【2023最新】「石油」のおすすめ本!人気ランキング
- Solutions Manual for the Engineer-In-Training Reference Manual: Si Units (Engineering Reference Manual)
- オレたちバブル入行組 (文春文庫)
- 1001 Solved Engineering Fundamentals Problems
- トヨトミの野望 (小学館文庫)
- プラチナタウン (祥伝社文庫)
- 半沢直樹 アルルカンと道化師
- よこどり 小説メガバンク人事抗争
- 巨大外資銀行 (講談社文庫)
- 僕は明日もお客さまに会いに行く。
- マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
崩壊した銀行神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く痛快エンターテインメント小説
経済界を震撼させた超問題作奇跡の文庫化 「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。 これについて、巨大自動車企業に極めて近い経営者は99%が事実と私に言い切った。一方で良識ある自動車業界担当の官僚は、まあ、半分くらいじゃないですかね、と口を濁す。名古屋界隈の書店から本書はすべて消えた、とか(中略)さまざまな噂が駆け巡るが、真実を知るものは本書の登場人物のモデルとされる人物だけだろうし、彼らが本書の真偽を語ることは絶対にないだろう。 本書は週刊誌ではないのだから、真偽のほどなどどうでもいい。フィクションと割り切って読むと、これほど面白い企業小説はない」(夏野剛氏による解説より) 叩き上げの剛腕社長・武田剛平と創業家出身の豊臣統一。巨大自動車会社トヨトミは血みどろの権力闘争を抱えていた! あまりにもリアルで詳しすぎる極秘情報満載の企業小説、覆面作家・梶山三郎とは何者か!? 序 章 荒ぶる夜 第一章 ふたりの使用人 第二章 社内事情 第三章 北京の怪人 第四章 ジュニアの憂鬱 第五章 暴君 第六章 ハイブリッド 第七章 異端児 第八章 萌芽 第九章 去りゆく男 第十章 スキャンダル 第十一章 クーデター 第十二章 ナッパ服の王さま 第十三章 そして、公聴会へ 第十四章 誤算 終 章 幕が上がる
出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが…。
舞台はメガバンク、主人公は広報部長。息をのむ裏切りの連続!「細部の圧倒的リアルさ。銀行小説の新たな金字塔だ」(作家・楡周平) 自分を見失った男たちへのレクイエム 組織は、あなたからどこまで奪うのか! メガバンクを舞台に「失われた30年の真因」を問う、緊迫のエンタテインメント。 「細部の圧倒的なリアルさ。銀行小説の新たな金字塔だ」――楡周平 【プロローグより】 「まず、君の手柄は、すべて私の手柄にする。いいな」 「はっ」 「それから、私の失敗は、すべて君のせいにする」 竜崎はおおきな執務机の前に寺田を立たせたまま、椅子の背に悠然と身体を預けていた。 「ただ、心配する必要はない。 君も、君の部下に同じようにやればいい。 それが銀行だ」 (引用ここまで) 舞台はメガバンク、主人公は広報部長―― 裏切り者は、中(なか)にいる! 元共同通信日銀キャップが書く 巨大銀行の仁義なき権力闘争 息をのむ裏切りの連続 最後に立っているのは、誰か―― 【ストーリー】 AG住永フィナンシャルグループの広報部長、寺田俊介は記者とのインタビュー中に 社長の竜崎太一郎が漏らした一言から、自らの出世の可能性を嗅ぎ取る。 吸い寄せられるように竜崎に服従する寺田は、経営難に転落した大手不動産をめぐる情報戦や大手証券との再編、バランスシートの膿、竜崎と相談役の人事抗争…と次々に訪れる難題に直面。掟破りの手段へと手を染め、メガバンクを覆う深い闇へと足を踏み入れていく。
邦銀から転職した西田が目撃した、横取り、リベートが横行する外資の実態。欲望と陰謀が渦巻く、米系投資銀行の暗部をリアルに描く。 邦銀から米系投資銀行に転職した西田。大手医薬品メーカー同士の対等合併という大型案件に挑むが――外資の詐欺的商法に日本経済が蹂躙される実態を明かす。ベストセラー『小説 ザ・外資』を改題した新装版。 第一章 セントラルパークの出会い 第二章 トロフィ・ディール 第三章 危ない橋 第四章 父と娘 第五章 巨額のリベート 第六章 私募債のからくり 第七章 外資の犯罪 第八章 最強・最悪のトリオ 第九章 ハイエナファンド 第十章 ハワイ・マウイ島で 解説に代えて──文庫著者あとがき
「五億円を日本から送金し、損金として処理してほしい」美しい女の要求は、脱税だった。四ヶ月後、女は消えた。五億ではなく五十億の金とともに。女と金はどこへ? 驚天動地の金融情報小説!
