【2024年】「地理学」のおすすめ 本 110選!人気ランキング

この記事では、「地理学」のおすすめ 本 をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. はじめて地理学
  2. 目からウロコの なるほど地理講義 地誌編
  3. 自然のしくみがわかる地理学入門
  4. 目からウロコの なるほど地理講義 系統地理編
  5. 地形散歩のすすめ: 凸凹からまちを読みとく方法
  6. 世界がわかる地理学入門――気候・地形・動植物と人間生活 (ちくま新書)
  7. 中学 地理 ハイクラステスト: 中学生向け問題集/定期テストや高校入試対策に最適! (受験研究社)
  8. ジオ・パルNEO[第2版]:地理学・地域調査便利帖
  9. 地域調査ことはじめ―あるく・みる・かく
  10. 自然のしくみがわかる地理学入門 (角川ソフィア文庫)
他100件
No.1
100

地理学の考え方や魅力を知ることができる入門書です。具体的な事例を紹介しながら、自然地理学の基礎知識を網羅しています。 「地理学」っていったい何をする学問なんだろう?そんな疑問を抱いた方にこそ読んでいただきたい地理学の入門書です。本書では具体的な事例を紹介しながら、地理学の考え方や魅力をお伝えします。身近な場所や旅先で目にする風景や物事の疑問が、地理学の知見によって解き明かされる面白さを体験していただくことができるでしょう。また自然地理学の基礎知識をおおよそ網羅しているので、イチから学びたい方にも最適です。本書を一冊読み終えれば、いつもの風景が違って見えるようになるかもしれません。 第1章 地理学への正体  1 山田太郎さんの1日  2 地理学から見る世界  3 地理学のたどってきた道  コラム1 地理学・地図に関するQ&A 第2章 旅先の景色を読み解く  1 なぜ、日本人は米を食べているの?  2 沖縄は大阪より涼しいって本当?  コラム2 気候に関するQ&A  3 なぜ、地球の表面はでこぼこなのか?  4 地震が地形をつくるとはどういうことか?  5 なぜ、川の下をくぐる鉄道があるのか?  コラム3 地形に関するQ&A  6なぜ、場所によって森の種類は異なるのか?  7 なぜ、日本には固有の動植物が多いのか? コラム4 生物の地理学に関するQ&A 第3章 地理学から今を見る  1 なぜ、地球温暖化は問題なのか?  2 なぜ、地図は伊勢湾台風の被害を知っていたのか?  3 なぜ、照葉樹林帯に照葉樹がないのか?  コラム5 現代社会と地理学に関するQ&A

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No.2
99
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No.3
96

本書は地形・気候・植生について「なぜそうなったのか」という視点で、自然の不思議や疑問を明らかにする自然地理学の入門書です。 地理学のおもしろさは、私たちが生活する環境の成り立ちを解き明かしていくところにあるでしょう。本書はその地形・気候・植生について「なぜそうなったのか」という視点で、具体的にわかりやすく解説。さらに世界50カ国以上を訪れた著者が体験したエピソードも散りばめられていて、リアルで楽しい内容となっています。写真・図版も満載で、自然の様々な不思議や疑問を明らかにしてくれる自然地理学の入門書です。 1 地形  1-1 平野の地形     沖積平野と洪積台地     地下水と地盤沈下     河川がつくる地形  1-2 山の地形     日本列島は一つの大きな山脈     氷河と氷河地形     周氷河環境  1-3 断層と火山と地震     断層と地溝     アフリカ大地溝帯(リフトバレー)     ライン地溝帯     プレートと火山     フォッサマグナ     ゴンドワナ大陸     マグマと岩石     火山の分類     堆積岩     変成岩     カルデラの形成     断層と地震     火山灰と歴史  1-4 海の地形     火山島     サンゴ礁     海岸地形     ハドソン湾とボスニア湾  1-5 世界の地質・地形と鉱産資源     世界の大地形と造山運動     新期造山帯の褶曲構造と石油生産     石炭生産と古期造山帯     ボーキサイト生産と赤い土壌     銅の生産と環太平洋造山帯     鉄鉱石の生産と安定陸塊     大地形としての浸食平野 2 気候  2-1 気候     大気の大循環と気候区     梅雨前線     偏西風と貿易風     大気の大循環の季節移動と世界の気候     熱帯収束帯の季節移動     上昇気流(降雨)と下降気流(乾燥)     季節風(モンスーン)     降雪量     季節風と降水量     海流     気温の日較差と年較差  2-2 気候変動     気候変動と日本の動植物の分布     気候変動とアフリカの動物分布     気候変動と世界の歴史     温暖化と氷河の縮小 3 植生と土壌  3-1 世界の植生と土壌     多様な植物種の日本と単調な植物種のヨーロッパ     熱帯雨林     サバンナ     ステップ     砂漠     タイガ     温帯の森林     地中海性気候の植生     森林の役割  3-2 山の植生     高山の「お花畑」の分布と成立環境     熱帯高山の氷河縮小と植生遷移     

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No.4
84
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No.5
79

凸凹視点でまちを歩けば、自然と人間の織り成す壮大なドラマが見えてくる!ブラタモリ案内人も務めた達人による初の入門書。 高低差、坂道、断層、暗渠、スリバチ、アースダイバー…。凸凹視点でまちを歩けば、自然と人間の織り成す壮大なドラマが見えてくる!ブラタモリ案内人も務めた地形散歩の達人は、どんなことを考え、何に注目しながら地形を楽しんでいるのか?どこのまちへ行ってもすぐに使える地形散歩の一般教養を詰め込んだ、初の入門書。 凸凹視点でまちを歩けば、自然と人間の織り成す壮大なドラマが見えてくる!ブラタモリ案内人も務めた地形散歩の達人は、とんなことを考えながら歩いているのか?どこのまちでも使える地形散歩の一般教養が学べる、初の入門書。 はじめに 第1章 「地形散歩」は町の魅力を読みとく学び場 「地形散歩」のすゝめ 地形の変化から町の景観や歴史を楽しむ タモリさんから学ぶ「地形散歩」の楽しみ方 目の前の石ころに日本列島誕生のドラマを観る 人と自然との関わりが、町をつくっている 第2章 「都市」で楽しむ“地形散歩” 上町台地と熱田台地 宮殿や城郭がつくられた交通の要衝 武蔵野台地 無数の谷が織り成す地形散歩のパラダイス スリバチ地形 凸凹が生み出す素敵な景観 坂道 「いい坂道」の条件 アースダイバー 古代の海岸線をたどる 暗渠 町にひそむ迷路とラビリンス 第3章「山地」がつくる地形 山 なぜそこに山があるのか V字谷 川と大地のドラマがここから始まる 滝 滝は後退する 扇状地 暴れた川の跡を見渡す 伏流水① 京都伏見の水 水が変われば酒も変わる 伏流水② 灘の宮水 地溝盆地 断層と断層の間に生まれる街道と集落 断層崖 崖を見れば断層を疑え バッドランド 花崗岩の風化が生む「悪地」 第4章「河川」がつくる地形 ゼロメートル地帯 防潮堤で成り立つ暮らしと地盤沈下 三角州 新田開発された平野に残る島地名 中洲 川と川の間で高潮と闘う 河岸段丘 川の働きが生んだ自然景観 天井川 川床と堤防の高さ比べ 自然堤防と後背湿地 微高地の集落と低地に広がる水田 遊水池 一度埋めたものをまたつくる人間たち 第5章 「海岸」がつくる地形 砂州 人間に多くの恩恵をもたらす地形 海食崖と波食棚 都市にのこる海だった頃の痕跡 海成段丘 内陸部にも残る海がつくった崖 砂浜海岸 砂浜の減少と治山・治水 第6章 「火山」由来の地形 花崗岩 信仰の対象となった山頂の巨石群 安山岩・サヌカイト 古代人のネットワークを感じる 凝灰岩 地表の地獄が絶景を生む 玄武岩・柱状節理 火山が生んだ奇勝地 第7章 「地形」と人の暮らし 古道① 直線を志向した古代と近代と道 古道② 旧街道は自然地形にそってできている 古墳 古代の外国使節の目で見れば 水車 エコな動力源で生まれた産業 「地名」は土地の記憶 水との暮らし 石切場跡① 大坂城と天下普請 石切場跡② 古墳時代の人の息吹を感じる 温泉 湯治場から観光地へ、地球の奇跡 環濠集落 自然地形を活かした防御施設に乱世の痕跡を探す おわりに 書を捨てよ、凸凹を歩こう

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No.6
79

気候、地形、動植物、人間生活……気候区分ごとに地理を解説。世界を旅する地理学者による、楽しいエピソードや写真満載の1冊!

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No.8
79

地理学を学ぶすべての人たちへおくる「地理学・地域調査便利帖」。ネット化が加速する社会に対応し情報を全面アップデート。 地理学を学ぶすべての人たちに「地理学とは」を端的に伝える「地理学・地域調査便利帖」。ネット化が加速する社会に対応し情報を全面アップデート。2012年の初版から価格据置で改訂増補。イントロ、スタディ、アドバンスの内容をさらに進化させました。好評のカラー口絵も入れ替え、GISの項(9章)では地理院地図、WebGISなど高価なソフトウェアを用いずに利用できるノウハウを紹介。プレゼン/卒論の項(11章)ではポスター発表にも触れ、応用編(14章)には日本の重要伝統的建造物群保存地区、重要文化的景観、世界遺産、ジオパークの事例を追加。好評のコラム「地理学を学んだ先輩たち」もお天気キャスター平井信行氏にご執筆いただくなど、全面刷新。巻末には索引を追加し、さらに使いやすく進化を遂げました。 ようこそ 地図・グラフィックの世界へ(カラーページ) イントロ  第1章 これから地理学を学ぶ人のために  第2章 大学で学ぶ地理学  第3章 地理学を学んで社会に出る スタディ  第4章 地理学の諸分野、地域区分の概念  第5章 地理学研究のための基本文献と情報検索  第6章 地図類と空中写真・衛星画像の利用  第7章 主題図の作成  第8章 統計とその利用  第9章 GIS(地理情報システム)の利用  第10章 フィールドワーク  第11章 プレゼンテーションと卒業論文の書き方 アドバンス  第12章 地理学の歩み  第13章 地理学関係の学会および学会誌  第14章 地理学の応用 索 引 野間晴雄・香川貴志・土平 博・山田周二・河角龍典・小原丈明 編著;0202;04;地理学を学ぶすべての人たちへおくる「地理学・地域調査便利帖」。ネット化が加速する社会に対応し情報を全面アップデート。;20170501

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No.9
71

フィールドの入り口でとまどうあなたへ。テーマ決定から論文完成までのなかばブラックボックスと化した地域調査のプロセスを、気鋭の研究者たちがみずからの論文をサンプルに、丁寧に教えます。 第1部 分野別の地域調査(都市の地域調査-土地利用はなぜ変わるのか? 村落の地域調査-変わりゆく風景のなかで 農業の地域調査-農家が品種を変えるとき ほか) 第2部 地域調査の諸手法(アンケート調査による地域調査-調査票から見えてくる個人のライフコース 地域調査のデータ処理-一次データを読み解く GISを用いた地域調査-森林管理問題の分析ツールとして ほか) 第3部 文化・社会の地域調査(村落社会をみてあるく-第一村人発見! 「伝統性」を考える-産地変化のダイナミズムを捉えるために 宗教の空間構造を知る-信仰者はどこにいるのか ほか)

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No.10
71

新宿に高層ビルが集まるのは氷河のせい? 目からウロコの地理学入門! 高層ビルは新宿に密集する、北海道と本州は生息する動物が異なる、高尾山の植物種数はフィンランドより多い……身近に潜むこれらの謎を解くキーワード、それは「氷河」! 50カ国以上を調査で飛び回ってきた著者が、山を滑り落ち、砂漠を歩き抜き、森をさまよったからこそ見えてきた地球の不思議の数々。身の回りの疑問を出発点に自然のダイナミズムに触れる、あなたも街に、山に、川に、世界に出たくなる、地理学からの招待状。 「新宿に集う高層ビル」「北海道と本州で生息する動物が異なる」「高尾山の植物種数はフィンランドより多い」……これらは全て「氷河」のせい! 身近な疑問で世界とつながる、地理学からの招待状。

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No.12
71
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No.13
69

第1章 地図からわかること(ここはどこ? どうやって行くの? ほか) 第2章 地図について学ぶ(さまざまな地図 一般図と主題図 ほか) 第3章 地理情報システム(GIS)とは(GISとは GISでできること ほか) 第4章 地理空間データの基礎知識(地理空間データの構造 縮尺と地図情報レベル ほか) 第5章 主題図とその作成方法を学ぶ(目的に則した主題図作成のための考え方 主題図作成のための情報処理 ほか)

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No.14
69

世界の人々の生活文化を解き明かす、身近なところから始める地理学入門。 バナナはなぜ安いのか、村はどのようにできるのか、民族は何を基準に区分されるのか……農作物と農業、人種、民族、言語、宗教、村落と都市、人口、環境問題といった、世界の人々の営みについて豊富な写真や図版とともに解説。著者自身が世界各国で体験したエピソードをふんだんに盛り込み、人間の暮らしが地理的環境とどう結びついているのかを具体的に紹介する。さまざまな環境で生きる人々の姿が鮮やかに見えだす、やさしい地理学入門。 バナナはなぜ安いのか? 日本語のルーツはどこか? エルサレムはなぜ三つの宗教の聖地となっているのか? 世界の人々の暮らしが地理的環境とどのように結びついているのかを解き明かす地理学入門。 はじめに 1 農作物と農業 2 人種・民族・言語・宗教 3 村落と都市 4 人口 5 環境問題 あとがき 文庫版あとがき 引用・参考文献

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No.18
68

ArcGIS for Desktop 逆引きガイド 10.3.x 対応

ESRIジャパン 株式会社
ESRIジャパン
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No.19
68

大陸移動の時代から温暖化の危機が叫ばれる今日まで、地球は気候変動などの環境変化によりその姿を大きく変えてきた。特に、極度の低温や乾燥を受ける限界地帯では、わずかな変化でも自然や植生に著しい変化が起こり、時には、生態系そのものを脅かすこともある。本書は、著者がこれまで経年調査を調けてきたアフリカ高山帯や砂漠地帯を中心に、一億年から一日までのさまざまなタイムスケールで、世界の限界地帯で起きた気候変動が、自然と植生、さらには人間の生活にもたらした影響について解説していく。 第1章 一億年前の化石林と大陸移動-アフリカ大陸の形成 第2章 一万年の気候変動-氷河期の終わりと「緑のサハラ」 第3章 一〇〇〇年の気候変動-寒冷化と自然の変化 第4章 一〇〇年の気候変動-温暖化にともなう氷河縮小と植生変化 第5章 一〇年の気候変動-森林枯死と洪水 第6章 一日の気候変動-千変万化の自然と植物 第7章 アフリカの自然と人類の歴史

