現代政治の混迷は、西欧の政治理論の無定見な導入と信奉にあるのではないか――。先見の洞察力と生粋の江戸っ子気質をもつ海舟が、晩年、幕末維新の思い出や人物評を問われるままに語った談話録。略年譜付載。 現代政治の混迷は、西欧の政治理論の無定見な導入と信奉にあるのではないか――。先見の洞察力と生粋の江戸っ子気質をもつ海舟が、晩年、幕末維新の思い出や人物評を問われるままに語った談話録。略年譜付載。

本書は、勝海舟の晩年の談話を集めた完全校訂版で、江藤淳と松浦玲が編纂。海舟は幕藩体制の崩壊期において江戸城を無血開城に導くなどの手腕を発揮し、彼の辛辣な人物評や時局批判が語られている。従来の流布本を見直し、未収録の談話を追加した決定版で、内容は履歴、人物評論、政治、時事、勇気、文芸、世人、維新後の30年に関するものが含まれている。

明治十年丁丑公論.瘠我慢の説.旧藩情

この本は金利の基本的な概念やその決定要因を解説し、日米欧の「ゼロ金利」や日本の「異次元緩和」について考察しています。著者は『罪と罰』や『半沢直樹』などのエピソードを交えながら、金利が日本の財政に与える影響や、借金大国日本の財政破綻の可能性についても触れています。全体を通して、金利の仕組みを楽しく学べる内容となっています。

本書は新型コロナウイルスの大流行がもたらした影響を、グローバルな視点から分析した緊急レポートです。著者は、欧米諸国の慢心、中国の隠蔽、そして日本の危機管理に焦点を当て、各国の対応を時系列で整理しています。封鎖や経済のマイナス成長など、歴史的な出来事と重ね合わせながら、コロナがもたらした社会的変化について考察しています。著者は日経編集委員で、情報収集にツイッターを活用したとされています。