組織というものを甘く見ていたのかも知れない……。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。
かけひき、裏切り、騙し合い――新米ヘッドハンター・小穂が、一流ビジネスマンを相手に奮闘する、サスペンス&感動の連作短編集。 ドラマ化原作本! 『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地 父が創業した会社で若くして役員となった鹿子小穂は、父がヘッドハンターを介して招聘した大槻によって会社を追い出されてしまう。 そんな小穂を拾ったのは、奇しくもヘッドハンティング会社だった。 新米ヘッドハンター・小穂は、一流の経営者らに接触するなかで、仕事や経営とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。 緊迫感溢れるミステリーで人気の著者が新境地に挑んだ、予測不能&感涙のビジネス小説。
アパレル業界・百貨店から映しだされる、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。 経済小説の旗手が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。 85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。 ■編集部からのメッセージ アパレル産業の栄枯盛衰を辿ることは、日本の経済の移り変わりの一断面を鮮やかにに切り取ることになります。ドラマティックなフィクションでありながら、日本経済の今を、そして未来を考える際の必読書となることでしょう。 プロローグ 第一章 笛吹川 第二章 つぶし屋と三越 第三章 百貨店黄金時代 第四章 株式上場 第五章 社長交代 第六章 ジャパン・アズ・ナンバーワン 第七章 カテゴリーキラー台頭 第八章 ヒルズ族の来襲 第九章 中国市場開拓 第十章 兵つわものどもが夢の跡 エピローグ 主要参考文献 アパレル用語集 装丁=森 裕昌
国際金融小説の新たな金字塔 旧態依然とした邦銀を飛び出した桂木英一は、ウォール街の投資銀行に身を投じた。数々の案件を通じて成長する桂木の前に、「伝説の男」竜神宗一が現れる。世界金融の激変期を圧倒的なリアリティと迫力で描く。 旧態依然とした邦銀を飛び出した桂木英一は、ウォール街の投資銀行に身を投じた。数々の案件を通じて成長する桂木の前に、「伝説の男」竜神宗一が現れる。世界金融の激変期を圧倒的なリアリティと迫力で描く。
武蔵国の豪農の長男に生まれ、幼少期から類い稀な商才を発揮する栄一。幕末動乱期に尊王攘夷に目覚めた彼は、倒幕運動に関わるも一橋慶喜に見出され幕臣となり、維新後は大蔵官僚として度量衡や国立銀行条例の制定など、日本経済の礎となる数多の政策に携わった。“近代日本資本主義の父”と呼ばれる傑物の、激動の人生を活写する史伝大作。
業界の裏側に鋭く切り込む、新時代のサクセス・ストーリー 有名ブランドの販売員として働く真昼。社内恋愛で結婚の約束までしていた彼にふられてやむなく転職した真昼に海外出張のチャンスが巡ってきた。だが、帰国後の彼女を待ちうけていたのは大トラブルで――!? 有名ブランドの販売員として働く真昼。社内恋愛で結婚の約束までしていた彼にふられてやむなく転職した真昼に海外出張のチャンスが巡ってきた。だが、帰国後の彼女を待ちうけていたのは大トラブルで――!?
