【2024年】「ナッジ」のおすすめ 本 102選!人気ランキング
- NUDGE 実践 行動経済学 完全版
- 実践 行動経済学
- 行動経済学の使い方 (岩波新書 新赤版 1795)
- 行動経済学まんが ヘンテコノミクス
- 知識ゼロでも今すぐ使える! 行動経済学見るだけノート
- 行動経済学が最強の学問である
- ミクロ・マクロの前に 今さら聞けない行動経済学の超基本 (今さら聞けない超基本シリーズ)
- 医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者
- 今日から使える行動経済学 (スッキリわかる!)
- ビジネス教養 行動経済学 (サクッとわかるビジネス教養)
初版刊行以来,行動経済学の体系的テキストとして好評を博した本書を,近年の研究成果を盛り込み大幅改訂。研究の進展が著しい社会的選好と規範行動経済学の章を,それぞれ「基礎と発展」「理論と応用・政策」に分けて,「ナッジ」などの最新のトピックを追加。 第Ⅰ部 行動経済学と神経経済学 第1章 行動経済学とは何か? 第2章 神経経済学とは何か? 第Ⅱ部 プロスペクト理論と限定合理性 第3章 不確実性下の経済行動 第4章 プロスペクト理論 第5章 限定合理性 第Ⅲ部 時間割引と社会的選好 第6章 時間を通じた行動 第7章 学習理論と神経経済学の実験 第8章 社会的選好:基礎編 第9章 社会的選好:発展編 第Ⅳ部 行動経済学のフロンティア 第10章 文化とアイデンティティ 第11章 幸福の経済学 第12章 規範行動経済学:理論編 第13章 規範行動経済学:応用・政策編
金銭的インセンティブとナッジが健康増進に及ぼす効果 医療現場の行動経済学 行動変容のメカニズムと政策的含意 マーケティングと行動経済学 心理学と行動経済学 実験経済学方法論に関する最近の研究動向 結婚と幸福:サーベイ セルフコントロールの行動経済学 AIと行動ファイナンス 行動ファイナンスと新規株式公開 グリット研究とマインドセット研究の行動経済学的な含意 民族多様性と市場メカニズムに関する実験研究 所得再分配選好の形成分析の展開と展望 規範行動経済学と共同体
◆人の直感はパワフルで本能的で、まるでゾウのよう。◆ゾウを【ナッジ】で後押しすれば、人の心も動きはじめる【ナッジとは?】「そっと後押しする」「ひじで軽くつつく」といった意味。人の心を優しく刺激して、よりよい行動へと動かす工夫。提唱者のリチャード・セイラー博士は2017年ノーベル経済学賞を受賞。現在、世界各国政府や行政によって行動経済学としてのナッジがあらゆる局面で戦略的にとり入れられている「人の直感は大きくパワフルだが面倒くさがり屋な面があり、制御が難しい」ということを知っていると、コミュニケーションのありようが変わります。行動経済学は、人の直感をゾウに見立て、どう付き合っていけばいいのかを教える学問です。例えば、ゾウ(直感)は、時間帯によって話の受け止め方が変わり、話の最初と最後の印象を強く持つことがわかっています。こういった習性をうまく制御したり刺激したりして、望ましい行動へと促すのが【ナッジ】です。ゾウの習性は知れば知るほど、人との接し方が見えてきます。本書は、ナッジの第一人者である著者による、明日から誰でも使える【ナッジ】を優しく説いた一冊です
人の心理特性に寄り添って、科学的に行動変容を促すアプローチである「ナッジ」。「ナッジ」を保健活動に活用できるように、バイアスやナッジ活用ツールである「EAST」など、押さえておくべきナッジの基本的知識を解説する。さらに、業務や事業にナッジを取り入れる際の具体的な方法やポイントを、保健事業における「ナッジ」の具体的な活用事例の紹介やQ&Aで解説する。
ナッジ!?強制と放任のあいだで 自己決定権は生き残れるか? ナッジはどうして嫌われる? それでもアーキテクチャは自由への脅威なのか? 民主政は可能か? 熟議をナッジする? カフェテリアをデザインする 「リバタリアン」とはどういう意味か? 自律にはナッジで十分か? ナッジ論の初心とこれから
