【2023最新】「万葉集」のおすすめ本!人気ランキング
この記事では、「万葉集」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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名歌140首を丁寧に解説。万葉集が不思議なほどよく分かる!楽しめる!
新元号「令和」決定!
「初春の令月にして、気淑風和ぐ」
新元号の出典「梅花の宴」序文を収録。
ふりがな付きですらすら読める。
新聞各紙、テレビ各局、メディア多数で紹介され大反響!
1200年目のベストセラーに。
○ 紹介番組
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(4/1放送)
日テレ「news zero」(4/2放送)
日テレ「ZIP!」(4/3放送)
フジテレビ「とくダネ!」(4/3放送)
他
○ 紹介新聞
朝日新聞(4/2 夕刊一面、4/3朝刊)
読売新聞(4/2夕刊)
毎日新聞(4/2夕刊)
日経新聞(4/2)
産経新聞(4/3)
東京新聞(4/2夕刊)
日経産業新聞(4/2)
デイリースポーツ(4/2, 4/3)
スポーツニッカン(4/2)
サンケイスポーツ(4/3)
中日スポーツ(4/3)
日刊スポーツ(4/3)
他
日本最古の歌集から名歌約一四〇首を厳選。恋の歌、家族や友人を想う歌、死を悼む歌。天皇や宮廷歌人をはじめ、名もなき多くの人々が詠んだ素朴で力強い歌の数々を丁寧に解説。万葉人の喜怒哀楽を味わう。
さまざまな階層の人々が自らの心を歌ったわが国最古の歌集「万葉集」から名歌約140首を選び丁寧に解説。参考歌を含めて約200首を収録。参考情報を付しながら、歌に託した万葉人のさまざまな思いがよくわかるように構成。原文も現代語訳も総ルビ付きで、朗読にも最適。
日本最古の歌集から名歌約一四〇首を厳選。恋の歌、家族や友人を想う歌、死を悼む歌。天皇や宮廷歌人をはじめ、名もなき多くの人々が詠んだ素朴で力強い歌の数々を丁寧に解説。万葉人の喜怒哀楽を味わう。
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古典学習の定番歌集から、厳選した歌をまんが化。歌集の成り立ちや歌の意味、詠まれた背景、作者がわかり、古典知識が身につく。
「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」から厳選した歌をまんが化。1冊でそれぞれの歌集の成り立ちや和歌の意味、詠まれた背景、技法、作者がよくわかる。まんがで楽しく読むうちに、時代背景や当時の文化が理解でき、古典の基礎知識が身につく。
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万葉歌の魅力を「見て」「読んで」楽しめるよう、イラストやマンガ、図解を使ってわかりやすく解説。『万葉集』がぐっと身近になる基礎知識から、声に出して読んでみたい代表歌、万葉人の暮らしや思いが伝わってくる歌、歌人の生涯まで、『万葉集』のおもしろさを実感できる、これまでにない入門書。
第1章 はじめてよむ『万葉集』(声に出してよむ万葉の歌
『万葉集』をよむための基礎知識)
第2章 万葉の歌びとたち(額田王
柿本人麻呂
高市黒人
大伴旅人
山上憶良
山部赤人
大伴坂上郎女
大伴家持
無名の歌びとたち
東歌・防人歌)
第3章 万葉びとの世界(季節の歌を味わう
生活感のある歌を味わう
恋の歌、別れの歌を味わう
旅の歌を味わう)
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第1章 愛に生きる人の歌(『万葉集』は愛の歌集
悲恋物語
悲劇の皇子)
第2章 四季と暮らしの歌(『万葉集』×「百人一首」
四季/春
夏 ほか)
第3章 日本全国ゆかりの歌(万葉ゆかりの地めぐり
万葉地図
三つの都の歌 ほか)
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待望の現代語訳が付き新版として生まれ変わった『万葉集』四分冊の第一巻。
新元号「令和」決定!
