トラウマの現実に向き合う―ジャッジメントを手放すということ

広子, 水島
岩崎学術出版社
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「治療者は病気の専門家ではあるが、人間の専門家ではない」。治療者が立ち入れるのは、病気に関する部分だけである。その点を忘れてしまい、人間としての相手に評価を下してしまうところにさまざまな問題が起こってくる。支配関係が生まれたり、新たなトラウマが発生したり、治療への絶望感が起こったり、治療者の燃え尽きが生じたりする。本書ではこの点を掘り下げながら、トラマウに向き合う治療姿勢について考えていく。 第1章 「不信」という現実に向き合う-治療の土台づくり 第2章 「コントロール感覚の喪失」という現実に向き合う-治療のメインテーマ 第3章 「病気」という現実に向き合う-治療の位置づけ 第4章 「文脈」という現実に向き合う-トラウマの位置づけ 第5章 「身近な人たち」の現実に向き合う-トラウマと対人関係 第6章 「ジャッジメント」の現実に向き合う-燃え尽きを防ぐ 第7章 治療者自身の現実に向き合う--自らの価値観やトラウマ 第8章 「トラウマ体験」という現実に向き合う-ゆるすということ

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