物語で学ぶ,医療者と患者側の誤解と心理.意思決定支援のコツが楽しく身につく実践書. 哲学と医療行動経済学という多方面の知識を用いてがん患者の意思決定支援を解説した前著は,その難しさの要因を紐解き,解決の糸口を紹介して好評を博した.本書は,その待望の「実践編」である.医療者と患者側の誤解と心理を,7つの物語をベースに検証し,成功の秘訣を語っている.各物語には意思決定支援に必要な知識が散りばめられており,自然に大事なことが頭に入るように工夫した.楽しく学べる新たなかたちの実践書だ. 目 次 1st ストーリー 診療の経過 解説 ハーバード交渉術 方法の原理 現在バイアス コミットメント Step-Up <3Dハーバード流交渉術> 1st ストーリーの続き 解説 アンガーマネジメント 2nd ストーリー 診療の経過 解説 現状維持バイアス 正常化バイアス 実現可能性と論理的可能性 行動変容を促す「動機付け」 Step-Up <ナッジとその倫理性> 2nd ストーリーの続き Step-Up <ラポール形成> 3rd ストーリー 診療の経過 解説 ヘルス・リテラシーとバイアス 緊急ACP(Advance Care Planning) 3rd アナザーストーリー「音読みでなく訓読みで」 4th ストーリー 診療の経過 解説 遺伝子検査とがん治療 セルフ・マネジメントの必要性(とくにタイム・マネジメント) Step-Up 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC) 4th ストーリーの続き 解説 がん相談支援センター 担当医にできること(戦略的ニヒリズム) 5th ストーリー 診療の経過 解説 医療者が持つ責務と家族が持つ責務の違い 人がそうするには理由がある~肯定ファーストの姿勢 Step-Up 「関心相関性と表の関心・裏の関心」 5th アナザーストーリー エビデンスはどうやって作られているのか? 高齢者がん診療ガイドライン 5th ストーリーの続き 在宅療養への障壁(キーパーソンが抱える責務,社会規範と市場規範) 市場規範と社会規範の併存を実現する「方法の原理」 6th ストーリー 診療の経過 解説 重篤な病気をもつ患者との話し合い(Serious illness conversation program) がんは予防できるのか? Step-Up <がん教育> 6th ストーリーの続き 解説 システム1とシステム2 確証バイアス プロスペクト理論 7th ストーリー 診療の経過 もやもやのすすめ 7th ストーリーの続き 肯定ファースト 意思決定能力 代理意思決定 Step-Up <事前指示とDNAR(Do Not Attempt Resuscitation)> 7th ストーリーのその後 Step-Up <臨床倫理の4分割法> おわりに 索引
・好評テキスト『心理学が描くリスクの世界:行動的意思決定入門(第3版)』の発展版! ・さまざまな分野で展開されるリスクと意思決定に関する研究法と事例を紹介。 ・類書にない「意思決定と生理」についても1章を立てて詳述! 「リスクと意思決定」に関する心理学的知見の基礎知識を初めて解説した入門書、『心理学が描くリスクの世界』の姉妹編であり発展編。近年、興隆著しい行動経済学やリスクコミュニケーション等の「リスクと意思決定」の応用分野について、その基礎研究から研究事例までを幅広く紹介。また、「意思決定と生理」を詳述するほか、ナッジなど注目の話題を扱う14本のコラムも掲載。 はじめに 第I章 意思決定の研究法 I-1 意思決定を測る:確率と価値の測定法 I-2 意思決定を測る:確実性等価の測定法 I-3 意思決定を測る:医療場面での効用の測定法 I-4 質問紙調査と回答行動 I-5 同一物間選択 I-6 選択肢の分割と結合 I-7 意思決定と生理指標 I-8 選択行動と眼球運動 I-9 潜在的な態度の測定 I-10 マウスの軌跡による過程追跡法 第II章 意思決定とゲーム理論 II-1 ゲーム理論入門:「囚人のジレンマ」ゲームから II-2 行動的ゲーム理論 II-3 動物実験におけるゲーム理論的アプローチ II-4 ゲーム場面での霊長類の選択 II-5 進化ゲーム理論 第III章 意思決定と生理 III-1 意思決定と皮膚電気活動 III-2 意思決定と心拍動 III-3 意思決定と内受容感覚 III-4 意思決定と瞳孔 III-5 意思決定とホルモン