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No.21
67

人文地理学への招待

竹中 克行
ミネルヴァ書房

都市、農村、古地図、GIS……様々な切り口から地理を読み解く、人文地理学を学ぶ人必読の本格テキスト 口  絵 序 章 地理学を学ぶために(竹中克行)  1 時間と空間  2 空間を読み解く作法  3 地理学の可能性  第Ⅰ部 地域への地理学のまなざし 第1章 都市のなりたち(遠城明雄)  1 都市はどのように生まれ,成長を遂げてきたのだろうか  2 都市は19世紀以降どのような変貌を遂げてきたのだろうか  3 都市は社会経済システムとどのような関係にあるのだろうか  4 都市はどこへ向かうのだろうか 第2章 変動する農村の社会(高橋 誠)  1 農村とはどのようなところか  2 農村変動はどのようにとらえられるか  3 日本の状況,そして政策の影響 第3章 景観をつくる人々(齊藤由香・竹中克行)  1 景観へのアプローチ  2 景観のなかに地域をみる  3 地域の共有像をよむ  4 土地と人の関係性に働きかける  第Ⅱ部 経済活動を空間的に読み解く 第4章 農業と食のネットワーク(林 琢也)  1 現代の農業と食の特性  2 食料供給体系をとらえる  3 生産者のネットワークを考える  4 農業と食を身近なものに 第5章 工業立地変動のダイナミズム(近藤章夫)  1 現代経済における工業地理  2 工業立地の変動と研究アプローチの深化  3 自動車産業にみる立地と集積  4 半導体産業の栄枯盛衰とグローバル競争  5 グローバル化時代の「ローカル」な工業地理学 第6章 流通システムと消費生活の基盤(土屋 純)  1 日本における流通システムの転換と地理学的研究の視点  2 20世紀における代表的な業態店とその流通システム  3 生活基盤としての流通システム  第Ⅲ部 地理学が映し出す想像力の世界 第7章 地政言説から政治を読む(山崎孝史)  1 言葉,政治,地理学  2 地政言説の構成と分析  3 地政言説としての大阪都構想  4 堺市長選挙と「場所の言説」  5 地政言説から政治を読む 第8章 観光空間を文化論的に理解する(神田孝治)  1 観光,空間,文化  2 観光空間の誕生と拡大  3 観光空間の魅力と他所イメージ  4 観光空間と権力  5 観光空間における対立と矛盾  6 観光空間の生産とその理解に向けて 第9章 地域文化について考える(大城直樹)  1 地域文化とは?  2 地域文化の発現形態  3 地域文化の構制  4 地域文化研究の課題  第Ⅳ部 過去と現在を繋ぐ地図 第10章 現実世界の歴史地理(山村亜希)  1 歴史地理学と過去の3つの世界  2 景観復原図の作成方法  3 景観復原研究の展開  4 文化財としての過去の景観 第11章 想像世界の歴史地理(上杉和央)  1 歴史地理学の「いま・ここ」  2 地図からみた世界観  3 地図史からみた近代  4 場所の想像力とメディア  5 「いま・ここ」からの歴史地理  第Ⅴ部 地理学と現実地域の接点 第12章 地理情報システムを使いこなす(谷 謙二)  1 地理空間情報社会  2 さまざまなWebGIS  3 スタンドアローンGISとデータ構造  4 GISのデータ  5 GISの空間分析機能 第13章 地理学の公共政策への応用(梶田 真)  1 地理学と公共政策  2 政府の重層構造と地理学  3 スケールの異なる公共政策の連携  4 行政領域の再編成と地理学  5 地理学と公共政策 第14章 環境問題への地理学のかかわり(伊藤達也)  1 環境問題とは何か  2 環境問題への人文地理学的アプローチ  3 水資源問題へのアプローチ  4 持続可能な社会をつくる 文献案内 あとがき 索  引

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No.22
67

「世界一美しい砂漠」はどのようにできたのか。江戸城、名古屋城、大阪城の共通点とは? 元人気予備校講師の大学教授による名講義。 ナミビアに広がるナミブ砂漠は世界一美しい砂漠として知られる。海岸付近の砂は白いが、内陸部になると赤味を帯びる。なぜ砂が赤くなるのか。また、この砂漠はいかにしてできたのか。鳥取砂丘との共通点は……? 著者は調査・研究で、南アルプス、桜島、スイスの氷河、キリマンジャロ、さらにはイースター島やマダガスカルなどなど、日本全国津々浦々と海外50か国以上を訪れた経験を持つ。本書は著者が現地で出くわした地理の不思議を、現地調査や文献調査によって謎解きをし、記述したものである。「そうだったのか!」という感激が伝わる知的興奮の一冊。 ・フィヨルドはどのようにしてできたのか?/・温暖化は、高山の氷河や生態系、住民生活にどのように影響を及ぼすのか?/・江戸城、名古屋城、大阪城、ドイツ・レーゲンスブルク近郊の古城の地形の共通点とは?/・なぜ、そこに山があるのか?/・なぜ、イースター島、ハワイ、マダガスカルは1万キロも離れているのに言葉が似ているのか?

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No.23
67
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No.25
67

農業・人種・民族・言語・宗教・都市・人口などについて、豊富な写真・図版や著者の体験とともに具体的に解説した人文地理学入門。 地理学は地表に存在するあらゆるものごとの成り立ちを明らかにするとても身近な学問です。「バナナはなぜ安いのか」「村はどのようにできるのか」など、本書では人々の営みに関わる農作物と農業・人種・民族・言語・宗教・村落と都市・人口・環境問題について、豊富な写真や図版とともに具体的に解説。著者自身が体験したエピソードもふんだんに盛り込まれた、私たちが生きる世界のリアルな姿が見えてくる人文地理学の入門書です。 1 農作物と農業  1-1 農作物  1-2 世界の農業 2 人種・民族・言語・宗教  2-1 人種  2-2 民族・言語  2-3 宗教 3 村落と都市  3-1 村落  3-2 都市 4 人口 5 環境問題

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No.26
67

眠れなくなるほど地理がおもしろくなる本

ワールド・ジオグラフィック・リサーチ
宝島社
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No.27
67

第1部 山地の自然史(東北日本の山地地形と山村 生物多様性と人間の森林利用 なぜクマ、カモシカ、サルは東北で生き延びたか) 第2部 藩政期における多様な山地利用の変遷と社会制度(近世山村の変貌と森林保全をめぐる葛藤-秋山の自然はなぜ守られたか 巣鷹をめぐる信越国境地域の土地利用規制 猟師鉄砲の地域格差-仙台藩を中心として マタギ文書の特質-九州狩猟文書との比較から 盛岡藩牧の維持と狼駆除-生態系への影響) 第3部 明治以降における山地の自然資源利用の変遷(近代山村における多様な資源利用とその変化-北上山地の野生動物の減少と山村の暮らし 東北地方のニホンザルの分布変遷と人の暮らし とうほく・中部地方山岳地帯に残存する大型獣用罠の技術的波及をめぐって 木工品製作の変遷と山地資源-秋山郷の木鉢製作を中心に 近代における林野利用と山村の生業-長野県旧堺村の部落有林野統一事業をめぐって) 第4部 現在の森林、動物、人間(秋山郷における山菜・きのこ利用の変遷と採集活動 木材資源利用から見た森林環境の変化とシカ 現代山村における資源利用と獣害)

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No.28
67
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No.29
67
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No.30
67

経済地理学への招待

伊藤達也
ミネルヴァ書房

グローバル化、高度情報化、持続可能な地域発展… いま、世界各地で立ち上がる問題の解決に寄与する理論と実践例を盛り込んだ入門書 これまで経済地理学は産業立地論が主なテーマとなってきたが、最新の研究では環境への視点の確保、地域への視点の復権、人間の再評価の視点が新たな論点としてあげられている。本書はそれら最新の研究テーマも盛り込み、初学者に向けてできるだけやさしく解説する。付録として文献案内も掲載した、新しい時代の経済地理学の入門テキスト。 はしがき 序 章 環境・空間と経済社会(伊藤達也)  1 経済地理学の研究テーマ  2 経済地理学の成立  3 地域構造論の登場と発展  4 経済地理学をめぐる状況の変化  5 経済地理学の課題と展望  第Ⅰ部 経済地理学とはなにか 第1章 経済立地の理論(小田宏信)  1 立地論の根本概念としての距離と拡がり  2 産業立地論の古典  3 集積と分散の理論 第2章 地域経済の発展のメカニズム(小田宏信)  1 地域経済の発展段階論と経済基盤説  2 「成長の極」と累積的因果関係論  3 地域経済発展と国家 第3章 サービス経済化と広がる地域間格差(加藤幸治)  1 サービス経済化の基本的構図  2 サービス利用のための移動コスト  3 サービス市場圏の「地理的限界」がもたらす人口の集中・集積  4 北海道における「都心回帰」 第4章 人々のキャリアと経済空間(中澤高志)  1 キャリアの空間的軌跡  2 労働市場の特殊性  3 高度成長期の経済空間とキャリア──農村から都市へ  4 安定成長期の経済空間とキャリア──若者の地元定着傾向  5 低成長期の経済空間とキャリア──個人化と不透明化  第Ⅱ部 グローバル化と地域経済 第5章 経済のグローバル化と産業立地・地域経済(小田宏信)  1 前グローバル化期における製造業の空間システム  2 工業のグローバル化とグローバル生産ネットワーク  3 日本工業のグローバル化と国内立地の変容 第6章 サプライチェーンと南北問題(池田真志)  1 生産-流通-消費を捉えるアプローチ  2 食品における商品連鎖  3 工業製品における商品連鎖  4 グローバル化の弊害への対応 第7章 経済を左右する地域の制度・文化(水野真彦)  1 制度・文化と経済発展  2 各地で特色をつくりだす制度・文化  3 制度・文化の変容サイクル 第8章 都市の発展が生むインナーシティ問題(小原丈明)  1 都市の成長とインナーシティ問題  2 日本におけるインナーシティ問題  3 インナーシティ問題への様々な対応  4 人口減少社会の都市のゆくえ 第9章 グローバル化時代の都市と都市ネットワーク(小原丈明)  1 世界都市・グローバル都市の出現  2 複雑化する都市システムと都市ネットワーク  3 グローバルネットワーク下における都市の諸相  第Ⅲ部 産業集積と地域 第10章 地域のなかでのものづくり(山本俊一郎)  1 産業集積の理論  2 市場の変化に対応する生産体制  3 ものづくりを支える中小零細製造企業  4 産業集積地域の再編 第11章 工業化で変わる新興国(宇根義己)  1 変容する新興国  2 発展途上国の工業化  3 アジア諸国の工業政策と国家開発  4 日本企業の進出と工業地域の形成・変容  5 発展の光と影 第12章 情報通信業の集積(加藤幸治)  1 情報化した日本社会  2 情報通信業の立地──その一極集中  3 一極集中型立地の背景と要因  4 情報通信業の「集積」 第13章 都市に集まる創造産業(半澤誠司)  1 創造産業の成り立ち  2 データにみる立地傾向  3 産業集積の捉え方  4 創造産業の議論の広がり 第14章 農業地域の経済力(佐々木達)  1 グローバル化時代の食料供給  2 農業を地理的に捉える意味  3 日本農業のポジションと食料供給  4 農業地域の経済力──日本農業の可能性  5 食料・農業問題の地理学にむけて  第Ⅳ部 地域の持続可能性 第15章 ショッピングセンターの功罪(土屋 純)  1 流通のプラットフォーム  2 世界各国におけるショッピングセンターの発展  3 ショッピングセンターが変えた日本社会  4 変わる日本社会とショッピングセンター 第16章 中心商店街のゆくえ(土屋 純)  1 衰退が激しい日本の中心商店街  2 中心商店街の衰退理由  3 商店街再生への試み  4 残る商店街,消える商店街 第17章 農山村の活性化(中條暁仁)  1 農山村の地域的位置付け  2 過疎化と高齢社会化に直面する農山村  3 再編成される農山村の現状と課題  4 地域住民による「地域づくり」の展開  5 農山村に対する「まなざし」の変化 第18章 観光・ツーリズムがもたらす地域の変化(新名阿津子)  1 観光は地域の救世主か  2 地理学と観光  3 「新たな観光」とジオパークの実践  4 観光・ツーリズムによる持続可能な開発 第19章 環境保全と地域振興は両立できるか(伊藤達也)  1 環境保全と地域振興の両立  2 資源・環境問題へのアプローチ  3 水辺環境保全運動と地域振興  4 田主丸におけるアンケート調査結果 文献案内 索  引

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No.31
66

いま世界では、パンデミックの混乱がつづくなか、ロシアのウクライナ侵攻や切迫する台湾有事、北朝鮮のミサイル発射など、物騒なニュースがたえません。なぜこうした問題が起きているのかを考えるとき、さまざまな解釈の方法があるでしょう。 「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。 地理というのは、時代が変わっても変わりません。ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。地政学ではこう考えるわけです。 混沌として先の見えない時代です。だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。それによって、より自信をもって世界と向き合うことができるはずです。 (「はじめに」より)

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No.32
66

火を用いた人と環境との関わりとして焼畑をとらえ、焼畑の近世的展開と「進化」、土地制度史と焼畑、火と植生のポリティクス(政治)を問う。 「人為の火」という観点から、日本の焼畑の歴史地理と環境史を再考する試み。 第Ⅰ部 近世日本の焼畑と検地 第一章 紀伊山地における焼畑の展開と「進化」   紀伊山地の概観   近世の焼畑とその農法的特徴   樹木栽培の展開と植生への影響 第二章 出羽国村山郡におけるカノの展開と検地   検地におけるカノ畑の処遇   カノ畑の分布と所持   カノの農法的性格とその変化 第三章 太閤検地における山畑と焼畑   織田検地   西国の天正太閤検地   東国の天正太閤検地   文禄・慶長検地 第四章 地方書にみる焼畑とその概念   17世紀の地方書と「山畠」検地   焼畑をめぐる語彙と地目   総称的概念としての「焼畑」 第Ⅱ部 近代日本の焼畑・植生・学知 第五章 近代日本の林学と焼畑像   植民地林学と焼畑   日本の近代林学と焼畑   近代日本の林政と焼畑 第六章 近代林学と国土の植生管理   植生帯をめぐる三つの学説   植生の改変とその環境史的復原   自然の回復と植生管理の思想 第七章 原野の火入れと学知のポリティクス   明治・大正期の林政と原野   近代林学と「荒廃」原野   木曽からの反論 第八章 植民地朝鮮における焼畑と学知ポリティクス   地図化された想像の環境史   学知の構築と焼畑の修正   植民地社会における環境主義的言説

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No.34
66

東日本大震災、タイの洪水、中国での反日運動といった出来事が、日本の製造業の「立地」に対する認識と行動を大きく変えたことは記憶に新しい。また、近年では、鉄道駅や空港にショッピングセンターさながらの商業施設が出現したり、コンビニや外食の店舗が病院や大学の構内にも出店する現象も目にするようになった。さらに東京や大阪では、それまでは静かな住宅街であったエリアに、お洒落なカフェや美容院、古着ショップなどが数多く出店され、若者の街に大変身を遂げる現象も起きている。これらは、まさに企業の場所を巡る攻防が激しさと複雑さを増していることの現れである。  一方、地域の側では、まちづくりに行き詰まったり、誘致した工場の閉鎖や海外移転が理由で、巨額の補助金が無駄になるという事態も生じている。これらは、企業の立地行動が従来とは異なる論理でダイナミックに変動し始めたことを示している。  従来、企業の立地戦略は「儲かる場所探し」と考えられてきた。しかし、近年では、目先の利益よりも将来の競争力強化を意識した戦略的立地が増えている。すなわち、場所がもつリスク回避性、ブランド性、イノベーションの獲得機会などが企業の成長性を左右すると認識されるようになったのである。その意味で、立地戦略は成長戦略そのものと言うことができる。  筆者は、企業に成長力をもたらす場所のファクターを「場所のチカラ」と呼んでいる。このチカラをどのように正しく捉え、いかにして明日の成長につなげるのか、本書にはこのような今日的な課題解決へのヒントが凝縮されている。  幸いにも、本書は二〇〇八年の初版刊行以来、ディベロッパー関係者、小売業の店舗開発担当者、行政の企業誘致担当者、まちづくり関係者、経営コンサルタント、そして立地論を学ぶ大学生など多くの人々に読まれ好評を得てきた。ただ、企業立地を巡る状況は変化が大きいため、今回、理論的な枠組みはそのままに、最新の戦略や事例を取り込んだ改訂版を出すこととなった。この改訂版により、今一度、場所を巡る攻防の深層に触れ、企業と地域の成長戦略を考えていただきたい。(かわばた・もとお)