危機感の乏しい日本企業に警鐘を鳴らす本邦初の理系ビジネス小説 国内二五〇カ所を超える工場を訪ね歩いてきた製造業コンサルタントである著者らが、危機感の乏しい日本企業に警鐘を鳴らす本邦初の理系ビジネス小説――。 カムシャフトやエンジン・ケーシングを大手自動車部品メーカーに納めている横浜市の中堅部品メーカー、ケイテックは、ホシダ技研の次期モデルのカムシャフト受注を逃してしまう。それに追い打ちをかけた「事件」が起きる。 次世代エンジンに使用する新しい技術をもつケイテックに目をつけたドイツの世界的な自動車部品メーカー、ボルツ社から大型商談が舞い込んだのだ。ケイテックは念願の世界進出と意気込むが、調達前資格審査で落選してしまう。生産管理システムが弱点として指摘された。 二度にわたる大きなダメージにケイテック二代目社長・藤堂敬介は、大学時代のラグビー仲間である産業用システムインテグレーター、KWエンジニアリング社長・河島健一に相談する。 そこで第4次産業革命という日本の製造業の基盤を揺るがす世界的な潮流に目を開かされる。藤堂は、世界的なメーカーの生産ラインを手がける福岡市の浦田機工・浦田理恵社長に助けを求めた。 ケイテックをデジタル化・サービス化を梃子に大改革する藤堂敬介の果敢な挑戦が始まる。――
どんな困難にも立ち向かう信念の男。全ての働く人への応援歌! 巨大世界企業 VS 技術と信念のベンチャー企業! 誰もが勇気をもらえる、痛快ビジネスエンタメの最高峰! 熱血保険営業マン、北野譲治は、ITベンチャーの創業者、財津から猛烈なスカウトを受ける。 新しいビジネスへの挑戦にロマンと意義を感じた北野は、独立起業した保険代理店の社長の座を捨て、 財津の下で働くことを決意する。しかし、会社の実態は想像とかけ離れたものだった。 創業者の横暴、経営危機、そして巨大企業との闘いと、どんな困難にも不屈の精神で挑んだ、 実在の経営者の姿を描く、全ての働く人への応援歌! ITベンチャーにヘッドハントされた、凄腕の保険営業マン・北野。しかし、会社の実情は、入社前の話とはかけ離れていて......。次々と起きるトラブル。北野は経営を立て直すことができるのか?
ニューヨークの投資ファンド社長・鷲津政彦はバブル崩壊後の日本に戻り、瀕死状態の企業を斬新な手法で次々と買収・再生していった。 大人気シリーズ第1作! 不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。(講談社文庫) 買収者・鷲津の闘いはここから始まる。シリーズ第1作 不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。 ※本書は、2004年12月にダイヤモンド社より刊行され、2006年3月に講談社文庫より刊行されました。 プロローグ 破滅のはじまり 一九八九年 第一部 バルクセール 一九九七─九八年 第一章 福袋 第二章 釣果 第三章 ラスト・ウォッチ 第二部 プレパッケージ 二〇〇一年 第一章 岐路
直木賞受賞作、待望の文庫化! あの直木賞受賞作が、待望の文庫化!「お前には夢があるのか? オレにはある」研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!第145回直木賞受賞作。池井戸潤、絶対の代表作(解説・村上貴史) その部品がなければ、ロケットは飛ばない――。大企業の思惑に翻弄され、創業以来のピンチに陥った町工場が、国家的プロジェクトに挑む。男たちの矜恃が激突するエンターテインメント長編。第145回直木賞受賞作。