III-6 アイオワギャンブル課題 III-7 ケンブリッジギャンブル課題 第IV章 意思決定と社会 IV-1 互恵性と評判 IV-2 シグナリングと信頼 IV-3 人はなぜ不正を犯すのか? IV-4 道徳と意思決定 IV-5 寄付と意思決定 IV-6 リバタリアン・パターナリズムと恩恵 IV-7 経済学と行動的意思決定:領域による違い IV-8 選択肢の複数の属性がもたらす逸脱現象 第V章 意思決定と健康 V-1 医療意思決定 V-2 緊急時の意思決定 V-3 行動免疫系:感染症リスクを避ける行動システム V-4 リスクに立ち向かうための「化粧」 V-5 行動健康経済学 V-6 ギャンブル障害 V-7 ギャンブラーの俗信と信念 V-8 幸福経済学 第VI章 意思決定と伝達 VI-1 環境意思決定 VI-2 意思決定と予測学 VI-3 因果関係の認知/随伴性の誤謬 VI-4 確率情報の伝達 VI-5 二重過程モデルの歴史 VI-6 様々な二重過程モデル 第VII章 意思決定と個人差・文化差 VII-1 楽観的な人は成功する? VII-2 高齢者の意思決定 VII-3 不確実状況における判断や意思決定の個人差, VII-4 ニューメラシー VII-5 遺伝子型と意思決定 VII-6 確率判断と文化 VII-7 選択と文化 VII-8 不確実事象に関する予測の文化差 BOX 1 クリティカル・シンキングと意思決定 2 選択盲 3 世論調査における選択肢分割の効果 4 確率論とギャンブルと意思決定1 5 感情に関する様々な用語と意思決定 6 身体を清めると、感情もリセットされるか? 7 目があると向社会的行動をする? 8 ナッジは自律を損ねるか 9 シェアード・ディシジョンメイキング 10 災害や事故と意思決定 11 確率論とギャンブルと意思決定2 12 楽観主義とバイアス 13 確率の出現時からの二元性 14 50-50
人間の選択と行動は「論理」でも「情熱」でもなく「勘違い」で決まる!「潜在意識レベル」で人を動かす科学的な方法71を紹介! ★★★世界絶賛のベストセラー、ついに上陸!★★★世界一ずるい「選択と行動」の科学★★★★★★「潜在意識レベル」で人を動かす科学的な方法71★★★・スーパーが「野菜売り場」からはじまるのは、〇〇をさせるため?・相手に「〇〇」と言われるだけで「お願い」を受け入れやすくなる?・期限までに目標達成したいときは、〇〇のスケジュール帳を使うべき?◎面白くてタメになる「科学的に人を動かす方法71」を、世界各国の事例を通して分かりやすく伝える本。◎教養を身につけるために、名著に進む前に行動経済学の入門書としても読める「武器になる」一冊。◎理論や実験例とともに、世界各国の「実際に認知バイアスが使われているビジネスや政策の事例」を豊富に掲載!◎身近な生活に利用されているバイアスを知ることで驚きや知的好奇心が刺激される。◎行動経済学の名著に掲載されている事例や実験もおさえており、1冊で認知バイアスの概要を把握できる。◎知的読み物、教養本としても面白い!◎オランダの公式ベストセラーリスト「Bestseller 60」にランクインした話題の本がついに日本上陸!
問題をわかっていても正論では人は動かない。どうすればよいのか? 人を動かすツボを解明する日本人目線の初の行動経済学応用の書。 BXとは、行動経済学・心理学を起点として、人の心に寄り添った形に企業のコミュニケーションのあり方を変革(トランスフォーム)すること。本書は、「なぜ人が動かないか」を、本能のメカニズムの観点から分析し、社会課題が生じるメカニズムと、BXの市場規模や世界的なトレンドを説明。人を動かす心のツボの見極め方とそのツボをいかに押すかを解説し、「消費者のSDGs行動を促す」「従業員のウェルビーイングを促す」「投資家のESG投資を促す」「不健康行動を抑制する」「企業の再エネ利用を促すためにルール形成によって社会を変える」といった事例を交えて、経営課題を解決する新しい筋道を示す。企業経営の現場で活用可能な行動経済学の最新の知見を体系化し、BXを実践できるよう企業経営に使えるツールとしてまとめた待望の書。 