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No.35
66
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No.38
66

第1章 経済地理学における主要な作用主体 第2章 経済的変化の主要な原動力 第3章 経済的変化における産業と地域 第4章 グローバル経済地理 第5章 経済的変化の社会・文化的文脈 第6章 経済地理学の新しい研究課題

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No.39
66

47都道府県の大地の歴史を図版とともに解説。日本列島の地形、地質がどのようにできあがったのかがわかる。防災にも役立つ一冊。 地球は誕生してから46億年の歴史を持つ。その長い歴史の中で、日本列島が形成されはじめたのは、現在から約1500万年前以降である。地形学・地質学は、そのような大陸移動・生命の進化・日本列島の誕生など、とてもスケールの大きなストーリーを解明する魅力的な学問だ。 地層や岩石には、これまで地球上で起こったあらゆる現象が記録されているので、結果的に「地球の歴史」つまり「過去の災害の歴史」を知ることができる。 本書の第1部では、日本列島の成り立ちから、なぜ地震や地すべりなどの自然災害が多いのかを解説。第2部では47都道府県のとある地域について、特徴的な地形・地質や大地の成り立ちの歴史に迫る。 地域の成り立ちを見ていくと、災害と向き合ってきた逞しい日本人の姿が見えてくる。「地形・地質の知識をもとに、大地の歴史を楽しみながら、いつの間にか自然災害にも詳しくなる」――まさに大人の教養として、いま読むべき一冊だ。

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No.40
66

世界でも有数の地質、地形が見られる日本列島。その5億年の生い立ちを地質年代の順に沿って、興味深い写真とともに解説します。 日本列島は、大陸の縁辺部で、いくつかのプレートがぶつかる境界にあるため、世界でも有数の地形・地質が見られる場所と言われています。 本書は、その多様な地形・地質の成り立ちを日本列島の5億年にわたる生い立ちに沿って、地質年代順に解説しています。 そのため、地球スケールの活動も意識しながら、楽しめる内容となっています。 フィールドで撮影した景観や特徴的な地形、地質の露頭写真を多く掲載するとともに、年代を特定できる化石や岩石標本などの写真を多く盛り込んでいるため、ビジュアル的にも満足できる内容です。 日本では、ここ数年、大きな地震や火山の噴火などがあり、地学を学ぶことが重要視されています。 本書を通して、多くの人が日本の地形や地質に興味を持ち、楽しんでもらえたらと考えています。 ■目次 序章 年代スケールと日本列島の地質の特徴 1 ジオの時間スケール 2 日本列島の地質と地形の多様性 3 プレート収束域としての日本列島と火山・地震 4 付加体―海から生まれた日本列島 5 日本海の拡大と伊豆弧の衝突 6 ジオパーク 第1章 日本列島の成り立ち―大陸の縁辺部であった頃 1 大陸の断片(始生代~原生代) 2 日本列島の起源1(カンブリア紀~オルドビス紀) 3 日本列島の起源2(シルル紀~デボン紀) 4 日本列島の骨格形成1(石炭紀~ペルム紀) 5 日本列島の骨格形成2(三畳紀~ジュラ紀) 6 日本列島の骨格形成3(白亜紀) 7 日本列島の骨格形成4(古第三紀) 第2章 日本列島の成り立ち―日本海が拡大し列島となった頃 1 日本海の拡大(新第三紀~中期中新世) 2 日本海の拡大以降(新第三紀 中期中新世~鮮新世) 第3章 第四紀―活動的な日本列島の地質現象と地形の形成 1 第四紀の始まりと地磁気の逆転 2 火山列島:第四紀火山と火山災害 3 地震列島:活断層、地震災害 4 風化・侵食地形 ************************* 序章 年代スケールと日本列島の地質の特徴 1 ジオの時間スケール 2 日本列島の地質と地形の多様性 3 プレート収束域としての日本列島と火山・地震 4 付加体―海から生まれた日本列島 5 日本海の拡大と伊豆弧の衝突 6 ジオパーク 第1章 日本列島の成り立ち―大陸の縁辺部であった頃 1 大陸の断片(始生代~原生代) 2 日本列島の起源1(カンブリア紀~オルドビス紀) 3 日本列島の起源2(シルル紀~デボン紀) 4 日本列島の骨格形成1(石炭紀~ペルム紀) 5 日本列島の骨格形成2(三畳紀~ジュラ紀) 6 日本列島の骨格形成3(白亜紀) 7 日本列島の骨格形成4(古第三紀) 第2章 日本列島の成り立ち―日本海が拡大し列島となった頃 1 日本海の拡大(新第三紀~中期中新世) 2 日本海の拡大以降(新第三紀 中期中新世~鮮新世) 第3章 第四紀―活動的な日本列島の地質現象と地形の形成 1 第四紀の始まりと地磁気の逆転 2 火山列島:第四紀火山と火山災害 3 地震列島:活断層、地震災害 4 風化・侵食地形

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No.41
66
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No.42
66
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No.43
66

いつ頃,どのようにしてできたのか、どのような特色があるのか、歴史文化にどう影響したか、を豊富な写真とイラストで面白く解説 いつ頃,どのようにしてできたのか、どのような特色があるのか、歴史文化にどう影響したか、を豊富な写真とイラストで解説 第1章 奇跡の島,日本列島 第2章 日本列島の自然環境史 第3章 地形・地質・岩石はどのようにできたか 第4章 人間活動と地質・岩石

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No.44
66

地理から学ぶ、経済のしくみ。経済とは、土地と資源の奪い合いである。地理を学ぶとは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけではありません。農業や工業、交通・通信、人種・民族、宗教、言語、村落・都市、貿易にいたるまで、現代世界で目にするありとあらゆる分野を学びます。世界の本質を「地理」から学ぶ!

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No.45
66

「ここはかつてどんな場所だったのか」。道や観光名所・集落などの景観に積み重なった歴史の実態を、歴史地理学の手法で解き明かす。 「ここはかつてどんな場所だったのか」。道や観光名所・集落などの景観に積み重なった歴史の実態を、歴史地理学の手法で解き明かす。 「昔、天橋立はもっと短かった」というと驚かれるでしょうか? 実はあることが理由で、17世紀後半から急激に延びたといわれています。このように現在なんの疑問もなく見ていた景色にも、そこに刻まれた痕跡や古地図・史料をもとに調べてみると、意外な事実が隠されていることがあります。本書では、何の変哲もない交差点から道や観光地、そして重要文化的景観まで、それらの景観に潜む歴史を「歴史地理学」の手法で実際に解き明かしてきます。「この場所には昔なにがあったのか」「この地域は現在までどのように変化してきたのか」など、ある場所に積み重なった歴史を辿るおもしろさにあふれる一冊です。 第1章 歴史と地理の交差点  日常の交差点/歩く目線と地図の目線/古い地図をたどる/南方向以外の道の由来/場所の歴史  コラム①昔ばなしの語るもの 第2章 歴史の道をたどる  銀の馬車道/資料をみつける/歩くための地図/踏査の道具/銀の馬車道の踏査/見ようとしないと見えてこない  コラム②唱歌から浮かぶ日本の風景 第3章 道を比較してみる―銀を運ぶ二つのルート  石見銀山/銀の道の特徴/銀の道を歩く/山と海をつなぐ道  コラム③羽衣伝説と松 第4章 観光名所の歴史地理を探る  日本三景/天橋立の地勢/国府はどこに?/国府の諸施設を結ぶ道/府中の門前集落と寺社  コラム④「景観」と「風景」の違いとは? 第5章 「景観」の誕生―文化的景観とは何か?  「景観」の周りが騒がしい/景観の誕生/ラントシャフトとの遭遇/見た目派とまとまり派/結果と過程/文化的景観/二つの美しさ  コラム⑤アンドリューズ夫妻の世界から 第6章 自然と暮らしが生む文化的景観を読み解く  奥内の棚田/水の恵みと限界/信仰の地理的環境/集落の中心/まとまりのバラエティ/絶品の「くじゅうな飯」/生物相の語る豊かさ/バランスの取れた景観  コラム⑥四季のイメージ 第7章 景観の変遷を読み解く  延びる天橋立/文珠の景観/山沿いの集落/天橋立の公園化とレジャー/初三郎のみた宮津/天橋立とともに  コラム⑦五感で感じる景観 第8章 山村景観から地域の歴史と個性を読み解く  1東草野の山村景観  伊吹山/東草野の里  2雪との共生  雪の備え/雪と生業/水の活かし方/水利用の比較誌  3東草野の交通・交流  山を越える交通・交流/七曲峠と吉槻/東草野らしさ  コラム⑧場所の記憶を伝える

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No.47
74

マンガ×会話だから楽しすぎて勝手に成績アップ!予習復習もこれ1冊で◎! マンガ×会話だから、楽しすぎて勝手に成績アップ! 人気参考書シリーズの改訂版が登場! <<< 予習も復習も、わかりすぎて、たのしすぎて、とまらない!! >>> ■もう、1人で勉強しなくていい。――キャラと一緒に“はじめから積み上げる”から、中学地理がよくわかる! 1、マンガで導入→ 2、キャラの会話でより深く理解 → 3、練習問題で定着度チェック の3ステップ構成で、「わからない」が「ゼッタイわかる」に変わる、ドリル界の革命児的1冊が登場。 勉強は基礎がいちばん大事だからこそ、「入り口はなるべくわかりやすく。そして楽しく」。 つまずきやすいところも、その単元のポイントも、ぜんぶキャラと一緒に学べるから、 1人で取り組んでいても途中で挫折せず、自学自習にぴったり。 2ページで1テーマをサクサク勉強できるので、毎日の学習リズムづくりにも役立ちます。 <<< 制作陣総フォロワー数300万超!中高生に圧倒的人気の制作陣と「こんな参考書がほしかった!」を実現!! >>> ●キャラクターデザインはHoney Worksサポートメンバーなども務める超実力派イラストレーター・モゲラッタ氏。  カバーイラストは、夏を感じさせる美しいイラストで人々を魅了するU35氏。 【あらすじ】 5人しか部員のいない「軽音同好会」に所属する中学3年生――基(もとい)、六花(りっか)、春(はる)、洸(こう)、茉里(まり)たちは、部員の増えない様々な事情を抱えつつも、にぎやかで騒がしい毎日を過ごしていた。しかし、破天荒な六花、能天気すぎる洸、兄弟の世話で忙しすぎる春の壊滅的な成績不振を理由に、あるとき部長の基が学年主任に呼び出されて――!? 予習も復習もこの1冊におまかせ!マンガで導入→キャラの会話で理解→練習問題の3ステップ構成で、定着度チェックもしながら「わからない」が「ゼッタイわかる」に変わる、ドリル界の革命的1冊が改訂版で再登場。 Chapter01 世界と日本の地域構成 Chapter02 世界の人々の生活と環境 Chapter03 世界の諸地域 Chapter04 地域調査と日本の地域的特色 Chapter05 日本の諸地域

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No.48
66
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No.49
66
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No.51
66

地図こそ歴史を知る一級資料である。地形や地名、道路や遺跡の位置関係から過去の景観と人々の営みを復元する、歴史地理学への入門。 過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する<歴史地理学>の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の城地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。 原本は、『景観から歴史を読む―地図を解く楽しみ』(1998年、日本放送出版協会刊) 序章 地図と地名に残された先人のシグナル 第1章 聖武天皇の都作り 第2章 平安京計画と四神の配置 第3章 古代地方行政の中心地、国府 第4章 古代の大道は直線であった 第5章 条里 第6章 荘園の範囲を確定する手順 第7章 織田信長の城地選定構想を読む 第8章 天下の大道と隠れ道の並走 第9章 豊臣秀吉の「首都」作り 1 第10章 豊臣秀吉の「首都」作り 2 第11章 徳川家康の江戸選地理由 第12章 「野」とは何か 第13章 溜池分布の謎を解く 第14章 新しい地名解釈から見えるもの 第15章 耳納山・伊吹山・浅間山 第16章 小字「心蓮寺」が発信した情報 第17章 都市内道路名称の意味を解く

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No.52
66

地形学

松倉 公憲
朝倉書店

様々な地形とそれが形成・変化するプロセスを,丁寧かつ網羅的に解説した入門書。 様々な地形とそれが形成・変化するプロセスを丁寧かつ網羅的に解説。地学・地理学・防災対策等の理解に好適。〔内容〕変動地形/火山地形/風化/カルスト地形/斜面地形/河川プロセス・地形/海岸地形/乾燥地形/氷河地形/周氷河地形

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No.53
65

熱帯の海、白夜の氷海、魔の藻海、はたまた深海底に生物が入り込み、独特の生物的自然を形成。その30億年の海洋生物群集の歴史を俯瞰。

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No.55
65
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No.56
65

地形と日本人: 私たちはどこに暮らしてきたか

金田 章裕
日経BP日本経済新聞出版本部

自然災害が頻発する地域は地形でわかる。堤防を築くと水害が起きる。河道や海岸線、山裾は動く――。大災害時代に学びたい必須知識。 歴史地理学が教える、大災害時代の必須教養 ・河川が平野の地形をつくった ・9世紀の平安京にあった堤防見廻り役 ・堤防をつくると災害が起きる ・古くからの集落が微高地にある理由 ・なぜ川沿いに住宅団地や工場が集まったのか ・山崩れや地滑りが起こりやすい地域とは ○本書は、私たちが暮らす場所の地形にはどのような特性があって、どう変化してきたのかについての見方を紹介する歴史地理学入門。近年各地で発生している水害や地形災害は、単に地球温暖化や異常気象だけで説明できない。どこで、どのように災害が発生しているのかについて理解を進めるために、地歴、地形環境やその歴史的改変の知識が欠かせない。 〇日本人の大半は平野に居住している。そもそも平野は川によってつくられた。平野は、扇状地・自然堤防・後背湿地・氾濫平野・三角州などに分類でき、後背湿地や氾濫平野は、主に水田に利用され、集落は自然堤防沿いにつくられてきた。 〇近年相次ぐ大型台風による洪水や山崩れは、地形的に災害の発生しやすい低地や地盤の弱いエリアに集中して発生している。本書は過去の日本人の土地との付き合い方、地形環境の改変の歴史を豊富な事例とともに紹介、大災害時代の必携教養として伝えたい。 第1章 歴史地理学は「空間と時間の学問」       第2章 河川がつくった平野の地形 第3章 堤防を築くと水害が起こる     第4章 海辺・湖辺・山裾は動く 第5章 崖の効用、縁辺の利点 第6章 人がつくった土地 第7章 地名は変わりゆく 第8章 なぜそれはそこにあるのか--立地と環境へのまなざし

