【2024年】「地質」のおすすめ 本 79選!人気ランキング
- 岩石学 (現代地球科学入門シリーズ 16)
- フィールドジオロジー入門 (フィールドジオロジー 1)
- 岩石学 I 偏光顕微鏡と造岩鉱物 (共立全書 189)
- 岩石学II―岩石の性質と分類 (共立全書 (205))
- 岩石学概論 上 記載岩石学(CD-ROM付): 岩石学のための情報収集マニュアル
- 岩石学概論〈下〉解析岩石学―成因的岩石学へのガイド
- 要説 地質年代
- ジオパークを楽しむ本—日本列島ジオサイト地質百選—
- はじめての地質学―日本の地層と岩石を調べる
- すごい地層の読み解きかた
地質形成史や地質構造を議論する上で、地質年代の理解は欠かせない。本書は、国際標準化を目指し刻々と改訂される地質年代区分の最前線を、詳細かつ明快に示すハンドブックである。さらに、環境変動や大量絶滅などの地質事件も取り上げ、45億年の地球史を網羅的に解説する。地球科学の学生・研究者、および鉱業従事者必携の書。 まえがき 1 はじめに 2 惑星年代区分 3 先カンブリア時代 4 カンブリア紀 5 オルドヴィス紀 6 シルル紀 7 デヴォン紀 8 石炭紀 9 ペルム紀 10 三畳紀 11 ジュラ紀 12 白亜紀 13 旧成紀 14 新成紀 15 第四紀 付録1 年代層序(地質年代)の国際区分における標準色 付録2 批准された地質階の国際境界模式の層序断面と境界位置〔GSSP〕 訳者あとがき 世(統)ならびに期(階)名称の由来について 索引
足元を見つめることから始まり、日本列島のなりたち、地下資源、地震や火山について考察し、地形風景の見方・楽しみ方も紹介する。 いま立っている(座っている?)地面は何でできているでしょうか。 アスファルトでしょうか、土でしょうか、それとも砂でしょうか。それでは「土」や「砂」って何でしょうか。それは「鉱物」です。鉱物とは、天然でできる無機物質のことで、土はおもに粘土鉱物からなり、砂は石英などの硬い鉱物からなります。鉱物は地層や岩石をつくる最小単位で、地層や岩石の集まり・集合体が「地質」となります。 本書では、足元の下がどうなっているのかから始まり、地球の奥深くを探りながら、地質学の歴史、日本列島のなりたちや地下資源、地震や火山について考察し、日本の地質の特徴、地形風景の見方・楽しみ方も紹介していきます。 第1章 地面の下はどうなっているのだろうか 第2章 地球の内部はどうなっているのか 第3章 地質学が歩んできた歴史 第4章 日本列島はどのようにしてできたのだろうか 第5章 大地のおくりもの地下資源 第6章 地震国・火山国に暮らし大地に根ざして生きる 第7章 日本各地の地層・岩石の特徴と地形風景の見方・楽しみ方
1960年代後半に登場したプレートテクトニクスは,欧米では70年代初めには地球科学の支配的なパラダイムとなった.しかし,日本の地質学界ではその受容に10年以上の遅れが見られた.なぜこのような事態が生じたのか? 多くの資料をもとにその謎を解明する.初版2008年. 新装版へのまえがき まえがき 序 章 プレートテクトニクスと日本の科学史 第1章 大陸移動説からプレートテクトニクスへ——地球科学の革命 第2章 戦前の日本の地球科学の発展とその特徴 第3章 戦後の日本の民主主義運動と地学団体研究会 第4章 「2つの科学」と地学団体研究会 第5章 日本独自の「地向斜造山論」の形成 第6章 プレートテクトニクスの登場と日本の地球科学 第7章 「日本列島=付加体」説の形成とプレートテクトニクスの受容 終 章 プレートテクトニクスの受容とそれ以降の日本の地球科学 あとがき 年表/参考資料/事項索引/人名索引 Rejection and Acceptance of Plate Tectonics: A History of Earth Science in Postwar Japan [New Edition] Jiro TOMARI