第1章 なぜ人は動いてくれないのか 1 正論をぶつければ人は動くという勘違い 2 正論で人が動かない理由 3 正論が生み出す社会の分断 4 科学の力で人を動かす 5 実践行動経済学2.0とは 第2章 行動経済学2.0の活用が11兆円市場の取り込みに貢献する 1 時代は行動経済学2.0に突入した 2 行動経済学2.0が社会課題解決の切り札に 3 行動経済学2.0によって11兆円市場を取り込む 第Ⅰ部 行動経済学2.0のツール 第3章 人を動かす心のツボの見極め方 1 人を動かす心のツボの既存のマップ(理論・モデル)の問題点 2 人を動かすトリガーは4つの心のツボにあった(新たに開発したARMSモデル) 3 人によって心のツボの押し方が大きく異なる 4 押すべき心のツボの見極め方(ARMSモデルの活用) 第4章 心のツボの押し方 1 人の考え方を変えることは難しい 2 人の考え方を変えなくても行動は変えることができる 3 ナッジで「ついつい」「できそう」という心のツボを押す 4 「今・ここ・私」に近づけることで「したい」「やろう」を押す 補論 ナッジや行動経済学に渦巻く疑念 第Ⅱ部 行動経済学2.0で企業経営を変える 第5章 消費者を変える 1 「環境にやさしい」と言わずに、SDGs行動を促す 2 消費者に刺さる再エネの価値を発見し家庭の再エネ利用を促す 3 限られた予算のなかでインセンティブのかけ方を工夫し、安全運転を促す 第6章 従業員を変える 1 心のツボを正しく押して従業員のウェルビーイングを実現する 2 「自律感」と「有能感」を高めることで入社意欲を高める 3 「つながり感」を醸成して優秀な人材の流出を防ぐ 第7章 投資家を変える 1 投資家の心のツボを押す形で企業のSDGs活動を伝えることで、投資を呼び込む 第8章 社会を変える 1 心に寄り添ったルールをつくることでより良い社会を実現する 2 あえて甘えを認めるルールをつくることで健康な行動を促す 3 新たな評価軸を設定することで、「当たり前」を変える 終章 ビジネスとアカデミアの2つの溝を埋める 1 ビジネスとアカデミアの間に横たわる大きな溝 2 人材の育成とツールの整備が不可欠 3 行動経済学・心理学に関するアカデミアの知見をビジネスで使う際に求められる姿勢
判断や意思決定過程と理論における歴史的基礎,認知的一貫性と非一貫性,神経経済学と神経生物学など6つの分野に焦点を当て詳説。 判断や意思決定過程とその理論探求は,経済的な影響のみならず,人の幸福と関連する重要課題として学際的な広がりを見せている。本書ではその歴史的基礎,認知的一貫性と非一貫性,ヒューリスティクスとバイアス,神経経済学と神経生物学,発達段階における差異と個人差,意思決定の改善の6つの分野に焦点を当て詳説する。 【主な目次】 序章 ●第I部 歴史的基盤 第1章 熟達者による意思決定:5人のキーとなる心理学者の影響 ●第II部 認知的一貫性と非一貫性 第2章 認知的一貫性:認知的・動機づけ的観点 第3章 感情予想に関する矛盾をはらんだ乖離についてのファジートレース理論による説明 ●第III部 ヒューリスティクスとバイアス 第4章 ファジートレース理論における直観,干渉,抑制,そして個人差の問題 第5章 意思決定前にみられる情報の歪曲 第6章 精密性効果:精密な数値表現が日常的判断にどのような影響を及ぼすか ●第IV部 神経経済学と神経生物学 第7章 フレーミング効果の行動的・神経科学的分析による意思決定過程の検討 第8章 “熱い”認知と二重システム:導入・批判・展望 第9章 慈善的寄付の基盤となる神経経済学と二重過程モデル ●第V部 発達と個人差 第10章 発達におけるリスク志向性:決定方略,感情,制御の変化 第11章 意思決定能力の生涯発達 ●第VI部 よりよい決定のために 第12章 リスクのある意思決定の予測因子:フィッシング攻撃の実例に基づく,判断と意思決定の向上 第13章 シミュレーション結果の経験による判断と意思決定の改善 序章 第Ⅰ部 歴史的基盤 第1章 熟達者による意思決定:5人のキーとなる心理学者の影響 1節 James McKeen Cattell 2節 Wilhelm Wundt 3節 Edward Titchener 4節 Edwin G. Boring 5節 一般化された普通の成人の心 6節 計量心理分析を用いた伝統的な意思決定研究 7節 線形モデルを用いた伝統的な意思決定研究 8節 情報の利用に関する仮説 9節 ヒューリスティクスとバイアスによる伝統的な意思決定研究 10節 Wilhelm Wundt とWard Edwards 第Ⅱ部 認知的一貫性と非一貫性 第2章 認知的一貫性:認知的・動機づけ的観点 1節 認知的一貫性に関する諸理論 1.