地図から読む歴史 (講談社学術文庫)
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地図こそ歴史を知る一級資料である。地形や地名、道路や遺跡の位置関係から過去の景観と人々の営みを復元する、歴史地理学への入門。 過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する<歴史地理学>の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の城地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。 原本は、『景観から歴史を読む―地図を解く楽しみ』(1998年、日本放送出版協会刊) 序章 地図と地名に残された先人のシグナル 第1章 聖武天皇の都作り 第2章 平安京計画と四神の配置 第3章 古代地方行政の中心地、国府 第4章 古代の大道は直線であった 第5章 条里 第6章 荘園の範囲を確定する手順 第7章 織田信長の城地選定構想を読む 第8章 天下の大道と隠れ道の並走 第9章 豊臣秀吉の「首都」作り 1 第10章 豊臣秀吉の「首都」作り 2 第11章 徳川家康の江戸選地理由 第12章 「野」とは何か 第13章 溜池分布の謎を解く 第14章 新しい地名解釈から見えるもの 第15章 耳納山・伊吹山・浅間山 第16章 小字「心蓮寺」が発信した情報 第17章 都市内道路名称の意味を解く
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