運輸界最大手企業と世界的通販会社。物流の覇権を巡る戦いが火花を散らす! 物流の雄、コンゴウ陸送経営企画部の郡司は、入社18年目にしてはじめて営業部へ異動した。担当となったネット通販大手スイフトの合理的すぎる企業姿勢に反抗心を抱いた郡司は、新企画を立ち上げ打倒スイフトへと動き出す。そのために考え抜いた秘策は、買い物難民を救い、商店街を活性化するとともに、世界に通ずるものだった――。運輸界最大手企業と世界的通販会社、物流の覇権を巡る戦いの火ぶたが、いま切られる! 物流の雄、コンゴウ陸送経営企画部の郡司は、入社18年目にして営業部へ異動した。担当となったネット通販大手スイフトの合理的すぎる企業姿勢に反抗心を抱き、新企画を立ち上げ打倒スイフトへと動き出す。
日本を代表する国際企業・サントリー。「やってみなはれ」の精神で日本の洋酒文化に命を捧げた創業者、鳥井信治郎に迫る経済小説。 松下幸之助が商いの師として敬愛した男。 サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い 【大阪船場、丁稚奉公編】 明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
かつて日産に君臨した“天皇”塩路一郎。自動車労連会長にして、社長人事をも左右した男の正体に迫り、同社の企業体質を炙り出す。 2018年、会社を私物化した「カリスマ経営者」が逮捕された――。大企業の〝病巣〟はすでに40年前にあった!かつて日産自動車に君臨し〝天皇〟と畏怖された塩路一郎。組合員二十万人の労働組合の総帥として、社長人事に影響を及ぼし、経営を歪め、社内紛争を長引かせる一方、豪華クルーザーで遊び、愛人を囲い、私利私欲を極めた。なぜ彼は権勢をほしいままにできたのか。大企業の病巣に切り込む迫真の実録小説、緊急復刊!(『労働貴族』を改題)「救世主はいつから、なぜ、会社を食い物にするようになったのか」「人の営みに寄り添い、心情をすくい上げた作品は滅びない」――解説・加藤正文
日立市の象徴「大煙突」は、百年前にいかにして誕生したか。煙害撲滅で、住民との共存共栄を目指す企業。奇跡の実話を描く長篇。 映画「ある町の高い煙突」2018年春撮影開始。2019年春公開予定。明治38(1905)年、買収によって茨城の地に開業した日立鉱山。やがて鉱山の宿命ともいえる煙害が発生。亜硫酸ガスが山を枯らし、農民たちの命である農作物までも奪っていく。そこで、立ち上がったのが地元の若者・関根三郎(モデルとなった実際の人物は関右馬允)である。郷士であった名家に生まれ、旧制一高に合格、外交官という夢に向かって進んでいた。しかし、祖父・兵馬が煙害による心労で倒れ、人生が変わる。こうして、地元住民たちと日立鉱山との苦闘のドラマが幕を開ける。試行錯誤の末、1914年、当時としては世界一の高さを誇る155.7mの大煙突を建設し、危機を乗り切るのであった。足尾や別子の悲劇がなぜこの日立鉱山では繰り返されなかったのか。青年たちの情熱と今日のCSR(企業の社会的責任)の原点といえる実話を基にした力作長篇。
●2024年 新一万円札の肖像画 ●2021年 NHK大河ドラマのモデル フロンティア・スピリットをもって幕末から明治の代を駆け抜けた、渋沢栄一の波乱に富んだ一生を描いた伝記快編。 渋沢栄一の生涯が、この一冊でわかる!