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No.57
65

15万部突破のベストセラー『東大読書』の著者が明かす、まったく新しい地理の読み解き方! 日々リアルタイムで複雑化する世界。インターネットの登場から20年が過ぎ、「情報」と「意見」の洪水は増すばかり。ネットの意見に流されるのではなく、自分の頭で考え、整理し、アウトプットにつなげたい。そんな時に役立つのが、実は「地理」を知ること。「地理」とは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけの学問ではありません。実は、現代世界のあらゆる分野を学べる唯一の学問なのです。 1 身のまわりのことはいつだって地理で説明できる 2 世界経済の黒幕はいつだって地理だった 3 国際社会のイザコザはいつだって地理から始まる 4 世界の歴史はいつだって地理から生まれてきた

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No.59
65

クマ、ゾウ、コアラ、クジラ――彼らは大昔からどこをどのように移動して、今いる場所にたどりついたのか? ゾウとサイとライオンが、インドとアフリカにいるのはなぜ? コアラの祖先はアメリカ出身? 昔は本州にもヒグマがいた!?――どこにどんな野生動物がいて、その動物たちは大昔から、地球のどこをどのように移動して、今いる場所にたどりついたのか? そんな疑問に答えるのが動物地理学です。たくさんの動物を例に、紹介します。  この本の内容  はじめに 第1章 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?――地域によって生息する動物の種類がちがう理由  クマの分布を調べたい  ヒグマは大陸からやってきた?  ニホンザルは世界中探しても日本にしかいない  固有種(こゆうしゅ)が経験した共通のできごととは?  動物の地理境界線――ブラキストン線  コラム1―1 パンダはどんなクマなのか? 第2章 新天地へ! コアラの祖先が生まれ故郷を出る――動物たちはどのように世界へ散らばったのか?  大陸が移動する?  大陸が分かれる? 運命共同体ができる  大陸がくっつく?  カンガルーやコアラの祖先も大陸を移動した  世代をかけた移動  動物に移動をうながすものは?  ヒグマが寒さから逃(のが)れたレフュージアとは?  寒いとできる陸橋(りくきょう)――マンモスもわたってくる  人類も移動する  ヒグマのはるかなる旅――北海道へ3度やってきた  気候変動と動物たちの移動  なぜライオンとゾウとサイは、インドとアフリカにいるの?  コラム2―1 北 海道のエゾモモンガとオーストラリアのフクロモモンガは、親戚(しんせき)なのか? 第3章 カバとクジラは近い仲間?――動物地理学から進化を考える  進化とは新しい種(しゅ)ができること  オタマジャクシからカエルへの変化は進化ではない!  ヒグマとホッキョクグマは別種(べっしゅ)?  アナグマの雑ざっ種しゅが見つかる  形からたどる進化  遺伝子からたどる進化――バクテリアも哺乳類(ほにゅうるい)も、時間を刻むDNA(ディーエヌエー)をもつ  系けい統とう樹じゅを利用する  移動が進化を生み出す  食がさらに進化を生み出す――水中から陸上へ  分断が進化を生み出す  動くことから分布までの連続性  ウマは走ることに進化した  陸上から水中へ戻もどったクジラ  クジラのかかとがヒント?  哺乳類(ほにゅうるい)の前に恐竜(きょうりゅう)が繁栄(はんえい)  巨大(きょだい)すい星の衝突(しょうとつ)と恐竜(きょうりゅう)の絶滅(ぜつめつ)  哺乳類(ほにゅうるい)の出番がやってきた  ホモ・サピエンスとネアンデルタール人  コラム3―1 動物は寒い地域ほど大きく丸くなる―「ベルクマンの規則」と「アレンの規則」  コラム3―2 植物も移動できる? 第4章 動物地理学から、人間社会を考える――外来種(がいらいしゅ)となったアライグマ、アメリカミンク  なぜアライグマが日本に?  なぜアメリカミンクが日本に?  外来種(がいらいしゅ)をつくったのは人間活動  オオカミからイヌへ  ヤマネコからイエネコへ  ペットや家畜(かちく)が生態系を乱す?  ロンドンの街なかにキツネ?――都市動物とは何か?/札幌(さっぽろ)のアーバンフォックス  東京に出没(しゅつぼつ)する「都市ダヌキ」  外来種(がいらいしゅ)ハクビシンが都市動物に  都市動物との共存  パンデミックはなぜ起こるのか?  過去のパンデミック  環境(かんきょう)の保全と動物地理学  ホッキョクグマと地球温暖化  コラム4―1 身近な動物地理学に参加するには?  おわりに  増田先生、おすすめの本!  索引

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No.61
65

日ごろ何気なく目にする景観のなかに、人びとの営みの軌跡を探る。町歩きや旅の散策にも最適の一冊。 私たちが日ごろ何気なく目にする景観には、幾層にも歴史が積み重なっている。「景観史」を提唱してきた歴史地理学者が、写真や古地図を手がかりに、景観のなかに人びとの営みの軌跡を探る。古都京都の変遷、古代の地域開発、中世の荘園支配、近世の城下町形成など各地の事例をよみとくその手法は、町歩きや旅の散策にも最適。 はじめに 第一章 景観史へのいざない 第二章 古地図からよみとく景観史  1 古地図とは何か  2 古代の地図——土地を管理する  3 中世の地図——境界を認識する  4 近世の地図——町と村を描く  5 近代初期の地籍図——さまざまに土地を利用する 第三章 景観史の画期を演じた人々とその舞台  1 古代の開拓者たち  2 中世・近世初頭の都市を構想した人物  3 近世の町づくり村づくりの推進者  4 近代の入植や技術を推進した人々 第四章 景観からよみとく地域のなりたち  1 暮らし  2 いとなみ  3 町並みと賑わい 第五章 景観史の資料と考え方  1 景観史の視点——村落景観から考える  2 絵画資料と景観史 あとがき 参考文献 図版出典一覧

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No.62
65

「スペインには世界的自動車メーカーがないのに、なぜ輸出品トップが自動車なのか」--東大入試の「地理」は暗記科目ではありません。経済や今の世界の本質的な変化をグローバルな視点でとらえる力を試される超クールな科目であり、ビジネスにすぐ使える知の宝庫です。河合塾で「東大地理」を教える講師が良問を厳選、知識ゼロでも読みきれる解説はNo.1講師ならではの分かりやすさです! 経済や今の世界の本質的な変化をグローバルな視点でとらえる力を試される超クールな科目であり、ビジネスにすぐ使える知の宝庫です。

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No.63
65

本書は,5部15+2章から構成されている。序章において,これまでの日本列島にかかわる動物地理学を概観した。第Ⅰ部では,分子系統解析という新しい手法を用いて,従来の動物分布境界線を再考している。第Ⅱ部では,日本固有種や南西諸島の動物集団を対象にして,地理的変異と種分化や集団分化との関係そして宿主と寄生虫との生物地理的関係が議論されている。第Ⅲ部では,考古遺跡から出土する動物骨について形態的特徴や分子系統からみた地域変異の変遷,さらにそこから推定される家畜化の歴史を論じている。第Ⅳ部では,山脈や砂漠が生みだす局地的ならびに大陸間におよぶ動物地理が語られている。そして,第Ⅴ部では飛翔能力を獲得した動物の動物地理とその進化の過程が考察されている。終章においては,次の新しい展開への橋渡しとして,総合科学としての動物地理学の展望について語った。 動物地理学が古典的な学問だと誤解している研究者とその卵たちに贈る必読の書。 序章 日本の動物地理(阿部 永) 第Ⅰ部 分子データで読み解く動物分布境界線再考  第1章 DNAより示唆される北海道産トガリネズミ群集の成立過程(大舘智志)  第2章 DNAに刻まれたニホンジカの歴史(永田純子)  第3章 ヒグマの系統地理的歴史とブラキストン線(増田隆一) 第Ⅱ部 種分化と動物地理  第4章 両生類の地理的変異(松井正文)  第5章 琉球列島および周辺離島における爬虫類の生物地理(太田英利)  第6章 アジアのネズミ類相の成因に関する時空間要因(鈴木 仁)  第7章 齧歯類と線虫による宿主 - 寄生体関係の動物地理(浅川満彦) 第Ⅲ部 化石と考古遺物の動物地理  第8章 ニホンイノシシの分布,サイズ,変異(高橋 理)  第9章 イノシシの遺伝子分布地図と起源(石黒直隆・渡部琢磨) 第Ⅳ部 山脈と砂漠の動物地理  第10章 土壌環境がモグラの分布を制限する(阿部 永)  第11章 シルクロードの動物地理:アカシカのダイナミックな大陸移動(馬合木提 哈力克) 第Ⅴ部 飛行への適応と動物地理  第12章 滑空性リス類の進化を探る(押田龍夫)  第13章 コウモリ類における地理的変異と動物地理(前田喜四雄)  第14章 小コウモリ類超音波音声の地理的変異(松村澄子) 終章 これからの動物地理学(増田隆一)

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No.66
65

近現代の空間を読み解く

モリッシー,ジョン
古今書院

現代の空間を理解するために必要な歴史的視座とは?帝国主義、人種、グローバリゼーションなど24の重要概念について解説。 序章 歴史地理学の現在 Ⅰ コロニアル/ポストコロニアルな地理 第1章 帝国主義と帝国 第2章 植民地主義と反植民地主義 第3章 開 発 Ⅱ 国家/民族建設と地政学 第4章 領域と場所 第5章 アイデンティティとネイション 第6章 心象地理と地政学 Ⅲ 歴史的ヒエラルキー 第7章 階級,ヘゲモニー,抵抗 第8章 人 種 第9章 ジェンダー Ⅳ 建造環境 第10章 自然と環境 第11章 都市を読み取る 第12章 都市形態学の地理 Ⅴ 場所と意味 第13章 景観/風景と図像学 第14章 遺産の概念化 第15章 パフォーマンス,スペクタクルそして権力 Ⅵ モダニティと近代化 第16章 資本主義と産業化 第17章 科学と技術 第18章 モダニティと民主主義 Ⅶ 境界を越えて 第19章 グローバリゼーション 第20章 統治性 第21章 自然-文化 Ⅷ 歴史地理的知識の生産 第22章 歴史地理学の伝統 第23章 視覚化された地理 第24章 証拠と表象

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No.67
65

モダンな歴史地理ができあがるまで 第1部 コンテクスト(モダニティの歴史地理) 第2部 モダニティとその帰結(グローバリゼーションの歴史地理-1500年頃から1800年頃まで アイデンティティの歴史地理-記憶の場所 帝国主義の歴史地理 地理と帝国の歴史 植民地化される側の歴史地理)

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No.69
65

生きものの歴史をたどる生物地理学——北海道のヒグマはどのように渡来したのか,日本のハクビシンはどこからやってきたのか,都市に生きるキツネやタヌキはどのように暮らしているのか はじめに 第1章 生物地理学とはなにか——系統地理学への発展 第2章 進化の生物地理学——適応と種分化 第3章 境界線の生物地理学——ブラキストン線とヒグマ 第4章 固有種の生物地理学——イタチ科の動物 第5章 ミクロの生物地理学——糞の生物学 第6章 都市動物の生物地理学——キツネとタヌキ 第7章 外来種の生物地理学——ハクビシン 第8章 生物地理学の課題——過去・現在・未来 おわりに Biogeography of Mammals Ryuichi MASUDA

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No.70
65

方向音痴でないあの人は、地図から何を読み取っているのか。地図を感覚的に把握するための驚くべき技術をオールカラーで完全解説! 【方向音痴でないあの人は、地図から何を読み取っているのか】 タモリ倶楽部、アウト×デラックス等でもおなじみ、 実在しない架空の都市の地図(空想地図)を描き続ける鬼才「地理人」が、 誰もが地図を感覚的に把握できるようになる技術をわかりやすく丁寧に紹介。 【オールカラー図解】 【地図感覚の例】 1◉地図上で色が濃くなっているところには人が多く集まる。 2◉同様に色が薄いところから、濃いところへ人は移動する。 3◉大きさが同じもので比較する(小学校は100〜150m四方、東京ドームは217m四方)。 地図に散らばるあらゆる情報をキャッチする方法を 日本全国の特徴的な地域を図説しながら伝える。 地図から読み解く、都市の生態学。 はじめに ▼点と線でつかむ土地勘 1:体になじむ地図をみつける 2:身近な場所の大きさを地図で見る 3:地図上の長さと距離の体感をつなげる ▼面でつかむ土地勘 4:道路模様から地形と密度を想像する 5:新しい道と古い道 沿道の新旧を比べて見る 6:地図模様から生活感と歴史を想像する ▼土地勘から都市勘へ 7:都市の発達と成長・年輪を読み解く 8:街の賑わいを決める 人口、地形、集散 9:街は動く? 街の移動と過去、今、未来 ▼都市・社会を映す地図 10:地図表現の特徴と都市地図の変化 おわりに 出典一覧

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No.71
65
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No.72
65
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No.73
74

授業のようなわかりやすい説明と、見やすいまとめ板書がドッキング! まるで魔法にかかったようによくわかる参考書が登場! 全95「テーマ」で、教科書が厚くて勉強すべきことが大量にある「地理」の内容をすべてカバー。1つの「テーマ」は見開き2ページ単位。左ページは、北目先生の授業のような口調で展開されるわかりやすい説明。右ページは、北目先生が板書したりプリントに書いていたりする、わかりやすいまとめ。基礎から応用まで幅広くカバーしているので、ふだんの授業の予習・復習、定期テスト対策にはもちろん、高校入試対策にもバッチリ役立つ。覚えるべきところと理解すべきところをハッキリ示した、ていねいで使いやすく、そして見やすい参考書。 授業のようなわかりやすい説明と、見やすいまとめ板書がドッキング。日常学習・定期テスト対策から入試対策まで対応するオールマイティな参考書。「地理」がわかって、得意になって、好きになる。 第1章 世界のすがた 第2章 世界の諸地域 第3章 日本の特色と世界のつながり 第4章 日本の諸地域 補章 資料の読み取り

