言葉で治療する

鎌田 實
朝日新聞出版
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医療者の言葉しだいで、治療の日々が天国にも地獄にもなる。衝撃の現場を紹介しながら、鎌田医師が心と体が立ち直っていく言葉を具体的に提案する。医師・看護師も患者さん・家族もお互いに救われる、新しいコミュニケーション術。 医療者の言葉しだいで治療の日々が天国にも地獄にもなる がん患者の半分がうつ症状に悩んでいる 「きょうまで先生、がんばって、がんばってきました。もうこれ以上がんばれません」-たましいの叫びを聞こう 完治できないときでも、説明が十分だと「納得」することができる 「厳しい告知は女にはしない、という決まりがこの国にはあるのだろうか」-「安心」につなげるためには、よく説明すること なぜ医師と患者さんはすれ違ってしまうのか 家族を「安心」させてくれる医療は評価が高い 心の手当ては悩んで、泣いて、向き合い、逃げないこと 患者さんと医師の間の「信頼」をどう取り戻すか 「聞く」ことが医療現場も教育現場も家庭も職場も大事なのだ 医師・看護師と患者さん・家族がお互いに救われるコミュニケーション術 心を支える魔法の言葉 患者さんと医師の対等な関係が大事 ある小児科の崩壊を救った「ありがとう」 患者さんはおびえながら医療者に向き合っている 毎日病室に来て、よく説明してくれる医師が最高 医療にもホスピタリティが必要 「その顔色なら絶対に大丈夫」という言葉に支えられた-がん対策基本法を骨抜きにするな 若い医師にいい医療をバトンタッチしたい 「時に癒し、しばしば慰め、そして常に励ます」 言葉を上手に使えば、「がん難民」はもっと減らせる

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