この男なくして、「住友」は語れない。 絶対的権力者の専横、目先の利益を追う者たち…… すべてを破壊せねば、再生はできない。 危機に瀕した住友を救った“住友中興の祖”伊庭貞剛の、知られざる生涯に迫る感動のノンフィクション・ノベル。 住友家二代目総理事として住友銀行創設などの英断を下し、“住友中興の祖”とよばれた伊庭貞剛。彼の人生は、波乱に満ちたものであった――。幕末、志士として活躍したのち、新政府に出仕して司法界に。その後、叔父であり、住友家初代総理事の広瀬宰平に招聘され、住友に入社する。しかし当時の住友は、別子銅山の煙害問題を抱え、さらには宰平の独断専行が目にあまるほどであった。 住友財閥の中にありながらも、住友を破壊せんばかりの覚悟を持って改革に臨んだ企業人を描き切った、傑作長編小説。
社内の権力闘争に翻弄されながらも、義を貫き再生を果たした一人の男の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という辞令を受けた主人公。社内の権力闘争に巻き込まれ翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語。定年後の人生をどう生きるかを考えさせる小説。 「部長職を解き調査役を命ずる」という四月一日付の辞令を受けた主人公は、その日から机の配置も変わり部下のいない社員、いわゆる窓際族になった。しかし社内の権力闘争から再び表舞台へ上がるが……。権力闘争に巻き込まれるも同僚への思い遣りの心を大切にし、「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫く主人公の生き方は、聖書の言葉「日は昇り、日は沈みあえぎ戻り、また昇る」のごとく転変を繰り返す。本作品は、組織の掟と、義や情の間に揺れ動き翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を貫いた一人の男の再生の物語だが、定年後の人生をどう生きるか──という、誰もが抱える後半生の大きなテーマに光を当てた物語でもある。 第一章 止まって見えた大時計の針 第二章 抜け切れない会社人間 第三章 君は何を報告したのだ 第四章 あなたは運のいい人だ 第五章 言われたとおりにやれ 第六章 社長が行方不明です 第七章 今度は君が社長だ 第八章 賽は投げられた 第九章 最初に見せたのは誰だ 第十章 常務が自殺 終 章 夢、遙か あとがき
走行中の大型トレーラーが脱輪し、はずれたタイヤが歩道を歩く若い母親と子を直撃した。トレーラーの製造元ホープ自動車は、トレーラーを所有する赤松運送の整備不良が原因と主張するが、社長の赤松は到底納得できない。独自に真相に迫ろうとする赤松を阻む、大企業の論理に。会社の経営は混迷を極め、家族からも孤立し、絶望のどん底に堕ちた赤松に、週刊誌記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。(講談社文庫) 巨大自動車会社の、腐りきった内情。 保身に走る、エリート社員。 強烈な向かい風の中、そんな彼らに一人挑む、粘り強い男がいた・・・・・・! 走行中の大型トレーラーが脱輪し、はずれたタイヤが若い母子を直撃した。 トレーラーの製造元ホープ自動車は、トレーラーを所有する赤松運送の整備不良が原因と主張するが、社長の赤松は到底納得できない。正確な整備記録が残されていたのだから。 独自に真相に迫ろうとする赤松を阻む、大企業の厚い壁。 会社の経営は傾き、窮地に立たされた赤松は、家族からも孤立し、絶望のどん底に堕ちたに見えたが――そこへ週刊誌の記者が、驚愕の情報をもたらす。 真実は、どこに!? ★池井戸作品が、初めて映画に!★ 映画「空飛ぶタイヤ」 6月15日全国ロードショー 出演:長瀬智也 ディーン・フジオカ 高橋一生 がんばれ、赤松! 序 章 決して風化することのない、君の記憶 第一章 人生最悪の日々 第二章 ホープとドリーム 第三章 温室栽培群像 第四章 ハブ返せ! 第五章 罪罰系迷門企業 第六章 レジスタンス 第七章 組織断面図
じり貧続きの鉄道王国再建のカギは鉄道専門大学の創設にあった!中国との受注競争に勝利せよ!鉄道事業の未来を見通す痛快経済小説。 再生の鍵は「ソフトパワー×専門職大学」日本流観光列車で中国から覇権を奪還せよ! 東南アジアのR国の高速鉄道建設に向け、中国と熾烈な受注競争を繰り広げる四葉商事。一方、経営破綻寸前の海東学園に突如、中国企業への身売り話が舞い込む。打倒中国――。四葉と海東の想いは合致し、経産省を巻き込んだ世界初・鉄道専門大学の実現に向け奔走するのだが……。鉄道産業を予見する、痛快経済エンタメ小説。
ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。 会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)