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No.74
65

中学・高校教員を目指す学生のスタンダードとなる地誌学の教科書を改訂。 中学・高校教員を目指す学生のための定番教科書。全編カラー。〔内容〕身近な地域の地誌/地域変化の歴史地誌/朝鮮半島/中国/インド/東南アジア/オーストラリア/中東/ヨーロッパ/アメリカ合衆国/ラテンアメリカ/アフリカ/他 1.地誌学の視点と方法(矢ケ﨑典隆・加賀美雅弘・牛垣雄矢)  1.1 地誌学の目的  1.2 地誌学の成果と課題  1.3 グローバリゼーション,ローカリゼーション,サステイナビリティ  1.4 7つのアプローチとゴール 2.身近な地域の地誌 ―神奈川県川崎市の地域調査―(牛垣雄矢)  2.1 地域学習の視点 ―身近な地域の地誌の枠組み―  2.2 現代の川崎市の地理的特徴  2.3 空間的視点から身近な地域を理解する  2.4 歴史的視点から身近な地域を理解する  2.5 中核事項から地域の問題を理解する 3.地域変化の歴史地誌 ―千葉県八千代市の歴史地誌―(清水克志)  3.1 変化する地域 ―歴史地誌の枠組み―  3.2 歴史地誌の舞台  3.3 千葉県八千代市の歴史地誌 4.現代世界のグローバル地誌(井田仁康)  4.1 主題図を読む ―グローバル地誌の枠組み―  4.2 人口から見た世界  4.3 文化から見た世界  4.4 経済から見た世界  4.5 結び付きから見た世界 5.グローバリゼーションと日本地誌(菊地俊夫)  5.1 グローバリゼーションとは何か ―日本地誌の枠組み―  5.2 グローバリゼーションと人の移動  5.3 グローバリゼーションとモノの移動  5.4 グローバリゼーションと情報の移動  5.5 グローバリゼーションと文化景観の変化  FOCUS 1 グローバリゼーションと日本の農産物(川久保篤志) 6.朝鮮半島 ―日本との比較・交流に着目した地誌―(渋谷鎮明)  6.1比較と交流 ―朝鮮半島地誌の枠組み―  6.2朝鮮半島の「脈」重視の自然観  6.3日本との比較の視点から見る韓国の都市・村落  6.4日本式住宅から見る韓国の住文化  FOCUS 2 台湾農業と東アジア市場(古関喜之) 7.中国 ―国家と少数民族の関係に着目した地誌―(小野寺淳)  7.1 中国の「少数民族」 ―中国地誌の枠組み―  7.2 生態移民と回族  7.3 出稼ぎと朝鮮族  7.4 都市開発とチベット族  7.5 国家と少数民族の関係 8.インド ―発展途上国の近代化に着目した地誌―(友澤和夫)  8.1 近代化 ―インド地誌の枠組み―  8.2 経済自由化と産業の発展  8.3 農業と農村の変化  8.4 都市の成長と郊外  8.5 経済のグローバル化とインド 9.オーストラリア ―多民族化に着目した地誌―(堤 純)  9.1 遠い親戚より近くの他人 ―オーストラリア地誌の枠組み―  9.2 自然環境の特殊性 ―5500万年の大陸移動と厳しい乾燥―  9.3 広大な土地とドリーミングストーリー ―アボリジニの文化―  9.4 植民地の成立と政治  9.5 イギリスからの「親離れ」とアジア・太平洋地域への接近  9.6 農牧業 ―もはや「羊の背中にのった国」ではない?―  9.7 多文化共生社会 ―伝統と最新が調和する都市・メルボルンの事例― 10.アメリカ合衆国 ―多様性と統一性に着目した地誌―(矢ケ﨑典隆)  10.1 多様性と統一性 ―アメリカ地誌の枠組み―  10.2 自然環境と文化景観  10.3 移民と多民族社会  10.4 産業と地域のダイナミズム  10.5 アメリカ的生活様式の確立 11.サハラ以南のアフリカ ―多様な自然・社会とその歴史的変遷に着目した地誌―(水野一晴)  11.1 多様な自然と社会 ―アフリカ地誌の枠組み―  11.2 多様な自然環境  11.3 文化と社会  11.4 植民地化と現代のアフリカ 12.東南アジア ―風土的性格と歴史的背景に着目した地誌―(佐藤哲夫)  12.1 風土と歴史 ―東南アジア地誌の枠組み―  12.2 自然と人々の生活  12.3 社会の歴史的背景  12.4 現在の東南アジア 13.中東 ―国家の秩序が崩壊しつつある地域の地誌―(内藤正典)  13.1 なぜ「中東」と呼ぶのか ―中東地誌の枠組み―  13.2 中東を構成する文化的要素  13.3 文明の結節点としての中東  13.4 中東の諸国家とイスラーム  13.5 イスラーム主義の暴力と紛争  13.6 国家の領域性に関わる秩序が崩壊した中東  13.7 「イスラーム国」による国家の領域性への異議  13.8 イスラームと沙漠的風土  13.9 多文化共生の地  FOCUS 3 中央アジアの環境問題(渡辺悌二) 14.ヨーロッパ ―EUによる地域統合に着目した地誌―(加賀美雅弘)  14.1 EUの多様性と格差 ―ヨーロッパ地誌の枠組み―  14.2 自然環境・農業と地域的多様性  14.3 産業地域と地域間格差  14.4 多文化社会と地域統合  14.5 諸地域からなるヨーロッパの統合  FOCUS 4 ロシアのツーリズム(小俣利男) 15.ラテンアメリカ ―人の移動と人種・民族の混交に着目した地誌―(丸山浩明)  15.1 人の移動と多民族化のドラマ ―ラテンアメリカ地誌の枠組み―  15.2 地域構成と自然環境  15.3 ラテンアメリカの先住民と古代文明  15.4 ヨーロッパ人の植民と民族の混交  15.5 ブラジルにおける多民族国家の形成  FOCUS 5 パナマ運河の過去と現在(石井久生) 参考文献 索引 コラム 世界の肉食文化 川崎市桜本地区のコリアタウン /バラエティ豊かな肉食文化 ―朝鮮半島― /チベット族の肉食文化 /インド人と肉食 /週末はバービーでリフレッシュ /アメリカ人が食べた塩漬けの豚肉 /狩猟採集民と野生動物の肉 /東南アジアの鶏肉 /中東の肉料理 /ヨーロッパの近代化と肉食 /野趣に富むブラジルのシュラスコ

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No.75
65
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No.76
65

世界を知る&教える定番テキスト。ロシアと周辺国の動向、「アラブの春」のその後など各地域の最新事情を追加した改訂版。 1.世界の自然環境・人文環境 2.東アジア 3.東南アジア 4.南アジア・西アジア 5.アフリカ 6.ヨーロッパ・ロシア 7.アングロアメリカ 8.ラテンアメリカ 9.オセアニア・ハワイ 10.21世紀がめざす地理学

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No.77
65

現代農村の地理学

秀典, 岡橋
古今書院

のどかな田園風景はどのように生まれ、維持されているのか。現代農村を理解するための基礎的知識と見方を提示。 車窓から見るのどかな田園風景に心が和む…都市住民のあなたは、その景観がどのように生まれ、維持されているのか考えたことがありますか? コミュニティから地域、国、グローバルに至る様々な時空間レベルにおける農村の経済・社会・文化的側面に着目し、現代農村を理解するための基礎的知識と見方を提示します。 第1 章 現代の農村 1.我々と農村との接点 2.農村とは 3.農村の成立と展開-人類史的視点 第2 章 農村地理学とは 1.農村地理学とは 2.集落地理学からの脱皮 3.高度経済成長下の農村変化と地理学 4.農村地理学の成立 5.最近の研究動向 6.これからの農村地理学に向けて 第3 章 人口の変化と農村空間の変動 1.農村人口の変化 2.農村空間変動の理論 3.農村空間の分化 第4 章 グローバル化と農村 1.グローバル化とは 2.農村のグローバル化 3.グローバル化の中の日本農村 第5 章 戦後日本の地域構造の変化と農村の変貌 1.戦後農村の再編成 2.中心・周辺構造の形成 3.国土開発の進展 4.農村経済の構造変化と「周辺地域」化 5.グローバル化・知識経済化時代の地域構造と農村空間 第6 章 現代の食と農 1.新たな食の時代 2.農業の産業化 3.フードシステムとフードチェーン 4.アグリビジネスと現代農業 第7 章 農業の変貌と農業地域の変動-戦後1980 年代まで 1.日本農業の特徴 2.戦後農業地域形成の原点 3.基本法農政下の農業の変化と農業地域 第8 章 グローバル化時代の農業地域の変動 1.グローバル化時代の農業政策と構造改革 2.グローバル競争下の農業地域の変動 3.日本農業の方向性 第9 章 日本の農業と農村の変貌-地域編 1.広島県福山市-都市化・工業化の中の農業・農村の変貌 2.大分県日田市大山町-中山間地域における農業と地域振興 第10 章 農村の環境問題 1.農村と環境 2.農村の土地利用と土地問題 3.農村の環境整備 4.環境問題と環境保全 第11 章 農村の景観保全と景観づくり 1.農村景観の変化 2.景観への関心の高まり 3.景観政策の展開 4.農村における景観づくりの展開と課題 第12 章 農村問題と農村政策Ⅰ-中山間地域の変化と問題の構造 1.中山間地域とは 2.戦後における中山間地域の変化 3.中山間地域問題の構造と政策課題 4.集落の変容とコミュニティ 5.生活関連サービス問題-フードデザートを事例として 第13章 農村問題と農村政策Ⅱ-持続可能な中山間地域に向けて 1.農村経済の複合化と地域づくり 2.森林・林業と地域の持続可能性 3.中山間地域政策の課題-定常型社会との関連で

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No.78
65

なぜ、日本の受動喫煙対策は遅れているのか?有害なタバコ煙が、多くの人々に深刻な健康被害を及ぼす「受動喫煙」。タバコ規制の国際条約(FCTC)を最初に批准した国のひとつでありながら、受動喫煙対策の「後進国」である日本の現状に警鐘を鳴らし、よりよい社会環境の実現に向けた議論の筋道を示す。 能動喫煙から受動喫煙へ-タバコ対策の新たな時代 第1部 日本の受動喫煙被害の実態(受動喫煙に対する認識の遅れ-「後進国」としての日本 受動喫煙をめぐる多様な社会環境-日常空間で遭遇する健康被害 労働環境にみる受動喫煙症患者の苦難-守られない従業員の健康) 第2部 日本のタバコ広告の深層(商品広告にみるタバコと「男らしさ」-「ホープ」を事例に マナー広告にみるタバコのススメ-「大人たばこ養成講座」を事例に) 第3部 日本の受動喫煙対策のポリティクス(公共空間におけるタバコ産業の分煙戦略-喫煙スペースの生産 受動喫煙防止条例へのタバコ産業の抵抗-公共空間をめぐる攻防) 受動喫煙のない社会環境に向けて-「先進国」のための条件

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No.79
65

地図を作る側の視点から「地図の正しい作法」「地図のしくみ」など、地図に関する知識をくわしく基本から網羅した最強の一冊です。 地図を作る側の視点から「地図の正しい作法」「地図のしくみ」など、地図に関する知識をくわしく基本から網羅した最強の一冊です。 Googleマップの登場によって、「地図」は便利で身近なものになりました。しかしその一方で、地図を正しく読む力や正しく作成する力ないままに利用されたために、誤った地図や恣意的な地図が出回るようにもなりました。そうした弊害をなくすには、“読み書きそろばん"と同じように、地図を正しく扱えるスキル(=地図リテラシー)を身につける必要があります。そこで本書では、地図を作る側の視点から、地図の正しい読み方や作り方を解説していきます。「地図とは何か」からはじまり、「地図の誤った使われ方」を通して「地図の正しい作法」「地図のしくみ」をフルカラーで豊富な図版とともに学んでいきます。「電子地図」を含め、地図に関する知識をくわしく基本から網羅した最強の「地図の教科書」です。

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No.81
65

文化を書く (文化人類学叢書)

クリフォード,ジェイムズ
紀伊國屋書店
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No.82
65

水循環を中心に,水の適正利用・水の環境との関係・水資源の開発まで平易に解説した新テキスト 水循環を中心に,適正利用・環境との関係まで解説した新テキスト。〔内容〕地球上の水の分布と放射/降水/蒸発散/積雪・融雪/遮断・浸透/斜面流出/河道網構造と河道流れの数理モデル/流出モデル/降水と洪水のリアルタイム予測/他 1. 水文学とは  1.1 水文学の定義  1.2 多様な水文学  1.3 流域水循環を扱う水文学 2. 地球上の水の分布と放射  2.1 地球上の水の量  2.2 地球上の水の循環  2.3 地球大気の鉛直プロファイル  2.4 日射と大気放射  2.5 衛星リモートセンシングによる地球観測  2.6 水・熱循環の結合 3. 降水  3.1 水文学における降水過程の役割  3.2 大気現象のスケール  3.3 降水の分類  3.4 降水のメカニズム  3.5 降水の数値モデル  3.6 降水の観測 4. 蒸発散  4.1 蒸発散を支配する物理的要因  4.2 地表面における熱収支  4.3 地表面付近の風と乱流拡散係数を用いた地表面フラックスの表現  4.4 蒸発散量の測定法  4.5 蒸発散量の推定法  4.6 代表的な地表面における蒸発散特性 5. 積雪・融雪  5.1 積雪・融雪と河川流出  5.2 積雪観測  5.3 積雪の高度分布  5.4 積雪面における熱収支と融雪  5.5 積算気温による融雪量の推定  5.6 積雪・融雪・流出モデルによる融雪量の推定 6. 降水遮断・浸透  6.1 降水遮断  6.2 浸透  6.3 水循環のモデル化から見た降水遮断・浸透の過程 7. 斜面流出  7.1 流出過程  7.2 水文流出系におけるキネマティックウェーブ理論  7.3 山腹斜面系のモデル化 8. 河道網構造と河道流  8.1 河道網構造  8.2 河道流れの数理モデル 9. 流出モデル  9.1 流出モデルの目的  9.2 分布型流出モデルの構成  9.3 陸面水文過程モデル  9.4 大河川流域への展開  9.5 流出モデルの課題と今後の展開 10. 降雨と洪水のリアルタイム予測  10.1 降雨予測の方法  10.2 洪水流出のリアルタイム予測の方法  10.3 河川情報システムと洪水予報 11. 水文量の確率統計解析  11.1 河川計画と確率論的アプローチ  11.2 水文量とその確率評価  11.3 水文頻度解析の手順  11.4 確率水文量の不確定性の定量化 付録A 準線形偏微分方程式の解法 付録B 強制復元法による地中温度の計算 付録C 代表的な流出モデル 索 引

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No.83
65

辺境の村から都市のスラムまで。開発とフィールドワークの融合を求めて40年間現地に通い続ける著者による、場所と人びとの物語。 人類最後の「秘境」パプアニューギニアにもグローバル化の波は押し寄せている。辺境の村から都市のスラムまで。開発とフィールドワークの融合を求めて40年間パプアニューギニアに通い続けた著者が描く、場所と人びとの物語。 人類最後の「秘境」パプアニューギニアにもグローバル化の波は確実に押し寄せている。高地周縁部や首都において40年間にわたりフィールドワーク調査を実践してきた著者がこの国の人びとの変容を物語るとともに、開発とはなにか、経済格差とはなにかを訴える。

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No.84
65

第1章 水収支と熱収支 第2章 大気中の水と降水 第3章 蒸発散 第4章 積雪層と融雪 第5章 降雨の遮断と地中への浸透 第6章 地表面付近での雨水流出 第7章 河道における洪水追跡 第8章 流出モデル 第9章 水文量の頻度解析 第10章 洪水の実時間予測手法