さまざまな生命を育む地球は,どのようにして生まれ,現在のような豊かな環境を作り出したのだろうか? 地球と同じような「生命の惑星」は他にも存在するのだろうか? 本書は,ビッグバンによる宇宙の創生から,太陽系の誕生,地球の進化,人類文明の台頭に至るまでの137億年の地球の歩みを辿る壮大な物語である.また,この物語を明らかにするために科学者たちがいかに考えて理論を組み立てたか,またその理論はどれほど信頼できるのかを,予備知識のない読者にも理解できるよう丁寧に解説する.ダークエネルギーやスノーボールアース仮説,太陽系外惑星など,近年急激に理解が進んだ話題まで網羅されており,現代宇宙科学の入門書としても最適な一冊. *推 薦* 本書は包括的で魅力的な環境科学の旅である.世界を代表する科学者チャールズ・ラングミューアーとウォリー・ブロッカーが本書を通じて教えてくれることは,生存可能な唯一既知の惑星に住む私たちの,軌跡と未来を考えるための重要な手掛かりとなるだろう. ペンシルバニア州立大学教授 リチャード・アレイ これは壮大な書物である.伝説的に著名な初版本の見事できわめて価値のある改訂版である.この新版は,初版のちりを払ったようなものではない.まったく新しい章がいくつも加えられ,新しい発見の数々がわかりやすく紹介されている.本書はまさに今必要とされるものであり,私はこの改訂版を心から歓迎する. シカゴ大学教授 レイモンド・ピエールハンバート NASAは現在私たちのとなりの惑星である火星の生存可能性を調査している.洞察に満ちかつ親しみやすい本書は,まさに今この時に,私たちの地球の生存可能性を理解することがいかに重要かを思い出させてくれる.本書は総合的かつ最新であるとともに,新しい発想,不完全な理解,および論争が,科学知識をいかに進歩させるかをあきらかにする. マサチューセッツ工科大学教授 ロジャー・エヴァレット・サモンズ 著者まえがき 訳者まえがき 第1章 序論 自然システムとしての地球と生命 はじめに 「システム」 「自然システム」の特徴 まとめ 参考図書 第2章 背景 ビッグバンと銀河の形成 はじめに ビッグバン ビッグバン仮説に対するさらなる証拠 膨張する宇宙とダークエネルギー ビッグバン直後の時期 まとめ 参考図書 第3章 原材料 恒星の元素合成 はじめに 太陽の化学組成 水素,ヘリウム,銀河,恒星 ビッグバンの間の元素合成 恒星内元素合成 中性子捕獲による元素合成 恒星の元素合成仮説を支持する証拠 まとめ 参考図書 第4章 予備加工 有機分子と無機分子の合成 はじめに 分子 物質の状態 分子の二大グループ:無機分子と有機分子 分子合成の環境 まとめ 第5章 重量構造物 太陽系星雲から惑星と衛星をつくる はじめに 惑星の重要な統計 隕石からの証拠 太陽系形成のシナリオ 地球型惑星の化学組成を理解する まとめ 参考図書 第6章 スケジュール 放射性核種によるタイムスケールの定量 はじめに 放射性崩壊を用いる年代測定 元素の年齢 消滅放射性核種を用いた太古の短寿命過程の解明 まとめ 参考図書 第7章 内装工事 コア,マントル,地殻,海洋,大気の分離 はじめに 地球の構造 地球の層の化学組成 地球の層の起源 まとめ 第8章 近くの天体と争う 衛星,小惑星,隕石,衝突 はじめに 太陽系の天体の多様性 月の起源 衝突を用いて惑星表面の年代を決定する 月の内部構造の形成 太陽系における衝突の歴史 地球への影響 将来の衝突 まとめ 参考図書 第9章 環境を快適にする 流水,温度制御,日よけ はじめに 惑星の揮発性物質の収支 40億年前の水の証拠 表面の揮発性物質の制御 表面温度 地球の長期のサーモスタット 日よけ まとめ 参考図書 第10章 循環を確立する プレートテクトニクス はじめに 静的な地球という観点 大陸移動説 海洋底からの新しいデータ 古地磁気からの証拠 地震活動度の全球分布 プレートテクトニクス理論 プレートテクトニクス革命 時間を通した運動 まとめ 参考図書 第11章 内部の循環 マントル対流とその表面との関係 はじめに 地球内部の動き マントル対流 プレートの形状はマントルの対流セルに対応しているか? マントルの能動的上昇流:プルームの頭と尾 拡大中心における海洋地殻の生成 まとめ 参考図書 第12章 層と層を結びつける 固体の地球,液体の海,気体の大気 はじめに 全球的システムとしての海嶺 海嶺と生存可能性 収束境界における地球化学過程 プレート再循環の最終結果 まとめ 参考図書 第13章 表面に入植する 惑星過程としての生命の起源 はじめに 生命と宇宙 生命の単一性 最初の生命 生命の起源 生命に至る道程 生命の起源に関する一般的考察 まとめ 