「初春の令月にして、気淑風和ぐ」
新元号の出典「梅花の宴」は文庫第一巻に収録。
新聞各紙、テレビ各局、メディア多数で紹介され大反響!
1200年目のベストセラーに。
○ 紹介番組
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(4/1放送)
日テレ「news zero」(4/2放送)
日テレ「ZIP!」(4/3放送)
フジテレビ「とくダネ!」(4/3放送)
他
○ 紹介新聞
朝日新聞(4/2 夕刊一面、4/3朝刊)
読売新聞(4/2夕刊)
毎日新聞(4/2夕刊)
日経新聞(4/2)
産経新聞(4/3)
東京新聞(4/2夕刊)
日経産業新聞(4/2)
デイリースポーツ(4/2, 4/3)
スポーツニッカン(4/2)
サンケイスポーツ(4/3)
中日スポーツ(4/3)
日刊スポーツ(4/3)
他
全首を歌群ごとに分けて現代語訳を付し、新版として見やすく生まれ変わった伊藤博訳注角川ソフィア文庫版の万葉集が四分冊で装いも新たに登場!まさに故博士の最後の仕事となった渾身の一書。巻一~五を収載。
『万葉集』全20巻4500余首の歌からは、古の人々の息づかいが聞こえる。日々を真摯に生きる彼らの姿は、1300年余りの時を超え、人の営みが不変であることを私たちに教えてくれる―。4分冊第1巻の本書では、『万葉集』の母体をなす古歌巻の巻1と2、対する古今歌巻の巻3と4、今歌巻の巻5を収載。そして新版最大の特徴は、歌群ごとに付した現代語訳。前後の歌とともに歌群として味わうことでより深い鑑賞が得られる。
新元号「令和」の出典は一巻385ページ。全首を歌群ごとに分けて現代語訳を付し、見やすくなった伊藤博訳注文庫版の万葉集が四分冊で登場! 故博士の最後の仕事となった渾身の一書。巻一~五を収載
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和歌が織り成す幾千の物語。日本人のこころの原点、『万葉集』の世界観が一目でわかる。
序章 万葉集を読む前に-日本人のこころに咲く万葉の花
1章 万葉集とその時代(大化の改新-蘇我氏の専制を廃し、王政復古をめざした政変劇
有間皇子の変-運命に翻弄され、はかなく散った悲劇の皇子 ほか)
2章 万葉集を彩る人びと(雄略天皇・聖徳太子-『万葉集』の萌芽を育んだ伝説の歌人
額田王-天智・天武に愛された才色兼備の気高き女性 ほか)
3章 万葉集の歌の数々(万葉人の季節感-春夏秋冬、その美と匂い
万葉人の愉しみ-日々の生活に根ざした戯笑歌の数々 ほか)
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雄略天皇から大伴家持に至るまで、万葉時代のさまざまな和歌を集めた歌集『万葉集』。 この時代をふり返ってみると、大陸からの脅威に目覚めゆく古代日本人の姿があった。 激動の時代のなかで人々はどのような想いを歌っていたのか?今なお日本人を惹きつけてやまない、 日本文学の原点とも言える名歌の数々。
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宮廷でくり広げられる貴族たちの華やかな恋愛模様も、ドロドロと渦巻く陰謀も、野山の素朴な美しさも、困窮する平民の暮らしの様子も。それぞれの気持ちを31文字にこめて現在まで引き継がれてきた「万葉集」。
1章 知っておきたい『万葉集』の基礎知識(万葉集の成り立ちについて知っておこう
和歌の内容的な特徴について知っておこう ほか)
2章 万葉集第一期の歌(第一期の時代背景 皇族の生活を描きだす
第一期で取り上げる主な歌人 ほか)
3章 万葉集第二期の歌(第二期の時代背景 皇族から宮廷歌人へ
第二期で取り上げる主な歌人 ほか)
4章 万葉集第三期の歌(第三期の時代背景 増加する庶民目線の歌
第三期で取り上げる主な歌人 ほか)
5章 万葉集第四期の歌(第四期の時代背景 庶民自らが歌を詠みだす
第四期で取り上げる主な歌人 ほか)
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史上初・超訳万葉集。とっつきにくいと思っていた万葉集をJ‐POPの歌詞のように超訳化。こんな殺伐とした時代だからこそ、共感できる『万葉』・心の言葉。これからの日本を作って行こうとするエネルギッシュな気運に溢れていた飛鳥時代から奈良時代の日本。そんな中で生まれた万葉集には、"ひたむき"な感動が一杯。何事にもひたむきだったからこそ、いま感動できる"万葉の言葉"。
第1章 慕情〜恋ひ恋ひて-万葉に咲いた恋の花
第2章 移ろい〜春過ぎて-万葉人が感じた四季
第3章 無常〜空蝉の-生命讃歌、そして厭世観
第4章 離別〜草枕-旅の別れと哀しみ
第5章 レクイエム〜ぬばたまの-逝くものに捧ぐ生者の痛み
付、 万葉集に歌が採られている代表的人物
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『万葉集』とその時代の歴史が両方わかる!