認知的一貫性の潮流/2.自己理論の潮流/3.意味管理の潮流/4.個人差の潮流 2節 統合的枠組み 1.既存の枠組み/2.枠組みを拡張する 3節 実験結果 4節 結論 第3章 感情予想に関する矛盾をはらんだ乖離についてのファジートレース理論による説明 1節 ファジートレース理論 2節 主旨と発達,熟達化 3節 リスクの知覚とリスクテイキング 4節 少数の特性から高い正確性を得る 5節 ファジートレース理論と感情の記憶 6節 幸福度と主観的ウェルビーイングのアセスメント 7節 主旨に基づいた感情価の判断 8節 逐語的詳細に基づいた正確な判断 9節 主旨情報に基づく全般的予測 10節 結論 第Ⅲ部 ヒューリスティクスとバイアス 第4章 ファジートレース理論における直観,干渉,抑制,そして個人差の問題 1節 判断,意思決定における干渉 1.干渉の処理 2節 主旨に基づいた意思決定 3節 個人差と抑制 4節 衝動性と直観:異なる概念 5節 認知的能力の高さがよい判断・意思決定につながらない場合 6節 結論 第5章 意思決定前にみられる情報の歪曲 1節 経験的証拠 2節 情報の歪曲は測定方法によるアーティファクトなのか 3節 情報の歪曲は取り除くことができるのか 4節 情報の歪曲を示さない人は存在するのだろうか 5節 情報の歪曲は何によって引き起こされるのか 6節 インプリケーション 1.初頭効果による解釈 7節 情報の歪曲の合理性とベイズ推定 8節 ヘッドスタートの影響 9節 出現した選好に対する関与 10節 判断と意思決定の研究パラダイム 11節 エピローグ 1.情報の歪曲に関する研究の歴史/2.実験パラダイム間の対立 第6章 精密性効果:精密な数値表現が日常的判断にどのような影響を及ぼすか 1節 不一致帰属仮説 2節 計算容易性効果 1.不一致帰属の役割/2.素朴理論の役割 3節 精密性効果 1.不一致帰属の役割/2.素朴理論の役割 4節 精密性と信用可能性 1.文脈的手がかりの役割 5節 精密性と希少性 1.文脈的手がかりの役割 6節 精密性と信頼区間 7節 残された課題 1.神経科学の役割 8節 結論 第Ⅳ部 神経経済学と神経生物学 第7章 フレーミング効果の行動的・神経科学的分析による意思決定過程の検討 1節 序論 1.課題 2節 フレーミングタスク 3節 個人差について 4節 二重過程理論 5節 情動過程とフレーミング効果 6節 フレーミング効果とそれ以外の効果における脳代謝レベルでの効果 7節 意思決定の新しい理論を検証するための新しい方法 8節 特殊な集団におけるフレーミング効果 9節 生涯にわたる意思決定 10節 高齢の意思決定者におけるフレーミングと課題に関連した違い 11節 まとめ,結論と将来の研究 第8章 “熱い”認知と二重システム:導入・批判・展望 1節 温度隠喩 2節 “熱”から自律神経反応と誘因顕著性へ 3節 二重過程と二重システムモデル 4節 展望:さらに優れた疑問の問いかけ 5節 R3:熟考の再処理と強化モデル 第9章 慈善的寄付の基盤となる神経経済学と二重過程モデル 1節 二重過程の枠組み 2節 慈善的寄付における,情動と認知の役割について 3節 命の評価における行動的な偏見 4節 心理物理的な無感覚 5節 規模の感受性の鈍麻 6節 同定可能性 7節 疑似無効力とプロポーション優越性 8節 慈善的寄付の神経経済学的視点 9節 まとめ 第Ⅴ部 発達と個人差 第10章 発達におけるリスク志向性:決定方略,感情,制御の変化 1節 決定方略 1.統合的な方略とヒューリスティック/2.統合的な決定方略とヒューリスティックの発達プロセス/3.意思決定の神経科学 2節 感情と制御:二重過程モデルによる説明 1.文脈/2.個人差/3.感情と制御:よい意思決定を学習する 3節 結論 第11章 意思決定能力の生涯発達 1節 意思決定能力の定義 1.