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No.85
65

水文学の基礎を学べるテキスト。現場で役に立つ手法についても,原理と使い方を丁寧に解説。 水文学の基礎を学べるテキスト。実際に現場で用いる手法についても,原理と使い方を丁寧に解説した。〔内容〕水循環と水収支/降水(過程・分布・観測等)/蒸発散/地表水(流域・浸入・流量観測等)/土壌水と地下水/流出解析/極端現象の水文統計解析/付録 第1章 水循環と水収支 [田中丸治哉]  1.1 地球上の水循環  1.2 水収支  1.3 水資源と水利用  1.4 地域環境水文学とは  演習問題 第2章 降水 [大槻恭一]  2.1 降水過程  2.2 降水の分布  2.3 降水量観測  2.4 降水量統計値の種別  2.5 降水量の空間分布  2.6 DAD解析  2.7 林内雨  演習問題 第3章 蒸発散 [大槻恭一]  3.1 蒸発散と水・熱・炭素収支  3.2 放射収支  3.3 蒸発散量の測定法  3.4 蒸発散量の推定法  3.5 様々な地目の蒸発散  演習問題 第4章 地表水  4.1 流 域 [近森秀高]  4.2 浸入・窪地貯留 [田中丸治哉]  4.3 流量観測 [田中丸治哉]  4.4 降雨と流出 [田中丸治哉]  演習問題 第5章 土壌水と地下水 [諸泉利嗣]  5.1 土壌水  5.2 ダルシー則と浸透流  5.3 地下水の形態と流動  演習問題 第6章 流出解析 [田中丸治哉]  6.1 流出解析法の分類  6.2 合理式  6.3 洪水流出解析  6.4 長期流出解析  6.5 積雪融雪解析  演習問題 第7章 極端現象の水文統計解析 [近森秀高]  7.1 大雨や洪水の頻度  7.2 解析対象データ  7.3 水文量の頻度分布と確率分布  7.4 確率分布の統計的推定  7.5 確率分布の適合度の評価  7.6 グンベル分布の当てはめ  7.7 3定数対数正規分布の当てはめ  7.8 一般化極値分布の当てはめ  7.9 確率降雨波形の作成法  演習問題 付録A 基本高水の決定 [田中丸治哉]  A.1 基本高水と計画高水  A.2 基本高水決定の手順 付録B HYDRUSによる浸透流解析 [諸泉利嗣]  B.1 単一土層への浸潤  B.2 成層土への浸潤  B.3 圃場への適用 付録C 水循環と物質循環 [大槻恭一]  C.1 蒸発散過程  C.2 降水過程  C.3 樹冠通過過程  C.4 森林流域流下過程  C.5 流域圏流下過程 付録D 「大雨」が増えている? [近森秀高]  D.1 年最大日雨量の長期的変化  D.2 「100年に一度の雨」の大きさ  D.3 「100年に一度の雨」の頻度  D.4 本当に大雨は増えているのか? コラム 暦年と水年/農業用水が農地面積に比例して減らないのはなぜか/蒸発散研究の小史/降雨強度が浸入能を下回るときの扱い/根の吸水モデル/雨水保留量曲線の関数表示/流出解析における数値計算上の誤差について/100年に一度の大雨/Emil Julius Gumbel/洪水比流量曲線

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No.86
65

女性専用車両という公共空間から排除される者はいったい誰か? 中年独身男性はなぜ地域や職場に居場所がないのか? 空間や場所といった地理学的概念をジェンダーやセクシュアリティの視点,かつ男性としてのポジショナリティから批判的に分析し,現代日本社会における空間にひそむ諸問題の可視化に挑戦する.

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No.87
65

日本の領土のうち「北方領土」と「竹島」は、それぞれロシア、韓国の実効支配をゆるしています。「尖閣諸島」は中国が実効支配を狙っています。 日本が「歴史的にも国際法上も日本固有の領土」といくら正論を述べたところで、彼らは日本の領土を明け渡すことはありません。 いま必要なことは、現実的な思考ではないでしょうか。日本の周辺国がどのような戦略をもっているのか? それに対して日本はどのような戦略をとるべきか? しっかりとした戦略をもってのぞまないと日本の領土は守れません。 このような現実的な思考をするためのツールの1つが「地政学」です。「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。 ロシアのウクライナ侵攻や台湾有事の危機が報じられるなか、領土問題に対する関心が高まっています。本書が日本の領土について考える一助となれば幸いです。

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No.88
65

1章 現代社会と水環境のかかわり 2章 水と水質を科学する 3章 水質指標を測定する 4章 物質循環から水環境を考える 5章 水環境に関する法的規制 6章 生活排水の実態とその対策 7章 面源汚濁の実態とその対策 8章 モデルから水環境を予測する 9章 新しい水環境を創る

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No.89
65

水文科学

筑波大学水文科学研究室
共立出版

水循環を構成する各要素について解説 自然界における水の循環をhydrologic cycleといい、日本語では水文学的循環、水文循環、あるいは水循環と訳されている。本書では水循環を構成する各要素(降水、蒸発散、遮断と浸透、土壌水と地下水、河川流出)について独立した章を設け、各章でそれぞれのプロセスの基礎的な知識の記述に加え、最近の新しい研究動向や発展についても触れている。水文科学の学部向け入門書であるが、最新の情報を文献と共に加え、また周辺分野とのつながりが記述されている。日本で最初の水文学に関する講座が設立され、水文科学の研究と教育に45年の実績と伝統がある筑波大学水文科学研究室がその経験に基づいて執筆と取りまとめにあたった。本書はおそらく、日本語で書かれた最初の「水文科学」に関する体系化された教科書になるはずである。また本書は既刊『水文学』(共立出版)の姉妹版として位置づけられる。 [平成22年度 水文・水資源学会学術出版賞受賞] 第1章 水文科学とは 1.1 水循環の概念 1.2 水文学から水文科学へ 1.3 水循環システム 1.4 地球上の水 第2章 エネルギーと水循環 2.1 地球のエネルギー収支 2.2 地表面でのエネルギーと水の分配 2.3 大気中の水蒸気 第3章 降水 3.1 雲と降水の発生プロセス 3.2 降水の発生・維持システム 3.3 地球規模の降水量変動機構 3.4 降水量の測定と面的評価 第4章 蒸発散 4.1 蒸発散のメカニズム 4.2 接地層内の気温・比湿のプロファイル 4.3 蒸発散量の観測法 4.4 蒸発散の測定法・モデル 第5章 地表面を介した降雨の分配 5.1 植生による降雨の分配 5.2 地表面に達した降雨の分配 第6章 地中水 6.1 地中水の区分とそのあり方 6.2 土壌水 6.3 地下水 第7章 地表水の循環 7.1 水流発生機構 7.2 河川の流出特性 7.3 湖沼の水収支と循環 第8章 水・物質循環 8.1 水質の形成・進化 8.2 水質汚染機構 8.3 水文トレーサー 第9章 流域を基本単位とした水循環 9.1 流域と水循環・環境 9.2 植生と水循環・環境:森林の役割 9.3 土地利用と水循環・環境:水田の影響 9.4 都市と水循環:水循環と水質の保全 9.5 地球温暖化と水循環 9.6 流域水循環システムの解明-統合的流域管理に向けて- 参考文献 索引

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No.90
65
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No.91
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水循環の最新の科学的プロセスをまとめた 森林水文学と砂防学を合わせて議論した画期的な一冊.森林に降った雨が,遮断され,土中へしみ込み,蒸発し,化学反応を伴いながら斜面を下降し,樹木から蒸散される現象について,最新の研究成果をわかりやすく解説.水の動きが環境に与える影響をモデル化し,評価していく上で,森林の水循環という分野横断的な科学的プロセスを理解するように配慮している. 第0章 森林の水のゆくえを探る 第1章 降雨遮断 第2章 森林土壌における雨水の浸透過程 第3章 人工林の荒廃と地表面流発生メカニズム 第4章 林地斜面での崩壊予測に作用する要因 第5章 幹の中を流れる水から森林の蒸散を考える 第6章 森林からの蒸散を比較する 第7章 根系の水文学的重要性 第8章 根の深さが森林からの蒸散に与える影響 第9章 森林への物質の沈着と樹冠との相互作用 第10章 水の動きが支配する森林の物質循環 第11章 山地河川における水の流れと倒流木の流出 第12章 水文気象砂防学を創る 第13章 リアルタイム水文情報を防災に生かす 第14章 中国の緑化政策と水資源問題の葛藤 第15章 社会は森林水文学に何を求めているか

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No.92
65

水文学・水工計画学

充晴, 椎葉
京都大学学術出版会

水循環を扱う水文学は、私たちの生活と密接に関わる実際的問題に対応するための基礎科学であり、工学的な応用分野・水工計画学の基礎をなす。まず基本的な水文素過程の基礎式・分布型降雨流出モデルの構成とその集中化手法を述べる。続いて計画予知と実時間予知を解説し、これらの予測を実現するためのモデリングなどの応用分野を述べる。 第Ⅰ部 水文学 第1章 地表面付近の雨水流動  1.1 流出過程  1.2 水文流出系におけるキネマティックウェーブ理論  1.3 山腹斜面系での流れのモデル化  1.4 地形形状効果の導入  1.5 流出場の平面構造の不均一性と流出形態  1.6 特性曲線法によるキネマティックウェーブモデルの解法  1.7 差分法によるキネマティックウェーブモデルの数値解法  参考文献 第2章 飽和・不飽和帯の雨水流動  2.1 土壌中の流れのモデル化  2.2 飽和・不飽和流の基礎式の誘導  2.3 飽和・不飽和流の数値解法  2.4 浸透能式  参考文献 第3章 地下水流動  3.1 地下水と帯水層  3.2 地下水流動の支配方程式の誘導  3.3 平面二次元の地下水流の基礎式  3.4 地下水流の数値解法  参考文献 第4章 河川流と洪水追跡  4.1 流出システムにおける河川流の役割  4.2 河川流の水理学的追跡法  4.3 河川流の水文学的追跡法  4.4 水理学的追跡法の数値解法  参考文献 第5章 蒸発散と陸面水文過程モデル  5.1 地表面における熱収支と顕熱・水蒸気の輸送  5.2 陸面水文過程モデル  参考文献 第6章 河道網と流域地形の数理表現  6.1 河道網構造の数理表現手法  6.2 河道網流れの最適計算順序  6.3 流域地形の数理表現手法  6.4 グリッド形式の地形情報を用いた流域地形のモデル化  6.5 流域地形データを生成する計算機アルゴリズム  6.6 分布型流出モデル構成のための流域地形データの処理  参考文献 第7章 分布型降雨流出モデルの構成  7.1 グリッド形式の地形情報を用いた分布型降雨流出モデル  7.2 分布型降雨流出モデルを用いた流出計算例  7.3 分布型土砂流出モデルへの展開  参考文献 第8章 分布型流出モデルの集中化  8.1 流出モデルの集中化  8.2 単一矩形斜面でのキネマティックウェーブモデルの集中化  8.3 山腹斜面系キネマティックウェーブモデルの集中化  8.4 河道網キネマティックウェーブモデルの集中化  8.5 流れの場の集中化  8.6 流出モデルの構成単位の大きさと集中化手法  参考文献 第Ⅱ部 水工計画学 第9章 水文量の頻度解析  9.1 治水計画の基本的な考え方  9.2 河川整備基本方針と河川整備計画  9.3 確率年とT 年確率水文量  9.4 水文量の確率分布モデル  9.5 確率分布モデルの母数推定  9.6 確率分布関数の適合度評価  9.7 リサンプリング手法による確率水文量の不確実性の評価  9.8 非定常性を考慮した水文頻度解析モデル  9.9 確率降雨強度曲線(IDF 曲線)  9.10 総合確率法  参考文献 第10章 水文量の時系列解析と時系列シミュレーション  10.1 水文時系列解析の目的  10.2 様々な水文時系列データ  10.3 時系列モデル  10.4 時系列モデルを用いた水文時系列の模擬発生  10.5 ポイントプロセスモデル  10.6 乱数の発生手法  参考文献 第11章 流出システムのモデル化  11.1 流出システムと流出モデル  11.2 集中型流出モデル  11.3 分布型流出モデル  11.4 流出系を構成する様々な要素モデル  11.5 ダム流水制御モデル  11.6 流出モデルによる予測の不確かさ  参考文献 第12章 水理・水文モデリングシステム  12.1 水理・水文モデリングシステムとは  12.2 OHyMoS を用いた水理・水文モデルの構成  12.3 OHyMoS による要素モデルの実装例  12.4 OHyMoS の直接通信機能を用いた要素間反復計算  12.5 CommonMP を用いた水理・水文モデルの構成  参考文献 第13章 水害に対する流域管理的対策の費用便益評価  13.1 流域管理的対策の費用便益評価の手順  13.2 立地均衡モデルの構成  13.3 流域管理的対策のモデル化と費用便益の計測  13.4 寝屋川流域への適用  13.5 土地利用規制とハード的対策との費用の比較  参考文献 第14章 運動学的手法による実時間降雨予測  14.1 運動学的手法による降雨予測  14.2 移流ベクトルと雨域の発達・衰弱量の分析  14.3 移流モデルによる降雨予測  14.4 短時間降雨予測手法の展開  参考文献 第15章 実時間流出予測の基礎理論  15.1 実時間流出予測システムの基本的な考え方  15.2 確率過程的状態空間モデルによる降雨流出系の表現  15.3 線形フィルタ理論  15.4 非線形関数の統計的近似の理論  15.5 非線形フィルタ理論  15.6 予測更新—離散時間線形システムの場合  15.7 予測更新—降雨流出システムの場合  15.A カルマンフィルタの誘導  15.B FORTRAN サブルーチン  参考文献 第16章 実時間流出予測の実際  16.1 実時間流出予測の手順  16.2 カルマンフィルタを用いた実時間流出予測  16.3 拡張カルマンフィルタを用いた実時間流出予測  16.4 統計的二次近似フィルタを用いた実時間流出予測  16.5 粒子フィルタを用いた実時間水位予測  16.6 ラオ・ブラックウェル化した粒子フィルタを用いた実時間流出測  16.7 様々なフィルタリング・予測システムの開発  参考文献 索引

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Hydrology: An Introduction

Brutsaert, Wilfried
Cambridge University Press
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環境地下水学

