宗教の倒錯―ユダヤ教・イエス・キリスト教
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"いのち"を生かすはずの宗教が、なぜ殺戮と抑圧を生むのか。イスラエル民族神話の成立からキリスト神話の成立へ。連続と断絶、継承と相剋の壮大なドラマのうちに、救済を語る宗教にはらまれた、転倒のメカニズムを探る。 第1部 イスラエル民族神話の成立(「神話」としての五書 王国時代-預言者の活動とバビロン捕囚 民族宗教としてのユダヤ教の成立-民族アイデンティティの危機とその克服) 第2部 イスラエル民族神話の揺らぎ(ヘレニズムとユダイズム-セクト運動の誕生 マカバイ戦争とハスモン王朝-多様化するセクト運動 ローマ支配-民族意識の高揚と蔓延するセクト的価値観 後一世紀パレスティナの空気-尖鋭化するユダイズムへの問い) 第3部 イエスの活動と思想(「信仰のキリスト」と「歴史のイエス」 前史 イエスの活動と思想 死) 第4部 キリスト神話の成立と展開(キリスト派の成立 教会の発展 パウロ ユダヤ民族意識の高揚と教会内部の対立 キリスト派のユダヤ教からの分離 キリスト教の反ユダヤ主義)
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