新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
『万葉集』研究の第一人者であり、新元号の見識も高い中西進による著作。
天皇や貴族を取り巻く政治的な事件を追い、渦中に生きた人々を見いだし歌を味わう。防人の歌、東歌といった庶民の歌にも深く心を寄せる。歌集を読むだけではわからない、万葉の世界が開ける入門書。
天皇や貴族を取り巻く政治的な事件を追い、渦中に生きた人々を見いだし歌を味わう。防人の歌、東歌といった庶民の歌にも深く心を寄せる。歌集を読むだけではわからない、万葉の世界が開ける入門書。
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★重版5刷突破! ★
*2015年3月図書館振興財団 中学校選書事業に選ばれました。
*2015年9月長野県社会福祉審議会児童福祉専門文科会推薦図書に選ばれました。
現代の人々と共通する気持ちと、当時の人だけが持つ感覚、こころを感じる歌物語をイラスト満載のフルカラーで紹介。ちょっとしたコラムページでは万葉集の歌から当時の人々の生活、価値観が垣間みえます。
基礎知識から資料編まで充実、万葉集を知らない人も、もちろん知っている人も楽しめる一冊です。
●はじまりの物語
●万葉集基礎のキソ
●相聞
●装
●鳥
●笑
●無常
●夢
●恋
●酒
●旅
●挽歌
●別格
●万葉新聞
歌垣号/装号/鳥号/動物号/七夕号/
夢号/恋号/食号/防人号
●もっと楽しむ! 万葉集
音/色/万葉鳥歌図鑑/原文おもしろ歌/伝説歌/
お呪い/歌人別ソング集/長歌の楽しみ方/
枕詞/裏ベストソング
●おわりの物語
監修者解説
あとがき
●巻末資料
万葉早見表/万葉の四季と行事/年表と宮の変遷/
万葉地図/+α基礎知識と文法・注/
参考文献・表記について
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NHK「100de名著」、折口信夫「古代研究」番組講師で話題。
新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
万葉集は楽しんで読むのが一番! 定番歌からあまり知られていない歌まで、84首をわかりやすく解説。万葉びとの恋心や親子の情愛など、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界を旅し、万葉集の新しい魅力に触れる。
遙かなる万葉の言葉の時空に遊び、恋に身を焦がした人びとに想いを馳せる―。山上憶良、額田王、大伴家持などの数々の定番歌をはじめ、これまではあまり知られていなかった歌まで、珠玉の恋歌・望郷歌・四季折々の歌を多数紹介。わかりやすい解説とともに、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界の豊かさ、美しさ、楽しさを味わう。思わず声に出して読み、暗誦したくなる歌に必ず出会える。身近で面白い「みんなの万葉集」宣言。
万葉集は楽しんで読むのが一番!定番歌からあまり知られていない歌まで、84首をわかりやすく解説。万葉びとの恋心や親子の情愛など、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界を旅し、万葉集の新しい魅力に触れる。