規範的理論:人はどのように意思決定を行うべきか?/2.記述的研究:人はどのようなときに規範的な基準に反する意思決定を行うのか? 2節 意思決定能力の生涯発達 1.青年期と成人期の意思決定能力に関する比較/2.高齢者と若い成人の意思決定能力についての比較 3節 意思決定能力の総合的な尺度の開発とその妥当性の検討 1.個人差を反映した妥当性のある意思決定能力の尺度の必要性/2.個人差を反映した意思決定能力の尺度の開発と妥当性の検討/3.意思決定能力の要因と結果を考察する枠組み 4節 今後の展望 第Ⅵ部 よりよい決定のために 第12章 リスクのある意思決定の予測因子:フィッシング攻撃の実例に基づく,判断と意思決定の向上 1節 実証的に支持される知見 2節 考察 第13章 シミュレーション結果の経験による判断と意思決定の改善 1節 人の認知処理の長所と短所 2節 判断課題の構造 3節 人と課題とのマッチング:その含意 4節 シミュレーションの経験の検討:研究プログラムの概要 1.確率判断課題/2.投資/3.競争的行動 5節 考察 文献 人名索引 事項索引 監訳者あとがき
家計の経済行動 消費行動と貨幣錯覚 生涯にわたる消費行動 国民健康保険被保険者の受診行動 人間の行動動機と労働者の行動 アイデンティティと夫婦間の家庭内労働分担行動 企業の経済行動 日本企業におけるリアル・オプション指向 投資決定要因の効果の非対称性 税制改正と企業の投資機会 投資の決定におけるキャッシュ・フローの役割 企業の経営環境と技術革新
モヤモヤしている人のために——。スタンダードな経済学の考え方を再検討し、今後に向けての処方箋を提示する話題作、待望の邦訳! モヤモヤしている人のために——。スタンダードな経済学の考え方を再検討し、今後に向けての処方箋を提示する。待望の邦訳! モヤモヤしている人のために——。「科学」の地位を得るために、経済学は様々な数学やモデルを使ってきた。しかし、それらは本当に有効なのか。現実から離れた想定によって視野を狭めているのではないか。スタンダードな経済学の考え方を再検討し、今後に向けての処方箋を提示する話題作、待望の邦訳。 凡例 序文 第1章 なぜ方法論なのか 開放系と閉鎖系 経済学の方法 第2章 基礎 ──欲求と手段 欲求 手段 第3章 経済成長 人口 投資 貿易 国家の役割 開発経済学 構造主義 ワシントン・コンセンサス 誰が正しいのか 第4章 均衡 均衡 利己心──経済学における重力の等価物 摩擦 均衡についての質問 第5章 モデルと法則 モデル化 問題についての事実 計量経済学 複雑性をモデル化する プラトン的なモデル化 科学か修辞学か それでは経済学は科学なのか 第6章 経済心理学 経済人(ホモ・エコノミクス) 経済人の行動 活動中の経済人 それは合理的なのか 行動経済学 速い思考と遅い思考 第7章 社会学と経済学 社会学は経済学の助けとなりうるのか 社会的なものと個人的なもの 社会学の視角 ゲマインシャフトとゲゼルシャフト 資本主義の精神 市場は人間にとって自然なものであるのか 和解 第8章 制度経済学 「旧」制度主義 「新古典派」制度主義 第9章 経済学と権力 権力の諸形態 権力の正当性 経済学者は権力をどう扱っているのか 権力システムにおける経済学の役割 ブルジョア経済学に対するマルクス主義者の非難 第10章 なぜ経済思想史を研究するのか 方法論上の論争 パラダイムと研究プログラム 第11章 経済史 統計の源泉としての歴史 経済学は歴史学を改善することができるか 「循環」 「さまざまな発展段階」――『はしごを外せ』 第12章 倫理学と経済学 公正価格 受託責任としての所有 進歩の代償 「ケーキの成長が真の宗教の目的となった」(ケインズ) 倫理学はどのようにして経済学の助けとなりうるのか 第13章 完全な知識からの退却 認識論――リスクと不確実性 存在論――何が存在しているのか より良い地図 第14章 経済学の将来 経済学の政治的目的 参考文献 訳者あとがき 図版一覧 索引 ロバート・スキデルスキー著、鍋島直樹訳;0302;02;モヤモヤしている人のために——。スタンダードな経済学の考え方を再検討し、今後に向けての処方箋を提示する話題作、待望の邦訳!;20220701