樺太における日ソ戦争の終結 知取協定

旭児, 白木沢
御茶の水書房
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終戦75周年記念出版。樺太では1945年8月22日まで戦闘がつづいていた。ソ連側兵士の証言と日本とロシアの史料や多くの写真で構成。 知取協定締結以降に、豊原空襲(豊原駅前の避難民が被災、死傷者数約400名)があり、真岡の停戦は翌日であった。ソ連側の資料を用いて、知取協定の重要性を実証した本書は、ロシア史としてはもちろん、日本史の研究成果としても画期的なものであり、広く日本の読者に伝えたい書物である。また、樺太はじめ日ソ戦争の各地域・各戦場についての実証的な研究は、まだ緒についたばかりである。今後の課題である。 第1章 南サハリンをめぐる避け難い戦闘 第2章 停戦会談の場所---知取--- 第3章 戦争が終わった日 第4章 指令官たち---平和な日常への困難なみちのり--- 解説 樺太における日ソ戦争 訳者あとがき

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