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世界文学としての、万葉集
序 天皇というアイデンティティ Tell me your name! 名告らさね
1 ちいさな「くに」の雄大な想像力 Many are the mountains of Yamato 大和には 群山あれど
2 イメージの醍醐味、それは「映像」に近い White, pure white 真白にそ
3 世界第二の都市の、おおらかな「文明」 The capital at Nara 奈良の京
4 太子の嘆き。日本語の根元的な感情は伝わるのか Traveler, alas! この旅人あはれ
5 枕詞は、翻訳ができるのか On a journey, with grass for pillow 草枕 旅にしあれば
6 柿本人麿、世界の古代文学の「最高峰」 Plover skimming evening waves 夕波千鳥
7 love とは違った、恋の表現力 Mountains, bend down! なびけこの山
8 千三百年の比喩 Reeling like a great boat 大船の たゆたふ見れば
9 山上憶良、絶叫の挽歌 I have let fly the child 吾が子飛ばしつ
主要参考文献
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序
従属選出歌
参照注釈書略表
巻 第 一
たまきはる宇智の大野に(中皇命・四)
山越の風を時じみ(軍 王・六)
秋の野のみ草苅り葺き(額田王・七)
熟田津に船乗りせむと(額田王・八)
紀の国の山越えて行け(額田王・九)
吾背子は仮廬作らす(中皇命・一一)
吾が欲りし野島は見せつ(中皇命・一二)
香具山と耳梨山と(天智天皇・一四)
渡津海の豊旗雲に(天智天皇・一五)
三輪山をしかも隠すか(額田王・一八)
あかねさす紫野行き(額田王・二〇)
紫草のにほへる妹を(天武天皇・二一)
河上の五百箇磐群に(吹黄刀自・二二)
うつせみの命を惜しみ(麻続王・二四)
春過ぎて夏来るらし(持統天皇・二八)
ささなみの志賀の辛崎(柿本人麿・三〇)
ささなみの志賀の大曲(柿本人麿・三一)
いにしへの人にわれあれや(高市古人・三二)
山川もよりて奉ふる(柿本人麿・三九)
英虞の浦に船乗りすらむ(柿本人麿・四〇)
潮騒に伊良虞の島辺(柿本人麿・四二)
吾背子はいづく行くらむ(当麻麿の妻・四三)
阿騎の野に宿る旅人(柿本人麿・四六)
ひむがしの野にかぎろひの(柿本人麿・四八)
日並の皇子の尊の(柿本人麿・四九)
婇女の袖吹きかへす(志貴皇子・五一)
引馬野ににほふ榛原(長奥麿・五七)
いづくにか船泊すらむ(高市黒人・五八)
いざ子どもはやく日本へ(山上憶良・六三)
葦べ行く鴨の羽がひに(志貴皇子・六四)
あられうつ安良礼松原(長皇子・六五)
大和には鳴きてか来らむ(高市黒人・七〇)
み吉野の山のあらしの(作者不詳・七四)
ますらをの鞆の音すなり(元明天皇・七六)
飛ぶ鳥の明日香の里を(作者不詳・七八)
うらさぶる情さまねし(長田王・八二)
秋さらば今も見るごと(長皇子・八四)