参考図書 第14章 競争を生き抜く 生物多様性の創造における進化と絶滅の役割 はじめに 岩石記録からあきらかにされた生命と地球の歴史 化石と現在の生命を結びつける:進化論 DNA 革命 進化の半面としての絶滅 まとめ 参考図書 第15章 表面にエネルギーを与える 生命と惑星の共進化による惑星燃料電池の形成 はじめに 電流としての生命 還元的な初期地球 最初の3 つのエネルギー革命 惑星の燃料電池 まとめ 第16章 エクステリアの改装 惑星表面の酸化の記録 はじめに 地球と酸素 炭素:酸素生産の記録 炭素:岩石記録からの証拠 鉄と硫黄:酸素消費の記録 鉄:岩石記録の証拠 硫黄:岩石記録の証拠 顕生代の高い酸素濃度の証拠 20 億年前から6 億年前の酸素 酸素の全球収支 まとめ 参考図書 第17章 惑星の進化 破局的事変の重要性と定向進化の問題 はじめに 顕生代の惑星進化 プレートテクトニクスと進化 惑星進化の原理とは? 定向進化の可能性に関する考察 まとめ 参考図書 第18章 気候に対処する 自然の気候変動の原因と結果 はじめに 中期間の気候変動:氷河期 軌道周期 急激な気候変動 人類の衝撃 まとめ 参考図書 第19章 ホモ・サピエンスの興隆 地球の資源を利用した惑星支配 はじめに 人類時代の夜明け 人類のエネルギー革命 地球の宝箱 資源の分類 リサイクルできない有限の資源 まとめ 第20章 舵を取る人類 惑星の文脈における人類文明 はじめに 地球に対する人類の衝撃 将来の予測 可能な解決策 より広範な問題 人類代? まとめ 参考図書 第21章 私たちはひとりぼっちか? 宇宙の生存可能性についての疑問 はじめに 惑星探査 銀河系の生存可能な惑星の数:確率論アプローチ 惑星の文脈における人類文明:宇宙の進化と生命 まとめ 参考図書 用語集 索 引
数十億年というタイムスケールで生物の進化や生態を追う古生物学は「長時間軸の生物学」ともいわれる.その魅力をフィールドワークや研究史上の興味深いエピソードをまじえながら,大学教養課程の学生にも理解できるようにわかりやすく解説する. はじめに 第1章 フィールドワーク——北の海と南の海 1 北のフィールド——陸中海岸にて 2 南のフィールド——西表島にて 3 エスカレーション——動物の「軍拡競争」 第2章 長時間軸の生物学——ウミユリの自然史 1 ウミユリという生きもの 2 棘皮動物の世界 3 再生する腕 第3章 生物の栄枯盛衰——カンブリア爆発から大量絶滅へ 1 多細胞動物の出現 2 爆発した世界 3 多様性の系譜 4 史上最大の大量絶滅 5 プレートテクトニクスとワラス線 第4章 これからの古生物学——すべてはフィールドから 1 古生物学とはどのような学問か 2 古生物学の魅力 3 これからの古生物学 4 研究を取り巻く状況 参考文献 おわりに 索引
化石とはなにか——それぞれの時代を生きた人々が化石をどのように認識していたのかを丹念に跡づける.進化論のダーウィン,弄石家の木内石亭,天才レオナルド・ダ・ヴィンチ,そして哲学者アリストテレス……現代から古代まで,時代をさかのぼりながら,化石をめぐる物語を読み解こう. 第1章 化石とはなにか 第2章 化石をめぐる時間 第3章 日本にやってきた化石研究者 第4章 近代的化石観のなかで——19世紀 第5章 自然の遊び・自然の冗談——18世紀 第6章 時を越えた天才——16−17世紀 第7章 混沌と黎明——16世紀 第8章 すべての始まり——中世と古代 第9章 化石の自然史
古生物学から生物学へ——博物学の時代から遺伝子の時代まで,その歴史をたどりながら、植物の進化に迫る.さまざまな化石の魅力を紹介し,シダ植物,裸子植物,被子植物の多様化の過程を跡づける.古生物から生物学へと長い時間軸で展開される壮大なスケールのナチュラルヒストリー. はじめに 第1章 植物化石と古植物学 第2章 分類と進化 第3章 陸上植物の初期進化 第4章 多様化する維管束植物 第5章 種子の誕生 第6章 シダ植物の多様化 第7章 裸子植物の多様化 第8章 被子植物の台頭 第9章 変化する地球環境と生態系 古植物学関連の主要参考書 参考文献 おわりに 植物(陸上植物)の分類表 The Natural History of Fossil Plants Harufumi NISHIDA