藤縄 克之
共立出版

地下水学を物理的、化学的に詳細に解説  解決の糸口の見えない地球温暖化、自然環境を蝕む化学物質、量的・質的に劣化する淡水資源等々、人類を脅かす環境問題はますます混迷の度合い深めている。いま科学に切実に要求されているものがあるとすれば、それは山積する社会問題に的確な処方箋を書くことではなかろうか。本書は、地下水に関わる様々な環境問題に対応することを念頭に、今までになかった全く新しい切り口で地下水学を整理し、解説したものである。  第1章の序論では、様々な地下水学問題、水文循環・水文地質、地下水収支計算法などが述べられている。第2章の人間活動と地下水環境では、温暖化による地下水環境の悪化、世界と日本の地下水資源、関連法令が解説されている。第3章の堆積物間隙の流体と流れの原理では、流体の性質、エネルギーとポテンシャルなど土壌水や地下水の流れに関わる基本原理が解説されている。第4章の流れの数学モデルでは、飽和・不飽和帯における水、疎水性液体、空気の流れに対する数学モデルが解説されている。第5章の地下水流動の解析的表現とその応用では、地下水調査の基本となる井戸水理学と海岸地下水について述べている。第6章の地下水の化学では、土壌・地下水中で生じる様々な化学反応を初歩から解説している。第7章の地下水中の物質移動では、移流・分散・反応・分解を伴う様々な形態の物質移動をモデル化している。第8章の土壌・地下水の汚染と対策では、汚染物質と汚染源およびその移動形態と調査・修復方法について解説している。第9章の土壌・地下水中の熱移動では、地中の温度環境と熱移動の原理および地中熱利用法について解説している。第10章の地下水の数値解析では、差分法と有限要素法による地下水流動と物質・熱移動の数値解法について解説している。最後に、付録では、エクセルの利用法、ベクトル解析・微分方程式・特殊関数・数学の公式、単位とその換算を要約している。  環境科学は、勝れて総合的であることにその特徴がある。本書では、数学、物理学、化学、地学等の基礎が総動員されているが、付録を付けると共に初歩から説き起こしたので、内容の割には読みやすいのでは無いかと思う。また、地下水に関わる関連法令などについても整理してあるので、実務者にも役立つものと思う。是非、工学系、理学系、農学系の大学生、大学院生、研究者、民間や官公庁の技術者の方々にご利用頂きたい。 第1章 序論 1.1 地下水学から環境地下水学へ   1.1.1 地下水資源の活用と随伴する地下水問題   1.1.2 量的問題から質的問題へ 1.2 地下水の基礎知識   1.2.1 水文循環   1.2.2 水文地質   1.2.3 河川と地下水 1.3 地下水の収支 1.4 地下水賦存量の計算 第2章 人間活動と地下水環境 2.1 地球上の水の分布 2.2 地球温暖化と地下水問題   2.2.1 温暖化による自然環境の変化   2.2.2 温暖化の予測結果   2.2.3 温暖化が地下水環境に及ぼす影響 2.3 世界の地下水利用状況   2.3.1 世界の水資源情勢 2.4 日本の地下水利用と水資源   2.4.1 日本の地下水利用状況   2.4.2 ダム,湖沼,地下水の貯水量 2.5 地下水問題と関連する法令   2.5.1 地下水の利用と保全に係わる法律   2.5.2 地下水の水質に係わる法律と基準 第3章 堆積物間隙の流体と流れの原理 3.1 流体の物理化学的性質   3.1.1 水の特性 3.2 多孔体間隙と流体とのかかわり   3.2.1 間隙の定義   3.2.2 土粒子と粒径   3.2.3 流体の表面張力   3.2.4 毛管上昇 3.3 多孔体間隙における流体の分布特性   3.3.1 力学的エネルギーとポテンシャル   3.3.2 土壌水分と吸引圧との関係   3.3.3 土壌水分ヒステリシス 3.4 多孔間隙中の流体の流れ   3.4.1 ダルシーの法則   3.4.2 一般化されたダルシーの式   3.4.3 ダルシー則の成立範囲   3.4.4 不飽和流れと水・NAPL・空気多相流れへのダルシー則の適用 3.5 堆積層中の流れの基本的性質   3.5.1 成層構造をなす地層の平均透水係数   3.5.2 ポテンシャル流れと非ポテンシャル流れ   3.5.3 流線と流れ関数   3.5.4 透水係数の楕円と透水係数テンソルの一般形   3.5.5 地層境界での流線の屈折 第4章 流れの数学モデル 4.1 圧縮性堆積層中の地下水流動方程式   4.1.1 有効応力と間隙水圧との関係   4.1.2 質量保存則と貯留係数の誘導   4.1.3 被圧地下水の流れ   4.1.4 不圧地下水の流れ   4.1.5 不飽和帯の流れ 4.2 気体と疎水性液体の流動方程式   4.1.1 土壌空気の流れ   4.1.2 NAPLの流れ 4.3 初期条件と境界条件 第5章 地下水流動の解析的表現とその応用 5.1 室内透水試験と簡易現場透水試験   5.1.1 定水位・変水位透水試験   5.1.2 スラグ試験 5.2 定常流の解析解   5.2.1 被圧帯水層中の1次元流れ   5.2.2 不圧帯水層中の1次元流れ   5.2.3 地表から涵養量がある場合の不圧帯水層中の1次元流れ   5.2.4 被圧帯水層井戸への定常流(チームの式)   5.2.5 不圧帯水層井戸への定常流   5.2.6 広域地下水流動のある被圧帯水層井戸における井戸への定常流   5.2.7 水際にある被圧帯水層井戸への定常流   5.2.8 不透水境界がある被圧帯水層井戸への定常流   5.2.9 隣接帯水層から漏水がある被圧帯水層井戸への定常流 5.3 揚水の伴う非定常流の解析解   5.3.1 被圧帯水層井戸への非定常流(タイスの式)   5.3.2 水際にある被圧帯水層井戸への非定常流   5.3.3 不透水境界がある場合の被圧帯水層井戸への非定常流   5.3.4 被圧帯水層井戸での揚水を途中で停止した場合の非定常流   5.3.5 隣接帯水層から漏水がある場合の非定常流(ハンタッシュ-ヤコブの式)   5.3.6 不圧帯水層井戸への非定常流 (ノイマンの式) 5.4 揚水試験から帯水層定数を求める方法   5.4.1 タイスの標準曲線を用いた図解法   5.4.2 ノイマンの標準曲線を用いた図解法   5.4.3 ヤコブの近似式を用いた図解法 5.5 海岸帯水層への塩水侵入   5.5.1 海岸帯水層におけるガイベン-ヘルツベルグの塩水・淡水境界   5.5.2 海岸帯水層におけるグローバーの塩水・淡水境界界面   5.5.3 島嶼の塩水・淡水境界   5.5.4 潮汐による被圧帯水層中のピエゾ水頭の変動 第6章 地下水の化学 6.1 濃度の表現方法 6.2 化学反応の基礎   6.2.1 化学反応と平衡   6.2.2 自由エネルギーと平衡定数   6.2.3 溶質の溶解とpH 6.3 気体-液体間の物質移動   6.3.1 気相-水相間の分配   6.3.2 炭酸反応とアルカリ度 6.4 溶解-沈殿反応   6.4.1 TDSとEC   6.4.2 鉱物の溶解と沈殿   6.4.3 イオン強度効果と共通イオン効果 6.5 酸化と還元   6.5.1 酸化数   6.5.2 peとEh   6.5.3 酸化-還元ダイアグラム 6.6 錯体形成と固相への吸脱着   6.6.1 錯体   6.6.2 収着とイオン交換   6.6.3 イオン交換の平衡方程式   6.6.4 収着等温式   6.6.5 疎水吸着 6.7 同位体水文   6.7.1 同位体の基本的性質   6.7.2 同位体と地下水調査 6.8 地下水水質の形成と表現法 第7章 地下水中の物質移動 7.1 拡散と分散   7.1.1 分子拡散   7.1.2 機構的分散   7.1.3 水力学的分散 7.2 物質移動の数理   7.2.1 流動地下水中における溶質の流束   7.2.2 流動地下水中における溶質移動の支配方程式   7.2.3 溶質移動支配方程式の初期条件と境界条件 7.3 保存性物質の移動と解析モデル   7.3.1 均質な多孔体間隙を流動する浸透水中における保存性物質移動の解析解   7.3.2 自然の堆積層における保存性物質の移動 7.4 非保存性物質の移動と解析モデル   7.4.1 化学反応の種類と反応速度   7.4.2 放射性崩壊にしたがう物質の移動   7.4.3 吸脱着反応にしたがう物質の移動   7.4.4 連鎖反応にしたがう物質の移動   7.4.5 微生物分解にしたがう物質の移動   7.4.6 高次反応にしたがう物質の移動 7.5 地下水流速と分散係数を求める方法   7.5.1 Ogata and Banksの簡略解を利用して地下水流速と分散係数を求める方法   7.5.2 単一ボーリング孔を用いた現地試験で地下水流速と分散係数を求める方法 第8章 土壌・地下水の汚染と対策 8.1 土壌・地下水汚染の現状 8.2 土壌・地下水の汚染物質と主な汚染源   8.2.1 無機物質類   8.2.2 病原性微生物   8.2.3 有機化合物   8.2.4 放射性物質   8.2.5 富栄養塩   8.2.6 複合汚染 8.3 汚染物質の移動形態   8.3.1 疎水性液体での移動   8.3.2 溶質での移動   8.3.3 ガスでの移動   8.3.4 コロイドでの移動 8.4 土壌・地下水汚染の調査   8.4.1 NAPL汚染および複合汚染の調査   8.4.2 溶質の調査 8.5 無機物質による土壌・地下水汚染と対策   8.5.1 自然由来のヒ素汚染   8.5.2 人為由来のフッ素汚染 8.6 汚染の修復   8.6.1 物理的処理法   8.6.2 化学的処理法   8.6.3 生物的処理法 第9章 土壌・地下水中の熱移動 9.1 地下浅層部の温度変化   9.1.1 熱伝導による熱移動   9.1.2 浸透流に伴う熱移動   9.1.3 広域の熱移動 9.2 土壌・地下水中における熱移動の機構と基礎方程式   9.2.1 多孔体中の熱移動特性   9.2.2 流体の流れを伴わない飽和・不飽和体中の熱伝導   9.2.3 流動地下水中の熱分散と強制対流による熱移動   9.2.4 自然対流に伴う熱移動 9.3 地下熱エネルギー貯留   9.3.1 帯水層熱エネルギー貯留   9.3.2 ボーリング孔熱エネルギー貯留 第10章 地下水の数値解析 10.1 コンピュータを利用した地下水解析 10.2 差分法   10.2.1 差分法の原理   10.2.2 1次元定常飽和・不飽和流動への差分法の応用   10.2.3 差分法における境界条件の表現法   10.2.4 非定常支配方程式の差分近似とその安定性   10.2.5 2次元および3次元問題への差分法の応用   10.2.6 定常移流分散方程式の差分近似とその安定性   10.2.7 特性曲線法を用いた非定常移流分散方程式の解法 10.3 有限要素法   10.3.1 有限要素法の原理   10.3.2 1次元浸透流の有限要素解法   10.3.3 2次元浸透流の有限要素解法   10.3.4 3次元浸透流の有限要素解法   10.3.5 特性曲線型有限要素解法による非定常移流分散方程式の解法 10.4 地下水解析のための汎用コードとその特徴 参考文献 付録 A. Excelによる計算法   A.1 プログラム言語とエクセルの違い   A.2 エクセルの使用法 B. ベクトル解析の要点   B.1 ベクトルの内積と外積   B.2 スカラー場の勾配   B.3 ベクトル場の発散   B.4 ベクトル場の回転 C. 微分方程式の概要   C.1 微分方程式の分類   C.2 解の重ね合わせ   C.3 偏微分方程式の分類 D. 地下水学で用いられる特殊関数   D.1 誤差関数   D.2 ディラックのデルタ関数   D.3 ベッセル関数 E. 有用な数学の定理・公式・恒等式   E.1 ライプニッツの公式   E.2 ガウスの定理(発散定理)   E.3 グリーンの定理   E.4 グリーンの第1恒等式 F. 単位とその換算 索引

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水理学の単位がほしい学生から,研究や実務の参考としたい研究者や技術者まで,この1冊で対応。 本書の読者の方々は,水理学の単位がほしい学生から,現象の本質まで詳しく知りたい学部生や大学院生,そして水工学の研究や実務の参考としたい研究者や技術者までさまざまであることを想定し,その目的に応じて学習がしやすいように2部構成とした。 第I部は水理学の全体像をつかんでもらえるよう,1章「静水力学」,2章「完全流体の力学」,3章「管路流れ」,4章「開水路流れ」,5章「次元解析・相似則」,6章「ポテンシャル流理論」の順に,それぞれポイントを整理し,例題を通して理解を深めることができるようにした。また,章末の演習問題には詳細な解答,解説を用意し,習熟度の確認および自習がしやすいよう配慮した。水理学の単位取得が目的であれば,この第I部を「水理学の試験対策編」として活用していただくのが有効である。 第II部は「水理学のカラクリ編」として,7章「静水の科学」,8章「完全流体の微分形表示」,9章「粘性流体の微分形表示」,10章「積分型水理公式の導出」,11章「層流と乱流」,12章「管路乱流」,13章「開水路乱流」,14章「複素速度ポテンシャルによる流れの数学的表現」の順に,流体力学的な視点から水理学で扱う公式や現象を詳しく解説した。例えばベルヌーイの定理など通常は暗記で済ます式形も,その導出や学術背景について述べ,水理学の理解をさらに深める内容とした。また乱流の基本的な考え方について,基礎方程式やその発生メカニズムなどについても扱った。とくに付録も含めて式展開も記載しているので,卒業研究や修士論文の一助にもなるだろう。第I部だけでは物足りない読者の方々には,関心のある章だけでも読んでいただくなど,第II部をおおいに活用していただきたい。 第Ⅰ部は,初学者向きに水理学の全体像を解説し,第Ⅱ部は,流体力学的視点から水理学で扱う公式や現象を詳しく解説することで,現象の本質まで詳しく知りたい学生,水工学の研究や実務の参考としたい研究者や技術者まで対応。 第Ⅰ部 水理学の試験対策編 1.静水力学 1.1 静水圧  1.1.1 静水圧とは  1.1.2 鉛直平板に作用する静水圧  1.1.3 曲面に作用する静水圧 1.2 相対的静止 1.3 浮体の安定  1.3.1 浮体の傾きと傾心(メタセンター)  1.3.2 浮体安定性の判定式 演習問題 2.完全流体の力学 2.1 完全流体とは 2.2 完全流体の3大保存則  2.2.1 完全流体の保存則  2.2.2 連続式(質量保存則)  2.2.3 ベルヌーイの定理(エネルギー保存則)  2.2.4 運動量式(運動量保存則) 演習問題 3.管路流れ 3.1 管路流れとは 3.2 定常管路流れの基礎式  3.2.1 連続式  3.2.2 エネルギー式  3.2.3 運動量式 3.3 損失水頭  3.3.1 形状損失  3.3.2 摩擦損失 3.4 壁面せん断応力とエネルギー勾配 3.5 流速公式 3.6 並列管路 演習問題 4.開水路流れ 4.1 開水路流れとは 4.2 基礎方程式  4.2.1 開水路の連続式  4.2.2 比エネルギーとエネルギー損失  4.2.3 比力と運動量保存則 4.3 等流  4.3.1 等流とは  4.3.2 抵抗則と流速公式 4.4 不等流1―漸変流と水面形―  4.4.1 水面形方程式  4.4.2 等流水深  4.4.3 限界水深  4.4.4 常流と射流  4.4.5 限界水深と水面形の分類 4.5 不等流2―急変流と跳水― 演習問題 5.次元解析・相似則 5.1 次元解析  5.1.1 レイリーの方法  5.1.2 バッキンガムのπ定理 5.2 相似則  5.2.1 実物と模型の相似  5.2.2 水理学でよく使う無次元数 演習問題 6.ポテンシャル流理論 6.1 流れの可視化と流線 6.2 渦度と速度ポテンシャル 6.3 流れ関数と連続式 6.4 複素速度ポテンシャルによる流れの表現  6.4.1 複素速度ポテンシャルの定義  6.4.2 極座標表示 演習問題 第Ⅱ部 水理学のカラクリ編 7.静水の科学 7.1 静水に作用する力 7.2 静水圧の大きさと方向 7.3 表面張力  7.3.1 界面  7.3.2 ぬれと接触角  7.3.3 毛細管現象 8.完全流体の微分形表示 8.1 流体運動の微視的表現 8.2 連続式の微分形表示  8.2.1 縮約表記と座標系  8.2.2 連続式の微分形表示 8.3 運動方程式の微分形表示(オイラー方程式)  8.3.1 流体運動の観察と加速度の表現  8.3.2 運動方程式の微分形表示 9.粘性流体の微分形表示 9.1 粘性流体の運動方程式 9.2 せん断応力 9.3 垂直応力 9.4 微小流体塊に作用する粘性応力 9.5 ナビエ・ストークス方程式 9.6 粘性係数と動粘性係数 9.7 粘性と渦なしの解釈 10.積分形水理方程式の導出 10.1 ベルヌーイ式の導出  10.1.1 質点系のエネルギー保存則に基づく方法  10.1.2 運動方程式からの導出(定常仮定) 10.2 水深積分方程式(浅水方程式)の導出  10.2.1 準備  10.2.2 浅水方程式の導出  10.2.3 非定常ベルヌーイ式の導出 参考文献 11.層流と乱流 11.1 層流と乱流について 11.2 乱流の基本的特性  11.2.1 乱流の性質  11.2.2 乱流の発生  11.2.3 乱流の拡散  11.2.4 乱流のスケーリング事例  11.2.5 マルチスケール特性と最小渦 11.3 乱流の運動  11.3.1 エネルギー勾配と流速の関係  11.3.2 乱流の運動方程式(RANS方程式)  11.3.3 レイノルズ応力  11.3.4 渦動粘性モデル 11.4 境界層理論1―壁面の影響がどこまで及ぶか?―  11.4.1 レイリーの問題(一定速度で動き出す平板上の流れ)  11.4.2 層流境界層への応用 11.5 境界層理論2―境界層近似―  11.5.1 境界層厚さの定義  11.5.2 境界層近似と境界層方程式  11.5.3 カルマンの積分方程式 11.6 境界層理論3―乱流境界層と乱れの発生―  11.6.1 層流境界層から乱流境界層への遷移  11.6.2 乱流境界層の発達  11.6.3 乱流の発生―オア・ゾンマーフェルド方程式とレイリーの変曲点 不安定理論―  11.6.4 ケルビン・ヘルムホルツ不安定理論 12.管路の乱流 12.1 管路の流速分布  12.1.1 層流の場合  12.1.2 乱流の場合 12.2 乱れによる摩擦損失  12.2.1 層流の場合  12.2.2 乱流の場合 12.3 乱れによる形状損失  12.3.1 急拡の場合  12.3.2 急縮の場合 13.開水路の乱流 13.1 開水路と境界層 13.2 開水路乱流の基礎式(鉛直2次元) 13.3 混合距離モデル 13.4 流速分布  13.4.1 壁法則  13.4.2 内層  13.4.3 外層 13.5 乱れの構造  13.5.1 乱れ統計量の水深方向分布  13.5.2 平均流と乱れの輸送方程式  13.5.3 水深方向の乱れエネルギー平衡 13.6 組織構造 参考文献 14.複素速度ポテンシャルによる流れの表現 14.1 流れの数学的表現 14.2 複素関数とコーシー・リーマンの関係  14.2.1 あらためて複素数とは?  14.2.2 数直線  14.2.3 複素平面  14.2.4 オイラーの公式  14.2.5 複素関数の描画  14.2.6 複素関数の微分可能性とコーシー・リーマンの関係式 14.3 流線の定義と流れ関数 14.4 渦度の定義と速度ポテンシャル  14.4.1 渦度の概念  14.4.2 速度ポテンシャル  14.4.3 渦度と速度ポテンシャルの関係  14.4.4 等ポテンシャル線と流線の関係 14.5 複素速度ポテンシャルによる流れの表現  14.5.1 複素速度ポテンシャル  14.5.2 基本的な流れ場の例  14.5.3 重ね合わせによる複雑流れの例 付録 A.1 断面2次モーメント A.2 せん断応力とひずみ角の関係 A.3 ライプニッツ則 A.4 ケルビン・ヘルムホルツ不安定理論 A.5 レイノルズ分解  A.5.1 レイノルズ平均  A.5.2 連続式のレイノルズ平均  A.5.3 ナビエ・ストークス方程式のレイノルズ平均(RANS方程式の導出)  A.5.4 縮約表記 演習問題解答 索引

