魔性の女挿絵集 ---大正〜昭和初期の文学に登場した妖艶な悪女たち (らんぷの本)

中村 圭子
河出書房新社
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泉鏡花「高野聖」の婦人、谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミ、江戸川乱歩「黒蜥蝪」の緑川夫人など、官能的な魅力によって男性を支配し、ついには破滅させる、あるいは美の追求のためなら殺人をも厭わないという「怖い魅力」を秘めたヒロインたち。彼女たちの当時の絵姿を、ストーリーとともに紹介。 第1章 明治末〜大正の文学と挿絵-耽美の風(画家 橘小夢-日本の伝承文学にあらわれた魔性を描く 小説家 泉鏡花-神秘的な美女 小説家 谷崎潤一郎-耽美派文学の旗手 画家 水島爾保布-モノクロで極彩色の世界を描く ほか) 第2章 大正末〜昭和初期の文学と挿絵-震災復興の中で花開いた女性文化(画家 竹中英太郎-悪夢の女 画家 蕗谷虹児-静謐と蠱惑 画家 高畠華宵-異国のファム・ファタル 画家 山六郎-無機質的な美貌 ほか)

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