何故か株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう。その陰には巨大詐欺と投資家を出し抜く超高速取引業者の姿があった。 証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまうのだ。二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。彼はドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作ノンフィクション‼本作に描かれた衝撃の実話が映画化‼カンザス~ニューヨーク間、1,600㎞を、直線の光ファイバーケーブルで繋ぐ‼『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』2019年9月27日より、TOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー
かつて商社マンだった高校教師が、教え子の父の会社を救うために企業王国のドンと呼ばれる男に挑戦する。迫真のノンストップ小説 。 女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した――。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 江戸川乱歩賞受賞第1作『M1』を改題 街は暗黒の企業に呑み込まれた! 女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した――。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 江戸川乱歩賞受賞第1作『M1』を改題 第一章 霧 第二章 黒い町 第三章 軌道道 第四章 破綻 第五章 期限の利益 第六章 オルゴール
大手都銀・協立銀行の竹中治夫は、本店総務部へ異動になった。総会屋対策の担当だった。組織の論理の前に、心ならずも不正融資に手を貸す竹中。相次ぐ金融不祥事に、銀行の暗部にメスを入れた長編経済小説。 大手都銀・協立銀行の竹中治夫は、本店総務部へ異動になった。総会屋対策の担当だった。組織の論理の前に、心ならずも不正融資に手を貸す竹中。相次ぐ金融不祥事に、銀行の暗部にメスを入れた長編経済小説。
社長の父親に乞われ、商社から大手生命保険会社に転職した広岡。その人柄と能力で信頼を得て、新機軸を打ち立てる彼を襲う悲劇とは? 【あなたを守ってくれる上司はいますか?】大日生命保険で社長を務める父の強引な招きで、商社から取締役待遇で転職した広岡厳太郎。「世襲人事だ」との強い批判をものともせず、現場に学ぶため、外務員の〝生保のおばちゃん〟とともに汗を流し、次第に周囲から慕われていく。その後、保険の国際化、法人営業部の創設など革新的な新機軸を打ち立て、自社のみならず生保業界をもリードする逸材として期待されるのだが……。生保業界を駆け抜けた快男児を描き、働き方や同族経営の問題に切り込む長編経済小説。『いのちの風』改題。「親の跡を継ぐだけなら、帝王学を学ぶことでよかったかもしれない。しかし、古い体質の保険会社を改革し、会社を発展させていくには、親を乗り越えなければならない。……自分をいじめ抜き、生保マンとしての自分を鍛えることで、同族経営を乗り超えようとする『父殺し』の物語である」――解説・高成田享
現金紛失事件の後、行員が失踪!? たたき上げの誇り、家族への思い……事件の裏に透ける行員たちの葛藤。傑作ミステリ。 その日、銀行は戦場に変わる……。 ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。 女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪……!? たたき上げの誇り、家族への思い…… 事件の裏に透ける行員たちの葛藤。 著者の池井戸さんが「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、 原点にして最高峰とも言える傑作ミステリ。 【映画&ドラマ W映像化‼】 映画版は、松竹配給。2023年2月17日に全国公開です。 今回の映画は小説と展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。 主演の阿部サダヲさんのほか、上戸彩さん、玉森裕太さん、柳葉敏郎さん、杉本哲太さん、佐藤隆太さん、柄本明さん、橋爪功さん、佐々木蔵之介さんと豪華キャストが出演。監督は本木克英さん。かつて池井戸作品初の映画化となった「空飛ぶタイヤ」を担当し、ヒット作として大きな話題を呼びました。 主題歌には、エレファントカシマシの書き下ろし『yes. I. do』に決定。 ドラマ版は現在、WOWOWオンデマンドにて配信中。 主演に井ノ原快彦さん、共演に、西野七瀬さん、加藤シゲアキさん、 三浦貴大さん、前川泰之さん、萩原聖人さん、玉山鉄二さんという豪華な顔ぶれです。