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No.97
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No.98
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No.99
65

明解水理学

日野 幹雄
丸善出版
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No.100
73

農業水利学

飯田 俊彰
文永堂出版

農業水利に必要な基礎知識を習得できるよう,また先端的なトピックも取り上げてエキスパートが執筆した最新のテキスト。 本書の執筆者の多くは大学教育の第一線で活躍中の教員であり,教科書として大学教育の場で採用する際の使いやすさにも配慮して執筆した.例えば,紙面の許す限り図や写真を多用して実際の農業水利施設をイメージできるようにした.また,従来から用いられている説明図を初学者が読みやすい形に新たに書き直した.要所に章末問題とその解説を加えて,本書で学んだ内容を確認できるとともに,農地や農業水利施設の現場でどのように応用されるのかを体験できるようにした.さらに,全編を通してできるだけ用語の統一を図るとともに,国際的業務に将来携わる学生を想定して専門用語の初出の箇所には英訳を付した.(「序」より一部抜粋) 目次:第1部 農業水利の基礎:第1章 農業水利とは(灌漑排水の必要性/日本の農業水利の歴史/現在の農業水利の諸課題),第2章 農業水利システム(農業用水の現状/日本の農業水利システム/世界の農業水利),第3章 水田灌漑(稲作と水管理/湛水下の水田土壌/水田用水量の構成/水田の用排水施設),第4章 畑地灌漑(畑地の用排水施設/畑地土壌の水分/畑地での消費水量と計画用水量/畑地灌漑用水の多目的利用),第5章 農業水利システムの計画と設計(水源計画/排水計画/圃場排水計画/農業水利システムの管理),第6章 農業用水の多面的機能(多面的機能の概念/親水空間/生態系サービス/国土保全機能/地域用水),第7章 農業水利施設のストックマネジメント(日本の農業水利ストックの現状/農業水利施設の性能設計/農業水利施設の機能診断),第8章 農村地域の水環境(水質項目/農村地域の水環境/集落排水処理). 第2部 農業水利のフロンティア:第9章 地球上の水循環と農業水利(気候変動下の農業用水/流域水循環と農業用水/農産物貿易による水の移動/仮想水は少ない方がよいのか),第10章 生態系との共生(生態系配慮/生態系解析/レジリエンス),第11章 農業水利の防災機能(水田の洪水緩和機能/大規模災害時の代替水源としての農業水利),第12章 営農の多様化への対応(汎用農地での農業水利/地下水位制御システム),第13章 超スマート社会での農業水利システム(農業水利サービス/ビッグデータ時代の農業水利/農業水利へのICT利活用).

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No.101
65
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No.102
73

水資源分布、計算の策定、利水安全度評価、水需給予測、水量・水質分布解析、総合流域管理、気候変動、システム管理、人工知能の導入、地下水の有機的活用、に絞ってまとめた。 概説 世界と日本における水資源分布 水資源計画の策定 利水安全度 システムダイナミックスによる水需要予測 流域流出分布の解析 水質流出・流下モデル 総合流域管理 気候変動と渇水対策 数理計画法によるシステム管理 水資源管理への人工知能の導入 地下水の有機的活用

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No.103
65

流れの方程式

後藤仁志
森北出版

流体力学をより深く理解するための勉強としても,CFDコードを使いこなすためのリファレンスとしても役立つ一冊. CFDの背後にある「流体の方程式」を深く理解するために. シミュレーション結果の妥当性を判断するには,流体の物理を知り,方程式の意味を理解することが重要である. そこで本書は,非圧縮性流体を中心に流体力学の鍵となる方程式をまとめ,丁寧に解説する. 計算の主対象となる粘性流体だけでなく,教科書ではあまり取り上げられない混相流,河川や海洋の流れを扱う方程式まで広く網羅的に紹介するとともに,付録では数式展開に役立つ内容をまとめている. 流体力学をより深く理解するための勉強としても,CFDコードを使いこなすためのリファレンスとしても役立つ一冊. 第I部 粘性流体と乱流の方程式 1. Navier-Stokes方程式 2. 保存則と場の方程式 3. Reynolds方程式 4. Reynolds方程式の完結問題 5. 粗視化されたNavier-Stokes方程式 第II部 混相流の方程式 6. 気液混相流の方程式 7. 固体球の運動方程式 8. 固液混相流の方程式 第III部 成層流の方程式 9. 浅水流方程式 10. 開水路水面形方程式 付録 A. 流れの記述法 B. 連続式とEulerの運動方程式 C. Bernoulliの定理 D. 渦度方程式 E. 水面波の方程式 F. 数式展開の道具としての数学

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No.104
73

21世紀は地球環境問題の到来と共に,水の時代ともいわれ,水危機の到来を懸念する声もある.さらに,文化的生活を高める意味でも信頼性の保証は不可欠である.本書は水資源の量的側面とその確保に焦点を当て,水需要として都市用水の確保を主対象に,ダム等の水資源開発施設の規模,配置計画,およびその運用管理を中心にとりあげ,全体をシステム的に解析し,計画技術の導入を計るものである.

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No.105
65

(初版2004年9月15日)流砂水理学は,河床や海浜を形成する砂の挙動を把握する.水の流れや砂どうしの衝突の複雑な絡み合いに対し,計算力学的にアプローチする数値流砂水理学を,体系的に解説したはじめての本.

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No.106
73

水資源の科学

中沢 弌仁
朝倉書店

1 地球の水 2 水資源の利用と開発 3 河川の水利秩序と渇水 4 水資源開発の手段 5 河川の水資源開発の特性 6 水資源開発の計画と管理 7 利水安全度 8 海外の水資源開発 9 水資源開発の将来 参考文献(世界各国淡水使用状況一覧 各国年間取水量と国民総生産)

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No.107
73
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No.108
65

灌漑排水技術の基礎知識や,地域環境・生態系との関わりをやさしく詳細に解説したテキスト。 灌漑排水技術の基礎や地域環境・生態系との関わりを解説した教科書。〔内容〕食料生産と水利/水資源計画/水田・畑地灌漑/農地排水/農業水利システムの基礎・多面的機能/水質環境の管理/水利生態系保全/農業水利と地球環境 第1章 食料生産・地域環境と灌漑排水 [渡邉紹裕]  1.1 作物生育と水  1.2 農業・農村における水利用  1.3 灌漑排水と地域環境 第2章 水資源計画 [飯田俊彰]  2.1 地球上での水の循環  2.2 流域での水の循環  2.3 水資源の利用  2.4 水資源の開発  2.5 水資源に関連する近年の課題 第3章 水田灌漑 [堀野治彦・中村公人]  3.1 世界の稲作  3.2 日本の水稲作と灌漑  3.3 水田用水量  3.4 用水の評価・調査と利用の実態 第4章 畑地灌漑 [凌 祥之]  4.1 畑地灌漑の目的と効果  4.2 畑地用水量計画  4.3 畑地の水利用 第5章 農地排水 [増本隆夫]  5.1 農地排水の基本  5.2 圃場排水  5.3 地区・広域排水   第6章 農業水利システム  6.1 水利施設 [渡邉紹裕]  6.2 反復利用 [渡邉紹裕]  6.3 小水力発電 [瀧本裕士]  6.4 用水管理組織 [渡邉紹裕] 第7章 農業水利システムの多面的機能 [中村公人・堀野治彦]  7.1 多面的機能の概要  7.2 流況の安定化  7.3 地下水涵養  7.4 気候緩和  7.5 土壌保全  7.6 景観形成  7.7 地域用水 第8章 水質環境の管理 [武田育郎]  8.1 水質の基礎  8.2 灌漑排水と水質保全  8.3 生活排水の処理と地域の資源循環 第9章 農業水利システムにおける生態系の保全 [皆川明子]  9.1 農村地域の生態系  9.2 水利施設整備における配慮手法  9.3 生態系保全のための水管理 第10章 農業水利と地球環境  10.1 世界の灌漑排水 [長坂貞郎]  10.2 灌漑排水の歴史 [長坂貞郎]  10.3 農業水利と地球環境 [渡邉紹裕] 索引

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No.109
73

古気候学の研究者と市民の熱意から生まれた、気候科学のエキサイティングな講義。古気候学とは、堆積物や氷床などに残る痕跡を手がかりに気候変動の歴史を復元し、地球環境を造形するメカニズムを明らかにする学問だ。その成果は地球の理解そのものを確実に変えつつある。本書では第一線で活躍する研究者が、生きた講義の中で発せられる疑問を丁寧に拾いながら、複雑で動的な地球システムの本質を説き明かす。 まず古気候学の面白さ、これが圧巻なのである。歴史と本物の科学がみごとに融けあっている。億年~数年という異なる時間軸を縦横に飛び移る思考。日本海から掘り出した堆積物と数万年前に極地を覆っていた氷床を関連づけるような、壮大なからくりの数々。研究者たちは過去の気候が遺した暗号を丹念に読みこなし、地球環境の頑健さと脆弱さの謎に迫っていく。 地球温暖化はウソかホントかといった表層的な議論はもうたくさん、今度こそ地球と環境の実像を掴みたいという読者に、この質の高いレクチャーを追体験してもらいたい。豊富な図版も紙芝居とは意味が違う。科学的根拠を自ら一つ一つ読み解く過程にこそ、「理学する」手ごたえがある。サイエンスカフェ参加者の探求欲にも感染せずにはすまない、充実の地球システム学入門。 はじめに──地球環境を理学する 第1回 地球の気候はどのように制御されてきたか 地表温度はどのようにして決まるか 放射平衡とは?/温室効果とは?/大気を通る光と通れない光 全球凍結をめぐる謎 暗い太陽のパラドックス/セーガンの答え──40億年前の大気/さらなる謎──地球は幸運な星だったのか?/ 全球凍結は起きていた/地球規模の炭素循環/化学風化と動的平衡/カーシュビンクの答え/全球凍結と三つの安定状態/生物進化と全球凍結 まとめ 第2回 地球は回り、気候は変わる 氷河時代と氷期―間氷期サイクル 最も新しい氷河時代のなかの現在/過去に氷床や氷河があったことはどうしてわかるのか? ミランコビッチの仮説 ミランコビッチ・サイクルとは?/地球にはどうして季節があるのか/何が北半球氷床の消長を決めているのか?/北半球が氷期のとき、南半球は?/なぜ北半球と南半球の氷期―間氷期サイクルは同調するのだろうか? まとめ 第3回 CO2濃度はどのように制御されてきたか 産業革命以前のCO2濃度変動 CO2固定のプロセス タイムスケールにより変わる制御プロセス/固体地球によるCO2固定/CO2の貯蔵庫/主な貯蔵庫の大きさ 海洋に炭素を送りこむ三つのポンプ 生物ポンプ/生物ポンプの強さを決める主要因/生物ポンプの働きをコントロールするその他の要因/アルカリポンプ/アルカリポンプの強さを左右する要因/溶解ポンプ/氷期にCO2はどこにため込まれたか? 深層水循環とCO2濃度の変化 深層水循環をつかさどるブロッカーのコンベア・ベルト/氷期―間氷期サイクルと深層水循環 まとめ 第4回 急激な気候変動とそのメカニズム──『デイ・アフター・トゥモロー』の世界 急激な気候変動が北半球で起きていた ダンスガード=オシュガー・サイクル(DOC)の発見/ハインリッヒ・イベントの発見/ダンスガード=オシュガー・サイクルとハインリッヒ・イベントの関係/ダンスガード=オシュガー・サイクルとハインリッヒ・イベントをつなぐメカニズム/深層水循環を止める水まき実験/深層水循環における三つの安定モード/氷床はなぜ崩壊したのか/ここまでのまとめ ダンスガード=オシュガー・サイクルに伴う変動の波及 日本海で見つかった証拠/ダンスガード=オシュガー・サイクルの伝播/南半球とダンスガード=オシュガー・サイクル/後半のまとめ 古気候記録が語る地球の未来 第5回 太陽活動と気候変動──太陽から黒点が消えた日 過去の太陽活動を知る 黒点の観測記録が示すもの/マウンダー極小期と小氷期/太陽活動の変動の痕跡/過去の太陽活動を復元する方法/ 古気候と太陽活動 マウンダー極小期の気候/太陽活動と気候パターン/太陽活動が気候に影響するメカニズム/温暖化への寄与 サイエンスカフェを終えて 図表出典一覧 索引

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No.110
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