケット』が文庫化されました。主人公・佃航平は、町工場・佃製作所を継ぎ、製品開発で成功を収めていましたが、大手メーカーから特許侵害で訴えられ、資金繰りに苦しむことになります。国産ロケットを開発する帝国重工が佃の特許技術に目をつけ、特許を売れば危機を脱することが可能ですが、その技術には佃の夢が込められていました。男たちの矜恃が激突する感動の物語です。
この作品は、メガバンクを舞台にした緊迫したエンターテインメントで、主人公の広報部長、寺田俊介が権力闘争や裏切りに巻き込まれながら、自らの出世を目指す物語です。経営難や人事抗争などの難題に直面し、掟破りの手段に手を染める彼の姿を描き、組織が人間から何を奪うのかを問いかけます。著者は元共同通信社の記者で、経済に関する豊富な知識を持つ小野一起です。
著者の川田修が伝説の営業マンと過ごした31日間の経験を通じて、営業テクニックだけでなく、仕事や人として大切なことを学んだ感動のストーリーを描いた本です。彼は外資系企業のトップセールスとして、営業目標を達成し続けており、現在は講演活動も行っています。
桂木英一は、旧態依然とした日本の銀行を離れ、ウォール街の投資銀行で成長していく。彼は「伝説の男」竜神宗一と出会い、金融業界の変革期に直面する。1980年代の米国で、最先端の金融技術を駆使する中、複雑な取引や買収案件に挑むが、世界的な金融不安が彼を襲う。著者の黒木亮は、長年の金融業界の経験を持つ作家である。
田中辰夫は、大手不動産会社でリストラを実施した後、自らも解雇され、失業者となる。一方、息子の雅人は就職先を辞め、ネットビジネスを目指す。父と子はそれぞれの困難に立ち向かいながら、新たな不動産サービスを模索し、再建を目指す物語。著者は江波戸哲夫。
若くして役員となった鹿子小穂は、父が招聘した大槻によって会社を追い出され、ヘッドハンティング会社に拾われる。新米ヘッドハンターとして、一流の経営者と接触しながら、仕事や経営、人情を学んでいく。著者の雫井脩介が新たな挑戦をしたビジネス小説で、緊迫感と感動が詰まった作品。
中堅ゼネコン・一松組の若手社員、富島平太が異動したのは大口公共事業を受注する“談合課”。地下鉄工事の受注が迫る中、彼は技術力で入札に挑むが、談合の壁に直面する。組織に従うか正義を貫くかを問う人間ドラマが展開される。著者は池井戸潤で、吉川英治文学新人賞を受賞した作品。
武蔵国の豪農の長男・栄一は、幼少期から商才を発揮し、幕末に尊王攘夷に目覚めて倒幕運動に参加。後に一橋慶喜に見出され幕臣となり、維新後は大蔵官僚として日本経済の基盤を築く政策に関与した。彼は「近代日本資本主義の父」と称される重要な人物の激動の人生を描いた作品。
総合商社部長の山崎鉄郎は、出世街道を外れた後、泥酔の末に故郷の町長に就任。しかし、町の実情は非常に厳しく、私利を追求する町議会の影響や田舎特有の非常識に直面する。鉄郎は財政再建のため、老人向けテーマパークタウンの誘致を決断する。著者は楡周平で、1996年にベストセラー『Cの福音』でデビューした。
社内の権力闘争に翻弄されながらも、義を貫き再生を果たした一人の男の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という辞令を受けた主人公。社内の権力闘争に巻き込まれ翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という四月一日付の辞令を受けた主人公は、その日から机の配置も変わり部下のいない社員、いわゆる窓際族になった。しかし社内の権力闘争から再び表舞台へ上がるが……。権力闘争に巻き込まれるも同僚への思い遣りの心を大切にし、「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫く主人公の生き方は、聖書の言葉「日は昇り、日は沈みあえぎ戻り、また昇る」のごとく転変を繰り返す。本作品は、組織の掟と、義や情の間に揺れ動き翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語だが、定年後の人生をどう生きるか──という、誰もが抱える後半生の大きなテーマに光を当てた物語でもある。 第一章 止まって見えた大時計の針 第二章 抜け切れない会社人間 第三章 君は何を報告したのだ 第四章 あなたは運のいい人だ 第五章 言われたとおりにやれ 第六章 社長が行方不明です 第七章 今度は君が社長だ 第八章 賽は投げられた 第九章 最初に見せたのは誰だ 第十章 常務が自殺 終 章 夢、遙か あとがき
池上信用金庫の小倉太郎は、取引先「松田かばん」の社長が急死した後、兄弟間の相続争いに巻き込まれる。社長の遺言では、会社の株は長男に譲られることになっており、次男は相続を放棄するよう言われていた。小倉は長男と対峙し、父の真意を探る。物語はこの表題作を含む六編から成る。著者は池井戸潤。
営業部次長の吉野公啓は、優れた成績を残しながらも社内の敵を作り、左遷される。挫折を経験した彼は、同じ境遇の男たちと共に新しい物流システムの実現に挑む。これは、ビジネスの現場を鋭く描いた経済小説である。著者は楡周平で、1996年にデビューした。
広告代理店で働く主人公は、仕事に悩みを抱えている。そこにアドラー心理学を学んだ上司のドラさんが現れ、働く理由や仕事の楽しさを見つける手助けをする。物語は、主人公が自己肯定感を高め、他者との関係を築く過程を描いている。著者はアドラー派の心理カウンセラーで、企業での講演や研修を行っている。
2009年以降、証券市場の民主化により、ニューヨーク証券取引所やNasdaq以外の取引所が増加し、ディーラーたちは売買価格が瞬時に変動する現象に悩まされる。二軍投資銀行のブラッド・カツヤマは、株を買うと価格が上がることに気づき、調査を開始。そこで、超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」が投資家を出し抜いている実態を発見する。著者マイケル・ルイスによるこのノンフィクションは、ウォール街の詐欺と実情を描いており、映画化もされている。
本書は、製造業コンサルタントが警鐘を鳴らす理系ビジネス小説で、中堅部品メーカー・ケイテックの社長藤堂敬介が、次世代エンジン技術を持つドイツのボルツ社との商談で失敗し、危機感を抱く様子を描いています。彼は、産業用システムインテグレーターの河島健一と浦田理恵の助けを借りて、ケイテックのデジタル化とサービス化を進める改革に挑むストーリーです。日本製造業の生き残りをテーマにしています。