巻 第 二
秋の田の穂のへに霧らふ(磐姫皇后・八八)
妹が家も継ぎて見ましを(天智天皇・九一)
秋山の樹の下がくり(鏡王女・九二)
玉くしげ御室の山の(藤原鎌足・九四)
吾はもや安見児得たり(藤原鎌足・九五)
わが里に大雪降れり(天武天皇・一〇三)
わが岡の靇神に言ひて(藤原夫人・一〇四)
我が背子を大和へ遣ると(大伯皇女・一〇五)
二人行けど行き過ぎがたき(大伯皇女・一〇六)
あしひきの山の雫に(大津皇子・一〇七)
古に恋ふる鳥かも(弓削皇子・一一一)
人言をしげみ言痛み(但馬皇女・一一六)
石見のや高角山の(柿本人麿・一三二)
小竹の葉はみ山もさやに(柿本人麿・一三三)
青駒の足搔を速み(柿本人麿・一三六)
磐代の浜松が枝を(有間皇子・一四一)
家にあれば笥に盛る飯を(有間皇子・一四二)
天の原ふりさけ見れば(倭姫皇后・一四七)
青旗の木幡の上を(倭姫皇后・一四八)
人は縦し思ひ止むとも(倭姫皇后・一四九)
山吹の立ちよそひたる(高市皇子・一五八)
北山につらなる雲の(持統天皇・一六一)
神風の伊勢の国にも(大来皇女・一六三)
現身の人なる吾や(大来皇女・一六五)
磯の上に生ふる馬酔木を(大来皇女・一六六)
あかねさす日は照らせれど(柿本人麿・一六九)
島の宮まがりの池の(柿本人麿・一七〇)
東の滝の御門に(日並皇子宮の舎人・一八四)
あさ日照る島の御門に(日並皇子宮の舎人・一八九)
敷妙の袖交へし君(柿本人麿・一九五)
零る雪はあはにな降りそ(穂積皇子・二〇三)
秋山の黄葉を茂み(柿本人麿・二〇八)
楽浪の志我津の子らが(柿本人麿・二一八)
妻もあらば採みてたげまし(柿本人麿・二二一)
鴨山の磐根し纏ける(柿本人麿・二二三)
巻 第 三
大君は神にしませば(柿本人麿・二三五)
否といへど強ふる志斐のが(持統天皇・二三六)
否といへど語れ語れと(志斐嫗・二三七)
大宮の内まで聞ゆ(長意吉麻呂・二三八)
滝の上の三船の山に(弓削皇子・二四二)
玉藻かる敏馬を過ぎて(柿本人麿・二五〇)
稲日野も行き過ぎがてに(柿本人麿・二五三)
ともしびの明石大門に(柿本人麿・二五四)
天ざかる夷の長路ゆ(柿本人麿・二五五)
矢釣山木立も見えず(柿本人麿・二六二)
もののふの八十うぢ河の(柿本人麿・二六四)
苦しくも降り来る雨か(長奥麻呂・二六五)
淡海の海夕浪千鳥(柿本人麿・二六六)
鼯鼠は木ぬれ求むと(志貴皇子・二六七)
旅にしてもの恋しきに(高市黒人・二七〇)
桜田へ鶴鳴きわたる(高市黒人・二七一)
何処にか吾は宿らむ(高市黒人・二七五)
疾く来ても見てましものを(高市黒人・二七七)
此処にして家やもいづく(石上卿・二八七)
昼見れど飽かぬ田児の浦(田口益人・二九七)
田児の浦ゆうち出でて見れば(山部赤人・三一八)
あをによし寧楽の都は(小野老・三二八)
わが盛また変若めやも(大伴旅人・三三一)
わが命も常にあらぬか(大伴旅人・三三二)
しらぬひ筑紫の綿は(沙弥満誓・三三六)
憶良等は今は罷らむ(山上憶良・三三七)
験なき物を思はずは(大伴旅人・三三八)
武庫の浦を榜ぎ回む小舟(山部赤人・三五八)
吉野なる夏実の河の(湯原王・三七五)
軽の池の浦回行きめぐる(紀皇女・三九〇)
陸奥の真野の草原(笠女郎・三九六)
百伝ふ磐余の池に(大津皇子・四一六)
豊国の鏡の山の(手持女王・四一八)
石戸破る手力もがも(手持女王・四一九)
八雲さす出雲の子等が(柿本人麿・四三〇)
われも見つ人にも告げむ(山部赤人・四三二)
吾妹子が見し鞆の浦の(大伴旅人・四四六)
妹と来し敏馬の埼を(大伴旅人・四四九)
妹として二人作りし(大伴旅人・四五二)
あしひきの山さへ光り(大伴家持・四七七)
巻 第 四
山の端に味鳧群騒ぎ(舒明天皇・四八六)
君待つと吾が恋ひ居れば(額田王・四八八)
今更に何をか念はむ(安倍女郎・五〇五)
大原のこの市柴の(志貴皇子・五一三)
庭に立つ麻手刈り干し(常陸娘子・五二一)
ここにありて筑紫やいづく(大伴旅人・五七四)
君に恋ひいたも術なみ(笠女郎・五九三)
相念はぬ人を思ふは(笠女郎・六〇八)
沖へ行き辺に行き今や(高安王・六二五)
月読の光に来ませ(湯原王・六七〇)
夕闇は路たづたづし(大宅女・七〇九)
ひさかたの雨の降る日を(大伴家持・七六九)
巻 第 五
世の中は空しきものと(大伴旅人・七九三)
悔しかも斯く知らませば(山上憶良・七九七)
妹が見し楝の花は(山上憶良・七九八)
大野山霧たちわたる(山上憶良・七九九)
ひさかたの天道は遠し(山上憶良・八〇一)
銀も金も玉も(山上憶良・八〇三)
常知らぬ道の長路を(山上憶良・八八八)
世間を憂しと恥しと(山上憶良・八九三)
慰むる心はなしに(山上憶良・八九八)
術もなく苦しくあれば(山上憶良・八九九)
稚ければ道行き知らじ(山上憶良・九〇五)
布施置きて吾は乞ひ禱む(山上憶良・九〇六)
巻 第 六
山高み白木綿花に(笠金村・九〇九)
奥つ島荒磯の玉藻(山部赤人・九一八)
若の浦に潮満ち来れば(山部赤人・九一九)
み芳野の象山の際の(山部赤人・九二四)
ぬばたまの夜の深けぬれば(山部赤人・九二五)
島隠り吾が榜ぎ来れば(山部赤人・九四四)
風吹けば浪か立たむと(山部赤人・九四五)
ますらをと思へる吾や(大伴旅人・九六八)
千万の軍なりとも(高橋虫麿・九七二)
丈夫の行くとふ道ぞ(聖武天皇・九七四)
士やも空しかるべき(山上憶良・九七八)
振仰けて若月見れば(大伴家持・九九四)
御民われ生ける験あり(海犬養岡麿・九九六)
児等しあらば二人聞かむを(守部王・一〇〇〇)
巻 第 七
春日山おして照らせる(作者不詳・一〇七四)
海原の道遠みかも(作者不詳・一〇七五)
痛足河河浪立ちぬ(柿本人麿歌集・一〇八七)
あしひきの山河の瀬の(柿本人麿歌集・一〇八八)
大海に島もあらなくに(作者不詳・一〇八九)
御室斎く三輪山見れば(作者不詳・一〇九五)
ぬばたまの夜さり来れば(柿本人麿歌集・一一〇一)
いにしへにありけむ人も(柿本人麿歌集・一一一八)
山の際に渡る秋沙の(作者不詳・一一二二)
宇治川を船渡せをと(作者不詳・一一三八)
しなが鳥猪名野を来れば(作者不詳・一一四〇)
家にして吾は恋ひむな(作者不詳・一一七九)
たまくしげ見諸戸山を(作者不詳・一二四〇)
暁と夜烏鳴けど(作者不詳・一二六三)
巻向の山辺とよみて(柿本人麿歌集・一二六九)
春日すら田に立ち疲る(柿本人麿歌集・一二八五)
冬ごもり春の大野を(作者不詳・一三三六)
秋津野に朝ゐる雲の(作者不詳・一四〇六)
福のいかなる人か(作者不詳・一四一一)
吾背子を何処行かめと(作者不詳・一四一二)
改版に際して
参考地名